JP5437013B2 - 出隅用幅木 - Google Patents

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Description

本発明は、一方の足場板の桁側端部にこれと直交する他方の足場板の妻側端部が接続された仮設足場のコーナー部においてその出隅部となる前記一方の足場板の妻側端部に設置する出隅用幅木に関する。
仮設足場での作業においては、作業者の手にしたボルト・ナット、金具等の種々の作業用部品や工具類、足元に置いた各種資材や用具類等を誤って落下させ、事故につながるという危険性が常に付きまとう。そこで、足場板の桁側端部には桁側幅木を取り付け、また足場板の妻側端部には妻側幅木を取り付けるようになっている。
ところで、桁側幅木としては、従来より足場板の桁側端部に沿って簡単容易に設置できるようにしたものが種々提供されているが、特に、一方の足場板の桁側端部にこれと直交する他方の足場板の妻側端部が接続された仮設足場のコーナー部において、その出隅部となる足場板の妻側端部に出隅用幅木を設置するのに、従来では、その出隅用幅木の両端部を、隣接する桁側幅木の端部に夫々ワイヤー等でつなぎ止めることによって固定するようにしているため、その出隅用幅木の設置作業に手間がかかる上に、その取外し作業も非常に面倒であった。
本発明は、上記の事情に鑑み、仮設足場のコーナー部においてその出隅部となる足場板の妻側端部に簡単容易に設置できるようにした出隅用幅木を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための手段を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明は、一方の足場板Paの桁側端部にこれと直交する他方の足場板Pbの妻側端部が接続された仮設足場のコーナー部においてその出隅部となる前記一方の足場板Paの妻側端部に設置する出隅用幅木1であって、前記一方の足場板Paの妻側端部上に起立姿勢に載置される幅木本体3を有し、幅木本体3の一端部には、端部枠7を、幅木本体3の高さ方向中央部位で水平支軸8の周りに回転可能に設けると共に、端部枠7を定位置に固定する固定手段9を設け、この端部枠7には、前記一方の足場板Paの桁側端部上に載置固定される桁側幅木2の端部を掴持する掴持フック4を水平方向に回転可能に設け、幅木本体3の他端部には、前記他方の足場板Pbの桁側端部上に載置固定される桁側幅木2の端部に嵌合して連結する連結金具5を設けてなることを特徴とする。
請求項2は、請求項1に記載の出隅用幅木において、幅木本体3の他端部には、前記他方の足場板Pbの桁側端部上に載置固定される桁側幅木2の端部に嵌合して連結する連結軸3を設けると共に、バネ33の付勢力によってピン先端部6oが前記桁側幅木2の側壁部に設けたピン孔32に突入するようにした固定ピン6を設けてなることを特徴としている。
請求項3は、請求項1又は2に記載の出隅用幅木において、端部枠7を定位置に固定する固定手段9は、バネ25の付勢力によってピン先端部16oを幅木本体3側から端部枠7の所要位置に設けたピン孔24に突入させるようにした回転防止ピン16からなることを特徴とする。
請求項4は、請求項1〜3の何れかに記載の出隅用幅木において、掴持フック4は、図4に示すように、水平板部10aの先端から垂直板部10bが下向きに突設されていて、水平板部10aの基端部が取付軸14により端部枠7の上端部に水平方向回転可能に取り付けられるL形のフック本体10と、垂直板部10を水平板部10aと平行に螺通する締付用螺軸11とからなるもので、フック本体10を前記桁側幅木2の上端部に乗せ掛けて締付用螺軸11を回すことにより、螺軸11の先端部を桁側幅木2の側壁部に押し付けて桁側幅木2の端部を掴持するようにしたことを特徴とする。
請求項5は、請求項1〜3の何れかに記載の出隅用幅木において、掴持フック4は、図9に示すように、基端部が取付軸14により幅木本体3の端部上面に水平方向回転可能に取り付けられる水平材41と、上端部に設けた前記水平材41の断面形状に対応する形状の貫通孔43に水平材41を嵌挿させることにより水平材41にスライド可能に取り付けられる垂直材42と、垂直材42の下端部を水平材41と略平行に螺通する締付用螺軸11とからなり、水平材41及び垂直材42を前記桁側幅木2の上端部に乗せ掛け、水平材41に沿って垂直材42をスライドさせて螺軸11先端部を桁側幅木2の側壁部に当接させた状態で、締付用螺軸11を締め込むことにより、垂直材42の貫通孔43が水平材41に対し噛み込み力を発生させて垂直材42をロックし、それによって桁側幅木2の端部を掴持するようにしたことを特徴とする。
請求項6は、請求項5に記載の出隅用幅木において、水平材41の先端部には、水平材41に嵌挿された垂直材42が水平材41から抜け出るのを防ぐ抜け止め部45を設けていることを特徴とする。
請求項7は、請求項5又は6に記載の出隅用幅木において、垂直材42の下部側は、桁側幅木2に近づくように上部側に対し傾斜していることを特徴とする。
請求項8は、請求項4〜7に記載の出隅用幅木において、図8の(a) に示すように、締付用螺軸11の先端部に、桁側幅木2の側壁部に当接する皿形の当て金35を回転可能に取り付けてなることを特徴とする。
請求項9は、請求項1〜3の何れかに記載の出隅用幅木において、掴持フック4は、図8の(b) に示すように、水平板部36aの先端から圧接用板部36bが下向きで斜め内向きに突設されていて、水平板部36aの基端部が取付軸14により端部枠7の上端部に水平方向回転可能に取り付けられるL形の板バネフック本体36からなるもので、板バネフック本体36を前記桁側幅木2の上端部に係嵌させて、この板バネフック本体36のバネ付勢力で桁側幅木2の端部を掴持するするようにしたことを特徴とする。
請求項10は、請求項1〜3の何れかに記載の出隅用幅木において、掴持フック4は、図8の(c) に示すように、水平部37aの先端から垂直部37bが下向きに突設され更に垂直部37bの先端から突端部37cが水平部37aと平行に内向きに突設されたフック本体37と、端部枠7の上端部に水平方向回転可能に取り付けられていて、フック本体37の水平部37aをスライド可能に支持するフック支持部材38と、フック本体37とフック支持部材38との間に介装されていて、フック本体37をその突端部37cが常時突出方向に引っ張られるように付勢するコイルバネ39とからなるもので、フック本体37を前記桁側幅木2の上端部に係嵌させ、前記バネ39の付勢力で桁側幅木2の端部を掴持するようにしたことを特徴とする。
上記解決手段による発明の効果を、後述する実施形態の参照符号を付して説明すると、請求項1に係る発明の出隅用幅木によれば、出隅部となる一方の足場板Paの妻側端部上に起立姿勢に載置される幅木本体3の一端部に、端部枠7を、幅木本体3の高さ方向中央部位で水平支軸8の周りに回転可能に設けると共に、端部枠7を定位置に固定する固定手段9を設け、この端部枠7には、一方の足場板Paの桁側端部上に載置固定される桁側幅木2の端部を掴持する掴持フック4を水平方向に回転可能に設け、幅木本体3の他端部には、他方の足場板Pbの桁側端部上に載置固定される桁側幅木2の端部に嵌合して連結する連結金具5を設けているから、幅木本体3の一端部の端部枠7にある掴持フック4を、幅木本体3の長手方向に延ばした状態で、足場板Paの桁側端部上に幅木本体3と直交する方向に載置固定されている桁側幅木2の上端部に乗せ掛けて、桁側幅木2の一端部を掴持すると共に、幅木本体3の他端部側にある連結金具5を、他方の足場板Pbの桁側端部上に設置されている桁側幅木2の端部に嵌合することによって、出隅用幅木1を簡単容易に設置することができる。従って、また、この出隅用幅木によれば、足場の設置状況によって幅木本体3の左右の位置関係や内外の位置関係が逆になっても、幅木本体3の一端部にある端部枠7を幅木本体3に対し反転させることで容易に対応が可能となる効果を奏する。更にこの出隅用幅木によれば、幅木本体3は、他方の足場板Pb側に設置されている桁側幅木2と同一軸状、つまり面一状に設置されるから、幅木本体3を足場板Paの妻側端部ぎりぎりの位置に載置できて、作業面積を有効に利用できる効果を奏する。
請求項2に係る発明によれば、幅木本体3の他端部に設けた固定ピン6を桁側幅木2のピン孔32に突入することにより、風圧等による幅木本体3の浮き上がりを防止できる。またこの固定ピン6は、バネ33の付勢力でピン先端部6oが桁側幅木2のピン孔32に突入するようになっているから、構造が簡単で、操作も容易となる。
請求項3に係る発明によれば、端部枠7を定位置に固定する固定手段9は、バネ25の付勢力でピン先端部16oを幅木本体3側から端部枠7の所要位置に設けたピン孔24に突入させるようにした回転防止ピン16からなるため、構造的に簡単で、操作も簡単容易となる。
請求項4に係る発明によれば、掴持フック4は、水平板部10a先端から垂直板部10bが下向きに突設されて、水平板部10aの基端部が取付軸14により端部枠7の上端部に水平方向回転可能に取り付けられるL形フック本体10と、垂直板部10bを水平板部6aと平行に螺通する締付用螺軸11とからなるもので、フック本体10を桁側幅木2の上端部に乗せ掛けて締付用螺軸11を回すことにより、螺軸11の先端部を桁側幅木2の側壁部に押し付ければよいから、締付用螺軸11の締付作用によって桁側幅木2を確実且つ強固に掴持することができる。
