JPH0213521Y2 - - Google Patents

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JPH0213521Y2
JPH0213521Y2 JP6343384U JP6343384U JPH0213521Y2 JP H0213521 Y2 JPH0213521 Y2 JP H0213521Y2 JP 6343384 U JP6343384 U JP 6343384U JP 6343384 U JP6343384 U JP 6343384U JP H0213521 Y2 JPH0213521 Y2 JP H0213521Y2
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JP
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joint
expansion
steel
elastic
elastic body
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JP6343384U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、主に道路橋に使用する橋面伸縮継
手に関するものである。
〔従来技術〕
この種の伸縮継手としては、第1図に示すよう
なステンレス鋼板1を用いた目地方式、第2図に
示すような伸縮自在なゴム材2を用いたゴム製伸
縮継手、第3図に示すようないわゆるフインガー
ジヨイント3を用いた鋼製伸縮継手がある。
ところで前記目地方式の場合には、目地材にク
ラツクが入つて飛散し舗装4の角を破損させ、ま
た略V形の溝5に、ゴミ、砂6がたまる。そして
そのゴミ等が、上からの輪荷重により楔作用でス
テンレス鋼板1を上から次第に下へ押すために、
ステンレス鋼板1が下へ垂れさがり、ゴミ、砂、
雨水が下へ落ちていく。
またゴム製伸縮継手の場合には、水漏れはない
が、床版7の切れ目では剛度が不足しており、応
力集中によりゴム材2が破損する欠点がある。
また鋼製伸縮継手の場合には、耐久性があるも
のの、ガツター8を設けても、ゴミ、砂6が詰ま
り、高架下への水漏れが生じ、主桁が錆るなど桁
下環境が悪化し、かつフインガープレート3Aと
舗装4との接続部にクラツクが入つてしだいに大
きくなり、剥離して自動車が通るたびに衝撃音を
出したり、乗り心地を悪くする。
〔考案の目的〕
この考案は、前述のような欠点を解消すべく創
案されたもので、その目的は、ゴム製伸縮継手と
鋼製伸縮継手を綜合し、走行性が良く、水漏れが
防止され、また、補修が容易でかつ耐久性が良好
な橋面伸縮継手を提供することにある。
〔考案の構成〕
この考案に係る橋面伸縮継手は、橋桁端部どう
し又は橋桁端部と橋台とを間隔をおいて設置し、
これら端部間には間隔をおいて相互に噛合し得る
先端部が形成された鋼製継手部材を取付けるとと
もにこれら鋼製継手部材上には前記橋桁等の端部
間を覆う伸縮可能な弾性体を取付け、この弾性体
には伸縮による変形を吸収し得る凹溝状伸縮部を
少なくとも一箇所形成し、かつ弾性体と鋼製継手
部材との間であつて少なくとも鋼製継手部材の先
端噛合部の位置する部分にはシユープレートを設
け、鋼製継手と弾性体継手それぞれの伸縮機能を
損することなく、比較的簡単な構成により前記目
的を達成するようにしたものである。
〔実施例〕
以下、この考案を図示する一実施例に基づいて
説明する。第4図、第5図に示すように、橋桁の
対向する上弦材10,10上にこの考案に係る伸
縮継手が載置される。
この伸縮継手は、一対の鋼製フインガージヨイ
ント11,11と、ゴム等からなる弾性体ジヨイ
ント12とからなる。
鋼製フインガージヨイント11は、第4図に示
すように、橋桁の上弦材10上面に固着された基
部桁13と、この基部桁13の上面に水平に取付
けられたフインガープレート14とからなる。
フインガープレート14は、先端に鋸歯状の多
数のフインガー14Aを有し、対向するフインガ
ー14Aが間隔をおいて相互に噛合し得るように
され、温度差などによる橋桁の伸縮、車輌走行時
の角変形、および継手両端部の高低差などを吸収
しつつ橋桁を接続している。
なお、このような構成の鋼製フインガージヨイ
ント11と上弦材10とは、鉄筋コンクリート床
版15の鋼製型枠を兼用することになる。
弾性体ジヨイント12は一対のフインガープレ
ート14上にアスフアルト舗装16端部間を覆う
ように、かつ、その上面がアスフアルト舗装16
上面と面一となるように、取付けられている。
このような弾性体ジヨイント12は、それ自体
伸縮自在であるが、伸縮によりジヨイント12に
生じる主なる変形を吸収できるように、その中央
部に凹溝状伸縮部17が形成されている。
この伸縮部17は、上面に形成した溝17aと
下面に形成した二つの溝17bから略V字状とさ
れ、橋桁長手方向に伸縮すると共に橋桁のたわみ
による角変形及び相対する鋼製継手部材の高低差
に対しても追随可能となつている。
この伸縮部17の形状は、これに限らず橋桁長
手方向に伸縮し、曲げ及び高低差に対し変形可能
であればよく、さらに、橋桁長手方向に複数設け
てもよい。
弾性体ジヨイント12とフインガープレート1
4との接続は、弾性体ジヨイント12の橋桁長手
方向両端部に穴ぐり18を施し、特殊ボルト19
および特殊座金20により行なわれ、弾性体ジヨ
イント12が破損した場合に容易に取換えること
ができる。さらに穴ぐり18部分には、ゴミ、砂
等がたまるのを防止するためゴム等からなる充填
材21が充填される。
第6図に示すように、特殊ボルト19は、頭部
首下に凹部19Aおよび大径の座金22が形成さ
れたものであり、凹部19Aにより充填材21が
外れるのを防止し、座金22により強固な押え付け
ができるようにされている。
この特殊ボルト19は、通常の座付きボルトと
平座金から構成することもできる。
特殊座金20は、特殊ボルト19の押付けによ
る弾性体ジヨイント12の破損を防止するための
ものであり、座金22を受けるフランジ20Aを
上部に有するスリーブ形状とされている。
また、伸縮部17すなわちフインガー14A噛
合部分および特殊ボルト19部分におけるフイン
ガープレート14と弾性体ジヨイント12の間に
はシユープレート23,24が挿入され、伸縮部
のシユープレート23は弾性体ジヨイント下面に
形成された凹部12′に挿入し、伸縮に伴つて伸
縮部弾性体がフインガー間の噛み込むのを防止
し、弾性体ジヨイント12の伸縮が円滑に行なわ
れるようになつている。また、シユープレート2
4は特殊ボルト取付部分を補強するために設けら
れている。
次に、第7図に示すのは、伸縮部17を二つ設
け、かつ、弾性体ジヨイント12の収縮時におけ
る中央部の浮上がりを防止するため中央部に取付
ボルト25を設けた例である。この場合、中央部
のシユープレート23は取付ボルト25を介して
取付けられるため、凹部を形成する必要がなく、
弾性体ジヨイント12の下面は平坦面でよい。
取付ボルト25は、一方のフインガープレート
14のフインガー14Aに、例えば一つおきに螺
着され、弾性体ジヨイント12の中央部を押える
ようにされている。
この取付ボルト25は、弾性体ジヨイント12
を固定するのではなく、両方の伸縮部17に伸縮
が伝達されるよう弾性体ジヨイント12が移動自
在となるように押え付けるものである。そのた
め、ブツシユ30を介して大径の座金26が締付
けられている。
また、穴ぐり27およびボルト孔28は、ルー
ズホールあるいは長孔とされ、これにより弾性体
ジヨイント12が取付ボルト25に対して移動で
きるようにされている。
さらに、弾性体ジヨイント12の大径座金26
との当接部は、突起29が設けられ大径座金26
はブツシユ30を介してボルト25によつて適切
に締付けられており、弾性体ジヨイント12の円
滑な移動および防水がなされる。
次に、第9図ないし第12図に示すのは、弾性
体ジヨイント12とフインガープレート14との
接続部分の変形例であり、特殊座金20および座
金22の代わりに弾性体ジヨイント長さ方向に連
結する帯鋼31を用い、凹部19Aの代わりに穴
ぐり18の上部に係止突起32を形成したもので
ある。
帯鋼31は、その両端部が弾性体ジヨイント1
2に埋め込まれるように取付けられ、その下方に
弾性体ジヨイント12の部材が位置するようにさ
れている。さらに、この部分にはフインガープレ
ートと弾性体ジヨイントとの止水性を良くするた
めの突起33が設けられている。
なお、第10図ないし第12図に示すのは、伸
縮部17を略W字状、略M字状、〓形状を三つ連
続させた形状としたものであり、さらに、このよ
うな伸縮形状を上下逆にすることも考えられる。
〔考案の効果〕
前述のとおりこの考案によれば弾性体ジヨイン
トと鋼製フインガージヨイントとをシユープレー
トを介して組合わせるとともに弾性体ジヨイント
に凹溝状伸縮部を設けたもので、次のような効果
を奏する。
伸縮部を有する弾性体ジヨイントと鋼製フイ
ンガージヨイントの先端噛合部との間にシユー
プレートを介在させたため、弾性体ジヨイント
が前記先端噛合部に噛み込むことなく、弾性体
ジヨイントが鋼製フインガージヨイントの伸縮
等の変形に対して円滑に追随し、伸縮継手の機
能が確実に作用する。
弾性体ジヨイントは、伸縮部により変形を吸
収し、橋桁等の端部間において鋼製フインガー
ジヨイントを常に覆うため水漏れを防止できる
とともにゴム等の弾性体による緩衝により衝撃
音が解消され、走行する自動車の乗り心地を良
くすることができる。
弾性体ジヨイントの取替がが容易で補修が簡
単となり、特に交通量の多い場所においては短
時間の取替えができて効果が大きい。
鋼製フインガージヨイントを用いるため剛性
が高く耐久性がある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図は従来の伸縮継手を示
す横断面図、第4図、第5図はこの考案に係る伸
縮継手を示す部分破断平面図、縦断面図、第6図
は第5図の部分拡大断面図、第7図は変形例を示
す縦断面図、第8図は第7図の部分平面図で第9
図、第10図、第11図、第12図は、フインガ
ープレートと弾性体ジヨイントとの接続部分を変
えた実施例であり、それぞれ伸縮部の形状の異な
る縦断面図である。 1……ステンレス鋼板、2……ゴム材、3……
フインガージヨイント、3A……フインガープレ
ート、4……舗装、5……溝、6……ゴミ、砂、
7……床版、8……ガツター、10……上弦材、
11……鋼製フインガージヨイント、12……弾
性体ジヨイント、13……基部桁、14……フイ
ンガープレート、14A……フインガー、15…
…鉄筋コンクリート床版、16……アスフアルト
舗装、17……伸縮部、17a,17b……溝、
18……穴ぐり、19……特殊ボルト、19A…
…凹部、20……特殊座金、20A……フラン
ジ、21……充填材、22……座金、23,24
……シユープレート、25……取付ボルト、26
……座金、27……穴ぐり、28……ボルト孔、
29……突起、30……ブツシユ、31……帯
鋼、32……係止突起、33……突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 橋桁端部どうし又は橋桁端部と橋台とを間隔を
    おいて設置し、これら端部間には間隙をおいて相
    互に噛合し得る先端部が形成された鋼製継手部材
    を取付けるとともに、これら鋼製継手部材上には
    前記橋桁等の端部間を覆う伸縮可能な弾性体を取
    付け、この弾性体には伸縮による変形を吸収し得
    る凹溝状伸縮部を少なくとも一箇所形成し、かつ
    弾性体と鋼製継手部材との間であつて少なくとも
    鋼製継手部材の先端噛合部の位置する部分にはシ
    ユープレートを設けてなることを特徴とする橋面
    伸縮継手。
JP6343384U 1984-04-28 1984-04-28 橋面伸縮継手 Granted JPS60178005U (ja)

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JP6343384U JPS60178005U (ja) 1984-04-28 1984-04-28 橋面伸縮継手

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JPS60178005U JPS60178005U (ja) 1985-11-26
JPH0213521Y2 true JPH0213521Y2 (ja) 1990-04-13

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CN100406650C (zh) * 2005-06-05 2008-07-30 徐斌 一种抗特大变位的模块式梳型桥梁伸缩缝装置
JP4689371B2 (ja) * 2005-07-04 2011-05-25 ニッタ株式会社 橋梁伸縮継手
JP5549127B2 (ja) * 2009-07-01 2014-07-16 横浜ゴム株式会社 地覆部用又は縁石部用伸縮継手

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JPS60178005U (ja) 1985-11-26

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