JP2004042374A - 記録装置 - Google Patents

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宮内 靖雄
Hiroyuki Saito
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Abstract

【目的】簡単な構成及び簡単な制御で、CDの場合のようにトレイを用いて被記録材に記録するために紙間距離を変化させる場合でも、紙間距離に差に起因する記録手段のクリーニング性能劣化を無くす。
【構成】記録手段7の離間命令に応じて、記録動作に入る前に紙間距離を切り替え、かつ、記録手段のクリーニング動作に入る前に記録手段の位置を常に所定の位置に戻す。
【選択図】                図21

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、被記録材を搭載したトレイを使用することができる印刷装置や画像形成装置等の記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、印刷装置や画像形成装置等の記録装置によって記録される被記録材として、様々なものが提案されている。その中には、CD−RやDVDやカードのように小型で厚みのある被記録材がある(以下、まとめてコンパクトディスク又はCDで表現する)。現行の汎用記録装置において、CD等の被記録材に記録する場合、単票用紙の搬送経路を使うと、CDの剛性が高いことに起因して、搬送性が悪くなったり、傷が発生したり、搬送ローラ間の距離の関係で搬送不能になるなどの不具合が発生する。そこで、CD等の小型で厚みのある被記録材を搬送する場合は、トレイを使用し、単票用紙の搬送経路とは異なる経路を通して搬送することが行われている。
【0003】
前記トレイは一般的な単票用紙より厚みがあるので、搬送ローラ対への挿入、搬送ローラ対による挟持、記録手段(記録ヘッド)と被記録材との間の適正ギャップの確保などに十分な配慮をする必要がある。そのための1つの手段として、記録装置に操作レバーを設け、該操作レバーの動きに連動して搬送部材の押圧を解除する方法がある。そして、ユーザーが、トレイを所定位置まで挿入して位置を合わせたところで前記操作レバーを操作して再び搬送部材を押圧状態にセットする。
さらに、操作レバーによって、記録ヘッドを搭載しているキャリッジを上昇させ、ギャップ(被記録材との間の紙間距離)の確保を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来例においては、キャリッジを上昇させる操作レバーの操作を忘れて記録動作をスタートしてしまうと、トレイと記録ヘッドとが接触して該記録ヘッドが損傷することがあるという不都合があった。これを回避するためには、記録ヘッドの上昇・下降をモータで駆動するとともに、被記録材に応じて記録ヘッド離間命令信号(記録ヘッドを離間させる指令)を出すことにより、自動的に記録ヘッドの離間動作を行うように構成することが要請される。しかし、この場合にもクリーニング手段の追従性という解決すべき課題が残る。
【0005】
従来より、封筒等への記録(印刷)に対応するため記録ヘッドを1mm程度上昇させる厚紙印刷高さ位置(厚紙印刷ポジション)を有する装置は多数あったが、これらは全て、当然のように、記録ヘッドをクリーニング(回復処理)するためのクリーニング手段(回復手段)も対応する位置まで上昇させる構成となっていた。ところがCD印刷対応の記録装置においては、CD−R印刷ポジションのように記録ヘッドを3mm程度高い位置まで上昇させる場合には、クリーニング手段をそこまで(その高さまで)追従させることが困難であり、キャッピング圧(記録ヘッドとキャップとの密着力)の不足によるリークや、記録ヘッドを拭掃するワイパーブレードの侵入量(オーバーラップ量)の不足によるワイピング不良といった不都合が発生することになる。機械的な構成で上記回復手段の追従範囲を広げることは可能であるが、そのための装置が複雑化してしまい、記録装置のコストアップや大型化を招くものになってしまう。
【0006】
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、簡単な構成及び簡単な制御で、CD等に記録するようにトレイを用いて被記録材に記録するために、記録手段と被記録材との間隔を変化させる場合でも、記録手段の性能を維持するためのクリーニング手段の性能を維持することができる記録装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明(請求項1)は、上記目的を達成するため、記録手段により被記録材に記録する記録装置において、被記録材もしくは被記録材を搭載するトレイを搬送する搬送手段と、前記記録手段と前記被記録材との間隔を変化させるキャリッジ昇降手段と、記録手段の性能を維持回復するためのクリーニング手段と、を備え、前記記録手段を被記録材から離間させる離間命令に応じて、記録手段による記録動作に入る前に該記録手段と前記被記録材との間隔を切り替え、かつ、前記クリーニング手段による前記記録手段のクリーニング動作に入る前に該記録手段の位置を常に所定の位置に戻すように制御することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を具体的に説明する。なお、各図面を通して同一符号は同一又は対応部分を示すものである。
図1は本発明を適用した記録装置の一実施例を示す斜視図であり、図2は図1の記録装置で給紙トレイ及び排紙トレイを開いた状態を示す斜視図であり、図3は図1の記録装置の内部機構を右前方から見て示す斜視図であり、図4は図3の記録装置の内部機構を左前方から見て示す斜視図であり、図5は図3の記録装置の縦断面図であり、図6は図1の記録装置にCD搬送部8を装着する前後の状態を示す斜視図であり、図7は図1の記録装置に装着可能なCD搬送部8を示す斜視図である。
【0009】
また、図8〜図19は本発明を適用した記録装置の一実施例におけるCD印刷のための構成及び動作を説明するための図面であり、図21及び図22は本発明を適用した記録装置の第1実施例及び第2実施例において記録手段を搭載したキャリッジを昇降させる制御動作のシーケンスを説明するためのフローチャートである。
図1〜図5において、本実施例に係る記録装置1は、給紙部2、送紙部3、排紙部4、キャリッジ部5、回復機構部(クリーニング部)6、記録手段(記録ヘッド)7、CD搬送部8、及び電気部9を備えている。以下にこれらの各部について項目に分けて概略を順次述べていく。
【0010】
(A)給紙部
給紙部2は、シート材Pを積載する圧板21、シート材Pを給紙する給紙ローラ28、シート材Pを分離する分離ローラ241、シート材Pを積載位置に戻すための戻しレバー22などをベース20に取り付けて構成されている。積載されたシート材Pを保持するための給紙トレイ26は前記ベース20または記録装置の外装に取り付けられている。給紙トレイ26は、図2に示すように多段式であり、使用時には引出して使用される。
【0011】
前記給紙ローラ28は断面円弧の棒状をしており、該給紙ローラ28には用紙基準よりに1つの分離ローラーゴム(給紙ローラゴム)281が設けられている。このような給紙ローラ28によってシート材のを給紙(送り出し)が行われる。前記給紙ローラ28の駆動は、給紙部2に設けられた給紙モータ273から駆動伝達ギア271及び遊星ギア272を介して伝達される駆動力によって行われる。前記圧板21には可動サイドガイド23が移動可能に設けられ、シート材Pの積載位置を規制している。圧板21はベース20に結合された回転軸を中心に回転可能で、圧板バネ212により給紙ローラ28に向けて付勢されている。給紙ローラ28と対向する圧板21の部位には、積載された複数枚のシート材Pのうちの最上位の数枚の重送を防止するために、人工皮等の摩擦係数の大きい材質からなる分離シート213が設けられている。圧板21は、圧板カム214によって、給紙ローラ28に対して当接、離間できるように構成されている。
【0012】
