JP6712421B2 - テープタイプ使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、ファスニングテープが備わるテープタイプ使い捨ておむつに関するものである。
現在、テープタイプ使い捨ておむつ(以下、単に「使い捨ておむつ」ともいう。)としては、装着者の背側を覆う背側部分の幅方向両側端部に、シート基材及び係止手段を構成要素とするファスニングテープが備わるものが存在する。この種の使い捨ておむつは、シート基材を装着者の背側から腹側に回し込み、係止手段を装着者の腹側を覆う腹側部分に係止することで装着する。
また、近年、この種の使い捨ておむつにおいては、ファスニングテープが背側部分から取れてしまうとの問題が認識されるようになっている。そこで、ファスニングテープを構成するシート基材を背側部分に接合するにあたって、例えば、接着剤の塗布量を増やすことで、あるいは複数種類の接着剤を使用することで、背側部分に対するシート基材の接合強度を強くする提案がなされている(特許文献1、特許文献2)。
しかしながら、本発明者等は、接合強度を強くしたとしても、シート基材が裂けて、結局、ファスニングテープが背側部分から取れてしまうことがあることを知見した。
特開2007−143633号公報 特開2011−97975号公報
本発明が解決しようとする主たる課題は、ファスニングテープを構成するシート基材が裂けて、当該ファスニングテープが取れてしまうといったおそれのないテープタイプ使い捨ておむつを提案することにある。
本発明者等は、図13に示す従来の接合構造を有するファスニングテープ100を使用して、数々のサンプルテストを行った。
このファスニングテープ100は、シート基材111及び係止手段112を主な構成要素とする。シート基材111は、背側部分Bに重なる付根部111Aと、背側部分Bから幅方向外方に突出する突出部111Bと、に識別することができる。付根部111Aは、接合領域121において、背側部分Bに接合されている。突出部111Bは、先端側が上側突出片113及び下側突出片114に枝分かれしている。上側突出片113及び下側突出片114には、それぞれ係止手段112が備わる。係止手段112は、それぞれ腹側部分Fに係止可能である。
装着時、あるいは装着中においては、ファスニングテープ100の、特に本体側引張部分100Bを中心とする部位が、背側部分Bによって一方に引っ張られる。他方、ファスニングテープ100の、特にテープ側引張部分100Fを中心とする部位が、腹側部分Fによって他方(前記一方に対向する方向)に引っ張られる。したがって、本発明者等が推測したところによると、ファスニングテープ100には、仮想引張方向線111pで示す方向の引張力が主に加わることになる。
また、本発明者等は、ファスニングテープ100が備わる使い捨ておむつについて、後述するように引張試験機を使用して数々のサンプルテストを行った。この結果、当該使い捨ておむつにおいては、符号100tで示す部位で、すなわち、接合領域121の縦方向両端部であって幅方向外側端縁121yに沿う部位で、シート基材111が裂け易いことを知見した。
そこで、以上の推測、知見等に基づき、様々な検討を行った結果、上記課題を解決する以下の手段を想到するに至った。また、この過程においては、突出部111Bの先端側が上側突出片113及び下側突出片114に枝分かれしていないタイプのファスニングテープにおいても、同様のことが成り立つとの結論に至り、上記課題を解決する更なる手段を想到するに至った。
(手段1)
装着者の背側を覆う背側部分及び腹側を覆う腹側部分を有するおむつ本体と、前記背側部分の幅方向両側端部に備わるファスニングテープと、を有し、
前記ファスニングテープは、シート基材及び係止手段を構成要素とし、
前記シート基材は、前記背側部分に重なる付根部と、前記背側部分から幅方向外方に突出する突出部と、を有し、
前記突出部は、先端側が上側突出片及び下側突出片に枝分かれし、
前記上側突出片及び前記下側突出片には、それぞれ前記係止手段が備わり、
前記係止手段は、それぞれ前記腹側部分に係止可能である、
テープタイプ使い捨ておむつであって、
前記付根部は、前記背側部分と実質的に接合関係にある接合領域と、前記背側部分と実質的に接合関係にない非接合領域と、を有し、
前記付根部の上側端縁から所定長下方までは、前記非接合領域であり、
前記接合領域の外周縁は、幅方向外側端縁及び幅方向内側端縁、並びに上側端縁及び下側端縁からなり、
前記接合領域の幅方向外側端縁及び上側端縁が交わる接合基準点と、前記上側突出片に備わる係止手段の幅方向内側端縁及び縦方向仮想中心線が交わる係止基準点と、を結ぶ仮想引張方向線が、前記接合領域の幅方向外側端縁に対して、5〜60°の回転角を有し、
前記接合領域の上側端縁は、幅方向外側端部が前記幅方向外側端縁との交点である前記接合基準点から幅方向内方へ向かうにしたがって上方に膨らむ曲線状で、この曲線状の上側端縁から幅方向に沿う直状となることで、前記接合領域の幅方向外側端縁に沿って縦方向に生じた引裂きが当該幅方向外側端縁との交点である前記接合基準点から前記曲線状の上側端縁、更に前記直線状の上側端縁に沿うことで幅方向に誘導される構成とされている、
ことを特徴とするテープタイプ使い捨ておむつ。
(手段2)
装着者の背側を覆う背側部分及び腹側を覆う腹側部分を有するおむつ本体と、前記背側部分の幅方向両側端部に備わるファスニングテープと、を有し、
前記ファスニングテープは、シート基材及び係止手段を構成要素とし、
前記シート基材は、前記背側部分に重なる付根部と、前記背側部分から幅方向外方に突出する突出部と、を有し、
前記突出部は、先端側が上側突出片及び下側突出片に枝分かれし、
前記上側突出片及び前記下側突出片には、それぞれ前記係止手段が備わり、
前記係止手段は、それぞれ前記腹側部分に係止可能である、
テープタイプ使い捨ておむつであって、
前記付根部は、前記背側部分と実質的に接合関係にある接合領域と、前記背側部分と実質的に接合関係にない非接合領域と、を有し、
前記付根部の下側端縁から所定長上方までは、前記非接合領域であり、
前記接合領域の外周縁は、幅方向外側端縁及び幅方向内側端縁、並びに上側端縁及び下側端縁からなり、
前記接合領域の幅方向外側端縁及び下側端縁が交わる接合基準点と、前記下側突出片に備わる係止手段の幅方向内側端縁及び縦方向仮想中心線が交わる係止基準点と、を結ぶ仮想引張方向線が、前記接合領域の幅方向外側端縁に対して、5〜60°の回転角を有し、
