JP6238347B2 - テープタイプ使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、ウエストシートを配置した脇部のフラップ部の通気性を向上させたテープタイプ使い捨ておむつに関するものである。
一般的なテープタイプ使い捨ておむつは、背側の両側部にファスニングテープがそれぞれ設けられるとともに、腹側外面に止着することで装着を行うものである。装着状態では、背側の両側部のフラップ部と腹側の両側部のフラップ部が重なるようになる。このようなテープタイプ使い捨ておむつにおけるファスニングテープは、摘み易さや強度を保つために、目付の高い素材で作られている場合が多い。
テープタイプ使い捨ておむつは、一般に、月齢が低く、仰向けに寝ている乳児から腹這いになって移動する乳幼児まで使われている。そのため、仰向けや腹這いの姿勢のときに、背側や腹側の製品端部から排泄物が漏れやすい。その漏れを防止するために、背側や腹側の製品端部に伸長させたウレタン材を配置して製品端部が収縮するようにした製品や、通気性不織布間に、前後方向に間隔を置いて複数幅方向に伸縮する伸縮部材を有するウエストシートを、背側の吸収体より裏面側に設けて製品端部が収縮するようにした製品が提供されている(特許文献1、2、5〜7参照)。
ウエストシートは排泄物の漏れ防止の観点からは好ましいものであるが、2枚の不織布と弾性伸縮部材を配置することになるため、返って通気性が悪くなり、着用者のムレ防止が図り難いという、新たな課題が生じることとなった。特に、テープタイプ使い捨ておむつは、装着時に両側部のフラップやファスニングテープが重なる構造のため、そのような重なり部分における通気性の悪化はただでさえ避けえないものであるのに、フィット性向上の観点からウエストシートを両側部のフラップに延在させると、さらに通気性が悪化するおそれがある。
当初、通気性を改善するために、ウエストシートや隣接部材の素材を、単に通気性の良いものに変えることを想到したが、それでは通気性向上という付加価値を消費者に伝え難いという問題点があった。
他方、エンドフラップ部に通気性吸汗シートを配置したり、吸水性の親水領域を設けたりすることにより、ムレた後に吸汗する解決方法も提供されている(特許文献3、特許文献4)が、ムレの発生を根本から解決するものではない。
特開平11−318978号公報 特開2008−55198号公報 特開2000−189454号公報 特開2003−235892号公報 特開2003−180746号公報 特開2004−290646号公報 特開2007−151893号公報
そこで、本発明の主たる課題は、ウエストシートを有するテープタイプ使い捨ておむつにおいて使用者が通気性向上をはっきりと視認できるムレ防止手段を提供することにある。
上記課題を解決した本発明は次記のとおりである。
<請求項1記載の発明>
身体側の透液性トップシートと、裏面側の液不透過性シートと、これら透液性トップシートと液不透過性シートとの間に、幅方向中央における前後方向に沿って配置された吸収体と、背側の両側部に設けられ腹側外面に止着されるファスニングテープとを備えたテープタイプ使い捨ておむつにおいて、
通気性不織布間に、前後方向に間隔を置いて複数幅方向に伸縮する伸縮部材を有するウエストシートを背側の前記吸収体より裏面側に備え、
前記ウエストシートの裏面側に製品最外面を形成する通気性のバックシート、並びに、製品の両側に着用者側に起立する立体ギャザーを有し、
前記ウエストシートは、厚み方向における前記バックシートと前記立体ギャザー形成用通気性ギャザーシートとの間に幅方向外側に延在し、
前記ファスニングテープの取付部は、前記バックシートと前記立体ギャザー形成用通気性ギャザーシートとの間に固定され、
前記ウエストシートの少なくとも一方面側不織布は、少なくとも前記吸収体の側縁よりも側方に、開口形状がおむつの表裏少なくとも一方から視認可能であるムレ防止用通気孔を間隔を空けて多数有している、ことを特徴とするテープタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
本発明では、ウエストシートの少なくとも一方面側不織布がムレ防止用通気孔を有しているもとともに、その開口形状がおむつの表裏少なくとも一方から視認可能であるため、使用者が通気性向上をはっきりと視認できるとともに、通気性向上によりムレ防止も図られる。ここで、「通気孔」は所定の開口面積を有するものを意味し、スリットは含まない。しかも、このような開口を有する通気孔を多数有していると、ウエストシートの強度は低下せざるを得ないが、本発明のウエストシートは、バックシートと立体ギャザー形成用通気性ギャザーシートとの間に固定されているので、ムレ防止用通気孔を形成したとしても、ウエストシートはバックシート及び立体ギャザー形成用通気性ギャザーシートとの全体として十分な強度を示すものとなる。なお、「視認可能である」とはウエストシートに重なる部材を透して目視できること意味する。
<請求項2記載の発明>
前記ウエストシートは、通気性不織布間に伸縮部材を伸長状態で配置し、少なくとも一方の通気性不織布の端部への熱溶着により前記伸縮部材を切断し、その伸縮部材を収縮させたものであり、
前記ムレ防止用通気孔は、前記熱溶着による前記伸縮部材の切断位置とは別の位置に形成され、かつ、前記ウエストシートと前記ファスニングテープの取付部が重ならない位置において形成されている、請求項1記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
通気性のために、ムレ防止用通気孔は、熱溶着切断位置とは別の位置に形成され、かつ、ウエストシートとファスニングテープの取付部が重ならない位置において形成されているのが望ましい。
<請求項3記載の発明>
前記ウエストシートの少なくとも一方面側不織布のムレ防止用通気孔は、ウエストシートの両端部のみに形成されている請求項1又は2記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
ウエストシートの通気孔をウエストシートの両端部のみに形成することで、ムレ防止用通気孔によるウエストシートの強度低下を抑制しつつ、装着時に両側部のフラップやファスニングテープが重なる部分の通気性を向上することができる。
<請求項4記載の発明>
前記ウエストシートの少なくとも一方面側不織布がメッシュ状不織布とされ、このメッシュ状不織布の開口がムレ防止用通気孔とされている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
ウエストシートの少なくとも一方面側不織布にメッシュ状不織布を使うことで、製造ラインにおいてウエストシートにスリット加工工程又は通気孔を設ける加工工程を追加しなくても、ウエストシートにムレ防止用通気孔を備えることができるため好ましい。
<請求項5記載の発明>
前記通気性のバックシート及び前記ウエストシートの少なくとも一方に、親水剤を含ませた請求項1〜4のいずれか1項に記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
バックシートの内面に、親水剤を含有させると、ウエストシートのムレ防止用通気孔を通る水分が外気に放出され易くなる。また、ウエストシートの内面及びまたは外面に、親水剤を含有させると、ウエストシートのムレ防止用通気孔を通る水分が外装バックシートを通して外気に放出され易くなる。
<請求項6記載の発明>
腹側の脇部にムレ防止用通気孔を形成した請求項1〜5のいずれか1項に記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
腹側の脇部に通気用スリット又は通気孔、メッシュ素材などを用いることで、装着時に腹側と背側とが重なる部分の通気性を向上することができる。
<請求項7記載の発明>
腹側ウエストシートを腹側の脇部に設け、この腹側ウエストシートは、通気性不織布間に伸縮部材を伸長状態で配置し、少なくとも一方の通気性不織布の端部への熱溶着により前記伸縮部材を切断し、その伸縮部材を収縮させたものであり
前記腹側ウエストシートの少なくとも一方面側不織布が、前記吸収体の側縁よりも側方に、開口形状が表裏少なくとも一方から視認可能であるムレ防止用通気孔を有している、請求項1〜6のいずれか1項に記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
腹側ウエストシートにも、背側ウエストシートと同様に、ムレ防止用通気孔を形成すると、さらにムレが防止される。
<請求項8記載の発明>
前記ウエストシートは、隣接する伸縮部材の間に、前記通気性不織布が接合されていない通気間隙が幅方向に連続的に形成されており、かつ前記ムレ防止用通気孔は前記通気間隙と少なくとも一部重なるように形成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
ウエストシートの通気性不織布間にこのような通気間隙を設けるとともに、ムレ防止用通気孔の位置を少なくとも一部は通気間隙と重ねることにより、通気性不織布の厚み方向の通気性が向上するだけでなく、通気間隙を介した横方向の通気性も向上し、しかもこの通気間隙に対する通気性がムレ防止用通気孔により向上するため、本発明の通気性向上効果がより一層のものとなる。
<請求項9記載の発明>
前記ウエストシートの少なくとも一方面側不織布が、高吸水性繊維及び非高吸水性繊維を混合した不織布である、請求項1〜8のいずれか1項に記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
ウエストシートに高吸水性繊維を用いることにより、ウエストシートにおける吸汗保持性が高まり、ムレ防止効果がより一層のものとなる。ただし、高吸水性繊維のみを用いると、吸水した高吸収性繊維が膨張してばらけた際にトップシートを介して肌に付着し易くなるおそれがある。また、トップシートが裏側のシートに対してズレ動き易くなり、装着感を悪化させるおそれもある。これに対して、上述のように、高吸水性繊維集合体を高吸水性繊維及び非高吸水性繊維を混合した不織布とすると、高吸水性繊維が吸水しても非高吸水性繊維との絡まり合いによって保持されるため、そのような問題点は発生し難くなる。
<請求項10記載の発明>
前記ウエストシートにおける前記ムレ防止用通気孔を有する領域の一部又は全部が、前記伸縮部材による収縮の無い部分とされている、請求項1〜9のいずれか1項に記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
(作用効果)
ウエストシートにおけるムレ防止用通気孔を有する領域の一部又は全部が、伸縮部材による収縮を受ける部分であると、ウエストシートをある程度まで伸ばした状態(例えば装着状態)では開口形状がはっきりとし、また通気性も十分に発揮されるが、ウエストシートが収縮した状態では開口形状が崩れて見え難くなり、通気性も低下する。これに対して、上述のように、ウエストシートにおけるムレ防止用通気孔を有する領域の一部又は全部が、伸縮部材による収縮の無い部分とされていると、収縮の無い部分ではムレ防止用通気孔が常に完全に開口した状態となり、ウエストシートの伸縮に関係なく、しっかりとした開口形状が視認でき、また通気性向上効果もより一層のものとなる。
以上のとおり、本発明によれば、ムレ防止を図ることができるとともに、通気性向上をはっきりと視認でき、さらにウエストシートの強度低下も抑制されるなどの利点がもたらされる。
テープタイプ使い捨ておむつの内面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 テープタイプ使い捨ておむつの外面を示す、おむつを展開した状態における平面図である。 図1の6−6線断面図である。 図1の7−7線断面図である。 図1の8−8線断面図である。 図1の9−9線断面図である。 図1の5−5線断面図である。 本発明例の平面部分図である。 本発明の他の例の平面部分図である。 本発明の別の例の平面部分図である。 本発明の他の態様を示す平面部分図である。 本発明の別の態様を示す平面部分図である。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照しつつ説明する。
図1〜図7はテープタイプ使い捨ておむつの一例を示しており、断面図中の点模様部分はホットメルト接着剤の塗布部分を示している。
<用語の説明>
以下の用語「前後方向(縦方向)」とは腹側(前側)と背側(後側)を結ぶ方向を意味し、「幅方向」とは前後方向と直交する方向(左右方向)を意味し、「上下方向」とはおむつの装着状態、すなわちおむつの腹側部分と背側部分を重ね合わせるようにおむつを股間部で2つに折った際に幅方向と直交する方向を意味する。
また、用語「伸長率」は自然長を100%としたときの値を意味する。
このテープタイプ使い捨ておむつは、幅方向中央に沿って下腹部から股間部を通り臀部までを覆うように延在する部分であって、且つ身体側表面を形成する透液性トップシートと、外面側に位置する液不透過性シートとの間に吸収要素50が介在する部分である吸収性本体部10と、この吸収性本体部10の前側及び後側にそれぞれ延出する部分であって、且つ吸収要素50を有しない部分である腹側エンドフラップ部EF及び背側エンドフラップ部EFとを有するものである。
また、このテープタイプ使い捨ておむつは、吸収体の側縁よりも側方に延出する一対のサイドフラップ部SF,SFを有しており、背側におけるサイドフラップ部SF,SFにはファスニングテープ13がそれぞれ設けられている。
より詳細には、吸収性本体部10ならびに各サイドフラップ部SF,SFの外面全体が、製品の外形を定める外装バックシート12により形成されている。特に、吸収性本体部10においては、外装バックシート12の内面側に液不透過性シート11がホットメルト接着剤等の接着剤により固定され、さらにこの液不透過性シート11の内面側に吸収要素50、中間シート40、およびトップシート30がこの順に積層されている。透液性トップシート30および液不透過性シート11は図示例では長方形であり、吸収要素50よりも前後方向および幅方向において若干大きい寸法を有しており、トップシート30における吸収要素50の側縁より食み出る周縁部と、液不透過性シート11における吸収要素50の側縁より食み出る周縁部とがホットメルト接着剤などにより固着されている。また液不透過性シート11は透湿性のポリエチレンフィルム等からなり、トップシート30よりも若干幅広に形成されている。
さらに、この吸収性本体部10の両側には、装着者の肌側に突出(起立)する側部立体ギャザー60,60が設けられており、この側部立体ギャザー60,60を形成するギャザーシート62,62が、トップシート30の両側部上から各サイドフラップ部SF,SFの内面までの範囲に固着されている。
以下、各部の素材および特徴部分について順に説明する。
(外装バックシート)
外装バックシート12は吸収要素50を支持し、着用者に装着するための部分である。外装バックシート12は、両側部の前後方向中央部が括れた砂時計形状とされており、ここが着用者の脚を囲む部位となる。
外装バックシート12としては不織布が好適であるが、これに限定されない。不織布の種類は特に限定されず、素材繊維としては、たとえばポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維の他、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維を用いることができ、加工法としてはスパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、エアスルー法、ニードルパンチ法等を用いることができる。ただし、肌触り及び強度を両立できる点でスパンボンド不織布やSMS不織布、SMMS不織布等の長繊維不織布が好適である。不織布は一枚で使用する他、複数枚重ねて使用することもできる。後者の場合、不織布相互をホットメルト接着剤等により接着するのが好ましい。不織布を用いる場合、その繊維目付けは10〜50g/m2、特に15〜30g/m2のものが望ましい。
(液不透過性シート)
液不透過性シート11の素材は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂や、ポリエチレンシート等に不織布を積層したラミネート不織布、防水フィルムを介在させて実質的に液不透過性を確保した不織布(この場合は、防水フィルムと不織布とで液不透過性シートが構成される。)などを例示することができる。もちろん、このほかにも、近年、ムレ防止の観点から好まれて使用されている液不透過性かつ透湿性を有する素材も例示することができる。この液不透過性かつ透湿性を有する素材のシートとしては、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填剤を混練して、シートを成形した後、一軸又は二軸方向に延伸して得られた微多孔性シートを例示することができる。さらに、マイクロデニール繊維を用いた不織布、熱や圧力をかけることで繊維の空隙を小さくすることによる防漏性強化、高吸水性樹脂または疎水性樹脂や撥水剤の塗工といった方法により、防水フィルムを用いずに液不透過性としたシートも、液不透過性シート11として用いることができる。
(トップシート)
トップシート30は液透過性を有するものであれば足り、例えば、有孔又は無孔の不織布や、多孔性プラスチックシートなどを用いることができる。また、このうち不織布は、その原料繊維が何であるかは、特に限定されない。例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系等の合成繊維、レーヨンやキュプラ等の再生繊維、綿等の天然繊維などや、これらから二種以上が使用された混合繊維、複合繊維などを例示することができる。さらに、不織布は、どのような加工によって製造されたものであってもよい。加工方法としては、公知の方法、例えば、スパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法等を例示することができる。例えば、柔軟性、ドレープ性を求めるのであれば、スパンレース法が、嵩高性、ソフト性を求めるのであれば、サーマルボンド法が、好ましい加工方法となる。
また、トップシート30は、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートを貼り合せて得た積層シートからなるものであってもよい。同様に、トップシート30は、平面方向に関して、1枚のシートからなるものであっても、2枚以上のシートからなるものであってもよい。
(中間シート)
トップシート30を透過した排泄物を吸収体へ移動させ、逆戻りを防ぐために、トップシート30と吸収要素50との間に中間シート(セカンドシートもいわれる)40を設けることができる。この中間シート40は、排泄物を速やかに吸収体へ移行させて吸収体による吸収性能を高めるばかりでなく、吸収した排泄物の吸収体からの逆戻りを防止し、トップシート30表面を肌触りを良くするものである。中間シート40は省略することもできる。
中間シート40としては、トップシート30と同様の素材を用いることができる。中間シート40はトップシート30に接合するのが好ましく、その接合にヒートエンボスや超音波溶着を用いる場合は、中間シート40の素材はトップシート30と同程度の融点をもつものが好ましい。また、便中の固形分を透過させることを考慮するならば中間シート40に用いる繊維の繊度は5.0〜7.0dtexであるのが好ましいが、トップシート30における液残りが多くなる。これに対して、中間シート40に用いる繊維の繊度が1.0〜2.0dtexであると、トップシート30の液残りは発生し難いが、便の固形分が透過し難くなる。よって、中間シート40に用いる不織布の繊維は繊度が2.0〜5.0dtex程度とするのが好ましい。
図示の形態の中間シート40は、吸収要素50の幅より短く中央に配置されているが、全幅にわたって設けてもよい。中間シート40の前後方向長さは、おむつの全長と同一でもよいし、吸収要素50の長さと同一でもよいし、液を受け入れる領域を中心にした短い長さ範囲内であってもよい。
(側部立体ギャザー)
トップシート30上を伝わって横方向に移動する尿や軟便を阻止し、横漏れを防止するために、製品の両側に、使用面側に突出(起立)する側部立体ギャザー60、60を設けるのは好ましい。
この側部立体ギャザー60は、実質的に幅方向に連続するギャザーシート62と、このギャザーシート62に前後方向に沿って伸長状態で固定された細長状弾性伸縮部材63とにより構成されている。このギャザーシート62としては撥水性でかつ通気性の不織布を用いることができ、また弾性伸縮部材63としては糸ゴム等を用いることができる。弾性伸縮部材は、図1及び図2に示すように各複数本設ける他、各1本設けることができる。
ギャザーシート62の内面は、トップシート30の側部上に幅方向の固着始端を有し、この固着始端から幅方向外側の部分は、液不透過性シート11の側部およびその幅方向外側に位置する外装バックシート12の側部にホットメルト接着剤などにより固着されている。
脚周りにおいては、側部立体ギャザー60の固着始端より幅方向内側は、製品前後方向両端部ではトップシート30上に固定されているものの、その間の部分は非固定の自由部分であり、この自由部分が弾性伸縮部材63の収縮力により起立するようになる。おむつの、装着時には、おむつが舟形に体に装着されるので、そして弾性伸縮部材63の収縮力が作用するので、弾性伸縮部材63の収縮力により側部立体ギャザー60が起立して脚周りに密着する。その結果、脚周りからのいわゆる横漏れが防止される。
図示形態と異なり、ギャザーシート62の幅方向内側の部分における前後方向両端部を、幅方向外側の部分から幅方向内側に延在する基端側部分とこの基端側部分の幅方向中央側の端縁から身体側に折り返され幅方向外側に延在する先端側部分とを有する二つ折り状態で固定し、その間の部分を非固定の自由部分とすることもできる。
(平面ギャザー)
各サイドフラップ部SF,SFには、ギャザーシート62の固着部分のうち固着始端近傍の幅方向外側において、ギャザーシート62と液不透過性シート11との間に、糸ゴム等からなる脚周り弾性伸縮部材64が前後方向に沿って伸長された状態で固定されており、これにより各サイドフラップ部SF,SFの脚周り部分が平面ギャザーとして構成されている。脚周り弾性伸縮部材64はサイドフラップ部SFにおける液不透過性シート11と外装バックシート12との間に配置することもできる。脚周り弾性伸縮部材64は、図示例のように各側で複数本設ける他、各側に1本のみ設けることもできる。
(吸収要素)
吸収要素50は、尿や軟便などの液を吸収保持する部分である。吸収要素50は、吸収体56と、この吸収体56の少なくとも裏面及び側面を包む包装シート58とを有している。包装シート58は省略することもできる。吸収要素50は、その裏面においてホットメルト接着剤等の接着剤を介して液不透過性シート11の内面に接着することができる。
(吸収体)
吸収体56は、繊維の集合体により形成することができる。この繊維集合体としては、綿状パルプや合成繊維等の短繊維を積繊したものの他、セルロースアセテート等の合成繊維のトウ(繊維束)を必要に応じて開繊して得られるフィラメント集合体も使用できる。繊維目付けとしては、綿状パルプや短繊維を積繊する場合は、例えば100〜300g/m2程度とすることができ、フィラメント集合体の場合は、例えば30〜120g/m2程度とすることができる。合成繊維の場合の繊度は、例えば、1〜16dtex、好ましくは1〜10dtex、さらに好ましくは1〜5dtexである。フィラメント集合体の場合、フィラメントは、非捲縮繊維であってもよいが、捲縮繊維であるのが好ましい。捲縮繊維の捲縮度は、例えば、1インチ当たり5〜75個、好ましくは10〜50個、さらに好ましくは15〜50個程度とすることができる。また、均一に捲縮した捲縮繊維を用いる場合が多い。
(高吸収性ポリマー粒子)
吸収体56は、高吸収性ポリマー粒子を含むのが好ましく、特に、少なくとも液受け入れ領域において、繊維の集合体に対して高吸収性ポリマー粒子(SAP粒子)が実質的に厚み方向全体に分散されているものが望ましい。
吸収体56の上部、下部、及び中間部にSAP粒子が無い、あるいはあってもごく僅かである場合には、「厚み方向全体に分散されている」とは言えない。したがって、「厚み方向全体に分散されている」とは、繊維の集合体に対し、厚み方向全体に「均一に」分散されている形態のほか、上部、下部及び又は中間部に「偏在している」が、依然として上部、下部及び中間部の各部分に分散している形態も含まれる。また、一部のSAP粒子が繊維の集合体中に侵入しないでその表面に残存している形態や、一部のSAP粒子が繊維の集合体を通り抜けて包装シート58上にある形態も排除されるものではない。
高吸収性ポリマー粒子とは、「粒子」以外に「粉体」も含む。高吸収性ポリマー粒子の粒径は、この種の吸収性物品に使用されるものをそのまま使用でき、1000μm以下、特に150〜400μmのものが望ましい。高吸収性ポリマー粒子の材料としては、特に限定無く用いることができるが、吸水量が40g/g以上のものが好適である。高吸収性ポリマー粒子としては、でんぷん系、セルロース系や合成ポリマー系などのものがあり、でんぷん−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、でんぷん−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物やアクリル酸(塩)重合体などのものを用いることができる。高吸収性ポリマー粒子の形状としては、通常用いられる粉粒体状のものが好適であるが、他の形状のものも用いることができる。
高吸収性ポリマー粒子としては、吸水速度が40秒以下のものが好適に用いられる。吸水速度が40秒を超えると、吸収体56内に供給された液が吸収体56外に戻り出てしまう所謂逆戻りを発生し易くなる。
高吸収性ポリマー粒子の目付け量は、当該吸収体56の用途で要求される吸収量に応じて適宜定めることができる。したがって一概には言えないが、50〜350g/m2とすることができる。ポリマーの目付け量が50g/m2未満では、吸収量を確保し難くなる。350g/m2を超えると、効果が飽和するばかりでなく、高吸収性ポリマー粒子の過剰によりジャリジャリした違和感を与えるようになる。
(包装シート)
包装シート58を用いる場合、その素材としては、ティッシュペーパ、特にクレープ紙、不織布、ポリラミ不織布、小孔が開いたシート等を用いることができる。ただし、高吸収性ポリマー粒子が抜け出ないシートであるのが望ましい。クレープ紙に換えて不織布を使用する場合、親水性のSMMS(スパンボンド/メルトブローン/メルトブローン/スパンボンド)不織布が特に好適であり、その材質はポリプロピレン、ポリエチレン/ポリプロピレンなどを使用できる。繊維目付けは、5〜40g/m2、特に10〜30g/m2のものが望ましい。
この包装シート58は、図3に示すように、吸収体56の全体を包む形態のほか、その層の裏面及び側面のみを包装するものでもよい。また図示しないが、吸収体56の上面及び側面のみをクレープ紙や不織布で覆い、下面をポリエチレンなどの液不透過性シートで覆う形態、吸収体56の上面をクレープ紙や不織布で覆い、側面及び下面をポリエチレンなどの液不透過性シートで覆う形態などでもよい(これらの各素材が包装シートの構成要素となる)。必要ならば、吸収体56を、上下2層のシートで挟む形態や下面のみに配置する形態でもよいが、高吸収性ポリマー粒子の移動を防止でき難いので望ましい形態ではない。
(ファスニングテープ)
図1、図2及び図5に示されるように、ファスニングテープ13は、おむつの側部に固定されたテープ取付部13C、及びこのテープ取付部13Cから突出するテープ本体部13Bをなすシート基材と、このシート基材におけるテープ本体部13Bの幅方向中間部に設けられた、腹側に対する係止部13Aとを有し、この係止部13Aより先端側が摘み部とされたものである。ファスニングテープ13のテープ取付部13Cは、サイドフラップ部における内側層をなすギャザーシート62及び外側層をなす外装バックシート12間に挟まれ、かつホットメルト接着剤により両シート62,12に接着されている。また、係止部13Aはシート基材に接着剤により剥離不能に接合されている。
乳幼児用おむつにおいては、テープ取付部13Cの寸法のうち、おむつの幅方向の長さX1は10〜50mm、特に20〜40mmであるのが好ましく、前後方向長さY1は、20〜100mm、特に40〜80mmであるのが好ましい。また、テープ本体部13Bの寸法のうち、おむつの幅方向の長さは30〜80mm、特に40〜60mmであるのが好ましく、前後方向の長さ(高さ)は20〜70mm、特に25〜50mmであるのが好ましい。なお、ファスニングテープ13の一部または全部が例えば略テーパ形状をなし、前後方向長さや幅方向長さが一定でない場合は、上記数値範囲は平均値にて定める。ファスニングテープ13の形状は、矩形形状などの左右対称形状でもよいが、幅広の取り付け部分と細長状の先端側部分からなる凸型形状であると、先端側部分の摘み部が摘みやすく、かつ左右の取付部間の張力が広範囲に作用するため、好ましい。
係止部13Aとしては、メカニカルファスナー(面ファスナー)のフック材(雄材)が好適である。フック材は、その外面側に多数の係合突起を有する。係合突起の形状としては、(A)レ字状、(B)J字状、(C)マッシュルーム状、(D)T字状、(E)ダブルJ字状(J字状のものを背合わせに結合した形状のもの)等が存在するが、いずれの形状であっても良い。もちろん、ファスニングテープ13の係止部として粘着材層を設けることもできる。
また、テープ取付部からテープ本体部までを形成するシート基材としては、不織布、プラスチックフィルム、ポリラミ不織布、紙やこれらの複合素材を用いることができるが、繊度1.0〜3.5dtex、目付け20〜100g/m2、厚み1mm以下のスパンボンド不織布、エアスルー不織布、又はスパンレース不織布が好ましい。
おむつの装着に際しては、背側のサイドフラップ部SFを腹側のサイドフラップ部SFの外側に重ねた状態で、ファスニングテープを腹側F外面の適所に係止する。ファスニングテープ13の係止箇所の位置及び寸法は任意に定めることができる。乳幼児用おむつにおいては、係止箇所は、前後方向20〜80mm、幅方向150〜300mmの矩形範囲とし、その上端縁と腹側上縁との高さ方向離間距離を0〜60mm、特に20〜50mmとし、かつ製品の幅方向中央とするのが好ましい。
ファスニングテープ13は、背側のエンドフラップ部EFと吸収要素50の境界線上にファスニングテープ13のテープ取付部13Cが重なるように取り付けられていると、おむつ装着時に左右のファスニングテープ13の取り付け部分間に働く張力により、吸収要素50の背側端部がしっかりと体に押し当てられるため、好ましい。また、ファスニングテープ13の取り付け部分が、おむつの背側端部(後端部)と離れすぎていると、おむつ装着時に左右のファスニングテープ13のテープ取付部13C間に働く張力がおむつの背側端部にまで及ばないため、おむつの背側端部と身体表面との間に隙間が生じやすい。従って、背側のエンドフラップ部EFの前後方向長さは、ファスニングテープ13のテープ取付部13Cの前後方向長さと同じか又は短いことが好ましい。
(ターゲットシート)
腹側Fにおけるファスニングテープ13の係止箇所には、係止を容易にするためのターゲット有するターゲットシート12Tを設けるのが好ましい。ターゲットシート12Tは、係止部がフック材13Aの場合、フック材の係合突起が絡まるようなループ糸がプラスチックフィルムや不織布からなるシート基材の表面に多数設けられたものを用いることができ、また粘着材層の場合には粘着性に富むような表面が平滑なプラスチックフィルムからなるシート基材の表面に剥離処理を施したものを用いることができる。 また、腹側Fにおけるファスニングテープ13の係止箇所が不織布からなる場合、例えば図示形態の外装バックシート12が不織布からなる場合であって、ファスニングテープ13の係止部がフック材13Aの場合には、ターゲットシート12Tを省略し、フック材13Aを外装バックシート12の不織布に絡ませて係止することもできる。この場合、ターゲットシート12Tを外装バックシート12と液不透過性シート11との間に設けてもよい。
(エンドフラップ部)
エンドフラップ部は、吸収性本体部10の前側及び後側にそれぞれ延出する部分であって、且つ吸収要素50を有しない部分であり、前側の延出部分が腹側エンドフラップ部EFであり、後側の延出部分が背側エンドフラップ部EFである。
背側エンドフラップEFの前後方向長さは、前述の理由によりファスニングテープ13の取り付け部分の前後方向長さと同じか短い寸法とすることが好ましく、また、おむつ背側端部と吸収要素50とが近接しすぎると、吸収要素50の厚みとコシによりおむつ背側端部と身体表面との間に隙間が生じやすいため、10mm以上とすることが好ましい。
腹側エンドフラップ部EF及び背側エンドフラップ部EFの前後方向長さは、おむつ全体の前後方向長さLの5〜20%程度とするのが好ましく、乳幼児用おむつにおいては、10〜60mm、特に20〜50mmとするのが適当である。
(背側伸縮ウエストシート)
図示形態では、両ファスニングテープ13間に、幅方向に弾性伸縮する帯状の背側伸縮ウエストシート70が設けられ、おむつ背側部におけるフィット性を向上させている。背側伸縮ウエストシート70の両端部は両ファスニングテープ13の取り付け部分と重なる部位まで延在されているのが好ましいが、幅方向中央側に離間していても良い。背側伸縮ウエストシート70の前後方向寸法は、ファスニングテープ13の取り付け部分の前後方向寸法と概ね同じにするのが適当であるが、±20%程度の寸法差はあってもよい。また、図示のように背側伸縮ウエストシート70が背側エンドフラップ部EFと吸収要素50の境界線と重なるように配置されていると、吸収要素50の背側端部がしっかりと体に押し当てられるため、好ましい。背側伸縮ウエストシート70は、ゴムシート等のシート状弾性部材を用いても良いが、通気性の観点から不織布や紙を用いるのが好ましい。この場合、伸縮不織布のような通気性を有するシート状弾性部材を用いることもできるが、図5に示すように、二枚の通気性不織布からなるシート基材(基材不織布シート)71をホットメルト接着剤等の接着剤により張り合わせるとともに、両シート基材71間に細長状(糸状又は紐状等)等の弾性伸縮部材72を幅方向に沿って伸長した状態で固定したものが好適に用いられる。この場合におけるシート基材71としては、外装バックシート12と同様のものを用いることができる。弾性伸縮部材72の伸長率は150〜250%程度であるのが好ましい。また、弾性伸縮部材72として細長状(糸状又は紐状等)のものを用いる場合、太さ420〜1120dtexのものを3〜10mmの間隔72dで5〜15本程度設けるのが好ましい。
ウエストシート70に用いる少なくとも一方のシート基材71として、非高吸水性繊維に高吸水性繊維を混合した不織布を用いると、汗を吸収保持することができるため好ましい。特に、バックシート側に位置するシート基材71により多くの高吸収性繊維を混合した不織布を用いると、肌とおむつ表面にある水分を肌から遠い位置にある高吸収性繊維で強固に保持することができるため好ましい。高吸水性繊維のみを用いると、吸水した高吸収性繊維が膨張してばらけた際にトップシートを介して肌に付着し易くなるおそれや、トップシートが裏側のシートに対してズレ動き易くなり、装着感を悪化させるおそれもあるが、上述のように、高吸水性繊維集合体を高吸水性繊維及び非高吸水性繊維を混合した不織布とすると、高吸水性繊維が吸水しても非高吸水性繊維との絡まり合いによって保持されるため、そのような問題点は発生し難くなる。高吸水性繊維は、公知の高吸水性樹脂(SAP)を繊維の形態としたもの(高吸収性繊維、あるいは超吸収性繊維ともいわれ、市販のものとしては東洋紡株式会社製のランシール(登録商標)Fを例示することができる)を意味する。高吸水性繊維の繊維長は特に限定されず、短繊維であっても長繊維(連続繊維)であっても良い。高吸水性繊維を混合した不織布における繊維間の結合は、繊維の絡み合いによるものの他、繊維交差点の溶着によるものや、接着剤により接着するもの等、適宜採用することができる。非高吸水性繊維としては、通常の不織布に用いられる短繊維又は長繊維とすることができ、特に親水性繊維を用いるか親水化剤を塗布したものを用いると好ましい。繊維の具体例は外装バックシート12やトップシート30の項で述べたものを用いることができる。
ウエストシート70は、たとえば基材不織布シート71,71間に伸縮部材72、72…を伸長状態で配置し、少なくとも一方の基材不織布シート71,71の端部への熱溶着により前記伸縮部材を切断し、その伸縮部材を収縮させたものである。ウエストシート7の形成に際しては、本発明出願人が特許文献1などにより多くの形態を提案してあるので、これらを参照できる。
基材不織布シート71,71間の接合や、基材不織布シート71に対する伸縮部材の固定のための手段は溶着を用いることもできるが、ホットメルト接着剤を好適に用いることができる。ホットメルト接着剤の塗布パターンとしては、一面に連続的に塗布するスロット塗布や、らせん状のスパイラル塗布、細い糸状に塗布しながら左右方向に空気で振動させるカーテン塗布などを用いることができるが、ホットメルト接着剤は通気性を低下させる要素であるため、塗布パターンはより塗布面積の少ないものが好ましく、従ってスロット塗布よりはカーテン塗布、カーテン塗布よりはスパイラル塗布が好ましい。基材不織布シート71,71間の接合は溶着により、基材不織布シート71に対する伸縮部材の固定はホットメルト接着剤により行うこともできる。
また、図示のように弾性伸縮部材72の一部が吸収要素50を横断するように配置すると、吸収要素50のフィット性が向上するため好ましいが、この場合は、弾性伸縮部材72が吸収要素50と重なる部分の一部又は全部を、切断等の手段により収縮力が働かないようにすると、吸収要素50の背側端部が幅方向に縮まないため、フィット性がさらに向上する。
なお、弾性伸縮部材72は、シートの長手方向(おむつの幅方向)にシート基材71の全長にわたって固定されていてもよいが、おむつ本体への取り付け時の縮みやめくれ防止のため、シートの前後方向(おむつの幅方向)端部の5〜20mm程度の範囲においては、収縮力が働かないように、または弾性伸縮部材72が存在しないようにするとよい。
背側伸縮ウエストシート70は、図示形態では、液不透過性シート11の幅方向両側ではギャザーシート62と外装バックシート12との間に挟まれ、且つ液不透過性シート11と重なる部位では、液不透過性シート11と吸収要素50との間に挟まれるように設けられているが、液不透過性シート11と外装バックシート12との間に設けても良いし、外装バックシート12の外面に設けても良く、またトップシート30と吸収要素50との間に設けてもよい。また、背側伸縮ウエストシート70はトップシート30の上に設けても良く、この場合、液不透過性シート11の幅方向両側ではギャザーシート62の上に設けても良い。また、外装バックシート12を複数枚のシート基材を重ねて形成する場合には、背側伸縮ウエストシート70全体を、外装バックシート12のシート基材間に設けても良い。
(本発明の具体例)
さて、本発明の具体例は、身体側の透液性トップシート30と、裏面側の液不透過性シート11と、これら透液性トップシート30と液不透過性シート30との間に、幅方向中央において前後方向に沿って配置された吸収体56と、背側の両側部に設けられ腹側外面に止着されるファスニングテープ13,13とを備えたテープタイプ使い捨ておむつにおいて、通気性不織布71,71間に、前後方向に間隔を置いて複数幅方向に伸縮する伸縮部材72,72…を有するウエストシート70を背側の吸収体56より裏面側に備え、ウエストシート70の裏面側に製品を最外面を形成する通気性のバックシート12、並びに、製品の両側に着用者側に起立する立体ギャザー60,60を有し、ウエストシート70は、厚み方向におけるバックシート12と立体ギャザー形成用通気性ギャザーシート62との間に幅方向外側に延在し、ファスニングテープ13の取付部13Cは、バックシート12と立体ギャザー形成用通気性ギャザーシート62との間に固定され、ウエストシート70の少なくとも一方面側不織布71が、少なくとも吸収体56の側縁よりも側方に、開口形状がおむつの表裏少なくとも一方から視認可能であるムレ防止用通気孔74を有しているを有しているものである。よって、ムレ防止用通気孔74を視認可能とするために、ウエストシート74の表側、裏側に重なる部材として、完全に不透明なものは選択せず、ある程度の透過性を有するものを選択する必要がある。
他方、ウエストシート70は、基材不織布シート71,71間に伸縮部材72,72…を伸長状態で配置し、少なくとも一方の基材不織布シート71の端部への熱溶着により伸縮部材72を切断し、その伸縮部材72を収縮させたものを使用することが望ましい。その切断に伴って、一方又は両方の基材不織布シート71,71にスリット孔73が形成されることがあるが、本発明は、その熱溶着切断とは別に通気孔74を形成するものである。
特に、ムレ防止用通気孔74を有する領域の一部又は全部が、伸縮部材72による収縮の無い部分であると、収縮の無い部分ではムレ防止用通気孔が常に完全に開口した状態となり、ウエストシートの伸縮に関係なく、しっかりとした開口形状が視認でき、また通気性向上効果もより一層のものとなる。このような収縮の無い部分は、例えば対象部分に位置する伸縮部材72を熱溶着等により細かな小片に切断し、実質的に収縮力を殺す等により形成することができる。
本発明のムレ防止用通気孔74は、図9のように、ウエストシート70の両端部のみに形成されている形態のほか、図10のように、ウエストシート70の両端部だけでなく、ウエストシート70の幅方向中央部にも形成されている形態であってもよい。
さらに、腹側の脇部のフラップ部にムレ防止用通気孔を形成すると、背側のムレ防止用通気孔と相俟ってムレ防止効果が高いものとなる。
図11のように、背側のウエストシート70に対応して腹側ウエストシート76を腹側の脇部に設けることができる。
この腹側ウエストシート76も、背側ウエストシート70と同様に、基材不織布シート間に伸縮部材を伸長状態で配置し、少なくとも一方の基材不織布シートの端部への熱溶着により伸縮部材を切断し、その伸縮部材を収縮させた伸縮シートである。
前記ウエストシート70は、腹側ウエストシート76全体を貫通することなく、少なくとも一方面側不織布にスリット又は通気孔が形成されていればよい。
前記ウエストシート70または腹側ウエストシート76は、不織布に換えて、メッシュ状シートとすることもできる。
外装バックシート12の内面に、親水剤を含有させると、ウエストシート70のムレ防止用通気孔を通る水分が外気に放出され易くなる。
ウエストシート70の内面及びまたは外面に、親水剤を含有させると、ウエストシート70のムレ防止用通気孔を通る水分が外装バックシート12を通して外気に放出され易くなる。
一つの好ましい形態として、ウエストシート70における隣接する伸縮部材72の間に、基材不織布シート71,71が接合されていない通気間隙が幅方向に連続的に形成されており、かつムレ防止用通気孔74は通気間隙と少なくとも一部重なるように形成されているものも提案される。ウエストシート70の基材不織布シート71,71間にこのような通気間隙を設けるとともに、ムレ防止用通気孔の位置を少なくとも一部は通気間隙と重ねることにより、基材不織布シート71,71の厚み方向の通気性が向上するだけでなく、通気間隙を介した横方向の通気性も向上し、しかもこの通気間隙に対する通気性がムレ防止用通気孔により向上するため、本発明の通気性向上効果がより一層のものとなる。このような通気間隙は、例えば伸縮部材72の外周面にシュアラップノズルやコームガン等によりホットメルト接着剤を塗布し、ウエストシート70の基材不織布シート71,71にはホットメルト接着剤を塗布せず、又は塗布するとしても伸縮部材72の両端部のみとして、基材不織布シート71,71間に伸縮部材72を挟み、伸縮部材72の外周面の接着剤により基材不織布シート71,71相互の接合と伸縮部材72の固定とを行うことにより形成することができる。また、例えば、伸縮部材72の非通過位置で基材不織布シート71,71相互を直接的に散点状に溶着し、伸縮部材72の両端部の位置ではホットメルト接着剤で基材不織布シート71,71相互を接着することによっても形成することができる。
他方、図8を参照すると典型的に判るように、上記例は、ウエストシート70と、ファスニングテープ13の取付部13Cとが重なっている例であるが、図12のようにウエストシート70の延在端縁と、ファスニングテープ13の取付部13C端縁は離間していても、ウエストシート70は、バックシート12と立体ギャザー形成用通気性ギャザーシート62との間にサンドウイッチ構造で固定されるので、通気孔などを形成しても、十分な強度をもった構造となる。
本発明における親水化剤しては、人体への安全性、工程での安全性等を考慮して、高級アルコール、高級脂肪酸、アルキルフェノール等のエチレンオキサイドを付加した非イオン系活性剤、アルキルリン酸エステル塩(オクチル、ドデシル系)、アルキル硫酸塩等のアニオン系活性剤等の単独あるいは混合物等が好ましく用いられ、シートへの付与量は、要求される性能によって異なるが、通常は対象シートの乾燥重量に対して0.1〜2.0wt%程度、特に0.2〜1.0wt%程度とするのが望ましい。
<実験>
各種ウエストシートのサンプルを作成し、自然長の状態で、KZ型通気量測定器(型番:AP−500KZ)で一定量の空気が通気する速度(秒)を測定し、通気性を評価した。測定に際しては、125Paの測定圧で、500Lの空気が、直径50mmの円を通過する速度(秒)を測定した。
(サンプル1)
サンプル寸法:縦10cm×横 10cm
シート基材:肌側及びバックシート側ともに、繊度1.8dtex、目付18g/m2のSMS不織布。
通気孔等:なし。
伸縮部材:太さ470dtexのスパンデックス糸ゴム、本数5本、間隔5mm、固定時の伸長率270%。
2枚のシート基材の接着:ホットメルト接着剤のスパイラル塗布、塗布量15g/m2
通気性の測定結果:25.9cc/cm2/sec
(サンプル2)
サンプル寸法:縦10cm×横10cm
シート基材:肌側及びバックシート側ともに、繊度1.8dtex、目付18g/m2のSMS不織布に孔を多数形成したメッシュ不織布。
通気孔等:孔の寸法形状は長径3.0mm、短径2.5mmの楕円形、孔と孔との間隔は縦方向及び横方向にそれぞれ1.5mm。
伸縮部材:太さ470dtexのスパンデックス糸ゴム、本数5本、間隔5mm、固定時の伸長率270%。
2枚のシート基材の接着:ホットメルト接着剤のスパイラル塗布、塗布量15g/m2
通気性の測定結果:21.6cc/cm2/sec
(サンプル3)
サンプル寸法:縦10cm×横10cm
シート基材:肌側及びバックシート側ともに、繊度1.8dtex、目付18g/m2のSMS不織布に孔を多数形成したメッシュ不織布。
通気孔等:孔の寸法形状は長径10.0mm、短径5.0mmの楕円形、孔と孔との間隔は縦方向及び横方向にそれぞれ5mm。
伸縮部材:太さ470dtexのスパンデックス糸ゴム、本数5本、間隔5mm、固定時の伸長率270%。
2枚のシート基材の接着:ホットメルト接着剤のスパイラル塗布、塗布量15g/m2
通気性の測定結果:15.1cc/cm2/sec
本発明は、テープタイプ使い捨ておむつに利用可能なものである。
11…液不透過性シート、12…外装バックシート、12T…ターゲットシート13…ファスニングテープ、13A…係止部、13B…テープ本体部、13C…テープ取付部、30…トップシート、40…中間シート、50…吸収要素、56…吸収体、58…包装シート、60…側部立体ギャザー、62…ギャザーシート、70…ウエストシート、71…基材不織布シート、72…伸縮部材、73…スリット孔、74…通気孔、76…腹側ウエストシート。

Claims (10)

  1. 身体側の透液性トップシートと、裏面側の液不透過性シートと、これら透液性トップシートと液不透過性シートとの間に、幅方向中央における前後方向に沿って配置された吸収体と、背側の両側部に設けられ腹側外面に止着されるファスニングテープとを備えたテープタイプ使い捨ておむつにおいて、
    通気性不織布間に、前後方向に間隔を置いて複数幅方向に伸縮する伸縮部材を有するウエストシートを背側の前記吸収体より裏面側に備え、
    前記ウエストシートの裏面側に製品最外面を形成する通気性のバックシート、並びに、製品の両側に着用者側に起立する立体ギャザーを有し、
    前記ウエストシートは、厚み方向における前記バックシートと前記立体ギャザー形成用通気性ギャザーシートとの間に幅方向外側に延在し、
    前記ファスニングテープの取付部は、前記バックシートと前記立体ギャザー形成用通気性ギャザーシートとの間に固定され、
    前記ウエストシートの少なくとも一方面側不織布は、少なくとも前記吸収体の側縁よりも側方に、開口形状がおむつの表裏少なくとも一方から視認可能であるムレ防止用通気孔を間隔を空けて多数有している、ことを特徴とするテープタイプ使い捨ておむつ。
  2. 前記ウエストシートは、通気性不織布間に伸縮部材を伸長状態で配置し、少なくとも一方の通気性不織布の端部への熱溶着により前記伸縮部材を切断し、その伸縮部材を収縮させたものであり、
    前記ムレ防止用通気孔は、前記熱溶着による前記伸縮部材の切断位置とは別の位置に形成され、かつ、前記ウエストシートと前記ファスニングテープの取付部が重ならない位置において形成されている、請求項1記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
  3. 前記ウエストシートの少なくとも一方面側不織布のムレ防止用通気孔は、ウエストシートの両端部のみに形成されている請求項1又は2記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
  4. 前記ウエストシートの少なくとも一方面側不織布がメッシュ状不織布とされ、このメッシュ状不織布の開口がムレ防止用通気孔とされている、請求項1〜3のいずれか1項に記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
  5. 前記通気性のバックシート及び前記ウエストシートの少なくとも一方に、親水剤を含ませた請求項1〜4のいずれか1項に記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
  6. 腹側の脇部にムレ防止用通気孔を形成した請求項1〜5のいずれか1項に記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
  7. 腹側ウエストシートを腹側の脇部に設け、この腹側ウエストシートは、通気性不織布間に伸縮部材を伸長状態で配置し、少なくとも一方の通気性不織布の端部への熱溶着により前記伸縮部材を切断し、その伸縮部材を収縮させたものであり
    前記腹側ウエストシートの少なくとも一方面側不織布が、前記吸収体の側縁よりも側方に、開口形状が表裏少なくとも一方から視認可能であるムレ防止用通気孔を有している、請求項1〜6のいずれか1項に記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
  8. 前記ウエストシートは、隣接する伸縮部材の間に、前記通気性不織布が接合されていない通気間隙が幅方向に連続的に形成されており、かつ前記ムレ防止用通気孔は前記通気間隙と少なくとも一部重なるように形成されている、請求項1〜7のいずれか1項に記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
  9. 前記ウエストシートの少なくとも一方面側不織布が、高吸水性繊維及び非高吸水性繊維を混合した不織布である、請求項1〜8のいずれか1項に記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
  10. 前記ウエストシートにおける前記ムレ防止用通気孔を有する領域の一部又は全部が、前記伸縮部材による収縮の無い部分とされている、請求項1〜9のいずれか1項に記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
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