JP2020174961A - 衛生材及びワインディングテープ - Google Patents

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    • A61F13/55105Packaging before or after use packaging of diapers
    • A61F13/5512Packaging before or after use packaging of diapers after use

Abstract

【課題】巻き付け操作の操作性を良好にすることができる衛生材及びワインディングテープを提供する。【解決手段】一実施形態に係る衛生材は、不織布Nと、不織布Nに貼り付けられるワインディングテープ10と、を備え、ワインディングテープ10は、不織布Nに固定される固定部11と、固定部11を起点として伸縮する伸縮部12と、ワインディングテープ10の長手方向Dにおける伸縮部12の両端側のそれぞれに設けられ、不織布Nに着脱可能とされる係止部13と、を有する。【選択図】図6

Description

本開示の一側面は、衛生材及びワインディングテープに関する。
特許文献1には、使い捨てのパンツ型着用物品としておむつが記載されている。おむつは、ウエスト周り方向へ延びる環状の弾性ウエストパネルと、弾性ウエスト接合パネルと接合される吸収性シャーシとを備える。弾性ウエストパネルは、前ウエスト域に位置する前ウエストパネルと、後ウエスト域に位置する後ウエストパネルとから構成される。後ウエストパネルには、テープファスナが取り付けられる。
後ウエスト域の外面に固定された一対のテープファスナのそれぞれは、断面Z字型に折り畳まれた1枚のテープであるベースシートを含む。テープファスナは、テープファスナの一端に位置すると共に接合域を介して後ウエスト域の外面に剥離不能に固定された近位部と、第1折曲部を介して近位部から折り曲げられており且つ近位部に重なる第1遠位部と、第2折曲部を介して第1遠位部から折り曲げられており且つ第1遠位部に重なる第2遠位部とを含む。
第2遠位部からは、前述した第1折曲部を介して摘持部が延び出しており、摘持部及び第2遠位部と、第1遠位部と、近位部とがZ字状に積層されている。第1遠位部と第2遠位部との間には、感圧性接着剤から形成された掛止め域(ファスニング域)が配置されている。テープファスナを使用するときには、摘持部を指で摘まんで掛止め域を剥離して第2遠位部を第1遠位部から離間させる。そして、Z字状とされていた第2遠位部及び第1遠位部を開いて第2遠位部に接合された掛止め域を前ウエスト域に貼り付けることにより、後ウエスト域を前ウエスト域に接合しておむつを丸めることが可能となる。
特開2015−134018号公報
前述したZ字状に積層されているテープファスナは、第2遠位部を第1遠位部から離間させるときに、感圧性接着剤から形成された掛止め域が露出する。従って、摘持部を摘まんで第2遠位部を第1遠位部から離間させるときに掛止め域が指等に付着することがあり、使いづらいことがある。また、前述したテープファスナでは、近位部が後ウエスト域の外面に剥離不能に固定されており、第1遠位部、第2遠位部及び摘持部は、近位部を起点として開かれる。従って、近位部の位置が固定されているため、テープファスナの長さによっては掛止め域を前ウエスト域に貼り付けづらいことがあり、貼り付ける操作の操作性において改善の余地がある。
また、前述しZ字状のテープファスナでは、摘持部及び第2遠位部を第1遠位部から離間させる操作、並びに、第1遠位部を近位部から離間させる操作、の2段階の操作が必要となるため、この点でも操作性において改善の余地がある。また、この種のテープでは、衛生材の状況又は巻き付け方に応じてテープの貼り付ける場所を移動させたいことがある。しかしながら、前述のテープファスナでは、一端の近位部が剥離不能に固定されているため、テープの貼り付ける場所をほとんど移動させることができない。以上のように、テープファスナでは、衛生材を巻き付ける操作の操作性において改善の余地がある。
本開示の一側面に係る衛生材は、不織布と、不織布に貼り付けられるワインディングテープと、を備え、ワインディングテープは、不織布に固定される固定部と、固定部を起点として伸縮する伸縮部と、ワインディングテープの長手方向における伸縮部の両端側のそれぞれに設けられ、不織布に着脱可能とされる係止部と、を有する。
前述した一側面に係る衛生材では、固定部を起点として伸縮材が伸縮し、伸縮材の両端側のそれぞれに、不織布に着脱可能とされる係止部を備える。よって、固定部を起点として伸縮材が伸縮するので、ワインディングテープの位置を不織布の所望の位置に伸ばすことができる。その結果、衛生材を所望の巻き付け方で巻き付けることができる。すなわち、固定部から伸縮部が伸びる方向を変更することによってワインディングテープが伸びる方向を変更できるので、種々の巻き付け方で衛生材を巻き付けることができる。従って、衛生材の巻き付け操作の操作性を良好にすることができる。また、伸縮部の両端側のそれぞれに係止部が設けられるので、伸縮部を所望の位置に伸ばすと共に不織布の任意の位置に係止部を係止させることができる。従って、伸縮部を伸ばすときにワインディングテープの長さ及び向きを変更することによって、不織布における係止部の係止位置及び方向を適宜変更することができる。すなわち、不織布の任意の位置、及び任意の方向に係止部を止めることができる。従って、ワインディングテープの巻き付け操作の操作性を更に高めることができる。
前述した衛生材において、係止部は、フックの雄材であってもよい。
前述した衛生材において、ワインディングテープは、不織布の吸収体の長手方向に沿うように貼り付けられてもよい。
前述した衛生材において、ワインディングテープは、衛生材の腰回り方向に沿うように貼り付けられてもよい。
固定部の幅が長手方向の両端側に向かうに従って細くなっていてもよい。
固定部は波形とされていてもよい。
本開示の一側面に係るワインディングテープは、不織布に貼り付けられるワインディングテープであって、伸縮部と、ワインディングテープの長手方向における伸縮部の両端側のそれぞれに設けられ、不織布に着脱可能とされる係止部と、を備える。
前述した一側面に係るワインディングテープでは、伸縮可能な伸縮材の両端側のそれぞれに、不織布に着脱可能とされる係止部を備える。従って、伸縮部の両端側のそれぞれに不織布に着脱可能とされる係止部が設けられるので、不織布に対するワインディングテープの貼り付け位置を所望の位置に変更することができる。よって、伸縮部によって伸縮可能であると共に係止部の係止位置を変更可能であるため、衛生材を所望の方法で巻き付けることができる。その結果、衛生材の巻き付け操作の操作性を良好にすることができる。また、このワインディングテープでは、剥離不能な部位を不要とすることができるため、不織布に対するワインディングテープの位置を更に容易に変更することができる。従って、ワインディングテープの巻き付け操作の操作性を更に高めることができる。
前述したワインディングテープにおいて、係止部は、フックの雄材を含んでいてもよい。
前述したワインディングテープにおいて、一対の係止部の間に設けられると共に不織布に固定される固定部を備えてもよい。
前述したワインディングテープにおいて、固定部は、粘着材によって構成されていてもよい。
前述したワインディングテープは、不織布に貼り付けられる前にロール状とされていてもよい。
前述したワインディングテープにおいて、伸縮部の引張強度が10N/25mm以上であってもよい。
本開示の一側面によれば、巻き付け操作の操作性を良好にすることができる。
図1は、実施形態に係るワインディングテープ及び衛生材を模式的に示す図である。 図2(a)、図2(b)及び図2(c)のそれぞれは、ワインディングテープの種々の例を示す図である。 図1のワインディングテープの係止部の層構造を模式的に示す図である。 図1のワインディングテープがロール状とされた状態の例を示す斜視図である。 図1の衛生材にワインディングテープを載せる工程の例を示す図である。 図1のワインディングテープによって衛生材を巻き付ける操作の例を示す図である。 図6の操作における図5の衛生材の裏側に位置する係止部の例を示す図である。 図8(a)は、図6とは別の方法で衛生材を巻き付ける操作の例を示す図である。図8(b)は、図8(a)の操作における図8(a)の衛生材の裏側に位置する係止部の例を示す図である。 図9は、変形例に係るワインディングテープ及び衛生材を模式的に示す図である。 図10(a)は、図9のワインディングテープによって衛生材を巻き付け操作の例を示す図である。図10(b)は、図10(a)の操作における図10(a)の衛生材の裏側に位置する係止部の例を示す図である。 図11は、別の変形例に係るワインディングテープ及び衛生材を模式的に示す図である。 図12(a)は、図11のワインディングテープによって衛生材を巻き付ける操作の例を示す図である。図12(b)は、図12(a)の操作における図12(a)の衛生材の裏側に位置する係止部の例を示す図である。
以下では、添付図面を参照しながら本開示に係る衛生材及びワインディングテープを実施するための形態について詳細に説明する。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、図面は、理解の容易のため、一部を簡略化又は誇張して描いている場合があり、寸法比率等は図面に記載のものに限定されない。
本明細書において「ワインディングテープ」は、丸められた衛生材を止めるテープを示しており、例えば、丸められた廃棄対象の衛生材を丸められた状態で止める廃棄テープを含む。「丸められた」とは、丸める、折り曲げる、又は巻く等によってまとめられた状態を示している。「衛生材」は、衛生状態を維持するために用いられる物であって、例えば、使い捨ての資器材を含む。「衛生材」は、例えば、使い捨ておむつ、生理用ナプキン、及び失禁パッド等の吸収性物品、並びに、止血用テープ等の衛生用品を含む。
「不織布」は、繊維を機械的作用又は化学的作用によって接着又は絡み合わせることによって布とされたものを示している。「吸収体」は、液体を吸収可能な部位又は部材を示している。「固定部」は、ある物に固定される部分又は部材を示しており、「係止部」は、ある物に係止される部分又は部材を示している。「係止」は、着脱可能に取り付けられることを示しており、ある2つの物が位置固定された状態で止められた状態を含む。
「伸縮部」は、伸縮可能な態様を示しており、例えば、指等で伸ばすことによって任意の長さに変更可能な部分又は部材を示している。「フック」は物を引っ掛ける部位又は部材を示している。「フックの雄材」は、例えば、メカニカルファスナー等に設けられた複数の微細な突出部位を示しており、「フックの雌材」はフックの雄材が引っ掛けられる複数の微細な輪状の部位を示している。
図1は、実施形態に係る衛生材1及びワインディングテープ10を模式的に示す正面図である。図1では、一例としてパンツ型のおむつである衛生材1を示している。但し、おむつとしての衛生材1は、テープ型(オープン型)又はパッド型等であってもよく、おむつの種類は適宜変更可能である。
例えば、衛生材1は使い捨ておむつである。衛生材1は、腰回り方向に延在するウエスト開口部2と、一対のレッグ開口部3と、一対のレッグ開口部3の間に位置する吸収体4とを備える。衛生材1は、腹側部6(図8(b)参照)と、腹側部6の裏側に位置する背中側部5とを備えており、例えば、背中側部5を構成する不織布Nにはワインディングテープ10が貼り付けられている。吸収体4は、例えば、長方形状を成しており、腹側部6から背中側部5に向かって延在している。
ワインディングテープ10は、例えば、吸収体4の長手方向に沿うように貼り付けられる。ワインディングテープ10は、不織布Nに固定される固定部11と、固定部11のワインディングテープ10の長手方向Dの両側のそれぞれに設けられる伸縮部12と、各伸縮部12の長手方向Dの両側のそれぞれに設けられる一対の係止部13とを有する。係止部13は、ワインディングテープ10の長手方向Dの端部に達していてもよいし、達していなくてもよい。例えば、固定部11は、ワインディングテープ10の長手方向Dの中央を含む領域において不織布Nに固定される部位である。係止部13は、例えば、不織布Nの任意の位置に着脱可能とされる部位である。
固定部11は、例えば、粘着材によって構成されていてもよく、感圧接着剤(PSA)であってもよい。但し、固定部11は、溶着(ウェルディング)によって不織布Nに固定された溶着部であってもよいし、ホットメルト粘着剤によって不織布Nに固定された粘着部であってもよいし、パウダータイプの熱溶着樹脂(PEパウダー)によって固定された部位であってもよい。このように、固定部11の材料は特に限定されない。固定部11は、例えば、不織布Nに剥離不能に固定されている。しかしながら、固定部11は、不織布Nに剥離可能に固定されていてもよく、再剥離性のPSAによって構成されていてもよい。
伸縮部12は、例えば、単層のエラスティックフィルムである。なお、伸縮部12は、エラストマーを含むコア層、コア層の両主面のそれぞれに設けられたスキン層を有する3層構造を備えていてもよい。伸縮部12のスキン層の材料は、例えば、ポリプロピレン樹脂(PP)であるが適宜変更可能である。
