JP2009056705A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体の両面に画像を形成するときに生じる待機時間を有効活用することができるインクジェット記録装置を提供すること。
【解決手段】記録媒体の第1の記録面及び第2の記録面の両方に記録ヘッドからインクを吐出して画像を形成する画像形成手段を備えるインクジェット記録装置であって、前記第1の記録面に対する記録が終了してから、前記第2の記録面に対する記録が開始されるまでの間に前記記録媒体を所定の待機時間待機させる待機手段と、前記待機時間内に、前記インクジェット記録装置の性能を維持するための維持処理を実行する維持処理実行手段とを備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
【選択図】図8

Description

本発明は記録媒体の両面に画像を形成することができるインクジェット記録装置に関する。
従来から、記録媒体(記録用紙)の表裏両面に画像を形成することができるインクジェット記録装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この種のインクジェット記録装置は、給紙トレイから記録媒体を引き出し、搬送路に沿って搬送する。搬送路中の記録部は、記録媒体の表面に画像を形成する。その後、記録媒体は、スイッチバックローラ対によって挟持された状態で反転経路に戻され、表裏反転された状態で、再び搬送路の上流側(記録部よりも上流側)へ送られる。記録部は、表裏反転された記録媒体の裏面に画像を形成し、記録媒体は、その後排出される。
特開平11−209008号公報
上記のようにして記録媒体の両面に画像を形成する場合、記録媒体の表面に画像を形成した後、裏面に画像を形成する前に、表面に付与されたインクが乾燥するまで待つ必要がある。この待ち時間の間、インクジェット記録装置は何の動作もせず、待ち時間を有効に活用できていなかった。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、記録媒体の両面に画像を形成するときに生じる待機時間を有効活用することができるインクジェット記録装置を提供することを目的とする。
(1)請求項1の発明は、記録媒体の第1の記録面及び第2の記録面の両方に記録ヘッドからインクを吐出して画像を形成する画像形成手段を備えるインクジェット記録装置であって、前記第1の記録面に対する記録が終了してから、前記第2の記録面に対する記録が開始されるまでの間に前記記録媒体を所定の待機時間待機させる待機手段と、前記待機時間内に、前記インクジェット記録装置の性能を維持するための維持処理を実行する維持処理実行手段と、を備えることを特徴とするインクジェット記録装置を要旨とする。
本発明のインクジェット記録装置は、第1の記録面への画像形成と、第2の記録面への画像形成との間の待機時間に、インクジェット記録装置の性能を維持するための維持処理を実行するので、待機時間を有効活用でき、別途、維持処理を実行する必要がない。
また、維持処理は、第1の記録面に対する画像形成が終了した後、第2の記録面に対する画像形成が開始される前に実行されるので、第2の記録面に形成される画像の品質を向上させることができる。
(2)請求項2の発明は、前記維持処理は、前記画像形成手段の性能を維持するための画像形成手段維持処理であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置を要旨とする。
本発明のインクジェット記録装置は、待機時間を有効活用して、画像形成手段の性能を維持するための画像形成手段維持処理を実行するので、別途画像形成手段維持処理を実行する必要がない。
(3)請求項3の発明は、前記画像形成手段維持処理は、前記記録ヘッドのメンテナンス処理であることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置を要旨とする。
本発明のインクジェット記録装置は、待機時間を有効活用して、記録ヘッドのメンテナンス処理を実行するので、別途メンテナンス処理を実行する必要がない。
(4)請求項4の発明は、前記維持処理を複数記憶する維持処理記憶手段と、前記維持処理記憶手段に記憶された維持処理のそれぞれについて、実行すべきか否かを記憶する維持処理可否記憶手段と、前記維持処理記憶手段に記憶された複数の維持処理のうち、前記維持処理可否記憶手段に実行すべきと記憶された維持処理から、前記待機時間内に実行可能な維持処理を選択する維持処理選択手段とを備え、前記維持処理実行手段は、前記維持処理選択手段によって選択された維持処理を実行することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録装置を要旨とする。
本発明のインクジェット記録装置は、複数の維持処理のうち、維持処理可否記憶手段に実行すべきと記憶された維持処理を選択し、実行するので、効率的な維持管理が可能となる。
(5)請求項5の発明は、前記維持処理記憶手段に記憶された複数の維持処理について、実行する優先度を予め記憶した優先度記憶手段を備え、前記維持処理選択手段は、前記優先度記憶手段に記憶された優先度の高い順に、前記待機時間内に実行可能な維持処理を選択することを特徴とする請求項4記載のインクジェット記録装置を要旨とする。
本発明のインクジェット記録装置は、複数の維持処理に予め優先度をつけ、優先度が高い順に、実行する維持処理を選択するので、待機時間が短い場合であっても、効率的に維持管理が可能となる。
(6)請求項6の発明は、前記維持処理記憶手段に記憶された複数の維持処理のそれぞれについて、処理時間を記憶する処理時間記憶手段を備え、前記維持処理選択手段は、前記待機時間内に実行可能な維持処理を、前記処理時間記憶手段に記憶された処理時間に基づいて選択することを特徴とする請求項4または5に記載のインクジェット記録装置を要旨とする。
本発明のインクジェット記録装置は、処理時間記憶手段に記憶された処理時間に基づいて、待機時間内に実行するのに適切な維持処理を選択するので、維持処理によって待機時間が延び、両面印刷時間が長くなることがない。
(7)請求項7の発明は、前記待機時間を変更する待機時間変更手段を備え、前記維持処理選択手段は、前記維持処理記憶手段に記憶された複数の維持処理のうち、前記待機時間変更手段により変更された前記待機時間内に実行可能な維持処理を選択することを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のインクジェット記録装置を要旨とする。
本発明のインクジェット記録装置は、変更された待機時間に応じて維持処理を選択し、実行するので、待機時間を有効に活用して効率的に維持処理を行うことができる。
前記待機時間変更手段は、例えば、記録媒体へ画像を形成するために用いられる画像データのデータ量、または、検出手段により検出された、記録媒体の状態に基づいて、インクジェット記録装置が自動的に待機時間を変更する手段とすることができる。また、前記待機時間変更手段は、ユーザが入力した値に基づき待機時間を変更する手段であってもよい。
(8)請求項8の発明は、前記待機時間変更手段は、前記記録媒体の第1の記録面における記録状態に応じて前記待機時間を変更させるものであることを特徴とする請求項7記載のインクジェット記録装置を要旨とする。
本発明のインクジェット記録装置は、待機時間を、第1の記録面における記録状態に応じて適切に設定するので、両面印刷を良好に実行できるとともに、維持処理を待機時間内にあわせて実行できる。
前記記録状態は、例えば、記録媒体へ画像を形成するために用いられる画像データのデータ量によって判定してもよく、あるいは、記録媒体上に形成された画像を直接センサによって検出することにより判定してもよい。
(9)請求項9の発明は、前記記録媒体の第1の記録面における記録状態は、前記記録媒体へ画像を形成するために用いられる画像データのデータ量に基づいて算出されることを特徴とする請求項8記載のインクジェット記録装置を要旨とする。
本発明のインクジェット記録装置は、記録状態を、記録媒体へ画像を形成するために用いられる画像データのデータ量に基づいて算出するので、記録状態の算出が容易である。
(10)請求項10の発明は、前記記録媒体の第1の記録面における記録状態を検出する検出手段を備えることを特徴とする請求項8記載のインクジェット記録装置を要旨とする。
本発明のインクジェット記録装置は、検出手段により、第1の記録面における記録状態を検出するので、記録状態を正確に判定することができる。
本発明の一実施形態に係る複合機10の全体構成を、図1に基づいて説明する。なお、図1は、複合機10の外観斜視図である。
複合機10は、プリンタ部11及びスキャナ部12を備えた多機能装置(MFD:Multi Function Device)であり、プリンタ機能、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能を有する。本発明に係るインクジェット記録装置は、複合機10のプリンタ部11として実施されている。したがって、複合機10においてプリンタ機能以外の機能は任意のものである。
プリンタ部11は、記録用紙の表裏両面に印刷を行うことができる。プリンタ部11の構成及び動作については後に詳述する。
図1に示すように、複合機10の上部がスキャナ部12である。スキャナ部12は、いわゆるフラットベッドスキャナとして構成されている。原稿カバー30が複合機10の天板として設けられている。同図では示されていないが、原稿カバー30の下にプラテンガラスが配置されている。原稿は、プラテンガラス上に載置され、原稿カバー30に覆われた状態で画像として読み取られる。
複合機10の正面上部に操作パネル40が設けられている。操作パネル40は、プリンタ部11やスキャナ部12を操作するための装置であって、各種操作ボタンや液晶表示部から構成されている。複合機10は、操作パネル40からの操作指示に基づいて動作する。例えば、ユーザが操作パネル40を操作することによって、記録用紙の種類(本実施形態では、普通紙、コート紙、光沢紙)が設定される。また、ユーザが操作パネル40を操作することにより、記録用紙の表面のみに画像が記録される片面記録モード、あるいは表裏両面に画像が記録される両面記録モードが設定される。
また、複合機10は、スロット部43を備えている。記憶媒体である各種小型メモリカードがスロット部43に装填され得るようになっている。
次に、プリンタ部11の構成を図1〜図3に基づいて説明する。図2は、この複合機10のプリンタ部11の構造を示す縦断面図である。図3は、プリンタ部11の主要構成を示す平面図である。プリンタ部11は、給送部15、記録部24、反転案内部16、経路切換部41、ガイド部76等から構成される。
図2に示すように、給送部15は、プリンタ部11の底側に配置され、記録用紙を貯蔵する給紙トレイ20と、給紙アーム26及び給紙ローラ25と、給紙ローラ25を駆動するための動力伝達機構27とを備えている。図1に示すように、プリンタ部11の正面に開口13が設けられており、給紙トレイ20及び排紙トレイ21は、開口13の内側に上下2段に設けられている。
給紙ローラ25は、給紙アーム26の先端に軸支されており、給紙トレイ20の上側に配置されている。給紙ローラ25は、図示されていないLFモータ71(図7参照)を駆動源として動力伝達機構27を介して回転駆動される。給紙ローラ25は、通常において給紙トレイ20上の記録用紙に接触(圧接)しており、給紙ローラ25が回転すると、給紙ローラ25のローラ面と記録用紙との間に発生する摩擦力により、給紙トレイ20における最上位置の記録用紙が分離傾斜板22の方へ送り出される。
分離傾斜板22は、給紙トレイ20の奥側に設けられており、搬送路23と連続している。記録用紙の先端が分離傾斜板22に当接すると、この記録用紙は上方へ案内され、搬送路23へ送り込まれる。
搬送路23は、分離傾斜板22から上方へ向かった後、正面側へU字状に曲がっている。搬送路23は、複合機10の背面側(図2において左側)から正面側(図2において右側)へと延び、記録部24を経て排紙トレイ21へ通じている。搬送路23が曲がっている箇所には、回転コロ(図示せず)が回転自在に設けられており、搬送路23が曲がっている箇所においても、記録用紙が円滑に搬送される。
記録部24は、搬送路23の途中に配置されている。記録部24は、キャリッジ38と、キャリッジ38に搭載されたインクジェット記録ヘッド39とを備えている。キャリッジ38は、ガイドレール143、144に沿って主走査方向(図2において紙面に垂直な方向)に往復動するようになっている。具体的には、キャリッジ38は、CRモータ95(図7参照)を駆動源とし、例えばベルト駆動機構を介してスライドされる。
なお、複合機10の内部にインクジェット記録ヘッド39とは独立して、図示しないインクカートリッジが配置されている。このインクカートリッジからインクチューブ107を通じてインクがインクジェット記録ヘッド39に供給される。キャリッジ38が往復動される間に、インクジェット記録ヘッド39からインクが微小なインク滴として吐出され、これにより、プラテン42上を搬送される記録用紙に印刷が行われる。
記録用紙の表裏を反転させ、再び給紙トレイ20上に導く機能を有する反転案内部16は、図2に示すように、搬送路23のうち、記録部24よりも下流側の部位に連続している。反転案内部16は、上記搬送路23の下流側から給紙ローラ25の方へ斜め下方に延びている。
一方、プリンタ部11は、リニアエンコーダ85を備えている。リニアエンコーダ85は、ガイドレール144の縁部145に沿って配設されたエンコーダストリップ54と、キャリッジ38に搭載され、エンコーダストリップ54を検出する光学センサ107とから構成される。リニアエンコーダ85は、キャリッジ38の往復動における位置を検出することができる。
また、インクジェット記録ヘッド39による画像記録範囲外(図3の紙面の右側)には、パージ機構56が配設されている。図4は、パージ機構56の構成を示す平面図である。
パージ機構56は、インクジェット記録ヘッド39のノズルから気泡や異物を吸引除去するものである。図4に示されるように、パージ機構56は、ノズルキャップ152、排気キャップ153、ポンプ154、リフトアップ機構155、ワイパブレード156を有する。
ノズルキャップ152は、ゴム製のキャップであり、インクジェット記録ヘッド39のノズルを覆うものである。排気キャップ153は、ゴム製のキャップであり、インクジェット記録ヘッド39のポート(図示略)と接続されるものである。ポンプ154は、いわゆるロータリー式のポンプであり、ノズルキャップ152又は排気キャップ153に接続されて吸引動作を行うものである。リフトアップ機構155は、ノズルキャップ152及び排気キャップ153をインクジェット記録ヘッド39に接離させるものである。ワイパブレード156は、インクジェット記録ヘッド39のノズル面及び排気面に付着したインクを拭き取るものである。
キャリッジ38は、インクジェット記録ヘッド39から気泡等の吸引除去を行うとき、インクジェット記録ヘッド39がノズルキャップ152及び排気キャップ153上に位置するように移動される。具体的には、キャリッジ38は、ノズルがノズルキャップ152上に位置すると共にポートが排気キャップ153上に位置するように移動される。このとき、当接レバー(図示せず)がキャリッジ38に押されると、リフトアップ機構155によりノズルキャップ152及び排気キャップ153が密着位置へ移動される。これにより、ノズルの周囲を密閉するようにノズル面にノズルキャップ152が密着し、ポートの周囲を密閉するように排気面に排気キャップ153が密着する。
インクジェット記録ヘッド39と対向してプラテン42が配設されている。プラテン42は、キャリッジ38の往復動範囲のうち、記録用紙が通過する中央部分に渡って配設されている。プラテン42とガイドレール143,144とは所定間隔が隔てられた状態で平行している。このため、ガイドレール143,144上をスライド移動されるキャリッジ38に搭載されたインクジェット記録ヘッド39の下面と、プラテン42の上面とが所定のヘッドギャップで対向される。
一方、上述したように、キャリッジ38は、メディアセンサ86を備えている(図7参照)。このメディアセンサ86は、図5に示すように、キャリッジ38の下面に設けられており、図5及び図6に示すように、発光ダイオードからなる発光部51と、光学式センサからなる受光部52とを備えている。発光部51はプラテン42へ向かって光を照射し、受光部52は、その光がプラテン42の表面で反射した反射光を受光し、受光量に応じて出力する。この出力値は、いわゆるAD値(電圧値)によって表される。
複合機10は、キャリッジ38の往復動範囲内であって画像記録範囲外に廃インクトレイ57を備えている。この廃インクトレイ57は、プラテン42と一体に形成されており、その表面には、インクを吸収するための廃液フォームが設けられている。
図2に示すように、経路切換部41は、搬送路23において記録部24よりも下流側に配置されている。経路切換部41は、ローラ対を構成する第1ローラ45及び第2ローラ46を有する。
第1ローラ45は、所要の駆動伝達機構(図示せず)を介して上記LFモータ71と連結され、上記LFモータ71を駆動源として、正転又は逆転される。
搬送路23に沿って搬送された記録用紙は、第1ローラ45と第2ローラ46とによって挟持される。第1ローラ45が正転すると、上記記録用紙は第1ローラ45と第2ローラ46とによって挟持されたまま搬送方向下流側へ搬送され、排紙トレイ21に排出される。他方、第1ローラ45が逆転すると、上記記録用紙は第1ローラ45と第2ローラ46とによって挟持されたまま搬送方向上流側へ戻される。
次に、複合機10の制御系を図7に基づいて説明する。図7は、複合機10の制御部84の構成を示すブロック図である。
制御部84は、プリンタ部11のみでなくスキャナ部12も含む複合機10の全体動作を制御するものである。制御部84はメイン基板により構成され、本体フレーム53内の所定の位置に配置される。なお、スキャナ部12の制御に関する構成は、本発明の主要な構成ではないので、その詳細な説明は省略される。
制御部84は、同図に示すように、CPU(Central Processing Unit)88、ROM
(Read Only Memory)89、RAM(Random Access Memory)90、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)91を主とするマイクロコンピュータとして構成される。制御部84は、バス92を介してASIC(Application Specific Integrated Circuit)93に接続されている。
複合機10の各種動作を制御するためのプログラム等がROM89に格納されている。RAM90は、CPU88が上記プログラムを実行する際に用いる各種データを一時的に記録する記憶領域又は作業領域として使用される。また、電源オフ後も保持すべき設定やフラグ等がEEPROM91に格納される。
ASIC93は、CPU88からの指令に従い、LFモータ71に通電する相励磁信号等を生成する。この信号は、LFモータ71の駆動回路94に付与され、この駆動回路94を介して駆動信号がLFモータ71に通電される。このようにして、LFモータ71の回転制御が行われる。
駆動回路94は、ASIC93からの出力信号を受けて、LFモータ71を回転するための電気信号を形成する。この電気信号を受けてLFモータ71が回転する。LFモータ71の回転力が給紙ローラ25、搬送ローラ60、排紙ローラ62及び第1ローラ45へ伝達される。
ASIC93は、CPU88からの指令に従い、CRモータ95に通電する相励磁信号等を生成する。この信号は、CRモータ95の駆動回路96に付与され、この駆動回路96を介して駆動信号がCRモータ95に通電される。このようにして、CRモータ95の回転制御が行われる。
駆動回路96は、ASIC93からの出力信号を受けて、CRモータ95を回転するための電気信号を形成する。この電気信号を受けてCRモータ95が回転する。CRモータ95の回転力は、所要の駆動機構を介してキャリッジ38へ伝達され、これにより、キャリッジ38が往復動される。
駆動回路97は、インクジェット記録ヘッド39を所定のタイミングで駆動させるものである。CPU88から出力される駆動制御手順に基づいて、ASIC93が出力信号を生成する。この出力信号に基づいて駆動回路97がインクジェット記録ヘッド39を駆動制御する。駆動回路97から出力される信号は、制御部84を構成する上記メイン基板からヘッド制御基板へ伝送される。これにより、インクジェット記録ヘッド39は、所定のタイミングで各色インクを記録用紙に対して選択的に吐出する。この駆動回路から出力される信号は、インクジェット記録ヘッド39からのインクの吐出量を決定する。
搬送ローラ60の回転量を検出するロータリーエンコーダ87、キャリッジ38の位置検知を行うリニアエンコーダ85、記録用紙の先端及び後端の検出を行うレジセンサ102、プラテン42上の記録用紙の存在を検出するメディアセンサ86、画像記録時の雰囲気湿度を検出する湿度センサ106がASIC93に接続されている。
前述のように、操作パネル40やパソコンに内蔵されているプリンタドライバ等によって記録用紙の種類が決定された場合、このデータは、一旦RAM90に記憶され、両面印刷処理に利用される。さらに、ファクシミリ機能を実現するためのNCU(Network Control Unit)100やモデム(MODEM)101、パラレルインターフェイス98、USBインターフェイス99もASIC93に接続され得る。
次に、複合機10が記録用紙の両面に画像を形成するとき(両面印刷モードが設定されているとき)に実行する処理を図8〜図10のフローチャートに基づいて説明する。
まず、処理の全体を図8のフローチャートに基づいて説明する。図8のステップ100では、記録用紙の表面に画像を形成する。具体的には、記録用紙を給紙トレイ20から引き出し、搬送路23に沿って搬送し、記録部24に至らせる。記録部24は、記録用紙の表面に画像を形成する。このとき、表面に形成される画像は、予め表面に形成するように設定されているものである。
画像を形成するとき、記録用紙は間欠的に送られ、記録用紙が停止している状態でキャリッジ38がスライドして画像が形成される。具体的には、上記キャリッジ38がスライドしつつインクジェット記録ヘッド39からインク滴が吐出されるときは、記録用紙が停止される。また、インクジェット記録ヘッド39からインク滴が吐出されていないときには、記録用紙が所定の改行幅だけ送られる。
ステップ110では、所定の維持処理を実行する。なお、この維持処理の実行については後に詳述する。
ステップ120では、表面に対する画像形成が終了した後、所定のインク乾燥時間A(待機時間)が経過してから、記録用紙の裏面に画像を形成する。具体的には、まず、図2に示すように、記録用紙を、第1ローラ45及び第2ローラ46によって挟持され、記録用紙先端が、排紙トレイ21に達するまで搬送する。次に、第1ローラ45及び第2ローラ46の回転方向を逆転し、記録用紙を、反転案内部16に送り、給紙トレイ20上に戻す。このとき、記録用紙の表裏は、当初とは反転している。
次に、前記ステップ100と同様に、記録部24により記録用紙の裏面に画像を形成する。なお、裏面に形成する画像は、予め裏面に形成するように設定されているものである。その後、記録用紙を、記録部24から搬送方向下流側へ搬送し、排紙トレイ21へ排出する。なお、上述したインク乾燥時間Aは、前記ステップ110の維持処理実行において設定されるものである。
次に、図9及び図10のフローチャートに基づいて、上述した維持処理の実行を説明する。
図9のステップ200では、記録用紙の表面に付与されたインクが乾燥するために必要な時間であるインク乾燥時間Aを算出する。具体的には、まず、表面に画像を形成するために用いる画像データから、表面に付与されるインクの付与量(インク付与総量)を算出し、次に、インク付与総量及び記録用紙の種類から、表1に示すテーブルに基づき、インク乾燥時間Aを算出する。
Figure 2009056705
なお、表1に示すテーブルは予めROM89(図7参照)に記憶されている。また、記録用紙の種類は、ユーザが操作パネル40を操作することによって設定される。
上記表1において、m1<m2<m3、Ta1<Ta2<Ta3<Ta4、Tb1<Tb2<Tb3<Tb4、Tc1<Tc2<Tc3<Tc4である。
ステップ210では、予め記憶されている全ての維持処理のうちから、現時点で実施する必要がある維持処理を抽出する。すなわち、複合機10は、複合機10(特にプリンタ部11)の性能を維持するための複数の維持処理((1)キャリッジ速度変動ムラ検出処理、(2)カム負荷測定処理、(3)プラテン汚れ検出処理、(4)廃液フォーム状態検出処理、(5)フラッシング、(6)通常パージ、(7)強力パージ)のそれぞれ実行するためのプログラムをROM89(図7参照)に記憶しているが、それら複数の維持処理のうち、現時点で実行すべきものを抽出する。なお、上記(1)〜(7)の各維持処理については後に詳述する。
本ステップ210の処理を図10のフローチャートに基づいて詳細に説明する。
ステップ300では、現在時間が、前回キャリッジ(CR)速度変動ムラ検出を実施した時間から5日以上経過しているか否かを判断する。経過している場合はステップ310にてキャリッジ速度変動ムラ検出実行フラグをセットしてから、ステップ320に進む。一方、5日以上経過していない場合はそのままステップ320に進む。
ステップ320では、現在時間が、前回カム負荷測定を実施した時間から10日以上経過しているか否かを判断する。経過している場合はステップ330にてカム負荷測定実行フラグをセットしてから、ステップ340に進む。一方、10日以上経過していない場合はそのままステップ340に進む。
ステップ340では、現在時間が、前回プラテン汚れ検出を実施した時間から10日以上経過しているか否かを判断する。経過している場合はステップ350にてプラテン汚れ検出実行フラグをセットしてから、ステップ360に進む。一方、10日以上経過していない場合はそのままステップ360に進む。
ステップ360では、現在時間が、前回廃液フォーム状態検出を実施した時間から20日以上経過しているか否かを判断する。経過している場合はステップ370にて廃液フォーム状態検出フラグをセットしてから、ステップ380に進む。一方、20日以上経過していない場合はそのままステップ380に進む。
ステップ380では、現在時間が、前回フラッシング動作を実施した時間から1日以上経過しているか否かを判断する。経過している場合はステップ390にてフラッシング実行フラグをセットしてから、ステップ400に進む。一方、1日以上経過していない場合はそのままステップ400に進む。
ステップ400では、現在時間が、前回通常パージを実施した時間から30日以上経過しているか否かを判断する。経過している場合はステップ410にて通常パージ実行フラグをセットしてから、ステップ420に進む。一方、30日以上経過していない場合はそのままステップ420に進む。
ステップ420では、現在時間が、前回強力パージを実施した時間から60日以上経過しているか否かを判断する。経過している場合はステップ430にて強力パージ実行フラグをセットしてから、ステップ440に進む。一方、60日以上経過していない場合はそのままステップ440に進む。
なお、上述した各フラグは、EEPROM91(図7参照)にセットされる。
図9のフローチャートに戻り、ステップ220では、前記ステップ210にて実行フラグをセットした維持処理のそれぞれについて、各維持処理を実行するための所要時間と、前記ステップ200で算出したインク乾燥時間Aとを対比する。なお、各持処理を実行するための所要時間は、表2に示すテーブルの形で、ROM89(図7参照)に予め記憶されている。
Figure 2009056705
ステップ230では、前記ステップ220での対比結果に基づき、インク乾燥時間A内に実行できる(所要時間がインク乾燥時間A以下である)維持処理が少なくとも1つは有ったか否かを判断する。YESの場合はステップ240に進み、NOの場合は本処理を終了する。
ステップ240では、インク乾燥時間A内に実行できる維持処理を、優先度が高い順にソートする。なお、上記表2に示すように、全ての維持処理の優先度は予め定められ、ROM89(図7参照)に記憶されている。表2に示す優先度において「1」が最も優先度が高く、「7」が最も優先度が低い。
ステップ250では、前記ステップ230で優先度が高い順にソートした維持処理を、優先度の高い方から、合計所要時間がインク乾燥時間Aを超えない範囲で、最大限選択する。例えば、インク乾燥時間Aが100秒であり、優先度が最も高い維持処理の所要時間が60秒、優先度が2番目に高い維持処理の所要時間が10秒、優先度が3番目に高い維持処理の所要時間が40秒である場合、優先度が最も高い維持処理と、優先度が2番目に高い維持処理との合計所要時間は70秒であり、インク乾燥時間Aを越えないが、さらに、優先度が3番目に高い維持処理まで加えると、合計所要時間が110秒となり、インク乾燥時間Aを越えてしまうので、この場合は、優先度が最も高い維持処理と、優先度が2番目に高い維持処理とを選択する。
ステップ260では、前記ステップ250で選択した維持処理の全てを、優先度が高い順に実行する。
ステップ270では、実行した各維持処理の実行時刻をEEPROM91(図7参照)に記憶する。
ステップ280では、前記ステップ210でセットしたフラグをOFFにする。
なお、複合機10は、片面印刷モードが設定されているときは、公知の方法で記録用紙の片面のみに画像を形成することができるが、その処理については記載を省略する。
複合機10が実行可能な各維持処理を図3〜図4に基づいて説明する。
(1)キャリッジ速度変動ムラ検出処理
まず、キャリッジ速度変動ムラ検出処理に関連する部分の構成及び動作を説明する。制御部84(図7参照)は、リニアエンコーダ85を用いて、往復動の経路における複数の点において、キャリッジ38の位置を検出する。そして、制御部84は、その検出した位置と、検出したときの時刻とに基づいて、往復動の経路におけるキャリッジ38の速度変動ムラを検出する。キャリッジ38の速度変動ムラが所定の閾値を越える場合は、その旨を操作パネル40により報知する。
(2)カム負荷測定処理
制御部84は、カム負荷測定処理を行うとき、キャリッジ38を移動させて当接レバー(図示せず)を押し、リフトアップ機構155を動作させる。そして、このときのキャリッジ38の速度を、リニアエンコーダ85を用いて検出する。リフトアップ機構155の動作における負荷(カム負荷)が大きいほど、当接レバーを押すときのキャリッジ38の速度は小さくなるから、キャリッジ38の速度を検出することにより、リフトアップ機構155の動作における負荷を検出することができる。カム負荷が所定の閾値を越える場合は、その旨を操作パネル40により報知する。
(3)プラテン汚れ検出処理
制御部84は、プラテン汚れ検出処理を行うとき、プラテン42上に記録用紙Pがない状態で、メディアセンサ86の出力値を検出する。プラテン42の汚れが激しいほど、メディアセンサ86の出力値は小さくなるから、この出力値により、プラテン42の汚れを判断することができる。プラテン42の汚れが所定の閾値を越える場合は、その旨を操作パネル40により報知する。
なお、メディアセンサ86は、プラテン42上に記録用紙Pが搬送されている場合と、搬送されていない場合との出力値の差に基づき、プラテン42上の記録用紙の存在の有無を検出する機能も有する。
(4)廃液フォーム状態検出処理
制御部84は、廃液フォーム状態検出処理を行うとき、メディアセンサ86が廃インクトレイ57の真上に位置するように、キャリッジ38を移動させる。そして、メディアセンサ86を用いて、廃インクトレイ57からの反射光を検出する。廃インクトレイ57に吐出されたインクの量が多いほど、メディアセンサ86の出力値は小さくなるから、この出力値により、廃インクトレイ57の状態を検出することができる。廃液フォームに付着したインクの量が所定の閾値を越える場合は、その旨を操作パネル40により報知する。
(5)フラッシング
制御部84は、インクジェット記録ヘッド39が廃インクトレイ57の真上に位置するように、キャリッジ38を移動させる。そして、インクジェット記録ヘッド39に、インクの空吐出(フラッシング)をさせる。吐出されたインクは、廃インクトレイ57に付着する。なお、このフラッシングは、インクジェット記録ヘッド39の性能を維持するためのメンテナンス処理である。
(6)通常パージ及び(7)強力パージ
キャリッジ38を、インクジェット記録ヘッド39がノズルキャップ152及び排気キャップ153上に位置するように移動させ、ノズルキャップ152及び排気キャップ153を、インクジェット記録ヘッド39のノズル面及びポートに密着させる。この状態で、ポンプ154の吸引動作によりインクジェット記録ヘッド39から気泡等の吸引除去(パージ)を行う。なお、吸引力が比較的弱い場合が通常パージであり、吸引力が通常パージよりも強い場合が強力パージである。なお、この通常パージ及び強力パージは、インクジェット記録ヘッド39の性能を維持するためのメンテナンス処理である。
複合機10は以下の効果を奏する。
(i)複合機10は、記録用紙の表面への画像形成と、裏面への画像形成との間のインク乾燥時間A内に、複合機10の性能を維持するための維持処理を実行するので、インク乾燥時間Aを有効活用でき、別途、維持処理を実行する必要がない。
(ii)維持処理は、記録用紙の表面に対する画像形成が終了した後、裏面に対する画像形成が開始される前に実行されるので、裏面に形成される画像の品質を向上させることができる。
(iii)複合機10は、複数の維持処理(1)〜(7)のうち、その時点で実行すべきものだけを抽出し、実行するので、効率的な維持管理が可能となる。
(iv) 複合機10は、複数の維持処理に優先度をつけ、優先度が高い順に、実行する維持処理を選択するので、インク乾燥時間Aが短い場合であっても、効率的に維持管理が可能となる。
(v) 複合機10は、インク乾燥時間Aを、インク付与総量及び記録用紙の種類に基づいて変更し、その変更されたインク乾燥時間Aに応じて、適切な維持処理を選択するので、インク乾燥時間Aを有効に利用して効率的に維持管理を行うことができる。
尚、本発明は前記実施形態になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば、複合機10に設けたセンサにより、記録用紙の表面に対する記録状態(インクの量、インクの乾き具合等)を検出し、その検出結果に応じてインク乾燥時間A設定することができる。こうすることにより、記録用紙に実際に形成された画像の状態に応じて、適切な乾燥時間を設定することができる。
また、インク乾燥時間Aの設定方法は、上述したように、複合機10が自動的に設定する方法の他に、ユーザが操作パネル40に入力することにより、人為的に設定する方法であってもよい。
インク乾燥時間Aの設定は、上記表1に示すテーブルの代わりに、表3に示すテーブルを用いてもよい。このテーブルでは、記録用紙の種類によらずインク乾燥時間Aを設定するので、処理が簡単になる。
Figure 2009056705
なお、表3において、m1<m2<m3、T1<T2<T3<T4である。
複合機10の外観斜視図である。 複合機10の縦断面図である。 プリンタ部11の主要構成を示す平面図である。 パージ機構56の構成を示す平面図である。 キャリッジ38底面の構成を表す底面図である。 メディアセンサ86の断面構成概略を表す部分断面図である。 複合機10における制御部84の構成を示すブロック図である。 複合機10が記録用紙の両面に画像を形成するときに実行する処理を表すフローチャートである。 維持処理を表すフローチャートである。 予め記憶されている全ての維持処理のうちから、その時点で実施する必要がある維持処理を抽出する処理を表すフローチャートである。
符号の説明
10・・・複合機、11・・・プリンタ部、12・・・スキャナ部、13・・・開口、
15・・・給送部、16・・・反転案内部、20・・・給紙トレイ、
21・・・排紙トレイ、22・・・分離傾斜板、23・・・搬送路、24・・・記録部、
25・・・給紙ローラ、26・・・給紙アーム、27・・・動力伝達機構、
38・・・キャリッジ、39・・・インクジェット記録ヘッド、40・・・操作パネル、
42・・・プラテン、56・・・パージ機構、57・・・廃インクトレイ、
85・・・リニアエンコーダ、86・・・メディアセンサ、89・・・ROM、
90・・・RAM

Claims (10)

  1. 記録媒体の第1の記録面及び第2の記録面の両方に記録ヘッドからインクを吐出して画像を形成する画像形成手段を備えるインクジェット記録装置であって、
    前記第1の記録面に対する記録が終了してから、前記第2の記録面に対する記録が開始されるまでの間に前記記録媒体を所定の待機時間待機させる待機手段と、
    前記待機時間内に、前記インクジェット記録装置の性能を維持するための維持処理を実行する維持処理実行手段と、
    を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記維持処理は、前記画像形成手段の性能を維持するための画像形成手段維持処理であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記画像形成手段維持処理は、前記記録ヘッドのメンテナンス処理であることを特徴とする請求項2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記維持処理を複数記憶する維持処理記憶手段と、
    前記維持処理記憶手段に記憶された維持処理のそれぞれについて、実行すべきか否かを記憶する維持処理可否記憶手段と、
    前記維持処理記憶手段に記憶された複数の維持処理のうち、前記維持処理可否記憶手段に実行すべきと記憶された維持処理から、前記待機時間内に実行可能な維持処理を選択する維持処理選択手段とを備え、
    前記維持処理実行手段は、前記維持処理選択手段によって選択された維持処理を実行することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記維持処理記憶手段に記憶された複数の維持処理について、実行する優先度を予め記憶した優先度記憶手段を備え、
    前記維持処理選択手段は、前記優先度記憶手段に記憶された優先度の高い順に、前記待機時間内に実行可能な維持処理を選択することを特徴とする請求項4記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記維持処理記憶手段に記憶された複数の維持処理のそれぞれについて、処理時間を記憶する処理時間記憶手段を備え、
    前記維持処理選択手段は、前記待機時間内に実行可能な維持処理を、前記処理時間記憶手段に記憶された処理時間に基づいて選択することを特徴とする請求項4または5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記待機時間を変更する待機時間変更手段を備え、
    前記維持処理選択手段は、前記維持処理記憶手段に記憶された複数の維持処理のうち、前記待機時間変更手段により変更された前記待機時間内に実行可能な維持処理を選択することを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記待機時間変更手段は、前記記録媒体の第1の記録面における記録状態に応じて前記待機時間を変更させるものであることを特徴とする請求項7記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記記録媒体の第1の記録面における記録状態は、前記記録媒体へ画像を形成するために用いられる画像データのデータ量に基づいて算出されることを特徴とする請求項8記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記記録媒体の第1の記録面における記録状態を検出する検出手段を備えることを特徴とする請求項8記載のインクジェット記録装置。
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