請求項5に係る発明によれば、掴持フック4の水平材41及び垂直材42を桁側幅木2の上端部に載せ掛け、そして垂直材42を水平材41に沿って桁側幅木2に近づく方向にスライドさせて、螺軸11の先端部を桁側幅木2の側壁部に当接させた状態で、締付用螺軸11を締め込んでゆくと、垂直材42の貫通孔43がその両端側で水平材41に対し噛み込み力Fを発生して、垂直材42が水平材41に対しロックされ、それにより掴持フック4が桁側幅木2を出隅用幅木1側に引き付けて掴持する。特に垂直材42の貫通孔43が水平材41に対し夫々噛み込み力Fを発生するから、締付用螺軸11を軽く締め込むだけで、垂直材42が水平材41に対しロックされて、掴持フック4が桁側幅木2を強固に掴持することができる。
請求項6に係る発明によれば、水平材41先端部に抜け止め部45を設けているから、水平材41に嵌挿された垂直材42が水平材41から抜け出るのを防止できる。
請求項7に係る発明によれば、垂直材42の下部側が桁側幅木2に近づくように上部側に対し傾斜しているから、垂直材42の全体が真っ直ぐに形成されている場合に比べて、締付用螺軸7の締め付けによって垂直材12の水平材11への前記噛み込みを良好にすると共に、締付用螺軸7が螺合する垂直材12の下部12b側が垂直方向に若干量変位するため締付用螺軸7の締め付け操作が容易になる利点がある。
請求項8に係る発明によれば、締付用螺軸11をねじ込み方向に回転させて、その先端部を桁側幅木2の側壁部に押し付ける時に、螺軸11が回転しても、皿形の当て金35が側壁部に押し付けられたままで回転しないため、桁側幅木2の側壁部が不都合に変形したり傷を付けられることがない上に、皿形当て金35の摩擦力によって螺軸11を安定良く固定させることができる。
請求項9に係る発明によれば、掴持フック4が、水平板部36aの先端から圧接用板部36bが下向きで斜め内向きに突設されていて、水平板部36aの基端部が取付軸14により端部枠7の上端部に水平方向回転可能に取り付けられるL形の板バネフック本体36からなるため、掴持フック4の構造が簡単で、部品点数が少なく、製作コストを低減することができる。
請求項10に係る発明によれば、掴持フック4が、フック本体37と、フック支持部材38と、フック本体37とフック支持部材38との間に介装されたコイルバネ39とからなるもので、フック本体37を桁側幅木2の上端部に係嵌させ、コイルバネ39の付勢力で桁側幅木2を幅木本体3側に引き付けることによって桁側幅木2を掴持するようにしたもので、掴持フック4の構造が簡単であるから、製作コストを低減することができる。
本発明に係る出隅用幅木の実施形態を示す平面図である。 (a) は本発明に係る出隅用幅木をその外面側から見た正面図、(b) は平面図である。 (a) は図1の矢印Aから見た出隅用幅木取付部分の斜視図、(b) は同図の矢印Bから見た出隅用幅木取付部分の斜視図である。 (a) は図3の(a) に示される出隅用幅木取付部分の正面図、(b) はその平面図である。 (a) は図3の(b) に示される出隅用幅木取付部分を足場の外側から見た正面図、(b) はその平面図である。 (a) は桁側幅木の一部を示す正面図、(b) はその平面図である。 (a) はブラケットに取り付けた状態の回転防止ピンを示す斜視図、(b) はその平面図、(c) は正面図である。 (a) 〜(c) は掴持フックの他の種々の実施形態を示す側面図である。 (a) は掴持フックの他の実施形態を示す斜視図、(b) は同掴持フックの正面図である。 図9に示す掴持フックの使用状態を説明する説明図である。 図9に示す掴持フックの作用を説明する説明図である。
以下に本発明の好適な一実施形態を図面に基づいて説明すると、図1〜図5において、1は本発明に係る出隅用幅木を示す。この出隅用幅木1は、図1に示から分かるように、一方の足場板Paの桁側端部にこれと直交する他方の足場板Pbの妻側端部が接続された仮設足場のコーナー部において、その出隅部となる一方の足場板Paの妻側端部に設置するための幅木である。また図1において、2は足場板Pa,Pbの桁側端部上に設置された従来の桁側幅木を示す。尚、図3の(a) は図1の矢印Aから見た出隅用幅木取付部分の斜視図であり、(b) は同図の矢印Bから見た出隅用幅木取付部分の斜視図である。
