JP5148373B2 - 止着式使い捨ておむつ - Google Patents

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本発明は、腹側部分と背側部分とを連結することにより装着する止着式使い捨ておむつに関するものである。
使い捨ておむつの多くは、幅方向中央に沿って下腹部から股間部を通り臀部までを覆うように延在する部分であって、且つ身体側表面を形成する透液性トップシートと、外面側に位置する液不透過性シートとの間に吸収要素が介在する部分である吸収性本体部と、この吸収性本体部の前側及び後側に延出する部分であって、且つ吸収要素を有しない部分である腹側及び背側エンドフラップ部とを有している。いわゆる止着式(一般にはテープ式と呼ばれている)のものでは、背側の両側部にファスニングテープがそれぞれ設けられており、これらファスニングテープを腹側外面に係止することで装着を行い、パンツ型のものでは背側の両側部と腹側の両側部とがそれぞれ接合され、ウエスト開口部及び脚開口部が予め形成されており、脚開口部に脚を通して胴回りまで引き上げることにより装着を行う(例えば特許文献1参照)。
特開2005−319142号公報
しかしながら、従来の止着式使い捨ておむつにおいては、図14に示すとおり、装着当初は実線で示すように適切にフィットしていても、身体の動きの影響により、図14に二点鎖線で示すように、また図15に写真を示すように、腹側部分Fが腹部の膨らみの傾斜に沿って下側にずれ落ちつつ回り込むことにより、腹側部分Fのウエスト側端部が身体表面から離間するように捲れ(以下、単に外折れともいう)、またそれに伴って背側部分Bのウエスト側端部も身体表面から離間するように捲れ、腹側及び背側の両側において、漏れや装着感の悪化をもたらすというという問題点があった。このような外折れ現象は、乳幼児のように腹部が丸く膨らんでいる場合や足回りが太めの場合に発生し易いことが判明している。なお、図14及び図15中の符号300は背側部分Bの幅方向両側部に設けられたファスニングテープを示し、符号301は腹側部分Fの外面に設けられたフロントターゲットテープを示している。
そこで、本発明の主たる課題は、止着式使い捨ておむつにおけるウエスト側端部の外折れを防止することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
股間部から腹側に延在する腹側部分と、股間部から背側に延在する背側部分とを有し、腹側部分と背側部分とを連結することにより装着する止着式使い捨ておむつにおいて、
腹側部分外面のウエスト側端部における幅方向中央部に固定された基端部と、この基端部からおむつの幅方向一方側に突出し且つ突出方向に弾性伸縮するように構成された第1の本体部と、前記基端部からおむつの幅方向他方側に突出し且つ突出方向に弾性伸縮するように構成された第2の本体部と、これら第1の本体部の先端部内面及び第2の本体部の先端部内面にそれぞれ設けられた前記背側部分の外面に対する係止手段とを有するウエストバンドを備えており、
前記背側部分外面におけるウエスト側端部より股間側の幅方向両端部からそれぞれ突出するとともに、突出部分の内面に前記腹側部分の外面に対する係止手段を有する、左右一対の補助連結部材を備えており、
身体に装着する際、前記ウエストバンドにおける第1の本体部が前記幅方向一方側に向って腹側部分外面のウエスト側端部を通り、背側部分外面のウエスト側端部まで引き伸ばされるとともに、前記ウエストバンドにおける第2の本体部が前記幅方向他方側に向って腹側部分外面のウエスト側端部を通り、背側部分外面のウエスト側端部まで引き伸ばされた状態で、第1の本体部及び第2の本体部における各先端部が前記係止手段により背側部分外面のウエスト側端部に係止されるとともに、各補助連結部材がその係止手段により前記腹側部分外面に係止されるように構成されている、
ことを特徴とする止着式使い捨ておむつ。
(作用効果)
本発明では、上記の特徴的なウエストバンドを有することにより、腹側部分及び背側部分のウエスト側端部が全周にわたり弾性的に締め付けられるため、図13に二点鎖線で示すように、腹側部分及び背側部分がずり落ちたとしても、身体に対するウエスト側端部の締め付けは維持されるため、従来のようなウエスト側端部の外折れは防止される。よって、ウエスト側端部の外折れに起因する漏れや装着感の悪化を防止することができる。特に、ウエストバンドの基端部が、着用時に最も折れ返りやすい腹側部分外面のウエスト側端部における幅方向中央部に位置して、この部分を押さえつつ背側に引っ張るため、ウエスト側端部の外折れが特に効果的に防止できる。
また、このような補助連結部材を備えることにより、腹側部分及び背側部分がずり落ちたとしても、脚周りに対する締め付け及び臀部の被覆を効果的に維持し、脚周りからの漏れを防止することができる。
<請求項記載の発明>
前記背側部分の側縁に、脚周りに沿う曲線状に切断された部分を有しており、この曲線切断部分の近傍に前記補助連結部材の基端部が固定されるとともに、前記補助連結部材の下縁形状が前記曲線切断部分の接線方向に沿って斜め上向きに延在する形状とされており、
前記装着の際、各前記補助連結部材が前記腹側部分のウエスト側端部に向って引き上げられた状態で、各補助連結部材がその係止手段により前記腹側部分外面に係止されるように構成されている、
請求項記載の止着式使い捨ておむつ。
(作用効果)
補助連結部材がこのように構成されていると、脚周りに対する締め付け及び臀部の被覆がより効果的なものとなる。
<請求項記載の発明>
前記ウエストバンドの第1の本体部及び第2の本体部における、前記先端部と前記基端部との間の中間部分に、おむつ外面に対するズレ止め手段としてメカニカルファスナーのオス材又は粘着剤が設けられており、
前記装着の際、前記ウエストバンドにおける前記中間部分が前記メカニカルファスナーのオス材又は粘着剤によって前記おむつ外面におけるウエスト端部に係止されてズレ難くなるように構成されている、請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
(作用効果)
ウエストバンドの本体部は、先端部が係止されるだけであっても十分な効果が発揮されるが、中間部分におむつ外面に対するズレ止め手段が設けられていると、ウエストバンドの本体部が腹側部分及び背側部分のウエスト側端部に対してズレ難くなるため、上記本発明の効果がより一層のものとなる。
<請求項4記載の発明>
前記ズレ止め手段は、前記ウエストバンドの非伸張状態で前記ウエストバンドの長手方向に隣接して複数設けられており、前記装着時の前記ウエストバンドの伸張状態で前記ウエストバンドの長手方向に間欠的にズレ止め手段が配置されるように構成された、請求項3記載の使い捨ておむつ。
<請求項5記載の発明>
前記背側部分のウエスト端部における少なくとも幅方向中間部が、幅方向に弾性伸縮する弾性伸縮部分として構成されており、
前記ウエストバンドは、一対のシート基材を張り合わせるとともに、これらシート基材間に、弾性部材をウエストバンドの長手方向に沿って伸張した状態で挟持してなるものであり、
前記ウエストバンドの自然長は、おむつ幅方向長さの50〜90%であり、且つ
前記ウエストバンドの最大長は、おむつ幅方向長さの110〜150%である、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
(作用効果)
背側部分が本項記載のように構成されていると、おむつのずり落ちにより背側部分のウエスト側端部に外折れするような力が加わったとしても、背側部分のウエスト側端部が弾性的に締め付けられるため、外折れが発生し難い。また、ウエストバンドの寸法等は適宜定めることができるが、通常の場合、本項記載の範囲内にあるのが好ましい。
第1参考発明>
股間部から腹側に延在する腹側部分と、股間部から背側に延在する背側部分とを有し、腹側部分と背側部分とを連結することにより装着する止着式使い捨ておむつにおいて、
腹側部分外面のウエスト側端部における幅方向中央部に固定された基端部と、この基端部から突出しておむつの前後方向に沿って背側部分のウエスト側端部まで延在し且つ突出方向に弾性伸縮するように構成された本体部と、この本体部の先端部内面に設けられたおむつ外面に対する係止手段とを有するウエストバンドを備えており、
身体に装着する際、前記ウエストバンドの本体部が左右いずれか一方側から腹側部分及び背側部分におけるウエスト側端部に巻き付けられるようにして引き伸ばされた状態で、本体部の先端部が前記係止手段により前記腹側部分又は背側部分の外面のウエスト側端部に係止されるように構成されている、
ことを特徴とする止着式使い捨ておむつ。
(作用効果)
使い捨ておむつを製造ラインで連続的に製造する場合、ライン流れ方向に沿って連続状の部材を順次供給し、個々のおむつとなる部分を順次組み立てた後、ライン流れ方向に所定の間隔を開けて切断することにより、個々のおむつに切り離すといった製造形態が一般的となっている。特に、止着式使い捨ておむつの場合、おむつの前後方向がライン流れ方向となる製造形態が一般的となっているため、取り付けられる部材は、腹側部分のウエスト側端部からおむつの前後方向に沿って背側部分のウエスト側端部まで延在していると、製造が容易となるため好ましい。本項記載の止着式使い捨ておむつは、このような製造容易性をも考慮したものである。すなわち、本項記載の止着式使い捨ておむつでは、ウエストバンドが腹側部分外面のウエスト側端部からおむつの前後方向に沿って背側部分のウエスト側端部まで延在しているため、製造が容易である。また、一本のウエストバンドを装着者の胴回りに巻きつける構造を採用しているため、止着作業がワンステップで済む。また、もちろん請求項1記載の発明と同様の作用効果も奏せられる。
第2参考発明>
股間部から腹側に延在する腹側部分と、股間部から背側に延在する背側部分とを有し、腹側部分と背側部分とを連結することにより装着する止着式使い捨ておむつにおいて、
腹側部分外面のウエスト側端部における幅方向中央部に固定された基端部と、この基端部から突出しておむつの前後方向に沿って背側部分のウエスト側端部まで延在し且つ突出方向に弾性伸縮するように構成された本体部と、この本体部の先端部内面にそれぞれ設けられたおむつ外面に対する係止手段と、幅方向中央に沿って前記本体部の先端から前記基端部側の所定位置まで形成されたミシン目とを有するウエストバンドを備えており、
身体に装着する際、前記ウエストバンドを前記ミシン目によって切り裂いて形成される一対の本体部のうち、一方の本体部が前記幅方向一方側に向って腹側部分外面のウエスト側端部を通り、背側部分外面のウエスト側端部まで引き伸ばされるとともに、他方の本体部が前記幅方向他方側に向って腹側部分外面のウエスト側端部を通り、背側部分外面のウエスト側端部まで引き伸ばされた状態で、両本体部の各先端部が前記係止手段により背側部分外面のウエスト側端部に係止されるように構成されている、
ことを特徴とする止着式使い捨ておむつ。
(作用効果)
本項記載の止着式使い捨ておむつも、前項記載の発明と同様、製造容易性を考慮したものである。すなわち、本項記載の止着式使い捨ておむつでは、ウエストバンドが腹側部分外面のウエスト側端部からおむつの前後方向に沿って背側部分のウエスト側端部まで延在しているため、製造が容易である。また、そのような構造でありながら、一本のウエストバンドをミシン目により2本に分割してそれぞれ背側に回り込ませて背側部分に係止する構造であるため、ウエストバンド長を長く確保することができ、ウエスト端部の締め付け範囲を広く確保することができる。また、もちろん請求項1記載の発明と同様の作用効果も奏せられる。
第3参考発明>
股間部から腹側に延在する腹側部分と、股間部から背側に延在する背側部分とを有し、腹側部分と背側部分とを連結することにより装着する止着式使い捨ておむつにおいて、
腹側部分外面のウエスト側端部における幅方向一方側に固定された基端部と、この基端部からおむつの幅方向一方側に突出し且つ突出方向に弾性伸縮するように構成された本体部と、この本体部の先端部内面に設けられたおむつ外面に対する係止手段とを有する第1のウエストバンドと、
腹側部分外面のウエスト側端部における幅方向他方側に固定された基端部と、この基端部からおむつの幅方向他方側に突出し且つ突出方向に弾性伸縮するように構成された本体部と、この本体部の先端部内面に設けられたおむつ外面に対する係止手段とを有する第2のウエストバンドとを備えるとともに、
前記腹側部分における、前記第1のウエストバンドの基端部と前記第2のウエストバンドの基端部との間の幅方向中間部分のうち、前記第1のウエストバンドの基端部又はその近傍から前記第2のウエストバンドの基端部又はその近傍までの部分が幅方向に弾性伸縮する弾性伸縮部分として構成されており、
身体に装着する際、前記第1のウエストバンドの本体部が前記幅方向一方側に向って腹側部分外面のウエスト側端部を通り、背側部分外面のウエスト側端部まで引き伸ばされるとともに、前記第2のウエストバンドの本体部が前記幅方向他方側に向って腹側部分外面のウエスト側端部を通り、背側部分外面のウエスト側端部まで引き伸ばされ、且つ前記弾性伸縮部分も引き伸ばされた状態で、第1のウエストバンド及び第2のウエストバンドにおける各先端部が前記係止手段により背側部分外面のウエスト側端部に係止されるように構成されている、
ことを特徴とする止着式使い捨ておむつ。
(作用効果)
このように、腹側部分外面のウエスト側端部における幅方向両側からそれぞれウエストバンドを突出させる形態とし、その基端部間の部分を弾性伸縮部分とし、これらウエストバンド及び弾性伸縮部分が胴回り方向に実質的に連続する弾性伸縮部分を形成するように構成されていても、請求項1記載の発明と同様の作用効果が奏せられる。
以上のとおり、本発明によれば、止着式使い捨ておむつにおけるウエスト側端部の外折れを防止できる等の利点がもたらされる。
以下、本発明の一実施形態について添付図面を参照しつつ詳説する。なお、以下の説明において、「前後方向」とは腹側(前側)と背側(後側)を結ぶ方向を意味し、「幅方向」とは前後方向と直交する方向(左右方向)を意味し、「上下方向」とはおむつの装着状態、すなわちおむつの前身頃両側部と後身頃量側部を重ね合わせるようにおむつを股間部で2つに折った際に胴回り方向と直交する方向、換言すればウエスト開口部WO側と股間部側とを結ぶ方向を意味する。
<基本構造について>
図1〜図7は止着式使い捨ておむつの一例を示している。図3〜図6は、それぞれ図1の3−3線断面、4−4線断面、5−5線断面、6−6線断面を示した図である。この止着式使い捨ておむつは、幅方向中央に沿って下腹部から股間部を通り臀部までを覆うように延在する部分であって、且つ身体側表面を形成する透液性トップシートと、外面側に位置する液不透過性シートとの間に吸収体56が介在する部分である吸収性本体部10と、この吸収性本体部10の前側及び後側にそれぞれ延出する部分であって、且つ吸収体56を有しない部分である腹側エンドフラップ部FE及び背側エンドフラップ部BEとを有するものである。
また、この止着式使い捨ておむつは、腹側部分Fの上縁F1側部分の両側において、それぞれ股間部Cよりも幅方向外側まで延在する一対の腹側サイドフラップ部FF,FFと、背側Bの上縁B1側部分の両側において、それぞれ股間部Cよりも幅方向外側まで延在する一対の背側サイドフラップ部BF,BFとを備えている。
より詳細には、吸収性本体部10ならびに背側および腹側部分Fの各サイドフラップ部BF,FFの外面全体が外装シート12により形成されている。特に、吸収性本体部10においては、外装シート12の内面側に液不透過性シート11がホットメルト接着剤等の接着剤により固定され、さらにこの液不透過性シート11の内面側に吸収要素50、中間シート40、およびトップシート30がこの順に積層されている。トップシート30および液不透過性シート11は図示例では長方形であり、吸収要素50よりも前後方向および幅方向において若干大きい寸法を有しており、トップシート30における吸収要素50の側縁より食み出る周縁部と、液不透過性シート11における吸収要素50の側縁より食み出る周縁部とがホットメルト接着剤などにより固着されている。また液不透過性シート11は透湿性のポリエチレンフィルム等からなり、トップシート30よりも若干幅広に形成されている。
さらに、この吸収性本体部10の両側には、装着者の肌側に突出(起立)する側部バリヤーカフス60,60が設けられており、この側部バリヤーカフス60,60を形成するバリヤーシート62,62が、背側部分Bおよび腹側部分Fの各サイドフラップ部BF,FFの内面を含め、吸収性本体部10の幅方向外側の全体にわたり延在されている。
以下、各部の素材について順に説明する
(外装シート)
外装シート12は吸収要素50を支持し、着用者に装着するための部分である。外装シート12は、両側部の前後方向中央部が括れた砂時計形状とされており、ここが着用者の脚を入れる部位となる。
外装シート12としては不織布が好適であるが、これに限定されない。不織布の種類は特に限定されず、素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができ、加工法としてはスパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、エアスルー法、ニードルパンチ法等を用いることができる。ただし、肌触り及び強度を両立できる点でスパンボンド不織布やSMS不織布、SMMS不織布等の長繊維不織布が好適である。不織布は一枚で使用する他、複数枚重ねて使用することもできる。後者の場合、不織布12相互をホットメルト接着剤等により接着するのが好ましい。不織布を用いる場合、その繊維目付けは10〜50g/m2、特に15〜30g/m2のものが望ましい。
(液不透過性シート)
液不透過性シート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂や、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布、防水フィルムを介在させて実質的に不透液性を確保した不織布(この場合は、防水フィルムと不織布とで液不透過性シートが構成される。)などを例示することができる。もちろん、このほかにも、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている不透液性かつ透湿性を有する素材も例示することができる。この不透液性かつ透湿性を有する素材のシートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを例示することができる。さらに、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、防水フィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができる。
(トップシート)
トップシート30は液透過性を有するものであれば足り、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを用いることができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
また、トップシート30は、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートを貼り合せて得た積層シートからなるものであってもよい。同様に、トップシート30は、平面方向に関して、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートからなるものであってもよい。
(中間シート)
トップシート30を透過した排泄物を吸収体へ移動させ、逆戻りを防ぐために、トップシート30と吸収要素50との間に中間シート(セカンドシートもいわれる)40を設けることができる。この中間シート40は、排泄物を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高めるばかりでなく、吸収した排泄物の吸収体からの逆戻りを防止し、トップシート30表面を肌触りを良くするものである。中間シート40は省略することもできる。
中間シート40としては、トップシート30と同様の素材を用いることができる。中間シート40はトップシート30に接合するのが好ましく、その接合にヒートエンボスや超音波溶着を用いる場合は、中間シート40の素材はトップシート30と同程度の融点をもつものが好ましい。また、便中の固形分を透過させることを考慮するならば中間シート40に用いる繊維の繊度は5.0〜7.0dtexであるのが好ましいが、トップシート30における液残りが多くなる。これに対して、中間シート40に用いる繊維の繊度が1.0〜2.0dtexであると、トップシート30の液残りは発生し難いが、便の固形分が透過し難くなる。よって、中間シート40に用いる不織布の繊維は繊度が2.0〜5.0dtex程度とするのが好ましい。
図示の形態の中間シート40は、吸収要素50の幅より短く中央に配置されているが、全幅にわたって設けてもよい。中間シート40の長手方向長さは、おむつの全長と同一でもよいし、吸収要素50の長さと同一でもよいし、液を受け入れる領域を中心にした短い長さ範囲内であってもよい。
(側部バリヤーカフス)
トップシート30上を伝わって横方向に移動する尿や軟便を阻止し、横漏れを防止するために、製品の両側に、使用面側に突出(起立)する側部バリヤーカフス60,60を設けるのは好ましい。
この側部バリヤーカフス60は、実質的に幅方向に連続するバリヤーシート62と、このバリヤーシート62に前後方向に沿って伸張状態で固定された細長状弾性伸縮部材63とにより構成されている。このバリヤーシート62としてはスパンボンド不織布(SS、SSS等)やSMS不織布(SMS、SSMMS等)、メルトブロー不織布等の柔軟で均一性・隠蔽性に優れた不織布に、必要に応じてシリコンなどにより撥水処理を施したものを好適に用いることができ、繊維目付けは10〜30g/m2程度とするのが好ましい。また弾性伸縮部材63としては糸ゴム等を用いることができる。弾性伸縮部材は、図1及び図2に示すように各複数本設ける他、各1本設けることができる。スパンデックス糸ゴムを用いる場合は、太さは420〜1120dtexが好ましく、620〜940dtexがより好ましい。固定時の伸長率は、150〜350%が好ましく、200〜300%がより好ましい。
バリヤーシート62の内面は、トップシート30の側部上に幅方向の固着始端を有し、この固着始端から幅方向外側の部分は、液不透過性シート11の側部およびその幅方向外側に位置する外装シート12の側部にホットメルト接着剤などにより固着されている。この固着部分のうち固着始端近傍の幅方向外側において、バリヤーシート62と外装シート12とが対向する部分のシート間に、前後方向に沿って糸ゴム等からなる脚周り弾性伸縮部材64がそれぞれ設けられている。
脚周りにおいては、側部バリヤーカフス60の固着始端より幅方向内側は、製品前後方向両端部ではトップシート30上に固定されているものの、その間の部分は非固定の自由部分であり、この自由部分が糸ゴム63の収縮力により起立するようになる。おむつの、装着時には、おむつが舟形に体に装着されるので、そして糸ゴム63の収縮力が作用するので、糸ゴム63の収縮力により側部バリヤーカフス60が起立して脚周りに密着する。その結果、脚周りからのいわゆる横漏れが防止される。
図示形態と異なり、バリヤーシート62の幅方向内側の部分における前後方向両端部を、幅方向外側の部分から幅方向内側に延在する基端側部分とこの基端側部分の幅方向中央側の端縁から身体側に折り返され幅方向外側に延在する先端側部分とを有する二つ折り状態で固定し、その間の部分を非固定の自由部分とすることもできる。
(吸収要素)
吸収要素50は、尿や軟便などの液を吸収保持する部分である。吸収要素50は、吸収体56と、この吸収体56の少なくとも裏面及び側面を包む包被シート58とを有している。包被シート58は省略することもできる。吸収要素50は、その裏面においてホットメルト接着剤等の接着剤を介して液不透過性シート11の内面に接着することができる。
(吸収体)
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、1インチ当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。
(高吸収性ポリマー粒子)
吸収体56は、図2に示すように高吸収性ポリマー粒子を含むのが好ましく、特に、少なくとも液受け入れ領域において、繊維集合体に対して高吸収性ポリマー粒子(SAP粒子)が実質的に厚み方向全体に分散されているものが望ましい。
吸収体56の上部、下部、及び中間部にSAP粒子が無い、あるいはあってもごく僅かである場合には、「厚み方向全体に分散されている」とは言えない。したがって、「厚み方向全体に分散されている」とは、繊維の集合体に対し、厚み方向全体に「均一に」分散されている形態のほか、上部、下部及び又は中間部に「偏在している」が、依然として上部、下部及び中間部の各部分に分散している形態も含まれる。また、一部のSAP粒子が繊維集合体中に侵入しないでその表面に残存している形態や、一部のSAP粒子が繊維集合体を通り抜けて包被シート58上にある形態も排除されるものではない。
高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子の粒径は、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用でき、1000μm以下、特に150〜400μmのものが望ましい。高吸収性ポリマー粒子の材料としては、特に限定無く用いることができるが、吸水量が40g/g以上のものが好適である。高吸収性ポリマー粒子としては、でんぷん系、セルロース系や合成ポリマー系などのものがあり、でんぷん−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、でんぷん−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物やアクリル酸(塩)重合体などのものを用いることができる。高吸収性ポリマー粒子の形状としては、通常用いられる粉粒体状のものが好適であるが、他の形状のものも用いることができる。
高吸収性ポリマー粒子としては、吸水速度が40秒以下のものが好適に用いられる。吸水速度が40秒を超えると、吸収体56内に供給された液が吸収体56外に戻り出てしまう所謂逆戻りを発生し易くなる。
高吸収性ポリマー粒子の目付け量は、当該吸収体56の用途で要求される吸収量に応じて適宜定めることができる。したがって一概には言えないが、50〜350g/m2とすることができる。ポリマーの目付け量が50g/m2未満では、吸収量を確保し難くなる。350g/m2を超えると、効果が飽和するばかりでなく、高吸収性ポリマー粒子の過剰によりジャリジャリした違和感を与えるようになる。
(包被シート)
包被シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMMS(スパンボンド/メルトブローン/メルトブローン/スパンボンド)不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどを使用できる。繊維目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
この包被シート58は、図3に示すように、繊維集合体及び高吸収性ポリマー粒子の層全体を包む形態のほか、その層の裏面及び側面のみを包被するものでもよい。また図示しないが、吸収体56の上面及び側面のみをクレープ紙や不織布で覆い、下面をポリエチレンなどの液不透過性シートで覆う形態、吸収体56の上面をクレープ紙や不織布で覆い、側面及び下面をポリエチレンなどの液不透過性シートで覆う形態などでもよい(これらの各素材が包被シートの構成要素となる)。必要ならば、繊維集合体及び高吸収性ポリマー粒子の層を、上下2層のシートで挟む形態や下面のみに配置する形態でもよいが、高吸収性ポリマー粒子の移動を防止でき難いので望ましい形態ではない。
(エンドフラップ部)
エンドフラップ部は、吸収性本体部10の前側及び後側にそれぞれ延出する部分であって、且つ吸収体56を有しない部分であり、前側の延出部分が腹側エンドフラップ部FEであり、後側の延出部分が背側エンドフラップ部BEである。
おむつ背側端部と吸収体56とが近接しすぎると、吸収体56の厚みとコシによりおむつ背側端部と身体表面との間に隙間が生じやすいため、背側エンドフラップBEの前後方向長さは10mm以上とすることが好ましい。
腹側エンドフラップ部FE及び背側エンドフラップ部BEの前後方向長さは、おむつ全体の前後方向長さLの5〜20%程度とするのが好ましく、本発明を適用するのが特に好ましい、乳幼児用おむつにおいては、10〜60mm、特に20〜50mmとするのが適当である。
(背側伸縮シート)
図示形態では、背側部分Bのウエスト側端部における幅方向全体にわたり、幅方向に弾性伸縮する帯状の背側伸縮シート70が設けられ、背側部分Bのウエスト側端部が弾性伸縮部部分として構成されている。背側伸縮シート70の両端部は幅方向両端部又はその近傍まで延在されているのが好ましいが、一方の側部バリヤーカフス60の固着始端近傍からの他方の側部バリヤーカフス60の固着始端近傍まで等、幅方向中間部のみに設けることもできる。背側伸縮シート70の幅(前後方向)は、後述するウエストバンドの幅(前後方向)よりも1.1〜2.0倍程度広くするのが好ましい。背側伸縮シート70は、ゴム系の樹脂フィルムや発泡シート等のシート状弾性部材を用いても良いが、通気性の観点から、図3に示すように、二枚のシート基材(不織布等)71をホットメルト接着剤等の接着剤により張り合わせるとともに、両不織布71間に有孔のシート状、網状、細長状(糸状又は紐状等)等の弾性伸縮部材72を幅方向に沿って伸張した状態で固定したものが好適に用いられる。この場合における不織布71としては、外装シート12と同様のものを用いることができる。弾性伸縮部材72の伸張率は150〜250%程度であるのが好ましい。また、弾性伸縮部材72として細長状(糸状又は紐状等)のものを用いる場合、太さ420〜1120dtexのものを3〜10mmの間隔72dで5〜15本程度設けるのが好ましい。
また、図示のように弾性伸縮部材72の一部が吸収体56を横断するように配置すると、吸収体56のフィット性が向上するため好ましいが、この場合は、弾性伸縮部材72が吸収体56と重なる部分の一部又は全部を、切断等の手段により収縮力が働かないようにすると、吸収体56の背側端部が幅方向に縮まないため、フィット性がさらに向上する。
なお、弾性伸縮部材72は、シートの長手方向(おむつの幅方向)に不織布71の全長にわたって固定されていてもよいが、おむつ本体への取り付け時の縮みやめくれ防止のため、シートの長手方向(おむつの幅方向)両側縁から中央側に5〜20mm程度の範囲においては、収縮力が働かないように、または弾性伸縮部材72が存在しないようにするとよい。
背側伸縮シート70は、図示形態では、液不透過性シート11の幅方向両側ではバリヤーシート62と外装シート12との間に挟まれ、且つ液不透過性シート11と重なる部位では、液不透過性シート11と吸収体56との間に挟まれるように設けられているが、トップシート30と吸収体56との間や液不透過性シート11と外装シート12との間に設けても良いし、トップシート30の上に設けても良い。この場合、液不透過性シート11の幅方向両側ではバリヤーシート62の上に設けても良い。また、外装シート12を複数枚の不織布を重ねて形成する場合には、背側伸縮シート70全体を、外装シート12の不織布間に設けても良い。
(第1の止着形態)
特徴的には、腹側部分Fと背側部分Bとを連結する手段として、所定の幅で帯状に連続するウエストバンド80が設けられている。ウエストバンド80は、図6及び図7にも示すように、腹側部分F外面のウエスト側端部における幅方向中央部に固定された基端部81と、この基端部81からおむつの幅方向一方側に突出し且つ突出方向に弾性伸縮するように構成された第1の本体部82と、基端部81からおむつの幅方向他方側に突出し且つ突出方向に弾性伸縮するように構成された第2の本体部82と、これら第1及び第2の本体部82,82の先端部83内面にそれぞれ設けられたおむつ外面に対する係止手段84とを有している。ウエストバンド80は一つの部材の中央を腹側部分Fに固定してもよいが、左右のウエストバンド80を別々に設け、それぞれの端部を腹側部分Fに固定してもよい。また、基端部81の幅は10〜30mm程度が適当である。
長手方向に弾性伸縮するウエストバンド80は、例えばゴム等の弾性素材単独で用いる、又は糸ゴム、穴開きゴムシート等の弾性伸縮部材を不織布等からなる帯状のシート基材に伸張状態で固定することにより形成することができる。図示形態は後者の形態を採用するものであり、二枚のシート基材87,87間に弾性伸縮部材86をウエストバンド80の長手方向に沿って伸張した状態で挟持固定してなるものである。弾性伸縮部材86としては、糸ゴム等の細長状弾性伸縮部材が、ウエストバンド80の長手方向と直交する方向に間隔を開けて複数本平行に配置されている。弾性伸縮部材86として細長状(糸状又は紐状等)のものを用いる場合、太さ420〜1120dtexのものを2〜6mmの間隔で2〜10本程度設けるのが好ましい。シート基材87としては、不織布を用いることが好ましく、特に強度、ドレープ性に優れかつ柔らかいという点でスパンボンド不織布やSMS不織布、SMMS不織布等の長繊維不織布が好適である。この場合、繊維目付けは10〜25g/m2、厚み0.1〜0.3mm程度が適当である。
係止手段84としては、メカニカルファスナーのオス材(フック材)が好適であるが、粘着剤等の他の手段を用いることもできる。係止手段84の係止部位(腹側部分F及び背側部分Bにおけるウエスト側端部)には、係止を容易且つ強力に行うための被係止部材(メカニカルファスナーのメス材等)を設けることもできるが、ウエスト側端部の柔軟性及び通気性が低下するおそれがある。よって、ウエスト側端部の外面を構成する素材である外装シート12として、係止手段84の係止特性に優れた素材(メカニカルファスナーのオス材に対する不織布等)を用いることにより、別途の被係止部材を省略するのが好ましい。係止手段84としてメカニカルファスナーのオス材等の部材を用いる場合、その部材は接着剤により接着固定すれば良い。
ウエストバンド80の寸法は適宜定めれば良いが、長さ(第1の本体部の先端から第2の本体部の先端までの長さ)は、自然長80Lがおむつ幅方向長さWWの50〜90%程度であり、且つ最大長がおむつ幅方向長さWの110〜150%程度であるとよい。また、ウエストバンド80は自然長80Lに対し1.5〜3.0倍程度伸長可能なように構成されていると好ましい。また、ウエストバンド80の幅(前後方向)は、15〜35mm程度が好ましい。弾性伸縮するシートは伸長時に幅縮みするものが多いが、ウエストバンド80を最大長まで引っ張った時の幅は10mm以上かつ背側エンドフラップBEの前後方向長さよりも短いことが好ましく、幅縮みは30%以下であることが好ましい。なお、ウエストバンド80の自然長は、非伸張状態(無荷重下)で弛みなく伸ばした状態での長さとし、最大長は10N/25mm荷重下での長さとする。
また、ウエストバンド80をより効果的に機能させるために、第1及び第2の本体部82,82における先端部83と基端部81との間の中間部分に、おむつ外面に対するズレ止め手段85が設けられていると好ましい。この中間部分ズレ止め手段85としては、先端部係止手段84と同様に、メカニカルファスナーのオス材(フック材)や粘着剤等の係止手段を用いるのが好ましいが、非粘着性のゴム膜を連続状や散点状に設けても良い。ズレ止め手段85は、第1及び第2の本体部82,82における中間部分のうち、ウエストバンド80の長手方向の一部に設けても、また全体に設けても良いが、図示形態のように非伸状態でウエストバンド80の長手方向に隣接してズレ止め手段85を複数設けておき、装着時の伸張状態でウエストバンド80の長手方向に間欠的にズレ止め手段85が配置されるようになっていると、柔軟性及び通気性の低下を抑えることができるため好ましい。
また、図示形態では、背側部分B外面におけるウエスト側端部より股間側の幅方向両端部からそれぞれ突出するとともに、突出部分の内面に腹側部分F外面に対する係止手段94を有する、左右一対の補助連結部材91,91を備えている。図示形態の補助連結部材91は、シート基材92の基端部93が外装シート12とバリヤーシート62との間に挟持され接着剤により固定されており、先端側部分が背側部分Bの両側縁から突出しており、その内面に腹側部分Fに対する係止手段94として、メカニカルファスナーのフック材や粘着剤層が設けられているものである。シート基材92としては、不織布、プラスチックフィルム、ポリラミ不織布、紙やこれらの複合素材を用いることができる。補助連結部材91の形状は適宜定めることができる。図1等に示す形態では、背側部分Bの側縁に、脚周りに沿う曲線状に切断された部分を有する場合には、その曲線切断部分の近傍に補助連結部材91の基端部93を固定するとともに、補助連結部材91の下縁形状を曲線切断部分の接線方向に沿って斜め上向きに延在する形状とするのが好ましい。また、図8に示すように、ウエストバンド80と同様の構造、すなわち糸ゴム等の弾性伸縮部材96により突出方向に弾性伸縮する構造の補助連結部材95を採用することもできる。
かくして構成された使い捨ておむつにおいては、身体に装着する際、図13に示すように、ウエストバンド80における第1及び第2の本体部82,82を、幅方向各側において、腹側部分F外面のウエスト側端部を通して背側部分B外面のウエスト側端部までそれぞれ引き伸ばし、各先端部83を係止手段84により背側部分B外面のウエスト側端部に係止することで装着を行う。したがって、腹側部分F及び背側部分Bのウエスト側端部が全周にわたり弾性的に締め付けられるため、二点鎖線で示すように、腹側部分F及び背側部分Bがずり落ちたとしても、身体に対するウエスト側端部の締め付けは維持されるため、従来のようなウエスト側端部の外折れは防止される。よって、ウエスト側端部の外折れに起因する漏れや装着感の悪化を防止することができる。特に、ウエストバンド80の本体部82における中間部分におむつ外面に対するズレ止め手段が設けられていると、ウエストバンド80の本体部82が腹側部分F及び背側部分Bのウエスト側端部に対して係止され、ずれ難くなるため、上記効果がより一層のものとなる。さらに、図示形態のような補助連結部材91,95を備えることにより、装着の際、各補助連結部材91,95を腹側部分Fのウエスト側端部に向って引き上げた状態で、各補助連結部材91,95をその係止手段94により腹側部分F外面に係止することで、腹側部分F及び背側部分Bがずり落ちたとしても、脚周りに対する締め付け及び臀部の被覆を効果的に維持し、脚周りからの漏れを防止することができる。
(第2の止着形態)
第2の止着形態は、図9及び図10に示すように、腹側部分F外面のウエスト側端部における幅方向両側からそれぞれ第1及び第2のウエストバンド100,100を突出させる形態とし、第1及び第2のウエストバンド部100,100の基端部101,101間の部分を弾性伸縮部分として構成し、これら第1及び第2のウエストバンド100及び弾性伸縮部分が胴回り方向に実質的に連続する弾性伸縮部分を形成するものである。換言すれば、第2の止着形態における第1及び第2のウエストバンド部100,100は、第1の止着形態におけるウエストバンド80を幅方向中央で2分割し、幅方向に離間して独立的に設けたものであるため、その点を除けば、構造等は第1の止着形態におけるウエストバンド80と基本的に同様である。図9及び図10中の符号102は本体部、符号103は先端部、符号104は先端部係止手段、符号105は中間部係止手段、符号107はシート基材、符号106は弾性伸縮部材をそれぞれ示している。
一方、第1及び第2のウエストバンド部100,100の基端部101,101間の部分は、適宜の構造により幅方向に弾性伸縮するように構成できる。図示例では、腹側部分Fのウエスト側端部の内部、例えば外装シート12と液不透過性シート11との間に、背側伸縮シート70と同様の構造を有する腹側伸縮シート110、すなわち二枚のシート基材(不織布等)111,111をホットメルト接着剤等の接着剤により張り合わせるとともに、両不織布111,111間に有孔のシート状、網状、細長状(糸状又は紐状等)等の弾性伸縮部材112を幅方向に沿って伸張した状態で固定したものが伸張状態で挟持固定されている。
腹側伸縮シート110の両端部は、第1及び第2のウエストバンド部100,100の基端部101,101と重なる位置か又は基端部101,101と重ならないが基端部101,101の近傍に位置しているのが好ましいが、基端部101,101からある程度幅方向中央側に離間していても良い。
第1及び第2のウエストバンド100,100の寸法は適宜定めれば良いが、第1のウエストバンド100における本体部102の先端から第2のウエストバンド100における本体部102の先端までの自然長(幅方向)がおむつ幅方向長さWの50〜90%程度であり、且つ最大長がおむつ幅方向長さWの110〜150%程度であるとよい。また、第1及び第2のウエストバンド100,100は自然長に対し1.5〜3.0倍程度伸長可能なように構成されていると好ましい。また、第1及び第2のウエストバンド100,100の幅(前後方向)は、15〜35mm程度が好ましい。弾性伸縮するシートは伸長時に幅縮みするものが多いが、ウエストバンドを最大長まで引っ張った時の幅は10mm以上かつ背側エンドフラップBEの前後方向長さよりも短いことが好ましく、幅縮みは30%以下であることが好ましい。なお、ウエストバンドの自然長は、非伸張状態(無荷重下)で弛みなく伸ばした状態での長さとし、最大長は10N/25mm荷重下での長さとする。
かくして構成された使い捨ておむつは、身体に装着する際、第1及び第2のウエストバンド100,100の各本体部を、幅方向各側において、腹側部分F外面のウエスト側端部を通して背側部分B外面のウエスト側端部まで引き伸ばすとともに、これに伴い、第1及び第2のウエストバンド部100,100の基端部101,101間の部分も引き伸ばした状態で、先端部103を係止手段104により背側部分B外面のウエスト側端部に係止することで装着を行う。この場合、ら第1及び第2のウエストバンド100,100及び弾性伸縮部分が、第1の止着形態のウエストバンド部80と同様に、胴回り方向に実質的に連続する弾性伸縮部分をなすようになる。よって、第1の止着形態と同様の利点がもたらされる。
(第3の止着形態)
使い捨ておむつを製造ラインで連続的に製造する場合、ライン流れ方向に沿って連続状の部材を順次供給し、個々のおむつとなる部分を順次組み立てた後、ライン流れ方向に所定の間隔を開けて切断することにより、個々のおむつに切り離すといった製造形態が一般的となっている。特に、止着式使い捨ておむつの場合、おむつの前後方向がライン流れ方向となる製造形態が一般的となっているため、取り付けられる部材は、腹側部分のウエスト側端部からおむつの前後方向に沿って背側部分のウエスト側端部まで延在していると、製造が容易となるため好ましい。
第3の止着形態は、このような製造容易性をも考慮したものである。すなわち、図11に示すように、腹側部分F外面のウエスト側端部における幅方向中央部に固定された基端部201と、この基端部201から突出しておむつの前後方向に沿って背側部分Bのウエスト側端部まで延在し且つ突出方向に弾性伸縮するように構成された本体部と202、この本体部202の先端部203内面に設けられたおむつ外面に対する係止手段204とを有するウエストバンド200を備えたものである。第3の止着形態におけるウエストバンド200は、基端部201,本体部202及び先端部203の位置を除けば、構造等については第1の止着形態におけるウエストバンド80と基本的に同様である。図11中の符合205は中間部係止手段205、符号206は弾性伸縮部材、符号207はシート基材、符合200Lはウエストバンド200の自然長(非伸縮状態の長さ)をそれぞれ示している。
ウエストバンド200の寸法は適宜定めれば良いが、ウエストバンド200の自然長(前後方向)がおむつ前後方向長さと実質的に同じであり、且つ最大長がおむつ幅方向長さWの150〜200%程度であるとよい。また、ウエストバンド200は自然長に対し1.1〜2.0倍程度伸長可能なように構成されていると好ましい。また、ウエストバンド200の幅は、15〜35mm程度が好ましい。弾性伸縮するシートは伸長時に幅縮みするものが多いが、ウエストバンドを最大長まで引っ張った時の幅は10mm以上かつ背側エンドフラップBEの前後方向長さよりも短いことが好ましく、幅縮みは30%以下であることが好ましい。なお、ウエストバンドの自然長は、非伸張状態(無荷重下)で弛みなく伸ばした状態での長さとし、最大長は10N/25mm荷重下での長さとする。
かくして構成された使い捨ておむつは、身体に装着する際、ウエストバンド200の本体部202を左右いずれか一方側から腹側部分F及び背側部分Bにおけるウエスト側端部に巻き付けるようにして引き伸ばし、その状態で本体部202の先端部203を係止手段204により腹側部分F又は背側部分Bの外面のウエスト側端部に係止することで装着を行うことができる。
第3の止着形態では、ウエストバンド200が腹側部分F外面のウエスト側端部からおむつの前後方向に沿って背側部分Bのウエスト側端部まで延在しているため、前述した理由により製造が容易である。また、一本のウエストバンド200を装着者の胴回りに巻きつける構造を採用しているため、止着作業がワンステップで済むという利点もある。またもちろん、第1の止着形態と同様の作用効果も奏せられる。
(第4の止着形態)
第4の止着形態は、第3の止着形態と同様の構造のウエストバンド200を設けるとともに、ウエストバンド200の幅方向中央に沿って本体部202の先端から基端部201側の所定位置までミシン目208を形成したものである。ウエストバンド200の幅は第3の止着形態の1.5〜2.5倍程度とするのが望ましい。ミシン目208は、図示例では本体部202と基端部201との境界まで達しているが、途中まででも良い。
かくして構成された使い捨ておむつは、身体に装着する際、ウエストバンド200をミシン目208によって切り裂いて形成される一対の本体部200A、200Bを、幅方向各側において、腹側部分F外面のウエスト側端部を通して背側部分B外面のウエスト側端部までそれぞれ引き伸ばし、各先端部83を係止手段84により背側部分B外面のウエスト側端部に係止することで装着を行うことができる。したがって、第1の止着形態と基本的に同様の止着形態でありながら、製造ラインによる連続製造も容易となる。
(その他)
図2に代表的に示すように、ウエストバンド部80,100,200に動物等のキャラクターデザインを印刷等により付与し、ウエストバンド80,100,200の伸縮に伴ってキャラクターの体の一部、例えば手や鼻が伸縮するよう構成するのも好ましい。
本発明は、乳幼児用、成人用等の止着式使い捨ておむつに利用可能なものである。
止着式使い捨ておむつの内面を示す、おむつを展開した状態の平面図である。 止着式使い捨ておむつの外面を示す、おむつを展開した状態の平面図である。 図1の3−3線断面図である。 図1の4−4線断面図である。 図1の5−5線断面図である。 図1の6−6断面図である。 ウエストバンドの平面図である。 補助連結部材の他の例を採用した止着式使い捨ておむつの外面を示す、おむつを展開した状態の平面図である。 第2の止着形態を採用した止着式使い捨ておむつの外面を示す、おむつを展開した状態の平面図である。 図9の9−9線断面図である。 第3の止着形態を採用した止着式使い捨ておむつの外面を示す、おむつを展開した状態の平面図である。 第4の止着形態を採用した止着式使い捨ておむつの外面を示す、おむつを展開した状態の平面図である。 ウエストバンドを有する止着式使い捨ておむつの装着状態を示す側面図である。 従来の止着式使い捨ておむつの装着状態を示す側面図である。 従来の止着式使い捨ておむつの装着状態を示す写真である。
10…吸収性本体部、11…液不透過性シート、12…外装シート、30…トップシート、40…中間シート、50…吸収要素、56…吸収体、58…包被シート、60…側部バリヤーカフス、62…バリヤーシート、70…背側伸縮シート、80,100,200…ウエストバンド、91…補助連結部材。

Claims (5)

  1. 股間部から腹側に延在する腹側部分と、股間部から背側に延在する背側部分とを有し、腹側部分と背側部分とを連結することにより装着する止着式使い捨ておむつにおいて、
    腹側部分外面のウエスト側端部における幅方向中央部に固定された基端部と、この基端部からおむつの幅方向一方側に突出し且つ突出方向に弾性伸縮するように構成された第1の本体部と、前記基端部からおむつの幅方向他方側に突出し且つ突出方向に弾性伸縮するように構成された第2の本体部と、これら第1の本体部の先端部内面及び第2の本体部の先端部内面にそれぞれ設けられた前記背側部分の外面に対する係止手段とを有するウエストバンドを備えており、
    前記背側部分外面におけるウエスト側端部より股間側の幅方向両端部からそれぞれ突出するとともに、突出部分の内面に前記腹側部分の外面に対する係止手段を有する、左右一対の補助連結部材を備えており、
    身体に装着する際、前記ウエストバンドにおける第1の本体部が前記幅方向一方側に向って腹側部分外面のウエスト側端部を通り、背側部分外面のウエスト側端部まで引き伸ばされるとともに、前記ウエストバンドにおける第2の本体部が前記幅方向他方側に向って腹側部分外面のウエスト側端部を通り、背側部分外面のウエスト側端部まで引き伸ばされた状態で、第1の本体部及び第2の本体部における各先端部が前記係止手段により背側部分外面のウエスト側端部に係止されるとともに、各補助連結部材がその係止手段により前記腹側部分外面に係止されるように構成されている、
    ことを特徴とする止着式使い捨ておむつ。
  2. 前記背側部分の側縁に、脚周りに沿う曲線状に切断された部分を有しており、この曲線切断部分の近傍に前記補助連結部材の基端部が固定されるとともに、前記補助連結部材の下縁形状が前記曲線切断部分の接線方向に沿って斜め上向きに延在する形状とされており、
    前記装着の際、各前記補助連結部材が前記腹側部分のウエスト側端部に向って引き上げられた状態で、各補助連結部材がその係止手段により前記腹側部分外面に係止されるように構成されている、
    請求項記載の止着式使い捨ておむつ。
  3. 前記ウエストバンドの第1の本体部及び第2の本体部における、前記先端部と前記基端部との間の中間部分に、おむつ外面に対するズレ止め手段としてメカニカルファスナーのオス材又は粘着剤が設けられており、
    前記装着の際、前記ウエストバンドにおける前記中間部分が前記メカニカルファスナーのオス材又は粘着剤によって前記おむつ外面におけるウエスト端部に係止されてズレ難くなるように構成されている、請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
  4. 前記ズレ止め手段は、前記ウエストバンドの非伸張状態で前記ウエストバンドの長手方向に隣接して複数設けられており、前記装着時の前記ウエストバンドの伸張状態で前記ウエストバンドの長手方向に間欠的にズレ止め手段が配置されるように構成された、請求項3記載の使い捨ておむつ。
  5. 前記背側部分のウエスト端部における少なくとも幅方向中間部が、幅方向に弾性伸縮する弾性伸縮部分として構成されており、
    前記ウエストバンドは、一対のシート基材を張り合わせるとともに、これらシート基材間に、弾性部材をウエストバンドの長手方向に沿って伸張した状態で挟持してなるものであり、
    前記ウエストバンドの自然長は、おむつ幅方向長さの50〜90%であり、且つ
    前記ウエストバンドの最大長は、おむつ幅方向長さの110〜150%である、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
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