さらに、ベース20には、シート材Pを一枚ずつ分離するための分離ローラ241が取り付けられた分離ローラホルダ24が、該ベース20に設けられた回転軸を中心に回転可能で、かつ分離ローラばね242により給紙ローラ28に付勢された状態で取り付けられている。分離ローラ241には分離ローラクラッチ(クラッチばね)243が取り付けられており、該分離ローラ241に所定以上の負荷がかかると、該分離ローラ241が取り付けられた部分が回転できるように構成されている。分離ローラ241は、分離ローラリリースシャフト244とコントロールカム25とによって、給紙ローラ28に対して当接、離間できるように構成されている。これらの圧板21、戻しレバー22、分離ローラ241の位置はASFセンサ29によって検知されている。
また、シート材Pを積載位置に戻すための戻しレバー22は、ベース20に回転可能に取り付けられ、解除方向に戻しレバーバネ221で付勢されている。この戻しレバー22は、シート材Pを積載位置に戻す時は、前記コントロールカム25によって回転するように構成されている。
【0013】
以上の構成を用いて給紙する状態を以下に説明する。
通常の待機状態では、圧板21は圧板カム214でリリースされ、分離ローラ241はコントロールカム25でリリースされ、さらに、戻しレバー22は、シート材Pを積載位置に戻すとともに、積載時にシート材Pが奥に入らないように積載口を塞ぐような積載位置に設けられている。
この状態から、給紙が始まると、モータ駆動によって、まず、分離ローラ241が給紙ローラ28に当接する。そして、戻しレバー22がリリースされ、圧板21が給紙ローラ28に当接する。この状態で、シート材Pの給紙が開始される。シート材Pはベース20に設けられた前段分離部201で制限され、シート材Pの所定枚数のみが給紙ローラ28と分離ローラ241とで形成されるニップ部に送られる。送られたシート材Pはこのニップ部で分離され、最上位のシート材Pのみが搬送(給紙)される。
【0014】
シート材Pが後述の搬送ローラ36及びピンチローラ37から成る搬送ローラ対まで到達すると、圧板21は圧板カム214によって、分離ローラ28はコントロールカム25によって、それぞれリリースされる。また、戻しレバー22はコントロールカム25によって積載位置に戻る。この時、給紙ローラ28と分離ローラ241との間のニップ部に到達していたシート材Pを積載位置まで戻すことができる。
【0015】
(B)送紙部
曲げ起こした板金からなるシャーシ11に送紙部3が取り付けられている。送紙部3はシート材Pを搬送する搬送ローラ36とPEセンサ32を有している。搬送ローラ36は金属軸の表面にセラミックの微小粒をコーティングした構成であり、両軸の金属部分を軸受38で受けることでシャーシ11に取り付けられている。搬送ローラ36に回転時の負荷を与えることで安定した搬送を行うために、軸受38と搬送ローラ36との間に搬送ローラテンションばね381が設けられ、該搬送ローラ36を付勢することで所定の負荷を与えるように構成されている。
【0016】
搬送ローラ36には、従動回転する複数のピンチローラ37が当接して設けられている。ピンチローラ37は、ピンチローラホルダ30に保持され、ピンチロラーばね31で付勢することでピンチローラ37が搬送ローラ36に圧接され、シート材Pの搬送力を生み出している。ここで、ピンチローラホルダ30は、その回転軸がシャーシ11の軸受に取り付けられ、該回転軸を中心に回動する。さらに、シート材Pが搬送されてくる送紙部3の入口には、シート材Pをガイドするペーパーガイドフラッパー33及びプラテン34が配設されている。また、ピンチローラホルダ30には、シート材Pの先端及び後端の検出をPEセンサ32に伝えるためのPEセンサレバー321が設けられている。プラテン34は、シャーシ11に取り付けられて位置決めされている。ペーパーガイドフラッパー33は、搬送ローラー36と嵌合し、摺動する軸受部331を中心に回転可能であり、シャーシ11に当接することで位置決めされる。
【0017】
また、プラテン34の紙基準側にはシート材Pの端部を覆う紙押さえ341が設けられている。これによって、端部か変形したシート材Pやカールしたシート材Pの場合でも、該シート材Pの端部が浮き上がってキャリッジ50もしくは記録ヘッド7と干渉することがないようにしている。さらに、搬送ローラ36のシート材搬送方向における下流側には、画像情報に基づいて画像を形成する記録ヘッド7が設けられている。
【0018】
上記構成において、送紙部3に送られたシート材Pは、ピンチローラホルダ30及びペーパーガイドフラッパー33に案内されて、搬送ローラ36とピンチローラ37とのローラ対へ送り込まれる。この時、PEセンサレバー321により搬送されてきたシート材Pの先端を検知し、これによりシート材Pの記録位置(印刷位置、画像形成位置)を求めている。また、シート材Pは、搬送モータ35によりローラ対36、37が回転することで、プラテン34上を搬送される。プラテン34上には、搬送基準面になるリブが形成されている。このリブは、記録ヘッド7とのギャップを管理するとともに、後述の排紙部と合わせて、シート材Pの浪打を制御することにより該浪打が大きくならないようにするためのものである。
【0019】
搬送ローラ36の駆動は、DCモータからなる搬送モータ35の回転力をタイミングベルトで搬送ローラ36の軸上に設けたプーリ361に伝達することで行われる。
また、搬送ローラ36の軸上には、該搬送ローラ36による搬送量を検出するためのコードホイール362が設けられている。このコードホイール362には150〜300lpiのピッチでマーキングが形成されている。そして、前記コードホイール362に隣接する位置のシャーシ11の部位には、前記マーキングを読み取るためのエンコーダーセンサが取り付けられている。
【0020】
なお、前記記録手段(記録ヘッド)7としては、インクジェット記録ヘッドが使用されている。この記録ヘッド7には、各インク色ごとに別体のインクタンクが交換可能に装着されるようになっている。また、この記録ヘッド7は、記録データに基づいてヒータ(発熱素子)等によりインクに熱を与えることが可能となっている。そして、この熱によりインクが膜沸騰し、この膜沸騰による気泡の成長または収縮によって生じる圧力変化によって記録ヘッド7の吐出口からインクを吐出し、吐出されたインク滴によってシート材P上に画像を形成するように構成されている。
【0021】
(C)キャリッジ部
キャリッジ部5は、記録ヘッド7が取り付けられるキャリッジ50を有している。このキャリッジ50は、シート材Pの搬送方向と直交する方向に設置されたガイドシャフト52及びガイドレール111によって主走査方向に往復移動可能に案内支持されている。前記ガイドレール111は、キャリッジ50の後端を保持することで、記録ヘッド7とシート材Pとの隙間(紙間)を適正値に維持する機能も有している。なお、前記ガイドシャフト52はシャーシ11に取り付けられており、前記ガイドレール111はシャーシ11と一体に形成されている。前記ガイドレール111のキャリッジ50との摺動側には、SUS等の薄板の摺動シート53が張設され、摺動音の低減が図られている。
【0022】
また、キャリッジ50は、シャーシ11に取り付けられたキャリッジモータ54によりタイミングベルト541を介して駆動される。このタイミングベルト541はアイドルプーリ542によって張設支持されている。タイミングベルト541とキャリッジ50とはゴム等からなるダンパー55を介して結合されており、キャリッジモーター54等の振動を減衰することで、画像ムラ等を低減している。そして、キャリッジ50の位置を検出するために、150〜300lpiのピッチでマーキングを形成したコードストリップ561がタイミングベルト541と平行に設けられている。さらに、該コードストリップ561を読み取るためのエンコーダーセンサ56が、キャリッジ50に搭載したキャリッジ基板92に設けられている。このキャリッジ基板92には、記録ヘッド7と電気的な接続を行うためのコンタクト921も設けられている。また、キャリッジ50には、電気部(電気基板)9から記録ヘッド7へヘッド信号を伝えるためのフレキシブル基板57が設けられている。
【0023】
