JPH0237842Y2 - - Google Patents

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JPH0237842Y2
JPH0237842Y2 JP1983194057U JP19405783U JPH0237842Y2 JP H0237842 Y2 JPH0237842 Y2 JP H0237842Y2 JP 1983194057 U JP1983194057 U JP 1983194057U JP 19405783 U JP19405783 U JP 19405783U JP H0237842 Y2 JPH0237842 Y2 JP H0237842Y2
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wavy
corrugated
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iron
gap
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JP1983194057U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、橋梁の伸縮装置に関するものであ
る。
従来、河川橋、高架橋等の橋梁には、床版の伸
縮を考慮して、対向する床版端部に遊隙が設けら
れ、その遊隙には止水性のためシーリング材が充
填されている。例えば、第3図に示すように、コ
ンクリート床版aの端部を波型状に成型して、そ
の波型端面に型枠の役目をする薄鋼板bを固定
し、遊隙cにシーリング材dを充填したものが知
られているが、この場合、曲げ応力の発生する床
板端部、とりわけ曲げ応力の発生の著しい波型状
の張り出し部分がコンクリートで構成されている
ため、応力的に問題があり、該部分が破損し易
く、これにより止水性も損なわれて、鋼桁や支承
部材等が腐食し、橋梁の耐久性が損なわれるとい
う欠点があつた。
本考案は、このような従来の欠点を解消した橋
梁伸縮装置を提供することを目的とするものであ
る。
この目的を達成する本考案の橋梁伸縮装置は、
上面から下面にわたる凹凸を設けて波型状に形成
した面を一面に設けた中実ブロツクからなる鉄ブ
ロツク同志を、夫々波型状の面を対向させて取付
け、夫々の波型の凸部の面に相手の波型の凹部の
面を位置させるように配置し、その対向面間には
遊隙を設け、その遊隙に弾性シーリング材を充填
させ、かつ前記鉄ブロツクの波型状の面の反対側
の面にコンクリート床版を固定させた橋梁伸縮装
置からなる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図、第2図において、1,1は対をなす鉄
ブロツクであつて、直線状の面と、上面から下面
にわたる凹凸を設けて波型状に形成した面を対向
させて設けた中実ブロツクからなり、その対向面
がそれぞれ波型状に成型され、一方の鉄ブロツク
の波型の凸部と他方の鉄ブロツクの波型の凹部が
互いに対向するように設けられている。該鉄ブロ
ツク1,1は橋梁の巾方向即ち車両走行方向とほ
ぼ直角の方向に延長して設けられ、該鉄ブロツク
1,1の対向面間には、遊隙2が設けられてい
る。また、該遊隙2には、可撓性のバツクアツプ
材3が鉄ブロツク1,1に挾持され、そのバツク
アツプ材3の上部には、弾性シーリング材4が充
填されている。前記バツクアツプ材3は、例えば
管状のゴム材で構成され、挾圧によりこれが変形
した場合でも、上部の弾性シーリング材4が遊隙
2から路面へ露出しない太さに形状されている。
前記鉄ブロツク1,1の波型状成型面の反対側
の直線状の面には、アンカー部材5が所定の間隔
をおいて固設され、各アンカー部材5を貫通する
連結部材6には打ちつぎ用の鉄筋7が取付けられ
ている。鉄ブロツク1,1は、これをコンクリー
ト床版8の対向する端部上面に設けた凹部に位置
させて、前記アンカー部材5、連結部材6、鉄筋
7等を後打ち材9(コンクリート)で埋めること
により、床版端部に固定される。前記鉄ブロツク
1,1は、好ましくは鋼材から構成される。な
お、図において、10はアンカーリブプレート、
11は舗装、矢印Aは車両進行方向である。
本考案によれば、対向面がそれぞれ上面から下
面にわたる凹凸を設けて波型状に形成され、かつ
その対向面間に遊隙を設けて配置された対をなす
鉄ブロツクを、それぞれ対向する床版端部に固定
して曲げ応力の発生する床版端部、特にその曲げ
応力の発生の著しい波型状の張り出し部分を含め
て中実の鉄ブロツクで構成しているので、床版端
部の耐久性を著しく優れたものとすることがで
き、橋梁の耐久性を向上させることができる。ま
た、鉄ブロツクを使用しているので溶接箇所等が
極めて少なく、従つて、従来のように、溶接箇所
等で破損を生ずるおそれがなく、一層耐久性に優
れたものとなる。また、鉄ブロツクを使用してい
るので、床版端部への固定に際し該ブロツクを単
体として取扱うことができ、従つて施工が簡易
で、また舗装との平坦性が容易にとれる。更に、
鉄ブロツクの対向面間の遊隙に、可撓性のバツク
アツプ材及びその上部に充填された弾性シーリン
グ材を設けているので、止水性に優れている。従
つて、本考案によれば、優れた耐久性と止水性を
兼ね備えた橋梁伸縮装置を提供することができ、
その実用上の効果は極めて顕著である。
実開昭59−147707号の考案と比較した場合、該
考案で使用する型鋼は垂直部と水平部からなるT
字状を呈しているので、その水平部に荷重がかか
ると水平部が折れ曲るだけでなく垂直部の強度が
弱いので、座屈を生じるためそれら垂直部と水平
部で囲まれた部分に一つ一つボツクス板をそれら
の垂直部と水平部と接する部分で溶接して強度を
持たせねばならず、その為の手間や、溶接部の破
損の問題が生ずるばかりでなく、強度的にも不充
分であり、かつその加工により構造的に大きくな
らざるを得ないという欠点があるのに対し、本考
案は単なる中実の鉄のブロツクを用いているので
それらの欠点を排除でき、強度の大きい、加工に
手間がかからず、使用による故障もなく、単なる
小さい鉄ブロツクを用いるだけで大きい強度が得
られるという卓越した効果を有する橋梁伸縮装置
を得ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の橋梁伸縮装置の実施例を示
す舗装前の平面図、第2図は第1図の−線断
面図、第3図は従来の橋梁の平面図である。 1……鉄ブロツク、2……遊隙、3……バツク
アツプ材、4……弾性シーリング材、8……床
版。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上面から下面にわたる凹凸を設けて波型状に形
    成した面を一面に設けた中実ブロツクからなる鉄
    ブロツク同志を、夫々波型状の面を対向させて取
    付け、夫々の波型の凸部の面に相手の波型の凹部
    の面を位置させるように配置し、その対向面間に
    は遊隙を設け、その遊隙に弾性シーリング材を充
    填させ、かつ前記鉄ブロツクの波型状の面の反対
    側の面にコンクリート床版を固定させた橋梁伸縮
    装置。
JP19405783U 1983-12-19 1983-12-19 橋梁伸縮装置 Granted JPS60104404U (ja)

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JP19405783U JPS60104404U (ja) 1983-12-19 1983-12-19 橋梁伸縮装置

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JP19405783U JPS60104404U (ja) 1983-12-19 1983-12-19 橋梁伸縮装置

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Publication Number Publication Date
JPS60104404U JPS60104404U (ja) 1985-07-16
JPH0237842Y2 true JPH0237842Y2 (ja) 1990-10-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59147707U (ja) * 1983-03-18 1984-10-02 ショーボンド建設株式会社 道路継目伸縮装置

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JPS60104404U (ja) 1985-07-16

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