JPS583848Y2 - 道路橋のプレストレストコンクリ−ト桁 - Google Patents

道路橋のプレストレストコンクリ−ト桁

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JPS583848Y2
JPS583848Y2 JP2910480U JP2910480U JPS583848Y2 JP S583848 Y2 JPS583848 Y2 JP S583848Y2 JP 2910480 U JP2910480 U JP 2910480U JP 2910480 U JP2910480 U JP 2910480U JP S583848 Y2 JPS583848 Y2 JP S583848Y2
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JP
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prestressed concrete
web
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concrete girder
girder
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JP2910480U
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元之助 新井
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、道路橋の支脚間に架設されるプレストレスト
コンクリート桁に関する。
プレストレストコンクリート桁は、一般にプレテンショ
ン方式またはボストテンション方式にて製作されている
が、従来のプレストレストコンクリート桁は、道路継目
部に伸縮装置を構築する際の施工か難しいという欠点が
ある。
すなわち、プレストレストコンクリート桁は、桁上面が
長手方向の両端部とその中間部とにおいて同じ高さに形
成されているが、伸縮装置の構築に際しては、伸縮装置
の高さあるいは該伸縮装置の下方または後方へ突設され
るアンカー筋の長さに応じて道路継目部に切欠きを設け
る必要があり、通常は第5図に示すように上部フランジ
bの両端上部を切り欠いたプレストレストコンクリ−1
〜桁aが用いられている。
このプレストレストコンクリート桁aでは、上部フラン
ジbの両端部の厚さCが薄いため、その上に構築された
伸縮装置を介して路面から過大な荷重が加わった際に、
この上部フランジbが破損する虞れがあり、しかも路面
から上部フランジbの切欠部dの上面までの深さが充分
でないため、伸縮装置の高さあるいはアンカー筋の長さ
が制限され、耐荷強度の大きい伸縮装置を構築するのが
困難であった。
本考案は、かかる点に鑑み、ウェブの上部に該ウェブの
両端面よりそれぞれ所定間隔の部分を取除き上部フラン
ジを連設することによって、該」一部フランジとウェブ
との間に段差を設けたプレストレストコンクリート桁を
提供し、前記段差を利用して道路継目部に伸縮装置を構
築することにより、前記従来の欠点を解消することを目
的とする。
以下、本考案の構成を実施例につき図面に基づいて説明
する。
1はプレストレストコンクリート桁であって、ウェブ4
の下部には下部フランジ3が、ウェブ4の上部には該ウ
ェブの両端面4 a 、4 aよりそれぞれ所定間隔(
150〜3QQ mm程度)の部分を取除き上部フラン
ジ2が連設され、該上部フランジ2および下部フランジ
3には、複数の鋼材5が緊張状態にて埋設され、かつ上
部フランジ2に埋設された鋼材5は、端部が該上部フラ
ンジの端面より外方へ延設されており、上部フランジ2
とウェブ4との間に段差6が設けられている。
7はウェブ4の上面、すなわち、プレストレストコンク
リート桁1の段部であって、平滑に形成されている。
なお、段差6の高さおよびウェブ4の端面4aから上部
フランジ2までの長さlは任意であり、後述の道路継目
部に構築される伸縮装置の高さあるいは該伸縮装置の下
面または背面に突設されるアンカー筋の突出長さに応じ
て決定するものである。
上記プレストレストコンクリート桁1の製作に際しては
、プレテンション方式による場合、第2図に示すように
固定板10 a 、10 bの間に、プレストレストコ
ンクリート桁1の外形状に倣って長手方向の両端部に段
部が形成された型枠13を設置し、図面において右側の
固定板10b(以下、左右の位置関係は図面におけるも
のとする。
)には、調整ボルト12を介して可動板11を連結する
鋼材5は、その一端を左側の固定板10 aに固定し、
他端は型枠13の内に通し、さらに右側の固定板10
bを貫通せしめて可動板11に固定する。
次に、調整ボルト12によって可動板11を右方向へ移
動せしめ、鋼材5に張力を与えた後、前記型枠13の内
にコンクリート14を打設する。
コンクリート強度およびコンクリート14と鋼材5との
付着強度が所定の値に達した後、調整ボルト12を弛め
、型枠13を取外した後、鋼材5を切断し、第1図に示
すプレストレストコンクリート桁1を得る。
ボストテンション方式による場合は、鋼材を挿通したシ
ースを型枠内に固定した後、コンクリートを打設し、コ
ンクリート硬化後、型枠を取外す。
しかる後、鋼材に張力を与え、シース内にコンクリート
、樹脂等を注入し、鋼材を固定する。
次に、上記プレストレストコンクリート桁1を適用した
道路橋の道路継目伸縮装置について、その−例を第3図
および第4図に基づいて説明する。
1は支脚15に架設されたプレストレストコンクリート
桁であって、その桁間には間詰コンクリート16が打設
され、該間詰コンクリートに鉄筋17が埋設されている
間詰コンクリ−) 16.16には、プレストレストコ
ンクリート桁1,1の段部7゜7と面一になした段部1
8,18が形成されており、これら相対する段部7,7
および18.18の中央部に伸縮装置19が設置されて
いる。
伸縮装置19は、相対する波形端面板20.20の対向
内面に断面U字形の可撓性伸縮板21が焼付接着され、
該波形端面板の下面に底板22が固設された構造を有し
、前記段部7,18の底面に立設したせき板23が波形
端面板20の背面に固着され、該波形端面板の背面に突
設したアンカー筋24が補強筋25および通し筋26に
連結され、波形端面板20の背部に後打コンクリート2
7が打設されている。
28は舗装である。
前記プレストレストコンクリート桁1は、ウェブ4の両
端面4 a 、4 aから所定間隔の部分を取除き上部
フランジ2が連設されて、上部フランジ2とウェブ4と
の間に深い段差6が設けられているため、伸縮装置19
の構築が容易であるとともに、上部フランジ2には薄肉
の部分がないため、車輛通過の際に路面から過大な荷重
が加わった場合でも破損することがない。
また、プレストレストコンクリート桁1の段部7の底面
は平滑であり、間詰コンクリート16には箱抜きによっ
て底面に凹凸のない段部18を形成することができるた
め、これら段部の底面に立設されるせき板23は、該底
面との間に間隙を生じることがなく、従って、後打コン
クリート27を打設する際にコンクリート漏れを生じる
ことがない。
しかも、プレストレストコンクリート桁1の段部7は、
型枠によって所定の深さに形成されるため、支脚15に
架設された各桁の段部7はその深さに差がなく、その上
に立設されるせき板23の上端縁の高さが略一定となる
ため、該せき板の上部に連接する波形端面板20の高さ
調整が容易になり、精度の良い施工ができる。
なお、間詰コンクリート16の段部18は、必ずしも箱
抜きによって形成することを要するものでなく、上から
下への切欠き施工によって形成してもよい。
また、道路継目部に構築する伸縮装置としては、第3.
4図に示すもの以外に、両側の基板の上にシール板を焼
付接着した伸縮部材を継目遊間の上に橋架し、基板の下
面より突出させたアンカー筋を後打コンクリートに埋設
する横型のジヨイントや、鋼製のフィンガージヨイント
など、公知の伸縮装置を適用することができる。
以上のように、本考案にかかるプレストレストコンクリ
ート桁によれば、上部フランジとウェブとの間に段差を
設けたことにより、路面からウェブの上面に至る深い段
部が得られるため、伸縮装置の構築に際しての施工が容
易となり、しかも、プレストレストコンクリート桁の上
部フランジには従来のような薄肉の部分がないため、車
輌通過の際に路面から伸縮装置を介して過大な荷重が加
えられた場合でもプレストレストコンクリート桁は破損
することがなく、道路継目部の耐荷強度が向上するとい
う優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図乃至第4図は本考案の実施態様を例示し、第1図
はプレストレストコンクリート桁を一部省略して示す斜
視図、第2図はプレストレストコンクリート桁の製造方
法の製造方法の一例を一部省略し、一部切欠いて示す正
面図、第3図は道路継目部の橋長方向断面図、第4図は
後打コンクリート打設前の道路継目部を一部切欠いて示
す平面図、第5図は従来のプレストレストコンクリート
桁を一部省略して示す斜視図である。 1・・・・・・プレストレストコンクリート桁、2・・
・・・・上部フランジ、3・・・・・・下部フランジ、
4・・・・・・ウェブ、4a・・・・・・端面、5・・
・・・・鋼材、6・・・・・・段差。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ウェブの下部には下部フランジが、ウェブの上部には該
    ウェブの両端面よりそれぞれ所定間隔の部分を取除き上
    部フランジが連設され、該上部フランジおよび下部フラ
    ンジには、複数の鋼材が緊張状態にて埋設され、かつ上
    部フランジに埋設された鋼材は端部が該上部フランジの
    端面より外方へ延設され、前記上部フランジとウェブと
    の間に段差を設けたことを特徴とする道路橋のプレスト
    レストコンクリート桁。
JP2910480U 1980-03-05 1980-03-05 道路橋のプレストレストコンクリ−ト桁 Expired JPS583848Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2910480U JPS583848Y2 (ja) 1980-03-05 1980-03-05 道路橋のプレストレストコンクリ−ト桁

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JP2910480U JPS583848Y2 (ja) 1980-03-05 1980-03-05 道路橋のプレストレストコンクリ−ト桁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56130006U JPS56130006U (ja) 1981-10-02
JPS583848Y2 true JPS583848Y2 (ja) 1983-01-22

Family

ID=29625012

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