JP3671165B2 - 高架道路の埋設型伸縮装置とその施工法 - Google Patents

高架道路の埋設型伸縮装置とその施工法 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は高架道路の埋設型伸縮装置とその施工法に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種、高架道路の埋設型伸縮装置では、その上部に舗装アスファルトが覆工されて、路面に露出しないため、その路面の走行性が向上し、車両の通過音が発生せず、特に温度変化が激しい積雪寒冷地域に用いて有効であると言われており、従来から実公平6−17841号が普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記公知考案に係る伸縮継手の向かい合う本体部材(10)(20)は、何れも断面倒立L字型のアングル型鋼材から成り、その上面部(12)(22)が小面積の片持ち梁をなすにとどまるばかりでなく、側壁部(11)(21)も単純な板壁として、後付けコンクリート(79)(79)へのアンカー効果に劣るため、平成10年から義務づけられている約25トンの交通荷重に耐える支持強度を発揮することができない。
【0004】
又、上記公知考案の舗装アスファルト(78)における就中継手本体部材(10)の上面部(12)先端と対応する真上位置には、コンクリート床版(71)(71)の伸縮作用に追従させる目的のカッター目地(77)が、予じめ切り込まれている。
【0005】
そのため、仮令そのカッター目地(77)内へ弾性シール材(77a)を充填したとしても、上記伸縮作用に伴なって発生するクラックが、却ってそのカッター目地(77)から経時的に舗装アスファルト(78)へ拡大・波及することとなる一方、逆に舗装アスファルト(78)の浸透水がコンクリート床版(71)(71)の継ぎ目に向かって進入する結果にもなる。
【0006】
つまり、上記公知考案の構成では後付けコンクリート(79)(79)によって埋設一体化された伸縮継手と、その上部を被覆した舗装アスファルト(78)との境界面に、上記クラックの波及や浸透水の流通を遮断する機能部材が全然介挿設置されておらず、そのクラックの伝播や浸透水の流通が自由な放任状態にある。
【0007】
まして、向かい合う継手本体部材(10)(20)のうち、一方の上面部(12)が背高く、他方の上面部(22)が背低く形成されており、その相互間には高低段差が与えられているため、ここに介挿されたゴムなどの弾性体(30)が、両継手本体部材(10)(20)の相対的な摺動作用を許す関係状態にあることとも相俟って、その陥没部分が入口となり、ここから舗装アスファルト(78)の混合物(密粒度アスファルト合材)や、そのアスファルト(78)の浸透水が伸縮継手の内部へ進入することを避けられない。
【0008】
その場合、バックアップ部材(41)(50)はプラスチックフォームから成るものとして、継手本体部材(10)(20)の区画内部へ充填されているにとどまり、少しも固定されていない。又、ゴムなどの軟質材から成る防水用のシール部材(40)も、実際上継手本体部材(10)(20)の向かい合う側壁部(11)(21)に対してのみ、接着剤を介して貼り付けられているに過ぎない。
【0009】
この点、上記コンクリート床版(71)(71)は夏期に膨張するため、その継ぎ目が狭くなり、冬期に収縮するため、同じく継ぎ目は広くなるが、その防水用の上記シール部材(40)はこのような継ぎ目の変化と逆に熱変形する関係上、特に冬期において継手本体部材(10)(20)の側壁部(11)(21)から剥がれ落ちやすい。
【0010】
その結果、伸縮継手の上面に陥没する上記入口部から舗装アスファルト(78)の混合物や、その浸透水が進入しやすく、これらの押し込み圧力を受けることとも相俟って、上記防水用シール部材(40)の抜け落ちるおそれ大であり、その抜け落ちないまでも、浸透水が伸縮継手の下方へ漏出することは必至であって、コンクリート床版(71)(71)の鋼製支承(シュー)を早期に発錆させてしまうことになる。その意味からポーラスな組織の透水性(高機能)アスファルト舗装道路については、到底適用実施することができない。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明はこのような諸問題の改良を企図しており、そのための構成上高架道路の継ぎ目を挟む対向状態として、舗装アスファルトの下部へ埋設されることにより、その継ぎ目の伸縮作用を吸収する一組の第1、2継手が、
