JP2006212797A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 剛体トレイが必要なく、トレイの収納場所に困らないようなCDR印刷可能記録装置を提供する。
【解決手段】 一般的な印字媒体に対する通常印字モードと、保護シートに保持された印字可能ディスクに対するディスク印字モードとを有し、ディスク印字モードへの切換え手段と、搬送ローラに対するピンチローラの変位手段と、排紙ローラを開放する手段と、印字媒体に対する記録ヘッドの距離を離間させる手段と、を有する記録装置において、前記変位手段は、ピンチローラの圧接力を低減させるとともに、搬送ローラに対するピンチローラの当接位置を変化させることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクジェットプリンタ等の記録装置に関するもので、特にCD−Rディスク表面への印刷が可能な記録装置に関する。
従来、インクジェットプリンタ等の記録装置によって記録される被記録材はさまざまなものが提案されている。その中には、CD−R、DVD−R等ディスクの表面(データ記録面とは反対面)に記録用コーティングを施したものがある。(以下、まとめてCDRで表現する。)現行の汎用インクジェットプリンタにおいて、そのままCDRに印刷しようとすると、CDRの円盤形状によって搬送性が悪化する、傷が発生しやすい、搬送ローラ間距離の関係で搬送できない、等の問題が発生する。そこで、剛性のあるトレイを用い、さらに単票用紙の搬送経路とは異なる経路を用いて対応しているものが多い。
そして前記トレイは一般的な単票用紙より厚みがあるものになるので、搬送ローラ対への挟持、記録ヘッドと被記録媒体とのギャップの確保を行う必要がある。
その1つの形態として、インクジェットプリンタに別体のトレイガイドを装着することにより搬送手段の一部を開放し、さらにトレイガイドの装着検知によって自動的に記録ヘッド位置調整と、搬送ピンチローラの解除等を行うように構成されたものがある(特許文献1参照。)。
しかしながら、通常の単票用紙への印刷をしている時にはトレイガイドは不要であるので、収納に困るという不満が多かった。
これの対策として、開閉可能なトレイガイドをインクジェット本体に組み込んだ装置が提案されている。これによれば、CDR印刷の時にはトレイガイドを水平位置にセットし、通常の単票用紙印刷の時にはトレイガイドを直立位置に戻すだけでよいので、収納に困ることもなく、使い勝手の良い装置を提供することができる。
特開2004−042374号公報
しかしながら、上記従来例においてもCDRを載置するトレイの収納問題が残ってしまう。トレイは剛性のあるプラスチックで形成されているので、折りたたんだりすることはできない一方、無造作に放置しておくとトレイの変形が発生して十分な機能を発揮できなくなるという問題があった。つまり、非使用時においては収納に困り、また、いざ使用する時には、どこに収納したか忘れてしまうようなことが多かった。
本発明は、前記課題を解決するものであり、その目的とするところは、剛体トレイが必要なく、トレイの収納場所に困らないようなCDR印刷可能記録装置を提供することである。
本発明は、一般的な印字媒体に対する通常印字モードと、保護シートに保持された印字可能ディスクに対するディスク印字モードとを有し、ディスク印字モードへの切換え手段と、搬送ローラに対するピンチローラの変位手段と、排紙ローラを開放する手段と、印字媒体に対する記録ヘッドの距離を離間させる手段と、を有する記録装置において、
前記変位手段は、ピンチローラの圧接力を低減させるとともに、搬送ローラに対するピンチローラの当接位置を変化させることを特徴とする。
また、前記搬送ローラに対するピンチローラの当接位置は、通常印字モードでは搬送ローラ直上よりも下流側であり、ディスク印字モードでは搬送ローラのほぼ直上であることを特徴とする。
さらに、前記保護シートは袋形状をしており、印字面にはディスク印字領域に対応する穴が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、CDRに印字する場合の保護シートとして、比較的小さなシート状の保護シートを使用することができるから、非使用時の収納場所を容易に確保することができる。また、保護シートを紛失、破損してしまったとしても使用者が簡単に代用品を作成することも可能である。
また、保護シートで、搬送ローラ(砥石状ローラ)からCDRの電子データ記録面を保護し、ピンチローラ位置の変位手段を構成したことによって、CDR搬送時のCDRへの応力を低減させているので、CDRを破損してしまうことがない。
一方、通常印字モードにおいては、従来通りの強い圧接力でピンチローラが搬送ローラに当接し、プラテンに対してシート材を押し付けるように下向きに送り出すので、安定した搬送状態を維持できる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
図1、図2は本発明における記録装置の斜視図であり、図3、図4は本発明おける記録装置の機構部の断面図である。また、図5、図6は本体組込み形の開閉可能なトレイガイドの説明図である。
本発明の記録装置は、給紙装置、送紙部、排紙部、キャリッジ部、クリーニング部、記録ヘッドから構成されている。そこで、これらを項目に分けて概略を順次述べていく。
(A)給紙部
給紙部はシート材Pを積載する圧板21、シート材Pを給紙する給紙ローラ28、シート材Pを分離する分離ローラ241、シート材Pを積載位置に戻す為の戻しレバー22、等がベース20に取り付けられる構成となっている。
給紙ローラ28は断面円弧の棒状をしている。用紙基準よりに1つの分離ローラーゴムが設けられており、これによってシート材を給紙する。給紙ローラ28への駆動は、給紙部に設けられた専用給紙モーター273から駆動伝達ギアによって伝達される。
前記圧板21には可動サイドガイド23が移動可能に設けられて、シート材Pの積載位置を規制している。圧板21はベース20に結合された回転軸を中心に回転可能で、圧板バネ212により給紙ローラ28に付勢される。給紙ローラ28と対向する圧板21の部位には、積載最終近くののシート材Pの重送を防止する人工皮等の摩擦係数の大きい材質からなる分離シート213が設けられている。圧板21は圧板カムによって、給紙ローラ28に、当接、離間できるように構成されている。
さらに、ベース20には、シート材Pを一枚ずつ分離するための分離ローラ241を取り付けた分離ローラーホルダー24が分離ベース20に設けられた回転軸を中心に回転可能で、分離ローラーバネにより給紙ローラ28に付勢される。分離ローラ241は、クラッチバネが取り付けられ、所定以上の負荷がかかると、分離ローラ241が取り付けられた部分が、回転できる構成になっている。分離ローラ241は分離ローラーリリースシャフトとコントロールカムによって、給紙ローラ28に、当接、離間できるように構成されている。これらの圧板21、戻しレバー22、分離ローラ241の位置はASFセンサによって検知されている。
以上の構成を用いて給紙する状態を以下に説明する。
通常の待機状態では、圧板21は圧板カムでリリースされ、分離ローラ241はコントロールカムでリリースされ、戻しレバー22はシート材Pを戻し、積載時にシート材Pが奥に入らないように、積載口を塞ぐような積載位置に設けられている。この状態から、給紙が始まると、モーター駆動によって、まず、分離ローラ241が給紙ローラ28に当接する。そして、戻しレバー22がリリースされ、圧板21が給紙ローラ28に当接する。この状態で、シート材Pの給紙が開始される。シート材Pはベース20に設けられた前段分離部で制限され、シート材Pの所定枚数のみが給紙ローラ28と分離ローラ241から構成されるニップ部に送られる。送られたシート材Pはこのニップ部で分離され、最上位のシート材Pのみが搬送される。
シート材Pが、後述の搬送ローラ36、ピンチローラ37まで到達すると、圧板21は圧板カム213によって、分離ローラ28はコントロールカム25によって、リリースされる。戻しレバー22はコントロールカム25によって、積載位置に戻る。この時、給紙ローラ28と分離ローラ241から構成されるニップ部に到達していたシート材Pを積載位置まで、戻すことができる。
(B)送紙部
曲げ起こした板金からなるシャーシー11に送紙部が取り付けられている。送紙部はシート材Pを搬送する搬送ローラ36とPEセンサー32を有している。搬送ローラ36は金属軸の表面にセラミックの微小粒をコーティングした構成であり、両軸の金属部分を軸受け38で受け、シャーシー11に取り付けられている。搬送ローラ36には回転時の負荷を与え安定した搬送が行えるために軸受け38と搬送ローラ36の間に搬送ローラーテンションバネが設けられて、搬送ローラ36を付勢することで所定の負荷を与えている。
搬送ローラ36には従動する複数のピンチローラ37が当接して設けられている。ピンチローラ37はピンチローラホルダ30に保持され、ピンチローラーバネ31で付勢することで、ピンチローラ37が搬送ローラ36に圧接し、シート材Pの搬送力を生み出している。この時、ピンチローラホルダ30の回転軸がシャーシー8の軸受けに取り付けられ、そこを中心に回転する。さらに、シート材Pが搬送されてくる送紙部3の入口にはシート材Pをガイドするペーパーガイドフラッパー33及びプラテン34が配設されている。また、ピンチローラホルダ30にはシートPの先端、後端検出をPEセンサ−32に伝えるPEセンサーレバー321が設けられている。プラテン34はシャーシー11に取り付けられ、位置決めされる。ペーパーガイドフラッパー33は、搬送ローラ36と勘合し、摺動する軸受け部331を中心に回転可能で、シャーシー11に当接することで位置決めされる。
さらに、搬送ローラ36のシート材搬送方向における下流側には、画像情報に基づいて画像を形成する記録ヘッド70が設けられている。
上記構成において、送紙部に送られたシート材Pはピンチローラホルダ30及びペーパーガイドフラッパー33に案内されて、搬送ローラ36とピンチローラ37とのローラ対に送られる。この時、PEセンサ−レバ−321が搬送されてきたシート材Pの先端を検知して、これによりシート材Pの印字位置を求めている。また、シート材Pは搬送モーター35によりローラ対36、37が回転することでプラテン34上を搬送される。プラテン34上には、搬送基準面になるリブが形成されており、記録ヘッド70とのギャップを管理しているのと、後述の排紙部と合わせて、シート材Pの浪打を制御することで、浪打が大きくならないように構成されている。
搬送ローラ36への駆動は、DCモーターからなる搬送モーター35の回転力をタイミングベルトで搬送ローラ36の軸上に設けたプーリー361に伝達している。また、搬送ローラ36の軸上には、搬送ローラ36による搬送量を検出する為の150〜300lpiのピッチでマーキングを形成したコードホイール362が設けられており、それを読み取るエンコーダーセンサー363がコードホイール362の隣接する位置のシャーシー11に取り付けられている。
なお、記録ヘッド70は各色インクタンク別体の交換可能なインクタンクが搭載されたインクジェット記録ヘッドが用いられている。この記録ヘッド70は、ヒータ等によりインクに熱を与えることが可能となっている。そして、この熱によりインクは膜沸騰し、この膜沸騰による気泡の成長または収縮によって生じる圧力変化によって記録ヘッド70のノズルからインクが吐出されてシート材P上に画像が形成される。
(C)キャリッジ部
キャリッジ部は、記録ヘッド70を取り付けるキャリッジ50を有している。そしてキャリッジ50は、シート材Pの搬送方向にたいして直角方向に往復走査させるためのガイドシャフト52及びキャリッジ50の後端を保持して記録ヘッド7とシート材Pとの隙間を維持するガイドレール111によって支持されている。なお、このガイドシャフト52はシャーシー11に取り付けられている。ガイドレール111はシャーシー11に一体に形成されている。ガイドレール111のキャリッジ50との摺動側には、SUS等の薄板の摺動シート53が張設され、摺動音の低減を行っている。
また、キャリッジ50はシャーシー11に取り付けられたキャリッジモーター54によりタイミングベルト541を介して駆動される。このタイミングベルト541は、アイドルプーリー542によって張設、支持されている。タイミングベルト542はキャリッジ50とゴム等からなるダンパーを介して結合されており、キャリッジモーター54等の振動を減衰することで、画像ムラ等を低減している。そして、キャリッジ50の位置を検出する為の150〜300lpiのピッチでマーキングを形成したコードストリップ561がタイミングベルト541と平行に設けられている。さらに、それを読み取るエンコーダーセンサー56がキャリッジ50に搭載したキャリッジ基板に設けられている。このキャリッジ基板には、記録ヘッド70と電気的な接続を行う為のコンタクトも設けられている。また、キャリッジ50には、電気基板90から記録ヘッド70へとヘッド信号を伝えるためのフレキシブル基板57を備えている。
記録ヘッド70をキャリッジ50に固定する為に、キャリッジ50には、位置決めの為の突き当て部と、押し付け、固定する為の押圧手段511が設けられている。押圧手段511はヘッドセットレバー51に搭載され、ヘッドセットレバー51を回転支点中心に回して、セットする際に、記録ヘッド70に作用する構成になっている。
