JP2006036516A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単かつ安価な構成で、装置の大型化を招くことなく、厚紙やCD−Rのような厚くて高い剛性を有する記録媒体に対する記録を容易にかつ正確に行うことができるトレイ搬送機構を内蔵した記録装置を提供する。
【解決手段】トレイ103を搬送部下流側から挿入可能にするための開閉可能なトレイベース102を設けるとともに、先端部に傾斜部1051を有するリリース部材105をトレイベースに連結し、トレイベースの開き動作に連動してリリース部材を拍車ホルダ43とプラテン34との間で進入方向に移動させることにより、拍車ホルダをプラテンから離間させる。
【選択図】 図10

Description

本発明は、記録媒体を搭載したトレイを搬送しながら、当該記録媒体に記録することができる記録装置に関する。
プリンタ、画像形成装置、ファクシミリ、複写機等の記録装置によって記録される記録媒体として様々なものが提案されており、その中には、CD−RやDVDやカードのように小型で厚みのあるCD(コンパクトディスク)等の記録メディアがある。このような厚みが厚く、曲げ剛性の高い被記録媒体に記録を行うための構成として、いくつかの方式のものが実施あるいは提案されている。厚くて剛性の高い記録媒体は、通常の薄く剛性が低い記録媒体の搬送経路を同様に利用することは困難であるため、ストレートな形状の搬送パスを設け、通常の厚さの記録媒体を搬送するのと同じ搬送ローラを用いて搬送することが行われている。また、厚い記録媒体のセット性や記録中の搬送安定性を良好なものとするために、厚紙やCD、DVD等をトレイに搭載し、記録装置前面に前記トレイを案内するためのトレイベースを設けることが行われている。前記トレイベースとして、装置本体に着脱可能なもの、あるいは、装置本体に折り畳んだり収納したりして係合したままで形態を変え得るものなどがある。
特開2004−42392号公報
しかしながら、上記構成においては、厚い記録媒体に記録する際に次のような課題があった。第1に、着脱可能なトレイベースを装置本体とは別に設ける場合、使用しないときのために、別に保管場所に設ける必要が生じてしまう。第2に、トレイベースを装置本体に内蔵し、厚い記録媒体に記録するときと通常の記録媒体に記録するときとで、トレイベースの形態を変化させる構成とした場合、提案されている構成では、部品数の増加や組立て工数の増加によってコスト高になっている。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、簡単かつ安価な構成で、装置の大型化を招くことなく、厚紙やCD−Rのような厚くて高い剛性を有する記録媒体に対する記録を容易にかつ正確に行うことができるトレイ搬送機構を内蔵した記録装置を提供することである。
本発明は、上記目的を達成するため、記録媒体を搬送する搬送手段と前記記録媒体に記録を行う記録手段とを備え、搬送方向下流側から上流側へ搬送されるトレイに搭載された記録媒体に記録することが可能な記録装置において、前記トレイを搬送部下流側から挿入可能にするための開閉可能なトレイベースを設けるとともに、先端部に傾斜部を有するリリース部材を前記トレイベースに連結し、前記トレイベースの開き動作に連動して前記リリース部材を拍車ホルダとプラテンとの間で進入方向に移動させることにより、前記拍車ホルダを前記プラテンから離間させ、前記トレイベースの閉じ動作に連動して前記リリース部材を拍車ホルダとプラテンとの間で抜け出し方向に移動させることにより、前記拍車ホルダを前記プラテンへ接近させることを特徴とする。
本発明によれば、トレイベースの開閉に連動させて、傾斜部を有するリリース部材105を拍車ホルダ43とプラテン34との隙間に突入及び引き出しすることで拍車ホルダ43を昇降させ、拍車ホルダ43が下降したときにはリリース部材105を上記隙間に収納するように構成したので、簡単かつ安価な構成で、装置の大型化を招くことなく、厚紙やCD−Rのような厚くて高い剛性を有する記録媒体に対する記録を容易にかつ正確に行うことができるトレイ搬送機構を内蔵した記録装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。図1は本発明による記録装置の第1の実施形態の非使用時の状態を示す模式的斜視図であり、図2は図1の記録装置で普通紙に記録するときの状態を示す模式的斜視図である。図3は本発明による記録装置の第1の実施形態の機構部を右前方から見て示す模式的斜視図であり、図4は図3の記録装置の機構部を左前方から見て示す模式的斜視図であり、図5は本発明による記録装置の第1の実施形態の模式的縦断面図である。
図6は図1の記録装置においてトレイに搭載した記録媒体に記録するためにトレイベースを開いた状態を示す模式的斜視図であり、図7は本発明による記録装置の第1の実施形態のトレイベースを内側から見て示す模式的斜視図であり、図8は本発明による記録装置の第1の実施形態のトレイベースを外側から見て示す模式的斜視図である。図9は本発明による記録装置の第1の実施形態でトレイベースを閉じたときの状態を示す模式的縦断面図であり、図10は本発明による記録装置の第1の実施形態でトレイベースを開けたときの状態を示す模式的縦断面図である。図11は本発明による記録装置の第1の実施形態で使用されるCD搬送用のトレイを示す模式的平面図である。
図12は本発明による記録装置の第1の実施形態におけるキャリッジ昇降機構のキャリッジ下降時の状態を示す縦断面図であり、図13は本発明による記録装置の第1の実施形態におけるキャリッジ昇降機構のキャリッジ上昇時の状態を示す縦断面図である。図14は図5に示す記録装置においてトレイ上の記録メディアに記録するときに退避パスが形成される状態を示す模式的縦断面図である。図15は図9中の線15−15に沿った模式的断面図であり、図16は図10中の線16−16に沿った模式的断面図である。
以下、図1〜図16を参照して本発明の第1の実施形態を説明する。図3〜図5において、記録装置1は、給紙装置2、送紙部3、排紙部4、キャリッジ部5、回復ユニット部6、記録手段7、両面搬送部8、外装・電気部9、トレイ搬送部10から構成されている。そこで、これらを項目に分けて概略を順次説明していく。なお、本実施形態では、記録装置がインクジェット記録装置である場合を例示する。
給紙部2は、記録媒体であるシート材Pを積載する圧板21、シート材Pを給紙する給紙ローラ28、シート材Pを分離する分離ローラ241、シート材Pを積載位置に戻すための戻しレバー22等をベース20に取り付けて構成されている。。積載されたシート材Pを保持するための多段式の給紙トレイ26がベース20又は外装に取り付けられており、シート材Pを積載するときには引き出して使用される。給紙ローラ28は断面円弧状の棒部材で形成されている。給紙ローラ28の用紙基準寄りの位置に1つのローラゴム281が設けられており、シート材Pはローラゴム281によって送給される。給紙ローラ28の駆動は、給紙部2に設けられた給紙モータ(APモータ)273から駆動伝達ギア及び遊星ギア272を介して伝達される。本実施形態では、上記給紙モータ273は回復ユニット6の駆動モータとしても機能する。
圧板21には、シート材Pの積載位置を規制するための可動サイドガイド23がシート材幅方向に移動可能に装着されている。圧板21はベース20に設けられた回転軸を中心に回転可能に支持されており、圧板バネ212により給紙ローラ28に付勢される。給紙ローラ28と対向する圧板21の部位には、積載最終近くのシート材Pの重送を防止する人工皮等の摩擦係数の大きい材質から成る分離シート213が設けられている。圧板21は、圧板カム214によって給紙ローラ28に当接及び離間される。
さらに、シート材Pを1枚ずつ分離するための分離ローラ241を保持する分離ローラホルダ24がベース20に設けられた回転軸を中心に回転可能に支持されている。分離ローラ241は分離ローラバネにより給紙ローラ28に付勢されている。分離ローラ241にはクラッチバネが取り付けられており、所定以上の負荷がかかると、分離ローラ241支持部分が回転する構成になっている。分離ローラ241は、分離ローラリリースシャフト244とコントロールカム25によって給紙ローラ28に当接、離間できるように構成されている。上記の圧板21、戻しレバー22、分離ローラ241等の位置はASFセンサ29によって検知されている。
シート材Pを積載位置に戻すための戻しレバー22は、回転可能にベース20に取り付けられ、解除方向に戻しレバーバネ221で付勢されている。また、戻しレバー22は、シート材Pを戻す時、前記コントロールカム25によって回転する。通常の待機状態では、圧板21は圧板カム214でリリースされ、分離ローラ241はコントロールカム25でリリースされる。戻しレバー22はシート材Pを戻して積載する時にシート材Pが奥に入らないように積載口を塞ぐような積載位置に設けられている。この状態から給紙が始まる。上記APモータの駆動によって、まず分離ローラ241が給紙ローラ28に当接する。そして、戻しレバー22がリリースされ、圧板21が給紙ローラ28に当接する。
この状態でシート材Pの給紙が開始される。送り出されるシート材Pの枚数はベース20に設けられた前段分離部で制限され、所定枚数のみが給紙ローラ28と分離ローラ241のニップ部に送られる。送られたシート材Pはこのニップ部で分離され、最上位のシート材Pのみが搬送される。送り出されたシート材Pが搬送ローラ36とピンチローラ37の間まで到達すると、圧板21は圧板カムによって、分離ローラ241はコントロールカム25によって、それぞれリリースされる。戻しレバー22はコントロールカム25によって積載位置に戻る。この時、給紙ローラ28と分離ローラ241のニップ部近傍まで送り出された余分のシート材Pは積載位置まで戻される。
送紙部3は板金の成形品から成るシャーシ11に取り付けられている。送紙部3はシート材Pを搬送する搬送ローラ36とシート材Pの前後方向の端部を検知するためのPE(紙端)センサ32とを有している。搬送ローラ36は、例えば金属軸の表面にセラミックの微小粒をコーティングした構造をしており、その両端金属部分で軸受38により軸支されている。軸受38はシャーシ11に取り付けられている。安定した搬送を維持するため、軸受38と搬送ローラ36の間に搬送ローラテンションバネが設けられ、搬送ローラ36に所定の負荷を与えている。
搬送ローラ36に沿って、該搬送ローラに従動して回転可能な複数のピンチローラ37が配設されている。ピンチローラ37はピンチローラホルダ30に保持され、ピンチローラホルダ30はピンチローラバネ31により搬送ローラ36に向けて付勢されている。つまり、ピンチローラバネ31の付勢力によってピンチローラ37をシート材Pを介して搬送ローラ36に圧接するすることにより、該シート材Pの搬送力を生み出している。
ピンチローラホルダ30は、その軸部をシャーシ11の軸受で軸支することにより回転可能に支持されている。シート材Pが搬送されてくる送紙部3の入口にはシート材Pをガイドするガイドフラッパー33及びプラテン34が配設されている。ピンチローラホルダ30にはシート材Pの先端及び後端の検出をPEセンサ32に伝えるPEセンサレバー321が設けられている。プラテン34はシャーシ11に取り付けられ、位置決めされている。ガイドフラッパー33は、搬送ローラ36の軸部と回転自在に嵌合する軸受を中心として回転可能であり、シャーシ11に当接して位置決めされる。
送紙部3に送られたシート材Pは、ピンチローラホルダ30及びガイドフラッパー33に案内されて搬送ローラ36とピンチローラ37の間へ送られる。その際、搬送されてきたシート材Pの先端がPEセンサレバー321により検知され、シート材Pの印字位置が算定される。シート材Pは、搬送モータ35により駆動される搬送ローラ36及びこれに従動回転するピンチローラ37によってプラテン34に沿って搬送される。プラテン34上には搬送基準面を成すリブが形成されており、記録手段7とシート材Pとの隙間を管理するとともに、排紙部4と共にシート材Pの浪打を抑制し浪打が大きくならないように制御している。
搬送ローラ36の駆動は、DCモータから成る搬送モータ35の回転力をタイミングベルト351を介して搬送ローラ36の軸に固定されたプーリ361に伝達することで行われる。搬送ローラ36の軸上には、搬送ローラ36による搬送量を検出するために150〜300lpiのピッチで形成されたマーキングを有するコードホイール362が取り付けられている。シャーシ11には、コードホイール362を読み取るためのエンゴーダーセンサ363が取り付けられている。
搬送ローラ36のシート材搬送方向下流側には、画像情報に基づいて画像を記録するための記録手段7が配設されている。本実施形態では、記録手段7として、それぞれが異なる種類(例えば色)のインクを貯留した複数の独立したインクタンク71を交換可能に搭載したインクジェット記録手段が使用されている。この記録手段7は、吐出口内に配置されたヒータ等によりインクに吐出エネルギーを与える構成のものが使用されている。すなわち、記録手段7は、ヒータ等によりインクを膜沸騰させ、この膜沸騰による気泡の成長又は収縮によって生じる圧力変化によって記録手段7の吐出口(ノズル)70から記録媒体へインクを吐出することで該記録媒体上に画像を記録するように構成されている。