【0012】
各々道路の横断方向に沿って延在する壁プレートと、その各壁プレートの中途高さ位置から一定な左右相互間隔おきの分布状態として、相互の離反する背後方向へ一体的に張り出す複数づつの水平なアンカー鉄筋とを備え、
【0013】
その第1継手を形作る壁プレートの上端部から前方へ一体的に張り出す水平な天井プレートと、第2継手を形作る壁プレートの上端近傍部から対応的な前方へ一体的に張り出す水平な梁プレートとがオーバーラップする上下相互間に、帯状の防音用緩衝パッドが介挿設置された高架道路の埋設型伸縮装置において、
【0014】
上記第1継手の壁プレートから天井プレート用支持脚となる複数の補強リブ片と、第2継手の壁プレートから梁プレート用支持脚となる複数の補強リブ片とを、その何れも一定の左右相互間隔おきに垂立する分布状態として各々一体的に張り出すと共に、
【0015】
上記両壁プレートの下端部に各々帯状の水平なアンカーベースプレートを、その相互の並列状態に溶接一体化する一方、
【0016】
上記天井プレートと梁プレートとの全体へ上方から覆いかぶさる断面ほぼ倒立U字型の防水用弾性トップカバーを、その下部両端においてのみ上記壁プレートの背後面へ、各々帯状の押えプレートと複数の固定ボルトにより被着一体化させて、
【0017】
その弾性トップカバーによって上記両壁プレートを伸縮自在に連結したことを特徴とし、
【0018】
又、上記埋設型伸縮装置の施工法として、高架道路の横断方向に沿って延在する壁プレートと、その壁プレートの上端部から前方へ一体的に張り出す水平な天井プレートと、同じく壁プレートから一定の左右相互間隔おきに垂立する分布状態として、やはり一体的に張り出す天井プレート用支持脚となる複数の補強リブ片と、上記壁プレートの下端部に溶接一体化された帯状の水平なアンカーベースプレートと、上記壁プレートの中途高さ位置から一定な左右相互間隔おきの分布状態として、逆な背後方向へ一体的に張り出す複数の水平なアンカー鉄筋とを備えた第1継手と、
【0019】
上記第1継手の壁プレートと向かい合う壁プレートと、その壁プレートの上端近傍部から上記第1継手の天井プレートとオーバーラップする対応的な前方へ一体的に張り出す水平な梁プレートと、その梁プレートの上面へ接着固定されることにより、上記第1継手の天井プレートを下方から梁プレートとの相対的な移動自由に支持する帯状の防音用緩衝パッドと、上記壁プレートから一定の左右相互間隔おきに垂立する分布状態として、やはり 一体的に張り出す梁プレート用支持脚となる複数の補強リブ片と、同じく壁プレートの下端部へ上記第1継手のアンカーベースプレートと並列する状態に溶接一体化された帯状の水平なアンカーベースプレートと、上記壁プレートの中途高さ位置から一定な左右相互間隔おきの分布状態として、逆な背後方向へ一体的に張り出す複数の水平なアンカー鉄筋とを備えた第2継手とが、
【0020】
上記天井プレートと梁プレートとの全体へ上方から覆いかぶさる断面ほぼ倒立U字型をなし、且つその下部両端においてのみ上記壁プレートの背後面同志へ被着一体化された防水用の弾性トップカバーにより、伸縮自在に連結された状態にある1組を、
【0021】
高架道路の継ぎ目と対応位置する付近でのコンクリート床版まで箱抜き形態に刳り取った埋設用凹欠へ、そのアンカーベースプレートがコンクリート床版に接地する状態に挿入セットして、上記弾性トップカバーとほぼ面一状態に打設する後付けコンクリートにより、その凹欠へ埋設一体化した後、
【0022】
小さくとも上記後付けコンクリートの表面積と同じ大きさの防水用兼クラック抑止用繊維強化樹脂複合シートを、その後付けコンクリートの被覆状態に敷設して、最後に上方から舗装アスファルトを打設することを特徴とするものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基いて本発明の具体的構成を詳述すると、その本発明の埋設型伸縮装置は図1〜6に示すような第1、2継手(A)(B)の一組から成り、高架道路におけるコンクリート床版(橋桁)(10)の継ぎ目(遊間)(S)を挟む対向状態に埋設されて、その継ぎ目(S)の伸縮作用を吸収する。その伸縮量は最大値として、例えば約30 mm に設定されている。
【0024】
先ず、一方の第1継手(A)について言えば、(11a)は高架道路の横断方向に沿って延在する一定の長さ(例えば約1750 mm )と高さ(例えば約80 mm )を備えた壁プレートであり、その上端部からは水平な天井プレート(12)が前方へ一定量(W1)(例えば約90 mm )だけ一体的に張り出されている。
【0025】