また、ガイドシャフト52の両端には偏心カム521が設けられており、キャリッジ昇降モーター59の駆動により、ギア列を介し、偏心カム521まで駆動を伝達することによってガイドシャフト52を上下に昇降させることができる。このことによって、キャリッジ50を昇降させ、厚みの異なるシート材Pに対しても最適なギャップを構成することができる。
さらに、キャリッジ50には、後述のCDRの位置検出用の反射型の光センサーからなるCDR位置検出センサ59が取り付けられている。発光素子より発光し、その反射光を受光することで、CDRの位置を検出することができる。
上記構成において、シート材Pに画像形成する時は、画像形成する行位置(シート材Pの搬送方向の位置)にローラ対36、37がシート材Pを搬送すると共にキャリッジモーターによりキャリッジ50を画像形成する列位置(シート材Pの搬送方向と垂直な位置)に移動させて、記録ヘッド70を画像形成位置に対向させる。その後、電気基板90からの信号により記録ヘッド70がシート材Pに向けてインクを吐出して画像が形成される。
(D)排紙部
排紙部は、2本の排紙ローラ40、41、排紙ローラ40、41に所定圧で当設、従動して回転可能な如く構成された拍車42、搬送ローラの駆動を排紙ローラ40、41に伝達する為のギア列、等から構成されている。
排紙ローラ40、41はプラテン34に取り付けられている。上流側の排紙ローラ40は金属軸に、複数のゴム部401を設けている。搬送ローラからの駆動がアイドラギアを介し、排紙ローラ40に伝達されることによって駆動される。排紙ローラ41は樹脂の軸にエラストマーの弾性体を複数取り付けた構成になっている。排紙ローラ41への駆動は、排紙ローラ40からアイドラギアを介して伝達される。
拍車42はSUSの薄板で周囲に凸形状を複数設けたものを樹脂部と一体成型され、拍車ホルダー43に取り付けられている。コイルバネを棒状に設けた拍車バネ44によって、拍車42は拍車ホルダー43への取り付けと、排紙ローラ40、41等への押圧を行っている。拍車は前記排紙ローラ40、41のゴム部、弾性体部に対応する位置に設けられ、主にシート材Pの搬送力を生み出す役割のものと、その間の前記排紙ローラ40、41のゴム部401、弾性体部411が無い位置に設け、主にシート材Pが印字される時の浮き上がりを抑える役割のものがある。
以上の構成によって、キャリッジ部で画像形成されたシート材Pは、前記排紙ローラ41と拍車42とのニップに挟まれ、搬送されて排紙トレイに排出される。
(E)クリ−ニング部
クリーニング部は、記録ヘッド70のクリーニングを行うポンプ60と記録ヘッド70の乾燥を抑えるためのキャップ61、記録ヘッド7のノズル周辺のフェース面をクリーニングするブレード62、などから構成されている。
専用のクリーニングモーター69を有し、一方向の回転でポンプが作動し、別のもう一方向の回転でブレード62動作、キャップ61昇降動作が作用するようにワンウェイクラッチ(不図示)が設けられている。
ポンプ60は2本のポンプチューブをポンプコロでしごくことで負圧を発生させるように構成され、キャップ61から、ポンプ60へは、連結チューブなどを介して接続されている。キャップ61を記録ヘッド7密着させた状態でポンプ60を作用させると記録ヘッド7から不要なインク等を吸引するように構成されている。キャップ61部分には、吸引後のヘッド7のフェース面のインク残りを削減する為に、キャップ吸収体611が設けられている。その為、ここにインクが残り固着して弊害が出ないように、キャップ61を開けた状態でも、キャップ61に残っているインクを吸引するようにしている。前記ポンプ60で吸引された廃インクは後述の下ケースに設けられた廃インク吸収体に吸収・保持される。
ブレード62動作、キャップ61昇降動作、等の一連の動作は、軸上に複数のカムを設けたメインカム(不図示)で制御される。それぞれの部位のカム、アームがメインカムに作用され、所定の動作を行う。メインカムの位置は、フォトインタラプタ等の位置検出センサ(不図示)で検出することができる。キャップ61の降時に、ブレード62がキャリッジ50走査方向に垂直に移動し、記録ヘッド7のフェース面をクリーニングする。ブレード62は、記録ヘッド70のノズル近傍をクリーニングするものと、フェース面全体をクリーニングするものと、複数設けられている。そして、一番奥に移動した際に、ブレードクリーナー66へ当接することで、ブレード62自身へ付着したインクなどを、除去することができる。
この装置で、通常印字モードにて、普通紙、コート紙等に印字を行う場合には、上述のとおりである。
次に本発明の要旨である、ディスク印字モードについて説明する。
図5、図6は、本実施例におけるディスク印字モードへの切換え手段としてのCDRガイド1の構成を示すものであって、支点1aを中心にCDRガイド1を回動させて水平位置にセットすることで、拍車42が排紙ローラ40,41から開放されるとともに、自動的にCDR印字モードに移行する。
本実施例においては、図7、図8に示すようにCDRガイド1の回動に連動して、排紙ローラ40,41に圧接していた拍車42が開放され、キャリッジ50位置を上昇することでプラテン34から記録ヘッドの距離を離し、紙ガイド6を水平位置に変位させ、さらに、搬送ローラ36に圧接するピンチローラ37の圧接力を弱め、かつ、両者の圧接点を搬送ローラ36のおおよそ直上に移動させる。このピンチローラ37の変位は、ピンチローラ37を軸支するピンチローラホルダ2の回転軸に偏芯軸3を構成し、軸心3aを中心に偏芯軸を180度回転させることにより実現される。また、圧接力の変更は、調整板4の位置を変位させることで加圧バネ5の長さを変えることにより実現される。
一方、図9に示すように、プラスチックシートあるいは繊維シートあるいは厚紙などの2枚のシート材を貼り合せて袋状とした保護シート7の中にはCDRを入れられるようになっていて、かつ、CDRの印字面側で印字領域に相当する部分には穴7aがあいている。
CDRの入った保護シート7をCDRガイド1に沿って搬送ローラ対36,37に突き当てた所定位置にセットして、ホストPCより印字命令を送ると、搬送ローラ36が逆転して保護シート7が機内に引き込まれていく。ある位置まで搬送されるとキャリッジ50の走査により、キャリッジ搭載のCDRセンサでCDRの中心位置を検出する動作をする。詳細な説明は省略するが、CDR印字面と、保護シート7表面の反射率の違いからCDR位置を検出するような構成をとる。
CDRの位置を検知したのち、さらに保護シート7を機内へと引き込み、所定位置でスイッチバックして下流側へと搬送される。CDRの位置はすでに検知済みであるから印字開始位置まで、保護シート7を搬送してそこから印字動作を行っていく。前述の通り保護シート7には穴7aがあいているので、その穴部から直接CDR表面に印字できる。保護シート7の大きさは、搬送方向に対してCDR直径よりもやや大きくしてあるので、保護シート7端部がピンチローラ37から外れない範囲で、CDR全域の印字ができるようになっている。
ここで、保護シート7は薄く剛性の低いものではあるが、図11に示すようにピンチローラ37の圧接力を弱め、かつ、ピンチローラ37の圧接点を搬送ローラ36の直上としているから、CDRに無理な応力を与えることなく、良好な印字搬送状態とすることができる。つまり、図10に示すようにプラテン34と搬送ローラ36の間にCDRが橋渡しされた中間部で、ピンチローラ36が強く圧接し、CDRに大きな曲げ応力が加わるのを防いでいるのである。
さらに、搬送ローラ36は精度確保のために砥石状の表面状態をもっているが、CDRデータ記録面が保護シート7によって保護されているので、CDRの電子データを破壊してしまうようなことがない。
保護シート7は、CDR全体を覆うことのできる大きさよりも少し大きい程度でよく、厚さも薄いものであるから収納場所に困るようなことはなく、本体の一部に収納スペースを設けるのも容易である。
ディスク印字モードを終了する場合は、CDRガイド1を元の状態に戻すだけでよく、この動作と連動して、排紙ローラ40,41と拍車42を圧接し、プラテン34と記録ヘッド70の距離を元の設定に戻して、さらに、搬送ローラ36に圧接するピンチローラ37の圧接力を強め、さらに圧接点を搬送ローラ36の直上よりも下流側に移動させる。
これにより、通常印字モードで普通紙やコート紙に印字する場合には、搬送精度がより安定し、紙をプラテン34に押し付けるような構成となるため、紙浮きも抑えられて良好な印字状態を維持することができる。
実施例1においては保護シートの形状を袋形状としたものについて説明したが、1枚のシートに切込みをいれたものでも良い。
つまり、図12に示すように保護シート8の数箇所にスリット8aを入れ、図13のごとく、このスリット8aにCDRを挟みこむ形態である。これによれば、より簡単で、コスト的にも安い保護シート8を構成することができる。
また、万一、保護シート8を紛失、あるいは破損してしまった場合でも、使用者が比較的簡単に自作することも可能である。
本発明の実施例1における記録装置の斜視図 本発明の実施例1における記録装置の斜視図 本発明の実施例1における記録装置の機構部の断面図 本発明の実施例1における記録装置の機構部の断面図 本発明の実施例1における記録装置の模式図 本発明の実施例1における記録装置の模式図 本発明の実施例1における搬送機構部の模式図 本発明の実施例1における搬送機構部の模式図 本発明の実施例1における保護シートの構成説明図 本発明の実施例1における搬送機構部の模式図 本発明の実施例1における搬送機構部の模式図 本発明の実施例2における保護シートの構成説明図 本発明の実施例2における保護シートの説明図
符号の説明
1 CDRトレイ
2 ピンチローラホルダ
3 偏芯軸
4 調整板
5 加圧バネ
6 紙ガイド
7 保護シート
8 保護シート
11 シャーシー
111 ガイドレール
20 ベース
201 前段分離部
21 圧板
211 ローレット部
212 圧板バネ
213 分離シート
214 圧板カム
22 戻しレバー
221 戻しレバーバネ
23 可動サイドガイド
231 シートガイド部
232 ローレット対応部
233 操作部
24 分離ローラーホルダー
241 分離ローラ
242 分離ローラーバネ
243 分離ローラークラッチ
244 分離ローラーリリースシャフト
245 分離ローラ軸
25 コントロールカム
26 給紙トレイ
27 駆動部
271 駆動伝達ギア
272 遊星ギア
273 給紙モーター
28 給紙ローラ
281 給紙ローラーゴム
29 ASFセンサ
30 ピンチローラホルダ
31 ピンチローラーバネ
32 PEセンサー
321 PEセンサーレバー
33 ペーパーガイドフラッパー
331 軸受け部
34 プラテン
341 紙押さえ
342 搬送ローラ取り付け部
343 シャーシー取り付け軸
344 トレイガイド検出センサ
35 搬送モーター
36 搬送ローラ
361 プーリー
362 コードホイール
37 ピンチローラ
38 軸受け
381 ローラーテンションバネ
39 エンコーダーセンサー
40 排紙ローラ1
41 排紙ローラ2
42 拍
43 拍車ホルダー
44 拍車バネ
45 紙端サポート
451 紙端サポートコロ
452 紙端サポートバネ
46 排紙トレイ
50 キャリッジ
501 突き当て部
51 ヘッドセットレバー
511 ヘッド押圧手段
52 ガイドシャフト
521 偏心カム
53 摺動シート
54 キャリッジモーター
541 タイミングベルト
542 アイドルプーリー
55 キャリッジダンパー
56 エンコーダーセンサー
561 コードストリップ
57 フレキシブル基板
58 キャリッジ昇降モーター
581 駆動ギア列
59 トレイ位置検出センサ
60 ポンプ
61 キャップ
611 キャップ吸収体
62 ブレード
65 連結チューブ
66 ブレードクリーナー
67 ポンプチューブ
68 ポンプコロ
69 クリーニングモーター
70 記録ヘッド
71 インクタンク

Claims (4)

  1. 一般的な印字媒体に対する通常印字モードと、保護シートに保持された印字可能ディスクに対するディスク印字モードとを有し、ディスク印字モードへの切換え手段と、搬送ローラに対するピンチローラの変位手段と、排紙ローラを開放する手段と、印字媒体に対する記録ヘッドの距離を離間させる手段と、を有する記録装置において、
    前記変位手段は、ピンチローラの圧接力を低減させるとともに、搬送ローラに対するピンチローラの当接位置を変化させることを特徴とする記録装置。
  2. 前記搬送ローラに対するピンチローラの当接位置は、通常印字モードでは搬送ローラ直上よりも下流側であり、ディスク印字モードでは搬送ローラのほぼ直上であることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記保護シートは袋形状をしており、印字面にはディスク印字領域に対応する穴が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記保護シートは、シート材に、ディスクを保持するためのスリットを入れたものであることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
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