記録手段としての記録ヘッド7をキャリッジ50に固定するために、該キャリッジ50には位置決めのための突き当て部501並びに記録ヘッド7を押し付けて固定するための押圧手段(ヘッド押圧手段)511が設けられている。この押圧手段511はヘッドセットレバー51に搭載されており、該ヘッドセットレバー51を回転支点を中心に回動して記録ヘッド7をセットする際に、該記録ヘッド7に押し付け力が作用する構成になっている。
また、ガイドシャフト52の両端には偏心カムR(右側の偏心カム)521及び偏心カムL(左側の偏心カム)522が設けられており、キャリッジ昇降モータ58の駆動により、ギア列581を介して偏心カムR521まで駆動を伝達することによってガイドシャフト52を上下に昇降させることができる。このガイドシャフト52の昇降に応じてキャリッジ50も同様に昇降させられ、厚みの異なるシート材Pに対しても最適なギャップを形成することができる。
【0024】
さらに、キャリッジ50には、CD−R等の小型で厚肉の被記録材の表示部に記録(印刷)するためのCD印刷用トレイ83の位置検出用のマーク834を検出するための反射型光センサからなるトレイ位置検出センサ59が取り付けられている。このトレイ位置検出センサ59は、発光素子より発光し、その反射光を受光することでトレイ83の位置を検出することができる。
上記構成において、シート材Pに画像を形成する時は、ローラ対(搬送ローラとピンチローラ)36、37によって、記録する行の位置(シート材Pの搬送方向の位置)にシート材Pを搬送するとともに、キャリッジモータ54によりキャリッジ50を記録(画像形成)位置(シート材Pの搬送方向と垂直な方向の位置)に移動させ、記録ヘッド7を記録位置(画像形成位置)に対向させる。その後、電気部(電気基板)9からの信号により記録ヘッド7がシート材Pに向けてインクを吐出することにより、記録(画像形成)が行われる。
【0025】
(D)排紙部
排紙部4は、2本の排紙ローラ40、41と、該排紙ローラー40、41に所定圧で当接することで従動回転可能な拍車42と、搬送ローラ36の駆動を排紙ローラ40、41伝達するためのギア列と、を備えている。
排紙ローラ40、41はプラテン34に取り付けられている。搬送方向上流側の排紙ローラ40は金属軸に複数のゴム部(排紙ローラゴム)401を設けて構成されている。排紙ローラ40は、搬送ローラ36からの駆動がアイドラギアを介して伝達されることにより駆動される。排紙ローラ41は樹脂の軸に複数のエラストマー等の弾性体411を取り付けた構成になっている。排紙ローラ41は、排紙ローラ40からアイドラギアを介して駆動を伝達されることにより駆動される。
【0026】
拍車42としては、例えば、SUSの薄板で周囲に凸形状を複数設けたものを樹脂部と一体成型したものが使用される。このような拍車42は拍車ホルダ43に取り付けられている。本実施例では、コイルばねを棒状に設けた拍車ばね44によって、拍車42の拍車ホルダー43への取り付けと排紙ローラ40、41への圧接等が行われている。拍車42には、主にシート材Pの搬送力を生み出すものと、主に記録される時のシート材Pの浮き上がりを阻止するものとがある。搬送力を生み出す拍車は、排紙ローラ40、41のゴム部(排紙ローラゴム部、弾性体部)に対応する位置に配設されている。一方、シート材Pの浮き上がりを阻止するための拍車は、排紙ローラ40、41のゴム部401が無い位置(ゴム部401とゴム部401との間など)に配設されている。
【0027】
前記排紙ローラ40、41の間には紙端サポート45が設けられている。この紙端サポート45は、シート材Pの両端を持ち上げ、排紙ローラー40、41の先でシート材Pを保持することにより、先出のシート材P上の画像記録部を擦ることによる記録画像のダメージ又は品位低下を防止するためのものである。前記紙端サポート45は、先端にコロ451が設けられた樹脂部材を紙端サポートばね452によって付勢することで、該コロ451を所定の押圧力でシート材Pに押し付けることにより、該シート材Pの両端を持ち上げて該シート材Pの腰を作ることで該シート材Pを保持できるように構成されている。
【0028】
以上の構成によって、キャリッジ部5で記録(画像形成)されたシート材Pは、排紙ローラ41と拍車42とのニップ部に挟まれ、搬送されて排紙トレイ46に排出される。排紙トレイ46は、複数の部材から成る分割構造を有し、記録装置の下ケース99の下部に収納できる構成になっている。この排紙トレイ46は、使用時には引出して使用する。図示の排紙トレイ46においては、その先端に向けて高さが高くなるように形成され、その両側端縁も高さが高く形成されており、それによって、排出されたシート材Pの積載性向上並びに該シート材Pの記録面の擦れ防止が図られている。
【0029】
(E)回復機構部(クリ−ニング部)
回復機構部(クリーニング部)6は、記録ヘッド7の吐出性能の維持回復のための吸引回復処理(クリーニング操作)を行うためのポンプ(負圧発生源としての吸引ポンプ等)60と、記録ヘッド7の吐出口面の保護及び乾燥防止を行うためのキャップ61と、記録ヘッド7の吐出口面の吐出口周辺部分のインクや埃等の付着物を拭掃除去(クリーニングするためのワイピング手段(ブレード)62と、を備えている。
上記回復機構部6は専用の回復モータ69を備えている。また、回復機構部6においては、回復モータ69の一方向の回転で前記ポンプ60を作動させ、別のもう一方向の回転(逆回転)でブレード62の拭掃動作及びキャップ61の昇降動作を作動させるように、ワンウェイクラッチ691が設けられている。
【0030】
本実施例では、前記ポンプ60は2本のチューブ67をポンプコロ68でしごくことで負圧を発生させるように構成され、キャップ61からポンプ60へ至る吸引経路(チューブ等)の途中には弁65などが設けられている。この吸引回復手段は、キャップ61を記録ヘッド7の吐出口面に密着させた状態(キャッピング状態)でポンプ60を作用させることにより、該キャップ61内に負圧を発生させ、該負圧によって記録ヘッド7の吐出口からインクと共に増粘インクや気泡や埃等の異物を吸引排出させるように構成されている。
【0031】
前記キャップ61の内部には、吸引後の記録ヘッド7の吐出口面上の残留インク(付着インク)の量を軽減するためのキャップ吸収体611が設けられている。また、キャップ吸収体611を設けることから、該キャップ吸収体611に残留インクが固着する弊害を防ぐために、キャップ61を開けた状態で前記吸引ポンプ60を作動させることにより該キャップ61内の残留インクを吸引除去する空吸引動作を行うように構成されている。前記ポンプ60で吸引された廃インクは、後述の下ケース99に設けられた廃インク吸収体991に吸収・保持される。
【0032】
回復機構部6における各種の回復処理動作、すなわちブレード62による拭掃動作、キャップ61の接離動作(昇降動作)、キャップ61とポンプ60との間の弁65の開閉動作などの一連の回復動作は、同一軸上に複数のカムを設けたメインカム63によって制御される。各回復処理動作のそれぞれに対応する部位のカムやアーム(レバー)等をメインカム63によって作動させることにより、所定の回復処理動作が実行される。
【0033】
前記メインカム63の位置(回動位置等)は、フォトインタラプタ等の位置検出センサ64で検出することができる。また、キャップ61が記録ヘッドから離間している時(本実施例では下降時)に、キャリッジ5の主走査方向と直交する方向にブレード62が移動することで、記録ヘッド7の吐出口面を拭掃(クリーニング)する。また、本実施例では、記録ヘッド7の吐出口近傍を拭掃するブレード並びに吐出口面全体を拭掃するブレードから成る複数のブレード62が設けられている。そして、一番奥に移動した際に、ブレード62をブレードクリーナー66へ当接させることにより、ブレード62自身へ付着したインク(転写インク)などを除去し、該ブレード62の拭掃性能を回復させることができる。
【0034】
(F)外装部
以上説明した各機能部や各機構部(各ユニット)は、記録装置1のシャーシ11に組み込まれることで記録装置の機構部分を形成している。これらの機構部分の周囲を覆うようにして外装部が取り付けられている。外装部は、主として、下ケース99、上ケース98、アクセスカバー97、コネクタカバー96、フロントカバー95から構成されている。
下ケース99の下部には、排紙トレイレール992が設けられ、分割された排紙トレイ46が収納可能に構成されている。また、フロントカバー95は非使用時に排紙口を塞ぐ構成になっている。
【0035】
上ケース98には、アクセスカバー97が回動可能に取り付けられている。上ケース98の上面の一部には開口部が形成されており、この開口部を通して、インクタンク71及び記録ヘッド7等を交換することができる。
また、上ケース98には、アクセスカバー97の開閉を検知するためのドアスイッチレバー981、LEDの光を伝達・表示するためのLEDガイド982、電気部(回路基板)6のSWに作用するキースイッチ983等などが設けられている。
【0036】
さらに、上ケース98には、多段式の給紙トレイ26が回動可能に取り付けられている。給紙部が使われない時に給紙トレイ26を収納すれば、該給紙トレイ26は給紙部のカバーとして機能するように構成されている。また、上ケース98と下ケース99は、弾性を持った嵌合爪で取り付けられている。該上ケース98と該下ケース99との間のコネクタ部分が設けられている部位は、コネクタカバー96によって覆われている。
【0037】
次に、本発明を適用した記録装置において、CD(compact disc コンパクト・ディスク)搬送部8を用いる場合の構成及びCD印刷の詳細について、図6〜図19を用いて説明する。
図6は図1の記録装置にCD搬送部8を装着する前後の状態を示す斜視図であり、図7は図1の記録装置に装着可能なCD搬送部8を示す斜視図でり、図8は下ケース99のCD搬送部取付け部及び取付け検出部を示す部分斜視図であり、図9は下ケース99とCD搬送部8のフック84の装着状態を示す部分縦断面図であり、図10はCD搬送部8の装着前後においてスライドカバーを81を移動させたときの状態を示す斜視図であり、図11は下ケース99からCD搬送部8のフック84を解除したときの状態を示す部分縦断面図であり、図12はCD搬送部8のスライドカバー81移動前後におけるアーム85の状態を示す部分縦断面図である。
【0038】
さらに、図13はCD搬送部8のトレイ83の平面図であり、図14は図13のトレイ83の位置検出部の凹部形状を示す模式的断面図であり、図15は図13のトレイとトレイ位置検出センサ59との相対位置の各種の状態を示す模式的平面図であり、図16は記録装置に装着されたCD搬送部8にトレイ83を挿入しセットした状態を示す斜視図であり、図17は記録装置内を通してトレイ83が搬送される状態を示す部分縦断面図であり、図18はキャリッジ50のガイドシャフト52を昇降させるためのシャフト昇降機構のキャリッジ下降時及びキャリッジ上昇時の状態を示す部分縦断面図であり、図19はCD搬送部8の押圧コロ811及び側圧コロ824を示すために該CD搬送部8の一部を破断して示す斜視図である。
【0039】
図6に示すように、CD搬送部8を図示の矢印Y方向に真っ直ぐにスライドさせると、該CD搬送部8は記録装置の下ケース99に装着される。この時、図8及び図9に示す下ケース99の両側に設けたガイドレール993に沿って、トレイガイド82の両端の嵌合部822が挿入されることによって、CD搬送部8の位置決めが行われる。トレイガイド82の左右両側の端部には回動可能なフック84が設けられ、該フック84は一方向に付勢されている。CD搬送部8は、スライドさせて所定位置まで挿入されると、ある部位に突き当たり、それ以上挿入されなくなる。そして、フック84がガイドレール993のストッパーに作用し、CD搬送部8がスライドしてきた方向にも戻らないようにロックがかかる。
トレイガイド82(CD搬送部8)が記録装置の所定位置に装着された状態を機械的に検出するためのトレイガイド検出センサ344がプラテン34に設けられており、トレイガイド82が記録装置本体に装着されると、トレイガイド82の一部がトレイガイド検出センサ344を押すことで、CD搬送部8(トレイガイド82)が装着されたことを検知できるように構成されている。
【0040】
次に、図10及び図12に示すように、スライドカバー81を記録装置の本体方向へ(本体側へ向けて)移動させると、該スライドカバー81と連動してアーム85が記録装置の本体方向へ突出する。拍車42を搭載した拍車ホルダ43はプラテン34に対し上下方向にスライド可能に装着されており、所定圧のばね力で下方向に付勢されている。従って、アーム85が拍車ホルダ43とプラテン34との間に入り込むことで、拍車ホルダ43は上方へ所定量だけ持ち上げられる。この際、アーム85の先端に形成された傾斜部851によって該アーム85はスムーズにプラテン34と拍車ホルダ43との間に入り込むことができる。このことにより、プラテン34と拍車ホルダ43との間に、記憶媒体としてのCD(CD−R等)が搭載されるトレイ83を通過させるためのスペースを形成することができる。
【0041】
また、前記アーム85は、プラテン34と拍車ホルダ43との間に挿入された状態で位置決めされるようになっており、突出する(前進する)前のトレイガイド82内に収納された状態では該トレイガイド82に対しガタを持った状態で収納されている。
また、当初、スライドカバー81を記録装置の本体方向へ移動させない状態では、CD搬送部8の開口部821が閉じられているため、トレイ83を挿入することはできない。そして、スライドカバー81を記録装置の本体方向へ移動させると、スライドカバー81が斜め上方向に移動する構成になっているので、該スライドカバー81とトレイガイド82との間にトレイ挿入用の開口部821が形成される。この状態にすれば、図16に示すように、CDを装填したトレイ83を開口部821から挿入し、所定位置にセットすることができる。
このような構成にする理由は、前記拍車ホルダ43が上昇されていない状態でトレイ83が挿入された場合に、該トレイ83と拍車42とが干渉して該トレイ83の先端のトレイシート831や拍車42が破損することを防止するためである。
【0042】
図11に示すように、トレイガイド82が装着された状態でスライドカバー81を本体から引出すと、該スライドカバー81と連動してアーム85が拍車ホルダ43から外れ、拍車ホルダ43及び拍車44が元の所定位置に下降する。この時、トレイ83が装着されたままであると、スライドカバー81とトレイガイド82との間の開口部821にトレイ83が挟まり、スライドカバー81をそれ以上引出せない構成になっている。これによって、CD−R等の記憶媒体が記録装置本体内に残されたまま拍車44が下がって該CDにダメージを与えるという不具合発生を防いでいる。
さらに、スライドカバー81を引くと、図11に示すように、スライドカバー81がフック84に作用することで、該フック84が下ケース99のガイドレール993から外れることにより、CD搬送部8の記録装置本体への装着が解除される。
【0043】
本実施例に係るトレイ83は板厚2〜3mm程度の樹脂板で構成され、該樹脂板には、図13に示すように、CD取り付け部832、トレイの出し入れに操作者が掴む操作部833、位置検出マーク834(図13では、834a、834b、834cの3箇所)、CD取り出し用穴835、挿入位置合わせマーク836、側圧コロ逃げ部387、メディア有無検知マーク838、並びに、トレイアダプタの種類を判別するために設けられたトレイアダプタ種検知用マーク838aが設けられている。
また、上記トレイ83の先端部には、搬送ローラ36及びピンチローラ37へのトレイ83の噛み込みを確実にするためのトレイシート831が取り付けられている。
【0044】
前記位置検出マーク834は、トレイ83のCD取り付け部分の先端側の2箇所(834a、834b)と、その反対側の1箇所(834c)とに設けられている。各位置検出マーク834は3〜10mm程度の正方形に反射性能が高い部材が設けられている。ここでは、ホットスタンプを用いて形成されている。