その場合、上記壁プレート(11a)と天井プレート(12)とは図例のような断面倒立L字型の一体物として、約10 mm 程度の厚みを有するアングル型鋼材から作成することが好ましい。
【0026】
(13a)は上記壁プレート(11a)と倒立T字型に交叉する如く、その壁プレート(11a)の下端部へ溶接一体化された水平なアンカーベースプレートであって、一定幅(W2)(例えば約50 mm )を有する帯状の鋼板から成り、高架道路のコンクリート床版(10)へ安定良く接地した状態のもとで、後付けコンクリート(14)の内部へ埋設一体化されることになる。
【0027】
又、(15a)は上記壁プレート(11a)の中途高さ位置から一定の左右相互間隔(P1)を保つ分布状態として、上記天井プレート(12)と逆な背後方向へ一定量(例えば約270 mm )だけ一体的に張り出された複数(図例では合計7本)の水平なアンカー鉄筋であり、その各後部先端を後付けコンクリート(14)へ強固に喰い付くフック(16a)として、悉く同じ方向へ約90度だけ折り曲げておくことが望ましい。その折り曲げ長さは例えば約80 mm に定める。
【0028】
(17a)はやはり鋼板から成る補強リブ片の複数(図例では合計6個)であって、その木口部が上記壁プレート(11a)と天井プレート(12)並びにアンカーベースプレ ート(13a)へ溶接されることにより、その壁プレート(11a)から前方へ一定量(例えば約38 mm )だけ一体的に張り出し、上記天井プレート(12)の支持脚として機能する。
【0029】
しかも、その複数の天井プレート用支持脚となる補強リブ片(17a)は、一定の左右相互間隔(P2)おきに垂立する分布状態として、上記アンカー鉄筋(15a)の隣り合う中間部へ介在する位置関係にある。
【0030】
次に、他方の第2継手(B)を説明すると、(11b)は上記第1継手(A)の壁プレート(11b)と向かい合い対立する壁プレートであり、その第1継手(A)の壁プレート(11a)と同じ一定の長さと高さを備えた鋼板から成る。
【0031】
(18)はやはり鋼板から成る水平な梁プレートであって、上記壁プレート(11b)の上端近傍部へ溶接されることにより、その壁プレート(11b)から第1継手(A)の壁プレート(11a)と接近する前方へ、一定量(W3)(例えば約50 mm )だけ一体的に張り出して、第1継手(A)における上記天井プレート(12)の真下位置へ潜り込む状態にオーバーラップしている。
【0032】
(19)はその天井プレート(12)と梁プレート(18)との上下相互間に介在する防音用緩衝パッドであって、帯状のクロロプレンゴム(商品名:ネオプレン)から成り、上記梁プレート(18)の上面のみに接着固定されて、天井プレート(12)を下方から弾力的に支持しているにとどまる。
【0033】
そのため、第1継手(A)の天井プレート(12)と第2継手(B)の梁プレート(18)とは、相対的に移動自由であり、上記コンクリート床版(10)における継ぎ目(S)の伸縮作用に追従し得る。(G)は上記天井プレート(12)の張り出し先端部と、第2継手(B)における壁プレート(11b)の上端部との向かい合う相互間に開口する移動許容溝であり、上記コンクリート床版(10)の継ぎ目(S)とほぼ同じ開口幅を有する。
【0034】
又、(13b)は上記第1継手(A)のアンカーベースプレート(13a)と並列する第2継手(B)の水平なアンカーベースプレートであって、同じ一定幅(W2)を備えた帯状の鋼板から成り、第2継手(B)における上記壁プレート(11b)の下端部へ、やはり倒立T字型に交叉する如く溶接一体化されている。
【0035】
(15b)は上記第1継手(A)のアンカー鉄筋(15a)とほぼ対称に配置された第2継手(B)の水平なアンカー鉄筋であり、その複数が壁プレート(11b)の中途高さ位置からやはり一定の左右相互間隔(P1)を保つ分布状態として、上記梁プレート(18)と逆な背後方向へ同じ一定量だけ一体的に張り出している。この第2継手(B)における各アンカー鉄筋(15b)の後部先端も、悉く同じ方向へ約90度だけ折り曲げたフック(16b)として、後付けコンクリート(14)との喰い付き力を昂めることが好ましい。
【0036】
(17b)は上記梁プレート(18)の支持脚となる複数の補強リブ片であって、上記天井プレート用補強リブ片(17a)と同様な鋼板から成り、その木口部が上記第2継手(B)の壁プレート(11b)と梁プレート(18)並びにアンカーベースプレート(13b)へ溶接されることによって、その壁プレート(11b)から前方へ一定量(例えば約38 mm )だけ一体的に張り出している。