伸縮部12はエラストマーを含んでおり、伸縮部12のエラストマーは、例えば、オレフィン系エラストマー、スチレン−イソプレン・ブロック・コポリマー(SIS)、及びポリウレタン系熱可塑性エラストマーを含む。但し、伸縮部12の材料は、特に限定されない。例えば、伸縮部12の厚さは、5μm以上且つ500μm以下であってもよいし、20μm以上且つ200μm以下であってもよいし、一例として40μmであってもよい。
図2(a)に示されるように、例えば、ワインディングテープ10は、長手方向D及び幅方向Bに延在する長方形状を成している。一例として、ワインディングテープ10の長手方向Dの中央に固定部11が設けられており、固定部11を起点として固定部11の長手方向Dの両側のそれぞれに伸縮部12及び係止部13が設けられている。各係止部13は、伸縮部12の更に長手方向Dの両端側に設けられており、一例として、ワインディングテープ10の長手方向Dの両端のそれぞれに設けられている。
図2(a)に示される例において、固定部11は円形状とされている。固定部11の幅W1(幅方向Bの長さ)は、ワインディングテープ10の長手方向Dの両端側に向かうに従って細くなっている。すなわち、固定部11の幅方向Bの両側に形成される空き部分Pが長手方向Dの両端側に向かうに従って広くなっている。これにより、固定部11を起点として伸縮部12の方向を変更しやすくすることができる。すなわち、伸縮部12が伸縮可能であることにより、伸縮部12が伸びる方向は固定部11を起点として変更可能とされている。
固定部11の形状は、前述した円形状に限られず、図2(b)に例示されるように多角形状(一例として四角形状又は菱形状)であってもよい。この場合も、固定部11の幅W1が長手方向Dの両端側に向かうに従って細くなる、すなわち、伸縮部12の各空き部分Pが長手方向Dの両端側に向かうに従って広くなる。これにより、図2(a)の固定部11と同様の効果が得られる。
また、固定部11の形状、大きさ、数、材料及び配置態様は前述の例に限られず適宜変更可能である。例えば、固定部11は、波形とされていてもよい。更に、図2(c)に示されるように、伸縮部12の形状も適宜変更可能であり、例えば、幅方向Bに突出する突出部12bが形成された十字状であってもよい。この場合、例えば、突出部12bの幅方向Bの端部のそれぞれに係止部13が設けられていてもよい。
係止部13は、ワインディングテープ10の長手方向Dにおける伸縮部12の両端側のそれぞれに設けられる。ここで、「ワインディングテープの長手方向」は固定部から伸縮部が延び出す方向を示しており、「長手方向を有するワインディングテープ」は長方形状でなくてもよい。「長手方向を有するワインディングテープ」は、図2(c)に例示される十字状等、長方形以外の形状も含んでいる。
すなわち、「長手方向を有するワインディングテープ」は、少なくとも一部に長く延在する部分を有していればよく、当該部分以外の形状がたとえ別の方向に長く延びていたとしても(例えば、図2(c)等のように横方向に長手方向Dを有するワインディングテープ10の一部が縦方向に長く延びていたとしても)、当該形状のテープは「長手方向を有するワインディングテープ」に含まれる。
係止部13の色彩は、例えば、伸縮部12の色彩とは異なっていてもよい。一例として、伸縮部12の色彩が白色であり、係止部13の色彩が白色以外の色(例えば青色)であってもよい。このように、係止部13の色彩が伸縮部12の色彩と異なることにより、係止部13を分かりやすくすることができる。なお、伸縮部12が透明であり、且つ係止部13が不透明であってもよい。
係止部13は、例えば、四角形状(一例として長方形状)とされている。しかしながら、各係止部13の形状、大きさ、数及び配置態様は適宜変更可能である。図3に示されるように、係止部13は、例えば、粘着層14を介して伸縮部12に固定されたベース部13bと、ベース部13bから突出する複数の突起である雄材13cとを備える。係止部13は、例えば、雄材13cを有するフックである。粘着層14は例えばPSAである。
係止部13の材料は、限定されない。係止部13は、非粘着性の材料によって構成されていてもよい。この場合、係止部13を指で摘まむ等の操作をしても、指等に係止部13が付着しないので、ワインディングテープ10で衛生材1を巻き付ける操作の操作性を更に向上させることができる。
例えば、係止部13の材料は、熱可塑性樹脂であってもよく、具体例として、ポリプロピレン樹脂(PP)、ポリエチレン樹脂(PE)、塩化ビニル樹脂(PVC)、エチル・メチル・メタクリレート樹脂(EMMA)、エチル・アクリレート樹脂(EA)、及びエチレン−酢酸ビニルコポリマー(EVA)樹脂、又はこれらの2種以上の混合物等でもよい。なお、PEは、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、又は直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)等が挙げられる。更に、係止部13の材料は、上記の樹脂等に添加剤が添加されたものであってもよい。
次に、衛生材1の不織布Nにワインディングテープ10を貼り付ける衛生材1の製造方法の例について図4及び図5を参照しながら説明する。図4は、不織布Nに貼り付けられる前のワインディングテープ10のロール状部材R1を模式的に示す斜視図である。図5は、衛生材1を構成する不織布N及びワインディングテープ10の流れを模式的に示す図である。
図4及び図5に例示されるように、ワインディングテープ10は、不織布Nに貼り付けられる前にはロール状部材R1とされており、ロール状部材R1から延在する部分が当該部分の幅方向に切断されることによってワインディングテープ10が形成される。衛生材1の不織布NはロールR2から搬送され、搬送された不織布N(衛生材1の背中側部5)に一定間隔ごとにワインディングテープ10が貼り付けられる。
このとき、例えば、ワインディングテープ10は吸収体4の長手方向に沿うように貼り付けられる。但し、ワインディングテープ10は吸収体4の長手方向に交差する方向に沿うように貼り付けられてもよい。そして、ワインディングテープ10が貼り付けられた不織布Nが切断された後に、ワインディングテープ10が貼り付けられた衛生材1が完成する。
次に、図6及び図7を参照しながら、ワインディングテープ10で衛生材1を巻き付ける方法の例について説明する。まず、図6に示されるように、衛生材1を吸収体4の長手方向に沿って丸めた状態として、ワインディングテープ10の長手方向Dの両端のそれぞれに設けられた係止部13を指で摘まんで固定部11を起点として伸縮部12を互いに異なる方向に引き伸ばす。そして、図7に示されるように、各伸縮部12を伸ばした状態として各係止部13を不織布Nの固定部11から離れた位置に係止した後に、ワインディングテープ10による衛生材1の巻き付けが完了する。
図8(a)及び図8(b)は、ワインディングテープ10で衛生材1を巻き付ける別の方法の例を示す図である。図8(a)に示されるように、背中側部5に固定されたワインディングテープ10の一対の係止部13のそれぞれを摘まむと共に一対の伸縮部12のそれぞれを吸収体4の長手方向に交差する方向(一例として吸収体4に直交する方向)に回転させる。そして、例えば、背中側部5を腹側部6に折り畳み各係止部13を折り畳んだ背中側部5及び腹側部6の上にまで延ばし、各係止部13を背中側部5の両側に係止してワインディングテープ10による衛生材1の巻き付けが完了する。衛生材1の巻き付けが完了した後は、例えば、ワインディングテープ10が巻き付けられた衛生材1を袋に収容し、当該袋を縛り付けた状態としてダストボックス等に廃棄する。
次に、本実施形態に係る衛生材1及びワインディングテープ10の作用効果について説明する。
衛生材1では、固定部11を起点として伸縮部12が伸縮し、伸縮部12の両端側のそれぞれに、不織布Nに脱着可能とされる係止部13を備える。よって、固定部11を起点として伸縮部12が伸縮するので、ワインディングテープ10の位置を不織布Nの所望の位置に伸ばすことができる。その結果、衛生材1を所望の巻き付け方で巻き付けることができる。すなわち、固定部11から伸縮部12が伸びる方向を変更することによって、ワインディングテープ10が伸びる方向を変更できるので、種々の巻き付け方で衛生材1を巻き付けることができる。従って、衛生材1の巻き付け操作の操作性を良好にすることができる。
また、伸縮部12の両端側のそれぞれに係止部13が設けられるので、伸縮部12を任意の位置に伸ばすと共に不織布Nの任意の位置に係止部13を不織布Nに係止することができる。従って、伸縮部12を伸ばすときにワインディングテープ10の長さ及び向きを変更することによって、不織布Nに対する係止部13の係止位置を適宜変更することができる。すなわち、不織布Nの任意の位置に係止部13を止めることができる。従って、ワインディングテープ10の巻き付け操作の操作性を更に高めることができる。
係止部13は、フックの雄材13cを含んでいてもよい。この場合、係止部13が指等に接着しないので、ワインディングテープ10を衛生材1に巻き付ける操作を一層効率よく行うことができる。
ワインディングテープ10は、吸収体4の長手方向に沿うように貼り付けられてもよい。この場合、衛生材1の製造工程において不織布Nにワインディングテープ10を載せる工程を容易に行うことができる。従って、衛生材1の製造を容易に行うことができる。なお、ワインディングテープ10は、衛生材1の腰回り方向(例えば、吸収体4の長手方向に直交する方向)に沿うように貼り付けられてもよい。
図2(a)及び図2(b)に例示されるように、固定部11の幅W1がワインディングテープ10の長手方向Dの両端側に向かうに従って細くなってもよい。この場合、固定部11が長手方向Dの両端側に向かうに従って細くなるので、固定部11を基準として伸縮部12を回転しやすくすることができる。従って、伸縮部12を任意の方向に伸ばしやすくすることができるので、操作性を更に向上させることができる。更に、固定部11は波形とされていてもよい。
ワインディングテープ10において、一対の係止部13の間に設けられると共に不織布Nに固定される固定部11を備えてもよい。この場合、一対の係止部13、及び一対の伸縮部12の間に固定部11が設けられる。従って、ワインディングテープ10を任意の方向、及び任意の位置に引き伸ばすことを可能としつつ、固定部11においてワインディングテープ10の位置を安定させることができる。
ワインディングテープ10において、固定部11は、粘着材によって構成されていてもよい。この場合、衛生材1の製造工程における固定部11の固定を粘着材によって容易に行うことができる。
ワインディングテープ10は、不織布Nに貼り付けられる前にロール状とされていてもよい。この場合、ワインディングテープ10の製造及び管理を容易に行うことができる。
ワインディングテープ10において、伸縮部12の引張強度が10N/25mm以上であってもよい。なお、伸縮部12の引張強度は、引張方向が幅方向Bであり、幅方向Bの長さ(チャック間の距離)が25mmであり、チャックスピードが50mpmであるときの値を示している。この場合、伸縮部12の強度が10N/25mm以上であることにより、引っ張ったときに伸縮部12がちぎれる可能性をより低減させることができる。
次に、別の例に係るワインディングテープ20について図9を参照しながら説明する。図9は、ワインディングテープ20が貼り付けられた衛生材1の例を示す図である。ワインディングテープ20は、固定部11を有しない点において、前述したワインディングテープ10と異なっている。以下では、前述したワインディングテープ10と重複する説明を適宜省略する。ワインディングテープ20は、伸縮部12と、ワインディングテープ20の長手方向Dにおける伸縮部12の両端側のそれぞれに設けられる係止部13とを備える。ワインディングテープ20は、例えば、不織布Nに剥離不能とされる部位を有しないので、不織布Nの任意の位置にワインディングテープ20を移動することが可能である。
続いて、図9、図10(a)及び図10(b)を参照しながらワインディングテープ20で衛生材1を巻き付ける方法の例について説明する。まず、図9に示されるように、吸収体4の長手方向に交差する方向にワインディングテープ20が延在するようにワインディングテープ20を背中側部5の不織布Nに配置する。このとき、例えばワインディングテープ20の長手方向Dの両端側のそれぞれに位置する係止部13を不織布Nに貼り付ける。
次に、図10(a)及び図10(b)に示されるように、不織布Nに貼り付けられた一対の係止部13のうちの一方を指等で摘まんで伸縮部12を吸収体4の長手方向に交差する方向に伸ばしつつ、腹側部6が内側、背中側部5が外側を向くように衛生材1を吸収体4の長手方向に沿って丸める。そして、伸ばした伸縮部12及び一方の係止部13を他方の係止部13の反対側に回り込ませて当該一方の係止部13を不織布Nに係止する。このように、一方の係止部13を他方の係止部13の反対側に回り込ませて不織布Nに係止することにより、ワインディングテープ20による衛生材1の巻き付けが完了する。
図11、図12(a)及び図12(b)は、ワインディングテープ20で衛生材1を巻き付ける別の方法を示す図である。図11に示されるように、吸収体4の長手方向に沿ってワインディングテープ20が延在するように、ワインディングテープ20を背中側部5の不織布Nに配置する。そして、図12(a)及び図12(b)に示されるように、一対の係止部13のうちの一方を指等で摘まんで伸縮部12を吸収体4の長手方向に伸ばしつつ、不織布Nを当該長手方向に丸め、丸めた不織布Nに当該係止部13を係止する。このように、一方の係止部13を丸めた不織布Nに係止してワインディングテープ20による衛生材1の巻き付けが完了する。
以上、ワインディングテープ20では、伸縮可能な伸縮部12の両端側のそれぞれに、不織布Nに着脱可能とされる係止部13を備える。従って、伸縮する伸縮部12の両端側のそれぞれに不織布Nに着脱可能とされる係止部13が設けられるので、不織布Nに対するワインディングテープ20の貼り付け位置を任意の位置に変更することができる。従って、伸縮部12によって伸縮可能にされると共に係止部13の係止位置を変更可能であるため、衛生材1を所望の方法で巻き付けることができる。その結果、衛生材1の巻き付け操作の操作性を良好にすることができる。また、ワインディングテープ20では、剥離不能な部位を有しないため、ワインディングテープ20そのものの位置を変更することができる。従って、ワインディングテープ20の巻き付け操作の操作性を更に高めることができる。
以上、本開示に係る衛生材及びワインディングテープの実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではない。本発明は、特許請求の範囲に記載した要旨を変更しない範囲において種々の変形が可能である。例えば、前述したように、衛生材及びワインディングテープを構成する各部の形状、大きさ、数、材料及び配置態様は適宜変更可能である。例えば、前述の実施形態では、円形状又は多角形状の固定部11について説明した。しかしながら、固定部の形状は、楕円を含む長円形状、又は波形形状等であってもよく、適宜変更可能である。
1…衛生材、2…ウエスト開口部、3…レッグ開口部、4…吸収体、5…背中側部、6…腹側部、10,20…ワインディングテープ、11…固定部、12…伸縮部、12b…突出部、13…係止部、13b…ベース部、13c…雄材、14…粘着層、B…幅方向、D…長手方向、N…不織布、P…空き部分、R1…ロール状部材、R2…ロール、W1…幅。

Claims (12)

  1. 不織布と、
    前記不織布に貼り付けられるワインディングテープと、
    を備え、
    前記ワインディングテープは、
    前記不織布に固定される固定部と、
    前記固定部を起点として伸縮する伸縮部と、
    前記ワインディングテープの長手方向における前記伸縮部の両端側のそれぞれに設けられ、前記不織布に着脱可能とされる係止部と、
    を有する衛生材。
  2. 前記係止部は、フックの雄材を含む、
    請求項1に記載の衛生材。
  3. 前記ワインディングテープは、前記不織布の吸収体の長手方向に沿うように貼り付けられる、
    請求項1又は2に記載の衛生材。
  4. 前記ワインディングテープは、前記衛生材の腰回り方向に沿うように貼り付けられる、
    請求項1又は2に記載の衛生材。
  5. 前記固定部の幅が前記長手方向の両端側に向かうに従って細くなっている、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の衛生材。
  6. 前記固定部は波形とされている、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の衛生材。
  7. 不織布に貼り付けられるワインディングテープであって、
    伸縮部と、
    前記ワインディングテープの長手方向における前記伸縮部の両端側のそれぞれに設けられ、前記不織布に着脱可能とされる係止部と、
    を備えるワインディングテープ。
  8. 前記係止部は、フックの雄材である、
    請求項7に記載のワインディングテープ。
  9. 一対の前記係止部の間に設けられると共に前記不織布に固定される固定部を備える、
    請求項7又は8に記載のワインディングテープ。
  10. 前記固定部は、粘着材によって構成されている、
    請求項9に記載のワインディングテープ。
  11. 前記不織布に貼り付けられる前にロール状とされている、
    請求項7〜10のいずれか一項に記載のワインディングテープ。
  12. 前記伸縮部の引張強度が10N/25mm以上である、
    請求項7〜11のいずれか一項に記載のワインディングテープ。
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