JP5574208B1 - ブレース上部取付金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ブレースの上端部を吊ボルトに簡単かつ適切に連結し得るブレース上部取付金具を提供する。
【解決手段】ブレース上部取付金具1を、吊ボルトdに外嵌する受金具2と、ブレースfの上端部が固定され、受金具2に回動可能に保持される押金具3とによって構成する。そして、受金具2に、吊ボルトdに当接する受圧面12を配設するとともに、押金具3に、押圧縁部33と非押圧縁部34とを配設し、押圧縁部33が回動軸21の高さとなるよう押金具3のブレース固定部側を下方回動させると、受金具2が吊ボルトdに対して上下動不能となる固定状態となり、非押圧縁部34が回動軸21の高さとなる角度となるように押金具3のブレース固定部側を上方回動させると、受金具2が吊ボルトdに対して上下動可能となる固定解除状態となるよう構成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、天井構造にあって、ブレースの上端部を吊ボルトに連結するブレース上部取付金具に関する。
一般的な天井構造では、天井板を支持する天井板支持枠が、吊ボルトの下端に連結されて吊持される。また、多くの場合、かかる天井構造では、耐震性を高めるために、吊ボルト上部と天井板支持枠との間にブレースが架設される(例えば、特許文献1)。
従来、ブレースの上端部を吊ボルトに連結するためのブレース上部取付金具は、吊ボルトに対する固定構造が相違する複数の製品が提案されている(例えば、特許文献2〜4)。
例えば、特許文献2のブレース上部取付金具は、吊ボルトを挟持した二枚の金属板をねじで締結することにより、吊ボルトの所定高さに固定し得るよう構成されたものである。また、特許文献3のブレース上部取付金具は、四本の爪部を吊ボルトの外周部に係止することにより、吊ボルトの所定高さに固定し得るよう構成されたものである。また、特許文献4のブレース上部取付金具は、二本の係止片を吊ボルトの一側に引っ掛けた状態で、ブレースの先端に取り付けられたボルト部を他側から螺進させて、係止片とボルト部によって吊ボルトを挟持することで、吊ボルトの所定高さに固定し得るよう構成されたものである。
特開2012−1954号公報 意匠登録1144682号公報 特開2008−111292号公報 特開2011−52481号公報
ところで、特許文献2のブレース上部取付金具は、二枚の金属板をねじで締結して吊ボルトに固定する構造であるため、ブレース上部取付金具を吊ボルトの上部に固定するために、作業者が吊ボルトの上部まで上っていって締結作業を行わなくてはならず、ブレースの連結作業が煩雑であるという問題がある。
これに対して、特許文献3のブレース上部取付金具は、吊ボルトに固定する前にブレース上部取付金具にブレースを固定しておけば、長尺なブレースの下部を持って作業を行うことで、作業者は吊ボルトの上部まで上らなくてもブレース上部取付金具を吊ボルトに固定できる。しかしながら、かかるブレース上部取付金具は、強めの負荷が加わった時に爪部と吊ボルトの係合が外れやすく、他のブレース上部取付金具に比べて連結強度が劣るという問題がある。
また、特許文献4のブレース上部取付金具も、先にブレース上部取付金具にブレースを固定しておけば、長尺なブレースの下部を持って作業を行うことで、吊ボルトの上部まで上ることなく、ブレース上部取付金具を吊ボルトに固定できる。しかしながら、かかるブレース上部取付金具は、ボルト部を螺進させて吊ボルトを挟持する構成であるため、吊ボルトを適切に挟持するための適切なトルクが分かり難く、吊ボルトの固定が不十分となったり、ボルト部を締め付け過ぎて、吊ボルトや金具を破損させたりするおそれがある。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであり、ブレースの連結作業が簡単であり、なおかつ、ブレースの上端部を吊ボルトに適切に連結可能なブレース上部取付金具の提供を目的とする。
