JP2008194160A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】吸収性物品の着用者に対する密着性を維持しつつ吸収体の縒れを抑制する。
【解決手段】パンツタイプの吸収性物品において、胴回り弾性部材(すなわち、前方部弾性部材53および後方部弾性部材54)が第2接合領域62と重なることなく外装シート4に接合されることにより、吸収体2と外装シート4とが接合される第2接合領域62において外装シート4が収縮することが防止される。これにより、胴回り弾性部材の収縮による吸収体2の縒れを抑制することができる。その結果、吸収体2の吸収コアの型崩れや破損を防止することができる。また、吸収性物品では、胴回り弾性部材の一部が、第2接合領域62の左右両側に設けられた非接合領域において吸収体2と重なっている。これにより、胴回り弾性部材の長さを十分に確保することができ、吸収性物品の着用者に対する密着性を十分に維持することができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、上端に胴部開口を有し、下部に一対の脚部開口を有するパンツタイプの吸収性物品に関する。
従来より、着用者からの排泄物を受ける使い捨ておむつの1つとしてパンツタイプのものが利用されている。パンツタイプの使い捨ておむつでは、着用者に対する密着性を向上するために、胴部開口や脚部開口の周囲に伸縮性を有する胴部開口ギャザーや脚部開口ギャザー等が設けられており、また、着用者の腹側および背側に接する部位にも伸縮性を有する胴回りギャザーが設けられている。
このような使い捨ておむつは通常、排泄物を受ける吸収体、および、吸収体の外側に接合されて使い捨ておむつの外形を形成する外装シートを備え、外装シートに伸張状態にて接合された弾性糸等が収縮することにより上記ギャザーが形成される。このため、着用者の腹側および背側に接する部位において、当該部位に接合されている吸収体が弾性糸の収縮(すなわち、外装シートの収縮)により縒れてしまい、吸収体内部のパルプ等により形成されたシート状のコアが型崩れしたり破損してしまう恐れがある。
そこで、特許文献1では、使い捨ておむつのパンツ本体を形成する第1シートおよび第2シートの着用者側において、吸収体の左右両側に設けられた一対の吸収体固定用シートを介して吸収体と第2シートとを接合することにより、吸収体と重なる領域において第2シートに接合された弾性部材の弾性力が吸収体に及ぶことを抑制する技術が開示されている。吸収体固定用シートは、吸収体の長手方向に沿って設けられる吸収体とほぼ同じ長さの部材であり、長手方向に沿う折り目に沿って2つ折りにされた上側部および下側部がそれぞれ、吸収体および第2シートに接合される。
特許文献2では、パンツ型使い捨ておむつの外装体に接合される胴回り弾性部材を、吸収体本体の吸収性コアが存在する部位の幅方向の中央部において伸縮弾性が発現しない状態とすることにより、胴回り弾性部材の伸縮弾性による吸収性コアのひだ寄せの発生防止が図られている。特許文献2によれば、吸収性コアの幅方向の全域に亘り胴回り弾性部材が全く配されていないことがひだ寄せ防止の観点から最も好ましい。また、特許文献2の使い捨ておむつでは、吸収体本体と外装体とを部分的に接合して固定することにより、吸収性コアのひだ寄せ発生の更なる防止が図られている。
国際公開第01/058401号パンフレット 特開2002−65733号公報
ところで、特許文献1の使い捨ておむつでは、第2シートの全幅に亘って(すなわち、吸収体の全幅に亘って)弾性部材が第2シートに接合されているため、当該弾性部材の収縮により変形した吸収体固定用シートに引っ張られて吸収体が縒れてしまう恐れがある。また、吸収体固定用シートと第2シートとの接合領域に皺が発生し、吸収体固定用シートと第2シートとの接合強度が低下してしまう可能性もある。さらには、吸収体固定用シートの接合により使い捨ておむつの製造工程が複雑化し、使い捨ておむつの構造も複雑なものとなってしまう。
一方、特許文献2の使い捨ておむつのように、外装体の構造を、吸収性コアの幅方向の全域に亘り胴回り弾性部材を全く設けないものとすると、使い捨ておむつの着用者に対する密着性が小さくなってしまい、使い捨ておむつの着用感が低下してしまう。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、吸収性物品の着用者に対する密着性を維持しつつ吸収体の縒れを抑制することを目的としている。
請求項1に記載の発明は、上端に胴部開口を有し、下部に一対の脚部開口を有するパンツタイプの吸収性物品であって、着用者の腹側および背側の肌に接する前方部および後方部、並びに、前記前方部および前記後方部から連続して着用者の股間部に対向する中間部を有し、前記前方部の左右両側の部位が前記後方部の左右両側の部位にそれぞれ接合されている外装シートと、前記外装シートの着用者側において前記前方部、前記中間部および前記後方部に亘って取り付けられて着用者からの排泄物を吸収する吸収体と、胴部開口のエッジに沿って前記外装シートに接合されるとともに収縮することにより胴部開口ギャザーを形成する胴部弾性部材と、一対の脚部開口のそれぞれのエッジに沿って前記外装シートに接合されるとともに収縮することにより脚部開口ギャザーを形成する脚部弾性部材と、前記胴部弾性部材および前記脚部弾性部材の間において左右方向に沿って前記前方部および前記後方部の一方に接合されるとともに収縮することにより胴回りギャザーを形成する胴回り弾性部材とを備え、前記外装シートと前記吸収体との間に、前記吸収体の長手方向の両端部が前記前方部および前記後方部にそれぞれ接合される2つの第1接合領域と、前記2つの第1接合領域の間において前記前方部および前記後方部の前記一方に接合される第2接合領域とが設けられ、前記胴回り弾性部材が、前記第2接合領域を避けるとともに一部が前記第2接合領域の左右両側において前記吸収体と重なる。
請求項2に記載の発明は、上端に胴部開口を有し、下部に一対の脚部開口を有するパンツタイプの吸収性物品であって、着用者の腹側および背側の肌に接する前方部および後方部を有し、前記前方部の左右両側の部位が前記後方部の左右両側の部位にそれぞれ接合された筒状の外装シートと、前記外装シートの着用者側において前記外装シートの下側の開口を跨いで前記前方部および前記後方部に接合され、着用者の股間部に対向して前記着用者からの排泄物を吸収する吸収体と、胴部開口のエッジに沿って前記外装シートに接合されるとともに収縮することにより胴部開口ギャザーを形成する胴部弾性部材と、前記外装シートの下側の前記開口のエッジに沿って前記外装シートに接合されるとともに収縮することにより脚部開口ギャザーを形成する脚部弾性部材と、前記胴部弾性部材および前記脚部弾性部材の間において左右方向に沿って前記前方部および前記後方部の一方に接合されるとともに収縮することにより胴回りギャザーを形成する胴回り弾性部材とを備え、前記外装シートと前記吸収体との間に、前記吸収体の長手方向の両端部が前記前方部および前記後方部にそれぞれ接合される2つの第1接合領域と、前記2つの第1接合領域の間において前記吸収体の一部が前記前方部および前記後方部の前記一方に接合される第2接合領域とが設けられ、前記胴回り弾性部材が、前記第2接合領域を避けるとともに一部が前記第2接合領域の左右両側において前記吸収体と重なる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の吸収性物品であって、前記2つの第1接合領域がそれぞれ、前記吸収体の前記左右方向の全幅に亘って設けられる。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記第2接合領域の前記左右方向の幅が、前記吸収体の前記左右方向の幅の15%以上60%以下とされる。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記第2接合領域が、前記外装シートの前記前方部または前記後方部の前記一方の下端部と前記一方側の第1接合領域との間において、上下方向に連続して設けられる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の吸収性物品であって、前記第2接合領域の前記左右方向の幅が、前記上下方向において一定である。
