JP2007119172A - 記録装置 - Google Patents

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JP2007119172A
JP2007119172A JP2005313071A JP2005313071A JP2007119172A JP 2007119172 A JP2007119172 A JP 2007119172A JP 2005313071 A JP2005313071 A JP 2005313071A JP 2005313071 A JP2005313071 A JP 2005313071A JP 2007119172 A JP2007119172 A JP 2007119172A
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健太郎 大沼
Tetsuya Ishikawa
哲也 石川
Haruyuki Yanagi
治幸 柳
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Abstract

【課題】 記録命令に応じて、排紙トレイを自動的に開放状態にする記録装置において、自動的に開放状態にするための駆動源として、専用の駆動源をもたずに、記録装置の他の駆動源を用いることにより、低コストで自動開放機構を提供する。
また、駆動時の音の低減を達成する。
【解決手段】 実施例1: 自動開放機構のための駆動源としてCRモータを利用した構成とする。
実施例2: 自動開放機構のための駆動源としてAPモータを利用した構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記録装置に関する。
パーソナルコンピュータやデジタルカメラから、テキストや画像を印刷する手段として、様々な方式による記録装置が提案されている。一例としてインクジェット式の記録装置(インクジェット記録装置)を挙げると、記録手段(記録ヘッド)から被記録媒体にインクを吐出して記録を行うものであり、記録手段のコンパクト化が容易であり、高精細な画像を高速で記録することができ、普通紙に特別の処理を必要とせずに記録することができ、ランニングコストが安く、ノンインパクト方式であるため騒音が少なく、しかも多色のインクを使用してカラー画像を記録するのが容易であるなどの利点を有している。
一方、記録された記録媒体の順番が変わってしまったり床に落下することにより汚したりしてしまわないために、多くの記録装置には排紙トレイが設けられている。排紙トレイは排出された複数枚の様々な種類のシート材を整列性良く保持するために、ある程度以上の大きさ、長さが求められる。
また万一前記排紙トレイを閉じたままで印刷を実行してしまうと、印刷されたシート材が前記排紙トレイによってその排出を妨げられ、記録装置内部でジャムを生じてしまうという不具合を生じるので、排紙トレイに開閉状態を検知するセンサを設けて必要に応じて警告を発したり印刷を中断したり、電源ONや印刷の実行命令に応じてソレノイド等の専用の駆動源により自動的にトレイが開くように構成されているものがある。
従来例としては、例えば特許文献1と特許文献2をあげることが出来る。
特開平10−319650号公報 特開2003−128302号公報
しかしながら、上記従来例において、専用の駆動源を用いることにより、駆動源の配置の制限や、専用の駆動源、配線の必要性からコストがかかってしまうため、高価格の記録装置にしか搭載することができないという問題があった。また、駆動源としてソレノイドを用いると駆動時にソレノイドに起因する大きな音が発生してしまうという問題があった。
本発明は、上記目的を達成するため、排出された前記記録媒体を保持するための排紙トレイと、前記排紙トレイが排出部に対して、開状態と閉状態を有する記録装置において、排紙トレイを記録装置内の記録を行うためのいずれかの駆動源の動作により、開状態にするようにしたことを特徴とするものである。
また、本発明は排紙トレイを開状態とする駆動源として、記録手段を主走査方向に往復運動させるためのモータを用いることを特徴とするのもである。
また、本発明は排紙トレイを開状態とする駆動源として、前記記録手段の清掃手段の動作を行わせるためのモータを用いることを特徴とするのもである。
以上の構成によれば、排紙トレイを閉状態から開状態にする動作のために、専用の駆動源を持つ必要がないため、低価格の記録装置にも自動開機構を有する排紙トレイを搭載することが可能である。また、ソレノイドを用いないため、低騒音の機構を提供することが可能である。
本発明を実施する為の最良の形態について、以下に図面を参照して説明する。
本発明の実施形態を図1〜図5に沿って説明する。図1は本発明の第一の実施形態における記録装置の斜視図、図2は第一実施形態における断面図、図3は第一の実施形態における記録ヘッドの外観斜視図、図4は第一の実施形態における記録装置の斜視図、図5は第一の実施形態における排紙トレイの開機構部の詳細についての図である。
本発明の記録装置は、記録装置1、給紙装置2、送紙部3、キャリッジ部5、排紙部4、Uターン搬送部8、クリーニング部6、記録ヘッド7から構成されている。そこで、これらを項目に分けて概略を順次述べていく。
(A)給紙部
給紙部2はシート材Pを積載する圧板21、シート材Pを給紙する給紙ローラー28、シート材Pを分離する分離ローラー241、シート材Pを積載位置に戻す為の戻しレバー22、等がベース20に取り付けられる構成となっている。
積載されたシート材Pを保持する為の給紙トレイ26が、ベース20または外装に取り付けられている。給紙トレイ26は多段式で使用時は引出して用いる。
給紙ローラー28は断面円弧の棒状をしている。用紙基準よりに1つの分離ローラーゴムが設けられており、これによってシート材を給紙する。給紙ローラー28への駆動は、給紙部2に設けられたクリーニング部と共用のモーター(以後APモーター)273から駆動伝達ギア271、遊星ギア272によって伝達される。
前記圧板21には可動サイドガイド23が移動可能に設けられて、シート材Pの積載位置を規制している。圧板21はベース20に結合された回転軸を中心に回転可能で、圧板バネ212により給紙ローラー28に付勢される。給紙ローラー28と対向する圧板21の部位には、積載最終近くののシート材Pの重送を防止する人工皮等の摩擦係数の大きい材質からなる分離シート213が設けられている。圧板21は圧板カム241によって、給紙ローラー28に、当接、離間できるように構成されている。
さらに、ベース20には、シート材Pを一枚ずつ分離するための分離ローラー241を取り付けた分離ローラーホルダー24が分離ベース20に設けられた回転軸を中心に回転可能で、分離ローラーバネ242により給紙ローラー28に付勢される。分離ローラー241は、クラッチバネ243が取り付けられ、所定以上の負荷がかかると、分離ローラー241が取り付けられた部分が、回転できる構成になっている。分離ローラー241は分離ローラーリリースシャフト242とコントロールカム25によって、給紙ローラー28に、当接、離間できるように構成されている。これらの圧板21、戻しレバー22、分離ローラー241の位置はASFセンサー29によって検知されている。
また、シート材Pを積載位置に戻す為の戻しレバー25は、回転可能にベース20に取り付けられ、解除方向に戻しレバーバネ221で付勢されている。シート材Pを戻す時は、前記コントロールカム25によって回転するように構成されている。
通常の待機状態では、圧板28は圧板カム214でリリースされ、分離ローラー241はコントロールカム25でリリースされ、戻しレバー22はシート材Pを戻し、積載時にシート材Pが奥に入らないように、積載口を塞ぐような積載位置に設けられている。この状態から、給紙が始まると、モーター駆動によって、まず、分離ローラー241が給紙ローラー28に当接する。そして、戻しレバー22がリリースされ、圧板21が給紙ローラー28に当接する。この状態で、シート材Pの給紙が開始される。シート材Pはベース20に設けられた前段分離部201で制限され、シート材Pの所定枚数のみが給紙ローラー28と分離ローラー241から構成されるニップ部に送られる。送られたシート材Pはこのニップ部で分離され、最上位のシート材Pのみが搬送される。
シート材Pが、後述の搬送ローラー36、ピンチローラー37まで到達すると、圧板21は圧板カム213によって、分離ローラー28はコントロールカム25によって、リリースされる。戻しレバー22はコントロールカム25によって、積載位置に戻る。この時、給紙ローラー28と分離ローラー241から構成されるニップ部に到達していたシート材Pを積載位置まで、戻すことができる。