【0037】
このような複数の梁プレート用支持脚として機能する補強リブ片(17b)も、一定の 左右相互間隔(P2)おきに垂立する分布状態として、上記アンカー鉄筋(15b)の隣り合う中間部へ介在する位置関係にあるため、第1継手(A)の天井プレート用補強リブ片(17a)と第2継手(B)の梁プレート用補強リブ片(17b)とは、図4のように正しく向かい合う結果となる。
【0038】
更に、(20)は上記第1継手(A)の壁プレート(11a)と、第2継手(B)の壁プレート(11b)との向かい合う相互間へ、上方から覆いかぶさる防水用の弾性トップカバーであって、上記防音用緩衝パッド(19)と同じクロロプレンゴム(商品名:ネオプレン)から、上面がフラットな断面ほぼ倒立U字型に造形されている。
【0039】
そして、その弾性トップカバー(20)は下部両端においてのみ、第1、2継手(A)(B)の壁プレート(11a)(11b)へ被着された上、各々帯状の鋼板から成る押えプレート(21a)(21b)と、その点在分布する複数づつの固定ボルト(22a)(22b)によって、上記壁プレート(11a)(11b)の背後面へ押え付け固定されており、同じくトップカバー(20)のフラットな上面は上記第1継手(A)の天井プレート(12)へ接触するにとどまる。このような弾性トップカバー(20)を介して、第1、2継手(A)(B)が伸縮自在に連結一体化されているわけである。
【0040】
(23a)(23b)は第1、2継手(A)(B)における壁プレート(11a)(11b)の上半部へ開口分布された複数(図例では合計4個)づつのボルト受け入れ用ネジ孔、(24a)(24b)はこれらと対応合致するように、弾性トップカバー(20)の下部両端に開口分布されたボルト受け入れ用バカ孔、(25a)(25b)は同じく押えプレート(21a)(21b)に開口分布されたボルト受け入れ用バカ孔を示している。
【0041】
本発明に係る上記構成の埋設型伸縮装置を施工現場へ搬送すると共に、その現場での施工を行なうに当っては、第1、2継手(A)(B)の一組を予じめ図7、8のように、その何れか一方の壁プレート(11b)から他方の壁プレート(11a)へ、少なくとも左右一対の水平な突っ張りボルト(26)を差し込み螺入させて、その各突っ張りボルト(26)に固定ナット(27)(28)を締結することにより、上記壁プレート(11a)(11b)同志がほぼ平行に向かい合う仮止め状態に保持しておく。(29)はその一方の壁プレート(11b)に開口分布された突っ張りボルト受け入れ用バカ孔、(30)はこれと向かい合う突っ張りボルト受け入れ用ネジ孔であり、他方の壁プレート(11a)に開口形成されている。
【0042】
そして、施工現場では図9から示唆されるように、高架道路のコンクリート床版(10)とその表面の舗装アスファルト(31)を、継ぎ目(S)と対応位置する付近において所謂箱抜き形態に刳り取り、上記壁プレート(11a)(11b)同志が正しく対向する仮止め状態に固定保持された第1、2継手(A)(B)の一組を刳り取り後の埋設用凹欠(32)内へ、そのアンカーベースプレート(13a)(13b)が上記コンクリート床版(10)に接地する状態に挿入セットし、その第1、2継手(A)(B)から予じめ張り出している水平なアンカー鉄筋(15a)(15b)へ、各々別個の水平な補強鉄筋(33a)(33b)並びにホールインアンカー(差し筋)(34a)(34b)の複数づつを、相互の縦横交錯する組立状態に溶接一体化する。
【0043】
そこで、第1、2継手(A)(B)の壁プレート(11a)(11b)から上記突っ張りボルト(26)と、その固定ナット(27)(28)を悉く抜き取り除去することにより、上記仮止め状態を解除して、引き続き上記凹欠(32)へ後付けコンクリート(14)を第1、2継手(A)(B)の弾性トップカバー(20)とほぼ面一状態に打設することにより、その伸縮装置としての全体を埋設一体化するのである。
【0044】
尚、道路幅に応じて伸縮装置の複数を突き合わせ直列状態に埋設することは言うまでもない。先に例示した第1、2継手(A)(B)の長さ約1750 mm は、高架道路の片側車線につき2基づつ直列使用する長さ寸法に対応する。
【0045】
その後、上記後付けコンクリート(14)の表面へ舗装アスファルト(31)を覆工することになるが、その際には図9のような防水用兼クラック抑止用の繊維強化樹脂複合シート(35)を、小さくとも後付けコンクリート(14)の表面積と同じ大きさ(例えば後付けコンクリート(14)の幅(W4)が約970 mm であると仮定した場合、シート幅(W5)が約1000 mm 程度の大きさ)として、流し貼り工法により後付けコンクリート(14)の被覆状態に敷設一体化した上、その上方から舗装アスファルト(31)を打設する。
【0046】
上記繊維強化樹脂複合シート(35)としては、三井化学株式会社の商品名「プレグロンAPRシート」を採用することが望ましい。これはガラス長繊維入りの樹脂複合シートであり、通常の瀝青シートと異なって、約7 ton/m の引張強度を有し、舗装アスファルト(31)のわだちやクラックの抑止性能と防水性能に優れる。
【0047】
上記施工法によれば、その繊維強化樹脂複合シート(35)が後付けコンクリート(14)の内部に埋設された伸縮装置と、これにオーバーレイされた舗装アスファルト(31)との境界面へ、言わば仕切り遮断膜として介在することになるため、その伸縮装置自身に装備された弾性トップカバー(20)とも相俟って、上記コンクリート床版(10)の継ぎ目(S)を発生源とするクラックが、後付けコンクリート(14)を経て舗装アスファルト(31)へ波及・拡大せず、又逆にその舗装アスファルト(31)の浸透水が後付けコンクリート(14)内の伸縮装置を通じて、上記継ぎ目(S)に進入せず、優れたクラック抑止効果と防水効果を達成することができる。その結果、粒状骨材の空隙率が高いポーラスな組織の透水性(高機能)アスファルト舗装道路に対しても、支障なく適用実施することができることになる。
【0048】
更に、図10から明白な如く、舗装アスファルト(31)の不透水性基層(36)と後付けコンクリート(14)との上下相互間へ、第1繊維強化樹脂複合シート(35a)を上記の施工法により敷設した後、その舗装アスファルト(31)の基層(36)と透水性表層(37)との相互間にも、同じ第2繊維強化樹脂複合シート(35b)を敷設することが好ましい。
【0049】
但し、第1繊維強化樹脂複合シート(35a)が上記した約1000 mm のシート幅(W5)を有すると仮定した場合、第2繊維強化樹脂複合シート(35b)は必らずこれよりも大きく、約1900 mm のシート幅(W6)を有する程度として、その舗装アスファルト(31)を形作る基層(36)と表層(37)との境界面へ介挿設置する。
【0050】
そうすれば、万一第1繊維強化樹脂複合シート(35a)が継ぎ目(S)の伸縮作用に抗しきれず動いたとしても、これより大きな第2繊維強化樹脂複合シート(35b)がクラックの波及を確実に抑止し、重畳的な防水効果も達成できることになる。
【0051】
【発明の効果】
以上のように、本発明では高架道路の継ぎ目(S)を挟む対向状態として、舗装アスファルト(31)の下部へ埋設されることにより、その継ぎ目(S)の伸縮作用を吸収する一組の第1、2継手(A)(B)が、
【0052】
各々道路の横断方向に沿って延在する壁プレート(11a)(11b)と、その各壁プレート(11a)(11b)の中途高さ位置から一定な左右相互間隔(P1)(P1)お きの分布状態として、相互の離反する背後方向へ一体的に張り出す複数づつの水平なアンカー鉄筋(15a)(15b)とを備え、
【0053】
その第1継手(A)を形作る壁プレート(11a)の上端部から前方へ一体的に張り出す水平な天井プレート(12)と、第2継手(B)を形作る壁プレート(11b)の上端近傍部から対応的な前方へ一体的に張り出す水平な梁プレート(18)とがオーバーラップする上下相互間に、帯状の防音用緩衝パッド(19)が介挿設置された高架道路の埋設型伸縮装置において、
【0054】
上記第1継手(A)の壁プレート(11a)から天井プレート用支持脚となる複数の補強リブ片(17a)と、第2継手(B)の壁プレート(11b)から梁プレート用支持脚となる複数の補強リブ片(17b)とを、その何れも一定の左右相互間隔(P2)(P2)おきに垂立する分布状態として各々一体的に張り出すと共に、
【0055】
上記両壁プレート(11a)(11b)の下端部に各々帯状の水平なアンカーベースプレート(13a)(13b)を、その相互の並列状態に溶接一体化する一方、
【0056】
上記天井プレート(12)と梁プレート(18)との全体へ上方から覆いかぶさる断面ほぼ倒立U字型の防水用弾性トップカバー(20)を、その下部両端においてのみ上記壁プレート(11a)(11b)の背後面へ、各々帯状の押えプレート(21a)(21b)と複数の固定ボルト(22a)(22b)により被着一体化させて、
【0057】
その弾性トップカバー(20)によって上記両壁プレート(11a)(11b)を伸縮自在に連結してあるため、冒頭に述べた公知考案の諸問題を完全に改良できる効果がある。
【0058】
即ち、本発明の上記構成によれば、第1、2継手(A)(B)の壁プレート(11a)(11b)を支持する帯状の水平なアンカーベースプレート(13a)(13b)が、その壁プレート(11a)(11b)の下端部へ並列状態に溶接一体化されており、これらのアンカーベースプレート(13a)(13b)は後付けコンクリート(14)と強固に喰い付くアンカー作用を営なむ一方、第1継手(A)の水平な天井プレート(12)と第2継手(B)の水平な梁プレート(18)が、その垂立状態にある複数づつの補強リブ片(17a)(17b)によって支持されているため、約25トンの交通荷重に充分耐える支持強度を発揮することができるのであり、伸縮装置としての耐用性に著しく優れる。
【0059】
この点、請求項3の構成を採用するならば、上記天井プレート(12)と梁プレート(18)との支持脚になる複数づつの補強リブ片(17a)(17b)と、両壁プレート(11a)(11b)から背後方向へ張り出す複数づつのアンカー鉄筋(15a)(15b)とが、ほぼ同じ左右相互間隔(P1)(P1)(P2)(P2)を保って交互に分布するため、伸縮装置の組立強度を些さかも低下させるおそれがなく、その強度の全体的に均衡した伸縮装置を得られる。
【0060】
請求項4の構成を採用するならば、各アンカー鉄筋(15a)(15b)がフック(16a)(16b)を介して後付けコンクリート(14)と強固に喰い付くため、上記アンカーベースプレート(13a)(13b)が壁プレート(11a)(11b)と倒立T字型に交叉する水平な帯状をなし、後付けコンクリート(14)へ抜け難く埋設されることとも相俟って、伸縮装置の耐用性がますます向上することになる。
【0061】
又、第1、2継手(A)(B)の壁プレート(11a)(11b)同志は、その天井プレート(12)と梁プレート(18)との全体へ上方から覆いかぶさる断面ほぼ倒立U字 型の防水用弾性トップカバー(20)によって、伸縮自在に連結一体化されているため、舗装アスファルト(31)から伸縮装置の内部へ進入する浸透水などの入口や高低段差が発生せず、完全な防水効果を達成できるほか、そのトップカバー(20)の弾性作用によって、コンクリート床版(10)の継ぎ目(S)から舗装アスファルト(31)へ波及するクラックも抑制し得る。
【0062】
しかも、断面ほぼ倒立U字型に造形された防水用弾性トップカバー(20)の下部両端が両壁プレート(11a)(11b)の背後面へ、帯状の押えプレート(21a)(21b)と複数の固定ボルト(22a)(22b)によって押え付け固定されているため、温度変化の激しい地域での使用中、如何に大きく伸縮作用するも、そのトップカバー(20)の脱落するおそれが全然なく、耐用的な防水効果を維持し得る効果がある。
【0063】
このことは、請求項2の構成を採用するも失なわれず、舗装アスファルト(31)の混合物や浸透水が上記トップカバー(20)により遮断される結果、天井プレート(12)と梁プレート(18)との上下相互間に介在する防音用緩衝パッド(29)が脱落する心配もない。
【0064】
本発明の埋設型伸縮装置を施工するに当り、請求項5の方法によれば、その後付けコンクリート(14)の内部に埋設一体化された伸縮装置と、これを被覆する舗装アスファルト(31)との上下相互間に、防水用兼クラック抑止用の繊維強化樹脂複合シート(35)が仕切り膜として介在するため、その舗装アスファルト(31)から後付けコンクリート(14)を経てコンクリート床版(10)の継ぎ目(S)に向かう浸透水の流通や、逆に継ぎ目(S)を発生源とする後付けコンクリート(14)から舗装アスファルト(31)に向かうクラックの波及を、その複合シート(35)によって完全に断ち切ることができ、優れた防水効果とクラック抑止効果を達成し得るのであり、透水性(高機能)アスファルト舗装道路への適用実施も可能となる。
【0065】
殊更、請求項6の施工法を採用するならば、その第1、2繊維強化樹脂複合シート(35a)(35b)によって、上記防水効果とクラック抑止効果をますます昂めることができる。
【0066】
又、請求項7の施工法を採用するならば、複数の水平な突っ張りボルト(26)とその固定ナット(27)(28)によって、第1、2継手(A)(B)の壁プレート(11a)(11b)同志をほぼ平行に向かい合う仮止め状態に固定保持することができるため、引き続く後付けコンクリート(14)の打設やその他の現場作業を能率良く行なえる効果があり、施工状態の安定性にも役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る埋設型伸縮装置の平面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の底面図である。