本発明は、ブレースの上端部を吊ボルトに連結するブレース上部取付金具であって、一側部に折返し部が形成され、かつ間隔をおいて水平方向に対向配置される一対の側板部を具備する受金具と、前記一対の側板部間に、水平方向の回動軸を中心に回動可能に保持される回動部と、該回動部から一側へ延出するブレースの上端部を固定するブレース固定部とを具備する押金具とを備えてなり、受金具は、折返し部の内側に、吊ボルトに当接することとなる受圧面を備え、押金具の回動部の他側に位置する周縁部には、押圧縁部と、該押圧縁部の片側に形成される非押圧縁部とが形成されており、吊ボルトを前記一対の側板部の間に内嵌させて、該吊ボルトを、受金具の折返し部と押金具との間に配置した状態で、押圧縁部が前記回動軸の高さとなる角度となるよう押金具のブレース固定部側を下方へ回動させると、押金具の押圧縁部と受金具の受圧面によって吊ボルトが挟持されて、受金具が吊ボルトに対して上下動不能となる固定状態となり、非押圧縁部が前記回動軸の高さとなる角度となるよう押金具のブレース固定部側を上方へ回動させると、非押圧縁部により吊ボルトが押金具と受金具に挟持されず、受金具が吊ボルトに対して上下動可能となる固定解除状態となるよう構成されていることを特徴とするブレース上部取付金具である。
かかる構成にあっては、ブレース上部取付金具を吊ボルトに外嵌した状態で、押金具を回動することで、ブレース上部取付金具を、吊ボルトに沿って上下動可能な固定解除状態と、上下動不能な固定状態とに変換できる。ここで、押金具にはブレースの上端部を固定するため、押金具は、直接回動させなくても、押金具に固定したブレースを回動操作することで回動させることができる。したがって、本発明にあっては、まず、ブレース上部取付金具を吊ボルトの下部に外嵌させ、しかる後に、ブレースを持ってブレース上部取付金具を吊ボルトに沿って上昇させ、ブレース上部取付金具を所望の高さまで上昇させた段階で、ブレースを回動操作してブレース上部取付金具を固定状態にすれば、ブレース上部取付金具を吊ボルトの所定高さに固定して、ブレースの上端部をブレースの所要の高さに連結することができる。
このように、本発明のブレース上部取付金具では、ブレース上部取付金具を吊ボルトの上部まで上昇させたり、ブレース上部取付金具を吊ボルトの上部に固定したりする作業は、ブレース上部取付金具に固定したブレースを操作することで可能であるため、作業者は、吊ボルトの上部まで上らずに、ブレースの上端部を吊ボルトの上部に連結できる。
また、本発明のブレース上部取付金具は、受金具と押金具とによって、吊ボルトを四方から囲んだ状態で両側から挟持することで、吊ボルトに対して固定する構成であるため、吊ボルトの外周面に爪部を引っ掛けるだけのブレース上部取付金具(上記特許文献3参照)に比べて、ブレースの上端部を吊ボルトに対して強固に連結できるという利点がある。
また、本発明のブレース上部取付金具は、固定状態となる角度に押金具を回動しさえすれば、押金具と受金具で吊ボルトを適切な力で挟持できるため、吊ボルトに対する固定強度が安定なものとなる。したがって、本発明では、吊ボルトとの固定強度が不十分となったり、吊ボルトを挟持する力が強すぎて、吊ボルトや金具を破損させたりすることがない。
本発明の具体的な構成としては、押圧縁部は、前記回動軸を中心とする略円弧状をなしており、非押圧縁部は、押圧縁部よりも前記回動軸からの長さが短く設定されている構成が提案される。
かかる構成にあっては、受金具の受圧面と押金具との間隔が、押圧縁部が回動軸の高さにある状態で比較的狭くなり、非押圧縁部が回動軸の高さにある状態で比較的広くなるため、比較的簡単な構成によって固定状態と固定解除状態を実現可能となる。また、かかる構成では、略円弧状の押圧縁部が回動軸の高さにある固定状態では、受圧面と押圧縁部の間隔が略一定となるため、吊ボルトを略一定の力で挟持できるという利点がある。
また、本発明にあっては、ブレース上部取付金具が固定状態である時に、ブレースが吊ボルトに対して適切な角度となるように、ブレース固定部に対するブレースの固定角度を限定する必要がある。具体的な構成としては、押金具のブレース固定部は、ブレースの上端部を押金具に対して所定角度で固定するよう構成されており、ブレース固定部に固定されるブレースの長手方向と鉛直方向がなす角度が、45°を含む所定角度範囲となった時に、前記固定状態となるよう構成され、60°〜90°の角度の範囲で固定解除状態となるように構成されていることが提案される。既存の天井構造では、多くの場合、吊ボルトに対して45°の角度、すなわち、鉛直方向に対して45°の角度でブレースを架設するため、上記構成とすれば、本発明のブレース上部取付金具を多くの天井構造に対応させることができる。
また、本発明にあっては、押金具は、間隔を置いて対向配置される一対の平板部を備え、押圧縁部は、各平板部の側縁によって構成されており、前記固定状態では、押圧縁部を構成する各平板部の側縁が、吊ボルトを受圧面側に押圧することが提案される。
かかる構成にあっては、ブレース上部取付金具の固定状態で、押圧縁部によって、吊ボルトを二箇所で押圧することとなるから、押圧縁部と受圧面とによって吊ボルトを一層安定に挟持できるという利点がある。
