JP2005074808A - 記録装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 記録ヘッドよりも記録用紙搬送方向上流側にレジ調パターンを読み取るセンサが配置された構成でも、記録用紙の広い領域にレジ調パターンを記録でき、また、そのパターンの読み取りを可能とする。
【解決手段】 第1搬送路を用いて記録用紙4の領域Aに対する記録ヘッドによるレジ調パターンの記録および逆方向搬送後のセンサによるパターンの濃度測定を行った後((a))、PEセンサレバー66の退避動作を行う((b))。これにより、記録用紙4が第2搬送路である水平の搬送路を、逆方向に搬送されても、記録用紙4がPEセンサレバー66に接触することはなくなる。そして、第2の搬送路を逆方向に搬送する((c))。この状態で、レジ調パターンを記録する領域Bが上記領域Aに隣接するように記録用紙4を順方向に搬送し、記録ヘッドにより領域Bに上流側から順次レジ調パターンを記録する。そして、距離ΔXだけ逆方向の搬送を行い、パターンの測定をおこなう((d))。
【選択図】 図7

Description

本発明は記録装置に関し、詳しくは、記録用紙などの記録用紙上の記録結果を読み取る装置を備えて記録位置合わせを自動的に行う記録装置に関するものである。
この種の記録位置合わせは、記録ヘッドの往、復走査でそれぞれ形成されるドット相互の位置関係を正規の関係に調整するものや、複数の記録ヘッドそれぞれによって形成されるドット相互の位置関係を正規の関係に調整するものとして知られている。この位置合わせ処理の具体的な一手法は、往復走査の位置合わせの場合、往復走査それぞれで複数ドットからなる所定パターンを、例えば、パターンごとに形成タイミングを異ならせて複数の記録用紙に記録するとともにそれを光学的測定装置によって読み取り、その読み取り結果に基づいてドットの位置関係を最も良好に実現しているパターンを選択し、その形成タイミングによって記録時のドット形成タイミングなどを設定するものである。複数の記録ヘッド間の位置合わせも略同様に行うことができる。以下、これらのような位置合わせをレジ調整あるいはユーザによる操作を介したレジ調と区別して自動レジ調と呼ぶ。この自動レジ調の一例が、特許文献1に記載されている。
特開平11−291477号公報
ところで、特許文献1では、光学的測定装置を構成するセンサが記録用紙の搬送方向において記録ヘッドよりも下流側に配置されており、従って、レジ調のために記録したパターンは、通常の記録時と同じ一つの搬送方向で搬送しつつ読み取ることができる。
しかしながら、例えば、装置の小型化などの観点から光学的測定装置を構成するセンサの取り付け位置を搬送方向について記録ヘッドよりも上流側に設ける装置がある。このような装置では、特許文献1のようにレジ調パターンを一つの搬送方法で読み取ることはできない。この場合、レジ調パターンを記録した記録用紙を逆方向に搬送し、センサによる読み取りを行うことが考慮されるが、この逆方向の搬送により記録用紙のいわゆる紙ジャムなど、不適切な搬送を招来するおそれがある。
すなわち、一般的な記録装置では、自動給紙送紙から記録用紙を1枚ずつ分離して給紙を行い、これを搬送機構によって記録ヘッドによる記録領域まで搬送し、その一方向の搬送により記録を行う。そのため、逆方向の搬送を行う場合、自動給紙装置から記録領域までの搬送路を逆方向に搬送することになる。その結果、搬送路に設けられる紙検知センサや、上記の分離部、搬送路を形成するガイド部等に、搬送される記録用紙の端などが引っ掛かり、紙折れや紙ジャムを生じさせることがある。そして、この場合には、記録ヘッドによって記録されたレジ調パターンを適切に測定できないことになる。
特に、レジ調パターンの記録に記録用紙の比較的広い領域を必要とする場合には、上記逆方向の搬送距離を長くする必要があり、上記のような紙ジャムなどを起こす可能性がより高くなる。これは、例えば、上述したドット形成タイミングを異ならせ複数のパターンを記録するには、記録用紙の比較的広い記録領域を必要とし、さらに、インクなど記録剤の種類に応じた記録ヘッドそれぞれについても上記のパターンが必要となり、レジ調パターンを記録するには記録用紙のさらに広い記録領域が必要となるからである。また、記録用紙のより広い記録領域にレジ調パターンを記録できることは、記録用紙においてレジ調パターンを記録できる位置について自由度が増すことにもなる。このような広い記録領域でレジ調パターンの記録ができない場合に、紙ジャムなどを避けるべく、短い搬送距離で逆方向の搬送を行う場合には、1枚の記録用紙に記録することが必要な多数のレジ調整パターンは、複数枚の記録用紙に記録することも必要となる。
また、以上のような紙ジャムなどを生じさせる可能性のある逆方向の搬送を避けて、レジ調パターンを記録した記録用紙を再度自動給紙装置に積載してセンサの測定領域へ搬送するといったことが考えられるが、この場合には、ユーザがレジ調パターンを記録した記録用紙を給紙装置にセットするなどの操作をすることが必要になる。
本発明は、上述した従来の問題点を解消するためになされたものであり、その目的とするところは、記録ヘッドよりも記録用紙搬送方向上流側にレジ調パターンを読み取るセンサが配置された構成においても、単一の記録用紙の特に広い領域にレジ調パターンを記録でき、また、そのパターを読み取ることが可能で、さらにレジ調についてユーザの操作を必要としない記録装置を提供することにある。
