JP2005047168A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バーコード情報の記録を行うシリアルスキャン方式のインクジェット記録装置において、スループットの低下を最小限に抑えつつ、規格から外れることの無い高品位なバーコード情報の記録を行う。
【解決手段】 記録前の画像データより所定のバーコード情報(701、702、703)を検出し、検出されたバーコード情報(701、702、703)を記録する場合に、高品位な記録を得られる記録動作に変更する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、バーコード情報を含む画像の記録を行うシリアルスキャン方式のインクジェット記録装置に関するものである。
インクジェット記録装置では、インクを例えば滴として、複数あるいは単数の記録素子から吐出させ、これを記録媒体に付着させる。このような記録方法は、静粛性に優れ、ランニングコストも低く、特に複数のインク色を利用したカラー記録も容易であることから、インクジェット記録装置は近年多く普及して来ている。カラー記録に対応する場合には、互いに異なる色の複数のインクを複数の記録ヘッドにより吐出させ、これらを記録媒体上で重ね合わせることにより、画像を形成する。この場合一般には、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の3原色、またはこれらにブラック(Bk)を含めた4色のインクで記録する場合が多いが、近年では、より高階調な画像を実現するために、更に、淡いイエロー(PY)、淡いシアン(PC)、淡いマゼンタ(PM)等を加えた多色のインクで記録を行うインクジェット記録装置も提供されている。また、この様なカラー対応のインクジェット記録装置では、色数に対応した記録ヘッド及びこれに着脱可能なインクカートリッジが用いられるが、記録ヘッドとインクカートリッジとが予め一体に構成にされたものもある。
ところで、近年のインクジェット記録装置では、いわゆるシリアルスキャン方式を採用したものが、比較的小型で廉価に提供しやすいことから多く普及している。シリアルスキャン方式とは、記録ヘッドを記録媒体に対し相対的に移動させながら記録を行う記録主走査と、この記録主走査方向と直交する方向に記録媒体を搬送する副走査とを交互に繰り返すことにより、順次記録媒体に画像を形成していく方式である。このようなシリアルスキャン方式のインクジェット記録装置では、更なる記録の高速化の為に、記録ヘッドの往方向及び復方向の双方で記録を行う双方向記録や、記録の高品質化のために、1回の記録主走査で記録可能な領域を複数回の記録走査に分けて記録する、いわゆるマルチパス記録など、複数種類の記録モードを持っていることが一般である。そして、記録媒体の種類やユーザーの意向に応じて、この記録モードを適宜切り替え、適切なスピードと画像品位で記録を行っているのである。
ところでこの様なインクジェット記録装置において、インクを吐出させる為のエネルギー発生手段としては、既に種々の方法が提供されて来ている。この中でも特に各記録素子に熱エネルギー発生手段を設け、この熱エネルギーを利用してインク滴の吐出を実現させる方法が、高画質な画像を得る為に利用されることが多い。熱エネルギーを発生させる方法を採用する場合には、半導体製造と同様の工程によりヒータの様な発熱素子を配置することが容易であるので、多数の記録素子を高密度に構成でき、結果として高解像度な画像を高速に得ることが出来るからである。そして、このように高解像で高画質な記録が実現出来ることから、近年ではバーコードのような高精細な記録を要する印刷においてもインクジェット記録装置が適用されることが多い(例えば特許文献1および特許文献2参照。)。
例えば、上記特許文献1によれば、バーコードを記録可能な記録装置において、バーコードデータから最小のバー幅を検出し、細いバーがある場合には、吐出のヨレによるバーの記録精度が低下することを防止するために、ヘッドとプリント媒体との距離を近づけるよう制御する構成が開示されている。また、特許文献2には、バーコードを記録可能な印刷システムとして、記録されたバーコードを読み取ってチェックし、正常に読み取れないバーコードが記録された場合にエラー信号を出力する構成が開示されている。
ただし、上記特許文献1および2は、いずれも、記録媒体の幅に相当するプリント幅を有する、いわゆるフルラインタイプの記録ヘッドを用いて記録を行う記録装置、記録システムを開示するものであり、バーコードの記録精度を高めるための構成や、記録されたバーコードを読み取ってチェックする構成が開示されている。
更に、上述したようなインクジェット記録装置では、記録ヘッドにおけるノズルの目詰まり等、吐出不良に関わる問題を解決ないし予防するため、適時記録ヘッドの回復処理が行われている。
特開平7−047747号公報 特開平10−055401号公報
しかしながら、シリアル型のインクジェット記録装置によるバーコード情報の印刷においては、以下のような問題が生じることがある。