キャリッジ部5は記録手段7を搭載したキャリッジ50を備えている。キャリッジ50は、互いに平行に設置されたガイドシャフト52及びガイドレール111に沿って往復移動可能に案内支持されている。ガイドシャフト52はシート材Pの搬送方向と交差する方向(主走査方向)に設置されている。ガイドレール111は、キャリッジ50の後端部を当接支持することで、記録手段7とシート材Pとの隙間を維持する機能を有している。ガイドシャフト52はシャーシ11に取り付けられており、ガイドレール111はシャーシ11に一体に形成されている。
キャリッジ50はシャーシ11に取り付けられたキャリッジモータ54によりタイミングベルト541を介して駆動される。タイミングベルト541は、アイドルプーリ542によって所定の張力を付与された状態で張架されている。タイミングベルト541はキャリッジ50に対しゴム等のダンパーを介して連結されており、キャリッジモータ54等の振動を減衰することで画像ムラを低減することができる。キャリッジ50の位置を検出するためのコードストリップ561がタイミングベルト541と平行に配置されている。コードストリップ561には150〜300lpiのピッチでマーキングが形成されており、キャリッジ50上のキャリッジ基板に設けられたエンコーダセンサによりコードストリップ561のマーキングを読み取ることでキャリッジ50の位置が検出される。
キャリッジ基板92には、記録手段7と電気的な接続を行うためのコンタクトが設けられている。キャリッジ50には、記録装置の電気基板から記録手段7へヘッド信号を伝えるためのフレキシブル基板57が接続されている。キャリッジ50には、記録手段7をキャリッジ50上に位置決め固定するためのセットレバー51が設けられている。ガイドシャフト52の両端には偏心カム521が固定されている。回復ユニット6のメインカムによりギア列を介して偏心カム521を回転させることによりガイドシャフト52を上下に昇降させることができる。
本実施形態における上記キャリッジ昇降機構においては、回復ユニット6のメインカムは給紙部の駆動源(APモータ)の駆動をワンウエイクラッチを介して駆動される。このメインカムの回転は、複数のアイドラギアから成るギア列を介して偏心カム521のギア部に伝達される。シャーシ11にはこれらの偏心カム521と当接する当接部材が一体又は固定して設けられている。また、ガイドシャフト52の両端部はシャーシ11に形成された開口部(案内部)に沿って上下動可能に支持されており、前記当接部材は該開口部の下側に配置されている。そして、偏心カム521のカム面が該当接部材に当接することでガイドシャフト52の上下位置が規制されており、該偏心カム521の回転位置を制御することで前記当接部材とガイドシャフト52との高さ方向間隔が変化し、それによってシャーシ11(装置本体)に対するガイドシャフト52の高さ位置を変化させることができる。こうして、キャリッジ50を昇降させることで記録手段7の上下位置を調節することにより、厚みの異なる記録媒体(シート材P)に対しても最適なギャップ(紙間)を形成することができる。
キャリッジ50には、記録手段7からの吐出インクの記録媒体上での着弾ズレを自動で補正するためのレジ調整センサ59が取り付けられている。センサ59は反射型の光センサであり、発光素子からの光で記録媒体上の記録パターンを照射し、所定の画像パターンからの反射光を受光することで最適なレジ調整値を求めることができる。本実施形態では、レジ調整センサ59は、後述のCD印刷用のトレイ103の位置検出用マーク1034を検知するためのセンサとしても使用される。つまり、発光素子よりトレイ103上のマークを照射し、その反射光を受光することでトレイ103の位置を検出するように構成されている。
記録媒体としてのシート材Pに画像形成する時は、搬送ローラ36によりシート材Pを画像形成する行位置(シート材Pの搬送方向の位置)へ搬送するととともに、キャリッジモータ54によりキャリッジ50を画像形成する列位置(シート材Pの搬送方向と垂直な位置)に移動させて、記録手段7を画像形成位置に対向させる。次いで、電気基板9からの画像信号により記録手段7がシート材Pに向けてインクを吐出することで、シート材P上に画像が記録される。
排紙部4は、2本の排紙ローラ40、41と、これらの排紙ローラ40、41に所定圧で付勢されて従動回転可能に支持された拍車42と、搬送ローラ36の駆動を排紙ローラ40、41に伝達するためのギア列と、を備えている。排紙ローラ40、41はプラテン34に装着されている。排紙ローラ41への駆動力伝達は、排紙ローラ40からアイドラギアを介して行われる。記録シートP搬送方向下流側の排紙ローラ41は、金属軸に複数個のゴム部を設けた構造を有する。搬送方向上流側の排紙ローラ40は、樹脂の軸にエラストマーの弾性体を複数取り付けた構造を有する。搬送ローラ36からの駆動がアイドラギアを介して排紙ローラ40に伝達されることで、両排紙ローラ40、41が同時に回転駆動される。
拍車42は周囲に複数の凸形状を設けた星形のSUS等の薄板部材と樹脂部とを一体化成形して構成され、拍車ホルダ43に回動可能に軸支されている。拍車42は、コイルバネを棒状に設けた拍車バネを回転軸とすることで、拍車ホルダ43へ取り付けられるとともに、排紙ローラ40、41へ押圧されている。キャリッジ部5で画像形成されたシート材Pは、排紙ローラ41と拍車42とのニップに挟まれて搬送され、装置本体外へ排紙される。拍車42には2種類あり、排紙ローラ40、41のゴム部及び弾性体部に対応する位置に配置されることで主に記録媒体の搬送力を生み出すものと、その間の前記ゴム部及び弾性体部が無い位置に配置されることで主に記録されるときの記録媒体の浮き上がりを抑えるものがある。
排紙ローラ40、41の間には紙端サポートが設けられている。この紙端サポートは、シート材Pの両端を持ち上げて保持することで、該シート材Pが排紙トレイ46上のシート材P上の記録画像を擦ることによる画像のダメージを防止するためのものである。本実施形態における上記紙端サポートは、先端にコロが設けられた樹脂部材をサポートバネによって付勢することにより、該コロを所定圧でシート材Pに押し付けるように構成されている。このような構成によれば、シート材Pの両端を持ち上げて腰を作ることにより保持することができる。
以上説明した排紙部4によれば、キャリッジ部5で画像形成されたシート材Pは、排紙ローラ41と拍車42の間のニップに挟まれて搬送されることで、排紙トレイ46に排出される。排紙トレイ46はフロントカバー95に収納可能な構成になっており、記録するときに引き出して使用する。排紙トレイ46は先端に向けて高くなるとともに、両側端縁が高くなるような形態をしており、排出されたシート材Pの積載性の向上並びに記録面の擦れ防止が図られている。
図5及び図14において、両面搬送部8には、裏面印刷を可能にするためのUターン搬送路が設けられている。装置本体の下部の前寄りの位置に、シート材Pを収納したカセット81が装着されている。この両面搬送部8には、カセット81内のシート材Pを分離給紙するための給紙ローラ821が設けられている。また、カセット81には、積載されたシート材Pを給紙ローラ821に当接させるための圧板822が設けられている。両面搬送部8のベース84には、上記給紙ローラ821、シート材Pを分離する分離ローラ831、最上位以外のシート材Pを積載位置に戻すための戻しレバー824、給紙ローラ821に対する圧板822の付勢、離間を制御するための機構などが取り付けられている。カセット81は2段の収縮構造になっており、記録媒体Pのサイズにより使い分けることができる。小サイズ積載時あるいはカセット不使用時には、カセット81を収縮させて本体外装部9の内部に収納することができる。
給紙ローラ821は断面円弧の棒状をしている。用紙基準寄りの位置に1つのローラゴムが設けられており、このローラゴムによってシート材Pを分離給紙する。給紙ローラ821の駆動は、両面搬送部8に設けられた両面搬送モータにより伝動ギアを介して行われる。圧板822には可動サイドガイド827が移動可能に装着されており、カセット81内におけるシート材Pの積載位置が規制されている。圧板822は、カセット81に結合された回転軸を中心に回転可能に支持され、ベース84との間に設けられた圧板バネなどから成る加圧制御手段によって給紙ローラ821に向けて付勢されている。給紙ローラ821と対向する圧板822の部位には、最上位近くの複数枚のシート材Pが送り出される重送を防止するための分離シートが設けられている。この分離シートは、人工皮等の摩擦係数の大きい材質で形成されている。また、圧板822は圧板カムによって給紙ローラ821に対して当接、離間できるように構成されている。
両面搬送部8のベース84には、シート材Pを1枚ずつ分離するための分離ローラ831を軸支した分離ローラホルダが回転可能に取り付けられている。前記分離ローラホルダは、分離ローラバネにより分離ローラ831を給紙ローラ821に当接させる方向に付勢されている。分離ローラ831は、クラッチバネに取り付けられ、所定以上の負荷が作用すると回転するように構成されている。さらに、分離ローラ831は、分離ローラリリースシャフトとコントロールカムによって、給紙ローラ821に当接、離間するように構成されている。圧板822、上記戻しレバー824及び分離ローラ831の位置は、両面搬送部8に設けられた両面搬送センサによって検知されている。また、上記戻しレバー824は、両面搬送部8のベース84に取り付けられ、戻しレバーバネによって解除方向に付勢されている。シート材Pを戻すときには、戻しレバー824を上記コントロールカムによって回転させる。
通常の待機状態では、圧板822は圧板カムによりリリースされ、分離ローラ831はコントロールカムでリリースされ、戻しレバー824はシート材Pを積載位置に戻している。この戻しレバー824は、積載されたシート材Pが奥に入らないように、積載口を塞ぐような積載位置に設けられている。この待機状態から給紙が始まると、まず、モータ駆動によって分離ローラ831が給紙ローラ821に当接する。そして、戻しレバー824がリリースされ、圧板822が給紙ローラ821に当接する。この状態で、シート材Pの給紙が開始される。シート材Pの移動はベース84に設けられた前段規制手段で制限され、シート材Pの最上位の数枚のみが給紙ローラ821と分離ローラ831の間のニップ部へ送られる。送られたシート材Pはこのニップ部で分離され、最上位の1枚のシート材Pのみが給紙ローラ821により給送(搬送)される。
給送されたシート材Pが第1の中間ローラ86と第1のピンチローラ861の間まで到達すると、圧板822は圧板カムによってリリースされ、分離ローラ831はコントロールカムによってリリースされる。戻しレバー824は前記コントロールカムによって積載位置に戻され、それによって、給紙ローラ821と分離ローラ831の間のニップ部に到達していたその他のシート材Pは積載位置まで戻される。シート材Pの搬送方向を反転(Uターン)させるために、両面搬送部8の2箇所に中間ローラ(第1の中間ローラ及び第2の中間ローラ)86、87が配置されており、それぞれの中間ローラに対しピンチローラ861、871が付勢状態で配設されている。
これらの中間ローラ86、87は、金属軸の芯金の4〜6箇所にゴム硬度40〜80度のEPDMを取り付けた構造を有する。このゴム部に対応した位置に、シート材Pを挟持するためのピンチローラ861、871が配設されている。各ピンチローラ861、871は、ばね軸に取り付けられることで、それぞれの中間ローラ86、87に向けて付勢されている。搬送パスを形成するために、内側面を形成するインナーガイド881と外側面を形成するアウターガイド882が配置されている。
給紙部2の搬送パスと両面搬送部8の搬送パスとの合流点は切替えフラッパー883で形成され、両者からのパスの合流がスムーズに行われるように構成されている。給紙部2もしくは両面搬送部8から送給されたシート材Pの先端が搬送ローラ36とピンチローラ37の間に到達すると、給紙部2からのシート材Pの場合と同様に、停止したニップ部に先端が当接することで、シート材Pのレジ取り(頭出し)作業が実施される。搬送ローラ36とピンチローラ37により搬送されるシート材Pに対して、記録手段7によって記録が行われる。記録されたシート材Pは搬送ローラ36とピンチローラ37の間を抜ける。両面記録を行う場合は、記録されたシート材Pの後端が再度搬送ローラ36とピンチローラ37との間に挟み込まれ、搬送ローラ36の逆転により逆方向へ搬送される。
この際、ピンチローラ37は昇降機構884により上昇して搬送ローラ36から離間しており、その間を通してシート材Pが送り込まれるので、スムーズに搬送することができる。昇降機構884は、両面記録のときの他、CD−RやDVD等の厚くて剛性の高い記録メディア(記録媒体)に記録する際に、当該記録メディアを搭載したトレイを引き込むためにも使用される。再度送り込まれたシート材Pは、両面ローラ891とピンチローラ892に挟持されて搬送される。そして、シート材Pはガイド部材893等に案内されながら搬送される。両面記録用の搬送パスは、所定量の搬送を過ぎると前述の中間ローラ86、87によるUターン搬送用の搬送パスに合流するように構成されている。従って、その後の搬送パスの構成及び作用は前述の内容と同じである。
回復ユニット6は、記録手段7のインク吐出性能を維持回復するためのものであり、記録手段7の吐出口(ノズル)からのインク吸引などを行うためのポンプ60と、記録手段7の吐出口の乾燥を抑えるためのキャップ61と、記録手段7の吐出口周辺を拭き取り清掃するためのワイパー62などを備えている。本実施形態では、回復ユニット6の主な駆動は給紙部の駆動源であるAPモータから得るように構成されている。そして、回復ユニット6には、前記APモータの一方向回転でポンプ60を駆動し、反対方向の回転でキャップ61の密着離間及びワイパー62のワイピング動作を駆動するように、ワンウエイクラッチが設けられている。
ポンプ60は2本のチューブをポンプコロでしごくことで負圧を発生させるチューブポンプで構成され、ポンプ60とキャップ61とは開閉弁を有する吸引チューブで接続されている。キャップ61を記録手段7に密着させた状態(キャッピング状態)でポンプ60を作動させると、記録手段の吐出口からインクと共に固着インクや気泡等を吸引するように構成されている。キャップ61の内部には、吸引後の吐出口面上のインク残りを消滅させるためのキャップ吸収体が装填されている。そして、このキャップ吸収体に吸収された廃インクは、キャップ61を開放した状態で、ポンプ60を作動することにより吸引(空吸引)される。ポンプ60で吸引されたインクは下ケース99に装着された廃インク吸収体に吸収されて保持される。
ワイパー62のワイピング動作やキャップ61の密着離間動作などの一連の動作(タイミングも)は、複数のカムを有する前記メインカムによって制御される。つまり、メインカムがそれぞれの部位のカムやアームに作用することにより、所定の動作が所定のタイミングで実行される。前記メインカムの位置は、フォトインタラプタ等の位置検出センサで検出される。キャップ61が吐出口面から離間したときに、ワイパー62を吐出口面に摺擦させることにより、該吐出口面のワイピングが行われる。また、本実施形態では、ワイパー62は、1つ又は複数の吐出口面をワイピングする1つ又は複数のワイパーと、吐出口周辺部を含むフェイス面全体をワイピングワイパーとから成る複数のワイパーで構成されている。各ワイパー62は、ワイピング方向へ最も奥まで移動した際に、ワイパークリーナ66に当接することで、該ワイパー自体に付着したインク等を除去される。
前述した各機構部はシャーシ11に組み込まれ、記録装置の機構部分を構成している。そして、外装・電気部9の外装は、この機構部分の周りを覆うようにして取り付けられている。記録装置の前記外装は、サイドカバー93、フロントカバー95、コネクタカバー96、アクセスカバー97、上ケース98及び下ケース99から構成されている。フロントカバー95には排紙トレイ46が収納可能に取り付けられ、非使用時には排紙口を塞ぐことができる。フロントカバー95の開閉状態は不図示のセンサにより検出される。上ケース98にはアクセスカバー97が回動可能に取り付けられている。上ケース98の上面の一部に開口部が形成され、この開口部を通して記録手段7やインクタンク71を交換することができる。
また、上ケース98には、アクセスカバー97の開閉を検知するためのドアスイッチレバー、LEDの光を伝達・表示するLEDガイド、並びに、記録装置の制御基板のSWに作用するキースイッチ等が設けられている。さらに、上ケース98には、回動可能でかつ伸縮可能な給紙トレイ26が取り付けられている。給紙部を使用しないときには給紙トレイ26を収納することで給紙部を覆うカバーとなる。上ケース98と下ケース99は弾性を持った嵌合爪で組み付けられている。その間の電気コネクタ部分が設けられている部分は、コネクタカバー96により覆われている。サイドカバー93は、左右から上ケース98と下ケース99を覆うように取り付けられている。
本実施形態に係る記録装置はCD等を搭載したトレイ103を挿入することにより該CD等の記録メディアに記録可能な記録装置であり、トレイ搬送部10が設けられている。トレイ搬送部10には、記録装置の前寄りの位置に内蔵されたトレイベース10が設けられている。トレイベース102は装置本体に対して開閉可能に装着され、トレイ搬送のために使用するときには図6及び図10に示すように開かれ、使用しないときには図9に示すように閉じられる。図7〜図10において、トレイベース102は、その両側端面に設けられた回動軸106を中心軸として、装置本体に対し回動可能(開閉可能)に軸支されている。トレイベース102の両側の端面部材107の内面の前記回動軸106から所定距離離れた位置に、ボス部1021が設けられている。左右のボス部102のそれぞれにはリリース部材105が連結されている。各リリース部材105は、その基端部に形成された開口部を前記ボス部1021に嵌合させることにより回動可能に連結されている。
図9、図10及び図15、図16において、各リリース部材105は、その先端部をプラテン34と拍車ホルダ43との間に形成された溝部43aに挿入された(挿入可能な)状態で組み付けられている。各リリース部材105の先端部は先細方向に傾斜した傾斜部1051になっている。拍車42を軸支した拍車ホルダ43はプラテン34(又は装置本体)に対して上下方向にスライド可能に装着され、かつ所定のパネ力で下向きに付勢されている。そこで、トレイベース102を図9の閉じ位置から図10の開き位置へ回動させると、回動軸106から所定距離の位置に設けられたボス部1021が円弧状軌跡を描いて運動し、リリース部材105はボス部1021によって装置本体内部へ向かって突入(スライド移動)させられる。従って、図9及び図10の状態からリリース部材105が拍車ホルダ43とプラテン34の間を移動(進入)し、拍車ホルダ43は、図10及び図16に示すように、溝部43aに進入してきたリリース部材105によって上方へ所定量だけ持ち上げられる。
その際、リリース部材105の先端部に形成された傾斜部1051によって、該リリース部材105はスムーズにプラテン34と拍車ホルダ43との間に入り込むことができる。このような拍車ホルダ43の上昇により、プラテン34と拍車42との間にトレイ103が通過できるスペースを形成することができる。また、トレイベース102を閉じるときには、開くときとは逆に、リリース部材105は搬送方向下流側へ引き出され、拍車ホルダ43は図9及び図15に示すような初期位置(普通紙等に印刷するときの位置)まで下降する。拍車ホルダ43が下降した状態では、リリース部材105は拍車ホルダ43に形成された溝部43aに遊びをもった状態(図15中の二点鎖線で示す状態)で収納されている。
トレイベース102が開き位置にセットされたことを検知するために、不図示の機械式トレイガイド検出センサがプラテン34の所定位置に取り付けられている。トレイベース102を開いてセット状態にすることで拍車ホルダ43が上昇すると、拍車ホルダ43の一部が前記トレイガイド検出センサを押すことで、セット状態を検知できるように構成されている。トレイ103は板厚が約2〜3mm程度の樹脂成形品で形成されている。トレイ103には、図11に示すように、CD等の記録メディアを取り付けるための記録メディア取り付け部1032、トレイ103の出し入れのために操作者が掴むための操作部1033、トレイの位置を検知するために複数位置に形成された位置検出マーク1034(1034a、1034b)が設けられている。さらに、トレイ103には、記録メディア取り出し用穴1035、トレイ103の挿入位置を確認するための位置合わせマーク1036、記録メディア有無検出マーク1038なども設けられている。
位置検出マーク1034はトレイ103の記録メディア取り付け部分の先端側の左右2箇所に設けられている。位置検出マーク1034は、一辺が約3〜10mm程度の正方形をした反射性能の高い部材で形成されており、例えばホットスタンプを用いて形成される。CD等の厚くて剛性の高い記録メディアを搭載するための記録メディア取り付け部1032には、複数のモールド爪が設けられており、記録メディアが取り付けられた場合の位置決めとガタ取りが行われている。操作者は、記録メディアの中央部の穴を取り付け部1032に合わせて取り付ける。記録メディアを取り外すときは、取り出し用穴1035から指先を挿入するなどして操作者が記録メディアの外周エッジを持って取り出すことができる。取り付け部1032はそれ以外のトレイ103の面より一段低くなっている。その低い面に記録メディア有無検出マーク1038が設けられている。この有無検出マーク1038は、所定幅のホットスタンプの中に所定幅の穴を設け、この穴幅が検出された場合に記録メディア無しと判断するように構成されている。
トレイベース102の回動中心寄りの位置の左右2箇所に押圧コロ1011が回動自在に軸支されており、押圧コロ1011は不図示のコロバネ1012によって排紙ローラ41に向けて付勢されている。この押圧コロ1011は、前記コロバネ1012の付勢力によりトレイ103を排紙ローラ41に押し付け、それによって挿入されたトレイ103を装置本体内へ送り込むための搬送力を発生させる。この搬送力によって、記録開始時にトレイ103はトレイベース102上のセット位置から搬送ローラ36とピッチローラ37のニップ部まで搬送される。こうしてトレイ103が搬送されている間に、該トレイ103上のCD等の記録メディアに対して記録手段7による記録が行われ、記録が終了すると、トレイ103がトレイベース102上の取り出し位置まで搬送され、操作者がトレイ103を取り出すことができる。なお、トレイベース102には、押圧コロ1011を覆うためのトップローラカバー101が設けられている。
以上説明した構成によりトレイ103上のCD等の記録メディアに印刷する際の動作を、以下に説明する。給紙装置に設けられたトレイ搬送部10は、操作者がトレイベース102の切り欠き部を持って開くことで、トレイ印刷可能な状態にセットされる。このとき、トレイベース102の開閉と連動してリリース部材105が装置本体に対して突入したり、引き出されたりする。そして、拍車ホルダ43の下面に形成された斜面がリリース部材105の斜面部1051を摺動(滑動)することで、拍車ホルダ43は上方へ所定量だけ持ち上げられる。このとき、トレイガイド検出センサによって、トレイベース102がトレイ印刷可能な状態にセットされたことが検知される。そして、この状態で、記録メディアが装填されたトレイ103をトレイベース102の開口部1022から挿入して所定位置にセットすることができる。すなわち、CD等の記録メディアをトレイ103の記録メディア取り付け部1032に装着した後、操作者がトレイ103の操作部1033を持ち、トレイ103の位置検出マーク1034がトレイベース102のトレイセットマーク108と一致するところまで挿入する。
この状態でホストから記録信号が送られてくると記録が開始される。その際、先ず、前記ピンチローラ昇降機構884によってピンチローラ37を搬送ローラ36から離間(圧力解除)させ、厚みのあるトレイ103を搬送ローラ36とのニップ部で挟持可能なような隙間を設ける。次に、搬送ローラ36、排紙ローラ40、41を逆転させる。その際、トレイ103はコロバネで付勢された押圧コロ1011によって排紙ローラ40、41に対して所定圧で押し付けられているので、トレイ103は排紙ローラ40、41の逆転に応じて記録部へ向けてスムーズに搬送される。トレイ103が所定量引き込まれたところで、離間していたピンチローラ37を搬送ローラ36へ向けて接近させることにより、トレイ103をこれらのローラ36、37のニップ部で挟持する。
ピンチローラ37が搬送ローラ36に当接している状態は図12に示すとおりであり、ピンチローラ37が搬送ローラ36から離間している状態は図13に示すとおりである。図12及び図13に示すピンチローラ昇降機構において、ピンチローラ37は揺動可能に支持されたピンチローラホルダ30の一端部に軸支されており、このピンチローラホルダ30の他端部には回転可能なピンチローラカム885が当接している。ピンチローラホルダ30はピンチローラ圧接方向にバネ付勢されている。また、ピンチローラカム885は不図示のモータにより所定のタイミングで回転駆動されるピンチローラカム軸886に固定されている。
次に、トレイ103の位置を検出するためにキャリッジ50がホームポジションから記録領域に移動してくる。キャリッジ50には前記レジ調整センサ59を利用したトレイ位置検出センサが搭載されている。また、このとき、前述のキャリッジ昇降機構により記録手段7及びキャリッジ50を上昇させる。このキャリッジ昇降機構は、前述したように、回復ユニット6のメインカム63によりガイドシャフト52の両端部に固定された偏心カム521の回動位置を制御するように構成されている。すなわち、キャリッジ昇降機構によりガイドシャフト52を上昇させることにより、記録手段7とトレイ103の間に最適なギャップを設ける。
続いて、トレイ位置検出センサ59の位置をトレイ103の位置検出マーク1034aの位置に合わせたところでキャリッジ50を停止させる。そして、トレイ103を搬送し、トレイ位置検出センサ59により、位置検出マーク1034aの上端エッジの位置を検出し、そのまま搬送を続けて位置検出マーク1034aの下端エッジの位置も検出する。次に、トレイ位置検出センサ59が位置検出マーク1034aの略中央に来るようにトレイ103を戻す。そして、キャリッジ50を左右に移動させることにより、位置検出マーク1034aの右端エッジの位置及び左端エッジの位置を検出する。以上より、位置検出マーク1034aの中心位置1034acを算出する。
その後、キャリッジ50を位置検出マーク1034bを検出する位置へ移動させる。そして、位置検出マーク1034aの中心位置1034acを算出する場合と同様の検出手順により、位置検出マーク1034bの中心位置1034bcを算出する。中心位置1034ac及び1034bcの位置から、計算によって、トレイ103に搭載した記録メディアの中心位置を算出し、印刷位置が求められる。本実施形態では、以上のようにトレイ103自体の位置を検出するので、検出を行わずにメカ的な精度のみで印刷を行う場合に比べて、部品精度のバラツキやトレイ103の状態などによる印刷ずれを防止できる。
トレイ103の位置を検出した後に、トレイ搬送方向においてトレイ位置検出センサ59の位置と記録メディア有無検出マーク1038の位置が一致するように、トレイ103を搬送する。このとき、トレイ位置検出センサ59によって記録メディア有無検出マーク1038の検出穴のエッジを検知する。この検知結果が所定幅と一致する場合にはCD等の記録メディアが搭載されていないと判断して印刷作業を中断し、トレイ103を所定位置まで排出し、エラーを表示する。一方、記録メディア有無検出マーク1038が検出できない場合は、記録メディアが搭載されていると判断し、印刷作業を継続する。
以上の一連の初期動作が終了したところで、トレイ103を記録装置内部の記録可能位置まで搬送する。そして、トレイ103を逆方向(図5及び図14中の右方向)に搬送しながら、ホストから送られる画像データに応じてトレイ103上の記録メディアに対する印刷を開始する。このときの印刷は、図14に示すように、トレイ103の搬送力によってガイドフラッパー33及び切替えフラッパ883を付勢バネ力に抗して退避させ、トレイ103をストレートな退避パスに送り込むように搬送(副走査)しながら記録手段7によって行われる。
この印刷においては、複数走査で画像を形成するいわゆるマルチパス記録を用いることで、画像の搬送精度を高めるとともに、インクジェット記録の場合のインク滴の着弾精度によるバンドムラ等の軽減を軽減することができる。印刷終了後に搬送ローラ36を正転させてトレイ103を戻し方向に搬送し、印刷前に操作者がトレイベース102にセットした位置までトレイ103を戻す。この状態で、操作者は印刷が行われたCD等の記録メディアが搭載されたトレイ103を取り出すことができる。さらに、トレイベース102を閉じることで、トレイ103に搭載された記録メディアに記録するような厚手の記録媒体への記録可能状態を解除することができる。こうして、記録装置を、普通紙等に記録するときのような通常の記録状態に戻すことができる。
なお、以上の説明では、CD−RやDVD等の厚手の記録媒体に記録する態様として、記録媒体をトレイ103に搭載して記録する場合を説明したが、本発明による所謂トレイ印刷はこれに限定されるものではなく、適当な厚さや剛性を有する所定形状の記録媒体に記録する場合は、トレイを使用せずに、トレイベース102から挿入される記録媒体自体に対して同様の印刷を行うように構成しても良い。従って、本願におけるトレイ印刷、トレイ搬送あるいはトレイベース等の用語は、トレイを使用しないで厚手の記録媒体を直接的に搬送しながら記録する場合もその範囲内に含むものである。
以上説明した第1の実施形態によれば、トレイベースの開閉に連動させて、傾斜部を有するリリース部材105を拍車ホルダ43とプラテン34との隙間に突入及び引き出しすることで拍車ホルダ43を昇降させ、拍車ホルダ43が下降したときにはリリース部材105を上記隙間に収納するように構成したので、簡単かつ安価な構成で、装置の大型化を招くことなく、厚紙やCD−Rのような厚くて高い剛性を有する記録媒体に対する記録を容易にかつ正確に行うことができるトレイ搬送機構を内蔵した記録装置が提供される。
前述の第1の実施形態においては、CD−RやDVDなどの記録メディアへの印刷の際に、専用の搬送用トレイ103を用いて印刷する場合を説明したが、第2の実施形態として、トレイベース102内の搬送トレイ通過部のサイズを様々なサイズの厚い記録媒体が通過できるような大きさとし、ASF(Auto Sheet Feeder)やカセットで広く使用されているような可動サイドガイドをトレイベース102に設けるような構成を採用しても良い。この第2の実施形態は、上記可動サイドガイドを用いる点で前述の第1の実施形態と相違し、その他の点では実質的に同じ構成を有している。このような構成によっても、同様の作用効果を奏することができる。
前述の第1及び第2の実施形態では、厚手の記録媒体を挿入可能にするためのトレイベース102がセットされた(開かれた)か否かの検知を、拍車ホルダ43の昇降状態の検知によって行うように構成されている。これに代えて、第3の実施形態では、トレイベース102が閉じた状態のときに接触する部位(例えば上ケース99など)にセンサを配設し、トレイベース102の開閉を直接検知することでトレイベース102のセット状態を検知するように構成されている。第3の実施形態は、この点で前述の第1及び第2の実施形態と相違しており、その他の点では実質的に同じ構成を有している。このような構成によっても、同様の作用効果を奏することができる。
以上説明した各実施形態においては、記録媒体を搬送する搬送手段と前記記録媒体に記録を行う記録手段とを備え、搬送方向下流側から上流側へ搬送されるトレイに搭載された記録媒体に記録することが可能な記録装置において、前記トレイ103を搬送部下流側から挿入可能にするための開閉可能なトレイベース102を設けるとともに、先端部に傾斜部1051を有するリリース部材105を前記トレイベースに連結し、
前記トレイベースの開き動作に連動して前記リリース部材を拍車ホルダ43とプラテン34との間で進入方向に移動させることにより、前記拍車ホルダを前記プラテンから離間させ、前記トレイベースの閉じ動作に連動して前記リリース部材を拍車ホルダとプラテンとの間で抜け出し方向に移動させることにより、前記拍車ホルダを前記プラテンへ接近させることを特徴とする記録装置が開示されている。
また、以上説明した各実施形態においては、トレイベース102が装置本体に内蔵されており、トレイベース102を閉じたときにリリース部材105が拍車ホルダ43とプラテン34との間の溝に収納されるように構成され、さらに、拍車ホルダ43の昇降状態により、トレイ103に搭載された記録媒体の記録が可能か否かを検知するように構成されている。また、第2の実施形態によれば、トレイベース102に、種々な幅を有するトレイ103の幅方向位置を規制するための可動サイドガイドを設ける構成が開示されている。また、第3の実施形態によれば、トレイベース102の開閉により、トレイ103に搭載された記録媒体の記録が可能か否かを検知する構成が開示されている。
なお、以上の実施形態では、記録装置がインクジェット記録装置である場合を例に挙げて説明したが、本発明は、ワイヤドット式、感熱式、レーザービーム式の記録装置など、他の記録方式を用いる記録装置に対しても同様に適用することができ、同様の作用効果を達成できるものである。また、本発明は、単色記録を行う記録装置、1個または複数個の記録ヘッドを用いて複数の異なる色で記録するカラー記録装置、同一色彩で異なる濃度の複数濃度で記録する階調記録装置、さらには、これらを組み合わせた記録装置などの場合にも、同様に適用することができ、同様の効果を達成しうるものである。
また、以上の実施形態では、記録手段を主走査方向に移動させながら記録するシリアル型記録装置の場合を例に挙げて説明したが、本発明は、記録媒体の全幅または一部をカバーする長さのラインタイプの記録手段を用いて副走査のみで記録するライン型記録装置など、他の記録方式の記録装置の場合にも同様に適用することができ、同様の効果を達成し得るものである。また、本発明は、インクジェット記録装置の場合、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用いる記録手段を使用するものにも適用できるが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式の記録手段を使用するインクジェット記録装置において優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれば、記録の高密度化、高精細化が達成できるからである。
本発明による記録装置の第1の実施形態の非使用時の状態を示す模式的斜視図である。 図1の記録装置で普通紙に記録するときの状態を示す模式的斜視図である。 本発明による記録装置の第1の実施形態の機構部を右前方から見て示す模式的斜視図である。 図3の記録装置の機構部を左前方から見て示す模式的斜視図である。 本発明による記録装置の第1の実施形態の模式的縦断面図である。 図1の記録装置においてトレイに搭載した記録媒体に記録するためにトレイベースを開いた状態を示す模式的斜視図である。 本発明による記録装置の第1の実施形態のトレイベースを内側から見て示す模式的斜視図である。 本発明による記録装置の第1の実施形態のトレイベースを外側から見て示す模式的斜視図である。 本発明による記録装置の第1の実施形態でトレイベースを閉じたときの状態を示す模式的縦断面図である。 本発明による記録装置の第1の実施形態でトレイベースを開けたときの状態を示す模式的縦断面図である。 本発明による記録装置の第1の実施形態で使用されるCD搬送用のトレイを示す模式的平面図である。 本発明による記録装置の第1の実施形態におけるキャリッジ昇降機構のキャリッジ下降時の状態を示す縦断面図である。 本発明による記録装置の第1の実施形態におけるキャリッジ昇降機構のキャリッジ上昇時の状態を示す縦断面図である。 図5に示す記録装置においてトレイ上の記録メディアに記録するための退避搬送パスが形成される状態を示す模式的縦断面図である。 図9中の線15−15に沿った模式的断面図である。 図10中の線16−16に沿った模式的断面図である。
符号の説明
1 記録装置
2 給紙部
3 送紙部
4 排紙部
5 キャリッジ部
6 回復ユニット
7 記録手段
8 両面搬送部
9 外装・電気部
10 トレイ搬送部
11 シャーシ
111 ガイドレール
20 ベース
21 圧板
213 分離シート
22 戻しレバー
23 可動サイドガイド
24 分離ローラホルダ
241 分離ローラ
26 給紙トレイ
273 APモータ
28 給紙ローラ
281 ローラゴム
30 ピンチローラホルダ
32 PEセンサ
33 ガイドフラッパー
34 プラテン
35 搬送モータ
36 搬送ローラ
361 プーリ
363 エンコーダセンサ
37 ピンチローラ
40、41 排紙ローラ
42 拍車
43 拍車ホルダ
43a 溝部
46 排紙トレイ
50 キャリッジ
52 ガイドシャフト
54 キャリッジモータ
57 フレキシブル基板
59 エンコーダセンサ(レジ調整センサ)
60 ポンプ
61 キャップ
62 ワイパー
63 メインカム
71 インクタンク
81 カセット
821 給紙ローラ
822 圧板
824 戻しレバー
831 分離ローラ
84 ベース
86、87 中間ローラ
861、871 ピンチローラ
881 インナーガイド
882 アウターガイド
883 切替えフラッパー
884 ピンチローラ昇降機構
891 両面ローラ
892 ピンチローラ
893 ガイド部材
95 フロントカバー
97 アクセスカバー
98 上カバー
99 下カバー
101 トップローラカバー
1011 押圧コロ
102 トレイベース
1021 ボス部
1022 開口部
103 トレイ
1032 記録メディア(CD)取り付け部
1034a、1034b 位置検出マーク
1034ac、1034bc 位置検出マークの中心位置
1036 位置合わせマーク
1038 記録メディア(CD)有無検出マーク
105 リリース部材
1051 傾斜部
106 回動軸
107 端面部材
108 トレイセットマーク

Claims (6)

  1. 記録媒体を搬送する搬送手段と前記記録媒体に記録を行う記録手段とを備え、搬送方向下流側から上流側へ搬送されるトレイに搭載された記録媒体に記録することが可能な記録装置において、
    前記トレイを搬送部下流側から挿入可能にするための開閉可能なトレイベースを設けるとともに、先端部に傾斜部を有するリリース部材を前記トレイベースに連結し、
    前記トレイベースの開き動作に連動して前記リリース部材を拍車ホルダとプラテンとの間で進入方向に移動させることにより、前記拍車ホルダを前記プラテンから離間させ、
    前記トレイベースの閉じ動作に連動して前記リリース部材を拍車ホルダとプラテンとの間で抜け出し方向に移動させることにより、前記拍車ホルダを前記プラテンへ接近させることを特徴とする記録装置。
  2. 上記トレイベースが装置本体に内蔵されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記トレイベースを閉じたとき、前記リリース部材が前記拍車ホルダと前記プラテンとの間の溝に収納されることを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記トレイベースに、種々な幅を有するトレイの幅方向位置を規制するための可動サイドガイドを設けることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 前記拍車ホルダの昇降状態により、トレイに搭載された記録媒体の記録が可能か否かを検知することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載に記録装置。
  6. 前記トレイベースの開閉により、トレイに搭載された記録媒体の記録が可能か否かを検知することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載に記録装置。
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