前記位置検出マーク834の周囲には、図13及び図14に示すように、凹部839が設けられており、樹脂部品の位置検出マーク834部分の形状に沿った形で反射材料を形成できる構成になっている。また、図14に示すように、凹部839の底部は高い表面性を有し所定角度を持って形成されているので、キャリッジ50に設けたトレイ位置検出センサ59の発光が位置検出マーク834以外で反射されても、該反射光が受光部に戻らないように構成されている。これによって、トレイ83の位置検知における誤検知を防ぐことができる。
【0045】
以上のように、トレイ83上の位置検出マーク834の反射率が高いので、高性能のセンサを搭載する必要がなく、補正などの処理を少なくすることができ、コストアップや記録時間(印刷時間)の増大を避けることができる。
また、CDの印刷領域(記録領域)のエッジを直接読み取る方式に比べて、色付きのCDへ印刷したり、一度印刷したCDへ再印刷したりする時でも、CDの位置検出を正確に行うことができる。
【0046】
前記CD取り付け部832には複数のモールド爪が設けられており、これによって、CDを取り付けた場合の位置決めとがた取りを行っている。操作者は、CDの中央部の穴を前記CD取り付け部832に合わせることにより該CDを取り付ける。CDを取り外す時は、2箇所のCD取り出し用穴835を利用し、操作者がCDの外周エッジを持って取り外すことができる。また、CD取り付け部832は、それ以外のトレイ83の面より一段低くなっている。その低い面にメディア有無検知マーク838が設けられている。このメディア有無検知マーク838は、所定幅のホットスタンプの中に所定幅の穴を設け、この穴幅が検知された場合にメディア無しと判断するように構成されている。
【0047】
図13に示すように、前記トレイ83の先端には、搬送ローラ36及びピンチローラ37への該トレイ83の噛み込みを確実にするために、トレイシート831が取り付けられている。このトレイシート831は、厚み0.1〜0.3mm程度のPET等からなるシート材で形成され、所定の摩擦係数と硬度有している。また、トレイ83自身にも、その先端部にテーパー部830が設けられている。従って、先ず、トレイシート831が搬送ローラー36及びピンチローラー37に噛みこまれることで搬送力が生まれ、次いで、トレイ83の先端のテーパー部830がピンチローラー37を持ち上げることで、厚みがあるトレイ83を搬送ローラー36及びピンチローラー37の間で挟持することにより、トレイ83の正確な搬送が可能になる。
なお、前記位置検出マーク834はピンチローラ37の間に設けられている。従って、前記位置検出マーク834がピンチローラ37と当接することが防止され、これによって、該位置検出マーク834の表面に傷が付くことを防止している。
【0048】
図19において、CD搬送部8を構成するトレイガイド82には、図13に示すようなトレイ83を該トレイガイド82の基準823に押し付けるための側圧コロ824が設けられており、コロばね825によって所定圧でトレイ83を基準823に押し付けることで位置決めを行っている。前記側圧コロ824は、操作者が所定位置にトレイ83をセットするところまでは作用する。しかし、トレイ83が搬送ローラ36及びピンチローラ37により搬送される時には、側圧コロ824が作用する位置に側圧コロ逃げ部387(図13)が来るので、側圧コロ824はトレイ83に作用しなくなる。このように構成する理由は、トレイ83に余計なバックテンションなどが作用することを無くすことにより、該トレイ83の搬送精度の低下を防止するためである。
【0049】
図19に示すように、前記スライドカバー81には左右の押圧コロ811が設けられており、コロばね812によってトレイ83を所定圧で排紙ローラ41に押し付けることで該トレイ83の搬送力を生み出している。この搬送力によって、記録(印刷)開始時にトレイ83をセット位置から搬送ローラー36及びピンチローラー37のニップ部まで搬送することができる。さらに、記録(印刷)終了時には、操作者が取り出す所定位置までトレイ83を搬送することができる。この場合も、前記位置検出マーク834の位置と押圧コロ811の位置とは異なるように構成されており、これによって、前記位置検出マーク834が押圧コロ811と当接してその表面が傷付くことを防いでいる。
そして、所定位置に搬送されたトレイ83を引出すことで、トレイガイド82からトレイ83を取り出すことができる。さらに、2箇所のCD取り出し用穴835を利用することで、操作者はCDの外周エッジを持って該CDを外すことができる。
【0050】
次に、以上説明した構成を有する記録装置によってCDに記録(印刷)する場合の動作について説明する。
図20は従来の記録装置において記録ヘッド(記録手段)7をCD印刷高さ位置(CD記録ポジション)まで上昇させたときの状態を示す模式的側面図であり、図21は本発明を適用した記録装置の第1実施例においてキャリッジ(記録手段)を昇降させる動作の制御を示すフローチャートである。
先ず、CD搬送部8を記録装置1の本体に向けて真っ直ぐにスライドさせて下ケース99に装着する。この時、トレイガイド検出センサ344(図8)により、トレイガイド82が記録装置本体に装着されたことを検知する。次いで、スライドカバー81を記録装置本体方向へ移動させると、図10に示すように、該スライドカバー81と連動してアーム85が記録装置本体方向へ突出する。そして、アーム85が拍車ホルダ43とプラテン34の間に入り込むことで、拍車ホルダ43を上方へ所定量だけ持ち上げる。
【0051】
このようにスライドカバー81を記録装置本体方向へ移動さると、該スライドカバー81は斜め上方向に移動する構成になっているのでトレイガイド82との間に開口部821(図6)が形成される。この状態で、図16に示すように、CDを装填したトレイ83を開口部821から挿入し、所定位置にセットすることができる。
そして、CDをトレイ83のCD取り付け部832(図13)に装着する。操作者は、操作部833(図13)を持って、挿入位置合わせマーク836(図13、図16)がトレイガイド82のトレイセットマーク826(図16)と一致するところまでトレイ83を挿入する。
【0052】
この状態で、ホストから記録信号(印字信号、画像信号)が送られてくると、記録動作(印字動作)が開始される。まず、図17に示すように、搬送ローラ36、排紙ローラ40及び排紙ローラー41が逆転する。つまり、図17において、押圧コロ811(図19)及びコロばね812によってトレイ83を所定圧で排紙ローラ40及び排紙ローラ41に押し付けることで該トレイ83の搬送力を生み出しているので、排紙ローラ40及び排紙ローラ41の逆転に応じてトレイ83は記録装置内部へ搬送される。
そして、トレイ83の先端部のトレイシート831(図13)が搬送ローラ36及びピンチローラ37に噛み込まれることで所定の搬送力が生まれ、トレイ83の先端部のテーパ部830がピンチローラ37を持ち上げることにより、トレイ83が搬送ローラ36及びピンチローラ37に挟持される。
【0053】
次に、記録ヘッド7を搭載したキャリッジ50が、トレイ83を検出するためにホームポジションから記録領域(印字領域)に移動する。この時に、図18に示すように、キャリッジ昇降モータ58(図3)が作動してガイドシャフト52を上昇させ、記録ヘッド7とトレイ83との間に最適なギャップ(紙間距離)を形成することができる。
図15の(a)及び(b)に示すように、キャリッジ50は該キャリッジ上のトレイ位置検出センサ59を前記トレイ83の位置検出マーク834a(図13)の位置に合わせて停止する。そして、トレイ83を搬送し、位置検出マーク834aの上端(先端)のエッジ位置を検出する。そのまま、搬送を続け、マーク834aの下端エッジ(後端エッジ)を検出する。
【0054】
次に、図15の(c)に示すように、キャリッジ50上のトレイ位置検出センサ59がトレイ83の位置検出マーク834aの略中央に来るようにトレイ83を戻す。そして、キャリッジ50を左右に移動させ、位置検出マーク834a右端のエッジ位置及び左端のエッジ位置を検出する。以上より、位置検出マーク834aの中心位置834ac(図13)を算出することができ、該中心位置834acより、トレイ83に搭載されたCDの正確な記録位置(印刷位置)を求めることができる。以上のように、本実施例においては、トレイ83自身の位置検出を行うので、検出を行わずに機械的(メカ的)な精度のみで印刷を行う場合に比べて、部品精度のバラツキやトレイの状態などの影響を受けてCDに対する記録位置(印刷)がずれることを無くすことができる。
【0055】
トレイ83の位置検出マーク834aの位置(その中心位置834ac)を検出した後に、キャリッジ50は図15の(d)に示すように、位置検出マーク834bを検出するために移動する。この位置検出マーク834bの両端のエッジを検出することで、先程検出した位置検出マーク834aが間違いないことを確認する。このような操作を行う理由は、トレイ83が正規のセット位置よりも奥に挿入された場合に、図15の(e)に示すように、位置検出マーク834cの位置を検出しても、位置検出マーク834bを検出するために移動する動作によって、位置検出マーク834aでは無いことを検知することができるようにするためである。
【0056】
トレイ83の位置が検出された後に、図15の(f)に示すように、トレイ83の搬送方向に、キャリッジ50のトレイ位置検出センサ59の位置とトレイ83のメディア有無検出マーク838(図13)の位置が一致するようにトレイ83を搬送する。
この時に、メディア有無検出マーク838の検出穴のエッジを検出し、所定穴幅と一致すると、CDが搭載されていないと判断し、記録動作(印刷作業)を中断し、トレイ83を所定位置まで排出し、エラーを表示する。ここで、上記メディア有無検出マーク838が検出できなければ、CDが搭載されていると判断し、記録動作を継続する。
【0057】
以上の一連の初期動作が終了したところで、トレイ83を記録装置(プリンタ等)の奥のCD全体を記録(印字)できる所定位置まで搬送する。その後、ホストからの送られる記録データに応じて記録(印字、印刷)を開始する。記録される画像に関しては、複数走査で画像を形成するいわゆるマルチパス印字を用いることにより、CDの搬送精度及びヘッド7の着弾精度による記録画像のバンドムラ等を軽減することができる。
【0058】
記録(印刷)が終了した後に、トレイ83を、前述の印刷前に操作者がトレイガイド82にトレイ83をセットした位置まで搬送する。この状態で、操作者は印刷が行われたCDが搭載されたトレイ83を取り出すことができる。続けて次のCD印刷をする場合には、トレイ83に別のCDをセットしてから印刷命令を実行すれば良いわけだが、印刷終了の場合には所定時間後に記録ヘッド7をキャッピングすることになる。この時、キャリッジ部5(キャリッジ50)をキャップ61の位置まで移動してそのままキャッピングしようとしてもうまくいかない。つまり、キャリッジ部5がCD印刷位置に上昇しているので、キャップ61及びブレード62とも追従することができず、従来の記録装置で録ヘッド7をCD印刷高さ位置まで上昇させたときの状態を示す図20のように、キャップ61は記録ヘッド7の吐出口面を密閉できない状態となり、ブレード62は記録ヘッド7の吐出口面を空振りして十分に摺擦(ワイピング)することができない状態となってしまう。
【0059】
前述したように、図21は本発明を適用した記録装置の第1実施例においてキャリッジ(記録手段)を昇降させるキャリッジ昇降手段の動作の制御を示すフローチャートであり、上記の不都合を解消するために、本実施例(第1実施例)においては、図21に示すような制御シーケンスが採られる。
図21において、先ずステップS1で記録装置本体にトレイガイド82(CD搬送部8)を装着し、CDを載せたトレイ83をセットする(図16)。次にステップS2でホスト(不図示)から記録命令(印刷命令)を受けて一連の記録動作が開始されると、ステップS3でトレイガイド検知センサ344(図8)によってトレイガイド82の有無を検知する。ここで、トレイガイド無しと判断された場合にはエラー表示となる。
【0060】
トレイガイド有りと判断された場合には、次のステップS4へ進んで記録ヘッド7の吐出口を密閉していたキャップ61を離隔して開放状態(オープン状態)にする。そして、ステップS5でキャリッジ昇降モータ58により記録ヘッド7が搭載されたキャリッジ部5(キャリッジ50)を所定位置まで上昇させる。次いで、ステップS6で、キャリッジ部5によってスキャンして記録動作を行う。このとき、記録ヘッド7はトレイ83と干渉することなくCD上に印刷していく(記録していく)。CD全面の印刷が終了すると、該CDを載せたトレイ83を排出する。
【0061】
ステップS7で次のCDに対する印刷がある場合には、新しいCDをトレイ83に載せてセットし、印刷命令によって印刷動作(記録動作)がスタートする。すべてのCDに対する印刷が終了した場合には、所定時間後にステップS8へ進んでキャリッジ部5を通常印刷高さ位置(初期高さ位置)へ戻し、ステップS9へ進み、通常印刷高さの状態でキャップ61を記録ヘッド7の吐出口面に密着させてキャップクローズ(キャッピング)の状態にする。
このようなCD印刷の記録動作によれば、キャリッジスキャンによる記録動作の前後におけるキャッピングはもちろんのこと、ワイピング動作やインク吸引動作の前後においても常に記録ヘッドが通常印刷高さ位置(本実施例では初期高さ位置又は最低高さ位置)に位置しているので、キャッピング動作やワイピング動作を含む各種のクリーニング動作(回復処理動作)を安定的に確実に行うことができる。
【0062】
しかも、操作者がレバー操作をする必要はなく、トレイガイド82にCDをセットしてホストからの印刷命令を待つだけで、記録ヘッド7の印刷高さ位置が自動的に切り替えられるので、操作者が印刷高さを切り替えるための操作を忘れる心配を全く解消することができる。また、煩わしいレバー操作がないので、記録装置の操作性を向上させることができる。
以上図21を参照して説明した構成及び動作によれば、CD印刷を簡単に行うことができるのはもちろん、キャッピング動作やワイピング動作等のクリーニング手段(回復手段)の動作(回復動作)を確実に行うことができ、記録手段としての記録ヘッド7の記録性能(印刷性能)を常に良好な状態に保つことが可能となる。
【0063】
図22は本発明を適用した記録装置の第2実施例において記録手段を搭載したキャリッジを昇降させるキャリッジ昇降手段の動作の制御を示すフローチャートである。
図22の第2実施例では、キャリッジ昇降モータ58で駆動されるキャリッジ昇降機構(キャリッジ昇降手段)により、記録ヘッド7(キャリッジ部5)の位置を、通常印刷高さ位置(通常印刷ポジション)、厚紙印刷高さ位置(厚紙印刷ポジション)及びCD印刷高さ位置(CD印刷ポジション)の3つのポジションに段階的に切り替えることができる構成になっている。
このうち、CD印刷ポジションでの記録動作の制御は前述の第1実施例(図21)の場合と同じであり、その詳細説明は省略する。
そこで、本実施例(図22の第2実施例)の厚紙印刷ポジションでの印刷動作(記録動作)の制御についてのみ以下に説明する。
【0064】
図22において、先ず、ステップS1で、ホスト(不図示)から封筒等の厚紙を選択して記録命令(印刷命令)を出す。厚紙印刷の記録命令を受けると、ステップS2へ進み、記録ヘッドに密着していたキャップ61を開放(オープン)し、次いで、ステップS3でキャリッジ部5(記録ヘッド7)を厚紙印刷ポジションまで上昇させる。この状態では記録ヘッド7と封筒等とが干渉しないように設定されている。従って、ステップS4へ進んで行う印刷動作(記録動作)では良好かつ適正な状態で記録を実行することができる。
【0065】
ステップS5で次頁の印刷があるか否かを判別し、次頁の印刷がある場合には再び次頁の印刷動作(記録動作)を開始するが、全ての記録動作が終了した場合には、ステップS6へ進んで、キャリッジ部5をキャップ61と対向する位置へ移動させるとともに、該キャリッジ部5を下降させる。こうして、キャッピング可能位置でキャリッジ部を通常印刷ポジション(本実施例では初期高さ位置又は最低高さ位置)に戻すことにより、ステップS7において、記録ヘッド7をブレード62により適切な状態でワイピングし、そして、該記録ヘッド7をキャップ61により確実にキャッピングし、一連の記録動作(印刷動作)を終了することができる。
【0066】
第2実施例の厚紙の場合には、トレイガイド検知センサ344(図8)のような検知手段はないので、ホストからの紙種の指定信号をそのままキャリッジ離間離間命令として使用する。
また、第2実施例で厚紙を使用する場合にも、キャリッジスキャンによる記録動作の前後におけるキャッピング動作あるいはワイピング動作の時には、常に記録ヘッド7が通常印刷ポジションに位置するので、安定したクリーニング動作(キャッピング動作やワイピング動作など)を行うことができる。しかも、操作者がレバー操作をする必要はなく、ホストからの厚紙印刷の命令があれば、記録ヘッド7の印刷位置(ポジション)を自動的に切り替えるので、操作忘れの心配もない。また、煩わしいレバー操作がないので、記録装置の操作性を向上させることができる。
【0067】
また、図22で説明した第2実施例においても、CD印刷を行う場合には、前述の第1実施例(図21)の場合と同様の制御動作を行うことになる。
このように、以上の第1実施例及び第2実施例によれば、記録ヘッド7の高さ位置として複数のポジションを有し、離間命令(記録ヘッド上昇命令)に応じて自動的に記録ヘッドのポジション(印刷高さ位置)を切り替えるように構成された記録装置において、クリーニング動作(回復動作)に入る前に自動的に記録ヘッド7のポジションを所定ポジション(本実施例では、通常ポジション又は初期ポジション)に戻すよう制御するように構成したので、操作性が良く、クリーニング動作を確実に行うことができ、常に記録ヘッド7を良好な状態に維持できる記録装置が提供される。
以上説明した記録装置の構成及び動作により、厚紙印刷及びCD印刷を簡単にかつ確実に行うことができることに加え、キャッピング動作やワイピング動作などのクリーニング手段(回復機構部)6の動作を確実にし、記録ヘッド7を常に良好な記録可能状態に保つことができる。
【0068】
なお、以上の実施例では、記録装置がインクジェット記録装置である場合を例に挙げて説明したが、本発明は、ワイヤドット式、感熱式、レーザービーム式の記録装置など、他の記録方式を用いる記録装置に対しても同様に適用することができ、同様の作用効果を達成するできるものである。また、本発明は、単色記録を行う記録装置、1個または複数個の記録ヘッドを用いて複数の異なる色で記録するカラー記録装置、同一色彩で異なる濃度の複数濃度で記録する階調記録装置、さらには、これらを組み合わせた記録装置などの場合にも、同様に適用することができ、同様の効果を達成しうるものである。
【0069】
また、以上の実施例では、記録手段としての記録ヘッドを主走査方向に移動させながら記録するシリアル型記録装置の場合を例に挙げて説明したが、本発明は、被記録材の全幅または一部をカバーする長さのラインタイプの記録ヘッドを用いて副走査のみで記録するライン記録方式(ライン型記録装置)の場合にも、同様に適用することができ、同様の効果を達成し得るものである。
【0070】
また、本発明は、液体インクを用いて記録するインクジェット記録装置の場合、記録ヘッドとインクタンクを一体化した交換可能なヘッドカートリッジを用いる構成、記録ヘッドとインクタンクを別体にし、その間をインク供給用のチューブ等で接続する構成など、記録ヘッドとインクタンクの配置構成がどのような場合にも同様に適用することができ、同様の効果が得られるものである。
さらに、本発明は、インクジェット記録装置の場合、例えば、ピエゾ素子等の電気機械変換体等を用いる記録手段を使用するものにも適用できるが、中でも、熱エネルギーを利用してインクを吐出する方式の記録手段を使用するインクジェット記録装置において優れた効果をもたらすものである。かかる方式によれば、記録の高密度化、高精細化が達成できるからである。
【0071】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなごとく、請求項1の発明によれば、記録手段により被記録材に記録する記録装置において、被記録材もしくは被記録材を搭載するトレイを搬送する搬送手段と、前記記録手段と前記被記録材との間隔を変化させるキャリッジ昇降手段と、記録手段の性能を維持回復するためのクリーニング手段と、を備え、前記記録手段を被記録材から離間させる離間命令に応じて、記録手段による記録動作に入る前に該記録手段と前記被記録材との間隔を段階的に切り替え、かつ、前記クリーニング手段による前記記録手段のクリーニング動作に入る前に該記録手段の位置を常に所定の位置に戻すように制御する構成としたので、簡単な構成及び簡単な制御で、CD等に記録するようにトレイを用いて被記録材に記録するために、記録手段と被記録材との間隔を変化させる場合でも、記録手段の性能を維持するためのクリーニング手段の性能を維持することができる記録装置が提供される。
【0072】
請求項2〜4の発明によれば、上記構成に加えて、前記記録手段の離間方向が高さ方向であり、前記記録動作に入る前に前記記録手段を高さ方向に段階的に切り変えるとともに、前記クリーニング動作ち入る前に記録手段を常に初期の高さ位置に戻す構成、前記記録手段の高さ位置として、通常の記録を行うための通常ポジションとトレイに搭載されたCDに記録するためのCDポジションとを有し、前記離間命令に応じて記録手段の高さ位置を切り替える構成、あるいは、前記記録手段の高さ位置として、通常の記録を行うための通常ポジションと厚紙に記録するための厚紙ポジションとトレイに搭載されたCDに記録するためのCDポジションとの3つのポジションを有し、前記離間命令に応じて記録手段の高さ位置を段階的に切り替える構成としたので、一層効率よく上記効果を達成できる記録装置が提供される。
【0073】
請求項5及び6の発明によれば、上記請求項の構成に加えて、前記離間命令はホストからの信号で与えられる構成、あるいは、前記離間命令は記録装置内の検知センサの検知信号に基づく制御回路からの信号で与えられる構成としたので、上記効果に加えて、CD印刷や厚紙印刷等を行う場合に、ユーザーがレバー操作等をする必要がなく、ホストから印刷命令があれば自動的に記録手段のポジションを切り替えることができ、操作忘れの心配がなく、操作性が更に向上するという効果が得られる。
請求項7の発明によれば、上記各請求項の構成に加えて、前記クリーニング手段は、記録手段を覆うキャッピング手段と記録手段を拭掃清掃するワイピング手段とを有する構成としたので、さらに効率よく上記効果を達成できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した記録装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の記録装置で給紙トレイ及び排紙トレイを開いた状態を示す斜視図である。
【図3】図1の記録装置の内部機構を右前方から見て示す斜視図である。
【図4】図3の記録装置の内部機構を左前方から見て示す斜視図である。
【図5】図3の記録装置の縦断面図である。
【図6】図1の記録装置にCD搬送部を装着する前後の状態を示す斜視図である。
【図7】図1の記録装置に装着可能なCD搬送部を示す斜視図である。
【図8】本発明を適用した記録装置の一実施例における下ケースのCD搬送部取付け部及び取付け検出部を示す部分斜視図である。
【図9】本発明を適用した記録装置の一実施例における下ケースとCD搬送部のフックの装着状態を示す部分縦断面図である。
【図10】本発明を適用した記録装置に装着可能なCD搬送部の装着前後においてスライドカバーをを移動させたときの状態を示す斜視図である。
【図11】本発明を適用した記録装置の一実施例における下ケースからCD搬送部のフックを解除したときの状態を示す部分縦断面図である。
【図12】本発明を適用した記録装置の一実施例におけるCD搬送部のスライドカバー移動前後におけるアームの状態を示す部分縦断面図である。
【図13】本発明を適用した記録装置の一実施例におけるCD搬送部のトレイの平面図である。
【図14】図13のトレイの位置検出部の凹部形状を示す模式的断面図である。
【図15】図13のトレイとトレイ位置検出センサとの相対位置の各種の状態を示す模式的平面図である。
【図16】本発明を適用した記録装置の一実施例に装着されたCD搬送部にトレイを挿入しセットした状態を示す斜視図である。