また、本発明にあっては、前記回動軸は、押金具に配設されており、受金具の各側板部には、前記回動軸を軸支するための軸孔と、該軸孔と側板部の周縁とを連通させる案内溝孔とが形成されており、前記回動軸を、側板部の周縁から案内溝孔に挿入して、案内溝孔を介して前記軸孔に内嵌させ得るよう構成されていることが提案される。
かかる構成にあっては、受金具を吊ボルトに外嵌させた状態で、受金具に対して押金具を容易に組み付け可能となるため、ブレース上部取付金具を吊ボルトに容易に装着可能となる。
また、本発明にあっては、前記回動軸は、押金具に配設されており、受金具の各側板部には、前記回動軸を軸支するための軸孔と、前記回動軸を内嵌させ得る回動軸仮保持孔と、前記軸孔と回動軸仮保持孔とを連通させる溝孔とが形成されており、回動軸仮保持孔は、前記軸孔よりも受圧面から離れた位置に形成されており、回動軸仮保持孔に内嵌させた前記回動軸を、前記溝孔を介して前記軸孔に内嵌させ得るよう構成されていることが提案される。
かかる構成にあっては、回動軸を回動軸仮保持孔に内嵌した状態では、回動軸を軸孔に内嵌した状態に比べて、受圧面と押金具の間隔が広がるため、かかる状態で、ブレース上部取付金具を吊ボルトに沿って上昇させれば、回動軸を軸孔に内嵌させた状態に比べて、ブレース上部取付金具をスムーズに上昇させることが可能となる。
また、本発明にあっては、受金具の受圧面には、前記固定状態で、吊ボルトの外周面に形成されるねじ山と嵌合する溝形状が形成されていることが提案される。
かかる構成にあっては、ブレース上部取付金具の固定状態では、受圧面が吊ボルトの外周面に嵌合することで、受金具が吊ボルトの上下方向に強固に固定されることとなるが、一方で、ブレース上部取付金具は、固定状態であっても、受圧面を吊ボルトのねじ山に沿って摺動させることで、吊ボルトを中心に水平回動できる。このため、かかる構成によれば、ブレースの上端部を吊ボルトの所定高さに連結した状態で、ブレースを水平回動させて、ブレースの下端部の位置を調整することが可能となる。
また、本発明にあっては、受金具と押金具とに、固定解除状態となる押金具の所定回動角度で相互に係合して、押金具を該所定回動角度に係止する一対の係合部が設けられていることが提案される。
かかる構成にあっては、押金具を前記所定回動角度に係止することで、押金具と、押金具に固定したブレースの姿勢を安定させることができるため、押金具をかかる回動角度に係止した状態でブレース上部取付金具を吊ボルトに沿って上昇させれば、ブレース上部取付金具をスムーズに上昇させることができる。
以上に述べたように、本発明のブレース上部取付金具によれば、作業者が吊ボルトの上部まで上ることなく、ブレースの上端部を吊ボルトの上部に簡単に連結することができる。また、かかるブレース上部取付金具では、吊ボルトとの固定強度が、安定で、なおかつ、十分高いものとなる。したがって、本発明によれば、従来のブレース上部取付金具の長所を全て兼ね備えた優れたブレース上部取付金具を実現できる。
実施例1のブレース上部取付金具1を用いた天井構造を示す説明図である。 実施例1のブレース上部取付金具1の側面図であり、(a)は受金具2と押金具3を組み付けた状態を示し、(b)は受金具2と押金具3を分離した状態を示す。 ブレース上部取付金具1の平面図であり、(a)は受金具2と押金具3を組み付けた状態を示し、(b)は受金具2と押金具3を分離した状態を示す。 (a)は受金具2の平面図であり、(b)は受金具2の側面図であり、(c)は受金具2の中央縦断側面図である。 (a)は押金具3の側面図であり、(b)は押金具3の中央縦断側面図であり、(c)は(b)中のA−A線断面図である。 ブレース上部取付金具1の(a)固定状態と、(b)固定解除状態とを示す側面図である。 ブレース上部取付金具1の(a)固定状態と、(b)固定解除状態とを示す平面図である。 押金具3の回動角度と、ブレース上部取付金具1の固定状態との対応関係を示す説明図である。 実施例1のブレース上部取付金具1を用いて、ブレースfの上端部を吊ボルトdに連結する手順を示す説明図である。 図9から続く、実施例1のブレース上部取付金具1を用いて、ブレースfの上端部を吊ボルトdに連結する手順を示す説明図である。 実施例2のブレース上部取付金具1aの側面図であり、(a)は受金具2aと押金具3を組み付けた状態を示し、(b)は受金具2aと押金具3を分離した状態を示す。 実施例2に係る受金具2aの中央縦断側面図である。 実施例2のブレース上部取付金具1aを用いて、ブレースfの上端部を吊ボルトdに連結する手順を示す説明図である。 実施例3のブレース上部取付金具1bの側面図であり、(a)は受金具2bと押金具3aを組み付けた状態を示し、(b)は受金具2bと押金具3aを分離した状態を示す。 実施例3のブレース上部取付金具1bを用いて、ブレースfの上端部を吊ボルトdに連結する手順を示す説明図である。