出隅用幅木1は、図1〜図5に示すように、一方の足場板Paの妻側端部上に起立姿勢に載置される幅木本体3を有し、この幅木本体3の一端部には、端部枠7を、幅木本体3の高さ方向中央部に位置する水平支軸8の周りに回転可能に設けると共に、この端部枠7を定位置に固定する固定手段9を設け、またこの端部枠7には、前記一方の足場板Paの桁側端部上に載置固定される桁側幅木2の端部を掴持する掴持フック4を水平方向に回転可能に設け、幅木本体3の他端部には、前記他方の足場板Pbの桁側端部上に載置固定される桁側幅木2の端部に嵌合して連結するコ字枠状の連結金具5と、コイルバネ33の付勢力によってピン先端部6oが桁側幅木2の側壁部17aに設けたピン孔32に突入するようにした固定ピン6とを設けてなるものである。
この出隅用幅木1の構造について更に詳しく説明すれば、幅木本体3は、図2〜図5に示すように、金属板材によって、側壁部3aと、上壁部3bと、下壁部3cと、上下壁部3b,3cから夫々内向きに突出するフランジ3dとからなる断面略コ字状に形成されたもので、この幅木本体3の一端部には、図4から分かるように、断面内向きコ字状の補強枠21がリベットRで取り付けられ、このコ字状補強枠21の外端面に、同様な断面コ字状の端部枠7が背中合わせに配置されて、幅木本体3の高さ方向中央位置で両枠7,21の背面壁部7a,21aどうしを貫通する水平支軸8により、この端部枠7が幅木本体3に対し回転可能に取り付けられている。水平支軸8はボルト・ナットからなる。
掴持フック4は、図3及び図4から分かるように、水平板部10aの先端から垂直板部10bが下向きに突設されていて、水平板部10aの基端部が取付軸14によって端部枠7の上端部に水平方向回転可能に取り付けられるL形のフック本体10と、垂直板部10bに設けてある軸挿通孔12に取り付けられたナット13を螺通して水平板部10aと平行に延びる締付用螺軸11とからなるもので、フック本体10を、図3の(a) 及び図4に示すように桁側幅木2の上端部に乗せ掛けて、締付用螺軸11を締付方向に回すことにより、螺軸先端部を桁側幅木2の幅木本体17の側壁部17aに押し付けて、幅木本体3の端部を桁側幅木2側に引き付け、それにより桁側幅木2の端部を掴持して幅木本体3を桁側幅木2に固定することができる。
尚、端部枠7はコ字状の枠材からなるものであるが、この端部枠7の上端部には図4の(a) ,(b) に示すように上端壁7oが一体に延設されていて、この上端壁7oに、フック本体10の水平板部10aの基端部が、ボルト・ナットからなる取付軸14によって水平方向に回転可能に取り付けられている。
締付用螺軸11は、図4の(a) に示すように、基端部側のネジ部11aと、先端部側のネジ部11bと、両ネジ部11a,11b間に形成された径小軸部11cとからなるもので、その基端部に回転操作用の蝶形把手27が設けられている。この締付用螺軸11は、軸全長にわたってネジ部としてもよいが、そうすると、締付用螺軸11の交換が必要となった時に、フック本体10からの螺軸11の取外し及び取付けに手間がかかり、交換作業に困難を来たすことになる。
そこで、締付用螺軸11のネジ部は、フック本体10側のナット13に螺合する基端部側のみでも十分であるが、このように基端部側のネジ部11aのみとした場合、螺軸11を緩めてナット13から外すと、螺軸11の全体がナット13から抜けて脱落するため、その脱落を防止するには、螺軸11の先端部にナット13に螺合可能なネジ部11bが必要となる。従って、この実施形態のように、螺軸11を、基端部側ネジ部11aと、先端部側ネジ部11bと、両ネジ部11a,11b間の非ネジ部である径小軸部11cとからなるものとした場合は、径小軸部11cの部分は、螺軸11を回転させることなく、スライドさせればよいから、螺軸11の交換作業が容易になり、先端部側ネジ部11bによって螺軸11の脱落を防止することができる。
尚、足場板Pa,Pbの桁側端部上に設置される桁側幅木2は、図6の(a) 及び(b) に示すように、出隅用幅木1の幅木本体3と同じ様な断面略コ字状の幅木本体17を有し、この幅木本体17は、金属板材により、側壁部17aと、上壁部17bと、下壁部17cと、上下壁部17b,17cから夫々内向きに突出するフランジ17dとからなる断面略コ字状に形成されたもので、この幅木本体17の前後両端部には夫々、平面視略コ字形の補強枠18が取り付けられている。そして、この桁側幅木2は、桁側幅木固定ロッド19を、幅木本体17の上下両端面を貫通するように設けられた貫通孔20に貫通して、足場板Pa,Pbの上面の桁側端部所定位置に設けられたロッド挿入孔22に挿入することにより、足場板Pa,Pbの桁側端部上に起立姿勢に固定されるようになっている。
