JP2694877B2 - 道路継目伸縮装置及びその構築方法 - Google Patents

道路継目伸縮装置及びその構築方法

Info

Publication number
JP2694877B2
JP2694877B2 JP2408823A JP40882390A JP2694877B2 JP 2694877 B2 JP2694877 B2 JP 2694877B2 JP 2408823 A JP2408823 A JP 2408823A JP 40882390 A JP40882390 A JP 40882390A JP 2694877 B2 JP2694877 B2 JP 2694877B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
corrugated
seam
joint
longitudinal direction
seal plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2408823A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0641907A (ja
Inventor
元之助 新井
Original Assignee
元之助 新井
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 元之助 新井 filed Critical 元之助 新井
Priority to JP2408823A priority Critical patent/JP2694877B2/ja
Publication of JPH0641907A publication Critical patent/JPH0641907A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2694877B2 publication Critical patent/JP2694877B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路継目伸縮装置及び
その構築方法に関する。
【0002】
【従来の技術】道路継目伸縮装置として、道路橋の継目
部において各々継目長手方向に波状に曲折して延び且つ
各々の間に波形遊間が形成されるように対設された一対
の波形継手と、この両波形継手間に介装され中央に撓み
部を有し両側部が上記両波形継手の対向する内面に結合
されたシール板とを備えたものは一般に知られている
(特公昭57−25682号公報参照)。
【0003】そして、上記伸縮装置においては、ゴム製
シール板の両側部が波形継手に対して、加硫接着により
結合されている。また、このシール板を接着剤により波
形継手に結合することも行なわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記加硫接着
によるシール板の取り付けは、波形継手に対する結合強
度が高いものの、工場で接着作業を行なう必要があると
ともに、確実な接着を行なうには熟練を要する。また、
波形継手とシール板とが工場で予め組み付けられるか
ら、荷姿が嵩高になって、広い在庫用スペースを必要と
し、現地への運搬にあたっても一度に運搬できる量が少
なくなって効率が悪くなるとともに、荷崩れによって損
傷を招き易くなる。
【0005】そうして、上記運搬性の関係から、上記波
形継手とシール板とを結合してなるジョイント部材の長
さは1〜2mにされるのが通常であるが、そうした場
合、現地で各ジョイント部材同士を継目長手方向に別途
連結していく必要がある。この連結においては、相隣る
ジョイント部材のシール板同士を接続する必要がある
が、接続部からの漏水の問題があり、高い止水性を得る
ことは実際には難しい。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題に対して、シール板をボルトと押え板とを利用して波
形継手に現地で取り付けることができるようにするもの
である。
【0007】すなわち、そのための第1の手段は、道路
橋の継目部において各々継目長手方向に台形波状に曲折
して延びる波形縦面を有し互いの波形縦面の間に波形遊
間が形成されるように対設された一対の波形継手と、こ
の両波形継手間に介装され中央に撓み部を有し両側部
各々が上記両波形継手の対向する波形縦面に該側部を該
波形縦面に押し当てるための継目長手方向に連なる複数
の押え板を介してボルトによって締付け固定されたシー
ル板とを備えた道路継目伸縮装置であって、上記波形継
手は、1ピッチ以上の波形部を有し且つ互いの端面同士
が突き合わされた複数の波形継手部材により構成され、
上記シール板は、継目長手方向に相隣る複数の波形継手