請求項7に記載の発明は、請求項5に記載の吸収性物品であって、前記第2接合領域の前記左右方向の幅が、前記上下方向において前記第1接合領域から離れるに従って漸次減少する。
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし7のいずれかに記載の吸収性物品であって、前記胴部弾性部材および前記脚部弾性部材の間において左右方向に沿って前記前方部および前記後方部の他方に接合されるとともに収縮することにより胴回りギャザーを形成するもう1つの胴回り弾性部材をさらに備え、前記2つの第1接合領域の間において前記吸収体の一部が前記前方部および前記後方部の前記他方に接合されるもう1つの第2接合領域が設けられ、前記もう1つの胴回り弾性部材が、前記もう1つの第2接合領域を避けるとともに一部が前記もう1つの第2接合領域の左右両側において前記吸収体と重なる。
請求項9に記載の発明は、上端に胴部開口を有し、下部に一対の脚部開口を有するパンツタイプの吸収性物品であって、着用者の腹側および背側の肌に接する前方部および後方部、並びに、前記前方部および前記後方部から連続して着用者の股間部に対向する中間部を有し、前記前方部の左右両側の部位が前記後方部の左右両側の部位にそれぞれ接合されている外装シートと、前記外装シートの着用者側において前記前方部、前記中間部および前記後方部に亘って取り付けられて着用者からの排泄物を吸収する吸収体と、胴部開口のエッジに沿って前記外装シートに接合されるとともに収縮することにより胴部開口ギャザーを形成する胴部弾性部材と、一対の脚部開口のそれぞれのエッジに沿って前記外装シートに接合されるとともに収縮することにより脚部開口ギャザーを形成する脚部弾性部材と、前記胴部弾性部材および前記脚部弾性部材の間において左右方向に沿って前記前方部および前記後方部に接合されるとともに収縮することにより胴回りギャザーを形成する胴回り弾性部材とを備え、前記外装シートと前記吸収体との間に、前記吸収体の長手方向の両端部が前記前方部および前記後方部にそれぞれ接合される2つの第1接合領域と、前記2つの第1接合領域の間において前記前方部、前記中間部および前記後方部に上下方向に連続して接合される第2接合領域とが設けられ、前記胴回り弾性部材が、前記第2接合領域を避けるとともに一部が前記第2接合領域の左右両側において前記吸収体と重なる。
本発明では、吸収性物品の着用者に対する密着性を維持しつつ吸収体の縒れを抑制することができる。請求項3の発明では、吸収性物品の装着を容易とすることができる。
請求項5ないし7並びに請求項9の発明では、吸収体の縒れをより一層抑制することができる。請求項7の発明では、吸収性物品の装着を容易とすることができる。請求項8の発明では、吸収性物品の着用者に対する密着性を向上することができるとともに吸収体の縒れをより一層抑制することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る吸収性物品1の外観を示す斜視図であり、図2および図3はそれぞれ、吸収性物品1の正面図(すなわち、着用者の腹側に位置する部位の図)および背面図(すなわち、着用者の背側に位置する部位の図)である。図1ないし図3に示すように、吸収性物品1は、上端(すなわち、図1中の上側の端部)に胴部開口11を有し、下部に一対の脚部開口12を有するパンツタイプの使い捨ておむつである。
図4は、吸収性物品1を展開した状態で着用者側から見た平面図である。図4に示すように、吸収性物品1は、略シート状の外装シート4、外装シート4の着用者側において着用者の股間部に対向して着用者からの排泄物を吸収する吸収体2、および、吸収体2の着用者側において長手方向(すなわち、図4中の上下方向であり、吸収性物品1の長手方向と一致する。)のほぼ全長に亘って長手方向に垂直な幅方向(すなわち、図4中の左右方向)の両側のエッジに沿って設けられた一対の側壁部3を備える。
吸収性物品1では、外装シート4の図4中の下側の部位401が着用者の腹側の肌に接し、図4中の上側の部位403が着用者の背側の肌に接する。以下の説明では、外装シート4の着用者の腹側および背側の肌に接する部位401,403をそれぞれ、「前方部401」および「後方部403」と呼び、前方部401と後方部403との間で(すなわち、前方部401および後方部403から連続して)着用者の股間部に対向する部位402を「中間部402」と呼ぶ。吸収性物品1では、平面視において略矩形状の吸収体2が、前方部401、中間部402および後方部403に亘って外装シート4の着用者側にホットメルト接着剤により接合されている。
図1に示すように、吸収性物品1では、外装シート4が、外装シート4に取り付けられた吸収体2と共に中間部402で折り曲げられ、中間部402を下側に向けた際の前方部401の左右両側の部位(すなわち、前方部401の幅方向の両側の部位)が、後方部403の左右両側の部位(すなわち、後方部403の幅方向の両側の部位)にそれぞれ接合されている。これにより、吸収性物品1がパンツ型に形成される。
図5は、吸収性物品1を図4中に示すA−Aの位置で切断した断面図である。図4および図5に示すように、吸収体2は、吸収性を有する吸収コア22、吸収コア22の内側(すなわち、着用者側)の主面を覆うトップシート21、および、吸収コア22の外側(すなわち、着用者側とは反対側)の主面を覆うバックシート23を備える。図4中では、吸収コア22の輪郭を太い破線にて示す。トップシート21およびバックシート23は、ホットメルト接着剤等により吸収コア22の周囲にて互いに接合される。また、吸収体2の吸収コア22の側方には側壁部3がホットメルト接着剤等により接合される。
トップシート21は透液性の材料、例えば、親水性繊維により形成された不織布であり、着用者からの排泄物の水分を速やかに捕捉して吸収コア22へと移動させる。トップシート21として利用される不織布は、例えば、ポイントボンド不織布やエアスルー不織布、スパンレース不織布であり、これらの不織布を形成する親水性繊維としては通常、セルロースやレーヨン、コットン等が用いられる。なお、トップシート21として、表面を界面活性剤により親水処理した疎水性繊維(例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン)にて形成された透液性の不織布が利用されてもよく、また、開孔を有するプラスチックフィルムが利用されてもよい。