本発明の実施形態を、以下の実施例に従って説明する。
図1は、本実施例のブレース上部取付金具1を用いた天井構造の施工例である。かかる天井構造は、杆状の天井下地材を格子状に組み付けてなる天井支持枠aと、該天井支持枠aの下部に支持された天井板bと、上端部を天井スラブcに埋設されて鉛直方向に垂下する吊ボルトdと、天井支持枠aを吊ボルトdの下端部に連結するハンガーeとを備えている。そして、かかる天井構造には、補強用のブレースfが配設される。ブレースfは、吊ボルトdの上部とハンガーeとの間に、鉛直方向に対して約45°の角度で架設される。ブレースfの上端部は、本実施例のブレース上部取付金具1を介して吊ボルトdの上部に連結される。また、ブレースfの下端部は、公知のブレース下部取付金具gを介して天井支持枠aとハンガーeに連結される。かかる天井構造は、本発明に係るブレース上部取付金具1を除き、既存の天井構造の構成を広く採用可能であるため、詳細な説明は省略する。
ブレース上部取付金具1は、図2,3に示すように、吊ボルトdに外嵌する受金具2と、ブレースfの上端部が固定されるとともに、該受金具2に回動可能に保持される押金具3とによって構成される。受金具2と押金具3は、図2,3に示すように、脱着可能に構成されており、受金具2を吊ボルトdに外嵌させた状態で、受金具2に押金具3を組み付けることで、ブレース上部取付金具1を吊ボルトdに装着し得るよう構成されている。
受金具2は、図4に示すように、金属板片を中央部で平面視略U字状に折り返してなるものであり、平面視略U字状に湾曲する折返し部10と、該折返し部10を介して水平方向に対向配置される一対の側板部11とで構成される。
折返し部10は、図4に示すように、半円筒形状をなしており、その内周面を、吊ボルトdの外周面と当接する受圧面12としている。受圧面12の内径は、吊ボルトdの外径と略等しく設定されており、また、受圧面12には、吊ボルトdの外周面に形成された雄ネジと嵌合可能な、雌ネジ状の溝形状が形成されている。
側板部11,11は、図4に示すように、折返し部10の各端縁から水平方向に延出する平板状部分である。両側板部11,11は、水平方向に間隔をおいて対向配置されて、側板部11,11の間に、押金具3を保持する一定間隔の保持間隙13を形成している。保持間隙13は、吊ボルトdの外径よりもわずかに幅広に設定されており、吊ボルトdを保持間隙13に内嵌させて、折返し部10の受圧面12に当接させ得るよう構成されている。また、側板部11,11には、押金具3を軸支するための軸孔14が、両側板部11と直交する方向に貫設される。また、両側板部11には、軸孔14と、側板部11の下縁とを連通させる案内溝孔15が形成される。この案内溝孔15は軸孔14の径と略同幅の溝孔であり、押金具3に設けられた回動軸21(図5参照)を、この案内溝孔15を介して、側板部11の下縁から軸孔14に内嵌させ得るよう構成されている。
また、両側板部11,11の上縁には、折返し部10の近傍に、わずかに内側に突出する一対の係止爪16,16が形成される。この係止爪16,16の間隔は、吊ボルトdの径よりもわずかに幅狭に設定されており、保持間隙13に内嵌させた吊ボルトdを、係止爪16,16を外側に弾性変形させるようにして折返し部10側に押し入れると、係止爪16によって、受金具2が吊ボルトdから脱落しないように係止される。
押金具3は、図5に示すように、板状をなす押金具本体20と、回動軸21を形成するピン22とによって構成される。押金具本体20は、金属板片を中央部で断面略コ字状に折り返して、折り返した一対の平板部23,23を、両板面が水平対向するように間隔をおいて平行配置してなるものである。この押金具本体20は、受金具2の保持間隙13に保持され得るよう、保持間隙13よりもわずかに薄幅な形状をなしている。
押金具本体20は、図5(a)に示すように、受金具2の保持間隙13に回動可能に保持される回動部25と、該回動部25から延出するブレース固定部26とで構成される。
ブレース固定部26には、ブレースfの上端部が固定される。具体的には、ブレース固定部26は、押金具3の回動軸21から放射方向に延びる矩形状をなしている。ブレースfの上端部は、タッピンねじhを挿通するねじ挿通孔28,28が形成されており、図2,3に示すように、ブレースfの上端部をブレース固定部26に外嵌してタッピンねじhで螺着することで、押金具3に対してブレースfが一定角度で固定される。
