JP3143132B2 - 使い捨てパンツの製造方法 - Google Patents

使い捨てパンツの製造方法

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JP3143132B2
JP3143132B2 JP03027992A JP2799291A JP3143132B2 JP 3143132 B2 JP3143132 B2 JP 3143132B2 JP 03027992 A JP03027992 A JP 03027992A JP 2799291 A JP2799291 A JP 2799291A JP 3143132 B2 JP3143132 B2 JP 3143132B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、使い捨てパンツに関
し、さらに詳しくは、パンツ型オムツ、幼児用トレーニ
ングパンツの製造方法に関する。
【0002】
【従来技術と、発明が解決しようとする課題】従来、こ
の種のパンツの製造方法としては、特開昭57−773
04および特開昭57−117602に知られているも
のがある。これらの技術は、弾性部材をパンツのウエス
トホールおよびレッグホールに取り付ける方法、とく
に、着用者の脚周りに対するフィット性を良好にするた
め、レッグホールの曲線に沿って取り付ける方法を開示
している。
【0003】パンツ本体をウエブから連続的に製造し、
該ウエブのウエストホールおよびレッグホールとなるべ
き部位に弾性部材を連続的に取り付けるためには、連続
弾性部材を所要倍率に延伸した状態で接着剤で連続ウエ
ブに連続的に接着する必要があるが、前記従来技術で
は、連続弾性部材に接着剤を塗布した状態で連続ウエブ
に接着する。
【0004】湾曲するレッグホールに沿わせるべく弾性
部材を湾曲させながら、ウエブに接着した場合、弾性部
材はその収縮作用で直線状態に戻ろうとする性向を示
し、そのため接着されるべきウエブの所定部位から変位
して接着されてしまうことがある。しかるところ、前記
従来技術におけるように、予め接着剤を塗布した弾性部
材をプラスチックフィルムほど表面が平滑ではない繊維
不織布に接着すると、その接着状態があまりよくないこ
とから、弾性部材が前記変位を起こすことがあり、その
ため高速処理に難点がある。また、弾性部材をウエブに
連続的に湾曲させて接着するのに、弾性部材をトラバー
ス手段で制御する場合、接着剤が塗布された弾性部材が
ハラバース手段を通過することになることから、接着剤
の或る量がトラバース手段に付着し剥ぎ取られて接着効
果が低下するとともにトラバース手段のその通過部分を
常に掃除しなければならないという煩雑さがある。
【0005】本発明の主たる目的は、ウエブのレッグホ
ールを形成すべき当該部位に弾性部材の太さ(幅)より
も広く帯状に接着剤を塗布した環状接着域に沿って弾性
部材を接着することで、前記従来技術が有する課題を解
決することができる使い捨てパンツの製造方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明方法は、次の工程
を含む。
【0007】a.組み立てステーションへ移動する第1
連続ウエブの内面中央域にその長さ方向へ離間して順次
環状接着域を設けること。 b.前記第1連続ウエブの前記内面中央域に前記環状接
着域を形成するその帯状接着剤塗布幅よりも細い第1お
よび第2連続弾性部材を連続的に、しかもそれら弾性部
材を組み立てステーションへ導入して、該第1連続弾性
部材を前記環状接着域のほぼ半周に沿わせ、かつ該第2
連続弾性部材を前記環状接着域の残りのほぼ半周に沿わ
せてそれぞれを接着するとともに、該第1および第2連
続弾性部材を隣接する前記環状接着域の各々の間で交差
させること。 c.前記第1連続ウエブの前記内面に組み立てステーシ
ョンへ移動する第2連続ウエブの内面を重ね合せ接着し
て連続複合ウエブを構成すること。 d.前記cの工程を終えるまでの間または該工程の後、
前記第1および第2連続弾性部材の隣接する各交差部の
間の部分を切断して該部分を収縮させること。 e.前記連続複合ウエブをその長さ方向中心線を介して
二つに折り畳むこと。 f.前記環状接着域ならびにこれに沿って接着した前記
第1および第2連続弾性部材で形成された個々の環状域
の内側に位置する前記連続複合ウエブ部分を、前記cま
たはe項に記載の工程のいずれかにおいて、切除してレ
ッグホール用切欠を形成すること。 g.前記折り畳んだ連続複合ウエブをその幅方向へ横切
るとともに前記レッグホール用切欠の中央部とウエスト
ラインに相当する前記複合ウエブの一側縁との間に帯状
シール域を設けて連続パンツを構成すること。 h.前記連続パンツを前記帯状シール域において前記連
続複合ウエブの長さ方向に二分されるように該連続パン
ツの幅方向に分断することで個々のパンツをうること。
【0008】本発明方法のもう一つは、次のとおりであ
る。
【0009】a.組み立てステーションへ移動する第1
連続ウエブの内面中央域に第1および第2連続弾性部材
を連続的に導入して、該第1連続弾性部材をサインカー
ブ状に配置して接着し、かつ、該第2連続弾性部材をサ
インカーブ状にしかも該第1連続弾性部材のサインカー
ブ状の凹曲部および凸曲部と該第2連続弾性部材の凸曲
部および凹曲部とが前記第1連続ウエブの幅方向に対向
するように配置して接着するとともに、該第1および第
2連続弾性部材を交差させることで、該第1および第2
連続弾性部材の各凹曲部と各凸曲部とで前記第1連続ウ
エブの長さ方向へ並列する各環状部を形成すること; b.前記第1連続ウエブの前記内面に組み立てステーシ
ョンへ移動する第2連続ウエブの内面を重ね合せ接着し
て連続複合ウエブを構成すること; c.前記連続複合ウエブをその長さ方向中心線を介して
二つに折り畳むこと; d.前記第1および第2連続弾性部材で形成された前記
各環状部であって前記連続複合ウエブの長さ方向におけ
る一つおきの該各環状部の内側に位置する前記連続複合
ウエブ部分を切除してレッグホール用切欠を形成するこ
; e.前記折り畳んだ連続複合ウエブをその幅方向へ横切
るとともに前記レッグホール用切欠の中央部とウエスト
ラインに相当する前記複合ウエブの一側縁との間に帯状
シール域を設けて連続パンツを構成すること;および f.前記連続パンツを前記帯状シール域において前記連
続複合ウエブの長さ方向に二分されるように該連続パン
ツの幅方向に分断して個々のパンツをうること;を含む
使い捨てパンツの製造方法において; g.前記a工程における前記第1および第2連続弾性部
材による前記環状部を、前記第1連続ウエブの長さ方向
へ大きい環状部と小さい環状部とが交互に配列するよう
に形成するとともに、前記第1連続ウエブに接着する前
記環状部を前記大きい環状部とすること; 前記d工程に
おける前記レッグホール用切欠の形成を、前記第1およ
び第2連続弾性部材による前記大きい環状部の各々の内
側に位置する前記連続複合ウエブ部分を切除することで
なすこと;および 前記bの工程を終えるまでの間または
該工程の後、前記第1および第2連続弾性部材の交差部
の間の該部材による前記小さい環状部の各々の該部材部
分を切断して該部分を収縮させることを特徴とする前記
製造方法。
【0010】
【実施例】図面を参照して、本発明方法の実施例を説明
すると、以下のとおりである。
【0011】図1は、本発明方法で製造する使い捨てパ
ンツの組み立て斜視図を示す。パンツ1は、ウエストホ
ール2と、一対のレッグホール3と、これら囲りに沿っ
てそれぞれ装着してあって伸縮ギャザーを作る弾性部材
4,5とを含んでいる。
【0012】図2は、前記パンツ1の分解斜視図を示
す。パンツ1は、縦横に伸縮可能な繊維不織布でそれぞ
れ形成されたトップシート6およびバックシート7と、
これらの間に介在するマット状の吸収性コア8と、前記
弾性部材4,5とからなっている。トップシート6およ
びバックシート7は、両側に凹欠部13a,13bを有
している。コア8も両側に凹欠部10を有し、いわゆる
砂時計型をなしている。コア8はフラッフパルプを主材
として形成されている。弾性部材4は、トップシート6
とバックシート7とのウエスト部分11,12の間に後
記接着剤を介してそれらの横へ伸縮可能に取り付けられ
ている。弾性部材5は、第1および第2部材5A,5B
からなっている。これら部材5A,5Bは、それぞれ3
本の糸状ゴムからなっていて、交差部5aと、両延出部
5bを有し、トップシート6とバックシート7との間に
固定されている。
【0013】図3は、前記パンツ1を製造する装置の概
略図を示す。前記バックシート7の素材である連続ウエ
ブ27は、ガイドローラ100群と、該ウエブに対する
幅方向緊張ローラ101とを介して、ローラ102a,
102b,102cからなる接着剤塗布部102へ導か
れる。塗布部102においては、図4(A)に示すよう
に、ウエブ27の長さ方向へ所定間隔でその中央域にホ
ットメルト型接着剤を塗布されてウエブ27の幅方向へ
やや長い楕円形状の接着域30aが設けられる。さら
に、ウエブ27は、これらに対する幅方向緊張ローラ1
03と、挟持ローラ104とを介して、組み立てステー
ション105における回転ドラム106へ導かれる。
【0014】一方、前記弾性部材5A,5Bの素材であ
ってそれぞれ3本の連続弾性部材25A,25Bは、緊
張ローラ107で所要倍率に延伸されながら、トラバー
ス手段108,109へ導かれる。
【0015】図7および図8にはトラバース手段10
8,109の機構の概略斜視図および断面図を示す。ト
ラバース手段108,109は、挟持ローラ104の近
傍にこれと平行に臨む支持筒110,111と、該両支
持筒に挿入されている摺動杆112,113と、該両摺
動杆のそれぞれの先端に固定されている支持片114,
115で垂設されている案内杆116,117とを含ん
でいる。摺動杆112,113はこれらの基端に連繋さ
れているトラバースカム(図示せず)で制御されてい
る。案内杆116,117はこれらの下端に前記弾性部
材25A,25Bが挿通される案内孔118,119を
有している。案内杆116,117の下端は挟持ローラ
104周面に近接して臨んでいる。摺動杆112,11
3は図8に示す案内杆116,117の実線位置と鎖線
位置との間の距離だけそれぞれ移動するように前記トラ
バースカムで制御されている。この制御下における摺動
杆112,113の移動、すなわち案内杆116,11
7の移動で、これらに挿通され、前記接着域30aを形
成する接着剤の塗布幅よりも細い弾性部材25A,25
Bが、図4(B)に示すように、前記接着域30aを設
けられて移動するウエブ27の該接着域のほぼ半周にそ
れぞれ沿うとともに隣接する該両接着域の間で交差する
ことで、該各接着域に沿って該部材による大きい環状部
を、かつ、隣接する該両接着域の間の該部材による小さ
い環状部を形成するサインカーブ状に配置されるように
なっている。
【0016】図9は、摺動杆112および案内杆116
の移動を制御して、前記弾性部材25Aが描くサインカ
ーブの一部を変形するための機構の部分断面図、図10
は、その変形状態の平面図をそれぞれ示す。図7に示す
支持筒110の先端近傍における摺動杆112の長さ方
向に離間して規制片120,121が挿通して固定さ
れ、規制片120,121の間の摺動杆部分と該両規制
片の間に架設されている摺動レール122とに案内杆1
16を支持する支持片114が摺動可能に挿入して支持
され、支持片114と規制片120との間にコイルスプ
リング123が介装されている。所定位置の不動部12
4からは支持片114の側面に衝接するようにストッパ
ー125が設けられている。そうした機構が摺動杆11
2に付設されていない場合には、摺動杆112および案
内杆116の移動で弾性部材25Aが円弧部分25A′
(図10)を有するサインカーブを描くように配置され
るが、そうした機構が摺動杆112に付設されている
に示す場合には、案内杆116を支持する支持片11
4がストッパー125に衝突することで、弾性部材25
Aのサインカーブが直線部分25A′′が形成されるよ
うになっている。直線部分25A′′は支持片114が
ストッパー125に衝接することで、案内杆116が一
時的に移動するのを停止されている位置を示す。このよ
うに弾性部材25Aのサインカーブの変形は、図1に示
すパンツ1のレッグホール3および着用者の前股部の形
状に合せて着用性を良くするためになされている。
【0017】前述のように弾性部材25A,25Bが配
置されているウエブ27は挟圧ローラ104で挟圧され
て、該弾性部材が該ウエブに接着される。このとき、図
4(C)に示すように、前記小さい環状部を形成する
性部材25A,25Bの部分25aが、図示してない切
断手段により、両交差部25aの間で切断され、これと
同時に、図4(C)に示すように、部分25aがその伸
長応力で収縮し、すなわち、スナップバックして短い部
分25a’となる。切断手段としては、機械的に押し切
りする切断刃や、超音波カッターを使用することができ
る。
【0018】再び、図3において、前記トップシート6
の素材である連続ウエブ26は、ガイドローラ126
と、該ウエブに対する幅方向緊張ローラ127とを介し
て、ローラ128a,128b,128c,128dか
らなる接着剤塗布部128へ導かれる。塗布部128に
おいては、図5(A)に示すように、ウエブ26の長さ
方向へ所定間隔でその中央域にホットメルト型接着剤を
塗布されてその幅方向へやゝ長い楕円形状の接着域30
bが設けられる。この接着域30bの形状・大きさ・間
隔は前記接着域30aと実質的に同じである。同時に、
ウエブ26には、接着域30bの両側からウエブ26の
両側縁へ延びる直状の接着域31と、ウエブ26の両側
縁に沿ってその長さ方向へ連続する直状の接着域32と
が前記塗布部128でのホットメルト型接着剤の塗布で
設けられる。さらに、ウエブ26は、その幅方向緊張ロ
ーラ129を介して、回転ドラム106とこれに対接す
る挟圧ローラ130との間へ導かれる。
【0019】一方、前記弾性部材4の素材である連続弾
性部材24は、引張ローラ131で所要倍率に延伸され
ながら、図5(B)に示すように、ウエブ26の両側縁
の接着域32に沿って配置されるように導かれる。
【0020】再び、図3において、弱いサクション作用
を有する装置132の上面を移動する多孔性ベルトコン
ベア133で予め形成し互いに所定間隔を保たせられた
個々の前記コア8が組み立てステーション105へ導か
れる。コア8は、図2および図4(C)に鎖線で示すよ
うに、砂時計型に形成されていて、隣接両接着域30a
の間、すなわち、弾性部材25a,25bで形成される
隣接両ループ部のウエブ27に配置される。また、コ
ア8が配置されたウエブ27には、前記接着30a,3
0bが合致するようにウエブ26が重ね合せられる。こ
れによって、両接着域30a,30bで前記弾性部材2
5A,25Bのループ部が挟み込まれるとともに、両ウ
エブ26,27の両側縁で弾性部材24が挟み込まれ
る。このように、ウエブ26,27の間にコア8と弾性
部材24,25A,25Bとが挟み込まれて回転ドラム
106と押圧ローラ130との間で挟圧されながら連続
複合ウエブ28が形成されるとともに、ウエブ28内に
コア8と弾性部材24,25A,25Bとが固定され
る。
【0021】複合ウエブ28中のコア8は、受け台13
4の上面を移動するベルトコンベア135と、押圧ロー
ラ136とからなる型押部137で加圧され、ヒート
(またはソニック)シールローラ138へ導かれる。複
合ウエブ28は、図6(A)に示す隣接するコア8の間
の楕円状域21およびその両側から複合ウエブ28の各
側縁へ延びる直状部分22をヒートシールローラ138
であまり硬化させない程度にヒートシールされる。ただ
し、この工程は必ずしも必要ではない。
【0022】このように処理された複合ウエブ28はガ
イドローラ139を経てロールカッター140へ導かれ
て楕円状域21の斜線で示す中央部分21′を切除され
ることで、レッグホール用切欠23が形成される。中央
部分21′は接着域30a,30bおよびこれらに接着
した弾性部材25A,25Bで形成される環状域の内側
に位置するウエブ26,27の一部分である。
【0023】切欠23が形成された複合ウエブ28はガ
イドローラ141を経て折り畳み手段142へ導かれ
る。折り畳み手段142の構造は図示してないが、使い
捨てオムツや生理用ナプキンなどの製造装置において公
知の構造であってもよい。複合ウエブ28は、折り畳み
手段142で図6(A)に示す長さ方向中心線34に沿
って図6(B)に示すように二つに折り畳まれる。
【0024】二つに折り畳まれた複合ウエブ28は、ヒ
ート(またはソニック)シールローラ143へ導かれ、
図6(C)に示すように、ヒートシールローラ143で
隣接する個々のパンツ1の両側の切断仮想線35の近傍
に沿って線状または帯状ヒートシール域36を設けられ
ることで、連続パンツ29に形成される。
【0025】連続パンツ29は、案内ローラ145を経
てロールカッター144へ導かれ、図6(C)に示すよ
うに、切断仮想線35に順次沿ってヒートシール域36
において分断されることで個々のパンツ1がえられる。
個々のパンツ1は、ベルトコンベア146で包装工程
(図示せず)へ移送される。
【0026】前記バックシート7の素材である前記連続
ウエブ27に液透過性ウエブを用い、少なくとも前記コ
ア8が該バックシートに占位する中央面域からの体液の
漏れを防止するため該中央面域を液不透過性になしたい
場合には、ウエブ27の中央面域にプラスチックフィル
ムなどの液不透過性ウエブ、好ましくは伸縮性ウエブ
を、前記弾性部材25A,25Bを配置する以前に、接
合すればよい。この場合、図3において、ウエブ27の
中央面域に圧接ローラ147と対接する塗布ローラ14
8でホットメルト型接着剤が散点状に塗布され、該中央
面域に液不透過性連続ウエブ40が接合される。したが
って、この場合における前記塗布部102による接着剤
塗布および弾性部材25A,25Bの配置はウエブ40
の一部分と前記ウエブ27の一部とになされることにな
る。
【0027】前記ウエブ26,27には好ましくは縦横
方向、少なくとも横方向への伸縮性不織布が、前記コア
8にはフラッフパルプに超吸収性ポリマー粉末が混合さ
れて成形されたものが、前記弾性部材24,25A,2
5Bには糸状もしくはテープ状の天然もしくは合成ゴム
または熱処理で伸縮性を発現するプラスチックフィルム
が、それぞれ好適に用いられる。前記コア8は製造され
るパンツの用途によっては該パンツに用いられないこと
もある。
【0028】なお、前記レッグホール用切欠23を形成
するために前記複合ウエブ28の部分21′を切除する
工程は、図6(A)における工程にかえて図6(B)に
おける工程であっても、また、図4(A)ないし図5
(B)に示す接着域30a,30b,31,32はそれ
らの域の全面に接着剤を連続的に塗布するほか、多数の
点・間欠的線・多数の螺旋線などであってもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明方法によれば、上述したように、
連続ウエブの長さ方向に離間して連続弾性部材の太さ
(幅)よりも帯状接着剤塗布幅が広い環状接着域を設
け、この環状接着域に沿って連続弾性部材を接着するこ
とで、レッグホール用の弾性部材を配置するから、両連
続ウエブの少なくとも一方が繊維不織布である場合で
も、連続弾性部材を環状接着域からはみ出させたり変位
させることなく安定かつ確実に保持することができる。
こうした効果は、もう一つの連続ウエブに環状接着域と
合致する環状接着域を設け、これらの環状接着域で挟着
することでさらに向上する(請求項1から5)。
【0030】環状接着域は連続ウエブに設け、連続弾性
部材には接着剤を直接塗布しないから、そのように直接
塗布することにともなう既述した従来技術が有する問題
を除去することができる(請求項1〜5)。
【0031】両連続弾性部材の隣接する各交差部の間の
部分、すなわち、個々のパンツの股下区域に位置する部
分を切断して該部分を収縮させるから、該股下区域には
弾性部材が横たわらない。したがって、パンツの外面を
形成する連続ウェブとして比較的光透過性のある不織布
などを使用した場合でも、股下区域に弾性部材が横たわ
るのが透視されるという不体裁をなくすことができる
(請求項1、5)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法で製造すべき使い捨てパンツの完成
斜視図。
【図2】前記パンツの分解斜視図。
【図3】前記パンツを製造するための装置の概略図。
【図4】図4(A)〜図4(C)は、前記パンツの組み
立て過程を示す部分平面図。
【図5】図5(A)、(B)は、図4(C)に続く前記
パンツの組み立て過程を示す部分平面図。
【図6】図6(A)〜図6(C)は、前記パンツの組み
立て過程を示す部分平面図。
【図7】前記装置中におけるトラバース手段の部分拡大
斜視図。
【図8】前記トラバース手段の部分断面図。
【図9】前記トラバース手段におけるトラバース変形機
構を示す断面図。
【図10】前記トラバース変形機構で変形させる弾性部
材の配置平面図。
【符号の説明】
1 パンツ 21′ 切除部分 23 切欠 24,25A,25B 弾性部材 25a 交差部 25a′ 部分 26,27 ウエブ 28 複合ウエブ 29 連続パンツ 30a,30b 環状接着域 32 帯状接着域 36 シール域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大西 博文 愛媛県伊予三島市中曽根町2605ー1 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61F 13/496 A41B 13/04 A61F 13/15 A61F 13/49

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の工程を含む使い捨てパンツの製造方
    法。 a.組み立てステーションへ移動する第1連続ウエブの
    内面中央域にその長さ方向へ離間して順次環状接着域を
    設けること b.前記第1連続ウエブの前記内面中央域に前記環状接
    着域を形成するその帯状接着剤塗布幅よりも細い第1お
    よび第2連続弾性部材を連続的に、しかもそれら弾性部
    材を組み立てステーションへ導入して、該第1連続弾性
    部材を前記環状接着域のほぼ半周に沿わせ、かつ該第2
    連続弾性部材を前記環状接着域の残りのほぼ半周に沿わ
    せてそれぞれを接着するとともに、該第1および第2連
    続弾性部材を隣接する前記環状接着域の各々の間で交差
    させること c.前記第1連続ウエブの前記内面に組み立てステーシ
    ョンへ移動する第2連続ウエブの内面を重ね合せ接着し
    て連続複合ウエブを構成すること d.前記cの工程を終えるまでの間または該工程の後、
    前記第1および第2連続弾性部材の隣接する各交差部の
    間の部分を切断して該部分を収縮させること e.前記連続複合ウエブをその長さ方向中心線を介して
    二つに折り畳むこと f.前記環状接着域ならびにこれに沿って接着した前記
    第1および第2連続弾性部材で形成された個々の環状域
    の内側に位置する前記連続複合ウエブ部分を、前記cま
    たはe項に記載の工程のいずれかにおいて、切除してレ
    ッグホール用切欠を形成すること g.前記折り畳んだ連続複合ウエブをその幅方向へ横切
    るとともに前記レッグホール用切欠の中央部とウエスト
    ラインに相当する前記複合ウエブの一側縁との間に帯状
    シール域を設けて連続パンツを構成すること;および h.前記連続パンツを前記帯状シール域において前記連
    続複合ウエブの長さ方向に二分されるように該連続パン
    ツの幅方向に分断することで個々のパンツをうること。
  2. 【請求項2】 前記cの工程前に、前記第1連続ウエブ
    および第2連続ウエブの少なくとも一方の内面両側縁に
    沿って帯状接着域を設け、前記第1連続ウエブと前記第
    2連続ウエブとの内面両側縁の間に第3連続弾性部材を
    導入して前記帯状接着域に沿って接着する請求項1に記
    載の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記cの工程前に、前記第連続ウエブ
    の内面に前記環状接着域と合致する第2環状接着域を設
    け、前記cの工程で前記第1環状接着域に接着した前記
    第1および第2連続弾性部材に前記第2環状接着域を接
    着する請求項1に記載の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記第1および第2連続ウエブを重ね合
    せる前に隣接する前記環状接着域の間に砂時計型吸収性
    コアを配置する請求項1に記載の製造方法。
  5. 【請求項5】a.組み立てステーションへ移動する第1
    連続ウエブの内面中央域に第1および第2連続弾性部材
    を連続的に導入して、該第1連続弾性部材をサインカー
    ブ状に配置して接着し、かつ、該第2連続弾性部材をサ
    インカーブ状にしかも該第1連続弾性部材のサインカー
    ブ状の凹曲部および凸曲部と該第2連続弾性部材の凸曲
    部および凹曲部とが前記第1連続ウエブの幅方向に対向
    するように配置して接着するとともに、該第1および第
    2連続弾性部材を交差させることで、該第1および第2
    連続弾性部材の各凹曲部と各凸曲部とで前記第1連続ウ
    エブの長さ方向へ並列する各環状部を形成すること; b.前記第1連続ウエブの前記内面に組み立てステーシ
    ョンへ移動する第2連続ウエブの内面を重ね合せ接着し
    て連続複合ウエブを構成すること; c.前記連続複合ウエブをその長さ方向中心線を介して
    二つに折り畳むこと; d.前記第1および第2連続弾性部材で形成された前記
    各環状部であって前記連続複合ウエブの長さ方向におけ
    る一つおきの該各環状部の内側に位置する前記連続複合
    ウエブ部分を切除してレッグホール用切欠を形成するこ
    ; e.前記折り畳んだ連続複合ウエブをその幅方向へ横切
    るとともに前記レッグホール用切欠の中央部とウエスト
    ラインに相当する前記複合ウエブの一側縁との間に帯状
    シール域を設けて連続パンツを構成すること;および f.前記連続パンツを前記帯状シール域において前記連
    続複合ウエブの長さ方向に二分されるように該連続パン
    ツの幅方向に分断して個々のパンツをうること;を含む
    使い捨てパンツの製造方法において; g.前記a工程における前記第1および第2連続弾性部
    材による前記環状部を、前記第1連続ウエブの長さ方向
    へ大きい環状部と小さい環状部とを互に配列するように
    形成するとともに、前記第1連続ウエブに接着する前記
    環状部を前記大きい環状部とすること; 前記d工程における前記レッグホール用切欠の形成を、
    前記第1および第2連続弾性部材による前記大きい環状
    部の各々の内側に位置する前記連続複合ウエブ部分を切
    除することでなすこと;および 前記bの工程を終えるま
    での間または該工程の後、前記第1および第2連続弾性
    部材の交差部の間の該部材による前記小さい環状部の各
    々の 該部材部分を切断して該部分を収縮させること; を特徴とする前記製造方法。
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