JP5882105B2 - 使い捨て着用物品 - Google Patents

使い捨て着用物品 Download PDF

Info

Publication number
JP5882105B2
JP5882105B2 JP2012081724A JP2012081724A JP5882105B2 JP 5882105 B2 JP5882105 B2 JP 5882105B2 JP 2012081724 A JP2012081724 A JP 2012081724A JP 2012081724 A JP2012081724 A JP 2012081724A JP 5882105 B2 JP5882105 B2 JP 5882105B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
temporary fixing
hook element
disposable wearing
tape tab
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012081724A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013208358A (ja
JP2013208358A5 (ja
Inventor
瀧野 俊介
俊介 瀧野
克文 青木
克文 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uni Charm Corp
Original Assignee
Uni Charm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2012081724A priority Critical patent/JP5882105B2/ja
Application filed by Uni Charm Corp filed Critical Uni Charm Corp
Priority to KR1020147027342A priority patent/KR101871409B1/ko
Priority to US14/386,947 priority patent/US9259366B2/en
Priority to EP13769219.0A priority patent/EP2805700B1/en
Priority to CN201380017842.1A priority patent/CN104244882B/zh
Priority to PCT/JP2013/059136 priority patent/WO2013146946A1/ja
Priority to AU2013241269A priority patent/AU2013241269B2/en
Publication of JP2013208358A publication Critical patent/JP2013208358A/ja
Publication of JP2013208358A5 publication Critical patent/JP2013208358A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5882105B2 publication Critical patent/JP5882105B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/45Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
    • A61F13/49Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers
    • A61F13/496Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers in the form of pants or briefs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/56Supporting or fastening means
    • A61F13/62Mechanical fastening means, ; Fabric strip fastener elements, e.g. hook and loop
    • A61F13/622Fabric strip fastener elements, e.g. hook and loop
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/551Packaging before or after use
    • A61F13/55105Packaging before or after use packaging of diapers
    • A61F13/5512Packaging before or after use packaging of diapers after use
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/56Supporting or fastening means
    • A61F13/5622Supporting or fastening means specially adapted for diapers or the like
    • A61F13/565Supporting or fastening means specially adapted for diapers or the like pants type diaper