そのために本発明では、記録ヘッドを用い、搬送される記録媒体に記録を行う記録装置において、記録に際して記録媒体を搬送するための第1搬送路と、該第1搬送路の一部と該第1搬送路と異なる搬送路とを有した第2搬送路と、前記第1および第2搬送路において記録媒体を搬送するための搬送手段と、前記第1および第2搬送路上の記録媒体に記録されている画像を検出するための検出手段と、記録ヘッドの記録位置の調整を行うレジ調処理を制御する手段であって、前記搬送手段によって前記第2搬送路において記録媒体を搬送し、当該記録位置調整のためのパターン画像の少なくとも一部を記録するとともに、前記搬送手段によって当該記録媒体を前記第2搬送路において前記パターン画像を記録するための搬送とは逆方向に搬送し、当該搬送される記録媒体に記録されたパターン画像を前記検出手段によって検出し、該検出結果に基づいて記録位置の調整を行うレジ調制御手段と、を具えたことを特徴とする。
以上の構成によれば、記録ヘッドの記録位置を調整するレジ調では、記録に際して記録媒体を搬送するための第1搬送路と異なる搬送路を有した第2搬送路において記録媒体を搬送し、記録位置調整のためのパターン画像の少なくとも一部を記録するとともに、当該記録媒体を前記第2搬送路において上記パターン画像を記録するための搬送とは逆方向に搬送し、当該搬送される記録媒体に記録されたパターン画像を検出するので、記録時の搬送にかかわる第1搬送路でパターン画像検出のため逆方向搬送する距離が限られその結果記録媒体のパターン画像を記録できる領域が小さくても、第2搬送路においてパターン画像検出のため逆方向搬送する距離をとることができ、全体として、広い領域にパターン画像を記録できる。
その結果、記録ヘッドよりも記録用紙搬送方向上流側にレジ調パターンを読み取るセンサが配置された構成においても、単一の記録用紙の特に広い領域にレジ調パターンを記録でき、また、そのパターを読み取ることが可能で、さらにレジ調についてユーザの操作を必要としない記録装置を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明に係る記録装置の一実施形態であるインクジェットプリンタを示す斜視図である。また図2は、図1中矢印A方向から見た記録装置の側断面図である。
これらの図において、ヘッドユニット11はインクを吐出して記録を行う各色のインクごとの記録ヘッド(不図示)をその下部に具えるともに、各色のインクを貯留したインクタンク12を着脱自在に装着することができる。キャリッジ13はヘッドユニット11をインクタンク12とともに搭載して走査のための移動することができる。すなわち、キャリッジ13はガイドシャフト14と、ガイドシャフト14と平行なガイドレール15とによって摺動可能に支持され、また、キャリッジ13はキャリッジベルト16の一部に連結されるとともに、このベルト16がアイドラプーリ20を介してキャリッジモータ17によって駆動される。これにより、キャリッジ13はガイドシャフト14などに沿って移動することができ、記録ヘッドの走査が可能となる。このキャリッジの移動に関して、コードストリップ18はキャリッジ13の移動位置を検出するために設けられている。本実施形態で用いるインクの種類は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)および顔料ブラック(Pig K)の5種類であり、これに応じて図1に示すように5つのインクタンク12を用いる。また、記録ヘッドもこれら5種類のインクに応じて設けられるが、図5にて後述されるように、各インクの吐出口配列は所定の色のインクについて対称な配列を含み7列となっている。
上述した記録ヘッドの走査領域に対して記録用紙など記録用紙を搬送する搬送機構は次の要素を有している。搬送ローラ21とこれに記録用紙を押圧しつつ従動するピンチローラ22は、記録用紙搬送路において記録ヘッドによる走査領域の上流側に設けられる。ピンチローラホルダ23はこのピンチローラ22を回転可能に保持し、ピンチローラばね24はピンチローラ22の搬送ローラ21に対する上記押圧力を発生する。25は搬送ローラに固定された搬送ローラプーリ、26は搬送ローラを駆動する為のLFモータ、27は搬送ローラの回転角度を検出するためのコードホイールをそれぞれ示す。記録ヘッドによる走査領域の下流側には、第1排紙ローラ30およびこの第1排紙ローラ30に対して記録用紙を押圧する第1拍車列32の組と、第1排紙ローラ30の下流側に設けられた第2排紙ローラ31およびこの第2排紙ローラ31に対して記録用紙を押圧する第2拍車列33とが設けられる。34は第1拍車列32と第2拍車列33を回転可能に保持する拍車ベースを示す。記録ヘッドによる走査領域の直下には記録用紙の搬送路を形成するとともに搬送される記録用紙を平坦に支持するためのプラテン29が設けられている。
