JPH057282Y2 - - Google Patents

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JPH057282Y2
JPH057282Y2 JP8459688U JP8459688U JPH057282Y2 JP H057282 Y2 JPH057282 Y2 JP H057282Y2 JP 8459688 U JP8459688 U JP 8459688U JP 8459688 U JP8459688 U JP 8459688U JP H057282 Y2 JPH057282 Y2 JP H057282Y2
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joint
road
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plate
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は道路橋の継目部に構築する道路継目伸
縮装置に関する。
(従来の技術) 道路橋の継目部において、縦板の上端に横板を
設けた一対の断面T字状のジヨイント部材を互い
の縦板が対向するように設け、互いの横板で路面
に開口するジヨイント遊間を形成せしめた道路継
目伸縮装置は一般に知られている(例えば、実公
昭57−38406号公報参照)。この場合、両ジヨイン
ト部材間は対向する両縦板に断面形状がU字状な
いしはV字状になつたシール板の両側部を固定し
てシールするようになつている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、上記伸縮装置の場合、ジヨイント遊間
から浸入した土砂がシール板のU字状ないしはV
字状の溝に堆積して固まつたり、あるいは小石な
ど他の異物が浸入したりして、このシール板の伸
縮が阻害され、シール板が損傷して橋下への漏水
や異物の落下を招くことがある。
(課題を解決するための手段) 本考案は、かかる課題を解決するために、一対
のジヨイント部材間でシール板を逆U字状に撓ま
せて設け、このシール板の撓み部の内側にバツク
アツプ部材を臨ませることにより、この撓み部が
下方へ落ち込んで異物を挾み込むことがないよう
にするものである。
すなわち、本考案に係る道路継目伸縮装置は、
道路橋の継目部において互いの垂直な板面を対向
させ且つ路面に開口するジヨイント遊間を形成せ
しめた一対のジヨイント部材と、この両ジヨイン
ト部材の上記対向する板面に両側部を固定して逆
U字状に撓ませたシール板と、上記両ジヨイント
部材の少なくとも一方に支持されて上記シール板
の撓み部の内側にこの撓み部の下方への落ち込み
を規制するよう臨むバツクアツプ部材とを備えて
いることを特徴とするものである。
(作用) 上記伸縮装置においては、ジヨイント遊間から
土砂等の異物がシール板の上に入つてきても、シ
ール板は逆U字状に撓んでいてその下にバツクア
ツプ部材が臨んでいるから、上記異物によつて下
方へ落ち込むことはない。また、上記異物は、道
路橋の伸長時に2つのジヨイント部材の間隔が狭
くなるとともに、シール板の撓み部が上方へ張出
してくることにより、ジヨイント遊間から路面へ
押出されることになる。
(考案の効果) 従つて、本考案によれば、シール板を逆U字状
にしてその内側にバツクアツプ部材を臨ませたか
ら、シール板の撓み部に異物が挾み込まれてその
損傷を招くことがなくなり、簡単な構造で長期間
にわたつて良好なシール性を発揮させることがで
きる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
−実施例 1− 第1図に示す道路継目伸縮装置において、1は
床版2,2の遊間、3は床版2の上の舗装であ
り、床版遊間1の上で一対のジヨイント部材4,
4が対設され、その背部の段下げ部5,5に打設
した後打ち部6,6に上記両ジヨイント部材4,
4がアンカー(図示省略)で固定されている。
上記ジヨイント部材4は、第2図にも示すよう
に板面を垂直にした縦板部4aと、この縦板部4
aの上端で床版遊間1側に突出した路面を構成す
る路面部4bとからなる。本例の場合、上記路面
部4bの突出端は複数の凸部を道路継目部の長手
方向に所定ピツチで設けて波形になされていて、
両ジヨイント部材4,4の縦板部4a,4aが間
隙を存して対向し、上記路面部4b,4bが路面
に開口した波形のジヨイント遊間7を構成してい
る。
そうして、上記両ジヨイント部材4,4の縦板
部4a,4aには、中央部が上になるように逆U
字状に撓ませて道路継目部の長手方向に延ばした
シール板8が、その両側部を両縦板部4a,4a
の対向する内面にそれぞれバツクアツプ部材9,
9を介して固定して設けられている。
すなわち、上記バツクアツプ部材9は、道路継
目部の長手方向に延びる垂直な板状の押え部9a
と、この押え部9aの上端から内側(床版遊間
側)に張出した水平板状のバツクアツプ部9bと
からなる。そして、上記押え部9a,9aは、ジ
ヨイント部材4の縦板部4a,4aに対し上記シ
ール板8の側部を間においてボルトで締付けら
れ、バツクアツプ部9b,9bが上記シール板8
の撓み部8aの内側に臨んでいる。本例の場合、
上記2つのバツクアツプ部材9,9は、それぞれ
押え部9aとバツクアツプ部9bの幅が等しくな
つた同一形状のものであり、一方を他方よりも低
位置として互いのバツクアツプ部9b,9bを上
下に重ね、橋軸方向にスライドできるようになさ
れている。なお、上記両バツクアツプ部9b,9
bは図示の例では互いに接しているが、上下に若
干離した状態で重ねてもよい。
従つて、上記伸縮装置においては、ジヨイント
遊間7から土砂等の異物がシール板8の上に入つ
てきても、シール板8はその撓み部8aがバツク
アツプ部材9,9で支えられているから、その撓
み部8aが下方へ落ち込むことはない。また、上
記異物は、道路橋の伸長時に2つのジヨイント部
材4,4の間隔が狭くなるとともに、シール板8
の撓み部8aが上方へ張出してくることにより、
ジヨイント遊間7から路面へ押出される。また、
バツクアツプ部材9がシール板8を縦板部4aに
押えて密着させているから、シール性向上のため
の押え手段を別途設ける必要はない。さらに、上
記両バツクアツプ部材9,9は、互いのバツクア
ツプ部9a,9aがスライド可能であるから、道
路橋の伸縮を阻害することはない。
−実施例 2− 本例は第3図に示されており、ジヨイント部材
11の構造及びバツクアツプ部材9,9の取付構
造が実施例1と異なる例である。
すなわち、ジヨイント部材11は縦板部11a
に対して路面部11bがT字状に設けられてい
て、縦板部11aと、路面部11bにおける縦板
部11aの背部に突出した部分とにそれぞれアン
カー12,13が固定されている。また、バツク
アツプ部材9,9は互いのバツクアツプ部9b,
9bを同じ高さにして設けられ、その先端の間に
間隙が形成されている。
従つて、本例の場合、路面部11bの背部がア
ンカー13で後打ち部6に固定されているから、
それだけ後打ち部6に対するジヨイント部材11
の取付安定性が高くなる。また、道路橋の伸縮は
バツクアツプ部9b,9bの間隙で許容されるこ
とになる。
なお、上記各実施例ではシール板とバツクアツ
プ部材とはボルトを共用してジヨイント部材に固
定したが、バツクアツプ部材はシール板とは別に
その下方においてジヨイント部材に固定し、バツ
クアツプ部をシール板の撓み部の内側まで立ち上
げて設けてもよい。
また、シール板は、上述のボルト締めの以外
に、焼付接着その他の固定手段を用いて縦板部に
固定するようにしてもよい。
さらに、本考案が鋼桁の上に床版を設けたいわ
ゆる鋼橋以外に、プレストレストコンクリート桁
橋、レインホースドコンクリート桁橋、鋼床版橋
などにも適用することができることはもちろんで
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は実施例
1の道路継目伸縮装置を示す一部断面にした斜視
図、第2図は同装置の要部を示す断面図、第3図
は実施例2の道路継目伸縮装置を示す断面図であ
る。 4,11……ジヨイント部材、4a,11a…
…縦板部、4b,11b……路面部、7……ジヨ
イント遊間、8……シール板、8a……撓み部、
9……バツクアツプ部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 道路橋の継目部において互いの垂直な板面を対
    向させ且つ路面に開口するジヨイント遊間を形成
    せしめた一対のジヨイント部材と、この両ジヨイ
    ント部材の上記対向する板面に両側部を固定して
    逆U字状に撓ませたシール板と、上記両ジヨイン
    ト部材の少なくとも一方に支持されて上記シール
    板の撓み部の内側にこの撓み部の下方への落ち込
    みを規制するよう臨むバツクアツプ部材とを備え
    ていることを特徴とする道路継目伸縮装置。
JP8459688U 1988-06-27 1988-06-27 Expired - Lifetime JPH057282Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8459688U JPH057282Y2 (ja) 1988-06-27 1988-06-27

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JP8459688U JPH057282Y2 (ja) 1988-06-27 1988-06-27

Publications (2)

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JPH026705U JPH026705U (ja) 1990-01-17
JPH057282Y2 true JPH057282Y2 (ja) 1993-02-24

Family

ID=31309276

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JP6836031B2 (ja) * 2017-01-23 2021-02-24 ヒートロック工業株式会社 橋桁の遊間に設けられる止水構造

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