JP4528753B2 - 紙おむつ - Google Patents

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本発明は、様々な使用法が可能となる紙おむつに関するものである。
パンツ型使い捨て紙おむつは、前身頃の両側部と後身頃の両側部とがそれぞれ接合されることにより、両側に接合部が形成されるとともに、ウエスト開口部および左右一対のレッグ開口部が形成されているものであり、装着者の両足をウエスト開口部に通してレッグ開口部に挿入することにより装着するものである。
これに対して、使用の際、背側および腹側が接合されていない状態で装着者にあてがい、背側の両側部に設けられた係止片の先端部を腹側外面に固定する、止着式あるいはテープ式と呼ばれるタイプもある。
また、特許文献1に示されるように、パンツ型としても止着式としても使用できる、兼用型ともいうべき紙おむつが提案されている。この紙おむつは、後背部と、この後背部から幅方向の両側へ延びる前帯部と、上記後背部から股下を通して着用者の前腹側へ折り返し可能な吸収性本体とを有し、胴回りに巻き付けられた前帯部と折り返された吸収性本体とを着用者の前腹側で止着した形態で着用可能なものである。
特開2005−270359号公報
しかしながら、上記特許文献1記載のものは、組み立て時の手順が一通りしかなく、装着者の体勢等に応じて組み立て手順を変更できないという問題点があった。
そこで、本発明の主たる課題は、装着者の体勢等に応じて組み立て手順を変更できるパンツ型としても止着式としても使用できる紙おむつを提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
装着者の胴回りを囲むように装着される胴回り部と、胴回り部の後身頃部分から股間部を通り胴回り部の前身頃部分まで延在する吸収性本体とを備え、
前記吸収性本体の後端部は前記胴回り部の後身頃部分に連結されており、
前記吸収性本体の前端部には、内面に本体内面連結部、及び外面に本体外面連結部がそれぞれ設けられており、且つこれら本体内面連結部及び本体外面連結部は前記吸収性本体の前端部における同じ位置の内面と外面に設けられており、
前記胴回り部は、製品幅方向において吸収性本体と対応する中間部と、その両側に一つずつ設けられた、組立時に一体的に取り扱われる部分であるサイドフラップ部とを有しており、
各前記サイドフラップ部には、内面にフラップ内面連結部、及び外面にフラップ外面連結部がそれぞれ設けられており、且つこれらフラップ内面連結部とフラップ外面連結部は各前記サイドフラップ部における同じ位置の内面と外面に設けられており、
前記本体内面連結部と前記フラップ外面連結部とが、前記本体外面連結部と前記フラップ内面連結部とが、及び前記フラップ外面連結部と前記フラップ内面連結部とが、それぞれ連結可能とされ、かつそれらの連結が選択的に変更可能に構成されている、
ことを特徴とする紙おむつ。
(作用効果)
本発明のポイントは、吸収性本体の前端部、サイドフラップ部の各々の両面にそれぞれ連結部が設けられており、かつ製品内面側の連結部と製品外面側の連結部とが連結可能なように構成されている点にある。このように構成されていることによって、様々な手順で組み立てることができ、装着者の体勢等に応じて容易な組み立て手順を採ることができるようになる。
例えば、一方のサイドフラップを腹側に持ち込み、その上に他方のサイドフラップを持ち込み、他方のサイドフラップ内面の連結部を一方のサイドフラップ外面の連結部に連結した後、さらにその上に吸収性本体の前側部分を持ち込み、その前端部の連結部を、他方のサイドフラップ外面の連結部および一方のサイドフラップ外面の連結部の少なくとも一方に連結する手順を採ることができる。この場合に、先に他方のサイドフラップを腹側に持ち込み、その上に一方のサイドフラップを持ち込み連結することもできる。
また、吸収性本体の前側部分を腹側に持ち込み、その上に一方のサイドフラップを持ち込み、一方のサイドフラップ内面の連結部を吸収性本体外面の連結部に連結した後、さらにその上に他方のサイドフラップを持ち込み、その内面の連結部を、一方のサイドフラップ外面の連結部および吸収性本体外面の連結部の少なくとも一方に連結する手順を採ることもできる。この場合に、一方のサイドフラップよりも先に他方のサイドフラップを腹側に持ち込んで吸収性本体に連結し、その上に一方のサイドフラップを持ち込んで連結することもできる。
<請求項2記載の発明>
前記製品内面側の連結部の全てにメカニカルファスナーの雄材が設けられるとともに、前記製品外面側の連結部の全てにメカニカルファスナーの雌材が設けられており、前記製品内面側の連結部に設けられた少なくとも一つのメカニカルファスナーの雄材を着脱自在に被覆する被覆シートを備えている、請求項1記載の紙おむつ。
(作用効果)
本発明における連結部にはメカニカルファスナーを好適に用いることができるが、メカニカルファスナーの雄材は感触が柔軟ではないため、製品内面側に用いると装着感を悪化させかねない。よって、製品内面側にメカニカルファスナーの雄材を用いる場合、本項記載のように別体の被覆シートで着脱自在に被覆しておくのが好ましい。これにより、雄材を連結に用いない場合には被覆シートで覆うことができ、装着感の悪化を回避することができる。
<請求項3記載の発明>
前記製品内面側の連結部の全てにメカニカルファスナーの雄材が設けられるとともに、前記製品外面側の連結部の全てにメカニカルファスナーの雌材が設けられており、前記吸収性本体の前端から、おむつ装着時に最内側に位置するメカニカルファスナーの雄材を着脱自在に被覆する被覆シートが延在されている、請求項1記載の紙おむつ。
(作用効果)
また、メカニカルファスナーの雄材を製品内面側に設ける場合において、上述のように別体の被覆シートを用いるのではなく、吸収性本体の前端から延在する被覆シートを用いて着脱自在に被覆するように構成するのも好ましい。
<請求項4記載の発明>
前記製品内面側の連結部の全てにメカニカルファスナーの雌材が設けられるとともに、前記製品外面側の連結部の全てにメカニカルファスナーの雄材が設けられており、前記製品外面側の連結部に設けられた少なくとも一つのメカニカルファスナーの雄材を着脱自在に被覆する被覆シートを備えている、請求項1記載の紙おむつ。
(作用効果)
さらに、上述のように被覆シートを用いて製品内面側に設けられたメカニカルファスナーの雄材を被覆するのではなく、発想を変えて、製品内面側にメカニカルファスナーの雌材を設け、製品外面側に雄材を設けることでも装着感の悪化を回避することができる。しかし、単にそれだけであると、製品外面に露出する雄材が、上に着用する衣服と係合し、脱衣に支障をきたしたり、衣服の布地を傷めたりするおそれがある。よって、本項記載のように被覆シートを備えることにより、必要に応じて、製品外面に露出するメカニカルファスナーの雄材を被覆できるように構成するのは好ましい。これにより、製品外面に接触する衣服との係合を防止できるようになる。
<請求項5記載の発明>
前記製品内面側の連結部の全てにメカニカルファスナーの雌材が設けられるとともに、前記製品外面側の連結部の全てにメカニカルファスナーの雄材が設けられており、前記吸収性本体の前端から、おむつ装着時に最外側に位置するメカニカルファスナーの雄材を着脱自在に被覆する被覆シートが延在されている、請求項1記載の紙おむつ。
(作用効果)
また、メカニカルファスナーの雄材を製品外面側に設ける場合においても、別体の被覆シートを用いるのではなく、吸収性本体の前端から延在する被覆シートを用いて着脱自在に被覆するように構成することができる。
<請求項6記載の発明>
前記サイドフラップ部が伸縮性を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の紙おむつ。
(作用効果)
サイドフラップ部に伸縮性を付与し、伸長時と収縮時の寸法差を持たせれば、各連結部を連結した後で装着するという、パンツ型としての使用も可能となる。
以上のとおり本発明によれば、装着者の体勢等に応じて組み立て手順を変更できる等の利点がもたらされる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、パンツ型としても止着式としても使用できる紙おむつの展開状態の内面側平面図であり、図2は、展開状態の外面側平面図であり、図11は装着状態またはパンツ状態の正面図である。本実施形態の紙おむつは、装着者の胴回りを囲むように装着される胴回り部10と、胴回り部の後身頃部分から股間部を通り胴回り部の前身頃部分まで延在する吸収性本体20とから構成されている。
吸収性本体20は、製品の前後方向を長手とする長方形をなしており、装着者の腹部、股間部および臀部を覆うように、製品の幅方向中央に沿って設けられている。吸収性本体20は、排泄物を受け止めて液分を吸収保持するものであり、図3〜図5に示されるように、身体に接触する使用面をなす液透過性トップシート21と、液不透過性シート23と、これらの間に介在された吸収体22とを有し、周縁部においてトップシート21および液不透過性シート23がホットメルト接着等により接合された構造を有している。
トップシート21は、不織布、透液開口を有するフィルム、ネットシートなどから形成することができ、液不透過性シート23は、ポリエチレンシート等のプラスチック製シートなどから形成することができる。液不透過性シート23の外面には撥水性不織布等の不織布24が張り合わせられている。吸収体22としては、綿状パルプ等のように短繊維を積繊したものの他、フィラメントの集合体からなるもの等も使用できる。フィラメントの集合体は、セルロースアセテート等のトウ(繊維束)を開繊することにより形成することができる。吸収体22には、必要に応じて高吸収性ポリマー(SAP)を含有させたり、クレープ紙等により包んだりすることができる。
さらに、吸収性本体20の幅方向両側部には、装着時においてトップシート21に対して起立するバリヤーカフス30,30がそれぞれ設けられている。より詳細には、吸収性本体20の両側部における長手方向全体にわたり、帯状をなすバリヤーシート31の幅方向外側の縁部31aがホットメルト接着等によりトップシート21表面に固定され、幅方向中央側の部分31bは、吸収性本体20の前後端部ではホットメルト接着等によりトップシート21表面に固定され、長手方向中間部では非固定とされている。また、この非固定部分31bは、先端側部分を折り返して基端側部分に張り合わせることにより二重構造とされ、この二重構造部分のシート間に、糸ゴム等の細長状弾性伸縮部材32が伸張状態で長手方向に沿って挟持固定されている。使用時には、この弾性伸縮部材32の収縮力によりバリヤーシート31の非固定部分31bがトップシート21から離間するように起立し、その先端部が装着者の脚回りに密着する。その結果、トップシート21上を伝って横方向に移動する排泄物が阻止され、横漏れが防止されるようになる。バリヤーシート31としては撥水性不織布を好適に用いることができる。
吸収性本体20の後端部20Bは、ホットメルト接着等により胴回り部10の後身頃部分の内面に着脱不能に固定される。一方、吸収性本体20の前端部の内面には、幅方向の略全体にわたりメカニカルファスナーの雄材(本体内面連結部)25がホットメルト接着等により貼り付けられており、外面には幅方向の略全体にわたりメカニカルファスナーの雌材(本体外面連結部)26がホットメルト接着等により貼り付けられている。メカニカルファスナーの雄材25としては、シート表面の全体に茸状、J字状等のフックが多数配列されたものを用いることができる。また、雌材26としては、シート表面の全体に、雄材のフックが絡まるループが多数形成されたものを用いることができる。また、雄材が係止される部分を不織布により形成しておくことにより、この不織布を雌材として利用することもできる。この場合、雌材となる不織布部分にエンボス加工を施し、補強することができる。
胴回り部10は、装着者の胴が通されるウエスト開口部から装着者の脚が通されるレッグ開口部までの部分であり、装着者の胴回りよりもある程度長く形成された帯状部材である。胴回り部10は、製品幅方向において吸収性本体20と対応する中間部10cと、その両側の第1及び第2サイドフラップ部11,12とに分けることができる。さらに各サイドフラップ部11,12は、基端側の伸縮部分11x、12xと先端側の連結領域11f,12fとに分けることができる。伸縮部分11x,12xは製品両側において胴回り方向の伸縮性をもたらす部分であり、連結領域11f,12fは、パンツ型に組み立てる際に連結される部分である。
本実施形態の胴回り部10は、図6〜図9の各断面図から理解されるように、胴回り部全体にわたる本体シート13を基本とし、部材の付加により各部に機能を持たせたものである。より詳細には、本体シート13は、複数枚の不織布13a,13bを重ね合わせてホットメルト接着剤等により固定されており、これら不織布13a,13b間には、胴回り部の中間部10cおよび伸縮部分11x,12xにわたり、弾性伸縮部材14が幅方向に沿う伸張状態で挟持固定されている。
特に図示形態の胴回り部では、上端縁(ウエスト開口部の縁となる)から吸収性本体20の上端近傍までの上下方向範囲として定まるウエスト部Wでは、胴回り部の中間部10cおよび伸縮部分11x,12xの胴回り方向全体にわたり、弾性伸縮部材14が連続的に設けられているのに対して、ウエスト部Wよりも下側の部分として定まる腰下部Uでは、弾性伸縮部材14は、吸収性本体20と重なる幅方向中間部10cを除いて、その両側のみに伸縮力が作用するように設けられている。この両側のみに伸縮力が作用する形態には、両側にのみ弾性伸縮部材14が存在する形態の他、胴回り部10の中間部10cおよび伸縮部分11x,12xの胴回り方向全体にわたり弾性伸縮部材14が存在するものの、中間部10cでは弾性伸縮部材14が切断されており、伸縮力が作用しないように構成されているものも含まれる。
弾性伸縮部材14としては、糸ゴムや弾性発泡体の帯状物、フィルム状の弾性体、ネット状の弾性体等を使用できるが、多数の糸ゴムを胴回り方向に沿って複数本平行に設けるのが好ましい。具体的には、太さ300〜840dtex程度の糸ゴムを、ウエスト部には4〜6mmの間隔で5〜7本程度、また腰下部には3〜8mmの間隔で10〜30本程度、それぞれ伸張率200〜400%程度で固定するのが好ましい。
第1及び第2のサイドフラップ部11,12における各連結領域11f、12fにおいては、本体シート13の内面にメカニカルファスナーの雄材(フラップ内面連結部)15が上下方向全体にわたりホットメルト接着等により貼り付けられ、外面にはメカニカルファスナーの雌材(フラップ外面連結部)16が上下方向全体にわたりホットメルト接着等により貼り付けられている。雌材16としては、シート表面の全体に、雄材のフックが絡まるループが多数形成されたものを用いることができる。また、雄材が係止される部分を不織布により形成しておくことにより、この不織布を雌材として利用することもできる。この場合、雌材となる不織布部分にエンボス加工を施し、補強することができる。
なお、本実施形態では、第1のサイドフラップ11における連結領域11fの胴回り方向の長さが、吸収性本体20の幅よりも長く形成されており、また第2のサイドフラップ12の胴回り方向の長さよりも長く形成されている。これは、組み立てに際して、最初に第1のサイドフラップ11を腹側に持ち込む手順を主たる手順として想定したものであり、他の手順でも組み立てることはできるが、主たる手順で行った際により適切な装着が可能となるものである。しかし、本発明では、図18及び図19に示すように、第1及び第2のサイドフラップ部11,12を左右対称に形成することも可能である。左右対称の場合、どちらからでも装着しやすい、あるいはどちらからでも装着できることが分かり易いといった利点がもたらされる。一方、左右非対称の場合には、特定の対象者や特定の使用方法の場合に特に使い易い構造、例えば多数派である右利きの人にとってより使い易い構造とできる利点がある。
また、本実施形態では、各サイドフラップ部11,12の下縁部は、吸収性本体20の近傍において吸収性本体20に近づくにつれて徐々に股間側に向きが変わるような曲線状をなしている。これにより、各サイドフラップ部11,12の下縁部と吸収性本体20の側縁との交差部近傍が、装着者の脚回りにフィットするようになる。さらに、各サイドフラップ部11,12の曲線状部分に沿って、糸ゴム等の細長状弾性伸縮部材17が伸張状態で固定されるとともに、吸収性本体20の両側部におけるトップシート21と液不透過性シート23との間に、前後方向に沿って少なくともレッグ開口部LOの縁を形成する部分、つまり図示形態では胴回り部10の前身頃部分との交差位置から胴回り部10の後身頃部分との交差位置までの部分に、糸ゴム等の細長状弾性伸縮部材27が伸張状態で固定されている。これにより、レッグ開口部LOの縁部全体が脚回り方向に伸縮するようになる。
他方、かくして構成されたパンツ型としても止着式としても使用できる紙おむつは、次のように組み立てることができ、展開状態で身体にあてがい各部を連結する使用法だけでなく、予めパンツ型に形成したものに両足を通して履く使用法も可能である。
すなわち、前者の使用法においては、胴回り部における吸収性本体20の幅方向中央を背側の腰部における左右方向中央に合わせた後、例えば図10に示されるように、先ず、第1のサイドフラップ部11を腹側に回り込ませ、その外面の雌材16の胴回り方向中央を腹部左右方向中央に合わせて押さえた後、第2のサイドフラップ部12を腹側に回り込ませ、その内面の雄材15を第1のサイドフラップ部11の外面の雌材16に係止する。これにより、第1及び第2のサイドフラップ11,12が先端部で連結されて、環状の胴回り部およびウエスト開口部WOが形成されるとともに、その腹部の左右方向中央の外面に、第1サイドフラップ部11外面の雌材16および第2サイドフラップ部12外面の雌材16からなる一体的な雌材部分が形成される。しかる後、吸収性本体20を装着者の股間部を通して腹側に回り込ませ、その前端部内面に設けられた雄材25をこの雌材部分16,16に係止する。これにより、図11に示されるように、レッグ開口部LOが形成されるとともに、吸収性本体20により股間部およびその前後両側が覆われ、装着が完了する。
予めパンツ型に形成する使用法でも、基本的に同様である。すなわち、図10に示されるように、先ず、第1のサイドフラップ部11を吸収性本体20側に折り返し、その外面の雌材16の胴回り方向中央を吸収性本体20の幅方向中央に合わせた後、第2のサイドフラップ部12を吸収性本体20側に折り返し、その内面の雄材15を第1のサイドフラップ部11の外面の雌材16に係止する。この際、伸縮部分が左右対称となるように位置決めを行う。これにより、第1及び第2のサイドフラップ11,12が先端部で連結されて、環状の胴回り部およびウエスト開口部WOが形成されるとともに、その前身頃の胴周り方向中央の外面に、第1サイドフラップ部11外面の雌材16および第2サイドフラップ部12外面の雌材16からなる一体的な雌材部分が形成される。しかる後、吸収性本体20を股間部を通して前身頃側に回り込ませ、その前端部内面に設けられた雄材25をこの雌材部分に係止する。
また、上記手順において第2のサイドフラップを先に前身頃側に持ち込み、その上に第1のサイドフラップ部11を持ち込み、その内面の雄材15を第2のサイドフラップ部12の外面の雌材16に係止することもできる。
さらにまた、図12に示すように、最初に吸収性本体20の前側部分を前身頃側に持ち込み、その上に図13に示すように第1のサイドフラップ11を持ち込み、第1のサイドフラップ11内面の雄材15を吸収性本体20外面の雌材26に係止した後、さらにその上に第2のサイドフラップ12を持ち込み、その内面の雄材15を、第1のサイドフラップ11外面の雌材16に係止する手順を採ることもできる。
反対に、第1のサイドフラップ11よりも先に第2のサイドフラップ12を持ち込み、その内面の雄材15を吸収性本体20外面の雌材26に係止した後、さらにその上に第1のサイドフラップ11を持ち込み、その内面の雄材15を、第2サイドフラップ部12外面の雌材16および吸収性本体20外面の雌材26からなる一体的な雌材部分に係止する手順を採ることもできる。
上記例では、製品内面側の連結部の全てにメカニカルファスナーの雄材が設けられている。したがって、上記いずれの手順で組み立てても、いずれかのメカニカルファスナーの雄材が身体に接触するため装着感が悪化するおそれがある。このため、メカニカルファスナーの雄材として柔軟な感触のものを用いるのが好ましい。
一つの好ましい形態として、図14〜図16に示すように、製品内面側に設けられたメカニカルファスナーの雄材25,15の一部または全部を被覆シート40により着脱自在に被覆することを提案する。被覆シート40としては、前述の雌材や不織布を用いて形成することができる。使用者は必要に応じてこのような被覆シート40を貼り付けることにより、メカニカルファスナーによる装着感の悪化を回避することができる。
また、別体の被覆シート40を用いるのではなく、図17に示すように、吸収性本体20の前端から被覆シート24xを延在させ、この被覆シート24xを内面側に折り返しておむつ装着時に最内側に位置する雄材を着脱自在に被覆するのも好ましい。図示形態の被覆シート24xは、吸収性本体20の外面を形成する不織布24を延長することにより形成しているが、雌材等を別途設けることもできる。
さらに、発想を変えて、製品内面側に設けるものを全て雌材とし、製品外面側に設けるものを全て雄材とすることも提案される。この場合、製品外面側に設けられた雄材の一部または全部を、別体の被覆シートで着脱自在に被覆するように構成するのが望ましい。これにより、装着感の悪化を回避できるとともに、製品外面に露出するメカニカルファスナーの雄材を被覆シートで被覆でき、製品外面に接触する衣服との係合を防止できるようになる。この場合においても、雄材を製品内面側に設ける場合と同様に、吸収性本体20の前端から被覆シートを延在させ、この被覆シートを外面側に折り返しておむつ装着時に最外側に位置する雄材を着脱自在に被覆するように構成することができる。
(その他)
(イ)上記例における雄材と雌材とを反対に設ける、つまり雄材が設けられている部分に雌材を設け、雌材が設けられている部分に雄材を設けることができる。
(ロ)上記例では、連結部分の連結手段としてメカニカルテープを用いているが、これに代えて粘着材層等、他の手段を用いることもできる。粘着材を用いる場合、連結部分の一方に粘着剤層を設け、他方は本体シートそのままでも良いが、粘着剤が剥離及び再接着可能なように粘着する樹脂フィルムを設けるのが好ましい。
本発明は、紙おむつに適用できるものである。
パンツ型としても止着式としても使用できる紙おむつの展開状態の内面側平面図である。 パンツ型としても止着式としても使用できる紙おむつの展開状態の外面側平面図である。 図1の3−3断面図である。 図1の4−4断面図である。 図1の5−5断面図である。 図1の6−6断面図である。 図1の7−7断面図である。 図1の8−8断面図である。 図1の9−9断面図である。 組み立て途中の正面図である。 パンツ型としても止着式としても使用できる紙おむつの装着状態またはパンツ状態の正面図である。 他の組み立て途中の正面図である。 他の組み立て途中の正面図である。 他の形態における、図1の7−7相当の断面図である。 他の形態における、図1の9−9相当の断面図である。 他の形態における、図1の5−5相当の断面図である。 別の形態における、図1の5−5相当の断面図である。 別の形態の紙おむつにおける展開状態の内面側平面図である。 別の形態の紙おむつにおける展開状態の外面側平面図である。
10…胴回り部、14…弾性伸縮部材、15…雄材、16…雌材、17…弾性伸縮部材、20…吸収性本体、21…トップシート、22…吸収体、23…液不透過性シート、24…不織布、25…雄材、26…雌材、27…弾性伸縮部材。

Claims (6)

  1. 装着者の胴回りを囲むように装着される胴回り部と、胴回り部の後身頃部分から股間部を通り胴回り部の前身頃部分まで延在する吸収性本体とを備え、
    前記吸収性本体の後端部は前記胴回り部の後身頃部分に連結されており、
    前記吸収性本体の前端部には、内面に本体内面連結部、及び外面に本体外面連結部がそれぞれ設けられており、且つこれら本体内面連結部及び本体外面連結部は前記吸収性本体の前端部における同じ位置の内面と外面に設けられており、
    前記胴回り部は、製品幅方向において吸収性本体と対応する中間部と、その両側に一つずつ設けられた、組立時に一体的に取り扱われる部分であるサイドフラップ部とを有しており、
    各前記サイドフラップ部には、内面にフラップ内面連結部、及び外面にフラップ外面連結部がそれぞれ設けられており、且つこれらフラップ内面連結部とフラップ外面連結部は各前記サイドフラップ部における同じ位置の内面と外面に設けられており、
    前記本体内面連結部と前記フラップ外面連結部とが、前記本体外面連結部と前記フラップ内面連結部とが、及び前記フラップ外面連結部と前記フラップ内面連結部とが、それぞれ連結可能とされ、かつそれらの連結が選択的に変更可能に構成されている、
    ことを特徴とする紙おむつ。
  2. 前記製品内面側の連結部の全てにメカニカルファスナーの雄材が設けられるとともに、前記製品外面側の連結部の全てにメカニカルファスナーの雌材が設けられており、前記製品内面側の連結部に設けられた少なくとも一つのメカニカルファスナーの雄材を着脱自在に被覆する被覆シートを備えている、請求項1記載の紙おむつ。
  3. 前記製品内面側の連結部の全てにメカニカルファスナーの雄材が設けられるとともに、前記製品外面側の連結部の全てにメカニカルファスナーの雌材が設けられており、前記吸収性本体の前端から、おむつ装着時に最内側に位置するメカニカルファスナーの雄材を着脱自在に被覆する被覆シートが延在されている、請求項1記載の紙おむつ。
  4. 前記製品内面側の連結部の全てにメカニカルファスナーの雌材が設けられるとともに、前記製品外面側の連結部の全てにメカニカルファスナーの雄材が設けられており、前記製品外面側の連結部に設けられた少なくとも一つのメカニカルファスナーの雄材を着脱自在に被覆する被覆シートを備えている、請求項1記載の紙おむつ。
  5. 前記製品内面側の連結部の全てにメカニカルファスナーの雌材が設けられるとともに、前記製品外面側の連結部の全てにメカニカルファスナーの雄材が設けられており、前記吸収性本体の前端から、おむつ装着時に最外側に位置するメカニカルファスナーの雄材を着脱自在に被覆する被覆シートが延在されている、請求項1記載の紙おむつ。
  6. 前記サイドフラップ部が伸縮性を有する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の紙おむつ。
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