幅木本体3の端部枠7を定位置に固定する固定手段9は、図4及び図7に示すように、バネ25の付勢力によりピン先端部16oを幅木本体側から端部枠7の所要位置に設けたピン孔24に突入させるようにした回転防止ピン16からなる。即ち、回転防止ピン16は、図4の(a) に示すように、直線状に延びるピン本体16aと、このピン本体16aの基端部から直角に突出する把手部16bとによって略L字状に形成されたもので、ピン本体16aを、幅木本体3の側壁部3aの外面側にリベットRで取り付けたブラケット23によって幅木本体3の長さ方向スライド自在に支持すると共に、ピン本体16aとブラケット23との間に介装したコイルバネ25によって、ピン本体16aの先端部16oが、幅木本体3の端部枠7及び補強枠21の背面壁部7a,21aに貫設されたピン孔24から常時突出するようにピン本体16aを付勢している。
回転防止ピン16を幅木本体3に取り付けるには、図4の(a) に示すように、ピン本体16aをスライド自在に支持してピン本体16aとの間にコイルバネ25を介装したブラケット23を、幅木本体3の側壁部3aの外面側所要部に夫々リベットRによって取り付け固定し、ピン本体16aの先端部16oを、コイルバネ25の付勢力によって、幅木本体3の端部枠7及び補強枠21のピン孔24から突出させるようにすればよい。
上記ブラケット23は、図7の(a) 〜(c) に示すように、鋼板を折曲して凹部26と凸部27とを形成すると共に、凹部26側の端部に立上部片28を形成したもので、凸部27の両端壁27a,27bに設けた貫通孔29,29に、回転防止ピン16のピン本体16aを、スライド自在で且つその軸線回りに回転自在に挿通すると共に、ピン本体16aに嵌挿したコイルバネ25の一端部を一方の端壁27aに当接し、その他端部をピン本体16aに貫通させた固定ピン30に係止することによって、常時はピン本体16aの先端部16oが外方へ突出するようにピン本体16aを付勢してロック状態とし、コイルバネ25の付勢力に抗して把手部16bを引っ張ることによりロック状態を解除でき、また把手部16bを立上部片28の係止溝28aに係止させることにより、ピン本体16aをロック解除状態に保持することができる。
図2及び図5に示すように、幅木本体3の他端部にはコ字枠状のブラケット31がリベットRで取り付けてあって、このブラケット31にコ字枠状の連結金具5が背中合わせにリベットRで固定されている。そして、バネ付勢力によりピン先端部6oが桁側幅木2の側壁部17aに設けたピン孔32に突入するようにした固定ピン6は、ピン本体6aと、ピン本体6aの一端部から直角に折曲延設された基軸部6bと、ピン本体6aの他端から基軸部6bと同方向に折曲延設されたピン先端部6oとからなるもので、基軸部6bが、コ字枠状ブラケット31の高さ方向中央位置でこのコ字枠状ブラケット31の内外側板部31a,31bに貫通支持されていて、この基軸部6bとブラケット31との間に介装されたコイルバネ33により、固定ピン6は、ピン先端部6oが桁側幅木2の側壁部17aに設けたピン孔32に突入するように付勢されている。
この固定ピン6を使用する時は、ピン本体6aをバネ33の付勢力に抗して引っ張り、ピン先端部6oを桁側幅木2の端部にあるピン孔32に突入させればよく、また固定ピン6を使用しない時は、基軸部6bを中心としてピン本体6aを幅木本体3側に反転させ、ピン先端部6oを幅木本体3の側壁部3aに設けたピン孔34(図2の(a) ,(b) 参照)に突入することにより、幅木本体3側に折り畳んで収納する。
次に、上記のように構成される出隅用幅木1の取付方法につき説明すると、図1には、図面の上側と下側とに仮設足場のコーナー部が示されており、この図1の下側に示されるコーナー部の出隅部となる足場板Paの妻側端部に出隅用幅木1を取り付けるには、この出隅用幅木1の幅木本体3を上方より足場板Paの妻側端部上に下ろして起立姿勢に載置しながら、図3の(a) 及び図4の(a) ,(b) に示すように、幅木本体3の一端部の端部枠7に設けられた掴持フック4のフック本体10を幅木本体3長手方向に延ばした状態で、足場板Paの桁側端部上に幅木本体3と直交する方向に載置固定されている桁側幅木2の上端部に乗せ掛け、その位置で締付用螺軸11をねじ込み方向に回転して、この螺軸11の先端部7bを桁側幅木2の幅木本体17の側壁部17a外面に押し付けることにより、この掴持フック4で桁側幅木2の一端部を掴持し、それによって幅木本体3の一端部側を足場板Pb上の桁側幅木2に固定する。この時、端部枠7は、図4の(a) に示すように、固定手段9としての固定ピン6により回転しないよう幅木本体3に固定されている。