上記の搬送機構に対して、記録用紙を給紙するための給紙機構が設けられる。メインASF37がこの給紙機構全体を構成し、複数枚の記録用紙を積載するとともに、これを1枚ずつ分離して供給する、38はメインASF37の構造部材をなすASFベース、39は積載された記録用紙に当接し搬送を行う給紙ローラ、40は給紙ローラによる搬送に伴い複数枚の記録用紙を1枚ずつに分離するための分離ローラ、41は記録用紙を積載するとともにこれらを給紙ローラ39に対して付勢するための圧板をそれぞれ示す。さらに、42は圧板41上に設けられ任意の幅で記録用紙を整列させるためのサイドガイド、43は給紙動作時に給紙ローラ39と分離ローラ40のニップ部より先に出た記録用紙先端を所定位置まで戻すための戻し爪、44は記録用紙の通紙方向を1方向に規制するASFフラップをそれぞれ示す。
以上の給紙機構によって、記録用紙は搬送ローラ21とピンチローラ22とのニップ部まで搬送されるが、この搬送路には搬送される記録用紙と接触してその存在を検出するPEセンサレバーが設けられる。また、本実施形態の記録装置はこの給紙搬送路の下方に略水平な搬送路を形成している。そして、図6、図7等で後述されるように、搬送ローラ21等の上述した搬送機構によって、上記給紙搬送路またはその下方の水平搬送路で記録時の搬送方向とは逆方向の搬送を行うことができる。これらの搬送路一方での逆方向搬送では、PEセンサレバーは所定位置にその退避する動作がなされ、これにより、記録用紙の逆方向搬送が妨害されないようにしている。また、関連する機構として、リフト入力ギア50はASF遊星ギア49と係合し、また、リフト減速ギア列51はリフト入力ギア50からの動力を減速しつつ伝達する。さらに、52はリフトカム軸に直結したリフトカムギア、55はガイドシャフトを片寄せに付勢するためのガイドシャフトばね、56はガイドシャフトギア53のカムが摺動するガイド斜面、58はピンチローラホルダ23等をリフトさせるリフトカム軸、70は被記録用紙先端を搬送ローラ21とピンチローラ22のニップ部へガイドするための通紙ガイドをそれぞれ示す。
キャリッジ13の移動領域の一方の端部には、メインテナンスユニット36が設けられる。このユニットによって記録ヘッドの吐出口の目詰まり等を防止する処理を行い、また、このユニットはインクタンク12を交換したときに記録ヘッドに対して吸引処理を行ない、これにより記録ヘッドの各ノズルに良好にインクが充填されるようにする。また、以上説明した記録装置本体1はその構造部材としてシャーシ10およびベース72を具えており、シャーシ10には制御基板301が取り付けられる。
図3は、上述した本実施形態のインクジェットプリンタの制御処理構成を示すブロック図である。
同図において、CPU310はROM311に格納されたプログラムに従い、後述のレジ調に関する制御、処理など、本プリンタにおける各種の制御、処理を実行し、その際、RAM312はワークエリアとして用いられる。
本プリンタの検出部は、キャリッジ13に搭載されコードストリップ18を読み取るCRエンコーダセンサ19、シャーシ1に取り付けられコードホイール27を読み取るLFエンコーダセンサ28、メインASF37を駆動するASFモータ、67はPEセンサレバーの動作を検知するPEセンサ67、リフトカム軸58の動作を検知するリフトカムセンサ69、自動両面ユニット2の着脱を検知する両面ユニットセンサ130、メインテナンスユニット36の動作を検知するPGセンサ303、メインASF37の動作を検知するASFセンサ305、およびレジ調において所定のレジ調パターンの濃度を読取るための濃度センサ200を有する。これらセンサからの検出信号は、制御基板301上に構成される制御部によって受け取られ、CPU310によって、以下でも説明されるようにそれぞれの信号に応じた処理が行われる。
搬送ローラ等、搬送機構の各ローラを駆動するLFモータ26、キャリッジ13を駆動して移動を行うためのCRモータ17、ASF37の給紙モータ39を駆動するASFモータ46、およびメインテナンスユニット36を駆動するPGモータ302の各モータは、モータドライバを介してCPU310によってその回転が制御される。また、ヘッドユニット11の各記録ヘッドは、CPU310が記録データに応じて対応するヘッドドライバ307を制御することによってインク吐出を行う。後述のレジ調パターンの記録の際も同様に各記録ヘッドからインク吐出を行う。
さらに、308は記録データを本プリンタに送るホスト装置、309はホスト装置と本プリンタとのデータ、制御信号を仲介するI/Fを示す。
以上において図1〜図3に示した構成を有する本プリンタの動作をこれらの図を参照して詳細に説明する。
ホスト装置308から記録データが送られ、このデータはI/F309を介してRAM312に格納される。そして、この記録データの転送に応じて、CPU310は記録動作開始を指令し記録動作が開始される。
記録動作が開始すると、まずメインASF37によって給紙動作が行われる。すなわち、圧板41上に複数枚積載された記録用紙等の記録用紙が1枚分離されて給紙されるが、具体的には、給紙動作開始指令に応じて、ASFモータ46が正方向に回転し、その動力はギア列を経て圧板41を保持しているカムを回転させる。この回転によりカムが外れると、圧板ばねの作用により、圧板41は給紙ローラ39方向に付勢される。同時に給紙ローラ39は用紙を搬送する方向に回転するため、積載された記録用紙の1番上の1枚の搬送が開始される。その際、給紙ローラ39と記録用紙間の摩擦力および記録用紙同士の摩擦力の条件により、複数枚の記録用紙が同時に搬送されてしまうことがある。その場合には、給紙ローラ39に圧接され、記録用紙搬送方向と逆方向に所定の戻り回転トルクを持った分離ローラ40が作用し、最も給紙ローラ39側にある記録用紙以外を元の圧板上に押し戻す働きをする。また、ASF給紙動作終了時には、カムの動作により分離ローラ40は給紙ローラ39との圧接状態を解除されて所定の距離、離間されるが、その際に確実に圧板上の所定位置まで記録用紙を押し戻すために、戻し爪43が回動する。以上の動作により、記録用紙を1枚だけ搬送機構に搬送する。なお、メインASF37から1枚の記録用紙が給紙されるとき、記録用紙の先端は、ASFフラップばねで通紙経路を妨げる方向に付勢されているASFフラップ44に当接するが、ASFフラップ44を押し退けて通過する。給紙した記録用紙の記録動作に伴い、その記録用紙後端がASFフラップ44を通過すると、ASFフラップ44は元の付勢状態に戻って通紙経路が閉ざされるので、記録用紙が逆方向に搬送されてもメインASF37側に戻ることが防止される。
メインASF37から給紙される用紙は、用紙搬送機構の搬送ローラ21とピンチローラ22とのニップ部に入る。すなわち、ピンチローラ22中心は、搬送ローラ21中心に対して、第1排紙ローラ30に近づく方向に若干のオフセットを持って取り付けられているので、記録用紙が挿入される接線方向角度は水平より若干傾いている。これにより、用紙先端が適確にニップ部にガイドされるように、ピンチローラホルダ23と通紙ガイド70により形成される通紙経路で角度を付けて用紙を搬送するようにしている。ASF37によって給紙される記録用紙としての用紙は、停止した状態の搬送ローラ21のニップ部に突き当てられる。この時、所定通紙経路長よりもやや長い距離分をメインASF37で給紙することにより、給紙ローラ39と搬送ローラ21の間で用紙のループが形成される。そして、このループが真っ直ぐに戻ろうとする力で自身の先端を搬送ローラ21のニップに押圧することにより、用紙先端が搬送ローラ21に倣って平行になり、用紙先端位置取り動作が完了する。
この用紙先端位置取り動作完了後、LFモータ26を用紙が正方向(第1排紙ローラ30に向けて進行していく方向)に移動する方向に回転開始する。その後、給紙ローラ39に対する駆動力が切断され、記録用紙と連れ回りするようになる。この時点で、記録用紙は搬送ローラ21とピンチローラ22のみで搬送されるようになる。用紙は記録ヘッドの走査ごとに正方向に所定量搬送され、プラテン29に設けられたリブに沿って進行する。用紙先端は順次第1排紙ローラ30および第1拍車列32と、第2排紙ローラ31および第2拍車列33に掛かるが、第1排紙ローラ30と第2排紙ローラ31の周速は、搬送ローラ21の周速とほぼ等しく設定され、かつ搬送ローラ21から第1排紙ローラ30、第2排紙ローラ32はギア列で接続され同期して回転するので、用紙は常に一定の張力が作用した状態で搬送される。
ヘッドユニット11の各記録ヘッドは、それぞれ対応するインクタンク12と接続するインク供給路を介してインクの供給を受け、このインクは記録ヘッドのプラテン29と対向する面に配された複数の吐出口にそれぞれ連通するインク路(ノズル)に充填される。インク路の吐出口近傍には、吐出のためのエネルギーを発生する吐出用アクチュエータが配される。この吐出用アクチュエータとして、本実施形態では、電気−熱変換素子による液体の膜沸騰圧力を利用したものを用いる。この他、ピエゾ素子等の電気−圧力変換素子などを用いることができる。記録ヘッドは、フレキシブルフラットケーブルを介してヘッドドライバ307からの駆動信号が伝達されることにより、記録データに応じたインクを吐出することができる。また、シャーシ10に張架されたコードストリップ18をキャリッジ13に搭載されたCRエンコーダセンサ19によって読み取ることにより、走査する記録ヘッドから適切なタイミングでインクを吐出することができる。このようにして、1ライン分の記録が終了すると、上述した用紙搬送機構により、所定量用紙を搬送する。この動作を繰り返すことにより、用紙全面に対する記録を行うことが可能となる。
記録ヘッドメインテナンス部36は、記録ヘッドの吐出口の目詰まり防止や紙粉等による汚れを解消するため、またインクタンク12を交換する際のインク吸引を行う。そのため、キャリッジ13の待機ポジションでヘッドユニット11の各記録ヘッドと対向するように設置されたメインテナンスユニット36は、記録ヘッドの吐出口面に接して吐出口面を覆うキャップ(不図示)や、吐出口面をワイピングするワイパ(不図示)や、キャップに接続されキャップ内に負圧を発生させるポンプ(不図示)などを有している。インク吸引では、キャップを記録ヘッドの吐出口面に押し当てられ、ポンプを駆動してキャップ内を負圧とすることによりインクを吸引する。また、インク吸引後に吐出口面にインクが付着している場合や、吐出口面に紙粉等異物が付着した場合にそれを取り除くために、ワイパを吐出口面に当接させ平行に移動させる機構なども有している。
上述した構成を有する本実施形態のプリンタは、いわゆる縁なし記録を1つの記録モードとして有している。通常の記録モードは記録用紙の周囲部分に余白を残して記録を行うのに対し、縁なし記録では余白がない状態で記録を行う。プリンタは、図2においてNで参照される記録ヘッドの吐出口列の長さの領域と、搬送ローラ21とピンチローラ22とのニップ部との間は、通常、長さL1離れる必要があり、これを実質的に0にはできない。これは、ノズルへのインク流路配置や、インクを吐出させるアクチュエータへの配線のために、上記長さLの領域が必要となるからである。このため、通常の記録モードでは記録用紙が搬送ローラ21とピンチローラ22で挟持されている状態で記録を行うことから、その記録媒体に対して搬送ローラ21等のニップ部より下流側(図2中左側)に長さL1だけ離れた位置より上流側の領域には記録を行わず、この搬送方向で幅L1分の余白ができる。これに対し、縁なし記録モードでは、搬送ローラ21等のニップ部から記録用紙が離れ、第1排紙ローラ30および第2排紙ローラ31だけで挟持され搬送される場合も記録動作を続行する。これにより、余白のない記録が可能となる。
本発明の一実施形態では、レジ調処理に関してレジ調用パターンを記録した記録用紙を記録時の搬送方向とは逆方向に搬送しレジ調パターンの読み取りを行う。そして、その逆方向の搬送を2つの搬送路を使い分けて行うことにより、1枚の記録用紙の比較的広い領域(本実施形態では略1ページ分の領域)にレジ調用パターンを記録できるようにする。この際、上記2つの搬送路のうち上述した下側の略水平の搬送路からPEセンサレバーを退避させる動作を行い、その搬送路での記録用紙の逆方向の搬送を妨害しないようする。
通常、PEセンサレバーは記録用紙が通常の搬送方向に搬送されるときに記録用紙先端や後端の位置を正確に検知できるように、搬送される記録用紙紙の面に対して所定の角度を持ち、また、揺動可能に取り付けられている。このため、逆方向に用紙が搬送される場合には、記録用紙紙の端などが引っ掛かってしまったり、搬送中の記録用紙にPEセンサレバー先端が食い込んでしまったりすることがある。そこで、本実施形態では、上記水平搬送路における逆方向搬送で、PEセンサレバーをその搬送路から退避させる。
図4(a)および(b)は、PEセンサレバーを退避させる機構の動作を説明する図である。
図4(a)は、PEセンサレバー押圧カム61が初期位置にあり、PEセンサレバー66がフリー状態あるときを示す図である。PEセンサレバー66は、その軸66aがシャーシ10の軸受部に回転自在に支持されるとともに、PEセンサレバーばね68の比較的弱い作用により反時計回りの方向に付勢されている。このとき、PEセンサレバー66の遮蔽板部66cはPEセンサ67の光路を遮断した状態にある。この状態に対し、図中左方向に搬送される記録用紙がPEセンサレバー66の接触部66dと当接し上記ばねの比較的弱い力に打ち勝ってこの部分を押しながら通過することにより、PEセンサレバー66は同図の時計方向(矢印b方向)に回転する。これにより、PEセンサ67は透過状態となって記録用紙があることを検知できる。この遮光と透過状態の切り替わりによって、記録用紙の先端および後端部を検知することができる。
図4(b)は、PEセンサレバー66がロックされた状態を示す図である。すなわち、PEセンサレバーは、その押圧カム61が同図中矢印a方向に回動させられることにより、カムフォロワ部が押し上げられて、図中矢印b方向へ回動する。これにより、PEセンサレバーの当接部66dはピンチローラホルダ23(図2参照)より内側に隠れ、記録用紙が水平搬送路を逆方向に搬送されても、記録用紙とPEセンサレバー66が当接することを防止できる。
図5は、各記録ヘッドの吐出口列とレジ調パターンをその濃度について読取るためのセンサとの位置関係を示す図であり、具体的には、キャリッジ13を図1の矢印B方向(下側)から見た図である。
同図に示すように、キャリッジ13にはヘッドユニット11が搭載される。また、キャリッジ13の図中右側の端部で記録用紙の搬送方向上流側には、センサ200が取り付けられている。各記録ヘッドの吐出口列11A、11B、11C、11D、11Eの中心とセンサ200との間にΔXの距離があり、レジ調の際のパターン読み取りでは、記録用紙はこの距離ΔXだけ逆方向に搬送される。
反射型センサ200は、レジ調パターンが記録された部分に光を照射するとともにその反射光を受光しパターンの濃度を検出するように構成されている。より詳しくは、例えば吐出タイミングを異ならせた複数のパターンをヘッドユニット11を走査しつつ上記吐出口列それぞれの総ての吐出口を用いて記録し、その後、その記録用紙を距離ΔXだけ逆方向に搬送するとともにキャリッジ13を移動させつつセンサ200によってそれぞれのパターンの中心部の濃度を検出する。
このレジ調パターンの記録とセンサによる濃度測定とを必要な回数繰り返す。そして、このように測定した濃度のうち、所定の濃度のパターンに係る吐出タイミングの関係を適切な吐出タイミングとして設定してレジ調を終了する。
上記のレジ調パターンの記録およびその濃度測定について、逆方向の2つの搬送路の切り分けおよびそれに応じたレジ調パターンの記録領域について説明する。
上記2つの搬送路のうち、ASF37による給紙のための搬送路(図2において上側の搬送路)で記録用紙を距離ΔXバックフィードする場合、ASF37の給紙ローラ39と分離ローラ40との間を用紙の後端が通過した後は逆方向への搬送ができない。なぜなら、逆方向の搬送によって記録用紙が戻し爪43、ASFフラップ44などこの搬送路にある要素、あるいは、給紙ローラ39ないし分離ローラ40に接触して紙ジャムを起こす可能性が高くなるからである。換言すれば、ASF37の給紙ローラ39と分離ローラ40との間を用紙の後端が通過するまで、この第1の搬送路を用いて距離ΔXの逆方向搬送を行う。
図6に示す領域Aは、この搬送路の逆方向搬送によって濃度測定できるレジ調パターンの記録領域を表している。一方、領域Bは、第2の搬送路である、上記ASF37による給紙のための搬送路の下側の搬送路(図2において下側の搬送路で、第1搬送路の一部である搬送ローラ21より下流側を含む)を用いた逆方向搬送によって濃度測定できるレジ調パターンの記録領域を表している。この領域では、しかしながら、逆方向搬送のためにPEセンサレバー66を退避させる必要がある。
図7(a)〜(d)はこの退避を伴った第2の搬送路における逆方向の搬送によるレジ調を説明する図である。
図7(a)は、記録用紙4の領域Aに対する記録ヘッドによるレジ調パターンの記録および逆方向搬送後のセンサ200によるパターンの濃度測定を上述したように行った後の状態を示し、記録用紙4の後端部がPEレバー66より下流側にある状態を示す。すなわち、領域Aに対するレジ調パターンの記録およびその測定を終了した時点では、上述したように、記録用紙は、未だ、ASF37の給紙ローラ39と分離ローラ40との間に挟まれた状態かあるいはその後端が離れようとする状態にあるから、領域Aに対するレジ調処理を終了した後、図7(a)に示す位置まで記録用紙を搬送する制御を行う。同図に示す時点では、記録用紙4は搬送ローラ21とピンチローラ22のニップ部に挟まれた状態を保っている。
この搬送制御のあと、図7(b)に示すように、PEセンサレバー66の退避動作を行う。すなわち、図4(a)および(b)にて上述した動作を行い、PEセンサレバー66をピンチローラホルダ23内に隠した状態にする。これにより、記録用紙4が第2搬送路である水平の搬送路を、図中右方向(逆方向)に搬送されても、記録用紙4がPEセンサレバー66に接触することはなくなる。そして、図7(c)に示すように、同図(b)の状態から記録用紙をASFの第1の搬送路と異なる第2の搬送路を矢印方向(逆方向)に搬送する。最終的に、図7(d)に示すように、PEセンサーレバー66の退避状態を解除する動作を行い、第2搬送路を搬送される記録用紙4にPEセンサーレバー66を当接させた状態とする。
この状態で、レジ調パターンを記録する領域Bが上記領域Aに隣接するように記録用紙4を図中左方向(順方向)に搬送し、記録ヘッドにより領域Bに上流側から順次レジ調パターンを記録する。そして、距離ΔXだけ逆方向の搬送を行い、記録したパターンをセンサ200が対向可能な位置としその測定を行う。以下、同様のレジ調パターンの記録とその濃度測定を繰り返し、領域Bについてレジ調パターンの記録とその濃度測定を行っていく。
なお、具体的なパターンの内容やその測定結果に基づく記録位置の調整は、公知の方法を用いることができ、ここではその詳細な説明は省略する。また、レジ調パターンの記録およびその濃度測定のための搬送制御は、図4(a)で説明したように、記録用紙4の後端がPEセンサレバー66を通過した時点を基準とし、搬送ローラ21およびピンチローラ22のニップ部から第2の搬送路における矢印方向への搬送量を管理することができる。この場合において、本実施形態は、第2の搬送路における矢印方向の搬送によって実現可能な領域Bは、少なくとも領域Aと重なることが可能な搬送路を有している。
なお、本実施形態では、レジ調パターンの記録に必要な大きさ領域を持たない記録用紙で自動レジ調整を行おうとしても、ASFの搬送路内でPEセンサーによる紙先端および後端の検知により、紙長検知判断が可能であり、用紙の長さ不足と判断したときは、第2搬送路への記録用紙の搬送工程なしに強制的に記録用紙を排紙し自動レジ調整を強制終了する。また、レジ調整に必要な領域よりも長い記録用紙により自動レジ調整を行う場合、第2搬送路における自動レジ調整工程の領域は、PEセンサーの紙後端部検知により、用紙後端からの記録領域を確保することになる。この構成により、必要以上に長い記録用紙で自動レジ調整工程を行っても、あくまでも第1の搬送路で不足した印字領域を第2の搬送路で確保するようにすることができ、記録用紙長に影響されない自動レジ調整が可能となる。
以上、説明したように、本実施形態によれば、自動レジ調整工程に必要な記録領域を確保できる紙長を有する記録用紙があれば、ユーザに手間をかけさせることなく、また必要以上に記録装置を大きくすることなく自動レジ調整が可能となる。
なお、領域A、Bの大きさは、図6に示したような、略1ページ分に限られないことはもちろんである。本発明の一実施形態は、給紙搬送路である第1の搬送路での逆方向搬送では不足するレジ調パターン記録領域を、別の第2搬送路における逆方向搬送で補うことを趣旨とするものであり、それぞれの領域の大きさが本質的でないことは以上の説明からも明らかである。
(第2の実施形態)
本実施形態は、両面記録の搬送路を利用して記録用紙の比較的大きな領域にレジ調パターンを記録しその読み取りを行うものである。
