JP5225758B2 - 使い捨ておむつの製造方法 - Google Patents
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「前身頃」とは、図1A、図1C及び図1Dに示すように、着用者に装着した際に、着用者の腹側(身体前方)を覆う部分(図中符号2)、「股下部」とは、着用者に装着した際に、着用者の股下を覆う部分(図中符号4)、「後身頃」とは、着用者に装着した際に、着用者の背側(身体後方)を覆う部分(図中符号6)を意味するものとする。
本発明の製造方法の対象となる使い捨ておむつは、図1A〜図1Dに示す使い捨ておむつ1のように、吸収性本体14が、外装シート16の股下部4の幅よりも幅狭に形成されるとともに、その両側縁が外装シート16の脚周り開口部12の間の開口部間領域に収まるように、外装シート16に対して配置・固定されており、外装シート16には、股下部4のうち少なくとも各脚周り開口部12a,12bの開口周縁と吸収体22の直近の側縁との間の領域に、おむつの幅方向に向かって、伸張状態の股下伸縮材50が付設されているものである。
図1A〜図1Cに示すように、吸収性本体14は、外装シート16の股下部4の幅よりも幅狭に形成されるとともに、その両側縁が外装シート16の脚周り開口部12a,12bの間の開口部間領域に収まるように、外装シート16に対して配置・固定されている。
本発明の製造方法の対象となる使い捨ておむつは、図1Bに示すように、外装シート16の股下部4のうち少なくとも各脚周り開口部12a,12bの開口周縁と吸収体22の直近の側縁との間の領域に、おむつの幅方向に向かって、伸張状態の股下伸縮材50が付設されている。
本発明の製造方法の対象となる使い捨ておむつは、図1A〜図1Cに示す使い捨ておむつ1のように、吸収性本体14と外装シート16とを必須構成部材として備える。以下、部材ごとに説明する。
「吸収性本体」とは、吸収体が内包され、パッド状に形成された部材である。通常、図1Bに示すように、吸収体22の表面(おむつの装着時において着用者の肌側に位置する面)にトップシート18、吸収体22の裏面(おむつの装着時において着用者の着衣側に位置する面)にバックシート20が配置され、トップシート18とバックシート20との間に吸収体22が介装された構造とすることが多い。
「吸収体」は、着用者の尿等を吸収し、保持するための部材であり、吸収性材料によって構成される。
トップシートは、着用者の尿等を透過させる必要から、その少なくとも一部(全部又は一部)が液透過性材料により構成される。
バックシートは、着用者の尿等の外部への漏洩を防止するため、液不透過性材料によって構成される。
図1A及び図1Bに示すように、吸収性本体14は、撥水性シート32からなり、吸収体22の両側に配置された少なくとも一対の立体ギャザー26を備えていることが好ましい。
図1Cに示すように、外装シート16は、一つのウエスト周り開口部10及び一対の脚周り開口部12a,12bが形成されたパンツ型を呈する部材である。具体的には、前身頃2、股下部4及び後身頃6の各部を形成するシート状の部材である。
2ピースタイプのパンツ型使い捨ておむつでは、排泄物の吸収・保持機能は、専ら吸収性本体が果たすことになる。従って、外装シートは、撥水性の不織布、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、その他の熱可塑性樹脂からなる合成繊維によって構成された不織布等により構成すればよい。
本発明の製造方法の対象となる使い捨ておむつは、図1C及び図1Dに示すように、股下伸縮材50に加えて、ウエスト周り伸縮材42及び腹周り伸縮材44が付設されていることが好ましい。
本発明の使い捨ておむつの製造方法は、図3に示すように、外装シート連続体形成工程P1、伸縮材切断工程P2、積層体形成工程P3、孔形成工程P4、おむつ連続体形成工程P5及びおむつ形成工程P6を備える。以下、図3を参照しながら、工程ごとに説明する。なお、図3は、作図の都合上、長尺ウエスト周り伸縮材Er3,Er4及び長尺腹周り伸縮材Er5,Er6の一部を捨象した形で描画した。
外装シート連続体形成工程P1は、更に具体的には、1)長尺外装シートS1への接着剤塗工、2)長尺股下伸縮材Er1,Er2の配置・固定、3)長尺外装シートS2の貼り合わせ、の各工程からなる。
まず、図3に示すように、一の長尺外装シートS1の股下部相当部のうち少なくとも脚周り開口部形成部70の周縁と吸収体配置部(吸収性本体配置部72の一部)の直近の側縁との間の領域に接着剤を塗布して接着剤塗工部を形成する。この接着剤塗工部によって、外装シートの股下部のうち少なくとも各脚周り開口部の開口周縁と吸収体の直近の側縁との間の領域に、伸張状態で股下伸縮材を付設することが可能となる。
次いで、図3に示すように、長尺外装シートS1の股下部相当部に、長尺外装シートS1の長手方向に向かって連続的に長尺股下伸縮材Er1,Er2を配置・固定する。
その後、図3に示すように、長尺外装シートS1の表面に、別の長尺外装シートS2を貼り合わせて外装シート連続体を得る。
図3に示すように、伸縮材切断工程P2では、外装シート連続体の吸収性本体配置部72のうち接着剤塗工部以外の部分で長尺股下伸縮材Er1,Er2を切断する(切断痕74)。この切断により、長尺股下伸縮材Er1,Er2は、接着剤塗工部においてのみ伸張状態で固定される。即ち、接着剤塗工部に対応する、長尺外装シートの股下部相当部のうち脚周り開口部形成部の周縁と吸収体配置部の直近の側縁との間の領域においてのみ伸縮材に基づく収縮力が発揮され、他の部分では収縮力が発揮されない。
図3に示すように、積層体形成工程P3では、外装シート連続体の吸収性本体配置部72に吸収性本体14を配置・固定して吸収性本体・外装シート積層体を形成する。
図3に示すように、孔形成工程P4では、吸収性本体・外装シート積層体の脚周り開口部形成部70を切除し、脚周り開口部に相当する孔78を形成する。孔78は、孔の外周形状と一致する切断刃を有するカッターで切り抜くことにより形成することができる。
図3に示すように、おむつ連続体形成工程P5では、吸収性本体・外装シート積層体を、その側縁同士が相互に重なるように二つ折りに折り畳んだ後、断続的に配置固定されている吸収性本体14同士の間隙部に、前記側縁から孔78に向かう接合部8を形成しておむつ連続体を得る。
図3に示すように、おむつ形成工程P6では、おむつ連続体を接合部8に沿って切り離すことにより、複数の使い捨ておむつ1を得る。
吸収性本体14は、外装シート16の股下部4の幅よりも幅狭な矩形状に形成するとともに、その両側縁が外装シート16の脚周り開口部12a,12bの間の開口部間領域に収まるように、外装シート16に対して配置・固定した。
外装シート16には、股下部4のうち各脚周り開口部12a,12bの開口周縁と吸収体22の直近の側縁との間の領域に、伸張状態の股下伸縮材50を付設した。より具体的には、股下伸縮材50を、外装シート16の各脚周り開口部12a,12bの開口周縁と吸収体22の直近の側縁との間の領域において伸張状態で固定し、他の部分においては伸張状態で固定しなかった。股下伸縮材50の伸張率は280%とした。
Claims (1)
- 吸収体が内包され、パッド状に形成された吸収性本体と、一つのウエスト周り開口部及び一対の脚周り開口部が形成されたパンツ型を呈する外装シートと、を備えた使い捨ておむつの製造方法であって、
一の長尺外装シートの股下部相当部のうち脚周り開口部形成部の周縁と吸収体配置部の直近の側縁との間の領域に接着剤を塗布して接着剤塗工部を形成し、前記長尺外装シートの前記股下部相当部に、前記長尺外装シートの長手方向に向かって連続的に長尺股下伸縮材を伸張状態で配置・固定した後、前記長尺外装シートの表面に、別の長尺外装シートを貼り合わせて外装シート連続体を得る外装シート連続体形成工程と、
前記外装シート連続体の前記吸収性本体配置部のうち前記接着剤塗工部以外の部分で前記長尺股下伸縮材を切断する伸縮材切断工程と、
前記外装シート連続体の前記吸収性本体配置部に前記吸収性本体を配置・固定して吸収性本体・外装シート積層体を形成する積層体形成工程と、
前記吸収性本体・外装シート積層体の脚周り開口部形成部を切除し、脚周り開口部に相当する孔を形成する孔形成工程と、
前記吸収性本体・外装シート積層体を、その側縁同士が相互に重なるように二つ折りに折り畳んだ後、断続的に配置固定されている前記吸収性本体同士の間隙部に、前記側縁から前記孔に向かう接合部を形成しておむつ連続体を得る、おむつ連続体形成工程と、
おむつ連続体を前記接合部に沿って切り離すことにより、複数の使い捨ておむつを得るおむつ形成工程と、を備えた使い捨ておむつの製造方法。
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