回動部25には、図5(c)に示すように、両平板部23,23を厚み方向に貫通するピン挿通孔31が形成されており、該ピン挿通孔31に回動軸21を形成するピン22が嵌着される。ピン22は、2つの金属片をかしめてなるものであり、両平板部23を貫通して両平板部23の外側に突出する回動軸21と、該回動軸21の両端に形成される頭部32,32とで構成される。
回動部25の周縁部からは、上述のようにブレース固定部26が延成される。また、回動部25のその他の周縁部には、側面視円弧状をなす押圧縁部33が形成される。この押圧縁部33の円弧形状は、回動軸21を中心とするものである。回動軸21から押圧縁部33までの長さRは、押圧縁部33を回動軸21と同じ高さにした時に、回動軸21の高さ位置で、押圧縁部33と受圧面12とによって吊ボルトdが挟持されることとなる長さに設定される。これに対して、回動部25の周縁部の、押圧縁部33の両側には、押圧縁部33よりも回動軸21からの長さが短い非押圧縁部34が形成される。
かかるブレース上部取付金具1は、図6(a),図7(a)に示すように、受金具2と押金具3を組み付けて吊ボルトdに装着した状態にあって、回動軸21の高さに押圧縁部33が位置するように押金具3を、図6(b)の位置から図6(a)の位置となるよう下方へ回動させると、ブレース上部取付金具1は、受金具2が吊ボルトdに対して上下動不能な固定状態となる。具体的には、かかる固定状態では、回動軸21の高さ位置で、受圧面12と押金具3の間隔が狭くなることで、受圧面12と押圧縁部33とによって吊ボルトdが挟持され、吊ボルトdの外周面が受圧面12と密接することにより、受金具2が吊ボルトdに対して上下動不能となる。なお、かかる固定状態では、受圧面12の溝形状が吊ボルトdのねじ山と嵌合することとなるが、吊ボルトdのねじ山に沿って受圧面12を摺動させることで、受金具2を、吊ボルトdを中心に水平回動させることはできる。
これに対して、図6(b),図7(b)に示すように、ブレース上部取付金具1を装着した状態にあって、回動軸21の高さに非押圧縁部34が位置するように押金具3を上方へ回動させると、ブレース上部取付金具1は、吊ボルトdに沿って受金具2を上下動可能な固定解除状態となる。具体的には、かかる固定解除状態では、非押圧縁部34の方が押圧縁部33よりも回動軸21からの長さが短い分だけ、回動軸21の高さ位置で、受金具2と押金具3の間隔が固定状態よりも広くなり、受金具2と押金具3によって吊ボルトdが挟持されなくなることで、受金具2を吊ボルトdに沿って上下動可能となる。
本実施例では、押金具3の押圧縁部33の円弧形状は、図5に示すように、ブレース固定部26に固定されるブレースfの長手方向Lに対して、回動軸21を中心に30°〜60°の回転角度範囲で形成されている。そして、これにより、図8に示すように、ブレースfの長手方向と鉛直方向との角度が30°〜60°である時に、押圧縁部33が回動部25と同じ高さに位置してブレース上部取付金具1が固定状態となり、ブレースfの長手方向と鉛直方向との角度が60°〜90°の範囲では、非押圧縁部34が回動軸21の高さに位置して、ブレース上部取付金具1が固定解除状態となるよう構成されている。尚、本実施例では、ブレースfの長手方向と鉛直方向との角度が0°〜30°(権利範囲外)でも固定解除状態となるよう構成されている。
このように、本実施例では、ブレース上部取付金具1を吊ボルトdに装着した状態で、ブレース上部取付金具1に固定したブレースfを鉛直方向に対して60°〜90°の角度に回動させると、ブレース上部取付金具1が吊ボルトdに沿って上下動可能となり、ブレースfを鉛直方向に対して30°〜60°の角度に回動させると、ブレース上部取付金具1がその時点の高さに固定される。
なお、ブレース上部取付金具1の固定状態では、押金具3が吊ボルトdと圧接するため、押金具3を比較的回動させ難くなるが、押金具3に固定したブレースfを、押金具3を回動させる方向に操作すれば、固定状態であっても梃子作用によって押金具3を容易に回動させることができる。
次に、実施例のブレース上部取付金具1を用いて、ブレースfの上端部を吊ボルトdの上部に連結する具体的な作業手順について説明する。
まず、押金具3のブレース固定部26に、ブレースfの上端部を固定しておく。次に、図9(a)に示すように、受金具2を吊ボルトdの下部に外嵌させる。この時、吊ボルトdを、係止爪16,16の間に圧入することで、受金具2が吊ボルトdから脱落しないよう係止する。続いて、図9(b)に示すように、吊ボルトdに外嵌させた受金具2に対して、押金具3を回動可能に組み付ける。上述のように、押金具3の回動軸21は、案内溝孔15を介して側板部11の下縁から軸孔14に内嵌させることができる。
押金具3を受金具2に組み付けたら、図10(a)に示すように、ブレースfを、鉛直方向に対して60°〜90°の角度に保持して、ブレース上部取付金具1を固定解除状態とし、かかる角度を保持したままブレースfを上方に持ち上げる。この時、ブレース上部取付金具1は固定解除状態であるため、ブレースfの上昇とともに吊ボルトdに沿って上昇する。
ブレース上部取付金具1を吊ボルトdの所要高さまで上昇させたら、図10(b)に示すように、ブレースfを、鉛直方向に対して30°〜60°の角度となるよう回動操作して、ブレース上部取付金具1を固定状態にする。これにより、受金具2がその時点の吊ボルトdの高さ位置に固定されて、ブレースfの上端部が吊ボルトdに連結される。
上述のように、ブレースfの上端部を吊ボルトdに連結したら、ブレースfの下端部側を天井支持枠a等に連結することで、天井構造へのブレースfの架設が完了する。具体的には、ブレース上部取付金具1は、固定状態であっても、吊ボルトdを中心に水平回転可能であり、また、回動軸21を中心に押金具3を回動可能であるため、ブレースfの上端部付近を中心に、ブレースfを上下に傾動させたり、水平回動させたりすることで、ブレースfの下端部の位置を調整して、天井支持枠aに固定されたブレース下部取付金具gに螺着する。
以上のように、本実施例のブレース上部取付金具1では、ブレース上部取付金具1に固定したブレースfを把持して動かすことで、吊ボルトdの下部に装着したブレース上部取付金具1を、吊ボルトdの任意高さまで移動させて固定することができる。したがって、本実施例のブレース上部取付金具1によれば、作業者は、吊ボルトdの上部まで上ることなくブレースfの上端部を吊ボルトdの上部に連結することができる。
また、本実施例のブレース上部取付金具1は、受金具2と押金具3によって吊ボルトdを両側から挟持することにより吊ボルトdの所定高さに固定する構成であるため、ブレースfの上端部を吊ボルトdに比較的強固に連結できるという利点がある。
特に、本実施例では、図7(a)に示すように、押圧縁部33が二枚の平板部23の側縁によって形成されており、固定状態では、押圧縁部33を形成する各平板部23の側縁が、吊ボルトdを受圧面12に二箇所から押圧するよう構成されているから、押圧縁部33と受圧面12によって吊ボルトdを安定に挟持できるという利点がある。
また、本実施例では、押圧縁部33が、回動軸21を中心とする円弧状をなしているから、押圧縁部が回動軸の高さにある固定状態では、受圧面12と押圧縁部33の間隔が一定となり、受圧面12と押圧縁部33で吊ボルトdを一定の力で挟持できるという利点がある。
また、本実施例では、押金具3を回動させてブレース上部取付金具1を固定状態にすれば、押圧縁部33と受圧面12によって吊ボルトdが適切な力で挟持されるよう構成されているから、吊ボルトdに対してブレース上部取付金具1を常に適切な強度で固定できるという利点がある。
また、本実施例では、側板部11に形成された案内溝孔15を介して、側板部11の下縁から軸孔14に、押金具3の回動軸21を内嵌させ得るよう構成しているため、ねじの締結作業等を行うことなく、ブレース上部取付金具1を、吊ボルトdに対して容易に装着できるという利点がある。
また、上記実施例では、受圧面12に、吊ボルトdの外周面に形成されるねじ山と嵌合可能な雌ネジ形状が形成されているため、ブレース上部取付金具1の固定状態で、ブレース上部取付金具1の上下動を阻止しつつ、吊ボルトdを中心にブレース上部取付金具1を水平回動させることが可能となる。
本実施例は、実施例1に係る受金具2の構成を一部変更したものである。なお、以下の説明では、実施例1と構成の相違する部分のみ説明し、実施例1と共通する構成については、文中及び図中で、実施例1と共通符号を付して説明を省略する。
本実施例の受金具2aは、図11,12に示すように、側板部11の下縁側に係止爪16aが形成されており、受金具2aを吊ボルトdに外嵌した時に、受金具2aの下縁側が、吊ボルトdに対して係止されるよう構成される。
また、図12に示すように、本実施例では、受金具2aの受圧面12aには、上部にのみ雌ネジ上の溝形状が形成され、受圧面12aの残りの部分は平滑面となっている。本発明に係る受圧面の溝形状は、本実施例のように一部に形成するのみであってもかまわない。
