JP5862298B2 - ロールイン用マーガリン - Google Patents

ロールイン用マーガリン Download PDF

Info

Publication number
JP5862298B2
JP5862298B2 JP2011290209A JP2011290209A JP5862298B2 JP 5862298 B2 JP5862298 B2 JP 5862298B2 JP 2011290209 A JP2011290209 A JP 2011290209A JP 2011290209 A JP2011290209 A JP 2011290209A JP 5862298 B2 JP5862298 B2 JP 5862298B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
margarine
roll
dough
extension
fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011290209A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013138642A (ja
Inventor
亮平 野一色
亮平 野一色
俊輔 久多里
俊輔 久多里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaneka Corp
Original Assignee
Kaneka Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaneka Corp filed Critical Kaneka Corp
Priority to JP2011290209A priority Critical patent/JP5862298B2/ja
Publication of JP2013138642A publication Critical patent/JP2013138642A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5862298B2 publication Critical patent/JP5862298B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、ロールイン用マーガリンに関するものであり、更に詳しくは製パン食品、例えばクロワッサン、デニッシュなどの層状食品を生産するに当たり、生地に折り込んで内外層を層状にしてボリュームに優れ風味の良い多層状食品とする層状膨化食品の製造に用いるシート状のロールイン用マーガリンに関する。
通常、ロールイン用マーガリンは、水に乳製品、澱粉類、増粘多糖類等を溶解した水相と、油脂とを混合して予備乳化し、これを均一攪拌しながら、パーフェクター、コンビネーター、ボテーターなどを用いて急冷捏和した後、ノズルから押し出してシート状に成形される。従来のロールイン用マーガリンは、例えば図3に示すように平面形状が正方形などの矩形状であり、長さLが200〜500mm程度、幅Wが200〜250mm程度、厚みTが5〜25mm程度で、重量約500gのシート状に成形されている。この矩形状のシート状マーガリン1は、図4〜6に示すように、成型ノズル10のスリット状ノズル孔10aから連続してシート状に押出成形され、押出後のシート状マーガリン1Aを、押し出し方向Yに対して直角に設けられたカッター11にて所定の長さに切断することで、所定の大きさの正方形または長方形などの矩形状に成形されている。
このロールイン用マーガリンを用いてクロワッサンやデニッシュ等の層状膨化食品を製造するには、先ず、折り込み前の生地を冷却し、リバースシーターなどの圧延機で適当なサイズに展延する。次に、図6、7に示すように、ロールイン用マーガリン1を、大きめの生地4の上に重ね、はみ出した生地部分4a、4b、4c、4dを、ロールイン用マーガリン1の端縁に沿って折り重ねることで、生地4の内部にロールイン用マーガリン1を包み込み、折り込み用生地6とする。こうしてロールイン用マーガリンを包み込んだ折り込み用生地6を、図8に示すように、リバースシーター20などの圧延機のベルトコンベア21に載せて伸展ロール22に通して伸展する。次いで、伸展した生地6Aを、例えば、図9に示すように、三つ折りなどに折り畳む。このように折り畳まれた生地6Cを、再び、図8に示すリバースシーター20により伸展する。このような伸展、折り畳みといった操作を繰り返して、生地層と油脂層からなる積層を形成するとともに、厚みを調整する(ロールイン)。このロールイン後の生地7を、例えば、図10に示すように、クロワッサンであれば三角形状などの所定の形状に分割する。分割後の生地8は、必要に応じて、図11に示すように成型し、焼成することで、図12に示すようなクロワッサンなどの層状膨化食品が製造される。こうして製造されたクロワッサンなどの層状膨化食品は、図12(b)に示すように、内部に多数の空洞を有する層状構造を有し、ボリュームがあり、風味に優れた食品として、多くの人に親しまれている。
しかしながら、上記のような正方形や長方形の矩形状に成形された従来のロールイン用マーガリンでは、伸展時に伸びが悪いか、又は生地が歪んで伸びることで、マーガリンが入っていない生地の量(端生地量)が増え、製品の内層ムラ、即ち膨化のムラを招き、製品間に品質のばらつきが発生し、製造された食品が不揃いになるといった問題があった。即ち、図8に示したように、ロールイン用マーガリンを包んだ折り込み用生地をシーター20などに通して伸展した後の生地6Aには、図13に示すように、マーガリンが入ったまま伸展された生地部分60の周囲に、マーガリンが入っていない生地部分61(以下、「端生地」ともいう。)ができる。このようにマーガリンが入っていない端生地部分61を有する生地6Aを図9に示すように折り畳み、再び伸展するといった工程を繰り返すことで、前記のような製品の内層ムラ、即ち膨化のムラを招き、製品間に品質のばらつきが発生する。
従来、上記のような層状膨化食品の内層ムラを低減する方法として、溝孔を施すことのできる形状のノズルより押し出してロールイン用マーガリン(折り込み用油脂組成物)を成形する方法が提案されているが(特許文献1)、それでもまだ前記品質のばらつきは十分には改善されていない。
また、ロールイン用マーガリンの伸展性を改善するため、油脂結晶をコントロールする方法も提案されている(例えば、特許文献2)。しかしながら、このような油脂結晶のコントロールは難しく、コストアップにつながりかねない。
特開2001−45970号公報 特願2003−284491号公報
本発明は、層状膨化食品の内層ムラを低減し、製品間の品質のばらつきを大幅に低減できるロールイン用マーガリンを提供することを目的とする。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、ロールイン用マーガリンを、製菓・製パン用生地に重ねて該生地と共に伸展し、折り畳むことでロールインする際に、前記伸展方向(例えば、図8に示すベルトコンベア21の進行方向に沿った方向X)における前端縁や後端縁を、従来の矩形状のロールイン用マーガリンのように直角に切断するのではなく、側端縁に凹部、凸部、凹凸部などを設けて異形に成形することで、生地の伸展時のマーガリンの追従性が改善され、マーガリンが入っていない端生地部分が減少し、結果的に層状膨化食品の内層ムラを低減し、製品間の品質ばらつきを大幅に低減できることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明の第一は、[1]製菓・製パン用生地に重ねて該生地と共に伸展し、かつ折り畳まれて層状膨化食品の製造に用いられるシート状のマーガリンであって、矩形状の基部と、前記基部における相対する一対の側端縁の少なくとも一方に、凸部、凹部又は凹凸部からなる伸展誘導部を有することを特徴とするロールイン用マーガリン、に関する。
好ましい実施態様は、[2]前記伸展誘導部の平面積が、前記基部の平面積の2〜50%の範囲内である前記[1]に記載のロールイン用マーガリン、に関する。
また、好ましい実施態様は、[3]前記相対する両側端縁に前記伸展誘導部を有する前記[1]または[2]に記載のロールイン用マーガリン、に関する。
さらに好ましい実施態様は、[4]前記両側端縁の伸展誘導部が、同一形状または対称形状である前記[3]に記載のロールイン用マーガリン、に関する。
また、好ましい実施態様は、[5]平面形状が、前記基部の軸芯(中心軸)に対して線対称である前記[1]〜[4]のいずれかに記載のロールイン用マーガリン、に関する。
また、好ましい実施態様は、[6]前記両側端縁の伸展誘導部が、互いに接合する形状である前記[3]または[4]に記載のロールイン用マーガリン、に関する。
本発明の第二は、[7]可塑性油脂組成物を押出成型機のノズルから連続的にシート状に押し出す押出工程と、前記押出工程においてシート状に押し出される可塑性油脂組成物を、所定の形状に屈曲又は湾曲したカッターにて切断することで、側端縁に凹部、凸部又は凹凸部からなる伸展誘導部を形成する成形工程、とを備えることを特徴とする前記[1]〜[6]のいずれかに記載のロールイン用マーガリンを製造する方法、に関する。
本発明の第五は、前記[1]〜[6]のいずれかに記載のロールイン用マーガリンを、製菓・製パン用生地で包み込んで折り込み用生地を作製する工程、前記折り込み用生地を、ロールイン用マーガリンにおける伸展誘導部を有する側端縁が前端及び/又は後端になる方向に伸展し、かつ折り畳み、さらに前記生地を伸展し、折り畳むことを繰り返すロールイン工程、前記ロールイン後の生地を分割する工程、および前記分割した生地を焼成する工程、を含むことを特徴とする層状膨化食品の製造方法に関する。
本発明によれば、シート状のロールイン用マーガリンの側端縁に、凸部、凹部又は凹凸部からなる伸展誘導部を有することで、生地の伸展時におけるマーガリンの追従性が改善され、マーガリンが入っていない端生地部分が減少することで、全体に均一な層状構造を有する生地が得られる。これにより層状膨化食品の内層ムラを低減し、製品間の品質のばらつきを大幅に低減することができる。
前記相対する両側端縁に前記伸展誘導部を有する、または前記両側端縁の伸展誘導部が、同一形状または対称形状であると、伸展方向における前後端が均等に伸展しやすく、均質な生地及び製品が得られやすい。
さらに、平面形状が、前記基部の軸芯(中心軸)に対して線対称であれば、伸展方向における左右が均等に伸展しやすく、均質な生地及び製品が得られやすい。
また、前記両側端縁の伸展誘導部が、互いに接合する形状であれば、ロールイン用マーガリンの製造時に、押出成型機から連続的に押し出したシート状マーガリンをカッターで切断するだけで伸展誘導部を有する形状に容易に成形でき、かつ原料のロスもない。
本発明のロールイン用マーガリンは、従来に較べて、生地への折り込み時にマーガリンの入っていない端生地が少ないため、折り込んだ生地全体に、より均質な多層構造が形成されることから、焼成されたパン内部の空洞の大きさが揃いやすく、画像解析ソフトを用いてパン断面構造を解析した際の、空洞の大きさの分散の標準偏差が、従来に較べて小さくなる。
各種平面形状のロールイン用マーガリンを示す平面図であり、(a)は矢羽型、(b)はビート板型、(c)は鼓型、(d)は六角形、(e)は平行四辺形、(f)は比較例(従来)の平面形状が正方形のロールイン用マーガリン。 各種平面形状のロールイン用マーガリンの製造方法の実施態様を示す平面説明図であり、平面形状が、(a)は矢羽型、(b)はビート板型、(c)は鼓型、(d)は六角形、(e)は平行四辺形、のロールイン用マーガリンの製造方法を示す。 従来のロールイン用マーガリンの形態を示す斜視図。 ロールイン用マーガリンの製造方法を示す成型ノズルの斜視図。 従来のロールイン用マーガリンの製造方法を示し、(a)は平面説明図、(b)は側面説明図である。 ロールイン用マーガリンを生地に折り込む方法の説明図であり、(a)は生地にロールイン用マーガリンを載せた状態の平面図、(b)包み始めの様子を示す斜視図である。 ロールイン用マーガリンを生地に折り込む方法の説明図であり、(a)は生地でロールイン用マーガリンを包み込む途中の状態を示す斜視図、(b)はロールイン用マーガリンを包み込んだ折り込み用生地の斜視図である。 生地の折り込み方法を示し、(a)は伸展1回目の斜視図、(b)は1回伸展後の生地の斜視図である。 伸展後の生地を折り畳む様子を示す斜視図であり、(a)は伸展後の生地、(b)は折り畳み途中の生地、(c)は折り畳まれた生地を示す。 パン生地を分割する方法の1実施態様を示す斜視図であり、(a)は分割される生地、(b)は分割後の生地を示す。 分割されたパン生地を巻いて成型する方法を示す平面説明図。 焼き上がったパン(クロワッサン)を示し、(a)は斜視図、(b)はパン(クロワッサン)の断面写真である。 伸展1回後の生地におけるマーガリンの入っていない部分(端生地)を示す平面図。
以下、本発明につき、さらに詳細に説明する。本発明のロールイン用マーガリンは、層状膨化食品を作製する際に用いられるマーガリンである。
一般にマーガリンは、油中水型油脂組成物であり、例えば10〜90重量%の油脂と90〜10重量%の水を含有する。油脂が10%未満であると油中水型乳化油脂組成物として安定的に製造し難く、また水が10重量%未満であっても製造時の乳化が不安定となり、良い製品が得られ難い。
本発明のロールイン用マーガリンに使用される油脂は特に限定されず、従来からマーガリンに用いられている油脂であれば、いかなる油脂でも使用することができる。使用できる油脂としては、例えば、亜麻仁油、桐油、サフラワー油、かや油、胡桃油、芥子油、向日葵湯、綿実油、菜種油、大豆油、辛子油、カポック油、米糠油、胡麻油、落花生油、オリーブ油、椿油、茶油、ひまし油、椰子油、パーム油、パーム核油、葡萄油、カカオ油、シア油、コクム油、バルネオ脂等の植物油や、魚油、鯨油、牛脂、豚油、鶏油、卵黄油、羊油等の動物性油脂が挙げられる、また、これらの油脂をエステル交換したものや、硬化、分別したもの等、通常、食用に供される全ての油脂類を用いることが可能である。本発明では、これらの油脂類のなかから1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明のロールイン用マーガリンには、通常、油中水型乳化油脂組成物を製造するために添加される乳化剤を使用しても何ら問題はない。使用する乳化剤については、食用であれば特に限定されず、例えば、通常使用されるグリセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル等が挙げられる。また、本発明のロールイン用マーガリンは、その他、必要に応じて、乳製品、食塩、香料、着色料、酸化防止剤等を含有してもよい。
本発明のロールイン用マーガリンの製造方法は、基本的には、公知の方法による。まず、油脂に、油溶性の乳化剤、色素、抗酸化剤、香料などを必要に応じて添加し、溶解させて油脂を調製する。一方、水に、脱脂粉乳、カゼインソーダ、バターミルク、発酵乳、生クリーム等の乳製品類、または澱粉類、増粘多糖類等の水溶性組成物を適宜添加し、溶解、または分散させて水相部とし、これを油脂と混合して予備乳化する。次に、上記のようにして得られた油脂又は乳化予備物を、均一撹拌しながら、パーフェクター、コンビネーター、ボテーターなどを用いて急冷捏和した後、成型ノズルからシート状に押し出し、さらに目的とする形状にカットして成形し、本発明のロールイン用マーガリンを得る。
得られたロールイン用マーガリンは、例えば図6、7で説明したように、製菓・製パン用生地4で包んで折り込み用生地6とし、その後、図8、9で説明したように、折り込みと伸展を繰り返して適当な厚さに調製したのち(ロールイン)、分割、成型後、焼成される。
本発明は、前記ロールイン用マーガリンが特定の平面形状を有していることを特徴とする。即ち、本発明のロールイン用マーガリンは、前記ロールイン時の伸展方向Xの前端縁および/または後端縁が、従来のように両側縁に対して直角に形成されているのではなく、例えば、図1(a)〜(e)に示すように、矩形状の基部2における相対する一対の側端縁の少なくとも一方に、凸部、凹部又は凹凸部からなる伸展誘導部3A、3Bを有することを特徴する。このロールイン用マーガリン1は、前記伸展誘導部3A、3Bを設けた側端縁が、例えば図8(a)に示すリバースシーター20などの伸展機によって伸展される際の、伸展1回目の生地の伸展方向Xにおける前端縁及び又は後端縁になるように伸展される。
図1(a)に示す実施態様のロールイン用マーガリン1は、矩形状の基部2における伸展方向Xの前端縁に伸展方向Xに向かって突出する三角形状の伸展誘導部(凸部)3Aが形成されるとともに、相対する後端縁に前記伸展誘導部3Aと略同じ形状の凹部を伸展誘導部3Bとして形成して、全体が平面視で矢羽型をしている。
図1(b)に示す実施態様のロールイン用マーガリン1は、矩形状の基部2における伸展方向Xの前端縁に伸展方向Xに向かって円弧状に突出する伸展誘導部(凸部)3Aが形成されるとともに、相対する後端縁に前記伸展誘導部3Aと略同じ円弧状の凹部を伸展誘導部3Bとして形成して、全体が平面視でビート板状をしている。
図1(c)に示す実施態様のロールイン用マーガリン1は、矩形状の基部2における伸展方向Xの前後両端縁に内側に向かって三角形状に窪んだ伸展誘導部(凹部)3Bが形成されて、全体が平面視で鼓型をしている。
図1(d)に示す実施態様のロールイン用マーガリン1は、矩形状の基部2における伸展方向Xの前後両端縁に外側に向かって三角形状に突出する伸展誘導部(凸部)3Aが形成されて、全体が平面視で六角形状をしている。
さらに、図1(e)に示す実施態様のロールイン用マーガリン1は、矩形状の基部2における伸展方向Xの前後両端縁のそれぞれが、伸展方向Xの両側縁に対して斜めに形成されて、それぞれの端縁に伸展誘導部(凸部)3A、伸展誘導部(凹部)3Bが形成されて、全体が平面視で平行四辺形状をしている。
本発明に係るロールイン用マーガリンの形状は、上記した図1(a)〜(e)に示す形状に限定されるものではなく、図1(f)に示す、矩形状(例えば正方形)をしている従来のロールイン用マーガリンにおける伸展方向Xに相対する端縁(図1(f)における上辺および下辺)の少なくとも一方に凹部、凸部、凹凸部などが形成されていれば、ロールインの際に、生地の伸展に対するマーガリンの追従性が改善され、本発明の目的とする効果を奏することができる。
なお、前記伸展誘導部3A、3Bをなす凹部や凸部は、相対的な概念であり、例えば、図1(a)、(b)、(d)における伸展誘導部3Aは、前記のように、伸展方向Xに沿って突出しているとみることもできるが、両側が窪んだ凹部とみることもできる。反対に、図1(a)、(b)、(c)における伸展誘導部3Bを、伸展方向Xの両側が突出した凸部とみることもできる。さらに、図1(e)における伸展誘導部3Aおよび3Bは、いずれも、凸部または凹部とみることもできる。
前記伸展誘導部3A、3Bの大きさには特に限定はなく、矩形状の基部2の平面積に対する面積が2%以上であれば、本発明の目的とする効果を確認することができる。伸展誘導部3A、3Bは大きいほど、伸展性は向上するようであるが、大きすぎると均一な伸展が阻害される傾向にある。よって、基部の平面積の50%以下にとどめておくことが望ましい。
本発明のロールイン用マーガリン1は、図1(a)〜(e)に示すように、相対する両端縁に伸展誘導部3Aあるいは3Bを有することが好ましい。伸展誘導部が片側にしかないと、マーガリンが入っていない生地のみの部分(端生地)が増える場合がある。さらに前記両側端縁の伸展誘導部3A、3Bが、同一形状または対称形状であると、均等に伸展しやすい傾向にあることから好ましい。また、図1(a)〜(d)のように、基部2の軸芯(中心軸)Oに対して線対称な形状であると、伸展方向の左右において均等に伸展しやすく、均質な生地及び製品が得られやすい傾向がある。
上記のような本発明のロールイン用マーガリン1は、従来と同様に、水相と油脂とを混合、予備乳化し、これを均一攪拌しながら、パーフェクター、コンビネーター、ボテーターなどを用いて急冷捏和した後、ノズルからシート状に押し出した後、所定の形状に切断することで成形することができる。例えば、図2(a)に示すように、成型ノズル10から押し出されたシート状マーガリン1Aを屈曲したカッター11で切断すれば、矢羽型のロールイン用マーガリン1が得られる。図2(b)に示すように、成型ノズル10から押し出されたシート状マーガリン1Aを湾曲したカッター11で切断すれば、ビート板状のロールイン用マーガリン1が得られる。さらに、図2(c)に示すように、互いに反対方向に屈曲した一対のカッター11A、11Bを用い、第1のカッター11Aで切断したシート状マーガリン11’の後端縁を、更に第2のカッター11Bで切断することで、両端縁が窪んだ鼓型のロールイン用マーガリン1が得られる。また、図2(d)に示すように、前記一対のカッター11A、11Bを、それらの先端を付き合わせるように向き合わせて配置して切断すれば、六角形状のロールイン用マーガリン1が得られる。さらに、図2(e)に示すように、成型ノズル10から押し出されたシート状マーガリン1Aを押し出し方向Yに対して斜めに配置したカッター11により切断すれば、平行四辺形状のロールイン用マーガリン1が得られる。
上記のように、本発明に係るロールイン用マーガリンは、成型ノズルから押し出されたシート状マーガリン1Aを適宜切断することで、伸展誘導部が形成される。なお、図2(c)や図2(d)に示す鼓型や六角形状のロールイン用マーガリンを上記方法で製造する場合には、製品以外に切れ端11”が出る。これに対し、図2(a)、(b)、(e)のように、両側端縁の伸展誘導部が、互いに接合する形状であると、連続的に押し出しおよび切断するだけで伸展誘導部が容易に製造でき、かつ原料のロスもない。
上記のような本発明のロールイン用マーガリンは、従来と同様に、例えば図6、7に示すように、製菓・製パン用生地4で包んで折り込み用生地とし、これを図8、9に示すようにリバースシーター20などの伸展機のベルトコンベア21に載せて伸展ロール22を通すことで伸展した後、折り畳み、さらに伸展、折り畳みを適宜繰り返して厚みを調整する(ロールイン)。前記伸展機で折り込み用生地を伸展するに際しては、ロールイン用マーガリン1に設けた伸展誘導部3A、3Bが、図8における伸展方向Xにおける前端またや後端になるようにする。これにより、生地の伸展に対するロールイン用マーガリン1の追従性がよくなり、図13に示す、マーガリンが入っていない端生地61の面積が減少し、折り畳み、伸展を繰り返して得られる層状生地における層構造が生地全体に均質になり、得られる層状膨化食品の内層ムラが低減され、製品間の品質のばらつきも低減される。また、こうして得られる層状膨化食品は、図12(b)に示すように、内部に多数の空洞が形成された層構造を有するが、本発明のロールイン用マーガリンを用いることで、空洞の大きさのばらつきも小さくなり、画像解析ソフトを用いてパン断面構造を解析した際の、空洞の大きさの分散の標準偏差の最大が9以下、さらには8以下に抑えられることから、ボリューム感があり、しかも風味のよい層状の食品が得られ、製品間の品質のばらつきも少ない。
以下に実施例を示し、本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。なお、実施例において「部」や「%」は重量基準である。
(実施例1)
W/O乳化組成物を下記配合で作製した。
「油相」
硬化大豆油(上昇融点40℃) 100部
ラード 25部
パーム油 20部
菜種油 30部
グリセリン脂肪酸エステル 3部
レシチン 3部
香料 1部
「水相」
水 20部
脱脂乳 15部
食塩 3部
油相タンクに上記配合で油脂を仕込み、その他の油相部原料を添加して約60℃で撹拌し溶解させた。水相部は、水、脱脂乳を仕込み撹拌しながら食塩を添加して溶解させ、80℃で20分の殺菌を行い60℃に降温後、油相タンクに移送し、15分乳化した。この乳化物をコンビネーターで12℃まで冷却し、捏和を行った後、レストチューブで結晶の安定化を行い、その後、押出成型機において、図4に示す、幅230mm、高さ10mmのスリット状のノズル孔10aを有する成型ノズル10を使用して、流量に見合ったスピードのベルトコンベア上に押し出してシート状に成形した後、図2(a)に示すような屈曲したカッター11にて長さ約230mmに切断し、ロールイン用マーガリンを得た。得られたロールイン用マーガリンは、厚さは10.5mm、平面形状は、図1(a)に示す基部2の幅230mm、長さ230mmで、基部2の平面積に対する伸展誘導部3A(凸部)および3B(凹部)の平面積が各2.2%の矢羽型であり、重さは約500gであった。
(実施例2、3)
屈曲角度の異なるカッター11を用いた以外は、実施例1と同様にして矢羽型のロールイン用マーガリンを得た。得られたロールイン用マーガリンは、図1(a)に示す基部2の平面積に対する伸展誘導部3A(凸部)および3B(凹部)の平面積が各6.5%(実施例2)、及び各10.8%(実施例3)であり、重さはいずれも約500gであった。
(実施例4)
カッターを、図2(b)に示す湾曲したカッターに変更した以外は、実施例1と同様にしてロールイン用マーガリンを得た。得られたロールイン用マーガリンは、厚さは10.5mm、平面形状は、図1(b)に示す基部2の幅230mm、長さ230mmで、基部2の平面積に対する伸展誘導部3A(凸部)および3B(凹部)の平面積が各6.5%のビート板状であり、重さは約500gであった。
(実施例5)
成型ノズルから押し出してシート状に成形した後、図2(c)に示す屈曲した第1のカッター11Aで切断した後、第2のカッター11Bにより後端縁を切断した以外は実施例1と同様にしてロールイン用マーガリンを得た。得られたロールイン用マーガリンは、厚さは10.5mm、平面形状は、図1(c)に示す基部2の幅230mm、長さ200mm、基部2の平面積に対する伸展誘導部3B(凹部)の平面積が各6.5%の鼓型であり、重さは約500gであった。
(実施例6)
成型ノズルから押し出してシート状に成形した後、図2(d)に示す屈曲した第1のカッター11Aおよび第2のカッター11Bにより切断した以外は実施例1と同様にしてロールイン用マーガリンを得た。得られたロールイン用マーガリンは、厚さは10.5mm、平面形状は、図1(d)に示す基部2の幅230mm、長さ200mm、基部2の平面積に対する伸展誘導部3A(凸部)の平面積が各6.5%の六角形状であり、重さ約500gであった。
(実施例7)
成型ノズルから押し出してシート状に成形した後、図2(e)に示すようにカッター11で斜めに切断した以外は実施例1と同様にしてロールイン用マーガリンを得た。得られたロールイン用マーガリンは、厚さは10.5mm、平面形状は、図1(e)に示す基部2の幅230mm、長さ230mm、基部2の平面積に対する伸展誘導部3A(凸部)および3B(凹部)の平面積が各6.5%の平行四辺形であり、重さ約500gであった。
(比較例1)
成型ノズルから押し出してシート状に成形した後、押し出し方向と直角に長さ230mmに切断した以外は実施例1と同様にしてロールイン用マーガリンを得た。得られたロールイン用マーガリンは、幅および長さが230mmの正方形状であり、重さは約500gであった。
<伸展性の評価>
下記に示した配合でクロワッサン生地を作製した。即ち、原材料をボールに入れ、ビーターを用いて縦型ミキサーにて低速、中速にて各原材料が均一になるようにミキシングし、捏ね上げ温度25℃にて生地を得た。フロアータイム30分の後、−5℃で0℃になるまで温調し、15℃に温調しておいた実施例1〜7および比較例1のロールイン用マーガリンをロールインした。ロールインは三つ折り二回行い0℃で一晩保存後、三つ折り1回行い、シーターで延ばし、厚みを5mm程度に調整した。このときの伸展1回目の生地の状態を調べた。結果を表1に示す。
<クロワッサン生地配合>
強力粉 700部
薄力粉 300部
上白糖 80部
食塩 1.5部
ショートニング 50部
全卵 50部
脱脂粉乳 29部
イースト 50部
イーストフード 1部
水 500部
Figure 0005862298
表1に示すように、実施例1〜7のロールイン用マーガリンをロールインした生地は、比較例1の正方形のロールイン用マーガリンをロールインした生地に較べて、伸展1回目の端生地面積が狭く、マーガリンの伸展性が改善されていることが明らかであった。
(実施例8〜12、比較例2)
実施例1、3、5、6、7および比較例1のロールイン用マーガリンをロールインしたクロワッサン生地を、底辺約12cm、高さ約18cmの三角形に分割した(各10個の重量は約500g)。
<製パン評価>
分割した各10個のクロワッサン生地を、35℃のホイロに60分入れた後、200℃のオーブンで15分焼成してクロワッサンを得た。得られた各10個のクロワッサンの体積、重量および比容積を測定した。また、比容積の標準偏差を算出した。結果を表2に示す。
<比容積の測定法>
比容積計(SELNAC−WinVM2100A、株式会社アステックス)を用いて測定した。
Figure 0005862298
表2に示すとおり、実施例のロールイン用マーガリンを用いて製造したクロワッサンは、比較例の正方形のロールイン用マーガリンを用いて製造したクロワッサンに較べて比容積の標準偏差が小さく、製品間のばらつきが少ないことが明らかであった。
(実施例13、比較例3)
実施例5および比較例1と同様にして、平面形状が鼓型および正方形のロールイン用マーガリンを得た。これを上記と同じクロワッサン生地にロールインした。このときの伸展1回目の生地の状態を調べた。結果を表3に示す。
Figure 0005862298
表3に示すように、鼓型のロールイン用マーガリンをロールインした実施例13の生地は、正方形のロールイン用マーガリンをロールインした比較例3の生地に較べて、伸展1回目の端生地面積が狭く、マーガリンの伸展性が改善されていることが明らかであった。
(実施例14、比較例4)
実施例13および比較例3で得られたクロワッサン生地を底辺約12cm、高さ約18cmの三角形状に分割し(各10個の重量は、それぞれ536.6gおよび558.2g)、35℃のホイロに60分入れた後、200℃のオーブンで15分焼成して実施例14および比較例4のクロワッサンを得た。焼成後の各10個のクロワッサンの体積、重量および比容積を測定し、それらの平均および標準偏差を算出した結果を表4に示す。さらに各10個のクロワッサンの断面構造を、画像解析ソフトウエア(ImageJ,National Institutes of Health)を用いて解析し、気泡の大きさの分布を調べた結果を表5に示す。
Figure 0005862298
Figure 0005862298
表4に示すとおり、実施例13(鼓型)のロールイン用マーガリンをロールインした生地を焼成した実施例14のクロワッサンは、比較例3(正方形)のロールイン用マーガリンをロールインした生地を焼成した比較例4のクロワッサンに較べて比容積の標準偏差が小さかった。さらに、表5に示すとおり、実施例13(鼓型)のロールイン用マーガリンをロールインした生地を焼成したクロワッサンでは、比較例3(正方形)のロールイン用マーガリンをロールインした生地を焼成したクロワッサンよりも、空洞の大きさのばらつきが小さく、内層の状態が向上していた。これにより、本発明による効果が確認できた。
1 ロールイン用マーガリン
1A 押し出されたシート状マーガリン
2 基部
3A 伸展誘導部(凸部)
3B 伸展誘導部(凹部)
4 生地
6 折り込み用パン生地
6A シーターにより伸展されたパン生地
6B 折り畳み途中のパン生地
6C 折り畳まれたパン生地
60 マーガリンが入っている生地部分
61 マーガリンが入っていない端生地部分
7 マーガリンをロールインした後のパン生地
8 クロワッサン用に分割されたパン生地
9 クロワッサン用に成型されたパン生地
10 成型ノズル
10a ノズル孔(スリット)
11、11A、11B カッター
20 シーター
21 ベルトコンベア
22 伸展ロール
O 軸芯
X 伸展方向
Y 押し出し方向

Claims (8)

  1. 製菓・製パン用生地に重ねて該生地と共に伸展し、かつ折り畳まれて層状膨化食品の製造に用いられるシート状のマーガリンであって、矩形状の基部と、前記基部における相対する一対の側端縁の少なくとも一方に、凸部、凹部又は凹凸部からなる伸展誘導部を有することを特徴とするロールイン用マーガリン。
  2. 前記伸展誘導部の平面積が、前記基部の平面積の2〜50%の範囲内である請求項1に記載のロールイン用マーガリン。
  3. 前記相対する両側端縁に前記伸展誘導部を有する請求項1または2に記載のロールイン用マーガリン。
  4. 前記両側端縁の伸展誘導部が、同一形状または対称形状である請求項3に記載のロールイン用マーガリン。
  5. 平面形状が、前記基部の軸芯(中心軸)に対して線対称である請求項1〜4のいずれかに記載のロールイン用マーガリン。
  6. 前記両側端縁の伸展誘導部が、互いに接合する形状である請求項3または4に記載のロールイン用マーガリン。
  7. 可塑性油脂組成物を押出成型機のノズルから連続的にシート状に押し出す押出工程と、
    前記押出工程においてシート状に押し出される可塑性油脂組成物を、所定の形状に屈曲又は湾曲したカッターにて切断することで、側端縁に凹部、凸部又は凹凸部からなる伸展誘導部を形成する成形工程、とを備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のロールイン用マーガリンを製造する方法。
  8. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のロールイン用マーガリンを、製菓・製パン用生地
    で包み込んで折り込み用生地を作製する工程、
    前記折り込み用生地を、ロールイン用マーガリンにおける伸展誘導部を有する側端縁が
    前端及び/又は後端になる方向に伸展し、かつ折り畳み、さらに前記生地を伸展し、折り
    畳むことを繰り返すロールイン工程、
    前記ロールイン後の生地を分割する工程、
    および前記分割した生地を焼成する工程、
    を含むことを特徴とする層状膨化食品の製造方法。
JP2011290209A 2011-12-29 2011-12-29 ロールイン用マーガリン Active JP5862298B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011290209A JP5862298B2 (ja) 2011-12-29 2011-12-29 ロールイン用マーガリン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011290209A JP5862298B2 (ja) 2011-12-29 2011-12-29 ロールイン用マーガリン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013138642A JP2013138642A (ja) 2013-07-18
JP5862298B2 true JP5862298B2 (ja) 2016-02-16

Family

ID=49036749

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011290209A Active JP5862298B2 (ja) 2011-12-29 2011-12-29 ロールイン用マーガリン

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5862298B2 (ja)

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2741775B2 (ja) * 1989-03-24 1998-04-22 旭電化工業株式会社 固形成分を含有するロールイン用油脂の製造方法
JP2569891B2 (ja) * 1989-05-01 1997-01-08 鐘淵化学工業株式会社 可塑性油脂及びその製造方法
JP3089511B2 (ja) * 1992-06-09 2000-09-18 ミヨシ油脂株式会社 層状食品の製造方法
JP2001045970A (ja) * 1999-08-05 2001-02-20 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 折り込み用油脂組成物
WO2008029672A1 (fr) * 2006-09-06 2008-03-13 Fuji Oil Company, Limited Émulsion plastique eau dans huile pour aliments soufflés en couches à base de farine de blé

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013138642A (ja) 2013-07-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6337593B2 (ja) ロールイン用水中油型乳化組成物
WO2012081351A1 (ja) ロールイン用油中水型乳化油脂組成物
JP5890934B2 (ja) 固形油脂組成物及びその製造方法
JP4459134B2 (ja) シート状油中水型乳化油脂組成物およびその製造法
JP5862298B2 (ja) ロールイン用マーガリン
JP4507052B2 (ja) 練込用油脂組成物、製造方法及び用途
JPWO2010107021A1 (ja) ビスケット生地の製造方法及びビスケット
JP5253014B2 (ja) 油中水型乳化油脂組成物
JP6316604B2 (ja) ベーカリー製品の製造方法
JP5119883B2 (ja) 油中水型乳化物
JP4284921B2 (ja) シート状油中水型乳化油脂組成物およびその製造法並びにそれを用いた層状膨化食品
JP2017169476A (ja) ロールイン用水中油型乳化組成物
JP2007209254A (ja) ロールイン用フィリング材
JPS6411259B2 (ja)
JP2970366B2 (ja) ロールイン用フィリング
JP2015077094A (ja) 層状パンの製造方法及び層状パン
JPH0987657A (ja) デキストリン含有乳化油脂組成物
JP3089511B2 (ja) 層状食品の製造方法
JP2018057280A (ja) クッキー生地用油脂組成物およびこれを用いた穀粉組成物
JP2001045970A (ja) 折り込み用油脂組成物
JP3396008B2 (ja) シュー皮用油脂組成物
JP6291238B2 (ja) 油脂組成物および当該油脂組成物を含有する食品
JP3603465B2 (ja) 加工油脂
JPH0427812B2 (ja)
JP2022134937A (ja) 冷凍喫食用ベーカリー食品の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150818

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150901

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151214

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5862298

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250