JP2019014106A - 画像記録装置及び制御方法 - Google Patents
画像記録装置及び制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019014106A JP2019014106A JP2017131646A JP2017131646A JP2019014106A JP 2019014106 A JP2019014106 A JP 2019014106A JP 2017131646 A JP2017131646 A JP 2017131646A JP 2017131646 A JP2017131646 A JP 2017131646A JP 2019014106 A JP2019014106 A JP 2019014106A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- recording
- recorded
- recording medium
- line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
【課題】細線画像の画質が低下することを抑制すること。【解決手段】画像記録装置100は、記録媒体との相対移動に伴ってインクを吐出して記録媒体に画像を記録する相対移動方向に並列して設けられるラインヘッド101C、101K、101M、101Y、102C、102K、102M及び102Yと、記録媒体に記録すべき画像の線幅が所定幅以上の場合は、記録すべき画像をラインヘッド101C、101K、101M及び101Yと、ラインヘッド102C、102K、102M及び102Yと、に分担させて記録媒体に記録させ、記録すべき画像の線幅が所定幅未満の場合は、記録すべき画像をラインヘッド101C、101K、101M及び101Yと、ラインヘッド102C、102K、102M及び102Yと、に分担させることなく記録媒体に記録させるコントロール基板105と、を有する。【選択図】図1
Description
本発明は、インクを吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット方式等の画像記録装置及び制御方法に関する。
インクジェット記録方式は、記録手段であるインクジェット記録ヘッドを容易にコンパクト化することができ、高精細な画像を高速で記録することができると共に、特別な処理を施していない所謂普通紙に対しても記録を行うことができる。これより、インクジェット記録方式は、ランニングコストが低廉であるという利点を有している。また、インクジェット記録方式は、印刷媒体に非接触で画像を形成することができるノンインパクトの記録方式であるため、騒音の発生が少ない。
一般的なインクジェット記録方式の装置の形態としては、シリアル方式とラインヘッド方式との2つの方式が存在している。シリアル方式は、記録媒体上を横切るように印刷ヘッドを移動させつつインク滴の吐出を行う主走査と、主走査と直交する方向に記録媒体を移動させる副走査と、を交互に実施することにより記録媒体に画像を記録する。また、ラインヘッド方式は、記録媒体の幅方向の全域に亘って同時にインク滴を吐出可能な幅をもつ記録ヘッドを有し、記録ヘッドに対して記録媒体を一方向に相対的に搬送しながら、記録ヘッドからインク滴を吐出することにより記録媒体に画像を記録する。
ラインヘッド方式としては、同一色のインクを吐出する複数のラインヘッドを並列に並べ、ラインに対して垂直方向に搬送される用紙に対して、各ラインヘッドが複数のライン(ラスタ)を分担して印刷するものも知られている(例えば、特許文献1)。 これにより、ラインヘッドの数だけ印刷速度を高速化することが可能となる。
ここで、画像記録装置では、記録媒体の搬送ムラ等により記録媒体が一定速度で搬送されないことにより、搬送速度にばらつきを生じる場合がある。複数のラインヘッドで複数のラインを分担して印刷を行う場合において、このような搬送速度にばらつきを生じる場合には、ラインヘッドから吐出されるインクの着弾精度もばらついてしまう。これにより、高度の印刷精度が要求されるバーコード等の細線の画像の品位に悪影響を与えることとなる。
これに対して、特許文献2は、シリアル方式においてバーコードの画像を印刷する場合に、往方向での記録走査と復方向での記録走査とに分担して印刷する双方向印刷を止めて、片方向印刷を行うことにより、印刷ズレを防ぐ装置を開示している。
しかしながら、特許文献2においては、バーコードの画像を印刷する場合以外には双方向印刷を行うため、バーコードの画像以外の細線画像の画質が低下するという課題を有する。
本発明の目的は、細線画像の画質が低下するのを抑制することができる画像記録装置及び制御方法を提供することである。
本発明に係る画像記録装置は、記録媒体との相対移動に伴ってインクを吐出して記録媒体に画像を記録する相対移動方向に並列して設けられる第1、第2の記録ヘッドと、前記記録媒体を前記第1、第2の記録ヘッドに対して相対移動させる移動手段と、前記移動手段により相対移動される記録媒体に記録すべき画像の線幅が所定幅以上の場合は、記録すべき画像を前記第1、第2の記録ヘッドに分担させて記録媒体に記録させ、記録すべき画像の線幅が前記所定幅未満の場合は、記録すべき画像を前記第1、第2の記録ヘッドに分担させることなく記録媒体に記録させる制御手段と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る画像記録装置は、記録媒体の移動方向と直交する第1の方向および前記第1の方向とは反対の第2の方向に移動しながらインクを吐出して記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、前記記録ヘッドを前記第1、第2の方向に移動させる移動手段と、前記移動手段による移動により記録媒体に記録すべき画像の線幅が所定幅以上の場合は、記録すべき画像を前記第1、第2の方向の移動に分担させて記録媒体に記録させ、記録すべき画像の線幅が前記所定幅未満の場合は、記録すべき画像を前記第1、第2の方向の移動に分担させることなく記録媒体に記録させる制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明に係る制御方法は、記録媒体との相対移動に伴ってインクを吐出して記録媒体に画像を記録する相対移動方向に並列して設けられる第1、第2の記録ヘッドを有する画像記録装置において実行される制御方法であって、前記記録媒体を前記第1、第2の記録ヘッドに対して相対移動させる移動工程と、前記移動工程における移動により記録媒体に記録すべき画像の線幅が所定幅以上の場合は、記録すべき画像を前記第1、第2の記録ヘッドに分担させて記録媒体に記録させ、記録すべき画像の線幅が前記所定幅未満の場合は、記録すべき画像を前記第1、第2の記録ヘッドに分担させることなく記録媒体に記録させる制御工程と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る制御方法は、記録媒体の移動方向と直交する第1の方向および前記第1の方向とは反対の第2の方向に移動させながらインクを吐出して記録媒体に画像を記録する記録ヘッドを有する画像記録装置において実行される制御方法であって、前記記録ヘッドを前記第1、第2の方向に移動させる移動工程と、前記移動工程における移動により記録媒体に記録すべき画像の線幅が所定幅以上の場合は、記録すべき画像を前記第1、第2の方向の記録に分担させて記録媒体に記録させ、記録すべき画像の線幅が前記所定幅未満の場合は、記録すべき画像を前記第1、第2の方向の記録に分担させることなく記録媒体に記録させる制御工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、細線画像の画質が低下するのを抑制することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
<画像記録装置の構成>
本発明の実施の形態に係る画像記録装置100の構成について、図1及び図2を参照しながら、詳細に説明する。
本発明の実施の形態に係る画像記録装置100の構成について、図1及び図2を参照しながら、詳細に説明する。
画像記録装置100は、記録ユニット101と、記録ユニット102と、搬送ユニット103と、コントロール基板105と、モータ607と、搬送I/F608と、を有している。
記録ユニット101は、コントロール基板105に接続している。記録ユニット101は、シアン色のインクを吐出するラインヘッド101C、ブラック色のインクを吐出するラインヘッド101K、マゼンタ色のインクを吐出するラインヘッド101M及びイエロー色のインクを吐出するラインヘッド101Yを備えている。
記録ユニット102は、コントロール基板105に接続している。記録ユニット102は、シアン色のインクを吐出するラインヘッド102C、ブラック色のインクを吐出するラインヘッド102K、マゼンタ色のインクを吐出するラインヘッド102M及びイエロー色のインクを吐出するラインヘッド102Yを備えている。
記録ユニット101及び記録ユニット102は、記録媒体の搬送方向である相対移動方向に並列して設けられている。記録ユニット101及び記録ユニット102は、コントロール基板105から入力する吐出信号により動作して、記録媒体に対してインクを吐出して画像を記録する。
第1の記録ヘッドとしてのラインヘッド101C、ラインヘッド101K、ラインヘッド101M及びラインヘッド101Yの各々には、記録媒体の移動方向と交わる幅方向に沿ってインクを吐出するノズルが配列されている。第2の記録ヘッドとしてのラインヘッド102C、ラインヘッド102K、ラインヘッド102M及びラインヘッド102Yの各々には、記録媒体の移動方向と交わる幅方向に沿ってインクを吐出するノズルが配列されている。
移動手段としての搬送ユニット103は、コントロール基板105の制御により、図示しない搬送ベルトを駆動させて記録媒体を搬送させる。搬送ユニット103は、ラインヘッド101C、ラインヘッド101K、ラインヘッド101M及びラインヘッド101Yの各々に対して記録媒体を相対移動させる。搬送ユニット103は、ラインヘッド102C、ラインヘッド102K、ラインヘッド102M及びラインヘッド102Yの各々に対して記録媒体を相対移動させる。搬送ユニット103は、図示しないエンコーダーを備えており、エンコーダーから搬送I/F608を介してコントロール基板105に対して、搬送ベルトの駆動に応じたパルスを有するエンコーダー信号を出力する。
制御手段としてのコントロール基板105は、USBケーブル107を介してホストコンピューター106に接続している。
コントロール基板105は、モータ607の動作を制御すると共に、搬送I/F608を介して搬送ユニット103に制御信号を出力して搬送ユニット103の動作を制御して、記録媒体に画像を記録させる。コントロール基板105は、USBケーブル107を介してホストコンピューター106から入力するクリーニングコマンド等のコマンドに基づいて、クリーニング動作等の各種の動作を行わせるためにモータ607の駆動を制御する。
コントロール基板105は、USBケーブル107を介してホストコンピューター106から入力する画像データを解析する。コントロール基板105は、画像データの解析結果に基づいて、記録すべき画像を記録ユニット101及び記録ユニット102に分担(以下、「ラスタ分割」と記載する)させて記録媒体に記録するか否かを判定する。コントロール基板105は、この判定結果に基づいて、記録ユニット101、記録ユニット102、モータ607及び搬送ユニット103の動作を制御する。
コントロール基板105は、搬送ユニット103から入力するエンコーダー信号に基づいて、記録ユニット101及び記録ユニット102に吐出信号を出力して記録ユニット101及び記録ユニット102の動作を制御する。
ここで、ラスタ分割する場合には、例えばブラック色の場合に、ラインヘッド101Kとラインヘッド102Kとで記録画素を分担して記録媒体に画像を記録させる。また、ラスタ分割しない場合には、単一の各ラインヘッド101C、101K、101M及び101Yからインクを吐出させて記録媒体に画像を記録させる。
例えば、コントロール基板105は、図2に示す画像701の画像データがホストコンピューター106から入力した場合に、画像701の画像データにおいて、太線画像オブジェクト702と細線画像オブジェクト703とを識別する。そして、コントロール基板105は、太線画像オブジェクト702についてはラスタ分割して、記録ユニット101及び記録ユニット102の両方を動作させて記録媒体に画像を記録する。
また、コントロール基板105は、細線画像オブジェクト703についてはラスタ分割せずに、記録ユニット101のみを動作させて記録媒体に画像を記録する。これにより、記録ユニット101は、太線画像オブジェクト702及び細線画像オブジェクト703の両方の画像705を記録媒体に記録する。また、記録ユニット102は、太線画像オブジェクト702の画像704を記録媒体に記録する。
より詳細には、コントロール基板105は、制御回路601と、CPU602と、ROM603と、RAM604と、イメージメモリ605と、USB609と、ヘッド駆動回路610と、モータドライバ611と、I/O612と、を備えている。
制御回路601は、CPU602の制御により動作し、ホストコンピューター106からUSB609を介して入力する画像データの画像を記録媒体に記録する制御を行う。
具体的には、制御回路601は、ヘッド駆動回路610及びモータドライバ611の駆動を制御すると共に、搬送ユニット103の動作を制御する制御信号をI/O608及び搬送I/F608を介して搬送ユニット103に出力する。この際、制御回路601は、搬送I/F608からI/O608を介して入力するエンコーダー信号に基づいて、記録ユニット101及び記録ユニット102の動作タイミングを算出する。制御回路601は、算出した動作タイミングで記録ユニット101及び記録ユニット102が動作するようにヘッド駆動回路610を制御する。
制御回路601は、ホストコンピューター106からUSB609を介して入力するクリーニングコマンド等のコマンドに基づいて、クリーニング動作等の各種の動作を行わせるためにモータドライバ611の駆動を制御する。
CPU602は、ROM603に格納されている制御プログラムを読み出して実行することにより、制御回路601を制御すると共にコントロール基板105の周辺装置の動作を制御する。
ROM603は、制御プログラムを格納している。
RAM604は、各種データ処理のワークエリアや受信バッファとして使用される。
イメージメモリ605は、画像展開部として使用される。
USB609は、USBケーブル107を介してホストコンピューター106に接続している。
ヘッド駆動回路610は、制御回路601の制御により、各ラインヘッドの吐出タイミングを指示する吐出信号を記録ユニット101及び記録ユニット102に出力する。
モータドライバ611は、制御回路601の制御により動作して、モータ607を駆動させる。
モータ607は、モータドライバ611により駆動して、記録媒体に画像を記録するために搬送ユニット103等を動作させると共に、各ラインヘッドを画像の記録に最適な状態に保つためのクリーニング動作を行う。
上記構成の画像記録装置100では、記録ユニット101及び記録ユニット102を移動させずに、記録媒体を搬送方向に移動させて記録媒体に画像を記録する。
<画像記録処理>
ラインヘッド101K、102Kを使用してラスタ分割して画像の記録を行う場合には、図3に示すように、ラインヘッド102Kを使用してライン201に記録した後に、ラインヘッド101Kを使用して次のライン202に記録する。そして、ラインヘッド102Kを使用してライン203に記録した後に、ラインヘッド101Kを使用して次のライン204に記録する。その後も、ラインヘッド101K、102Kを交互に使用して記録を行う。
ラインヘッド101K、102Kを使用してラスタ分割して画像の記録を行う場合には、図3に示すように、ラインヘッド102Kを使用してライン201に記録した後に、ラインヘッド101Kを使用して次のライン202に記録する。そして、ラインヘッド102Kを使用してライン203に記録した後に、ラインヘッド101Kを使用して次のライン204に記録する。その後も、ラインヘッド101K、102Kを交互に使用して記録を行う。
この際、搬送精度の低い搬送ユニット103で記録媒体を搬送する場合に、搬送速度がばらついてしまう。この場合には、各色のラインヘッドの距離が離れた記録ユニット101及び記録ユニット102で交互に印刷を行うため、搬送速度のばらつき等の搬送誤差(移動誤差)が記録ユニット101及び記録ユニット102の着弾位置のズレとなる。その結果、印刷したオブジェクトの長さが実際と異なる現象が発生する。
図4において、UNIT1−K(a)はエンコーダー出力信号から生成するラインヘッド101Kの吐出タイミングでのインクの着弾位置を示し、UNIT1−K(b)はラインヘッド101Kから記録媒体に対する実際のインクの着弾位置を示している。また、UNIT2−K(a)はエンコーダー出力信号から生成するラインヘッド102Kの吐出タイミングでのインクの着弾位置を示し、UNIT2−K(b)はラインヘッド102Kから記録媒体に対する実際のインクの着弾位置を示している。
UNIT1−K(a)とUNIT1−K(b)との差がラインヘッド101Kの着弾位置のズレとなる。また、UNIT2−K(a)とUNIT2−K(b)との差がラインヘッド102Kの着弾位置のズレとなる。
図5は、ラインヘッド101K及びラインヘッド102Kを使用して画像の記録を行った場合を示している。
搬送誤差の無い場合のラインヘッド101Kにおける、記録媒体に対する実際のインク滴の着弾位置402は、図5(d)に示すように、エンコーダー出力信号から生成する吐出タイミングでの記録媒体に対するインク滴の着弾位置401に一致する。
搬送誤差の無い場合のラインヘッド102Kにおける、記録媒体に対する実際のインク滴の着弾位置404は、図5(e)に示すように、エンコーダー出力信号から生成する吐出タイミングでの記録媒体に対するインク滴の着弾位置403に一致する。
従って、図5(d)の状態と図5(e)の状態とにより画像の記録を行った場合には、図5(f)に示すように、ラインヘッド101Kとラインヘッド102Kとから精度よく交互にインクが吐出される。
一方、搬送誤差のある場合のラインヘッド101Kにおける、記録媒体に対する実際のインク滴の着弾位置406は、図5(a)に示すように、エンコーダー出力信号から生成する吐出タイミングでの記録媒体に対するインク滴の着弾位置405からズレる。
また、搬送誤差のある場合のラインヘッド102Kにおける、記録媒体に対する実際のインク滴の着弾位置408は、図5(b)に示すように、エンコーダー出力信号から生成する吐出タイミングでの記録媒体に対するインク滴の着弾位置407からズレる。
従って、図5(a)の状態と図5(b)の状態とにより画像の記録を行った場合には、図5(c)に示すように、着弾する必要のあるラインに空白を生じたり、本来着弾しないラインに着弾される状態になる。
バーコード等の印刷オブジェクトにおいて図5(c)に示す状態になった場合には、ラインヘッド101Kで記録した図6(a)に示すバーコード501と、ラインヘッド102Kで記録した図6(b)に示すバーコード502と、にズレ504を生じる。従って、最終的に記録される図6(c)に示すバーコード503の画像は、このズレ504により読み取り精度の低いバーコードの画像になる。
本実施の形態に係る画像記録装置100は、上記のインク滴の着弾位置のズレによる画質の低下を防ぐため、線幅が所定幅未満の画像はラスタ分割を行わないで記録することで、細線の画像の画質の低下を抑制する。
次に本発明の実施の形態1に係る画像記録処理について、図7及び図8を参照しながら、詳細に説明する。
図7に示す画像記録処理は、画像記録装置100の図示しない主電源がONされることにより開始される。
まず、コントロール基板105は、ホストコンピューター106から画像データを受信し、受信した画像データを解析する(S1)。
次に、コントロール基板105は、画質優先であるか否かを判定する(S2)。具体的には、画像記録装置100に備えられている例えばタッチパネル等の選択手段としての図示しない外部入力部に対して、記録する画像の画質を優先することを選択する操作がなされる。コントロール基板105は、この操作に伴って外部入力部から選択信号が入力されたか否かを判定することにより、画質優先であるか否かを判定する。
コントロール基板105は、画質優先でない場合に(S2:No)、ステップS1における解析結果に基づいて、記録すべき画像の線幅が所定幅未満であるか否かを判定する(S3)。
ここで、記録すべき画像の線幅と比較される所定幅は、ラスタ分割方向(記録媒体の移動方向)に対する搬送ユニット103の搬送誤差に基づいて予め設定されている。
図8は、記録ユニット101から記録ユニット102まで搬送する間に、搬送ユニット103の搬送量に2ラインの搬送誤差がある場合において、ラスタ分割により記録した画像を示している。図8において、UNIT1−Kは、記録ユニット101のラインヘッド101C、ラインヘッド101K、ラインヘッド101M又はラインヘッド101Yを使用して記録した画像である。また、UNIT2−Kは、記録ユニット102のラインヘッド102C、ラインヘッド102K、ラインヘッド102M又はラインヘッド102Yを使用して記録した画像である。
例えば、記録ユニット101及び記録ユニット102を使用して1ラインの線幅の画像を記録する場合には、図8(a)に示すように二重線となってしまう。また、記録ユニット101及び記録ユニット102を使用して2ラインの線幅の画像を記録する場合には、図8(b)に示すように2倍の4ラインの画像となってしまう。更に、記録ユニット101及び記録ユニット102を使用して6ラインの線幅の画像を記録する場合には、図8(c)に示すように元画像に対する記録画像の伸びが目立ってしまう。
一方、記録ユニット101及び記録ユニット102を使用して20ラインの線幅の画像を記録する場合には、図8(d)に示すように元画像に対する記録画像の伸び率が10%となるため、元画像に対する記録画像の伸びが目立ち難くなる。
これより、ステップS3において画像の線幅と比較される所定幅は、ここでは記録ユニット101と記録ユニット102とで2ラインのズレ量がある場合において20ライを例示する。
コントロール基板105は、記録すべき画像の線幅が所定幅未満の場合に(S3:Yes)、細線画像であると判断してラスタ分割せずに、記録すべき画像を記録ユニット101のみを動作させて1ヘッドで記録媒体に記録する(S4)。この際には、単一の各ラインヘッド101C、101K、101M及び101Yにインクを吐出させて記録すべき画像を記録媒体に記録させる。
一方、コントロール基板105は、記録すべき画像の線幅が所定幅以上の場合に(S3:No)、太線画像であると判断してラスタ分割する(S5)。そして、コントロール基板105は、記録すべき画像を記録ユニット101及び記録ユニット102を動作させて2ヘッドで記録媒体に記録する(S6)。
また、コントロール基板105は、画質優先である場合に(S2:Yes)、ステップS3の処理をスキップしてステップS4の処理を実行する。これより、コントロール基板105は、画質優先である場合には、記録すべき画像の線幅に関わりなく、記録すべき画像をラスタ分割せずに記録ユニット101のみを動作させて1ヘッドで記録媒体に記録する。従って、画質優先である場合に、画質の良好な画像を確実に記録することができる。
コントロール基板105は、ステップS4の処理又はステップS6の処理の後に、画像データの画像を全て記録媒体に記録したことにより記録終了したか否かを判定する(S7)。
コントロール基板105は、記録終了していない場合に(S7:No)、ステップS1の処理に戻る。
一方、コントロール基板105は、記録終了した場合に(S7:Yes)、画像記録処理を終了する。
このように、ラスタ分割により記録した画像は、搬送ユニット103に搬送誤差がある場合に、インク滴の着弾位置がズレることで画質が低下する可能性がある。そのため、ステップS2において画質優先の場合には(S2:Yes)、ラスタ分割せずに1ヘッドで画像記録を行い(S4)、ステップS2において画質優先でない場合には(S2:No)、画像の線幅に応じてラスタ分割するか否かを決定する。そして、画像の線幅が所定幅以上の場合には(S3:No)、記録速度を高速にするためにラスタ分割する(S5)。
本実施の形態の画像記録装置100によれば、着弾位置精度が重要視される所定幅未満の細線画像は1つの記録ユニットで記録を行うため、2つの記録ユニット間の着弾位置ズレの影響を受けないようにすることができる。また、本実施の形態の画像記録装置100によれば、所定幅以上の太線画像に関しては2つの記録ユニットを使用して搬送速度を上げることができる。従って、本実施の形態によれば、ラスタ分割の際の細線の画像の画質の低下を抑制することができる。
なお、本実施の形態において、ホストコンピューター106で画像データを解析して細線画像と太線画像とに分離し、ホストコンピューター106からコントロール基板105に分離された細線画像及び太線画像のデータを各々送信するようにしても良い。この際、コントロール基板105は、画像記録処理において、図7に示すステップS1の処理を実行せずに、図7に示すステップS2の処理の実行から開始する。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2に係る画像記録装置の構成は図1及び図2と同一構成であるので、その説明を省略する。なお、本実施の形態では、図1及び図2の符号を用いて説明する。
本発明の実施の形態2に係る画像記録装置の構成は図1及び図2と同一構成であるので、その説明を省略する。なお、本実施の形態では、図1及び図2の符号を用いて説明する。
<画像記録処理>
細線画像の集まりである1次元コード画像又は2次元コード画像は、細線の比率が重要であり、着弾位置精度の影響を受けやすい。このため、本発明の実施の形態2に係る画像記録装置では、細線画像に加えて、細線画像とは別に1次元コード画像又は2次元コード画像を識別して処理する。かかる処理では、ラスタ分割を行わずに1次元コード画像又は2次元コード画像を記録することで、着弾位置精度を向上させることができ、1次元コード画像又は2次元コード画像の画質を良好にすることができる。
細線画像の集まりである1次元コード画像又は2次元コード画像は、細線の比率が重要であり、着弾位置精度の影響を受けやすい。このため、本発明の実施の形態2に係る画像記録装置では、細線画像に加えて、細線画像とは別に1次元コード画像又は2次元コード画像を識別して処理する。かかる処理では、ラスタ分割を行わずに1次元コード画像又は2次元コード画像を記録することで、着弾位置精度を向上させることができ、1次元コード画像又は2次元コード画像の画質を良好にすることができる。
本発明の実施の形態2に係る画像記録処理について、図9を参照しながら、詳細に説明する。なお、本実施の形態に係る画像記録処理は、1次元コード画像としてバーコード画像を一例に挙げて説明する。
まず、コントロール基板105は、ホストコンピューター106から画像データを受信し、受信した画像データを解析する(S11)。
次に、コントロール基板105は、画質優先であるか否かを判定する(S12)。
コントロール基板105は、画質優先でない場合に(S12:No)、バーコード画像であるか否かを判定する(S13)。
コントロール基板105は、バーコード画像である場合に(S13:Yes)、記録すべき画像をラスタ分割せずに、記録ユニット101のみを動作させて1ヘッドで記録媒体に記録する(S14)。
一方、コントロール基板105は、画質優先である場合に(S12:Yes)、ステップS13の処理をスキップしてステップS14の処理に進む。これより、コントロール基板105は、画質優先である場合には、記録すべき画像の線幅に関わりなく、記録すべき画像をラスタ分割せずに記録ユニット101のみを動作させて1ヘッドで記録媒体に記録する。
また、コントロール基板105は、バーコード画像ではない場合に(S13:No)、ステップS11における解析結果に基づいて、記録すべき画像の線幅が所定幅未満であるか否かを判定する(S15)。
コントロール基板105は、記録すべき画像の線幅が所定幅未満である場合に(S15:Yes)、細線画像であると判断してラスタ分割せずに、記録すべき画像を記録ユニット101のみを動作させて1ヘッドで記録媒体に記録する(S14)。
一方、コントロール基板105は、記録すべき画像の線幅が所定幅以上の場合に(S15:No)、太線画像であると判断してラスタ分割する(S16)。
次に、コントロール基板105は、記録ユニット101及び記録ユニット102を動作させて記録すべき画像を2ヘッドで記録媒体に記録する(S17)。
コントロール基板105は、ステップS14の処理又はステップS17の処理の後に、画像データの画像を全て記録したことにより記録終了したか否かを判定する(S18)。
コントロール基板105は、記録終了していない場合に(S18:No)、ステップS11の処理に戻る。
一方、コントロール基板105は、記録終了した場合に(S18:Yes)、画像記録処理を終了する。
このように、本実施の形態によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、記録する画像が所定幅未満の線幅のバーコード画像である場合に、単一の記録ヘッドからインクを吐出させることにより、バーコード画像の画質を向上させることができる。
なお、本実施の形態において、ホストコンピューター106で細線画像、太線画像及びバーコード画像に分離し、ホストコンピューター106からコントロール基板105に細線画像、太線画像及びバーコード画像の各データを送信するようにしても良い。
また、本実施の形態において、バーコード画像以外の1次元コード画像又は2次元コード画像を記録媒体に記録する際に、ラスタ分割せずに記録ユニット101のみを動作させて1ヘッドで記録媒体に画像を記録させることができる。
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3に係る画像記録装置の構成は図1及び図2と同一構成であるので、その説明を省略する。なお、本実施の形態では、図1及び図2の符号を用いて説明する。
本発明の実施の形態3に係る画像記録装置の構成は図1及び図2と同一構成であるので、その説明を省略する。なお、本実施の形態では、図1及び図2の符号を用いて説明する。
<画像記録処理>
本発明の実施の形態3に係る画像記録処理について、図10を参照しながら、詳細に説明する。なお、本実施の形態に係る画像記録処理は、1次元コード画像としてバーコード画像を一例に挙げて説明する。
本発明の実施の形態3に係る画像記録処理について、図10を参照しながら、詳細に説明する。なお、本実施の形態に係る画像記録処理は、1次元コード画像としてバーコード画像を一例に挙げて説明する。
まず、コントロール基板105は、ホストコンピューター106から画像データを受信し、受信した画像データを解析する(S21)。
次に、コントロール基板105は、画質優先であるか否かを判定する(S22)。
コントロール基板105は、画質優先でない場合に(S22:No)、バーコード画像であるか否かを判定する(S23)。
コントロール基板105は、バーコード画像である場合に(S23:Yes)、ラスタ分割せずに、記録ユニット101のみを動作させて1ヘッドで、記録画素を間引いて解像度を低下させたバーコード画像を記録媒体に記録する(S24)。コントロール基板105は、例えば1ライン毎に1ライン分の記録画素を間引いて解像度を低下させる。
この際に、コントロール基板105は、ラスタ分割せずに1ヘッドで記録するバーコード画像の記録速度と、ラスタ分割して2ヘッドで記録する画像の記録速度と、が同じ速度になるように、バーコード画像の解像度を低下させる。これにより、バーコード画像を含む画像を記録する場合に、記録速度の低下を抑制することができる。なお、記録画素を間引く以外の方法により解像度を低下させてもよい。
一方、コントロール基板105は、画質優先である場合に(S22:Yes)、記録すべき画像をラスタ分割せずに、記録ユニット101のみを動作させて1ヘッドで記録媒体に記録する(S25)。
また、コントロール基板105は、バーコード画像ではない場合に(S23:No)、ステップS21における解析結果に基づいて、記録すべき画像の線幅が所定幅未満であるか否かを判定する(S26)。
コントロール基板105は、記録すべき画像の線幅が所定幅未満である場合に(S26:Yes)、細線画像であると判断して記録すべき画像をラスタ分割せずに、記録ユニット101のみを動作させて1ヘッドで記録媒体に記録する(S27)。なお、ステップS27の処理において、コントロール基板105は、記録画素を間引いて解像度を低下させた細線画像を記録媒体に記録するようにしてもよい。
一方、コントロール基板105は、記録すべき画像の線幅が所定幅以上の場合に(S26:No)、第2画像としての太線画像であると判断してラスタ分割する(S28)。
次に、コントロール基板105は、記録すべき画像を記録ユニット101及び記録ユニット102を動作させて2ヘッドで記録媒体に記録する(S29)。
コントロール基板105は、ステップS24の処理、ステップS25の処理、ステップS27の処理又はステップS29の処理の後に、画像データの画像を全て記録したことにより記録終了したか否かを判定する(S30)。
コントロール基板105は、記録終了していない場合に(S30:No)、ステップS21の処理に戻る。
一方、コントロール基板105は、記録終了した場合に(S30:Yes)、画像記録処理を終了する。
上記の画像記録処理において、バーコード画像と太線画像とが幅方向において混在している画像オブジェクトの画像を、記録媒体の搬送速度を変更せずに記録媒体に記録する処理を行うようにすることができる。具体的には、バーコード画像の解像度を低下させて、太線画像を記録媒体に記録させる速度と同じ速度でバーコード画像を記録媒体に記録させる。
このように、本実施の形態によれば、上記実施の形態1の効果に加えて、記録する画像が所定幅未満の線幅のバーコード画像の場合に、単一の記録ヘッドからインクを吐出させることにより、バーコード画像の画質を向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、記録するバーコード画像の解像度を低下させることにより、記録速度を低下させることなくバーコード画像を記録することができる。
なお、本実施の形態において、ホストコンピューター106で細線画像と太線画像とバーコード画像に分離し、ホストコンピューター106からコントロール基板105に分離された細線画像、太線画像及びバーコード画像を各々送信するようにしても良い。
また、本実施の形態において、バーコード画像以外の1次元コード画像又は2次元コード画像を記録する際に、ラスタ分割せずに記録ユニット101のみを動作させて1ヘッドで記録媒体に画像を記録してもよい。
また、本実施の形態において、バーコード画像以外の細線画像と太線画像とが幅方向において混在している場合に、バーコード画像以外の細線画像の解像度を低下させてもよい。
(その他の実施の形態)
上記実施の形態1から実施の形態3において、ラインヘッド方式に適用したが、シリアル方式にも適用可能である。シリアル方式の画像記録装置は、記録媒体の移動方向と直交する第1の方向である往方向及び往方向とは反対の第2の方向である復方向に移動しながらインクを吐出して記録媒体に画像を記録する記録ヘッドを有する。また、シリアル方式の画像記録装置は、記録ヘッドを往方向又は復方向に移動させる搬送ユニットを有する。更に、シリアル方式の画像記録装置は、画像記録動作を実行するコントロール基板を有している。
上記実施の形態1から実施の形態3において、ラインヘッド方式に適用したが、シリアル方式にも適用可能である。シリアル方式の画像記録装置は、記録媒体の移動方向と直交する第1の方向である往方向及び往方向とは反対の第2の方向である復方向に移動しながらインクを吐出して記録媒体に画像を記録する記録ヘッドを有する。また、シリアル方式の画像記録装置は、記録ヘッドを往方向又は復方向に移動させる搬送ユニットを有する。更に、シリアル方式の画像記録装置は、画像記録動作を実行するコントロール基板を有している。
かかるコントロール基板は、搬送ユニットによる移動により記録媒体に記録すべき画像の線幅が所定幅以上の場合は、記録すべき画像を往方向、復方向の移動に分担させて記録媒体に記録させる。また、コントロール基板は、記録すべき画像の線幅が所定幅未満の場合は、記録すべき画像を往方向、復方向の移動に分担させることなく記録媒体に記録させる。
上記のシリアル方式の画像記録装置は、画質を優先する選択がされているとき(記録速度を優先しないとき)に、記録すべき画像の線幅が所定幅未満の場合は、記録すべき画像を往方向、復方向の移動に分担させることなく記録媒体に記録する。即ち、上記のシリアル方式の画像記録装置は、画質を優先する選択がされているときに、記録すべき画像の線幅が所定幅未満の場合は、往方向又は復方向の片方向の記録走査を行う。これにより、細線の画像の画質の低下を抑制することができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能であることは言うまでもない。
具体的には、上記実施の形態1から実施の形態3において、各ラインヘッドを移動させずに記録媒体を移動させたが、記録媒体を移動させずに各ラインヘッドを移動させてもよい。即ち、各ラインヘッドに対して記録媒体を相対移動させて記録媒体に画像を記録することができる。
また、上記実施の形態1から実施の形態3において、細線画像と太線画像とを判断する際に記録画像の線幅と比較する所定幅を、記録媒体の移動速度のバラツキに基づいて設定してもよい。
また、上記実施の形態1から実施の形態3において、画質を優先するか否かを判定したが、記録速度を優先するか否かを判定するようにしてもよい。この際、記録速度を優先する場合に、記録する画像の線幅が所定幅未満であるか否かを判定する。これにより、画質を低下させることなく記録速度の低下を抑制することができる。
100 画像記録装置
101 記録ユニット
101C ラインヘッド
101K ラインヘッド
101M ラインヘッド
101Y ラインヘッド
102 記録ユニット
102C ラインヘッド
102K ラインヘッド
102M ラインヘッド
102Y ラインヘッド
103 搬送ユニット(移動手段)
602 CPU(制御手段)
607 モータ
101 記録ユニット
101C ラインヘッド
101K ラインヘッド
101M ラインヘッド
101Y ラインヘッド
102 記録ユニット
102C ラインヘッド
102K ラインヘッド
102M ラインヘッド
102Y ラインヘッド
103 搬送ユニット(移動手段)
602 CPU(制御手段)
607 モータ
Claims (9)
- 記録媒体との相対移動に伴ってインクを吐出して記録媒体に画像を記録する相対移動方向に並列して設けられる第1、第2の記録ヘッドと、
前記記録媒体を前記第1、第2の記録ヘッドに対して相対移動させる移動手段と、
前記移動手段により相対移動される記録媒体に記録すべき画像の線幅が所定幅以上の場合は、記録すべき画像を前記第1、第2の記録ヘッドに分担させて記録媒体に記録させ、記録すべき画像の線幅が前記所定幅未満の場合は、記録すべき画像を前記第1、第2の記録ヘッドに分担させることなく記録媒体に記録させる制御手段と、
を有することを特徴とする画像記録装置。 - 記録する画像の画質を優先するか否かを選択する選択手段を更に有し、
前記制御手段は、
前記選択手段により画質を優先することを選択されない場合で、且つ、記録すべき画像の線幅が前記所定幅未満である場合に記録すべき画像を前記第1、第2の記録ヘッドに分担させることなく記録媒体に記録させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。 - 記録媒体の移動方向と直交する第1の方向および前記第1の方向とは反対の第2の方向に移動しながらインクを吐出して記録媒体に画像を記録する記録ヘッドと、
前記記録ヘッドを前記第1、第2の方向に移動させる移動手段と、
前記移動手段による移動により記録媒体に記録すべき画像の線幅が所定幅以上の場合は、記録すべき画像を前記第1、第2の方向の移動に分担させて記録媒体に記録させ、記録すべき画像の線幅が前記所定幅未満の場合は、記録すべき画像を前記第1、第2の方向の移動に分担させることなく記録媒体に記録させる制御手段と、
を有することを特徴とする画像記録装置。 - 記録速度を優先するか否かを選択する選択手段を更に有し、
前記制御手段は、
前記選択手段により記録速度を優先することを選択されない場合で、且つ、記録すべき画像の線幅が前記所定幅未満である場合に記録すべき画像を前記第1、第2の方向の移動に分担させることなく記録媒体に記録させる、
ことを特徴とする請求項3に記載の画像記録装置。 - 前記制御手段は、
記録媒体に記録すべき画像が1次元コード又は2次元コードの画像である場合は、前記分担させることなく記録媒体に記録させる、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の画像記録装置。 - 前記制御手段は、
前記分担させない場合、記録媒体に記録すべき画像の解像度を低下させて、前記分担させる場合の記録速度で記録させる、
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像記録装置。 - 前記所定幅は、
前記移動手段の移動誤差に応じて予め設定されている、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の画像記録装置。 - 記録媒体との相対移動に伴ってインクを吐出して記録媒体に画像を記録する相対移動方向に並列して設けられる第1、第2の記録ヘッドを有する画像記録装置において実行される制御方法であって、
前記記録媒体を前記第1、第2の記録ヘッドに対して相対移動させる移動工程と、
前記移動工程における移動により記録媒体に記録すべき画像の線幅が所定幅以上の場合は、記録すべき画像を前記第1、第2の記録ヘッドに分担させて記録媒体に記録させ、記録すべき画像の線幅が前記所定幅未満の場合は、記録すべき画像を前記第1、第2の記録ヘッドに分担させることなく記録媒体に記録させる制御工程と、
を有することを特徴とする制御方法。 - 記録媒体の移動方向と直交する第1の方向および前記第1の方向とは反対の第2の方向に移動させながらインクを吐出して記録媒体に画像を記録する記録ヘッドを有する画像記録装置において実行される制御方法であって、
前記記録ヘッドを前記第1、第2の方向に移動させる移動工程と、
前記移動工程における移動により記録媒体に記録すべき画像の線幅が所定幅以上の場合は、記録すべき画像を前記第1、第2の方向の記録に分担させて記録媒体に記録させ、記録すべき画像の線幅が前記所定幅未満の場合は、記録すべき画像を前記第1、第2の方向の記録に分担させることなく記録媒体に記録させる制御工程と、
を有することを特徴とする制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017131646A JP2019014106A (ja) | 2017-07-05 | 2017-07-05 | 画像記録装置及び制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017131646A JP2019014106A (ja) | 2017-07-05 | 2017-07-05 | 画像記録装置及び制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019014106A true JP2019014106A (ja) | 2019-01-31 |
Family
ID=65358064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017131646A Pending JP2019014106A (ja) | 2017-07-05 | 2017-07-05 | 画像記録装置及び制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2019014106A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020138473A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出装置及びプログラム |
-
2017
- 2017-07-05 JP JP2017131646A patent/JP2019014106A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020138473A (ja) * | 2019-02-28 | 2020-09-03 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出装置及びプログラム |
JP7275656B2 (ja) | 2019-02-28 | 2023-05-18 | ブラザー工業株式会社 | 液体吐出装置及びプログラム |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5211891B2 (ja) | 記録方法、記録装置及び動作制御プログラム | |
JP5109758B2 (ja) | 液体吐出装置、液体吐出方法 | |
US7552984B2 (en) | Inkjet recording apparatus and inkjet recording method | |
US9039120B2 (en) | Inkjet printing apparatus and inkjet printing method | |
US8931869B2 (en) | Inkjet printing apparatus and inkjet printing method | |
JP2008023759A (ja) | インクジェット記録装置およびその記録ヘッド回復処理方法ならびにコンピュータプログラム | |
JP5063183B2 (ja) | インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法 | |
JP2019014106A (ja) | 画像記録装置及び制御方法 | |
JP2005047168A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2009000836A (ja) | インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法 | |
JP2007144681A (ja) | 画像形成装置及び画像形成方法 | |
US9862211B2 (en) | Control device and non-transitory computer-readable medium | |
JP2008238811A (ja) | インクジェット記録装置及びその記録方法 | |
JP2007245651A (ja) | インクジェットプリンタ、インクジェットプリンタの制御方法、プリンタシステム | |
JP2007331274A (ja) | 記録装置、記録装置の制御方法、プログラム及び記憶媒体 | |
JP2007130934A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2005238556A (ja) | 画像形成装置、及び画像形成制御プログラム | |
JP2009166423A (ja) | 記録制御装置、記録装置、記録制御プログラム | |
US8727472B2 (en) | Image recording apparatus | |
JP4958997B2 (ja) | インクジェット記録方法およびインクジェット記録装置 | |
JP7275893B2 (ja) | 液体吐出装置及び液体吐出方法 | |
US11279125B2 (en) | Image forming apparatus and storage medium storing program | |
JP5235106B2 (ja) | インクジェットプリンタ、印刷データ処理方法及び印刷データ処理プログラム | |
JP2010131826A (ja) | 印刷装置 | |
JP2006082548A (ja) | 記録装置および記録方法 |