図8および図9は、図1、図2に示すプリンタに自動両面ユニット2を装着した状態を示す図である。本実施形態は、第2の搬送路を両面ユニットにおける搬送路とし、この搬送路における逆方向の搬送で記録用紙の総ての領域のレジ調パターンを読み取るようにするものである。すなわち、レジ調において、メインASF37から記録用紙を給紙する際は、上記第1の実施形態と異なり、レジ調パターンの記録は行わず(従って、逆方向搬送も行わず)、記録用紙が総てのレジ調パターンを記録するだけの大きさがあるか否かを判断するのみである。
先ず、自動両面ユニット2を用いた記録用紙の搬送について説明する。
図9に示す両面ユニット2において、104は回転可能に支持され記録用紙の通紙方向を決める切り替えフラップ、106は回転可能に支持され記録用紙が両面ユニット2から出ていく時に開閉する出口フラップ、108は両面ユニット2内で記録用紙を搬送する両面ローラA、109は同じく両面ローラB、112は両面ローラBに従動する両面ピンチローラB、113は両面ローラAに従動する両面ピンチローラA、をそれぞれ示す。
記録動作が開始されると、メインASF37に積載された複数枚の記録用紙から、給紙ローラ39等の作用により1枚ずつ分離されて給紙される。この給紙によって搬送ローラ21とピンチローラ22に挟持された記録用紙は図中矢印a方向に搬送される。この搬送における記録動作は、上述した第1実施形態と同じである。
両面記録を実施する場合には、上記のように、記録用紙の表(おもて)面の記録を終了した後、搬送ローラ21や排紙ローラ30、31等によって、記録用紙はメインASF37の下方に設けられた水平搬送路内を図9中矢印b方向に搬送される。この逆方向の搬送によって、記録用紙は水平搬送路から自動両面ユニット2内に導かれ、図9中矢印c方向に搬送される。自動両面ユニット2内では、両面ローラB109と両面ピンチローラB112に挟持されて進行方向を転換し、さらに両面ローラA108と両面ピンチローラA113に挟持されて図9矢印d方向に搬送され、最終的には180゜進行方向を変え、水平搬送路に戻る。これにより、記録ヘッドの走査領域に対抗する面を反転させ裏側とすることができる。水平搬送路内を図9中矢印a方向に搬送される記録用紙は、再び搬送ローラ21とピンチローラ22に挟持されて搬送され、裏面の記録が実施される。以上のように、表面終了後の記録用紙は、メインASF37下方の水平搬送路と、メインASF37後方にある自動両面ユニット2によって表裏反転されて、再度裏面を記録されることにより、表裏に記録を実施することができる。
本実施形態のレジ調では、この両面ユニットにおける搬送を利用してレジ調パターンの濃度測定を行う。なお、この濃度を測定するための反射型センサは上記第1実施形態と同様キャリッジにおいて各記録ヘッドの吐出口列の上流側に設けられている。
レジ調処理では、先ず、ASF37から記録用紙を給紙し、その後端がPEセンサレバー66を抜けるまで搬送する。このPEセンサの検知によって、記録用紙の長さがレジ調に必要とする記録領域を確保できないと判別した場合は、記録用紙をそのまま排紙してレジ調を強制終了する。
記録用紙の長さがレジ調パターンを記録できる記録領域を確保できると判断したときは、記録用紙を排紙せずに、逆方向の搬送をして第2の搬送路である両面ユニット内へ所定量搬送する。次に、順方向(図9中矢印a方向)に所定量搬送し、記録用紙の一部に1列目のレジ調パターンを記録する。そして、レジ調パターンの記録を終了すると、記録用紙を逆方向(図9中矢印b方向)に距離ΔXだけ搬送し、反射型センサ200によってレジ調パターンの濃度検出を行う。この検出と同時にまたはその後に2列目のレジ調パターンを記録する。そして再び記録用紙を距離ΔXだけ搬送し、センサ200によりレジ調パターンの濃度検出を行う。この動作を必要回数繰り返し最後の濃度検出を終了すると、記録用紙を排紙しレジ調を終了する。
なお、上記の説明では、レジ調パターンの記録とその濃度測定とを記録用紙の搬送を挟んで繰り返すものとしたが、必ずしもこのような動作である必要はなく、記録用紙を水平搬送路に導いた後、例えば図6に示す領域AおよびBに総てのレジ調パターンを1度に記録し、その後、順次ΔXずつ逆方向に搬送しレジ調パターンの濃度測定をしてもよい。この場合には、記録および測定を交互に繰り返す必要がないので、レジ調に要する時間を短縮することができる。また、本実施形態によれば、レジ調用の記録を行う前に記録用紙の長さの検知が可能となり、不要に記録用紙を使う必要がなくなる。
(他の実施形態)
以上説明した各実施形態はインクジェット方式の記録ヘッドを用いた記録装置に関するものであったが、本発明の適用はこの方式の記録ヘッドを用いたものに限られないことは以上の説明から明らかである。インクジェット方式の中でも上記実施形態のBJ方式以外に、例えばピエゾ方式を用いたものであっても良く、また、インクジェット方式以外に熱転写方式や感熱方式の記録ヘッドを用いた記録装置にも本発明を適用することができる。