吸収コア22は、親水性繊維(例えば、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維)に粒状の吸水性ポリマー(例えば、SAP(Super Absorbent Polymer))を混合したものをティッシュペーパーや透液性不織布等の被覆シートにより包み込んで形成され、トップシート21を透過した水分を吸収して迅速に固定する。親水性繊維を包む被覆シートは、親水性繊維および吸水性ポリマーとホットメルト接着剤により接合されて、親水性繊維の型崩れ、および、吸水性ポリマーの脱落(特に、吸水後における脱落)を防止する。
バックシート23は、撥水性または不透液性のプラスチックフィルムであり、トップシート21を透過した水分、および、吸収コア22に一旦吸収された水分が、外装シート4側にしみ出すことを防止する。着用者の快適性の観点からは、通気性を有するプラスチックフィルムがバックシート23として利用されることが好ましい。バックシート23としては、撥水性または不透液性の不織布や当該不織布の内側に撥水性または不透液性のプラスチックフィルムが積層された積層シートが利用されてもよい。バックシート23に利用される不織布は、例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド)不織布であり、必要に応じて撥水処理が施されてもよい。
図4および図5に示すように、一対の側壁部3のそれぞれには、長手方向に伸びる2本の弾性部材31が接合されており、図4に示すように吸収性物品1を広げた状態では、弾性部材31は伸張状態となっている。吸収性物品1では、弾性部材31が収縮することにより、吸収体2の側方において側壁部3が着用者側に向かって立ち上がり、着用時に着用者の脚の付け根近傍に当接する立体ギャザーが形成される。
側壁部3は、撥水性または不透液性の不織布(例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS不織布)やプラスチックフィルム、あるいは、これらの複合材料により形成される。吸収性物品1の快適性向上の観点からは、側壁部3が通気性を有することが好ましい。弾性部材31としては、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状または帯状の天然ゴム等が用いられる。
図5に示すように、外装シート4は、第1シート41、および、第1シート41上に積層されてホットメルト接着剤等により第1シート41に接合された第2シート42を備える。外装シート4の第2シート42上には、吸収体2のバックシート23がホットメルト接着剤等により接合されている。本実施の形態では、第1シート41および第2シート42が、不織布により形成されることにより、外装シート4の肌触りが向上される。なお、第1シート41および第2シート42として、プラスチックフィルムやプラスチックフィルムと不織布との積層シートが利用されてもよい。
図1ないし図3に示すように、吸収性物品1は、また、胴部開口11のエッジに沿って配置される複数の胴部弾性部材51、一対の脚部開口12のそれぞれのエッジに沿って配置される複数の脚部弾性部材52、胴部弾性部材51および脚部弾性部材52の間において左右方向(すなわち、幅方向)に沿って前方部401に配置される複数の前方部弾性部材53、並びに、胴部弾性部材51および脚部弾性部材52の間において左右方向に沿って後方部403に配置される複数の後方部弾性部材54をさらに備える。
胴部弾性部材51、脚部弾性部材52、前方部弾性部材53および後方部弾性部材54は、外装シート4の第1シート41と第2シート42(図5参照)との間において、ゴム系のホットメルト接着剤等により第1シート41および第2シート42に接合されている。胴部弾性部材51、脚部弾性部材52、前方部弾性部材53および後方部弾性部材54としては、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状または帯状の天然ゴム等が用いられ、本実施の形態では、繊度300〜2000デシテックスの糸状部材である複数のポリウレタン糸が用いられる。なお、胴部弾性部材51、脚部弾性部材52、前方部弾性部材53および後方部弾性部材54の第1シート41および第2シート42に対する接合方法として、超音波接合や熱圧着等を採用することもできる。ただし、吸収性物品1の製造の簡素化等の観点からは、ホットメルト接着剤による接着が好ましい。
図4に示すように、複数の胴部弾性部材51は、外装シート4の前方部401と後方部403とに個別に設けられており、図1に示すように、前方部401および後方部403の左右両側の部位が接合されることにより、吸収性物品1の胴部開口11(図1参照)の全周に亘って配置されることとなる。胴部弾性部材51は、胴部開口11の周囲に伸張状態(好ましくは、1.1倍〜5.0倍に伸張された状態)にて接合され、収縮することにより外装シート4を収縮させて胴部開口ギャザーを形成する。
図4に示すように、複数の脚部弾性部材52は、左右両側の脚部開口12に沿って配置されており、図1に示すように、外装シート4の前方部401および後方部403の左右両側の部位が接合されることにより、脚部弾性部材52が、吸収性物品1の一対の脚部開口12のほぼ全周に亘って配置されることとなる。脚部弾性部材52は、脚部開口12の周囲に伸張状態(好ましくは、1.1倍〜5.0倍に伸張された状態)にて接合され、収縮することにより外装シート4を収縮させて脚部開口ギャザーを形成する。
なお、本実施の形態では、弾性部材を中間部402を経由するようにして前方部401または後方部403の左右に亘って伸張状態にて接合し、当該弾性糸の中間部402にて左右方向に伸びる部分を複数箇所にて切断して収縮力を喪失(または、減少)させることにより、弾性部材の切断された部分の両側の部位(すなわち、収縮力を有している部位)が、一対の脚部開口12に沿う脚部弾性部材52となる。
複数の前方部弾性部材53および後方部弾性部材54は、図1に示すように、外装シート4の前方部401および後方部403の左右両側の部位が接合されることにより、吸収性物品1の胴回り部(すなわち、胴部開口11と脚部開口12との間の部位)の全周に亘って配置されることとなる。以下の説明では、前方部弾性部材53および後方部弾性部材54をまとめて「胴回り弾性部材」と呼ぶ。胴回り弾性部材は、胴部弾性部材51と同様に、外装シート4の前方部401および後方部403に伸張状態(好ましくは、1.1倍〜5.0倍に伸張された状態)にて接合され、収縮することにより外装シート4を収縮させて胴回りギャザー(すなわち、前方部ギャザーおよび後方部ギャザー)を形成する。
図6は、外装シート4を展開した状態で着用者側から見た平面図である。図6では、吸収体2を破線にて描いており、吸収体2と外装シート4との間に設けられる接合領域(本実施の形態では、吸収体2のバックシート23(図5参照)と外装シート4の第2シート42(図5参照)とを接合するホットメルト接着剤が塗布される領域)に平行斜線を付す。
図6に示すように、吸収体2と外装シート4との間には、吸収体2の長手方向の両端部が外装シート4の前方部401および後方部403にそれぞれ接合される2つの第1接合領域61、並びに、2つの第1接合領域61の間において吸収体2の一部が外装シート4に接合される第2接合領域62が設けられる。
2つの第1接合領域61はそれぞれ、吸収体2の左右方向(すなわち、幅方向)のおよそ全幅に亘って設けられる。吸収体2と外装シート4との間の第1接合領域61の左右両側、および、第1接合領域61の第2接合領域62とは反対側には、通常、吸収性物品1の製造時にホットメルト接着剤の塗布精度を考慮して必要となる僅かな幅のマージン(すなわち、接着剤が塗布されない領域)が設けられる。なお、図6では、図示の都合上、マージンの図示を省略している。