【図17】本発明を適用した記録装置の一実施例内を通してトレイが搬送される状態を示す部分縦断面図である。
【図18】本発明を適用した記録装置の一実施例におけるキャリッジのガイドシャフトを昇降させるためのシャフト昇降機構のキャリッジ下降時及びキャリッジ上昇時の状態を示す部分縦断面図である。
【図19】本発明を適用した記録装置の一実施例に装着されるCD搬送部の押圧コロ及び側圧コロを示すために該CD搬送部の一部を破断して示す斜視図である。
【図20】従来の記録装置において記録手段をCD印刷高さ位置(CD記録ポジション)まで上昇させたときの状態を示す模式的側面図である。
【図21】本発明を適用した記録装置の第1実施例において記録手段を搭載したキャリッジを昇降させる動作の制御を示すフローチャートである。
【図22】本発明を適用した記録装置の第2実施例において記録手段を搭載したキャリッジを昇降させる動作の制御を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1        記録装置
2        給紙部
3        送紙部
4        排紙部
5        キャリッジ部
6        回復機構部(クリーニング部)
7        記録手段(記録ヘッド)
8        CD搬送部
9        電気部
11      シャーシ
111    ガイドレール
20      ベース
201    前段分離部
21      圧板
211    ローレット部
212    圧板ばね
213    分離シート
214    圧板カム
22      戻しレバー
221    戻しレバーばね
23      可動サイドガイド
231    シートガイド部
232    ローレット対応部
233    操作部
24      分離ローラーホルダ
241    分離ローラ
242    分離ローラばね
243    分離ローラクラッチ
244    分離ローラリリースシャフト
245    分離ローラ軸
25      コントロールカム
26      給紙トレイ
27      駆動部
271    駆動伝達ギア
272    遊星ギア
273    給紙モータ
28      給紙ローラ
281    給紙ローラゴム
29      ASFセンサ
30      ピンチローラホルダ
31      ピンチローラばね
32      PEセンサ
321    PEセンサレバー
33      ペーパーガイドフラッパー
331    軸受部
34      プラテン
341    紙押さえ
342    搬送ローラ取り付け部
343    シャーシ取り付け軸
344    トレイガイド検出センサ
35      搬送モータ
36      搬送ローラ
361    プーリ
362    コードホイール
37      ピンチローラ
38      軸受
381    ローラテンションばね
39      エンコーダーセンサ
40      排紙ローラ
41      排紙ローラ
42      拍車
43      拍車ホルダ
44      拍車ばね
45      紙端サポート
451    紙端サポートコロ
452    紙端サポートばね
46      排紙トレイ
50      キャリッジ
501    突き当て部
51      ヘッドセットレバー
511    ヘッド押圧手段
52      ガイドシャフト
521    偏心カム
53      摺動シート
54      キャリッジモータ
541    タイミングベルト
542    アイドルプーリ
55      キャリッジダンパー
56      エンコーダーセンサ
561    コードストリップ
57      フレキシブル基板
58      キャリッジ昇降モータ
581    駆動ギア列
59      トレイ位置検出センサ
60      ポンプ
61      キャップ
611    キャップ吸収体
62      ブレード
65      連結チューブ
66      ブレードクリーナー
67      ポンプチューブ
68      ポンプコロ
69      回復モータ(クリーニングモータ)
7        記録手段(記録ヘッド)
71      インクタンク
8        CD搬送部
81      スライドカバー
811    押圧コロ
812    コロばね
82      トレイガイド
821    開口部
822    嵌合部
823    基準
824    側圧コロ
825    コロばね
826    トレイセットマーク
83      トレイ(CD印刷用)
830    テーパー部
831    トレイシート
832    CD取り付け部
833    操作部
834    位置検出マーク
835    CD取り出し用穴
836    トレイ挿入位置合わせ用マーク
837    側圧コロ逃げ部
838    メディア有無検知用マーク
839    位置検出マークの凹部
84      フック
85      アーム
851    傾斜部
91      メイン基板
92      キャリッジ基板
921    コンタクト
95      フロントカバー
96      コネクタカバー
97      アクセスカバー
98      上ケース
981    ドアスイッチレバー
982    LEDガイド
983    キースイッチ
99      下ケース
991    廃インク吸収体
992    排紙トレイレール
993    CD搬送部のガイドレール

Claims (7)

  1. 記録手段により被記録材に記録する記録装置において、
    被記録材もしくは被記録材を搭載するトレイを搬送する搬送手段と、前記記録手段と前記被記録材との間隔を変化させるキャリッジ昇降手段と、記録手段の性能を維持回復するためのクリーニング手段と、を備え、
    前記記録手段を被記録材から離間させる離間命令に応じて、記録手段による記録動作に入る前に該記録手段と前記被記録材との間隔を切り替え、かつ、前記クリーニング手段による前記記録手段のクリーニング動作に入る前に該記録手段の位置を常に所定の位置に戻すように制御することを特徴とする記録装置。
  2. 前記記録手段の離間方向が高さ方向であり、前記記録動作に入る前に前記記録手段を高さ方向に段階的に切り変えるとともに、前記クリーニング動作に入る前に記録手段を常に初期の高さ位置に戻すことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記記録手段の高さ位置として、通常の記録を行うための通常ポジションとトレイに搭載されたCDに記録するためのCDポジションとを有し、前記離間命令に応じて記録手段の高さ位置を切り替えることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  4. 前記記録手段の高さ位置として、通常の記録を行うための通常ポジションと厚紙に記録するための厚紙ポジションとトレイに搭載されたCDに記録するためのCDポジションとの3つのポジションを有し、前記離間命令に応じて記録手段の高さ位置を段階的に切り替えることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
  5. 前記離間命令はホストからの信号で与えられることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の記録装置。
  6. 前記離間命令は記録装置内の検知センサの検知信号に基づく制御回路からの信号で与えられることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の記録装置。
  7. 前記クリーニング手段は、記録手段を覆うキャッピング手段と記録手段を拭掃清掃するワイピング手段とを有することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の記録装置。
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