JP2003048311A - 画像記録装置、画像記録方法、コンピュータで読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体及び該プログラム - Google Patents
画像記録装置、画像記録方法、コンピュータで読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体及び該プログラムInfo
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- JP2003048311A JP2003048311A JP2001212032A JP2001212032A JP2003048311A JP 2003048311 A JP2003048311 A JP 2003048311A JP 2001212032 A JP2001212032 A JP 2001212032A JP 2001212032 A JP2001212032 A JP 2001212032A JP 2003048311 A JP2003048311 A JP 2003048311A
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- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 両面記録を行う場合において、インク汚れの
発生を抑制するとともに印字のために必要な時間の短縮
を図ることが可能な画像記録装置および画像記録方法を
提供することを目的とする。 【解決手段】 記録媒体の第1の記録面(表面)に対す
る記録が終了してから記録媒体の第2の記録面(裏面)
に対する記録が開始されるまでの時間の長さを、第1の
記録面を記録するための画像データに応じて可変に設定
するための設定手段を備える。
発生を抑制するとともに印字のために必要な時間の短縮
を図ることが可能な画像記録装置および画像記録方法を
提供することを目的とする。 【解決手段】 記録媒体の第1の記録面(表面)に対す
る記録が終了してから記録媒体の第2の記録面(裏面)
に対する記録が開始されるまでの時間の長さを、第1の
記録面を記録するための画像データに応じて可変に設定
するための設定手段を備える。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像データに応じ
て記録媒体に着色材を付与して画像の記録を行う画像記
録装置及び画像記録方法に関し、詳しくは記録媒体の両
面に対する記録を可能とした画像記録装置及び画像記録
方法に関する。
て記録媒体に着色材を付与して画像の記録を行う画像記
録装置及び画像記録方法に関し、詳しくは記録媒体の両
面に対する記録を可能とした画像記録装置及び画像記録
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】複写装置や、ワードプロセッサ、コンピ
ュータ等の情報処理機器、さらには通信機器の普及に伴
い、それらの機器の画像形成(記録)のための出力装置
の一つとして、インクジェット方式によりデジタル画像
の記録を行うインクジェット記録装置が急速に普及して
いる。このような記録装置においては、記録速度の向上
のため、複数のインク吐出ノズルを集積配列してなる記
録ヘッドとして、インク吐出口および液路を複数集積し
たものを用い、さらに近年ではカラー対応化が進むにつ
れ、複数個の上記記録ヘッドを同時に備えたものが多く
見られる。
ュータ等の情報処理機器、さらには通信機器の普及に伴
い、それらの機器の画像形成(記録)のための出力装置
の一つとして、インクジェット方式によりデジタル画像
の記録を行うインクジェット記録装置が急速に普及して
いる。このような記録装置においては、記録速度の向上
のため、複数のインク吐出ノズルを集積配列してなる記
録ヘッドとして、インク吐出口および液路を複数集積し
たものを用い、さらに近年ではカラー対応化が進むにつ
れ、複数個の上記記録ヘッドを同時に備えたものが多く
見られる。
【0003】インクジェット記録方式は、記録液である
インクを飛翔的液滴として紙等の記録媒体に着弾させて
ドット記録を行うもので、非接触方式であるために低騒
音である。また、インク吐出ノズルの高密度化によって
高解像度化・高速記録化が可能であり、さらに普通紙等
の記録媒体に対しても現象や定着などの特別な処理を要
せず、低価格で高品位な画像を得ることが可能であるこ
とから、近年ではその用途が広く普及しつつある。特
に、オンデマンド型のインクジェット記録装置はそのカ
ラー化が容易で、しかも装置自体の小型化、簡略化が可
能なことから、将来の需要について有望視されている。
また、ユーザーの用途も多様化してきており、それに伴
い様々な形態の装置が実用化されている。その一例とし
て、記録媒体の両面に対する記録を可能にした両面記録
機構を備えた記録装置がある。
インクを飛翔的液滴として紙等の記録媒体に着弾させて
ドット記録を行うもので、非接触方式であるために低騒
音である。また、インク吐出ノズルの高密度化によって
高解像度化・高速記録化が可能であり、さらに普通紙等
の記録媒体に対しても現象や定着などの特別な処理を要
せず、低価格で高品位な画像を得ることが可能であるこ
とから、近年ではその用途が広く普及しつつある。特
に、オンデマンド型のインクジェット記録装置はそのカ
ラー化が容易で、しかも装置自体の小型化、簡略化が可
能なことから、将来の需要について有望視されている。
また、ユーザーの用途も多様化してきており、それに伴
い様々な形態の装置が実用化されている。その一例とし
て、記録媒体の両面に対する記録を可能にした両面記録
機構を備えた記録装置がある。
【0004】このような両面記録機構を備えた記録装置
では、まず、記録媒体の表面(第1の記録面)にインク
を付与して表面の記録を行った後、記録媒体を反転させ
て裏面(第2の記録面)の記録を行うようにするのが一
般的である。その際、インクの浸透性が比較的悪い記録
媒体に対して記録を行う場合、直ぐにはインクが浸透し
ていかないため、媒体表面のインクが十分に乾燥(ある
いは定着)するまでの時間が長くなってしまう場合があ
る。そして、このようなインクの定着が比較的悪い記録
媒体に対して記録を行うときは、表面を記録してから裏
面を記録するまでの時間を比較的長く設定する必要があ
る。なぜなら、表面記録終了後、直ぐに記録媒体を反転
して裏面記録を開始しようとすると、上記反転に伴って
十分に乾燥(あるいは定着)していない表面のインクが
搬送経路と接触し、表面のインクと前記搬送経路とが擦
れてインクによる汚れが発生してしまうからである。従
って、表面記録終了後から裏面記録開始までの時間は、
媒体表面のインクが十分に乾燥し、記録媒体を反転させ
てもインク汚れが発生しないような時間の長さに設定す
ることが好ましい。例えば、特開平06−134982
号公報では、記録媒体の種類に応じて、表面記録終了後
から裏面記録開始までの時間の長さを決定している。こ
の特開平06−134982号公報によれば、インクの
浸透性が比較的早く、インクの定着が良い記録媒体に対
し記録を行う場合、上記時間の長さを比較的短く設定
し、一方、インクの浸透性が比較的遅く、インクの定着
が悪い記録媒体に対し記録を行う場合、上記時間の長さ
を比較的長く設定することで、インクによる汚れを防止
している。
では、まず、記録媒体の表面(第1の記録面)にインク
を付与して表面の記録を行った後、記録媒体を反転させ
て裏面(第2の記録面)の記録を行うようにするのが一
般的である。その際、インクの浸透性が比較的悪い記録
媒体に対して記録を行う場合、直ぐにはインクが浸透し
ていかないため、媒体表面のインクが十分に乾燥(ある
いは定着)するまでの時間が長くなってしまう場合があ
る。そして、このようなインクの定着が比較的悪い記録
媒体に対して記録を行うときは、表面を記録してから裏
面を記録するまでの時間を比較的長く設定する必要があ
る。なぜなら、表面記録終了後、直ぐに記録媒体を反転
して裏面記録を開始しようとすると、上記反転に伴って
十分に乾燥(あるいは定着)していない表面のインクが
搬送経路と接触し、表面のインクと前記搬送経路とが擦
れてインクによる汚れが発生してしまうからである。従
って、表面記録終了後から裏面記録開始までの時間は、
媒体表面のインクが十分に乾燥し、記録媒体を反転させ
てもインク汚れが発生しないような時間の長さに設定す
ることが好ましい。例えば、特開平06−134982
号公報では、記録媒体の種類に応じて、表面記録終了後
から裏面記録開始までの時間の長さを決定している。こ
の特開平06−134982号公報によれば、インクの
浸透性が比較的早く、インクの定着が良い記録媒体に対
し記録を行う場合、上記時間の長さを比較的短く設定
し、一方、インクの浸透性が比較的遅く、インクの定着
が悪い記録媒体に対し記録を行う場合、上記時間の長さ
を比較的長く設定することで、インクによる汚れを防止
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
特開平06−134982号公報では、記録媒体の種類
だけを考慮して表面記録終了後から裏面記録開始までの
時間の長さを設定しているため、同じ記録媒体に対して
異なる印字デューティーで記録する場合であっても上記
時間の長さは同じに設定されてしまう。つまり、印字デ
ューティーが高い場合であっても低い場合であっても、
上記時間に同じだけの時間を要してしまうのである。す
ると、印字デューティーが高い場合は良いが、印字デュ
ーティーが低い場合は必要以上に長い時間が設定されて
しまい、時間の無駄が生じる、ということを本発明者は
見出した。すなわち、印字デューティーが低い場合は、
印字デューティーが高い場合に比べてインクの定着も早
いため、上記時間を短く設定してもインク汚れの発生を
十分に抑制できるのである。
特開平06−134982号公報では、記録媒体の種類
だけを考慮して表面記録終了後から裏面記録開始までの
時間の長さを設定しているため、同じ記録媒体に対して
異なる印字デューティーで記録する場合であっても上記
時間の長さは同じに設定されてしまう。つまり、印字デ
ューティーが高い場合であっても低い場合であっても、
上記時間に同じだけの時間を要してしまうのである。す
ると、印字デューティーが高い場合は良いが、印字デュ
ーティーが低い場合は必要以上に長い時間が設定されて
しまい、時間の無駄が生じる、ということを本発明者は
見出した。すなわち、印字デューティーが低い場合は、
印字デューティーが高い場合に比べてインクの定着も早
いため、上記時間を短く設定してもインク汚れの発生を
十分に抑制できるのである。
【0006】このように従来は、印字デューティーに関
係なく、表面記録終了後から裏面記録開始までの時間を
同じ長さに設定していたことに起因して、低デューティ
ーのときの印字時間の短縮が十分に図れていなかったの
である。高速化及び高品位化が益々要求されてきている
現状においては、上記時間の無駄を排除して印字時間の
短縮を図るとともに、インク汚れの発生も十分に抑制す
ることが望ましい。
係なく、表面記録終了後から裏面記録開始までの時間を
同じ長さに設定していたことに起因して、低デューティ
ーのときの印字時間の短縮が十分に図れていなかったの
である。高速化及び高品位化が益々要求されてきている
現状においては、上記時間の無駄を排除して印字時間の
短縮を図るとともに、インク汚れの発生も十分に抑制す
ることが望ましい。
【0007】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、両面記録を行う場合において、インク汚れの発生
を抑制するとともに印字のために必要な時間の短縮を図
ることが可能な画像記録装置、画像記録方法、コンピュ
ータで読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体及
び該プログラムを提供することを目的とする。
あり、両面記録を行う場合において、インク汚れの発生
を抑制するとともに印字のために必要な時間の短縮を図
ることが可能な画像記録装置、画像記録方法、コンピュ
ータで読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体及
び該プログラムを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、画像データに応じて記録手段により着色材
を記録媒体に付与することより画像の記録を行う画像記
録装置であって、前記記録媒体の第1の記録面及び第2
の記録面の両面に対する記録が可能なように、前記記録
媒体を搬送するための搬送手段と、前記記録媒体の第1
の記録面に対する記録が終了してから前記記録媒体の第
2の記録面に対する記録が開始されるまでの時間の長さ
を、前記記録媒体の第1の記録面を記録するための画像
データに応じて可変に設定するための設定手段と、前記
設定手段によって設定された時間が経過した後に前記記
録手段による前記記録媒体の第2の記録面に対する記録
が開始されるように前記搬送手段による搬送動作を制御
するための制御手段と、を備えることを特徴とするもの
である。
の本発明は、画像データに応じて記録手段により着色材
を記録媒体に付与することより画像の記録を行う画像記
録装置であって、前記記録媒体の第1の記録面及び第2
の記録面の両面に対する記録が可能なように、前記記録
媒体を搬送するための搬送手段と、前記記録媒体の第1
の記録面に対する記録が終了してから前記記録媒体の第
2の記録面に対する記録が開始されるまでの時間の長さ
を、前記記録媒体の第1の記録面を記録するための画像
データに応じて可変に設定するための設定手段と、前記
設定手段によって設定された時間が経過した後に前記記
録手段による前記記録媒体の第2の記録面に対する記録
が開始されるように前記搬送手段による搬送動作を制御
するための制御手段と、を備えることを特徴とするもの
である。
【0009】また、本発明は、画像データに応じて記録
手段により着色材を記録媒体に付与することより画像の
記録を行う画像記録装置であって、前記記録媒体の一方
の記録面及び他方の記録面の両面に対する記録が可能な
ように、前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、前
記記録媒体の一方の記録面を記録するための画像データ
と前記記録媒体の他方の面を記録するための画像データ
の双方の画像データに基づき、前記記録媒体の一方の記
録面と他方の記録面のどちらの記録面に対し先に記録を
行うかを決定するための決定手段と、前記記録媒体の一
方の記録面に対する記録が終了してから前記記録媒体の
他方の記録面に対する記録が開始されるまでの時間の長
さを、前記決定手段により決定された記録面を記録する
ための画像データに応じて可変に設定するための設定手
段と、前記設定手段によって設定された時間が経過した
後に前記記録手段による前記他方の記録面に対する記録
が開始されるように、前記搬送手段による搬送動作を制
御するための制御手段と、を備えることを特徴とするも
のである。
手段により着色材を記録媒体に付与することより画像の
記録を行う画像記録装置であって、前記記録媒体の一方
の記録面及び他方の記録面の両面に対する記録が可能な
ように、前記記録媒体を搬送するための搬送手段と、前
記記録媒体の一方の記録面を記録するための画像データ
と前記記録媒体の他方の面を記録するための画像データ
の双方の画像データに基づき、前記記録媒体の一方の記
録面と他方の記録面のどちらの記録面に対し先に記録を
行うかを決定するための決定手段と、前記記録媒体の一
方の記録面に対する記録が終了してから前記記録媒体の
他方の記録面に対する記録が開始されるまでの時間の長
さを、前記決定手段により決定された記録面を記録する
ための画像データに応じて可変に設定するための設定手
段と、前記設定手段によって設定された時間が経過した
後に前記記録手段による前記他方の記録面に対する記録
が開始されるように、前記搬送手段による搬送動作を制
御するための制御手段と、を備えることを特徴とするも
のである。
【0010】また、本発明は、画像データに応じて記録
手段により着色材を記録媒体に付与することより画像の
記録を行う画像記録方法であって、前記記録媒体の第1
の記録面及び第2の記録面の両面に対する記録が可能な
ように、前記記録媒体を搬送するための搬送工程と、前
記記録媒体の第1の記録面に対する記録が終了してから
前記記録媒体の第2の記録面に対する記録が開始される
までの時間の長さを、前記記録媒体の第1の記録面を記
録するための画像データに応じて可変に設定するための
設定工程と、前記設定工程によって設定された時間が経
過した後に前記記録手段による前記記録媒体の第2の記
録面に対する記録が開始されるように、前記記録媒体の
搬送動作を制御するための制御工程と、を備えることを
特徴とするものである。
手段により着色材を記録媒体に付与することより画像の
記録を行う画像記録方法であって、前記記録媒体の第1
の記録面及び第2の記録面の両面に対する記録が可能な
ように、前記記録媒体を搬送するための搬送工程と、前
記記録媒体の第1の記録面に対する記録が終了してから
前記記録媒体の第2の記録面に対する記録が開始される
までの時間の長さを、前記記録媒体の第1の記録面を記
録するための画像データに応じて可変に設定するための
設定工程と、前記設定工程によって設定された時間が経
過した後に前記記録手段による前記記録媒体の第2の記
録面に対する記録が開始されるように、前記記録媒体の
搬送動作を制御するための制御工程と、を備えることを
特徴とするものである。
【0011】また、本発明は、画像データに応じて記録
手段により着色材を記録媒体に付与することより画像の
記録を行う画像記録方法であって、前記記録媒体の一方
の記録面及び他方の記録面の両面に対する記録が可能な
ように、前記記録媒体を搬送するための搬送工程と、前
記記録媒体の一方の記録面を記録するための画像データ
と前記記録媒体の他方の面を記録するための画像データ
の双方の画像データに基づき、前記記録媒体の一方の記
録面と他方の記録面のどちらの記録面に対し先に記録を
行うかを決定するための決定工程と、前記記録媒体の一
方の記録面に対する記録が終了してから前記記録媒体の
他方の記録面に対する記録が開始されるまでの時間の長
さを、前記決定工程により決定された記録面を記録する
ための画像データに応じて可変に設定するための設定工
程と、前記設定工程によって設定された時間が経過した
後に前記記録手段による前記他方の記録面に対する記録
が開始されるように、前記記録媒体の搬送動作を制御す
る制御工程と、を備えることを特徴とするものである。
手段により着色材を記録媒体に付与することより画像の
記録を行う画像記録方法であって、前記記録媒体の一方
の記録面及び他方の記録面の両面に対する記録が可能な
ように、前記記録媒体を搬送するための搬送工程と、前
記記録媒体の一方の記録面を記録するための画像データ
と前記記録媒体の他方の面を記録するための画像データ
の双方の画像データに基づき、前記記録媒体の一方の記
録面と他方の記録面のどちらの記録面に対し先に記録を
行うかを決定するための決定工程と、前記記録媒体の一
方の記録面に対する記録が終了してから前記記録媒体の
他方の記録面に対する記録が開始されるまでの時間の長
さを、前記決定工程により決定された記録面を記録する
ための画像データに応じて可変に設定するための設定工
程と、前記設定工程によって設定された時間が経過した
後に前記記録手段による前記他方の記録面に対する記録
が開始されるように、前記記録媒体の搬送動作を制御す
る制御工程と、を備えることを特徴とするものである。
【0012】また、本発明は、画像データに応じて記録
手段により着色材を記録媒体に付与することより画像の
記録を行う画像記録装置の制御処理を実行するプログラ
ムが格納されたコンピュータで読み取り可能な記憶媒体
であって、前記プログラムが、(a)前記記録媒体の第
1の記録面及び第2の記録面の両面に対する記録が可能
なように、前記記録媒体を搬送させるための工程と、
(b)前記記録媒体の第1の記録面に対する記録が終了
してから前記記録媒体の第2の記録面に対する記録が開
始されるまでの時間の長さを、前記記録媒体の第1の記
録面を記録するための画像データに応じて可変に設定す
るための工程と、(c)前記設定工程によって設定され
た時間が経過した後に前記記録手段による前記記録媒体
の第2の記録面に対する記録が開始されるように、前記
記録媒体の搬送を制御するための工程と、を含むことを
特徴とするものである。
手段により着色材を記録媒体に付与することより画像の
記録を行う画像記録装置の制御処理を実行するプログラ
ムが格納されたコンピュータで読み取り可能な記憶媒体
であって、前記プログラムが、(a)前記記録媒体の第
1の記録面及び第2の記録面の両面に対する記録が可能
なように、前記記録媒体を搬送させるための工程と、
(b)前記記録媒体の第1の記録面に対する記録が終了
してから前記記録媒体の第2の記録面に対する記録が開
始されるまでの時間の長さを、前記記録媒体の第1の記
録面を記録するための画像データに応じて可変に設定す
るための工程と、(c)前記設定工程によって設定され
た時間が経過した後に前記記録手段による前記記録媒体
の第2の記録面に対する記録が開始されるように、前記
記録媒体の搬送を制御するための工程と、を含むことを
特徴とするものである。
【0013】また、本発明は、画像データに応じて記録
手段により着色材を記録媒体に付与することより画像の
記録を行う画像記録装置の制御処理を実行するプログラ
ムであって、(a)前記記録媒体の第1の記録面及び第
2の記録面の両面に対する記録が可能なように、前記記
録媒体を搬送させるための工程と、(b)前記記録媒体
の第1の記録面に対する記録が終了してから前記記録媒
体の第2の記録面に対する記録が開始されるまでの時間
の長さを、前記記録媒体の第1の記録面を記録するため
の画像データに応じて可変に設定するための工程と、
(c)前記設定工程によって設定された時間が経過した
後に前記記録手段による前記記録媒体の第2の記録面に
対する記録が開始されるように、前記記録媒体の搬送を
制御するための工程と、を含むことを特徴とするもので
ある。
手段により着色材を記録媒体に付与することより画像の
記録を行う画像記録装置の制御処理を実行するプログラ
ムであって、(a)前記記録媒体の第1の記録面及び第
2の記録面の両面に対する記録が可能なように、前記記
録媒体を搬送させるための工程と、(b)前記記録媒体
の第1の記録面に対する記録が終了してから前記記録媒
体の第2の記録面に対する記録が開始されるまでの時間
の長さを、前記記録媒体の第1の記録面を記録するため
の画像データに応じて可変に設定するための工程と、
(c)前記設定工程によって設定された時間が経過した
後に前記記録手段による前記記録媒体の第2の記録面に
対する記録が開始されるように、前記記録媒体の搬送を
制御するための工程と、を含むことを特徴とするもので
ある。
【0014】(作用)表面(第1の記録面)の画像デー
タに基づいて、表面記録終了後から裏面(第2の記録
面)記録開始までの時間(待機時間)を可変に設定する
という第1の構成を備えることにより、表面の記録デュ
ーティーが低い場合には上記待機時間を短く設定し、そ
の結果、インク汚れを十分に低減させるとともに両面記
録におけるトータルの記録時間の短縮も図ることができ
るようになる。
タに基づいて、表面記録終了後から裏面(第2の記録
面)記録開始までの時間(待機時間)を可変に設定する
という第1の構成を備えることにより、表面の記録デュ
ーティーが低い場合には上記待機時間を短く設定し、そ
の結果、インク汚れを十分に低減させるとともに両面記
録におけるトータルの記録時間の短縮も図ることができ
るようになる。
【0015】また、表面(第1の記録面)と裏面(第2
の記録面)の記録デューティーの低いほうから記録を開
始し、かつ、最初に記録した面の記録データに基づいて
前記最初に記録した面の記録が終了してからその裏側の
面に対する記録が開始されるまでの待機時間を可変に設
定するという第2の構成を備えることで、上記第1の構
成よりも上記待機時間を更に短くすることができ、その
結果、両面記録における記録時間の更なる短縮を実現で
きる。
の記録面)の記録デューティーの低いほうから記録を開
始し、かつ、最初に記録した面の記録データに基づいて
前記最初に記録した面の記録が終了してからその裏側の
面に対する記録が開始されるまでの待機時間を可変に設
定するという第2の構成を備えることで、上記第1の構
成よりも上記待機時間を更に短くすることができ、その
結果、両面記録における記録時間の更なる短縮を実現で
きる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
施形態を詳細に説明する。
【0017】〔第1の実施形態〕図1は、本発明に適用
可能な画像記録装置の一例を示す概略構成図であって、
記録媒体を反転させて記録媒体の両面に対する記録を可
能とするための両面記録機構(両面印刷機能)を備えて
いる。図1において、1は給紙トレイ(給紙部)、2は
記録部(記録手段)、3は排紙トレイ(排紙部)、4は
両面トレイ、5、6は切り換え部、7は搬送経路であ
る。給紙トレイ1上には記録媒体が載置されており、1
枚づつ給送される。給送された記録媒体に対しては記録
部2によって画像が形成(記録)され、片面記録の場合
にはそのまま排紙トレイ3へ排出される。両面記録を行
う場合には、切り換え部5が図中の上方向(図1のA方
向と略同じ方向)に回動して、搬送経路7を切り換え、
記録部2により片面に記録された記録媒体は両面トレイ
4へと搬送され、一時的に格納される。
可能な画像記録装置の一例を示す概略構成図であって、
記録媒体を反転させて記録媒体の両面に対する記録を可