一般にインクジェット記録装置においては、各記録素子(以下ノズルとも言う)から吐出されるインクの滴は、比較的多量で速度の高い主滴と、少量で速度の低い副滴とに分かれて、記録媒体上に着弾する。この為、副滴は、常に主滴が記録される位置に対しキャリッジの進行方向に少しずれた位置に着弾する。両者のこの距離があまり大きくなく、位置関係が一定に保たれていれば、バーコードの記録においても問題は少ないと言える。しかし、従来の技術の項で説明した様に、記録装置自体が双方向で記録するモードを有する場合、このモードにおいては往方向で記録する走査と復方向で記録する走査において主滴に対する副滴の位置が逆転する。そして、双方向で記録した場合には片方向で記録を行った場合よりも、バーコードの黒部分の寸法が大きくなってしまう。即ち、片方向記録で規格化されたバーコードは、双方向記録では規格を満足できず、バーコードリーダー等の装置で読み取る事ができないという恐れが生じるのである。
また、安定した品質のバーコード記録を行うためには、記録ヘッドの吐出状態を保証するために、回復処理を短い間隔で行うことが好ましい。特にマルチパス記録を行わない1パス記録の場合、記録ノズルの吐出不良によるバーコード品質への影響が大きいので、頻繁に行われることになる。しかしながら、常にバーコード記録を想定した回復処理を行っていると、逆にバーコード情報を含まない通常の画像を記録する際のスループットが低下するといった問題も生じるのである。
本発明は上述の問題点を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、バーコード情報の記録を行うシリアルスキャン方式のインクジェット記録装置において、スループットの低下を最小限に抑えつつ、規格から外れることの無い高品位なバーコード情報の記録を行うことが可能なインクジェット記録装置を提供することである。
また、インクジェットヘッドにより記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置において、記録に係る画像データ内に所定のバーコード情報が含まれているか否かを検知するバーコード検知手段と、 前記バーコード検知手段の結果に基づいて、前記記録ヘッドの記録動作を制御する記録動作制御手段と、前記記録動作制御手段は、前記バーコード検知手段の検知結果に基づいて、回復処理モードの実行の有無を切り替えることを特徴とするインクジェット記録装置を提供する。
そのために本発明では、インクを吐出するための複数の記録素子を具備した記録ヘッドが、記録媒体に対し相対的に移動しながらインクの吐出を行う記録主走査と、該記録主走査と直交する方向に前記記録媒体を前記記録ヘッドに対し相対的に所定量移動させる副走査とを交互に行うことにより、前記記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置において、記録に係る画像データ内に所定のバーコード情報が含まれているか否かを検知するバーコード検知手段と、前記バーコード検知手段の結果に基づいて、前記記録ヘッドの記録動作を制御する記録動作制御手段と、を具えたことを特徴とする。
また、インクジェットヘッドにより記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置において、記録に係る画像データ内に所定のバーコード情報が含まれているか否かを検知するバーコード検知手段と、前記バーコード検知手段の結果に基づいて、前記記録ヘッドの記録動作を制御する記録動作制御手段と、前記記録動作制御手段は、前記バーコード検知手段の検知結果に基づいて、回復処理モードの実行の有無を切り替えることを特徴とする。
本発明によれば、抽出されたバーコード情報を記録する場合のみ、規格から外れることの無い高品位な記録動作が行われる一方で、通常の画像においては、記録動作の速度が必要以上に低下されないので、画像全体のスループットの低下が最小限に抑えられる。
以下、図面を参照して本発明のインクジェット記録装置に係わる実施形態について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態で適用するシリアルスキャン方式のインクジェット記録装置を模式的に表した構成図である。図1(a)において、104はインクカートリッジであり、ここではY、M、C、Bkの4色の記録ヘッドと4色分のインクタンクが一体化して構成されている。108はキャリッジであり、インクカートリッジ104を搭載して、図の矢印A方向及びB方向に往復移動する。103はキャリッジ108を移動させる為のキャリッジベルトである。100は記録媒体であり、ピックアップローラ101によって記録装置内に給紙された後、入口搬送ローラ102によってプラテン上の記録位置まで搬送される。105は搬送ローラで、入口搬送ローラ102と共に記録中の記録媒体100を挟持しながら矢印C方向に記録媒体100を搬送させる。106は排紙ローラで、記録が完了した記録媒体100を排紙トレイ107に排出する。
図1(b)は、図1(a)で示したインクジェット記録装置の記録部を拡大して示した図である。
インクカートリッジ104に組み込まれている記録ヘッドには、インクを吐出するための4色分のインク吐出口、すなわちY(イエロー)用の吐出口401、M(マゼンタ)用の吐出口402、C(シアン)用の吐出口403およびBk(ブラック)用の吐出口404が、図のような順で配列されている。本実施形態では、各色の吐出口が、それぞれ600dpi(ドット/インチ;参考値)のピッチでキャリッジ108の走査方向とは直交するC方向に304個ずつ配列されているものとする。
