JP4633006B2 - 画像形成装置及びシート材給送装置 - Google Patents

画像形成装置及びシート材給送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4633006B2
JP4633006B2 JP2006165307A JP2006165307A JP4633006B2 JP 4633006 B2 JP4633006 B2 JP 4633006B2 JP 2006165307 A JP2006165307 A JP 2006165307A JP 2006165307 A JP2006165307 A JP 2006165307A JP 4633006 B2 JP4633006 B2 JP 4633006B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet material
image forming
forming apparatus
rotating member
rear end
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006165307A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007331887A (ja
Inventor
利史 冨樫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2006165307A priority Critical patent/JP4633006B2/ja
Publication of JP2007331887A publication Critical patent/JP2007331887A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4633006B2 publication Critical patent/JP4633006B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は画像形成装置及びシート材給送装置に関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、これらの複合機等の画像形成装置として、例えば記録液の液滴を吐出する記録ヘッドを用いた液体吐出記録方式の画像形成装置としてのインクジェット記録装置、電子写真プロセスを用いた画像形成装置などが知られている。
このような画像形成装置においては、給紙されたシート材としての用紙(材質を紙に限定するものではなく、OHPなどを含み、インク滴、その他の液体、トナーなどの現像剤などが付着可能なものの意味であり、転写紙、被記録媒体、記録媒体、記録紙、記録用紙などとも称されるものも同義である。)が搬送中に詰まる(ジャム)を生じることがある。このジャムは、特に、用紙のセットミス、ユーザーのサイズ設定ミスに起因するものが多い。
そこで、二次転写方式を使用した電子写真方式の画像形成装置にあっては、装置が認識したサイズと実際のサイズが異なっていると判別したときには、画像書き込みを強制的に停止して装置を停止する(ジャムとする)ようにしているものがある。
また、用紙サイズの検出方式としては、用紙を収容する給紙カセットなどに用紙のサイドを規制するサイドフェンス、エンドを規制するエンドフェンスを備え、これらのサイドフェンスやエンドフェンスと連動した検出手段を備えることによって、用紙の幅方向のサイズ、用紙の後端を検出することが一般的に行われている。
例えば、特許文献1には、手差し台からの記録紙搬送経路中にあってレジストセンサと手差し給紙手段との間に少なくとも一つの記録紙後端検知センサを設けることが記載されている。
特開平06−161188号公報
特許文献2には、装置本体内の給紙カセットから給送される記録紙の後端を検知するための後端検知手段を設けることが記載されている。
特許第3416232号公報
特許文献3には、装置本体内のレジストローラ入口側に、記録材の後端検知センサを配置することが記載されている。
特許第3338166号公報
特許文献4には、サイズの未知な不定型シート材を給紙する第2の給紙手段から給紙されたシート材に対して、給紙中の該シート材の後端を検知するセンサを備えることが記載されている。
特開平08−314214号公報
特許文献5には、装置本体内に配置された光学式のレジセンサのアクチュエータを記録紙の後端が通り過ぎることで後端検知を行うことが記載されている。
特開平09−249338号公報
特許文献6には、サイドフェンスに原稿後端検知センサを配置することが記載されている。
特開平10−218426号公報
特許文献7には、転写ニップ部へ給送されるシートを検知する通過検知手段と、転写ニップ部のシート給送方向上流側に設けられ、転写ニップ部へ給送されるシートのシート給送方向と直交する方向の幅を検知する幅検知手段のいずれかを後端検知手段とするものが記載されている。
特開2002−055542号公報
特許文献8には、エンドフェンスにシート材後端検知手段を配置することが記載されている。
特開2004−026393号公報
特許文献9には、レジストローラ入口側にのみにサイズの異なる記録材の後端を検知する後端検知センサを配置することが記載されている。
特開2003−091113号公報
しかしながら、上述した従来の画像形成装置やシート材給送装置において、複数のサイズのシート材を収容可能な手差し給紙手段やシート材収容手段のように後端規制部材(エンドフェンス)を設けられない場合、後端規制部材の位置に応じて後端位置を検出することはできなくなる。
そのため、装置本体内のレジストローラ付近などに後端検知手段を配置するようにしているのであるが、このような構成にした場合、複数のサイズのシート材を収容可能な手差し給紙手段やシート材収容手段から給送されるシート材の後端を検知するタイミングが遅くなるという課題がある。その結果、設定ミスやセット間違えなどによって装置が停止することが多くなるという課題を生じることになる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、より早期にシート材の実際のサイズを検出できるようになるとともに、異なるサイズのシート材にも対応することができる画像形成装置及びシート材給送装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、複数のサイズのシート材を収容可能な手差し給紙手段と、この手差し給紙手段から給送されるシート材の後端位置を、先端位置とは異なる位置であって、この手差し給紙手段内で検出する後端検知手段とを備え、この後端検知手段は、シート材に接触して回転可能な回転部材を有し、この回転部材の位置をシート材給送方向で少なくとも2以上の位置に移動可能である構成とした。
ここで、回転部材は少なくとも表面が高摩擦係数を有する部材で形成されている構成とできる。また、回転部材は拍車である構成とできる。また、回転部材は手差し給紙手段の幅方向中央部に配置され、収容可能なシート材の幅よりも幅が狭い構成とできる。また、回転部材のシート材給送方向の位置を検出する手段を備えていることが好ましい。また、回転部材はシート材に接触可能な位置と、手差し給紙手段のシート材収容部から退避した位置との間で移動可能であることが好ましい。