能とするための両面記録機構(両面印刷機能)を備えて
いる。図1において、1は給紙トレイ(給紙部)、2は
記録部(記録手段)、3は排紙トレイ(排紙部)、4は
両面トレイ、5、6は切り換え部、7は搬送経路であ
る。給紙トレイ1上には記録媒体が載置されており、1
枚づつ給送される。給送された記録媒体に対しては記録
部2によって画像が形成(記録)され、片面記録の場合
にはそのまま排紙トレイ3へ排出される。両面記録を行
う場合には、切り換え部5が図中の上方向(図1のA方
向と略同じ方向)に回動して、搬送経路7を切り換え、
記録部2により片面に記録された記録媒体は両面トレイ
4へと搬送され、一時的に格納される。
【0018】また、記録媒体の表面(第1の記録面)に
対する記録が終了してから裏面(第2の記録面)に対す
る記録が開始されるまでの時間の長さは、表面の画像デ
ータに応じて決定(設定)される。すなわち、インクが
十分に定着(あるいは乾燥)するのに要する時間の長さ
がどれくらいの長さなのかを画像データを考慮すること
により決定し、その決定された時間が経過した後に裏面
記録が開始されるようにするのである。尚、本実施形態
では、表面記録終了後であって裏面記録開始前には、両
面トレイ4に記録媒体は待機している。そのため、以
下、本明細書においては、表面の記録が終了してから裏
面の記録が開始されるまでの時間のことを『待機時間』
と称すこともある。
対する記録が終了してから裏面(第2の記録面)に対す
る記録が開始されるまでの時間の長さは、表面の画像デ
ータに応じて決定(設定)される。すなわち、インクが
十分に定着(あるいは乾燥)するのに要する時間の長さ
がどれくらいの長さなのかを画像データを考慮すること
により決定し、その決定された時間が経過した後に裏面
記録が開始されるようにするのである。尚、本実施形態
では、表面記録終了後であって裏面記録開始前には、両
面トレイ4に記録媒体は待機している。そのため、以
下、本明細書においては、表面の記録が終了してから裏
面の記録が開始されるまでの時間のことを『待機時間』
と称すこともある。
【0019】裏面の記録時には、切り換え部6を図中の
下方向(図1のB方向と略同じ方向)に回動させて搬送
経路を切り換え、両面トレイ4から記録媒体を給紙す
る。そして、記録媒体はF地点の搬送経路を経て記録部
2まで搬送される。その後、記録部2にて裏面に対する
記録が行われ、裏面が記録された記録媒体はそのまま排
紙トレイ3へと排出される。尚、両面トレイ4から給紙
された記録媒体は、図中のF地点を経て記録部2まで搬
送されていくため、記録部2に対向する位置(B地点)
に記録媒体が到達したときには記録媒体の表裏が変換さ
れており、記録部2により裏面に対して記録を行うこと
が可能となる。また、両面トレイ4、切り換え部6、F
地点を含む搬送経路7とから構成される機構によって記
録媒体は反転させられ両面記録が可能となるので、以下
においては、この機構のことを反転機構(反転手段)も
しくは両面記録機構とも称する。
下方向(図1のB方向と略同じ方向)に回動させて搬送
経路を切り換え、両面トレイ4から記録媒体を給紙す
る。そして、記録媒体はF地点の搬送経路を経て記録部
2まで搬送される。その後、記録部2にて裏面に対する
記録が行われ、裏面が記録された記録媒体はそのまま排
紙トレイ3へと排出される。尚、両面トレイ4から給紙
された記録媒体は、図中のF地点を経て記録部2まで搬
送されていくため、記録部2に対向する位置(B地点)
に記録媒体が到達したときには記録媒体の表裏が変換さ
れており、記録部2により裏面に対して記録を行うこと
が可能となる。また、両面トレイ4、切り換え部6、F
地点を含む搬送経路7とから構成される機構によって記
録媒体は反転させられ両面記録が可能となるので、以下
においては、この機構のことを反転機構(反転手段)も
しくは両面記録機構とも称する。
【0020】ここで、図1中の場所を示すA〜Fの記号
を用い、片面記録の場合と両面記録の場合とにおいて、
記録媒体がどのように搬送されていくのかを示す。片面
記録の場合、A→B→Cの順で記録媒体は搬送されてい
く。また、両面記録の場合、A→B→D→E→F→B→
Cの順で記録媒体は搬送されていく。
を用い、片面記録の場合と両面記録の場合とにおいて、
記録媒体がどのように搬送されていくのかを示す。片面
記録の場合、A→B→Cの順で記録媒体は搬送されてい
く。また、両面記録の場合、A→B→D→E→F→B→
Cの順で記録媒体は搬送されていく。
【0021】図2は、図1の画像記録装置における記録
部2の周辺構成を示した斜視図である。インクを吐出す
るための吐出口列を有する記録部(インクジェットユニ
ット)11はキャリッジ13に設置してある。普通紙や
OHP用シート等からなる記録媒体は搬送ローラ(不図
示)を経て排紙ローラ17に挟持され、不図示の搬送モ
ータの駆動に伴い矢印方向に送られる。ガイドシャフト
12、およびエンコーダ(不図示)によりキャリッジ1
3が案内支持されている。キャリッジ13は駆動ベルト
14介してキャリッジモータ15の駆動によりガイドシ
ャフト12に沿って往復移動させられる。すなわち、キ
ャリッジは、図2のY方向に往復移するのである。
部2の周辺構成を示した斜視図である。インクを吐出す
るための吐出口列を有する記録部(インクジェットユニ
ット)11はキャリッジ13に設置してある。普通紙や
OHP用シート等からなる記録媒体は搬送ローラ(不図
示)を経て排紙ローラ17に挟持され、不図示の搬送モ
ータの駆動に伴い矢印方向に送られる。ガイドシャフト
12、およびエンコーダ(不図示)によりキャリッジ1
3が案内支持されている。キャリッジ13は駆動ベルト
14介してキャリッジモータ15の駆動によりガイドシ
ャフト12に沿って往復移動させられる。すなわち、キ
ャリッジは、図2のY方向に往復移するのである。
【0022】インクジェットユニット11におけるイン
クジェット記録ヘッド(詳細は図3、図4にて後述)の
インク吐出部の内部(液路)にはインク吐出用の熱エネ
ルギーを発生する発熱素子(電気・熱エネルギー変換
体)が設けられている。エンコーダ(不図示)の読み取
りタイミングにしたがい、発熱素子を記録信号に基づい
て駆動し、記録媒体上にインク液滴を飛翔、付着させる
ことで画像を形成することができる。
クジェット記録ヘッド(詳細は図3、図4にて後述)の
インク吐出部の内部(液路)にはインク吐出用の熱エネ
ルギーを発生する発熱素子(電気・熱エネルギー変換
体)が設けられている。エンコーダ(不図示)の読み取
りタイミングにしたがい、発熱素子を記録信号に基づい
て駆動し、記録媒体上にインク液滴を飛翔、付着させる
ことで画像を形成することができる。
【0023】記録領域外のホームポジション(HP)に
は、キャップ部16をもつ回復ユニットが配設されてい
る。記録を行わないときには、キャリッジ13をホーム
ポジション(HP)へ移動させキャップ部16によりイ
ンクジェット記録ヘッドのインク吐出口形成面を密閉
し、インク溶剤蒸発に起因するインクの固着あるいは、
ホコリ、紙粉等の異物の付着等による目詰まりを防止す
る。
は、キャップ部16をもつ回復ユニットが配設されてい
る。記録を行わないときには、キャリッジ13をホーム
ポジション(HP)へ移動させキャップ部16によりイ
ンクジェット記録ヘッドのインク吐出口形成面を密閉
し、インク溶剤蒸発に起因するインクの固着あるいは、
ホコリ、紙粉等の異物の付着等による目詰まりを防止す
る。
【0024】また、上記キャップ部16のキャッピング
機能は記録頻度の低いインク吐出口のインク増粘、固着
等による吐出不良や目詰まりを解消するために、インク
吐出口から離れた状態にあるキャップ部16へインクを
吐出させる予備吐出モードを実行する場所として利用さ
れたり、キャップした状態で不図示のポンプを動作させ
てインク吐出口からインクを吸引し、吐出不良を起こし
たインク吐出口を回復させる吸引動作モードを実行する
場所として利用される。またキャップ部16の隣接位置
にブレードを配設することにより、インクジェット記録
ヘッドのインク吐出口形成面をクリーニングすることが
可能である。
機能は記録頻度の低いインク吐出口のインク増粘、固着
等による吐出不良や目詰まりを解消するために、インク
吐出口から離れた状態にあるキャップ部16へインクを
吐出させる予備吐出モードを実行する場所として利用さ
れたり、キャップした状態で不図示のポンプを動作させ
てインク吐出口からインクを吸引し、吐出不良を起こし
たインク吐出口を回復させる吸引動作モードを実行する
場所として利用される。またキャップ部16の隣接位置
にブレードを配設することにより、インクジェット記録
ヘッドのインク吐出口形成面をクリーニングすることが
可能である。
【0025】図3は、インクジェット記録ヘッド21の
インク吐出部のインク吐出口列を記録媒体側から見た模
式的斜視図であり、図4はインク吐出部の内部構造を模
式的に示す部分斜視図である。このインク吐出部には、
複数のインク吐出口23を有したインク吐出口面22が
あり、そのインク吐出口23に連通した液路部分31に
インクを吐出するのに必要とされるエネルギーを発生す
る吐出エネルギー発生素子32が各々配置される。図3
の矢印Yはキャリッジ13の走査方向を示している。図
4の33は記録ヘッド温度を検知するためのセンサであ
り、本実施形態においては、サーミスタ33を吐出口列
の両端に設けている。温度検知手段は特にこれに限定す
るものではなく、ダイオードセンサ等の他のセンサを用
いるのもよいし、さらには印字ドットのデユーティから
ヘッド温度を演算してもよい。
インク吐出部のインク吐出口列を記録媒体側から見た模
式的斜視図であり、図4はインク吐出部の内部構造を模
式的に示す部分斜視図である。このインク吐出部には、
複数のインク吐出口23を有したインク吐出口面22が
あり、そのインク吐出口23に連通した液路部分31に
インクを吐出するのに必要とされるエネルギーを発生す
る吐出エネルギー発生素子32が各々配置される。図3
の矢印Yはキャリッジ13の走査方向を示している。図
4の33は記録ヘッド温度を検知するためのセンサであ
り、本実施形態においては、サーミスタ33を吐出口列
の両端に設けている。温度検知手段は特にこれに限定す
るものではなく、ダイオードセンサ等の他のセンサを用
いるのもよいし、さらには印字ドットのデユーティから
ヘッド温度を演算してもよい。
【0026】尚、図4に示すように、本実施形態では熱
エネルギーを利用してインクを吐出する記録方式を用い
ているが、本実施形態はこの記録方式に限定されるもの
ではなく、例えば、オンデマンド型の場合にはピエゾ振
動素子の機械的振動によりオリフィス(吐出口)からイ
ンク滴を吐出する圧力制御方式、コンティニュアス型の
場合には荷電制御型、発散制御型等が適用可能である。
エネルギーを利用してインクを吐出する記録方式を用い
ているが、本実施形態はこの記録方式に限定されるもの
ではなく、例えば、オンデマンド型の場合にはピエゾ振
動素子の機械的振動によりオリフィス(吐出口)からイ
ンク滴を吐出する圧力制御方式、コンティニュアス型の
場合には荷電制御型、発散制御型等が適用可能である。
【0027】次に、図1に示す画像記録装置における制
御系の構成を説明する。図5に制御系の構成をブロック
図により示した。CPU130、ROM131、RAM132、
記録ヘッド移動駆動部133、記録媒体搬送駆動部13
4、記録ヘッド記録駆動部135、データ受信部13
6、待機時間タイマー部137、インターフェイス部1
38は、データバス141を介して接続されている。ま
た、前記CPU130は、ROM131に内蔵されたプログラ
ムに基づいて記録装置144全体を制御する。また、ホ
ストコンピュータ140からプリンタドライバ139を
介して送信された記録情報は、プリンタ側のデータ受信
部136で受信される。データ受信部136はプリンタ
の状態によりデータの授受を行いRAM132に受信デー
タが格納される。ホストコンピュータ140からの記録
命令によりCPU130は記録ヘッド移動駆動部133、
記録媒体搬送駆動部134、記録ヘッド記録駆動部13
5をそれぞれ制御する。
御系の構成を説明する。図5に制御系の構成をブロック
図により示した。CPU130、ROM131、RAM132、
記録ヘッド移動駆動部133、記録媒体搬送駆動部13
4、記録ヘッド記録駆動部135、データ受信部13
6、待機時間タイマー部137、インターフェイス部1
38は、データバス141を介して接続されている。ま
た、前記CPU130は、ROM131に内蔵されたプログラ
ムに基づいて記録装置144全体を制御する。また、ホ
ストコンピュータ140からプリンタドライバ139を
介して送信された記録情報は、プリンタ側のデータ受信
部136で受信される。データ受信部136はプリンタ
の状態によりデータの授受を行いRAM132に受信デー
タが格納される。ホストコンピュータ140からの記録
命令によりCPU130は記録ヘッド移動駆動部133、
記録媒体搬送駆動部134、記録ヘッド記録駆動部13
5をそれぞれ制御する。
【0028】さらに図5について詳述する。CPU13
0は、ROM131,RAM132等からプログラムや
各種データを読み出し、必要な演算や判断を行ない、制
御プログラムに従って各種制御信号を出力して装置全体
の駆動制御を行なう。ROM131はプログラムメモリ
であって、前記CPU130が動作するための各種プロ
グラムや各種データ等を格納している。RAM132は
バッファメモリであって、前記CPU130が命令中の
データや演算結果を一時貯えておくワーキングエリア、
各種データを保存しておくテキストエリア等からなって
いる。このCPU130には、前記CPU130からの
指示信号をもとに計時を行い、時間情報の出力を行う待
機時間タイマー部137がデータバス141を介して接
続されている。
0は、ROM131,RAM132等からプログラムや
各種データを読み出し、必要な演算や判断を行ない、制
御プログラムに従って各種制御信号を出力して装置全体
の駆動制御を行なう。ROM131はプログラムメモリ
であって、前記CPU130が動作するための各種プロ
グラムや各種データ等を格納している。RAM132は
バッファメモリであって、前記CPU130が命令中の
データや演算結果を一時貯えておくワーキングエリア、
各種データを保存しておくテキストエリア等からなって
いる。このCPU130には、前記CPU130からの
指示信号をもとに計時を行い、時間情報の出力を行う待
機時間タイマー部137がデータバス141を介して接
続されている。
【0029】前記CPU130はインターフェース部1
38を介してホストコンピュータ140に電気的に接続
されており、前記ROM131や前記RAM132に格
納されたホストコンピュータ140からの画像データ
(記録データ)に基づき記録動作を制御する。ここでホ
ストコンピュータ140にはコンピュータ上で作成や編
集等された記録情報を受信しインターフェース部138
を介して記録装置144側へ渡すためのプリンタドライ
バ139が備えられている。ここでプリンタドライバ1
39においては、記録装置144の記録に係る様々な情
報の設定や選択等が可能に設けられており、これら設定
や選択された情報も記録装置144側へ渡される様にな
っている。
38を介してホストコンピュータ140に電気的に接続
されており、前記ROM131や前記RAM132に格
納されたホストコンピュータ140からの画像データ
(記録データ)に基づき記録動作を制御する。ここでホ
ストコンピュータ140にはコンピュータ上で作成や編
集等された記録情報を受信しインターフェース部138
を介して記録装置144側へ渡すためのプリンタドライ
バ139が備えられている。ここでプリンタドライバ1
39においては、記録装置144の記録に係る様々な情
報の設定や選択等が可能に設けられており、これら設定
や選択された情報も記録装置144側へ渡される様にな
っている。
【0030】記録に係る様々な情報の一例としては、記
録を行なうシート等の記録媒体の種類の設定や、片面記
録モードか両面記録モードかの選択等がある。また前記
CPU130は、記録ヘッド移動駆動部133及び記録
媒体搬送駆動部134を制御すると共に、前記RAM1
32に格納された記録情報に基づき記録ヘッド記録駆動
部135を介して記録部2(記録ヘッド21)を制御す
る。なお、記録モード等の記録状態を設定する操作パネ
ルと、記録シートの先端及び後端を検知するシートセン
サがデータバスを介してCPUに接続されている。
録を行なうシート等の記録媒体の種類の設定や、片面記
録モードか両面記録モードかの選択等がある。また前記
CPU130は、記録ヘッド移動駆動部133及び記録
媒体搬送駆動部134を制御すると共に、前記RAM1
32に格納された記録情報に基づき記録ヘッド記録駆動
部135を介して記録部2(記録ヘッド21)を制御す
る。なお、記録モード等の記録状態を設定する操作パネ
ルと、記録シートの先端及び後端を検知するシートセン
サがデータバスを介してCPUに接続されている。
【0031】前記バッファメモリとしてのRAM132
は1走査分或いは複数走査分の記録データを格納するよ
うになっている。このラインバッファは、記録ヘッドの
主走査一回で記録領域のどの位置に記録ヘッドのオリフ
ィスで記録を行なうかの情報を格納するバッファであ
る。図6及び図7にRAM132に設けられたバッファ
に記録データが格納される様子の一例を示す。
は1走査分或いは複数走査分の記録データを格納するよ
うになっている。このラインバッファは、記録ヘッドの
主走査一回で記録領域のどの位置に記録ヘッドのオリフ
ィスで記録を行なうかの情報を格納するバッファであ
る。図6及び図7にRAM132に設けられたバッファ
に記録データが格納される様子の一例を示す。
【0032】バッファの構成は、記録装置144が使用
可能な記録シートの最大記録幅を所定のドットピッチで
表現するのに必要なM列で、記録ヘッドのオリフィスの
数に対応した行である。そして、ホストコンピュータか
ら送られ、展開された記録データは、記録シートの表面
側に記録するときは図6に示すようにバッファの第1段
第1列のドット(黒く塗り潰したドット)情報から格納
されていき、裏面側に記録するときは図7に示すように
バッファの第H段第M列のドット(黒く塗り潰したドッ
ト)情報から格納されていく。ここで裏面側への記録デ
ータの格納に際しては、格納する順番は図6に示した表
面側への場合と同じとしておき、図5に示したプリンタ
ドライバ139から記録装置144側へ渡される画像デ
ータ(記録データ)の順番を反転させる構成としてもよ
い。なお、図6に図示されるドットは、記録シートに展
開、記録されるドットを模式的に表したものであって、
必ずしも1つのドットが1つの記録データとして取り扱
われるわけではない。
可能な記録シートの最大記録幅を所定のドットピッチで
表現するのに必要なM列で、記録ヘッドのオリフィスの
数に対応した行である。そして、ホストコンピュータか
ら送られ、展開された記録データは、記録シートの表面
側に記録するときは図6に示すようにバッファの第1段
第1列のドット(黒く塗り潰したドット)情報から格納
されていき、裏面側に記録するときは図7に示すように
バッファの第H段第M列のドット(黒く塗り潰したドッ
ト)情報から格納されていく。ここで裏面側への記録デ
ータの格納に際しては、格納する順番は図6に示した表
面側への場合と同じとしておき、図5に示したプリンタ
ドライバ139から記録装置144側へ渡される画像デ
ータ(記録データ)の順番を反転させる構成としてもよ
い。なお、図6に図示されるドットは、記録シートに展
開、記録されるドットを模式的に表したものであって、
必ずしも1つのドットが1つの記録データとして取り扱
われるわけではない。
【0033】次に、このように構成された制御系に基づ
いて本例のインクジェット記録装置の両面記録モード時
の動作について説明する。ここで記録装置において記録
のためラインバッファ(RAM132)に格納される記
録データは前記プリンタドライバ139において両面記
録のために所定の処理を行なった後にインターフェース
部138を介して渡される構成となっている。
いて本例のインクジェット記録装置の両面記録モード時
の動作について説明する。ここで記録装置において記録
のためラインバッファ(RAM132)に格納される記
録データは前記プリンタドライバ139において両面記
録のために所定の処理を行なった後にインターフェース
部138を介して渡される構成となっている。
【0034】図8は両面記録モード時の記録動作の流れ
を示すフローチャートである。ステップS1において、
まず、ホストコンピュータ140から記録の開始命令を
受け取る。次に、ステップS2において、ホストコンピ
ュータ140のプリンタドライバ139より画像データ
を受信する。次に、ステップS3において、受信した画
像データに基づき、記録媒体の表面(第1の記録面)に
対する記録が終了してから裏面(第2の記録面)に対す
る記録が開始されるまでの時間の長さ(待機時間)を算
出し設定(決定)する。ここでは、記録媒体の表面(第
1の記録面)を記録するための画像データに応じて上記
時間を決定している。具体的には、表面を記録するため
の画像データから、表面に付与されるインクの付与量
(インク付与総量)を算出し、その算出結果に基づき、
表面記録終了後から裏面記録開始までの上記時間を決定
している。例えば、インク付与量が第1の量のときは第
1の時間の長さに設定され、インク付与量が第1の量よ
り少ない第2の量のときは第1の時間の長さよりも短い
第2の時間の長さに設定される。つまり、インク付与量
が多い程上記時間は長くなり、インク付与量が少ない程
上記時間は短くなるのである。
を示すフローチャートである。ステップS1において、
まず、ホストコンピュータ140から記録の開始命令を
受け取る。次に、ステップS2において、ホストコンピ
ュータ140のプリンタドライバ139より画像データ
を受信する。次に、ステップS3において、受信した画
像データに基づき、記録媒体の表面(第1の記録面)に
対する記録が終了してから裏面(第2の記録面)に対す
る記録が開始されるまでの時間の長さ(待機時間)を算
出し設定(決定)する。ここでは、記録媒体の表面(第
1の記録面)を記録するための画像データに応じて上記
時間を決定している。具体的には、表面を記録するため
の画像データから、表面に付与されるインクの付与量
(インク付与総量)を算出し、その算出結果に基づき、
表面記録終了後から裏面記録開始までの上記時間を決定
している。例えば、インク付与量が第1の量のときは第
1の時間の長さに設定され、インク付与量が第1の量よ
り少ない第2の量のときは第1の時間の長さよりも短い
第2の時間の長さに設定される。つまり、インク付与量
が多い程上記時間は長くなり、インク付与量が少ない程
上記時間は短くなるのである。
【0035】次に、ステップS4において、記録媒体の
表面の記録を行う。次に、ステップS5において、上記
ステップS3で設定した時間をタイマーにセットする。
次に、ステップS6において、セットした時間が経過し
た後に裏面記録が開始されるように、記録媒体をある時
間だけ待機させた後、記録媒体の搬送を再開する。ステ
ップS7において、記録媒体の裏面に対する記録を行
う。裏面の記録が終了したら記録媒体を排紙トレイ(排
紙部)3へ排出する。以上で両面記録が終了する(ステ
ップS8)。
表面の記録を行う。次に、ステップS5において、上記
ステップS3で設定した時間をタイマーにセットする。
次に、ステップS6において、セットした時間が経過し
た後に裏面記録が開始されるように、記録媒体をある時
間だけ待機させた後、記録媒体の搬送を再開する。ステ
ップS7において、記録媒体の裏面に対する記録を行
う。裏面の記録が終了したら記録媒体を排紙トレイ(排
紙部)3へ排出する。以上で両面記録が終了する(ステ
ップS8)。
【0036】なお、上記では、記録媒体の表面(第1の
記録面)に付与されるインクの付与量(インク付与総
量)を算出し、その算出結果に応じて、記録媒体の表面
(第1の記録面)に対する記録が終了してから裏面(第
2の記録面)に対する記録が開始されるまでの時間の長
さを決定しているが、本実施形態はこれに限定されるも
のではない。例えば、記録媒体の表面(第1の記録面)
に対して付与されるインク付与数に応じて上記時間の長
さを決定(設定)してもよい。この場合、インク付与数
が第1の数のときは第1の時間の長さに設定され、イン
ク付与数が前記第1の数より少ない第2の付与数のとき
は第1の時間の長さよりも短い第2の時間の長さに設定
される。つまり、インク付与数が多い程上記時間は長く
なり、インク付与数が少ない程上記時間は短くなるので
ある。また、記録媒体の表面(第1の記録面)に対して
記録される記録デューティー(duty)に応じて上記時間
の長さを決定(設定)してもよい。この場合、記録デュ
ーティーが第1のデューティーのときは第1の時間の長
さに設定され、記録デューティーが第1のデューティー
より低い第2のデューティーのときは第1の時間の長さ
よりも短い第2の時間の長さに設定される。つまり、記
録デューティーが高い程上記時間は長くなり、記録デュ
ーティーが低い程上記時間は短くなるのである。ここ
で、記録デューティー(duty)とは、例えば記録媒体上
の所定領域内に形成されるドット数の比率を示してい
る。また、記録媒体の表面(第1の記録面)を記録する
ための画像データのうちインク付与のためのデータの量
に応じて上記時間の長さを決定(設定)してもよい。こ
の場合、インク付与のためのデータ量が第1の量のとき
は第1の時間の長さに設定され、データ量が前記第1の
量より少ない第2のデータ量ときは第1の時間の長さよ
りも短い第2の時間の長さに設定される。つまり、イン
ク付与のためのデータ量が多い程上記時間は長くなり、
データ量が少ない程上記時間は短くなるのである。
記録面)に付与されるインクの付与量(インク付与総