Description

本発明は、使い捨て着用物品に関し、より詳しくは、使用後の使い捨て着用物品において一方の端部を内側にして他方の端部に向かって巻いて丸め、これを固定するためのテープタブを有する使い捨ておむつ、使い捨てのトイレット・トレーニングパンツ、使い捨て失禁パンツ、使い捨ての生理用パンツ、使い捨て吸収パッド等の使い捨て着用物品に関する。
従来、着用後の使い捨て着用物品を丸めて固定するためのテープタブを有する使い捨て着用物品は公知である。例えば、特許文献1には、テープ基材にメカニカルフックが設けられたテープタブを備える使い捨て着用物品が開示される。
特開平10−137008号公報
特許文献1に開示の着用物品によれば、テープ基材は、不織布によって形成され、メカニカルフックが設けられたメカニカルフック部と、メカニカルフックが設けられずに不織布が露出する露出部とを有する。このようなテープタブは、その使用前においては、メカニカルフックが内側になるように、メカニカルフック部と露出部とが対向して折り畳まれ、メカニカルフックが露出部の不織布の繊維に絡むことによって、これらが互いに連結され、折り畳まれた状態が維持される。着用後の使い捨て着用物品を廃棄する場合において、着用物品の一端が内側に、他端が外側になるように巻いて丸め、テープタブのメカニカルフックでこれを固定することができる。すなわち、テープタブは、メカニカルフック部と露出部との連結を解除させ、折り畳まれた状態から伸展させて、メカニカルフックを着用物品本体に連結させることで、丸めた着用物品が広がらないように固定することができる。したがって、着用物品内の排泄物が外側に露出することなく、かつ、着用物品をコンパクトにして廃棄することができる。
しかし、上記のようなメカニカルフックは、その全面が露出部に連結されているから、メカニカルフック部を上方に引っ張り上げるようにしてこの連結を解除して、メカニカルフック部と露出部とを伸展させ、メカニカルフックを着用物品本体の所望の位置に連結させなければならない。この特許文献1においては、メカニカルフック部を引張上げて伸展させなければならないから、その分、着用後の使い捨て着用物品を固定するための一連の動作に無駄が生じ、煩わしさを感じる。
本発明は、従来の着用物品の改良であって、簡易な動作で着用後の使い捨て着用物品を固定することができるテープタブを有する使い捨て着用物品を提供することを課題とする。
本発明は、縦方向およびそれに直交する横方向を有し、肌対向面およびその反対側に位置する非肌対向面を有するシャーシと、前記非肌対向面に取り付けられたテープタブとを含む使い捨て着用物品の改良にかかわる。
本発明は、前記使い捨て着用物品において、前記テープタブは、繊維不織布によって形成され、メカニカルファスナのフック要素が設けられた第1領域と、前記第1領域と前記シャーシとの間に位置する第2領域と、前記第1および第2領域の間に位置する折曲部とを含み、前記第1領域と前記第2領域とは、前記折曲部に沿って折り畳まれ前記フック要素を内側にして積層され、前記第1領域は、少なくともその一部に前記フック要素が設けられたファスニング部と、前記ファスニング部と前記折曲部との間に位置する中間部と、前記ファスニング部の前記中間部とは反対側に位置する摘み部とを有し、前記摘み部および前記中間部には、前記第1領域および前記第2領域を互いに仮止めする第1仮止め部および第2仮止め部がそれぞれ設けられ、前記フック要素は、前記第2領域とは非連結状態にあることを特徴とする。
本発明の特にそのひとつ以上の実施態様によれば、第1領域と第2領域とは、摘み部と中間部とにおいて、仮止め部によって仮止めされる。仮止め部を引っ張って仮止めを解除するだけで、第1領域を第2領域から伸展させることができるので、第1領域のフック要素を簡易な動作で他の部分に連結することができる。
本発明に係る使い捨て着用物品の一例としての使い捨ておむつの前ウエスト域側から見た斜視図。 使い捨ておむつの後ウエスト域側から見た斜視図。 使い捨ておむつの一部破断展開図。 使い捨ておむつの分解斜視図。 図3のV−V線拡大断面図。 (a)使い捨ておむつを丸めた状態を示す斜視図。(b)丸めた使い捨ておむつをテープタブで固定した状態を示す斜視図。 (a)〜(d)テープタブの動きを説明するための図。
図1および図2を参照すれば、使い捨ておむつ1は、着用者の肌対向面およびその反対側である非肌対向面を有し、シャーシ10と、シャーシ10の肌対向面に配置された吸液構造体40と、シャーシ10の非肌対向面に取り付けられたテープタブ70とを含む。シャーシ10は前ウエスト域11と、後ウエスト域12と、前後ウエスト域11,12間に位置するクロッチ域13と、横方向Xへ延びる前後端部14,15および縦方向Yへ延びる両側部16とを有する。テープタブ70は、後ウエスト域12の非肌対向面において、縦方向Yへ延びる。両側部16には、縦方向Yへ断続的に延びるシーム部17が形成され、シーム部17で前後ウエスト域11,12が連結されることによって、前後端部14,15でウエスト開口が形成され、クロッチ域13における両側部16でレッグ開口が形成される。おむつ1を着用者から取り外すとき、シーム部17の近傍の前後ウエスト域11,12を互いに反対向きへ強制的に引っ張って、それらウエスト域を分離することができる。
図3および図4を参照すれば、おむつ1は、横方向Xにおける寸法を二等分した仮想縦中心線2−2、縦方向Yにおける寸法を二等分した仮想横中心線3−3を有し、仮想縦中心線2−2に関してほぼ対称とされる。この図3および図4において、各弾性体は、その収縮力に抗して伸長させた状態で示される。
シャーシ10は、非肌対向面に位置するとともに、前後ウエスト域11,12およびクロッチ域13の一部を画定する非伸縮性の前後ウエストシート21,22と、これら前後ウエストシート21,22を連結するとともにクロッチ域13を画定する非伸縮性のクロッチシート23と、前ウエスト域11に配置された伸縮性の第1弾性シート31と、後ウエスト域12に配置された伸縮性の第2弾性シート32とを含む。前後ウエストシート21,22およびクロッチシート23の内側には、吸液構造体40が配置される。
前後ウエストシート21,22およびクロッチシート23としては、例えば、質量が約10〜40g/m、好ましくは約13〜20g/m、繊維密度が約0.03〜0.10g/cm、好ましくは約0.04〜0.09g/cmである熱融着性のスパンボンド繊維不織布を用いることができる。
第1および第2弾性シート31,32は、ほぼ矩形とされ、第1および第2ウエスト域11,12の両側部16間において横方向Xへ延びる。第1および第2弾性シート31,32は、例えば、質量が約20〜50g/m、好ましくは約30〜40g/m、繊維密度が約0.01〜0.04g/cm、好ましくは約0.025〜0.035g/cmの範囲である熱融着性のエラストマー繊維からなる伸縮性繊維不織布を用いることができる。具体的には、熱可塑性ポリウレタンポリマーと、熱可塑性ポリウレタンポリマー以外の熱可塑性ポリマー、例えば、スチレン系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、塩ビ系エラストマー、アミド系エラストマー、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはポリスチレン等のポリオレフィン類のポリマーとの混合からなる繊維を含む混合繊維から形成することができる。これら第1および第2弾性シート31,32は、少なくとも横方向Xにおいて弾性的に伸縮可能とされる。