また、後端検知手段は装置本体側に回動支点があるアーム形状に構成することができる。この場合、回転部材は無端状ベルト部材である構成とでき、また、回転部材はアーム形状の後端検知手段の自由端部に設けられた拍車又はローラ部材である構成とできる。また、回転部材の回転を検知する検知手段が装置本体側に配置されていることが好ましい。また、無端状ベルト部材の外周面にはスケールが形成され、このスケールを検出する検知手段が装置本体側に配置されている構成とできる。また、回動支点が上下方向に移動可能である構成、回動支点の位置を検出する手段を備えている構成とできる。また、後端検知手段は、手差し給紙手段を装置本体の側面に収納するときに、手差し給紙手段と装置本体との間に収納される構成とできる。また、回転部材は手差し給紙手段の幅方向中央部に配置され、収容可能なシート材の幅よりも幅が狭い構成とできる。
本発明に係るシート材給送装置は、複数のサイズのシート材を収容可能なシート材収容手段と、このシート材収容手段から給送されるシート材の後端位置を、先端位置とは異なる位置であって、このシート材収容手段内で検出する後端検知手段とを備え、この後端検知手段は、シート材に接触して回転可能な回転部材を有し、この回転部材の位置をシート材給送方向で少なくとも異なる2以上の位置に移動可能である構成とした。
ここで、後端検知手段は装置本体側に回動支点を持つアーム形状である構成とできる。
本発明に係る画像形成装置によれば、手差し給紙手段から給送されるシート材の後端位置を、先端位置とは異なる位置であって、この手差し給紙手段内で検出する後端検知手段とを備え、この後端検知手段は、シート材に接触して回転可能な回転部材を有し、この回転部材の位置をシート材給送方向で少なくとも異なる2以上の位置に移動可能である構成としたので、手差し給紙手段内でシート材の後端を検知することができて、より早期にシート材の実際のサイズを検出できるようになるとともに、異なるサイズのシート材にも対応することができる。
本発明に係るシート材給送装置によれば、シート材収容手段から給送されるシート材の後端位置を、先端位置とは異なる位置であって、このシート材収容手段内で検出する後端検知手段を備え、この後端検知手段は、シート材に接触して回転可能な回転部材を有し、この回転部材の位置をシート材給送方向で少なくとも異なる2以上の位置に移動可能である構成としたので、シート材収容手段内でシート材の後端を検知することができて、より早期にシート材の実際のサイズを検出できるようになるとともに、異なるサイズのシート材にも対応することができる。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係るシート材給送装置を含む本発明に係る画像形成装置の概要について図1を参照して説明する。
この画像形成装置は、シート材である用紙Pを収容する装置本体内に装着される本体標準トレイ1と、シート材である用紙Pを収容する装置本体外に装着されるシート材収容手段であり手差し給紙手段である手差し給紙トレイ2とを備えている。
そして、本体標準トレイ1に収容されているシート材Pを、本体給紙コロ3と分離パッド4によって一枚ずつ分離して、レジストローラ11に向けて給紙搬送し、あるいは、手差し給紙トレイ2に収容されているシート材Pを、手差し給紙コロ5と分離パッド6によってシート材Pを一枚ずつ分離レジストローラ11に向けて給紙搬送する。
レジストローラ11に送り込まれたシート材Pは、更に搬送されて電子写真方式でトナー像が形成される像担持体12上に形成されたトナー像が転写ローラ13との間で転写されて、図示しない定着装置を経て装置本体の排紙トレイに排紙される。
ここで、シート材Pのサイズを検出するため、レジストローラ11の上流側にはシート材Pの先端を検知する先端検知位置センサ(レジストセンサ)14が配置され、また、本体標準トレイ1側にはシート材Pの後端を検知する後端検知装置15が配置され、さらに、手差し給紙トレイ2側には装置本体外でシート材Pの後端を検知する本発明に係るシート材給送装置における後端検知手段である後端検知装置16が配置されている。
そして、レジストセンサ14によりシート材Pの先端位置を検出し、手差し給紙トレイ2から給紙されたシート材Pの後端位置を後端検知装置16に基づいて検出して、先端検出位置と後端検知位置までの距離Lを考慮し、給送されるシート材Pの長さを検出する。
そこで、本発明の第1実施形態における後端検知装置ついて図2ないし図4を参照して説明する。なお、図2は第1実施形態の説明に供する模式的説明図、図3は同実施形態の作用説明に供する模式的説明図、図4は同実施形態及び後述の第2実施形態の説明に供する斜視説明図である。
後端検知装置16は、装置本体のフレーム31の外部であって、手差し給紙トレイ2内に配置されている。この後端検知装置16は、フレーム21に、シート材Pと接触し、シート材Pが移動することで連れ回り可能な回転部材としてのコロ22を回転自在に保持し、このコロ22の支軸23の一端部には略放射状にスリットを形成したスリットホイール24を取り付けている。また、このスリットホイール24のスリットを検知するため透過型フォトセンサからなる後端検知センサ25が配置される。
フレーム21は、シート材載置台である手差し給紙トレイ2に対して矢示M方向に移動(スライド)可能に装着している。なお、コロ22は、フレーム21を手差し給紙トレイ2に装着したときに、シート材Pの幅方向の中央に配置され(ただし、シート材Pはセンタ位置決めで給送するものとする。)、コロ22の給送方向と交差する方向の幅は、手差し給紙トレイ2の収容可能な最小サイズのシート材の幅よりも狭くしている。また、コロ22は、手差し給紙トレイ2の載置面に対して上下方向に、手差し給紙トレイ2に収容されたシート材Pの高さに応じて移動することができる。つまり、コロ22は最上面のシート材Pに自重で接触している状態でフレーム10に保持されている。
また、コロ22は少なくとも表面を高摩擦係数の部材、例えばゴムで形成している。これにより、コロ22がシート材Pに接触した状態でシート材Pが給送されているときにはコロ22が確実に回転(連れ回り)し、シート材Pの後端が抜けた(通過した)時にはコロ22が直ぐに停止することができる。なお、回転部材としては、コロ22に代えて拍車を用いることなどもできる。
一方、手差し給紙トレイ2の内部には通電パターン26を設け、後端検知装置16のフレーム21側にはこの通電パターン26に接触する通電端子板27を設けている。この通電端子板27の位置に応じて通電パターン26の通電する端子が変化することで(あるいは、抵抗値を変化させることで)、矢示M方向にスライド可能なフレーム21の位置を検出できる。これにより、シート材給送方向における回転部材としてのコロ22の位置(後端検知位置)を検出することできる。
このように構成した後端検知装置16によれば、図2に示すように、手差し給紙トレイ2に相対的に長いサイズのシート材P1が載置収容され、この収容されたシート材P1に回転部材としてのコロ22が接触する位置にフレーム21をセットした状態で、手差し給紙コロ5によって最も上面のシート材P1が給紙されて搬送コロ18でレジストローラ11に向けて搬送されると、シート材P1が給送されている間コロ22が回転する。このコロ22の回転によってスリットホイール24が回転し、後端検知センサ25からはスリットホイール24のスリットの有無に応じてレベルが変化する(「H」、「L」に状態が遷移する)パルス状信号が出力されることになる。
そして、給送されるシート材P1の後端がコロ22を通過すると、コロ22の回転が停止し、スリットホイール24も回転を停止するので、後端検知センサ25から出力される信号は停止時のレベルに保持されたままになる(状態遷移がなくなる)。
したがって、後端検知センサ25の出力信号が給紙開始後予め定めた時間変化しないことを検出することによって、シート材P1の後端がコロ22による後端検知位置を通過したこと、すなわちシート材P1の後端を検知できる。
ここで、後端検知装置16のコロ22の位置は、フレーム21の位置に応じて通電パターン26から得られる信号によって検出できるので、コロ22の位置(後端検知位置)からレジストセンサ14による先端検出位置までの距離L1を得ることができる。
この場合、後端検知装置16のコロ22の位置(後端検知位置)が固定であると、後端検知位置より上流側に後端が位置する短い(給送方向の長さが短いという意味、以下同様である。)サイズのシート材Pが収容されたときには後端検知ができなくなる。他方、短いサイズのシート材Pに対応するためにコロ22の位置を給紙コロ5側が近づけると、長いサイズのシート材Pが収容されたときには、シート材Pの後端がコロ22を通過するまでの時間がかかり、後端検知が遅くなる。
そこで、後端検知装置16のコロ22の位置を、フレーム21を移動させることによって、この実施形態では任意の位置に(つまり、リニアに)移動できるように構成している。これにより、図3に示すように、相対的に短いサイズのシート材P2が収容された場合には、フレーム21を給紙コロ5側に移動させてシート材P2の後端近くでコロ22が接触した状態にする
これにより、上述したシート材P1に対する場合と同様にして、シート材P2の後端が通過するまでコロ22が回転し、シート材P2の後端が通過したときにコロ22が停止して後端を検知でき、このときのコロ22の位置(後端検知位置)は、フレーム21の位置に応じて通電パターン26から得られる信号によって検出できるので、コロ22の位置(後端検知位置)からレジストセンサ14による先端検出位置までの距離L2を得ることができる。
このように、複数のサイズのシート材を収容可能な手差し給紙手段と、この手差し給紙手段から給送されるシート材の後端位置を、先端位置とは異なる位置であって、この手差し給紙手段内で検出する後端検知手段とを備え、この後端検知手段は、シート材に接触して回転可能な回転部材を有し、この回転部材の位置をシート材給送方向で少なくとも異なる2以上の位置に移動可能である構成としたので、シート材の後端位置を手差し給紙トレイ内で検知することができ、シート材の給紙後早期に後端を検知してシート材のサイズを検出できるようになるとともに、後端検知位置を移動できるので多種のサイズのシート材にも対応することができる。
また、シート材に接触して回転する回転部材で検知部を構成することで、後端検知の精度を向上することができる。また、回転部材は少なくとも表面が高摩擦係数を有する部材で形成されている構成とすることで、検知部である回転部材の空転が抑えられ、後端検知精度が向上する。また、回転部材は手差し給紙手段の幅方向中央部に配置され、収容可能なシート材の幅よりも幅が狭いことで、最小サイズのシート材を給送するときにもサイドフェンスにも干渉することなく、また検知部を複数設けることなく、後端検知を行うことができる。
さらに、回転部材のシート材給送方向の位置を検出する手段を備えることで、後端検知位置の検出が可能となって多種サイズのシート材の後端検知を行うことができる。
本発明の第2実施形態における後端検知装置について図5ないし図7及び前述した図4をも参照して説明する。なお、図5は第2実施形態の説明に供する模式的説明図、図6は同じく同実施形態の作用説明に供する模式的説明図、図7は同実施形態の作用説明に供する模式的説明図である。
ここでは、後端検知装置16のフレーム21にはアーム28の一端部を揺動可能に取り付け、このアーム28の他端部は画像形成装置本体のフレーム31に上下動可能に装着した移動体29に回転支点となる支軸30で回動可能に取り付け、コロ22を含めてフレーム21全体を上方に開放可能としている。つまり、回転部材としてのコロ22はシート材Pに接触可能な位置と、手差し給紙トレイ2のシート材収容部から退避した位置との間で移動可能である構成としている。
この後端検知装置16の動作については前記第1実施形態と同様である。それとともに、図7に示すように、後端検知装置16のフレーム21をコロ22とともに上方に開放する(コロ22を退避位置にする)ことができるので、手差し給紙トレイ2にシート材Pをセットするときに後端検知装置16が邪魔になることがなく、シート材のセット性が向上する。
本発明の第3実施形態における後端検知装置について図8を参照して説明する。なお、図8は第3実施形態の説明に供する斜視説明図である。
ここでは、前記各実施形態のコロ22に代えて拍車32にしている。拍車32をシート材Pに接触させることにより、シート材Pの給送によって拍車32が回転するので、前記各実施形態と同様にしてシート材Pの後端を検知することができる。また、検知部の回転部材を拍車とすることによって、コロに比べて相対的にコストの低減を図れる。
本発明の第4実施形態における後端検知装置について図9ないし図11を参照して説明する。なお、図9は第4実施形態の説明に供する模式的説明図、図10は同じく作用説明に供する模式的説明図、図11は同じく移動体及びアーム内に収容された機構の説明に供する斜視説明図である。
この後端検知装置36は、装置本体側に対して回動支点を有するアーム形状部材であるアーム41を有し、このアーム41の自由端部に回転可能に保持した支軸43に回転部材としてのコロ42を固定して設けることで、アーム41に対してコロ42を回転可能に保持している。
このアーム41の装置本体側は、フレーム31に設けた支持レール44に上下動(昇降)可能に装着した移動体45に、移動体45に対して回転可能に装着した支軸46で回動可能(揺動可能)に支持することで、アーム41の回動支点を装置本体側で上下方向に移動可能としている。この移動体45はフレーム31に対して任意の高さ位置(又は、段階的な高さ位置)で停止させられるように支持レール44には図示しない規制手段が設けられている。また、移動体45の高さ位置(回動支点の高さ位置)を検出するために前記各実施形態で説明したような通電パターンと通電端子板が設けられている。