そして、本実施例にあっては、軸孔14と側板部11の下縁とを連通させる案内溝孔15の中途部位を切り欠くことにより、回動軸21を一時的に内嵌保持可能な回動軸仮保持孔17が形成される。回動軸仮保持孔17は、軸孔14に比べて受圧面12aから離れた位置に形成されており、回動軸21を回動軸仮保持孔17に内嵌した状態では、回動軸21を軸孔14に内嵌した状態に比べて、受圧面12aと押金具3の間隔が広くなる。そして、このように、回動軸21を回動軸仮保持孔17に内嵌した状態では、押圧縁部33が回動軸21の高さに位置する角度に押金具3を回動させた場合でも、受金具2aと押金具3によって吊ボルトdが挟持されず、ブレースfの長手方向と鉛直方向のなす角度にかかわらず、受金具2aを吊ボルトdに沿って上下動可能となるよう構成されている。
上記実施例1のブレース上部取付金具1は、図10(a)に示すように、回動軸21を受金具2の軸孔14に内嵌させた状態で、吊ボルトdに沿って上昇させる。これに対して、本実施例のブレース上部取付金具1aは、図13(a)に示すように、回動軸21を回動軸仮保持孔17に内嵌させた状態で、吊ボルトdに沿って上昇させることも可能となる。回動軸21を回動軸仮保持孔17に内嵌させた状態で上昇させる場合には、軸孔14に内嵌させて上昇させる場合に比べて、受圧面12aと押金具3の間隔が広くなる分だけ、受金具2aや押金具3が吊ボルトdと接触し難くなり、ブレース上部取付金具1aをスムーズに上昇させられるという利点がある。また、ブレースfの長手方向と鉛直方向のなす角度にかかわらず、ブレース上部取付金具1aを上昇させることができるから、押金具3やブレースfの回動角度に気を遣うことなく、ブレース上部取付金具1aを吊ボルトdの上部まで押し上げられるという利点もある。
また、本実施例のブレース上部取付金具1aでは、側板部11の下縁側に係止爪16aが形成されているため、図13(a)に示すように、押金具3を持ち上げて受金具2aを吊ボルトdに沿って上昇させる時に、受金具2aが、係止爪16a付近を中心に、受圧面12aを吊ボルトdから離間させるよう傾動する。このように、かかる構成によれば、受金具2aを吊ボルトdに沿って上昇させる時に、受圧面12aが吊ボルトdから離間して、吊ボルトdの外周面と擦れ難くなるため、受金具2aを吊ボルトdに沿って、よりスムーズに上昇させられるという利点がある。
図13(a)のように、回動軸21を回動軸仮保持孔17に内嵌させた状態で、ブレース上部取付金具1aを吊ボルトdの所望の高さまで上昇させた場合は、図13(b)に示すように、ブレースfを操作することによって、回動軸21を回動軸仮保持孔17から脱落させ、該回動軸21を案内溝孔15に沿って軸孔14まで移動させて、軸孔14に内嵌させる。すなわち、本発明に係る軸孔と回動軸仮保持孔を連通する溝孔は、案内溝孔15によって構成される。そして、回動軸21を軸孔14に内嵌した後は、実施例1と同様に、ブレースfを、鉛直方向に対して30°〜60°の角度となるよう回動操作すれば、ブレース上部取付金具1aが固定状態になって、ブレースf上端部の吊ボルトdへの連結が完了する。
本実施例は、実施例1から、受金具2及び押金具3の構成を一部変更したものである。なお、以下の説明では、実施例1,2と構成の相違する部分のみ説明し、実施例1,2と共通する構成については、文中及び図中で、実施例1,2と共通符号を付して説明を省略する。
本実施例のブレース上部取付金具1bは、押金具3aの平板部23に、外側に突出するボス状の係合突部35が形成され、受金具2bの側板部11には、係合突部35と嵌合可能な円形孔状の係合穴部18が貫設される。そして、本実施例にあっては、図15(a)に示すように、押金具3aに固定したブレースfが、鉛直方向に対して約80°となるように押金具3aを回動した時に、係合突部35と係合穴部18が、回動軸21の方向に重なり合って嵌合するよう構成されている。かかる嵌合状態では、係合突部35と係合穴部18が押金具3aの回動方向に係合することで、受金具2bに対する押金具3aの回動が規制されるため、押金具3aに一定以上のトルクを加えて係合穴部18から係合突部35を脱落させなければ、押金具3aを回動不能となる。すなわち、本実施例にあっては、係合穴部18と係合突部35によって、本発明に係る一対の係合部が構成される。
このように、本実施例のブレース上部取付金具1bは、ブレースfの長手方向と鉛直方向との角度を約80°にした時に、係合突部35と係合穴部18によって押金具3aが当該回動角度に係止される。そして、このように押金具3aの回動が規制されることで、押金具3aに固定されたブレースfの姿勢は安定なものとなる。ここで、押金具3aが係止される回動角度は、ブレース上部取付金具1bが固定解除状態となる回動角度であるから、本実施例では、図15(a)に示すように、ブレース上部取付金具1bを吊ボルトdに沿って上昇させる時に、押金具3aを上記回動角度に係止しておけば、ブレースfを安定な姿勢に保持した状態で、ブレース上部取付金具1bを吊ボルトdに沿ってスムーズに上昇させることができる。
そして、図15(a)のように、押金具3aの回動を規制した状態で、ブレース上部取付金具1aを吊ボルトdの所望の高さまで上昇させた後は、図15(b)に示すように、係合突部35と係合穴部18による回動規制に逆らって、ブレースfを、鉛直方向に対して30°〜60°の角度となるよう回動操作すれば、ブレース上部取付金具1aが固定状態になって、ブレースf上端部の吊ボルトdへの連結が完了する。
なお、本発明のブレース上部取付金具は、上記実施例の形態に限らず本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加えることができる。例えば、本発明のブレース上部取付金具は、上記実施例の天井構造に限らず、補強用のブレースを吊ボルトに連結する天井構造全般に使用可能である。
また、上記実施例では、受金具2に形成された軸孔に、押金具3に配設された回動軸を内嵌させることにより、押金具3を受金具2に回動可能に保持しているが、かかる構成に替えて、受金具側に回動軸を形成し、押金具側に軸孔を形成するようにしてもよい。
1,1a,1b ブレース上部取付金具
2,2a,2b 受金具
3,3a 押金具
10 折返し部
11 側板部
12,12a 受圧面
13 保持間隙
14 軸孔
15 案内溝孔(溝孔)
16,16a 係止爪
17 回動軸仮保持孔
18 係合穴部(係合部)
20 押金具本体
21 回動軸
22 ピン
23 平板部
25 回動部
26 ブレース固定部
28 ねじ挿通孔
31 ピン挿通孔
32 頭部
33 押圧縁部
34 非押圧縁部
35 係合突部(係合部)
a 天井支持枠
b 天井板
c 天井スラブ
d 吊ボルト
e ハンガー
f ブレース
g ブレース下部固定金具
h タッピンねじ

Claims (5)

  1. ブレースの上端部を吊ボルトに連結するブレース上部取付金具であって、
    一側部に折返し部が形成され、かつ間隔をおいて水平方向に対向配置される一対の側板部を具備する受金具と、
    前記一対の側板部間に、水平方向の回動軸を中心に回動可能に保持される回動部と、該回動部から一側へ延出するブレースの上端部を固定するブレース固定部とを具備する押金具と
    を備えてなり、
    受金具は、折返し部の内側に、吊ボルトに当接することとなる受圧面を備え、
    押金具の回動部の他側に位置する周縁部には、押圧縁部と、該押圧縁部の片側に形成される非押圧縁部とが形成されており、
    吊ボルトを前記一対の側板部の間に内嵌させて、該吊ボルトを、受金具の折返し部と押金具との間に配置した状態で、
    押圧縁部が前記回動軸の高さとなる角度となるよう押金具のブレース固定部側を下方へ回動させると、押金具の押圧縁部と受金具の受圧面によって吊ボルトが挟持されて、受金具が吊ボルトに対して上下動不能となる固定状態となり、
    非押圧縁部が前記回動軸の高さとなる角度となるよう押金具のブレース固定部側を上方へ回動させると、非押圧縁部により吊ボルトが押金具と受金具に挟持されず、受金具が吊ボルトに対して上下動可能となる固定解除状態となるよう構成されていることを特徴とするブレース上部取付金具。
  2. 押圧縁部は、前記回動軸を中心とする略円弧状をなしており、
    非押圧縁部は、押圧縁部よりも前記回動軸からの長さが短く設定されていることを特徴とする請求項1に記載のブレース上部取付金具。
  3. 押金具のブレース固定部は、ブレースの上端部を押金具に対して所定角度で固定するよう構成されており、
    ブレース固定部に固定されるブレースの長手方向と鉛直方向がなす角度が、45°を含む所定角度範囲となった時に、前記固定状態となるよう構成され、60°〜90°の角度の範囲内で固定解除状態となるように構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のブレース上部取付金具。
  4. 受金具の受圧面には、前記固定状態で、吊ボルトの外周面に形成されるねじ山と嵌合する溝形状が形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のブレース上部取付金具。
  5. 受金具と押金具とに、固定解除状態となる押金具の所定回動角度で相互に係合して、押金具を該所定回動角度に係止する一対の係合部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のブレース上部取付金具。
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