第1弾性シート31は、吸液構造体40の底面において、前端部40aに重なり、横方向Xへ伸長状態で収縮可能に取り付けられる。前ウエストシート21は、横方向Xへ延びる折曲部24に沿って仮想横中心線3−3へ向かって折り畳まれ、吸液構造体40の前端部40aを覆い、さらに、第1弾性シート31にも重なる。折曲部24がおむつ1の前端部14を形成する。
前ウエストシート21には、折曲部24に沿って、ストランド状またはストリング状の複数本の弾性体61が、横方向Xへ伸長状態で収縮可能に取り付けられる。第1弾性シート31および弾性体61によって、前ウエスト域11が横方向Xへ弾性化され、着用者に密着可能とされる。特に、第1弾性シート31が着用者の腹部に対する密着性に関与し、弾性体61がウエスト開口からの漏れ防止に関与している。
第2弾性シート32は、吸液構造体40の吸収面において、後端部40bを覆うように重なり、横方向Xへ伸長状態で収縮可能に取り付けられる。後ウエストシート22は、横方向Xへ延びる折曲部26に沿って縦方向Y内側へ折り畳まれ、第2弾性シート32に重なる。折曲部26がおむつ1の後端部15を形成する。
後ウエストシート22には、折曲部26に沿って、ストランド状またはストリング状の複数本の弾性体62が、横方向Xへ伸長状態で収縮可能に取り付けられる。第2弾性シート32および弾性体62によって、後ウエスト域12が横方向Xへ弾性化され、着用者に密着可能とされる。特に、第2弾性シート32が着用者の腹部に対する密着性に関与し、弾性体62がウエスト開口からの漏れ防止に関与する。
前後ウエストシート21,22のレッグ開口を形成する領域には、シート状の弾性体63,64がそれぞれ一対、伸長状態で収縮可能に取り付けられる。弾性体63,64は、質量が約20〜50g/m、好ましくは、約30〜40g/m、繊維密度が約0.01〜0.04g/cm、好ましくは約0.025〜0.035g/cmの範囲である熱融着性のエラストマー繊維からなる伸縮性繊維不織布を用いることが好ましい。具体的には、熱可塑性ポリウレタンポリマーと、熱可塑性ポリウレタンポリマー以外の熱可塑性ポリマー、例えば、スチレン系エラストマー、ポリオレフィン系エラストマー、塩ビ系エラストマー、アミド系エラストマー、ポリエチレン、ポリプロピレン、またはポリスチレン等のポリオレフィン類のポリマーとの混合からなる繊維を含む混合繊維から形成することができる。さらに、このような伸縮性繊維不織布を延伸処理することによって、伸縮性を向上させることができる。延伸処理としては、公知の延伸処理法、例えば、伸縮性繊維不織布を一対のギア間に通過させることによって、さらに延伸される部分と延伸されない部分とを形成することによって実施することができる。
前後ウエストシート21,22の内側には、防漏シート51,52がそれぞれ積層される。防漏シート51,52として、例えば、透湿性かつ不透液性のプラスチックフィルムを用いることができる。防漏シート51,52の内側には、前後ウエストシート21,22を縦方向Yに連結する防漏シート53がさらに積層される。防漏シート53として、透湿性かつ不透液性のプラスチックフィルムまたはこのフィルムと繊維不織布とのラミネートを用いることができる。防漏シート51,52,53は、吸液構造体40に重なるように配置される。
吸液構造体40は、横方向Xへ延びる前後端部40a,40bと、縦方向Yへ延びる両側部40cとによって画定された縦長方形状である。吸液構造体40は、クロッチ域13から前後ウエスト域11,12に延在し、前端部40aが前ウエスト域11に位置され、後端部40bが後ウエスト域12に位置される。
吸液構造体40は、フラッフパルプと超吸収性ポリマー粒子等との混合からなる吸液性コアを液拡散性シート(図示せず)で覆うことによって形成された吸収体41と、吸収体41の吸収面を覆う身体側ライナ42と、吸収体41の底面から両側部を覆い、吸収面へと折り曲げられる被覆シート43とを含む。
図5を参照すれば、テープタブ70は、後ウエストシート22に取り付けられる。テープタブ70は、互いに積層され、それぞれ縦方向Yへ延びる第1領域71、第2領域72、および第3領域73によって構成される。第1領域71の内側に第2領域72が位置し、第1領域71と第2領域72との間には、これらを連結し横方向Xへ延びる折曲部84が形成され、この折曲部84に沿って第1および第2領域71,72が互いに折り畳まれて積層される。第2領域72の内側に第3領域73が位置し、これら領域が互いに接合される。その結果、第1、第2および第3領域71,72,73の積層状態の断面はZ形に形成される。
第1領域71と第2領域72とは、一片の繊維不織布である第1帯部材80によって形成される。第1帯部材80は、縦方向Yにおいて折曲部84の反対側に位置する第1領域71側の第1端部80Aと、同方向へ位置し、第1端部80Aと隣接する第2領域72側の第2端部80Bとを有する。したがって、第1および第2端部80A,80Bは、シャーシ10の後端部15側へ向き、折曲部84と後端部15との間に位置する。
第1領域71は、第1端部80Aである摘み部81と、摘み部81に隣接するとともにメカニカルファスナのフック要素74が設けられたファスニング部82と、ファスニング部82と折曲部84との間に位置する中間部83とを含む。フック要素74は、第2領域72に対向する面に設けられる。第2領域72は、第2端部80B近傍において、第3領域73から縦方向Yへ延出し、後ウエストシート22に接合域85よって接合される。
第3領域73は、一片の繊維不織布である第2帯部材90によって形成され、後ウエストシート22に接合される固定領域91と、第1および第2端部80A,80Bに隣接し第1領域71側へ折り返されて第2領域72に連結される第1端部90Aと、折曲部84側に位置する第2端部90Bと、固定領域91と第1端部90Aを互いに連結する折曲部92とを有する。第1端部90Aおよび固定領域91は、折曲部92に沿って折り曲げられ、互いに積層される。このように折り曲げたとき、第1および第2端部90A,90Bは、少なくとも、折曲部92よりもクロッチ域13側に位置する。固定領域91は、第1帯部材80の折曲部84近傍まで延びるとともに、接合域85を介して後ウエストシート22に永久的に固定される。
<第1および第2帯部材の引張強度の測定方法>
第2帯部材90の引張強度は、第1帯部材80のそれよりも高くされる。引張強度は、株式会社島津製作所製 オートグラフ引張試験機を用いて測定した。サンプルとして、テープタブ70の第1および第2帯部材80,90をそれぞれカットし、そのカット幅(mm)を測定する。サンプルの一方の側縁を一方のチャックに挟持し、他方の側縁を他方のチャックに挟持し、引張速度100mm/min、ピール角度180°でこれらチャックを離間させ、サンプルが破断したときの強度を測定した。測定したサンプルの幅(mm)から、幅10mm当たりの引張強度(N/10mm)を算出し、第1帯部材80と第2帯部材90との引張強度を比較した。
