JP2004042391A - 記録装置および記録媒体搭載手段 - Google Patents

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Noriyuki Sugiyama
杉山 範之
Koichiro Kawaguchi
川口 浩一郎
Hiroyuki Saito
斎藤 弘幸
Koichi Tanno
丹野 幸一
Manabu Kanazawa
金沢 学
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Abstract

【課題】安価で省スペースな構成で、記録装置への録媒体搭載手段のセット性を向上させた記録装置および記録媒体搭載手段を提供する。
【解決手段】CD搬送部8は、矢印Y方向にスライドさせることでベース99に装着される。ベース99の両側に設けたCD搬送部ガイドレール993に沿って、トレイガイド82の両端の嵌合部が挿入され、位置決めされる。スライドカバー102の移動に連動してアーム85が突出し、拍車ホルダ43を持ち上げる。CDを搭載したトレイ83はコロホルダ107のコロ108に付勢されながら第1および第2排紙ローラ40、41により記録装置内へと搬送される。トレイガイド82のトレイ支持部862のトレイ支持面862aが他の支持部863よりも高いため、トレイガイド82の先端は第2排紙ローラ41に当接してしまうことがない。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被記録材を搭載した記録媒体搭載手段が使用可能なプリンタ等の記録装置、および記録媒体搭載手段に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般にインクジェット記録装置は、記録ヘッドから被記録媒体にインクを吐出して記録を行うものであり、記録ヘッドのコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で記録することができ、ランニングコストが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少なく、しかも、多色のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易であるなどの利点があり、急速に普及が拡大している。
【0003】
また、記録用インクや被記録材料の開発が進み、特に被記録材料としても普通紙以外に光沢紙、光沢フィルムや円盤状の媒体への記録、例えばCD−R、DVDやカードのように小型で厚みのある被記録材(以下、まとめてコンパクトディスク、CDで表現する。)表面への文字や図柄のプリント等の要求が高まってきている。
【0004】
CDに記録内容を明示するためのタイトルやメモを記載する方法として非記録面にラベルシールを貼る方法が一般的である。
【0005】
また、最近ではサインペンやフェルトペン等で直接記載できるように記録領域が形成されたものもある。
【0006】
また、CDにおいては印刷領域に記載したい内容をパーソナルコンピュータを用いて印刷する装置が知られており、特に最近ではパーソナル向けのインクジェットプリンタにおいてもプリンタ本体に脱着可能にCD印刷ユニットが付属品として設定されたものもある。しかし、現行の汎用プリンタにおいて、前述の被記録材を印刷する場合は、単票用紙の搬送経路を使うと、CDの剛性および単票用紙に対してサイズが小さく、搬送性が悪い、傷が発生し易い等の問題があるため、記録媒体搭載手段(以下、トレイと表現する)を用い、単票用紙の搬送経路とは異なる経路を用いて、CDへの印刷に対応していた。
【0007】
この時、前記トレイのプリンタ内へのセットは、プリンタにレバーを設け、そのレバーの動きに連動して搬送ローラに対する圧接ローラの押圧および排出ローラに対する拍車の押圧を解除する。そして、ユーザーがトレイを前記搬送ローラ対に挟持される所定位置まで挿入し、位置を合わせたところでレバーを再度操作し、前記圧接ローラのみ前記トレイに押圧させる、という操作を実施していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例の記録装置においては、
(1) トレイを前記所定位置にセットするまでの操作性が悪い。
(2)前記所定位置を、トレイが排紙ローラに押圧される位置とし、前記排紙
ローラに対して押圧部材を前記拍車とは別に作用させ、前記排紙ローラで前記
トレイの搬送を実施する場合には、十分に前記トレイを前記排紙ローラに押圧する必要があり、トレイのセット時に、トレイの先端部が前記排紙ローラに当接してしまい、トレイのセット性が悪化してしまう。
(3)上記(2)の場合、前記排紙ローラが停止している時に、トレイを前記排紙ローラに接触させながらセットする必要があり、トレイと排紙ローラの擦れ音が発生してしまうと言う課題があった。
【0009】
また、この時、トレイと排紙ローラの接触面積を減らして摩擦抵抗力を減らしてしまうと、トレイが安定して搬送されないと言う課題があった。
【0010】
そこで、本発明は、安価で省スペースな構成で、記録装置への録媒体搭載手段のセット性を向上させた記録装置および記録媒体搭載手段を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明の記録装置は、記録媒体を搬送する搬送手段と、記録媒体に画像情報に応じて記録を行う記録手段と、前記記録手段により記録された記録媒体を排出する排出手段とを有し、記録媒体を搭載する記録媒体搭載手段が、前記排出手段により、前記排出手段の排出方向に対して逆方向に搬送された後、記録媒体に記録を行う記録装置であって、前記記録媒体搭載手段に形成されている被支持面を支持する支持部と、前記支持部よりも高さの低い他の支持部とが前記記録媒体搭載手段の挿入方向に配列されており、前記支持部が前記他の支持部に対して前記排出方向上流側に配置されていることを特徴とする。
【0012】
上記の通りの本発明の記録装置は、排出方向上流側に配置され、他の支持部よりも高い支持部で記録媒体搭載手段に形成されている被支持面を支持することで、記録媒体搭載手段を排出手段の排出方向に対して逆方向に搬送する際、記録媒体搭載手段の先端が排出手段の上方を向くように傾くことになるので、記録媒体搭載手段が排出手段に当接してしまうことがない。
【0013】
また、本発明の記録装置は、支持部および他の支持部のそれぞれが、記録媒体搭載手段の幅方向両側に対応する位置に設けられているものであってもよいし、支持部および他の支持部のそれぞれが、記録媒体搭載手段を記録装置内に挿入する際に記録媒体搭載手段の姿勢を安定させるための記録媒体搭載手段ガイドに設けられているものであってもよい。
【0014】
また、本発明の記録装置は、記録媒体搭載手段ガイドが、記録装置に対して着脱可能でも、あるいは一体的に設けられているものであってもよい。
【0015】
また、本発明の記録装置は、記録媒体搭載手段ガイドは記録媒体搭載手段を排出手段側に付勢する付勢手段を有し、排出手段から排出方向下流側に、支持部、付勢手段の順で配列されているものであってもよい。すなわち、排出手段から支持部までの距離よりも排出手段から付勢手段までの距離の方が長いものであってもよいし、付勢手段がコロを備え、コロが排出手段の排紙ローラの略鉛直上に設けられているものであってもよいし、さらには、他の支持部が、記録媒体搭載手段が搬送手段により搬送される状態となった時点で記録媒体搭載手段が他の支持部により支持されない位置に設けられているものであってもよい。
【0016】
また、本発明の記録装置は、記録手段は、熱エネルギを用いてインクを吐出して記録を行う記録ヘッドであって、インクに与える熱エネルギを発生するための電気熱エネルギ変換体を備えているものであってもよいし、記録媒体搭載手段ガイドおよび排出手段は記録ヘッドによる記録領域の下流側に配置されているものであってもよい。
【0017】
本発明の記録媒体搭載手段は、本発明の記録装置により記録が行われる記録媒体を搭載する記録媒体搭載手段であって、前記記録装置に設けられている前記支持面に支持される被支持面と、前記支持面には支持されない非支持面とが、前記記録媒体搭載手段の搬送方向に配置されていることを特徴とする。
【0018】
また、本発明の記録媒体搭載手段は、非支持面が溝であってもよいし、被支持面が非支持面に対して凸面であってもよい。
【0019】
非支持面が形成されている位置は、排出手段による記録媒体搭載手段の排出方向とは逆方向への搬送が開始される際、支持部に対向する位置であってもよい。
【0020】
本発明の記録媒体搭載手段は、本発明の記録装置により記録が行われる記録媒体を搭載する記録媒体搭載手段であって、前記排出手段と前記記録媒体搭載手段との間で第1の摩擦抵抗力で作用する第1の箇所と、前記第1の摩擦抵抗力より大きい第2の摩擦抵抗力で作用する第2の箇所を有することを特徴とする。
【0021】
また、本発明の記録媒体搭載手段は、第1の箇所が、少なくとも、排出手段が停止している時に、記録媒体搭載手段が排出手段に接触しながら移動する箇所であってもよいし、第2の箇所が、排出手段が停止している時に、記録媒体搭載手段が、排出手段に接触しながら移動する箇所の一部を含み、第1の箇所は、第2の箇所が形成されている領域以外に形成されているものであってもよい。
【0022】
さらに、本発明の記録媒体搭載手段は、第1の箇所の排出手段に対する接触面積よりも第2の箇所の接触面積のほうが大きいものであってもよいし、第1の箇所が、記録媒体搭載手段が排出手段で搬送される方向に平行な方向に形成されているリブであってもよい。この場合、リブは、第2の箇所と同一高さの面に、凹部を設けることによって形成されているものであってもよいし、第2の箇所に、凸部を設けることによって形成されているものであってもよい。また、リブは、排出手段に設けられた排紙ローラに対応する位置に設けられているものであってもよい。
【0023】
また、本発明の記録媒体搭載手段は、第1の箇所は、第2の箇所より粗いシボ面であってもよいし、複数の第1の箇所のうち、排出手段に設けられた排紙ローラが全く作用しない箇所が少なくとも1箇所設けられているものであってもよい。
【0024】
また、本発明の記録媒体搭載手段は、記録媒体を保持する中心部において、記録媒体搭載手段の搬送方向上流側位置および下流側位置の少なくとも一方に傾斜面が形成されているものであってもよい。
【0025】
上記の通りの本発明の記録媒体搭載手段は、確実に搬送できる程度に排紙ローラとの押圧力を低減させた構成となっている。このため、搬送時における排紙ローラと記録媒体搭載手段であるトレイとの擦れ音の発生を抑制することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1、図2は本発明の第1の実施形態における記録装置の斜視図、図3、4は本発明の第1の実施形態における記録装置の機構部の斜視図、図5は本発明の第1の実施形態における断面図、図6〜図24はCD印刷に関わる図である。
【0027】
本発明の記録装置1は、給紙部2、送紙部3、排紙部4、キャリッジ部5、クリーニング部6、記録ヘッド7、CD−R搬送部8、電気部5から構成されている。そこで、これらを項目に分けて概略を順次述べていく。
(A)給紙部
給紙部2はシート材Pを積載する圧板21、シート材Pを給紙する給紙ローラ28、シート材Pを分離する分離ローラ241、シート材Pを積載位置に戻すための戻しレバー22等がASFベース20に取り付けられる構成となっている。
【0028】
積載されたシート材Pを保持するための給紙トレイ26が、ASFベース20または外装に取り付けられている。給紙トレイ26は多段式で使用時は引出して用いる。
【0029】
給紙ローラ28は断面円弧の棒状をしている。用紙基準よりに1つの分離ローラゴムが設けられており、これによってシート材Pを給紙する。給紙ローラ28への駆動は、給紙部2に設けられた専用給紙モータ273から不図示の駆動伝達ギア、遊星ギアによって伝達される。
【0030】
圧板21には可動サイドガイド23が移動可能に設けられており、シート材Pの積載位置を規制している。圧板21はASFベース20に結合された回転軸を中心に回転可能で、圧板バネ212により給紙ローラ28に付勢される。給紙ローラ28と対向する圧板21の部位には、積載最終近くのシート材Pの重送を防止する人工皮等の摩擦係数の大きい材質からなる不図示の分離シートが設けられている。圧板21は不図示の圧板カムによって、給紙ローラ28に、当接、離間できるように構成されている。
【0031】
さらに、ASFベース20には、シート材Pを一枚ずつ分離するための分離ローラ241を取り付けた分離ローラホルダ24がASFベース20に設けられた回転軸を中心に回転可能に設けられており、不図示の分離ローラバネにより給紙ローラ28に付勢される。分離ローラ241は、不図示のクラッチバネが取り付けられており、所定以上の負荷がかかると、分離ローラ241が取り付けられた部分が回転する構成になっている。分離ローラ241は分離ローラリリースシャフト244と不図示のコントロールカムによって、給紙ローラ28に、当接、離間できるように構成されている。これらの圧板21、戻しレバー22、分離ローラ241の位置は不図示のASFセンサによって検知されている。
【0032】
また、シート材Pを積載位置に戻すための戻しレバー22は、回転可能にASFベース20に取り付けられ、解除方向に不図示の戻しレバーバネで付勢されている。シート材Pを戻す時は、不図示のコントロールカムによって回転するように構成されている。
【0033】
以上の構成を用いて給紙する状態を以下に説明する。
【0034】
通常の待機状態では、圧板21は不図示の圧板カムでリリースされ、分離ローラ241は不図示のコントロールカムでリリースされ、戻しレバー22はシート材Pを戻し、積載時にシート材Pが奥に入らないように、積載口を塞ぐような積載位置に設けられている。この状態から、給紙が始まると、モータ駆動によって、まず、分離ローラ241が給紙ローラ28に当接する。そして、戻しレバー22がリリースされ、圧板21が給紙ローラ28に当接する。この状態で、シート材Pの給紙が開始される。シート材PはASFベース20に設けられた不図示の前段分離部で制限され、シート材Pの所定枚数のみが給紙ローラ28と分離ローラ241から構成されるニップ部に送られる。送られたシート材Pはこのニップ部で分離され、最上位のシート材Pのみが搬送される。
【0035】
シート材Pが、後述の搬送ローラ36、ピンチローラ37まで到達すると、圧板21は不図示の圧板カムによって、分離ローラ241は不図示のコントロールカムによって、リリースされる。戻しレバー22は不図示のコントロールカムによって、積載位置に戻る。この時、給紙ローラ28と分離ローラ241から構成されるニップ部に到達していたシート材Pを積載位置まで戻すことができる。
(B)送紙部
曲げ起こした板金からなるシャーシ11に送紙部3が取り付けられている。送紙部3はシート材Pを搬送する搬送ローラ36とPEセンサ32を有している。搬送ローラ36は金属軸の表面にセラミックの微小粒をコーティングした構成であり、両軸の金属部分を軸受38で受け、シャーシ11に取り付けられている。搬送ローラ36には回転時の負荷を与え安定した搬送が行えるために軸受38と搬送ローラ36の間に不図示の搬送ローラテンションバネが設けられており、搬送ローラ36を付勢することで所定の負荷を与えている。
【0036】
搬送ローラ36には従動する複数のピンチローラ37が当接して設けられている。ピンチローラ37はピンチローラホルダ30に保持されており、不図示のピンチローラバネで付勢することで、ピンチローラ37が搬送ローラ36に圧接し、シート材Pの搬送力を生み出している。この時、ピンチローラホルダ30の回転軸がシャーシ11の軸受に取り付けられ、そこを中心に回転する。さらに、シート材Pが搬送されてくる送紙部3の入口にはシート材Pをガイドするペーパガイドフラッパ33及びプラテン34が配設されている。また、ピンチローラホルダ30にはシートPの先端、後端検出をPEセンサ32に伝えるPEセンサレバー321が設けられている。プラテン34はシャーシ11に取り付けられ、位置決めされている。ペーパガイドフラッパ33は、搬送ローラ36と嵌合し、摺動する軸受部331を中心に回転可能で、シャーシ11に当接することで位置決めされる。
【0037】
また、プラテン34の紙基準側にはシート材Pの端部を覆う不図示の紙押さえが設けられている。これによって、端部か変形、またはカールしたシート材Pにおいても端部が浮き上がってキャリッジ50、または記録ヘッド7と干渉しないようにしている。画像情報に基づいて画像を形成する記録ヘッド7は、搬送ローラ36のシート材搬送方向における下流側に設けられている。
【0038】
上記構成において、送紙部3に送られたシート材Pはピンチローラホルダ30及びペーパガイドフラッパ33に案内されて、搬送ローラ36とピンチローラ37とのローラ対に送られる。この時、PEセンサレバー321が、搬送されてきたシート材Pの先端を検知して、これによりシート材Pの記録位置を求めている。また、シート材Pは搬送モータ35によりローラ対である搬送ローラ36、ピンチローラ37が回転することでプラテン34上を搬送される。プラテン34上には、搬送基準面になるリブが形成されており、記録ヘッド7とのギャップを管理しているのと、後述の排紙部と合わせて、シート材Pの波打ちを制御することで、波打ちが大きくならないように構成されている。
【0039】
搬送ローラ36への駆動は、DCモータからなる搬送モータ35の回転力をタイミングベルト351で搬送ローラ36の軸上に設けたプーリ361に伝達している。また、搬送ローラ36の軸上には、搬送ローラ36による搬送量を検出するための150〜300lpiのピッチでマーキングを形成したコードホイール362が設けられており、それを読み取るエンコーダセンサ363がコードホイール362の隣接する位置のシャーシ11に取り付けられている。
【0040】
なお、記録ヘッド7は各色インクタンク別体の交換可能なインクタンクが搭載されたインクジェット記録ヘッドが用いられている。この記録ヘッド7は、ヒータ等によりインクに熱を与えることが可能となっている。そして、この熱によりインクは膜沸騰し、この膜沸騰による気泡の成長または収縮によって生じる圧力変化によって記録ヘッド7のノズル70からインクが吐出されてシート材P上に画像が形成される。
【0041】
(C)キャリッジ部
キャリッジ部5は、記録ヘッド7を取り付けるキャリッジ50を有している。そしてキャリッジ50は、シート材Pの搬送方向にたいして直角方向に往復走査させるためのガイドシャフト52及びキャリッジ50の後端を保持して記録ヘッド7とシート材Pとの隙間を維持するガイドレール111によって支持されている。なお、このガイドシャフト52はシャーシ11に取り付けられている。ガイドレール111はシャーシ11に一体に形成されている。ガイドレール111のキャリッジ50との摺動側には、SUS等の薄板の摺動シート53が張設され、摺動音の低減を行っている。
【0042】
また、キャリッジ50はシャーシ11に取り付けられたキャリッジモータ54によりタイミングベルト541を介して駆動される。このタイミングベルト541は、アイドルプーリ542によって張設、支持されている。タイミングベルト542はキャリッジ50とゴム等からなる不図示のダンパを介して結合されており、キャリッジモータ54等の振動を減衰することで、画像ムラ等を低減している。そして、キャリッジ50の位置を検出するための150〜300lpiのピッチでマーキングを形成したコードストリップ561がタイミングベルト541と平行に設けられている。さらに、それを読み取るエンコーダセンサ56がキャリッジ50に搭載したキャリッジ基板92に設けられている。このキャリッジ基板92には、記録ヘッド7と電気的な接続を行うためのコンタクト921も設けられている。また、キャリッジ50には、電気基板9から記録ヘッド7へと信号を伝えるためのフレキシブル基板57を備えている。
【0043】
キャリッジ50には、記録ヘッド7を位置決め用の突き当て部501と押し付け、キャリッジ50に固定するための押圧手段511が設けられている。押圧手段511はヘッドセットレバー51に搭載され、ヘッドセットレバー51を回転支点中心に回して、セットする際に、記録ヘッド7に作用する構成になっている。
【0044】
また、ガイドシャフト52の両端には偏心カム521が設けられており、キャリッジ昇降モータ58の駆動により、駆動ギア列581を介し、偏心カム521まで駆動を伝達することによってガイドシャフト52を上下に昇降させることができる。このことによって、キャリッジ50を昇降させ、厚みの異なるシート材Pに対しても最適なギャップを構成することができる。
【0045】
さらに、キャリッジ50には、後述のCD印刷用のトレイ83の位置検出用のマーク826を検出用の反射型の光センサからなるトレイ位置検出センサ59が取り付けられている。発光素子より発光し、その反射光を受光することで、トレイ83の位置を検出することができる。
【0046】
上記構成において、シート材Pに画像形成する時は、画像形成する行位置(シート材Pの搬送方向の位置)に搬送ローラ36とピンチローラ27とによるローラ対がシート材Pを搬送すると共にキャリッジモータ80によりキャリッジ50を画像形成する列位置(シート材Pの搬送方向と垂直な位置)に移動させて、記録ヘッド7を画像形成位置に対向させる。その後、電気基板9からの信号により記録ヘッド7がシート材Pに向けてインクを吐出して画像が形成される。
【0047】
(D)排紙部
排紙部4は、2本の排紙ローラである第1排紙ローラ40、第2排紙ローラ41と、第1排紙ローラ40および第2排紙ローラ41に所定圧で当接し、従動して回転可能なように構成された拍車42、搬送ローラ36の駆動力を第1排紙ローラ40および第2排紙ローラ41に伝達するギア列等から構成されている。
【0048】
第1排紙ローラ40および第2排紙ローラ41はプラテン34に取り付けられている。上流側の第1排紙ローラ40は、金属軸に、複数の搬送部401が設けられたものであり、搬送ローラ36からの駆動力がアイドラギアを介し、第1排紙ローラ40に伝達されることによって駆動される。第2排紙ローラ41は樹脂の軸にエラストマの弾性体からなる搬送部411を複数取り付けた構成になっている。搬送ローラ36から第2排紙ローラ41への駆動力は、第1排紙ローラ40からアイドラギアを介して伝達される。
【0049】
拍車42はSUSの薄板で周囲に凸形状を複数設けたものを樹脂部と一体成型され、拍車ホルダ43に取り付けられている。コイルバネを棒状に設けた拍車バネ44によって、拍車42は拍車ホルダ43への取り付けと、第1排紙ローラ40および第2排紙ローラ41等への押圧を行っている。拍車42は第1排紙ローラ40および第2排紙ローラ41のゴム部、弾性体部に対応する位置に設けられ、主にシート材Pの搬送力を生み出す役割のものと、その間の第1排紙ローラ40および第2排紙ローラ41の搬送部401、411が無い位置に設け、主にシート材Pが記録される時の浮き上がりを抑える役割のものがある。
【0050】
第1排紙ローラ40と第2排紙ローラ41との間には、シート材Pの両端を持ち上げ、第1排紙ローラ40と第2排紙ローラ41との先でシート材Pを保持し、先出のシート材P上の記録を擦る事でダメージを与えないための不図示の紙端サポートが設けられている。先端に不図示のコロが設けられた樹脂部材が不図示の紙端サポートバネによって付勢され、コロ451を所定圧で、シート材Pに押し付けることで、シート材Pの両端を持ち上げ、こしを作ることで、保持できるように構成されている。
【0051】
以上の構成によって、キャリッジ部5で画像形成されたシート材Pは、排紙ローラ41と拍車42とのニップに挟まれ、搬送されて排紙トレイ46に排出される。排紙トレイ46は、複数に分割され、後述のベース99の下部に収納できる構成になっている。使用時は、引出して使用する。排紙トレイ46は先端に向けて高さが上がり、さらにその両端は高さが高く構成され、排出されたシート材Pの積載性向上、記録面の擦れ防止を可能としている。
【0052】
(E)クリーニング部
クリーニング部6は、記録ヘッド7のクリーニングを行うポンプ60、記録ヘッド7の乾燥を抑えるためのキャップ61、記録ヘッド7のノズル周辺のフェース面をクリーニングするブレード62等から構成されている。
【0053】
このクリーニング部6は、専用のクリーニングモータ69を有し、一方向の回転でポンプ60が作動し、逆回転で、ブレード62動作およびキャップ61昇降動作が作用するようにワンウェイクラッチが設けられている。
【0054】
ポンプ60は弁を備えた2本のチューブでキャップ61に接続されており、これらチューブはポンプコロでしごかれることで負圧を発生させるように構成されている。キャップ61を記録ヘッド7に密着させた状態でポンプ60を作用させると記録ヘッド7から不要なインク等が吸引される。キャップ61部分には、吸引後の記録ヘッド7のフェース面のインク残りをより少なくするために、キャップ吸収体が設けられている。そのため、ここにインクが残り固着して弊害が出ないように、キャップ61を開けた状態で、キャップ61に残っているインクを吸引するようにしている。ポンプ60で吸引された廃インクはベース99に設けられた廃インク吸収体に吸収・保持される。
【0055】
ブレード62動作、キャップ61昇降動作、弁の開閉等の一連の動作は、軸上に複数のカムを設けたメインカムで制御される。それぞれの部位のカム、アームがメインカムに作用され、所定の動作を行う。メインカム63の位置は、フォトインタラプタ等の位置検出センサ64で検出することができる。キャップ61の降時に、ブレード62がキャリッジ50の走査方向に垂直に移動し、記録ヘッド7のフェース面をクリーニングする。ブレード62は、記録ヘッド7のノズル近傍をクリーニングするものと、フェース面全体をクリーニングするものと、複数設けられている。そして、一番奥に移動した際に、ブレードクリーナ66へ当接することで、ブレード62自身へ付着したインクなどを除去することができる。(F)外装部
前述までの各ユニットはシャーシ11に組み込まれ、プリンタの機構部分を形成している。その回りを覆うように外装を取り付けている。外装は、主に、ベース99、上ケース98、アクセスカバー97、コネクタカバー96、フロントカバー95から構成されている。
【0056】
ベース99の下部には、排紙トレイレールが設けられ、分割された排紙トレイ46が収納可能に構成されている。また、フロントカバー95は非使用時に排紙口を塞ぐ構成になっている。
【0057】
上ケース98には、アクセスカバー97が回動可能に取り付けられている。上ケース98の上面の一部は開口部を有しており、この位置でインクタンク71、および記録ヘッド7が交換可能である。さらに、アクセスカバー97の開閉を検知するための、ドアスイッチレバー981、LEDの光を伝達・表示するLEDガイド982、基板のSWに作用するキースイッチ983等が上ケース98に設けられている。さらに、上ケース98には、多段式の給紙トレイ26が回動可能に取り付けられている。給紙部2が使われない時は、給紙トレイ26は収納すれば、給紙部2のカバーにもなるように構成されている。
【0058】
また、上ケース98とベース99は、弾性を持った嵌合爪で取り付けられている。その間のコネクタ部分が設けられている部分をコネクタカバー96が覆っている。
【0059】
次に本発明に関わるCD搬送部8とそれを用いた場合のCD印刷について図6〜図37を用いて詳細に説明する。
【0060】
図6(a)、(b)、図7、図8は記録装置本体へのCD搬送部8の取り付けを説明する斜視図、図9はCD搬送部の斜視図、図10、図11はベース99のCD搬送部取り付け部および取り付け検出部構成図である。また、図12〜図15は、ベース99とCD搬送部8との係合に関して説明するための一部側断面図、図16(a)、(b)図17(a)、(b)はスライダ81の移動を説明するためのCD搬送部8の斜視図である。また、図13は、ベース99からCD搬送部8を取り外す状態を示す図である。
【0061】
図18はトレイ83の平面図、図19はトレイの位置検出部分の凹部形状を説明ための一部側断面図、図20はトレイ83の背面図、図21はトレイ83の側断面図、図22はトレイ83の幅広リブとトレイガイド82の爪部との位置関係を示す図、図23はCDのセット状態を示す上面図、図24は側圧コロ、押圧コロ部を示したCD搬送部8の斜視図、図25はトレイ83のトレイ挿入位置合わせ用マーク836とトレイガイド82のトレイセットマーク826を合わせた状態を示す記録装置の斜視図、図26〜図29は、CD搬送部8からトレイ83が搬送される過程を示した状態説明図、図30、図31はCDのセット状態を示す斜視図、図32〜35はトレイ83の搬送状態を示す側断面図、図36(a)、(b)はキャリッジガイドシャフト昇降機構の作用説明図、図37はトレイ83と位置検出センサの相対位置説明図である。
【0062】
まず、記録装置へのCD搬送部8の装着の概略を述べる。
【0063】
図6(a)、図7(a)のように、CD搬送部8は、CD搬送部8を図中記載の矢印Y方向にまっすぐスライドさせるとベース99に装着される(図6(b)、図7(b))。この時、図10、図11に示すように、ベース99の両側に設けたCD搬送部ガイドレール993に沿って、トレイガイド82の両端の嵌合部が挿入されることによって、位置決めが行われる。トレイガイド82の両側にはフック104が回動可能に構成され、一方向に付勢されている。CD搬送部8を所定位置までスライドさせるとこれ以上スライドできないように突き当たる。そして、フック104がCD搬送部ガイドレール993のストッパに作用し、スライドしてきた方向にも戻らないようにロックがかかる。プラテンには、トレイガイド82が装着された状態を検出するためのメカ的なトレイガイド検出センサ344が設けられており、トレイガイド82がプリンタ本体に装着されると、トレイガイド82の一部がトレイガイド検出センサ344を押すことで、装着が検知できる構成になっている。
【0064】
次に、図11〜図16を用いてフック104によるロック機構について説明する。
【0065】
図11において、ベース99にはトレイ83を支持する支持部材であるトレイガイド82に設けた嵌合溝103a(図14)と嵌合される突起部99aが設けられている。
【0066】
図14、15において、トレイガイド82には軸103bと嵌合する穴104aを有し、軸103bを中心に回動可能に軸支された樹脂製のフック104が設けられている。
【0067】
フック104のトレイガイド82への取り付けは、側方から穴104aと軸103bとが嵌合するように行うが、その際、フック104のフランジ部104fとトレイガイド82に設けた弾性リブ103gとが当接するが、弾性リブ103gの当接部103hはテーパ形状となっているため、フランジ部104fはテーパ面を滑りながら当接部103hは矢印c方向に回動してフック104は所定位置に納まる。
【0068】
そして、当接部103hは弾性力によって元の位置に戻った後はフランジ部104fと当接してフック104のスラスト方向抜け止めとなる。
【0069】
フック104の一端には薄板形状部104cが設けられ、トレイガイド82に設けられた軸103cと当接して弾性力を発生しフック104の爪部104bを常にベース99の突起部99a側へ付勢している。
【0070】
CD搬送部8をY方向へスライドさせるとフック104の爪部104bと突起部99aに設けられた切欠き部99bとが嵌合して位置が決まる。
【0071】
トレイガイド82の嵌合溝103aは入口部103a1が幅広であり、斜面103a2が形成されるため、ベース99の突起部99aとの嵌合をスムーズに行うことができる。
【0072】
また、フック104と突起部99aとの嵌合時にフック104は突起部99aの先端部99a1と当接するが、傾斜部104eが設けられているため、フック104は矢印a方向へ回転しながら先端部99a1を乗り越えた後、薄板形状部104cの弾性力によって爪部104bは切欠き部99bと嵌合する。
【0073】
そして、下ケースの先端部99a1がトレイガイド当接面103iに当接してプリンタ本体へのCD搬送部8のY方向の位置が決まる。
【0074】
ここでフック104はポリアセタール等の潤滑性に優れた材質が好ましい。
【0075】
トレイガイド82には案内溝103dが設けられ、案内溝103dを摺動するアーム85が揺動可能に具備されている。
【0076】
アーム85にはボス85bが設けられ、ボス85bはスライドカバー102の裏側に設けられた溝部102dと嵌合している。
【0077】
スライドカバー102にはトレイガイド82の案内溝103eと摺動嵌合するボス102b、102cが設けられ、スライドカバーはボス102b、102cと案内溝103eとで位置決めされて矢印b方向へ移動可能となっている。
【0078】
スライドカバー102は上述のアーム85が接続されているため、図14のようにスライドカバー102が矢印b方向へ動作するのに連動してアーム85は、図16、図17に示すように水平方向へ動作するようになっている。
【0079】
図16(a)、(b)に示すように、拍車42を搭載した拍車ホルダ43はプラテン34に上下にスライド可能に構成され、所定圧のバネで付勢している。従って、アーム85が拍車ホルダ43とプラテン34の間に入り込むことで、拍車ホルダ43は上方へ所定量だけ持ち上げられる。この際、アーム85の先端に形成された傾斜部851によってアーム105はスムーズにプラテン34と拍車ホルダ43との間に入り込むことができる。このことにより、プラテン34と拍車ホルダ43との間にトレイ83が通過できるスペースを形成することができる。また、アーム85はプラテン34と拍車ホルダ43との間に入った状態で位置が決まるようになっており、トレイガイド82へ収納された状態ではトレイガイド82に対しガタを持った構成となっている。
【0080】
また、スライダ81をプリンタ本体方向へ移動させない状態では、開口部821は閉ざされているため、トレイ83は挿入できないようになっている。そして、スライダ81をプリンタ本体方向へ移動させると、スライダ81は斜め上方向に移動する構成になっているのでトレイガイド82との間に開口部821が現れる。この状態で、CDを装填したトレイ83を開口部821から挿入し、所定位置にセットすることができる。これは、拍車ホルダ43が上昇されていない状態でトレイ83が挿入された場合に、トレイ83と拍車42とが干渉してトレイ83先端のトレイシート831や拍車42が破損するのを防止するためである。
【0081】
図13のように、トレイ83がスライダ81を本体から引出されると、スライダ81と連動してアーム85が拍車ホルダ43から外れ、拍車ホルダ43、拍車42が所定位置に下がる。この時、トレイ83が装着されたままであると、スライダ81とトレイガイド82との開口部821にトレイ83が挟まり、スライダ81をそれ以上引けなくなっている。これにより、CDがプリンタ本体に残ったまま拍車42が下がることでCDがダメージを受けてしまわないようになっている。さらに、スライダ81を引くと、スライダ81がフック104に作用に、フック104がベース99のCD搬送部ガイドレール993から外れることにより、CD搬送部8のプリンタ本体への装着が解除される。
【0082】
板厚2〜3mm程度の樹脂板からなるトレイ83は、図18に示すように、CD取り付け部832と、トレイの出し入れに操作者が掴む操作部833と、位置検出マーク834と、CD取り出し用穴835と、挿入位置合わせ用マーク836と、側圧コロ逃げ部387と、メディア有無検知マーク838とが設けられている。さらに、トレイ83の先端には、搬送ローラ36、ピンチローラ37へのトレイ83の噛み込みを確実にするためのトレイシート831が取り付けられている。
【0083】
位置検出マーク834はトレイ83のCD取り付け部分の先端側に2個の位置検出マーク834a、834b、また、反対側に1個の位置検出マーク834cが設けられている。各位置検出マーク834は3〜10mm程度の正方形に反射性能が高い部材が設けられている。ここでは、ホットスタンプを用いて形成している。これら位置検出マーク834の周囲には凹部839が設けられており、樹脂部品の位置検出マーク834部形状に沿った形で反射材料を形成することができる。また、図19に示すように、凹部839の底部は高い表面性を持って、所定角度を持って形成されているので、キャリッジ50に設けたトレイ位置検出センサ59の発光が位置検出マーク834以外で反射されても受光部に戻らないことで誤検知されるのを防いでいる。以上のように、トレイ83上の位置検出マーク834の反射率が高いので高性能のセンサを搭載する必要がなく、補正などの処理が少なくできるので、コストアップや印刷時間の増大を避けることができる。また、CDの印刷領域のエッジを直接読み取る方式に比べて、色付きのCD、一度記録したものへの再印刷する時でも検出を正確に行うことができる。
【0084】
CD取り付け部832は、複数のモールド爪が設けられており、CDを取り付けた場合の位置決めと、がた取りとを行っている。操作者は、CD中央の穴をCD取り付け部832に合わせて取り付ける。そして、取り外しの時は、2箇所のCD取り出し用穴835を利用し、操作者がCDの外周エッジを持って外せるように構成されている。また、CD取り付け部832はそれ以外のトレイ83の面より一段低くなっている。この低い面に、メディア有無検知マーク838が設けられている。これは、所定幅のホットスタンプの中に所定幅の穴を設け、この穴幅が検知された場合に、メディア無しと判断するように構成されている。
【0085】
トレイ83の先端には、搬送ローラ36、ピンチローラ37へのトレイ83の噛み込みを確実にするためのトレイシート831が取り付けられている。トレイシート831は厚み0.1〜0.3mm程度のPET等からなるシート材で構成され、所定の摩擦係数と硬度を有している。また、トレイ83自身も先端のテーパ部830を有している。まず、トレイシート831が搬送ローラ36、ピンチローラ37に噛みこまれることで搬送力が生まれ、トレイ83の先端のテーパ部830をピンチローラ37が持ち上げることで厚みがあるトレイ83を搬送ローラ36、ピンチローラ37に挟持でき、トレイ83の搬送が可能になる。なお、位置検出マーク834はピンチローラ37の間に設けられているため、位置検出マーク834がピンチローラ37と当接することで表面に傷が付くことはない。
【0086】
また、トレイ83の裏面には図20に示すように、後述するトレイガイド82上に設けたトレイ支持部862によって支持される被支持部861と、トレイ83が搬送された場合に、トレイ支持部862のトレイ支持面862aがトレイ83の裏面に接触しないようにするための溝860が備えられている。
【0087】
この時、トレイ支持部862の他に、他のトレイ支持部863がトレイガイド82上のトレイ支持部862の排出方向下流側に備えられているが、他のトレイ支持部863のトレイ支持面863aの高さは、トレイ支持面862aの高さより低い構成になっており、後述するトレイ83の図21中、左斜め上方に先端部が向う方向への進入を妨げないようにしている。
【0088】
また、トレイ83は、図21に示すように、トレイ83の先端部106eは搬送ローラ36とピンチローラ37とのニップ部に噛み込み易いようにテーパ形状となっており、かつマイラーシートやPETシート等の薄板形状のトレイシート112が具備されている。また、トレイ83のCD装填部中心106aにはCDの中心部穴と嵌合するトレイ83と一体から成る弾性力をもった爪部106f1、106f2が2ヶ所設けられ、CDの位置決めを行っている。CD装填部中心106aの上流側及び下流側には傾斜面106j1、106j2が設けられ、誤ってCDを装填しないでトレイ83をセットしてしまった場合に、トレイ83が搬送されてピンチローラ37がCD装填部106iに落ち込んでから装填部中心106aに乗り上げる時や、装填部中心106aからCD装填部106iへ降下する時にスムーズに行えるようになっている。よって、ピンチローラ37に無理な力が掛かることがないためピンチローラ37が破損することがなく、ピンチローラ37を支持しているピンチローラホルダ30と装填部中心とが干渉してもピンチローラホルダ30のリブ面を傷付けることのない信頼性の高い装置とすることができる。
【0089】
さらに、図22に示すように、トレイ83は、その裏面が複数のリブ106lによって肉抜き形状となっており、トレイガイド82のリブ103f1〜103f5に対応した位置には巾広リブ106k1〜106k5が設けられ、トレイ搬送時に挙動の変化があってもリブ103f1〜103f5と巾広リブ106k1〜106k5との係合は外れることなく、安定したトレイの搬送を行うことができる。
【0090】
CDへの印刷終了後は、トレイ83を取り出し、スライドカバー102を手前へ移動させ図3の状態となるが、さらにスライドカバー102を手前へ移動させると、図7に示すアーム85に設けた突起105cとフックの凸部104dとが係合し、フック104が矢印a方向に回転し、爪部104bと切欠き部99bとの嵌合が外れ、トレイガイド82とベース99との嵌合が外れ、CDユニットはプリンタ本体から離脱される。
【0091】
また、図18および図23に示す逃げ部開始位置106hはトレイ83の変動を考慮して側圧コロ824の側圧を徐々に逃がすための斜面である。この側圧コロ824は、図24に示すように、トレイガイド82に設けられており、トレイ83をトレイガイド82の基準位置に押し付けるためのものであり、不図示のコロばねによって所定圧でトレイ83を基準位置に押し付けることでトレイ83の位置決めを行っている。側圧コロ824は、操作者が所定位置にトレイ83をセットするところまでは作用し、トレイ83が搬送ローラ36、ピンチローラ37で搬送される時は、側圧コロ824が作用する位置に側圧コロ逃げ部387が来るので、側圧コロ824はトレイ83に作用しなくなり、余計なバックテンションなどがトレイ83に作用しなくなる。これにより、トレイ83の搬送精度が低下するのを防いでいる。
【0092】
スライダ81には、左右に押圧コロ811が設けられており、コロばね812によって、トレイ83を所定圧で第2排紙ローラ41および第1排紙ローラ40に押し付けることで、トレイ83の搬送力を生み出している。この搬送力によって、印刷開始時にトレイ83を、セット位置から、搬送ローラ36、ピンチローラ37よりなるニップ部まで搬送できる。さらに、印刷終了時に、操作者が取り出す所定位置までトレイ83を搬送できる。この場合も、押圧コロ811は位置検出マーク834と当接しない位置に配置されているので、位置検出マーク834が押圧コロ811と当接して表面に傷が付くことはない。
【0093】
そして、所定位置に搬送されたトレイ83を引出すことで、トレイガイド82からトレイ83を取り出すことができる。さらに、2箇所のCD取り出し用穴835を利用し、操作者はCDの外周エッジを持って外すことができる。
【0094】
次に、上記構成を用いた場合のCDへの印刷の動作を説明する。
【0095】
CD搬送部8を本体に向けてまっすぐスライドさせると、ベース99に装着される。この時、トレイガイド検出センサ344により、トレイガイド82がプリンタ本体に装着されたことを検知できる。
【0096】
さらに、スライダ81をプリンタ本体方向へ移動させると、スライダ81と連動して、アーム85がプリンタ本体方向へ突出する。そして、アーム85が拍車ホルダ43とプラテン34の間に入り込むことで、拍車ホルダ43を上方へ所定量だけ持ち上げる。
【0097】
このように、スライダ81をプリンタ本体方向へ移動さると、スライダ81は斜め上方向に移動する構成になっているのでトレイガイド82との間に開口部821が現れる。この状態で、図25に示すように、CDを装填したトレイ83を開口部821から挿入し、所定位置にセットすることができる。
【0098】
そして、CDをトレイ83のCD取り付け部832に装着する。操作者は操作部833を持って、位置検出マーク834がトレイガイド82のトレイセットマーク826と一致するところまでトレイ83を挿入する。
【0099】
この時、トレイセットからトレイ83が搬送される過程までの状態を、図26〜図29、および図30〜37を参照して説明する。
【0100】
図26、30、31はトレイ83のセットを開始した状態を示した図で、この状態の時、トレイ83の被支持部861が、トレイガイド82上のトレイ支持部862のトレイ支持面862aによって支持された状態になっているため、トレイ83は、図26中、左斜め上方に先端部が向う方向に進入することになり、この結果、トレイ83の先端部に取り付けられたトレイシート831は、第2排紙ローラ41に対して、外周面の接線方向に近い状態で進入することになり、抵抗感無くトレイ83を記録装置内へ進入させることが可能になっている。
【0101】
図27、32、33は、図26の状態からさらにトレイ83を記録装置内へ進入させた状態を示した図であり、この状態が、トレイ83のセット位置になる。即ち、操作者が、トレイ83を、トレイ挿入位置合わせ用マーク836とトレイガイド82のトレイセットマーク826とが一致する所まで挿入した位置になる。
【0102】
この状態の時、トレイ83の溝860が、トレイガイド82上のトレイ支持部862のトレイ支持面862aに対向する位置になり、トレイ支持面862aによる、トレイ83の、図27中、左斜め上方にトレイ83の先端部が向う方向への支持は、解除されることになる。
【0103】
そして、トレイ83は、コロばね812による押圧コロ811により、第2排紙ローラ41および第1排紙ローラ40に所定圧で押し付けられることになり、トレイ83に搬送力が付与されることになる。
【0104】
図28、29、34、35は、図27の状態で、ホストから記録信号が送られ、記録作業を開始した状態を示した図である。
【0105】
まず、図27に示した状態で、搬送ローラ36、第1排紙ローラ40、第2排紙ローラ41が図27中矢印A方向へ回転(以後逆転と表現する)する。この時、押圧コロ811、コロばね812によって、トレイ83が所定圧で第1排紙ローラ40および第2排紙ローラ41に押し付けられ、トレイ83に搬送力が生み出されているので、第1排紙ローラ40および第2排紙ローラ41の逆転に応じて、トレイ83がプリンタ内部へ搬送される(図28、図34)。そして、この後、さらに第1排紙ローラ40および第2排紙ローラ41の逆転により、トレイシート831が搬送ローラ36、ピンチローラ37に噛みこまれることになり、所定の搬送力が生まれ、トレイ83の先端のテーパ部830でピンチローラ37が持ち上がり、トレイ83が搬送ローラ36、ピンチローラ37に挟持される(図29)。
【0106】
次に、キャリッジ50がトレイ83を検出するために、ホームポジションから記録領域に移動する。この時に、キャリッジ昇降モータ58が駆動することで、図36(a)の状態から図36(b)の状態へとガイドシャフト52を上昇させて、トレイ83に対して最適なギャップを形成する。
【0107】
図37(a)(b)に示すように、キャリッジ50はトレイ位置検出センサ59をトレイ83の位置検出マーク834aの位置に合わせて停止する。そして、トレイ83を搬送し、位置検出マーク834a上端のエッジ位置を検出する。そのまま、搬送を続け、位置検出マーク834aの下端エッジを検出する。次に、図37(c)トレイ位置検出センサ59が位置検出マーク834aの略中央に来るようにトレイ83を戻す。そして、キャリッジ50を左右に移動させ、位置検出マーク834a右端のエッジ位置、左端のエッジ位置を検出する。以上より、位置検出マーク834aの中心位置834acを算出することができ、中心位置834acより、トレイ83に搭載したCDの印刷位置を求めている。以上のように、トレイ83自身の位置検出を行うので、検出を行わずにメカ的な精度のみで印刷を行う場合に比べて、部品精度のバラツキ、トレイの状態などによって印刷がずれることがない。
【0108】
位置検出マーク834aの位置を検出した後に、キャリッジ50は図37(d)のように、位置検出マーク834bを検出に移動する。両端のエッジを検出することで、先程検出した位置検出マーク834aが間違いないことを確認する。これは、トレイ83が正規セット位置よりも奥に挿入された場合に、図37(e)のように、位置検出マーク834c位置を検出しても位置検出マーク834bを検出に移動する動作によって、位置検出マーク834aでは無いことを検知することができる構成になっている。
【0109】
トレイ83位置が検出された後に、図37(f)のように、トレイ83搬送方向に、キャリッジ50のトレイ位置検出センサ59位置とトレイ83のメディア有無検知マーク838位置が一致するようにトレイ83を搬送する。この時に、メディア有無検知マーク838の検出穴エッジを検出し、所定穴幅と一致すると、CDが搭載されていないと判断し、印刷作業を中断し、トレイ83を所定位置まで、排出し、エラーを表示する。ここで、上記メディア有無検知マーク838が検出できなければ、CDが搭載されていると判断し、印刷作業を継続する。
【0110】
以上の一連の初期動作が終了したところで、トレイ83をプリンタの奥のCD全体を記録できる所定位置まで搬送する。その後、ホストからの送られる画像データに応じて、記録を開始する。画像は、複数走査で画像を形成するいわゆるマルチパス記録を用いることで、搬送精度、記録ヘッド7の着弾精度によるバンドムラ等を軽減することができる。
【0111】
印刷が終了した後に、トレイ83は、前述の印刷前に操作者がトレイガイド82にトレイ83をセットした位置までトレイ83を搬送する。この状態で、操作者は印刷が行われたCDが搭載されたトレイ83を取り出すことができる。さらに、スライダ81を引くことでアーム85が拍車ホルダ43から解除され、フック104がベース99から解除されることでCD搬送部8が本体プリンタから解除され、トレイ83を取り外すことができる。
【0112】
以上の構成および作用により、安価で省スペースな構成で、トレイ先端部を傷めることなく、トレイを容易にプリンタ内へセットすることが可能になる効果を得た。また、トレイセット後には、トレイセット性向上のための構成が、トレイ搬送性能に悪影響を及ぼさないという効果を得た。
(第2の実施形態)
図38、39に示すように本実施形態では、トレイ83の裏面は複数のリブ106nによって肉抜き形状となっており、第2排紙ローラ41に対応した位置には、凹部871を設けることによって形成されたリブ870が、第1排紙ローラ40の搬送部401および第2排紙ローラ41に接触するように備えられている。すなわち、1つの排紙ローラに対してリブ871が2つ設けられている。
【0113】
リブ871はもちろん1つでも良いがトレイ83の搬送をより安定なものとするために2つ設けてある。なお、巾狭の排紙ローラにおいてはリブが1つであってもよい。このようにすることで、リブ形状でありながらトレイの搬送精度も損なわないものとすることができる。
【0114】
図40、41に示すように、トレイ83を挿入することにより、トレイ83のリブ870が、第1排紙ローラ40の搬送部401および第2排紙ローラ41の搬送部411に擦れることになるが、リブ870に対しての擦れになるため、搬送部401および411の表面との密着性は低く、搬送部401および411の表面が擦れによって変形して発生する擦れ音の発生は、抑制されることになる。(第3の実施形態)
上述した各実施形態では、トレイと排紙ローラとを面接触させないことで、第1排紙ローラ40および第2排紙ローラ41の搬送部401および411の表面が擦れによって変形して発生する擦れ音の発生を抑制する構成を示したが、図42に示す本実施形態のように、少なくとも1箇所の搬送部401または411に当接するリブ870を削除し、凹部871´として搬送部401および411に全く接触しない構成としても、擦れ音の発生を抑制することができる。
(第4の実施形態)
上述した各実施形態では、トレイ83のセット位置の状態においては、第1排紙ローラ40の搬送部840のみがリブ870に接触し、第2排紙ローラ41の搬送部411はトレイ83の被搬送面872に十分な接触面積および所定圧で押し付けられる構成を示したが、トレイ83のセット位置の状態において、第1排紙ローラ40および第2排紙ローラ41の双方がリブ870に接触する構成としても、擦れ音の発生を抑制することができる。また、その後の搬送ローラ36、第1排紙ローラ40、第2排紙ローラ41の逆転駆動で、直ちにトレイ83の被搬送面872に、コロばね812による押圧コロ811により、第2排紙ローラ41の搬送部411が十分な接触面積および所定圧で押し付けられる構成にしても、擦れ音の発生を抑制することができる。
(第5の実施形態)
上述した各実施形態では、面接触させないためのトレイ83の面構成を、トレイ83の被搬送面872に凹部871を設けることによって形成したリブ870で説明したが、図43に示すように、リブ870の箇所の、トレイ83の被搬送面872に凸形状となる被支持部861´を形成することによってリブを形成しても、擦れ音の発生を抑制することができる。
(第6の実施形態)
上述した各実施形態では、トレイと排紙ローラとを面接触させないために、トレイ側にリブを設けた構成を示したが、被搬送面872より粗いシボ面(被搬送面872はシボ加工なしの面の場合も含む)で構成しても、第1排紙ローラ40の搬送部401および第2排紙ローラ41の搬送部411との密着性を緩和することが可能で、擦れ音の発生を抑制することができる。
(第7の実施形態)
図44に本実施形態におけるCD搬送部のコロホルダとトレイガイドに形成されたトレイガイドリブとの位置関係を示す模式的な側面図を示す。
【0115】
トレイガイド82には、トレイ83が摺動するトレイガイドリブ82cが形成されており、その位置は、第2排紙ローラ41からの距離がコロ108よりも遠くなるように配置されている。そして、このような構成において、コロ108がB方向に付勢されてトレイ83を下方向に押しているので、トレイ83は、トレイガイドリブ82cを支点に先端部106eが下がり図44において左に傾いた状態になる。このように先端部106eが下がり気味になっているので、第2排紙ローラ41とのニップが確保されることとなり、第2排紙ローラ41とのニップを確保できる。図45は第2排紙ローラ41による搬送状態を示している。B方向の力でトレイ83は第2排紙ローラ41に常に押し付けられているので、安定した搬送がなされる。
【0116】
ところで、上述のようにトレイガイド82が記録装置に対して相対的に高い位置にある場合だけでなく、トレイガイド82が記録装置に対して相対的に低い位置にある場合がある。その場合、図44でのトレイ83の傾きが余りにも大きく設定してあると、第2排紙ローラ41の下に潜り込んでしまうおそれがある。よって、大きな搬送力を得るには先端部106eを下向きとしたトレイ83の傾きは大きい方が有利ではあるが、トレイガイド82と記録装置本体側の相対的な位置の誤差を正確に見込んで、トレイ83の傾きの設定をしなければならないのは言うまでもない。
【0117】
なお、排紙ローラが搬送ローラを兼ねている場合でも本実施形態の効果は何ら変わらない。トレイ83のトレイ挿入方向に排紙ローラがない場合は、専用のトレイ用搬送ローラが必要で、トレイ挿入方向に排紙ローラがあれば、トレイ用搬送ローラ機能が兼用できる場合がある。
【0118】
以上説明したように、本実施形態によれば、第2排紙ローラ41に対してトレイガイドリブ82cをコロ108より遠くなるように配置されているので、トレイ83が第2排紙ローラ41に対してより押し付けられる方向に傾き、よって、記録装置との相対位置が出し難い、ベース99にCD搬送部8が装着される方式を選択した場合でもトレイ83を安定に搬送することができる。
(第8の実施形態)
図46に、本実施形態におけるCD搬送部のコロホルダと、記録装置の第2排紙ローラとの位置関係を示す模式的な側面図を示す。
【0119】
本実施形態においては、コロ108が第2排紙ローラ41に対向する位置、すなわち、真上に位置しており、トレイガイド82から突出した構成となっている。図47に示すように、記録装置にはコロホルダ穴107bが2箇所形成されており、このコロホルダ穴107bを介してコロホルダ107が記録装置内に奥深く進入している状態が良く分かる。第7の実施形態ではトレイガイドリブ82cがトレイ83の傾きに支点になっていたが、本実施形態の場合、上述した構成であるため、支点は第2排紙ローラ41上のニップ上の点Fとなる。
【0120】
ここでトレイガイド82側が、記録装置本体側に対して高い位置にある場合、トレイ83は106cのように左下がりの傾きになるが、Fが傾きの支点なので第2排紙ローラ41とのニップは確保されたままである。また、逆にトレイガイド82側が記録装置本体側に相対的に低い場合、106cとは反対に左上がりの傾きになる(図示せず)。その場合でもFでのニップが確保されている状況に何の変わりはない。
【0121】
なお、トレイガイド82には、トレイガイドリブ82d、103e、103fと、トレイ83の搬送方向に3箇所設けられているものであってもよい。
【0122】
以上説明したように、コロ108を第2排紙ローラ41の鉛直上、または鉛直上近傍に配置することで、トレイ83が第2排紙ローラ41に対してより押し付けられる方向に傾き、よって、記録装置との相対位置が出し難い、ベース99にCD搬送部8が装着される方式を選択した場合でもトレイ83を安定に搬送することができる。
(第9の実施形態)
図48〜図50に、本実施形態における、トレイガイドリブの構成、およびトレイの搬送状況を示す模式的な側面図を示す。
【0123】
トレイガイドリブ82gは、第7および第8の実施形態と同様に、第2排紙ローラ41での搬送を安定させることが本件の大きな目的であるため、第2排紙ローラ41にトレイ83を押し付けるような高さ設定になっている。
【0124】
図49では、トレイ83が第2排紙ローラ41によりD方向に搬送され、先端103cが搬送ローラ36とピンチローラ37に噛み込む状態を示している。この時、トレイ83はまだトレイガイドリブ82g上に乗っている。
【0125】
図50では、トレイ83の搬送は、第1および第2排紙ローラ40、41による搬送から、搬送ローラ36とピンチローラ37による搬送に完全に切り替わっている。この時、トレイ83の他端106dは、トレイガイドリブ82gから外れている、すなわち、トレイガイドリブ82g上に乗っていない。
【0126】
搬送ローラ36はその外径や振れの精度が非常に高く、またピンチローラ37からの圧力も高いため、その搬送精度は非常に高くなっている。また、この状態で第2排紙ローラ41での搬送は搬送ローラ36の搬送に取って代わるべきであり、第2排紙ローラ41への過度の押付けは、搬送ローラ36での搬送にとって搬送負荷となり、搬送精度を落とすおそれがある。よって、トレイ搬送が搬送ローラ36に切り替わった状態では、トレイガイドリブ82gはトレイ83には乗らない位置になるようになっている。
【0127】
以上説明したように、トレイガイドリブ82gが、トレイ83が搬送ローラ36とピンチローラ37に挟まれて搬送されている時はトレイガイドリブ82g上にトレイ83が乗っていないという位置に配置されているので、搬送ローラ36とピンチローラ37とによる搬送が可能になった時点で第2排紙ローラ41への過度の押付けに起因する搬送ローラ36での搬送にとっての搬送負荷がなくなる。よって、トレイ83は、搬送ローラ36により精度の高い搬送がなされることとなる。
(第10の実施の形態)
前述までの実施形態に於いては、CD搬送部8を記録装置1に装着する場合について説明したが、前述したCD搬送部8の機能を有したものが、記録装置1に内臓されている構成の記録装置であっても、前述までの同様の説明により、前述したのと同様の効果を得ることができる。
【0128】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、安価で省スペースな構成で、記録媒体搭載手段であるトレイを、排出手段を構成する排紙ローラに当接させずに確実にセットでき、かつ、精度良く搬送することができ、さらには、搬送時における排紙ローラとトレイとの擦れ音の発生を抑制することができる記録装置および記録媒体搭載手段を提供することが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における記録装置の斜視図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における記録装置の斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における記録装置の機構部の斜視図である。
【図4】本発明の第1の実施形態における記録装置の機構部の斜視図である。
【図5】本発明の第1の実施形態における記録装置の側断面図である。
【図6】本発明の第1の実施形態における記録装置本体へのCD搬送部8の取り付けを説明する斜視図である。
【図7】本発明の第1の実施形態における記録装置本体へのCD搬送部8の取り付けを説明する斜視図である。
【図8】本発明の第1の実施形態における記録装置本体へのCD搬送部8の取り付けを説明する斜視図である。
【図9】本発明の第1の実施形態におけるCD搬送部の斜視図である。
【図10】本発明の第1の実施形態における記録装置のベースのCD搬送部取り付け部および取り付け検出部構成図である。
【図11】本発明の第1の実施形態における記録装置のベースのCD搬送部取り付け部および取り付け検出部構成図である。
【図12】本発明の第1の実施形態における記録装置のベースとCD搬送部との係合に関して説明するための一部側断面図である。
【図13】本発明の第1の実施形態における記録装置のベースとCD搬送部との係合に関して説明するための一部側断面図である。
【図14】本発明の第1の実施形態における記録装置のベースとCD搬送部との係合に関して説明するための一部側断面図である。
【図15】本発明の第1の実施形態における記録装置のベースとCD搬送部との係合に関して説明するための一部側断面図である。
【図16】本発明の第1の実施形態における記録装置のベースとCD搬送部との係合に関して説明するための一部側断面図である。
【図17】スライダの移動を説明するためのCD搬送部の斜視図である。
【図18】本発明の第1の実施形態におけるトレイの平面図である。
【図19】トレイの位置検出部分の凹部形状を説明ための一部側断面図である。
【図20】本発明の第1の実施形態におけるトレイの背面図である。
【図21】本発明の第1の実施形態におけるトレイの側断面図である。
【図22】トレイの幅広リブとトレイガイドの爪部との位置関係を示す図である。
【図23】CDのセット状態を示す上面図である。
【図24】側圧コロ、押圧コロ部を示したCD搬送部の斜視図である。
【図25】トレイのトレイ挿入位置合わせ用マークとトレイガイドのトレイセットマークを合わせた状態を示す記録装置の斜視図である。
【図26】CD搬送部からトレイが搬送される過程を示した状態説明図である。
【図27】CD搬送部からトレイが搬送される過程を示した状態説明図である。
【図28】CD搬送部からトレイが搬送される過程を示した状態説明図である。
【図29】CD搬送部からトレイが搬送される過程を示した状態説明図である。
【図30】CDのセット状態を示す斜視図である。
【図31】CDのセット状態を示す斜視図である。
【図32】トレイの搬送状態を示す側断面図である。
【図33】トレイの搬送状態を示す側断面図である。
【図34】トレイの搬送状態を示す側断面図である。
【図35】トレイの搬送状態を示す側断面図である。
【図36】キャリッジガイドシャフト昇降機構の作用説明図である。
【図37】トレイと位置検出センサの相対位置説明図である。
【図38】本発明の第2の実施形態におけるトレイの背面図である。
【図39】本発明の第2の実施形態におけるトレイに形成されたリブと排紙ローラとの接触状態を示す図である。
【図40】本発明の第2の実施形態におけるトレイに形成されたリブと排紙ローラとの接触状態を示す図である。
【図41】本発明の第2の実施形態におけるトレイに形成されたリブと排紙ローラとの接触状態を示す図である。
【図42】本発明の第3の実施形態におけるトレイに形成されたリブと排紙ローラとの接触状態を示す図である。
【図43】本発明の第5の実施形態におけるトレイに形成されたリブの形状を示す図である。
【図44】本発明の第7の実施形態におけるCD搬送部のコロホルダとトレイガイドに形成されたトレイガイドリブとの位置関係を示す模式的な側面図である。
【図45】第2排紙ローラによる搬送状態を示す模式的な側面図である。
【図46】本発明の第8の実施形態におけるCD搬送部のコロホルダと、記録装置の第2排紙ローラとの位置関係を示す模式的な側面図である。
【図47】本発明の第8の実施形態における記録装置に形成されているコロホルダ穴を示す斜視図である。
【図48】本発明の第9の実施形態におけるCD搬送部のコロホルダとトレイガイドに形成されたトレイガイドリブとの位置関係を示す模式的な側面図である。
【図49】トレイの先端が搬送ローラとピンチローラに噛み込む状態を示す模式的な側面図である。
【図50】トレイが搬送ローラとピンチローラとによって搬送されている状態を示す図である。
【符号の説明】
1  記録装置
2  給紙部
3  送紙部
4  排紙部
5  キャリッジ部
6  クリーニング部
7  記録ヘッド
8  CD搬送部
9  電気部
11  シャーシ
101  CDユニット
102  スライドカバー
102a  開口部
102b、102c  ボス
102d  溝部
102e  軸受部
103a  嵌合溝
103a1  入口部
103a2  斜面
103b、103c  軸
103d、103e  案内溝
103f1〜103f5  リブ
103g  弾性リブ
103h  当接部
103i  当接面
104  フック
104a  穴
104b  爪部
104c  薄板形状部
104d  凸部
104e  傾斜部
104f  フランジ部
105  アーム
105a  傾斜部
105b  ボス
105c  突起
106a  CD装填部中心
106b、106c  指掛け穴
106d  指掛け溝
106e  先端部
106f1、106f2  爪部
106h  逃げ部開始位置
106i  CD装填部
106j1、106j2  傾斜面
106k1〜106k5  巾広リブ
106l、106m、106n  リブ
107A、107B  コロホルダ
107Aa、107Ba  軸部
108A、108B  コロ
111  ガイドレール
112  トレイシート
113  バネ
20  ASFベース
201  前段分離部
21  圧板
211  ローレット部
212  圧板バネ
213  分離シート
214  圧板カム
22  戻しレバー
221  戻しレバーバネ
23  可動サイドガイド
231  シートガイド部
232  ローレット対応部
233  操作部
24  分離ローラホルダ
241  分離ローラ
242  分離ローラバネ
243  分離ローラクラッチ
244  分離ローラリリースシャフト
245  分離ローラ軸
25  コントロールカム
26  給紙トレイ
27  駆動部
271  駆動伝達ギア
272  遊星ギア
273  給紙モータ
28  給紙ローラ
281  給紙ローラゴム
29  ASFセンサ
30  ピンチローラホルダ
31  ピンチローラバネ
32  PEセンサ
321  PEセンサレバー
33  ペーパガイドフラッパ
331  軸受部
34  プラテン
341  紙押さえ
342  搬送ローラ取り付け部
343  シャーシ取り付け軸
344  トレイガイド検出センサ
35  搬送モータ
36  搬送ローラ
361  プーリ
362  コードホイール
37  ピンチローラ
38  軸受
381  ローラテンションバネ
39  エンコーダセンサ
40  第1排紙ローラ
41  第2排紙ローラ
42  拍車
43  拍車ホルダ
44  拍車バネ
45  紙端サポート
451  紙端サポートコロ
452  紙端サポートバネ
46  排紙トレイ
50  キャリッジ
501  突き当て部
51  ヘッドセットレバー
511  ヘッド押圧手段
52  ガイドシャフト
521  偏心カム
53  摺動シート
54  キャリッジモータ
541  タイミングベルト
542  アイドルプーリ
55  キャリッジダンパー
56  エンコーダセンサ
561  コードストリップ
57  フレキシブル基板
58  キャリッジ昇降モータ
581  駆動ギア列
59  トレイ位置検出センサ
60  ポンプ
61  キャップ
611  キャップ吸収体
62  ブレード
63  メインカム
64  位置検出センサ
65  弁
66  ブレードクリーナ
67  チューブ
68  ポンプコロ
69  クリーニングモータ
691  ワンウェイクラッチ
7  記録ヘッド
71  インクタンク
8  CD−R搬送部
81  スライダ
811  押圧コロ
812  コロばね
82  トレイガイド
82c  トレイガイドリブ
82d  トレイガイドリブ
82g  トレイガイドリブ
821  開口部
822  嵌合部
823  基準
824  側圧コロ
826  トレイセットマーク
83  トレイ
830  テーパ部
831  トレイシート
832  CD取り付け部
833  操作部
834  位置検出マーク
835  CD取り出し用穴
836  トレイ挿入位置合わせ用マーク
837  側圧コロ逃げ部
838  メディア有無検知用マーク
839  位置検出マーク凹部
84  フック
85  アーム
851  傾斜部
860  溝
861  被支持部
862  支持部
863  他の支持部
91  メイン基板
92  キャリッジ基板
921  コンタクト
95  フロントカバー
96  コネクタカバー
97  アクセスカバー
98  上ケース
981  ドアスイッチレバー
982  LEDガイド
983  キースイッチ
99  ベース
991  廃インク吸収体
992  排紙トレイレール
993  CD搬送部ガイドレール

Claims (25)

  1. 記録媒体を搬送する搬送手段と、記録媒体に画像情報に応じて記録を行う記録手段と、前記記録手段により記録された記録媒体を排出する排出手段とを有し、記録媒体を搭載する記録媒体搭載手段が、前記排出手段により、前記排出手段の排出方向に対して逆方向に搬送された後、記録媒体に記録を行う記録装置であって、
    前記記録媒体搭載手段に形成されている被支持面を支持する支持部と、前記支持部よりも高さの低い他の支持部とが前記記録媒体搭載手段の挿入方向に配列されており、前記支持部が前記他の支持部に対して前記排出方向上流側に配置されていることを特徴とする記録装置。
  2. 前記支持部および前記他の支持部のそれぞれが、前記記録媒体搭載手段の幅方向両側に対応する位置に設けられている、請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記支持部および前記他の支持部のそれぞれが、前記記録媒体搭載手段を前記記録装置内に挿入する際に前記記録媒体搭載手段の姿勢を安定させるための記録媒体搭載手段ガイドに設けられている、請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 前記記録媒体搭載手段ガイドは、前記記録装置に対して着脱可能である、請求項3に記載の記録装置。
  5. 前記記録媒体搭載手段ガイドは、前記記録装置に一体的に設けられている、請求項3に記載の記録装置。
  6. 前記記録媒体搭載手段ガイドは前記記録媒体搭載手段を前記排出手段側に付勢する付勢手段を有し、前記排出手段から排出方向下流側に、前記支持部、前記付勢手段の順で配列されている、請求項3〜5のいずれか1項に記載の記録装置。
  7. 前記付勢手段がコロを備え、前記コロが前記排出手段の排紙ローラの略鉛直上に設けられている、請求項6に記載の記録装置。
  8. 前記他の支持部は、前記記録媒体搭載手段が前記搬送手段により搬送される状態となった時点で前記記録媒体搭載手段が前記他の支持部により支持されない位置に設けられている、請求項1〜7に記載の記録装置。
  9. 前記記録手段は、熱エネルギを用いてインクを吐出して記録を行う記録ヘッドであって、インクに与える熱エネルギを発生するための電気熱エネルギ変換体を備えている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の記録装置。
  10. 前記記録媒体搭載手段ガイドおよび前記排出手段は前記記録ヘッドによる記録領域の下流側に配置されている、請求項9に記載の記録装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の記録装置により記録が行われる記録媒体を搭載する記録媒体搭載手段であって、
    前記記録装置に設けられている前記支持面に支持される被支持面と、前記支持部には支持されない非支持面とが、前記記録媒体搭載手段の搬送方向に配置されていることを特徴とする記録媒体搭載手段。
  12. 前記非支持面が溝である、請求項11に記載の記録媒体搭載手段。
  13. 前記被支持面が、前記非支持面に対して凸面である、請求項11に記載の記録媒体搭載手段。
  14. 前記非支持面が形成されている位置は、前記排出手段による前記記録媒体搭載手段の前記逆方向への搬送が開始される際、前記支持部に対向する位置である、請求項11〜13のいずれか1項に記載の記録媒体搭載手段。
  15. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の記録装置により記録が行われる記録媒体を搭載する記録媒体搭載手段であって、
    前記排出手段と前記記録媒体搭載手段との間で第1の摩擦抵抗力で作用する第1の箇所と、前記第1の摩擦抵抗力より大きい第2の摩擦抵抗力で作用する第2の箇所を有することを特徴とする記録媒体搭載手段。
  16. 前記第1の箇所は、少なくとも、前記排出手段が停止している時に、前記記録媒体搭載手段が前記排出手段に接触しながら移動する箇所である、請求項15に記載の記録媒体搭載手段。
  17. 前記第2の箇所は、前記排出手段が停止している時に、前記記録媒体搭載手段が、前記排出手段に接触しながら移動する箇所の一部を含み、前記第1の箇所は、前記第2の箇所が形成されている領域以外に形成されている、請求項15に記載の記録媒体搭載手段。
  18. 前記第1の箇所の前記排出手段に対する接触面積よりも前記第2の箇所の前記接触面積のほうが大きい、請求項15〜17のいずれか1項に記載の記録媒体搭載手段。
  19. 前記第1の箇所は、前記記録媒体搭載手段が前記排出手段で搬送される方向に平行な方向に形成されているリブである、請求項15〜18のいずれか1項に記載の記録媒体搭載手段。
  20. 前記リブは、前記第2の箇所と同一高さの面に、凹部を設けることによって形成されている、請求項19に記載の記録媒体搭載手段。
  21. 前記リブは、前記第2の箇所に、凸部を設けることによって形成されている、請求項19に記載の記録媒体搭載手段。
  22. 前記リブは、前記排出手段に設けられた排紙ローラに対応する位置に設けられている、請求項19〜21のいずれか1項に記載の記録媒体搭載手段。
  23. 前記第1の箇所は、前記第2の箇所より粗いシボ面である、請求項15〜18のいずれか1項に記載の記録媒体搭載手段。
  24. 複数の前記第1の箇所のうち、前記排出手段に設けられた排紙ローラが全く作用しない箇所が少なくとも1箇所設けられている、請求項15〜23のいずれか1項に記載の記録媒体搭載手段。
  25. 前記記録媒体を保持する中心部において、前記記録媒体搭載手段の搬送方向上流側位置および下流側位置の少なくとも一方に傾斜面が形成されている、請求項11〜24のいずれか1項に記載の記録媒体搭載手段。
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