(B)送紙部
曲げ起こした板金からなるシャーシー11に送紙部3が取り付けられている。送紙部3はシート材Pを搬送する搬送ローラー36とPEセンサー32を有している。搬送ローラー36は金属軸の表面にセラミックの微小粒をコーティングした構成であり、両軸の金属部分を軸受け38で受け、シャーシー11に取り付けられている。搬送ローラー36には回転時の負荷を与え安定した搬送が行えるために軸受け38と搬送ローラー36の間に搬送ローラーテンションバネ381が設けられて、搬送ローラー36を付勢することで所定の負荷を与えている。
搬送ローラー36には従動する複数のピンチローラー37が当接して設けられている。ピンチローラー37はピンチローラーホルダ30に保持され、ピンチロラーバネ31で付勢することで、ピンチローラー37が搬送ローラー36に圧接し、シート材Pの搬送力を生み出している。この時、ピンチローラーホルダ30の回転軸がシャーシー8の軸受けに取り付けられ、そこを中心に回転する。さらに、シート材Pが搬送されてくる送紙部3の入口にはシート材Pをガイドするペーパーガイドフラッパー33及びプラテン34が配設されている。また、ピンチローラーホルダ30にはシートPの先端、後端検出をPEセンサ−32に伝えるPEセンサーレバー321が設けられている。プラテン34はシャーシー11に取り付けられ、位置決めされる。ペーパーガイドフラッパー33は、搬送ローラー36と勘合し、摺動する軸受け部331を中心に回転可能で、シャーシー11に当接することで位置決めされる。
上記構成において、送紙部3に送られたシート材Pはピンチローラーホルダ30及びペーパーガイドフラッパー33に案内されて、搬送ローラー36とピンチローラー37とのローラー対に送られる。この時、PEセンサ−レバ−35搬送されてきたシート材Pの先端を検知して、これによりシート材Pの印字位置を求めている。また、シート材Pは搬送モーター35によりローラー対36、37が回転することでプラテン34上を搬送される。プラテン34上には、搬送基準面になるリブが形成されており、記録ヘッド7とのギャップを管理しているのと、後述の排紙部と合わせて、シート材Pの浪打を制御することで、浪打が大きくならないように構成されている。
搬送ローラー36への駆動は、DCモーターからなる搬送モーター35の回転力をタイミングベルト351で搬送ローラー36の軸上に設けたプーリー361に伝達している。また、搬送ローラー36の軸上には、搬送ローラー36による搬送量を検出する為の150〜300lpiのピッチでマーキングを形成したコードホイール362が設けられており、それを読み取るエンコーダーセンサー363がコードホイール362の隣接する位置のシャーシー11に取り付けられている。
また、搬送ローラー36のシート材搬送方向における下流側には、画像情報に基づいて画像を形成する記録ヘッド7が設けられている。記録ヘッド7は各色インクタンク別体の交換可能なインクタンクが搭載されたインクジェット記録ヘッドが用いられている。この記録ヘッド7は、ヒータ等によりインクに熱を与えることが可能となっている。そして、この熱によりインクは膜沸騰し、この膜沸騰による気泡の成長または収縮によって生じる圧力変化によって記録ヘッド7のノズル70からインクが吐出されてシート材P上に画像が形成される。
(C)キャリッジ部
キャリッジ部5は、記録ヘッド7を取り付けるキャリッジ50を有している。そしてキャリッジ50は、シート材Pの搬送方向にたいして直角方向に往復走査させるためのガイドシャフト52及びキャリッジ50の後端を保持して記録ヘッド7とシート材Pとの隙間を維持するガイドレール111によって支持されている。なお、このガイドシャフト52はシャーシー11に取り付けられている。ガイドレール111はシャーシー11に一体に形成されている。
また、キャリッジ50はシャーシー11に取り付けられたキャリッジモーター54によりタイミングベルト541を介して駆動される。このタイミングベルト541は、アイドルプーリー542によって張設、支持されている。タイミングベルト542はキャリッジ50とゴム等からなるダンパー55を介して結合されており、キャリッジモーター54等の振動を減衰することで、画像ムラ等を低減している。そして、キャリッジ50の位置を検出する為の150〜300lpiのピッチでマーキングを形成したコードストリップ561がタイミングベルト541と平行に設けられている。さらに、それを読み取るエンコーダーセンサー56がキャリッジ50に搭載したキャリッジ基板92に設けられている。このキャリッジ基板92には、記録ヘッド7と電気的な接続を行う為のコンタクト921も設けられている。また、キャリッジ50には、電気基板9から記録ヘッド7ヘッド信号を伝えるためのフレキシブル基板57を備えている。
記録ヘッド7をキャリッジ50に固定する為に、キャリッジ50には、位置決めの為の突き当て部501と押し付け、固定する為の押圧手段511が設けられている。押圧手段511はヘッドセットレバー51に搭載され、ヘッドセットレバー51を回転支点中心に回して、セットする際に、記録ヘッド7に作用する構成になっている。
また、ガイドシャフト52の両端には偏心カム521が設けられており、クリーニング部6のメインカム63により、ギア列591を介し、偏心カム521まで駆動を伝達することによってガイドシャフト52を上下に昇降させることができる。このことによって、キャリッジ50を昇降させ、厚みの異なるシート材Pに対しても最適なギャップを構成することができる。
さらに、キャリッジ50には、記録ヘッド7からの吐出インクの記録シートP上での着弾ズレ自動で補正する為の自動レジ調整センサー59が取り付けられている。センサー59は反射型の光センサーであり、発光素子より発光し、記録シートP上の所定の印字パターンへの反射光を受光することで、最適なレジ調整値を求めることができる。
上記構成において、シート材Pに画像形成する時は、画像形成する行位置(シート材Pの搬送方向の位置)にローラー対36、37がシート材Pを搬送すると共にキャリッジモーター80によりキャリッジ50を画像形成する列位置(シート材Pの搬送方向と垂直な位置)に移動させて、記録ヘッド7を画像形成位置に対向させる。その後、前述のように、電気基板9からの信号により記録ヘッド7がシート材Pに向けてインクを吐出して画像が形成される。
(D)排紙部
排紙部4は、2本の排紙ローラー40、41、排紙ローラー40、41に所定圧で当設、従動して回転可能な如く構成された拍車42、搬送ローラーの駆動を排紙ローラー40、41伝達する為のギア列、等から構成されている。
排紙ローラー40、41はプラテン34に取り付けられている。記録シートP搬送方向で下流側の排紙ローラー40は金属軸に、複数のゴム部401を設けている。搬送ローラー36からの駆動がアイドラギアを介し、排紙ローラー40に伝達されることによって駆動される。また、排紙ローラー40の上流側に設けた排紙ローラー41は樹脂の軸にエラストマーの弾性体411を複数取り付けた構成になっている。排紙ローラー41への駆動は、排紙ローラー40からアイドラギアを介して伝達される。
拍車42はSUSの薄板で周囲に凸形状を複数設けたものを樹脂部と一体成型され、拍車ホルダー43に取り付けられている。コイルバネを棒状に設けた拍車バネ44によって、拍車42は拍車ホルダー43への取り付けと、排紙ローラー40、41等への押圧を行っている。拍車は前記排紙ローラー40、41のゴム部、弾性体部に対応する位置に設けられ、主にシート材Pの搬送力を生み出す役割のものと、その間の前記排紙ローラー40、41のゴム部401、弾性体部411が無い位置に設け、主にシート材Pが印字される時の浮き上がりを抑える役割のものがある。
前記排紙ローラー40、41の間には、シート材Pの両端を持ち上げ、前記排紙ローラー40、41の先でシート材Pを保持し、先出のシート材P上の印字を擦る事でダメージを与えない為の紙端サポート45が設けられている。先端にコロ451が設けられた樹脂部材が紙端サポートバネ452によって付勢され、コロ451を所定圧で、シート材Pに押し付けることで、シート材Pの両端を持ち上げ、こしを作ることで、保持できるように構成されている。
以上の構成によって、キャリッジ部5で画像形成されたシート材Pは、前記排紙ローラー41と拍車42とのニップに挟まれ、搬送されて排紙トレイ46に排出される。排紙トレイ46は、フロントカバー95に収納できる構成になっている。使用時は、引出して使用する。排紙トレイ46は先端に向けて高さが上がり、更にその両端は高さが高く構成され、排出されたシート材Pの積載性向上、印字面の擦れ防止を可能としている。
(E)クリ−ニング部
クリーニング部6は、図1に示すように記録ヘッド7のクリーニングを行うポンプ60と記録ヘッド7の乾燥を抑えるためのキャップ61、記録ヘッド7のノズル周辺のフェイス面をクリーニングするブレード62、などから構成されている。
クリーニング部の主な駆動は前述のAPモーター69から伝達された駆動を、駆動ギア列に設けたワンウェイ機構により、一方向の回転でポンプが作動しキャップ61に対して負圧を発生させ、もう一方向の回転で不図示のカムが回転してブレード62動作やキャップ61昇降動作が作用し、またポンプの初期化のためにポンプが回転されるように構成されている。
ポンプ60はインクを吸引排出するため、不図示の2本のシリコーンゴム製のチューブ65を用いたチューブポンプにより構成されており、記録ヘッド7のフェイス面にキャップ61を密着させた状態で、ポンプ60で発生させた負圧を前記キャップ61内に作用させることでノズルからインクを強制排出させてクリーニングを実行する。
(F)記録ヘッド部
図3はインクジェット記録ヘッドである。
本実施例ではインクジェット式の記録装置を代表例として挙げているので、記録ヘッド7はインク吐出手段であるヘッド部71と、インクを貯留するインクタンク70とから構成されている。インクタンクには複数の色のインクを1個内に収容するものも有るが、本実施例では4色のインクを別々のインクタンクに貯留する独立インクタンク形態を採用している。
(G)排紙トレイ部
図4は記録装置本体の外観斜視図である。
95は記録装置本体の全面に設けられた排紙トレイであり、図では回転軸を中心にして収納状態から約90度手前側に回動した排紙保持位置を示している。46は排紙トレイ95の内部に収納可能なサブ排紙トレイであり、より安定した積載性を確保するために設けられている。サブ排紙トレイ46は、ユーザーが手動にて伸長する構成、あるいは排紙トレイ95が回動する際に自動的に伸長する構成のいずれであってもよい。
図5は本発明の第一の実施例における、排紙トレイ95の自動開放機構を説明するための記録装置を上面から見た図である。図5の状態は、排紙トレイ95が開放される前の閉状態を示している。排紙トレイ95は、側面に凹形状951を有し、その凹形状951にリリースレバーの先端部が係合することにより、閉状態に支持されている。リリースレバー1001はベース20にスライド動作可能な状態で取り付けられており、リリーススプリング1002により、常にリリースレバー1001と排紙トレイ95が係合する方向に付勢されている。リリースレバー1001は排紙トレイ95と係合する端部と逆側の端部が、キャリッジ50の走査範囲領域に重なる様な形状となっている。
記録装置に記録命令が来ると給紙部2から記録媒体が給紙される前に、CRモータ54を駆動させて、キャリッジ50を矢印A方向へ移動させ、リリースレバー1001と係合させ、リリースレバー1001が排紙トレイ95を開放する位置まで移動する。このとき、キャリッジ50とリリースレバー1001とが係合する領域は、記録装置が対応する全記録媒体、及び印字モードで使われるキャリッジ50の走査領域の外側であり、通常の印字時には、キャリッジ50とリリースアーム1001は当接することはなく、印字への影響はないものとする。
ここでは、排紙トレイ95の開閉を検知するセンサがない場合について述べたが、センサがあり開閉状態がわかる場合には、排紙トレイ95が閉の状態のみ、キャリッジ50を動作させて排紙トレイ95を開放させ、開状態へすることが可能である。
また、排紙トレイ95には斜面形状952が設けてあり、排紙トレイ95を開状態から閉状態にするときに、リリースレバー1001をスライドして係合させ閉状態にすることが可能である。
本実施例では、リリースレバー1001の1部品がスライドして排紙トレイ95を開状態にする構成について述べたが、複数個の部品からなるリンク機構により排紙トレイ95を開状態にする構成であってもよい。
また、図では排紙トレイ95の回転中心軸に回転ダンパー1003を設けている。これにより、排紙トレイ95が開放されたときに、急激に排紙トレーが開状態に移行することがなく、突発音を防ぐことが可能であるが、本実施例において必須の構成ではないため、回転ダンパーを設けなくてもよい。
次に第二の実施形態について説明する。図6は第二の実施形態における排紙トレイの開機構部の詳細についての図である。図7は第二の実施形態における、コロガイド63の側面図である。
前記実施においては、キャリッジモータ54の駆動により、排紙トレイ95の開放について説明を行ったが、クリーニング部6を駆動させるAPモータの駆動を利用する構成であってもよい。
図6状態は、排紙トレイ95が開放される前の状態を示している。排紙トレイ95は、側面に凹形状951を有し、その凹形状951にリリースレバーの先端部が係合することにより、閉状態に支持されている。リリースレバー1004はベース20にスライド動作可能な状態で取り付けられている。リリースレバー1004は排紙トレイ95と係合する端部と逆側の端部が、クリーニング部6のコロガイド63のカム面631と当接しており、リリーススプリング1005により、常にリリースレバー1004とコロガイド63のカム面631が当接する方向に付勢されている。
コロガイド63はポンプベース60により軸支持されており、その側面に係合したポンプギア66がポンプギア列67を介してAPモータ69により回転駆動されることによりコロガイド63は正転、逆転の両方向へ回転することが可能である。コロガイド63上には、図7に示す用にコロ64の回転軸を支持する溝形状632が設けられており、CW方向にコロガイド63が回転するときには、コロ64は溝形状632にならってチューブ65をつぶさない位置で回転することが可能である。また、CCW方向にコロガイド63が回転するときには、コロ64は溝形状632にならって、チューブ65をコロガイド63の回転に従い、押しつぶし、チューブに接続された不図示のキャップ61に対して、負圧を発生することが可能である。このとき、キャップ61と記録71ヘッドが当接していれば、記録ヘッド71よりインクを吸引することが可能である。
図6の排紙トレイ95の開放動作においては、コロガイド63は図7におけるCW方向に回転することにより、リリースレバー1004の端部がコロガイド63のカム面形状631に追従し、リリースアームが矢印B方向へ動作することにより、排紙トレイ95を開放させることが可能である。またCW方向に回転させるため、キャップ61に対して負圧の発生がないため、キャップ61が記録ヘッド71に当接した状態であっても問題ない。
以上のように説明した第一の実施例によれば、キャリッジモータの駆動により排紙トレイを自動的開放状態へすることが可能であり、第二の実施例によれば、APモータの駆動により排紙トレイを自動的開放状態へすることが可能である。これにより、ソレノイド等の専用駆動源を持つ必要がなく、低コストで自動排紙トレイ開放機構を提供することが可能である。また、ソレノイドを使用したため、開放時の不快音の発生なく駆動させることが可能である。
本発明の第一の実施形態における記録装置の斜視図 本発明の第一実施形態における断面図 本発明の第一の実施形態における記録ヘッドの外観斜視図 本発明の第一の実施形態における記録装置の斜視図 本発明の第一の実施形態における排紙トレイの開機構部の詳細についての図 本発明の第二の実施形態における排紙トレイの開機構部の詳細についての図 本発明の第二の実施形態における、コロガイド63の側面図
符号の説明
2 給紙装置
3 送紙部
4 排紙部
5 キャリッジ部
6 クリーニング部
7 記録ヘッド
8 Uターン部
9 外装・電気部
10 CD-Rガイド部
11 シャーシー
100 CD-R
101 ユニバーサルトレイ
102 トレイガイド
103 トレイガイドコロ
104 ガイドコロホルダー
105 ガイドコロバネ
106 反射板
111 ガイドレール
20 ベース
201 前段分離部
21 圧板
211 ローレット部
212 圧板バネ
213 分離シート
214 圧板カム
22 戻しレバー
221 戻しレバーバネ
23 可動サイドガイド
231 シートガイド部
232 ローレット対応部
233 操作部
24 分離ローラーホルダー
241 分離ローラー
242 分離ローラーバネ
243 分離ローラークラッチ
244 分離ローラーリリースシャフト
245 分離ローラー軸
25 コントロールカム
26 給紙トレイ
27 駆動部
271 駆動伝達ギア
272 遊星ギア
273 AP(給紙・クリーニング)モーター
28 給紙ローラー
281 給紙ローラーゴム
29 ASFセンサー
30 ピンチローラーホルダ
31 ピンチローラーバネ
32 PEセンサー
321 PEセンサーレバー
33 ペーパーガイドフラッパー
331 軸受け部
34 プラテン
342 搬送ローラー取り付け部
343 シャーシ取り付け軸
344 プラテン吸収体
35 搬送モーター
36 搬送ローラー
361 プーリー
362 コードホイール
37 ピンチローラー
38 軸受け
381 ローラーテンションバネ
39 エンコーダーセンサー
40 排紙ローラー1
41 排紙ローラー2
42 拍車
43 拍車ホルダー
44 拍車バネ
45 紙端サポート
451 紙端サポートコロ
452 紙端サポートバネ
46 サブ排紙トレイ
50 キャリッジ
501 突き当て部
51 ヘッドセットレバー
511 ヘッド押圧手段
52 ガイドシャフト
521 偏心カム
53 搬送量補正センサー
54 キャリッジモーター
541 タイミングベルト
542 アイドルプーリー
55 キャリッジダンパー
56 エンコーダーセンサー
561 コードストリップ
57 フレキシブル基板
58 キャリッジ昇降モーター
581 駆動ギア列
59 自動レジ調整センサー
60 ポンプ
61 キャップ
62 ワイパー
63 コロガイド
631 コロガイドカム面
64 コロ
65 チューブ
66 ポンプギア
67 ギア列
69 APモータ
7 記録ヘッド
71 インクタンク
8 Uターン・両面搬送部
81 カセット
821 給紙ローラー
822 圧板
823 戻しレバーばね
824 戻しレバー
825 圧板加圧・制御手段
826 圧板カム
827 サイドガイド
828 圧板ばね
829 分離シート
831 分離ローラー
832 分離ベース
833 分離ローラーホルダー
834 クラッチバネ
835 分離ローラーリリースシャフト
836 コントロールカム
837 分離ローラーばね
838 前段規制手段
84 UTベース
841 UTセンサー
85 UT用モーター
851 駆動ギア
852 遊星ギア
86 Uターン中間ローラー(1)
861 Uターンピンチローラー
87 Uターン中間ローラー(2)
871 Uターンピンチローラー
881 インナーガイド
882 アウターガイド
883 フラッパー
884 ピンチローラー昇降機構
885 カセットカバー
91 メイン基板
921 コンタクト
93 サイドカバー
95 排紙トレイ
96 コネクタカバー
97 アクセスカバー
98 上ケース
981 ドアスイッチレバー
982 LEDガイド
983 キースイッチ
99 下ケース
991 廃インク吸収体
1001 リリースレバー
1002 リリーススプリング
1003 回転ダンパー
1004 リリースレバー
1005 リリースプリング

Claims (6)

  1. 記録媒体に記録を行うための記録手段と、
    前記記録を行うための複数個の駆動源と、
    前記記録媒体を記録装置外に排出する手段と、
    排出された前記記録媒体を保持するための排紙トレイと、
    前記排紙トレイが排出部に対して、開状態と閉状態を有する記録装置において、
    排紙トレイを記録装置内の記録を行うためのいずれかの駆動源の動作により、開状態にするようにしたことを特徴とする記録装置。
  2. 前記排紙トレイを開状態にする動作は、前記記録媒体への記録動作の前に行われることを特徴とする、請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記排紙トレイを開状態にする記録装置内の記録を行うためのいずれかの駆動源として、前記記録手段を前記記録媒体の搬送方向と直交する主走査方向へ往復運動を行わせるための駆動源を用いることを特徴とする、請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記排紙トレイを開状態にする記録装置内の記録を行うためのいずれかの駆動源として、前記記録手段の清掃手段の動作を行わせるための駆動源を用いることを特徴とする、請求項2に記載の記録装置。
  5. 前記駆動源がモータであることを特徴とする、請求項3及び請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記記録装置が前記記録手段から前記記録媒体にインクを吐出して印刷を行うインクジェット記録装置であることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
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