量)を算出し、その算出結果に応じて、記録媒体の表面
(第1の記録面)に対する記録が終了してから裏面(第
2の記録面)に対する記録が開始されるまでの時間の長
さを決定しているが、本実施形態はこれに限定されるも
のではない。例えば、記録媒体の表面(第1の記録面)
に対して付与されるインク付与数に応じて上記時間の長
さを決定(設定)してもよい。この場合、インク付与数
が第1の数のときは第1の時間の長さに設定され、イン
ク付与数が前記第1の数より少ない第2の付与数のとき
は第1の時間の長さよりも短い第2の時間の長さに設定
される。つまり、インク付与数が多い程上記時間は長く
なり、インク付与数が少ない程上記時間は短くなるので
ある。また、記録媒体の表面(第1の記録面)に対して
記録される記録デューティー(duty)に応じて上記時間
の長さを決定(設定)してもよい。この場合、記録デュ
ーティーが第1のデューティーのときは第1の時間の長
さに設定され、記録デューティーが第1のデューティー
より低い第2のデューティーのときは第1の時間の長さ
よりも短い第2の時間の長さに設定される。つまり、記
録デューティーが高い程上記時間は長くなり、記録デュ
ーティーが低い程上記時間は短くなるのである。ここ
で、記録デューティー(duty)とは、例えば記録媒体上
の所定領域内に形成されるドット数の比率を示してい
る。また、記録媒体の表面(第1の記録面)を記録する
ための画像データのうちインク付与のためのデータの量
に応じて上記時間の長さを決定(設定)してもよい。こ
の場合、インク付与のためのデータ量が第1の量のとき
は第1の時間の長さに設定され、データ量が前記第1の
量より少ない第2のデータ量ときは第1の時間の長さよ
りも短い第2の時間の長さに設定される。つまり、イン
ク付与のためのデータ量が多い程上記時間は長くなり、
データ量が少ない程上記時間は短くなるのである。
【0037】このように本実施形態では、記録媒体の第
1の記録面(表面)を記録してから第2の記録面(裏
面)を記録するまでの時間間隔を画像データに応じて決
定している。また、本実施形態では、記録媒体を両面ト
レイ4に待機させておく時間を可変とすることで、記録
媒体の第1の記録面(表面)を記録してから第2の記録
面(裏面)を記録するまでの時間間隔を上記決定された
時間間隔としている。具体的には、上記決定された時間
間隔に対応させて、記録媒体を両面トレイ4に待機させ
ておく時間を設定するのである。
1の記録面(表面)を記録してから第2の記録面(裏
面)を記録するまでの時間間隔を画像データに応じて決
定している。また、本実施形態では、記録媒体を両面ト
レイ4に待機させておく時間を可変とすることで、記録
媒体の第1の記録面(表面)を記録してから第2の記録
面(裏面)を記録するまでの時間間隔を上記決定された
時間間隔としている。具体的には、上記決定された時間
間隔に対応させて、記録媒体を両面トレイ4に待機させ
ておく時間を設定するのである。
【0038】なお、記録媒体の表面(第1の記録面)に
対する記録が終了してから裏面(第2の記録面)に対す
る記録が開始されるまでの時間の長さ(T)と上記イン
ク付与量(M)との関係を予め待機時間決定テーブルに
格納しておき、そのテーブルから読み出すこととにより
上記時間を決定することとしてもよい。例えば、図9に
示すような、上記インク付与量(M)の範囲0≦M<m
1、m1≦M<m2、m2≦M<m3、m3≦M(0<m1<
m2<m3)と上記時間の長さ(T)T=t1、T=t2、
T=t3、T=t4(t1<t2<t3<t4)とを対応させ
たテーブルを用意しておき、そのテーブルを参照して上
記長さを求めればよい。つまり、インク付与量(M)が
0≦M<m1の範囲であれば上記時間の長さ(T)をt1
に設定すればよいし、インク付与量(M)がm1≦M<
m2の範囲であれば上記時間の長さ(T)をt2に設定す
ればよいし、インク付与量(M)がm2≦M<m3の範囲
であれば上記時間の長さ(T)をt3に設定すればよい
し、インク付与量(M)がm3≦Mの範囲であれば上記
時間の長さ(T)をt4に設定すればよい。
対する記録が終了してから裏面(第2の記録面)に対す
る記録が開始されるまでの時間の長さ(T)と上記イン
ク付与量(M)との関係を予め待機時間決定テーブルに
格納しておき、そのテーブルから読み出すこととにより
上記時間を決定することとしてもよい。例えば、図9に
示すような、上記インク付与量(M)の範囲0≦M<m
1、m1≦M<m2、m2≦M<m3、m3≦M(0<m1<
m2<m3)と上記時間の長さ(T)T=t1、T=t2、
T=t3、T=t4(t1<t2<t3<t4)とを対応させ
たテーブルを用意しておき、そのテーブルを参照して上
記長さを求めればよい。つまり、インク付与量(M)が
0≦M<m1の範囲であれば上記時間の長さ(T)をt1
に設定すればよいし、インク付与量(M)がm1≦M<
m2の範囲であれば上記時間の長さ(T)をt2に設定す
ればよいし、インク付与量(M)がm2≦M<m3の範囲
であれば上記時間の長さ(T)をt3に設定すればよい
し、インク付与量(M)がm3≦Mの範囲であれば上記
時間の長さ(T)をt4に設定すればよい。
【0039】また、上記時間の長さと上記インク付与数
との関係を表すテーブル、上記時間の長さと上記記録デ
ューティーとの関係を表すテーブル、上記時間の長さと
上記インク付与のためのデータ量との関係を表すテーブ
ル等を用意することとしてもよい。なお、上記では、記
録媒体の表面(第1の記録面)に対する記録が終了して
から裏面(第2の記録面)に対する記録が開始されるま
での時間の長さ(T)を画像データに応じて決定すると
説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではな
い。上記時間の長さ(T)を決定する要素として、画像
データに加え、記録媒体の種類も考慮するように設計し
てもよい。この場合、上記時間の長さ(T)と、上記イ
ンク付与量(M)および記録媒体の種類との関係を予め
待機時間決定テーブルとして格納しておき、そのテーブ
ルから読み出すこととにより上記時間の長さ(T)を決
定することとしてもよい。このテーブルの1例を図11
に示す。このようなテーブルを使用することで記録媒体
の特性までも考慮することが可能となり、各記録媒体の
特性により適した上記時間の長さ(T)を設定できるこ
とができ、かつ、記録媒体の種類のみに応じて上記時間
の長さ(T)を設定していた特開平06−134982
号公報の場合よりもトータルの記録時間を短縮すること
ができる。
との関係を表すテーブル、上記時間の長さと上記記録デ
ューティーとの関係を表すテーブル、上記時間の長さと
上記インク付与のためのデータ量との関係を表すテーブ
ル等を用意することとしてもよい。なお、上記では、記
録媒体の表面(第1の記録面)に対する記録が終了して
から裏面(第2の記録面)に対する記録が開始されるま
での時間の長さ(T)を画像データに応じて決定すると
説明したが、本実施形態はこれに限定されるものではな
い。上記時間の長さ(T)を決定する要素として、画像
データに加え、記録媒体の種類も考慮するように設計し
てもよい。この場合、上記時間の長さ(T)と、上記イ
ンク付与量(M)および記録媒体の種類との関係を予め
待機時間決定テーブルとして格納しておき、そのテーブ
ルから読み出すこととにより上記時間の長さ(T)を決
定することとしてもよい。このテーブルの1例を図11
に示す。このようなテーブルを使用することで記録媒体
の特性までも考慮することが可能となり、各記録媒体の
特性により適した上記時間の長さ(T)を設定できるこ
とができ、かつ、記録媒体の種類のみに応じて上記時間
の長さ(T)を設定していた特開平06−134982
号公報の場合よりもトータルの記録時間を短縮すること
ができる。
【0040】なお、本実施形態では、表面記録が終了し
てから裏面記録が開始されるまでの時間の長さを決定す
ることを記録装置により実行しているが、これには限定
されず、プリンタドライバにより実行してもよい。
てから裏面記録が開始されるまでの時間の長さを決定す
ることを記録装置により実行しているが、これには限定
されず、プリンタドライバにより実行してもよい。
【0041】このように本実施形態では、記録媒体の表
面の画像データに応じて表面記録が終了してから裏面記
録が開始されるまでの時間の長さを可変に設定している
ので、インク汚れの発生を十分に抑制することができ、
両面記録におけるトータルの記録時間を短くすることも
できる。
面の画像データに応じて表面記録が終了してから裏面記
録が開始されるまでの時間の長さを可変に設定している
ので、インク汚れの発生を十分に抑制することができ、
両面記録におけるトータルの記録時間を短くすることも
できる。
【0042】〔第2の実施形態〕次に、第2の実施形態
について説明する。この第2の実施形態は、記録装置の
制御動作が異なるのみで、その他は上記第1の実施形態
と同様であるため、ここでは説明を省略する。つまり、
図8だけが異なり、その他の図1・図7、図9は本実施
形態でも適用可能である。
について説明する。この第2の実施形態は、記録装置の
制御動作が異なるのみで、その他は上記第1の実施形態
と同様であるため、ここでは説明を省略する。つまり、
図8だけが異なり、その他の図1・図7、図9は本実施
形態でも適用可能である。
【0043】図10は、記録装置の制御動作を示すフロ
ーチャートである。図10において、まず、ホストコン
ピュータ140から記録の開始命令を受け取る(ステッ
プS20)。次に、ホストコンピュータ140より両面
の画像データを受信すると(ステップS21)、記録装
置144のCPU130は第1の記録面と第2の記録面
の画像データを比較し、先に記録する記録面を決定する
(ステップS22)。具体的には、インク付与量の少な
い方を先に記録する面とする。ここでは第1の記録面が
先に記録されるものとする。なお、インク付与量の少な
い(記録デューティーの低い)方を先に記録すること
で、表面記録が終了してから裏面記録が開始されるまで
の時間の長さを短くすることができる。
ーチャートである。図10において、まず、ホストコン
ピュータ140から記録の開始命令を受け取る(ステッ
プS20)。次に、ホストコンピュータ140より両面
の画像データを受信すると(ステップS21)、記録装
置144のCPU130は第1の記録面と第2の記録面
の画像データを比較し、先に記録する記録面を決定する
(ステップS22)。具体的には、インク付与量の少な
い方を先に記録する面とする。ここでは第1の記録面が
先に記録されるものとする。なお、インク付与量の少な
い(記録デューティーの低い)方を先に記録すること
で、表面記録が終了してから裏面記録が開始されるまで
の時間の長さを短くすることができる。
【0044】次に、先に記録する面(第1の記録面)の
インク付与量に基づき、表面記録が終了してから裏面記
録が開始されるまでの時間の長さを決定(設定)する
(ステップS23)。そしてステップS24へ進み、先
に記録する面(第1の記録面)に対する記録を行う。次
に、ステップS25において、上記ステップS23で設
定した時間をタイマーにセットする。次に、ステップS
26において、セットした時間が経過した後に裏面記録
が開始されるように、記録媒体をある時間だけ待機させ
た後、記録媒体の搬送を再開する。ステップS27にお
いて、記録媒体の裏面に対する記録を行う。裏面の記録
が終了したら記録媒体を排紙トレイ(排紙部)3へ排出
する。以上で両面記録が終了する(ステップS28)。
インク付与量に基づき、表面記録が終了してから裏面記
録が開始されるまでの時間の長さを決定(設定)する
(ステップS23)。そしてステップS24へ進み、先
に記録する面(第1の記録面)に対する記録を行う。次
に、ステップS25において、上記ステップS23で設
定した時間をタイマーにセットする。次に、ステップS
26において、セットした時間が経過した後に裏面記録
が開始されるように、記録媒体をある時間だけ待機させ
た後、記録媒体の搬送を再開する。ステップS27にお
いて、記録媒体の裏面に対する記録を行う。裏面の記録
が終了したら記録媒体を排紙トレイ(排紙部)3へ排出
する。以上で両面記録が終了する(ステップS28)。
【0045】上記では、インク付与量の少ない方を先に
記録する面と決定しているが、これ限定されるものでは
なく、例えば、インク付与数の少ない方を先に記録する
面と決定してもよいし、記録デューティーの低い方を先
に記録する面と決定してもよいし、インク付与のための
データ量の少ない方を先に記録する面と決定してもよ
い。このように本実施形態では、記録媒体の一方の記録
面(第1の記録面)を記録するための画像データと記録
媒体の他方の面(第2の記録面)を記録するための画像
データの双方の画像データに基づき、記録媒体の一方の
記録面(第1の記録面)と他方の記録面(第2の記録
面)のどちらの記録面に対し先に記録を行うかを決定し
ている。
記録する面と決定しているが、これ限定されるものでは
なく、例えば、インク付与数の少ない方を先に記録する
面と決定してもよいし、記録デューティーの低い方を先
に記録する面と決定してもよいし、インク付与のための
データ量の少ない方を先に記録する面と決定してもよ
い。このように本実施形態では、記録媒体の一方の記録
面(第1の記録面)を記録するための画像データと記録
媒体の他方の面(第2の記録面)を記録するための画像
データの双方の画像データに基づき、記録媒体の一方の
記録面(第1の記録面)と他方の記録面(第2の記録
面)のどちらの記録面に対し先に記録を行うかを決定し
ている。
【0046】なお、表面記録が終了してから裏面記録が
開始されるまでの時間の長さの決定方法は、上記実施形
態1と同様の方法を用いることができる。
開始されるまでの時間の長さの決定方法は、上記実施形
態1と同様の方法を用いることができる。
【0047】なお、本実施形態では、第1の記録面と第
2の記録面のうち先に記録を行う方の記録面を決定する
こと、及び表面記録が終了してから裏面記録が開始され
るまでの時間の長さを決定することを記録装置により実
行しているが、これには限定されず、プリンタドライバ
により実行してもよい。
2の記録面のうち先に記録を行う方の記録面を決定する
こと、及び表面記録が終了してから裏面記録が開始され
るまでの時間の長さを決定することを記録装置により実
行しているが、これには限定されず、プリンタドライバ
により実行してもよい。
【0048】このように、第1の記録面と第2の記録面
の記録デューティーの低いほうから記録を開始し、か
つ、先に記録した面の記録データに基づいて先に記録し
た面の記録が終了してからその裏面記録が開始されるま
での時間の長さを決定しているので、上記時間をより短
くすることができ、両面記録におけるトータルの記録時
間を更に短縮することができる。
の記録デューティーの低いほうから記録を開始し、か
つ、先に記録した面の記録データに基づいて先に記録し
た面の記録が終了してからその裏面記録が開始されるま
での時間の長さを決定しているので、上記時間をより短
くすることができ、両面記録におけるトータルの記録時
間を更に短縮することができる。
【0049】〔第3の実施形態〕次に、第3の実施形態
について説明する。上記第1および第2の実施形態で
は、記録媒体を両面トレイに待機させる時間を可変とす
ることにより、第1の記録面に対する記録が終了してか
ら第2の記録面に対する記録が開始されるまでの時間の
長さを制御していたが、この第3の実施形態では、記録
媒体の搬送速度を可変にすることにより上記時間の長さ
を制御する。すなわち、まず、第1の記録面の画像デー
タに基づき上記時間の長さを決定し、その決定された時
間が比較的長ければ搬送速度を小とし、決定された時間
が比較的短かければ搬送速度を大とすることで、上記時
間の長さを制御するのである。
について説明する。上記第1および第2の実施形態で
は、記録媒体を両面トレイに待機させる時間を可変とす
ることにより、第1の記録面に対する記録が終了してか
ら第2の記録面に対する記録が開始されるまでの時間の
長さを制御していたが、この第3の実施形態では、記録
媒体の搬送速度を可変にすることにより上記時間の長さ
を制御する。すなわち、まず、第1の記録面の画像デー
タに基づき上記時間の長さを決定し、その決定された時
間が比較的長ければ搬送速度を小とし、決定された時間
が比較的短かければ搬送速度を大とすることで、上記時
間の長さを制御するのである。
【0050】具体的には、上記時間の長さ(T)の範囲
0≦T<t1、t1≦T<t2、t2≦T<t3、t3≦T
(0<t1<t2<t3)と上記搬送速度(V)V=v1、
V=v2、V=v3、V=v4(v1>v2>v3>v4)と
を対応させたテーブルを用意しておき、上記時間の長さ
(T)に対応した搬送速度(V)を選択すればよい。つ
まり、時間の長さ(T)が0≦T<t1の範囲であれば
搬送速度(V)をv1に設定すればよいし、時間の長さ
(T)がt1≦T<t2の範囲であれば上記搬送速度
(V)をv2に設定すればよいし、時間の長さ(T)が
t2≦T<t3の範囲であれば搬送速度(V)をv3に設
定すればよいし、時間の長さ(T)がt3≦Tの範囲で
あれば搬送速度(V)をv4に設定すればよい。なお、
搬送速度(V)の制御は、搬送経路中に設けられた搬送
ローラの回転速度を可変とすることで実現される。
0≦T<t1、t1≦T<t2、t2≦T<t3、t3≦T
(0<t1<t2<t3)と上記搬送速度(V)V=v1、
V=v2、V=v3、V=v4(v1>v2>v3>v4)と
を対応させたテーブルを用意しておき、上記時間の長さ
(T)に対応した搬送速度(V)を選択すればよい。つ
まり、時間の長さ(T)が0≦T<t1の範囲であれば
搬送速度(V)をv1に設定すればよいし、時間の長さ
(T)がt1≦T<t2の範囲であれば上記搬送速度
(V)をv2に設定すればよいし、時間の長さ(T)が
t2≦T<t3の範囲であれば搬送速度(V)をv3に設
定すればよいし、時間の長さ(T)がt3≦Tの範囲で
あれば搬送速度(V)をv4に設定すればよい。なお、
搬送速度(V)の制御は、搬送経路中に設けられた搬送
ローラの回転速度を可変とすることで実現される。
【0051】〔その他の実施形態〕上記実施形態では、
両面トレイに記録媒体を待機させておく時間を可変する
こと、もしくは記録媒体の搬送速度を可変することによ
り、第1の記録面に対する記録が終了してから第2の記
録面に対する記録が開始されるまでの時間の長さを可変
に制御しているが、本発明ではこれらの方法に限定され
るものではなく、上記時間の長さを可変に制御可能であ
りさえすればよい。例えば、両面トレイ以外の搬送経路
中に記録媒体を待機させておき、そこでの待機時間を可
変にすることで制御してもよいし、装置中に複数の搬送
経路を設けておき、搬送させる経路を切り換えることで
制御してもよい。
両面トレイに記録媒体を待機させておく時間を可変する
こと、もしくは記録媒体の搬送速度を可変することによ
り、第1の記録面に対する記録が終了してから第2の記
録面に対する記録が開始されるまでの時間の長さを可変
に制御しているが、本発明ではこれらの方法に限定され
るものではなく、上記時間の長さを可変に制御可能であ
りさえすればよい。例えば、両面トレイ以外の搬送経路
中に記録媒体を待機させておき、そこでの待機時間を可
変にすることで制御してもよいし、装置中に複数の搬送
経路を設けておき、搬送させる経路を切り換えることで
制御してもよい。
【0052】本発明の実施形態例は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやM
PU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによって達成される。
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやM
PU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し
実行することによって達成される。
【0053】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とにより、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とにより、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0054】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁
気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いる
ことができる。
体としては、例えば、フロッピディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁
気テープ、不揮発性のメモリカード、ROMなどを用いる
ことができる。
【0055】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態例の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
コードを実行することにより、前述した実施形態例の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指
示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0056】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
【0057】尚、上記では記録方式としてインクジェッ
ト記録方式を用いた例を説明したが、本発明の記録方式
はインクジェット記録方式に限定する必要はなく、他に
熱転写記録方式や感熱記録方式、更にはワイヤドット記
録方式等の記録方式、或いはそれ以外の記録方式であっ
ても適用し得る。また、シリアル記録方式に限定する必
要もなく、所謂ライン記録方式を用いても良い。
ト記録方式を用いた例を説明したが、本発明の記録方式
はインクジェット記録方式に限定する必要はなく、他に
熱転写記録方式や感熱記録方式、更にはワイヤドット記
録方式等の記録方式、或いはそれ以外の記録方式であっ
ても適用し得る。また、シリアル記録方式に限定する必
要もなく、所謂ライン記録方式を用いても良い。
【0058】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッドを用いた記録
装置において優れた効果をもたらすものである。
中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液滴を形成し、記
録を行うインクジェット方式の記録ヘッドを用いた記録
装置において優れた効果をもたらすものである。
【0059】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一体一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成
長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書、同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、更に優れた記録を行うことが出
来る。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一体一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成
長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書、同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、更に優れた記録を行うことが出
来る。
【0060】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。
【0061】加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの
圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示
する特開昭59−138461号公報に基いた構成とし
ても本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッド
の形態がどのようなものであっても、本発明によれば記
録を確実に効率よく行うことができるようになるからで
ある。
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの
圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示
する特開昭59−138461号公報に基いた構成とし
ても本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッド
の形態がどのようなものであっても、本発明によれば記
録を確実に効率よく行うことができるようになるからで
ある。
【0062】さらに、記録装置が記録できる記録媒体の
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
【0063】加えて、上例のようなシリアルタイプのも
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
【0064】また、本発明の記録装置の構成として、記
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
【0065】また、搭載される記録ヘッドの種類ないし
