JP2007136884A - インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法 - Google Patents

インクジェット記録装置、及びインクジェット記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 フチなし印字時に先端カットを行う際発生する、非記録時間のばらつきが起因する画像劣化を抑制する事を目的とする。
【解決手段】 HP側から印字を開始した時、CRが非HP側で印字が停止しカット動作が入る印字モードの時は、書き出しを非HP側から開始する制御にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記録ヘッドに形成されたノズルからインクを吐出して記録媒体に画像を形成するインクジェット記録装置に関する。
近年、インターネットの普及にともないプリンタ、複写機、ファクシミリ等の機能を有する記録装置が、オフィスや一般家庭等でコンピュータやワードプロセッサ等を含む複合型電子機器やワークステーションの出力機器として広く接続されている。
このような記録装置としては、電子写真方式、インクジェット方式、サーマル方式等が普及しているが、中でもインクジェット方式は、紙やOHP用シート、フィルムだけでなく、布、段ボール、陶器、金属等といった媒体にも記録することが可能である。更に平面の媒体だけでなく、凹凸がある媒体や曲面、エッジ部にも印刷可能であることから、一般的に使用されているプリンタとしてだけでなく、業務用プリンタとしても幅広く活用されている。更に記録ヘッドのコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で記録することができ、ランニングコストが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少なく、しかも多色のインクを使用してカラー画像を記録することが容易である等の利点を有している。
インクジェット記録方式は、安価にデジタル信号から高画質のカラー画像が作製できることが広くデジタル画像の出力用に用いられている。現在広く使用されている染料インクより、画像保存性・滲みにおいて優れた顔料インクを使用する方法が用いられている。
そのような状況の下、銀塩写真との違いとしていまだ残っている課題としては、インクジェットプリンタによる出力では、印刷結果の四隅に白い非記録領域(ふち)が残ってしまうという問題がある。この非記録領域は、記録媒体の搬送誤差によってプラテンを汚してしまう(プラテン印字)のを防止するために設けられた領域であり、インクジェットプリンタに必須の領域である。この非記録領域があることで、記録媒体の一部の領域が無駄になるだけでなく、記録結果に白いふちが出来るので、見栄えを損ねることにもなる。
この問題を解決する為にいくつかのふち無し記録手段が存在する。その一つに記録媒体の先端記録領域に対しては、搭載された切断装置によって切断可能な領域に記録媒体の先端記録領域が達した際に前記切断装置にて先端記録領域の切断を行う、ふち無し記録手段がある。
従来のインクジェット記録装置には、定型サイズの記録媒体に一部の記録素子のみを使用して記録媒体をはみ出した領域(プラテン上)にインクを着弾させる事でふち無し記録は可能である。(例えば特許文献1・2参照)。
また先後端・側面も切断できる機構を設ける事で、ロール紙のような切断処理を伴う記録媒体形態に関してもふち無し記録を可能にする方法は公知である。(例えば特許文献3参照)。
特開2004−181826号公報(第2頁) 特開平10−315444号公報 (第3頁) 特開2001−310513号公報 (第3頁)
前記ふち無し記録手段を用いる際は、記録中に切断動作(切断動作・インクの吐出を安定させる為記録媒体外にインクを吐出する予備吐出動作等)が入る事で非印字時間が発生し、画像劣化の原因となるインクの乾燥ムラが発生する。そこで1スキャン毎に前記記録ヘッドを搭載したキャリッジの停止時間(以後スキャン間ウエイト時間と記す)を設けて段階的に乾燥ムラをつける事で、インクの乾燥ムラを目立ちにくくする制御が搭載されている。しかし固定された切断位置に記録媒体の記録領域が達すると切断動作を実行する為、前記ふち無し記録手段動作時は、切断動作を行う為記録を中断した際、複数ある記録モードの1スキャン毎の記録媒体送り量に応じて、記録ヘッドの停止位置が異なる場合がある。その結果、切断動作(カット動作・呼備吐出等)に伴う非記録時間にばらつきが生じ、設定したスキャン間ウエイト時間ではインクの乾燥ムラが発生するという問題がある。
特許文献1に記載された技術を適用することで、あらかじめカットされた記録媒体であれば、ふち無し記録が可能である。
しかしこれらは記録媒体を切断する手段をもたない記録装置を使用した際の技術であり、本発明は記録装置に切断装置を有し、ロール紙などへの長尺印字を特徴とするような記録装置において有効である点が相違である。
また特許文献2に記載された技術は特許文献1に含まれる上位概念である為略す。
特許文献3に記載された技術を適用することで、複数の切断装置を用いてプラテンを汚す事無くふち無し記録を可能にする技術である。
しかし記録中の切断動作に起因する画像欠陥までは考慮されていない点が相違である。
本発明は上記の観点より設計されたふち無し記録手段に適用される。その手段は記録媒体の先端記録領域に対しては、搭載された切断装置によって切断可能な領域に記録媒体の先端記録領域が達した際に前記切断装置にて先端記録領域の切断を行うものである。
前記ふち無し記録手段を用いる際は、印字中に切断動作が入る事で発生するインクの乾燥ムラを考慮し、スキャン間ウエイト時間を設けて段階的に乾燥ムラをつける事で、インクの乾燥ムラを目立ちにくくする制御が搭載されている。しかし切断装置は、固定した位置にあり、記録媒体の記録領域が切断可能領域に達すると切断動作をする構造になっている。前記ふち無し記録手段動作時は、図3に示すように切断動作を行う為記録を中断した際、複数ある記録モードの1スキャン毎の記録媒体送り量に応じて、記録ヘッドの停止位置が異なる場合がある。図3においてここでは、切断動作に関わるカッターの出し入れを行う機構や、予備吐出動作の為のインク吸収体・記録ヘッドのノズル近傍を清掃するワイピング機構を含む回復機構(ホームポジションと呼ぶ)を図中左側に備えているとする。また切断動作時の記録ヘッド停止位置が図3(a)の場合において、インクの乾燥ムラを低減する為の最適なスキャン間ウエイト時間を設定したものとする。そのような場合、切断動作、インクの吐出を安定させる為の予備吐出動作等一連の動作にかかる所要時間に違いが生じる為、図3(a)より(b)は切断動作にかかる所要時間が想定より長くなる。結果として非記録時間が変わる事で設定したスキャン間ウエイト時間ではインクの乾燥ムラが発生する。上記のような理由で複数ある記録モードのうちの1スキャン毎の記録媒体送り量によっては切断動作にかかる所要時間に違いが生じ、非記録時間が変わる事で発生するインクの乾燥ムラの度合いが市場の要求を満たさないという問題がある。
そこで、上記のような原因で引き起こされるインクの乾燥ムラを防止するため、前記ふち無し記録手段動作時は複数ある記録モードのうちの1スキャン毎の記録媒体送り量に応じて記録走査開始位置を往方向(図4(a))の記録開始位置と復方向(図4(b))の記録開始位置を切り替える事で、1スキャン毎の記録媒体送り量に依存せずに記録中の切断動作(時間)を統一する事ができる。結果として1スキャン毎のいかなる記録媒体送り量においても同一の非印字時間に統一できるので、記録媒体先端部の切断動作に伴い発生するインクの乾燥ムラを最小限に防ぐ為に設定した前記スキャン間ウエイト時間を効果的に反映させる事が可能である。
また、本発明の一態様によるインクジェット記録装置としては、インクを吐出するための複数の記録素子を有する記録ヘッドを記録媒体上で走査させて記録を行うインクジェット記録装置であって、1スキャン毎の記録媒体送り量に応じて記録走査開始位置を往方向の記録開始位置と復方向の記録開始位置を切り替える制御手段を有することを特徴とするものである。
また、本発明は上記のインクジェット記録装置に対応したインクジェット記録方法、該記録方法の記録条件の設定をコンピュータ装置によって実現するコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを格納した記憶媒体によっても達成される。
上記目的を達成するために、本発明では下記の構成のいずれかをとることにより達成されることを見出した。
1 複数の記録素子が配列された記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に往復走査させながら、前期記録ヘッドからインクを付与して前記記録媒体に記録を行う記録装置であって、1スキャン毎に異なる記録媒体送り量を有する少なくとも2つ以上の記録モードを有し、所定の位置に記録媒体を切断可能な切断装置を有する記録装置であって、
前記記録装置は記録媒体の先端記録領域に対しては、切断可能領域に記録媒体の先端記録領域が達した際に前記切断装置にて切断動作を行う、ふち無し記録手段を有し、
前記記録装置の前記ふち無し記録手段動作時は上記複数の記録モードのうちの1スキャン毎の記録媒体送り量に応じて、記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に往復走査して記録を行う際、記録走査開始位置を往方向の記録開始位置と復方向の記録開始位置に切り替えることを特徴とした記録装置。
以上説明したように本発明によれば、前記ふち無し記録手段動作時は複数ある記録モードのうちの1スキャン毎の記録媒体送り量に応じて記録走査開始位置を往方向の記録開始位置と復方向の記録開始位置を切り替える事で、1スキャン毎の記録媒体送り量に依存せずに記録中の切断動作(時間)を統一する事ができる。結果として1スキャン毎のいかなる記録媒体送り量においても同一の非印字時間に統一できるので、記録媒体先端部の切断動作に伴い発生するインクの乾燥ムラを最小限に防ぐ為に設定した前記スキャン間ウエイト時間を効果的に反映させる事が可能である。
以上の特徴により、ふち無し記録動作時の記録媒体の先端部切断動作に伴うインクの乾燥ムラによる画像品質低下を防止する。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
なお、この明細書において、「記録」(「プリント」という場合もある)とは、文字、図形等有意の情報を形成する場合のみならず、有意無意を問わず、また人間が視覚で知覚し得るように顕在化したものであるか否かを問わず、広く記録媒体上に画像、模様、パターン等を形成する、または媒体の加工を行う場合も表すものとする。
また、「記録媒体」とは、一般的な記録装置で用いられる紙のみならず、広く、布、プラスチック・フィルム、金属板、ガラス、セラミックス、木材、皮革等、インクを受容可能なものも表すものとする。
さらに、「インク」(「液体」と言う場合もある)とは、上記「記録(プリント)」の定義と同様広く解釈されるべきもので、記録媒体上に付与されることによって、画像、模様、パターン等の形成または記録媒体の加工、或いはインクの処理(例えば記録媒体に付与されるインク中の色剤の凝固または不溶化)に供され得る液体を表すものとする。
またさらに、「ノズル」とは、特にことわらない限り吐出口ないしこれに連通する液路およびインク吐出に利用されるエネルギーを発生する素子を総括して言うものとする。
(装置の概略構成)
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係わるインクジェット記録装置を示す上面図である。
図1において、2は紙搬送系ユニットを含む装置本体を示し、本装置は比較的大判の記録用紙(記録媒体)に記録を行うものである。
1はキャリッジを示し、6個の記録ヘッド5を搭載して移動し、これにより、記録ヘッド5の記録用紙に対する走査が可能となる。すなわち、キャリッジ1は、ガイド軸33によりこれに沿って移動可能に案内支持されており、また、ベルト34を介して伝達される駆動力によって往復移動できるものである。なお、使用インクとしては、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の他に、更に粒状間の低減を目的とした淡シアン(lc)、淡マゼンタ(lm)を加えた計6色が採用されている。
30A、30Bは、キャップを備えて各記録ヘッド5の不図示のポンプを駆動源として吸引動作を行い、また、記録ヘッドの不使用時に記録ヘッドを保護する回復機構を示す。31A・31Bは各記録ヘッド5の予備吐出動作によって吐出されるインクを受容する予備吐出インク受領箱。32は、印字した画像の測定や記録媒体の読み取りを行うための光学センサをそれぞれ示す。
以上の装置構成において、キャリッジ1は、ホスト装置から記録データを受け取ると、図示しない紙搬送ユニットによって送られる記録用紙に記録すべく、ガイド軸33に沿った方向(主走査方向)に移動するように制御され、これにより、各記録ヘッド5の走査が行なわれ記録用紙に1スキャン分の画像などが記録される。そして、記録用紙はキャリッジ1と直交する方向(副走査方向)に1バンド分、紙搬送ユニットによって搬送される。
キャリッジ1の移動経路にそってそのキャリッジの移動位置を検出するためのエンコーダフィルム35が配設されており、キャリッジ1に搭載されたエンコーダセンサがこれを検出する信号に基づいてキャリッジの位置を知ることができる。また、このエンコーダの位置検出に基づいてキャリッジ1のホームポジションへの移動が制御される。
それぞれの記録ヘッド5には、上記の副走査方向に1200dpi(ドット/インチ)の密度で、1280個の吐出口が配列されており、各吐出口に連通したインク液路内には、インクを局所的に加熱して膜沸騰を起こさせ、その圧力によってインクを吐出させるための電気熱変換体が設けられている。
図2は、この実施形態における制御系回路の構成を示すブロック図である。この実施形態において、300は主制御部であり、この主制御部300は演算、制御、判別、設定などの処理動作を実行するCPU301と、このCPU301によって実行すべき制御プログラム等を格納するROM302と、記録データのバッファやCPU301による処理のワークエリア等として用いられるRAM303、及び入出力ポート304などを備えるものとなっている。
そして、前記入出力ポート304には、前述の搬送モータ(LFモータ)312、キャリッジモータ(CRモータ)313、及び記録ヘッド5などの各駆動回路305,306,307が接続されると共に、記録ヘッドの温度を検出するヘッド温度センサ(ヘッド温度検出手段)314、及びキャリッジ1のホームポジションを検出するホームポジションセンサ310などのセンサ類が接続されている。さらに、前記主制御部300はインターフェース回路311を介して不図時のホストコンピュータに接続されている。
図6は、ふち無し記録動作制御の流れをフローチャート形式で示したものであり、まずふち無し記録か通常の記録(余白部分を含んだ記録)であるかを判断する。(ステップS401)。前記記録装置で記録する際の1スキャン毎の記録媒体送り量を判断する(ステップS402)。S402で判断した前記記録媒体送り量をnとし、固定された切断位置をNとし、aの値(小数点以下繰り上げとする。)を(式1)より求める。(ステップS403)。
N/n=a (式1)
S403より得られた値aが遇数(a=2t:tは整数)の場合、前記記録走査開始位置を往方向の記録開始位置(ホームポジション側)から記録を開始し、aの値が奇数(a=2t+1:tは整数)の場合、復方向の記録開始位置(非ホームポジション側)から記録を開始するよう切り替える。(ステップS404)。
(記録制御)
本実施形態のインクジェット記録装置では、前記ふち無し記録手段を用いる際は、固定された切断位置に記録媒体の記録領域が達すると切断動作を実行する為、前記ふち無し記録手段使用時は1スキャン毎の記録媒体送り量に応じて、ホームポジション側で記録が中断され切断動作が入る場合と、非ホームポジション側で記録が中断され切断動作が入る場合がある。ここでは前者の条件に最適化したスキャン間ウエイト時間を設定したと仮定する。そのような時、非ホームポジション側で記録が中断され切断動作が入る場合、切断動作にかかる所要時間に違いが生じ、非記録時間が変わる事で設定したスキャン間ウエイト時間ではインクの乾燥ムラが発生するという問題がある。これに起因して生じるインクの乾燥ムラを低減して記録画像の品質を向上させるべく、主制御部330が以下のような記録制御を行う。
前記ふち無し記録手段を用いる際、インターフェース回路311よりユーザの選択した記録方法及び、記録媒体送り量を認識、その情報を入出力ポート304に送り、主制御部300ではインターフェース回路からの情報より、記録開始方向を選択し、その情報を入出力ポート304に送る。各駆動回路に信号がいくときに記録ヘッド5の駆動回路307が制御して、選択された記録開始方向より記録を開始する。
以下に実施例をあげて、本発明を更に詳細に説明するが、本発明の様態はこれに限定されるものではない。
実施例における1スキャン毎の記録媒体送り量に応じた記録開始方向の切り換え条件に関して以下に簡単に記す。
前記記録媒体送り量をnとし、固定された切断位置をNとし、判定値をa(小数点以下繰り上げとする。)、N/n=aとする。
本実施例における切断位置Nは2000(単位は1200dpiの1ドット)とし、記録媒体送り量n(単位は1200dpiの1ドット)は記録ヘッドの解像度1200dpiを記録パス数に対応した値に換算した。
比較例・実施例では最大42インチ幅までの印字が可能な記録装置を使用した。
図5は任意の記録パス数における記録媒体送り量nとそこから導き出されるaの値を表したものである。ここではaが偶数の時ホームポジション側で記録が中断され切断動作が入り(図3(a))、aが奇数の時非ホームポジション側で記録が中断され切断動作が入るものとする(図3(b))。また前記記録走査開始位置を往方向の記録開始位置(ホームポジション側)からである記録方法A(図4(a))、復方向の記録開始位置(非ホームポジション側)からである記録方法B(図4(b))とした。
実施例において任意の記録パス数1・2・6・8・12・20・25・30の時は、aは偶数であるので記録方法A。任意の記録パス数3・4・5・10・15の時、aは奇数であるので記録方法Bを選択する。
上記の選択をする事で、いかなる記録パス数においても同一の非印字時間に統一できる為、インクの乾燥ムラを最小限に防ぐ為に設定したスキャン間ウエイト時間を反映させる事が可能である。
本実施例では、固定された切断位置Nを2000、記録媒体送り量n(単位は1200dpiの1ドット)は記録ヘッドの解像度1200dpiを記録パス数に対応した値に設定したが、その他の設定値で記録した場合においても同様の効果が確認された。
なお、以上の実施例の説明から明らかなように、複数のインク吐出口を備える記録ヘッドを有するインクジェット記録装置であれば、同一又は異なる色彩のインクを用いて記録するカラー記録装置、あるいは同一色彩で異なる濃度で記録する階調記録装置、さらには、これらを組み合わせた記録装置の場合にも、同様に本発明を適用することができ、同様の効果を達成し得るものである。
さらに、本発明は、記録手段とインクタンクを一体化した交換可能なインクジェットカートリッジを用いる構成、記録手段とインクタンクを別体にし、その間をインク供給用のチューブ等で接続する構成など、記録手段とインクタンクの配置構成がどのような場合にも同様に適用することができ、同様の効果が得られるものである。
また、本発明は、特にインクジェット記録方式の中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式の記録手段を使用するインクジェット記録装置において優れた効果をもたらすものである。
(他の実施形態)
なお、上述した実施例では、固定された切断位置N、記録媒体送り量nから導き出される判定値aに応じて、記録開始方向を切り替える事を実行していた。しかし、本発明において記録開始方向の変更は、前記固定された切断位置N、記録媒体送り量nから導き出される判定値aに基づいて行われる形態に限定されるものではない。
なお、以上の実施例及び比較例の説明から明らかなように、複数のインク吐出口(ノズル)を備える記録ヘッドを有するインクジェット記録装置であれば、同一又は異なる色彩のインクを用いて記録するカラー記録装置、あるいは同一色彩で異なる濃度で記録する階調記録装置、さらには、これらを組み合わせた記録装置の場合にも、同様に本発明を適用することができ、同様の効果が得られる。
更に、本発明は、記録ヘッドとインクタンクを一体化した交換可能なインクジェットカートリッジを用いる構成、記録ヘッドとインクタンクを別体にし、その間をインク供給用のチューブ等で接続する構成など、記録ヘッドとインクタンクの配置構成がどのような場合にも同様に適用することができ、同様の効果が得られる。
さらに加えて、本発明に係る記録装置の形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端末として一体または別体に設けられるものの他、リーダ等と組み合わせた複写装置、さらには送受信機能を有するファクシミリ装置の形態を取るものであっても良い。
また、本発明は、特にインクジェット記録方式の中でも、特に、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式のインクジェット記録装置に採用したときに優れた効果をもたらすものである。
なお、本発明は、前述した実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラム(図3に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システム或いは装置に直接或いは遠隔から供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。その場合、プログラムの機能を有していれば、形態は、プログラムである必要はない。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明のクレームでは、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)などがある。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明の範囲に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせ、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される他、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態に係わるインクジェット記録装置を示す上面図である。 本発明の実施形態に係わる制御系回路の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係わる記録ヘッド停止位置の模式図である。 本発明の実施形態に係わる記録ヘッドの走査方向についての模式図である。 実施例における記録媒体の送り量nと走査方向切り替え値aの相対表である。 実施の形態における記録動作の流れを示す流れ図である。
符号の説明
1 キャリッジ
2 装置本体(搬送系ユニットを含む)
5 記録ヘッド
7 排出ファン
12 回収ファン
15 記録ヘッドフェース面
30A、30B 回復機構
31A、31B 予備吐出インク受領箱
32 光学センサ
33 ガイド軸
34 ベルト
35 エンコーダフィルム
300 主制御部
301 CPU
302 ROM
303 RAM
304 入出力ポート
305 LFモータの駆動回路
306 CRモータの駆動回路
307 記録ヘッドの駆動回路
308 排出ファンの駆動回路
309 回収ファンの駆動回路
310 ホームポジションセンサ
311 インターフェース回路
312 LFモータ
313 CRモータ
314 ヘッド温度センサ

Claims (1)

  1. 複数の記録素子が配列された記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に往復走査させながら、前期記録ヘッドからインクを付与して前記記録媒体に記録を行う記録装置であって、1スキャン毎に異なる記録媒体送り量を有する少なくとも2つ以上の記録モードを有し、所定の位置に記録媒体を切断可能な切断装置を有する記録装置であって、
    前記記録装置は記録媒体の先端記録領域に対しては、切断可能領域に記録媒体の先端記録領域が達した際に前記切断装置にて切断動作を行う、ふち無し記録手段を有し、
    前記記録装置の前記ふち無し記録手段動作時は上記複数の記録モードのうちの1スキャン毎の記録媒体送り量に応じて、記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に往復走査して記録を行う際、記録走査開始位置を往方向の記録開始位置と復方向の記録開始位置に切り替えることを特徴とした記録装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016198988A (ja) * 2015-04-13 2016-12-01 株式会社リコー 画像形成装置

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