【図4】図2の4−4線断面図である。
【図5】図2の5−5線に沿う拡大断面図である。
【図6】図2の6−6線に沿う拡大断面図である。
【図7】本発明に係る第1継手と第2継手との仮止め状態を示す断面図である。
【図8】図7の8−8線に沿う拡大断面図である。
【図9】本発明に係る埋設型伸縮装置の施工状態を示す側断面図である。
【図10】別な施工状態を示す図9に対応する側断面図である。
【符号の説明】
(10)・コンクリート床版
(11a)(11b)・壁プレート
(12)・天井プレート
(13a)(13b)・アンカーベースプレート
(14)・後付けコンクリート
(15a)(15b)・アンカー鉄筋
(16a)(16b)・フック
(17a)・天井プレート用補強リブ片
(17b)・梁プレート用補強リブ片
(18)・梁プレート
(19)・防音用緩衝パッド
(20)・防水用弾性トップカバー
(21a)(21b)・押えプレート
(22a)(22b)・固定ボルト
(26)・突っ張りボルト
(27)(28)・固定ボルト
(31)・舗装アスファルト
(32)・埋設用凹欠
(33a)(33b)・補強鉄筋
(34a)(34b)・ホールインアンカー(差し筋)
(35)・繊維強化樹脂複合シート
(35a)・第1繊維強化樹脂複合シート
(35b)・第2繊維強化樹脂複合シート
(36)・舗装アスファルトの基層
(37)・舗装アスファルトの表層
(A)・第1継手
(B)・第2継手
(G)・移動許容溝
(S)・継ぎ目(遊間)

Claims (7)

  1. 高架道路の継ぎ目(S)を挟む対向状態として、舗装アスファルト(31)の下部へ埋設されることにより、その継ぎ目(S)の伸縮作用を吸収する一組の第1、2継手(A)(B)が、
    各々道路の横断方向に沿って延在する壁プレート(11a)(11b)と、その各壁プレート(11a)(11b)の中途高さ位置から一定な左右相互間隔(P1)(P1)おきの分布状態として、相互の離反する背後方向へ一体的に張り出す複数づつの水平なアンカー鉄筋(15a)(15b)とを備え、
    その第1継手(A)を形作る壁プレート(11a)の上端部から前方へ一体的に張り出す水平な天井プレート(12)と、第2継手(B)を形作る壁プレート(11b)の上端近傍部から対応的な前方へ一体的に張り出す水平な梁プレート(18)とがオーバーラップする上下相互間に、帯状の防音用緩衝パッド(19)が介挿設置された高架道路の埋設型伸縮装置において、
    上記第1継手(A)の壁プレート(11a)から天井プレート用支持脚となる複数の補強リブ片(17a)と、第2継手(B)の壁プレート(11b)から梁プレート用支持脚となる複数の補強リブ片(17b)とを、その何れも一定の左右相互間隔(P2)(P2)おきに垂立する分布状態として各々一体的に張り出すと共に、
    上記両壁プレート(11a)(11b)の下端部に各々帯状の水平なアンカーベースプレート(13a)(13b)を、その相互の並列状態に溶接一体化する一方、
    上記天井プレート(12)と梁プレート(18)との全体へ上方から覆いかぶさる断面ほぼ倒立U字型の防水用弾性トップカバー(20)を、その下部両端においてのみ上記壁プレート(11a)(11b)の背後面へ、各々帯状の押えプレート(21a)(21b)と複数の固定ボルト(22a)(22b)により被着一体化させて、
    その弾性トップカバー(20)によって上記両壁プレート(11a)(11b)を伸縮自在に連結したことを特徴とする高架道路の埋設型伸縮装置。
  2. 弾性トップカバー(20)と同じクロロプレンゴムから成る防音用緩衝パッド(19)を、梁プレート(18)の上面のみに接着固定して、その緩衝パッド(19)により天井プレート(12)を下方から梁プレート(18)との相対的な移動自由に支持したことを特徴とする請求項1記載の高架道路の埋設型伸縮装置。
  3. 天井プレート用支持脚となる複数の補強リブ片(17a)と、梁プレート用支持脚となる複数の補強リブ片(17b)とを、その何れもアンカー鉄筋(15a)(15b)の隣り合う中間部に介在する位置関係の分布状態として、各壁プレート(11a)(11b)から一体的に張り出したことを特徴とする請求項1記載の高架道路の埋設型伸縮装置。
  4. 各壁プレート(11a)(11b)から一体的に張り出すアンカー鉄筋(15a)(15b)の後部先端を、後付けコンクリート(14)への喰い付き用フック(16a)(16b)として悉く同じ方向へ折り曲げたことを特徴とする請求項1記載の高架道路の埋設型伸縮装置。
