JPH0536415Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0536415Y2 JPH0536415Y2 JP2885190U JP2885190U JPH0536415Y2 JP H0536415 Y2 JPH0536415 Y2 JP H0536415Y2 JP 2885190 U JP2885190 U JP 2885190U JP 2885190 U JP2885190 U JP 2885190U JP H0536415 Y2 JPH0536415 Y2 JP H0536415Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic body
- sheet
- paper diaper
- disposable diaper
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
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Description
〔産業上の利用分野〕
本考案は紙おむつに関するものであり、より詳
しくは、ずれ防止性を改善した紙おむつに関する
ものである。 〔従来の技術とその問題点〕 従来の紙おむつは第3図に示すように、紙おむ
つ1のベルト部2にフアスナーテープ5とそのテ
ープ5を一時的に貼着しておくリリーステープ6
を設け、第4図に示すようにベルト部2を前部3
の外側に重ね合わせ前記フアスナーテープ5によ
り紙おむつの前部3に接着して固定する方法が知
られている。 また、紙おむつの強度ともれ防止性を向上させ
るために紙おむつ略中央部の外側シート(肌に直
接接触しない側のシート)表面に補強シート4を
設けることも行われている。 上記の紙おむつにあつてはリリーステープと紙
おむつの前部の重ね合わせ部などが固定されてお
らず、赤ちやんの動きや放尿後の重みなどにより
ずれが起こり漏れの原因となることがあつた。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで本考案者は熱可塑性エラストマーよりな
る弾性体を紙おむつの所定箇所に設けることによ
りずれ防止に効果的に作用することを見出し本考
案に至つたものである。 即ち本考案は紙おむつに関し、ベルト部の内側
シートと前部の外側シートの重ね合わせ部およ
び/または紙おむつの略中央部の外側シート表面
に熱可塑性エラストマーよりなる弾性体を設けた
ことを特徴とするものである。 本考案に用いられる弾性体を構成する熱可塑性
エラストマーは特に限定されるものではなく、例
えばポリスチレン系、ポリウレタン系、ポリ塩化
ビニル系、ポリオレフイン系、ポリエステル系な
どの熱可塑性エラストマーを例示することができ
る。弾性体としては上記エラストマーにその必要
に応じてタツキフアイヤーなどの粘着付与剤、オ
イルなどの軟化剤、あるいはポリエチレンなどの
プラスチツクなどを添加して作製することもでき
る。そのような熱可塑性エラストマーよりなる弾
性体としては、後述する圧縮強度が200g/mm2以
下のものが好ましく、より好ましくは80g/mm2以
下のものが用いられる。また、弾性体の厚さは通
常50〜200μm程度のものが用いられる。上記圧縮
強度が大きすぎると得られる弾性体を設けた紙お
むつが硬くなりすぎ好ましくないものである。 本考案でいう圧縮強度は以下のようにして求め
られる。まず、弾性体を65×25mmのシート状に加
工したものを長さ方向に巻いて直径20mmのクレー
プ(円筒状の物体)を作製する。このクレープを
温度23℃、相対湿度65%の条件下第5図に示すよ
うに、円形部分を下面にして基板11上に乗せ上
方より別の基板12で10mm/分の速度で圧縮して
クレープ入れの潰れる最大圧縮強さを求め、これ
を弾性体の厚さで除して圧縮強度とされる。 上記の弾性体を紙おむつに設けるには、(1)熱可
塑性エラストマーを溶融押し出しして直接付着す
る方法、(2)不織布やプラスチツクシートなどの基
材の片面に粘着剤を有する粘着シートの基材側に
熱可塑性エラストマーの層を設け粘着材により紙
おむつへ貼り付ける方法、(3)熱可塑性エラストマ
ーシートを加熱プレスにより紙おむつへ貼り付け
る方法、などが考えられるが本考案ではこれらの
方法に限定されるものではなく任意の方法で設け
られる。 以下本考案を図面により説明する。 本考案に用いられる弾性体7は例えば、第1図
AおよびBに示すように紙おむつのベルト部2の
端部の内側シート(肌に直接接触する側のシー
ト)の表面、即ちフアスナーテープ5の取り付け
部の裏面に設けられる。この際、該弾性体7の表
面(前部3の外側シートと接する面)に離型処理
を施しておけばリリーステープの効果と弾性体7
の効果の両方を維持できる。 また、第2図は他の態様を示すもので紙おむつ
の略中央部の外側シート表面およびリリーステー
プ6の近傍に弾性体7を設けたもので紙おむつカ
バーとのずれを防止することができる。 〔実施例〕 以下、本考案を実施例により説明する。 実施例 1 ポリスチレン系エラストマー100重量部および
ポリエチレン30重量部を混合したものを押出機に
て第1図に示されるように紙おむつのベルト部2
の内側シート上面にリリーステープに替え塗布
(幅38mm、長さ40mm、厚さ50μm)すると共に、第
2図に示すように補強フイルム4周辺2か所にも
同様に上記混合物を塗布(幅25mm、長さ50mm、厚
さ100μm)して弾性体7を設けた。この混合物の
弾性体の幅方向圧縮強度は55g/mm2であつた。 実施例 2 ポリエステル不織布の片面にポリウレタン系エ
ラストマーを塗布し、他面にゴム系粘着剤を設け
た弾性体(幅10mm、長さ50mm、厚さ150μm)7を
第2図に示されるように紙おむつの略中央部の外
しくは、ずれ防止性を改善した紙おむつに関する
ものである。 〔従来の技術とその問題点〕 従来の紙おむつは第3図に示すように、紙おむ
つ1のベルト部2にフアスナーテープ5とそのテ
ープ5を一時的に貼着しておくリリーステープ6
を設け、第4図に示すようにベルト部2を前部3
の外側に重ね合わせ前記フアスナーテープ5によ
り紙おむつの前部3に接着して固定する方法が知
られている。 また、紙おむつの強度ともれ防止性を向上させ
るために紙おむつ略中央部の外側シート(肌に直
接接触しない側のシート)表面に補強シート4を
設けることも行われている。 上記の紙おむつにあつてはリリーステープと紙
おむつの前部の重ね合わせ部などが固定されてお
らず、赤ちやんの動きや放尿後の重みなどにより
ずれが起こり漏れの原因となることがあつた。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで本考案者は熱可塑性エラストマーよりな
る弾性体を紙おむつの所定箇所に設けることによ
りずれ防止に効果的に作用することを見出し本考
案に至つたものである。 即ち本考案は紙おむつに関し、ベルト部の内側
シートと前部の外側シートの重ね合わせ部およ
び/または紙おむつの略中央部の外側シート表面
に熱可塑性エラストマーよりなる弾性体を設けた
ことを特徴とするものである。 本考案に用いられる弾性体を構成する熱可塑性
エラストマーは特に限定されるものではなく、例
えばポリスチレン系、ポリウレタン系、ポリ塩化
ビニル系、ポリオレフイン系、ポリエステル系な
どの熱可塑性エラストマーを例示することができ
る。弾性体としては上記エラストマーにその必要
に応じてタツキフアイヤーなどの粘着付与剤、オ
イルなどの軟化剤、あるいはポリエチレンなどの
プラスチツクなどを添加して作製することもでき
る。そのような熱可塑性エラストマーよりなる弾
性体としては、後述する圧縮強度が200g/mm2以
下のものが好ましく、より好ましくは80g/mm2以
下のものが用いられる。また、弾性体の厚さは通
常50〜200μm程度のものが用いられる。上記圧縮
強度が大きすぎると得られる弾性体を設けた紙お
むつが硬くなりすぎ好ましくないものである。 本考案でいう圧縮強度は以下のようにして求め
られる。まず、弾性体を65×25mmのシート状に加
工したものを長さ方向に巻いて直径20mmのクレー
プ(円筒状の物体)を作製する。このクレープを
温度23℃、相対湿度65%の条件下第5図に示すよ
うに、円形部分を下面にして基板11上に乗せ上
方より別の基板12で10mm/分の速度で圧縮して
クレープ入れの潰れる最大圧縮強さを求め、これ
を弾性体の厚さで除して圧縮強度とされる。 上記の弾性体を紙おむつに設けるには、(1)熱可
塑性エラストマーを溶融押し出しして直接付着す
る方法、(2)不織布やプラスチツクシートなどの基
材の片面に粘着剤を有する粘着シートの基材側に
熱可塑性エラストマーの層を設け粘着材により紙
おむつへ貼り付ける方法、(3)熱可塑性エラストマ
ーシートを加熱プレスにより紙おむつへ貼り付け
る方法、などが考えられるが本考案ではこれらの
方法に限定されるものではなく任意の方法で設け
られる。 以下本考案を図面により説明する。 本考案に用いられる弾性体7は例えば、第1図
AおよびBに示すように紙おむつのベルト部2の
端部の内側シート(肌に直接接触する側のシー
ト)の表面、即ちフアスナーテープ5の取り付け
部の裏面に設けられる。この際、該弾性体7の表
面(前部3の外側シートと接する面)に離型処理
を施しておけばリリーステープの効果と弾性体7
の効果の両方を維持できる。 また、第2図は他の態様を示すもので紙おむつ
の略中央部の外側シート表面およびリリーステー
プ6の近傍に弾性体7を設けたもので紙おむつカ
バーとのずれを防止することができる。 〔実施例〕 以下、本考案を実施例により説明する。 実施例 1 ポリスチレン系エラストマー100重量部および
ポリエチレン30重量部を混合したものを押出機に
て第1図に示されるように紙おむつのベルト部2
の内側シート上面にリリーステープに替え塗布
(幅38mm、長さ40mm、厚さ50μm)すると共に、第
2図に示すように補強フイルム4周辺2か所にも
同様に上記混合物を塗布(幅25mm、長さ50mm、厚
さ100μm)して弾性体7を設けた。この混合物の
弾性体の幅方向圧縮強度は55g/mm2であつた。 実施例 2 ポリエステル不織布の片面にポリウレタン系エ
ラストマーを塗布し、他面にゴム系粘着剤を設け
た弾性体(幅10mm、長さ50mm、厚さ150μm)7を
第2図に示されるように紙おむつの略中央部の外
本考案の紙おむつは上記のように、ベルト部の
内側シートと前部の外側シートの重ね合わせ部お
よび/または紙おむつの略中央部の外側シート表
面に熱可塑性エラストマーよりなる弾性体を設け
ているので、紙おむつのずれを防止し漏れのない
紙おむつを提供することができるものである。
内側シートと前部の外側シートの重ね合わせ部お
よび/または紙おむつの略中央部の外側シート表
面に熱可塑性エラストマーよりなる弾性体を設け
ているので、紙おむつのずれを防止し漏れのない
紙おむつを提供することができるものである。
第1図Aは本考案の実例を示す平面図、第1図
Bは第1図Aの−′で切断した断面図、第2
図は本考案の他の実例を示す平面図、第3図は従
来の紙おむつを示す平面図、第4図は従来の紙お
むつを示す断面図、第5図は圧縮強度の測定方法
の概略を示す斜視図である。 1……紙おむつ、2……ベルト部、3……前
部、7……弾性体。
Bは第1図Aの−′で切断した断面図、第2
図は本考案の他の実例を示す平面図、第3図は従
来の紙おむつを示す平面図、第4図は従来の紙お
むつを示す断面図、第5図は圧縮強度の測定方法
の概略を示す斜視図である。 1……紙おむつ、2……ベルト部、3……前
部、7……弾性体。
Claims (1)
- 紙おむつのベルト部の内側シートと前部の外側
シートの重ね合わせ部および/または紙おむつの
略中央部の外側シート表面に熱可塑性エラストマ
ーよりなる弾性体を設けたことを特徴とする紙お
むつ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2885190U JPH0536415Y2 (ja) | 1990-03-20 | 1990-03-20 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2885190U JPH0536415Y2 (ja) | 1990-03-20 | 1990-03-20 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03118731U JPH03118731U (ja) | 1991-12-06 |
JPH0536415Y2 true JPH0536415Y2 (ja) | 1993-09-14 |
Family
ID=31531638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2885190U Expired - Lifetime JPH0536415Y2 (ja) | 1990-03-20 | 1990-03-20 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0536415Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5148373B2 (ja) * | 2008-05-30 | 2013-02-20 | 大王製紙株式会社 | 止着式使い捨ておむつ |
-
1990
- 1990-03-20 JP JP2885190U patent/JPH0536415Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03118731U (ja) | 1991-12-06 |
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