記録を行う場合、まず記録媒体100がプラテン上の記録位置まで矢印C方向に搬送される。その後キャリッジ108はキャリッジベルト103の移動に従って矢印A方向に走査し、同時に各色の吐出口401、402、403および404からは、所定の周期に従ってインク滴が吐出される。そして、このキャリッジ108の1回の走査により、記録素子の配列する幅dだけの画像が形成される。この1回の記録走査の後に、記録媒体100が所定の量だけ矢印C方向に搬送される。ここで、マルチパス記録を行わない1パス記録の場合は、304ノズル分即ち「d」だけの搬送を行うが、マルチパス記録を行う場合は「d/マルチパス数」分の搬送を行うことになる。記録媒体100の搬送後、片方向記録の場合には、吐出口(401〜404)からのインク滴の吐出を行わずに、キャリッジ108は矢印B方向に移動する。双方向記録の場合には、吐出口から次の画像データに従ったインクの吐出を行いながら、キャリッジ108は矢印B方向へ移動する。
図2は、本実施形態における1パス片方向記録と1パス双方向記録の記録方法を比較するためのイメージ図である。以下、図1も参照しながら、各記録方法を詳細に説明する。
図2(a)は、1パス片方向記録を説明する為の図である。記録媒体100をプラテン上の記録位置まで給紙すると、まず、記録ヘッドがキャリッジ108がA方向に移動し、その過程でインクを吐出しながら第1走査を行う。次に、復方向であるB方向に第2走査を行うが、ここでは記録は行わない。その後、記録幅であるdだけ記録媒体100をC方向に搬送する。以後、第3走査、記録媒体の搬送、第4走査…と上記一連の処理を繰り返して行く。図においては、奇数番号で示した各走査が記録を行う走査となり、偶数番号で示した各走査では記録を行わず、ホームポジションへ戻る為の走査となる。ここでは、記録を行う8回の走査と、ホームポジションへ戻る為の7回の走査とで、計15回のキャリッジ走査を行って1ページ分の画像を完成させている。尚、上記ではB方向への移動走査を行ってから記録媒体100の搬送を行う形態で説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではない。記録媒体を搬送した後に、B方向への移動走査を行っても良いし、また、スループットを少しでも上げる為に両者を同時に行ってもよい。
図2(b)は、1パス双方向記録を説明する為の図である。記録媒体100をプラテン上の記録位置まで給紙すると、まず、キャリッジ108がA方向に移動し、その過程で記録ヘッド104がインクを吐出しながら第1走査を行う。その後、記録幅であるdだけ記録媒体100をC方向に搬送した後、復方向であるB方向に記録を行いながらの第2走査を行う。そして再び、記録媒体をdだけ搬送する。以後、第3走査、記録媒体の搬送、第4走査、記録媒体の搬送…と上記一連の処理を繰り返して行く。図においては、奇数番号で示した各走査も、偶数番号で示した各走査も、全ての走査が記録を行う走査となり、ここでは全8回の走査によって1ページ分の画像を完成させている。
このように、片方向記録と双方向記録とでは、双方向記録のほうが移動走査の数が少なくて済む為に短時間で画像の記録が終了する。一方で、上述したような主滴と副滴の問題から、双方向記録は片方向記録に比べ、多少画像品位が低下する恐れもある。
次に、本実施形態の記録装置が適用するマルチパス記録について説明する。
図3は、マルチパス記録の効果を説明する為に、2パス記録を例に記録方法を示した概念図である。ここでは簡単の為に、インクを吐出する8つのノズルを有する記録ヘッドを例としている。そして、各記録走査で記録するデータをほぼ1/2に分割し、記録走査毎に4ノズル分の記録媒体搬送を行うことで、記録走査方向に一列に並ぶ複数のデータを2つの異なるノズルによって記録する構成としている。この様にすることは、図のように吐出方向やインク滴の大きさがばらついている記録ヘッドを用いたとしても、このばらつきが記録画像に表れることなく、画像全体を一様にすることが出来るのである。そして、この様なマルチパス記録を行うことの効果は、マルチパス数を多くするほど高くなるのである。尚、記録するデータをほぼ1/2に分割する為のマルチマスクパターンとしては、縦横交互に記録画素と非記録画素が配置する千鳥パターンなどが挙げられるが、互いに補完しあう2つのパターンであればどの様なパターンを用いてもマルチパス記録は正常に行われる。
図4は4パスのマルチパス記録を説明する為の模式図である。
ここでは、記録ヘッドを4つのノズル群に分け、記録媒体上の一つの記録領域を4つの異なるノズル群で記録するものとする。図4によれば、記録領域1を記録するために、第1記録走査ではマスクパターンA、第2記録走査ではマスクパターンB、第3記録走査ではマスクパターンC、第4記録走査ではマスクパターンDを用いて記録データ(記録素子の駆動データ)をマスクしている。無論、このマスクパターンA、B、CおよびDは、この4つで互いに記録データを100%に補完し合うマスクパターンとなっている。
図5は、本実施形態で使用するインクジェット記録装置における、電気的な制御の構成を説明する為のブロック図である。図において、900は中央処理装置(CPU)であり、プログラムメモリ901に格納された図6、図8、図10、図13に示すフローチャートに対応したプログラムやその他の制御プログラムに従って、ワーキングメモリ902やデータメモリ903を利用しながら各種処理を実行する。
外部に接続されているホストコンピュータ(PC)から画像データやバーコード情報が送信されてくると、CPU900はインタフェース904を介してこれを受信し、記録制御を行う。記録を行う際には、出力ポート913を介し、モータドライバ914を制御することで、給紙や搬送及びキャリッジ移動の為の各種モータ(915、916、917)を駆動させる。さらに、記録制御回路908を制御することにより、Bk/C/M/Yの4色分の記録ヘッド(909、910、911、912)を夫々独立に駆動させ、記録媒体へのインクの吐出を行う。
なお、各種動作を検知するセンサ類907や、オペレータが操作する操作キー906からの入力情報は入力ポート905を介してCPU900に入力され、所要の制御に供される。
以上の構成により、本実施形態の動作説明を、以下フローチャートを参照して説明する。
図6は、CPU900が行う記録制御処理を説明する為のフローチャートである。
ホストPCよりバーコード情報や画像情報を含むコマンドを受信開始すると、CPU900は、まず給紙処理としてモータドライバ914を制御し、記録媒体を記録ヘッドが記録可能な位置まで給紙させる(ステップS500)。
次に受信した画像データを、該当する色のプリントバッファに展開しながら記録素子数に相当する304個のラスタデータを蓄積させていく(ステップS501)。
304個分のラスタデータが蓄積されると、304画素分(d)の距離だけ記録媒体100を搬送する(ステップS502)。
次に、蓄積されたラスタデータの中にバーコード情報が含まれているか否かを検出する(ステップS503)。
ステップS503の検出処理により、バーコード情報の存在が確認されると記録走査は片方向に限定され、A方向の記録走査により蓄積した304ラスタ分のラスタデータの記録走査が行われる。一方、バーコード情報の存在が確認されない場合には、双方向の記録走査が許可され、その時にキャリッジが左端(図1参照)に位置していればA方向で、右端に位置していればB方向で記録走査が行われる(ステップS504)。
図13は、ステップS504で行われる記録処理の工程をより詳細に説明するためのフローチャートである。図に見るように、ステップS503の検出処理で得られた結果により、バーコードがないと判断された場合には、双方向記録処理が行われ、記録処理が終了する。一方、ステップS503の検出処理でバーコードがあると判断された場合には、片方向記録処理が行われ、記録処理が終了する。
ステップS504による1走査分の記録走査が終了すると、次の記録走査で記録すべきデータの有無を確認する(ステップS505)。
ステップS505で記録すべきデータがあると判断された場合、ステップS501に戻り、再び次の記録走査の為にラスタデータの蓄積を開始する。一方、記録すべきデータが存在しないと判断された場合には、ステップS506へ進み排紙処理を行う。そして全ての記録処理が終了する。
図7は、図6のフローチャートで説明した各処理に従って、バーコード情報を含む画像を記録した場合の、記録動作を説明する為の模式図である。
この図において、701、702および703は記録媒体に記録されるバーコードを示している。図によれば、バーコード情報を含まない第1記録走査および第2記録走査では双方向記録を行っている。そして、バーコード情報を含む第3記録走査から第7記録走査までは全てA方向からの片方向記録となっている。更に、再びバーコード情報を含まない第8記録走査ではB方向からの記録も許可された双方向記録となっている。
以上説明した様に本実施形態によれば、次の記録走査で記録すべきデータ内のバーコード情報の有無を確認し、バーコードを含む場合のみ片方向記録を行い、それ以外には双方向記録を行う。これにより、バーコード部分は規格が保たれる高品位な記録を行いながらも、無駄にスループットを落とすことなく、全体的には高速な記録処理を実現することが出来るのである。
尚、以上ではマルチパスを行わない1パスの記録走査について説明してきたが、本実施形態はこれに限定されるものではない。予め所定数の双方向のマルチパス記録を行っておきながら、バーコード情報を検知した記録走査のみ、同じパス数のマルチパス記録を片方向で行うようにしても本実施形態の効果は得られる。
また、本実施形態においては、バーコード情報の高品位な記録を維持する為に、以下のような回復処理を併用してもよい。例えば、記録ヘッドの温度と環境温度とを検知しておき、両者の温度差により予備吐出を行う時間間隔を決定する。そして、この導き出された時間毎に、記録領域以外の所定の位置にキャリッジを移動させ、記録ヘッドの全ての吐出口からインク吐出(予備吐出)を行うのである。これにより、各記録走査で吐出が頻繁に行われなかったノズルが存在する場合にも、ノズル内で粘度が増してしまったインク等を排出することができる。
(第2の実施形態)
以下に本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態においても第1実施形態と同様に、図1および図5で説明した構成のインクジェット記録装置を適用するものとする。但し、本実施形態では、記録制御におけるプリントバッファとして、1ページ分の画像情報が格納される物を備えるものとする。
かかる構成よりなる本実施形態の動作説明を、以下フローチャートを参照して説明する。
図8は、本実施形態におけるCPU900が行う記録制御処理を説明する為のフローチャートである。
ホストPCよりバーコード情報や画像情報を含むコマンドを受信開始すると、CPU900は、まず給紙処理としてモータドライバ914を制御し、記録媒体を記録ヘッドが記録可能な位置まで給紙させる(ステップS800)。
次に受信した画像データを、該当する色のプリントバッファに展開しながら1ページ分の画像データが蓄積されたか否かを判断する(ステップS801)。1ページ分の画像データが蓄積されていない場合、そのまま画像データの蓄積を継続する。ステップS801で1ページ分のデータが蓄積されたと判断された場合には、ステップS802に進む。
ステップS802では、蓄積された1ページ分の画像データについて、バーコード情報の検出を行う。ここでの検出処理は、1ページ分の画像データの中に0度または180度回転のバーコード情報が存在するか否かの確認となる。0度または180度回転のバーコード情報とは、キャリッジ走査方向に並列するバーコードのことを意味し、ここでは、記録媒体搬送方向に並列するバーコードは除外される。
続くステップS803では、記録媒体100を304ラスタ分(幅d)だけ搬送する。
ステップS802の検出処理により、0度または180度回転のバーコード情報の存在が確認されると記録走査は片方向に限定され、本実施形態では全ての記録走査がA方向で行われる。ステップS802の検出処理で、0度または180度回転のバーコード情報の存在が確認されない場合、全ての記録走査が双方向記録で行われる(ステップS804)。
ステップS804による1走査分の記録走査が終了すると、次の記録走査で記録すべきデータの有無を確認する(ステップS805)。
ステップS805で記録すべきデータがあると判断された場合、ステップS803に戻り、再び次の記録走査の為に、記録媒体の搬送を行う。一方、記録すべきデータが存在しないと判断された場合には、ステップS806へ進み排紙処理を行う。そして全ての記録処理が終了する。
図9は、図8のフローチャートで説明した各処理に従って、記録動作を説明する為の模式図である。ここでは、0度または180度回転のバーコード情報を含まない画像を記録した場合を図9(a)に、0度または180度回転のバーコード情報を含む画像を記録した場合を図9(b)に、それぞれ比較して示している。
これらの図において、1001は90度回転のバーコードであり、1002および1003は0度および180度回転のバーコードである。図9(a)では、0度または180度回転のバーコードをページ内に含まないので、全ての記録走査が双方向記録で行われている。一方、図9(b)では、0度および180度回転のバーコードを含むので、全ての記録走査でA方向による片方向記録が行われている。
以上説明した様に本実施形態によれば、1ページの画像データ内に、0度または180度のバーコード情報の有無を確認し、上記バーコードを含む場合のみ片方向記録を行い、それ以外には双方向記録を行う。既に述べた様に、双方向記録を行った場合のバーコード記録の問題とは、キャリッジ走査方向における記録画像の乱れが原因で、バーコードの読み取り方向に対する規格を満足できなくなる点である。よって、本実施形態が示す図9(a)の様に、バーコードのデータ配列がキャリッジの走査方向と直交している場合には、読み取り方向に対する画像の乱れは起こらないので、双方向記録を行うことが出来、必要以上にスループットを落とすこともない。
尚、以上では1ページ分の画像データを検知し、バーコードの確認後、全ての記録走査で記録方向を統一させているが、例えば図9(b)のような場合でも、第1実施形態で説明した様に、バーコード1002および1003を含む記録走査のみ片方向記録で行い、他の記録走査は双方向記録で行うようにしてもよい。この場合、第1実施形態と同様の効果で更にスループットを上げることができる。
また、以上ではマルチパスを行わない1パスの記録走査について説明してきたが、本実施形態はこれに限定されるものではない。予め所定数の双方向のマルチパス記録を行っておきながら、バーコード情報を検知した記録走査のみ、同じパス数のマルチパス記録を片方向で行うようにしても本実施形態の効果は得られるのである。
更に、本実施形態においてもバーコード情報の高品位な記録を維持する為に、第1実施形態と同様の回復処理を併用してもよい。
(第3の実施形態)
以下に、本発明の第3の実施形態を説明する。本実施形態においても上記実施形態と同様に、図1および図5で説明した構成のインクジェット記録装置を適用するものとする。但し、本実施形態では、バーコード情報の有無に応じて、記録走査の方向では無く、記録ヘッドの回復方法を制御するものとする。
上述の構成よりなる本実施形態の動作説明を、以下フローチャートを参照して説明する。
図10は、本実施形態におけるCPU900が行う記録制御処理を説明する為のフローチャートである。
ホストPCよりバーコード情報や画像情報を含むコマンドを受信開始すると、CPU900は、まず給紙処理としてモータドライバ914を制御し、記録媒体を記録ヘッドが記録可能な位置まで給紙させる(ステップS1100)。
次に受信した画像データを、該当する色のプリントバッファに展開しながら304ラスタ分の画像データが蓄積されたか否かを判断する(ステップS1101)。
304ラスタ分の画像データが蓄積されていない場合、そのまま画像データの蓄積を継続する。304ラスタ分のデータが蓄積されたと判断された場合には、ステップS1102に進む。
ステップS1102では、記録媒体100を304ラスタ分(幅d)だけ搬送する。
次に、蓄積された304ラスタ分の画像データについて、バーコード情報の検出を行う。ここでの検出処理は、蓄積した304ラスタデータの中に、90度または270度回転のバーコード情報が存在するか否かの確認となる(ステップS1103)。
ステップS1103の検出処理により、バーコード情報の存在が確認されるとステップS1104で、次の記録走査を行う前の回復処理が必要かどうかを判断する。ここで、蓄積した304ラスタデータの中に、90度または270度回転のバーコード情報が存在する場合には、次の記録走査を行う前に回復処理が必要と判断され、ステップS1105へ進む。
ステップS1105では、回復処理を行う。ここで行う回復処理とは予備吐出のことであり、キャリッジを記録領域外のホームポジションに戻し、ここで全ての吐出口から所定の数だけインクの吐出を行う。その後ステップS1106へ進む。
