JP6032665B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
<請求項1記載の発明>
身体側表面を形成する透液性トップシートと、その裏面側に位置する液不透過性シートと、これら透液性トップシートと液不透過性シートとの間に配置された吸収体と、
この吸収体の幅方向両側に延在するサイドフラップ部と、両側部に設けられた括れ部とを備えた使い捨ておむつにおいて、
前記サイドフラップ部における脚周り部分を引き絞る、引き絞り材が設けられ、
前記引き絞り材は、背側に固定された固定部と、この固定部から突出する移動可能な本体部と、この本体部の先端部に設けられた、腹側のおむつ外面に係止可能な係止部とを有するものであり、
前記サイドフラップ部における脚周り部分に、前記引き絞り材を通すための挿通部が設けられており、
前記挿通部は、腹側から股間部を通り背側まで前後方向に延在するとともに、少なくとも腹側における前記括れ部と対応する前後方向範囲に、おむつ外面に対する出口を有している、
ことを特徴とする使い捨ておむつ。
本発明では、おむつを装着した状態で引き絞り材により脚周り部分を引き絞ることにより、脚周り部分の締め付け度合いを変化させることができ、装着者の体型や使用形態に応じたフィット性を得ることができる。そのため、例えば幼児用及び大人用のいずれにも適合しない中間サイズ商品のように、より広範囲な適正寸法が要求される商品に適用すると、適正寸法範囲が十分に広いものとなる。また、例えば障害等により左右の脚周り長さが異なるような装着者においても、脚周り毎に適正寸法を変更することにより、細い方の脚周りに過度の隙間が生じたり、太い方の脚周りに対する締め付けがきつくなったりすることなく使用することができるようになる。
特に、本発明では、引き絞り材を挿通部に通した状態で、係止部側を摘まんで係止位置を自由に変更する(縦方向だけでなく幅方向や斜め方向にも変更できる)ことにより、脚周り部分の締め付け度合い及び締め付けの方向を変化させることができ、装着者の体型や使用形態に応じたフィット性を得ることができる。また、製品において予め引き絞り材をある程度伸長させた状態で係止部をおむつ外面に係止しておくことにより、そのまま使用したときに引き絞り材を従来の平面ギャザーのように機能させることもできる。
前記引き絞り材は、前記本体部における固定部及び係止部間に設けられた弾性伸縮部とを有するものである、請求項1記載の使い捨ておむつ。
引き絞り材に伸縮性を持たせることにより、引き絞り状態でのフィット性がより好適なものとなる。
前記引き絞り材における弾性伸縮部の全部又は固定部側の部分と固定部とが前記挿通部内に内蔵されており、かつこの内蔵部分よりも係止部側の部分は前記挿通部の出口からおむつ外面に突出されている、請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
このような構造とすることにより、引き絞り材の大部分をおむつ内に隠すことができ、装着前はもちろん、装着後の見栄えも良好となる。また、伸縮体の露出部分が少なくなるため、伸縮体が邪魔になり難く、特に衣服との摩擦により固定部が外れるといった事態を防止することができる。
背側の両側部に、腹側外面に対して係止されるファスニングテープを備えたテープタイプ使い捨ておむつである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
テープタイプ使い捨ておむつは、パンツタイプ使い捨ておむつと比較して脚周りが緩み易いため、上述のような引き絞り材及び挿通部を設けるとともに、挿通部の出口を上述のように設けるのが好ましい。これにより、装着時の脚周りのフィット性の調整が容易となる。また、引き絞り材を縦方向に引き上げてウエスト側に係止することもできるが、幅方向中央を横切るように斜め方向に引き上げてウエスト側に係止することにより、下腹部の緩み易い部分をフィットさせたり、反対に斜め側方に向って引き上げて背側に係止することにより、脚周りの上部の緩み易い部分をフィットさせたりすることも可能である。
身体側表面を形成する透液性トップシートと、その裏面側に位置する液不透過性シートと、これら透液性トップシートと液不透過性シートとの間に配置された吸収体と、
この吸収体の幅方向両側に延在するサイドフラップ部と、を備えた使い捨ておむつにおいて、
前記サイドフラップ部における脚周り部分を引き絞る、引き絞り材が設けられ、
前記サイドフラップ部の脚周り部分に、前記引き絞り材を通すための挿通部が前後方向に延在され、この挿通部は前後方向中間部におむつ外面に対する出口を有しており、
前記引き絞り材は、前後端部が前記出口よりも前側及び前記出口よりも後側にそれぞれ固定されるとともに、中間部が移動可能とされている、
ことを特徴とする使い捨ておむつ。
この形態では、引き絞り材における移動可能の部分を出口から物品外部に引き出すことにより、脚周り部を引き絞ることが可能となる。この際、出口から引き出した引き絞り材を結んでこぶを作る、又は引き絞り材を両側のサイドフラップ部に設けている場合には一方の引き絞り材と他方の引き絞り材とを結んで連結する等により、引き絞り状態が維持されるように固定することができる。この形態も非常に簡素であり、製造も容易なものである。
前記サイドフラップ部における少なくとも脚周り部分は、複数のシートの積層接合により形成されるともに、最も外側のシートを含む外側層と、その内側に位置する内側層とが非接合とされて形成された筒状の間隙により前記挿通部が形成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
使い捨ておむつのサイドフラップ部は複数のシートの積層接合により形成されることが一般的であるため、この構造を利用し、敢えて非接合部を設けることにより、挿通部を形成することが望ましい。
前記引き絞り材は、二枚の帯状シートを貼り合わせるとともに、それら帯状シート間に、帯状シートの長手方向に沿って細長状弾性伸縮部材を伸長状態で挟持固定してなるものである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
このような引き絞り材はある程度収縮した状態では帯状シートに皺が寄り、その皺が挿通部やおむつ外面に対する引っ掛かりとなり、引き絞り材と挿通部やおむつ外面との一体性が高まる。引き絞り材は自由に動き過ぎると、意図しない位置に引き絞り材が移動する等、フィット性が低下する場合もあるため、引き絞り材と挿通部やおむつ外面との一体性は重要である。
(外装シート)
外装シート12は吸収要素50を支持し、着用者に装着するための部分である。外装シート12は、両側部の前後方向中央部が括れた砂時計形状とされており、ここが着用者の脚を入れる部位となる。
液不透過性シート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂や、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布、防水フィルムを介在させて実質的に液不透過性を確保した不織布(この場合は、防水フィルムと不織布とで液不透過性シートが構成される。)などを例示することができる。もちろん、このほかにも、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている液不透過性かつ透湿性を有する素材も例示することができる。この液不透過性かつ透湿性を有する素材のシートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを例示することができる。さらに、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、防水フィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができる。
表面シート30は液透過性を有するものであれば足り、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを用いることができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
表面シート30を透過した排泄物を吸収体へ移動させ、逆戻りを防ぐために、表面シート30と吸収要素50との間に中間シート(セカンドシートもいわれる)40を設けることができる。この中間シート40は、排泄物を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高めるばかりでなく、吸収した排泄物の吸収体からの逆戻りを防止し、表面シート30表面を肌触りを良くするものである。中間シート40は省略することもできる。
表面シート30上を伝わって横方向に移動する尿や軟便を阻止し、横漏れを防止するために、製品の両側に、使用面側に突出(起立)する立体ギャザー60が設けられている。
吸収要素50は、尿や軟便などの液を吸収保持する部分である。吸収要素50は、吸収体56と、この吸収体56の少なくとも裏面及び側面を包む包装シート58とを有している。包装シート58は省略することもできる。吸収要素50は、その裏面においてホットメルト接着剤等の接着剤を介して液不透過性シート11の内面に接着することができる。
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、1インチ当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。
吸収体56は、高吸収性ポリマー粒子を含むのが好ましく、特に、少なくとも液受け入れ領域において、繊維の集合体に対して高吸収性ポリマー粒子(SAP粒子)が実質的に厚み方向全体に分散されているものが望ましい。
包装シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMMS(スパンボンド/メルトブローン/メルトブローン/スパンボンド)不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどを使用できる。繊維目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
図1及び図2に示されるように、ファスニングテープ13は、不織布、プラスチックフィルム、ポリラミ不織布、紙やこれらの複合素材等からなるシート基材13Cの基部がおむつに取り付けられており、おむつから突出する先端側部分に腹側に対する係止部として、メカニカルファスナー(面ファスナー)のフック材(雄材)13Aが設けられている。フック材13Aはシート基材13Cに接着剤により剥離不能に接合されている。
腹側Fにおけるファスニングテープ13の係止箇所には、係止を容易にするためのターゲット有するターゲットシート12Tを設けるのが好ましい。ターゲットシート12Tは、係止部がフック材13Aの場合、フック材の係合突起が絡まるようなループ糸がプラスチックフィルムや不織布からなるシート基材の表面に多数設けられたものを用いることができ、また粘着材層の場合には粘着性に富むような表面が平滑なプラスチックフィルムからなるシート基材の表面に剥離処理を施したものを用いることができる。 また、腹側Fにおけるファスニングテープ13の係止箇所が不織布からなる場合、例えば図示形態の外装シート12が不織布からなる場合であって、ファスニングテープ13の係止部がフック材13Aの場合には、ターゲットシート12Tを省略し、フック材13Aを外装シート12の不織布に絡ませて係止することもできる。この場合、ターゲットシート12Tを外装シート12と液不透過性シート11との間に設けてもよい。
エンドフラップ部EFは、吸収性本体部10の前側及び後側にそれぞれ延出する部分であって、且つ吸収要素50を有しない部分であり、前側の延出部分が腹側エンドフラップ部EFであり、後側の延出部分が背側エンドフラップ部EFである。
図示形態では、両ファスニングテープ13間に、幅方向に弾性伸縮する帯状の背側伸縮シート70が設けられ、おむつ背側部におけるフィット性を向上させている。背側伸縮シート70の両端部は両ファスニングテープ13の取り付け部分と重なる部位まで延在されているのが好ましいが、幅方向中央側に離間していても良い。背側伸縮シート70の前後方向寸法は、ファスニングテープ13の取り付け部分の前後方向寸法と概ね同じにするのが適当であるが、±20%程度の寸法差はあってもよい。また、図示のように背側伸縮シート70が背側Bのエンドフラップ部EFと吸収要素50の境界線と重なるように配置されていると、吸収要素50の背側端部がしっかりと体に押し当てられるため、好ましい。背側伸縮シート70は、ゴムシート等のシート状弾性部材を用いても良いが、通気性の観点から不織布や紙を用いるのが好ましい。この場合、伸縮不織布のような通気性を有するシート状弾性部材を用いることもできるが、図5に示すように、二枚の不織布等のシート基材71をホットメルト接着剤等の接着剤により張り合わせるとともに、両シート基材71間に有孔のシート状、網状、細長状(糸状又は紐状等)等の弾性伸縮部材72を幅方向に沿って伸張した状態で固定したものが好適に用いられる。この場合におけるシート基材71としては、外装シート12と同様のものを用いることができる。弾性伸縮部材72の伸張率は150〜250%程度であるのが好ましい。また、弾性伸縮部材72として細長状(糸状又は紐状等)のものを用いる場合、太さ420〜1120dtexのものを3〜10mmの間隔72dで5〜15本程度設けるのが好ましい。
特徴的には、サイドフラップ部SFにおける脚周り部分を引き絞る、引き絞り材80が設けられている。引き絞り材80は左右両側に設けるのが好ましいが、いずれか一方側のみとしても良い。おむつを装着した状態で引き絞り材80により脚周り部分を引き絞ることにより、脚周り部分の締め付け度合いを変化させることができ、装着者の体型や使用形態に応じたフィット性を得ることができる。そのため、例えば幼児用及び大人用のいずれにも適合しない中間サイズ商品のように、より広範囲な適正寸法が要求される商品に適用すると、適正寸法範囲が十分に広いものとなる。また、例えば障害等により左右の脚周り長さが異なるような装着者においても、脚周り毎に適正寸法を変更することにより、細い方の脚周りに過度の隙間が生じたり、太い方の脚周りに対する締め付けがきつくなったりすることなく使用することができるようになる。
第1の形態では、図1〜3及び図8〜図12に示されるように、引き絞り材80は、背側に固定された固定部81と、この固定部81から突出する移動可能(図示例では非固定であるが、剥離可能に固定されていても良い)な本体部82と、この本体部82の先端部に設けられた腹側のおむつ外面に係止可能な係止部83(反対に腹側に固定部81、背側に係止部83を設けることもできる)と、本体部82における固定部81及び係止部83間に設けられた弾性伸縮部84とを有するものとされており、サイドフラップ部SFにおける脚周り部分に、引き絞り材80を通すための挿通部90が設けられている形態である。
第2の形態は、図13〜図17に示すように、サイドフラップ部SFの脚周り部分に、引き絞り材80を通すための挿通部90が前後方向に延在され、この挿通部90は前後両端部におむつ外面に対する出口91を有しており、引き絞り材80は挿通部90に挿通され、引き絞り材80の両端部が挿通部90の出口91から突出されている形態である。この形態では、引き絞り材80に係止部83は設けられておらず、引き絞り材80全体が移動可能なように非固定(剥離可能に固定されていても良い)とされている。
第3の形態は、図19〜図21に示すように、サイドフラップ部SFの脚周り部分に、引き絞り材80を通すための挿通部90が前後方向に延在され、この挿通部90は前後方向中間部におむつ外面に対する出口91を有しており、引き絞り材80は、前後端部が出口91よりも前側及び出口91よりも後側にそれぞれ固定された固定部81とされるとともに、固定部81間の中間部が移動可能なように非固定(剥離可能に固定されていても良い)とされている形態である。
図23及び図24に示すような従来の平面ギャザーを組み合わせることも可能である。
Claims (7)
- 身体側表面を形成する透液性トップシートと、その裏面側に位置する液不透過性シートと、これら透液性トップシートと液不透過性シートとの間に配置された吸収体と、
この吸収体の幅方向両側に延在するサイドフラップ部と、両側部に設けられた括れ部とを備えた使い捨ておむつにおいて、
前記サイドフラップ部における脚周り部分を引き絞る、引き絞り材が設けられ、
前記引き絞り材は、背側に固定された固定部と、この固定部から突出する移動可能な本体部と、この本体部の先端部に設けられた、腹側のおむつ外面に係止可能な係止部とを有するものであり、
前記サイドフラップ部における脚周り部分に、前記引き絞り材を通すための挿通部が設けられており、
前記挿通部は、腹側から股間部を通り背側まで前後方向に延在するとともに、少なくとも腹側における前記括れ部と対応する前後方向範囲に、おむつ外面に対する出口を有している、
ことを特徴とする使い捨ておむつ。 - 前記引き絞り材は、前記本体部における固定部及び係止部間に設けられた弾性伸縮部とを有するものである、請求項1記載の使い捨ておむつ。
- 前記引き絞り材における弾性伸縮部の全部又は固定部側の部分と固定部とが前記挿通部内に内蔵されており、かつこの内蔵部分よりも係止部側の部分は前記挿通部の出口からおむつ外面に突出されている、請求項1又は2記載の使い捨ておむつ。
- 背側の両側部に、腹側外面に対して係止されるファスニングテープを備えたテープタイプ使い捨ておむつである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 身体側表面を形成する透液性トップシートと、その裏面側に位置する液不透過性シートと、これら透液性トップシートと液不透過性シートとの間に配置された吸収体と、
この吸収体の幅方向両側に延在するサイドフラップ部と、を備えた使い捨ておむつにおいて、
前記サイドフラップ部における脚周り部分を引き絞る、引き絞り材が設けられ、
前記サイドフラップ部の脚周り部分に、前記引き絞り材を通すための挿通部が前後方向に延在され、この挿通部は前後方向中間部におむつ外面に対する出口を有しており、
前記引き絞り材は、前後端部が前記出口よりも前側及び前記出口よりも後側にそれぞれ固定されるとともに、中間部が移動可能とされている、
ことを特徴とする使い捨ておむつ。 - 前記サイドフラップ部における少なくとも脚周り部分は、複数のシートの積層接合により形成されるともに、最も外側のシートを含む外側層と、その内側に位置する内側層とが非接合とされて形成された筒状の間隙により前記挿通部が形成されている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
- 前記引き絞り材は、二枚の帯状シートを貼り合わせるとともに、それら帯状シート間に、帯状シートの長手方向に沿って細長状弾性伸縮部材を伸長状態で挟持固定してなるものである、請求項1〜6のいずれか1項に記載の使い捨ておむつ。
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