図6を参照すれば、上記のようなテープタブ70において、フック要素74の縦方向Y外側には、ドット状の第1および第2仮止め部76,77が設けられる。第1および第2仮止め部76,77は、テープタブ70の幅方向、すなわち、横方向Xへ並んで複数設けられる。再び図5を参照すれば、第1仮止め部76は、第1領域71の摘み部81および第2領域72の第1端部80Bを互いに仮止めするとともに、これら第1仮止め部76は、各領域の厚さ方向において一致し重なる。第2仮止め部77は、第1領域71の中間部83、第2領域72、および第3領域73の固定領域91を互いに仮止めするとともに、これら第2仮止め部77は、各領域の厚さ方向において一致し重なる。これら第1および第2仮止め部76,77は、ピンエンボス(またはピンデボス)加工によって形成され、より詳細には、加熱したボス(ピン)で第1領域71から、第2領域72に向かって加圧することによって、各領域における熱溶着性繊維を熱溶着させる。
第1帯部材80は、例えば、質量が約40〜100g/m、好ましくは約60〜80g/m、第2帯部材90は、例えば、質量が約20〜60g/m、好ましくは約30〜50g/mであるスパンボンド繊維不織布をそれぞれ用いることができる。これら繊維不織布は、第1および第2仮止め部76,77による熱溶着を可能とするために、少なくともその一部に熱融着性繊維を含む。熱溶着性繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン等のポリオレフィン類のポリマーを含む合成繊維を用いることができる。
第1領域71に位置するフック要素74は、第2領域72に対向するが、第2領域72を形成する第1帯部材80は、繊維交絡および/または溶着密度が、例えば、柔軟な繊維不織布である前後ウエストシート21,22に比べて高く、フック要素74が引っ掛かるループが形成されにくいので、フック要素74のフックが第1帯部材80の繊維に引っかかり難い。すなわち、フック要素74は、第2領域72に対して実質的に連結されない。ここで、フック要素74が第2領域72に実質的に連結されないとは、これらの間の剥離強度の平均値が約0〜0.4N、好ましくは約0.05〜0.2Nである。ここで剥離強度の平均は、0を含むものであってもよく、すなわち、フック要素74が第2領域72との間で全く連結しないものであってもよい。平均剥離強度は、以下の方法によって測定した。
<フック要素の平均剥離強度の測定方法>
平均剥離強度は、株式会社島津製作所製 オートグラフ引っ張り試験機を用いて測定した。おむつ1から切り取ったテープタブ70をサンプルとして用い、一対のチャックの一方で第1領域71の第1端部80Aを摘持させ、他方で第2領域72の第2端部80Bを摘持させ、引張速度100mm/min、ピール角度180°でこれらチャックを離間させ、剥離強度を測定した。より詳細には、第1領域71と第2領域72との間の第1仮止め部76の仮止めを解除し、フック要素74が第2領域72から離間する直前の部位までチャックを移動させて測定を開始し、その状態からフック要素74が第2領域72から全て離間する部位で測定を終了した。この測定における剥離強度の平均を、この実施形態の平均剥離強度とした。
テープタブ70をシャーシ10に取り付ける工程(図示せず)や、これが取り付けられて搬送される工程において、第1領域71、第2領域72および第3領域73が互いに連結されていないと、第1領域71および第2領域72が第3領域73からめくれて、製造装置等に引っかかる可能性がある。これを防止するために、第1領域71、第2領域72の一部を第1仮止め部76により、第1領域71、第2領域72および第3領域73の一部を第2仮止め部77により、それぞれ仮止めする。
上記のようなおむつ1において、故意にテープタブ70の第1および第2仮止め部76,77を解除して、第1領域71および第2領域72を剥離させない限り、テープタブ70は、第1領域71、第2領域72および第3領域73が互いに仮止めされた積層状態が保持される。したがって、おむつ1の着用中に、第1および第2仮止め部76,77が妄りに外れて、第1領域71および第2領域72が展開し、フック要素74が衣類等に引っ掛かるということはない。第2仮止め部77における第2および第3領域72,73間の剥離強度は、第1仮止め部76における第1および第2領域71,72間の剥離強度よりも低くされる。第2仮止め部77における第2および第3領域72,73間の剥離強度を低くするためには、例えば、第3領域73を構成する第2帯部材90の質量を、第2領域72を構成する第1帯部材80のそれよりも小さくすることによって実現可能である。
<仮止め部の剥離強度の測定方法>
剥離強度は、株式会社島津製作所製 オートグラフ引っ張り試験機を用いて測定した。おむつ1から切り取ったテープタブ70をサンプルとして用い、一対のチャックの一方で第1領域71の第1端部80Aを摘持させ、他方で第2領域72の第2端部80Bを摘持させ、引張速度100mm/min、ピール角度180°でこれらチャックを離間させ、剥離強度を測定した。第1仮止め部76の剥離強度を測定する場合には、フック要素74と第2領域72との連結、および、第2仮止め部77における第1〜第3領域71〜73の連結を解除し、剥離強度を測定した。同様に、第2仮止め部77における第2および第3領域72,73間の剥離強度を測定する場合には、第1仮止め部76における第1領域71と第2領域72との連結、フック要素74と第2領域72との連結、および、第2仮止め部77における第1領域71と第2領域72との連結を解除し、剥離強度をそれぞれ測定した。
着用後のおむつ1を廃棄する際には、図6(a)に示すように、クロッチ域13を前後ウエスト域11,12に向かって丸めることができる。このとき、テープタブ70は、故意に剥離させない限り、折り畳まれたままの状態にある。そして、図6(b)に示すように、テープタブ70によって、その丸めた状態を固定することができる。詳細には、第1および第2仮止め部76,77の仮止めが解除され、第1領域71および第2領域72が第3領域73から剥離されて、これらが展開され、フック要素74が、丸められたおむつ1の後ウエストシート22またはクロッチシート23に連結される。フック要素74は、おむつ1の非肌対向面に対向し、後ウエストシート22に引っ掛かり、これらに連結可能であるから、おむつ1の丸められた状態を固定することができる。
図7(a)を参照すれば、テープタブ70は、摘み部81を摘んで軽く持ち上げることで展開することができる。摘み部81において、第1端部80Aから内側へ離間した位置に第1仮止め部76が設けられているから、第1端部80Aは第2領域72から離間されており、これを摘みやすい。このように摘み部81を摘むと、図7(b)に示したように、第1仮止め部76の仮止めが解除され、第1領域71の摘み部81とファスニング部82とが、第2領域72から剥離される。ファスニング部82には、フック要素74が設けられているが、フック要素74が対向する第2領域72に実質的に連結しないから、第1仮止め部76が解除されると、ファスニング部82も第2領域72から剥離される。
図7(b)において、摘み部81を丸めたおむつ1の後端部15側を超えてクロッチ域13側へ引っ張るように、すなわち矢印Z方向へ引っ張ると、図7(c)に示したように、第2仮止め部77の一部が解除され、第1および第2領域71,72が第3領域73から剥離される。フック要素74は、実質的に第2領域72に連結せず、かつ第2領域72も第3領域73に仮止め部以外の部分で連結しないから、容易に第1および第2領域71,72が第3領域73から剥離される。また、第2仮止め部77の第2および第3領域72,73間の剥離強度は、第1仮止め部76のそれよりも低くされるから、より一層、第2領域72が第3領域73から剥離しやすい。
図7(c)から、さらに摘み部81を引っ張ると、図7(d)に示したように、中間部83において、第1領域71および第2領域72の第2仮止め部77が解除され、これら第1および第2領域71,72が剥離される。この第2仮止め部77が解除されることによって、第1領域71、第2領域72および第3領域73がほぼ一直線になるように展開される。このように展開されたとき、フック要素74は、丸めたおむつ1の非肌対向面に向き、これを容易に後ウエストシート22に連結することができる。
この実施形態にかかるテープタブ70によれば、摘み部81を後端部15側に引っ張るだけで、折り畳まれた状態から展開することができ、フック要素74をおむつ1の非肌対向面の所望の位置に連結させることができる。すなわち、第1領域71を第2領域72から剥離させるための特別な動作をしなくても一操作でテープタブ70を展開しておむつ1に非肌対向面に連結させることができる。したがって、その一連の動きに煩わしさがなく、容易におむつ1を丸めた状態に固定することができる。
フック要素74は、対向する第2領域72の繊維に実質的に引っ掛からず、非連結状態にあるので、第1および第2仮止め部76,77の仮止めが解除されれば、第1および第2領域71,72を容易に剥離することができる。したがって、これらを剥離するために、第1領域71を大きく上方に引張上げる必要がない。また、第1および第2仮止め部76,77が、フック要素74の縦方向Y外側に配置され、フック要素74とは重ならないようにされるから、仮止め部の形成によってフック要素74が第2領域72に引っかかるのを予防することができる。
なお、第1および第2仮止め部76,77は、必ずしもフック要素74に重ならないことを必須の要件とするものではなく、これらが互いに重なる構成であってもよい。ただし、その場合には、第1および第2仮止め部76,77の形成によって、フック要素74が第2領域72に連結しないようにすることが望ましい。
第2帯部材90は、第1端部90Aと固定領域91とを有し、第1端部90Aの上面が第2領域72を構成する第1帯部材80に接合され、固定領域91の下面が後ウエストシート22に接合される。このようにそれぞれ接合し、かつ、第2領域72の第2端部80Bを後ウエストシート22に永久的に接合することによって、第2領域72が引っ張られたときの剥離力を分散することができる。すなわち図7(c)を参照すれば、摘み部81を引っ張って一操作でテープタブ70を展開したとき、後ウエストシート22に接合された第2端部80Bには、比較的大きな剥離力が作用するが、第2領域72、第2端部80B、および後ウエストシート22に連続して第2帯部材90が接着されているので、第2端部80Bが後ウエストシート22から剥離するのを未然に防止することができる。上記のように摘み部81を引っ張ったときには、第1帯部材80に大きな剥離力が作用するから、これが破断し易くなるが、第2帯部材90よりも第1帯部材80に引張強度の高い繊維不織布を用いることでこれを予防することができる。また、引張強度の高い繊維不織布は、低いものに比べて剛性が高くなる傾向にあるが、第1帯部材80にのみ引張強度の高い繊維不織布を用いることによって、第2帯部材90には剛性の低いものを用いることができ、テープタブ70全体の剛性が高くなるのを防ぐことができる。
再び図7(c)および(d)を参照すれば、第2仮止め部77によって仮止めされた第1領域71、第2領域72、および第3領域73において、先に第2領域72および第3領域73が離間し、後に第1領域71および第2領域72が離間されるが、これが逆になってもよい。すなわち、先に第1領域71および第2領域72が離間し、その後第2領域72および第3領域73が離間してもよい。また、これらが同時に離間してもよい。
この実施形態において、シャーシの非肌対向面に位置する後ウエストシート22をフック要素74が連結可能な繊維不織布としているので、後ウエストシート22のいずれの位置においてもフック要素74を連結させることができる。したがって、おむつ1が尿等を大量に吸収し吸収体41が膨張したような場合であっても確実に、おむつ1を丸めた状態に固定することができる。
防漏シート53がクロッチ域13における非肌対向面を形成している。おむつ1を丸めてテープタブ70で固定しようとした場合、フック要素74がクロッチ域13に対向することも考えられる。したがって、防漏シート53は、プラスチックフィルムと繊維不織布とのラミネートを用い、非肌対向面に繊維不織布が位置するようにすることが好ましい。また、この繊維不織布は、フック要素74が繊維に引っかかり連結しやすいように、例えば、質量が約10〜40g/m、好ましくは約13〜20g/m、繊維密度が約0.03〜0.10g/cm、好ましくは約0.04〜0.09g/cmである熱融着性のスパンボンド繊維不織布を用いることができる。フック要素74が、後ウエストシート22および防漏シート53のいずれにも連結可能とすることによって、フック要素74を連結させることができる領域が広がり、おむつ1の丸めた状態を確実に固定することができる。
この実施形態において、第2領域72の第2端部80Bを後ウエストシート22に接合する接合域と、第3領域73の固定領域91を後ウエストシート22に接合する接合域とが連続されているが、これが不連続のもの、すなわち縦方向Yへ離間されているものであってもよい。
この実施形態において、第1領域71、第2領域72および第3領域73を含むテープタブ70について説明したが、第1領域71および第2領域72のみを有するものであってもよい。その場合には、第2領域72のほぼ全面を直接後ウエストシート22に接合域を介して接合することができる。ただし、第1〜第3領域を有するZ形とすることによって、これを展開したときの寸法を大きくすることができ、フック要素74をシャーシの非肌対向面に連結し易くすることができ、おむつ1を丸めた状態を固定しやすい。また、第1領域71および第2領域72を一片の第1帯部材80によって形成し、第3領域73を別の一片の第2帯部材90によって形成することとしたが、これら第1領域71、第2領域72および第3領域73を同一の繊維不織布によって構成することとしてもよい。この場合には、一片の繊維不織布が三つ折にされることによって各領域が形成される。
この実施形態においては、フック要素74は、ファスニング部82のほぼ全域に配置されるが、ファスニング部82の一部に配置されていてもよいし、摘み部81および中間部83に延出して配置されていてもよい。すなわち、ファスニング部82は、第1および第2仮止め部76,77が設けられた摘み部81および中間部83の間に位置していればよく、少なくともその一部にフック要素74が配置されるものである。
第1および第2仮止め部76,77は、横方向Xへ離間して複数設けられているが、それぞれ一つずつであってもよい。また、縦方向Yへ離間して複数設けられてもよい。いずれにしても、第1および第2領域71,72を部分的に仮止めするものであればよく、この仮止めを解除しようとした際には容易に解除して第1および第2領域71,72を剥離できるものであることが好ましい。第1および第2仮止め部76,77は、ヒートシールまたはソニックシール等によって繊維不織布を加熱、加圧することによって形成するが、接着剤等の他の接着手段を用いて形成することもできる。ただし、ヒートシールまたはソニックシールによれば、一度の加圧処理によって第1〜第3領域の厚さ方向に一致する仮止め部を形成することができる点で、接着剤等を用いた処理よりも好ましい。また、第1仮止め部76は、第1端部80Aから約5〜30mm、好ましくは約10〜30mm離間される。第1端部80Aを摘む際に、摘み易くするためである。
第1仮止め部76,77は、テープタブ70のみに形成されているが、テープタブ70およびシャーシ10に形成される仮止め部をさらに設けることもできる。具体的には、おむつ1の製造過程において、第1および第2仮止め部76,77で仮止めされたテープタブ70をウエストシート22に積層し、さらに仮止め部を形成するものである。
第1帯部材80の第1端部80Aと第2端部80Bとは、ほぼ一致して重なるようにされているが、いずれか一方が縦方向Y外側に延出して配置されるようにすることもできる。このようにした場合には、第1端部80Aの位置を確認し易く、摘み易くすることができる。また、摘み部81には、他の領域と異なる色彩を付したり、模様を付したりすることによって、摘み部81を視認し易くした視認部を形成することができる。摘み部81を視認し易くすることによって、確実に摘み部81を摘むことができ、これを引っ張るだけで容易にテープタブ70を展開できるようにすることができる。摘み部81に付される模様としては、例えば、展開方向を示す矢印等を用いることもできる。
第2帯部材90の第1端部90Aと第2端部90Bとは、縦方向Yにおいてずれるように重なっているが、これらがほぼ一致するように重ねられてもよい。
この実施形態において、テープタブ70は、後ウエスト域12の仮想縦中心線2−2に沿うように設けられているが、前ウエスト域11または後ウエスト域12の両側部16近傍に設けられるようにしてもよい。また、テープタブ70は、横方向Xへ延びるようにしてもよい。両側部16近傍に横方向Xへ延びるテープタブ70が設けられた場合には、これらテープタブ70を着用物品の廃棄の際に展開して用いることもできるし、着用中にウエストのサイズ調整をするために用いることもできる。
以上に記載したこの発明に関する開示は、少なくとも下記事項に要約することができる。
使い捨て着用物品1は、縦方向Yおよびそれに直交する横方向Xを有し、肌対向面およびその反対側に位置する非肌対向面を有するシャーシ10と、前記非肌対向面に取り付けられたテープタブ70とを含む。
この発明は、上記使い捨て着用物品1において、以下の点を含むことを特徴とする。
前記テープタブ70は、繊維不織布によって形成され、メカニカルファスナのフック要素74が設けられた第1領域71と、前記第1領域71と前記シャーシ10との間に位置する第2領域72と、前記第1および第2領域71,72の間に位置する折曲部84とを含み、前記第1領域71と前記第2領域72とは、前記折曲部84に沿って折り畳まれ前記フック要素74を内側にして積層され、
前記第1領域71は、少なくともその一部に前記フック要素74が設けられたファスニング部82と、前記ファスニング部82と前記折曲部84との間に位置する中間部83と、前記ファスニング部82の前記中間部83とは反対側に位置する摘み部81とを有し、前記中間部83および前記摘み部81には、前記第1領域71および前記第2領域72を互いに仮止めする第1仮止め部76および第2仮止め部77がそれぞれ設けられる。
上記の発明は、少なくとも下記の実施の形態を含むことができる。
(1)前記第1仮止め部76および前記第2仮止め部77は、前記フック要素74と重ならない位置に形成される。
)前記テープタブ70は、前記第2領域72と前記シャーシ10との間に積層される第3領域73をさらに含み、前記第3領域73の一方の端部が前記第2領域72に隣接し、前記第3領域73の他方の端部が前記シャーシ10に接合される。
)前記第1仮止め部76および前記第2仮止め部77の少なくともいずれかは、前記第1領域71、前記第2領域72および前記第3領域73の厚さ方向に一致して、これら領域を互いに仮止めする。
)前記テープタブ70は、前記第1および第2領域71,72を形成する一片の繊維不織布である第1帯部材80と、前記第3領域73を形成する一片の繊維不織布である第2帯部材90とを有し、前記第1帯部材80の引張強度が、前記第2帯部材90のそれよりも高くされる。
)前記第2帯部材90は、前記第1帯部材80に接合される第1端部90Aと、前記シャーシ10に接合される固定領域91と、前記第1端部90Aおよび前記固定領域91の間に位置する折曲部92とを有し、前記折曲部92を介して折り畳まれる。
)前記テープタブ70は、前記フック要素74と前記第2領域72との平均剥離強度が0〜0.4Nとされる。
)前記シャーシ10は、前記非肌対向面が前記繊維不織布によって形成され、前記繊維不織布は、前記フック要素74が連結可能である。
)前記テープタブ70は、前記摘み部81に視認可能な視認部が形成される。
おむつ1を構成する各構成部材には、本明細書に記載されている材料のほかに、この種の分野において通常用いられている、各種の公知の材料を制限なく用いることができる。また、おむつ1は、前ウエスト域11と、後ウエスト域12と、クロッチ域13とが一連に形成された態様であってもよい。
本発明の明細書および特許請求の範囲において、用語「第1」および「第2」は、同称の要素、位置等を単に区別するために用いられている。
1 おむつ(使い捨て着用物品)
10 シャーシ
11 前ウエスト域(第1又は第2ウエスト域)
12 後ウエスト域(第1又は第2ウエスト域)
13 クロッチ域
70 テープタブ
71 第1領域
72 第2領域
73 第3領域
74 フック要素
76 第1仮止め部
77 第2仮止め部
80 第1帯部材
80B 第2端部(端部)
81 摘み部
82 ファスニング部
83 中間部
84 折曲部
90 第2帯部材
90A 第1端部
91 固定領域
92 折曲部
X 横方向
Y 縦方向

Claims (9)

  1. 縦方向およびそれに直交する横方向を有し、肌対向面およびその反対側に位置する非肌対向面を有するシャーシと、前記非肌対向面に取り付けられたテープタブとを含む使い捨て着用物品において、
    前記テープタブは、繊維不織布によって形成され、メカニカルファスナのフック要素が設けられた第1領域と、前記第1領域と前記シャーシとの間に位置する第2領域と、前記第1および第2領域の間に位置する折曲部とを含み、前記第1領域と前記第2領域とは、前記折曲部に沿って折り畳まれ前記フック要素を内側にして積層され、
    前記第1領域は、少なくともその一部に前記フック要素が設けられたファスニング部と、前記ファスニング部と前記折曲部との間に位置する中間部と、前記ファスニング部の前記中間部とは反対側に位置する摘み部とを有し、前記摘み部および前記中間部には、前記第1領域および前記第2領域を互いに仮止めする第1仮止め部および第2仮止め部がそれぞれ設けられ、
    前記フック要素は、前記第2領域とは非連結状態にあることを特徴とする前記使い捨て着用物品。
  2. 前記第1仮止め部および前記第2仮止め部は、前記フック要素と重ならない位置に形成される請求項1記載の使い捨て着用物品。
  3. 前記テープタブは、前記第2領域と前記シャーシとの間に積層される第3領域をさらに含み、前記第3領域の一方の端部が前記第2領域に隣接し、前記第3領域の他方の端部が前記シャーシに接合される請求項1または2記載の使い捨て着用物品。
  4. 前記第1仮止め部および前記第2仮止め部の少なくともいずれかは、前記第1領域、前記第2領域および前記第3領域の厚さ方向に一致して、これら領域を互いに仮止めする請求項記載の使い捨て着用物品。
  5. 前記テープタブは、前記第1および第2領域を形成する一片の繊維不織布である第1帯部材と、前記第3領域を形成する一片の繊維不織布である第2帯部材とを有し、前記第1帯部材の引張強度が、前記第2帯部材のそれよりも高くされる請求項3または4記載の使い捨て着用物品。
  6. 前記第2帯部材は、前記第1帯部材に接合される第1端部と、前記シャーシに接合される固定領域と、前記第1端部および前記固定領域の間に位置する折曲部とを有し、前記折曲部を介して折り畳まれる請求項記載の使い捨て着用物品。
  7. 前記テープタブは、前記フック要素と前記第2領域との平均剥離強度が0〜0.4Nとされる請求項1〜のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
  8. 前記シャーシは、前記非肌対向面が前記繊維不織布によって形成され、前記繊維不織布は、前記フック要素が連結可能である請求項1〜のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
  9. 前記テープタブは、前記摘み部に視認可能な視認部が形成される請求項1〜のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
JP2012081724A 2012-03-30 2012-03-30 使い捨て着用物品 Active JP5882105B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012081724A JP5882105B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 使い捨て着用物品
US14/386,947 US9259366B2 (en) 2012-03-30 2013-03-27 Disposable wearing article
EP13769219.0A EP2805700B1 (en) 2012-03-30 2013-03-27 Disposable worn article
CN201380017842.1A CN104244882B (zh) 2012-03-30 2013-03-27 一次性穿用物品
KR1020147027342A KR101871409B1 (ko) 2012-03-30 2013-03-27 1회용 착용 물품
PCT/JP2013/059136 WO2013146946A1 (ja) 2012-03-30 2013-03-27 使い捨て着用物品
AU2013241269A AU2013241269B2 (en) 2012-03-30 2013-03-27 Disposable wearing article

