JP2005125750A - インクジェット記録装置および当該装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 インクを吐出する記録ヘッドにより記録媒体の表面に記録を行った後、記録媒体を反転させて記録媒体の裏面に記録を行うようにしたインクジェット記録装置において、記録媒体の表面に対応する領域を複数に分割してなる単位領域毎に、当該単位領域に付与されるべきインク量に関連する情報を取得し、その取得情報に基づいて、記録媒体の表面への記録に関わる動作の終了から記録媒体の裏面への記録に関わる動作の開始までの時間である動作停止時間の長さを決定する。
【選択図】 図9
Description
給紙部2は、記録媒体Pを積載する圧板21と、記録媒体Pを給送する給送回転体22とがベース20に取り付けられた構成となっている。圧板21には可動サイドガイド23が移動可能に設けられており、この可動サイドガイド23が記録媒体Pの積載位置を規制している。圧板21はベース20に結合された回転軸21aを中心に回転可能で、圧板バネ24により給送回転体22に向けて付勢されている。給送回転体22と対向する圧板21の部位には、記録媒体Pの重送を防止するために人工皮等の摩擦係数の大きい材質からなる分離パッド25が設けられている。さらに、ベース20には、記録媒体Pの一方向の角部を覆い、記録媒体Pを一枚ずつ分離するための分離爪26、この分離爪26が使えない厚紙等を分離するためにベース20に一体形成された土手部27、普通紙ポジションでは分離爪26が作用し、厚紙ポジションでは分離爪26が作用しないように切り換えるための切り替えレバー28、圧板21と給送回転体22の当接を解除するリリースカム29が設けられている。
送紙部3は、記録媒体Pを搬送する搬送ローラ36とPEセンサー32を有している。搬送ローラ36にはこれに従動して回転するピンチローラ37が設けられている。
キャリッジ部5は、記録ヘッド7を交換可能に装着するキャリッジ50を有している。そしてキャリッジ50は、記録媒体Pの搬送方向(副走査方向)に対して直交する主走査方向に延出するガイド軸81と記録ヘッド7と記録媒体Pとの隙間を維持するガイドレール82とによって主走査方向に移動可能に支持されている。なお、これらガイド軸81及びガイドレール82はシャーシ8に取り付けられている。また、キャリッジ50はシャーシ8に取り付けられたキャリッジモーター(不図示)によりタイミングベルト83を介して駆動される。このタイミングベルト83は、アイドルプーリー84の間に適度な張りをもたせて支持されている。さらに、キャリッジ50には、電気基板9から記録ヘッド7へヘッド駆動信号を伝えるためのフレキシブル基板56が接続されている。
クリーニング部6は、記録ヘッド7のクリーニングを行うポンプ60と、記録ヘッド7の乾燥を抑えるためのキャップ61と、搬送ローラ36の回転駆動力を給紙部2およびポンプ60に切り換える駆動切り替えアーム62とから構成されている。給紙、クリーニング以外の時は、駆動切り替えアーム62が、搬送ローラ36の軸心を中心に回転する遊星ギア(不図示)を所定位置に固定しているので、給紙部2及びポンプ60に駆動力は伝達されない。キャリッジ50が移動することで、駆動切り替えアーム62を矢印A方向に移動させると、遊星ギアがフリーになるので搬送ローラ36の正転、逆転に応じて不図示の遊星ギアが移動し、搬送ローラ36が正転したときは給紙部2に駆動力が伝達され、逆転したときはポンプ60に駆動力が伝達されるようになっている。
排紙部4には2本の排紙ローラ41,41Aが副走査方向の異なる位置に並設されると共に、搬送ローラ36と排紙ローラ41に当接する伝達ローラ40と、排紙ローラ41と排紙ローラ41Aに当接する伝達ローラ40Aとが設けられている。従って、搬送ローラ36の回転駆動力が伝達ローラ40を介して排紙ローラ41に伝達され、さらにその回転駆動力は伝達ローラ40Aを介して排紙ローラ41Aに伝達される。
記録媒体反転部9は、前記第1の搬送経路に連なる給紙用搬送経路94と、前記搬送ローラ36およびインクジェット記録装置1の背面側(図2において右側)に位置する反転ユニット90とから構成される。ここで、反転ユニット90は、用紙押えローラ95と、反転用小ローラ92と、ループ状の反転用搬送経路93と、反転用大ローラ91とから構成されている。搬送ローラ36は、モーターによって正方向および逆方向に回転駆動が可能である。なお、前記給紙用搬送経路94と前記反転用搬送経路93とにより第2の搬送経路が形成されている。また、反転ユニット90は、記録装置に対し装着可能に構成されている。
式(1):記録比率=(単位領域内の実際の記録ドット数)÷(単位領域内の記録可能ドット数)×100
記録比率についてより具体的に説明すると、図5に示すように、160個のノズルのノズル列幅を持った記録ヘッドにおいて、10msecの間(10kHzで記録ヘッドの駆動を行った場合、主走査方向において100ドット幅に相当する)の記録ドット数をカウントし、そのカウント値と時間(10msec)とに基づき単位領域の記録比率を算出することが可能となる。この場合、単位領域に相当するドットカウント領域W(検出領域)内の総ドット数は160×100=16000ドットとなり、この検出領域の範囲内に16000ドットが記録される場合に記録比率100%として定義し、各単位領域における記録比率を計算している。
まず、本発明の第1の実施形態における特徴事項について説明する。
ところで、上記実施形態では一定の動作停止時間Tを設定しているが、厳密に考えれば、単位面積当たりのインク付与量の多少に応じて、インクの乾燥(あるいは定着)に要する時間も多少するはずである。従って、インクの乾燥時間を必要最小限にするためには、インク付与量の多少に応じて動作停止時間Tの長さを可変に設定することが好ましい。つまり、インク付与量が多ければその分動作停止時間Tを長く設定し、インク付与量が少なければその分動作停止時間Tを短く設定するのである。
上記では、表面の記録に関わる動作と裏面の記録に関わる動作との間に一定の動作停止時間Tを設けるものとしたが、インクの種類に応じて動作停止時間Tを設けるか否かを制御するようにすることも可能である。すなわち、インクジェット記録装置にて使用されるインクには、定着性の良い浸透系のインク(例えば、染料インク)と、定着性の悪い上乗せ系のインク(例えば、顔料インク)とがある。このうち、染料インクは記録媒体Pに対して浸透性が高く定着性が良いが、顔料インクは浸透性が低いので定着性が悪い。このため、前述のように動作停止時間を設けることによるスループットの低下を抑えることを考えると、使用するインクによっては、必ずしも動作停止時間を設ける必要がない場合、あるいは動作停止時間を短縮させることが可能な場合もある。
また、記録媒体Pの性質によっても、インクの定着性は異なるため、記録媒体Pの種類に応じて動作停止時間を変更し、無駄な定着時間が費やされるのを防止し、スループットの向上を図るようにすることも可能である。例えば、記録媒体Pの定着性の高さが、記録媒体C<記録媒体B<記録媒体Aである場合、前述の動作停止時間Tに対し、インクの定着に必要な動作停止時間を、記録媒体Aを使用する場合には3秒、記録媒体Bを使用する場合には5秒、記録媒体Cを使用する場合には8秒をそれぞれ前述の動作停止時間Tに加えるという補正を行い、その補正後の動作停止時間の経過後に裏面の記録に関する動作(搬送動作、反転搬送動作)を行うようにすることが考えられる。
また、記録媒体におけるインクの定着性は、記録媒体に記録される文字などのフォントサイズによっても変化するため、これに応じて動作停止時間を補正しても良い。例えば、(フォントサイズ)≦25の場合は、動作停止時間へ追加する時間は0秒、25<(フォントサイズ)≦50の場合は、動作停止時間へ追加する時間は3秒、50<(フォントサイズ)の場合は、動作停止時間へ追加する時間は5秒といったように補正しても良い。
なお、表面への記録に関わる動作の終了後の動作停止状態となっている時において、ドライバや本体におけるLEDなどの表示手段を用いて、動作停止中であることをユーザーへ示すようにすれば、その停止動作が装置の誤動作よる停止か、定着のための停止動作かをユーザーに判断させることも可能となり、信頼性およびメンテナンス性を高めることができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態における変形例について図17のフローチャートを参照しながら説明する。図17において、まず、ステップE1では、記録媒体の第一記録面(表面)を構成する複数の制御領域それぞれについて、最大ドット数Dmaxおよびその単位領域を記録した時のタイマー値Tsをそれぞれ取得する。
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。この第3の実施形態では、単位領域毎のインク付与量に関連する情報のみならず、使用されるインクの定着性に関連する情報も考慮して、動作停止時間を決定している。
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。
上記各実施形態においては、記録ドット数、記録比率、環境温度、および記録ヘッド温度などを勘案して、表面記録から裏面記録へと移行するまでの間における動作停止時間を設定するようにしたが、この第5の実施形態のように、表面への記録を行う場合と、裏面への記録を行う場合とで適用するインクを変更することにより、より効率的に記録動作を行うようにすることも可能である。
(1)片面記録時は、顔料系Bkのみを使用し、両面記録時は、染料系のPhotoBKのみを使用する。
(2)片面記録時は、顔料系のBkインクのみを使用し、両面記録時は、染料系のPhotoBKインクとPcBkインクとを併用する。
(3)片面記録時は、顔料系Bkインクのみを使用し、両面記録を行う時は、顔料系Bkと、染料系のPhotoBKインクと、PcBkインクとを併用する。
上述した実施形態では、反転ユニット90が記録装置に対し装着可能な形態であるとして説明したが、記録装置と一体化していてもよい。その場合、自動両面記録部9が装置に内蔵することになる。
以下、本発明の実施態様を列挙する。
インクを吐出するための記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させ、当該記録媒体の一方の面および他方の面に対して記録を行うことが可能なインクジェット記録装置であって、
前記記録媒体の一方の面に対応した領域を複数に分割することで得られる各単位領域毎に、当該単位領域に付与されるべきインク量に関する情報を取得する取得手段と、
前記記録媒体の一方の面に対する記録に関わる動作が終了してから、当該記録媒体の他方の面に対する記録に関わる動作が開始されるまでの時間の長さを決定するに際し、前記取得手段が取得した各単位領域毎のインク付与量に関する情報に基づいて前記時間の長さを決定する決定手段と、
を備えることを特徴とするインクジェット記録装置。
上記実施態様1において、前記記録媒体の一方の面に対する記録に関わる動作の終了とは、前記一方の面に対する前記記録ヘッドの最終の走査が終了し記録動作が停止した時点であり、
前記他方の面に対する記録に関わる動作の開始とは、他方の面への記録に必要な搬送動作が開始された時点である。
上記実施態様1において、前記記録媒体の一方の面に対する記録に関わる動作の終了とは、前記一方の面に対する前記記録ヘッドの最終の走査が終了し記録動作が停止した時点であり、
前記他方の面に対する記録に関わる動作の開始とは、前記一方の面に記録がなされた記録媒体を反転させるための搬送動作が開始された時点である。
インクを吐出するための記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させ、当該記録媒体の一方の面および他方の面に対して記録を行うことが可能なインクジェット記録装置であって、
記録媒体の一方の面に記録を行った後、当該一方の記録が行われた記録媒体を装置外へ排出する片面記録モードと、前記記録媒体の一方の面に記録を行った後、当該記録が行われた記録媒体を装置内で反転させ、当該記録媒体の他方の面に記録を行う両面記録モードのうち、指定された記録モードを判断する判断手段と、
前記両面記録モードが指定された場合、前記記録媒体の一方の面に対応した領域を複数に分割することで得られる各単位領域毎に、当該単位領域に付与されるべきインク量に関する情報を取得する取得手段と、
前記記録媒体の一方の面に対する記録に関わる動作を停止した後、再度搬送動作が開始されるまでの時間の長さを決定する決定手段とを有し、
前記決定手段は、前記取得手段が取得した各単位領域毎のインク付与量に関する情報に基づいて前記時間の長さを決定することを特徴とするインクジェット記録装置。
上記実施態様1〜4のいずれかにおいて、前記取得手段は、前記単位領域に対応する2値データの数をカウントすることによって前記インク付与量に関する情報を取得する。
上記実施態様1〜4のいずれかにおいて、前記取得手段は、前記単位領域に対応する多値データの濃度レベルに基づいて前記インク付与量に関する情報を取得する。
上記実施態様1〜6のいずれかにおいて、前記決定手段は、前記取得手段が取得したインク付与量に関する情報が示す付与量が多い程、前記時間の長さをより長い時間に定める。
上記実施態様1〜6のいずれかにおいて、前記決定手段は、複数の単位領域のうち、最大のインク付与量を示す単位領域の位置に基づいて、前記時間の長さを決定する。
上記実施態様1〜6のいずれかにおいて、前記記録媒体の一方の面に対応した領域を副走査方向に複数に分割することで得られる複数の制御領域それぞれについて、最大のインク付与量を示す単位領域の位置に関連する情報とその最大のインク付与量に関連する情報とを記憶する記憶手段を更に備え、
前記決定手段は、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて前記時間の長さを決定する。
上記実施態様1〜6のいずれかにおいて、
前記決定手段は、前記単位領域それぞれに対応する前記インク付与量に関連する情報のうち、最大のインク付与量を示す情報に基づいて、前記時間の長さを決定する。
第1の搬送経路によって沿って搬送される記録媒体の一方の面に対し記録ヘッドからインクを吐出して記録を行った後、前記第1の搬送経路と少なくとも一部が異なる第2の搬送経路に沿って記録媒体を搬送し、その後、当該記録媒体の他方の面に対し前記記録ヘッドによって記録を行うようにしたインクジェット記録装置において、
前記記録媒体の一方の面に対応した領域を複数に分割することで得られる各単位領域毎に、当該単位領域に付与されるべきインク量に関する情報を取得する取得手段と、
前記取得されたインク付与量に関連する情報に基づき、動作停止時間を決定する決定手段と、
前記記録媒体の一方の面への記録に関わる動作の終了後、前記決定された動作停止時間が経過するまで、前記一方の面への記録がなされた記録媒体の前記第2の搬送経路に沿った搬送動作を開始しないように制御する動作停止手段と、
を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
上記実施態様11において、前記第2の搬送経路は、前記一方の面への記録がなされた記録媒体を反転させる反転経路を含む。
上記実施態様11において、前記動作停止時間は、インクの種類に関する情報、記録媒体の種類に関する情報、フォントサイズに関する情報、前記記録ヘッドの周囲の環境温度に関する情報、前記記録ヘッドの温度に関する情報の内の少なくとも1つの情報および、前記インク付与量に関連する情報に基づいて変更される。
上記実施態様11において、前記動作停止手段による動作停止状態である旨を表示する表示手段を更に備える。
記録媒体を第1の搬送経路に沿って搬送する第1の搬送手段と、前記第1の搬送経路と少なくとも一部が異なる第2の搬送経路に沿って記録媒体を搬送する第2の搬送手段とを備え、前記第1の搬送手段に沿って搬送される記録媒体の裏面に定着性の異なる種類のインクを吐出可能な複数の記録ヘッドの少なくとも一つによって記録を行った後、第2の搬送手段によって第2の搬送経路に沿って記録媒体を搬送し、その記録媒体の裏面に対し前記複数の記録ヘッドの中の少なくとも一つによって記録を行うようにしたインクジェット記録装置において、
前記各記録ヘッドから吐出させるインクの吐出比率を制御する吐出制御手段を備え、
前記吐出制御手段は、前記記録媒体の表面と裏面とのうち、少なくとも表面に対して定着性の異なる複数種のインクを吐出させることを特徴とするインクジェット記録装置。
上記実施態様15において、前記吐出制御手段は、前記記録媒体の表面および裏面に対して定着性の異なるインクを吐出させ、かつ前記表面において吐出される定着性の異なるインクの各々の吐出比率を、前記裏面において吐出される定着性の異なるインクの各々の吐出比率と異らせる。
上記実施態様15または16において、前記吐出制御手段は、記録媒体に吐出する顔料系のBkインクと染料系のPCBkインクの吐出比率を、記録媒体の表面への記録時と裏面への記録時とで変更する。
実施態様15ないし17のいずれかにおいて、前記吐出制御手段は、記録媒体の表面への記録時に吐出する顔料系のBkインクの吐出比率を裏面への記録時に吐出する顔料系のBkインクの吐出比率より高く、記録媒体の表面への記録時に吐出する染料系のPCBkの吐出比率を裏面への記録時に吐出する染料系のPCBkの吐出比率より低く制御する。
記録媒体を第1の搬送経路に沿って搬送する第1の搬送手段と、前記第1の搬送経路と少なくとも一部が異なる第2の搬送経路に沿って記録媒体を搬送する第2の搬送手段とを備え、前記第1の搬送手段に沿って搬送される記録媒体の裏面に定着性の異なる複数種のインクを吐出可能なインクジェット記録ヘッドによって記録を行った後、第2の搬送手段によって第2の搬送経路に沿って記録媒体を搬送し、その記録媒体の裏面に対し前記インクジェット記録ヘッドによって記録を行うようにしたインクジェット記録装置において、
前記各インクジェット記録ヘッドから吐出させるインクを選択する吐出制御手段とを備え、
前記吐出制御手段は、前記記録媒体の表面への記録時において、裏面への記録時に吐出させるインクよりも定着性の高いインクを吐出させることを特徴とするインクジェット記録装置。
記録媒体を第1の搬送経路に沿って搬送する第1の搬送手段と、前記第1の搬送経路と少なくとも一部が異なる第2の搬送経路に沿って記録媒体を搬送する第2の搬送手段とを備え、前記第1の搬送手段に沿って搬送される記録媒体の裏面に定着性の異なる複数種のインクを吐出可能なインクジェット記録ヘッドによって記録を行った後、第2の搬送手段によって第2の搬送経路に沿って記録媒体を搬送し、その記録媒体の裏面に対し前記インクジェット記録ヘッドによって記録を行うようにしたインクジェット記録装置において、
前記各インクジェット記録ヘッドから吐出させるインクを選択する吐出制御手段とを備え、
前記吐出制御手段は、片面記録、両面記録において吐出させるインクを、顔料Bk、染料系のPhotoBk、染料系のPCBkの中から選択することを特徴とするインクジェット記録装置。
インクを吐出するための記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させ、当該記録媒体の一方の面および他方の面に対して記録を行うことが可能なインクジェット記録装置を制御するための方法であって、
前記記録媒体の一方の面に対応した領域を複数に分割することで得られる各単位領域毎に、当該単位領域に付与されるべきインク量に関する情報を取得する取得工程と、
前記記録媒体の一方の面に対する記録に関わる動作が終了してから、当該記録媒体の他方の面に対する記録に関わる動作が開始されるまでの時間の長さを決定するに際し、前記取得工程において取得した各単位領域毎のインク付与量に関する情報に基づいて前記時間の長さを決定する決定工程と、
を有することを特徴とするインクジェット記録装置の制御方法。
2 給紙部
3 送紙部
4 排紙部
5 キャリッジ部
6 クリーニング部
7 記録ヘッド
9 自動両面記録部
36 搬送ローラ
90 反転ユニット
93 反転用搬送経路
94 給紙用搬送経路
Claims (15)
- インクを吐出するための記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させ、当該記録媒体の一方の面および他方の面に対して記録を行うことが可能なインクジェット記録装置であって、
前記記録媒体の一方の面に対応した領域を複数に分割することで得られる各単位領域毎に、当該単位領域に付与されるべきインク量に関する情報を取得する取得手段と、
前記記録媒体の一方の面に対する記録に関わる動作が終了してから、当該記録媒体の他方の面に対する記録に関わる動作が開始されるまでの時間の長さを決定する決定手段とを備え、
前記決定手段は、前記取得手段が取得した各単位領域毎のインク付与量に関する情報に基づいて前記時間の長さを決定することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記記録媒体の一方の面に対する記録に関わる動作の終了とは、前記一方の面に対する前記記録ヘッドの最終の走査が終了し記録動作が停止した時点であり、
前記他方の面に対する記録に関わる動作の開始とは、他方の面への記録に必要な搬送動作が開始された時点であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - 前記記録媒体の一方の面に対する記録に関わる動作の終了とは、前記一方の面に対する前記記録ヘッドの最終の走査が終了し記録動作が停止した時点であり、
前記他方の面に対する記録に関わる動作の開始とは、前記一方の面に記録がなされた記録媒体を反転させるための搬送動作が開始された時点であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。 - インクを吐出するための記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させ、当該記録媒体の一方の面および他方の面に対して記録を行うことが可能なインクジェット記録装置であって、
記録媒体の一方の面に記録を行った後、当該一方の記録が行われた記録媒体を装置外へ排出する片面記録モードと、前記記録媒体の一方の面に記録を行った後、当該記録が行われた記録媒体を装置内で反転させ、当該記録媒体の他方の面に記録を行う両面記録モードのうち、指定された記録モードを判断する判断手段と、
前記両面記録モードが指定された場合、前記記録媒体の一方の面に対応した領域を複数に分割することで得られる各単位領域毎に、当該単位領域に付与されるべきインク量に関する情報を取得する取得手段と、
前記記録媒体の一方の面に対する記録に関わる動作を停止した後、再度搬送動作が開始されるまでの時間の長さを決定する決定手段とを有し、
前記決定手段は、前記取得手段が取得した各単位領域毎のインク付与量に関する情報に基づいて前記時間の長さを決定することを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記取得手段は、前記単位領域に対応する2値データの数をカウントすることによって前記インク付与量に関する情報を取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 前記取得手段は、前記単位領域に対応する多値データの濃度レベルに基づいて前記インク付与量に関する情報を取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 前記決定手段は、前記取得手段が取得したインク付与量に関する情報が示す付与量が多い程、前記時間の長さをより長い時間に定めることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 前記決定手段は、複数の単位領域のうち、最大のインク付与量を示す単位領域の位置に基づいて、前記時間の長さを決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 前記記録媒体の一方の面に対応した領域を副走査方向に複数に分割することで得られる複数の制御領域それぞれについて、最大のインク付与量を示す単位領域の位置に関連する情報とその最大のインク付与量に関連する情報とを記憶する記憶手段を更に備え、
前記決定手段は、前記記憶手段に記憶された情報に基づいて前記時間の長さを決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。 - 前記決定手段は、前記単位領域それぞれに対応する前記インク付与量に関連する情報のうち、最大のインク付与量を示す情報に基づいて、前記時間の長さを決定することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
- 第1の搬送経路によって沿って搬送される記録媒体の一方の面に対し記録ヘッドからインクを吐出して記録を行った後、前記第1の搬送経路と少なくとも一部が異なる第2の搬送経路に沿って記録媒体を搬送し、その後、当該記録媒体の他方の面に対し前記記録ヘッドによって記録を行うようにしたインクジェット記録装置において、
前記記録媒体の一方の面に対応した領域を複数に分割することで得られる各単位領域毎に、当該単位領域に付与されるべきインク量に関する情報を取得する取得手段と、
前記取得されたインク付与量に関連する情報に基づき、動作停止時間を決定する決定手段と、
前記記録媒体の一方の面への記録に関わる動作の終了後、前記決定された動作停止時間が経過するまで、前記一方の面への記録がなされた記録媒体の前記第2の搬送経路に沿った搬送動作を開始しないように制御する動作停止手段と、
を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記第2の搬送経路は、前記一方の面への記録がなされた記録媒体を反転させる反転経路を含むことを特徴とする請求項11に記載のインクジェット記録装置。
- 前記動作停止時間は、インクの種類に関する情報、記録媒体の種類に関する情報、フォントサイズに関する情報、前記記録ヘッドの周囲の環境温度に関する情報、前記記録ヘッドの温度に関する情報の内の少なくとも1つの情報および、前記インク付与量に関連する情報に基づいて変更されることを特徴とする請求項11に記載のインクジェット記録装置。
- 前記動作停止手段による動作停止状態である旨を表示する表示手段を更に備えたことを特徴とする請求項11に記載のインクジェット記録装置。
- インクを吐出するための記録ヘッドを記録媒体に対して相対的に走査させ、当該記録媒体の一方の面および他方の面に対して記録を行うことが可能なインクジェット記録装置を制御するための方法であって、
前記記録媒体の一方の面に対応した領域を複数に分割することで得られる各単位領域毎に、当該単位領域に付与されるべきインク量に関する情報を取得する取得工程と、
前記記録媒体の一方の面に対する記録に関わる動作が終了してから、当該記録媒体の他方の面に対する記録に関わる動作が開始されるまでの時間の長さを決定する決定工程とを有し、
前記決定工程は、前記取得工程において取得した各単位領域毎のインク付与量に関する情報に基づいて前記時間の長さを決定することを特徴とするインクジェット記録装置の制御方法。
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