個数についても、記録色や濃度を異にする複数のインク
に対応して2個以上の個数設けられるものであってもよ
い。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるかい
ずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色に
よるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備え
た装置にも本発明は極めて有効である。
個数についても、記録色や濃度を異にする複数のインク
に対応して2個以上の個数設けられるものであってもよ
い。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるかい
ずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色に
よるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備え
た装置にも本発明は極めて有効である。
【0066】さらに加えて、以上説明した本発明実施例
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付加時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。
においては、インクを液体として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであって、室温で軟化もし
くは液化するものを用いてもよく、あるいはインクジェ
ット方式ではインク自体を30℃以上70℃以下の範囲
内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲にあ
るように温度制御するものが一般的であるから、使用記
録信号付加時にインクが液状をなすものを用いてもよ
い。
【0067】加えて、熱エネルギによる昇温を、インク
の固形状態から液体状態への状態変化のエネルギとして
使用せしめることで積極的に防止するため、またはイン
クの蒸発を防止するため、放置状態で固化し加熱によっ
て液化するインクを用いてもよい。いずれにしても熱エ
ネルギの記録信号に応じた付与によってインクが液化
し、液状インクが吐出されるものや、記録媒体に到達す
る時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エネ
ルギの付与によって初めて液化する性質のインクを使用
する場合も本発明は適用可能である。このような場合の
インクは、特開昭54−56847号公報あるいは特開
昭60−71260号公報に記載されるような、多孔質
シート凹部または貫通孔に液状又は固形物として保持さ
れた状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態
としてもよい。本発明においては、上述した各インクに
対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行す
るものである。
の固形状態から液体状態への状態変化のエネルギとして
使用せしめることで積極的に防止するため、またはイン
クの蒸発を防止するため、放置状態で固化し加熱によっ
て液化するインクを用いてもよい。いずれにしても熱エ
ネルギの記録信号に応じた付与によってインクが液化
し、液状インクが吐出されるものや、記録媒体に到達す
る時点ではすでに固化し始めるもの等のような、熱エネ
ルギの付与によって初めて液化する性質のインクを使用
する場合も本発明は適用可能である。このような場合の
インクは、特開昭54−56847号公報あるいは特開
昭60−71260号公報に記載されるような、多孔質
シート凹部または貫通孔に液状又は固形物として保持さ
れた状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態
としてもよい。本発明においては、上述した各インクに
対して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行す
るものである。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
両面記録を行う場合において、インク汚れの発生を抑制
するとともに印字のために必要な時間の短縮を図ること
ができる。
両面記録を行う場合において、インク汚れの発生を抑制
するとともに印字のために必要な時間の短縮を図ること
ができる。
【図1】本発明に適用可能な記録装置の一例を示す概略
構成図である。
構成図である。
【図2】図1の画像記録装置における記録部2の周辺構
成を示した斜視図である。
成を示した斜視図である。
【図3】インクジェット記録ヘッド21のインク吐出部
のインク吐出口列を記録媒体側から見た模式的斜視図で
ある。
のインク吐出口列を記録媒体側から見た模式的斜視図で
ある。
【図4】インク吐出部の内部構造を模式的に示す部分斜
視図である。
視図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る画像記録装置の制御
系を示すブロック図である。
系を示すブロック図である。
【図6】記録装置のバッファメモリを説明した説明図で
ある。
ある。
【図7】記録装置のバッファメモリを説明した別の説明
図である。
図である。
【図8】両面記録モード時の記録動作の流れを示すフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図9】インク付与量(M)の範囲と表面記録終了後か
ら裏面記録開始までの時間の長さ(T)との関係を表し
たテーブルを示す図である。
ら裏面記録開始までの時間の長さ(T)との関係を表し
たテーブルを示す図である。
【図10】記録装置の制御動作を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図11】記録媒体の種類およびインク付与量(M)の
範囲と、表面記録終了後から裏面記録開始までの時間の
長さ(T)との関係を表したテーブルを示す図である。
範囲と、表面記録終了後から裏面記録開始までの時間の
長さ(T)との関係を表したテーブルを示す図である。
1 給紙トレイ
2 記録部
3 排紙トレイ
4 両面トレイ
5 切り換え部
6 切り換え部
7 搬送経路
130 CPU
131 ROM
132 RAM
133 記録ヘッド移動駆動部
134 記録ヘッド媒体搬送部
135 記録ヘッド記録駆動部
136 データ受信部
137 待機時間タイマー部
138 インターフェイス部
139 プリンタドライバ
140 ホストコンピュータ
144 記録装置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
B65H 85/00 B41J 3/04 101Z 3F100
G06F 3/12 103B 5B021
3/00 S
Fターム(参考) 2C056 EA01 EA05 EB13 EB45 EB49
EC07 EC36 EC37 FA03
2C057 AF27 AL21 AL32 AM15 AM17
AM30 AM40 BA03 BA13
2C061 AP01 AQ05 AR03 AS02 HJ01
HK07 HK11 HK18 HK19 HK23
2C062 RA06
3F049 AA10 DA12 EA24 LA07 LB03
3F100 AA02 CA03 CA13 CA15 CA17
EA03 EA05
5B021 AA01 FF03 LG07
Claims (46)
- 【請求項1】 画像データに応じて記録手段により着色
材を記録媒体に付与することより画像の記録を行う画像
記録装置であって、 前記記録媒体の第1の記録面及び第2の記録面の両面に
対する記録が可能なように、前記記録媒体を搬送するた
めの搬送手段と、 前記記録媒体の第1の記録面に対する記録が終了してか
ら前記記録媒体の第2の記録面に対する記録が開始され
るまでの時間の長さを、前記記録媒体の第1の記録面を
記録するための画像データに応じて可変に設定するため
の設定手段と、 前記設定手段によって設定された時間が経過した後に前
記記録手段による前記記録媒体の第2の記録面に対する
記録が開始されるように前記搬送手段による搬送動作を
制御するための制御手段と、 を備えることを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項2】 前記設定手段により設定される時間の長
さは、前記記録媒体の第1の記録面に対して付与される
インク付与数に応じて設定されることを特徴とする請求
項1に記載の画像記録装置。 - 【請求項3】 前記設定手段により設定される時間の長
さは、前記記録媒体の第1の記録面に対して付与される
インク付与数、及び前記記録媒体の種類に応じて設定さ
れることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。 - 【請求項4】 前記インク付与数が第1の数のときは第
1の時間の長さに設定され、前記インク付与数が前記第
1の数より少ないときは前記第1の時間の長さよりも短
い第2の時間の長さに設定されることを特徴とする請求
項2または3に記載の画像記録装置。 - 【請求項5】 前記記録媒体の第1の記録面に付与され
るインク付与数は、前記記録媒体の第2の記録面に付与
されるインク付与数よりも少ないことを特徴とする請求
項2乃至4のいずれかに記載の画像記録装置。 - 【請求項6】 前記設定手段により設定される時間の長
さは、前記記録媒体の第1の記録面に対して記録される
記録デューティーに応じて設定されることを特徴とする
請求項1に記載の画像記録装置。 - 【請求項7】 前記設定手段により設定される時間の長
さは、前記記録媒体の第1の記録面に対して記録される
記録デューティー、及び前記記録媒体の種類に応じて設
定されることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装
置。 - 【請求項8】 前記記録デューティーが第1のデューテ
ィーのときは第1の時間の長さに設定され、前記記録デ
ューティーが前記第1のデューティーより低いときは前
記第1の時間の長さよりも短い第2の時間の長さに設定
されることを特徴とする請求項6または7に記載の画像
記録装置。 - 【請求項9】 前記記録媒体の第1の記録面の記録デュ
ーティーは、前記記録媒体の第2の記録面の記録デュー
ティーよりも低いことを特徴とする請求項6乃至8のい
ずれかに記載の画像記録装置。 - 【請求項10】 前記設定手段により設定される時間の
長さは、前記記録媒体の第1の記録面に対して付与され
るインク付与量に応じて設定されることを特徴とする請
求項1に記載の画像記録装置。 - 【請求項11】 前記設定手段により設定される時間の
長さは、前記記録媒体の第1の記録面に対して付与され
るインク付与量、及び前記記録媒体の種類に応じて設定
されることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装
置。 - 【請求項12】 前記インク付与量が第1の量のときは
第1の時間の長さに設定され、前記インク付与量が前記
第1の量より少ないときは前記第1の時間の長さよりも
短い第2の時間の長さに設定されることを特徴とする請
求項10または11に記載の画像記録装置。 - 【請求項13】 前記記録媒体の第1の記録面に付与さ
れるインク付与量は、前記記録媒体の第2の記録面に付
与されるインク付与量よりも少ないことを特徴とする請
求項10乃至12のいずれかに記載の画像記録装置。 - 【請求項14】 前記設定手段により設定される時間の
長さは、前記記録媒体の第1の記録面を記録するための
画像データのうちインク付与のためのデータの量に応じ
て設定されることを特徴とする請求項1に記載の画像記
録装置。 - 【請求項15】 前記設定手段により設定される時間の
長さは、前記記録媒体の第1の記録面を記録するための
画像データのうちインク付与のためのデータの量、及び
前記記録媒体の種類に応じて設定されることを特徴とす
る請求項1に記載の画像記録装置。 - 【請求項16】 前記インク付与のためのデータ量が第
1の量のときは第1の時間の長さに設定され、前記デー
タ量が前記第1の量より少ないときは前記第1の時間の
長さよりも短い第2の時間の長さに設定されることを特
徴とする請求項14または15に記載の画像記録装置。 - 【請求項17】 前記記録媒体の第1の記録面のインク
付与のためのデータ量は、前記記録媒体の第2の記録面
のインク付与のためのデータ量よりも少ないことを特徴
とする請求項14乃至16のいずれかに記載の画像記録
装置。 - 【請求項18】 画像データに応じて記録手段により着
色材を記録媒体に付与することより画像の記録を行う画
像記録装置であって、 前記記録媒体の一方の記録面及び他方の記録面の両面に
対する記録が可能なように、前記記録媒体を搬送するた
めの搬送手段と、 前記記録媒体の一方の記録面を記録するための画像デー
タと前記記録媒体の他方の面を記録するための画像デー
タの双方の画像データに基づき、前記記録媒体の一方の
記録面と他方の記録面のどちらの記録面に対し先に記録
を行うかを決定するための決定手段と、 前記記録媒体の一方の記録面に対する記録が終了してか
ら前記記録媒体の他方の記録面に対する記録が開始され
るまでの時間の長さを、前記決定手段により決定された
記録面を記録するための画像データに応じて可変に設定
するための設定手段と、 前記設定手段によって設定された時間が経過した後に前
記記録手段による前記他方の記録面に対する記録が開始
されるように、前記搬送手段による搬送動作を制御する
ための制御手段と、 を備えることを特徴とする画像記録装置。 - 【請求項19】 前記決定手段により決定された記録面
の記録デューティーは、前記決定手段により決定されな
かった記録面の記録デューティーよりも低いことを特徴
とする請求項18に記載の画像記録装置。 - 【請求項20】 前記搬送手段は、前記記録媒体の第1
の記録面及び第2の記録面に対する記録を可能とするた
めに前記記録媒体を反転させることを特徴とする請求項
1乃至19のいずれかに記載の画像記録装置。 - 【請求項21】 前記記録手段は、インクを吐出して記
録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
する請求項1乃至20のいずれかに記載の画像記録装
置。 - 【請求項22】 前記インクジェット記録ヘッドは、イ
ンクに熱を付与することで気泡を発生させ、前記気泡の
発生に基づき、インクを吐出させる熱エネルギー発生手
段を備えることを特徴とする請求項21に記載の画像記
録装置。 - 【請求項23】 画像データに応じて記録手段により着
色材を記録媒体に付与することより画像の記録を行う画
像記録方法であって、 前記記録媒体の第1の記録面及び第2の記録面の両面に
対する記録が可能なように、前記記録媒体を搬送するた
めの搬送工程と、 前記記録媒体の第1の記録面に対する記録が終了してか
ら前記記録媒体の第2の記録面に対する記録が開始され
るまでの時間の長さを、前記記録媒体の第1の記録面を
記録するための画像データに応じて可変に設定するため
の設定工程と、 前記設定工程によって設定された時間が経過した後に前
記記録手段による前記記録媒体の第2の記録面に対する
記録が開始されるように、前記記録媒体の搬送動作を制
御するための制御工程と、 を備えることを特徴とする画像記録方法。 - 【請求項24】 前記設定工程により設定される時間の
長さは、前記記録媒体の第1の記録面に対して付与され
るインク付与数に応じて設定されることを特徴とする請
求項23に記載の画像記録方法。 - 【請求項25】 前記設定工程により設定される時間の
長さは、前記記録媒体の第1の記録面に対して付与され
るインク付与数、及び前記記録媒体の種類に応じて設定
されることを特徴とする請求項23に記載の画像記録方
法。 - 【請求項26】 前記インク付与数が第1の数のときは
第1の時間の長さに設定され、前記インク付与数が前記
第1の数より少ないときは前記第1の時間の長さよりも
短い第2の時間の長さに設定されることを特徴とする請
求項24または25に記載の画像記録方法。 - 【請求項27】 前記記録媒体の第1の記録面に付与さ
れるインク付与数は、前記記録媒体の第2の記録面に付
与されるインク付与数よりも少ないことを特徴とする請
求項24乃至26のいずれかに記載の画像記録方法。 - 【請求項28】 前記設定工程により設定される時間の
長さは、前記記録媒体の第1の記録面に対して記録され
る記録デューティーに応じて設定されることを特徴とす
る請求項23に記載の画像記録方法。 - 【請求項29】 前記設定工程により設定される時間の
長さは、前記記録媒体の第1の記録面に対して記録され
る記録デューティー、及び前記記録媒体の種類に応じて
設定されることを特徴とする請求項23に記載の画像記
録方法。 - 【請求項30】 前記記録デューティーが第1のデュー
ティーのときは第1の時間の長さに設定され、前記記録
デューティーが前記第1のデューティーより低いときは
前記第1の時間の長さよりも短い第2の時間の長さに設
定されることを特徴とする請求項28または29に記載
の画像記録方法。 - 【請求項31】 前記記録媒体の第1の記録面の記録デ
ューティーは、前記記録媒体の第2の記録面の記録デュ
ーティーよりも低いことを特徴とする請求項28乃至3
0のいずれかに記載の画像記録方法。 - 【請求項32】 前記設定工程により設定される時間の
長さは、前記記録媒体の第1の記録面に対して付与され
るインク付与量に応じて設定されることを特徴とする請
求項23に記載の画像記録方法。 - 【請求項33】 前記設定工程により設定される時間の
長さは、前記記録媒体の第1の記録面に対して付与され
るインク付与量、及び前記記録媒体の種類に応じて設定
されることを特徴とする請求項23に記載の画像記録方
法。 - 【請求項34】 前記インク付与量が第1の量のときは
第1の時間の長さに設定され、前記インク付与量が前記
第1の量より少ないときは前記第1の時間の長さよりも
短い第2の時間の長さに設定されることを特徴とする請
求項32または33に記載の画像記録方法。 - 【請求項35】 前記記録媒体の第1の記録面に付与さ
れるインク付与量は、前記記録媒体の第2の記録面に付
与されるインク付与量よりも少ないことを特徴とする請
求項32乃至34のいずれかに記載の画像記録方法。 - 【請求項36】 前記設定工程により設定される時間の
長さは、前記記録媒体の第1の記録面を記録するための
画像データのうちインク付与のためのデータの量に応じ
て設定されることを特徴とする請求項23に記載の画像
記録方法。 - 【請求項37】 前記設定工程により設定される時間の
長さは、前記記録媒体の第1の記録面を記録するための
画像データのうちインク付与のためのデータの量、及び
前記記録媒体の種類に応じて設定されることを特徴とす
る請求項23に記載の画像記録方法。 - 【請求項38】 前記インク付与のためのデータ量が第
1の量のときは第1の時間の長さに設定され、前記デー
タ量が前記第1の量より少ないときは前記第1の時間の
長さよりも短い第2の時間の長さに設定されることを特
徴とする請求項36または37に記載の画像記録方法。 - 【請求項39】 前記記録媒体の第1の記録面のインク
付与のためのデータ量は、前記記録媒体の第2の記録面
のインク付与のためのデータ量よりも少ないことを特徴
とする請求項36乃至38のいずれかに記載の画像記録
方法。 - 【請求項40】 画像データに応じて記録手段により着
色材を記録媒体に付与することより画像の記録を行う画
像記録方法であって、 前記記録媒体の一方の記録面及び他方の記録面の両面に
対する記録が可能なように、前記記録媒体を搬送するた
めの搬送工程と、 前記記録媒体の一方の記録面を記録するための画像デー
タと前記記録媒体の他方の面を記録するための画像デー
タの双方の画像データに基づき、前記記録媒体の一方の
記録面と他方の記録面のどちらの記録面に対し先に記録
を行うかを決定するための決定工程と、 前記記録媒体の一方の記録面に対する記録が終了してか
ら前記記録媒体の他方の記録面に対する記録が開始され
るまでの時間の長さを、前記決定工程により決定された
記録面を記録するための画像データに応じて可変に設定
するための設定工程と、 前記設定工程によって設定された時間が経過した後に前
記記録手段による前記他方の記録面に対する記録が開始
されるように、前記記録媒体の搬送動作を制御する制御
工程と、 を備えることを特徴とする画像記録方法。 - 【請求項41】 前記決定工程により決定された記録面
の記録デューティーは、前記決定工程により決定されな
かった記録面の記録デューティーよりも低いことを特徴
とする請求項40に記載の画像記録方法。 - 【請求項42】 前記搬送工程では、前記記録媒体の第
1の記録面及び第2の記録面に対する記録を可能とする
ために前記記録媒体を反転させることを特徴とする請求
項23乃至41のいずれかに記載の画像記録方法。 - 【請求項43】 前記記録手段は、インクを吐出して記
録を行うインクジェット記録ヘッドであることを特徴と
する請求項23乃至42のいずれかに記載の画像記録方
法。 - 【請求項44】 前記インクジェット記録ヘッドは、イ
ンクに熱を付与することで気泡を発生させ、前記気泡の
発生に基づき、インクを吐出させる熱エネルギー発生手
段を備えることを特徴とする請求項43に記載の画像記
録方法。 - 【請求項45】 画像データに応じて記録手段により着
色材を記録媒体に付与することより画像の記録を行う画
像記録装置の制御処理を実行するプログラムが格納され
たコンピュータで読み取り可能な記憶媒体であって、 前記プログラムが、 (a)前記記録媒体の第1の記録面及び第2の記録面の
両面に対する記録が可能なように、前記記録媒体を搬送
させるための工程と、 (b)前記記録媒体の第1の記録面に対する記録が終了
してから前記記録媒体の第2の記録面に対する記録が開
始されるまでの時間の長さを、前記記録媒体の第1の記
録面を記録するための画像データに応じて可変に設定す
るための工程と、 (c)前記設定工程によって設定された時間が経過した
後に前記記録手段による前記記録媒体の第2の記録面に
対する記録が開始されるように、前記記録媒体の搬送を
制御するための工程と、 を含むことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。 - 【請求項46】 画像データに応じて記録手段により着
色材を記録媒体に付与することより画像の記録を行う画
像記録装置の制御処理を実行するプログラムであって、 (a)前記記録媒体の第1の記録面及び第2の記録面の
両面に対する記録が可能なように、前記記録媒体を搬送
させるための工程と、 (b)前記記録媒体の第1の記録面に対する記録が終了
してから前記記録媒体の第2の記録面に対する記録が開
始されるまでの時間の長さを、前記記録媒体の第1の記
録面を記録するための画像データに応じて可変に設定す
るための工程と、 (c)前記設定工程によって設定された時間が経過した
後に前記記録手段による前記記録媒体の第2の記録面に
対する記録が開始されるように、前記記録媒体の搬送を
制御するための工程と、 を含むことを特徴とするプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001212032A JP2003048311A (ja) | 2000-07-12 | 2001-07-12 | 画像記録装置、画像記録方法、コンピュータで読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体及び該プログラム |
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000211211 | 2000-07-12 | ||
JP2000-211211 | 2000-07-12 | ||
JP2001158532 | 2001-05-28 | ||
JP2001-158532 | 2001-05-28 | ||
JP2001212032A JP2003048311A (ja) | 2000-07-12 | 2001-07-12 | 画像記録装置、画像記録方法、コンピュータで読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体及び該プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003048311A true JP2003048311A (ja) | 2003-02-18 |
Family
ID=27344026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001212032A Withdrawn JP2003048311A (ja) | 2000-07-12 | 2001-07-12 | 画像記録装置、画像記録方法、コンピュータで読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体及び該プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003048311A (ja) |
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-
2001
- 2001-07-12 JP JP2001212032A patent/JP2003048311A/ja not_active Withdrawn
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