前記接合領域の下側端縁は、幅方向外側端部が前記幅方向外側端縁との交点である前記接合基準点から幅方向内方へ向かうにしたがって下方に膨らむ曲線状で、この曲線状の下側端縁から幅方向に沿う直状となることで、前記接合領域の幅方向外側端縁に沿って縦方向に生じた引裂きが当該幅方向外側端縁との交点である前記接合基準点から前記曲線状の下側端縁、更に前記直線状の前記下側端縁に沿うことで幅方向に誘導される構成とされている、
ことを特徴とするテープタイプ使い捨ておむつ。
(手段3)
装着者の背側を覆う背側部分及び腹側を覆う腹側部分を有するおむつ本体と、前記背側部分の幅方向両側端部に備わるファスニングテープと、を有し、
前記ファスニングテープは、シート基材及び係止手段を構成要素とし、
前記シート基材は、前記背側部分に重なる付根部と、前記背側部分から幅方向外方に突出する突出部と、を有し、
前記突出部には、前記係止手段が備わり、
前記係止手段は、前記腹側部分に係止可能である、
テープタイプ使い捨ておむつであって、
前記付根部は、前記背側部分と実質的に接合関係にある接合領域と、前記背側部分と実質的に接合関係にない非接合領域と、を有し、
前記付根部の上側端縁から所定長下方までは、前記非接合領域であり、
前記接合領域の外周縁は、幅方向外側端縁及び幅方向内側端縁、並びに上側端縁及び下側端縁からなり、
前記接合領域の幅方向外側端縁及び上側端縁が交わる接合基準点と、前記係止手段の幅方向内側端縁及び縦方向仮想中心線が交わる係止基準点と、を結ぶ仮想引張方向線が、前記接合領域の幅方向外側端縁に対して、5〜60°の回転角を有し、
前記接合領域の上側端縁は、幅方向外側端部が前記幅方向外側端縁との交点である前記接合基準点から幅方向内方へ向かうにしたがって上方に膨らむ曲線状で、この曲線状の上側端縁から幅方向に沿う直状となることで、前記接合領域の幅方向外側端縁に沿って縦方向に生じた引裂きが当該幅方向外側端縁との交点である前記接合基準点から前記曲線状の上側端縁、更に前記直線状の前記上側端縁に沿うことで幅方向に誘導される構成とされている、
ことを特徴とするテープタイプ使い捨ておむつ。
(手段4)
装着者の背側を覆う背側部分及び腹側を覆う腹側部分を有するおむつ本体と、前記背側部分の幅方向両側端部に備わるファスニングテープと、を有し、
前記ファスニングテープは、シート基材及び係止手段を構成要素とし、
前記シート基材は、前記背側部分に重なる付根部と、前記背側部分から幅方向外方に突出する突出部と、を有し、
前記突出部には、前記係止手段が備わり、
前記係止手段は、前記腹側部分に係止可能である、
テープタイプ使い捨ておむつであって、
前記付根部は、前記背側部分と実質的に接合関係にある接合領域と、前記背側部分と実質的に接合関係にない非接合領域と、を有し、
前記付根部の下側端縁から所定長上方までは、前記非接合領域であり、
前記接合領域の外周縁は、幅方向外側端縁及び幅方向内側端縁、並びに上側端縁及び下側端縁からなり、
前記接合領域の幅方向外側端縁及び下側端縁が交わる接合基準点と、前記係止手段の幅方向内側端縁及び縦方向仮想中心線が交わる係止基準点と、を結ぶ仮想引張方向線が、前記接合領域の幅方向外側端縁に対して、5〜60°の回転角を有し、
前記接合領域の下側端縁は、幅方向外側端部が前記幅方向外側端縁との交点である前記接合基準点から幅方向内方へ向かうにしたがって下方に膨らむ曲線状で、この曲線状の下側端縁から幅方向に沿う直状となることで、前記接合領域の幅方向外側端縁に沿って縦方向に生じた引裂きが当該幅方向外側端縁との交点である前記接合基準点から前記曲線状の下側端縁、更に前記直線状の前記下側端縁に沿うことで幅方向に誘導される構成とされている、
ことを特徴とするテープタイプ使い捨ておむつ。
(手段5)
前記所定長は、2〜30mmである、
前記手段1〜4のいずれかのテープタイプ使い捨ておむつ。
(参考となる手段1)
前記接合領域は、
前記背側部分及び前記付根部が接合された領域である直接接合点と、
この直接接合点から所定の範囲に広がり、前記直接接合点での接合力が及ぶことで実質的に接合関係にある領域である接合影響点と、で構成され、
前記接合領域の外周縁を構成する接合影響点は、一の接合影響点がこれに隣接する他の接合影響点から所定の距離を超えて突出しない配置である、
前記手段1〜5のいずれかのテープタイプ使い捨ておむつ。
(参考となる手段2)
前記所定の範囲は、前記接合基準点の外周縁から1mm以下の範囲である、
前記参考となる手段1のテープタイプ使い捨ておむつ。
(参考となる手段3)
前記所定の距離は、2mm以下である、
前記参考となる手段1又は参考となる手段2のテープタイプ使い捨ておむつ。
本発明によると、ファスニングテープが取れてしまうといったおそれのないテープタイプ使い捨ておむつになる。
使い捨ておむつの展開状態の内面を示す平面図である。 使い捨ておむつの展開状態の外面を示す平面図である。 図1のIII−III線断面図である。 図1のIV−IV線断面図である。 第1の形態のファスニングテープの接合構造を示す概要図である。 第1の形態のファスニングテープに加わる引張力の説明図である。 第2の形態のファスニングテープの接合構造を示す概要図である。 第3の形態のファスニングテープの接合構造を示す概要図である。 第4の形態のファスニングテープの接合構造を示す概要図である。 第4の形態のファスニングテープの接合関係の説明図である。 第1〜4の形態のファスニングテープの接合構造の変形例を示す概要図である。 第5の形態のファスニングテープの接合構造を示す概要図である。 従来のファスニングテープの接合構造を示す概要図である。
次に、発明を実施するための形態を説明する。
なお、以下では、まず、ファスニングテープが備わるテープタイプ使い捨ておむつの全体構造、素材、等について説明し、その後に、ファスニングテープ、及びファスニングテープの接合構造について、形態例を説明する。
(定義)
本明細書においては、以下のように定義する。
伸長率とは、自然長を100%としたときの値を意味する。例えば、自然長が10cmのもの(弾性部材等)を15cmに伸ばした場合の伸長率は150%である。
縦方向とは、腹側から股間を通り背側に向かう方向、あるいは背側から股間を通り腹側に向かう方向を意味する。必要により、前後方向、長手方向ともいう。
幅方向とは、縦方向に直交する方向を意味する。必要により、横方向ともいう。
内面とは、装着者の肌に当接する側の面を意味する。必要により、上面、表面、肌面ともいう。
裏面とは、内面とは反対側の面を意味する。必要により、外面ともいう。
幅方向内方とは、使い捨ておむつの幅方向に関する中心に近付く方向を意味する。必要により、幅方向内側、あるいは単に内方ともいう。
幅方向外方とは、使い捨ておむつの幅方向に関する中心から遠ざかる方向を意味する。必要により、幅方向外側、あるいは単に外方ともいう。
上側とは、装着状態にある使い捨ておむつの上側を意味する。したがって、ウエスト開口部に近位する側であり、必要により、縦方向上側、縦方向上方、あるいは単に上方ともいう。
下側とは、装着状態にある使い捨ておむつの下側を意味する。したがって、ウエスト開口部に遠位する側であり、必要により、縦方向下側、縦方向下方、あるいは単に下方ともいう。
(全体構造)
図1〜図4に示すように、本形態の使い捨ておむつは、装着者の背側を覆う背側部分B及び腹側を覆う腹側部分Fを有するおむつ本体9と、背側部分Bの幅方向両側端部に備わる一対のファスニングテープ10と、を有する。また、おむつ本体は、液透過性のトップシート1と、液不透過性のバックシート2と、これら1,2の間に介在された吸収体3と、バックシート2の裏面全体を覆う外装シート4と、を有する。なお、おむつ本体9の背側部分B及び腹側部分Fの間には、股間部分Cが位置してしる。
(トップシート)
トップシート1は、液透過性であり、吸収体3の外周縁より外方(外側)へ延在している。トップシート1は、吸収体3の両側端縁より外方へ延在する部分が、バックシート2とホットメルト等の接着剤によって接合されている。
トップシート1としては、例えば、有孔又は無孔の不織布や、穴あきプラスチックシート等を使用することができる。不織布の素材繊維としては、例えば、ポリエチレン又はポリプロピレン等のオレフィン系、ポリエステル系、アミド系等による合成繊維のほか、レーヨンやキュプラ等による再生繊維、綿等による天然繊維、等を使用することができる。不織布の加工方法としては、スパンレース法、スパンボンド法、SMS法、サーマルボンド法、メルトブローン法、ニードルパンチ法、エアスルー法、ポイントボンド法、等の公知の加工方法を採用することができる。
トップシート1の繊維目付けは、15〜30g/m2であるのが好ましい。トップシート1の厚みは、0.05〜1mmであるのが好ましい。
(バックシート)
バックシート2は、液不透過性であり、吸収体3の外周縁より外方へ延在している。バックシート2は、吸収体3の両側端縁より外方に延在する部分が、トップシート1や後述する立体ギャザーシート5とホットメルト等の接着剤によって接合されている。
バックシート2は、吸収体3が吸収した排泄物や排泄液等の裏面側への移動(通り抜け)を防止する機能を有する。したがって、バックシート2としては、ポリエチレンフィルム等の液不透過性のプラスチックフィルムを使用するのが好ましい。ただし、ムレ防止を考慮すると、遮水性(液不透過性)及び透湿性を有するシートを使用するのがより好ましい。遮水性及び透湿性を有するシートとしては、例えば、微多孔性シートを使用することができる。微多孔性シートは、例えば、ポリエチレンやポリプロピレン等のオレフィン系樹脂中に無機充填材を溶融混練してシートを形成し、更に一軸又は二軸方向に延伸することで得ることができる。
バックシート2の単位面積当たりの質量は、13〜40g/m2であるのが好ましい。バックシート2の厚みは、0.01〜0.1mmであるのが好ましい。
(吸収体)
吸収体3は、排泄物や排泄液等を吸収する部材であり、股間部分Cの前側(腹側)から後側(背側)まで延在している。図示例の吸収体3は砂時計形状であるが、例えば、長方形等にすることもできる。また、図示例の吸収体3は一層構造であるが、下層吸収体及び上層吸収体からなる二層構造、又は三層以上の吸収体が積層されてなる多層構造とすることもできる。ただし、吸収体3の厚みは、全体で1〜15mmであるのが好ましい。なお、吸収体3は、必要によりクレープ紙等の包装材によって包むことができる。
吸収体3としては、例えば、パルプ繊維の積繊体、セルロースアセテート等のフィラメントの集合体、不織布等を基本素材としつつ、必要に応じて高吸収性ポリマー等を混合したものを使用することができる。
吸収体3のパルプ目付けは、100〜500g/m2であるのが好ましい。また、吸収体3の高吸水性ポリマー目付けは、0〜300g/m2であるのが好ましい。高吸水性ポリマーの目付けが少な過ぎると、十分な吸収性能を得ることができない。他方、高吸水性ポリマーの目付けが多過ぎると、パルプ繊維の絡み合いが弱くなり、ヨレや割れ等が発生し易くなる。
(外装シート)
外装シート4はトップシート1やバックシート2の両側端縁より外方へ延在しており、外装シート4の外周縁はおむつ本体9の外周縁と一致している。外装シート4の存在によって、おむつ本体9の外面が布のような外観、肌触りとなる。
外装シート4としては、トップシート1と同様の不織布を使用することもできるが、スパンボンド不織布を使用するのが好ましい。
外装シート4は、複数のシートが積層されてなる多層シートとすることも、バックシート2の形状を適宜変更したうえで省略することもできる。
外装シート4の単位面積当たりの質量は、10〜30g/m2であるのが好ましい。外装シート4の厚みは、0.05〜1mmであるのが好ましい。
(立体ギャザー)
図3及び図4に示すように、おむつ本体9の内面側、かつ両側端部には、それぞれ立体ギャザーRGが備わる。立体ギャザーRGは、脚周りにおいて排泄物や排泄液等が漏れるのを防止する機能を有する。
立体ギャザーRGは、幅方向内側の端部が折り返されてなる立体ギャザーシート5と、この立体ギャザーシート5の折返し部分に介在された細長状の弾性伸縮部材5gと、を構成要素とする。
立体ギャザーシート5の幅方向外側端部は、前後方向全長にわたって、外装シート4や、後述するファスニングテープ10のシート基材11、トップシート1等に、ホットメルト等の接着剤によって接合されている。立体ギャザーシート5の幅方向内側端部は、前後方向両端部が倒伏状態でホットメルト等の接着剤によってトップシート1に接合されているものの、前後方向中心部がトップシート1に接合されていない。このような接合関係であるため、立体ギャザーRSは、弾性伸縮部材5gの収縮力によって、図4中に二点鎖線で示すように、幅方向内側端部が前後方向中心部においてトップシート1から起立する。
立体ギャザーシート5としては、例えば、不織布(好ましくはスパンボンド不織布)、プラスチックフィルム、不織布及びプラスチックフィルムの積層シート、等を使用することができる。ただし、感触性の観点からは、撥水処理を施した不織布を使用するのが好ましい。
弾性伸縮部材5gは、前後方向に伸長した状態でホットメルト等の接着剤によって立体ギャザーシート5に固定されている。弾性伸縮部材5gは、糸状、紐状、帯状等の細長状であり、所定の間隔をおいた複数本で構成している。ただし、弾性伸縮部材5gは、1本で構成しても、複数本を束にして構成してもよい。
本形態のように、弾性伸縮部材5gを複数本で構成する場合、その数は、例えば2〜10本、好ましくは3〜8本である。また、配置間隔は、例えば2〜15mm、好ましくは6〜10mmである。
弾性伸縮部材5gは、天然ゴムのほか、例えば、スチレン系ゴム、オレフィン系ゴム、ウレタン系ゴム、エステル系ゴム、ポリウレタン系ゴム、ポリエチレン系ゴム、ポリスチレン系ゴム、スチレンブタジエン系ゴム、シリコン系ゴム、ポリエステル系ゴム等の合成ゴムで構成することができる。
弾性伸縮部材5gの太さは、例えば500〜1500dtex、特に天然ゴムの場合は、0.1〜3mm、好ましくは0.5〜3mmである。また、弾性伸縮部材5gの伸長率は、例えば150〜250%である。
(平面ギャザー)
図1に示すように、おむつ本体9の幅方向両側端部であって前後方向中心部には、平面ギャザーHGが備わる。この平面ギャザーHGは、脚周りにおける使い捨ておむつのフィット性を高め、また、排泄物や排泄液等が漏れるのを防止する機能を有する。
図4に示すように、平面ギャザーHGは、バックシート2と、外装シート4と、これら2,4の間に介在された細長状の弾性伸縮部材4gと、を構成要素とする。
弾性伸縮部材4gは、前後方向に伸長した状態でホットメルト等の接着剤によってバックシート2や外装シート4に固定されている。弾性伸縮部材4gは、糸状、紐状、帯状等の細長状であり、所定の間隔をおいた複数本で構成している。ただし、弾性伸縮部材4gは、1本で構成しても、複数本を束にして構成してもよい。
本形態のように、弾性伸縮部材4gを複数本で構成する場合、その数は、例えば2〜10本、好ましくは3〜8本である。また、配置間隔は、例えば2〜15mm、好ましくは6〜10mmである。
弾性伸縮部材4gは、例えば、前述した弾性伸縮部材5gと同様の素材で構成することができる。弾性伸縮部材4gの太さは、例えば500〜1500dtex、特に天然ゴムの場合は、0.1〜3mm、好ましくは0.5〜3mmである。弾性伸縮部材4gの伸長率は、例えば150〜250%である。
(ウエスト伸縮部)
図1に示すように、背側部分B(好ましくは背側端縁の近傍)の幅方向中心部には、ウエスト伸縮部WGが備わる。ウエスト伸縮部WGは、腰周りにおける使い捨ておむつのフィット性を高める機能を有する。
ウエスト伸縮部WGは、バックシート2と、外装シート4と、これら2,4の間に介在された細長状の弾性伸縮部材6gと、を構成要素とする。
弾性伸縮部材6gは、幅方向に伸長した状態でホットメルト等の接着剤によってバックシート2や外装シート4に固定されている。弾性伸縮部材6gは、糸状、紐状、帯状等の細長状であり、所定の間隔をおいた複数本で構成している。ただし、弾性伸縮部材6gは、1本で構成しても、複数本を束にして構成してもよい。
本形態のように、弾性伸縮部材6gを複数本で構成する場合、その数は、例えば2〜10本、好ましくは2〜5本である。また、配置間隔は、例えば2〜15mm、好ましくは3〜7mmである。
弾性伸縮部材6gは、例えば、前述した弾性伸縮部材5gと同様の素材で構成することができる。弾性伸縮部材6gの太さは、例えば500〜1500dtex、特に天然ゴムの場合は、0.1〜3mm、好ましくは0.5〜3mmである。弾性伸縮部材6gの伸長率は、例えば150〜250%である。
本形態においては、弾性伸縮部材6gを幅方向中心部のみに設けており、ウエスト伸縮部WGが幅方向中心部のみに形成されている。ただし、ウエスト伸縮部WGは、幅方向全長にわたって形成することや、幅方向両側端部のみに形成すること等もできる。また、弾性伸縮部材6gは、例えば、トップシート1とバックシート2との間に介在させることもできる。
(ファスニングテープ)
次に、ファスニングテープ10、及び背側部分Bに対するファスニングテープ10の接合構造について、形態例を説明する。この説明の過程では、ファスニングテープ10と機能的関連性を有するフロントターゲットテープ7についても説明する。
なお、ファスニングテープ10は、おむつ本体9の両側端部に備わり、左右で一対をなすが、以下では、一方(紙面右側)のファスニングテープ10を例に説明し、他方のファスニングテープ10の説明、図示等は省略する。この点、他方のファスニングテープ10は、好ましくは、一方のファスニングテープ10と同一の構造を有し、線対称となるように備わる。ただし、本発明は、左右一対のファスニングテープ10が同一の形状、接合構造等である場合に限定されない。
(形態1)
図5に示すように、ファスニングテープ10は、シート基材11及び係止手段12を構成要素とする。
(シート基材)
シート基材11は、背側部分Bに重なる付根部11Aと、背側部分Bから幅方向外方に突出する突出部11Bと、に識別することができる。付根部11Aは、接合領域21において、背側部分Bに接合されている。突出部11Bは、先端側(幅方向外側)が上側突出片13と下側突出片14とに枝分かれしている。突出部11Bは、基端側(幅方向内側)が、幅方向に延在する引裂き線11cによって、上側突出片13に連続する部分と下側突出片14に連続する部分とに引裂き分離可能である。引裂き線11cは、例えば、ミシン目線、スリット線等からなる。上側突出片13及び下側突出片14の内面には、それぞれ(各別に)係止手段12が備わる。
シート基材11としては、例えば、撥水性の不織布等を使用することができる。また、シート基材11の目付けは、例えば、20〜120g/m2である。シート基材11の厚さは、例えば、0.1〜1mmである。シート基材11の引張強さは、例えば、20〜100N/25mmである。このような物性を有するシート基材11は、従来の形態であれば裂けやすいとされていたが、本形態によると、裂けるおそれが著しく減少する。
(係止手段)
係止手段12は、表面(露出面)にフック状の突起が複数備わるフック材によって構成されている。フック材としては、例えば、クラレ社製のマジックテープ(登録商標)、YKK社製のクイックロン(登録商標)、カネボウベルタッチ社製のマジクロス(登録商標)、等のメカニカルファスナー(面ファスナー)の雄材を使用することができる。
係止手段12としては、必要によりフック材に替えて粘着材を使用することもできる。
係止手段12は、上側突出片13及び下側突出片14の先端縁(幅方向外側端縁)よりも若干、例えば2〜30mm、幅方向内側(付根部11A側)に備わる。係止手段12よりも幅方向外方に位置する部分は、ファスニングテープ10を係止する際に摘むための摘み部として機能する。
(フロントターゲットテープ)
図2に示すように、フロントターゲットテープ7は、幅方向に延在する帯状の部材であり、腹側部分Fを構成する外装シート4の表面に接合されている。フロントターゲットテープ7は前述したフック材と着脱自在に係合する関係にあり、例えば、前述したメカニカルファスナーの雌材を使用することができる。
フロントターゲットテープ7は、必要により省略し、不織布からなる外装シート4の外面(露出面)にフック材からなる係止手段12を係合させることもできる。また、係止手段12として粘着材を使用した場合は、フロントターゲットテープ7として、表面が平滑な樹脂テープ(シート)を使用すると好適である。
使い捨ておむつを装着するに際しては、必要により引裂き線11cを利用してシート基材11の突出部11Bを引き裂いたうえで、係止手段12を装着者の腰の両側から腹側に回す。腹側に回した係止手段12は、それぞれ腹側部分Fに備わるフロントターゲットテープ7に係止させる。
(接合構造)
図5に示すように、付根部11Aは、背側部分Bと実質的に接合関係にある接合領域21と、実質的に接合関係にない非接合領域22と、を有する。なお、「実質的に」の意味するところは、後述する形態4の説明で明確にする。
接合領域21の外周縁は付根部11Aの外周縁の内側(中心側)に位置しており、特に接合領域21の上側端縁21xは付根部11Aの上側端縁11xから所定長11d下方に位置している。つまり、付根部11Aの上側端縁11xから所定長11d下方までは、非接合領域22である。
前述したように、従来のファスニングテープ100の接合構造においては(図13参照)、接合領域121の縦方向両端部であって幅方向外側端縁121yに沿う部位(裂け易い部位)100tにおいて、シート基材111が裂け易かった。そして、この裂け易い部位100tはライン(線)状であり、付根部111Aの上側端縁111xと交わるため、ファスニングテープ100が取れてしまう原因となった。これに対し、本形態においては、付根部11Aの上側端縁11xから所定長11d下方までが非接合領域22になっており、裂け易い部位(接合領域21の縦方向両端部であって幅方向外側端縁21yに沿う部位)10tと付根部11Aの上側端縁11xとが交わらないため、ファスニングテープ10が取れてしまうおそれが少なくなる。
なお、シート基材11等のシートの引裂きは、引裂強さが変化する部位で生じ易いところ、接合領域21の幅方向外側端縁21yは、接合領域21と非接合領域22との境界を画する線であり、引裂強さが変化する部位であるため、裂け易い部位10tとなる。しかるに、本形態においては、接合領域21の幅方向外側端縁21yの上方に非接合領域22が存在しており、裂け易い部位10tが付根部11Aの上側端縁11xまで達していない構造になっている。
非接合領域22の範囲を画する所定長11dは、好ましくは2〜30mm、より好ましくは3〜15mm、特に好ましくは5〜15mmである。所定長11dが短過ぎると、付根部11Aの上側端部において引裂きが生じ易くなるのを十分に防止することができない。他方、所定長11dが長過ぎると、シート基材11の接合が不十分になる。
もっとも、単に所定長11d下方までを非接合領域22とするのみでは、以下のような問題が生じ得る。
すなわち、図6の(1)に示すように、付根部11Aに対して幅方向外方に引っ張る引張力Pwが加わると、付根部11Aの上側端縁11x近傍に対しては、接合基準点21zを中心とする回転力Pcが加わる。そして、この回転力Pcは、接合基準点21zから離れるのに比例して大きなものとなるため、付根部11Aの上側端縁11xから縦方向YDに沿って引裂きが生じてしまうおそれがある。なお、この引裂きは、従来の接合構造におけるように、接合領域21の幅方向外側端縁21yに沿って引裂き強さが変化することを原因とするものではなく、回転力Pcが加わることを原因とするものである。
そこで、本形態においては、更に以下のように回転角αを規律する。
すなわち、図6の(2)に示すように、接合基準点21zと係止基準点13zとを結ぶ仮想引張方向線11pが、接合領域21の幅方向外側端縁21yに対して、5〜60°の回転角αを有するのが好ましく、10〜40°の回転角αを有するのがより好ましく、15〜30°の回転角αを有するのが特に好ましい。回転角αが5°未満であると、回転力Pcが大きなものとなるため、特に引裂き線11cで突出部11Bを引き裂いてファスニングテープ10を使用する場合は当該回転力Pcが大きなものとなるため、付根部11Aの上側端縁11xからの引裂きが生じ易くなる。他方、回転角αが60°を超えることは、所定長11dが長いこと、あるいは係止手段12が上方に片寄って位置していることを意味し、前者であればシート基材11の接合が不十分になり、後者であればフィット性が低下するおそれがある。
なお、接合基準点21zとは、接合領域21の幅方向外側端縁21y及び上側端縁21xが交わる点(ポイント)を意味する。また、係止基準点13zとは、上側突出片13に備わる係止手段12の幅方向内側端縁13y及び縦方向仮想中心線13cが交わる点(ポイント)を意味する。
図3に示すように、シート基材11は、外装シート4と立体ギャザーシート5との間において両者4,5に接合されており、この接合部分が接合領域21を構成している。ただし、シート基材11は、外装シート4の外面に接合することや、立体ギャザーシート5の内面に接合することもできる。これらの場合、シート基材11を接合する対象は異なるものの、接合する範囲、すなわち接合領域21及び非接合領域22は、以上で説明したのと同じである。
以上は付根部11Aの上側端部に位置する非接合領域22の説明であるが、本形態においては、付根部11Aの下側端部にも同様の非接合領域22が備わる。この下側端部の非接合領域22は、上側端部の非接合領域22と上下線対称の関係にあり、上側端部の非接合領域22と同一の構造を有し、同一の原理が当てはまるので、説明は省略する。
(形態2)
形態1においては、接合領域21の上側端縁21xが全範囲(全長)にわたって幅方向XDに沿う直状であった。これに対し、本形態においては、図7に示すように、接合領域21の幅方向外側端部の上側端縁21xが、接合基準点21zから幅方向内方へ向かうにしたがって上方に膨らむ曲線状である。前述したように、形態1の場合は、付根部11Aに対して幅方向外方に引っ張る引張力Pwが加わると、接合基準点21zを中心とする回転力Pcが生じる。しかるに、形態2の場合は、1点(接合基準点21z)に力が集中するということがなくなり、力が分散される。したがって、引裂きが生じ難くなる。また、仮に接合領域21の幅方向外側端縁21yに沿って縦方向YDの引裂きが生じたとしても、この引裂きは上側端縁21xに沿うことで幅方向XDに誘導される。したがって、引裂きがシート基材11の上側端縁11xに到達してファスニングテープ10が取れてしまうのを防止することができる。
一方、接合領域21の幅方向内側端部の上側端縁21xは、第二接合基準点21wから幅方向外方へ向かうにしたがって上方に膨らむ曲線状ではなく、幅方向XDに沿う直状である。また、接合領域21の下側端縁は、全範囲(全長)にわたって幅方向XDに沿う直状である。
なお、第二接合基準点21wとは、接合領域21の幅方向内側端縁及び上側端縁21xが交わる点(ポイント)を意味する。また、その他の構造等は、形態1と同様である。
(形態3)
本形態は、形態2の応用形態である。
すなわち、まず、図8に示すように、接合領域21の幅方向外側端部の上側端縁21xが、接合基準点21zから幅方向内方へ向かうにしたがって上方に膨らむ曲線状である。加えて、接合領域21の幅方向内側端部の上側端縁21xも、第二接合基準点21wから幅方向外方へ向かうにしたがって上方に膨らむ曲線状である。この形態の場合も、形態2の場合と同様に、1点(接合基準点21z)に力が集中するということがなくなり、力が分散される。したがって、引裂きが生じ難くなる。しかも、この形態の場合は、左右対称であるため、接合領域21を形成するために使用する接着剤のむらやずれ等が生じ難くなる。したがって、より正確に接合領域21の範囲をコントロールすることができる。さらに、仮に接合基準点21z側から接合領域21の上側端縁21xに沿って引裂きが生じたとしても、この引裂きは更に上側端縁21xに沿うことで下方(接合領域21の下側端縁側)に誘導される。したがって、引裂きが上方に進み、シート基材11の上側端縁11xに到達してファスニングテープ10が取れてしまうのを防止することができる。
なお、接合領域21の下側端縁は、全範囲(全長)にわたって幅方向XDに沿う直状である。また、その他の構造等は、形態1と同様である。
(形態4)
形態1〜3においては、接合領域21において、シート基材11がホットメルト等の接着剤によって、あるいは熱や超音波による溶着によって、全範囲にわたって背側部分Bに直接接合される構造となっていた。これに対し、本形態においては、図9に示すように、接合領域の構造が異なる。
すなわち、接合領域21は、背側部分B及び付根部11Aが接合された領域である直接接合点23と、直接接合点23から所定の範囲に広がり、直接接合点23での接合力が及ぶことで実質的に接合関係にある領域である接合影響点24と、で構成されている。
ここで、直接接合点23とは、文字通り背側部分B及び付根部11Aが接合された部位である。これに対し、接合影響点24とは、背側部分B及び付根部11Aが接合されていない部位であり、形式的には非接合領域にあたる。しかるに、接合影響点24は、直接接合点23の周囲に位置する部位であり、引張力Pw(図6参照)による引裂け易さという観点からは、直接接合点23での接合力が及ぶ部位である。したがって、接合影響点24においては、背側部分B及び付根部11Aが接合されているのと実質的に等しく、そこで、本発明では、接合影響点24を、実質的に接合関係にある領域であるとして、接合領域21を構成するものとする。
接合影響点24の広がりを示す所定の範囲23dは、接合領域21の接合方法や、接合対象、シート基材11や背側部分Bの素材、等によって決まるが、本形態では、接合基準点23の外周縁から1mm以下の範囲である。
直接接合点23は、縦方向YD及び幅方向XDに、それぞれ複数点が直線状に並ぶ配置になっているが、適宜千鳥状に配置すること等もできる。ただし、図10を参照して説明すると、接合領域21の外周縁23eを構成する接合影響点24は、一の接合影響点24Aがこれに隣接する他の接合影響点24Bから所定の距離24dを超えて突出しないものとするのが好ましい。所定の距離24dを超えて突出すると、この一の接合影響点24Aにおいて引裂きが生じ易くなる。
接合影響点24の突出の限界を示す所定の距離24dは、接合領域21の接合方法や、接合対象、シート基材11や背側部分Bの素材、等によって決まるが、本形態では、2mm以下である。
本形態の直接接合点23及び接合影響点24の形状は真円形状であるが、図10の(2)に示すように、楕円形状とすることや、図10の(3)に示すように、方形状とすること等もできる。楕円形状や方形状とする場合は、図示例のように縦方向YDに長い縦長状とすることのほか、幅方向XDに長い横長状、斜め方向に長い斜長状等とすることもできる。接合強度を考慮したうえで、シート基材11が引裂き難くなるように適宜設計すればよい。
(変形例)
形態1の変形例として、非接合領域22は、付根部11Aの上側端部のみ、又は下側端部のみに設けることもできる。具体的には、図11の(1)に示すように、接合領域21の下側端縁を付根部11Aの下側端縁の所定長(11d)上方に位置させつつも、接合領域21の上側端縁21xを付根部11Aの上側端縁11xと一致させることもできる。逆に、図11の(2)に示すように、接合領域21の上側端縁21xを付根部11Aの上側端縁11xの所定長(11d)下方に位置させつつも、接合領域21の下側端縁を付根部11Aの下側端縁と一致させることもできる。
形態2の変形例として、図11の(3)に示すように、接合領域21の幅方向外側端部の下側端縁のみを、幅方向内方へ向かうにしたがって下方に膨らむ曲線状とすることもできる。また、これに加えて、図11の(4)に示すように、接合領域21の幅方向外側端部の上側端縁21xも、幅方向内方へ向かうにしたがって上方に膨らむ曲線状とすることもできる。つまり、この形態は、接合領域21の幅方向外側端部が、上下端縁とも曲線状である。
形態3の変形例として、図11の(5)に示すように、接合領域21の幅方向外側端部の下側端縁を幅方向内方へ向かうにしたがって下方に膨らむ曲線状とし、かつ接合領域21の幅方向内側端部の下側端縁を幅方向外方へ向かうにしたがって下方に膨らむ曲線状とすることができる。これに加えて、図11の(6)に示すように、接合領域21の幅方向外側端部の上側端縁21xを幅方向内方へ向かうにしたがって上方に膨らむ曲線状とし、かつ接合領域21の幅方向内側端部の上側端縁21xを幅方向外方へ向かうにしたがって上方に膨らむ曲線状とすることができる。つまり、この形態は、接合領域21の四隅全てが曲線状である。
(形態5)
以上の形態では、突出部11Bの先端側が上側突出片13及び下側突出片14に枝分かれしていたが、本形態の突出部11Bは、図12に示すように、先端側が枝分かれしておらず、全体として長方形状になっている。この形態においても、以上の形態と同様の原理を採用すれば、ファスニングテープ10が取れ難いものとなる。
すなわち、付根部11Aは、背側部分Bと実質的に接合関係にある接合領域21と、背側部分Bと実質的に接合関係にない非接合領域22とで構成する。そして、付根部11Aの上側端縁11xから所定長11d下方までを非接合領域22としている。この構造による作用効果は、突出部11Bの先端側が枝分かれしている形態と同様である。
本形態においては、以上と共に、付根部11Aの下側端縁から所定長11d上方までも非接合領域22としている。つまり、付根部11Aの上側端部及び下側端部の両方に非接合部22を設けている。ただし、非接合領域22は、付根部11Aの上側端部のみに設けることも、下側端部のみに設けることもできる。
本形態の場合、非接合領域22の範囲を画する所定長11dは、好ましくは2〜30mm、より好ましくは3〜15mm、特に好ましくは5〜10mmである。所定長11dが短過ぎると、付根部11Aの上側端部や下側端部において引裂きが生じ易くなるのを十分に防止することができない。他方、所定長11dが長過ぎると、シート基材11の接合が不十分になる。
また、前述した回転角αに関しては、以下のようになる。
すなわち、接合基準点21zと係止基準点12zとを結ぶ仮想引張方向線が、接合領域21の幅方向外側端縁21yに対して、5〜60°の回転角を有するのが好ましく、10〜40°の回転角を有するのがより好ましく、15〜30°の回転角を有するのが特に好ましい。回転角が5°未満であると、付根部11Aの上側端縁11xからの引裂きが生じ易くなる。他方、回転角が60°を超えることと、シート基材11の接合が不十分になったり、フィット性が低下したりするおそれがある。
ここで、係止基準点12zとは、係止手段12の幅方向内側端縁及び縦方向仮想中心線12cが交わる点(ポイント)を意味する。
なお、以上は、接合領域21の上側端部についての説明であるが、接合領域21の下側端部についても同様である。
以下、実施例について、説明する。
前述した形態1(図5)を実施例とし、従来の形態(図13)を比較例として、引張試験機を使用した引張試験を行った。引張試験機の上チャックで係止手段(12,112)の近傍を挟み、下チャックでおむつ本体(9)(上チャックしたポイントと接合基準点(接合領域の下側端縁と幅方向外側端縁が交わる点)とを結ぶ直線の延長線上)を挟み、ヘッドスピードを500mm/分として試験を行った。上下チャック間距離は、150mmであった。また、シート基材(11,111)の目付けは40gsm、幅方向引張強度は23.990N/25mmであった。さらに、形態1の所定長(11d)は、10mmとした。裂けた箇所、及び裂けたときの引張強度(N)を表1に示した。
Figure 0006712421
表1から明らかなとおり、接合領域の下方に非接合領域を設けることで、引張強度が大きく向上した。
本発明は、ファスニングテープが備わるテープタイプ使い捨ておむつとして利用することができる。
1…トップシート、2…バックシート、3…吸収体、4…外装シート、4g…弾性伸縮部材、5…立体ギャザーシート、5g…弾性伸縮部材、7…フロントターゲットテープ、9…おむつ本体、10…ファスニングテープ、10t…裂け易い部位、11…シート基材、11A…付根部、11B…突出部、11c…引裂き線、11d…所定長、11p…仮想引張方向線、11x…上側端縁、12…係止手段、12z…係止基準点、13…上側突出片、13c…縦方向仮想中心線、13z…係止基準点、14…下側突出片、100…ファスニングテープ、21…接合領域、21x…上側端縁、21y…外側端縁、21w…第二接合基準点、21z…接合基準点、22…非接合領域、23…直接接合点、23e…外周縁、23d…所定の範囲、24…接合影響点、24A…一の接合影響点、24B…他の接合影響点、24d…所定の距離、100B…本体側引張部分、100F…テープ側引張部分、100t…裂け易い部位、111…シート基材、111A…付根部、111B…突出部、111p…仮想引張方向線、111x…上側端縁、112…係止手段、113…上側突出片、114…下側突出片、121…接合領域、121x…上側端縁、121y…幅方向外側端縁、B…背側部分、C…股間部分、F…腹側部分、HG…平面ギャザー、Pc…回転力、Pw…引張力、RG…立体ギャザー、WG…ウエスト伸縮部、XD…幅方向、YD…縦方向、α…回転角。

Claims (5)

  1. 装着者の背側を覆う背側部分及び腹側を覆う腹側部分を有するおむつ本体と、前記背側部分の幅方向両側端部に備わるファスニングテープと、を有し、
    前記ファスニングテープは、シート基材及び係止手段を構成要素とし、
    前記シート基材は、前記背側部分に重なる付根部と、前記背側部分から幅方向外方に突出する突出部と、を有し、
    前記突出部は、先端側が上側突出片及び下側突出片に枝分かれし、
    前記上側突出片及び前記下側突出片には、それぞれ前記係止手段が備わり、
    前記係止手段は、それぞれ前記腹側部分に係止可能である、
    テープタイプ使い捨ておむつであって、
    前記付根部は、前記背側部分と実質的に接合関係にある接合領域と、前記背側部分と実質的に接合関係にない非接合領域と、を有し、
    前記付根部の上側端縁から所定長下方までは、前記非接合領域であり、
    前記接合領域の外周縁は、幅方向外側端縁及び幅方向内側端縁、並びに上側端縁及び下側端縁からなり、
    前記接合領域の幅方向外側端縁及び上側端縁が交わる接合基準点と、前記上側突出片に備わる係止手段の幅方向内側端縁及び縦方向仮想中心線が交わる係止基準点と、を結ぶ仮想引張方向線が、前記接合領域の幅方向外側端縁に対して、5〜60°の回転角を有し、
    前記接合領域の上側端縁は、幅方向外側端部が前記幅方向外側端縁との交点である前記接合基準点から幅方向内方へ向かうにしたがって上方に膨らむ曲線状で、この曲線状の上側端縁から幅方向に沿う直状となることで、前記接合領域の幅方向外側端縁に沿って縦方向に生じた引裂きが当該幅方向外側端縁との交点である前記接合基準点から前記曲線状の上側端縁、更に前記直線状の上側端縁に沿うことで幅方向に誘導される構成とされている、
    ことを特徴とするテープタイプ使い捨ておむつ。
  2. 装着者の背側を覆う背側部分及び腹側を覆う腹側部分を有するおむつ本体と、前記背側部分の幅方向両側端部に備わるファスニングテープと、を有し、
    前記ファスニングテープは、シート基材及び係止手段を構成要素とし、
    前記シート基材は、前記背側部分に重なる付根部と、前記背側部分から幅方向外方に突出する突出部と、を有し、
    前記突出部は、先端側が上側突出片及び下側突出片に枝分かれし、
    前記上側突出片及び前記下側突出片には、それぞれ前記係止手段が備わり、
    前記係止手段は、それぞれ前記腹側部分に係止可能である、
    テープタイプ使い捨ておむつであって、
    前記付根部は、前記背側部分と実質的に接合関係にある接合領域と、前記背側部分と実質的に接合関係にない非接合領域と、を有し、
    前記付根部の下側端縁から所定長上方までは、前記非接合領域であり、
    前記接合領域の外周縁は、幅方向外側端縁及び幅方向内側端縁、並びに上側端縁及び下側端縁からなり、
    前記接合領域の幅方向外側端縁及び下側端縁が交わる接合基準点と、前記下側突出片に備わる係止手段の幅方向内側端縁及び縦方向仮想中心線が交わる係止基準点と、を結ぶ仮想引張方向線が、前記接合領域の幅方向外側端縁に対して、5〜60°の回転角を有し、
    前記接合領域の下側端縁は、幅方向外側端部が前記幅方向外側端縁との交点である前記接合基準点から幅方向内方へ向かうにしたがって下方に膨らむ曲線状で、この曲線状の下側端縁から幅方向に沿う直状となることで、前記接合領域の幅方向外側端縁に沿って縦方向に生じた引裂きが当該幅方向外側端縁との交点である前記接合基準点から前記曲線状の下側端縁、更に前記直線状の前記下側端縁に沿うことで幅方向に誘導される構成とされている、
    ことを特徴とするテープタイプ使い捨ておむつ。
  3. 装着者の背側を覆う背側部分及び腹側を覆う腹側部分を有するおむつ本体と、前記背側部分の幅方向両側端部に備わるファスニングテープと、を有し、
    前記ファスニングテープは、シート基材及び係止手段を構成要素とし、
    前記シート基材は、前記背側部分に重なる付根部と、前記背側部分から幅方向外方に突出する突出部と、を有し、
    前記突出部には、前記係止手段が備わり、
    前記係止手段は、前記腹側部分に係止可能である、
    テープタイプ使い捨ておむつであって、
    前記付根部は、前記背側部分と実質的に接合関係にある接合領域と、前記背側部分と実質的に接合関係にない非接合領域と、を有し、
    前記付根部の上側端縁から所定長下方までは、前記非接合領域であり、
    前記接合領域の外周縁は、幅方向外側端縁及び幅方向内側端縁、並びに上側端縁及び下側端縁からなり、
    前記接合領域の幅方向外側端縁及び上側端縁が交わる接合基準点と、前記係止手段の幅方向内側端縁及び縦方向仮想中心線が交わる係止基準点と、を結ぶ仮想引張方向線が、前記接合領域の幅方向外側端縁に対して、5〜60°の回転角を有し、
    前記接合領域の上側端縁は、幅方向外側端部が前記幅方向外側端縁との交点である前記接合基準点から幅方向内方へ向かうにしたがって上方に膨らむ曲線状で、この曲線状の上側端縁から幅方向に沿う直状となることで、前記接合領域の幅方向外側端縁に沿って縦方向に生じた引裂きが当該幅方向外側端縁との交点である前記接合基準点から前記曲線状の上側端縁、更に前記直線状の前記上側端縁に沿うことで幅方向に誘導される構成とされている、
    ことを特徴とするテープタイプ使い捨ておむつ。
  4. 装着者の背側を覆う背側部分及び腹側を覆う腹側部分を有するおむつ本体と、前記背側部分の幅方向両側端部に備わるファスニングテープと、を有し、
    前記ファスニングテープは、シート基材及び係止手段を構成要素とし、
    前記シート基材は、前記背側部分に重なる付根部と、前記背側部分から幅方向外方に突出する突出部と、を有し、
    前記突出部には、前記係止手段が備わり、
    前記係止手段は、前記腹側部分に係止可能である、
    テープタイプ使い捨ておむつであって、
    前記付根部は、前記背側部分と実質的に接合関係にある接合領域と、前記背側部分と実質的に接合関係にない非接合領域と、を有し、
    前記付根部の下側端縁から所定長上方までは、前記非接合領域であり、
    前記接合領域の外周縁は、幅方向外側端縁及び幅方向内側端縁、並びに上側端縁及び下側端縁からなり、
    前記接合領域の幅方向外側端縁及び下側端縁が交わる接合基準点と、前記係止手段の幅方向内側端縁及び縦方向仮想中心線が交わる係止基準点と、を結ぶ仮想引張方向線が、前記接合領域の幅方向外側端縁に対して、5〜60°の回転角を有し、
    前記接合領域の下側端縁は、幅方向外側端部が前記幅方向外側端縁との交点である前記接合基準点から幅方向内方へ向かうにしたがって下方に膨らむ曲線状で、この曲線状の下側端縁から幅方向に沿う直状となることで、前記接合領域の幅方向外側端縁に沿って縦方向に生じた引裂きが当該幅方向外側端縁との交点である前記接合基準点から前記曲線状の下側端縁、更に前記直線状の前記下側端縁に沿うことで幅方向に誘導される構成とされている、
    ことを特徴とするテープタイプ使い捨ておむつ。
  5. 前記所定長は、2〜30mmである、
    請求項1〜4のいずれか1項に記載のテープタイプ使い捨ておむつ。
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