部材に亙って連続して延びており、上記各押え板は、上
記シール板を上記波形継手部材の継目長手方向に延びる
部分に押し当てる両端の各々継目長手方向に延びる継目
長手方向部と、この両端の継目長手方向部を結んで継目
長手方向に対して斜めに延び上記シール板を上記波形継
手部材の継目長手方向に対して斜めに延びる部分に押し
当てる斜め部とからなり、相隣る2つの押え板は、各々
の継目長手方向部が上記波形継手部材の1つの継目長手
方向に延びる部分において互いの端面を継目長手方向に
向かい合わせて配置されて、継目長手方向に連なり、上
記各押え板の両端の継目長手方向部が上記波形継手部材
に対して上記シール板を間に挾んで上記ボルトによって
結合されており、上記シール板の一方の側部を一方の波
形継手部材に固定するボルトと、該シール板の他方の側
部を他方の波形継手部材に固定するボルトとは、上記波
形遊間が狭まった際に互いに干渉しないように互いの位
置がずれていることを特徴とするものである。
【0008】また、第2の手段は、上記道路継目伸縮装
置の構築方法であって、道路橋の継目遊間の両側のそれ
ぞれ路面より低く形成された段下げ部の各々に、継目長
手方向に台形波状に曲折して延びる波形縦面を有する複
数の波形継手部材を、互いの端面の突き合わせにより継
目長手方向に連ね、且つ、両段下げ部の相対する波形継
手部材の波形縦面同士でその間に波形遊間を形成するよ
うに支持し、 次に、継目長手方向に相隣る複数の波形
継手部材に亙って連続して延び中央に撓み部を有するシ
ール板の両側部の各々を上記両段下げ部の対向する波形
継手部材の波形縦面に当接せしめ、継目長手方向に延び
る両端の継目長手方向部と、この両継目長手方向部を結
んで継目長手方向に対して斜めに延びる斜め部とからな
る複数の押え板を、相隣る2つの押え板の各々の継目長
手方向部によって上記シール板を上記波形継手部材の1
つの継目長手方向に延びる部分に押し当て、各々の斜め
部によって上記シー ル板を上記波形継手部材の上記継目
長手方向に延びる部分の両側の継目長手方向に対して斜
めに延びる部分に押し当てるように、上記シール板の両
側部の内面に順次重ね、各押え板の両端の継目長手方向
部の各々を上記波形継手部材に、ボルトによって且つ該
シール板の一方の側部のボルトと他方の側部のボルトと
上記波形遊間が狭まった際に互いに干渉しないように
ずらして配置して結合することを特徴とするものであ
る。
【0009】
【作用】上記道路継目伸縮装置においては、相隣る波形
継手部材間でシール板を連続せしめることができるか
ら、従来のようなシール板同士の接続部からの漏水の問
題はなくなる。そして、シール板はその側部が押え板に
よって波形継手部材に押さえ付けられるから、シール板
と波形継手部材との間の止水性が向上する。そして、押
え板は、両端の継目長手方向部と中間の斜め部とからな
り、波形継手の波形部の半ピッチ分の長さしかないた
め、該波形部のピッチが多少狂っていても、この狂いに
拘らず、押え板を波形継手部材の波形縦面に沿わせてシ
ール板を該波形縦面に確実に押さえ付けることができ
る。また、押え板の両端の継目長手方向部を波形継手部
材に結合するようにしたから、しかも、相隣る2つの押
え板の各々の継目長手方向部を波形継手部材の1つの継
目長手方向に延びる部分に結合することによってシール
板を押えるようにしたから、各押え板によるシール板の
押えが確実になる。
【0010】そうして、上記シール板の一方の側部を一
方の波形継手部材に固定するボルトと、該シール板の他
方の側部を他方の波形継手部材に固定するボルトとは、
互い位置がずれているから、道路橋の伸長によって上
記波形遊間が狭まくなってきても、当該ボルト同士が干
渉することはない。
【0011】また、上記道路継目伸縮装置の構築方法に
おいては、波形継手部材の波形縦面にシール板の側部を
当て、その上に押え板を当ててボルトにより波形継手部
材に結合するようにしているから、波形継手とシール板
との結合に加硫接着の手段や接着剤を用いる必要がな
く、この波形継手部材へのシール板の取り付けを現地で
行なうことができるようになる。そして、複数の波形継
手部材に亙って連続して延びるシール板を波形継手部材
に結合するようにしているから、現地でのシール板同士
の接続作業を少なく若しくは不要にすることができる。
しかも、押え板は両端の継手長手方向部と中間の斜め部
とからなるものであるから、波形継手部材の波形のピッ
チに多少の狂いがあっても、相隣る押え板の継目長手方
向部間の隙間に多少の広狭を生ずるだけであって、シー
ル板の押えには支障がない。また、上記波形継手部材の
継目長手方向に延びる部分の両側の斜めに延びる部分の
どちらの側に対しても、同じ押え板を使用することがで
き、つまり、1種類の押え板によってシール板の継目長
手方向の全長にわたる部分を押えることができるため、
作業が容易になる。さらに、上記シール板の一方の側部
のボルトと他方の側部のボルトとを上記波形遊間が狭ま
った際に互いに干渉しないようにずらして配置するよう
にしているから、一方の側部を波形継手部材に固定した
ボルトが他方の側部を波形継手部材にボルトによって結
合する際に邪魔になることが少なくなる
【0012】。
【発明の効果】従って、上記道路継目伸縮装置によれ
ば、1ピッチ以上の波形部を有し且つ互いの端面同士が
突き合わされた複数の波形継手部材によって波形継手を
構成し、継目長手方向に相隣る複数の波形継手部材に亙
って連続して延びているシール板の両側部を上記波形継
手部材に対し、両端の継目長手方向部と中間の斜め部と
からなる押え板を介して、且つ該押え板の両端の継目長
手方向部をボルトによって上記波形継手部材に結合する
ことによって、締付け固定したから、加硫接着や接着剤
を用いることなくシール板を波形継手部材に固定するこ
とができ、また、波形継手部材の波形部のピッチに狂い
があっても、押え板を該波形継手部材の波形縦面に沿わ
せてシール板を該波形縦面に確実に押さえ付けることが
でき、簡単な構造で止水性の向上を図ることができる。
しかも、上記押え板の両端を波形継手部材にボルト結合
するようにしているが、上記シール板の両側のボルト同
干渉しないから、道路継目伸縮装置の伸縮量の確保
のために波形遊間を余分に拡げる必要がなく、車両走行
性の向上に有利になる。
【0013】また、上記道路継目伸縮装置の構築方法に
よれば、継目長手方向に相隣る複数の波形継手部材に亙
って連続して延び中央に撓み部を有するシール板の両側
部の各々を上記両段下げ部の対向する波形継手部材の内
面に当接せしめ、このシール板の両側部の各々の上に
端の継目長手方向部と中間の斜め部とからなる押え板を
重ね、該押え板の両端の継目長手方向部を波形継手部材
にボルトによって結合することによってシール板を波形
継手部材に押さえ付けるようにしたから、加硫接着の手
段や接着剤を用いることなく、且つ現地でのシール板同
士の接続作業を少なく若しくは不要にしながら、1種類
の押え板を用いて波形継手部材へのシール板の取り付け
を現地で簡単に行なうことができ、しかも、上記シール
板の一方の側部のボルトと他方の側部のボルトとを互い
にずらして配置するようにしているから、ボルト結合に
おいてボルト同士の干渉がなくなり、施工性が高くな
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0015】図1及び図2において、1は道路橋の継目
部に構築された道路継目伸縮装置であり、継目長手方向
台形波状に曲折して延びる波形縦面を有し互いの波形
縦面の間に波形遊間3が形成されるように対設された一
対の波形継手2,2と、この両波形継手2,2の間に介
装され中央に撓み部を有し両側部の各々が上記両波形継
手の対向する内面に結合されたシール板4とを備えてい
る。
【0016】上記波形継手2は、1ピッチ以上の波形部
を有し且つ互いの端面同士が突き合わされた複数の波形
継手部材2aにより構成されている。そして、各波形継
手部材2aは、継目遊間5の両側にそれぞれ路面より低
く形成された段下げ部6に配置されている。
【0017】すなわち、各波形継手部材2aの下端に
は、波形遊間3側の端縁が波形継手部材2aに倣って波
形に形成された底板7が固定されている。そして、波形
継手部材2aの下端部及び底板7の背部には上記段下げ
部6に打設されるコンクリート9の継目遊間3への洩れ
を防止するための堰板8が固定されている。そうして、
各波形継手部材2aの背面にはアンカー10が突設され
ていて、このアンカー10が既設の鉄筋に継目長手方向
に延びる通し筋を介し若しくは介さずに結合されてい
る。なお、上記鉄筋及び通し筋については図示を省略し
た。
【0018】シール板4は、ゴム板によって構成されて
いて、継目部の長手方向全長に亙って連続して延びてお
り、両側部の各々が上記波形継手部材2aに対し、継目
長手方向に延びる押え板11を介してボルト12により
締付け固定されている。本例の押え板11は、ステンレ
ス鋼製であって、波形継手部材2aの波形部半ピッチ分
の長さを有し、この波形継手部材2aの波形状に倣って
波形に形成されている。すなわち、押え板11は、継目
長手方向に延びる両端の継目長手方向部と、この両端部
を結んで継目長手方向に対して斜めに延びる斜め部とか
らなり、両端部がシール板4と共にボルト12により波
形継手部材2aに結合されている。
【0019】また、上記押え板11の上端部はシール板
4の両側縁よりも上方へ突出しており、この突出部と波
形継手部材2aとシール板4の側縁とにより形成された
溝にシール材13が充填されている。
【0020】また、本例の場合、シール板4の両側部の
高さを両側のボルト12,12同士の干渉がないように
段違いとしている。
【0021】なお、図1及び図2において、14は床
版、15は舗装、16は後述する施工のための吊り下げ
杆である。
【0022】上記波形継手部材2aに対するシール板4
及びアンカー10の取付部の構造は、図3に詳細に示さ
れている。
【0023】すなわち、波形継手部材2aの背面にはア
ンカー取付用の溶接ナット22が設けられている。アン
カー取付用の溶接ナット22には、アンカー10の結合
強度を高めるべく嵌合長さの長いものを用いている。ま
た、シール板4の波形継手部材2aへの取付部位及び押
え板11には、それぞれボルト12を通すための継目長
手方向に長い長孔23,24が形成されている。
【0024】次に、上記道路継目伸縮装置の構築方法を
説明する。
【0025】波形継手部材2aには底板7、溶接ナット
22を溶接しておく。なお、溶接ナット22は現地で溶
接してもよい。以下、施工手順を説明する。
【0026】 波形継手部材2aの溶接ナット22に
アンカー10を螺合固定する。
【0027】 一対の波形継手部材2aを、この互い
の波形縦面間に波形遊間3が形成され、且つ上端が路面
高さに一致するように若しくは路面高さよりも少し低く
なるように、段下げ部6,6の両側の舗装15,15の
上面に吊り下げ杆16を渡して吊り下げる。アンカー1
0を既設の鉄筋に継目長手方向に延びる通し筋を介し若
しくは介さずに結合する。波形継手部材2aの下端部及
び底板7の背部に堰板8を溶接する。
【0028】 上記の工程を継目部の長手方向の全
長に亙って順次行ない、且つ、継目長手方向に相隣る波
形継手部材2a,2a同士は、互いの端面を突き合わせ
た状態にする。この場合、上記突き合わせ部は必要に応
じて簡単な溶接(点付け)を行なう。
【0029】 吊り下げ杆16を取り外す。
【0030】 シール板4の両側部を相対する両波形
継手部材2a,2aの内面に両面接着テープによって仮
付けする。
【0031】 シール板4の側部の上に押え板11を
当て、ボルト12を押え板11の長孔24及びシール板
4の長孔23に通し、波形継手部材2aの背面側のナッ
ト21に螺合して、シール板4の側部を波形継手部材2
aに押え板11を介して締付け固定する。この場合、波
形継手部材2aと、シール板4及び押え板11との寸法
誤差は、このシール板4及び押え板11の長孔23,2
4によって吸収する。このシール板4の締付け固定を継
目長手方向の全長に亙って行なう。
【0032】 押え板11の上端突出部と波形継手部
材2aとシール板4の側縁とにより形成された溝にシー
ル材13を充填する。
【0033】 上記波形継手2の背部の段下げ部6に
コンクリート9を路面高さまで打設する。
【0034】上記実施例においては、シール板4の両側
部の高さを両側のボルト12,12同士の干渉がないよ
うに段違いとしているから、押え板11によるシール板
4の取付方式の採用によっても、伸縮量が大きく低下す
ることがない。
【0035】また、押え板11の上端突出部と波形継手
部材2aとシール板4の側縁とにより形成された溝に充
填されたシール材13によって、波形継手部材2aとシ
ール板4との間のシール性が高くなる。
【0036】図4乃至図7はそれぞれシール板4の他の
取付構造を示す。
【0037】図4に示す取付構造においては、シール板
31の側縁部に内方へ突出し押え板32の上面に引っ掛
かる引掛け部31aを形成し、シール板31がその内側
に進入する土砂等により比較的大きな荷重が作用して
も、この荷重を上記引掛け部31aを介して押え板32
で受け、上記荷重によってシール板31の長孔の変形な
いしは裂傷、ひいてはシール板31の脱落を生じないよ
うにしている。
【0038】図5に示す取付構造においては、シール板
33の両側縁部を押え板34の内側面に折り返し、この
折返し部33aを押え板34と共にボルト12によって
波形継手部材2aに結合し、上記荷重を押え板34に伝
えるようにしている。
【0039】図6に示す取付構造においては、シール板
35の波形継手部材2aへの当接面に継目長手方向の突
条35a,35aを形成し、波形継手部材2aとシール
板35との間のシール性を高めている。
【0040】図7に示す取付構造においては、断面弓形
の押え板37を用い、この押え板37の上下両側縁によ
ってシール板36を押さえ付けることにより、シール性
の向上とシール板36の脱落防止とを図っている。
【0041】なお、本発明は、上記実施例の他、以下の
ように実施することができる。
【0042】(1) 上記各例において、シール板として
は、予め中央に撓み部を形成し且つ継目長手方向に波形
に曲折した成形ゴム板を用いることができるが、平板ゴ
ムを現地で変形せしめて波形継手部材に取り付けるよう
にしてもよい。
【0043】(2) 上記実施例では両側の押え板の高さを
段違いにしたが、同じ高さにしてもよい。
【0044】(3) 波形継手部材や押え板には普通鋼板や
ステンレス鋼板以外に亜鉛めっき鋼板等を用いることが
できる。
【0045】(4) 上記実施例の波形継手部材は板状であ
るが、背面側を継目長手方向に直線状に延びるストレー
ト面とし、このストレート面と波形縦面との間が詰まっ
た中実ブロックを波形継手部材として採用することもで
きる。
【0046】(5) シール板は、ゴム以外の他の可撓性材
料で形成してもよい。
【0047】(6) シール板は、必ずしも継目の全長にわ
たって連続せしめることを要するものでなく、複数のシ
ール板を接続してもよい。
【図面の簡単な説明】図面は本発明の実施例を示し、
【図1】道路継目伸縮装置の平面図
【図2】道路継目伸縮装置を一部省略して示す断面図
【図3】波形継手部材、シール板、押え板及びアンカー
の関係を示す分解斜視図
【図4】シール板取付構造の第2の実施例を示す断面図
【図5】シール板取付構造の第3の実施例を示す断面図
【図6】シール板取付構造の第4の実施例を示す断面図
【図7】シール板取付構造の第5の実施例を示す断面図
【符号の説明】
1 道路継目伸縮装置 2 波形継手 2a 波形継手部材 3 波形遊間 4,31,33, 35,36 シール板 5 継目遊間 6 段下げ部 11,32,34, 37 押え板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路橋の継目部において各々継目長手方向
    台形波状に曲折して延びる波形縦面を有し互いの波形
    縦面の間に波形遊間が形成されるように対設された一対
    の波形継手と、この両波形継手間に介装され中央に撓み
    部を有し両側部の各々が上記両波形継手の対向する波形
    縦面に該側部を該波形縦面に押し当てるための継目長手
    方向に連なる複数の押え板を介してボルトによって締付
    け固定されたシール板とを備えた道路継目伸縮装置であ
    って、 上記波形継手は、1ピッチ以上の波形部を有し且つ互い
    の端面同士が突き合わされた複数の波形継手部材により
    構成され、 上記シール板は、継目長手方向に相隣る複数の波形継手
    部材に亙って連続して延びており、上記各押え板は、上記シール板を上記波形継手部材の継
    目長手方向に延びる部分に押し当てる両端の各々継目長
    手方向に延びる継目長手方向部と、この両端の継目長手
    方向部を結んで継目長手方向に対して斜めに延び上記シ
    ール板を上記波形継手部材の継目長手方向に対して斜め
    に延びる部分に押し当てる斜め部とからなり、 相隣る2つの押え板は、各々の継目長手方向部が上記波
    形継手部材の1つの継目長手方向に延びる部分において
    互いの端面を継目長手方向に向かい合わせて配置され
    て、継目長手方向に連なり、 上記各押え板の両端の継目長手方向部が上記波形継手部
    材に対して上記シール板を間に挾んで上記ボルトによっ
    て結合されており、 上記シール板の一方の側部を一方の波形継手部材に固定
    するボルトと、該シール板の他方の側部を他方の波形継
    手部材に固定するボルトとは、上記波形遊間が狭まった
    際に互いに干渉しないように互いの位置がずれているこ
    とを特徴とする道路継目伸縮装置。
  2. 【請求項2】道路橋の継目遊間の両側のそれぞれ路面よ
    り低く形成された段下げ部の各々に、継目長手方向に
    波状に曲折して延びる波形縦面を有する複数の波形継
    手部材を、互いの端面の突き合わせにより継目長手方向
    に連ね、且つ、両段下げ部の相対する波形継手部材の波
    形縦面同士でその間に波形遊間を形成するように支持
    し、 次に、継目長手方向に相隣る複数の波形継手部材に亙っ
    て連続して延び中央に撓み部を有するシール板の両側部
    の各々を上記両段下げ部の対向する波形継手部材の波形
    縦面に当接せしめ、継目長手方向に延びる両端の継目長手方向部と、この両
    継目長手方向部を結んで継目長手方向に対して斜めに延
    びる斜め部とからなる複数の押え板を、相隣る2つの押
    え板の各々の継目長手方向部によって上記シール板を上
    記波形継手部材の1つの継目長手方向に延びる部分に押
    し当て、各々の斜め部によって上記シール板を上記波形
    継手部材の上記継目長手方向に延びる部分の両側の継目
    長手方向に対して斜めに延びる部分に押し当てるよう
    に、上記シール板の両側部の内面に順次重ね、各押え板
    の両端の継目長手方向部の各々を上記波形継手部材に、
    ボルトによって且つ該 シール板の一方の側部のボルトと
    他方の側部のボルトとを上記波形遊間が狭まった際に
    いに干渉しないようにずらして配置して結合することを
    特徴とする道路継目伸縮装置の構築方法。
JP2408823A 1990-12-28 1990-12-28 道路継目伸縮装置及びその構築方法 Expired - Fee Related JP2694877B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2408823A JP2694877B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 道路継目伸縮装置及びその構築方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2408823A JP2694877B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 道路継目伸縮装置及びその構築方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0641907A JPH0641907A (ja) 1994-02-15
JP2694877B2 true JP2694877B2 (ja) 1997-12-24

Family

ID=18518227

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2408823A Expired - Fee Related JP2694877B2 (ja) 1990-12-28 1990-12-28 道路継目伸縮装置及びその構築方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2694877B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4812432U (ja) * 1971-06-26 1973-02-12
JPS5664003A (en) * 1979-10-29 1981-06-01 Motonosuke Arai Extensible apparatus of road splicing portion

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0641907A (ja) 1994-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001342611A (ja) 橋 桁
JPH0424306A (ja) プレハブ床版の設置工法
JP2003221808A (ja) 波形鋼板ウエブ桁
JP2694877B2 (ja) 道路継目伸縮装置及びその構築方法
JPH07116684B2 (ja) 橋梁などにおける主桁の継手構造
JP2008280728A (ja) 道路橋用伸縮継手及びその施工方法
JP2653994B2 (ja) 道路橋伸縮装置のシール構造
JP2653993B2 (ja) 道路橋伸縮継手
JPH057282Y2 (ja)
JP2564105B2 (ja) 道路橋の伸縮継手及びその製造方法、並びに道路橋伸縮装置の構築方法
JPS607369Y2 (ja) すべり板を有する弾性支承
KR100704395B1 (ko) 박스형 교량용 파형 강판의 연결구조
JPH0641909A (ja) 道路継目伸縮装置
JP2564106B2 (ja) 道路橋の伸縮継手、道路橋伸縮装置及び該道路橋伸縮装置の構築方法
JP3257990B2 (ja) 道路橋継目部の伸縮装置
JPH0237842Y2 (ja)
JP3442362B2 (ja) 道路橋継目部の伸縮装置
JPS6023539A (ja) 屋根パネルの固定構造
JPH0559203B2 (ja)
JPS5835766Y2 (ja) 鋼構造物の継手構造
JPH0641908A (ja) 道路継目伸縮装置及びその構築方法
JP2971758B2 (ja) 立体トラスの接合部構造
GB2176229A (en) Formwork beams
JPH0415324B2 (ja)
JPS5849206Y2 (ja) 道路継目伸縮装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070912

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080912

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090912

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees