JP4653519B2 - パンツ型の使い捨て着用物品 - Google Patents

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本発明は、パンツ型の使い捨て着用物品に関し、より詳しくは、パンツ型の使い捨ておむつやトレーニングパンツ、失禁者用パンツ等の着用物品に関する。
特開平9−38134号公報は、透液性表面シートと不透液性裏面シートとの間に吸液性コアが介在し、前後胴周り域とそれら胴周り域の間に位置する股下域とを備え、前後胴周り域がそれら胴周り域の両側縁部に延びる接合領域で連結されて胴周り開口と一対の脚周り開口とが画成されたパンツ型の使い捨て着用物品を開示している。接合領域では、多数の熱融着部が縦方向へ所要寸法離間して間欠的に並んでいる。
着用物品の脱衣時では、前後胴周り域をそれら胴周り域が互いに離間する方向へ引っ張り、着用物品を接合領域において胴周り開口から脚周り開口に向かって縦方向へ引き裂く。
胴周り開口を画成する両端縁部には、胴周り方向へ伸縮する胴周り用弾性部材が伸長状態で取り付けられている。脚周り開口を画成する両側縁部には、脚周り方向へ伸縮する脚周り用弾性部材が伸長状態で取り付けられている。前後胴周り域における胴周り用弾性部材の下方には、胴周り方向へ伸縮する補助弾性部材が伸長状態で取り付けられている。
それら弾性部材は、両端部と、両端部の間に延びる中間部とを有する。胴周り用弾性部材と脚周り用弾性部材とは、それらの両端部と中間部とが表面シートと裏面シートとの間に介在し、それらシートの少なくとも一方の内面に接着剤を介して間欠的に固定されている。補助弾性部材は、その両端部が表面シートと裏面シートとの間に介在し、それらシートの少なくとも一方の内面に接着剤を介して間欠的に固定され、その中間部が裏面シートの内面に接着剤を介して間欠的に固定されている。補助弾性部材の中間部は、コアを胴周り方向へ横切るように延びている。それら弾性部材の両端部は、その一部が接合領域に位置している。
同号公報に開示の着用物品では、胴周り用弾性部材や周り用弾性部材、補助弾性部材の両端部の一部が接合領域に位置しているので、着用物品を接合領域において縦方向へ引き裂くときにそれら弾性部材の両端部が抵抗となり、引き裂き操作が円滑に行えない場合がある。
本発明の目的は、接合領域において円滑に引き裂くことができるパンツ型の使い捨て着用物品を提供することにある。
前述した課題を解決するための本発明の前提は、互いに対向する前胴周り域および後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域と、縦方向へ延びる両側縁部と、横方向へ延びる両端縁部とを備え、前記前胴周り域と前記後胴周り域とがそれら胴周り域の両側縁部に延びる接合領域で連結されて胴周り開口と一対の脚周り開口とが画成され、胴周り方向へ伸縮する胴周り用弾性部材が前記胴周り開口に沿って伸長状態で取り付けられ、脚周り方向へ伸縮する脚周り用弾性部材が前記脚周り開口に沿って伸長状態で取り付けられ、前記胴周り用弾性部材の下方に位置して前記胴周り方向へ伸縮する補助弾性部材が、前記前後胴周り域に伸長状態で取り付けられ、前記胴周り用弾性部材が、第1両端部と、前記第1両端部の間に延びる第1中間部とを有し、前記脚周り用弾性部材が、第2両端部と、前記第2両端部の間に延びる第2中間部とを有し、前記補助弾性部材が、第3両端部と、前記第3両端部の間に延びる第3中間部とを有するパンツ型の使い捨て着用物品にある。
前記前提における本発明の特徴は、前記胴周り用弾性部材の第1両端部が、前記接合領域から胴周り方向内方へ偏倚した前記両側縁部の第1部位に接着剤を介して部分的に固定され、前記胴回り用弾性部材の第1中間部が、前記両端縁部に接着剤を介して間欠的に固定されており、前記脚周り用弾性部材の第2両端部が、前記接合領域から脚周り方向内方へ偏倚した前記両側縁部の第2部位に接着剤を介して部分的に固定され、前記脚周り用弾性部材の第2中間部が、前記股下域の内方へ向かって凹曲する両側縁部に接着剤を介して間欠的に固定されており、前記補助弾性部材の第3両端部が、前記接合領域から前記胴周り方向内方へ偏倚した前記両側縁部の第3部位に接着剤を介して部分的に固定され、前記補助弾性部材の第3中間部が前記前後胴周り域に接着剤を介して間欠的に固定されており、前記接合領域には、前記各弾性部材による伸縮力が付与されていないことにある。
本発明の実施態様の一例としては、前記胴周り用弾性部材の前記第1両端部の先端部分が、前記第1部位に接着剤を介して固定されており、前記脚周り用弾性部材の前記第2両端部の先端部分が、前記第2部位に接着剤を介して固定されており、前記第3両端部の先端部分が、前記第3部位に接着剤を介して固定されている。
本発明の実施態様の他の一例としては、前記接合領域における前記前胴周り域と前記後胴周り域との剥離強度が、前記接合領域の縦方向の長さ25mmに対して4〜40Nの範囲にある。
本発明に係るパンツ型の使い捨て着用物品によれば、胴周り用弾性部材や脚周り用弾性部材、補助弾性部材の両端部が接合領域から胴周り方向内方と脚周り方向内方とへ偏倚した部位に配置、固定されているので、それら弾性部材の両端部が抵抗となることはなく、脱衣時に着用物品を接合領域において円滑に引き裂くことができる。着用物品は、接合領域には各弾性部材の伸縮性が付与されていないから、接合領域に各弾性部材の両端部が位置してその伸縮力が付与されている場合と比較し、物品を接合領域において容易に引き裂くことができる。
また、着用物品では、接合領域における剥離強度が、接合領域の縦方向の長さ25mmに対して4〜40Nの範囲にあるので、着用物品が接合領域において不用意に剥離してしまうことはなく、着用物品を接合領域において引き裂くときに強い力を必要とすることもない。
添付の図面を参照し、本発明に係るパンツ型の使い捨て着用物品の詳細をパンツ型の使い捨ておむつを例として説明すると、以下のとおりである。
図1,2は、前胴周り域20の側から示す使い捨ておむつ1の部分破断斜視図と、裏面シート3の側から示す図1のおむつ1の展開平面図とであり、図3は、図2のA−A線端面図である。
おむつ1は、透液性表面シート2と、不透液性裏面シート3と、表面シート2と裏面シート3との間に介在し、表面全域が透水性のティッシュペーパー(図示せず)に被覆、接合された吸液性コア4とを主要な構成部材とする。コア4は、ティッシュペーパーを介して表面シート2と裏面シート3との少なくとも一方の内面に接合されている。
おむつ1は、図2に示すように、縦方向に前胴周り域20と、後胴周り域22と、前後胴周り域20,22の間に位置する股下域21とを備えている。おむつ1は、互いに並行して縦方向へ延びる両側縁部1aと、互いに並行して横方向へ延びる両端縁部1bとを有する。両側縁部1aは、股下域21においておむつ1の横方向内方へ向かって弧を画いている。表面シート2と裏面シート3とは、コア4の周縁から周り方向外方へ延びるそれらシート2,3の部分が互いに重なり合った状態で固着されている。前後胴周り域20,22の両側縁部1aには、接合領域B1が形成されている。接合領域B1では、多数の熱融着部7が縦方向へ所要寸法離間して間欠的に並んでいる。おむつ1では、仮想線Zと前後胴周り域20,22の側縁1cとの間の熱融着部7を取り囲む部位が接合領域B1となる。
おむつ1では、前後胴周り域20,22の両側縁部1aが合掌状に重なり合い、それら胴周り域20,22の両側縁部1aが接合領域B1において接合されている。おむつ1には、図1の上方へ向かって開口する胴周り開口5と、図1の左右へ向かって開口する一対の脚周り開口6とが画成されている。
おむつ1では、胴周り方向Xへ延びる複数条の胴周り用弾性部材8が胴周り開口5に沿って伸長状態で取り付けられ、脚周り方向Yへ延びる複数条の脚周り用弾性部材9が脚周り開口6に沿って伸長状態で取り付けられている。胴周り用弾性部材8と脚周り用弾性部材9とは、表面シート2と裏面シート3との間に介在している。
胴周り用弾性部材8は、前後胴周り域20,22の両側縁部1aに位置する両端部8a(第1両端部)と、両端部8aの間に延びる中間部8b(第1中間部)とを有する。両端部8aは、接合領域B1から胴周り方向X内方へ偏倚した両側縁部1aの部位B2(第1部位)に配置されている。部位B2に位置する両端部8aは、表裏面シート2,3の内面に接着剤10を介して部分的に固定されている。中間部8bは、表裏面シート2,3の内面に接着剤11を介して間欠的に固定されている。
脚周り用弾性部材9は、前後胴周り域20,22の両側縁部1aに位置する両端部9a(第2両端部)と、両端部9aの間に延びる中間部9b(第2中間部)とを有する。両端部9aは、接合領域B1から脚周り方向Y内方へ偏倚した両端縁部1bの部位B3(第2部位)に配置されている。部位B3に位置する両端部9aは、表裏面シート2,3の内面に接着剤12を介して部分的に固定されている。中間部9bは、表裏面シート2,3の内面に接着剤13を介して間欠的に固定されている。
おむつ1は、それら弾性部材8,9の存在下に、胴周り開口5を画成する両端縁部1bが胴周り方向Xへ伸縮性を有し、脚周り開口6を画成する両側縁部1aが脚周り方向Yへ伸縮性を有する。図1では、それら弾性部材8,9が収縮し、両側縁部1aと両端縁部1bとに多数のギャザーが形成されている。おむつ1では、接合領域B1に胴周り用弾性部材8の両端部8aと脚周り用弾性部材9の両端部9aとが存在せず、接合領域B1には各弾性部材8,9の伸縮力が付与されていない。
弾性部材8,9は、それらの両端部8a,9aが表裏面シート2,3から剥離してしまうことを防ぐため、両端部8a,9aが表裏面シート2,3の内面に強固に固定されている。
おむつ1の脱衣時では、おむつ1を接合領域B1において、胴周り開口5から脚周り開口6へ向かって縦方向へ引き裂く。おむつ1では、接合領域B1に弾性部材8,9の両端部8a,9aが存在しないので、接合領域B1における熱融着部7の剥離強度のみが、おむつ1を接合領域B1において引き裂くときの抵抗となる。なお、接合領域B1に各弾性部材8,9の伸縮力が付与されている場合、おむつ1を領域B1において引き裂くときに領域B1が伸びてしまうので、引き裂き難くなる。しかし、このおむつ1は接合領域B1に弾性部材8,9の両端部8a,9aが存在せず、領域B1には各弾性部材8,9の伸縮力が付与されていないので、おむつ1を領域B1において引き裂くときに、領域B1が伸びることはなく、おむつ1を接合領域B1において容易に引き裂くことができる。
おむつ1では、接合領域B1における剥離強度が領域B1の縦方向の長さ25mmに対して4〜40Nの範囲にある。剥離強度が4N/25mm未満では、おむつ1の着用中に両側縁部1aと両端縁部1bとを広げる方向へ張力が作用したときに、おむつ1が接合領域B1において不用意に剥離してしまう場合がある。剥離強度が40N/25mmを超過すると、おむつ1を接合領域B1において引き裂くときに強い力を要する。
図4,5は、前胴周り域20の側から示す他の実施の形態のおむつ1の部分破断斜視図と、裏面シート3の側から示す図4のおむつ1の展開平面図とであり、図6は、図5のB−B線端面図である。
おむつ1は、透液性表面シート2と、不透液性裏面シート3と、それらシート2,3の間に介在し、表面全域が透水性のティッシュペーパー(図示せず)に被覆、接合された吸液性コア4とを主要な構成部材とする。おむつ1は、前胴周り域20と、後胴周り域22と、前後胴周り域20,22の間に位置する股下域21とを備え、互いに並行して縦方向へ延びる両側縁部1aと、互いに並行して横方向へ延びる両端縁部1bとを有する。両側縁部1aは、股下域21においておむつ1の横方向内方へ向かって弧を画いている。
おむつ1では、合掌状に重なり合う前後胴周り域20,22の両側縁部1aが接合領域B1において接合されている。おむつ1には、図4の上方へ向かって開口する胴周り開口5と、図4の左右に向かって開口する一対の脚周り開口6とが画成されている。
図4のおむつ1が図1のそれと異なる点は、以下のとおりである。接合領域B1には、図5に示すように、接着剤17がドット状に塗布されている。おむつ1では、仮想線Zと前後胴周り域20,22の側縁1cとの間の接着剤17の塗布域が接合領域B1となる。
おむつ1の前後胴周り域20,22には、胴周り用弾性部材8と脚周り用弾性部材9との他に、胴周り用弾性部材8の下方に位置して胴周り方向Xへ延びる複数条の補助弾性部材14が伸長状態で取り付けられている。補助弾性部材14は、前後胴周り域20,22における胴周り用弾性部材8と脚周り用弾性部材9との間に配置されてコア4を胴周り方向Xへ横切るように延びている。
補助弾性部材14は、前後胴周り域20,22の両側縁部1aに位置する両端部14a(第3両端部)と、両端部14aの間に延びる中間部14b(第3中間部)とを有する。両端部14aは、接合領域B1から胴周り方向X内方へ偏倚した両側縁部1aの部位B4(第3部位)に配置されている。部位B4に位置する両端部14aは、表裏面シート2,3の間に介在し、それらシート2,3の内面に接着剤15を介して部分的に固定されている。中間部14bは、前後胴周り域の20,22の中央に位置し、裏面シート3とコア4との間に介在してそれらのうちの少なくとも裏面シート3の内面に接着剤16を介して間欠的に固定されている。
おむつ1は、それら弾性部材8,9,14の存在下に、胴周り開口5を画成する両端縁部1bと前後胴周り域の20,22の略中央部とが胴周り方向Xへ伸縮性を有し、脚周り開口6を画成する両側縁部1aが脚周り方向Yへ伸縮性を有する。図4では、それら弾性部材8,9,14が収縮し、両側縁部1aと両端縁部1bと前後胴周り域の20,22の略中央部とに多数のギャザーが形成されている。おむつ1では、接合領域B1に胴周り用弾性部材8の両端部8aと脚周り用弾性部材9の両端部9aと補助弾性部材14の両端部14aとが存在せず、接合領域B1には各弾性部材8,9,14による伸縮力が付与されていない。
前胴周り域20に取り付けられた補助弾性部材14は、胴周り用弾性部材8と相俟って着用者の胴周りを締め付けるとともに、コア4を着用者の肌に当接させるように機能する。補助弾性部材14は、前後胴周り域20,22に取り付けられることの他に、前胴周り域20と後胴周り域22とのいずれか一方に取り付けられていてもよい。
弾性部材8,9,14は、それらの両端部8a,9a,14aが表裏面シート2,3から剥離してしまうことを防ぐため、両端部8a,9a,14aが表裏面シート2,3の内面に強固に固定されている。
おむつ1の脱衣時では、おむつ1を接合領域B1において、胴周り開口5から脚周り開口6へ向かって縦方向へ引き裂く。おむつ1では、接合領域B1に弾性部材8,9,14の両端部8a,9a,14aが存在しないので、接合領域B1における接着剤17の剥離強度のみが、おむつ1を接合領域B1において引き裂くときの抵抗となる。なお、接合領域B1が伸縮性を有する場合、おむつ1を領域B1において引き裂くときに領域B1が伸びてしまうので、引き裂き難くなる。しかし、このおむつ1は接合領域B1に弾性部材8,9,14の両端部8a,9a,14aが存在していないことから、該領域B1にこれら弾性部材8,9,14の伸縮力が付与されておらず、おむつ1を領域B1において引き裂くときに、領域B1が該弾性部材8,9,14の影響によって伸びることはなく、おむつ1を接合領域B1において容易に引き裂くことができる。図4に示すおむつ1は、図1のそれと同様に、接合領域B1における剥離強度が、領域B1の縦方向の長さ25mmに対して4〜40Nの範囲にある。
表面シート2には、不織布や開孔プラスチックフィルム等の透液性かつ非伸縮性のシート、好ましくは透液性であって親水性のシートを使用することができる。裏面シート3には、疎水性不織布、不透液性のプラスチックフィルム、または、疎水性不織布とプラスチックフィルムとのラミネートシート、好ましくは通気不透液性かつ非伸縮性のシートを使用することができる。また、裏面シート3には、高い耐水性を有するメルトブローン不織布の両シート面を、高い強度を有しかつ柔軟性に富んだスパンボンド不織布のシート面で挟んだ複合不織布(SMS不織布)を使用することもできる。
不織布としては、スパンレース、ニードルパンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパンボンド、ケミカルボンド等により製造されたものを使用することができる。不織布の構成繊維としては、ポリオレフィン系、ポリエステル系、ポリアミド系、の各繊維、ポリエチレン/ポリプロピレンまたはポリエステルからなるシックアンドシン型またはサイドバイサイド型等の複合繊維を使用することができる。
弾性部材8,9,14は、天然ゴムや合成ゴムからなるエラストマーであり、その形態として糸状やフィラメント状、フィルム状、帯状のもののいずれかを使用することができる。図1と図4とに示すおむつ1の胴周り用弾性部材8と脚周り用弾性部材9とは、それら弾性部材8,9の両端部8a,9aが部位B2,B3における表面シート2と裏面シート3との内面に接着剤10,12を介して連続的に固定され、それら弾性部材8,9の中間部8b,9bが表面シート2と裏面シート3との内面に接着剤11,13を介して連続的に固定されていてもよい。さらに、図4に示すおむつ1の補助弾性部材14は、その両端部14aが部位B4における表面シート2と裏面シート3との内面に接着剤15を介して連続的に固定され、その中間部14bが裏面シート3とコア4との少なくとも裏面シート3の内面に接着剤16を介して連続的に固定されていてもよい。
コア4は、木材パルプを粉砕して得られるフラッフパルプと高吸収性ポリマー粒子との混合物であり、所要の厚みに圧縮されている。高吸収性ポリマーとしては、澱粉のグラフト重合体、セルロース変性体、水溶性高分子の架橋物、自己架橋型アクリル酸アルカリ金属塩等を使用することができる。
シート2,3どうしの固着やシート2,3に対するコア4の接合には、ホットメルト接着剤等の接着剤や粘着剤、または、ヒートシールやソニックシール等の熱融着の手段を利用することができる。接着剤10,11,12,13,15,16,17としては、ホットメルト接着剤を使用することが好ましい。弾性部材8,9,14の固定には、接着剤10,11,12,13,15,16の他に、熱融着の技術を利用することもできる。
この発明は、使い捨ておむつの他に、トレーニングパンツ、失禁用パンツ等でも実施することができる。
前胴周り域の側から示す使い捨ておむつの部分破断斜視図。 裏面シートの側から示す図1のおむつの展開平面図。 図2のA−A線端面図。 前胴周り域の側から示す他の実施の形態のおむつの部分破断斜視図。 裏面シートの側から示す図4のおむつの展開平面図。 図5のB−B線端面図。
1 パンツ型の使い捨ておむつ(パンツ型の使い捨て着用物品)
1a 両側縁部
2 透液性表面シート
3 不透液性裏面シート
4 吸液性コア
5 胴周り開口
6 脚周り開口
8 胴周り用弾性部材
8a 両端部(第1両端部)
8b 中間部(第1中間部)
9 脚周り用弾性部材
9a 両端部(第2両端部)
9b 中間部(第2中間部)
10 接着剤
11 接着剤
12 接着剤
13 接着剤
14 補助弾性部材
14a 両端部(第3両端部)
14b 中間部(第3中間部)
15 接着剤
16 接着剤
20 前胴周り域
21 股下域
22 後胴周り域
B1 接合領域
B2 部位(第1部位)
B3 部位(第2部位)
B4 部位(第3部位)
X 胴周り方向
Y 脚周り方向

Claims (3)

  1. 互いに対向する前胴周り域および後胴周り域と、それら胴周り域の間に位置する股下域と、縦方向へ延びる両側縁部と、横方向へ延びる両端縁部とを備え、前記前胴周り域と前記後胴周り域とがそれら胴周り域の両側縁部に延びる接合領域で連結されて胴周り開口と一対の脚周り開口とが画成され、胴周り方向へ伸縮する胴周り用弾性部材が前記胴周り開口に沿って伸長状態で取り付けられ、脚周り方向へ伸縮する脚周り用弾性部材が前記脚周り開口に沿って伸長状態で取り付けられ、前記胴周り用弾性部材の下方に位置して前記胴周り方向へ伸縮する補助弾性部材が、前記前後胴周り域に伸長状態で取り付けられ、前記胴周り用弾性部材が、第1両端部と、前記第1両端部の間に延びる第1中間部とを有し、前記脚周り用弾性部材が、第2両端部と、前記第2両端部の間に延びる第2中間部とを有し、前記補助弾性部材が、第3両端部と、前記第3両端部の間に延びる第3中間部とを有するパンツ型の使い捨て着用物品において、
    前記胴周り用弾性部材の第1両端部が、前記接合領域から胴周り方向内方へ偏倚した前記両側縁部の第1部位に接着剤を介して部分的に固定され、前記胴回り用弾性部材の第1中間部が、前記両端縁部に接着剤を介して間欠的に固定されており、
    前記脚周り用弾性部材の第2両端部が、前記接合領域から脚周り方向内方へ偏倚した前記両側縁部の第2部位に接着剤を介して部分的に固定され、前記脚周り用弾性部材の第2中間部が、前記股下域の内方へ向かって凹曲する両側縁部に接着剤を介して間欠的に固定されており、
    前記補助弾性部材の第3両端部が、前記接合領域から前記胴周り方向内方へ偏倚した前記両側縁部の第3部位に接着剤を介して部分的に固定され、前記補助弾性部材の第3中間部が前記前後胴周り域に接着剤を介して間欠的に固定されており、
    前記接合領域には、前記各弾性部材による伸縮力が付与されていないことを特徴とする前記着用物品。
  2. 前記胴周り用弾性部材の前記第1両端部の先端部分が、前記第1部位に接着剤を介して固定されており、前記脚周り用弾性部材の前記第2両端部の先端部分が、前記第2部位に接着剤を介して固定されており、前記第3両端部の先端部分が、前記第3部位に接着剤を介して固定されている請求項1記載の着用物品。
  3. 前記接合領域における前記前胴周り域と前記後胴周り域との剥離強度が、前記接合領域の縦方向の長さ25mmに対して4〜40Nの範囲にある請求項1又は2に記載の着用物品。
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