JPH0240081Y2 - - Google Patents

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JPH0240081Y2
JPH0240081Y2 JP19772684U JP19772684U JPH0240081Y2 JP H0240081 Y2 JPH0240081 Y2 JP H0240081Y2 JP 19772684 U JP19772684 U JP 19772684U JP 19772684 U JP19772684 U JP 19772684U JP H0240081 Y2 JPH0240081 Y2 JP H0240081Y2
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joint
steel
elastic
expansion
bridge
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、主に道路橋に使用する橋面伸縮継
手に関するものである。
(従来技術とその問題点) この種の伸縮継手としては、第7図に示すよう
なステンレス鋼板50を用いた目地方式、第8図
に示すような伸縮自在なゴム材51を用いたゴム
製伸縮継手、第9図に示すようないわゆるフイン
ガージヨイント52を用いた鋼製伸縮継手があ
る。
しかしながら、第7図の目地方式の場合には、
次のような欠点がある。
(a) 目地材にクラツクが入つて飛散し舗装53の
角を破損させる。
(b) 略V形の溝54に、ゴミ、砂55がたまる。
(c) V形のゴミ等が、上からの輪荷重により楔作
用でステンレス鋼板50を上から次第に下へ押
すために、ステンレス鋼板50が下へ垂れさが
る。そのため、ゴミ、砂、雨水が下へどんどん
落ちていく。
次に、第8図に示すゴム製伸縮継手の場合に
は、水漏れはないが、床版56の切れ目では剛度
が不足しており、応力集中によりゴム材51が破
損する欠点がある。
次に、第9図に示す鋼製伸縮継手の場合にも次
のような欠点がある。
(a) 耐久性があるものの、ガツター57を設けて
も、ゴミ、砂55が詰まり、高架下への水漏れ
が生じ、主桂が錆るなど桁下環境が悪化する。
(b) フインガープレート52Aと舗装53との接
続部にクラツクが入つてしだいに大きくなり、
剥離して自動車が通るたびに衝撃音を出した
り、乗り心地を悪くする。
このような従来技術の欠点を解消すべく、本出
願人は、鋼製フインガージヨイントとゴム製の弾
性体ジヨイントを組合わせるとともに弾性体ジヨ
イントに伸縮部を設け、走行性が良く、水漏れを
確実に防止でき、また補修が容易でかつ耐久性が
良好な橋面伸縮継手を既に出願している(実願昭
59−63433号〔実開昭60−178005号〕)。
しかしながら、この橋面伸縮継手は、通常現地
組立であり、コンクリートの打設後に弾性体ジヨ
イントを取付けているため、弾性体ジヨイントの
伸縮性により弾性体ジヨイントの幅が橋梁幅方向
の左右両端部で異なつたり、左右の端部に対して
中央部が異なつたり、さらに真直に取付けられ
ず、ボルト孔が合わなかつたりして取付作業に時
間がかかり、さらに弾性体ジヨイントが波を打つ
た状態で、あるいは中間部が広がつたり縮んだり
した状態で取付けられる問題があつた。
この考案はこのような橋面伸縮継手の改良に係
り、その目的は工場組立が可能で施工の容易な橋
面伸縮継手を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) この考案に係る橋面伸縮継手は、橋桁端部どう
し又は橋桁端部と橋台とを間隔をおいて設置し、
これら端部間には、間隙をおいて相互に噛合し得
る先端部が形成された鋼製継手部材を一対で取付
け、これら鋼製継手部材上には、上面を覆う伸縮
可能な弾性体を取付けるとともに伸縮方向両端部
に前記弾性体を挾むように鋼板を固着し、さらに
前記弾性体には伸縮による変形を吸収し得る伸縮
部を少なくとも一箇所形成し、工場組立が可能で
施工が容易となるようにしたものである。
(実施例) 以下、この考案を図示する一実施例に基づいて
説明する。
これは橋桁端部どうしの継手の例であり、第1
図に示すように橋桁の対向する上弦材1,1上に
この考案に係る伸縮継手が載置される。
この伸縮継手は、一対の鋼製フインガージヨイ
ント2,2と、これら鋼製フインガージヨイント
の上面を覆う弾性体ジヨイント3と、鋼製フイン
ガージヨイント上の伸縮方向両端部に弾性体ジヨ
イント3を挾むように固着された一対の鋼板4と
からなる。
鋼製フインガージヨイント2は橋桁の上弦材1
上面に固着された基部桁6と、この基部桁6の上
面に水平に取付けられたフインガープレート7と
からなり、上弦材フランジ5とともに鉄筋コンク
リート床版8の鋼製型枠を兼用している。
このフインガープレート7は先端に鋸歯状の多
数のフインガー7Aを有し、対向するフインガー
7Aが間隙をおいて相互に噛合し得るようにさ
れ、温度差などによる橋桁の伸縮、車輌走行時の
角変形、および継手両端部の高低差などを吸収し
つつ橋桁を接続している。
弾性体ジヨイント3は、一対のフインガープレ
ート7上に一対の鋼板4間を覆うように、かつ、
その上面がアスフアルト舗装9上面と面一となる
ように、取付けられている。
このような弾性体ジヨイント3は、それ自体伸
縮自在であるが、伸縮によりジヨイント3に生じ
る主なる変形を吸収できるように、その中央部に
伸縮部10が形成されている。
この伸縮部10は、上面に形成した溝10aと
下面に形成した二つの溝10bから略V字状とさ
れ、橋桁長手方向に伸縮すると共に橋桁のたわみ
による角変形及び相対するフインガープレートの
高低差に対しても追随可能となつている。この伸
縮部10の形状は、これに限らず橋桁長手方向に
伸縮し、曲げ及び高低差に対し変形可能であれば
よく、さらに、橋桁長手方向に複数設けてもよ
い。
一対の鋼板4は、その上面が弾性体ジヨイント
3およびアスフアルト舗装9の上面と面一となる
ように溶着されており、弾性体ジヨイント3の幅
Wを一定とする間隔保持の役目をするとともにア
スフアルト舗装9の仕切りともなつている。
このような伸縮継手は第2図に示すように工場
で組立てておくことができ、鋼板4の上部に調整
板11をその基端で溶着し、それぞれの先端部ど
うしを重ね合わせボルト・ナツト12で接合する
ようにされている。ボルト孔は長孔13であり、
位置調整自在とされている。
第2図の状態で現場へ運んで所定位置へ設置
し、コンクリート床版8、アスフアルト舗装9の
施工を行なう。その後、一対の調整板11を取除
き、溶接部分をグラインダー等で表面仕上げす
る。
この種の伸縮継手は今まで現地組立であり、コ
ンクリートの打設後、弾性体ジヨイントを取付け
ており、弾性体ジヨイントの取付幅が橋梁幅方向
に一定とならず、弾性体ジヨイントの取付けが困
難となるが、本考案によれば、鋼板間に弾性体ジ
ヨイントを挿入できると共に、弾性体ジヨイント
を取付けた鋼製フインガージヨイントを、鋼板を
利用して予め工場等で組み立てておくことができ
るため、前述のような問題を解消することができ
る。
次に、フインガージヨイント2と弾性体ジヨイ
ント3との接続は、弾性体ジヨイント3の橋桁長
手方向両端部に穴ぐり14を施し、座付きボルト
15および予め埋設されている大径座金あるいは
長手方向に連続する帯鋼16により行なわれ、弾
性体ジヨイント3が破損した場合に容易に取換え
ることができる。さらに穴ぐり14部分には、ゴ
ミ、砂等がたまるのを防止するためゴム等からな
る充填材17が充填される。
また、伸縮部10におけるフインガープレート
2と弾性体ジヨイント3との間にはシユープレー
ト18が挿入され、これにより弾性体ジヨイント
3の伸縮が円滑に行なわれるようになつている。
なお、このシユープレート18は必ず用いるもの
でなく使用しない場合もある。
次に、第4図ないし第6図に示すのは、伸縮部
10を略W字状、略M字状、〓形状を三つ連続さ
せた形状としたものであり、さらに、このような
伸縮部形状を上下逆にすることも考えられる。な
お、穴ぐり14付近の弾性体ジヨイント3の下面
には突起19が設けられ、フインガープレート2
と弾性体ジヨイント3との止水性を向上させるこ
ともある。
(考案の効果) 前述のとおりこの考案によれば鋼製フインガー
ジヨイント上に弾性体ジヨイントを挾むように鋼
板を固着したため、次のような効果を奏する。
鋼板間に弾性体ジヨイントを挿入できると共
に、弾性体ジヨイントを取付けた鋼製フインガ
ージヨイントを、鋼板を利用して予め工場等で
組み立てておくことができるため、施工が容易
になると共に、弾性体ジヨイントの取付状態を
良好なものとすることができる。
フインガープレートの伸縮方向の幅が大きい
ものを用いた場合でも、幅寸法の大きい鋼板を
取付けることにより、常に一定の幅の弾性体ジ
ヨイントを使用することができる。
鋼板が仕切りとなり、アスフアルト舗装が伸
縮部分まで施工できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る橋面伸縮継手の施工状
態を示す横断面図、第2図は橋面伸縮継手の組立
状態を示す横断面図、第3図A,Bは施工当初の
状態を示す平面図、横断面図、第4図、第5図、
第6図は弾性体ジヨイントの種々の形状を示す断
面図、第7図、第8図、第9図は従来の伸縮継手
を示す横断面図である。 1……上弦材、2……鋼製フインガージヨイン
ト、3……弾性体ジヨイント、4……鋼板、5…
…上弦材フランジ、6……基部桁、7……フイン
ガープレート、7A……フインガー、8……鉄筋
コンクリート床版、9……アスフアルト舗装、1
0……伸縮部、10a,10b……溝、11……
調整板、12……ボルト・ナツト、13……長
孔、14……穴ぐり、15……座付きボルト、1
6……大径座金あるいは帯鋼、17……充填材、
18……シユープレート、19……突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 橋桁端部どうし又は橋桁端部と橋台とを間隔を
    おいて設置し、これら端部間には、間隙をおいて
    相互に噛合し得る先端部が形成された鋼製継手部
    材を一対で取付け、これら鋼製継手部材上には、
    上面を覆う伸縮可能な弾性体を取付けるとともに
    伸縮方向両端部に前記弾性体を挾むように鋼板を
    固着し、さらに前記弾性体には伸縮による変形を
    吸収し得る伸縮部を少なくとも一箇所形成してな
    ることを特徴とする橋面伸縮継手。
JP19772684U 1984-12-27 1984-12-27 Expired JPH0240081Y2 (ja)

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JP19772684U JPH0240081Y2 (ja) 1984-12-27 1984-12-27

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JPS61116804U JPS61116804U (ja) 1986-07-23
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