一方、ステップS1104で、蓄積した304ラスタデータの中に、90度または270度回転のバーコード情報が存在しない場合には、次の記録走査を行う前の回復処理は不必要と判断され、そのままステップS1106へ進む。
ステップS1106では、通常の記録走査を行う。ここでは、どの場合にも片方向で記録を行うものとする。
ステップS1106による1走査分の記録走査が終了すると、次の記録走査で記録すべきデータの有無を確認する(ステップS1107)。
ステップS1107で記録すべきデータがあると判断された場合、ステップ1101に戻り、再び次の記録走査の為に、304ラスタ分の画像データの蓄積を開始する。一方、記録すべきデータが存在しないと判断された場合には、ステップS1108へ進み排紙処理を行う。そして全ての記録処理が終了する。
図11は、図10のフローチャートで説明した各処理に従って、記録動作を説明する為の模式図である。この図において、1201は0度のバーコード、1202は90度回転のバーコードである。
図中、全ての記録走査はA方向への片方向記録を行っているが、第1記録走査および第2記録走査においては、90度または270度回転のバーコードを記録走査内に含まないので、記録走査の直前に回復処理は行っていない。しかし、続く第3記録走査から第7記録走査においては、90度のバーコード1202を記録走査中に含むので、夫々の記録走査の前に回復動作を行っている。更に、第8記録走査においては、再び90度または270度回転のバーコードを含まないので、回復動作を行っていない。
バーコードは白と黒(即ち記録の有無)の配列によって、所定の情報を表現している。よって、特に1パスで90度または270度回転のバーコードを記録する場合には、たとえ1つでもノズルが吐出不良を起こすと、記録画像に白スジが現れる等の弊害が起こり、誤った情報を記録してしまう恐れがある。これに対し、0度または180度回転のバーコードにおいては、全てのノズルが同一のデータを記録するので、多少の吐出不良があったとしても、他のノズルによる記録がこれを補うことが出来る。本実施形態はこの点に着目したものであり、90度または270度回転のバーコードを記録する前には必ず各ノズルの回復処理を施して吐出不良の懸念を最小限に抑えるが、これ以外の場合には無駄な回復処理でタイムロスやインクの消耗を起こさせない様にしているのである。
尚、以上では全ての記録走査をA方向の片方向記録で行うことで説明して来たが、本実施形態はこれに限定されるものではない。90度または270度のバーコードを含まない記録走査では双方向記録を行ってもよいし、また、ホームポジションと反対の右端側に予備吐出されたインクを受ける手段を設け、全ての記録走査で双方向記録を行うようにしても良い。
また、本実施形態は、マルチパスを行わない1パスの記録走査において特に効果が発揮されるものであるが、特にこれに限定されるものでもない。予め所定数のマルチパス記録を行っておきながら、90度または270度のバーコード情報を検知した記録走査のみ、回復処理を行うようにしても本実施形態の効果は得られるのである。
更に、本実施形態においてもバーコード情報の高品位な記録を維持する為に、上記実施形態で説明した回復処理を併用してもよい。
(第4の実施形態)
以下に本発明の第4の実施形態について説明する。本実施形態においても上記実施形態と同様に、図1および図5で説明した構成のインクジェット記録装置を適用するものとする。但し本実施形態では、通常は1パス記録を行っておきながら、90度または270度回転のバーコードで且つ所定以下のサイズの場合にのみ、マルチパス記録に切りかえて記録するものとする。
本実施形態において、CPU900が行う記録制御処理を説明する為のフローチャートは、第1実施形態と同様の図6が適用できるが、再び本実施形態の内容に従って一連の処理を説明する。
図6において、ホストPCよりバーコード情報や記録情報を含むコマンドを受信開始すると、給紙処理(S500)により給紙部の記録媒体を記録部に給紙する。
給紙処理が終了すると受信データを該当する色のプリントバッファに展開しながら304ラスタ分のデータが蓄積するまでこの処理を繰り返す(ステップS501)。
304分のラスタデータの展開が終了すると、記録媒体を搬送ローラにより304ドット分搬送させる(ステップS502)。
次に、バーコード検出処理を行う(ステップS503)。本実施形態で行う検出処理とは、304分のラスタデータ内に90度または270度回転のバーコードで、且つそのサイズが所定量以下か否かを判断するものである。
これに該当するバーコードが存在する場合、続く記録処理(ステップS504)ではマルチパスによる片方向記録を行う。該当するバーコードが存在しなければ、1パスによる双方向記録を行う。
ステップS504による1走査分の記録走査が終了すると、次の記録走査で記録すべきデータの有無を確認する(ステップS505)。
ステップS505で記録すべきデータがあると判断された場合、ステップS501に戻り、再び次の記録走査の為にラスタデータの蓄積を開始する。一方、記録すべきデータが存在しないと判断された場合には、ステップS506へ進み、排紙処理を行う。そして全ての記録処理が終了する。
図12は、本実施形態のインクジェット記録装置が、図6のフローチャートで説明した各処理に従って、バーコード情報を含む画像を記録した場合の、記録動作を説明する為の模式図である。
この図において、1301および1302はそれぞれ90度回転のバーコードを示しているが、1301についてはステップS503で行うバーコード検出処理において、所定のサイズより大きいと判断されるバーコードであり、1302については所定のサイズより小さいと判断されるバーコードである。
図によれば、所定サイズ以下のバーコード1302を含まない第1記録走査および第2記録走査では1パスの双方向記録を行っている。そして、所定サイズ以下のバーコード1302を含む第3記録走査から第12記録走査では全てA方向からの2パス記録となっている。更に、再びバーコード情報を含まない第13記録走査では、B方向からの記録も許可された双方向の1パス記録となっている。
上述した様に、バーコードは白と黒(即ち記録の有無)の配列によって、所定の情報を表現しているので、特にサイズの小さなバーコードについては、その情報の密度も高く、高精細で正確な記録が要求される。本実施形態はこの点に着目したものであり、90度または270度回転のバーコードで且つ所定サイズ以下のものに限って、マルチパス記録を行い画像品位を高めるが、これ以外の場合にはなるべくスループットを高める為に1パス双方向記録を行っているのである。
尚、以上では所定サイズ以下で90度または270度回転のバーコードを検知したときの記録方法をA方向の2パス記録、また、これ以外の場合は1パスの双方向で行うことで説明して来たが、本実施形態はこれに限定されるものではない。マルチパス数は2パスに限定されず、3パス以上であっても良いし、更に通常の記録走査がマルチパスであって、所定サイズ以下のバーコードを検知したときに通常よりパス数の多いマルチパス記録を行う構成であっても本実施形態の効果は得られる。無論、片方向記録および双方向記録についても限定されるものではない。
また、本実施形態においてもバーコード情報の高品位な記録を維持する為に、上記実施形態で説明した回復処理を併用してもよい。
更に上述した全ての実施形態においては、記録媒体として「カット紙」を、例に説明してきたが、記録媒体の材質は紙に限定されるものではなく、プラスチックカード等他の材質のものであってもよい。更に、用紙形態に関してもロール紙のようにページ単位でカットしてあるもの以外も適用可能である。
本発明は、バーコード情報を含む画像の記録を行うシリアルスキャン方式のインクジェット記録装置に利用することができる。
(a)および(b)は本発明の実施形態で適用するインクジェット記録装置の概略構成図である。 片方向記録と双方向記録を説明する為の概念図である。 マルチパス記録を説明する為の図である。 マルチパス記録を説明する為の図である。 本発明の実施形態で適用するインクジェット記録装置の電気系の制御構成を示すブロック図である。 本発明の第1および第4の実施形態で適用するインクジェット記録装置が行う記録制御処理を説明する為のフローチャートである。 本発明の第1の実施形態で適用するインクジェット記録装置における、バーコードを含む画像の記録動作のイメージ図である。 本発明の第2の実施形態で適用するインクジェット記録装置が行う記録制御処理を説明する為のフローチャートである。 (a)および(b)は、本発明の第2の実施形態で適用するインクジェット記録装置における、バーコードを含む画像の記録動作の概念図である。 本発明の第3の実施形態で適用するインクジェット記録装置が行う記録制御処理を説明する為のフローチャートである。 本発明の第3の実施形態で適用するインクジェット記録装置における、バーコードを含む画像の記録動作の概念図である。 本発明の第4の実施形態で適用するインクジェット記録装置における、バーコードを含む画像の記録動作の概念図である。 記録処理の工程を詳細に説明するためのフローチャートである。
符号の説明
100 記録媒体
101 ピックアップローラ
102 入口搬送ローラ
103 キャリッジベルト
104 インクカートリッジ
105 搬送ローラ
106 排紙ローラ
107 排紙トレイ
108 キャリッジ
401 イエロー吐出口
402 マゼンタ吐出口
403 シアン吐出口
404 ブラック吐出口
701、702、703 バーコード
900 CPU
901 プログラムメモリ
902 ワーキングメモリ
903 データメモリ
904 インタフェース
905 入力ポート
906 操作キー
907 センサ
908 記録制御回路
909 Bk記録ヘッド
910 C記録ヘッド
911 M記録ヘッド
912 Y記録ヘッド
913 出力ポート
914 モータドライバ
915、916、917 モータ
1001、1002、1003 バーコード
1201、1202 バーコード
1301、1302 バーコード

Claims (16)

  1. インクを吐出するための複数の記録素子を具備した記録ヘッドが、記録媒体に対し相対的に移動しながらインクの吐出を行う記録主走査と、該記録主走査と直交する方向に前記記録媒体を前記記録ヘッドに対し相対的に所定量移動させる副走査とを交互に行うことにより、前記記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置において、
    記録に係る画像データ内に所定のバーコード情報が含まれているか否かを検知するバーコード検知手段と、
    前記バーコード検知手段の結果に基づいて、前記記録ヘッドの記録動作を制御する記録動作制御手段と
    を具えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記インクジェット記録装置は、片方向で記録主走査を行う片方向記録モードと双方向で記録主走査を行う双方向記録モードとを有し、前記記録動作制御手段は、前記バーコード検知手段の検知結果に基づいて、前記片方向モードと前記双方向モードとを切り替えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記インクジェット記録装置は、複数の前記記録走査の間で、前記複数の記録素子からのインク吐出状態を良好にするための回復処理を行わせる回復処理モードを有し、前記記録動作制御手段は、前記バーコード検知手段の検知結果に基づいて、前記回復処理モードの実行の有無を切り替えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記インクジェット記録装置は、前記記録媒体上の所定の領域に対し、1回の前記記録主走査で画像を完成させる1パス記録モードと、複数の前記記録主走査で画像を完成させるマルチパス記録モードとを有し、前記記録動作制御手段は、前記バーコード検知手段の検知結果に基づいて、前記1パス記録モードと前記マルチパス記録モードとを切り替えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記バーコード検知手段は、前記記録ヘッドが1回の記録主走査で記録する前記画像データ内に前記所定のバーコード情報が含まれているか否かを検知することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記バーコード検知手段は、前記記録ヘッドが記録する1ページ分の前記画像データ内に前記所定のバーコード情報が含まれているか否かを検知することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記バーコード検知手段は、前記画像データ内に前記記録主走査方向と平行な方向に配列するバーコード情報を前記所定のバーコード情報として検出することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記バーコード検知手段は、前記画像データ内に前記記録主走査方向と垂直な方向に配列するバーコード情報を前記所定のバーコード情報として検出することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記バーコード検知手段は、前記画像データ内に所定のサイズ規定を満足するバーコード情報を前記所定のバーコード情報として検出することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記バーコード検知手段は、前記画像データ内に、前記記録主走査と平行もしくは垂直な方向に配列し、且つ所定のサイズ規定を満足するバーコード情報を前記所定のバーコード情報として検出することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  11. 前記バーコード検出手段は、前記画像データにバーコード情報が存在するか否かを検出し、前記記録動作制御手段は、前記バーコード検知手段の結果に基づいて、前記片方向モードと前記双方向モードとを切り替えることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  12. 前記バーコード検出手段は前記画像データに前記記録主走査と平行な方向へ配列するバーコード情報が存在するか否かを検出し、前記記録動作制御手段は、前記バーコード検知手段の結果に基づいて、前記片方向モードと前記双方向モードとを切り替えることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  13. 前記バーコード検出手段は前記画像データに前記記録主走査と垂直な方向へ配列するバーコード情報が存在するか否かを検出し、前記記録動作制御手段は、当該バーコード情報の存在の有無に基づいて、前記回復処理モードの実行の有無を切り替えることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
  14. 前記バーコード検知手段は、前記画像データ内に、前記記録主走査と垂直な方向に配列するバーコード情報を検出し、前記記録動作制御手段は、当該バーコード情報の検出の有無に基づいて、前記1パス記録モードと前記マルチパス記録モードとを切り替えることを特徴とする請求項4に記載のインクジェット記録装置。
  15. 前記記録素子は、インクを吐出するための吐出口と、該吐出口に連通する液路と、該液路に設けられ、インクを吐出するために利用されるエネルギとしてインクに膜沸騰を生じさせるための熱エネルギを発生する発熱素子とを有することを特徴とする請求項1乃至14のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  16. インクジェットヘッドにより記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置において、
    記録に係る画像データ内に所定のバーコード情報が含まれているか否かを検知するバーコード検知手段と、
    前記バーコード検知手段の結果に基づいて、前記記録ヘッドの記録動作を制御する記録動作制御手段と
    前記記録動作制御手段は、前記バーコード検知手段の検知結果に基づいて、回復処理モードの実行の有無を切り替えることを特徴とするインクジェット記録装置。
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