この幅木本体3の他端部側は、図3の(b) 及び図5の(a) ,(b) に示すように、コ字枠状の連結金具5内に、足場板Pbの桁側端部上に載置固定された桁側幅木2の端部(補強枠18)を嵌合した状態とすることによって、桁側幅木2と連結し、更に固定手段9である固定ピン6の先端部6oを桁側幅木2の端部にあるピン孔32に突入することによってより確実に桁側幅木2と連結することができる。尚、この出隅用幅木1の取付けにあたっては、先に、幅木本体3の他端部側にあるコ字枠状の連結金具5を足場板Pbにある桁側幅木2の端部に嵌合して連結し、その後に幅木本体3の一端部側の掴持フック4によって足場板Paにある桁側幅木2の端部を掴持するようにする。
また、図1の上側に示されるコーナー部の出隅部となる足場板Paの妻側端部に出隅用幅木1を取り付ける時は、出隅用幅木1を図2に示される形態のままで取り付けると、左右及び内外の位置関係が逆になって、取り付けられないため、幅木本体3の一端部側にある固定手段9の固定ピン6をロック解除して、端部枠7を幅木本体3に対し反転させ、そして固定ピン6をロックした状態で出隅用幅木1の全体を上下が逆になるように引っ繰り返すことにより、この出隅用幅木1は、図2及び図4に示される幅木1の形態とは左右及び内外の位置関係が逆になるから、図1の上側に示されるコーナー部の足場板Paの妻側端部にそのまま使用できようになる。その使用方法は、上述した図1の下側のコーナー部の場合と同様である。
上記のように、この出隅用幅木1によれば、出隅部となる一方の足場板Paの妻側端部上に起立姿勢に載置される幅木本体3の一端部に、端部枠7を、幅木本体3の高さ方向中央部位で水平支軸8周りに回転可能に設けると共に、端部枠7を定位置に固定する固定手段9を設け、この端部枠7に、一方の足場板Paの桁側端部上に載置固定される桁側幅木2の端部を掴持する掴持フック4を水平方向に回転可能に設け、幅木本体3の他端部には、他方の足場板Pbの桁側端部上に載置固定される桁側幅木2の端部に嵌合して連結する連結金具5を設けているから、幅木本体3の一端部側の端部枠7にある掴持フック4を、幅木本体3の長手方向に延ばした状態で、一方の足場板Paの桁側端部上に幅木本体3と直交する方向に載置固定されている桁側幅木2の上端部に乗せ掛けて桁側幅木2の一端部を掴持すると共に、幅木本体3の他端部側にある連結金具5を、他方の足場板Pbの桁側端部上に設置されている桁側幅木2の端部に嵌合することによって、出隅用幅木1を簡単容易に設置することができる。
そして、この場合、出隅用幅木1の幅木本体3は2他方の足場板Pb側に設置されている桁側幅木2と同一軸状、つまり面一状に設置されるから、幅木本体3を足場板Paの妻側端部ぎりぎりの位置に載置できて、作業面積を有効に利用することができる。更にこの出隅用幅木1の大きな作用効果は、足場の設置状況によって、幅木本体3の左右の位置関係や内外の位置関係が逆になっても、幅木本体3の一端部にある端部枠7を幅木本体3に対し反転させることで容易に対応が可能となる点にある。
図8(a) 〜 (c)は掴持フック4の他の種々の実施形態を示すもので、(a) に示す掴持フック4は、締付用螺軸11の先端部に、桁側幅木2の幅木本体17の側壁部に当接する皿形(円錐台形)の当て金35を回転のみ可能に取り付けた点が図2〜図4に示す掴持フック4と異なる。この実施形態によれば、締付用螺軸11をねじ込み方向に回転させて、その先端部を桁側幅木2の幅木本体17の側壁部外面に押し付ける時に、螺軸11が回転しても、皿形の当て金35は幅木本体17の側壁部外面に押し付けられたままで回転しないため、幅木本体17が不都合に変形したり傷を付けられることがない上に、螺軸11の先端部を皿形当て金35によって安定良く固定させることができる。
図8の(b) に示す掴持フック4は、水平板部36aの先端から圧接用板部36bが下向きで斜め内向きに突設されていて、水平板部36aの基端部が取付軸14により端部枠7の上壁部7oに水平方向回転可能に取り付けられるL形の板バネフック本体36からなるもので、板バネフック本体36を前記桁側幅木2の上端部に係嵌させて、この板バネフック本体36のバネ付勢力で桁側幅木2の上端部を幅木本体3側に引き付けることにより桁側幅木2を掴持するようにしたものである。この実施形態の掴持フック4によれば、掴持フック4の構造が簡単で部品点数が少なく、製作コストを低減できる利点がある。