そして、図11に示すように、コロ42の支軸43に設けたプーリ51とアーム41の回動支点となる支軸46に設けたプーリ52との間には、無端状ベルト53を掛け渡し、コロ42の回転によって支軸46が回転するように構成し、更に、移動体45内では、支軸46にスリットホイール54を固定し、このスリットホイール54のスリットを検知する透過型フォトセンサからなる後端検知センサ55を配置している。なお、コロ42の配置位置は、前記各実施形態と同様に、シート材の幅方向中央とし、コロ42の幅(旧双方向と直交する方向の幅)は最小サイズのシート材の幅よりも狭くしている。
このように構成したので、手差し給紙トレイ2に収容されたシート材Pが、図9に示すようにサイズ長が短いシート材P2であるときには、移動体45を上方向に移動させて停止させ、コロ42をシート材P2の後端よりも給送方向下流側で後端に近い位置でシート材P2に接触させ、図10に示すようにサイズ長が長いシート材P1であるときには、移動体45を下方向に移動させて停止させ、コロ42をシート材P1の後端よりも給送方向下流側で後端に近い位置でシート材P1に接触させる。
そして、手差し給紙トレイ2からシート材Pの給紙を行うことによって、コロ42が回転し、このコロ42の回転によってベルト53を介してスリットホイール54が回転して、後端検知センサ55からスリットホイール54の回転に応じて状態が「H」、「L」に遷移するパルス状信号が出力され、シート材Pの後端がコロ42を通過することによってコロ42の回転が停止し、スリットホイール54が停止して後端検知センサ55から出力される信号の状態遷移がなくなるので、シート材Pの後端を検知することができる。
このようにして、サイズの異なるシート材P1、P2に対してコロ42の位置を移動させることにより、後端検知位置をシート材の後端を早期に検知可能な位置に合わせることができ、後端検知を早期に行うことができる。
また、この後端検出装置36ではアーム41を装置本体側の移動体45に対して回動させることができるので、前記第3実施形態と同様に、手差し給紙トレイ2にシート材Pをセットするときには、アーム41を上方に回動させる(コロ42手差給紙トレイ2から退避した位置にする)ことができ、シート材のセット性が向上する。
このように、後端検知手段を装置本体側に回動支点を持つアーム形状に構成することにより、後端検知手段の小型化が図れ、またシート材の手差し給紙トレイに対するセット性の向上を図れる。
また、スリットホイールや後端検知センサを装置本体側の内部に配置することによって、配線を回転部材側まで引き回す必要がなくなり、後端検知手段の小型化を図ることができる。また、アームの回転支点を上下方向に可変とすることにより、検知部をシート材給送方向に移動させることができるようになり、多種なサイズのシート材に対応することができる。また、アームの回転支点位置を検出する手段を備えることにより、後端検知位置を検出することができ、多種サイズのシート材の後端検知を行うことができる。
また、後端検知手段をシート材中央に配し、且つ、給送されるシート材の幅より検知部の幅を小さくすることにより、最小サイズのシート材給送時にサイドフェンスにも干渉することなく、また検知部を複数設けることなく、シート材の後端検知が可能となる。
本発明の第5実施形態における後端検知装置について図12を参照して説明する。なお、図12は第5実施形態の説明に供する図11と同様な斜視説明図である。
ここでは、前記各実施形態のコロ42に代えて拍車57にしている。拍車57をシート材Pに接触させることにより、シート材Pの給送によって拍車57が回転するので、前記各実施形態と同様にしてシート材Pの後端を検知することができる。また、検知部の回転部材を拍車とすることによって、コロに比べて相対的にコストの低減を図れる。
本発明の第6実施形態における後端検知装置について図13を参照して説明する。なお、図13は第6実施形態の説明に供する図11と同様な斜視説明図である。
ここでは、前記第4実施形態のアーム41の自由端部側に支軸58でプーリ61を回転自在に保持し、移動体45側にプーリ62の支軸59を回転可能に保持して、これらのプーリ61とプーリ62との間に、シート材Pに接触して回転(周回移動)可能な回転部材としての無端状ベルト63を掛け回している。この無端状ベルト63の表面(シート材Pに接触する面)は高摩擦係数の部材で形成している。なお、プーリ62の軸にはスリットホイール54を取り付け、このスリットホイール54のスリットを検知する後端検知センサ55を配置していることは前記実施形態と同様である。アーム41の自由端部側の一部は無端状ベルト63をシート材Pに接触させるために開口している。
このように、アーム形状に構成した後端検知手段(装置)の回転部材を無端状ベルトとすることによって、後端検知センサ部までの駆動伝達と後端検知部(回転部材)の共通化が可能となって部品点数の削減を図ることができ、また、検知部の空転が抑えられて後端検知の精度の向上を図れる。
本発明の第7実施形態における後端検知装置について図14を参照して説明する。なお、図14は第7実施形態の説明に供する図11と同様な斜視説明図である。
ここでは、前記第4実施形態の無端状ベルト53の表面(裏面側でもよい。)に反射型スケール64を形成し、この無端状ベルト53の反射型スケール64を反射型フォトセンサからなる後端検知センサ65で検知するようにしている。
このように無端状ベルト上にスケールを設け、ベルト上のスケールを検出するセンサを装置本体内部に配置することより、スリットホイールが不要になり、また、後端検知部までの配線の引き回しが不要になって後端検知手段の小型化を図ることができる。この場合、無端状ベルトの裏面側にスケールを形成すれば、スケールの汚れを防止できるようになる。
本発明の第8実施形態における後端検知装置について図15を参照して説明する。なお、図15は第8実施形態の説明に供する模式的説明図である。
ここでは、後端検知装置36の移動体45と手差し給紙トレイ2に設けた溝71との間にリンク機構72を配置している。リンク機構72は、一端部を移動体45に回動可能に装着したリンク73と、一端部がこのリンク73の他端部に回動可能に装着され、他端部が手差し給紙トレイ2の溝71にスライド可能に係合するリンク74とで構成している。
これにより、手差し給紙トレイ2を矢示C方向に回動させて装置本体側に収納するとき、リンク機構72のリンク74の他端部が溝71に沿って手差しトレイ2に後端部側に移動し、これに伴って移動体45が下降して、アーム41の自由端部側(回転部材側)が給送方向下流に移動し、アーム41が手差し給紙トレイ2と同じ方向に回動して後端検知装置36が手差しトレイ2の内部に収納される。
このように、後端検知装置のアームの回動支点の可動位置を規制することにより、手差し給紙トレイを収納するときに、後端検知装置のアームと手差し給紙トレイが突っ張らずに後端検知装置を手差し給紙トレイと同時に装置本体に収納することができるようになる。
本発明の第9実施形態における後端検知装置について図16を参照して説明する。なお、図16は第9実施形態の説明に供する模式的説明図である。
ここでは、後端検知装置36の移動体45は最下端位置と最上端位置との2箇所で停止する構成として、移動体45が最下端位置にある状態で手差し給紙トレイ2を矢示C方向に回動させて装置本体側に収納するとき、アーム41も矢印で示すように手差し給紙トレイ2と同じ方向に回動して後端検知装置36が手差しトレイ2の内側に収納されるようにしている。つまり、後端検知手段である後端検知装置36は、手差し給紙トレイ2を装置本体のフレーム31の側面に収納するときに、手差し給紙トレイ2と装置本体のフレーム31との間に収納される構成としている。
このように、後端検知装置のアームの回動支点の可動位置を規制することにより、手差し給紙トレイを収納するときに、後端検知装置のアームと手差し給紙トレイが突っ張らずに後端検知装置を手差し給紙トレイと同時に装置本体に収納することができるようになり、更に、回動支点の位置を最上位と最下位だけで規制するようにしたことで、途中の回動支点位置の検出が不要になり、コストダウンを図ることができる。つまり、後端検知手段は、手差し給紙トレイを装置本体の側面に収納するときに、手差し給紙トレイと装置本体との間に収納される構成としている。
次に、この画像形成装置における手差し給紙制御に係わる部分について図17のブロック説明図を参照して説明する。
主制御部101はこの画像形成装置全体の制御を司り、マイクロコンピュータなどで構成される。この主制御部101は、モータドライバ102を介して給紙モータ103を駆動し、図示しない手差し給紙クラッチを作動させることによって給紙モータ103の駆動力を手差し給紙コロ5に伝達させて、手差し給紙コロ5を回転させ、手差し給紙トレイ2に載置収容されたシート材Pを1枚ずつ給紙させる。
主制御部101は、レジストセンサ14の出力信号を入力して、給紙されたシート材Pの先端位置を検出する。また、前記第1実施形態における後端検知センサ25の出力信号を入力して、前述したようにして手差し給紙トレイ2から給紙されるシート材Pの後端位置を検知する。また、通電パターン26の出力に基づいて後端検知位置を検出する後端検知位置検出回路104からの後端検知位置情報を入力し、後端検知位置からレジストセンサ14までの距離Lを検出する。
主制御部101は、書き込み制御部106を制御して、像担持体12に対する画像の書き込みを制御する。また、主制御部101には、用紙サイズ情報などを入力し、また、所要の情報を表示させる操作パネル106が接続されている。さらに、主制御部101は、通信回路109を介してネットワークに接続され、パーソナルコンピュータなどの各種情報処理装置110から与えられる情報の入力や情報処理装置110に対する情報の出力を行う。なお、帯電、現像、転写等の電子写真プロセスを実行するために各部については図示を省略している。
そこで、手差し給紙を行って画像を形成する場合の処理の一例について図18を参照して説明する。
手差し給紙トレイ2からシート材Pを給紙するときには、給紙モータ103を駆動して図示しない手差し給紙クラッチをオン状態にし、手差し給紙コロ5を回転駆動して手差し給紙トレイ2に収容されているシート材Pを1枚分離して給送する。
そして、後端検知位置検出回路104からの検出信号に基づいて後端検出装置16による後端検知位置情報を取り込む。その後、後端検知センサ25の出力信号の状態遷移がなくなって給紙されたシート材Pの後端位置を検知したか否かを判別する。ここで、給紙されたシート材Pの後端位置が検知されたときには、レジストセンサ14が給紙されたシート材Pの先端位置を検知したか否かを判別し、シート材Pの先端位置を検知したときには、先端検知位置から後端検知位置までの距離Lと給送時間などに基づいて、シート材Pのサイズ(給送方向の長さ)を検出する(算出する)。
その後、給送されたシート材Pのサイズ(実サイズ)と操作パネル108やホスト側の情報処理装置110で設定されたシート材サイズとが一致するか否かを判別し、サイズが一致していれば、そのまま次の処理を続行する。
これに対して、給送されたシート材Pの実サイズと設定されたシート材サイズとが一致しないときには、サイズが不一致である旨を示す情報を操作パネル108や情報処理装置110に表示した後、書き込みユニット106の書き込みタイミングを実サイズに合わせて再計算した後、処理を続行する。
このように、手差し給紙トレイから給紙されるシート材の後端を早期に検知することができるので、サイズの間違いによって装置が強制的に停止したり、あるいは、シート材領域外(給送方向での領域外)に対して画像形成を行うための書き込みを行ったりすることが防止される。
なお、上記各実施形態においては、本発明を電子写真方式で画像を形成する画像形成装置の手差し給送装置に適用した例で説明しているが、その他の画像形成装置、ないしはそのシート材給送装置にも適用できるものであり、複写機、ファクシミリ、印刷機或いは複合機などからなる画像形成装置、インクジェット記録方式で画像を形成する画像形成装置、或いはそのシート材給送装置にも広く適用することができる。
そこで、本発明に係る画像形成装置の一例として液体吐出方式で画像を形成する画像形成装置の一例について図19及び図20を参照して説明する。なお、図19は同画像形成装置の全体構成を示す概略構成図、図20は同装置の画像形成部及び副走査搬送部の平面説明図である。
この画像形成装置は、装置本体201の内部(筺体内)に、画像を形成するための画像形成部(手段)202、副走査搬送部(手段)203等を有し、装置本体201の底部に設けた収容手段である給紙部(手段)204から被搬送部材である被記録媒体(以下「用紙」というが、材質を紙に限定するものではない。)205を1枚ずつ分離して給紙し、副走査搬送部203によって用紙205を画像形成部202に対向する位置で間歇的に搬送しながら、画像形成部202によって用紙205に液滴を吐出して所要の画像を形成(記録)した後、排紙搬送部206を通じて装置本体201の上面に形成した排紙トレイ207上に用紙205を排紙する。なお、画像形成部202及び副走査搬送部203はユニット化してエンジンユニット300とし、装置本体201に対して着脱自在に装着している。
また、この画像形成装置は、画像形成部202で形成する画像データ(印刷データ)の入力系として、装置本体201の上部で排紙トレイ207の上方には画像を読み取るための画像読取部(スキャナ部)211を備えている。この画像読取部211は、照明光源213とミラー214とを含む走査光学系215と、ミラー216、217を含む走査光学系218とが移動して、コンタクトガラス212上に載置された原稿の画像の読み取りを行い、走査された原稿画像がレンズ219の後方に配置した画像読み取り素子220で画像信号として読み込まれ、読み込まれた画像信号はデジタル化され画像処理され、画像処理した印刷データを印刷することができる。なお、コンタクトガラス212上には原稿を押えるための圧板210を備えている。
ここで、この画像形成装置の画像形成部202は、図20にも示すように、前側板3101Fと後側板301Rとの間に横架したキャリッジガイド(ガイドロッド)221と後ステー301Bに設けた図示しないガイドステーで、キャリッジ223を主走査方向に移動可能に保持し、主走査モータ227で駆動プーリ228Aと従動プーリ228B間に架け渡したタイミングベルト229を介して主走査方向に移動走査する。
そして、このキャリッジ223上には、それぞれブラック(K)インクを吐出する2個の液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド224k1、224k2と、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクを吐出するそれぞれ1個の液滴吐出ヘッドからなる記録ヘッド224c、224m、224y(色を区別しないとき及び総称するときは「記録ヘッド224」という。)の計5個の液滴吐出ヘッドを搭載し、キャリッジ223を主走査方向に移動させ、副走査搬送部3によって用紙5を用紙搬送方向(副走査方向)に送りながら記録ヘッド224から液滴を吐出させて画像形成を行うシャトル型としている。
また、キャリッジ223には各記録ヘッド224に所要の色の記録液を供給するためにサブタンク225を搭載している。一方、図19に示すように、装置本体201の前面からカートリッジ装着部226Aに、ブラック(K)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクをそれぞれ収容した記録液カートリッジである各色のインクカートリッジ226を着脱自在に装着でき、各色のインクカートリッジ226から各色のサブタンク225に図示しないチューブを介してインク(記録液)を補充供給する。なお、ブラックインクは1つのインクカートリッジ226から2つのサブタンク225に供給する構成としている。
なお、記録ヘッド224としては、インク流路内(圧力発生室)のインクを加圧する圧力発生手段(アクチュエータ手段)として圧電素子を用いてインク流路の壁面を形成する振動板を変形させてインク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させるいわゆるピエゾ型のもの、或いは、発熱抵抗体を用いてインク流路内でインクを加熱して気泡を発生させることによる圧力でインク滴を吐出させるいわゆるサーマル型のもの、インク流路の壁面を形成する振動板と電極とを対向配置し、振動板と電極との間に発生させる静電力によって振動板を変形させることで、インク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させる静電型のものなどを用いることができる。
また、図20にも示すように、キャリッジ223の主走査方向に沿って前側板301Fと後側板301Rとの間に、スリットを形成したリニアスケール328を張装し、キャリッジ223にはリニアスケール328のスリットを検知する透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ329を設け、これらのリニアスケール328とエンコーダセンサ329によってキャリッジ223の移動を検知するリニアエンコーダを構成している。
さらに、キャリッジ223の走査方向一方側の非印字領域には、図20に示すように、記録ヘッド224のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構(装置)321を配置している。この維持回復機構321は、5個の記録ヘッド224の各ノズル面をキャッピングするキャップ部材である、1個の保湿用を兼ねた吸引用キャップ322aと、4個の保湿用キャップ322b〜322eと、記録ヘッド224のノズル面をワイピングするためのワイピング部材であるワイパーブレード324と、空吐出を行うための空吐出受け325とが配置されている。
さらに、キャリッジ223の走査方向の他方側の非印字領域には、空吐出を行うための空吐出受け326を配置している。この空吐出受け326には開口327a〜327eを形成している。
副走査搬送部203は、下方から給紙された用紙5を略90度搬送方向を転換させて画像形成部202に対向させて搬送するための、駆動ローラである搬送ローラ232とテンションローラである従動ローラ233間に架け渡した無端状の搬送ベルト231と、この搬送ベルト231の表面を帯電させるために交番電圧であるACバイアス電圧が印加される帯電手段である帯電ローラ234と、搬送ベルト231を画像形成部202の対向する領域でガイドするガイド部材235と、用紙205を搬送ローラ232に対向する位置で搬送ベルト231に押し付ける押さえコロ(加圧コロ)236と、画像形成部202によって画像が形成された用紙205を搬送ベルト231から分離するための分離爪237と、分離された用紙205を排紙搬送部206に送り出すための搬送ローラ238を備えている。
この副走査搬送部203の搬送ベルト231は、副走査モータ331からタイミングベルト332及びタイミングローラ333を介して搬送ローラ232が回転されることで、図20の用紙搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。
給紙部204は、装置本体201に抜き差し可能で、多数枚の用紙205を積載して収納する収容手段である給紙カセット241と、給紙カセット241内の用紙205を1枚ずつ分離して送り出すための給紙コロ242及びフリクションパッド243と、給紙される用紙5を副走査搬送部3に対して搬送するレジストローラ対44とを有している。給紙コロ242は図示しない給紙クラッチを介してHB型ステッピングモータからなる給紙モータ(駆動源)245によって回転され、またレジストローラ対244も給紙モータ245によって回転駆動される。
また、この給紙部204は、用紙205を積載して収容するための手差し給紙トレイ246及び手差し給紙トレイ246から1枚ずつシート材としての用紙205を給紙するための手差し給紙コロ247と、手差し給紙コロ247から給紙される用紙205を搬送するための搬送コロ248、装置本体201の下側にオプションで装着される給紙カセットや両面ユニットから給紙される用紙205を搬送するための搬送コロ249を備えている。
排紙搬送部206は、画像形成が行われた用紙205を搬送する排紙搬送ローラ対261、262と、用紙205を排紙トレイ207へ送り出すための排紙搬送ローラ対263及び排紙ローラ264とを備えている。
このように構成したこの画像形成装置においては、搬送ベルト231を駆動する搬送ローラ232の回転量を検出して、この検出した回転量に応じて副走査モータ331を駆動制御するとともに、図示しないACバイアス供給部から帯電ローラ234に交番電圧である正負極の矩形波の高電圧を印加し、これによって、搬送ベルト231には正と負の電荷が搬送ベルト231の搬送方向に対して交互に帯状に印加され、搬送ベルト231上に所定の帯電幅で帯電が行われて不平等電界が生成される。
そこで、用紙205が給紙部204から給紙されて、搬送ローラ232と押えコロ236との間に送り込まれて、正負極の電荷が形成されることによって不平等電界が発生している搬送ベルト231上へと送り込まれると、用紙5は電界の向きにならって瞬時に分極し、静電吸着力で搬送ベルト231上に吸着され、搬送ベルト231の移動に伴って搬送される。
そして、この搬送ベルト231で用紙105を間歇的に搬送しながら、用紙205上に記録ヘッド224から記録液の液滴を吐出して画像を記録(印刷)し、印刷が行われる用紙205の先端側を分離爪237で搬送ベルト231から分離して搬送ローラ238で排紙搬送部206に送り出す。
また、印字(記録)待機中にはキャリッジ223は維持回復機構321側に移動されて、キャップ322で記録ヘッド234のノズル面がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、吸引及び保湿用キャップ322aで記録ヘッド234をキャッピングした状態でノズルから記録液を吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という。)し、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作を行い、この回復動作によって記録ヘッド234のノズル面に付着したインクを清掃除去するためにワイパーブレード124でワイピングを行なう。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを空吐出受け325に向けて吐出する空吐出動作を行う。これによって、記録ヘッド234の安定した吐出性能を維持する。
次に、この画像形成装置における手差し給紙トレイ246に本発明における後端検知手段を備えることによって、手差し給紙トレイから給紙される用紙の後端を早期に検知することができるとともに、後端検知位置を移動させることができるので複数のサイズの用紙に対しても後端検知位置を早期に検知できるようになる。
本発明に係るシート材給送装置を含む本発明に係る画像形成装置の一例の概要を説明する模式的説明図である。 本発明の第1実施形態の説明に供する模式的説明図である。 同実施形態の作用説明に供する模式的説明図である。 同実施形態及び後述の第2実施形態の説明に供する斜視説明図である 本発明の第2実施形態の説明に供する模式的説明図である。 同実施形態の作用説明に供する模式的説明図である。 同実施形態の作用説明に供する模式的説明図である。 本発明の第3実施形態の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第4実施形態の説明に供する模式的説明図である。 同実施形態の作用説明に供する模式的説明図である。 同実施形態の後端検知装置の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第5実施形態の後端検知装置の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第6実施形態の後端検知装置の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第7実施形態の後端検知装置の説明に供する斜視説明図である。 本発明の第8実施形態の説明に供する模式的説明図である。 本発明の第9実施形態の説明に供する模式的説明図である。 同画像形成装置における手差し給紙制御に係わる制御部分のブロック説明図である。 同じく手差し給紙制御の処理の一例を説明するフロー図である。 本発明に係る画像形成装置の他の例の説明に供する全体構成図である。 同じく画像形成部及び副走査搬送部の平面説明図である。
符号の説明
2…手差し給紙トレイ(手差し給紙手段、シート材収容手段)
5…手差し給紙コロ
11…レジストローラ
16…後端検知装置
22…コロ
24…スリットホイール
25…後端検知センサ
26…通電パターン
27…通電端子板
32…拍車
36…後端検知装置
41…アーム
42…コロ
44…支持レール
45…移動体
53…無端状ベルト
54…スリットホイール
55…後端検知センサ

Claims (17)

  1. 複数のサイズのシート材を収容可能な手差し給紙手段と、
    この手差し給紙手段から給送されるシート材の後端位置を、先端位置とは異なる位置であって、この手差し給紙手段内で検出する後端検知手段とを備え、
    この後端検知手段は、前記シート材に接触して回転可能な回転部材を有し、この回転部材の位置をシート材給送方向で少なくとも異なる2以上の位置に移動可能である
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記回転部材は少なくとも表面が高摩擦係数を有する部材で形成されていることを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記回転部材は拍車であることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の画像形成装置において、前記回転部材は前記手差し給紙手段の幅方向中央部に配置され、収容可能なシート材の幅よりも幅が狭いことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置において、前記回転部材のシート材給送方向の位置を検出する手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置において、前記回転部材は前記シート材に接触可能な位置と、前記手差し給紙手段のシート材収容部から退避した位置との間で移動可能であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記後端検知手段は装置本体側に回動支点があるアーム形状の部材であることを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項7に記載の画像形成装置において、前記回転部材は無端状ベルト部材であることを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項7に記載の画像形成装置において、前記回転部材はアーム形状の部材の自由端部に設けられた拍車又はローラ部材であることを特徴とする画像形成装置。
  10. 請求項7に記載の画像形成装置において、前記回転部材の回転を検知する検知手段が装置本体側に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  11. 請求項8に記載の画像形成装置において、前記無端状ベルト部材の外周面にはスケールが形成され、このスケールを検出する検知手段が装置本体側に配置されていることを特徴とする画像形成装置。
  12. 請求項7ないし11のいずれかに記載の画像形成装置において、前記回動支点が上下方向に移動可能であることを特徴とする画像形成装置。
  13. 請求項12に記載の画像形成装置において、前記回動支点の位置を検出する手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
  14. 請求項7ないし13のいずれかに記載の画像形成装置において、前記後端検知手段は、前記手差し給紙手段を装置本体の側面に収納するときに、前記手差し給紙手段と装置本体との間に収納されることを特徴とする画像形成装置。
  15. 請求項7ないし14のいずれかに記載の画像形成装置において、前記回転部材は前記手差し給紙手段の幅方向中央部に配置され、収容可能なシート材の幅よりも幅が狭いことを特徴とする画像形成装置。
  16. 複数のサイズのシート材を収容可能なシート材収容手段と、
    このシート材収容手段から給送されるシート材の後端位置を、先端位置とは異なる位置であって、このシート材収容手段内で検出する後端検知手段とを備え、
    この後端検知手段は、前記シート材に接触して回転可能な回転部材を有し、この回転部材の位置をシート材給送方向で少なくとも異なる2以上の位置に移動可能である
    ことを特徴とするシート材給送装置。
  17. 請求項16に記載のシート材給送装置において、前記後端検知手段は装置本体側に回動支点を持つアーム形状の部材であることを特徴とする画像形成装置。
JP2006165307A 2006-06-14 2006-06-14 画像形成装置及びシート材給送装置 Expired - Fee Related JP4633006B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006165307A JP4633006B2 (ja) 2006-06-14 2006-06-14 画像形成装置及びシート材給送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006165307A JP4633006B2 (ja) 2006-06-14 2006-06-14 画像形成装置及びシート材給送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007331887A JP2007331887A (ja) 2007-12-27
JP4633006B2 true JP4633006B2 (ja) 2011-02-16

Family

ID=38931734

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006165307A Expired - Fee Related JP4633006B2 (ja) 2006-06-14 2006-06-14 画像形成装置及びシート材給送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4633006B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5423066B2 (ja) * 2009-03-10 2014-02-19 セイコーエプソン株式会社 ワイピング装置および液滴吐出装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003267621A (ja) * 2002-03-18 2003-09-25 Ricoh Co Ltd 用紙処理装置及び画像形成システム
JP2006027864A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Canon Inc シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP2006036516A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Canon Inc 記録装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0958903A (ja) * 1995-08-24 1997-03-04 Sekonitsuku:Kk カットシートの後端検出装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003267621A (ja) * 2002-03-18 2003-09-25 Ricoh Co Ltd 用紙処理装置及び画像形成システム
JP2006027864A (ja) * 2004-07-20 2006-02-02 Canon Inc シート処理装置及び該装置を備えた画像形成装置
JP2006036516A (ja) * 2004-07-30 2006-02-09 Canon Inc 記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007331887A (ja) 2007-12-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4738997B2 (ja) 画像形成装置
JP4717571B2 (ja) 画像形成装置
US7515866B2 (en) Image forming apparatus
US7635123B2 (en) Image forming apparatus, image forming method, and bypass sheet supplier capable of regulating and supplying recording medium
US7578572B2 (en) Image forming apparatus using inkjet process capable of maintaining an image forming quality
JP2005247476A (ja) 画像形成装置
JP4671781B2 (ja) 画像形成装置
US8272731B2 (en) Image forming apparatus
JP4408847B2 (ja) 画像形成装置及び用紙搬送装置
JP4260059B2 (ja) 画像形成装置
JP4903114B2 (ja) 画像形成装置
US8070250B2 (en) Image forming apparatus
JP4688191B2 (ja) シート材搬送装置及び画像形成装置
JP4913711B2 (ja) 画像形成装置
JP2006076053A (ja) 画像形成装置
JP4925810B2 (ja) 搬送装置及び画像形成装置
JP2007331272A (ja) 画像形成装置
JP4633006B2 (ja) 画像形成装置及びシート材給送装置
JP2008018644A (ja) 画像形成装置
JP2005089125A (ja) 画像形成装置
JP2008012863A (ja) 画像形成装置
JP4460374B2 (ja) 静電搬送装置及び画像形成装置
JP5915405B2 (ja) 画像形成装置
JP2008290782A (ja) 画像形成装置
JP4413131B2 (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090323

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101108

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101116

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131126

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees