JPH0540304U - 長大道路橋用伸縮継手 - Google Patents

長大道路橋用伸縮継手

Info

Publication number
JPH0540304U
JPH0540304U JP9766791U JP9766791U JPH0540304U JP H0540304 U JPH0540304 U JP H0540304U JP 9766791 U JP9766791 U JP 9766791U JP 9766791 U JP9766791 U JP 9766791U JP H0540304 U JPH0540304 U JP H0540304U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
road
metal
fixed
plate
supporting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9766791U
Other languages
English (en)
Inventor
惣一郎 清水
史郎 松本
Original Assignee
東京フアブリツク工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 東京フアブリツク工業株式会社 filed Critical 東京フアブリツク工業株式会社
Priority to JP9766791U priority Critical patent/JPH0540304U/ja
Publication of JPH0540304U publication Critical patent/JPH0540304U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Road Paving Structures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 道路伸縮継手における中間支承部材に大きな
車両荷重が作用したとき、その中間支承部材の下降移動
量を小さくする。 【構成】 道路継目間隙1の長手方向に延長する金属製
中間支承部材2における道路長手方向の両側の下面に、
ゴム層3と水平金属板4とを多数交互に一体に積層して
構成したせん断変形支脚5の上部を固着し、各せん断変
形支脚5の下面に固着された取付板6を、道路継目間隙
1を挟んで対向する各道路体7に固定された金属製側部
支承部材8の底板9に固定し、各金属製側部支承部材8
における上部支承板10を、前記金属製中間支承部材2
における巾方向の両側の上面に配置し、前記金属製中間
支承部材2における巾方向の中央の上部突出部11の上
面を、上部支承板10の上面とほぼ同一レベルに配置す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、長大道路橋例えばスパン200mの道路橋に採用できる伸縮継手に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、長大道路橋に採用できる伸縮継手としては、実公平3−16884号公 報により公表されているように、道路継目間隙の長手方向に延長する金属製中間 支承部材における道路長手方向の両側の下面に、ゴム製支脚の上部を固着し、そ のゴム製支脚の下部に固着した取付板を、各道路体に固定された金属製側部支承 部材の底板に固定し、各金属製側部支承部材における上部支承板を、前記金属製 中間支承部材における巾方向の両側の上面に配置し、前記金属製中間支承部材に おける巾方向の中央の上部突出部の上面を、前記上部支承板の上面と同一レベル に配置した伸縮継手が知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の伸縮継手の場合は、比較的高いゴム製支脚が車両荷重を受けると、 そのゴム製支脚の周面が大きく膨出変形するので、ゴム製支脚が圧縮されて金属 製中間支承部材が下降移動し、そのため伸縮継手部の車両走行性が悪くなるとい う問題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前述の問題を有利に解決するために、本考案の長大道路橋用伸縮継手において は、道路継目間隙1の長手方向に延長する金属製中間支承部材2における道路長 手方向の両側の下面に、ゴム層3と水平金属板4とを多数交互に一体に積層して 構成したせん断変形支脚5の上部を固着し、各せん断変形支脚5の下面に固着さ れた取付板6を、道路継目間隙1を挟んで対向する各道路体7に固定された金属 製側部支承部材8の底板9に固定し、各金属製側部支承部材8における上部支承 板10を、前記金属製中間支承部材2における巾方向の両側の上面に配置し、前 記金属製中間支承部材2における巾方向の中央の上部突出部11の上面を、前記 上部支承板10の上面とほぼ同一レベルに配置する。
【0005】
【実施例】
図1ないし図3は本考案の実施例に係る長大道路橋用伸縮継手を示すものであ って、道路継目間隙1の長手方向に延長する帯板状の金属製中間支承部材本体1 2における巾方向の中央上部に、水平な上面を有する金属製上部突出部11が一 体に設けられて、金属製中間支承部材2が構成され、前記中間支承部材本体12 における道路長手方向の両側の下面に、ゴム層3と水平金属板4とを多数交互に 一体に積層して構成したせん断変形支脚5の上部が一体に固着され、前記各せん 断変形支脚5の下面にボルト螺合用ねじ孔を有する金属製取付板6が一体に固着 されている。
【0006】 水平な帯状の金属製底板9の下部に、多数の下部アンカー部材13が底板長手 方向に間隔をおいて固着され、かつ底板9における道路継目間隙1と反対側に、 多数の雌ねじ筒14が、底板9の巾方向に2箇並ぶと共に底板9の長手方向に多 数並ぶように配置されて固着され、各雌ねじ筒14にアンカー部材15が螺合さ れて固定され、前記金属製中間支承部材2の巾方向の両側に固着されたせん断変 形支脚5の下部の取付板6は、間隔をおいて平行に配置された底板9における道 路継目間隙1側の上面に載置され、前記取付板6と底板9とは、底板9の透孔に 挿通されて取付板6のねじ孔に螺合された多数のボルト16により締付結合され ている。
【0007】 前記各底板9の下部の下部アンカー部材13,雌ねじ筒14およびアンカー部 材15は、道路継目間隙1を挟んで対向するコンクリート製道路体7における上 部切欠部17の底部に埋込固定され、水平な金属製上部支承板10における巾方 向の中間下部に、金属製垂直板18の上端部が一体に連設され、かつその垂直板 18の下端部に、水平な金属製下部取付板19における道路継目間隙1側の側縁 部が一体に連設されて、側部支承部材本体20が構成され、その側部支承部材本 体20における垂直板18の外面に、多数の側部アンカー部材21が、垂直板1 8の長手方向に間隔をおいて固定され、前記下部取付板19と上部支承板10と 垂直板18とにより形成された溝内に、透孔22を有する多数の金属製リブプレ ート23が、溝長手方向に間隔をおいて配置されて固定されている。
【0008】 前記各側部支承部材本体20における上部支承板10が、金属製中間支承部材 2の巾方向の両側の中間支承部材本体12に載置され、かつ側部支承部材本体2 0における下部取付板19は、底板9における道路継目間隙1と反対側の上面に 載置され、前記下部取付板19は、これに挿通されて前記雌ねじ筒14に螺合さ れた多数のボルト24により底板9に締付固定され、前記底板9とこれに固定さ れた側部支承部材本体20とにより金属製側部支承部材8が構成されている。 またせん断変形支脚5における各ゴム層3は、上部支承板10により中間支承 部材本体12を介して締付けられて、若干予備圧縮されている。前記上部支承板 10おける上部突出部11に対向する側部に、多数の歯形突条25が一定間隔で 設けられ、前記金属製上部突出部11の巾方向の両側に、歯形突条25を挿入で きる凹部26が設けられ、前記金属製側部支承部材8と上部切欠部17とにより 形成された溝内に、コンクリートまたはモルタルあるいはその他の常温化性充填 材27が充填されている。 前記金属製中間支承部材2,取付板6,底板9および側部支承部材本体20を 構成する金属としては、例えば鋼材が用いられる。
【0009】 図4は気温上昇により道路体7が伸長したときの伸縮継手の状態を示すもので あって、各せん断変形支脚5の下部が相互に接近する方向に移動し、各せん断変 形支脚5はせん断変形して傾斜している。また気温下降により道路体7が短縮す ると、各せん断変形支脚5は、その下部が相互に離反するようにせん断変形して 傾斜する(図4の2点鎖線参照)。
【0010】 本考案の長大道路橋用伸縮継手におけるせん断変形支脚5は、多数のゴム層3 と水平金属板4とを交互に一体に積層して構成されているので、金属製中間支承 部材2に大きな車両荷重が作用しても、ゴム層3が水平方向に伸び変形すること はなく、そのためせん断変形支脚5を構成するゴム層の側面が大きく膨出変形す ることはなく、しかもせん断変形支脚5における各ゴム層3は、予備圧縮されて いるので、各ゴム層3の弾性的復元力により、金属製中間支承部材2における中 間支承部材本体12の上面が、側部支承部材本体20における上部支承板10の 下面に押付けられ、そのため金属製中間支承部材2の上部突出部11に通常の車 両荷重が作用しても、金属製中間支承部材2が下降移動することはない。
【0011】
【考案の効果】
本考案によれば、道路継目間隙1の長手方向に延長する金属製中間支承部材2 における道路長手方向の両側の下面に、ゴム層3と水平金属板4とを多数交互に 一体に積層して構成したせん断変形支脚5の上部を固着し、各せん断変形支脚5 の下面に固着された取付板6を、道路継目間隙1を挟んで対向する各道路体7に 固定された金属製側部支承部材8の底板9に固定し、各金属製側部支承部材8に おける上部支承板10を、前記金属製中間支承部材2における巾方向の両側の上 面に配置し、前記金属製中間支承部材2における巾方向の中央の上部突出部11 の上面を、前記上部支承板10の上面とほぼ同一レベルに配置したので、道路伸 縮継手における金属製中間支承部材2に車両荷重が作用した場合、多数の水平金 属板4により、多数のゴム層3の水平方向の伸びを防止して、車両荷重によるせ ん断変形支脚5の圧縮および金属製中間支承部材2の下降移動を防止することが でき、そのため道路伸縮継手における金属製側部支承部材8の上部支承板10と 金属製中間支承部材2の上部突出部11との間を車両が走行する場合の衝撃を少 なくして、車両走行性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る長大道路橋用伸縮継手を
示す一部切欠縦断側面図である。
【図2】図1の一部を拡大して示す縦断側面図である。
【図3】本考案の実施例に係る長大道路橋用伸縮継手を
示す平面図である。
【図4】道路体が伸長したときの長大道路橋用伸縮継手
を示す縦断側面図である。
【符号の説明】 1 道路継目間隙 2 金属製中間支承部材 3 ゴム層 4 水平金属板 5 せん断変形支脚 6 取付板 7 道路体 8 金属製側部支承部材 9 底板 10 上部支承板 11 上部突出部 12 中間支承部材本体 14 雌ねじ筒 16 ボルト 17 上部切欠部 18 垂直板 19 下部取付板 20 側部支承部材本体 24 ボルト 25 歯形突条 26 凹部 27 常温化性充填材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 道路継目間隙1の長手方向に延長する金
    属製中間支承部材2における道路長手方向の両側の下面
    に、ゴム層3と水平金属板4とを多数交互に一体に積層
    して構成したせん断変形支脚5の上部を固着し、各せん
    断変形支脚5の下面に固着された取付板6を、道路継目
    間隙1を挟んで対向する各道路体7に固定された金属製
    側部支承部材8の底板9に固定し、各金属製側部支承部
    材8における上部支承板10を、前記金属製中間支承部
    材2における巾方向の両側の上面に配置し、前記金属製
    中間支承部材2における巾方向の中央の上部突出部11
    の上面を、前記上部支承板10の上面とほぼ同一レベル
    に配置した長大道路橋用伸縮継手。
JP9766791U 1991-11-01 1991-11-01 長大道路橋用伸縮継手 Pending JPH0540304U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9766791U JPH0540304U (ja) 1991-11-01 1991-11-01 長大道路橋用伸縮継手

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9766791U JPH0540304U (ja) 1991-11-01 1991-11-01 長大道路橋用伸縮継手

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0540304U true JPH0540304U (ja) 1993-06-01

Family

ID=14198394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9766791U Pending JPH0540304U (ja) 1991-11-01 1991-11-01 長大道路橋用伸縮継手

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0540304U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012193527A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Central Japan Railway Co 伸縮機能を備えた車輌用走行路の継目部等における接合構造および伸縮部材の取付け方法
JP2014122494A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Yokohama Rubber Co Ltd:The 道路橋用伸縮装置
JP2016020588A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 日本車輛製造株式会社 道路橋の橋梁床版接続構造
JP2016020587A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 日本車輛製造株式会社 道路橋の橋梁床版接続工法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5830818U (ja) * 1981-08-25 1983-02-28 赤井電機株式会社 レベルメ−タ表示切換装置
JPS607372U (ja) * 1983-06-23 1985-01-19 三菱電機株式会社 圧縮機の吐出弁装置
JPH0316884U (ja) * 1989-06-29 1991-02-20

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5830818U (ja) * 1981-08-25 1983-02-28 赤井電機株式会社 レベルメ−タ表示切換装置
JPS607372U (ja) * 1983-06-23 1985-01-19 三菱電機株式会社 圧縮機の吐出弁装置
JPH0316884U (ja) * 1989-06-29 1991-02-20

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012193527A (ja) * 2011-03-16 2012-10-11 Central Japan Railway Co 伸縮機能を備えた車輌用走行路の継目部等における接合構造および伸縮部材の取付け方法
JP2014122494A (ja) * 2012-12-21 2014-07-03 Yokohama Rubber Co Ltd:The 道路橋用伸縮装置
JP2016020588A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 日本車輛製造株式会社 道路橋の橋梁床版接続構造
JP2016020587A (ja) * 2014-07-15 2016-02-04 日本車輛製造株式会社 道路橋の橋梁床版接続工法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3316574A (en) Road expansion joint
JPS62110303U (ja)
US3504597A (en) Roadbed joint seal
JPH0540304U (ja) 長大道路橋用伸縮継手
JP2004162368A (ja) レール弾性締結装置
JP3912493B2 (ja) 道路橋伸縮装置
JPH0752165Y2 (ja) 橋桁用横移動制限ゴム支承装置
CN106996079B (zh) 新型抗振减噪多向变位梳齿板式伸缩装置及其安装方法
JPS6315363Y2 (ja)
JPH057282Y2 (ja)
JPH10102410A (ja) 道路橋の鋼製ジョイントの腹板取付構造
JPS64415Y2 (ja)
JPH0316884Y2 (ja)
JPS5917923Y2 (ja) 道路継目地用可動継手
JPH0640726Y2 (ja) エキスパンションジョイント
JP2984777B2 (ja) 橋梁用伸縮継手
CN210561700U (zh) 一种不连续加劲钢板无缝式橡胶伸缩缝
JPH03411Y2 (ja)
JPS586883Y2 (ja) ゴム支承の構造
JP3915036B2 (ja) 橋梁用伸縮継手の設置構造
JPH0753966B2 (ja) 橋梁における半可動式支承構造
JPH0115689Y2 (ja)
RU2586786C1 (ru) Промежуточное раздельное крепление рельсов
US2613875A (en) Rail joint
JPS6033125Y2 (ja) 伸縮継手