JP2004322632A - 被記録媒体浮き防止装置、記録装置、液体噴射装置 - Google Patents

被記録媒体浮き防止装置、記録装置、液体噴射装置 Download PDF

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悦郎 辻
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Abstract

【課題】 より一層確実に印刷用紙のプラテンからの浮きを防止し、また、これによって両面印刷時の記録品質の低下を確実に防止すること。
【解決手段】 搬送駆動ローラ28及び搬送従動ローラ29による用紙搬送手段によって印刷用紙が記録ヘッド100へと送られる。記録ヘッド100と対向してプラテン65が設けられ、記録ヘッド100と対向する面には、用紙搬送方向に延びるリブ65aが、主走査方向に所定間隔で複数設けられる。搬送従動ローラ29を軸支する搬送従動ローラホルダ26の下流側端部には押圧部材80が設けられ、コイルばね81の付勢力によって押圧部80aが用紙をプラテン65に向けて押圧する。リブ65aと押圧部80aとの協働作用によって用紙側端に湾曲状態が形成され、押圧部80aから離れた場所においても前記湾曲状態が波及し、プラテン65からの用紙浮き上がりが確実に防止される。
【選択図】図5

Description

本発明は、被記録媒体のプラテンからの浮きを防止する被記録媒体浮き防止装置及び該被記録媒体浮き防止装置を備えた記録装置に関する。また、本発明は、液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体と前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
以下、記録装置の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)を例に説明する。プリンタは、被記録媒体の一例としての印刷用紙にインクジェット記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドの上流側に、印刷用紙を搬送する搬送手段として搬送ローラを備え、前記記録ヘッドの下流側には、記録の行われた印刷用紙を排出する排出ローラが設けられている。また、記録ヘッドと対向する位置にはプラテンが設けられ、該プラテンにより、印刷用紙を下から支持して、記録ヘッドと印刷用紙との間の距離(ペーパーギャップ:PG)を規定する。
ここで、印刷用紙がプラテンから浮き上がると、前記PGが変化して記録品質が低下し、更には記録面が記録ヘッドに擦れて記録面を汚損する場合もある。そこで、記録ヘッドの上流側に設けられる搬送ローラと、記録ヘッドの下流側に設けられる排出ローラとで、印刷用紙を下に凸となる様湾曲させることにより、印刷用紙をプラテンに押し付けて前記PGを一定に維持する方法が知られている。或いは、印刷用紙をプラテンに向けて押圧する押圧部材を設け、印刷用紙のプラテンからの浮きを防止して前記PGを一定に維持し、以て記録品質の低下、記録面の汚損の防止を図ったプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−58525号公報
しかし、上述した搬送ローラと排出ローラとで印刷用紙を下に凸となる様に湾曲させる手段のみでは、プラテンへの充分な押し付け効果が得られない場合がある。特に、印刷用紙の両面にインクジェット記録を行う場合、第1面(おもて面)に記録が行われた後においては、印刷用紙がインク滴を吸収して膨潤することにより、椀状に反り返った様な状態(記録面を上にした凸形状)となる場合があり、上記手段のみではこれを抑えきれず、記録面が記録ヘッドと擦れて記録面を汚損する虞が大きい。
また、上述した押圧部材による手段では、押圧部材の近傍においては用紙浮きが防止されるが、押圧部材から下流側に離れるに従って押圧効果が薄れ、これにより、結果としてプラテンから印刷用紙が浮き上がって記録品質の低下や記録面の汚損を招くことになる。
そこで本発明はこの様な問題に鑑みなされたものであり、その課題は、より一層確実に印刷用紙のプラテンからの浮きを防止し、また、これによって両面印刷時の記録品質の低下を確実に防止することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドと対向する側に、被記録媒体の搬送方向に延び、被記録媒体の幅方向に所定の間隔をおいて複数設けられるリブを備えた、前記記録ヘッドと被記録媒体との距離を規定するプラテンと、前記記録ヘッドの上流側に設けられ、被記録媒体を下流側へ搬送する被記録媒体搬送手段と、を備えた記録装置において、被記録媒体の前記プラテンからの浮きを防止する被記録媒体浮き防止装置であって、被記録媒体の搬送方向においては前記被記録媒体搬送手段と前記記録ヘッドとの間に、被記録媒体の幅方向においては被記録媒体の両側端部近傍を支持する前記リブの両側に、被記録媒体を前記プラテンに向けて押圧する押圧部を備えていることを特徴とする。
上記第1の態様によれば、被記録媒体の浮きを防止する被記録媒体浮き防止装置は、被記録媒体の搬送方向においては被記録媒体搬送手段と記録ヘッドとの間に、被記録媒体の幅方向においては被記録媒体の両側端部近傍を支持する前記リブの両側に、被記録媒体を前記プラテンに向けて押圧する押圧部を備えているので、前記リブと、前記押圧部との協働作用により、被記録媒体の搬送方向から視て、被記録媒体の側端が前記プラテンに向けて僅かに湾曲(或いはカール)した状態となる。従ってこれにより、被記録媒体の側端が記録ヘッドと擦れて記録面を汚損するといった問題を確実に防止することができるとともに、前記押圧部から下流側に離れた場所においても、前記湾曲状態が波及することにより、浮き防止効果を確実に得ることができる。
また、側端部に前記湾曲状態が形成されることにより、被記録媒体の搬送方向の見かけ上の剛性が増大することから、これによっても被記録媒体のプラテンからの浮き上がりを、前記押圧部から離れた場所においても確実に防止することができる。尚、被記録媒体の側端をプラテンに向けて湾曲させることにより、被記録媒体の中央側がプラテンから浮き上がろうとする場合が生じるが、前記押圧部は前記リブの両側に設けられているので、この様な浮きを防止することができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記押圧部が、被記録媒体の幅方向全体に渡って設けられていることを特徴とする。
上記第2の態様によれば、前記押圧部が、被記録媒体の幅方向全体に渡って設けられているので、被記録媒体のプラテンからの浮き上がりをより一層確実に防止することができる。
本発明の第3の態様は、上記第2の態様において、被記録媒体の両側端を押圧する前記押圧部の押圧荷重が、他の部分を押圧する前記押圧部の押圧荷重よりも大なる様に構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、被記録媒体の両側端を押圧する前記押圧部の押圧荷重が、他の部分を押圧する前記押圧部の押圧荷重よりも大なる様に構成されているので、プラテンから最も浮き上がり易い被記録媒体両側端の浮き上がりを確実に防止することができるとともに、被記録媒体全体の押圧荷重が必要以上に大きくならないので、搬送負荷を最低限に抑えて良好な記録結果を得ることができる。
本発明の第4の態様は、上記第1から第3の態様のいずれかにおいて、前記被記録媒体搬送手段が、回転駆動される搬送駆動ローラ及び該搬送駆動ローラに圧接して従動回転する搬送従動ローラによって構成され、前記搬送従動ローラが、被記録媒体の搬送経路を側視して揺動可能であるとともに前記搬送従動ローラが前記搬送駆動ローラに圧接する方向に付勢された搬送従動ローラホルダに軸支され、前記押圧部が、前記搬送従動ローラホルダの下流側端部に設けられていることを特徴とする。
上記第4の態様によれば、前記押圧部が、搬送従動ローラを軸支する搬送従動ローラホルダの下流側端部に設けられていることから、既存の構成要素を利用して、構造簡単にして且つ低コストに前記押圧部を設けることができる。
本発明の第5の態様は、上記第4の態様において、前記押圧部が、被記録媒体の搬送経路を側視して揺動可能に設けられる押圧部材によって形成されていることを特徴とする。
上記第5の態様によれば、前記押圧部が、被記録媒体の搬送経路を側視して揺動可能であるとともに被記録媒体を押圧する方向に付勢された押圧部材によって形成されているので、被記録媒体の剛性に応じて前記押圧部の高さ位置(プラテンとの間の距離)が変化し、これにより、被記録媒体に無理な力を掛けることがなく、搬送負荷を増大させることがない。
本発明の第6の態様は、上記第5の態様において、1つの前記押圧部材が、複数の前記押圧部を有していることを特徴とする。
上記第6の態様によれば、1つの前記押圧部材が、複数の前記押圧部を有しているので、構造の簡素化により低コスト化に資すことができる。
本発明の第7の態様は、上記第5または第6の態様において、前記押圧部材の揺動軸近傍における被記録媒体との接触部分が、前記押圧部材に対して独立して回転可能な接触ローラによって構成されていることを特徴とする。
上記態様によれば、被記録媒体が前記押圧部材の揺動軸近傍に接触することによる下記不具合を解消することができる。即ち、被記録媒体が前記押圧部材の揺動軸近傍に接しながら下流側に搬送されると、被記録媒体と前記押圧部材との間の摩擦によって前記押圧部材にモーメント力が働き、前記押圧部材による被記録媒体の押圧効果(押圧荷重)が減少する虞がある。そこで、前記押圧部材の揺動軸近傍における被記録媒体との接触部分を、前記押圧部材に対して独立して回転可能な接触ローラによって構成することで、前記押圧部材にモーメント力が働かず、上記のような不具合を解消することができる。
本発明の第8の態様は、被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドと対向する側に、被記録媒体の搬送方向に延び、被記録媒体の幅方向に所定の間隔をおいて複数設けられるリブを備えた、前記記録ヘッドと被記録媒体との距離を規定するプラテンと、前記記録ヘッドの上流側に設けられ、被記録媒体を下流側へ搬送する被記録媒体搬送手段と、を備えた記録装置であって、上記第1から第7の態様のいずれかに記載された前記被記録媒体浮き防止装置を備えていることを特徴とする。
上記第8の態様によれば、記録装置は上記第1から第7の態様のいずれかに記載された前記被記録媒体浮き防止装置を備えているので、上述した第1から第7の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
本発明の第9の態様は、上記第8の態様において、前記記録ヘッドが、被記録媒体にインク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドであり、該インクジェット記録ヘッドの下流側に、第1面に記録の行われた被記録媒体を湾曲反転させることにより、前記第1面とは反対側の第2面が前記記録ヘッドと対向する様に被記録媒体を前記被記録媒体搬送手段の上流側に再び案内する被記録媒体反転装置を備えていることを特徴とする。
上記第9の態様によれば、前記記録装置は、被記録媒体の両面にインクジェット記録を行う両面記録装置であるので、被記録媒体の第1面に記録が行われた後は、被記録媒体がインク滴を吸収することによって椀状に反り返った様な状態となることがあり、プラテンからの浮き(特に、被記録媒体側端の浮き)が発生し易いが、上述した被記録媒体浮き防止装置によってこの様な浮きが確実に防止され、以て記録品質を低下させることなく両面記録を適切に実行することができる。
本発明の第10の態様は、上記第8の態様において、被記録媒体を斜め上方に搬送する傾斜した被記録媒体搬送経路を有し、該傾斜した被記録媒体搬送経路において、被記録媒体にインクジェット記録を行う様構成されていることを特徴とする。
上記第10の態様によれば、傾斜した被記録媒体搬送経路において被記録媒体にインクジェット記録を行う記録装置において、上述した第8の態様と同様な作用効果を得ることができる。
本発明の第11の態様は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドと対向する側に、被噴射媒体の搬送方向に延びるとともに被噴射媒体の幅方向に所定の間隔をおいて複数設けられるリブを備えた、前記液体噴射ヘッドと被噴射媒体との距離を規定するプラテンと、前記液体噴射ヘッドの上流側に設けられ、被噴射媒体を下流側へ搬送する被噴射媒体搬送手段と、を備えた液体噴射装置であって、被噴射媒体の搬送方向においては前記被噴射媒体搬送手段と前記液体噴射ヘッドとの間に、被噴射媒体の幅方向においては被噴射媒体の両側端部近傍を支持する前記リブの両側に、被噴射媒体を前記プラテンに向けて押圧する押圧部を備えていることを特徴とする。
以下、本発明の一実施形態について、
1.インクジェットプリンタの概略構成
2.被記録媒体浮き防止装置の構成
の順に図面を参照しながら説明する。
<1.インクジェットプリンタの概略構成>
以下では、本発明の一実施形態に係る「記録装置」、「液体噴射装置」としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の概略構成について図1乃至図4を参照しながら説明する。ここで、図1はプリンタ1の外観斜視図、図2はプリンタ1の外観を構成するカバー体を取り外した状態における外観斜視図、図3はプリンタ1の側断面概略図、図4はプリンタ1の要部平面図(プラテン65の平面図)である。
図1において、「被記録媒体」、「被噴射媒体」の一例としての印刷用紙(主として単票紙:以下「用紙P」と言う。)に、「液体」の一例としてのインク滴を吐出して記録を行うプリンタ1は、装置本体1aと、該装置本体1aの下にオプション給紙ユニット(以下「OPTユニット」と言う)3とを連結可能に、また、逆に切り離し可能な様に構成されている。装置本体1aは給紙部、記録部、排紙部等(詳細は後述)を有し、一方でOPTユニット3は、上部の装置本体1aに向けて、セットされた用紙Pを1枚ずつ給紙する給紙部を備えている。
このプリンタ1は、装置本体1aの側に給紙カセット200を、OPTユニット3の側に給紙カセット300を有し、双方の給紙カセットに、多数枚(本実施形態では、それぞれ500枚)の用紙Pを積層状態でセット可能となっている。そして、装置本体1aの側においては、給紙カセット200の上部に、任意のサイズの用紙Pを手差し給紙可能な手差し給紙口202を備えている。更に、OPTユニット3の側においては、給紙カセット300がOPTユニット3の本体部301に対して着脱可能に設けられ、OPTユニット3から取り外した状態で用紙Pのセットが可能となっている。
次に、プリンタ1は、装置本体1aの上部に、記録の行われた用紙Pを装置前方側に向けて排出するフェイスダウン(以下「Fd」と略称する)用紙排出口500と、これとは逆に装置後方側に向けて排出するフェイスアップ(以下「Fu」と略称する)用紙排出口600と、を有している。Fd用紙排出口500の側においては、装置手前側に設けられた回動軸を中心にして回動することにより、装置手前側に向けて開くことのできるカバー150が設けられている。
図1は、カバー150を開いた状態を示すものであり、当該開いた状態においては、カバー150は、Fd用紙排出口500から排出される用紙Pをスタックする排紙スタッカとしての機能を果たす。また、閉じた状態においては、装置上部の外観を構成するとともに装置内部への塵埃等の進入を防止する機能を果たす。更に、Fu用紙排出口600の側においては、排紙スタッカ601が傾斜姿勢で設けられていて、Fu用紙排出口600から排出された用紙Pは、排紙スタッカ601上に傾斜姿勢で順次積層される。
続いて、図2は、プリンタ1の外観を構成するカバー体を取り外した状態を示すものである。図2において、装置本体1aの上部前方側には、インク・カートリッジ105をプリンタ1の幅方向(後述するインクジェット記録ヘッド100の主走査方向)に複数個(本実施形態では4個)セットする為のカートリッジ取付フレーム110が設けられている。本実施形態に係るプリンタ1においては、ブラック、シアン、マゼンダ、イエロー用の、計4個のインク・カートリッジ105が、プリンタ1の幅方向に並んで配設される。このインク・カートリッジ105は、プリンタ1の外観を構成するカートリッジカバー151(図1参照)を開放することで露呈する様になっている。そして、カートリッジカバー151を開放した状態において装置前方側から後方側に向けて差し込む様にして装着可能となり、装置前方側に引き出すことで取り外すことができる様になっている。
次に、図3を参照しながらプリンタ1の用紙搬送経路について概説する。尚、以下では用紙搬送経路の上流側を単に「上流側」と言い、用紙搬送経路の下流側を単に「下流側」と言うこととする。プリンタ1は、装置下部前方側から装置上部後方側に向けて斜めに用紙Pを搬送し、傾斜した搬送経路上において用紙Pにインクジェット記録を行い、記録の行われた用紙Pを斜め上方(前方側(Fd用紙排出口500)又は後方側(Fu用紙排出口600))に向けて排出する構成を有している。また、プリンタ1は、用紙Pの表面と裏面の両面にインクジェット記録を行うべく、表面にインクジェット記録の行われた用紙Pを反転させ、そして裏面を上にした状態で記録部へと搬送する為の両面記録用反転経路を有している。
より詳しくは、プリンタ1の用紙搬送経路は、給紙部2と、記録部11と、フェイスダウン(Fd)排出部5と、フェイスアップ(Fu)排出部6と、用紙反転部4と、から大略構成される。尚、図3では図示を省略するが、給紙部2の下には上述したOPTユニット3が装着されることにより、記録部11へと用紙を給紙する給紙部が更に追加される。図3における駆動ローラ61及び従動ローラ62は、OPTユニット3から装置本体1aへ用紙Pを給送する為のものである。
給紙部2は、ホッパ203と、手差しトレイ201と、ピックアップローラ25と、給紙(給送)ローラ21と、リバースローラ23とを有している。ホッパ203は給紙カセット200(図1)にセットされる複数枚の用紙Pを積層状態で支持し、且つ、回動軸203aを中心にして、図示を省略するホッパ駆動手段によって図の時計方向及び反時計方向に揺動可能に構成されている。ホッパ203には用紙幅方向にスライド可能な可動エッジガイド204(図2)が設けられ、給紙カセット200(図1)にセットされた用紙Pは、フレーム左206(図2)と可動エッジガイド204とによって側端をガイドされる。ホッパ203の上方に設けられた手差しトレイ201にも同様に用紙幅方向にスライド可能な可動エッジガイド201aが設けられ、手差し給紙口202(図1)から給送される用紙Pは、フレーム206と可動エッジガイド201aとによって側端をガイドされる。尚、図4において符号Eで示すラインは、フレーム206によって位置決めされる用紙Pの一方側(0桁側)の側端位置を示していて、全てのサイズの用紙Pの0桁側側端が、符号Eで示す位置を通る様になっている。
ピックアップローラ25は外周面が高摩擦材(例えば、ゴム材)によって構成され、ホッパ203が揺動することにより、ホッパ203上に積重された用紙Pの最上位のものと接触する。そして、当該接触状態で回転することにより、最上位の用紙Pを下流側の給紙ローラ21及びリバースローラ23へと送り出す。
給紙ローラ21及びリバースローラ23は、ピックアップローラ25と同様に外周面が高摩擦材によって構成されている。給紙ローラ21及びリバースローラ23は、図4に示す様に主走査方向において0桁側(図4の左側)に偏寄した位置に設けられている。尚、上述したピックアップローラ25も同様に、図4に示す様に0桁側に偏寄した位置に設けられている。図3に戻って、給紙ローラ21は用紙Pを下流側に給送する回転方向(図3の反時計方向)に回転駆動され、リバースローラ23は、用紙Pを上流側に戻す様な回転方向(図3の反時計方向)に回転駆動される。ピックアップローラ25によってホッパ203上から送出された最上位の用紙Pは、給紙ローラ21とリバースローラ23とにニップされた状態で、給紙ローラ21が回転することにより、下流側の搬送駆動ローラ28へと給送される。
ここで、リバースローラ23は、図3では図示を省略する駆動機構により、給紙ローラ21に圧接する状態(図3の状態)と給紙ローラ21から離間する状態とを切り換え可能に設けられている。リバースローラ23は、給紙ローラ21に圧接した状態において、給送されるべきホッパ203上の最上位の用紙Pと、これにつられて重送されようとする次位以降の用紙Pとを分離する機能を果たす。即ち、給紙ローラ21と用紙Pとの間の摩擦係数をμ1、用紙P間の摩擦係数をμ2、用紙Pとリバースローラ23との間の摩擦係数をμ3とすると、μ1>μ3>μ2の関係が成立する様に、給紙ローラ21及びリバースローラ23の外周面を形成する高摩擦材が選定されている。
そして、リバースローラ23は、用紙Pを上流側に戻す方向に回転することにより、重送されようとする次位以降の用紙Pを、給紙ローラ21とリバースローラ23とのニップ点で確実に止める。一方で、リバースローラ23は、用紙P先端が搬送駆動ローラ28と搬送従動ローラ29とにニップされた後は、搬送駆動ローラ28による用紙Pの搬送動作を阻害しない様に、つまり、搬送負荷(バックテンション)を与えない様に、給紙ローラ21から離間する。
尚、以下では、用紙Pに搬送力を与えるローラ対に対し、当該ローラ対の上流側で用紙Pに与えられる搬送負荷(主に、用紙Pを引っ張ろうとする様な力)を「バックテンション」と言い、逆に下流側で用紙Pに与えられる搬送負荷(主に、用紙Pを下流側から上流側へ押し戻そうとする様な力)を「フロントテンション」と言うこととする。
給紙部2の下流側に設けられた記録部11は、「被記録媒体搬送手段」を構成する搬送駆動ローラ28及び搬送従動ローラ29と、「液体噴射ヘッド」の一例としてのインクジェット記録ヘッド(以下「記録ヘッド」と言う)100と、プラテン65と、記録部下流側駆動ローラ32と、記録部下流側従動ローラ33と、記録部補助ローラ35a及び35bとを有している。搬送駆動ローラ28は図示しない駆動モータによって回転駆動され、搬送従動ローラ29は、搬送駆動ローラ28に接して従動回転する。搬送従動ローラ29は、本実施形態では図4に示す様に1つの搬送従動ローラホルダ26の下流側(図4の上側)に2つ軸支され、また、搬送従動ローラホルダ26は、主走査方向(図4の左右方向)に4つ並設されている。更に、1つの搬送従動ローラホルダ26の下流側端部には、後に詳述する押圧部材80が設けられている。
次に、搬送駆動ローラ28の下流側には、用紙搬送経路の上側に記録ヘッド100が、用紙搬送経路の下側に、記録ヘッド100と対向する様にプラテン65が、それぞれ設けられている。ここで、記録部11における用紙搬送経路は図示する様に傾斜角を有し、本実施形態においては、水平面に対して約60°の傾斜角を有する様に、用紙搬送経路が構成されている。従って、プラテン65と記録ヘッド100とは、図示する様に傾斜姿勢で設けられている。記録ヘッド100はキャリッジ101の下部に設けられ、キャリッジ101は、主走査方向(図3の紙面表裏方向)に延びるキャリッジガイド軸103を挿通する様に設けられ、キャリッジガイド軸103によってガイドされながら、図示しない駆動手段の動力を受けて主走査方向に往復動する。
プラテン65には、図4に示す様に副走査方向(図4の上下方向)に延びるリブ65aが、主走査方向に所定の間隔を置いて形成されていて、用紙Pは、該リブ65aによって記録ヘッド100との距離を規制される。また、プラテン65には、隣接するリブ65aの間に主走査方向に延びる長穴65bが形成されている。この長穴65bは、用紙Pのサイズ(幅寸法)をより適切に検出する為に設けられている。即ち、キャリッジ101においてプラテン65と対向する面には、プラテン65へ向けて放射する光の反射成分を検出する光学センサ(図示せず)が設けられていて、用紙Pとプラテン65との反射率差を利用して、用紙Pの幅寸法を検出することができる様に構成されている。しかし、用紙Pとプラテン65とが同色である場合には、用紙Pの幅寸法を適切に検出することができない。そこで、本実施形態においては、前記放射光を、長穴65bに向けて放射する様に構成し、これによって用紙Pの幅寸法をより一層正確に検出可能としている。
次に、図3に戻ってキャリッジ101は、本実施形態においてはインク・カートリッジを搭載せず、前述した様に、インク・カートリッジ取付フレーム110に装着されたインク・カートリッジ105から、図3では図示を省略するインクチューブを介して記録ヘッド100へとインクが供給される様に構成されている。また、各色のインク・カートリッジ105には、各インク・カートリッジに関する情報を保持したICチップ107がそれぞれ装着されている。このICチップ107には、インクの色などの固定情報の他、インク残量などの変動情報を記憶する記憶装置が内蔵されている。各ICチップ107には、受信アンテナ(図示せず)がそれぞれ接続されており、一方で主走査方向に往復動するキャリッジ101には、前記受信アンテナへ無線信号を送信する送信アンテナ(図示せず)を備えたアンテナ基板109が略垂直に立設されている。
そして、アンテナ基板109は、キャリッジ101が主走査方向に移動することにより、主走査方向に並んで複数配設されたインク・カートリッジ105のうちの、1つのインク・カートリッジ105のICチップ107と対向する。そして、ICチップ107と通信することにより、ICチップ107に記憶された各種情報を、図示しないプリンタ1の制御部へと送信することができる様になっている。
次に、記録ヘッド100の下流側には、回転駆動される記録部下流側駆動ローラ32と、該記録部下流側駆動ローラ32に接して従動回転する記録部下流側従動ローラ33とが設けられ、記録ヘッド100によって記録の行われた用紙Pは、記録部下流側駆動ローラ32の回転によって下流側へ排紙される。また、記録部下流側従動ローラ33の上流側には、記録部補助ローラ35a、35bが設けられていて、これにより、用紙Pのプラテン65からの浮き上がりがより一層防止されている。尚、記録部下流側従動ローラ33と、記録部補助ローラ35a、35bとは、インク滴が吐出された用紙Pの記録面と接触する為、記録面と点接触する歯付きローラによって構成されている。
ここで、記録部下流側駆動ローラ32及び記録部下流側従動ローラ33は、図4に示す様に主走査方向の配置位置が、リブ65aの形成位置と一致する様に成されている。加えて、記録部補助ローラ35bの主走査方向の配置位置は、隣り合う2つのリブ65aのほぼ中間となる様に成され、且つ、用紙Pの記録面と接触する接触点が、リブ65aの上面よりもやや下に位置する様に成されている。従ってこれにより、用紙Pがインク滴を吸収することにより膨潤しても、その伸び分が隣接するリブ65aの間に逃げ、結果として用紙Pには規則的な波打ち状態(コックリング状態)が形成される。即ち、リブ65aの位置で山となり、記録部補助ローラ35bの位置で谷となるコックリングが形成され、これによって用紙Pと記録ヘッド100との距離が著しく不均一となるといった不具合を防止している。加えて、コックリングが形成されることによって搬送方向の見かけ上の剛性が増し、フロントテンションが発生しても、記録ヘッド100において用紙Pが浮き上がり難い(撓み難い)という作用効果も奏することができる。
図3に戻って記録部11の下流側に設けられたFd排出部5は、屈曲ローラ37と、Fd排出駆動ローラ41と、Fd排出従動ローラ43と、を備えている。記録部下流側駆動ローラ32の下流側には、記録部下流側駆動ローラ32によって記録部11から排紙された用紙Pを、フェイスダウン(Fd)排出経路またはフェイスアップ(Fu)排出経路のいずれかに切り替えるFd/Fu切替部材503が設けられている。Fd排出経路は用紙PをFd用紙排出口500(図1)から排出する為の用紙排出経路、Fu排出経路はFu用紙排出口600(図1)から排出する為の用紙排出経路である。
Fd/Fu切替部材503は、揺動軸503aを中心にして、用紙排出経路を側視して揺動(図3の時計方向及び反時計方向)可能に設けられ、揺動することにより、記録部11から下流側に送られる用紙Pの進行方向を切り替える。また、Fd/Fu切替部材503は、Fd排出経路における湾曲反転経路の外側に設けられ、湾曲面503bによって用紙Pを湾曲反転させる。尚、湾曲面503bは、用紙Pとの間の摩擦抵抗を軽減してフロントテンションの増大を防止すべく、滑らかに形成されている。また、湾曲面503bは、用紙Pの紙幅方向(図3の紙面表裏方向)に複数のリブ(図示せず)が所定の間隔を置いて設けられることによって形成されていて、つまり、一様な面でないので、これによっても、用紙Pとの間の摩擦抵抗を軽減している。
図3は、Fd/Fu切替部材503が、記録部11から下流側に送られた用紙Pの進行方向をFd排出経路に切り替える状態を示している。記録部11から下流側に送られた用紙P先端は、Fd/Fu切替部材503に形成された滑らかな湾曲面503bに当接する。用紙P先端は、湾曲面503bと、湾曲面503bの下流側に設けられたガイド部材505に接しながら進み、やがてFd排出駆動ローラ41とFd排出従動ローラ43とによってニップされる。Fd排出駆動ローラ41はゴムローラからなり、回転駆動される。Fd排出従動ローラ43は歯付きローラから成り、ゴムローラから成るFd排出駆動ローラ41に接して従動回転する。そして、Fd排出駆動ローラ41が回転駆動されることにより、Fd用紙排出口500(図1)から装置前方(矢印「Fd」で示す方向)に向けて記録の行われた用紙Pが排出される。
用紙Pが上記Fd排出経路を進行して排出される場合には、用紙Pは記録面を内側にして略U字形の形状に湾曲させられて排出される。従って、Fd排出経路を進行して排出される場合には、排紙スタッカ150(図1)に積重される用紙Pは、ページ順に順序良く積重されることになり、ユーザの利便性が向上する。
一方、記録部11の下流側であって装置本体1aの後部(図3の右側)に設けられたFu排出部6は、Fu排出駆動ローラ45と、Fu排出従動ローラ47と、Fu補助ローラ49とを備えている。用紙PがFu排出経路を進行して排出される場合には、Fd/Fu切替部材503は、図3の時計方向に揺動し(図示せず)、これにより、記録部11から下流側に送られる用紙Pが斜め上方(図3の右上方向)に真っ直ぐに進む用紙搬送経路が形成される。記録部11から下流側に送られた用紙Pは、Fu排出駆動ローラ45とFu排出従動ローラ47とによってニップされ、Fu排出駆動ローラ45が回転駆動されることにより、Fu用紙排出口600(図1参照)から装置後方(矢印「Fu」で示す方向)に向けて排出される。
用紙Pが上記Fu排出経路を進行して排出される場合には、用紙Pには湾曲状態は形成されず、記録面を上にして記録部11から下流側がほぼ真っ直ぐに排出される。従って、上記Fu排出経路を利用することにより、厚手の用紙や腰の強い用紙でも、無理なく記録を行い、且つ適切に排出することが可能となる。
続いて、プリンタ1の後部(図3の右側)に設けられた用紙反転部4は、上述したFu排出駆動ローラ45と、Fu排出従動ローラ47等のFu排出部6を構成するローラ群を含み、更にガイド駆動ローラ51と、可動ガイド従動ローラ52と、ガイド駆動ローラ53と、ガイド従動ローラ54と、反転駆動ローラ55と、反転従動ローラ57と、ガイドローラ59と、を備えている。
用紙反転部4は、上記Fu排出経路を進んできた用紙Pの後端部分を、可動ガイド従動ローラ52とガイド駆動ローラ51とでニップする。そして、Fu排出駆動ローラ45及びガイド駆動ローラ51を図3の反時計方向に回転駆動することにより、用紙PをFu用紙排出口600(図1)から排出せずに、用紙反転部4内へと引き入れ、用紙P後端を先頭にして鉛直下方向へと搬送する。尚、用紙反転部4を進む用紙Pは、最初の記録面(表面)の記録時とは進行方向が逆になる。即ち、最初の記録時には先端であった側が後端側となり、後端であった側が先端側となるので、以下では用紙反転部4を進む際に先端となる側を「用紙P先端(R)」、後端となる側を「用紙P後端(R)」と表記することとする。
ガイド駆動ローラ51の下流側には、回転駆動されるガイド駆動ローラ53と、これに接して従動回転する、歯付きローラからなるガイド従動ローラ54とが設けられていて、用紙P先端(R)が当該ローラ対にニップされることにより、更に下流側に搬送される。ガイド駆動ローラ53の下流側には、大径のガイドローラ59が設けられるとともに、該ガイドローラ59を中心にした略U字形の形状をなす湾曲反転経路が形成されている。ガイドローラ59と対向する側には、回転駆動される反転駆動ローラ55が設けられ、該反転駆動ローラ55と、該反転駆動ローラ55に接して従動回転する反転従動ローラ57とよって用紙P先端(R)がニップされることにより、用紙Pは前記湾曲反転経路を更に進む。
ここで、ガイドローラ59は、表面が滑らかであり、且つ、自由回転可能な様に構成されている。これは、ガイドローラ59と対向する用紙Pの面が、既にインク滴の吐出された記録面(表面)であることから、この様な既記録面に対して例えば回転駆動されるゴムローラ等を配すると、既記録面と擦れることによって記録品質を低下させるからである。
また、反転従動ローラ57は、図示しない付勢手段によって反転駆動ローラ55に軽く接する様に設けられている。一方、用紙P先端(R)はやがて搬送駆動ローラ28と搬送従動ローラ29とにニップされて、記録ヘッド100へと搬送されるが、搬送駆動ローラ28と搬送従動ローラ29とによる用紙Pの搬送力は、他のローラ対に比して強力である。従って、用紙P先端(R)が搬送駆動ローラ28と搬送従動ローラ29とにニップされると、用紙Pが引っ張られることにより、反転従動ローラ57が前記付勢手段の付勢力に抗して反転駆動ローラ55から離間する場合がある。すると、前記湾曲反転経路の形状が変化し、安定した用紙Pの搬送動作を実現できないといった不具合が生じる。しかし、ガイドローラ59は、回転軸方向と直交する方向には変位しない様に設けられているので、これにより、既記録面を適切に保護しながら、前記湾曲反転経路を一定に維持して安定した用紙Pの搬送動作を実現可能となっている。
尚、反転従動ローラ57は歯付きローラではなく、用紙Pと面接触する、表面が滑らかなローラによって構成されている。これは、反転従動ローラ57は用紙Pを湾曲反転させる部分に設けられている為、用紙Pが反転湾曲ローラ57に強く接する場合があるからである。尚、反転従動ローラ57と接触する用紙Pの面は、既にインク滴の吐出された既記録面(表面)であるものの、適切な搬送速度で搬送することにより、既記録面の乾燥時間を確保することができる。
ガイドローラ59によって形成された湾曲反転経路を通過し、用紙P先端(R)が搬送駆動ローラ28と搬送従動ローラ29とにニップされると、用紙Pは記録ヘッド100へ搬送され、用紙Pの裏面への記録が実行される。そして、用紙反転部4を経由した用紙Pは、本実施形態においては上述のFu排出経路(Fu排出部6)を通り、Fu用紙排出口600(図1)から斜め上方に排出される。
以上が、プリンタ1の概略である。
<被記録媒体浮き防止装置の構成>
続いて、図5乃至図9及び図4を参照しながら、本発明に係る被記録媒体浮き防止装置について説明する。ここで、図5は記録部11の側断面部分拡大図であり、図6は記録部11の斜視図、図7は図4のA−A断面図である。また、図8は他の実施形態に係る記録部11の側断面部分拡大図であり、図9は同平面図である。
図5において、上述した様に搬送従動ローラ29の下流側近傍であって搬送従動ローラホルダ26の下流側端部には、被記録媒体浮き防止装置を構成する押圧部材80が設けられている。押圧部材80は図示する様に側面視においてプラテン65と対向する面がフラットな面であり、下流側に突出する様な押圧部80aを有するとともに、揺動軸80bを中心にして図の時計方向及び反時計方向に揺動可能に設けられている。
より詳しくは、図4に示す様に、搬送従動ローラホルダ26の平面視において、押圧部材80は搬送従動ローラホルダ26とほぼ同じ幅寸法によって形成され、図6にも示す様に、プラテン65に形成されたリブ65aを避ける様な切り欠き部が設けられている。従ってこれにより、押圧部材80の回動軸80aを中心にした回動によって、先端の押圧部80aが、図5に示す様に隣合う2つのリブ65aの間に入り込んでプラテン面65c側に近接したり、逆に符号80a’で示す様にリブ65aの上面から離間したりすることが可能となっている。
また、押圧部80aは、図4に示す様に隣合う2つのリブ65aの中間に必ず位置するとともに、隣合う2つのリブ65aの間をほぼ覆う様にして設けられている。ここで、構造の簡素化の為、1つの搬送従動ローラホルダ26には1つの押圧部材80が設けられ、1つの押圧部材80には、複数の押圧部80aが形成されている。尚、用紙Pの幅方向に複数設けられたリブ65aにおいて、用紙Pの幅方向左右端部に位置するリブ65aの、更に外側部分にも、押圧部80aが位置する様に設けられている。これは、本実施形態に係るプリンタ1において使用が予定される最大サイズの用紙Pの側端が、左右端部に位置するリブ65aの更に外側に位置することになる為であり、当該最大サイズの用紙Pの側端を、プラテン65に向けて押さえ付ける為である。
次に、搬送従動ローラホルダ26と押圧部材80との間にはコイルばね81が設けられ、該コイルばね81によって、押圧部材80は、押圧部80aがプラテン面65cに圧接する方向に揺動付勢された状態に設けられている。従って、該コイルばね81の付勢力により、押圧部80aを通過する用紙Pは、プラテン面65cに向けて押圧された状態で、下流側へ進むことになる。
以下、押圧部80aの奏する作用効果について説明する。用紙Pの第1面(おもて面)に記録を行った後、上述した用紙反転部4によって用紙Pを反転させて第2面(うら面)に記録を行う際には、用紙Pは、インク滴を吸収したことによって椀状に反り返った様な状態(第1面を上にした凸形状)となることがある。すると、第2面の記録時においては、特に用紙Pの両側端がリブ65aから浮き上がり、これによって第2面と記録ヘッド100との間の距離が変化し、記録品質を低下させたり、或いは用紙Pの両側端が記録ヘッド100に擦れて、記録面を汚損したりする虞がある。
押圧部80aは、この様に用紙Pのリブ65a(プラテン65)からの浮き上がりを、リブ65aとの協働作用によって防止する機能を果たす。即ち、押圧部80aは、本実施形態においては隣合う2つのリブ65aの間と、用紙Pの幅方向に複数設けられたリブ65aにおける左右端部のリブ65aの外側に設けられている(図4参照)。つまり、搬送される用紙Pの両側端を支持する2つのリブ65aの両側には必ず押圧部80aが存在し、それ以外にも、用紙Pの幅方向全体に渡って、押圧部80aが配された状態となる。
用紙Pが搬送駆動ローラ28及び搬送従動ローラ29によるニップから解放されて下流側に進む際には、図7に示す様に用紙Pの側端(符号PEで示す部分)がリブ65aと押圧部80aとによってプラテン面65cに向けて湾曲(カール)した様な状態となる。従ってこれにより、用紙P側端が記録ヘッド100に擦れることがなく、記録面の汚損を防止することができる。また、このカールは、押圧部80aの下流側に波及することから、従って押圧部80aから下流側に離れた場所においても、確実に上記浮き防止効果を得ることができる。
つまり、押圧部80aは単なる押さえ付けの効果を発揮するのではなく、リブ65aとの協働作用によって用紙P側端に湾曲(カール)状態を形成し、これにより、押圧部80aから離れた場所においても、リブ65aからの浮き上がりが確実に防止されるようになっている。また、本実施形態においては、用紙Pの幅方向全体に渡って押圧部80aが設けられることから、これによってより一層確実に、リブ65aからの浮き上がりが防止される。
従って特に、両面記録時に第1面に記録実行後、用紙Pがインク滴を吸収することによって反り返った状態となっても、第2面に記録を実行する際に、用紙サイズにかかわらず、確実に用紙側端の記録ヘッド100への接触を防止することができる。
尚、押圧部80aとプラテン面65cとの間の距離は、押圧部材80の揺動動作によって変化可能となっているので、用紙Pの剛性に応じて押圧部80aの高さ位置が変化することにより、用紙Pに無理な力が掛からず、搬送負荷の増大を防止することができる。また、本実施形態においては、図4の符号80−1〜80−4で示す様に、押圧部材80が全ての搬送従動ローラホルダ26に設けられて、これによって用紙Pの幅方向全体に渡って押圧部80aが配された状態となっているが、この様に幅方向全体に渡って設けない場合でも、用紙Pの両側端を支持する2つのリブ65aの両側に設けられることにより、上述した本発明の作用効果を得ることができる。しかし、用紙Pの幅方向全体に渡って押圧部80aを設ければ、より一層確実に、用紙浮きを防止することが可能となる。
この場合において、用紙Pの両側端を押圧する2つの押圧部材80−1及び80−4による押圧荷重を、中間の押圧部材80−2及び80−3による押圧荷重よりも大なる様に構成することも好適である。これにより、プラテン面65cから最も浮き上がり易い用紙P両側端の浮き上がりを確実に防止することができるとともに、用紙P全体の押圧荷重が必要以上に大きくならないので、搬送負荷を最低限に抑えて良好な印刷結果を得ることができる。尚、本実施形態では押圧部材80−2及び80−3による押圧荷重(用紙Pを押圧する際の荷重)を0.098(N)とし、押圧部材80−1及び80−4による押圧荷重を0.196(N)としている。また、プリンタの構成によっては用紙Pの両側端ではなくそれ以外の場所においてプラテン面65cから浮き上がり易くなる場合もあるので、この様な場合は、当該浮き上がり易い場所の押圧荷重を大なる様にすることが好ましい。即ち、押圧荷重を大なる様に設定するのは用紙Pの両側端には限られず、状況に応じて押圧荷重を設定することが好ましい。
特に、用紙Pの第1面に高インクデューティによって記録を行った場合には、用紙反転部4を経由して再び記録部11に到達した用紙Pにはコックリングが顕著に発生している虞がある。従って、この状態では、ある特定の部分が特に浮き上がり易くなる虞もあるので、この様な場合には当該浮き上がり易い部分の押圧荷重を大なる様に設定するのが好ましい。
ところで、記録ヘッド100によってインク滴が吐出された用紙Pには、上述した様にリブ65a、記録部下流側駆動ローラ32、記録部下流側従動ローラ33、記録部補助ローラ35b(図1及び図4参照)によって、インク滴を吸収して膨潤した伸び分を逃がして規則的なコックリング状態が形成され、以て記録ヘッド100との距離を均一化する様に構成されている。ここで、記録ヘッド100の上流側における上記被記録媒体浮き防止装置において、上記コックリング状態と同一位相、同一周期の波打ち状態が形成される様な力が用紙Pに付与されることとなる。従ってこれにより、記録ヘッド100の下流側において円滑に上記コックリング状態が形成され、これらの相乗効果によってより一層確実に用紙Pと記録ヘッド100との間の距離を均一化することができる。
次に、押圧部材80において図5の符号80cで示す場所、即ち、押圧部材80において揺動軸80bの近傍に、搬送駆動ローラ28を通過した用紙Pが接し、そしてこの状態で用紙Pが下流側に進むことで、用紙Pと押圧部材80との間の摩擦によって用紙Pが押圧部材80にモーメント力(図5では反時計回り方向)を付与し、この結果、押圧部80aによる押圧効果(押圧荷重)が低減してしまう虞がある。これは特に、コート層を有する厚手の用紙Pにおいて顕著であり、即ち用紙の剛性が高いと押圧部材80に強く接するので、より一層上記モーメント力が大なるものとなってしまう。
図8及び図9はこの様な不具合を防止する為の実施例を示したものである。図中、押圧部材82は上述した押圧部材80と同様に用紙搬送経路を側視して揺動軸82bを中心に揺動可能に設けられ、図示を省略する付勢手段によって用紙P(プラテン面65c)を押圧する方向に付勢されている。そして、その揺動軸82bを回転軸として、外周面が押圧部材82から用紙P(プラテン面65c)の側に突出する様に自由回転可能な接触ローラ83が設けられていて、搬送駆動ローラ28と搬送従動ローラ29を通過した用紙Pは、押圧部材82には直接接触せずに、接触ローラ83に接触しながら下流側に進むことになる。
従って以上により、押圧部材82において用紙Pが強く接触する部分(即ち押圧部材82の揺動軸82b近傍)を、押圧部材82に対して独立して回転可能な接触ローラ83によって構成することで、押圧部材82にモーメント力が働かず、剛性の高い用紙Pが通過する場合においても押圧荷重の減少を防止することが可能となる。
本発明に係るプリンタの外観斜視図である。 本発明に係るプリンタの装置本体の斜視図である。 本発明に係るプリンタの側断面概略図である。 本発明に係るプリンタの要部平面図である。 記録部の側断面部分拡大図である。 記録部の斜視図である。 図4のA−A断面図である。 他の実施形態に係る記録部の側断面部分拡大図である。 他の実施形態に係る記録部の平面図である。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ、1a 装置本体、2 給紙部、3 オプション給紙ユニット、4 反転部、5 フェイスダウン排出部、6 フェイスアップ排出部、11 記録部、20、21 給紙ローラ、22、23 リバースローラ、24、25 ピックアップローラ、26 搬送従動ローラホルダ、28 搬送駆動ローラ、29 搬送従動ローラ、30 ガイドローラ、32 記録部下流側駆動ローラ、33 記録部下流側従動ローラ、35a、35b 記録部補助ローラ、37 屈曲ローラ、41 Fd排出駆動ローラ、43 Fd排出従動ローラ、45 Fu排出駆動ローラ、47 Fu排出従動ローラ、51 ガイド駆動ローラ、52 可動ガイド従動ローラ、53 ガイド駆動ローラ、54 ガイド従動ローラ、55 反転駆動ローラ、57 反転従動ローラ、59 ガイドローラ、65 プラテン、80 押圧部材、80a 押圧部、100 インクジェット記録ヘッド、101 キャリッジ、103 キャリッジガイド軸、105 インクカートリッジ、107 カートリッジIC、110 カートリッジ取付フレーム、150 上部カバー、151 カートリッジカバー、200 給紙カセット、201 手差しトレイ、201a 手差しトレイ可動エッジガイド、202 手差し給紙口、203 ホッパ、204 可動エッジガイド、206 フレーム、300 給紙カセット、500 Fd用紙排出口、503 Fd/Fu切替部材、600 Fu用紙排出口、601 排紙スタッカ、P 印刷用紙

Claims (11)

  1. 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    該記録ヘッドと対向する側に、被記録媒体の搬送方向に延び、被記録媒体の幅方向に所定の間隔をおいて複数設けられるリブを備えた、前記記録ヘッドと被記録媒体との距離を規定するプラテンと、
    前記記録ヘッドの上流側に設けられ、被記録媒体を下流側へ搬送する被記録媒体搬送手段と、を備えた記録装置において、被記録媒体の前記プラテンからの浮きを防止する被記録媒体浮き防止装置であって、
    被記録媒体の搬送方向においては前記被記録媒体搬送手段と前記記録ヘッドとの間に、被記録媒体の幅方向においては被記録媒体の両側端部近傍を支持する前記リブの両側に、被記録媒体を前記プラテンに向けて押圧する押圧部を備えている、
    ことを特徴とする被記録媒体浮き防止装置。
  2. 請求項1において、前記押圧部が、被記録媒体の幅方向全体に渡って設けられている、
    ことを特徴とする被記録媒体浮き防止装置。
  3. 請求項2において、被記録媒体の両側端を押圧する前記押圧部の押圧荷重が、他の部分を押圧する前記押圧部の押圧荷重よりも大なる様に構成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体浮き防止装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項において、前記被記録媒体搬送手段が、回転駆動される搬送駆動ローラ及び該搬送駆動ローラに圧接して従動回転する搬送従動ローラによって構成され、
    前記搬送従動ローラが、被記録媒体の搬送経路を側視して揺動可能であるとともに前記搬送従動ローラが前記搬送駆動ローラに圧接する方向に付勢された搬送従動ローラホルダに軸支され、
    前記押圧部が、前記搬送従動ローラホルダの下流側端部に設けられている、
    ことを特徴とする被記録媒体浮き防止装置。
  5. 請求項4において、前記押圧部が、被記録媒体の搬送経路を側視して揺動可能であるとともに被記録媒体を押圧する方向に付勢された押圧部材によって形成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体浮き防止装置。
  6. 請求項5において、1つの前記押圧部材が、複数の前記押圧部を有している、
    ことを特徴とする被記録媒体浮き防止装置。
  7. 請求項5または6において、前記押圧部材の揺動軸近傍における被記録媒体との接触部分が、前記押圧部材に対して独立して回転可能な接触ローラによって構成されている、
    ことを特徴とする被記録媒体浮き防止装置。
  8. 被記録媒体に記録を行う記録ヘッドと、
    該記録ヘッドと対向する側に、被記録媒体の搬送方向に延び、被記録媒体の幅方向に所定の間隔をおいて複数設けられるリブを備えた、前記記録ヘッドと被記録媒体との距離を規定するプラテンと、
    前記記録ヘッドの上流側に設けられ、被記録媒体を下流側へ搬送する被記録媒体搬送手段と、を備えた記録装置であって、
    請求項1から7のいずれか1項に記載された前記被記録媒体浮き防止装置を備えている、
    ことを特徴とする記録装置。
  9. 請求項8において、前記記録ヘッドが、被記録媒体にインク滴を吐出するインクジェット記録ヘッドであり、
    該インクジェット記録ヘッドの下流側に、第1面に記録の行われた被記録媒体を湾曲反転させることにより、前記第1面とは反対側の第2面が前記記録ヘッドと対向する様に被記録媒体を前記被記録媒体搬送手段の上流側に再び案内する被記録媒体反転装置を備えている、
    ことを特徴とする記録装置。
  10. 請求項8において、被記録媒体を斜め上方に搬送する傾斜した被記録媒体搬送経路を有し、該傾斜した被記録媒体搬送経路において、被記録媒体にインクジェット記録を行う様構成されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  11. 被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドと、
    該液体噴射ヘッドと対向する側に、被噴射媒体の搬送方向に延びるとともに被噴射媒体の幅方向に所定の間隔をおいて複数設けられるリブを備えた、前記液体噴射ヘッドと被噴射媒体との距離を規定するプラテンと、
    前記液体噴射ヘッドの上流側に設けられ、被噴射媒体を下流側へ搬送する被噴射媒体搬送手段と、を備えた液体噴射装置であって、
    被噴射媒体の搬送方向においては前記被噴射媒体搬送手段と前記液体噴射ヘッドとの間に、被噴射媒体の幅方向においては被噴射媒体の両側端部近傍を支持する前記リブの両側に、被噴射媒体を前記プラテンに向けて押圧する押圧部を備えている、
    ことを特徴とする液体噴射装置。
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