JP5497375B2 - 使い捨ておむつ - Google Patents

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Description

本発明は、使い捨ておむつに関する。
従来より、着用者からの排泄物を受ける吸収性物品の1つとして、上端に胴部開口を有するとともに下部に一対の脚部開口を有するパンツタイプの使い捨ておむつが利用されている。パンツタイプの使い捨ておむつは、外装シートの前方部の両側部と後方部の両側部とを重ねてシールすることによりパンツ型に形成される。パンツタイプの使い捨ておむつの製造では、通常、外装シートの左右両側において前方部および後方部の両側部がそれぞれの内面を互いに当接させた状態にて接合され、これにより外装シートから左右に突出する帯状突出部が形成される。
一方、特許文献1の使い捨ておむつでは、外包材の腹側部の側端部の内面を背側部の側端部の外面上に重ねた状態でシールすることにより、使い捨ておむつの左右両側において、サイドシール部が左右方向に突出することが防止される。その結果、認知症の着用者等がサイドシール部を摘んで引っ張ることによりサイドシール部が引き裂かれることが防止される。
特開2007−195792号公報
ところで、パンツタイプの使い捨ておむつを製造する際には、一般的に、それぞれが複数の使い捨ておむつの外装シートとなる複数のシートが左右方向に連続したシート部材が準備され、当該シート部材に対して吸収体や弾性部材の接合等が行われ、シート部材が股下部に対応する位置にて二つ折りにされる。そして、前方部および後方部の両側部が互いに接合された後、当該接合部の近傍にてシート部材が切断されることにより使い捨ておむつが形成される。
一方、特許文献1の使い捨ておむつでは、外包材の腹側部の側端部の内面と背側部の側端部の外面とを当接させて接合する必要があるため、一の外包材の背側部に対応する部位を隣接する外包材の背側部から切り離し、切り離された背側部の両側部を左右方向の中心側に折り返し、さらに、折り返した部位を腹側部へと接合した後に接合部近傍にて再び切断する必要がある。したがって、使い捨ておむつの製造工程が複雑化してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、パンツタイプの使い捨ておむつの製造工程を複雑化することなく、左右両側の帯状突出部が摘まれて引き裂かれることを防止することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、上端に胴部開口を有し、下部に一対の脚部開口を有するパンツタイプの使い捨ておむつであって、前方部と、両側端が前記前方部の両側端と接続される後方部と、前記前方部および前記後方部から連続する股下部と、前記前方部の前記両側端から側方に連続する部位である前部側端部の内面と、前記後方部の前記両側端から側方に連続する部位である後部側端部の内面とを接合することにより形成され、上下方向に伸びる帯状であって前記前方部と前記後方部との間の接続線から側方へと突出する一対の帯状突出部とを備え、前記一対の帯状突出部のそれぞれが、前記前部側端部と前記後部側端部とが接合される接合領域と、前記接合領域の左右方向の外側に位置する非接合領域と、前記接合領域の左右方向の外側のエッジと重なって上下方向に伸びる弱化線を有し、前記弱化線にて帯状突出部を破断して前記弱化線よりも外側の部位を除去することにより、前記接続線に沿って伸びる細い帯状接合部が形成可能である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の使い捨ておむつであって、前記帯状接合部の幅が、2mm以上5mm以下である。
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の使い捨ておむつであって、前記前方部の前記両側端から側方に連続する前記部位と、前記後方部の前記両側端から側方に連続する前記部位とが、加熱および押圧により接合されており、前記弱化線が、加熱および押圧により形成されている。
本発明では、使い捨ておむつの製造工程を複雑化することなく、左右両側の帯状突出部が摘まれて引き裂かれることを防止することができる。
本発明に係る吸収性物品の斜視図である。 展開した状態の吸収性物品の平面図である。 吸収性物品の断面図である。 帯状突出部近傍の部位を拡大して示す正面図である。 帯状接合部近傍の部位を拡大して示す正面図である。 製造途上の使い捨ておむつを示す図である。
図1は、本発明の一の実施の形態に係る使い捨ておむつ1の外観を示す斜視図である。図1に示すように、使い捨ておむつ1は、図1中の上側の端部である上端に胴部開口11を有し、下部に一対の脚部開口12を有するパンツタイプであり、着用者からの排泄物を受ける。
図2は、使い捨ておむつ1を展開した状態で着用者側から見た平面図である。図2に示すように、使い捨ておむつ1は、外装シート4、外装シート4上(すなわち、外装シート4の着用者側)に取り付けられて着用者からの排泄物を吸収する略シート状の吸収体20、および、吸収体20の長手方向(すなわち、図2中における上下方向)の両側にて外装シート4上に接合されるとともに外装シート4との間に吸収体20の長手方向の端部を挟んで固定する2つのエンドシート5を備える。
使い捨ておむつ1では、図2中の上側の部位が着用者の腹側の肌に接し、図2中の下側の部位が着用者の背側の肌に接する。以下の説明では、吸収性物品の着用者の腹側および背側の肌に接する部位をそれぞれ、「前方部201」および「後方部203」と呼び、前方部201と後方部203との間で前方部201および後方部203から連続するとともに着用者の股間部に対向する部位を「股下部202」と呼ぶ。
使い捨ておむつ1が製造される際には、外装シート4が吸収体20と共に股下部202にて折り曲げられ、股下部202を下側に向けた際の前方部201の左右両側に位置する帯状の部位204の内面と、後方部203の左右両側に位置する帯状の部位205の内面とが、加熱および押圧による熱融着により接合される。帯状の部位204の内面とは、前方部201の着用者に接する面である内面から連続する面であり、図2中の手前側の面である。また、帯状の部位205の内面とは、後方部203の着用者に接する面である内面から連続する面であり、図2中の手前側の面である。
このように、一対の帯状の部位204と一対の帯状の部位205とが接合されることにより、図1に示すように、前方部201の両側端と後方部203の両側端とが接続され、前方部201および後方部203の上端に胴部開口11が形成される。また、前方部201および後方部203の下側において股下部202の左右に一対の脚部開口12が形成されるとともに、胴部開口11と一対の脚部開口12とのそれぞれの間において上下方向に伸びる一対の帯状突出部13が形成される。各帯状突出部13は、前方部201と後方部203との間の接続線206から側方へと突出する帯状の部位である。なお、図1では、一対の脚部開口12および一対の帯状突出部13のそれぞれ一方のみを描いている。
帯状突出部13を形成する帯状の部位204は、前方部201の両側端(すなわち、前方部201と後方部203との間の接続線206)から側方に連続する部位であり、以下、「前部側端部204」という。また、帯状突出部13を形成する帯状の部位205は、後方部203の両側端である接続線206から側方に連続する部位であり、以下、「後部側端部205」という。
図3は、使い捨ておむつ1を図2中に示すA−Aの位置(すなわち、中間部)で切断した断面図である。図3では、図示の都合上、使い捨ておむつ1の各構成を離して描いている。図2および図3に示すように、吸収体20は、略シート状の本体部2、および、本体部2の両側部上(すなわち、左右方向の両側)に配置されて本体部2の長手方向のおよそ全長に亘る一対のサイドシート3を備える。本体部2は、図3に示すように、トップシート21、バックシート23、および、トップシート21とバックシート23との間に配置された吸収コア22を備える。図2では、図の理解を容易にするために、吸収コア22の輪郭を太破線にて描いている。図2に示すように、吸収コア22の長手方向の両端部における幅は、吸収コア22の長手方向の中央部における幅よりも大きくされる。換言すれば、吸収コア22は、いわゆる砂時計型とされる。
図3に示すように、一対のサイドシート3はそれぞれ、長手方向の全長に亘って設けられた折り曲げ線39の一方側の部位である帯状の接合部33、および、折り曲げ線39の他方側の部位である側壁部34を備える。一対の接合部33は、本体部2の側方エッジ近傍において長手方向のおよそ全長に亘って本体部2の上側(すなわち、着用者側)にホットメルト接着剤を用いて接合される。一対の側壁部34は、折り曲げ線39である接合部33の左右方向の外側のエッジにて一対の接合部33から連続する部位であり、本体部2の両側部上において本体部2の長手方向のおよそ全長に亘って伸びる。
一対の側壁部34はそれぞれ、長手方向における両端部において接合部33上に重ねられて熱融着接合または超音波接合により接合部33上に固定される。以下の説明では、側壁部34の接合部33上に固定される部位を「側壁端部341」といい、図2では、図の理解を容易にするために、サイドシート3の側壁端部341に平行斜線を付している。また、一対の側壁部34はそれぞれ、図2および図3に示すように、長手方向における中央において2つの側壁端部341から連続するとともに本体部2から上側へと起立する起立部342を備える。図3に示すように、側壁部34では、起立部342の自由端に弾性部材35が接合されており、弾性部材35が収縮することにより起立部342にギャザーが形成される。
外装シート4は、第1外装シート41、および、第1外装シート41の下側(すなわち、着用者とは反対側)にて第1外装シート41に積層される第2外装シート42を備える。第1外装シート41と第2外装シート42との間には、図2に示すように、複数の脚部弾性部材43、および、複数の胴部弾性部材44がホットメルト接着剤等により接合される。使い捨ておむつ1では、脚部弾性部材43が収縮することにより第1外装シート41および第2外装シート42(図3参照)が収縮されてレッグギャザーが形成される。また、胴部弾性部材44が収縮することにより胴部ギャザーが形成される。第1外装シート41上には、エンドシート5および吸収体20のバックシート23(図3参照)がホットメルト接着剤等により接合される。
トップシート21は、透液性のシート材料、例えば、親水性繊維により形成された不織布であり、着用者からの排泄物の水分を速やかに捕捉して吸収コア22へと移動させる。トップシート21として利用される不織布は、例えば、ポイントボンド不織布やエアスルー不織布、スパンレース不織布であり、これらの不織布を形成する親水性繊維としては通常、セルロースやレーヨン、コットン等が用いられる。なお、トップシート21として、表面を界面活性剤により親水処理した疎水性繊維(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン)にて形成された透液性の不織布が利用されてもよい。
吸収コア22は、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維等の親水性繊維に粒状の高吸収性ポリマー(SAP(Super Absorbent Polymer))や高吸収性ファイバー等の高吸収性材料を混合したものをティッシュペーパーや透液性不織布等により包み込んで形成され、トップシート21を透過した水分を吸収して迅速に固定する。親水性繊維を包むティッシュペーパーや透液性不織布等は、親水性繊維および吸水性材料とホットメルト接着剤により接合されて、親水性繊維の型崩れ、および、吸水性材料の脱落(特に、吸水後における脱落)を防止する。本実施の形態では、吸収コア22はパルプ繊維およびSAPを含む。
バックシート23としては、疎水性繊維にて形成された撥水性または不透液性の不織布(例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド)不織布)や、撥水性または不透液性のプラスチックフィルムが利用され、バックシート23に到達した排泄物の水分等が、本体部2の外側にしみ出すのを防止する。バックシート23にプラスチックフィルムが利用される場合、使い捨ておむつ1のムレを防止して着用者の快適性を向上するという観点からは、透湿性(通気性)を有するプラスチックフィルムが利用されることが好ましい。
サイドシート3のシート本体としては、疎水性繊維にて形成された撥水性または不透液性の不織布(例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS不織布)が利用される。弾性部材35としては、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状または帯状の天然ゴム等が利用され、本実施の形態では、ポリウレタン糸が弾性部材35として利用される。また、エンドシート5としては、トップシート21と同様の素材が利用される。
外装シート4の第1外装シート41および第2外装シート42としては、バックシート23と同様に、疎水性繊維にて形成された撥水性または不透液性の不織布やプラスチックフィルムが利用され、あるいは、これらの不織布とプラスチックフィルムとが積層された積層シートが利用される。プラスチックフィルムとしては、透湿性(通気性)を有するものが利用されることが好ましい。また、第1外装シート41および第2外装シート42として、トップシート21と同様に、親水性繊維により形成された不織布や親水処理した疎水性繊維にて形成された透液性の不織布が利用されてもよい。脚部弾性部材43および胴部弾性部材44としては、サイドシート3の弾性部材35と同様に、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状または帯状の天然ゴム等が利用され、本実施の形態では、ポリウレタン糸が脚部弾性部材43および胴部弾性部材44として利用される。
図4は、使い捨ておむつ1の一方の帯状突出部13近傍の部位を拡大して示す正面図である。使い捨ておむつ1では、他方の帯状突出部13の構造も図4に示すものと同様である。帯状突出部13では、左右方向における前方部201および後方部203側の端部(すなわち、前方部201と後方部203との接続線206)から所定の幅の領域が、前部側端部204と後部側端部205とが接合される接合領域135となっており、接合領域135よりも左右方向の外側の領域が、前部側端部204と後部側端部205とが非接合とされる非接合領域136となっている。図4では、図の理解を容易にするために、帯状突出部13の接合領域135に平行斜線を付すとともに接合領域135と非接合領域136との境界を破線にて示す。
帯状突出部13は、接合領域135の左右方向の外側のエッジ(すなわち、接合領域135と非接合領域136との間の境界)と重なる位置にて上下方向に伸びる弱化線131を有する。弱化線131は、周囲の部位よりも切断抵抗が小さい線であり、本実施の形態では、帯状突出部13を貫通する複数の円形の貫通穴が上下方向に配列されたものとされる。弱化線131は、前部側端部204と後部側端部205との接合の際に、加熱および押圧(いわゆる、押し潰し)により形成される。なお、弱化線131を構成する貫通穴の形状は適宜変更されてよい。
使い捨ておむつ1では、弱化線131にて帯状突出部13が破断されて弱化線131よりも外側の部位が除去されることにより、図5に示すように、前方部201と後方部203との接続線206(すなわち、接合領域135の左右方向の内側のエッジ)に沿って伸びる細い帯状接合部132が形成可能とされる。本実施の形態では、図4に示すように、弱化線131が接合領域135の外側のエッジと重なるため、帯状突出部13の接合領域135全体が、図5に示すように帯状接合部132となるが、例えば、弱化線131が接合領域135の外側のエッジよりも内側に配置されることにより、接合領域135の一部(すなわち、接合領域135のうちの左右方向の外側の部分)が非接合領域136(図4参照)と共に除去され、接合領域135の残りの部分が帯状接合部132とされてもよい。本実施の形態では、帯状接合部132の左右方向の幅は2mm以上5mm以下である。
図1に示す使い捨ておむつ1が着用される際には、着用者の両脚が胴部開口11を介して一対の脚部開口12に挿入された後、使い捨ておむつ1が着用者の腰回りまで引き上げられる。そして、帯状突出部13の弱化線131よりも外側の部位の上端または下端が介護士や看護師等の作業者により摘まれ、上下方向の反対側の端部に向けて引っ張られることにより、帯状突出部13が弱化線131にて破断されて帯状接合部132(図5参照)が形成される。
また、使い捨ておむつ1が製造される際には、図6に示すように、複数の外装シート4が左右方向に連続するシート部材84上に複数の吸収体20およびエンドシート5が接合され、端に位置するものから順に外装シート4(に対応する部位)が股下部202にて二つ折りにされる。そして、前部側端部204の内面と後部側端部205の内面とが熱融着により接合されて帯状突出部13(図4参照)が形成され、同時に加熱および押圧により弱化線131(図4参照)が形成される。その後、隣接する外装シート4との境界にてシート部材84が切断されることにより使い捨ておむつ1が形成される。
以上に説明したように、使い捨ておむつ1では、着用者への装着後に帯状突出部13を弱化線131にて破断して細い帯状接合部132を形成することにより、乳幼児である着用者や認知症の着用者、あるいは、精神障害を有する着用者等が、着用後の使い捨ておむつ1の帯状突出部13を摘んで引っ張ることが防止される。その結果、帯状突出部13から使い捨ておむつ1が引き裂かれることを防止することができる。なお、帯状突出部13を引っ張らない着用者に使い捨ておむつ1を装着する際には、帯状突出部13を弱化線131にて破断する必要はない。
また、使い捨ておむつ1は、上述のように、前部側端部204の内面と後部側端部205の内面とが接合されることによりパンツ型に形成されるため、特開2007−195792号公報に記載される使い捨ておむつのように、外装シートの前方部の側端部の内面と後方部の側端部の外面とを当接させて接合する場合に比べて、使い捨ておむつ1の製造工程を簡素化することができる。このように、使い捨ておむつ1では、製造工程を複雑化することなく、左右両側の帯状突出部13が摘まれて引き裂かれることを防止することができる。
使い捨ておむつ1では、帯状接合部132の左右方向の幅が5mm以下とされることにより、帯状接合部132(すなわち、弱化線131にて破断した後の帯状突出部13)が着用者により摘まれて引き裂かれることをより確実に防止することができる。また、帯状接合部132の幅が2mm以上とされることにより、帯状接合部132における前部側端部204と後部側端部205との接合が強固なものとされる。その結果、着用者の動き等により帯状接合部132に力が加わった場合であっても、帯状接合部132における前部側端部204と後部側端部205との接合が解除されてしまうことがより確実に防止される。
上述のように、使い捨ておむつ1では、弱化線131が帯状突出部13における接合領域135の外側のエッジと重なるため、帯状接合部132が形成される際に使い捨ておむつ1から除去される部位に、接合領域が設けられることが防止される。これにより、ホットメルト接着剤の使用量を低減することができ、使い捨ておむつ1の製造コストを低減することができる。なお、ホットメルト接着剤の使用量を低減するという観点からは、弱化線131は、接合領域135の外側のエッジと実質的に重なっていればよく、当該エッジから多少(例えば、左右方向の外側または内側に1mm)ずれていてもよい。
使い捨ておむつ1の製造では、弱化線131の形成が、前方部201の左右の前部側端部204と後方部203の左右の後部側端部205との接合と同様に、加熱および押圧により行われることにより、弱化線131を低コストにて容易に形成することができる。また、弱化線131の形成が、前部側端部204と後部側端部205との接合とおよそ並行して行われることにより、使い捨ておむつ1の製造を簡素化することができるとともに製造効率を向上することもできる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
弱化線131は、複数の円形の貫通穴が配列されたものには限定されず、例えば、帯状突出部13の上下方向に伸びる複数の短い貫通スリットが上下方向に断続的に配列されたミシン目であってもよい。あるいは、帯状突出部13の表面に、上下方向の全長に亘る直線状であって帯状突出部13の厚さよりも小さい深さを有する切り込みが形成されることにより、弱化線131が形成されてもよい。
使い捨ておむつ1に関連する技術では、帯状突出部13には、必ずしも接合領域135および非接合領域136が設けられる必要はなく、帯状突出部13の全体が接合領域135とされてもよい。また、使い捨ておむつ1では、帯状接合部132の幅は、必ずしも2mm以上5mm以下とされる必要はなく、実質的に掴むことが困難な程度まで小さくされていればよい。
1 使い捨ておむつ
11 胴部開口
12 脚部開口
13 帯状突出部
131 弱化線
132 帯状接合部
135 接合領域
136 非接合領域
201 前方部
202 股下部
203 後方部
204 前部側端部
205 後部側端部
206 接続線

Claims (3)

  1. 上端に胴部開口を有し、下部に一対の脚部開口を有するパンツタイプの使い捨ておむつであって、
    前方部と、
    両側端が前記前方部の両側端と接続される後方部と、
    前記前方部および前記後方部から連続する股下部と、
    前記前方部の前記両側端から側方に連続する部位である前部側端部の内面と、前記後方部の前記両側端から側方に連続する部位である後部側端部の内面とを接合することにより形成され、上下方向に伸びる帯状であって前記前方部と前記後方部との間の接続線から側方へと突出する一対の帯状突出部と、
    を備え、
    前記一対の帯状突出部のそれぞれが、
    前記前部側端部と前記後部側端部とが接合される接合領域と、
    前記接合領域の左右方向の外側に位置する非接合領域と、
    前記接合領域の左右方向の外側のエッジと重なって上下方向に伸びる弱化線と、
    を有し、
    前記弱化線にて帯状突出部を破断して前記弱化線よりも外側の部位を除去することにより、前記接続線に沿って伸びる細い帯状接合部が形成可能であることを特徴とする使い捨ておむつ。
  2. 請求項1に記載の使い捨ておむつであって、
    前記帯状接合部の幅が、2mm以上5mm以下であることを特徴とする使い捨ておむつ。
  3. 請求項1または2に記載の使い捨ておむつであって、
    前記前方部の前記両側端から側方に連続する前記部位と、前記後方部の前記両側端から側方に連続する前記部位とが、加熱および押圧により接合されており、
    前記弱化線が、加熱および押圧により形成されていることを特徴とする使い捨ておむつ。
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