JP5838593B2 - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents
印刷装置および印刷方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5838593B2 JP5838593B2 JP2011116517A JP2011116517A JP5838593B2 JP 5838593 B2 JP5838593 B2 JP 5838593B2 JP 2011116517 A JP2011116517 A JP 2011116517A JP 2011116517 A JP2011116517 A JP 2011116517A JP 5838593 B2 JP5838593 B2 JP 5838593B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- paper
- liquid
- standby
- print medium
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J3/00—Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
- B41J3/60—Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for printing on both faces of the printing material
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Handling Of Sheets (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
Description
また、乾燥待機を行っても膨潤カールを確実にデカールできるわけではなく、膨潤カールの対策として不十分であった。また、温風ヒータで乾燥しても膨潤カールを確実にデカールできるわけではなく、膨潤カールの対策として不十分であった。また、デカール用の機構を別途設けるとコストアップや設計変更に繋がるし、当該機構を収容する余分の空間が必要となる。
本発明の態様の1つは、印刷媒体の一方の面に対する液体の付着を行った後に前記印刷媒体の他方の面に対する液体の付着を行うために前記印刷媒体の搬送を行う印刷装置であって、液体の付着量を前記一方の面の領域毎に判定する手段と、前記印刷媒体の所定部位を前記搬送の経路上の待機位置にて所定時間待機させる搬送待機手段と、を備える構成とされる。ここで、前記所定部位は前記判定手段によって液体の付着量が所定値以上と判定された領域を有する部位であり、前記待機位置は前記一方の面に対する液体の付着により発生する前記印刷媒体の反りと逆向きの反りを前記印刷媒体の前記所定部位に発生させる位置である。
また、前記搬送は、前記一方の面に対して液体を付着させた液体吐出部(例えば、印刷ヘッド等)が前記他方の面に対して液体を付着できるように前記印刷媒体の表裏を反転させる搬送であってもよいし、前記一方の面に対して液体を付着させた液体吐出部とは異なる他の液体吐出部が前記他方の面に対して液体を付着できる位置に前記印刷媒体を移動させる搬送であってもよい。また、前記所定時間は、前記印刷媒体に発生した前記反りが解消する程度の時間であればよく、例えば、前記印刷媒体に対する前記液体の定着に要する時間としたり、当該時間から前記搬送に要する時間を除いた時間としたりすることができる。なお、前記所定時間は、前記一方の面に付着された液体量や液体種類、印刷媒体の種類等、温度や湿度等の印刷環境、を考慮して決定してもよい。前記印刷媒体に発生する反りは、一般的に、前記液体が付着された前記一方の面が膨らむ反りであるが、むろん、印刷媒体の素材や液体の材料次第では逆の反りが発生する可能性を除外するものではない。
本発明の態様の1つでは、前記印刷媒体を搬送する方向における前記所定部位の一端が、支持部材によって挟持されることにより前記印刷媒体を搬送する方向における前記所定部位の他端が所定の台面に押し付けられる位置が、前記待機位置の少なくとも一つである。このように、前記所定部位の一端を支持部材にて挟持したときに他端が所定の台面に押し付けられるよう挟持することにより、前記所定部位の一端から他端までの部位が、前記押し付けられる方向とは逆の方向に確実に屈曲する(反りが発生する)。この屈曲は、前記一方の面に対する液体の付着により発生する前記印刷媒体の反りと逆向きの反りであるため、前記待機位置にて待機することにより、前記一方の面に対する液体の付着により発生する前記印刷媒体の反りを解消することができる。
本発明の態様の1つでは、前記所定部位の全体が前記印刷媒体の表裏を反転させる反転ローラーに接触する位置が、前記待機位置の少なくとも一つである。当該構成によれば、反転ローラーの曲率に応じた反りが前記所定部位に発生し、前記待機位置にて待機することにより、前記一方の面に対する液体の付着により発生する前記印刷媒体の反りを解消することができる。
本発明の態様の1つでは、前記所定部位は、前記所定部位の少なくとも一方を支持部材にて挟持された状態で前記一方の面に対する液体の付着が行われる領域を有する部位であり、前記所定部位の全体が前記印刷媒体の表裏を反転させる反転ローラーに接触する位置が、前記待機位置の少なくとも一つである。当該構成によれば、両端を固定された状態で液体の付着が行われる部位についても、前記待機位置にて待機することにより、前記一方の面に対する液体の付着により発生する前記印刷媒体の反りを適切に解消することができる。
本発明の態様の1つは、前記待機位置においては、前記一方の面に対する液体の付着により発生する前記印刷媒体の反りと逆向きの反りを前記印刷媒体に生じさせた状態に維持する支持部材が前記印刷媒体を挟持する構成とされ、前記待機位置が複数有る場合に、前記一方の面に対する液体の付着により発生する前記印刷媒体の反りと逆向きの反りであって各待機位置において発生する反りの曲率と、各待機位置において前記支持部材が前記印刷媒体を挟持する前記印刷媒体の幅方向の範囲と、各待機位置において前記支持部材が前記印刷媒体を挟持する圧力と、に応じて、いずれかの待機位置が選択される。当該構成によれば、印刷媒体に発生した反り(前記一方の面に対する液体の付着により発生する前記印刷媒体の反り)に応じて、当該反りを解消するために最適な待機位置を複数の待機位置から選択するための基準が提供される。
(1)印刷装置の構成:
(2)搬送制御処理:
(3)変形例:
《プリンターの全体構成》
図1には、プリンターの外観の一例を示してある。なお、以下では、同図に示す上下左右前後を参照して部材の移動方向や取り付け位置等を説明するが、むろん、部材の移動方向や取り付け位置等は設計に応じて適宜に変更される。同図において、プリンター100は、外観上、給紙カセット10、手差しトレイ11、スタッカ12、操作パネル13を備えている。
次に、用紙搬送機構について説明する。
図2は、用紙搬送機構における部材配置を断面的に示した図である。同図は、プリンター100の用紙搬送機構の要部を側面(図1では右側)から見て示した要部側面図であり、用紙搬送機構の主要な構成の位置関係を概略的に示してある。同図に示すように、プリンター100は、分離ローラー20a、分離ローラー20b、分離従動ローラー20c、中間ローラー20d、中間従動ローラー20e,20f、紙送りローラー20g、紙送り従動ローラー20h、排紙ローラー20i、排紙従動ローラー20j、プラテン20k、用紙検知センサー20l、を備えている。その他、用紙が所定の搬送経路で搬送されるようにガイドする部材が各所に配置されており、図には太線で示してある。
図3は、給紙カセット10から給紙される印刷用紙PMの搬送経路を示す図であり、図4は後述する印刷用紙PMのインク打込量の判定における領域を説明する図である。図3において、給紙カセット10から給紙される印刷用紙PMの搬送経路は二点鎖線で示してある。なお、以下ではインク打込量のことをインクデューティーと記載することもある。
給紙カセット10からの給紙が選択されると、所定の機構により分離ローラー20aに印刷用紙PMが当接され、給紙カセット10に収容された印刷用紙PMの1枚が、分離ローラー20aの回転駆動(図3では反時計回り方向への駆動)により、中間ローラー20dと中間従動ローラー20eの間に到達する。なお、分離ローラー20aや印刷用紙PMを分離ローラー20aに当接させるための機構(不図示)等が自動用紙分離部ADF1を構成する。
図5は、自動用紙分離部ADF2が給紙する印刷用紙PMの搬送経路を示す図である。同図において、自動用紙分離部ADF2が給紙する印刷用紙PMの搬送経路は二点鎖線で示してある。
手差しトレイ11からの給紙が選択されると、所定の機構により分離ローラー20bに印刷用紙PMが当接され、手差しトレイ11に積載された印刷用紙PMの1枚が、分離ローラー20bの回転駆動(図5では時計回り方向への駆動)により、中間ローラー20dと中間従動ローラー20fの間に到達する。なお、分離ローラー20bや印刷用紙PMを分離ローラー20bに当接させるための機構(不図示)等が自動用紙分離部ADF2を構成する。
次に、両面印刷を行う場合の用紙反転ならびに反転した用紙への印刷について説明する。
図6は、反転給紙経路を示す図である。同図に置いて、反転給紙経路は二点鎖線で示してある。反転給紙が開始されると、印刷用紙PMは、排紙ローラー20iの逆方向回転駆動(図6では時計周り方向の回転駆動)により、排紙ローラー20iと排紙従動ローラー20jとの間に押圧挟持されつつ搬送され、後端が紙送りローラー20gと紙送り従動ローラー20hの間に到達し、後端が紙送りローラー20gと紙送り従動ローラー20hとの間に挟持された状態となる。
図8は、印刷用紙PMに発生する膨潤カールの説明図である。図8(a)に示すように、反転給紙経路に送られる印刷用紙PMは、直前に行われた表面に対する印刷によって表面にインクが付着され、図8(b)に示すように、表面が膨潤して膨潤カールが起こる。そのため、図8(c)に示すように、用紙反転した後で裏面に印刷を行う際にプラテン20k上で浮き上がることがあり、裏面印刷品質に影響を与える。具体的には、例えば、記録ヘッドと擦れることで汚れたり、接触して紙折れしたり、記録ヘッドと印刷用紙PM表面との距離変動による印刷ムラ、等が発生する可能性がある。むろん、反転給紙の際に先頭で搬送される印刷用紙PMの後端側で膨潤カールが発生すると、記録ヘッド以外の部材と搬送経路中で干渉して同様の擦れ、汚れ、紙折れ等が発生する可能性もある。このような裏面印刷品質の低下を防止するため、本実施形態では、反転給紙経路上の所定位置で後述の待機を行う。
図9は、プリンター100の制御にかかる電気的・ソフトウェア的構成を示すブロック図である。なお、同図には後述の搬送待機に関係する構成を示しており、その他の印刷制御にかかる構成は本発明の要旨を逸脱しない範囲で公知技術から適宜に採用することができる。同図において、プリンター100は、プリンター100の全体を制御部30と、記憶部31と、I/F32と、キャリッジモーター33と、記録ヘッド14aと、搬送モーター34と、紙検出センサー20lと、を備えている。記憶部31には、各領域毎に、インク打込量の大小に応じて決定される待機位置との対応関係が記憶されている。I/F32にはホスト装置が接続されており、プリンター100は、当該ホスト装置から入力される印刷データに基づいて印刷を行ったり、当該ホスト装置からの指示により片面印刷と両面印刷との切換え等の印刷設定が行われたりする。
図10は、搬送制御処理の流れを示すフローチャートである。当該処理は、印刷が指示されたときに実行される。処理が開始されると両面印刷か否かを判断する(S10)。ここで、指示された印刷が片面印刷の場合は(S10;No)通常の搬送制御処理を行い(S90)、表面に対する印刷が完了すると、排紙ローラー20iの駆動により、印刷用紙PMがスタッカ12に排出されて積層される(S80)。一方、指示された印刷が両面印刷の場合は(S10:Yes)、まず、表面印刷について通常の搬送制御処理を行う(S20)。
図11は、各領域におけるインク打込量と待機位置との対応関係を説明する図である。図11に示す対応関係に相当するデータは、例えば、記憶部31に記憶されている。
本実施形態においては、後端領域の単位面積あたりのインク打込量Dbを、高デューティーと、中デューティーと、低デューティーの3つに分類し、分類結果に基づき、後端領域を含む印刷用紙PMの部位を、待機位置Aにおいて待機させるか、待機位置Bにおいて待機させるか、待機を行わないか、のいずれかに決定する。ここで、後端領域については、高デューティーと中デューティーの閾値をVとし、中デューティーと低デューティーの閾値をWとする。
(3−1)変形例1:
上述した実施形態では、インク打ち込み量に応じて使い分けるデカール効果の度合いを3段階(待機位置A、待機位置B、待機しない)としたが、むろん、インク打ち込み量に応じて使い分けるデカール効果の度合いを4段階以上としてもよく、例えば、待機位置を3箇所以上設けることによりデカール効果の度合いを4段階以上としてもよい。
上述した実施形態や変形例では、複数の待機位置を使い分けることにより複数のデカール効果を実現したが、待機時間を変更することにより複数のデカール効果を実現してもよい。すなわち、同じ待機位置であっても、インク打ち込み量の多い領域を有する部位を待機させる場合は待機時間を長くし、インク打ち込み量の少ない領域を有する部位を待機させる場合は待機時間を短くする。このように待機時間を様々にした待機を行うことにより、例えば、デカール効果のある待機位置が少ない場合にも複数レベルのデカールを印刷用紙PMに適用することができる。むろん、待機位置と待機時間とを適宜に組み合わせることにより、インク打ち込み量に応じた適切なデカールを行うことができる。
上述した実施形態や変形例では、各領域ごとに待機の必要性を判断していたが、複数領域について待機が必要な場合は、各領域独立に待機位置と待機時間とを設定してもよいし、他の領域に対してデカールのための待機している時間を考慮して、他の領域に対する待機時間を短縮してもよい。
上述した実施形態や変形例で説明したように、インク打ち込み量が多いほどデカール効果の強い待機を行い、インク打ち込み量が少ないほどデカール効果が小さくなる待機を行う。すなわち、印刷モードが速度優先の場合と画質優先の場合とを比較すると、同じ画像を印刷する場合でも、速度優先の場合はデカール効果の弱い待機位置(又は待機を行わない)となり、画質優先の場合はデカール効果の強い待機位置となる。
以上説明した実施形態や変形例では、印刷用紙PMを反転させている間に印刷用紙PMを反転給紙経路上に維持するための部材として、ローラーと従動ローラーとを用いているが、ローラーと弾性体等のような付勢部材を用いてもよい。図20に、ローラーと弾性体を用いた場合の一例を示す。同図では、中間ローラーに弾性体を適用した場合を示してある。同図に示すように、中間ローラー20dはゴムなどの摩擦力の高い部材で形成されており、中間ローラー20dの回転に伴い当該中間ローラー20dに巻きまわされた印刷用紙PMが搬送される。このとき、弾性体が、印刷用紙PMを中間ローラー20dのローラー面に押し付けることにより、印刷用紙PMを反転給紙経路上に維持する付勢部材としての役割を担っている。
上述した実施形態や変形例においては、ローラーで印刷用紙PMを搬送するプリンターを例にとって説明したが、むろん、ベルト駆動にて印刷用紙PMを搬送するプリンターにおいても本発明は適用可能である。また、上述した実施形態では印刷用紙PMの反転経路を、中間ローラー20dが規定していたが、この反転経路を曲面にて規定し、ローラーにて当該反転経路上を印刷用紙PMが曲面に沿って移動させるようにすることもできる。また、ローラーの数も適宜に変更することができる。
上述した実施形態や変形例では、印刷用紙PMの表面におけるインク打込量に基づいて、各領域に適切なデカール効果が適用されるように待機位置や待機時間を調整していたが、インク打込量に加えて温度や湿度等の印刷環境を考慮して待機位置や待機時間を決定してもよい。図21は、温度や湿度に応じて膨潤カールの度合がどのように変化するかを示すグラフである。同図に示すように、温度が高くなるほど膨潤カールの反りが小さくなり、湿度が高くなるほど膨潤カールの反りが小さくなる傾向がある。従って、温度が高くなるほど図11に示した閾値を低くし、湿度が高くなるほど図11に示した閾値を低くすることにより、より適切なデカール効果を得ることができることが分かる。なお、温度や湿度は、プリンター100が温度センサーや湿度センサーを備えることにより検出することができる。
上述した実施形態や変形例では、表面に対するインク打込量に基づいて待機位置や待機の有無を決定していたが、いずれかの領域において、表面に対するインク打込量が上述したデューティーの閾値を超えた場合であって裏面に印刷パターンが無い場合は、当該領域を有する部位については待機を行わないようにしてもよい。このように、表面印刷によって膨潤カールが発生する領域であっても、当該領域の裏側に対して行われる裏面印刷の印刷品質に対する影響が少ない場合は待機を行わず、印刷速度(搬送速度)を優先してもよい。
上述した実施形態や変形例では、領域単位でインク打込量を評価しているが、1つの領域内であっても、インク打込量の多い部分と少ない部分とが並存する可能性もある。
このような場合には、印字部分と非印字部分の面積比率に応じて、単位面積当りのインク打込量と、領域全体での平均的なインク打込量とを、適宜に切換えて各領域のインク打込量とする。狭い領域でインク打込量が多い(局所的にインク打込量が高い)場合は当該領域の待機位置をデカール効果の強い位置とし、広い領域でインク打込量が多い(領域の全体的にインク打込量が多い)場合は、当該領域の待機位置をデカール効果の弱い位置とする。より具他的には、ある領域において非印字部分の面積よりも印字部分の面積の方が広い場合は、領域全体にインク打込が分布しているものと判断して、領域の平均的なインク打込量に基づいて閾値を判断し、待機位置を決定する。一方、ある領域において印字部分の面積よりも非印字部分の面積の方が広い場合は、インク打込が局所的に分布しているものと判断して、単位面積あたりの最大インク打込量に基づいて閾値を判断し、待機位置を決定する。なお、このように非印字部分と印字部分との面積比率に応じてインク打込量を適宜に選択する場合は、領域の平均的なインク打込量に基づいて待機位置を決定する場合の閾値を、単位面積あたりの最大インク打込量に基づいて待機位置を決定する場合とで、異なる閾値としてもよい。このように構成することで、局所的なカールを適宜にデカールするように待機位置を選択することができる。
Claims (6)
- 印刷媒体の一方の面に対する液体の付着を行った後に前記印刷媒体の他方の面に対する液体の付着を行うための前記印刷媒体の搬送を行う印刷装置であって、
液体の付着量を前記一方の面の領域毎に判定する判定手段と、
前記印刷媒体の所定部位を前記搬送の経路上の待機位置にて所定時間待機させる搬送待機手段と、を備え、
前記所定部位は前記判定手段によって液体の付着量が所定値以上と判定された領域を有する部位であり、
前記待機位置は前記一方の面に対する液体の付着により発生する前記印刷媒体の反りと逆向きの反りを前記印刷媒体の前記所定部位に発生させる位置であることを特徴とする印刷装置。 - 前記印刷媒体を搬送する方向における前記所定部位の一端が、支持部材によって挟持されることにより前記印刷媒体を搬送する方向における前記所定部位の他端が所定の台面に押し付けられる位置が、前記待機位置の少なくとも一つであることを特徴とする請求項1に記載の印刷装置。
- 前記所定部位の全体が前記印刷媒体の表裏を反転させる反転ローラーに接触する位置が、前記待機位置の少なくとも一つであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の印刷装置。
- 前記所定部位は、前記所定部位の少なくとも一方を支持部材にて挟持された状態で前記一方の面に対する液体の付着が行われる領域を有する部位であり、
前記所定部位の全体が前記印刷媒体の表裏を反転させる反転ローラーに接触する位置が、前記待機位置の少なくとも一つであることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項に記載の印刷装置。 - 前記待機位置においては、前記一方の面に対する液体の付着により発生する前記印刷媒体の反りと逆向きの反りを前記印刷媒体に生じさせた状態に維持する支持部材が前記印刷媒体を挟持する構成とされ、
前記待機位置が複数有る場合に、前記一方の面に対する液体の付着により発生する前記印刷媒体の反りと逆向きの反りであって各待機位置において発生する反りの曲率と、各待機位置において前記支持部材が前記印刷媒体を挟持する前記印刷媒体の幅方向の範囲と、各待機位置において前記支持部材が前記印刷媒体を挟持する圧力と、に応じて、いずれかの待機位置が選択されることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項に記載の印刷装置。 - 印刷媒体の一方の面に対する液体の付着を行った後に前記印刷媒体の他方の面に対する液体の付着を行うために前記印刷媒体の搬送を行う印刷方法であって、
液体の付着量を前記一方の面の領域毎に判定する判定工程と、
前記印刷媒体の所定部位を前記搬送の経路上の待機位置にて所定時間待機させる搬送待機工程と、を備え、
前記所定部位は前記判定工程において液体の付着量が所定値以上と判定された領域を有する部位であり、
前記待機位置は前記一方の面に対する液体の付着により発生する前記印刷媒体の反りと逆向きの反りを前記印刷媒体の前記所定部位に発生させる位置であることを特徴とする印刷方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011116517A JP5838593B2 (ja) | 2011-05-25 | 2011-05-25 | 印刷装置および印刷方法 |
US13/478,057 US9022508B2 (en) | 2011-05-25 | 2012-05-22 | Printing apparatus and printing method |
CN201210167577.2A CN102794999B (zh) | 2011-05-25 | 2012-05-25 | 打印装置以及打印方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011116517A JP5838593B2 (ja) | 2011-05-25 | 2011-05-25 | 印刷装置および印刷方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012245619A JP2012245619A (ja) | 2012-12-13 |
JP5838593B2 true JP5838593B2 (ja) | 2016-01-06 |
Family
ID=47194408
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011116517A Active JP5838593B2 (ja) | 2011-05-25 | 2011-05-25 | 印刷装置および印刷方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9022508B2 (ja) |
JP (1) | JP5838593B2 (ja) |
CN (1) | CN102794999B (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014156062A (ja) * | 2013-02-15 | 2014-08-28 | Seiko Epson Corp | 記録装置 |
JP6199806B2 (ja) * | 2014-05-29 | 2017-09-20 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | インクジェット記録装置 |
JP6422267B2 (ja) | 2014-08-25 | 2018-11-14 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置、インクジェット記録方法およびプログラム |
US9789703B2 (en) * | 2014-10-31 | 2017-10-17 | Seiko Epson Corporation | Recording device and curl determination method |
JP6428446B2 (ja) * | 2015-03-31 | 2018-11-28 | ブラザー工業株式会社 | 印刷装置 |
JP6680164B2 (ja) * | 2015-09-30 | 2020-04-15 | ブラザー工業株式会社 | 印刷装置 |
JP2018051962A (ja) | 2016-09-29 | 2018-04-05 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
WO2019003684A1 (ja) * | 2017-06-28 | 2019-01-03 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | インクジェット記録装置 |
JP2019099293A (ja) | 2017-11-29 | 2019-06-24 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
JP7259781B2 (ja) * | 2020-02-26 | 2023-04-18 | ブラザー工業株式会社 | プリンタ、制御方法、および制御プログラム |
CN117596347B (zh) * | 2023-11-22 | 2024-07-19 | 深圳市联达实业有限公司 | 一种打印机控制方法及装置 |
Family Cites Families (15)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08267846A (ja) * | 1995-03-31 | 1996-10-15 | Citizen Watch Co Ltd | インクジェットプリンタの紙送り制御方法 |
JP3681093B2 (ja) | 1998-06-12 | 2005-08-10 | 株式会社リコー | インクジェット記録装置 |
US6652060B2 (en) * | 2000-07-12 | 2003-11-25 | Canon Kabushiki Kaisha | Image recording apparatus, image recording method, storage medium which stores computer-readable program and the same program |
US7222955B2 (en) * | 2003-04-18 | 2007-05-29 | Canon Kabushiki Kaisha | Both-side recording apparatus |
JP4164422B2 (ja) * | 2003-08-29 | 2008-10-15 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置 |
JP4522156B2 (ja) * | 2004-06-10 | 2010-08-11 | キヤノン株式会社 | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 |
JP2006142777A (ja) * | 2004-11-24 | 2006-06-08 | Canon Inc | インクジェット記録装置 |
JP2008246883A (ja) * | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Brother Ind Ltd | 画像形成装置 |
JP5211596B2 (ja) * | 2007-09-13 | 2013-06-12 | 株式会社リコー | 画像形成装置 |
JP5130853B2 (ja) * | 2007-09-28 | 2013-01-30 | ブラザー工業株式会社 | 画像記録装置 |
JP2009083380A (ja) * | 2007-10-01 | 2009-04-23 | Brother Ind Ltd | 画像記録装置 |
JP2009255509A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-11-05 | Seiko Epson Corp | 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム |
JP2010082828A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-15 | Brother Ind Ltd | 画像記録装置 |
JP5791375B2 (ja) * | 2011-05-26 | 2015-10-07 | キヤノン株式会社 | 記録装置および記録方法 |
JP5906904B2 (ja) * | 2012-03-30 | 2016-04-20 | ブラザー工業株式会社 | カール矯正機構を備えた液体吐出装置及びカール矯正方法 |
-
2011
- 2011-05-25 JP JP2011116517A patent/JP5838593B2/ja active Active
-
2012
- 2012-05-22 US US13/478,057 patent/US9022508B2/en active Active
- 2012-05-25 CN CN201210167577.2A patent/CN102794999B/zh active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US9022508B2 (en) | 2015-05-05 |
CN102794999B (zh) | 2016-12-14 |
JP2012245619A (ja) | 2012-12-13 |
US20120299992A1 (en) | 2012-11-29 |
CN102794999A (zh) | 2012-11-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5838593B2 (ja) | 印刷装置および印刷方法 | |
JP2012101363A (ja) | 記録装置 | |
KR102410230B1 (ko) | 기록 장치 및 제어 방법 | |
JP2008213290A (ja) | 記録装置 | |
JP5671820B2 (ja) | 記録装置 | |
US10919707B2 (en) | Marking transport cleaning pad | |
JP5219638B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP5309829B2 (ja) | インクジェットプリンタ | |
JP5617664B2 (ja) | 記録媒体搬送装置及び画像形成装置 | |
US10189287B2 (en) | Printing apparatus | |
JP5085047B2 (ja) | 画像形成装置及びインクジェット記録装置 | |
JP6032954B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP5569133B2 (ja) | 液体噴射装置 | |
JP2007276292A (ja) | インクジェット記録装置、および該装置の制御方法 | |
JP2010228262A (ja) | インクジェット記録装置、搬送装置および処理プログラム | |
JP2007130930A (ja) | 記録装置 | |
JP5430173B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP5585179B2 (ja) | 媒体排出装置及び記録装置 | |
JP5344229B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2008036929A (ja) | 記録装置 | |
JP4797943B2 (ja) | 記録装置および液体噴射装置 | |
JP2012025074A (ja) | 記録装置及び記録方法 | |
JP2004322632A (ja) | 被記録媒体浮き防止装置、記録装置、液体噴射装置 | |
JP2007038554A (ja) | 画像形成装置 | |
JP5888398B2 (ja) | 記録装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140513 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20150317 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20150318 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150515 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20151013 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20151026 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5838593 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |