JP4522156B2 - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents

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Description

本発明は、記録信号に応じてインクを吐出して記録を行うインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法に関し、特に両面印刷機能を有するインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法に関する。
複写装置や、ワードプロセッサ、コンピュータ等の情報処理機器、さらには通信機器の普及に伴い、それらの機器の画像形成(記録)のための出力装置の一つとして、インクジェット方式によりデジタル画像の記録を行うインクジェット記録装置が急速に普及している。このような記録装置においては、高解像度の記録を可能とするため、多数のインク吐出口および液路を高密度に集積した記録ヘッドが用いられている。また、近年では出力画像のカラー化の要請が高まり、これに対応して異なる色のインクを吐出する複数の記録ヘッドを搭載可能とするものも多く見られる。
インクジェット記録方式は、記録液であるインクを飛翔的液滴として紙等の記録媒体に着弾させてドット記録を行うもので、記録媒体と記録ヘッドとが非接触な状態を保ちながら記録を行う非接触方式であるため、低騒音である。また、インク吐出ノズルの高密度化によって高解像度化・高速記録化が可能であり、さらに普通紙等の記録媒体に関しても定着などの特別な処理を要せず、低価格で高品位な画像を得ることが可能であることから、広く一般に普及している。特に、オンデマンド型のインクジェット記録装置はそのカラー化が容易で、しかも装置の小型化、簡略化が可能なことから、将来の需要について有望視されている。また、ユーザーの用途も多様化してきており、それに伴い様々な記録形態を可能とする装置が実用化されている。その一例として、記録媒体の両面に対する連続的な記録を可能にする両面記録機構を備えた記録装置がある。
このような両面記録機構を備えた記録装置では、まず、記録媒体の一方の記録面(以下、表面または第1の記録面と称す)にインクを付与して記録を行った後、記録媒体の表裏を反転させて他方の面(以下、裏面または第2の記録面と称す)に記録を行うのが通例である。
上記のような両面記録機能を有する記録装置において、表面への記録を行った後、その表面に吐出されたインクが充分に乾燥していない状態で記録媒体を反転させると、記録媒体の波打ちが収まらない状態で給紙および記録が開始される可能性がある。この場合、記録媒体と記録ヘッドとの摺接(ヘッド摺れ)が生じ、適正な画像が形成されない場合がある。また、裏面の反転動作中または裏面印刷時において記録媒体の波打ち部分が搬送機構などに引っ掛かり、ジャムが発生する虞もある。
従って、表面記録終了後、インクが充分に乾燥され、記録媒体を反転させてもジャムやヘッド摺れが発生しないよう、反転開始までの待機時間を設定することが好ましい。
従来の待機時間の設定手段として、特許文献1には、記録媒体の種類に応じて待機時間の長さを決定するようにした記録装置が開示されている。また、特許文献2には、記録デューティーの高さに応じて待機時間の長さを決定するようにした記録装置が開示されている。
特許第2879872号公報 特開2003−048311号公報
特許文献1では、記録媒体の種類によって待機時間の長さを決定しているため、同じ種類の記録媒体に対して異なる記録デューティーで記録する場合であっても、待機時間は同一に設定されることとなる。このため、記録デューティーが高い場合には乾燥時間が不足する可能性があり、逆に記録デューティーが低い場合には必要以上に長い時間が設定されてしまい、時間の無駄が生じる。
そこで、特許文献2では、記録デューティーの高さによって待機時間の長さを決定している。しかし、特許文献2は、表面全体の記録デューティーに基づき待機時間を決定しているため、表面のインク付与量の分布がどのような状態であっても同じ待機時間が設定されてしまう。例えば、表面に形成される画像が端部に片寄って形成されていても、中央部分に片寄って形成されていてもページ全体のインク付与量が同一であれば待機時間は同一に設定される。
ところが、待機時間を設定させる原因となっているジャムやヘッド摺れは、記録媒体の端部付近で発生し易く、そのため、記録媒体の端部付近に吐出されたインクは充分に乾燥させる必要があるが、中央部分に吐出されたインクに対しては乾燥時間を設ける必要がない。
すなわち、従来はインク付与量の位置分布に関係なく、単に表面全体のインク付与量に応じて表面記録終了から裏面記録開始までの待機時間を設定していたため、記録媒体の中でジャムやヘッド摺れなどの問題を発生させる虞のない部分に多くのインクが分布していた場合にも、多くの待機時間が設定されており、印字時間の短縮が充分に図れていなかった。高速化および高品位化に対する要求が高まる現状においては、上記のような待機時間の無駄を排除して記録時間の短縮を図ると共に、ジャムやヘッド摺れの発生も充分に抑制することが望ましい。
本発明は上記従来技術の課題に着目してなされたものであり、両面記録を行う場合において、ジャムやヘッド摺れの発生を抑制するとともに記録のために必要な時間の短縮を図ることが可能なインクジェット記録装置およびインクジェット記録方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するための本発明は、以下の構成を有するものとなっている。
すなわち、本発明の第1の形態は、インクを吐出するための記録部により記録媒体の第1の記録面と、該第1の記録面とは反対側の面である第2の記録面に記録を行うインクジェット記録装置であって、前記第1の記録面の中の当該第1の記録面の端部に沿った特定の領域に付与されるインク量に関する情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得されたインク付与量に関する情報に応じて、前記第1の記録面の記録が終了してから前記第2の記録面の記録に関わる動作が開始されるまでの待機時間を設定する設定手段と、前記設定手段によって設定された待機時間に応じて、前記第1の記録面の記録に関わる動作の終了後、前記第2の記録面への記録に関する動作を開始させる制御手段と、を有することを特徴とする。
上記第1の形態において、前記特定の領域は、前記第2の記録面への記録動作中に、前記記録部の上流側に配置した搬送手段と下流側に配置した搬送手段のうち、いずれか一方の搬送手段のみによって前記記録媒体が搬送される際に前記記録部により記録可能な領域とすることも可能である。
また、上記第1の形態において、前記設定手段は、前記記録媒体の種類を示す情報と前記特定の領域内のインク付与量に関する情報とに応じて前記待機時間を設定するものとすることが可能である。
さらに、上記第1の形態において、前記取得手段は、前記特定の領域を複数に分割してなる分割領域の各々に付与されるインク量に関する情報を取得し、前記設定手段は、前記複数の分割領域の各々に対応したインク付与量に関する情報に応じて各分割領域に対応した待機時間をそれぞれ取得し、前記取得した複数の待機時間の中で最も長い待機時間を設定するものとすることが可能である。
本発明の第2の形態は、第1の記録面と、該第1の記録面とは反対側の面である第2の記録面とに記録を行うインクジェット記録装置であって、前記第1の記録面の中の特定の領域に付与されるインク付与量に関する情報を、前記記録部の走査毎に取得する取得手段と、前記取得手段によって取得されたインク付与量に関する情報に応じて、前記第1の記録面の記録が終了してから前記第2の記録面の記録に関わる動作が開始されるまでの待機時間を前記記録部の各走査毎に設定する設定手段と、前記各走査終了時から前記第1の記録面の全域に対する記録動作が終了するまでの時間を、前記設定手段によって設定された前記各待機時間から減じることにより、前記各待機時間の残り時間を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された残り時間の中の最も長い残り時間に応じて、前記第1の記録面の記録動作終了後、前記第2の記録面への記録に関する動作を開始させる制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明の第4の形態は、インクを吐出するための記録部を記録媒体に対して走査させ、前記記録媒体の第1の記録面と、該第1の記録面とは反対側の面である第2の記録面に記録を行うインクジェット記録方法であって、前記第1の記録面の中の特定の領域に付与されるインク付与量に関する情報を、前記記録部の走査毎に取得する第1の工程と、前記第1の工程おいて取得したインク付与量に関する情報に応じて、前記第1の記録面の記録が終了してから前記第2の記録面の記録に関する動作が開始されるまでの待機時間を前記記録部の各走査毎に設定する第2の工程と、各走査終了時から前記第1の記録面の全域に対する記録動作が終了するまでの時間を、前記第1の工程において設定された前記各待機時間から減じることにより、前記各待機時間の残り時間を算出する第3の工程と、前記第3の工程において算出された残り時間の中の最も長い残り時間に応じて、前記第1の記録面の記録動作終了後、前記第2の記録面への記録に関する動作を開始させる第4の工程と、を有することを特徴とする。
なお、本明細書において第1の記録面とは記録媒体の2つの面のうち、最初に記録される面を意味し、これを以下の説明においては表面とも呼ぶ。また、記録媒体の第2の記録面とは、第1の記録面の記録終了後に記録される面を意味し、これを以下の説明においては、裏面とも呼ぶ。
本発明によれば、ヘッド摺れによるインク汚れや画像の劣化、およびジャムの発生などを充分に低減させることができると共に、両面記録動作におけるトータルの所要時間を短縮することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に適用可能なインクジェット記録装置の一例を示す概略構成図であり、ここに示すインクジェット記録装置は、記録媒体を反転させて記録媒体の両面に対する記録を可能とするための両面記録機構を備えるものとなっている。
図1において、1は給紙トレイ(給紙部)、2は記録部(記録手段)、3は排紙トレイ(排紙部)、4は反転機構、5は切換部材、6はプラテン、7は搬送経路、8は上流側搬送ローラ対、9は下流側の搬送ローラ対である。
給紙トレイ1上には記録媒体が積載されており、ここから1枚ずつ搬送経路7へと記録媒体が給送される。給送された記録媒体は、上流側の搬送ローラ対(ピンチローラ対)8に挟持され、同ローラ対の正転動作によって、プラテン8に支持されながら矢印X1方向へと搬送され、記録部2によって第1の記録面(表面)の先端領域に画像が記録される。その後、記録媒体は、上流側の搬送ローラ8と下流側の搬送ローラ対9(排紙ローラ17ともいう)に挟持され、この状態で第1の記録面(表面)の通常領域に画像が記録される。最後に、記録媒体の後端がピンチローラ対8から外れ、下流側の搬送ローラ対9のみで記録媒体が挟持された状態となり、この状態で第1の記録面(表面)の後端領域に画像が記録される。こうして表面記録が終了する。そして、片面記録の場合には、記録媒体を挟持している下流側の搬送ローラ対9の回転により、記録媒体がそのまま排紙トレイ3へと排出される。
両面記録を行う場合には、上記のようにして表面の記録が終了した後、記録媒体を排紙トレイ3に排紙せず、下流側搬送ローラ対9を逆転させて記録媒体を矢印X2方向へと逆送し、反転機構4へと送る。その際、記録媒体を乾燥させる必要がある場合は、反転機構4に給送する前にプラテン6上で記録媒体を待機させる。この記録媒体の表面に対する記録が終了してから裏面への記録に関する動作、すなわち記録媒体の逆送が開始されるまでの時間の長さは、表面の画像データに応じて決定される。
具体的には、ヘッド摺れやジャムの発生要因となる部分の表面に付与されたインクが充分に定着(あるいは乾燥)するために要する時間の長さがどの程度なのかを画像データを考慮することにより決定し、その決定された時間が経過した後に裏面記録に関する動作が開始されるようにする。
待機時間だけ記録媒体を乾燥させたら、記録媒体の逆送を開始する。この際、切換部材5を図中時計回りに回転させて一点鎖線にて示す位置に保持させる。このため、切換部材5に達した記録媒体は、反転機構4におけるループ状の反転経路4aに沿って搬送される。この反転経路4aを通過することにより、記録媒体は表裏および前後を反転させた状態で再び記録部2へと供給される。すなわち、反転経路4aを通過した後の記録媒体は、その裏面が記録部2に対向し、かつ片面記録時には搬送方向前方に位置していた端部が反転経路4aを通過した後は搬送方向前方に位置することとなる。このようにして反転された記録媒体は、記録部2によって裏面に記録された後、排紙トレイ3に排出される。
図2は、図1に示した記録部2の周辺構成の一例を示す斜視図である。
インクを吐出するための吐出口列を有する記録ヘッド11はキャリッジ13に設置してある。普通紙やOHPシート等の記録媒体は上流側の搬送ローラ8(ここでは図示せず)を経て排紙ローラ17に狭持され、不図示の搬送モータの駆動に伴い矢印方向に送られる。キャリッジ13は、ガイドシャフト12、およびエンコーダ(不図示)により案内支持されている。そして、キャリッジ13は駆動ベルト14を介してキャリッジモータ15の駆動によりガイドシャフト12に沿って図中Y方向へと往復運動する。
記録ヘッド11は、インクを吐出するインクジェット記録ヘッドであり、その内部(液路)にはインク吐出用の熱エネルギーを発生する発熱素子(電気・熱エネルギー変換体)が設けられている(この構成については、図3および図4と共に後に詳述する)。この発熱素子は、エンコーダ(不図示)の読み取りタイミングに従い、記録信号に基づいて駆動され、記録媒体上にインク液滴を飛翔、付着させることで画像を形成するようになっている。
記録ヘッド11によって記録動作が実行される最大幅の領域(記録領域)の外側のホームポジション(HP)には、キャップ部16を持つ回復ユニットが配設されている。記録を行わないときには、キャリッジ13をホームポジション(HP)へ移動させ、キャップ部16により記録ヘッド11のインク吐出口形成面を密閉し、インク溶剤の蒸発に起因するインクの固着あるいは、ホコリ、紙紛等の異物の付着等による目詰まりを防止する。
また、上記キャップ部16のキャッピング機能は記録頻度の低いインク吐出口のインク増粘、固着等による吐出不良や目詰まりを解消するために、インク吐出口から離れた状態にあるキャップ部16へインクを吐出させる予備吐出モードを実行させる場所として利用されたり、キャップした状態で不図示のポンプを動作させてインク吐出口からインクを吸引し、吐出不良を起こしたインク吐出口を回復させる吸引動作モードを実行する場所として利用されたりする。またキャップ部16の隣接位置にブレードを配設することにより、インクジェット記録ヘッドのインク吐出口形成面をクリーニングすることが可能である。
図3は、前記記録ヘッド11のインク吐出部のインク吐出口列を記録媒体側から見た状態を模式的に示す斜視図であり、図4はインク吐出部の内部構造を模式的に示す部分斜視図である。このインク吐出部には、複数のインク吐出口23を有したインク吐出口面22があり、各インク吐出口23に連通する各液路部分31にはインクを吐出するのに必要となるエネルギを発生する吐出エネルギ発生素子32がそれぞれ配置されている。なお、図3における矢印Yはキャリッジ13の走査方向を示している。
また、図4の33は記録ヘッド11の温度を検知するための温度センサであり、この実施形態においては、温度センサとしてサーミスタを吐出口列の両端に設けている。但し、温度を検出する手段は特にこれに限定されるものではなく、ダイオードセンサ等の他のセンサを用いてもよいし、さらには記録ドットのデューティーからヘッド温度を演算するような手段を用いてもよい。
なお、図4に示すように、本発明の実施形態では熱エネルギを利用してインクを吐出する記録方式を用いているが、本実施形態はこの記録方式に限定されるものではなく、例えばオンデマンド型の場合にはピエゾ振動素子の機械的発振によりオリフィス(吐出口)からインク滴を吐出する圧力制御方式、コンティニュアス型の場合には荷電制御型、発散制御型等が適用可能である。
図5は、本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。
図5において、130はインクジェット記録装置の各部の駆動を制御するCPUであり、後述の演算、判別、制御などの処理を実行する手段としての機能を有する。131はCPU130によって実行される制御プログラムなどを格納したROM、132はCPU130によって実行される処理データおよび入力データなどを格納するRAM132である。
また、前記CPU130,ROM131およびRAM132には、記録ヘッド移動駆動部133、記録媒体搬送駆動部134、記録ヘッド記録駆動部135、データ受信部136、待機時間タイマー部137、インターフェース部138などが、データバス141を介して接続されている。また、このインターフェース部138には、ホストコンピュータ140が接続されている。ホストコンピュータ140には、プリンタドライバ139が格納されている。
ホストコンピュータ140からプリンタドライバ139を介して送信された記録情報は、インターフェース138を介してインクジェット記録装置側のデータ受信部136で受信される。データ受信部136はインクジェット記録装置の状態によりデータの授受を行いRAM132に受信データが格納される。ホストコンピュータ140からの記録命令によりCPU130は記録ヘッド移動駆動部133、記録媒体搬送駆動部134、記録ヘッド記録駆動部135をそれぞれ制御する。
さらに図5について詳述する。CPU130は、ROM131,RAM132等からプログラムや各種データを読み出し、必要な演算や判断を行い、制御プログラムに従って各種制御信号を出力して装置全体の駆動制御を行う。ROM131はプログラムメモリであって、前記CPU130が動作するための各種プログラムや各種データ等を格納している。RAM132はバッファメモリであって、前記CPU130が命令中のデータや演算結果を一時的に貯えておくワーキングエリア、各種データを保存しておくテキストエリア等からなっている。このCPU130には、前記CPU130からの指示信号をもとに計時を行い、時間情報の時間情報の出力を行う待機時間タイマー部137がデータバス141を介して接続されている。
前記CPU130はインターフェース部138を介してホストコンピュータ140に電気的に接続されており、前記ROM131や前記RAM132に格納されたホストコンピュータ140からの画像データ(記録データ)に基づき記録動作を制御する。ここでホストコンピュータ140にはコンピュータ上で作成や編集などが行われた記録情報を受信しインターフェース部138を介してインクジェット記録装置144側へ渡すためのプリンタドライバ139が備えられている。プリンタドライバ139においては、記録装置144の記録に係る様々な情報の設定や選択等が行えるようになっており、これら設定や選択された情報も記録装置144側へと送信されるようになっている。
記録に係る様々な情報の一例としては、記録を行うシート等の記録媒体の種類の設定や、片面記録モードを実行させるか両面記録モードを実行させるかの選択等がある。また前記CPU130は、記録ヘッド移動駆動部133および記録媒体搬送駆動部134を制御すると共に、前記RAM132に収納された記録情報に基づき記録ヘッド記録駆動部135を介して記録部2(記録ヘッド11)を制御する。なお、記録モード等の記録情報を設定する操作パネルと、記録シートの先端及び後端を検知するシートセンサ(不図示)がデータバスを介してCPU130に接続されている。
前記バッファメモリとしてのRAM132は1走査分或いは複数走査分の記録データを格納するラインバッファとしての機能を有している。このラインバッファは、記録ヘッドの主走査一回で記録領域のどの位置に記録ヘッドのオリフィスで記録を行うかの情報を格納するバッファである。図6および図7にRAM132に設けられたバッファに記録データが格納される様子の一例を示す。
バッファの構成は、本インクジェット記録装置144で使用可能な記録シートの最大記録幅を所定のドットピッチで表現するのに必要なM列と、記録ヘッドのオリフィスの数に対応した行とにより構成されている。そして、ホストコンピュータ140から送られ、展開された記録データは、記録媒体の表面に記録するときは、図6に示すようにバッファの第1段第1列のドット(黒く塗りつぶしたドット)情報から格納されていき、裏面側に記録するときは図7に示すようにバッファの第H段第M列のドット(黒く塗りつぶしたドット)情報から格納されていく。これは、両面記録を行う場合には、記録媒体の前後が入れ替わった状態で記録ヘッド11に送られるためである。但し、裏面に対する記録データの格納順番を、図6に示すような表面に対する記録データの格納順序と同一にしておき、プリンタドライバ139からインクジェット記録装置144へと送信する際に、記録データの送信順番を反転させるようにしてもよい。なお、図6および図7に示される各ドットは、記録シートに展開、記録されるドットを模式的に表したものであって、必ずしも1つのドットが1つの記録データとして取り扱われるわけではない。
次に、上記のように構成されたインクジェット記録装置によって実行される両面記録モード時の動作について説明する。ここで、インクジェット記録装置のラインバッファ(RAM132)に格納される記録データは、ホストコンピュータ140のプリンタドライバ139において両面記録のための所定の処理が施された後のデータとなっている。
図8は両面記録モード時の記録動作の動作手順を示すフローチャートである。
まず、ステップS1において、ホストコンピュータ140からの記録の開始命令を受信したか否かを判断し、記録開始指令を受信した場合には、続いてホストコンピュータ140のプリンタドライバ139より送信されてくる記録データ受信し、これをRAM132のバッファに格納する。次に、ステップS3において、格納した記録データに基づき、記録媒体の表面(第1の記録面)に対する記録が終了してから裏面(第2の記録面)に対する記録に関する動作(例えば、記録媒体の逆送)が開始されるまでの時間の長さ(待機時間)を算出し設定(決定)する。
ここでは、記録媒体の表面(第1の記録面)を記録するための画像データに応じて上記時間を決定している。具体的には、裏面(第2の記録面)記録時においてジャムやヘッド摺れが発生する可能性の高い特定領域のみをインク付与量の検出対象領域とし、表面記録時においてこの検出対象領域に付与されるインクの付与量(インク付与総量)を、表面記録の際の上記特定領域に対応した画像データに基づいて算出する。
なお、本実施形態では、上記特定領域の印字ドット数をインク付与量に換算し、それを閾値と比較することにより待機時間を決定する形態を採用しているが、この形態に限られるものではない。本発明では、特定領域のインク付与量を直接的あるいは間接的に検出できればよく、わざわざインク付与量に換算せずとも、特定領域の印字ドット数を検出し、それと閾値を比較することにより待機時間を決定する形態であってもよい。この場合の閾値は、勿論、ドット数で規定されることになる。
要するに、閾値との比較に用いる情報としては、上記特定領域に付与されるインク量に直接的あるいは間接的に関連する情報であればよく、例えば、本実施形態のようにインク付与量そのものの情報(インク付与量に換算した値)を用いてよいし、インク付与量に間接的に関連する情報(例えば、印字ドット数の値、印字デューティーの値)用いてもよい。いずれの情報を用いようが本発明に包含される。このように本発明においては、待機時間を決定するにあたって、上記特定領域に付与されるインク量に関連する情報を取得すればよい。
図9に、この実施形態において設定される検出対象領域の位置および形状の一例を示す。
両面記録動作における裏面の記録時には、記録媒体Pの裏面全域Eのうち、図9の斜線で示すように、記録媒体Pの端部に沿った枠状の領域E0でジャムやヘッド摺れなどの問題が発生しやすい。特に、記録媒体Pの先端に沿った領域Eaおよび後端に沿った領域Ebで上記の問題が発生しやすく、その中でも、記録ヘッド11より上流側に位置する上流側に位置するローラ対(搬送ローラ対8)と下流側のローラ対(排紙ローラ対9)の2組のローラ対を用いて搬送が行えない領域(上述した先端領域、後端領域)が最も上記問題の発生しやすい危険な領域となる。なぜなら、一方のローラ対のみで搬送されると記録媒体が浮き上がる可能性が高いからである。
また、キャリッジ走査方向(X方向)における前端および後端(記録媒体の搬送方向Yにおける左端および右端)に沿った領域Ec,Edでもジャムやヘッド摺れが発生する場合がある。この領域Ec,Edが浮き上がっていると、記録を行うためにキャリッジ13(図2参照)が記録媒体上を何度も往復する際に記録ヘッド11の端部とこの領域Ec,Edの端部とが衝突したり、記録ヘッド11のインク吐出口面22(図4参照)に接触したりするからである。そのため、これらの領域E0におけるインクの総付与量が多い場合は待機時間を長くしてインクの定着、乾燥を十分に行ない、記録媒体の端部に生じる波打ちが納まるのを待つことが必要となる。
そこで、この実施形態では、上記検出対象領域E内のインク総付与量の算出を行った後、その結果に基づき表面記録終了から裏面記録のための搬送動作(記録媒体の逆送)が開始までの待機時間を決定する。例えば、インク付与量が第1の付与量のときは第1の待機時間に設定され、インク付与量が第1の付与量より多い第2の付与量のときは第1の待機時間よりも長い第2の待機時間に設定される。つまり、インク付与量が多いほど待機時間は長くなり、インク付与量が少ないほど待機時間は短くなる。
引き続き、図8に従って説明を行う。上記のように待機時間を設定すると、次にステップS4では、給紙トレイ2から記録媒体の給紙を行い、記録媒体の表面に対する記録を行う。次に、ステップS5では、上記ステップS3で設定した待機時間をタイマーにセットする。この後、ステップS6では、表面記録が終了した時点から、セットした待機時間が経過したか否かの判断を行い、待機時間が経過するまで裏面の記録に関する動作を停止させておき、待機時間が経過した時点で、裏面記録のための記録媒体の搬送動作(逆送)を開始する(ステップS7)。この後、反転経路R10を経て記録部2に達すると、記録部2は記録媒体の裏面に対して記録を行う(ステップS8)。裏面の記録が完了すると記録媒体を排紙ローラ9の連続回転動作によって排紙トレイ(排紙部)3へと排出し、両面記録は完了する(ステップS9)。
このようにこの第1の実施形態では、記録媒体の表面(第1の記録面)の記録動作が終了してから裏面(第2の記録面)の記録に関する動作を開始するまでの待機時間を記録媒体の表面に設定した前記領域E0内に記録すべき画像の記録データに応じて決定している。
また、上記待機時間中は、記録媒体の後端部、すなわち記録部2側の端部をプラテン6に待機させた状態で保持しておき、待機時間が経過した後は、排紙ローラ9の逆転によって直ちに裏面記録のための搬送動作を開始するようになっている。
なお、上記実施形態においては、インク付与量が多いほど待機時間が長くなるような演算処理をCPU130によって実行する場合を例に採り説明したが、待機時間(T)とインク付与量(M)との関係を予め待機時間決定テーブルに格納しておき、そのテーブルから読み出すことにより、待機時間を決定するようにしてもよい。例えば、図10に示すような、上記インク付与量(M)の範囲0≦M<m1、m1≦M<m2、m2≦M<m3、m3≦M(0<m1<m2<m3)と上記時間の長さ(T)T=t1、T=t2、T=t3、T=t4(t1<t2<t3<t4)とを対応させたテーブルを用意しておき、そのテーブルを参照して待機時間を求めればよい。つまり、インク付与量(M)が0≦M<m1の範囲であれば上記時間の長さ(T)をt1に設定し、インク付与量(M)がm1≦M<m2の範囲であれば上記時間の長さ(T)をt2に設定し、インク付与量(M)がm2≦M<m3の範囲であれば上記時間の長さ(T)をt3に設定し、インク付与量(M)がm3≦Mの範囲であれば上記時間の長さ(T)をt4に設定すればよい。
なお、上記では、画像データに基づき、検出対象領域E内に付与されるインクの量を求め、これに応じて待機時間(T)を決定したが、本発明は、これに限定されるものではない。
すなわち、待機時間(T)を決定する要素として、インク付与量(画像データ)に加え、記録媒体の種類も考慮するように構成してもよい。この場合、上記待機時間(T)と、上記インク付与量(M)および記録媒体の種類との関係を予め待機時間決定テーブルとして格納しておき、そのテーブルから呼び出すこととにより待機時間(T)を決定するようにしてもよい。
このテーブルの一例を図11に示す。このようなテーブルを使用することで記録媒体の種類に応じたインク吸収時の特性、例えば、インクが付与された場合の記録媒体の撓み量、あるいは撓みが解消されるまでの時間なども考慮することが可能となり、各記録媒体の特性により適した待機時間(T)を設定することができる。また、単に記録媒体の種類のみに応じて待機時間(T)を設定していた特許文献1に比べ、インク付与量を考慮した本実施形態の方がより適切な時間設定を行うことができる。
なお、本実施形態では、待機時間の設定を記録装置により実行しているが、本発明は、これには限定されるものではなく、上記の待機時間設定に関する処理をプリンタドライバによって実行し、その待機時間データを記録データと共に送信するようにしてもよい。
このようにこの第1の実施形態では、記録媒体の表面記録を行うための記録データに応じて、記録媒体の表面全域の中で、ジャムやヘッド摺れが発生する可能性のある領域(特定領域)のみを検出対象領域E0とし、この検出対象領域E0に付与されるインク付与量を求め、そのインク付与量に基づき待機時間を決定し、その待機時間が経過した後に、次に行うべき裏面への記録動作に関する動作を開始するようにしている。このため、記録媒体の表面全域に付与されるインク量に基づき待機時間を設定していた特許文献2に比べ、確実にジャムやヘッド摺れを軽減することができると共に、表面の検出対象領域以外の部分に多量のインクが付与されたとしてもこれに影響されて無駄な待機状態が発生することもなく、実際に必要とされる時間が経過した後は、直ちに次の裏面記録に関する動作が開始されるため、両面印刷におけるトータルの記録時間を短縮することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
この第2の実施形態では、記録媒体表面に設定するインク付与量の検出対象領域を2つ以上に分割し、分割した各領域(分割領域)毎に待機時間の長さを設定するようにしたものである。
その他は第1の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。つまり、この第2の実施形態では、図8におけるステップS3の設定方法のみが異なり、その他のステップはこの第2の実施形態においても同様に実行する。
図12(a)は、図9に示すインク付与量の検出対象領域E0を、ヘッド摺れが発生する可能性の高さ(危険度)によって分割した例を示している。また、図12(b)は、各分割領域毎にインク付与量に対する待機時間を設定したテーブルを示す図である。
図12(a)において、記録媒体Pの左端に沿った領域Eaや右端に沿った領域Ebは、先端に沿った領域Eaや後端に沿った領域Ebに比べ、インクを付与した際に発生する記録媒体Pの撓み(上下に浮き上がる量)が少ない。このため、領域Ea,Ebに対し各インク付与量の範囲に対応して設定される待機時間ta1〜ta4,tb1〜tb4より、領域Ec,Edに対し各インク付与量の範囲に対応して設定される待機時間tc1〜tc4,td1〜tc4の方が短く設定されている。また、記録録媒体Pの4隅(Ea’,Eb’)は最も撓みによる浮き上がりが生じやすく、ヘッド摺れやジャムが発生しやすいので、これらの領域に対し各インク付与量の範囲に対応して設定される待機時間ta’1〜ta’4,tb’1〜tb’4は最も長く設定されている。
このように、本実施形態ではヘッド摺れやジャムの発生しやすい検出対象領域を、その危険度によってさらに分割し、各分割領域毎にインク付与量の範囲に対応した待機時間を設定した。そして、記録データに基づき、各分割領域に対するインク付与量が決定されると、そのインク付与量に応じて、各分割領域に適した待機時間がそれぞれ読み出され、さらに、その読み出された待機時間の中で最も長い待機時間が選択され、その待機時間に基づき裏面記録のための動作が開始される。
例えば、検出対象領域内に均等なインク量が付与された場合には、最も浮き上がりの量が大きくなる分割領域Ea’(またはEb’)に対して設定された待機時間を選択する。
また、仮に、浮き上がり量が比較的小さい分割領域Ec(またはEd)に対して、m3≦Mとなる多量のインクが付与され、かつ浮き上がりの大きくなる領域Ea’(またはEb’)に対して、0≦M≦m1となる少量のインクが付与されたとする。この場合には、Ea(またはEb)に対して図12(b)に示すテーブルから読み出される待機時間はa1(またはtb1)となり、分割領域Ea’(またはEb’)に対して読み出される待機時間はta’4(またはtb’4)となる。そして、これらの時間a1(またはtb1)とta’4(またはtb’4)のうちいずれか長い方の時間が選択される。
これにより、インク汚れの発生をより確実に抑制することができると共に、無駄な待機時間をより正確に排除することができ、両面記録におけるトータルの記録時間をより短縮することができる。
(第3の実施形態)
次に、図13を参照しつつ本発明の第3の実施形態を説明する。
上記第1の実施形態では、表面記録動作を開始する前に、検出対象領域E0内の画像データに応じて待機時間を設定しておき、その後に表面に対する記録動作を開始するようにしたが、この第3の実施形態では、記録媒体の表面に対する記録動作において、キャリッジ13と共に記録ヘッド11を走査させる毎に、その検出対象領域E0における総インク付与量を検出し、待機時間を求めるようにしたものである。なお、その他の動作は上記第1の実施形態と同様であるため、ここでは説明を省略する。つまり、この第3の実施形態では、図8におけるステップS3からS5までの設定方法のみが第1の実施形態と異なり、その他のステップにおける処理は上記第1の実施形態と同様に行う。
以下、本実施形態における待機時間の設定処理を、表面記録媒体を8回の記録ヘッド11の走査によって記録する場合を例に採り説明する。
図13(a)において点線で区切った範囲毎に記録ヘッドを走査し、各走査毎に、ヘッド摺れやジャムが発生する可能性の高い検出対象領域(図中斜線にて示す)のインク総付与量を算出し、待機時間を設定する。
キャリッジ13の各走査によってインクが付与される範囲(以下、記録走査領域と称す)のうち、まず、1回目の記録走査領域に属する検出対象領域内のインク付与量Mを測定する。この場合は記録走査領域の全域が検出対象領域に該当するため、記録走査領域の中の全てのインク付与量がMとして計算される。そして、図13(b)に示すテーブルを用いて、裏面記録に関する動作を開始するまでの待機時間TM1が設定される。ここで設定された待機時間は、1回目のキャリッジ走査終了時にタイマーにセットされ、それと同時に待機時間TM1に対するカウントダウンがタイマーによって開始される。
引き続き、2回目のキャリッジ走査にてインクが付与された範囲の中で、検出対象領域内のインク付与量Mが測定される。この場合は検出対象領域の中の先端部分の一部の領域と、左端に沿った領域の一部と、右端に沿った領域の一部とがそれぞれ指定され、指定された各領域に付与されたインクの総量がMとして計算される。そして、図13(b)に示すテーブルを用いて裏面記録開始までの待機時間TM2を設定する。設定されたTM2は、2回目のキャリッジ走査終了時にタイマーにセットされ、それと同時に待機時間TM2に対するカウントダウンがタイマーによって開始される。
この動作を8回繰り返し、表面記録媒体の記録を終了させる。その際にTM1からTM8までの残り時間を参照し、最も長い残り待機時間を裏面記録開始までの待機時間として設定する。
ここで、記録媒体の表面の先端に沿った検出対象領域には多くのインクが付与され、左端、右端および後端に沿った各検出対象領域には少量のインクが付与されるような記録パターンが記録される場合を考える。この場合、TM1やTM2には大きな待機時間が設定され、TM3以降には短い待機時間(もしくは待機時間なし)が設定される。TM1やTM2はそれぞれのキャリッジ走査後にカウントダウンが開始されるため、表面記録終了後には、各待機時間TMn(nは1〜8) の最大値は小さく(もしくはゼロ)となる。
このように、この第3の実施形態では、各記録走査領域毎に検出対象領域に付与されたインク量に対応する待機時間を設定し、その待機時間から表面記録が終了するまでの時間を引いた時間を各記録走査領域における待機時間とし、その待機時間の中で最も短い時間を待機時間として設定している。つまり、インクは記録媒体に付与された直後から乾燥が開始されるため、記録動作中の時間をも待機時間に加えることで、付与されたインクの実際の乾燥状態に即した、無駄の少ない待機時間を設定することができる。このため、より素早く裏面の記録を開始することが可能になり、両面記録動作に要するトータルの時間を短縮することができる。
また、第1,第2の実施形態に比べ、一度に参照する記録データの範囲を小さくすることが可能となるため、メモリの消費容量が少なくなる。よって、記録装置の処理速度を速め、スループットを向上させることが可能となる。また、記録装置内のメモリ積載量を最小とでき、記録装置本体のコストダウンを図ることも可能になる。
なお、本実施例では8回のキャリッジ走査で表面の記録を完了する例を用いて説明したが、これ以外のキャリッジ走査回数においても採用してもよい。また、同一の走査領域に対し記録ヘッドを複数回走査させて記録する場合においても、本実施形態を適用することができる。
また、上記第2の実施形態のように、記録媒体表面に設定された検出対象領域を複数に分割し、各分割領域毎に待機時間の長さを設定してもよい。
(その他の実施形態)
上記実施形態では、待機時間中、プラテン6上に記録媒体を待機させておき、待機時間の長さを検出対象領域内のインク付与量に応じて制御するものとなっているが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、プラテン6以外の搬送経路中に記録媒体を待機させておくようにしてもよいし、インクジェット記録装置中に複数の搬送経路を設けておき、搬送させる経路の長さを切り換えることで制御してもよい。さらに、記録媒体の搬送速度を可変とすることで待機時間を制御するようにしてもよい。
また、プラテン6上に待機させる場合であっても、表面記録が終了した位置で記録媒体を待機させる必要はなく、例えば、表面記録終了後、ピンチローラ対8を離間し、記録媒体をピンチローラ対8に対向する位置まで逆送させ、その位置で記録媒体を待機させてもよい。
さらに、上記各実施形態では、検出対象領域を記録媒体の前後左右の各端部に沿って枠状に連結された領域としたが、検出対象領域は、記録媒体の中の複数の箇所に分離した形で設定してもよい。また、記録媒体の前端に沿った領域、または後端に沿った領域を検出対象領域としてもよく、その場合にも、上記第2の実施形態または第3の実施形態と同様の処理を実行することは可能である。
本発明の実施形態例は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムを、ホストコンピュータあるいはインクジェット記録装置に直接あるいは遠隔から供給し、そのホストコンピュータあるいはインクジェット装置の制御部(またはCPUやMPU)が記憶媒体内に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても達成される。従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ROMなどを用いることができる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明の範囲に含まれるものである。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態例の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その拡張機能ボードや拡張機能ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
なお、上記ではシリアル記録方式に限定する必要もなく、記録装置が記録できる記録媒体の最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのような記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとしての構成のいずれでも良い。
また、上記実施形態では、記録ヘッドに内臓する吐出エネルギー発生素子としてヒータなどの電気熱変換素子を用いた場合を示したが、吐出エネルギー発生素子としてピエゾなどの電気機械変換素子を内臓する記録ヘッドを用いて記録動作を行うインクジェット記録装置にも本発明は適用可能であり、同様の効果を期待できる。
また、搭載される記録ヘッドの種類ないし個数についても、記録色や濃度を異にする複数のインクに対応して2個以上の個数設けられるものであってもよい。例えば記録装置の記録モードとしては黒色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるかいずれでも良いが、異なる色の複色カラー、または混色によるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備えた装置にも本発明は極めて有効である。
本発明に適用可能なインクジェット記録装置の一例を示す概略構成図である。 図1に示した記録部の周辺構成の一例を示す斜視図である。 記録ヘッドのインク吐出部のインク吐出口列を記録媒体側から見た状態を示す模式的斜視図である。 記録ヘッドのインク吐出部の内部構造を模式的に示す部分斜視図である。 本発明の実施形態におけるインクジェット記録装置の制御系の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における表面記録用の記録データをバッファメモリへ格納する状態を説明するための説明図である。 本発明の実施形態における裏面記録用の記録データをバッファメモリへ格納する状態を説明するための説明図である。 両面記録モード時の記録動作手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態において設定される検出対象領域の位置および形状の一例を示す説明図である。 (a)は本発明の第1の実施形態において記録媒体中に設定される検出対象領域を示す図であり、(b)は本発明の第1の実施形態に使用するテーブルの一例を示す図であり、インク付与量(M)の範囲と、待機時間の長さ(T)との関係を表したテーブルを示している。 本発明の第1の実施形態に使用するテーブルの他の例を示す図であり、記録媒体の種類と、インク付与量(M)の範囲と、待機時間の長さ(T)との関係を表したテーブルを示している。 本発明の第2の実施形態を示す図であり、(a)は本発明の第2の実施形態において記録媒体中に設定される検出対象領域を示す図であり、(b)は記録媒体の特定された位置に付与されたインク付与量(M)と、待機時間(T)との関係を表したテーブルを示している。 本発明の第3の実施形態を示す図であり、(a)は記録媒体中に設定される検出対象領域および記録走査領域を示す説明図であり、(b)は記録媒体のキャリッジ走査毎とに付与されるインク付与量(M)と、待機時間(T)との関係を表したテーブルを示す図である。
符号の説明
1 給紙トレイ
2 記録部
3 排紙トレイ
4 反転機構
4a 反転経路
5 切り換え部
6 プラテン
7 搬送経路
8 搬送ローラ
9 排紙ローラ
130 CPU
131 ROM
132 RAM
133 記録ヘッド移動駆動部
134 記録媒体搬送駆動部
135 記録ヘッド記録駆動部
136 データ受信部
137 待機時間タイマー部
138 インターフェース部
139 プリンタドライバ
140 ホストコンピュータ
144 インクジェット記録装置

Claims (10)

  1. インクを吐出するための記録部により記録媒体の第1の記録面と、該第1の記録面とは反対側の面である第2の記録面に記録を行うインクジェット記録装置であって、
    前記第1の記録面の中の当該第1の記録面の端部に沿った特定の領域に付与されるインク量に関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得されたインク付与量に関する情報に応じて、前記第1の記録面の記録が終了してから前記第2の記録面の記録に関わる動作が開始されるまでの待機時間を設定する設定手段と、
    前記設定手段によって設定された待機時間に応じて、前記第1の記録面の記録に関わる動作の終了後、前記第2の記録面への記録に関する動作を開始させる制御手段と、
    を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記特定の領域は、前記第1の記録面の中の複数の前記端部に設定された領域であることを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記特定の領域は、前記第1の記録面における少なくとも前端および後端の各々に沿った領域であることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記特定の領域は、前記第1の記録面の左端および右端の各々に沿った領域を含むことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. インクを吐出するための記録部により記録媒体の第1の記録面と、該第1の記録面とは反対側の面である第2の記録面に記録を行うインクジェット記録装置であって、
    前記第1の記録面の中の当該第1の記録面の端部に沿った特定の領域に付与されるインク量に関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得されたインク付与量に関する情報に応じて、前記第1の記録面の記録が終了してから前記第2の記録面の記録に関わる動作が開始されるまでの待機時間を設定する設定手段と、
    前記設定手段によって設定された待機時間に応じて、前記第1の記録面の記録に関わる動作の終了後、前記第2の記録面への記録に関する動作を開始させる制御手段と、
    を有し、
    前記特定の領域は、前記第2の記録面への記録動作中に、前記記録部の上流側に配置した搬送手段と下流側に配置した搬送手段のうち、いずれか一方の搬送手段のみによって前記記録媒体が搬送される際に前記記録部により記録可能な領域であることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. インクを吐出するための記録部により記録媒体の第1の記録面と、該第1の記録面とは反対側の面である第2の記録面に記録を行うインクジェット記録装置であって、
    前記第1の記録面の中の当該第1の記録面の端部に沿った特定の領域に付与されるインク量に関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得されたインク付与量に関する情報に応じて、前記第1の記録面の記録が終了してから前記第2の記録面の記録に関わる動作が開始されるまでの待機時間を設定する設定手段と、
    前記設定手段によって設定された待機時間に応じて、前記第1の記録面の記録に関わる動作の終了後、前記第2の記録面への記録に関する動作を開始させる制御手段と、
    を有し、
    前記設定手段は、前記記録媒体の種類を示す情報と前記特定の領域内のインク付与量に関する情報とに応じて前記待機時間を設定することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  7. インクを吐出するための記録部により記録媒体の第1の記録面と、該第1の記録面とは反対側の面である第2の記録面に記録を行うインクジェット記録装置であって、
    前記第1の記録面の中の当該第1の記録面の端部に沿った特定の領域に付与されるインク量に関する情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得されたインク付与量に関する情報に応じて、前記第1の記録面の記録が終了してから前記第2の記録面の記録に関わる動作が開始されるまでの待機時間を設定する設定手段と、
    前記設定手段によって設定された待機時間に応じて、前記第1の記録面の記録に関わる動作の終了後、前記第2の記録面への記録に関する動作を開始させる制御手段と、
    を有し、
    前記取得手段は、前記特定の領域を複数に分割してなる分割領域の各々に付与されるインク量に関する情報を取得し、
    前記設定手段は、前記複数の分割領域の各々に対応したインク付与量に関する情報に応じて各分割領域に対応した待機時間をそれぞれ取得し、前記取得した複数の待機時間の中で最も長い待機時間を設定することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  8. インクを吐出するための記録部を記録媒体に対して相対的に走査させ、前記記録媒体の第1の記録面と、該第1の記録面とは反対側の面である第2の記録面とに記録を行うインクジェット記録装置であって、
    前記第1の記録面の中の特定の領域に付与されるインク付与量に関する情報を、前記記録部の走査毎に取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得されたインク付与量に関する情報に応じて、前記第1の記録面の記録が終了してから前記第2の記録面の記録に関わる動作が開始されるまでの待機時間を前記記録部の各走査毎に設定する設定手段と、
    前記各走査終了時から前記第1の記録面の全域に対する記録動作が終了するまでの時間を、前記設定手段によって設定された前記各待機時間から減じることにより、前記各待機時間の残り時間を算出する算出手段と、
    前記算出手段によって算出された残り時間の中の最も長い残り時間に応じて、前記第1の記録面の記録動作終了後、前記第2の記録面への記録に関する動作を開始させる制御手段と、
    を有することを特徴とするインクジェット記録装置。
  9. 前記インク付与量に関連する情報は、前記特定の領域に記録すべき記録ドットの数を示す情報であることを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  10. インクを吐出するための記録部を記録媒体に対して走査させ、前記記録媒体の第1の記録面と、該第1の記録面とは反対側の面である第2の記録面に記録を行うインクジェット記録方法であって、
    前記第1の記録面の中の特定の領域に付与されるインク付与量に関する情報を、前記記録部の走査毎に取得する第1の工程と、
    前記第1の工程おいて取得したインク付与量に関する情報に応じて、前記第1の記録面の記録が終了してから前記第2の記録面の記録に関する動作が開始されるまでの待機時間を前記記録部の各走査毎に設定する第2の工程と、
    各走査終了時から前記第1の記録面の全域に対する記録動作が終了するまでの時間を、前記第1の工程において設定された前記各待機時間から減じることにより、前記各待機時間の残り時間を算出する第3の工程と、
    前記第3の工程において算出された残り時間の中の最も長い残り時間に応じて、前記第1の記録面の記録動作終了後、前記第2の記録面への記録に関する動作を開始させる第4の工程と、
    を有することを特徴とするインクジェット記録方法。
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