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012081724A JP5882105B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 使い捨て着用物品

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013208358A JP2013208358A (ja) 2013-10-10
JP2013208358A5 JP2013208358A5 (ja) 2015-01-08
JP5882105B2 true JP5882105B2 (ja) 2016-03-09

Family

ID=49260195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012081724A Active JP5882105B2 (ja) 2012-03-30 2012-03-30 使い捨て着用物品

Country Status (7)

Country Link
US (1) US9259366B2 (ja)
EP (1) EP2805700B1 (ja)
JP (1) JP5882105B2 (ja)
KR (1) KR101871409B1 (ja)
CN (1) CN104244882B (ja)
AU (1) AU2013241269B2 (ja)
WO (1) WO2013146946A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6203061B2 (ja) * 2014-01-16 2017-09-27 ユニ・チャーム株式会社 使い捨てのパンツ型着用物品
JP6188590B2 (ja) * 2014-01-16 2017-08-30 ユニ・チャーム株式会社 使い捨てのパンツ型着用物品
JP6278710B2 (ja) * 2014-01-16 2018-02-14 ユニ・チャーム株式会社 使い捨てのパンツ型着用物品
JP6198610B2 (ja) * 2014-01-16 2017-09-20 ユニ・チャーム株式会社 使い捨てのパンツ型着用物品
JP6373242B2 (ja) * 2015-11-10 2018-08-15 ユニ・チャーム株式会社 パンツ型使い捨ておむつ
JP6352378B2 (ja) * 2016-12-22 2018-07-04 ユニ・チャーム株式会社 吸収性物品及び吸収性物品の製造方法
JP7212458B2 (ja) * 2017-08-08 2023-01-25 花王株式会社 パンツ型使い捨ておむつ
CN111432772A (zh) * 2017-11-27 2020-07-17 易希提卫生与保健公司 具有处理带的裤型吸收性物品
JP7106211B2 (ja) * 2018-04-24 2022-07-26 花王株式会社 パンツ型使い捨ておむつ
JP7007989B2 (ja) * 2018-05-28 2022-01-25 花王株式会社 パンツ型使い捨ておむつ
WO2020029240A1 (en) * 2018-08-10 2020-02-13 The Procter & Gamble Company Wearable article having improved disposal tape
CN112469376B (zh) * 2018-08-10 2022-09-16 宝洁公司 具有一体化废弃处理带的可穿着制品
WO2020062132A1 (en) * 2018-09-29 2020-04-02 The Procter & Gamble Company Wearable article having disposal wrapping means
JP2020174961A (ja) * 2019-04-19 2020-10-29 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 衛生材及びワインディングテープ
JP7064035B2 (ja) * 2020-08-06 2022-05-09 花王株式会社 パンツ型使い捨ておむつ
WO2022030432A1 (ja) * 2020-08-06 2022-02-10 花王株式会社 パンツ型使い捨ておむつ

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0677718A (ja) 1992-08-26 1994-03-18 Clarion Co Ltd 指向性アンテナ駆動制御装置
JPH0677718U (ja) * 1993-04-22 1994-11-01 株式会社資生堂 ブリーフ型の使捨ておむつ
JP3544735B2 (ja) * 1995-03-07 2004-07-21 日東電工株式会社 Z型粘着テープ
JP3423155B2 (ja) * 1996-08-30 2003-07-07 ユニ・チャーム株式会社 使い捨ての体液吸収性物品
JPH10137008A (ja) * 1996-11-15 1998-05-26 Kao Corp メカニカルフックを備えたテープ
KR100429129B1 (ko) 1998-11-10 2004-04-29 더 프록터 앤드 갬블 캄파니 개선된 폐기 기구를 갖는 일회용 풀-온 가멘트
JP3316197B2 (ja) 1999-09-06 2002-08-19 花王株式会社 伸長テープ
JP2001112818A (ja) 1999-10-21 2001-04-24 Oji Paper Co Ltd パンツ型使いすておむつ
JP2001178777A (ja) * 1999-12-27 2001-07-03 Daio Paper Corp パンツ型使い捨て紙おむつ
JP4336541B2 (ja) 2002-08-30 2009-09-30 ユニ・チャーム株式会社 使い捨て着用物品
JP4336540B2 (ja) * 2002-08-30 2009-09-30 ユニ・チャーム株式会社 パンツ型の使い捨ておむつ
JP4235479B2 (ja) 2003-03-31 2009-03-11 大王製紙株式会社 後処理テープを備えた使い捨ておむつ
PL1885316T3 (pl) * 2005-06-01 2010-01-29 Sca Hygiene Prod Ab Wyrób chłonny mający zapięcie stosowane przy wyrzucaniu
US7771405B2 (en) * 2005-06-01 2010-08-10 Sca Hygiene Products Ab Absorbent article comprising disposal fastening means
JP4920944B2 (ja) * 2005-10-12 2012-04-18 ユニ・チャーム株式会社 使い捨て着用物品
ES2562065T3 (es) 2007-06-15 2016-03-02 Avery Dennison Corporation Dispositivo de sujeción

Also Published As

Publication number Publication date
AU2013241269A1 (en) 2014-09-25
AU2013241269B2 (en) 2016-11-10
CN104244882A (zh) 2014-12-24
KR101871409B1 (ko) 2018-06-26
WO2013146946A1 (ja) 2013-10-03
KR20140140566A (ko) 2014-12-09
US9259366B2 (en) 2016-02-16
CN104244882B (zh) 2016-10-12
US20150080829A1 (en) 2015-03-19
EP2805700B1 (en) 2016-07-13
JP2013208358A (ja) 2013-10-10
EP2805700A1 (en) 2014-11-26
EP2805700A4 (en) 2015-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5882105B2 (ja) 使い捨て着用物品
JP6316375B2 (ja) 使い捨て着用物品
TWI538665B (zh) Type disposable wearing article
KR100884838B1 (ko) 일회용 기저귀
JP5991809B2 (ja) 使い捨て着用物品
JP2010227153A (ja) 着用物品
JP3691377B2 (ja) パンツ型の使い捨ておむつ
KR101236668B1 (ko) 일회용 착용 물품
JP4653519B2 (ja) パンツ型の使い捨て着用物品
WO2013047004A1 (ja) 使い捨て着用物品
JP4528753B2 (ja) 紙おむつ
JP4731874B2 (ja) 使い捨ての着用物品
JP6074927B2 (ja) パンツ型使い捨ておむつ
JP5793382B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP6712421B2 (ja) テープタイプ使い捨ておむつ
JP6316707B2 (ja) パンツ型吸収性物品
JP5709450B2 (ja) 使い捨て着用物品
JP5369311B2 (ja) 止着テープ、止着テープの製造方法及びテープ型使い捨ておむつ
WO2016152210A1 (ja) 使い捨て着用物品
JP2016123639A (ja) 使い捨ての着用物品およびその包装体
JP2014104290A (ja) 使い捨てパンツ型おむつ
JP2014104292A (ja) 使い捨てパンツ型おむつ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141114

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141114

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151124

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5882105

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250