また、第2接合領域62は、外装シート4の前方部401、中間部402および後方部403に、吸収体2の長手方向(すなわち、図6中の上下方向であり、吸収性物品1(図1参照)の上下方向に一致する。)に連続して設けられる。第2接合領域62の左右方向の幅は、吸収体2の長手方向においておよそ一定であり、吸収体2の左右方向の幅の15%以上60%以下(より好ましくは30%以上40%以下)とされることが好ましい。本実施の形態では、吸収体2の幅は約210mmであり、第2接合領域62の幅は約30mm〜130mmとされる。吸収性物品1では、第2接合領域62の左右方向の両側において、外装シート4と吸収体2とが非接合とされており、当該非接合領域の一部(すなわち、吸収体2の左右両側のエッジ近傍の部位)は、間に吸収体2を挟んで側壁部3の一部と重なっている。
吸収体2が外装シート4に接合される際には、ホットメルト接着剤が、吸収体2または外装シート4の第1接合領域61および第2接合領域62の全体にほぼ隙間なく塗布される(いわゆる、べた塗りされる)。なお、第1接合領域61では、ホットメルト接着剤は、吸収体2のおよそ全幅に亘って塗布されるのであれば、例えば、左右方向に配列されたストライプ状に塗布されてもよい。また、第2接合領域62でも同様に、ホットメルト接着剤は、2つの第1接合領域61の間において前方部401、中間部402および後方部403に吸収性物品1(図1参照)の上下方向に連続して塗布される(すなわち、2つの第1接合領域61の間の上下方向の全長に亘って塗布される)のであれば、例えば、上下方向に配列されたストライプ状に塗布されてもよい。
外装シート4の前方部401および後方部403では、前方部弾性部材53および後方部弾性部材54が、第1接合領域61を避けて第1接合領域61の左右両側に設けられる。換言すれば、胴回り弾性部材(すなわち、前方部弾性部材53および後方部弾性部材54)は、第1接合領域61の左右両側において、吸収体2と重なることなく外装シート4に接合される。
また、外装シート4の前方部401では、前方部弾性部材53(すなわち、前方部401および後方部403に接合される胴回り弾性部材のうちの一方)が第2接合領域62を避けるとともに、前方部弾性部材53の第2接合領域62側の部位が、第2接合領域62の左右両側において吸収体2と重なっている。後方部403でも同様に、後方部弾性部材54(すなわち、前方部401および後方部403に接合される胴回り弾性部材のうちの他方)が第2接合領域62を避けるとともに、後方部弾性部材54の第2接合領域62側の部位が、第2接合領域62の左右両側において吸収体2と重なっている。
吸収性物品1では、このように、胴回り弾性部材(すなわち、前方部弾性部材53および後方部弾性部材54)が第2接合領域62を避けて(すなわち、第2接合領域62と重なることなく)外装シート4に接合されることにより、吸収体2と外装シート4とが接合される第2接合領域62において外装シート4が収縮すること(すなわち、第2接合領域62に胴回りギャザーが形成されること)が防止される。これにより、収縮する外装シート4に吸収体2が引っ張られて縒れてしまうことを抑制することができる。換言すれば、吸収性物品1では、胴回り弾性部材の収縮による吸収体2の縒れを抑制することができる。その結果、吸収体2の吸収コア22(図5参照)の型崩れや破損を防止することができる。
また、吸収性物品1では、胴回り弾性部材の一部が、第2接合領域62の左右両側に設けられた非接合領域(すなわち、吸収体2と外装シート4との間に設けられた吸収体2と外装シート4とが接合されていない領域)において吸収体2と重なっている。これにより、胴回り弾性部材が吸収体と重なっていない場合に比べて、胴回り弾性部材の長さを十分に確保することができ、吸収性物品1の着用者に対する密着性を十分に維持することができる。
吸収性物品1では、胴回り弾性部材が第1接合領域61を避けて(すなわち、第1接合領域61と重なることなく)外装シート4に接合されることにより、胴回り弾性部材の収縮よる吸収体2の縒れをより一層抑制することができる。
また、2つの第1接合領域61がそれぞれ、吸収体2の左右方向のおよそ全幅に亘って設けられることにより、吸収体2の角部が外装シート4に接合される。その結果、吸収性物品1の装着時に胴部開口11(図1参照)から挿入された足先が吸収体2に引っ掛かってしまうことを防止することができ、吸収性物品1の装着を容易とすることができる。さらには、吸収性物品1の製造時に、外装シート4(となる予定のシート部材)上において吸収体2の角部が捲れてしまうことを防止することができ、吸収性物品1の製造を容易とすることができる。
また、第2接合領域62が、2つの第1接合領域61の間において前方部401、中間部402および後方部403に吸収性物品1の上下方向に連続して設けられることにより、吸収体2を長手方向のおよそ全長(すなわち、上述のマージンを除く全長)に亘って外装シート4に固定することができる。これにより、着用者の動作等により吸収体2が縒れてしまうことをより一層抑制することができる。
吸収性物品1では、第2接合領域62の幅が吸収性物品1の上下方向においておよそ一定とされるため、スリット塗工等によるホットメルト接着剤の塗布において、第2接合領域62に対するホットメルト接着剤の付与(すなわち、吸収体2または外装シート4の第2接合領域62へのホットメルト接着剤の塗布)を容易とすることができ、第2接合領域62における吸収体2と外装シート4との接合を容易とすることができる。その結果、吸収性物品1の製造を簡素化することができる。
また、第2接合領域62の左右方向の幅が、吸収体2の幅の15%(より好ましくは30%以上)以上とされることにより、吸収体2を外装シート4に強固に固定することができ、吸収体2の幅の60%以下(より好ましくは40%以下)とされることにより、胴回り弾性部材(すなわち、前方部弾性部材53および後方部弾性部材54)の長さを十分に確保することができ、吸収性物品1の着用者に対する密着性を確実に確保することができる。なお、吸収体2の左右方向の幅が長手方向において変化する場合、第2接合領域62の幅の吸収体2の幅に対する割合は、吸収体2の長手方向の任意の位置において吸収体2を長手方向に垂直に切断した断面における割合を意味する。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る吸収性物品について説明する。図7および図8はそれぞれ、第2の実施の形態に係る吸収性物品1aの正面図および背面図である。図7および図8に示すように、吸収性物品1aは、上端(すなわち、図7および図8中の上側の端部)に胴部開口11を有し、下部に一対の脚部開口12を有するパンツタイプの使い捨ておむつである。
図7および図8に示すように、吸収性物品1aは、着用者の腹側および背側の肌に接する前方部401および後方部403を有する筒状の外装シート4a、並びに、外装シート4aの下側の開口(すなわち、胴部開口11となる上側の開口とは反対側の開口)を跨いで前方部401および後方部403に接合され、外装シート4aの下端から下側に突出するとともに着用者の股間部に対向して着用者からの排泄物を吸収する吸収体2を備える。吸収性物品1aでは、前方部401の左右両側の部位(すなわち、前方部401の幅方向の両側の部位)が、後方部403の左右両側の部位(すなわち、後方部403の幅方向の両側の部位)にそれぞれ接合されることにより、外装シート4aが筒状となっている。
図9は、吸収性物品1aを展開した状態(すなわち、前方部401および後方部403の左右両側の部位を分離して伸張した状態)で着用者側から見た平面図である。図9に示すように、吸収体2は、第1の実施の形態と同様に、平面視において略矩形状であり、透液性のトップシート21、吸収性を有する吸収コア22、および、撥水性または不透液性のバックシート23を備える。また、外装シート4aの前方部401および後方部403はそれぞれ、不織布等により形成された2枚のシート状部材が積層された構造とされる。外装シート4aの前方部401および後方部403は、平面視において同形状の略長方形状とされる。
吸収性物品1aでは、吸収体2の長手方向の両側の部位(すなわち、図9中の上下方向の両側の部位であり、図7および図8における吸収体2の上端部)が、外装シート4aの前方部401および後方部403の着用者側にホットメルト接着剤により接合されて取り付けられる。吸収性物品1aを展開した状態では、外装シート4aの前方部401および後方部403は、互いに分離しており、吸収体2により連結されることとなる。吸収性物品1aでは、外装シート4aの前方部401と後方部403との間において、着用者側とは反対側に吸収体2のバックシート23が露出する。このため、バックシート23を不織布により形成することにより、または、着用者とは反対側に不織布を有する積層シートにより形成することにより、吸収性物品1aの肌触りを向上することができる。
吸収性物品1aは、第1の実施の形態と同様に、吸収体2の着用者側において長手方向のほぼ全長に亘って長手方向に垂直な幅方向(すなわち、図9中の左右方向)の両側のエッジに沿って設けられた撥水性または不透液性の一対の側壁部3をさらに備える。一対の側壁部3のそれぞれには、長手方向に伸びる2本の弾性部材31が接合されており、図9に示すように吸収性物品1aを広げた状態では、弾性部材31は伸張状態となっている。吸収性物品1aでは、弾性部材31が収縮することにより、吸収体2の側方において側壁部3が着用者側に向かって立ち上がり、着用時に着用者の脚の付け根近傍に当接する立体ギャザーが形成される。
図7ないし図9に示すように、吸収性物品1aは、また、胴部開口11のエッジ(すなわち、筒状の外装シート4aの上側の開口のエッジ)に沿って配置される複数の胴部弾性部材51、一対の脚部開口12のそれぞれのエッジ(すなわち、筒状の外装シート4aの下側の開口のエッジ)に沿って配置される複数の脚部弾性部材52、胴部弾性部材51および脚部弾性部材52の間において左右方向(すなわち、幅方向)に沿って前方部401に配置される複数の前方部弾性部材53、並びに、胴部弾性部材51および脚部弾性部材52の間において左右方向に沿って後方部403に配置される複数の後方部弾性部材54をさらに備える。
第1の実施の形態と同様に、胴部弾性部材51、脚部弾性部材52、前方部弾性部材53および後方部弾性部材54は、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状または帯状の天然ゴム等であり、外装シート4aの2枚のシート状部材の間において、ゴム系のホットメルト接着剤等により接合されている。なお、これらの弾性部材の接合方法として、超音波接合や熱圧着等を採用することもできる。
胴部弾性部材51および脚部弾性部材52は、胴部開口11および脚部開口12の周囲に伸張状態にて接合され、収縮することにより胴部開口ギャザーおよび脚部開口ギャザーが形成される。前方部弾性部材53および後方部弾性部材54(すなわち、胴回り弾性部材)も、吸収性物品1aの胴回り部に伸張状態にて接合され、収縮することにより胴回りギャザー(すなわち、前方部ギャザーおよび後方部ギャザー)が形成される。
図10は、外装シート4aを展開した状態で着用者側から見た平面図である。図10では、吸収体2を破線にて描いており、吸収体2と外装シート4aとの間に設けられる接合領域(本実施の形態では、吸収体2のバックシート23(図9参照)と外装シート4aとを接合するホットメルト接着剤が塗布される領域)に平行斜線を付す。
図10に示すように、吸収体2と外装シート4aとの間には、吸収体2の長手方向の両端部が外装シート4aの前方部401および後方部403にそれぞれ接合される2つの第1接合領域61、並びに、2つの第1接合領域61の間において吸収体2の一部が外装シート4aの前方部401および後方部403にそれぞれ接合される2つの第2接合領域62aが設けられる。
2つの第1接合領域61はそれぞれ、吸収体2の左右方向(すなわち、幅方向)のおよそ全幅に亘って設けられる。吸収体2と外装シート4aとの間の第1接合領域61の左右両側、および、第1接合領域61の第2接合領域62aとは反対側には、通常、吸収性物品1aの製造時にホットメルト接着剤の塗布精度を考慮して必要となる僅かな幅のマージン(すなわち、接着剤が塗布されない領域)が設けられる。
外装シート4aの前方部401における第2接合領域62aは、前方部401側の第1接合領域61と前方部401の下端部(すなわち、図7中における下側の端部であり、図10中における前方部401の後方部403側の端部)との間において、吸収性物品1aの上下方向(すなわち、図7中の上下方向)に連続して設けられる。また、後方部403における第2接合領域62aは、後方部403側の第1接合領域61と後方部403の下端部(すなわち、図8中における下側の端部であり、図10中における後方部403の前方部401側の端部)との間において、吸収性物品1aの上下方向(すなわち、図8中の上下方向)に連続して設けられる。各第2接合領域62aの第1接合領域61とは反対側には、通常、吸収性物品1aの製造時にホットメルト接着剤の塗布精度を考慮して必要となる僅かな幅のマージン(すなわち、接着剤が塗布されない領域)が設けられる。なお、図10では、図示の都合上、マージンの図示を省略している(図11ないし図17においても同様)。
各第2接合領域62aの左右方向の幅は、第1の実施の形態と同様に、吸収体2の長手方向(すなわち、吸収性物品1aの上下方向)においておよそ一定であり、吸収体2の左右方向の幅の15%以上60%以下(より好ましくは30%以上40%以下)とされることが好ましい。本実施の形態では、吸収体2の幅は約210mmであり、各第2接合領域62aの幅は約30mm〜130mmとされる。吸収性物品1aでは、2つの第2接合領域62aのそれぞれの左右方向の両側において、外装シート4aと吸収体2とが非接合とされており、当該非接合領域の一部(すなわち、吸収体2の左右両側のエッジ近傍の部位)は、間に吸収体2を挟んで側壁部3の一部と重なっている。
吸収体2が外装シート4aに接合される際には、ホットメルト接着剤が、吸収体2または外装シート4aの第1接合領域61および第2接合領域62aの全体にほぼ隙間なく塗布される(いわゆる、べた塗りされる)。なお、第1接合領域61では、ホットメルト接着剤は、吸収体2のおよそ全幅に亘って塗布されるのであれば、例えば、左右方向に配列されたストライプ状に塗布されてもよい。また、第2接合領域62aでも同様に、ホットメルト接着剤は、第1接合領域61と外装シート4aの下端部との間において吸収性物品1aの上下方向に連続して塗布されるのであれば、例えば、上下方向に配列されたストライプ状に塗布されてもよい。
外装シート4aの前方部401および後方部403では、脚部弾性部材52が第2接合領域62aを避けて第2接合領域62aの左右両側に設けられる。脚部弾性部材52の第2接合領域62a側の部位は、第2接合領域62aの左右両側に設けられた非接合領域(すなわち、吸収体2と外装シート4aとが接合されていない領域)において吸収体2と重なっている。また、前方部弾性部材53および後方部弾性部材54(すなわち、胴回り弾性部材)は、第1接合領域61を避けて第1接合領域61の左右両側に設けられる。
外装シート4aの前方部401では、前方部弾性部材53(すなわち、前方部401および後方部403に接合される胴回り弾性部材のうちの一方)が前方部401側の第2接合領域62aを避けるとともに、前方部弾性部材53の第2接合領域62a側の部位が、当該第2接合領域62aの左右両側の非接合領域において吸収体2と重なっている。後方部403でも同様に、後方部弾性部材54(すなわち、前方部401および後方部403に接合される胴回り弾性部材のうちの他方)が後方部403側の第2接合領域62aを避けるとともに、後方部弾性部材54の第2接合領域62a側の部位が、当該第2接合領域62aの左右両側の非接合領域において吸収体2と重なっている。
吸収性物品1aでは、胴回り弾性部材(すなわち、前方部弾性部材53および後方部弾性部材54)が、第2接合領域62aと重なることなく外装シート4aに接合されることにより、第1の実施の形態と同様に、第2接合領域62aにおいて外装シート4aが収縮することが防止され、胴回り弾性部材の収縮による吸収体2の縒れを抑制することができる。その結果、吸収体2の吸収コア22(図9参照)の型崩れや破損を防止することができる。また、第1の実施の形態と同様に、胴回り弾性部材の一部が、第2接合領域62aの左右両側において吸収体2と重なっていることにより、胴回り弾性部材の長さを十分に確保することができ、吸収性物品1aの着用者に対する密着性を十分に維持することができる。さらには、胴回り弾性部材が第1接合領域61を避けて外装シート4aに接合されることにより、胴回り弾性部材の収縮による吸収体2の縒れをより一層抑制することができる。
また、脚部弾性部材52が第2接合領域62aを避けるとともに第2接合領域62aの左右両側において吸収体2と重なっていることにより、吸収性物品1aの脚部開口12(図7および図8参照)近傍の部位の着用者に対する密着性を十分に維持しつつ脚部弾性部材52の収縮による吸収体2の縒れを抑制することができる。
吸収性物品1aでは、第1の実施の形態と同様に、2つの第1接合領域61がそれぞれ、吸収体2の左右方向のおよそ全幅に亘って設けられることにより、吸収体2の角部が外装シート4aに接合される。その結果、吸収性物品1aの装着を容易とすることができるとともに吸収性物品1aの製造を容易とすることができる。
吸収性物品1aでは、2つの第2接合領域62aがそれぞれ、第1接合領域61と外装シート4aの下端部との間において吸収性物品1aの上下方向に連続して設けられることにより、吸収体2を、外装シート4aと重なる部分のおよそ全長(すなわち、上述のマージンを除く全長)に亘って外装シート4aに固定することができる。これにより、着用者の動作等により吸収体2が縒れてしまうことをより一層抑制することができる。
吸収性物品1aでは、第2接合領域62aの幅が吸収性物品1aの上下方向においておよそ一定とされるため、第1の実施の形態と同様に、第2接合領域62aに対するホットメルト接着剤の付与を容易とすることができ、第2接合領域62aにおける吸収体2と外装シート4aとの接合を容易とすることができる。その結果、吸収性物品1aの製造を簡素化することができる。また、第1の実施の形態と同様に、第2接合領域62aの左右方向の幅が、吸収体2の幅の15%以上60%以下(より好ましくは30%以上40%以下)とされることにより、吸収体2を外装シート4aに強固に固定することができるとともに吸収性物品1aの着用者に対する密着性を確実に確保することができる。
次に、本発明の第3の実施の形態に係る吸収性物品について説明する。図11は、第3の実施の形態に係る吸収性物品の外装シート4aを展開した状態で着用者側から見た平面図である。図11では、図10と同様に吸収体2を破線にて描いており、吸収体2と外装シート4aとの間に設けられる接合領域に平行斜線を付す。図11に示すように、第3の実施の形態に係る吸収性物品では、吸収体2と外装シート4aとの間の接合領域の形状が異なる。その他の構成は、図7ないし図10に示す吸収性物品1aとほぼ同様であり、以下の説明において同符号を付す。
図11に示すように、第3の実施の形態に係る吸収性物品では、吸収体2と外装シート4aとの間に、吸収体2の長手方向の両端部が外装シート4aの前方部401および後方部403にそれぞれ接合される2つの第1接合領域61、並びに、2つの第1接合領域61の間において吸収体2の一部が外装シート4aの前方部401および後方部403にそれぞれ接合される2つの第2接合領域62bが設けられる。
2つの第1接合領域61はそれぞれ、第2の実施の形態と同様に、吸収体2の左右方向(すなわち、幅方向)のおよそ全幅に亘って設けられる。外装シート4aの前方部401における第2接合領域62bは、前方部401側の第1接合領域61と前方部401の下端部(すなわち、図11中における前方部401の後方部403側の端部)との間において、吸収性物品の上下方向に連続して設けられる。また、後方部403における第2接合領域62bは、後方部403側の第1接合領域61と後方部403の下端部(すなわち、図11中における後方部403の前方部401側の端部)との間において、吸収性物品の上下方向に連続して設けられる。
各第2接合領域62bの左右方向の幅は、吸収体2の長手方向(すなわち、吸収性物品の上下方向)において第1接合領域61(すなわち、各第2接合領域62bと連続する第1接合領域61)から離れて吸収性物品の下側に向かうに従って漸次減少する。吸収体2が外装シート4aに接合される際には、ホットメルト接着剤が、吸収体2または外装シート4aの第1接合領域61および第2接合領域62bの全体にほぼ隙間なく塗布される(いわゆる、べた塗りされる)。
第3の実施の形態に係る吸収性物品では、第2の実施の形態と同様に、胴回り弾性部材(すなわち、前方部弾性部材53および後方部弾性部材54)が、第2接合領域62bを避けるとともに一部を第2接合領域62bの左右両側において吸収体2と重ねつつ外装シート4aに接合される。これにより、吸収性物品の着用者に対する密着性を十分に維持しつつ胴回り弾性部材の収縮による吸収体2の縒れを抑制することができる。
また、第2の実施の形態と同様に、2つの第1接合領域61がそれぞれ、吸収体2の左右方向のおよそ全幅に亘って設けられることにより、吸収性物品の装着を容易とすることができるとともに吸収性物品の製造を容易とすることができる。さらには、2つの第2接合領域62bがそれぞれ、第1接合領域61と外装シート4aの下端部との間において吸収性物品の上下方向に連続して設けられることにより、着用者の動作等により吸収体2が縒れてしまうことをより一層抑制することができる。
第3の実施の形態に係る吸収性物品では、特に、各第2接合領域62bの幅が、吸収性物品の上下方向において第1接合領域61から離れるに従って漸次減少することにより、外装シート4aの下端部近傍において、吸収体2の左右両側の部位における外装シート4aとの非接合領域を大きく確保することができ、外装シート4aの下端部に形成される一対の脚部開口12(図7および図8参照)のそれぞれの周長を大きくすることができる。その結果、吸収性物品の装着時に脚部開口12に脚を容易に挿入することができ、吸収性物品の装着を容易とすることができる。
また、一方で、吸収体2の脚部開口12から離れた部位(すなわち、吸収体2の長手方向の両端部近傍)において第2接合領域62bを比較的大きくすることができるため、吸収体2を外装シート4aに強固に固定することができ、着用者の動作等により吸収体2が縒れてしまうことをより一層抑制することができる。
さらには、第3の実施の形態に係る吸収性物品では、複数の前方部弾性部材53および後方部弾性部材54(すなわち、複数の胴回り弾性部材)の吸収体2と重なる複数の端部が、吸収性物品の上下方向において第1接合領域61から離れるに従って、第2接合領域62bの左右両側のエッジに沿って吸収性物品の左右方向の中心側に近づくように配置される。これにより、胴回り弾性部材の長さを増大させて吸収性物品の着用者に対する密着性をより向上することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
上記実施の形態に係る吸収性物品では、第1接合領域61および第2接合領域の左右両側に設けられる複数の胴回り弾性部材は、第1接合領域61および第2接合領域の左右両側にそれぞれ個別の弾性部材が接合されることにより形成されてもよく、また、前方部401および後方部403の全幅に亘って複数の弾性部材が接合された後、各弾性部材の第1接合領域61または第2接合領域と重なる部分を複数箇所にて切断して収縮力を喪失させることにより形成されてもよい。
第1の実施の形態に係る吸収性物品1では、外装シート4の中間部402には必ずしもホットメルト接着剤は塗布されなくてもよい。この場合、図12に示すように、外装シート4と吸収体2との間には、前方部401の下端部(すなわち、前方部401と中間部402との境界となる脚部開口12(図2参照)の上端近傍の部位)と前方部401側の第1接合領域61との間において吸収性物品の上下方向に連続する第2接合領域62cが設けられ、後方部403の下端部(すなわち、後方部403と中間部402との境界となる脚部開口12(図3参照)の上端近傍の部位)と後方部403側の第1接合領域61との間において吸収性物品の上下方向に連続するもう1つの第2接合領域62cが設けられる。
図12に示す吸収性物品でも、吸収体2の長手方向における第2接合領域62cの長さを大きく確保することができるため、吸収体2を外装シート4に強固に固定することができ、着用者の動作等により吸収体2が縒れてしまうことを抑制することができる。なお、前方部401および後方部403に設けられた2つの第2接合領域62cの左右方向の幅は、上下方向において必ずしも一定とされる必要はなく、第1接合領域61から離れるに従って漸次減少されてもよい。
第2および第3の実施の形態に係る吸収性物品では、脚部弾性部材52は必ずしも第2接合領域を避けて外装シート4aに接合される必要はなく、第2接合領域と重なりつつ外装シート4aに接合されてもよい。また、上記実施の形態に係る吸収性物品では、胴回り弾性部材が第1接合領域61と重なりつつ外装シートに接合されてもよい。
上記実施の形態に係る吸収性物品では、前方部弾性部材53および後方部弾性部材54の一方のみが、胴回りギャザーを形成する胴回り弾性部材として外装シートの前方部401および後方部403の一方に設けられてもよい。このとき、2つの第1接合領域61の間に設けられる第2接合領域は、前方部401および後方部403のうち、胴回り弾性部材が設けられる側にのみ設けられてもよい。この場合であっても、胴回り弾性部材が、第2接合領域を避けるとともに一部を第2接合領域の左右両側において吸収体2と重ねつつ外装シートに接合されることにより、吸収性物品の着用者に対する密着性を十分に維持しつつ吸収体2の縒れを抑制することができる。ただし、上記実施の形態に係る吸収性物品のように、外装シートの前方部401および後方部403の双方に胴回り弾性部材および第2接合領域が設けられることにより、吸収性物品の着用者に対する密着性を向上することができるとともに吸収体2の縒れをより一層抑制することができる。
図13ないし図17は、第1接合領域および第2接合領域の他の好ましい形状を示す外装シートの平面図である。図13ないし図17では、図10と同様に吸収体2を破線にて描いており、吸収体2と外装シート4aとの間に設けられる接合領域に平行斜線を付す。
図13に示す外装シート4aでは、2つの第1接合領域61aのそれぞれの左右方向の幅が、吸収体2の幅よりも小さくされ、第2接合領域62aの幅と等しくされる。すなわち、前方部401および後方部403のそれぞれにおいて、第1接合領域61aおよび第2接合領域62aが1つの長方形状の接合領域となるため、接合領域へのホットメルト接着剤の塗布を容易とすることができる。
図14に示す外装シート4aでは、2つの第2接合領域62dのそれぞれの第1接合領域61側の部位の左右方向の幅が、吸収性物品の上下方向において第1接合領域61から離れるに従って漸次減少し、第2接合領域62dの外装シート4a(すなわち、前方部401および後方部403)の下端側の部位の幅は、上下方向において一定とされる。これにより、第3の実施の形態と同様に、吸収性物品の装着を容易とすることができる。
図15に示す外装シート4aでは、第2接合領域62eの左右方向の幅が、吸収性物品の上下方向において第1接合領域61から離れるに従って段階的に減少する。これにより、第3の実施の形態と同様に、吸収性物品の装着を容易とすることができる。また、第2接合領域62eが矩形状の領域の集合となっているため、第2接合領域62eに対するホットメルト接着剤の塗布を容易とすることもできる。
図16に示す外装シート4aでは、2つの矩形状の第2接合領域62fが、第1接合領域61から離れて外装シート4a(すなわち、前方部401および後方部403)の下端部に設けられる。また、図17に示す外装シート4aでは、さらに、第1接合領域61に代えて、吸収体2の両端部のそれぞれにおいて左右方向の両側に位置する略正方形状の2つの第1接合領域61bが設けられる。いずれの場合も、第1接合領域と第2接合領域62fとの間の非接合領域において、胴回り部の全周に亘る胴回り弾性部材(前方部弾性部材53aおよび後方部弾性部材54a)が設けられることにより、吸収性物品の着用者に対する密着性を向上することができる。
吸収性物品の第1接合領域および第2接合領域では、ホットメルト接着剤は、例えば、格子状やドット状に塗布されてもよく、上下方向または左右方向に伸びるスパイラル状に塗布されてもよい。また、第1接合領域および第2接合領域における吸収体2と外装シートとの接合は、ホットメルト接着剤によるものには限定されず、例えば、超音波接合や熱圧着により行われてもよい。
第1の実施の形態に係る吸収性物品の外観を示す斜視図である。 吸収性物品の正面図である。 吸収性物品の背面図である。 吸収性物品を展開した状態の平面図である。 吸収性物品の断面図である。 外装シートを展開した状態の平面図である。 第2の実施の形態に係る吸収性物品の正面図である。 吸収性物品の背面図である。 吸収性物品を展開した状態の平面図である。 外装シートを展開した状態の平面図である。 第3の実施の形態に係る吸収性物品の外装シートを展開した状態の平面図である。 他の吸収性物品の外装シートを展開した状態の平面図である。 他の吸収性物品の外装シートを展開した状態の平面図である。 他の吸収性物品の外装シートを展開した状態の平面図である。 他の吸収性物品の外装シートを展開した状態の平面図である。 他の吸収性物品の外装シートを展開した状態の平面図である。 他の吸収性物品の外装シートを展開した状態の平面図である。
符号の説明
1,1a 吸収性物品
2 吸収体
4,4a 外装シート
11 胴部開口
12 脚部開口
51 胴部弾性部材
52 脚部弾性部材
53 前方部弾性部材
54 後方部弾性部材
61,61a,61b 第1接合領域
62,62a〜62f 第2接合領域
401 前方部
402 中間部
403 後方部

Claims (9)

  1. 上端に胴部開口を有し、下部に一対の脚部開口を有するパンツタイプの吸収性物品であって、
    着用者の腹側および背側の肌に接する前方部および後方部、並びに、前記前方部および前記後方部から連続して着用者の股間部に対向する中間部を有し、前記前方部の左右両側の部位が前記後方部の左右両側の部位にそれぞれ接合されている外装シートと、
    前記外装シートの着用者側において前記前方部、前記中間部および前記後方部に亘って取り付けられて着用者からの排泄物を吸収する吸収体と、
    胴部開口のエッジに沿って前記外装シートに接合されるとともに収縮することにより胴部開口ギャザーを形成する胴部弾性部材と、
    一対の脚部開口のそれぞれのエッジに沿って前記外装シートに接合されるとともに収縮することにより脚部開口ギャザーを形成する脚部弾性部材と、
    前記胴部弾性部材および前記脚部弾性部材の間において左右方向に沿って前記前方部および前記後方部の一方に接合されるとともに収縮することにより胴回りギャザーを形成する胴回り弾性部材と、
    を備え、
    前記外装シートと前記吸収体との間に、前記吸収体の長手方向の両端部が前記前方部および前記後方部にそれぞれ接合される2つの第1接合領域と、前記2つの第1接合領域の間において前記前方部および前記後方部の前記一方に接合される第2接合領域とが設けられ、
    前記胴回り弾性部材が、前記第2接合領域を避けるとともに一部が前記第2接合領域の左右両側において前記吸収体と重なることを特徴とする吸収性物品。
  2. 上端に胴部開口を有し、下部に一対の脚部開口を有するパンツタイプの吸収性物品であって、
    着用者の腹側および背側の肌に接する前方部および後方部を有し、前記前方部の左右両側の部位が前記後方部の左右両側の部位にそれぞれ接合された筒状の外装シートと、
    前記外装シートの着用者側において前記外装シートの下側の開口を跨いで前記前方部および前記後方部に接合され、着用者の股間部に対向して前記着用者からの排泄物を吸収する吸収体と、
    胴部開口のエッジに沿って前記外装シートに接合されるとともに収縮することにより胴部開口ギャザーを形成する胴部弾性部材と、
    前記外装シートの下側の前記開口のエッジに沿って前記外装シートに接合されるとともに収縮することにより脚部開口ギャザーを形成する脚部弾性部材と、
    前記胴部弾性部材および前記脚部弾性部材の間において左右方向に沿って前記前方部および前記後方部の一方に接合されるとともに収縮することにより胴回りギャザーを形成する胴回り弾性部材と、
    を備え、
    前記外装シートと前記吸収体との間に、前記吸収体の長手方向の両端部が前記前方部および前記後方部にそれぞれ接合される2つの第1接合領域と、前記2つの第1接合領域の間において前記吸収体の一部が前記前方部および前記後方部の前記一方に接合される第2接合領域とが設けられ、
    前記胴回り弾性部材が、前記第2接合領域を避けるとともに一部が前記第2接合領域の左右両側において前記吸収体と重なることを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項1または2に記載の吸収性物品であって、
    前記2つの第1接合領域がそれぞれ、前記吸収体の前記左右方向の全幅に亘って設けられることを特徴とする吸収性物品。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記第2接合領域の前記左右方向の幅が、前記吸収体の前記左右方向の幅の15%以上60%以下とされることを特徴とする吸収性物品。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記第2接合領域が、前記外装シートの前記前方部または前記後方部の前記一方の下端部と前記一方側の第1接合領域との間において、上下方向に連続して設けられることを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項5に記載の吸収性物品であって、
    前記第2接合領域の前記左右方向の幅が、前記上下方向において一定であることを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項5に記載の吸収性物品であって、
    前記第2接合領域の前記左右方向の幅が、前記上下方向において前記第1接合領域から離れるに従って漸次減少することを特徴とする吸収性物品。
  8. 請求項1ないし7のいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記胴部弾性部材および前記脚部弾性部材の間において左右方向に沿って前記前方部および前記後方部の他方に接合されるとともに収縮することにより胴回りギャザーを形成するもう1つの胴回り弾性部材をさらに備え、
    前記2つの第1接合領域の間において前記吸収体の一部が前記前方部および前記後方部の前記他方に接合されるもう1つの第2接合領域が設けられ、
    前記もう1つの胴回り弾性部材が、前記もう1つの第2接合領域を避けるとともに一部が前記もう1つの第2接合領域の左右両側において前記吸収体と重なることを特徴とする吸収性物品。
  9. 上端に胴部開口を有し、下部に一対の脚部開口を有するパンツタイプの吸収性物品であって、
    着用者の腹側および背側の肌に接する前方部および後方部、並びに、前記前方部および前記後方部から連続して着用者の股間部に対向する中間部を有し、前記前方部の左右両側の部位が前記後方部の左右両側の部位にそれぞれ接合されている外装シートと、
    前記外装シートの着用者側において前記前方部、前記中間部および前記後方部に亘って取り付けられて着用者からの排泄物を吸収する吸収体と、
    胴部開口のエッジに沿って前記外装シートに接合されるとともに収縮することにより胴部開口ギャザーを形成する胴部弾性部材と、
    一対の脚部開口のそれぞれのエッジに沿って前記外装シートに接合されるとともに収縮することにより脚部開口ギャザーを形成する脚部弾性部材と、
    前記胴部弾性部材および前記脚部弾性部材の間において左右方向に沿って前記前方部および前記後方部に接合されるとともに収縮することにより胴回りギャザーを形成する胴回り弾性部材と、
    を備え、
    前記外装シートと前記吸収体との間に、前記吸収体の長手方向の両端部が前記前方部および前記後方部にそれぞれ接合される2つの第1接合領域と、前記2つの第1接合領域の間において前記前方部、前記中間部および前記後方部に上下方向に連続して接合される第2接合領域とが設けられ、
    前記胴回り弾性部材が、前記第2接合領域を避けるとともに一部が前記第2接合領域の左右両側において前記吸収体と重なることを特徴とする吸収性物品。
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