JP4743863B2 - インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 - Google Patents

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Description

本発明は、インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法に関し、さらに詳しくは、キャリッジの走査距離に応じて、1走査毎にキャリッジの停止時間を切り替える手段を有したインクジェット記録装置である。
近年、インターネットの普及に伴いプリンタ、複写機、ファクシミリ等の記録装置がオフィスや一般家庭等でコンピュータ等の電子機器やワークステーション等と接続されて広く用いられている。このような記録装置における記録方法としては、電子写真方式、インクジェット方式、サーマル方式等が一般的に普及している。中でもインクジェット記録方式は、紙やOHPシートだけでなく布、ダンボール、陶器、金属等さまざまな記録媒体への記録が可能であり、更には、記録面が平坦な記録媒体だけでなく凹凸のある物や、曲面部、エッジ部にも記録が可能である。このように多くの記録媒体へ記録が可能であることからインクジェット方式の記録装置は、一般家庭用だけでなく業務用としても広く活用されている。更にインクジェット記録装置は、デジタル信号の情報を受け取ることで安価に高画質のカラー画像記録ができることが知られている。
近年、このようなインクジェット記録装置として、記録媒体の縁に非記録領域を残さない縁無し記録が可能な装置が提案されている。その1つが、記録媒体からはみ出した領域までインクを吐出させることで縁無し記録を可能にする方法である(特許文献1、2)。また別な方法として、非記録領域を残すように記録媒体に画像を記録した後、その記録媒体の先後左右の縁部を切断する機構を記録装置に設けることで、結果的に縁無し記録を可能にする方法がある(特許文献3)。
特許文献1で提案されている技術により、定型の記録媒体に対しては、縁無し記録を実現することができる。しかし特許文献1の方法は、連続するロール紙に記録を行い、記録装置自体が切断装置を有し、記録媒体を切断するような記録装置には適用することができない。特許文献3で提案されている技術を用いた場合には、切断機能を有した記録装置によって、インクでプラテンを汚すことなく縁無し記録を行なうことができる。
一般的に、記録媒体を切断する機能を有するシリアルスキャン方式の記録装置において、記録中に切断動作が行われる場合、記録ヘッドを搭載したキャリッジは一定時間停止しその間は記録を行わない。先の記録走査と次の記録走査との間において切断動作を行った場合、先の記録走査によって画像が記録されてから、次の記録走査によって画像が記録されるまでの時間は、切断動作に要する時間分長くなる。例えば、2パス記録方式においては、先の記録走査と次の記録走査とによって所定の記録領域の画像が完成される。先の記録走査から次の記録走査までの間の経過時間は、それらの間に切断動作が入ることにより、その切断に要する時間分長くなる。このような経過時間は、先の記録走査によって記録された部分のインクが次の記録走査までに乾燥する時間に相当する。以下、この経過時間をインクの乾燥時間という。そのため、そのインクの乾燥時間が一定の複数の記録領域の中に、そのインクの乾燥時間が切断動作に伴って長くなる記録領域が存在することになる。このように、インクの乾燥時間が異なる記録領域の存在は、記録むらとなって現れて、記録品位の低下を招くおそれがある。
記録媒体に対する1ページ分の記録が完全に終了した時点で切断動作を行う場合には、切断動作のためにキャリッジが停止する前後における記録部分が前のページと後のページとに分かれるため、このようなインクの乾燥むらは発生しない。しかし、1ページ分の記録の途中で切断動作を行わなければならない場合、記録結果にインクの乾燥むらが影響するのを避けることは困難である。そこで、この乾燥むらを無くすのではなく、その影響を目立たなくする方法が提案されている。すなわち、その乾燥むらの影響を目立たなくするため、切断動作前後においてキャリッジの1走査毎の停止時間を段階的に変化させる。これにより、切断動作の前後の所定範囲の記録部分に段階的に乾燥むらをつけて、切断動作に伴う乾燥むらの影響を目立たなくしている(特許文献4)。
特開2004−181826号公報 特開平10−315444号公報 特開2001−310513号公報 特開2005−074759号公報
しかし特許文献3および特許文献4の技術は、どちらも幅寸法が固定された記録媒体を想定しており、幅寸法が異なる記録媒体に記録を行うことは考慮されていない。仮に、記録結果に段階的に乾燥むらを付ける記録方法である特許文献4の技術を用いて、幅寸法の異なる記録媒体に記録を行った場合、キャリッジの移動距離を記録媒体の幅寸法に合わせて記録を行っても、記録結果は見栄えの異なるものになってしまう。つまり、幅寸法の異なる記録媒体に記録媒体の領域を超えて記録を行う場合、キャリッジの移動距離は記録媒体の幅寸法に応じて異なるものとなる。キャリッジの移動距離が異なれば必然的に移動に要する時間も異なる。幅寸法の異なる記録媒体でキャリッジの停止時間条件を同じにした場合、幅の広い記録媒体のインクの乾燥に当てられる時間は、キャリッジの移動時間が長い分だけ幅の狭い記録媒体のインクの乾燥に当てられる時間より長くなる。これによって幅寸法の異なる記録媒体への記録結果は、見栄えの異なるものになってしまう。そして、その見栄えの違いの程度は市場要求を満たさないものになってしまうおそれがある。
よって本発明は、記録装置において、キャリッジの1回の移動当たりの移動距離が異なる記録において、インクの乾燥むらの影響が目立たない記録を行うことができるインクジェット記録装置、インクジェット記録方法、プログラムおよび記録媒体を提供することを目的とする。
本発明のインクジェット記録装置は、インクを吐出可能な記録ヘッドを搭載可能なキャリッジを主走査方向に往復移動可能な移動手段と、前記主走査方向と交差する方向へ記録媒体を搬送する搬送手段と、を備え、前記キャリッジを往復移動させながら、前記記録ヘッドからインクを吐出して前記記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置において、前記記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うための前記キャリッジの往路または復路の1回の移動当たりの距離に応じて、前記キャリッジの往路と復路との間の折り返し位置における前記キャリッジの停止時間を異ならせる制御手段と、前記搬送手段による前記記録媒体の搬送を停止し且つ前記キャリッジを前記折り返し位置に停止させた状態で、前記記録媒体に処理を施す処理手段と、を有し、前記制御手段は、前記処理手段による前記処理の前後の少なくとも1回の前記キャリッジの停止において、前記キャリッジの1回の移動に要する時間と前記停止時間の合計時間が前記キャリッジの1回の移動距離によらず一定となるように、前記1回の移動距離が短いほど前記停止時間を長くすることを特徴とする。
また、本発明のインクジェット記録方法は、インクを吐出可能な記録ヘッドを搭載可能なキャリッジを主走査方向に往復移動させながら前記記録ヘッドからインクを吐出する動作と、前記キャリッジの移動方向と交差する方向へ記録媒体を搬送する動作とにより、前記記録媒体に記録を行うインクジェット記録方法において、前記キャリッジの往路と復路との間の折り返し位置において、前記記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うための前記キャリッジの往路または復路の1回の移動当たりの距離に応じた停止時間で前記キャリッジを停止させる工程と、前記記録媒体を搬送する動作を停止し且つ前記キャリッジを前記折り返し位置に停止させた状態で、前記記録媒体に処理を施す工程と、を有し、前記処理工程における前記処理の前後の少なくとも1回の前記キャリッジの停止において、前記キャリッジの1回の移動に要する時間と前記停止時間の合計時間が前記キャリッジの1回の移動距離によらず一定となるように、前記1回の移動距離が短いほど前記停止時間を長くすることを特徴とする。
本発明によれば、1回の走査におけるキャリッジの移動距離に応じた、キャリッジの停止時間を設定することで、キャリッジの往復に要する時間を均一化し、乾燥むらの目立たない記録を実現することができる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置(以下、単に記録装置ともいう)を示す平面図である。本実施形態のインクジェット記録装置は、比較的大判の記録媒体に記録を行うものであり、不図示の紙搬送系ユニットを含む記録装置の本体2と、ガイド軸33に沿って矢印Xの主走査方向に摺動可能に取り付けられたキャリッジ1と、を備えている。そのキャリッジ1には記録媒体の幅寸法を検知する光学式センサ32が備えられており、さらにキャリッジ1には記録ヘッド5が搭載可能である。キャリッジ1は、ベルト34を介して不図示のキャリッジモータから伝達される駆動力によって往復移動ができるように構成されている。さらに本実施形態のインクジェット記録装置は、記録ヘッド5が備えている吐出口のインクの吐出状態を常に最適の状態に維持するために、各種のヘッド回復機構30を備えている。例えば、そのヘッド回復機構30には、記録ヘッド5の吐出口をキャッピング可能なキャップと、そのキャップ内を吸引する不図示のポンプが備えられており、キャップ内に負圧が生じることで吐出口内の増粘インク等を除去する。また、装置本体には縁無し記録を行う際に記録媒体の外にはみ出して吐出されたインクを受容するインク受容箱31A、31Bが備えられている。
このように構成されたインクジェット記録装置において、記録媒体は不図示の紙搬送ユニットから矢印Yの副走査方向に搬送される。記録ヘッド5は、不図示の記録制御部から記録信号を受け取り、キャリッジ1と共に矢印Xの主走査方向に移動しつつ、記録媒体の記録領域に向かってインクを吐出する。このような記録動作と、所定量だけ記録媒体を矢印Yの副走査方向に搬送する搬送動作と、を繰り返すことで記録を行う。
なお使用するインクは、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の他に、さらに記録画像の粒状感の低減を目的として、淡シアン(lc)、淡マゼンタ(lm)の計6色を採用した。
記録ヘッド5には、各インク色毎に対応するノズル列が形成されている。本例の場合、各インク色に対応するノズル列には、矢印Yの副走査方向に1200dpiの密度で1280個の吐出口が配列されている。各吐出口に連通したインク液路内には、インクを局所的に加熱して膜沸騰を起こさせ、その発泡エネルギでインクを吐出させる電気熱変換体が設けられている。
また、本実施形態の記録装置は、記録媒体の左右側縁部では、記録媒体の外の領域にまでインクを吐出することで縁無し記録を実現する。そのため、記録媒体から外れたプラテン4上にもインクを吐出することになる。そのインクによってプラテン4が汚れることを防ぐため、プラテン4上において、各幅寸法の記録媒体の外側に位置する部分に切り欠き部を形成し、それらの切り欠き部の下方にインク受容箱31A、31Bを設けている。こうすることで各幅寸法の記録媒体に記録する際に記録媒体からはみ出してインクを吐出してもプラテンを汚すことがなく、記録媒体からはみ出した部分に吐出されたインクはインク受容箱31A、31Bに受容されることになる。
図2は、本実施形態における制御回路の概略ブロック構成図である。主制御部300は、演算、制御、などの処理動作を実行するCPU301と、CPU301によって実行すべき制御プログラム等を格納するROM302と、記録データのバッファ等として用いられるRAM303、および入出力ポート304等を備えている。そして、入出力ポート304には、搬送モータ312、キャリッジモータ313、記録ヘッド5、切断装置315などの各駆動回路305,306,307,308が接続されている。さらに入出力ポート304には記録ヘッドの温度を検出するヘッド温度センサ314、およびキャリッジ1が、ホームポジション位置に有ることを検出するホームポジションセンサ310、記録媒体の幅を検出する光学式センサ32等のセンサ類が接続されている。さらに、主制御部300はインターフェース回路311を介して不図示のホストコンピュータに接続されている。
幅寸法の異なる記録媒体に記録を行う場合、どのような幅寸法の記録媒体であっても、その記録結果の出来栄えを同じにする必要がある。幅の狭い記録媒体に記録を行う場合、記録媒体の幅が狭いため、それに伴いキャリッジ1の移動距離も短くなり、逆に記録媒体の幅が広ければ、キャリッジ1の移動距離は長くなる。この移動距離が異なることで、キャリッジ1の移動にかかる時間も必然的に異なり、この時間の違いは、記録中における先の記録走査による記録部分と、その後の記録走査による記録部分とのインクの乾燥時間の差となり、それが影響して記録結果が異なってしまう。キャリッジ1の移動距離が短く1走査に要する時間が短い場合と、長い場合とでは、先の記録部分のインクが、次の記録部分の記録までに乾燥する時間が異なる。つまり、2パス記録方式においては、先の記録走査と次の記録走査とによって所定の記録領域の画像が完成される。先の記録走査から次の記録走査までの間の経過時間は、記録媒体の幅寸法が長い場合は幅寸法が短い場合と比較して、それらの幅寸法の差に依存するキャリッジの移動時間分長くなる。このような経過時間は、先の記録走査によって記録された部分のインクが、次の記録走査までに乾燥する時間に相当する。以下、この経過時間をインクの乾燥時間という。キャリッジ1の移動距離が短く1走査に要する時間が短い場合と、長い場合とでは、このインクの乾燥時間が異なるため記録結果の出来栄えが異なったものになる。
この出来栄えを同じにするため、幅寸法の異なる記録媒体においてもインク乾燥時間を同じにすることが必要である。つまり、記録媒体の幅が狭く1走査が短時間で終了する場合には走査後の停止時間を長くし、記録媒体の幅が広く1走査にかかる時間が比較的長時間になる場合には走査後の停止時間を短くすることが必要となる。これにより、記録結果の出来栄えが等しくなる。
このように幅寸法の異なる記録媒体に記録を行う場合、その記録結果を同じにするために、記録媒体の幅寸法に合わせたキャリッジ1の停止時間を考慮しなければならない。
図3は、本実施形態の記録動作制御の流れを示した流れ図である。まず記録装置が動作を開始し、記録媒体の幅Rの検知を行う光学式センサ32まで記録媒体が搬送されると、S401でキャリッジ1が移動することで、キャリッジ1に備えられた光学式センサ32によって記録媒体の幅Rを検知する。なお、本実施形態では記録媒体の幅の検知に光学式センサ32を用いているが、この方法に限らず、他の方法(例えば、ユーザが幅寸法を入力する等)でもよい。次にS402で縁無し記録モードか、通常の縁有り記録モードかのいずれかによって記録をするかを判断する。S402にて縁無し記録が選択された場合、S403にてS401で検知した記録媒体の幅Rに対応したキャリッジ1の停止時間条件が選択される。この選択される各停止時間条件は各記録媒体の幅Rに対応したものであり、後述する、切断動作時に発生する乾燥むらの影響を目立たなくする目的で、切断動作前後で段階的に停止時間を変化させて、記録結果に段階的な乾燥むらをつける停止時間条件となっている。この停止時間の変化は、切断動作前では徐々に停止時間が長くなり、切断動作前の停止時間が最も長い停止時間になっている。切断動作後では徐々に停止時間が短くなる変化になっている。ここで、キャリッジ1の停止時間は、先の記録走査によって記録された部分のインクが、次の記録走査までに乾燥するインクの乾燥時間に相当する。
本実施形態では、キャリッジ1の移動距離も記録媒体の幅Rによって変更している。つまり、キャリッジ1は、縁無し記録を行うために、記録媒体の幅を超えて移動する。そのため、記録媒体の幅Rが狭い場合は、キャリッジ1の移動距離も短く、記録媒体の幅Rが広い場合は、キャリッジ1の移動距離も長くなっている。
そしてS404にて、S403で選択されたキャリッジ停止時間条件で記録媒体に対し記録が行われる。
図4は、記録媒体に記録を行った場合のキャリッジ移動、キャリッジ停止、切断動作それぞれのタイミングチャートを示したものである。図4(a)のキャリッジ停止のタイミングチャートから判るように、記録開始後、切断動作が開始するまでの間でキャリッジが停止する時間CT5はCT0からCT4まで1走査毎に長くなっている。そして、切断動作終了後からは逆にCT4からCT0まで1走査毎にキャリッジが停止する時間は短くなっている。図4(b)の記録媒体の幅が広い場合も同様である。このようにして、前述したような走査後のキャリッジ停止時間の長さを制御して段階的に乾燥むらを付けることで、切断動作時に発生する乾燥むらの影響が目立たない記録を行うことができる。また、切断動作に要する時間は記録媒体の幅Rにかかわらず同じである。また、記録を行う記録媒体の幅Rが狭い場合の図4(a)と広い場合の図4(b)において、キャリッジ移動に要する時間は異なるが、1走査毎のキャリッジ停止時間とキャリッジ移動時間の合計時間は等しくなっている。このように幅寸法が異なる記録媒体であっても、インクの乾燥時間を同じにすることで、幅Rの異なる記録媒体に記録を行っても乾燥むらのない、見栄えの変わらない記録を行うことができる。
このように、記録媒体の幅Rによってキャリッジ1の停止時間条件を選択して記録を行い、記録媒体に対して段階的にむらを付けた記録を行うことで各幅の記録媒体に対して、切断動作に伴って発生する乾燥むらの影響が目立たない記録を行なうことができる。
(実施例)
ここで、具体的に実施例を挙げて各記録媒体に対するキャリッジ停止時間を決定した経緯について詳細に説明する。
まず、各幅寸法の記録媒体に対するキャリッジの適切な停止時間を決めるため、3種類の幅寸法の記録媒体に対し、3種類のキャリッジの停止時間条件で記録を行い、出来栄えの評価を行った。評価を行うための条件として、キャリッジ停止時間A、B、Cを用意した。本例の場合は、A(1.5sec、2sec、3.5sec、5sec)が比較的長時間であり、C(0.5sec、1sec、2sec、3sec)が比較的短時間であり、B(1sec、1.5sec、2.5sec、4sec)はAとCの中間である。この3種類の条件A、B、Cを用いて、幅が24インチ、36インチ、42インチの記録媒体を用いて縁無し記録を行い、記録結果の乾燥むらの状態の評価を行った。
図5は、キャリッジ停止時間(X軸:sec)と記録媒体の送り量(Y軸:dot)との関係をグラフに表した図である。また、図は所定の記録領域の記録動作中に、切断動作のために記録動作が一時的に中断される時点Pの前後の状況を示したものである。送り量のプラス(+)は、時点Pからの副走査方向の送り量を意味し、そのマイナス(−)は、時点Pまでの送り量を意味し、記録媒体はマイナスからプラス方向に200ドット分ずつ間欠的に送られる。このグラフが示すように切断動作が行われる時点Pの前後でキャリッジ1の1走査毎の停止時間を段階的に変化させて、記録結果に段階的な乾燥むらを付けることで、前述したように切断時に発生する乾燥むらの影響を目立たなくする。
図6は、上記の評価の結果をまとめた図である。
ここで、インクの乾燥むらの判断基準として、以下のような基準で評価を行うこととした。
○:インクの乾燥ムラの目立たない良好な画質(市場の要求を満たす)。
○か△:ごく僅かにインクの乾燥ムラが観察される(市場の要求を満たす)。
△:インクの乾燥ムラが観察される。
×:画像全体にインクの乾燥ムラが観察される。
結果は、記録媒体の幅が24インチでキャリッジ1の移動距離が短い場合、条件Aのみが市場の要求を満たす乾燥むらのレベルであった。そして、記録媒体の幅が36インチでキャリッジ1に移動距離が、幅が24インチの場合と42インチの場合の中間程度の距離の場合、条件AとBが市場の要求を満たす乾燥むらのレベルであった。また、記録媒体の幅が42インチでキャリッジ1の移動距離が長い場合、条件BとCが市場の要求を満たす乾燥むらのレベルであった。この評価結果より各記録媒体の幅寸法に対するキャリッジの停止時間は、記録媒体幅24インチの場合、条件Aが、記録媒体幅36インチの場合、条件Bが、記録媒体幅42インチの場合、条件Cが、それぞれ最適な条件である事がわかった。
このようにして決めた各記録媒体の幅寸法に対するキャリッジの停止時間情報を記録装置内に有し、前述の記録動作制御の流れに従い、各幅寸法に対応したキャリッジ停止時間で実際に記録を行った。その結果、各幅寸法の記録媒体において、切断動作時の乾燥むらの影響が目立つのを低減することが確認できた。
このように記録媒体の幅に応じて、キャリッジ停止時間を変更して記録を行うことで、切断機能を有した記録装置において、各幅の記録媒体に対して乾燥むらの無い記録を実現することができた。
なお、本実施形態で記載されている構成要素は、あくまで例示であり、本発明の範囲を本実施形態のみに限定するものではない。
また、キャリッジの移動距離として設定するのは、実質的にキャリッジが移動する移動距離でも、キャリッジが定速移動する定速移動距離でもどちらでもよい。
また、本実施形態では切断動作時に発生する乾燥むらを目立たなくする方法を示したが、切断動作に限るものではなく、記録媒体の搬送を所定時間停止して行う処理手段であれば他の処理(例えば記録媒体の折り曲げ、回復処理等の処理)でもよい。
また、本実施形態においては2パスによる記録方法を説明したが、これに限定するものではなく、所定の記録領域の画像をn回(n>0)の走査により完成させるnパスでもよい。
また、本実施形態において「記録」とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみではない。それは、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も含むものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」とは、上記「記録」の定義と同様広く解釈されるべきものである。つまり本実施形態で用いた「インク」とは、記録媒体上に付与されることで、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口、ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギを発生する素子を総括して言うものとする。
なお本実施形態では、記録方式にインクジェット記録方式を用いたが、この記録方式に限定するものではなく、他の記録方式(例えば、ピエゾ方式等)に適用しても同様の効果を得ることができる。
また本実施形態では、記録媒体の幅寸法を記録装置が検知する手段として、光学式センサを用いたが、この手段に限定するものでなく、他の手段(例えば、予め使用者が設定する等)でもよい。
また本発明は、記録ヘッドとインクタンクとを一体化した、交換可能なインクジェットカートリッジを用いる構成にも適用することができる。また、記録ヘッドとインクタンクを別体にし、その間をインク供給用のチューブ等で接続する構成など、記録ヘッドとインクタンクの配置構成がどのような場合にも同様に適用することができ、同様の効果が得られるものである。
さらに本発明に係る記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良い。
また、本発明は、特にインクジェット記録方式の中でも、特に、熱エネルギを利用してインクを吐出する方式のインクジェット記録装置に採用したときに優れた効果をもたらすものである。
なお本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(図3のブロック図)を、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行する場合を含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態はプログラムである必要はない。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープなどがある。その他にもプログラムを供給するための記録媒体は、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットに接続しホームページから本発明のプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをダウンロードすることでも供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明の範囲に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化して記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに、ホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報で暗号化されたプログラムを実行してインストールさせることも可能である。
またコンピュータが読み出したプログラムを実行して、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムによってコンピュータ上で稼動しているOS等が実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードや接続された機能拡張ユニットのメモリに書き込まれた後、そのプログラムによって、CPU等が処理の一部または全部を行なうことでも、実施形態の機能が実現され得る。
本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置を示す平面図である。 本実施形態における制御回路の概略ブロック構成図である。 本実施形態の記録動作制御の流れを示したものである。 記録時のタイミングチャートを示したものである。 キャリッジ停止時間と記録媒体の送り量との関係を示した図である。 評価結果をまとめた図である。
符号の説明
1 キャリッジ
2 装置本体
4 プラテン
5 記録ヘッド
30 回復機構
31A インク受領箱
31B インク受領箱
32 光学式センサ
33 ガイド軸
34 ベルト
300 主制御部
314 ヘッド温度センサ

Claims (10)

  1. インクを吐出可能な記録ヘッドを搭載可能なキャリッジを主走査方向に往復移動可能な移動手段と、
    前記主走査方向と交差する方向へ記録媒体を搬送する搬送手段と、を備え、
    前記キャリッジを往復移動させながら、前記記録ヘッドからインクを吐出して前記記録媒体に記録を行うインクジェット記録装置において、前記記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うための前記キャリッジの往路または復路の1回の移動当たりの距離に応じて、前記キャリッジの往路と復路との間の折り返し位置における前記キャリッジの停止時間を異ならせる制御手段と、
    前記搬送手段による前記記録媒体の搬送を停止し且つ前記キャリッジを前記折り返し位置に停止させた状態で、前記記録媒体に処理を施す処理手段と、を有し、
    前記制御手段は、前記処理手段による前記処理の前後の少なくとも1回の前記キャリッジの停止において、前記キャリッジの1回の移動に要する時間と前記停止時間の合計時間が前記キャリッジの1回の移動距離によらず一定となるように、前記1回の移動距離が短いほど前記停止時間を長くすることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記キャリッジの1回の移動距離は前記記録媒体上の記録領域の前記主走査方向における幅に応じて異なることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記キャリッジの1回の移動距離は前記記録媒体の前記主走査方向における幅に応じて異なることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記処理手段は前記記録媒体を切断する切断手段であることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記制御手段は、前記処理手段による前記処理の際の前記キャリッジの停止時間を最も長くし、前記処理の前後それぞれ複数回の前記キャリッジの停止において前記停止時間を段階的に変化させることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記キャリッジが前記記録媒体の幅方向の範囲を超えて移動することにより、縁無し記録が可能な請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記キャリッジに搭載された前記記録ヘッドの吐出口が配列した面と対向する位置に、前記記録媒体を平坦に支持するプラテンが設けられており、該プラテンには、前記記録媒体からはみ出した位置に吐出されたインクを収容するインク収容箱が備えられていることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. インクを吐出可能な記録ヘッドを搭載可能なキャリッジを主走査方向に往復移動させながら前記記録ヘッドからインクを吐出する動作と、前記キャリッジの移動方向と交差する方向へ記録媒体を搬送する動作とにより、前記記録媒体に記録を行うインクジェット記録方法において、
    前記キャリッジの往路と復路との間の折り返し位置において、前記記録ヘッドからインクを吐出して記録を行うための前記キャリッジの往路または復路の1回の移動当たりの距離に応じた停止時間で前記キャリッジを停止させる工程と、
    前記記録媒体を搬送する動作を停止し且つ前記キャリッジを前記折り返し位置に停止させた状態で、前記記録媒体に処理を施す工程と、を有し、
    前記処理工程における前記処理の前後の少なくとも1回の前記キャリッジの停止において、前記キャリッジの1回の移動に要する時間と前記停止時間の合計時間が前記キャリッジの1回の移動距離によらず一定となるように、前記1回の移動距離が短いほど前記停止時間を長くすることを特徴とするインクジェット記録方法。
  9. 前記キャリッジの1回の移動距離は前記記録媒体の前記主走査方向における幅に応じて異なることを特徴とする請求項8に記載のインクジェット記録方法。
  10. 前記処理工程における前記処理の際の前記キャリッジの停止時間を最も長くし、前記処理の前後それぞれ複数回の前記キャリッジの停止において前記停止時間を段階的に変化させることを特徴とする請求項8または請求項9に記載のインクジェット記録方法。
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