図8の(c) に示す掴持フック4は、水平部37aの先端から垂直部37bが下向きに突設され更に垂直部37bの先端から突端部37cが水平部37aと平行に内向きに突設されたフック本体37と、端部枠7の上壁部7oに水平方向回転可能に取り付けてあって、フック本体37の水平部37aをスライド可能に支持するフック支持部材38と、フック本体37とフック支持部材38との間に介装されていて、フック本体37をその突端部37cが常時突出方向に引っ張られるように付勢するコイルバネ39と、からなるもので、フック本体37を前記桁側幅木2の上端部に係嵌させ、コイルバネ39の付勢力で桁側幅木2を幅木本体3側に引き付けることによって桁側幅木2を掴持するようにしたものである。この図8の(c) に示す実施形態によれば、掴持フック4の構造が簡単であるから、製作コストを低減できる利点がある。
図9の(a) は掴持フック4の更に他の実施形態を示す斜視図であり、(b) はその正面図である。この掴持フック4は、基端部が取付軸14により幅木本体3の端部上面に水平方向回転可能に取り付けられる断面矩形状の水平材41と、上端部に設けた前記水平材41の断面形状に対応する形状の角孔(貫通孔)43に水平材41を嵌挿させることによって水平材41にスライド可能に取り付けられる垂直材42と、この垂直材42の下端部に設けたネジ孔44に螺通された締付用螺軸11とからなるもので、水平材41及び垂直材42を前記桁側幅木2の上端部に乗せ掛け、水平材41に沿って垂直材42を適宜にスライドさせて螺軸11先端部を桁側幅木2の側壁部に当接させた状態で、締付用螺軸11を回して締め込むことにより、垂直材42の角孔(貫通孔)43が水平材41に対し噛み込み力を発生させて垂直材42をロックし、それによって桁側幅木2の端部を掴持するようになっている。図9の(b) は、垂直材42が水平材41に対しロック解除されている状態を示す。
水平材41の先端部には、この水平材41に嵌挿された垂直材42が水平材41から抜け出るのを防ぐための抜け止め部45が設けられている。この抜け止め部15はリベットやプレス加工による切起し等の突起物からなる。
また、垂直材42の下部42b側は、桁側幅木2に近づくように、上部42a側に対しα°、例えば11°傾斜している。また、締付用螺軸11の先端部には、図8の(a) に示す掴持フック4と同様に、桁側幅木2の幅木本体17の側壁部外面に当接する皿形の当て金35が回転可能に取り付けられている。
図10の(a) 〜(c) は上記構成の掴持フック4の使用状態を示すもので、先ず(a) に示すように、掴持フック4の水平材41及び垂直材42を桁側幅木2の幅木本体17の上端部に載せ掛け、そうして(b) に示すように垂直材42を水平材41に沿って桁側幅木2に近づく方向に適宜にスライドさせて、螺軸11の先端部の当て金35を幅木本体17の側壁部外面に当接させ、この状態から(c) に示すように蝶形把手15を回転操作して締付用螺軸11を締め込んでゆくと、図11に示すように、垂直材42の角孔(貫通孔)43がその両端側で水平材41に対し噛み込み力Fを発生して、垂直材42が水平材41に対しロックされ、それによって掴持フック4が桁側幅木2を出隅用幅木1側に引き付けた状態に掴持する。
この場合、図11から分かるように、垂直材42上端部に設けてある角孔(貫通孔)43とこれに嵌挿される水平材41との間には僅かな隙間があるため、締付用螺軸11を締め込んでゆくと、垂直材42は、上端部の角孔43を中心として桁側幅木2の幅木本体17から離れるように傾動し、従って角孔43の上壁面43aと水平材41の上側面との隙間では、上壁面43aの前端縁(取付軸14に近い方の端縁)が水平材41の上側面に噛み込んで、後端縁が水平材41の上側面から持ち上がる(持ち上がり角度βは例えば3.7°)と同時に、角孔43の下壁面43bと水平材41の下側面との隙間では、下壁面43bの後端縁(取付軸14から遠い方の端縁)が水平材41の上側面に噛み込んで、前端縁が水平材41の上側面から角孔43の上壁面43aの後端縁と同じ角度βだけ持ち上がり、しかして角孔43の上壁面43aの前端縁と下壁面43bの後端縁とが水平材41の上下側面に対し夫々噛み込み力Fを発生するから、締付用螺軸11を軽く締め込むだけで、垂直材42が水平材41に対しロックされ、掴持フック4が桁側幅木2を確実強固に掴持することができる。尚、この実施形態では、貫通孔43として角孔を採用しているが、角孔に限るものではなく、水平材41として、断面円形状のものを使用し、垂直材42の貫通孔43を丸孔とすることもできる。但し、この実施形態のように、水平材41として断面矩形状のものを使用して、貫通孔43を角孔とした場合は、水平材41に対する垂直材42の貫通孔の噛み込み力Fを有効に発生させることができる。
また、この場合、垂直材42の下部42b側が桁側幅木2に近づくように上部42a側に対し所要角度αだけ傾斜していることから、垂直材42の全体が真っ直ぐに形成されている場合に比べ、締付用螺軸7の締め付けによって垂直材12の水平材11への前記噛み込みを良好にすると共に、締付用螺軸7が螺合する垂直材12の下部12b側が垂直方向に若干量変位するため締付用螺軸7の締め付け操作が容易になる利点がある。
Pa,Pb 足場板
1 出隅用幅木
2 桁側幅木
3 出隅用幅木の幅木本体
4 掴持フック
8 水平支軸
9 固定手段
10 掴持フックのフック本体
11 締付用螺軸
13 ナット
14 取付軸
16 回転防止ピン
24 ピン孔
25 コイルバネ
35 皿形の当て金
41 水平材
42 垂直材
43 角孔(貫通孔)
44 ネジ孔
45 抜け止め部

Claims (10)

  1. 一方の足場板の桁側端部にこれと直交する他方の足場板の妻側端部が接続された仮設足場のコーナー部においてその出隅部となる前記一方の足場板の妻側端部に設置する出隅用幅木であって、前記一方の足場板の妻側端部上に起立姿勢に載置される幅木本体を有し、幅木本体の一端部には、端部枠を、幅木本体の高さ方向中央部位で水平支軸の周りに回転可能に設けると共に、端部枠を定位置に固定する固定手段を設け、この端部枠には、前記一方の足場板の桁側端部上に載置固定される桁側幅木の端部を掴持する掴持フックを水平方向に回転可能に設け、幅木本体の他端部には、前記他方の足場板の桁側端部上に載置固定される桁側幅木の端部に嵌合して連結する連結金具を設けてなる出隅用幅木。
  2. 幅木本体の他端部には、前記他方の足場板の桁側端部上に載置固定される桁側幅木の端部に嵌合して連結する連結金具を設けると共に、バネの付勢力によってピン先端部が前記桁側幅木の側壁部に設けたピン孔に突入するようにした固定ピンを設けてなる請求項1に記載の出隅用幅木。
  3. 端部枠を定位置に固定する固定手段は、バネの付勢力によってピン先端部を幅木本体側から端部枠の所要位置に設けたピン孔に突入させるようにした回転防止ピンからなる請求項1又は2に記載の出隅用幅木。
  4. 掴持フックは、水平板部の先端から垂直板部が下向きに突設されていて、水平板部の基端部が取付軸により端部枠の上端部に水平方向回転可能に取り付けられるL形のフック本体と、垂直板部を水平板部と略平行に螺通する締付用螺軸とからなるもので、フック本体を前記桁側幅木の上端部に乗せ掛けて締付用螺軸を回すことにより、螺軸の先端部を桁側幅木の側壁部に押し付けて桁側幅木の端部を掴持するようにした請求項1〜3の何れかに記載の出隅用幅木。
  5. 掴持フックは、基端部が取付軸により幅木本体の端部上面に水平方向回転可能に取り付けられる水平材と、上端部に設けた前記水平材の断面形状に対応する形状の貫通孔に水平材を嵌挿させることにより水平材にスライド可能に取り付けられる垂直材と、垂直材の下端部を水平材と略平行に螺通する締付用螺軸とからなり、水平材及び垂直材を前記桁側幅木の上端部に乗せ掛け、水平材に沿って垂直材をスライドさせて螺軸先端部を桁側幅木の側壁部に当接させた状態で、締付用螺軸を回して締め込むことにより、垂直材の貫通孔が水平材に対し噛み込み力を発生して垂直材をロックし、それによって桁側幅木の端部を掴持するようにした請求項1〜3の何れかに記載の出隅用幅木。
  6. 水平材の先端部には、水平材に嵌挿された垂直材が水平材から抜け出るのを防ぐ抜け止め部を設けている請求項5に記載の出隅用幅木。
  7. 垂直材の下部側は、桁側幅木に近づくように上部側に対し傾斜している請求項5又は6に記載の出隅用幅木。
  8. 締付用螺軸の先端部には、桁側幅木の側壁部に当接する皿形の当て金を回転可能に取り付けてなる請求項4〜7の何れかに記載の出隅用幅木。
  9. 掴持フックは、水平板部の先端から圧接用板部が下向きで斜め内向きに突設されていて、水平板部の基端部が取付軸により端部枠の上端部に水平方向回転可能に取り付けられるL形の板バネフック本体からなるもので、板バネフック本体を前記桁側幅木の上端部に係嵌させて、この板バネフック本体のバネ付勢力で桁側幅木の端部を掴持するするようにした請求項1〜3の何れかに記載の出隅用幅木。
  10. 掴持フックは、水平部の先端から垂直部が下向きに突設され更に垂直部の先端から突端部が水平部と平行に内向きに突設されたフック本体と、端部枠の上端部に水平方向回転可能に取り付けられていて、フック本体の水平部をスライド可能に支持するフック支持部材と、フック本体とフック支持部材との間に介装されていて、フック本体をその突端部が常時突出方向に引っ張られるように付勢するバネとからなるもので、フック本体を前記桁側幅木の上端部に係嵌させ、前記バネの付勢力で桁側幅木の端部を掴持するようにした請求項1〜3の何れかに記載の出隅用幅木。
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