  5. 高架道路の横断方向に沿って延在する壁プレート(11a)と、その壁プレート(11a)の上端部から前方へ一体的に張り出す水平な天井プレート(12)と、同じく壁プレート(11a)から一定の左右相互間隔(P2)おきに垂立する分布状態として、やはり一体的に張り出す天井プレート用支持脚となる複数の補強リブ片(17a)と、上記壁プレート(11a)の下端部に溶接一体化された帯状の水平なアンカーベースプレート(13a)と、上記壁プレート(11a)の中途高さ位置から一定な左右相互間隔(P1)おきの分布状態として、逆な背後方向へ一体的に張り出す複数の水平なアンカー鉄筋(15a)とを備えた第1継手(A)と、
    上記第1継手(A)の壁プレート(11a)と向かい合う壁プレート(11b)と、その壁プレート(11b)の上端近傍部から上記第1継手(A)の天井プレート(12)とオーバーラップする対応的な前方へ一体的に張り出す水平な梁プレート(18)と、その梁プレート(18)の上面へ接着固定されることにより、上記第1継手(A)の天井プレート(12)を下方から梁プレート(18)との相対的な移動自由に支持する帯状の防音用緩衝パッド(19)と、上記壁プレート(11b)から一定の左右相互間隔(P2)おきに垂立する分布状態として、やはり一体的に張り出す梁プレート用支持脚となる複数の補強リブ片(17b)と、同じく壁プレート(11b)の下端部へ上記第1継手(A)のアンカーベースプレート(13a)と並列する状態に溶接一体化された帯状の水平なアンカーベースプレート(13b)と、上記壁プレート(11b)の中途高さ位置から一定な左右相互間隔(P1)おきの分布状態として、逆な背後方向へ一体的に張り出す複数の水平なアンカー鉄筋(13b)とを備えた第2継手(B)とが、
    上記天井プレート(12)と梁プレート(18)との全体へ上方から覆いかぶさる断面ほぼ倒立U字型をなし、且つその下部両端においてのみ上記壁プレート(11a)(11b)の背後面同志へ被着一体化された防水用の弾性トップカバー(20)により、伸縮自在に連結された状態にある1組を、
    高架道路の継ぎ目(S)と対応位置する付近でのコンクリート床版(10)まで箱抜き形態に刳り取った埋設用凹欠(32)へ、そのアンカーベースプレート(13a)(13b)がコンクリート床版(10)に接地する状態に挿入セットして、上記弾性トップカバー(20)とほぼ面一状態に打設する後付けコンクリート(14)により、その凹欠(32)へ埋設一体化した後、
    小さくとも上記後付けコンクリート(14)の表面積と同じ大きさの防水用兼クラック抑止用繊維強化樹脂複合シート(35)を、その後付けコンクリート(14)の被覆状態に敷設して、最後に上方から舗装アスファルト(31)を打設することを特徴とする高架道路における埋設型伸縮装置の施工法
  6. 小さくとも後付けコンクリート(14)の表面積と同じ大きさを有する防水用兼クラック抑止用の第1繊維強化樹脂複合シート(35a)を、その後付けコンクリート(14)の被覆状態に敷設して、上方から舗装アスファルト(31)の基層(36)を打設した後、
    その基層(36)の表面へ上記第1繊維強化樹脂複合シート(35a)よりも大きな防水用兼クラック抑止用の第2繊維強化樹脂複合シート(35b)を敷設して、その上方から舗装アスファルト(31)の表層(37)を打設することを特徴とする請求項5記載の高架道路における埋設型伸縮装置の施工法。
  7. 第1、2継手(A)(B)の一組を、その何れか一方の壁プレート(11a)から他方の壁プレート(11b)へ差し込み螺入させた複数の水平な突っ張りボルト(26)と、その各突っ張りボルト(26)へ締結した固定ナット(27)(28)によって、壁プレート(11a)(11b)同志がほぼ平行に向かい合う仮止め状態に保持した上、
    上記第1、2継手(A)(B)を埋設用凹欠(32)へ挿入セットして、その各壁プレート(11a)(11b)から予じめ一体的に張り出すアンカー鉄筋(15a)(15b)を、これらと交錯する別個な補強鉄筋(33a)(33b)並びにホールインアンカー(34a)(34b)と組立一体化した後、上記突っ張りボルト(26)とその固定ナット(27)(28)を悉く抜き取り除去して、上記凹欠(32)へ後付けコンクリート(14)を打設することを特徴とする請求項記載の高架道路における埋設型伸縮装置の施工法。
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