本発明の第1実施形態に係るインクジェットプリンタを示す斜視図である。 図1中矢印A方向から見たプリンタの側断面図である。 上記インクジェットプリンタの制御処理構成を示すブロック図である。 (a)および(b)は、上記プリンタにおいてPEセンサレバーを退避させる機構の動作を説明する図である。 上記プリンタにおける、各記録ヘッドの吐出口列とレジ調ターンをその濃度について読取るためのセンサとの位置関係を示す図である。 本発明の第1実施形態に係わる2つの搬送路を用いたレジ調において記録用紙のレジ調パターンを記録できる領域を示す図である。 (a)〜(d)は、レジ調における第2の搬送路における逆方向の搬送によるレジ調を説明する図である。 本発明の第2実施形態に係るインクジェットプリンタを示す斜視図である。 図8中矢印A方向から見たプリンタの側断面図である。
符号の説明
1 記録装置本体
2 自動両面ユニット
4 記録用紙(記録媒体)
10 シャーシ
11 ヘッドユニット
12 インクタンク
13 キャリッジ
14 ガイドシャフト
14a ガイドシャフトカムR
14b ガイドシャフトカムL
14c ガイドシャフトカムRギア
15 ガイドレール
16 キャリッジベルト
17 キャリッジモータ
18 コードストリップ
19 CRエンコーダセンサ
20 アイドラプーリ
21 搬送ローラ
22 ピンチローラ
23 ピンチローラホルダ
23a ピンチローラホルダ軸
24 ピンチローラばね
25 搬送ローラプーリ
26 LFモータ
27 コードホイール
28 LFエンコーダセンサ
29 プラテン
30 第1排紙ローラ
31 第2排紙ローラ
32 第1拍車列
33 第2拍車列
34 拍車ベース
36 メインテナンスユニット
37 メインASF
38 ASFベース
39 給紙ローラ
40 分離ローラ
41 圧板
42 サイドガイド
43 戻し爪
44 ASFフラップ
46 ASFモータ
47 ASF振り子アーム
48 ASF太陽ギア
49 ASF遊星ギア
50 リフト入力ギア
51 リフト減速ギア列
52 リフトカムギア
53 カムアイドラギア
55 ガイドシャフトばね
56 ガイド斜面
57 ガイド長穴
58 リフトカム軸
59 ピンチローラホルダ押圧カム
60 ピンチローラばね押圧カム
61 PEセンサレバー押圧カム
62 リフトカム軸遮蔽板
63 振り子ロックカム
64 振り子ロックレバー
65 通紙ガイド押圧カム
66 PEセンサレバー
66a PEセンサレバー軸
67 PEセンサ
68 PEセンサレバーばね
69 リフトカムセンサ
70 通紙ガイド
70a 通紙ガイドカムフォロワ部
71 通紙ガイドばね
72 ベース
73 フレキシブルフラットケーブル
74 ガイドシャフトばね
101 両面ユニットフレーム
102 内ガイド
102a 内ガイドスリット
103 リアカバー
103a リアカバースリット
104 切り替えフラップ
105 切り替えフラップばね
106 出口フラップ
107 出口フラップばね
108 両面ローラA
109 両面ローラB
112 両面ピンチローラB
113 両面ピンチローラA
200 反射型光学センサー
301 制御基板
302 PGモータ
303 PGセンサ
305 ASFセンサ
306 インク残検センサ
307 ヘッドドライバ
308 ホスト装置
309 I/F
310 CPU
311 ROM
312 RAM

Claims (4)

  1. 記録ヘッドを用い、搬送される記録媒体に記録を行う記録装置において、
    記録に際して記録媒体を搬送するための第1搬送路と、
    該第1搬送路の一部と該第1搬送路と異なる搬送路とを有した第2搬送路と、
    前記第1および第2搬送路において記録媒体を搬送するための搬送手段と、
    前記第1および第2搬送路上の記録媒体に記録されている画像を検出するための検出手段と、
    記録ヘッドの記録位置の調整を行うレジ調処理を制御する手段であって、前記搬送手段によって前記第2搬送路において記録媒体を搬送し、当該記録位置調整のためのパターン画像の少なくとも一部を記録するとともに、前記搬送手段によって当該記録媒体を前記第2搬送路において前記パターン画像を記録するための搬送とは逆方向に搬送し、当該搬送される記録媒体に記録されたパターン画像を前記検出手段によって検出し、該検出結果に基づいて記録位置の調整を行うレジ調制御手段と、
    を具えたことを特徴とする記録装置。
  2. 前記レジ調制御手段は、前記搬送手段によって前記第1搬送路において記録媒体を搬送し、当該記録位置調整のためのパターン画像の一部を記録するとともに、前記搬送手段によって当該記録媒体を前記第1搬送路において前記パターン画像を記録するための搬送とは逆方向に搬送し、当該搬送される記録媒体に記録されたパターン画像を前記検出手段によって検出し、前記一部のパターン画像の残りのパターン画像を前記第2搬送路における記録媒体の搬送で記録することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記レジ調制御手段は、前記パターン画像の総てを前記第2搬送路における記録媒体の搬送で記録することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  4. 前記記録ヘッドは、記録媒体にインクを吐出して記録を行うことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の記録装置。
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