JP6931993B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品に関する。
吸収性物品では、従来、着用者の脚の付け根近傍に接触する立体ギャザーが設けられる。立体ギャザーは、本体部の両側部上に配置される一対のサイドシートにより形成される。例えば、特許文献1では、前身頃側端部においては、立体ギャザーを内方側に折り畳んで、起立端縁より内方側に形成される固着部で固着し、後身頃側端部においては、立体ギャザーを外方側に折り畳んで、起立端縁より外方側に形成される固着部で固着する手法が開示されている。当該手法により、おむつが装着される際に、立体ギャザーの前後方向の中央が垂直方向に起立しやすくなり、横漏れが防止される。
なお、特許文献2では、Z折りギャザーである立体ギャザーの折れ曲がり部位の近傍に引張部材の一方の端部を固定し、引張部材を側縁外方に向けて引張った状態で引張部材の他方の端部を止着部によりおむつの内面に止着することによって、立体ギャザーを良好に左右に広げる手法が開示されている。
特開2009−56141号公報 特開2010−148680号公報
ところで、特許文献1の立体ギャザーでは、長手方向における中央において、先端部が本体部に対して直立に近い姿勢となるが、着用者の鼠径部に対応する、中央よりも前方の位置では、当該先端部を直立に近い姿勢とすることはできない。したがって、漏れが生じやすい着用者の鼠径部に、立体ギャザーをしっかりと接触させることができない。着用者の姿勢によっては、中央よりも後方の位置で、当該先端部を直立に近い姿勢とすることが求められる場合もある。
本発明は上記課題に鑑みなされたものであり、長手方向における中央からずれた所定の位置にて立体ギャザーの先端部を直立に近い姿勢とすることを目的としている。
請求項1に記載の発明は、着用者からの排泄物を受ける吸収性物品であって、バックシートとトップシートとの間に吸収コアが配置された、長手方向に延びるシート状の本体部と、前記本体部の両側部上において前記長手方向に延びる一対の側壁部とを備え、各側壁部が、前記長手方向に延びる側壁本体と、前記側壁本体の先端部において前記長手方向に沿って接合され、前記長手方向に収縮する先端部弾性部材とを備え、前記側壁本体が、前記長手方向における両端部にそれぞれ設けられる2つの端固定部と、前記両端部から前記長手方向に離間した中間位置に設けられる中間固定部とを備え、各端固定部において、少なくとも前記先端部が前記長手方向に垂直な幅方向における側に倒された状態で前記本体部に重ねて固定され、前記中間固定部において、前記先端部が前記幅方向における側に倒された状態で、前記先端部が、前記幅方向における前記吸収コアの外側にて前記本体部に重ねて固定される。
請求項2に記載の発明は、着用者からの排泄物を受ける吸収性物品であって、バックシートとトップシートとの間に吸収コアが配置された、長手方向に延びるシート状の本体部と、前記本体部の両側部上において前記長手方向に延びる一対の側壁部とを備え、各側壁部が、前記長手方向に延びる側壁本体と、前記側壁本体の先端部において前記長手方向に沿って接合され、前記長手方向に収縮する先端部弾性部材とを備え、前記側壁本体が、前記長手方向における両端部にそれぞれ設けられる2つの端固定部と、前記両端部から前記長手方向に離間した中間位置に設けられる中間固定部とを備え、各端固定部において、少なくとも前記先端部が前記長手方向に垂直な幅方向における一方側に倒された状態で前記本体部に重ねて固定され、前記中間固定部において、前記先端部が前記幅方向における他方側に倒された状態で、前記先端部が、前記本体部から起立した前記側壁本体における前記先端部よりも根元側の部位に重ねて固定される。
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の吸収性物品であって、前記長手方向に関して、前記中間位置が、前記両端部間の中央から離間した位置である。
請求項に記載の発明は、着用者からの排泄物を受ける吸収性物品であって、バックシートとトップシートとの間に吸収コアが配置された、長手方向に延びるシート状の本体部と、前記本体部の両側部上において前記長手方向に延びる一対の側壁部とを備え、各側壁部が、前記長手方向に延びる側壁本体と、前記側壁本体の先端部において前記長手方向に沿って接合され、前記長手方向に収縮する先端部弾性部材とを備え、前記側壁本体が、前記長手方向における両端部にそれぞれ設けられる2つの端固定部と、前記両端部から前記長手方向に離間した中間位置に設けられる中間固定部とを備え、各端固定部において、少なくとも前記先端部が前記長手方向に垂直な幅方向における側に倒された状態で前記本体部に重ねて固定され、前記中間固定部において、前記先端部が前記幅方向における側に倒された状態で、前記先端部が、前記幅方向における前記吸収コアの外側にて前記本体部に重ねて固定可能である。
請求項5に記載の発明は、着用者からの排泄物を受ける吸収性物品であって、バックシートとトップシートとの間に吸収コアが配置された、長手方向に延びるシート状の本体部と、前記本体部の両側部上において前記長手方向に延びる一対の側壁部とを備え、各側壁部が、前記長手方向に延びる側壁本体と、前記側壁本体の先端部において前記長手方向に沿って接合され、前記長手方向に収縮する先端部弾性部材とを備え、前記側壁本体が、前記長手方向における両端部にそれぞれ設けられる2つの端固定部と、前記両端部から前記長手方向に離間した中間位置に設けられる中間固定部とを備え、各端固定部において、少なくとも前記先端部が前記長手方向に垂直な幅方向における一方側に倒された状態で前記本体部に重ねて固定され、前記中間固定部において、前記先端部が前記幅方向における他方側に倒された状態で、前記先端部が、前記本体部から起立した前記側壁本体における前記先端部よりも根元側の部位に重ねて固定可能である。
請求項に記載の発明は、請求項4または5に記載の吸収性物品であって、前記側壁本体が、前記両端部から前記長手方向に離間した他の中間位置に設けられるとともに、前記中間固定部と同様の構造である他の中間固定部をさらに備える。
請求項に記載の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の吸収性物品であって、前記中間固定部において、前記先端部が前記幅方向における外側に倒される。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の吸収性物品であって、前記吸収コアにおいて、前記幅方向における中央部の両側で前記長手方向に延びるとともに、少なくとも前記中央部よりも剛性が低い低剛性領域が設けられる。
請求項に記載の発明は、請求項1ないしのいずれかに記載の吸収性物品であって、前記各側壁部が、前記側壁本体の前記先端部と根元との間において前記長手方向に沿って接合され、前記長手方向に収縮する補助弾性部材をさらに備える。
本発明によれば、長手方向における各端固定部と中間固定部との間の位置にて、側壁本体の先端部を、本体部に対して直立に近い姿勢とすることができる。
第1の実施の形態に係る吸収性物品を示す平面図である。 吸収性物品を示す断面図である。 吸収性物品を示す断面図である。 吸収性物品を示す断面図である。 吸収性物品の他の例を示す平面図である。 吸収性物品を示す断面図である。 第2の実施の形態に係る吸収性物品を示す平面図である。 吸収性物品を示す平面図である。 中間固定部の他の例を示す断面図である。 中間固定部の他の例を示す断面図である。 端固定部の他の例を示す断面図である。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る吸収性物品1を広げた状態で示す平面図である。吸収性物品1は、着用者が着用する使い捨ておむつ等の外装物品の内側(すなわち、着用者側)に取り付けられて着用者からの尿等の排泄物を受ける補助吸収パッドである。図1では、着用時に着用者に接する側の面を手前にして吸収性物品1を描いている。
吸収性物品1は、本体部2と、一対のサイドシート3とを備える。本体部2は、図1の上下方向である長手方向に延びるシート状である。一対のサイドシート3は、本体部2の両側部、すなわち、長手方向に垂直な幅方向(図1の左右方向)の両端部上に配置され、長手方向に延びる。サイドシート3は、本体部2のおよそ全長に亘る。吸収性物品1の図1中における上側の部位は、着用者の腹側の肌に接する前方部11であり、下側の部位は、背側の肌に接する後方部12である。また、前方部11と後方部12との間の部位は、着用者の股間部に対向する股下部13である。
図2ないし図4は、吸収性物品1を図1中に示すII−IIの位置、III−IIIの位置、および、IV−IVの位置で長手方向に垂直な面で切断した断面図である。図2ないし図4では、図示の都合上、吸収性物品1の各構成を厚さ方向(図2ないし図4の上下方向)に離して描いている。図1ないし図4に示すように、本体部2は、透液性のトップシート21と、撥水性または不透液性のバックシート23と、トップシート21とバックシート23との間に配置されたシート状の吸収コア22とを備える。図1では、図の理解を容易にするために、吸収コア22の輪郭を太い破線にて描いている。
図1に示すように、平面視における吸収コア22および本体部2の外形は共に長手方向に長い略長方形である。本体部2の外形は吸収コア22より一回り大きく、吸収コア22の全体が本体部2の外周縁よりも内側に位置する。トップシート21およびバックシート23の長手方向の長さおよび幅方向の幅は、吸収コア22の長さおよび幅よりも大きい。図2に示すように、トップシート21は、吸収コア22の着用者側の主面を覆う。バックシート23は、吸収コア22のもう一方の主面、すなわち、着用者とは反対側の主面を覆う。トップシート21は、吸収コア22の周りにおいてホットメルト接着剤等によりバックシート23に接合される。
トップシート21は、着用者からの排泄物の水分を速やかに捕捉して吸収コア22へと移動させる。吸収コア22は、トップシート21を透過した水分を吸収して迅速に固定する。バックシート23は、バックシート23に到達した排泄物の水分等が、本体部2の外側にしみ出すことを防止する。
上述のホットメルト接着剤としては、ポリオレフィン系、ゴム系、酢酸ビニル系等のものが利用される。トップシート21とバックシート23との接合は、熱融着接合や超音波接合等により行われてもよい。ホットメルト接着剤を用いて接合を行う他の部分において同様である。
トップシート21としては、例えば、表面を界面活性剤により親水処理した疎水性繊維(ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエステル、ポリアミド、ナイロン等)にて形成された透液性の不織布が利用される。当該不織布は、例えば、ポイントボンド不織布やエアスルー不織布、スパンボンド不織布である。なお、トップシート21として、セルロースやレーヨン、コットン等の親水性繊維により形成された不織布(例えば、スパンレース不織布)が利用されてもよい。
吸収コア22は、例えば、粉砕したパルプ繊維やセルロース繊維等の親水性繊維に、粒状の高吸収性ポリマー(SAP(Super Absorbent Polymer))や高吸収性ファイバー等の高吸収性材料を混合したものをティッシュペーパーや透液性不織布等により包み込んで形成される。当該ティッシュペーパーや透液性不織布等は、親水性繊維および高吸収性材料とホットメルト接着剤により接合され、親水性繊維の型崩れ、および、高吸収性材料の脱落(特に、吸水後における脱落)が防止される。本実施の形態では、吸収コア22はパルプ繊維およびSAPを含む。
バックシート23としては、疎水性繊維にて形成された撥水性または不透液性の不織布(例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS(スパンボンド・メルトブロー・スパンボンド)不織布)や、撥水性または不透液性のプラスチックフィルム、あるいは、いずれかの不織布とプラスチックフィルムとが積層された積層シート等が利用される。吸収性物品1のムレを防止して着用者の快適性を向上するという観点からは、バックシート23にて利用されるプラスチックフィルムは、透湿性(通気性)を有するものが好ましい。
各サイドシート3において幅方向における外側の部位31(他方のサイドシート3とは反対側の部位)は、本体部2に固定される基部である。基部31は、長手方向の全長に亘ってトップシート21の側縁部にホットメルト接着剤等により接合される。基部31は、バックシート23の一部にも接合されてよい(後述の端固定部331において同様)。図1では、サイドシート3と本体部2とが接合される領域に平行斜線を付している(後述の図5、図7および図8において同様)。
サイドシート3において幅方向における内側の部位32は、後述の端固定部331および中間固定部332を除いて、本体部2と非接合である。後述するように、サイドシート3の内側の部位32では、大部分が本体部2から起立した状態となるため、以下、当該部位32を、「側壁部32」という。長手方向に伸張した状態の吸収性物品1において、側壁部32は、基部31よりも内側にて基部31から連続する部位である。一対のサイドシート3の側壁部32は、本体部2の両側部上において長手方向に延びる。
各側壁部32は、側壁本体33と、先端部弾性部材34とを備える。側壁本体33は、長手方向に延びる部位である。長手方向における側壁本体33の両端部は、本体部2にホットメルト接着剤等により接合される。換言すると、長手方向における側壁本体33の両端部には、2つの固定部331がそれぞれ設けられる。また、側壁本体33において、両端部から長手方向に離間した位置にも1つの固定部332が設けられる。以下の説明では、当該2つの固定部331を「端固定部331」と呼び、当該1つの固定部332を「中間固定部332」と呼ぶ。また、中間固定部332が設けられる位置を「中間位置」と呼ぶ。
2つの端固定部331は、前方部11および後方部12にそれぞれ配置され、中間固定部332は、股下部13に配置される。長手方向における中間固定部332の位置、すなわち、中間位置は、2つの端固定部331の間の中央から離間した位置(中央から外れた位置)であり、図1の例では、当該中央から、前方部11側にずれた位置である。長手方向における中間位置と前方部11側の端部との間の距離は、中間位置と後方部12側の端部との間の距離よりも小さい。吸収性物品1の設計によっては、中間位置は、当該中央から、後方部12側にずれた位置であってもよい。端固定部331および中間固定部332の詳細については後述する。
先端部弾性部材34は、側壁本体33における基部31とは反対側の端部333(以下、「先端部333」という。)に設けられる。先端部弾性部材34は、先端部333において、一方の端固定部331から他方の端固定部331まで長手方向に沿って(すなわち、長手方向に連続して)配置される。先端部弾性部材34は、ホットメルト接着剤等により先端部333に伸張状態にて接合される。
図2ないし図4に示すサイドシート3では、側壁本体33を構成するシートの側縁部を折り返した折り返し部と、当該折り返し部に対向する対向部との間に先端部弾性部材34が配置されており、両者の一方または双方に、先端部弾性部材34が接合される。図2ないし図4の例における先端部333は、折り返し部および対向部を含む。先端部弾性部材34が収縮することにより、長手方向における各端固定部331と中間固定部332との間において、側壁本体33が、本体部2から着用者に向かって起立し(すなわち、トップシート21から離間し)、立体ギャザーが形成される。側壁本体33において、端固定部331および中間固定部332を除く部分では、基部31側の端が固定端となり、先端部333側の端が自由端となる。側壁本体33が起立した部分では、先端部333は上端部となる。
図3に示すように、各端固定部331では、側壁本体33の全体が幅方向における内側に倒された状態でトップシート21に重ねられ、ホットメルト接着剤等によりトップシート21に直接接合される。ここで、長手方向に垂直な吸収性物品1の断面において、先端部333における、固定端寄りの部位から自由端に向かう方向を「先端部333の向き」と表現すると、各サイドシート3の端固定部331では、先端部333の向きが幅方向の内側(他方のサイドシート3側)となる。
図4に示すように、中間固定部332では、先端部333が、幅方向における外側に倒された状態で基部31に重ねられ、ホットメルト接着剤等により基部31に直接接合される。既述のように、基部31はトップシート21に重ねて固定されている。したがって、中間固定部332では、先端部333が、基部31を挟んでトップシート21に重ねて固定される。各サイドシート3の中間固定部332では、先端部333の向きが幅方向の外側(他方のサイドシート3とは反対側)となる。
サイドシート3の本体の材料としては、疎水性繊維にて形成された撥水性または不透液性の不織布(例えば、スパンボンド不織布やメルトブロー不織布、SMS不織布等)が例示される。サイドシート3の本体は、独立した複数のシートを積層したものであってもよい。先端部弾性部材34では、例えば、ポリウレタン糸、帯状のポリウレタンフィルム、糸状または帯状の天然ゴム等が弾性要素として利用される。図2ないし図4の吸収性物品1では、先端部弾性部材34が1本の弾性要素(ここでは、ポリウレタン糸)を含む。先端部弾性部材34は、複数本の弾性要素を含んでもよい。
次に、吸収性物品1を内部に取り付けた外装物品を着用者が装着した状態(以下、単に「吸収性物品1を装着した状態」という。)について述べる。吸収性物品1を装着した状態では、股下部13が前方部11および後方部12よりも下方(着用者のつま先側)に位置する。吸収性物品1を装着した状態では、一対のサイドシート3において先端部弾性部材34が収縮することにより、立体ギャザーが形成される。既述のように、各サイドシート3の各端固定部331では、先端部333の向きが幅方向の内側となり、中間固定部332では、先端部333の向きが幅方向の外側となる。したがって、先端部333の向きが、各端固定部331と中間固定部332との間で反転するように、先端部333がねじれている。
詳細には、長手方向において各端固定部331から中間固定部332に向かうに従って、先端部333の向きが幅方向の内側から上側(図2ないし図4の上方)へと漸次変化し、さらに幅方向の外側へと漸次変化する。言い換えると、長手方向において端固定部331から離れるに従って、先端部333が内側に倒れた状態から徐々に起立し、端固定部331と中間固定部332との間の中央近傍で、先端部333が本体部2に対して直立に近い姿勢となる。そして、当該中央近傍から中間固定部332に近づくに従って、先端部333が徐々に外側に倒れ、中間固定部332で基部31に重なる。
吸収性物品1では、側壁本体33において、前方部11の端固定部331と中間固定部332との間の中央近傍の部位が着用者の鼠径部に対向し、直立した先端部333(すなわち、立体ギャザーの先端部)が当該鼠径部にしっかりと接触する。その結果、吸収性物品1により受けられた排泄物が、着用者の鼠径部と吸収性物品1との間の隙間から、その外部領域に漏れ出す横漏れが側壁部32により抑制される。また、着用者が吸収性物品1を装着した状態において、端固定部331と中間固定部332との間における先端部333の一部分が押し潰されている場合でも、着用者の姿勢の変更によって当該部分が押し潰されなくなると、ねじれた状態の先端部333では、当該部分が直ぐに起立する。
以上に説明したように、吸収性物品1では、側壁部32の側壁本体33が、長手方向における両端部にそれぞれ設けられる2つの端固定部331と、当該両端部から長手方向に離間した中間位置に設けられる中間固定部332とを備える。各端固定部331では、先端部333が幅方向における内側に倒された状態で本体部2に重ねて固定される。中間固定部332では、先端部333が、幅方向における外側に倒された状態で本体部2に重ねて固定される。これにより、長手方向における端固定部331と中間固定部332との間の位置(図1では、長手方向における中央からずれた、着用者の鼠径部に対向する位置)にて、側壁本体33の先端部333を、本体部2に対して直立に近い姿勢とすることができる。その結果、当該位置にて立体ギャザーを着用者にしっかりと接触させることができ、吸収性物品1における横漏れを抑制することができる。また、吸収性物品1では、使用前に、側壁部32の先端部333近傍を持ち上げる(立体ギャザーを起立させる)煩雑な作業を行うことなく、立体ギャザーをより確実に起立させることができる。
また、中間固定部332が配置される中間位置が、長手方向に関して側壁本体33の両端部間の中央から離間した位置である。これにより、着用者の肌と吸収性物品1との間の距離が大きくなりやすい長手方向の中央においても、ある程度の高さ(本体部2からの高さ)の側壁部32を形成することができ、吸収性物品1における横漏れをさらに抑制することができる。なお、吸収性物品1が用いられる着用者の姿勢によっては、中間位置が、両端部間の中央であってもよい。
中間固定部332では、側壁部32の高さが低くなるため、長手方向における中間固定部332の長さは、可能な範囲で短いことが好ましい。中間固定部332の当該長さは、例えば50mm以下であり、好ましくは30mm以下であり、より好ましくは15mm以下である。中間位置において、側壁本体33が本体部2に固定された状態(側壁本体33が幅方向の外側に倒れた状態)をより確実に維持するという観点では、中間固定部332の当該長さは、2mm以上であることが好ましい。
図5は、吸収性物品1の他の例を示す平面図であり、図1に対応する図である。図6は、吸収性物品1を図5中に示すVI−VIの位置で長手方向に垂直な面で切断した断面図であり、図4と同様に、中間固定部332における断面を示す。他の例に係る吸収性物品1では、上述の吸収性物品1と比較して、吸収コア22aの構造が相違するとともに、サイドシート3および本体部2において弾性部材24,35がそれぞれ追加される(図4および図6参照)。他の構成は、図1と同様であり、同じ構成に同じ符号を付す。
図6に示す吸収コア22aでは、長手方向に延びる2つのスリット220が形成される。各スリット220は、幅方向において吸収コア22aの側縁から所定距離だけ内側に位置する。スリット220は、親水性繊維および高吸収性材料が配置されない線状領域であり、吸収コア22aの他の部位よりも剛性が低い低剛性領域である。吸収コア22aでは、幅方向において2つのスリット220の間の部位が中央吸収コア221であり、2つのスリット220の外側にそれぞれ位置する2つの部位が一対の側部吸収コア222である。本実施の形態では、中央吸収コア221および一対の側部吸収コア222は、いずれも長手方向に長い略長方形である。
各側部吸収コア222の外側縁部とバックシート23との間には、側部弾性部材24が設けられる。側部弾性部材24は、吸収コア22aの全長に亘って長手方向に沿って配置される。側部弾性部材24は、側部吸収コア222の外側縁部およびバックシート23の一方または双方にホットメルト接着剤等により伸張状態にて接合される。
各側壁部32は、先端部弾性部材34に加えて、補助弾性部材35をさらに備える。補助弾性部材35は、側壁本体33における先端部弾性部材34と基部31との間において、一方の端固定部331から他方の端固定部331まで長手方向に沿って配置される(図5参照)。補助弾性部材35は、ホットメルト接着剤等により側壁本体33に伸張状態にて接合される。先端部弾性部材34と同様の材料が、補助弾性部材35として利用可能である。図5の例では、補助弾性部材35が長手方向に延びる直線状に配置される。補助弾性部材35は、例えば、波状に配置されてもよい。
吸収性物品1を装着した状態では、一対のサイドシート3において先端部弾性部材34および補助弾性部材35が長手方向に収縮することにより、立体ギャザーが形成される。側壁部32では、長手方向において端固定部331から離れるに従って、先端部333が内側に倒れた状態から徐々に起立し、端固定部331と中間固定部332との間の中央近傍で、先端部333が直立に近い姿勢となる。当該中央近傍から中間固定部332に近づくに従って、先端部333が徐々に外側に倒れ、中間固定部332で基部31に重なる。
また、図6に示す側部弾性部材24が長手方向に収縮することにより、側部吸収コア222において、スリット220側の内側縁部を支点として、外側縁部が持ち上げられる。これにより、中央吸収コア221を底部とし、一対の側部吸収コア222を側壁として、吸収コア22aが着用者側に向かって凹状となる。
以上のように、図5および図6に示す吸収性物品1では、側壁本体33の先端部333と根元(固定端)との間において、補助弾性部材35が長手方向に沿って設けられる。そして、補助弾性部材35が長手方向に収縮することにより、各端固定部331と中間固定部332との間において、側壁本体33における補助弾性部材35よりも根元側の部位を、より確実に起立させることができる。これにより、先端部弾性部材34による先端部333の起立と相俟って、側壁本体33の先端部333の高さをさらに高くすることができる。なお、補助弾性部材35は、長手方向における中間固定部332の前後のみに設けられてもよい。
また、吸収コア22aでは、中央吸収コア221の両側で長手方向に延びるとともに、中央吸収コア221よりも剛性が低い低剛性領域(スリット220)が設けられる。これにより、一対の側部吸収コア222を中央吸収コア221に対して起立させる、すなわち、吸収コア22aの両側部を中央部に対して起立させることができる。その結果、吸収性物品1における横漏れをさらに抑制することができる。また、中央吸収コア221に対する先端部333の高さをさらに高くすることができる。吸収コア22aの両側部を中央部に対して起立させる本手法は、先端部弾性部材34の収縮力のみによっても実現可能である。
吸収コア22aでは、必ずしも明確なスリット220が設けられる必要はない。例えば、吸収コア22aの両側部における親水性繊維および高吸収性材料の密度(単位面積当たりの量)が、幅方向における中央部の密度よりも低くされるのみであってもよい。この場合も、吸収コア22aにおいて、中央部の両側で長手方向に延びるとともに中央部よりも剛性が低い低剛性領域が実質的に設けられる。これにより、吸収コア22aの両側部を中央部に対して起立させることができる。以上のように、吸収コア22aでは、幅方向における中央部の両側で長手方向に延びるとともに、少なくとも当該中央部よりも剛性が低い低剛性領域が設けられていればよい。なお、中央部とは異なる材料を用いることにより、中央部よりも剛性が低い低剛性領域が実現されてもよい。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る吸収性物品1aを示す平面図であり、図1に対応する図である。図7の吸収性物品1aでは、中間固定部332aの構成が図1の吸収性物品1と相違する。他の構成は、図1と同様であり、同じ構成に同じ符号を付す。
吸収性物品1aは、複数の中間固定部332aを備える。各中間固定部332aは、粘着テープ(両面粘着テープ)の一部であるテープ片3321を有する。複数の中間固定部332aのテープ片3321は、股下部13において、各サイドシート3の基部31の着用者側の面上に長手方向に配列されて接着される。各テープ片3321は、好ましくは円形であり、表面に剥離ライナーが付着している。当該剥離ライナーを剥がすことにより、他の部材を当該テープ片3321に接着する(固定する)ことが可能である。一方のサイドシート3における複数のテープ片3321は、他方のサイドシート3における複数のテープ片3321と長手方向の同じ位置にそれぞれ配置される。図7の吸収性物品1aでは、長手方向における各テープ片3321の位置を「中間位置」と呼ぶ。
着用者が吸収性物品1aを着用する際には、着用者または介護者により、複数の中間位置のうち一の中間位置(以下、「対象中間位置」という。)が選択され、対象中間位置におけるテープ片3321の剥離ライナーが剥がされる。続いて、側壁本体33の先端部333において、対象中間位置における部位が、幅方向の外側に倒されて当該テープ片3321に重ねられ、当該テープ片3321に向けて押さえ付けられる。これにより、図8に示すように、対象中間位置おける中間固定部332a(以下、「対象中間固定部332a」という。)により、先端部333が、テープ片3321および基部31を間に挟んだ状態で本体部2に重ねて固定される。すなわち、対象中間位置における側壁本体33が、図4の中間固定部332と同じ状態となる。なお、中間固定部332aでは、テープ片3321に代えて、不織布への止着が可能な面ファスナー用のフック部材等が用いられてもよい。
側壁部32では、長手方向において各端固定部331から離れるに従って、先端部333が内側に倒れた状態から徐々に起立し、端固定部331と対象中間固定部332aとの間の中央近傍で、先端部333が直立に近い姿勢となる。当該中央近傍から対象中間固定部332aに近づくに従って、先端部333が徐々に外側に倒れ、対象中間固定部332aで基部31に重なる。実際には、側壁本体33において、端固定部331と対象中間固定部332aとの間の中央近傍の部位が着用者の脚の付け根の所望位置に対向するように、対象中間位置が選択される。
以上に説明したように、吸収性物品1aでは、側壁部32の側壁本体33が、長手方向における両端部にそれぞれ設けられる2つの端固定部331と、当該両端部から長手方向に離間した対象中間位置に設けられる中間固定部332a(対象中間固定部332a)とを備える。各端固定部331では、先端部333が幅方向における内側に倒された状態で本体部2に重ねて固定される。中間固定部332aでは、先端部333が、幅方向における外側に倒された状態で本体部2に重ねて固定可能である。これにより、長手方向における端固定部331と中間固定部332aとの間の位置にて、側壁本体33の先端部333を、本体部2に対して直立に近い姿勢とすることができる。その結果、当該位置にて立体ギャザーを着用者にしっかりと接触させることができる。
また、側壁本体33が、互いに同様の構造である複数の中間固定部332a(対象中間固定部332aおよび他の中間固定部332a)を備える。複数の中間固定部332aは、上記両端部から長手方向に離間した複数の中間位置(対象中間位置および他の中間位置)にそれぞれ設けられる。これにより、複数の中間位置から対象中間位置を選択する、すなわち、複数の中間固定部332aから実際に使用する対象中間固定部332aを選択することができ、所望の位置にて、先端部333を直立に近い姿勢とすることができる。吸収性物品1aにおいても、図6の吸収コア22aの構造が採用されてもよく、側部弾性部材24および補助弾性部材35が追加されてもよい。
上記吸収性物品1,1aでは様々な変形が可能である。
図9に示すように、中間固定部332において、先端部333が、幅方向における外側に倒された状態で、側壁本体33における先端部333よりも根元側の部位(すなわち、基部31側の部位)に重ねられてもよい。先端部333は、ホットメルト接着剤等により上記根元側の部位に直接接合されて固定される。図9では、先端部333の向きが幅方向の外側、かつ、下側となる。この場合も、側壁部32では、長手方向において端固定部331から離れるに従って、先端部333が内側に倒れた状態から徐々に起立し、端固定部331と中間固定部332との間の中央近傍で、先端部333が直立に近い姿勢となる。また、当該中央近傍から中間固定部332に近づくに従って、先端部333が徐々に外側に倒れ、中間固定部332で上記根元側の部位の外側の面に重なる。
図10に示すように、中間固定部332において、側壁本体33の根元部334(すなわち、起立した状態における側壁本体33の下部)が、幅方向における外側に倒された状態で基部31に重ねられてもよい。ここで、側壁本体33における基部31との境界を0%の位置とし、自由端を100%の位置とする場合において、根元部334は、例えば、0〜25%の範囲の部位を含み、好ましくは、0〜33%の範囲の部位を含み、より好ましくは、0〜50%の範囲の部位を含む。根元部334の全体は、ホットメルト接着剤等により基部31に直接接合されて固定される。図10の吸収性物品1では、中間固定部332において根元部334が基部31に接合されることにより、側壁本体33の先端部333が、端固定部331における先端部333(図3参照)よりも幅方向の外側に配置される。実際には、中間固定部332における先端部333が、基部31の内側の縁よりも、幅方向の外側に配置される。
図10の吸収性物品1の装着状態では、股下部13が前方部11および後方部12よりも下方に位置し、先端部弾性部材34の収縮力により、端固定部331と中間固定部332との間において先端部333を引き上げる力が作用する。このとき、端固定部331と中間固定部332との間において先端部333が基部31の内側の縁と交差する位置近傍では、先端部333が本体部2に対しておよそ真上に引き上げられ、(中間固定部332を省略する場合に比べて)先端部333が直立に近い姿勢となる。これにより、当該位置近傍における横漏れが抑制される。また、中間固定部332においても、先端部333が起立しており、中間位置における横漏れもある程度抑制される。
側壁部32では、端固定部331において側壁本体33が幅方向における外側に倒された状態で本体部2に重ねて固定されてもよい。例えば、図4に示す側壁本体33の固定状態が、端固定部331において用いられる。この場合、例えば、図3に示す側壁本体33の固定状態が、中間固定部332において用いられ、先端部333が、幅方向における内側に倒された状態で本体部2に重ねて固定される。中間固定部332では、先端部333が、図9に示す状態とは反対側に倒された状態、すなわち、幅方向における内側に倒された状態で、側壁本体33における先端部333よりも根元側の部位に重ねて固定されてもよい。同様に、中間固定部332において、側壁本体33の根元部334が、図10に示す状態とは反対側に倒された状態、すなわち、幅方向における内側に倒された状態で本体部2に重ねて固定されてもよい。
以上のように、吸収性物品1では、各端固定部331において、側壁本体33が幅方向における一方側に倒された状態で本体部2に重ねて固定される。また、中間固定部332において、先端部333が、幅方向における他方側に倒された状態で本体部2、もしくは、側壁本体33における先端部333よりも根元側の部位に重ねて固定される、または、側壁本体33の根元部334が、当該他方側に倒された状態で本体部2に重ねて固定される。これにより、長手方向における各端固定部331と中間固定部332との間の位置にて、側壁本体33の先端部333を、本体部2に対して直立に近い姿勢とすることができる。
図7の吸収性物品1aの中間固定部332aにおいて、先端部333が幅方向における外側に倒された状態で、テープ片を用いて、側壁本体33における先端部333よりも根元側の部位に重ねて固定可能とされてもよい(図9参照)。同様に、側壁本体33の根元部334が外側に倒された状態で本体部2に重ねて固定可能とされてもよい(図10参照)。また、端固定部331において、側壁本体33が外側に倒された状態で本体部2に重ねて固定されていてもよい(図4参照)。この場合、中間固定部332aにおいて、先端部333が内側に倒された状態で本体部2、もしくは、側壁本体33の他の部位に固定可能とされる、または、根元部334が内側に倒された状態で本体部2に固定可能とされる。
以上のように、吸収性物品1aでは、各端固定部331において、側壁本体33が幅方向における一方側に倒された状態で本体部2に重ねて固定される。また、中間固定部332aにおいて、先端部333が、幅方向における他方側に倒された状態で本体部2、もしくは、側壁本体33における先端部333よりも根元側の部位に重ねて固定可能とされる、または、側壁本体33の根元部334が、当該他方側に倒された状態で本体部2に重ねて固定可能とされる。これにより、長手方向における各端固定部331と中間固定部332aとの間の位置にて、側壁本体33の先端部333を、本体部2に対して直立に近い姿勢とすることができる。
一方、長手方向における中間位置近傍において、一対の側壁部32の間における幅方向の距離を大きくして、着用者からの排泄物を受ける領域を広くするという観点では、中間固定部332,332aにおいて、先端部333または根元部334が幅方向における外側に倒されることが好ましい。
図11に示すように、端固定部331において、側壁本体33が三つ折りにされてもよい。側壁本体33では、互いに重なる部位同士が、ホットメルト接着剤等により接合される。また、側壁本体33の根元部334が本体部2に重ねられた状態で本体部2に接合される。図11の端固定部331では、先端部333は幅方向における内側に倒され、先端部333と根元部334との間の部位は幅方向における外側に倒される。この場合も、中間固定部332において先端部333または根元部334が外側(端固定部331の先端部333とは反対側)に倒されることにより、各端固定部331と中間固定部332との間の位置にて先端部333を直立に近い姿勢とすることができる。三つ折りにされた端固定部331において、先端部333が外側に倒される場合は、中間固定部332において先端部333または根元部334が内側に倒される。以上のように、端固定部331では、少なくとも先端部333が、幅方向における一方側に倒された状態で本体部2に重ねて固定されていればよい(吸収性物品1aにおいて同様)。
吸収性物品1,1aおよび吸収コア22,22aの形状は任意に変更されてよく、例えば、長手方向の両端部の幅が中央部の幅よりも大きい略砂時計型であってもよい。
上述の側壁部32の構造は、補助吸収パッド以外の吸収性物品、例えば、パンツタイプやテープタイプの使い捨ておむつ等に利用されてもよい。
上記実施の形態および各変形例における構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わされてよい。
1,1a 吸収性物品
2 本体部
21 トップシート
22,22a 吸収コア
23 バックシート
32 側壁部
33 側壁本体
34 先端部弾性部材
35 補助弾性部材
220 スリット
221 中央吸収コア
331 端固定部
332,332a 中間固定部
333 先端部
334 根元部

Claims (9)

  1. 着用者からの排泄物を受ける吸収性物品であって、
    バックシートとトップシートとの間に吸収コアが配置された、長手方向に延びるシート状の本体部と、
    前記本体部の両側部上において前記長手方向に延びる一対の側壁部と、
    を備え、
    各側壁部が、
    前記長手方向に延びる側壁本体と、
    前記側壁本体の先端部において前記長手方向に沿って接合され、前記長手方向に収縮する先端部弾性部材と、
    を備え、
    前記側壁本体が、
    前記長手方向における両端部にそれぞれ設けられる2つの端固定部と、
    前記両端部から前記長手方向に離間した中間位置に設けられる中間固定部と、
    を備え、
    各端固定部において、少なくとも前記先端部が前記長手方向に垂直な幅方向における側に倒された状態で前記本体部に重ねて固定され、
    前記中間固定部において、前記先端部が前記幅方向における側に倒された状態で、前記先端部が、前記幅方向における前記吸収コアの外側にて前記本体部に重ねて固定されることを特徴とする吸収性物品。
  2. 着用者からの排泄物を受ける吸収性物品であって、
    バックシートとトップシートとの間に吸収コアが配置された、長手方向に延びるシート状の本体部と、
    前記本体部の両側部上において前記長手方向に延びる一対の側壁部と、
    を備え、
    各側壁部が、
    前記長手方向に延びる側壁本体と、
    前記側壁本体の先端部において前記長手方向に沿って接合され、前記長手方向に収縮する先端部弾性部材と、
    を備え、
    前記側壁本体が、
    前記長手方向における両端部にそれぞれ設けられる2つの端固定部と、
    前記両端部から前記長手方向に離間した中間位置に設けられる中間固定部と、
    を備え、
    各端固定部において、少なくとも前記先端部が前記長手方向に垂直な幅方向における一方側に倒された状態で前記本体部に重ねて固定され、
    前記中間固定部において、前記先端部が前記幅方向における他方側に倒された状態で、前記先端部が、前記本体部から起立した前記側壁本体における前記先端部よりも根元側の部位に重ねて固定されることを特徴とする吸収性物品。
  3. 請求項1または2に記載の吸収性物品であって、
    前記長手方向に関して、前記中間位置が、前記両端部間の中央から離間した位置であることを特徴とする吸収性物品。
  4. 着用者からの排泄物を受ける吸収性物品であって、
    バックシートとトップシートとの間に吸収コアが配置された、長手方向に延びるシート状の本体部と、
    前記本体部の両側部上において前記長手方向に延びる一対の側壁部と、
    を備え、
    各側壁部が、
    前記長手方向に延びる側壁本体と、
    前記側壁本体の先端部において前記長手方向に沿って接合され、前記長手方向に収縮する先端部弾性部材と、
    を備え、
    前記側壁本体が、
    前記長手方向における両端部にそれぞれ設けられる2つの端固定部と、
    前記両端部から前記長手方向に離間した中間位置に設けられる中間固定部と、
    を備え、
    各端固定部において、少なくとも前記先端部が前記長手方向に垂直な幅方向における側に倒された状態で前記本体部に重ねて固定され、
    前記中間固定部において、前記先端部が前記幅方向における側に倒された状態で、前記先端部が、前記幅方向における前記吸収コアの外側にて前記本体部に重ねて固定可能であることを特徴とする吸収性物品。
  5. 着用者からの排泄物を受ける吸収性物品であって、
    バックシートとトップシートとの間に吸収コアが配置された、長手方向に延びるシート状の本体部と、
    前記本体部の両側部上において前記長手方向に延びる一対の側壁部と、
    を備え、
    各側壁部が、
    前記長手方向に延びる側壁本体と、
    前記側壁本体の先端部において前記長手方向に沿って接合され、前記長手方向に収縮する先端部弾性部材と、
    を備え、
    前記側壁本体が、
    前記長手方向における両端部にそれぞれ設けられる2つの端固定部と、
    前記両端部から前記長手方向に離間した中間位置に設けられる中間固定部と、
    を備え、
    各端固定部において、少なくとも前記先端部が前記長手方向に垂直な幅方向における一方側に倒された状態で前記本体部に重ねて固定され、
    前記中間固定部において、前記先端部が前記幅方向における他方側に倒された状態で、前記先端部が、前記本体部から起立した前記側壁本体における前記先端部よりも根元側の部位に重ねて固定可能であることを特徴とする吸収性物品。
  6. 請求項4または5に記載の吸収性物品であって、
    前記側壁本体が、前記両端部から前記長手方向に離間した他の中間位置に設けられるとともに、前記中間固定部と同様の構造である他の中間固定部をさらに備えることを特徴とする吸収性物品。
  7. 請求項1ないしのいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記中間固定部において、前記先端部が前記幅方向における外側に倒されることを特徴とする吸収性物品。
  8. 請求項に記載の吸収性物品であって、
    前記吸収コアにおいて、前記幅方向における中央部の両側で前記長手方向に延びるとともに、少なくとも前記中央部よりも剛性が低い低剛性領域が設けられることを特徴とする吸収性物品。
  9. 請求項1ないしのいずれかに記載の吸収性物品であって、
    前記各側壁部が、前記側壁本体の前記先端部と根元との間において前記長手方向に沿って接合され、前記長手方向に収縮する補助弾性部材をさらに備えることを特徴とする吸収性物品。
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