JP5834164B1 - 麦芽エキス含有飲料 - Google Patents

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Abstract

次の成分(A)及び(B);(A)プロリン、及び(B)炭素数3〜7のアルコール 0.00005〜0.5質量%を含有し、成分(A)と成分(B)との質量比〔(B)/(A)〕が0.005〜2500であり、且つ、pH3〜4である、成分(A)及び(B)が共存した状態で加熱殺菌された、エタノール含有量が1質量%未満の麦芽エキス含有飲料。

Description

本発明は、麦芽エキス含有飲料に関する。
ビールや発泡酒等の飲料は年々多様化してきており、生活スタイルに合わせた様々な商品が上市されている。中でも、消費者のニーズにより、香り、味わい、のど越しなどを通常のビール飲料に似せつつエタノール含有量が低い飲料の需要が拡大している。
このような消費者ニーズに応えるべく、例えば、非重合体カテキン類及び麦芽エキスを一定量配合し、非重合体カテキン類とカリウムとの量比、並びに非重合体カテキン類とアルコールとの量比を一定に制御することにより、苦味及び後味のキレを改善し、渋味の抑制されたビール風味飲料が提案されている(特許文献1)。
一方、カプサイシンと炭素数3〜5の脂肪族1価アルコールをそれぞれ一定量組み合わせて添加することにより、非アルコール飲料にアルコール感を付与できることが報告されている(特許文献2)。
また、難消化性デキストリンと特定の炭素数3〜7の脂肪族アルコールとを含有させることで、麦芽臭やホップ由来の生臭みを低減できることが報告されており(特許文献3、4)、更にプロパノールやグリセロールにより、ノンアルコール飲料に対して酒らしい風味を付与する技術や、呈味を改善する技術が報告されている(特許文献5、6)。
(特許文献1)特開2012−147778号公報
(特許文献2)特開2012−16308号公報
(特許文献3)特開2014−094003号公報
(特許文献4)特開2014−094004号公報
(特許文献5)特開2014−064488号公報
(特許文献6)特開2014−103919号公報
本発明は、次の成分(A)及び(B);
(A)プロリン、及び
(B)炭素数3〜7のアルコール 0.00005〜0.5質量%
を含有し、
成分(A)と成分(B)との質量比〔(B)/(A)〕が0.005〜2500であり、且つ、
pH3〜4である、
成分(A)及び成分(B)が共存した状態で加熱殺菌された、エタノール含有量が1質量%未満の麦芽エキス含有飲料を提供するものである。
発明の詳細な説明
エタノール含有量が低い麦芽エキス含有飲料は、防腐等の観点から、一般的なビール飲料に比してpHが低く抑えられている。今般、麦芽エキスを含有する飲料において、pHを4以下に制御したところ、口中において未熟な穀物様の不快な呈味が過度に感じられることが判明した。
本発明は、口中における未熟な穀物様の不快な呈味が抑制され、かつ酸味の良好なエタノール低含有の麦芽エキス含有飲料に関する。
本発明者は、検討した結果、麦芽エキス含有飲料に対して、炭素数3〜7のアルコールを特定量含有させ、プロリンと、炭素数3〜7のアルコールとが特定量比で共存した状態で加熱殺菌処理を施すことにより、口中における未熟な穀物様の不快な呈味が抑制され、かつ酸味の良好な、低pH且つエタノール低含有の麦芽エキス含有飲料が得られることを見出した。
本発明によれば、口中における未熟な穀物様の不快な呈味が抑制され、かつ酸味の良好なエタノール低含有の麦芽エキス含有飲料を提供することができる。
本発明の麦芽エキス含有飲料は、成分(A)としてプロリンを含有する。
(A)プロリンは、大麦を発芽させた麦芽に含まれるアミノ酸の一種であって、主に麦芽に由来するものであるが、麦芽以外の配合成分に由来するものでも、新たに加えられたものであってもよい。
本発明の麦芽エキス含有飲料中の(A)プロリン含有量は、麦芽風味付与の観点から、0.00005質量%以上が好ましく、0.0001質量%以上がより好ましく、0.00015質量%以上がより好ましく、0.0002質量%以上が更に好ましく、0.00025質量%以上が殊更に好ましく、0.0004質量%以上が殊更に好ましく、0.0005質量%以上が殊更に好ましく、0.001質量%以上が殊更に好ましく、また口中における未熟な穀物様の不快な呈味抑制、酸味低減の観点から、0.15質量%以下が好ましく、0.1質量%以下がより好ましく、0.08質量%以下が更に好ましく、0.05質量%以下が更に好ましく、0.01質量%以下が更に好ましく、0.008質量%以下が更に好ましく、0.005質量%以下が殊更に好ましく、0.003質量%以下が殊更に好ましい。かかる(A)プロリンの含有量の範囲としては、本発明の麦芽エキス含有飲料中に、好ましくは0.00025〜0.15質量%であり、より好ましくは0.0005〜0.1質量%であり、更に好ましくは0.001〜0.05質量%であり、殊更に好ましくは0.001〜0.005質量%である。中でも、麦芽風味付与の観点からは、かかる(A)プロリンの含有量の範囲としては、本発明の麦芽エキス含有飲料中に、好ましくは0.00005〜0.15質量%であり、より好ましくは0.0001〜0.15質量%であり、更に好ましくは0.00015〜0.1質量%であり、殊更に好ましくは0.0002〜0.08質量%であり、殊更に好ましくは0.00025〜0.05質量%であり、殊更に好ましくは0.0004〜0.01質量%であり、殊更に好ましくは0.0005〜0.005質量%であり、殊更に好ましくは0.001〜0.005質量%である。なお、成分(A)の分析は、後掲の実施例に記載の方法にしたがうものとする。成分(A)の含有量は必要により、濃縮して分析することができる。
本発明の麦芽エキス含有飲料は、成分(B)として炭素数3〜7のアルコールを含有する。
成分(B)としては、炭素数3〜7の飲料可能なアルコールであれば、直鎖でも、分岐鎖でも、環状でもよく、また1価アルコールでも、多価アルコールでもよい。多価アルコールとしては、例えば、2価アルコール、3価以上のアルコール等を挙げることができる。成分(B)は、1種又は2種以上を含有することができる。
成分(B)としては、口中における未熟な穀物様の不快な呈味抑制、酸味低減の観点から、直鎖又は分岐鎖の炭素数3〜7の1価の脂肪族アルコール、直鎖又は分岐鎖の炭素数3〜7の多価アルコールが好ましい。
炭素数3の1価の脂肪族アルコールとしては、1−プロパノール、イソプロパノール等が挙げられ、炭素数4の1価の脂肪族アルコールとしては、1−ブタノール、2−ブタノール、イソブタノール等が挙げられる。炭素数5の1価の脂肪族アルコールとしては、1−ペンタノール、3−メチル−1−ブタノール、2−ペンタノール、2−メチル−1−ブタノール等が挙げられ、炭素数6の1価の脂肪族アルコールとしては、1−ヘキサノール、2−ヘキサノール、3−ヘキサノール、3−メチル−ペンタノール等が挙げられる。炭素数7の1価の脂肪族アルコールとして、1−ヘプタノール、2−ヘプタノール、3−ヘプタノール、4−ヘプタノール等が挙げられる。
また、2価アルコールとしては、ジプロピレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール等が挙げられ、3価以上のアルコールとしては、グリセリン、ジグリセリン等が挙げられる。
これらの中でも、口中における未熟な穀物様の不快な呈味抑制、酸味低減の観点から、炭素数3〜7の1価の脂肪族アルコール、炭素数3の2価アルコール及び炭素数3の3価アルコールから選択される1種又は2種以上が好ましく、中でも、炭素数3〜7の1価の脂肪族アルコール及び炭素数3の2価アルコールから選択される1種又は2種以上が好ましく、また炭素数4〜7の1価の脂肪族アルコール及び炭素数3の2価アルコールから選択される1種又は2種以上が好ましく、更に炭素数5〜7の1価の脂肪族アルコール、及び炭素数3の2価アルコールから選択される1種又は2種以上が好ましく、殊更に炭素数6〜7の1価の脂肪族アルコールから選択される1種又は2種以上が好ましい。具体的には、1,2−プロパンジオール、3−メチル−1−ブタノール、イソプロパノール、1−プロパノール、1−ブタノール、2−メチル−1−ブタノール、1−ヘキサノール、3−メチル−ペンタノール、1−ヘプタノール、グリセリン及び1−ペンタノールから選択される1種又は2種以上が好ましく、1,2−プロパンジオール、3−メチル−1−ブタノール、イソプロパノール、1−プロパノール、1−ブタノール、1−ヘキサノール及びグリセリンから選択される1種又は2種以上がより好ましく、1−ブタノール、3−メチル−1−ブタノール、1−ヘキサノール、イソプロパノール、1−プロパノール及び1,2−プロパンジオールから選択される1種又は2種以上が更に好ましく、1−ブタノール、3−メチル−1−ブタノール、1−ヘキサノール及び1,2−プロパンジオールから選択される1種又は2種以上が更に好ましく、3−メチル−1−ブタノール、1−ヘキサノール及び1,2−プロパンジオールから選択される1種又は2種以上が更に好ましく、中でも1−ヘキサノールが殊更に好ましい。
本発明の麦芽エキス含有飲料中の成分(B)の含有量は、0.00005〜0.5質量%であるが、口中における未熟な穀物様の不快な呈味抑制、酸味低減の観点から、0.0001質量%以上が好ましく、0.0005質量%以上が好ましく、0.001質量%以上がより好ましく、0.005質量%以上が更に好ましく、0.01質量%以上が殊更に好ましく、0.04質量%以上が殊更に好ましく、また麦芽風味付与の観点から、0.4質量%以下が好ましく、0.3質量%以下がより好ましく、0.2質量%以下が更に好ましい。かかる成分(B)の含有量の範囲としては、本発明の麦芽エキス含有飲料中に、好ましくは0.0001〜0.5質量%であり、より好ましくは0.0005〜0.5質量%であり、更に好ましくは0.001〜0.5質量%であり、殊更に好ましくは0.005〜0.4質量%であり、殊更に好ましくは0.01〜0.3質量%であり、殊更に好ましくは0.04〜0.2質量%である。なお、成分(B)として2種以上含有する場合、成分(B)の含有量は合計量とする。また、成分(B)の含有量は、後掲の実施例に記載のとおり、ガスクロマトグラフィー法により測定することが可能である。
本発明の麦芽エキス含有飲料中の成分(A)と成分(B)との質量比〔(B)/(A)〕は、0.005〜2500であるが、口中における未熟な穀物様の不快な呈味抑制、酸味低減の観点から、0.01以上が好ましく、0.04以上がより好ましく、0.1以上が更に好ましく、1以上が殊更に好ましく、3以上が殊更に好ましく、10以上が殊更に好ましく、15以上が殊更に好ましく、20以上が殊更に好ましく、40以上が殊更に好ましく、また麦芽風味付与の観点から、2000以下が好ましく、1000以下がより好ましく、900以下が更に好ましく、800以下が殊更に好ましく、600以下が殊更に好ましく、500以下が殊更に好ましく、400以下が殊更に好ましく、300以下が殊更に好ましく、200以下が殊更に好ましく、100以下が殊更に好ましい。かかる質量比〔(B)/(A)〕の範囲としては、好ましくは0.005〜2000であり、より好ましくは0.005〜1000であり、更に好ましくは0.01〜900であり、更に好ましくは0.04〜800であり、殊更に好ましくは0.1〜600であり、殊更に好ましくは1〜500であり、殊更に好ましくは3〜400であり、殊更に好ましくは10〜300であり、殊更に好ましくは15〜200であり、殊更に好ましくは20〜100であり、殊更に好ましくは40〜100である。
本発明の麦芽エキス含有飲料は、成分(C)として酸味料を含有することができる。
成分(C)は、有機酸でも、無機酸でもよく、それらの塩であってもよい。具体的には、例えば、クエン酸、グルコン酸、アスコルビン酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、フマル酸、リンゴ酸、アジピン酸、リン酸、フィチン酸、酢酸及びそれらの塩から選択される1種又は2種以上を挙げることができる。中でも、クエン酸、グルコン酸、リン酸及びそれらの塩から選択される1種又は2種以上が好ましい。なお、塩としては、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属塩を挙げることができる。
本発明の麦芽エキス含有飲料中の成分(C)の含有量は、口中における未熟な穀物様の不快な呈味抑制の観点から、0.0005質量%以上が好ましく、0.001質量%以上がより好ましく、0.005質量%以上が更に好ましく、また酸味低減の観点から、0.2質量%以下が好ましく、0.15質量%以下がより好ましく、0.09質量%以下が更に好ましい。かかる成分(C)の含有量の範囲としては、本発明の麦芽エキス含有飲料中に、好ましくは0.0005〜0.2質量%であり、より好ましくは0.001〜0.15質量%であり、更に好ましくは0.005〜0.09質量%である。なお、(C)酸味料として酸を塩の状態で用いる場合、成分(C)の含有量は、酸に換算した量(酸換算量)とするものとし、成分(C)として2種以上含有する場合、成分(C)の含有量は合計量とする。
本発明の麦芽エキス含有飲料中の成分(A)と成分(C)との質量比〔(C)/(A)〕は、口中における未熟な穀物様の不快な呈味抑制の観点から、0.1以上が好ましく、0.3以上がより好ましく、0.5以上が更に好ましく、また酸味低減の観点から、200以下が好ましく、150以下がより好ましく、80以下が更に好ましく、50以下が更に好ましく、30以下が殊更に好ましい。かかる質量比〔(C)/(A)〕の範囲としては、好ましくは0.1〜200であり、より好ましくは0.3〜150であり、更に好ましくは0.5〜80であり、更に好ましくは0.5〜50であり、殊更に好ましくは0.5〜30であり、殊更に好ましくは0.5〜9である。
本発明の麦芽エキス含有飲料は、成分(D)として炭酸ガスを含有することができる。
本発明の麦芽エキス含有飲料中に圧入する炭酸ガスは、口中における未熟な穀物様の不快な呈味抑制の観点や、麦芽臭抑制の観点から、本発明の麦芽エキス含有飲料中に、標準状態、すなわち0℃、1気圧におけるガス容量(ガスボリューム)(v/v)として、1(v/v)以上が好ましく、1.5(v/v)以上がより好ましく、2(v/v)以上が更に好ましく、2.3(v/v)以上が更に好ましく、そして、3(v/v)以下が好ましく、2.7(v/v)以下がより好ましく、2.5(v/v)以下が更に好ましい。本発明の麦芽エキス含有飲料中の成分(D)の含有量の範囲としては、0℃、1気圧におけるガス容量として、好ましくは1〜3(v/v)であり、より好ましくは1.5〜2.7(v/v)であり、更に好ましくは2〜2.5(v/v)であり、殊更に好ましくは2.3〜2.5である。ここで本明細書において「ガス容量(ガスボリューム、GV)」とは、1気圧、0℃における麦芽エキス含有飲料中に溶解している炭酸ガスの容積と飲料の容積比を表す。成分(D)の分析は、後掲の実施例に記載の方法にしたがうものとする。
本発明の麦芽エキス含有飲料は、更に成分(E)としてポリフェノールを含有することができる。ここで、本明細書において「ポリフェノール」とは、酒石酸鉄法により測定されるものをいい、非重合体カテキン類、該非重合体カテキン類の重合体、フラボノールアグリコン及びフラボノール配糖体等を挙げることができる。フラボノールアグリコンとしては、ケルセチン、ミリセチン、ケンフェロール等が挙げられる。また、「非重合体カテキン類」とは、カテキン、ガロカテキン、エピカテキン及びエピガロカテキン等の非ガレート体と、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート及びエピガロカテキンガレート等のガレート体を併せての総称である。本発明においては、ポリフェノールとして非重合体カテキン類が好ましく、非重合体カテキン類としては、上記8種のうち少なくとも1種を含有すればよい。
また、本発明の麦芽エキス含有飲料中の(E)ポリフェノールの含有量は、口中における未熟な穀物様の不快な呈味抑制の観点から、0.0001質量%以上が好ましく、0.001質量%以上が更に好ましく、0.01質量%以上が殊更に好ましく、また酸味低減の観点から、0.5質量%以下が好ましく、0.4質量%以下が好ましく、0.35質量%以下がより好ましく、0.3質量%以下が更に好ましい。かかる(E)ポリフェノールの含有量の範囲としては、本発明の麦芽エキス含有飲料中に、好ましくは0.0001〜0.5質量%であり、より好ましくは0.001〜0.4質量%であり、更に好ましくは0.01〜0.35質量%であり、殊更に好ましくは0.01〜0.3質量%である。なお、(E)ポリフェノールの分析は、後掲の実施例に記載の方法にしたがうものとする。
また、成分(E)として(E1)非重合体カテキン類を含有する場合、本発明の麦芽エキス含有飲料中の(E1)非重合体カテキン類の含有量は、口中における未熟な穀物様の不快な呈味抑制の観点から、0.0001質量%以上が好ましく、0.0005質量%以上がより好ましく、0.001質量%以上が更に好ましく、また酸味低減の観点から、0.5質量%以下が好ましく、0.3質量%以下がより好ましく、0.2質量%以下が更に好ましい。かかる(E1)非重合体カテキン類の含有量の範囲としては、本発明の麦芽エキス含有飲料中に、好ましくは0.0001〜0.5質量%であり、より好ましくは0.0005〜0.3質量%であり、更に好ましくは0.001〜0.2質量%である。なお、(E1)非重合体カテキン類の含有量は、上記8種の合計量に基づいて定義され、非重合体カテキン類の分析は、後掲の実施例に記載の方法にしたがうものとする。
本発明の麦芽エキス含有飲料中の成分(A)と成分(E)との質量比〔(E)/(A)〕は、口中における未熟な穀物様の不快な呈味抑制の観点から、0.01以上が好ましく、0.02以上がより好ましく、0.1以上が更に好ましく、0.2以上が殊更に好ましく、0.4以上が殊更に好ましく、また酸味低減の観点から、350以下が好ましく、200以下がより好ましく、150以下が更に好ましく、140以下が殊更に好ましく、130以下が殊更に好ましい。かかる質量比〔(E)/(A)〕の範囲としては、好ましくは0.01〜350であり、より好ましくは0.02〜200であり、更に好ましくは0.1〜150、殊更に好ましくは0.2〜140であり、殊更に好ましくは0.4〜130である。
本発明の麦芽エキス含有飲料中の成分(A)と成分(E)との質量比〔(E)/(A)〕は、口中における未熟な穀物様の不快な呈味抑制の観点から、1以上が好ましく、10以上がより好ましく、100以上が更に好ましく、150以上が殊更に好ましく、また、酸味低減の観点から、500以下が好ましく、400以下がより好ましく、350以下が更に好ましく、300以下が殊更に好ましく、250以下が殊更に好ましい。かかる質量比〔(E1)/(A)〕の範囲としては、好ましくは1〜500であり、より好ましくは10〜400であり、更に好ましくは100〜350であり、殊更に好ましくは150〜300であり、殊更に好ましくは150〜250である。
本発明に使用する成分(E)は、市販の試薬を使用してもよいが、Camellia属、例えば、C. sinensis var. sinensis(やぶきた種を含む)、C. sinensis var. assamica及びそれらの雑種から選択される茶葉(Camellia sinensis)より得られる茶抽出物を用いてもよい。
抽出に使用する茶葉は、その加工方法により、不発酵茶、半発酵茶、発酵茶に分類することができる。不発酵茶としては、例えば、煎茶、番茶、碾茶、釜入り茶、茎茶、棒茶、芽茶等の緑茶が挙げられる。また、半発酵茶としては、例えば、鉄観音、色種、黄金桂、武夷岩茶等の烏龍茶が挙げられる。更に、発酵茶としては、ダージリン、アッサム、スリランカ等の紅茶が挙げられる。これらは単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。また、抽出方法としては、ニーダー抽出、攪拌抽出(バッチ抽出)、向流抽出(ドリップ抽出)、カラム抽出等の公知の方法を採用することができる。
茶抽出物を用いる場合、茶抽出物、その濃縮物又はそれらの精製物を単独で、あるいは2種以上を組み合わせて使用することもできる。精製方法としては、例えば、特開2004−147508号公報、特開2004−149416号公報、特開2007−282568号公報、特開2006−160656号公報、特開2008−079609号公報等に記載の方法を挙げることができる。また、茶抽出物を、タンナーゼ活性を有する酵素と接触させて、非重合体カテキン類中のガレート体の割合を、例えば、20〜60質量%、好ましくは30〜50質量%に調整してもよい。ここで、本明細書において「非重合体カテキン類中のガレート体の割合」とは、非重合体カテキン類8種に対する上記ガレート体4種の質量比率である。なお、タンナーゼ処理における具体的な操作方法は、例えば、特開2004−321105号公報に記載の方法を採用することができる。
本発明において、(F)エタノールの含有量は1質量%未満であるが、ノンアルコール飲料としての観点から、0.8質量%未満が好ましく、0.6質量%未満がより好ましく、0.3質量%未満が更に好ましく、0質量%が更に好ましく、0.00質量%が殊更に好ましい。ここで、本明細書において「エタノール含有量が0.00質量%」とは、後掲の実施例に記載の「エタノールの分析」において、エタノール含有量が少数点二桁未満において検出限界以下である場合も包含する概念である。なお、(F)エタノールの分析は、後掲の実施例に記載の方法にしたがうものとする。
本発明の麦芽エキス含有飲料は、更に成分(G)としてα酸及びイソα酸を含有することができる。(G)α酸及びイソα酸は、主にホップに由来するものであるが、ホップ以外の配合成分に由来するものであってもよい。ここで、本明細書において「α酸」とは、 フムロン、アドフムロン、コフムロン、ポストフムロン及びプレフムロンの総称であり、また「イソα酸」とは、イソフムロン、イソアドフムロン、イソコフムロン、イソポストフムロン及びイソプレフムロンの総称である。本発明においては、上記5種のα酸及び上記5種のイソα酸のうち少なくとも1種を含有すればよい。なお、α酸及びイソα酸の含有量は、上記10種の合計量に基づいて定義される。
本発明の麦芽エキス含有飲料中の成分(G)の含有量は、ホップ由来の味わいに寄与する観点及び口中における未熟な穀物様の不快な呈味をより一層抑制する観点から、0.000001質量%以上が好ましく、0.000005質量%以上がより好ましく、0.004質量%以上が更に好ましく、そして0.1質量%以下が好ましく、0.05質量%以下がより好ましく、0.01質量%以下が更に好ましい。かかる成分(G)の含有量の範囲としては、本発明の麦芽エキス含有飲料中に、好ましくは0.000001〜0.1質量%であり、より好ましくは0.000005〜0.05質量%であり、更に好ましくは0.004〜0.01質量%である。
本発明の麦芽エキス含有飲料中の成分(G)の含有量は、酸味を抑制する観点からは、0.000001質量%以上が好ましく、0.000005質量%以上がより好ましく、そして0.1質量%以下が好ましく、0.05質量%以下がより好ましく、0.01質量%以下が更に好ましい。かかる成分(G)の含有量の範囲としては、本発明の麦芽エキス含有飲料中に、好ましくは0.000001〜0.1質量%であり、より好ましくは0.000005〜0.05質量%であり、更に好ましくは0.000005〜0.01質量%である。
なお、成分(G)の含有量は、後掲の実施例の記載の方法により測定することができる。成分(G)の含有量は必要により、濃縮して分析することができる。
また、本発明の麦芽エキス含有飲料中の成分(B)と成分(G)との質量比〔(G)/(B)〕は、ホップ由来の味わいに寄与する観点及び口中における未熟な穀物様の不快な呈味をより一層抑制する観点から、0.000001以上が好ましく、0.00001以上がより好ましく、0.02以上が更に好ましく、そして0.5以下が好ましく、0.1以下がより好ましく、0.05以下が更に好ましい。かかる質量比〔(G)/(B)〕の範囲としては、好ましくは0.000001〜0.5であり、より好ましくは0.00001〜0.1であり、更に好ましくは0.02〜0.05である。
本発明の麦芽エキス含有飲料中の成分(B)と成分(G)との質量比〔(G)/(B)〕は、酸味を抑制する観点からは、0.000001以上が好ましく、0.00001以上がより好ましく、そして0.5以下が好ましく、0.02以下がより好ましく、0.005以下が更に好ましい。かかる質量比〔(G)/(B)〕の範囲としては、好ましくは0.000001〜0.5であり、より好ましくは0.00001〜0.02であり、更に好ましくは0.00001〜0.005である。
本発明の麦芽エキス含有飲料のpH(20℃)は3〜4であるが、適度な酸味付与、清涼感付与の観点から、3.2以上が好ましく、3.3以上がより好ましく、3.4以上が更に好ましく、3.5以上が殊更に好ましく、そして3.9以下が好ましく、3.8以下が更に好ましい。かかるpHの範囲としては、好ましくは3.2〜3.9であり、より好ましくは3.3〜3.8であり、更に好ましくは3.4〜3.8であり、殊更に好ましくは3.5〜3.8である。なお、pHは、麦芽エキス含有飲料約100mLを300mLのビーカーに量り取り、温度調整をして測定するものとする。また、麦芽エキス含有飲料中に炭酸ガスが含まれる場合には、麦芽エキス含有飲料約100mLを300mLのビーカーに量り取り、スターラーピースを入れてスターラーで激しく20分間攪拌して、炭酸ガスを取り除いた後、温度調整をして測定するものとする。
本発明の麦芽エキス含有飲料は、例えば、麦芽エキス及び成分(B)、所望により成分(C)〜(G)を配合し、成分(B)の濃度、成分(A)と成分(B)との質量比、並びにpHを調整した後、加熱殺菌することにより製造することができる。
本発明の麦芽エキス含有飲料に含有される麦芽エキスは、麦芽風味を付与するために用いられる。ここで、本明細書において「麦芽エキス」とは、麦類を発芽させて得られる麦芽を溶媒で抽出して得られた液である。溶媒としては、水、親水性有機溶媒等が挙げられる。なお、麦芽エキスに使用する麦類としては、二条大麦、六条大麦等の大麦を挙げることができる。また、発芽方法としては、例えば、Kasten発芽法、Wanderhaufen発芽法、Flexibox発芽法、Tower発芽法、Trommel発芽法等が挙げられ、適宜選択することができる。
麦芽エキスとして、麦芽自体のエキスの他、麦芽を更に糖化させて得られるもの、より具体的には、麦類に水を加えて発芽させ、乾燥したもの(麦芽又はモルトともいう)に、温水を加えて常法で処理して麦芽に含まれる酵素の働きでデンプン質を分解(糖化)し、圧搾又は抽出して得られるものであっても良い。
また、麦芽エキスとして、麦芽に酵母を接種して発酵させたもの、或いは、麦芽を更に糖化した後に酵母を接種して発酵させたものを使用することも可能であるが、エタノール低含有飲料を簡便に製造する観点、及び新鮮な麦芽の香りを付与する観点から、非発酵のものが好ましい。なお、非発酵の麦芽エキスは、例えば、酵母を接種するがエタノール発酵は抑制したものも含む。
非発酵の麦芽エキスは、例えば、麦類に水を加えて発芽させ乾燥した後、必要により焙煎し温水で抽出するか、又は必要により焙煎し糖化した後に温水で抽出して得ることもできる。
更に、本発明の麦芽エキス含有飲料には、香料、ビタミン、ミネラル、酸化防止剤、各種エステル類、色素類、乳化剤、保存料、調味料、甘味料、果汁エキス、野菜エキス、花蜜エキス、品質安定剤等の添加剤を1種又は2種以上を組み合わせて配合することができる。これら添加剤の含有量は、本発明の目的を損なわない範囲内で適宜設定することができる。
麦芽エキス含有飲料には、麦芽エキス含有発酵飲料と麦芽エキス含有非発酵飲料がある。麦芽エキス含有発酵飲料とは、飲料製造工程中に発酵工程を経るものであり、例えば、麦芽の糖化液を主原料に酵母等を接種して発酵工程を経た後、ノンアルコール麦芽エキス含有飲料の場合であればエタノールを低減することにより製造される。一方、麦芽エキス含有非発酵飲料は、飲料製造工程中に発酵工程を経ないものであり、例えば、水、麦汁、麦芽エキス、調味料、香料等に、酵母等を接種せず発酵工程を経ないで製造される。なお、麦芽エキス含有非発酵飲料は、飲料製造工程中に発酵工程を経るものの、エタノール発酵は抑制したものも含まれる。例えば、水、麦汁、麦芽エキス、調味料、香料等に、酵母等を接種して発酵工程を経るものの、エタノール発酵は抑制して製造されるものも含まれる。本発明においては、麦芽エキス含有非発酵飲料が本発明の効果を十分に引き出す観点から好ましい。
また、本発明の麦芽エキス含有飲料は、ポリエチレンテレフタレートを主成分とする成形容器(いわゆるPETボトル)、金属缶、瓶等の通常の包装容器に充填して、容器詰麦芽エキス含有飲料として提供することができる。 また、本発明の麦芽エキス含有飲料は、成分(A)及び成分(B)が共存した状態で加熱殺菌されている。成分(A)及び成分(B)が共存した状態で加熱殺菌されることで、口中における未熟な穀物様の不快な呈味が顕著に抑制されることを今般本発明者が見出した。更に、成分(A)及び成分(B)に加え、成分(C)が共存した状態で加熱殺菌されることで、口中における未熟な穀物様の不快な呈味のみならず酸味が顕著に抑制されることを今般本発明者が見出した。加熱殺菌方法としては、成分(A)及び成分(B)、並びに状況に応じて成分(C)が共存した状態で加熱されるものであれば特に限定されるものではない。加熱殺菌方法としては、適用されるべき法規(日本にあっては食品衛生法)に定められた条件に適合するものであれば特に限定されるものではない。例えば、レトルト殺菌法、高温短時間殺菌法(HTST法)、超高温殺菌法(UHT法)等を挙げることができる。また、容器の種類に応じて加熱殺菌法を適宜選択することも可能であり、例えば、金属缶のように、飲料を容器に充填後、容器ごと加熱殺菌できる場合にあってはレトルト殺菌を採用することができる。また、PETボトルのようにレトルト殺菌できないものについては、飲料をあらかじめ上記と同等の殺菌条件、例えば60〜130℃で0.1秒〜30分間、好ましくは70〜125℃で1秒〜25分間、更に好ましくは75〜120℃で10秒〜20分間、加熱殺菌し、無菌環境下で殺菌処理した容器に充填するアセプティック充填や、ホットパック充填等を採用することができる。
前述の実施形態に関し、本発明は更に以下の飲料及び方法を開示する。
<1>
次の成分(A)及び(B);
(A)プロリン、及び
(B)炭素数3〜7のアルコール 0.00005〜0.5質量%
を含有し、
成分(A)と成分(B)との質量比〔(B)/(A)〕が0.005〜2500であり、且つ、
pH3〜4である、
成分(A)及び(B)が共存した状態で加熱殺菌された、エタノール含有量が1質量%未満の麦芽エキス含有飲料。
<2>
次の成分(A)及び(B);
(A)プロリン、及び
(B)炭素数3〜7のアルコール 0.00005〜0.5質量%
を配合し、成分(A)と成分(B)との質量比〔(B)/(A)〕を0.005〜2500に、pHを3〜4に、それぞれ調整する工程を含む、成分(A)及び(B)が共存した状態で加熱殺菌された、エタノール含有量が1質量%未満の麦芽エキス含有飲料の口中における未熟な穀物様の不快な呈味の抑制方法。
<3>
(A)プロリンが、好ましくは麦芽に由来するものである、前記<1>記載の麦芽エキス含有飲料、又は前記<2>記載の麦芽エキス含有飲料の口中における未熟な穀物様の不快な呈味の抑制方法(以下、「麦芽エキス含有飲料、又は麦芽エキス含有飲料の口中における未熟な穀物様の不快な呈味の抑制方法」を「麦芽エキス含有飲料等」と称する)。
<4>
(A)プロリン含有量が、好ましくは0.00005質量%以上、より好ましくは0.0001質量%以上、更に好ましくは0.00015質量%以上、更に好ましくは0.0002質量%以上、更に好ましくは0.00025質量%以上、更に好ましくは0.0004質量%以上、更に好ましくは0.0005質量%以上、更に好ましくは0.001質量%以上であって、好ましくは0.15質量%以下、より好ましくは0.1質量%以下、更に好ましくは0.08質量%以下、更に好ましくは0.05質量%以下、更に好ましくは0.01質量%以下、更に好ましくは0.008質量%以下、更に好ましくは0.005質量%以下、更に好ましくは0.003質量%以下である、前記<1>〜<3>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<5>
(A)プロリン含有量が、好ましくは0.00025〜0.15質量%であり、より好ましくは0.0005〜0.1質量%であり、更に好ましくは0.001〜0.05質量%であり、更に好ましくは0.001〜0.005質量%である、前記<1>〜<4>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<6>
(A)プロリン含有量が、好ましくは0.00005〜0.15質量%であり、より好ましくは0.0001〜0.15質量%であり、更に好ましくは0.00015〜0.1質量%であり、更に好ましくは0.0002〜0.08質量%であり、更に好ましくは0.00025〜0.05質量%であり、更に好ましくは0.0004〜0.01質量%であり、更に好ましくは0.0005〜0.005質量%であり、更に好ましくは0.001〜0.005質量%である、前記<1>〜<4>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<7>
成分(B)が、好ましくは炭素数3〜7の1価の脂肪族アルコール(1価の脂肪族アルコールは、直鎖、分岐鎖又は環状である、以下同様)、及び炭素数3〜7の多価アルコール(多価アルコールは、直鎖又は分岐鎖である、以下同様)から選ばれる1種又は2種以上であり、より好ましくは炭素数3〜7の1価の脂肪族アルコール、炭素数3の2価アルコール、及び炭素数3の3価アルコールから選択される1種又は2種以上であり、更に好ましくは炭素数3〜7の1価の脂肪族アルコール、及び炭素数3の2価アルコールから選択される1種又は2種以上であり、更に好ましくは炭素数4〜7の1価の脂肪族アルコール、及び炭素数3の2価アルコールから選択される1種又は2種以上であり、更に好ましくは炭素数5〜7の1価の脂肪族アルコール、及び炭素数3の2価アルコールから選択される1種又は2種以上であり、更に好ましくは炭素数6〜7の1価の脂肪族アルコールから選択される1種又は2種以上である、前記<1>〜<6>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<8>
成分(B)が、好ましくは1,2−プロパンジオール、3−メチル−1−ブタノール、イソプロパノール、1−プロパノール、1−ブタノール、2−メチル−1−ブタノール、1−ヘキサノール、3−メチル−ペンタノール、1−ヘプタノール、グリセリン及び1−ペンタノールから選択される1種又は2種以上であり、より好ましくは1,2−プロパンジオール、3−メチル−1−ブタノール、イソプロパノール、1−プロパノール、1−ブタノール、1−ヘキサノール及びグリセリンから選択される1種又は2種以上であり、更に好ましくは1−ブタノール、3−メチル−1−ブタノール、1−ヘキサノール、イソプロパノール、1−プロパノール及び1,2−プロパンジオールから選択される1種又は2種以上であり、更に好ましくは1−ブタノール、3−メチル−1−ブタノール、1−ヘキサノール及び1,2−プロパンジオールから選択される1種又は2種以上であり、更に好ましくは3−メチル−1−ブタノール、1−ヘキサノール及び1,2−プロパンジオールから選択される1種又は2種以上であり、更に好ましくは1−ヘキサノールである、前記<1>〜<7>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<9>
成分(B)の含有量が、好ましくは0.0001質量%以上、より好ましくは0.0005質量%以上、更に好ましくは0.001質量%以上、更に好ましくは0.005質量%以上、更に好ましくは0.01質量%以上、更に好ましくは0.04質量%以上であって、好ましくは0.4質量%以下、より好ましくは0.3質量%以下、更に好ましくは0.2質量%以下である、前記<1>〜<8>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<10>
成分(B)の含有量が、好ましくは0.0001〜0.5質量%であり、より好ましくは0.0005〜0.5質量%であり、更に好ましくは0.001〜0.5質量%であり、更に好ましくは0.005〜0.4質量%であり、更に好ましくは0.01〜0.3質量%であり、更に好ましくは0.04〜0.2質量%である、前記<1>〜<9>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<11>
成分(A)と成分(B)との質量比〔(B)/(A)〕が、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.04以上、更に好ましくは0.1以上、更に好ましくは1以上、更に好ましくは3以上、更に好ましくは10以上、更に好ましくは15以上、更に好ましくは20以上、更に好ましくは40以上であって、好ましくは2000以下、より好ましくは1000以下、更に好ましくは900以下、更に好ましくは800以下、更に好ましくは600以下、更に好ましくは500以下、更に好ましくは400以下、更に好ましくは300以下、更に好ましくは200以下、更に好ましくは100以下である、前記<1>〜<10>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<12>
成分(A)と成分(B)との質量比〔(B)/(A)〕が、好ましくは0.005〜2000であり、より好ましくは0.005〜1000であり、更に好ましくは0.01〜900であり、更に好ましくは0.04〜800であり、更に好ましくは0.1〜600であり、更に好ましくは1〜500であり、更に好ましくは3〜400であり、殊更に好ましくは10〜300であり、更に好ましくは15〜200であり、更に好ましくは20〜100であり、更に好ましくは40〜100である、前記<1>〜<11>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<13>
好ましくは成分(C)として酸味料を更に含有する、前記<1>〜<12>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<14>
成分(C)が、好ましくは有機酸、無機酸及びそれらの塩(塩は、好ましくはアルカリ金属塩である、以下同様)から選択される1種又は2種以上であり、より好ましくはクエン酸、グルコン酸、アスコルビン酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、フマル酸、リンゴ酸、アジピン酸、リン酸、フィチン酸、酢酸及びそれらの塩から選択される1種又は2種以上であり、更に好ましくはクエン酸、グルコン酸、リン酸及びそれらの塩から選択される1種又は2種以上である、前記<13>記載の麦芽エキス含有飲料等。
<15>
成分(C)の含有量が、好ましくは0.0005質量%以上、より好ましくは0.001質量%以上、更に好ましくは0.005質量%以上であって、好ましくは0.2質量%以下、より好ましくは0.15質量%以下、更に好ましくは0.09質量%以下である、前記<13>又は<14>記載の麦芽エキス含有飲料等。
<16>
成分(C)の含有量が、好ましくは0.0005〜0.2質量%であり、より好ましくは0.001〜0.15質量%であり、更に好ましくは0.005〜0.09質量%である、前記<13>〜<15>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<17>
成分(A)と成分(C)との質量比〔(C)/(A)〕が、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.3以上、更に好ましくは0.5以上であって、好ましくは200以下、より好ましくは150以下、更に好ましくは80以下、更に好ましくは50以下、更に好ましくは30以下である、前記<13>〜<16>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<18>
成分(A)と成分(C)との質量比〔(C)/(A)〕が、好ましくは0.1〜200であり、より好ましくは0.3〜150であり、更に好ましくは0.5〜80であり、更に好ましくは0.5〜50であり、更に好ましくは0.5〜30であり、更に好ましくは0.5〜9である、前記<13>〜<17>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<19>
好ましくは成分(D)として炭酸ガスを更に含有する、前記<1>〜<18>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<20>
成分(D)の含有量が、0℃、1気圧におけるガス容量(ガスボリューム)(v/v)として、好ましくは1(v/v)以上、より好ましくは1.5(v/v)以上、更に好ましくは2(v/v)以上、更に好ましくは2.3(v/v)以上であって、好ましくは3(v/v)以下、より好ましくは2.7(v/v)以下、更に好ましくは2.5(v/v)以下である、前記<19>記載の麦芽エキス含有飲料等。
<21>
成分(D)の含有量が、0℃、1気圧におけるガス容量(ガスボリューム)(v/v)として、好ましくは1〜3(v/v)であり、より好ましくは1.5〜2.7(v/v)であり、更に好ましくは2〜2.5(v/v)であり、更に好ましくは2.3〜2.5である、前記<19>又は<20>記載の麦芽エキス含有飲料等。
<22>
好ましくは成分(E)としてポリフェノールを更に含有する、前記<1>〜<21>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<23>
(E)ポリフェノールが、好ましくは酒石酸鉄法により測定されるものであり、更に好ましくは(E)非重合体カテキン類、該非重合体カテキン類の重合体、フラボノールアグリコン及びフラボノール配糖体から選ばれる1種又は2種以上である、前記<22>記載の麦芽エキス含有飲料等。
<24>
フラボノールアグリコンが、好ましくはケルセチン、ミリセチン及びケンフェロールから選ばれる1種又は2種以上であり、(E)非重合体カテキン類が、好ましくはカテキン、ガロカテキン、エピカテキン、エピガロカテキン、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート及びエピガロカテキンガレートから選ばれる1種又は2種以上である、前記<23>記載の麦芽エキス含有飲料等。
<25>
(E)ポリフェノールの含有量が、好ましくは0.0001質量%以上、より好ましくは0.001質量%以上、更に好ましくは0.01質量%以上であって、好ましくは0.5質量%以下、より好ましくは0.4質量%以下、更に好ましくは0.35質量%以下、更に好ましくは0.3質量%以下である、前記<22>〜<24>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<26>
(E)ポリフェノールの含有量が、好ましくは0.0001〜0.5質量%であり、より好ましくは0.001〜0.4質量%であり、更に好ましくは0.01〜0.35質量%であり、更に好ましくは0.01〜0.3質量%である、前記<22>〜<25>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<27>
(E)非重合体カテキン類の含有量が、好ましくは0.0001質量%以上、より好ましくは0.0005質量%以上、更に好ましくは0.001質量%以上であって、好ましくは0.5質量%以下、より好ましくは0.3質量%以下、更に好ましくは0.2質量%以下である、前記<23>〜<26>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<28>
(E)非重合体カテキン類の含有量が、好ましくは0.0001〜0.5質量%であり、より好ましくは0.0005〜0.3質量%であり、更に好ましくは0.001〜0.2質量%である、前記<23>〜<27>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<29>
成分(A)と成分(E)との質量比〔(E)/(A)〕が、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.02以上、更に好ましくは0.1以上、更に好ましくは0.2以上、更に好ましくは0.4以上であって、好ましくは350以下、より好ましくは200以下、更に好ましくは150以下、更に好ましくは140以下、更に好ましくは130以下である、前記<22>〜<28>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<30>
成分(A)と成分(E)との質量比〔(E)/(A)〕が、好ましくは0.01〜350であり、より好ましくは0.02〜200であり、更に好ましくは0.1〜150、更に好ましくは0.2〜140であり、更に好ましくは0.4〜130である、前記<22>〜<29>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<31>
成分(A)と成分(E)との質量比〔(E)/(A)〕が、好ましくは1以上、より好ましくは10以上、更に好ましくは100以上、更に好ましくは150以上であって、好ましくは500以下、より好ましくは400以下、更に好ましくは350以下、更に好ましくは300以下、更に好ましくは250以下である、前記<23>〜<30>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<32>
成分(A)と成分(E)との質量比〔(E)/(A)〕が、好ましくは1〜500であり、より好ましくは10〜400であり、更に好ましくは100〜350であり、殊更に好ましくは150〜300であり、更に好ましくは150〜250である、前記<23>〜<31>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<33>
成分(E)が、好ましくは市販の試薬、及び茶葉より得られる茶抽出物から選択される1種又は2種以上に由来するものであり、より好ましくは茶抽出物、その濃縮物及びそれらの精製物から選択される1種又は2種以上に由来するものであり、更に好ましくは不発酵茶抽出物、半発酵茶抽出物、発酵茶抽出物、それらの濃縮物及びそれらの精製物から選択される1種又は2種以上に由来するものである、前記<22>〜<32>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<34>
(F)エタノールの含有量が、好ましくは0.8質量%未満、より好ましくは0.6質量%未満、更に好ましくは0.3質量%未満、更に好ましくは0質量%、更に好ましくは0.00質量%である、前記<1>〜<33>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<35>
好ましくは成分(G)としてα酸及びイソα酸を更に含有する、前記<1>〜<34>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<36>
成分(G)が、好ましくはフムロン、アドフムロン、コフムロン、ポストフムロン、プレフムロン、イソフムロン、イソアドフムロン、イソコフムロン、イソポストフムロン及びイソプレフムロンから選ばれる1種又は2種以上である、前記<35>記載の麦芽エキス含有飲料等。
<37>
成分(G)が、好ましくはホップに由来するものである、前記<35>又は<36>記載の麦芽エキス含有飲料等。
<38>
成分(G)の含有量が、好ましくは0.000001質量%以上、より好ましくは0.000005質量%以上、更に好ましくは0.004質量%以上であって、好ましくは0.1質量%以下、より好ましくは0.05質量%以下、更に好ましくは0.01質量%以下である、前記<35>〜<37>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<39>
成分(G)の含有量が、好ましくは0.000001〜0.1質量%であり、より好ましくは0.000005〜0.05質量%であり、更に好ましくは0.004〜0.01質量%である、前記<35>〜<38>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<40>
成分(G)の含有量が、好ましくは0.000001質量%以上、更に好ましくは0.000005質量%以上であって、好ましくは0.1質量%以下、より好ましくは0.05質量%以下、更に好ましくは0.01質量%以下である、前記<35>〜<37>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<41>
成分(G)の含有量が、好ましくは0.000001〜0.1質量%であり、より好ましくは0.000005〜0.05質量%であり、更に好ましくは0.000005〜0.01質量%である、前記<35>〜<37>及び<40>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<42>
成分(B)と成分(G)との質量比〔(G)/(B)〕が、好ましくは0.000001以上、より好ましくは0.00001以上、更に好ましくは0.02以上であって、好ましくは0.5以下、より好ましくは0.1以下、更に好ましくは0.05以下である、前記<35>〜<41>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<43>
成分(B)と成分(G)との質量比〔(G)/(B)〕が、好ましくは0.000001〜0.5であり、より好ましくは0.00001〜0.1であり、更に好ましくは0.02〜0.05である、前記<35>〜<42>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<44>
成分(B)と成分(G)との質量比〔(G)/(B)〕が、好ましくは0.000001以上、更に好ましくは0.00001以上であって、好ましくは0.5以下、より好ましくは0.02以下、更に好ましくは0.005以下である、前記<35>〜<41>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<45>
成分(B)と成分(G)との質量比〔(G)/(B)〕が、好ましくは0.000001〜0.5であり、より好ましくは0.00001〜0.02であり、更に好ましくは0.00001〜0.005である、前記<35>〜<41>及び<44>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<46>
pH(20℃)が、好ましくは3.2以上、より好ましくは3.3以上、更に好ましくは3.4以上、更に好ましくは3.5以上であって、好ましくは3.9以下、更に好ましくは3.8以下である、前記<1>〜<45>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<47>
pH(20℃)が、好ましくは3.2〜3.9であり、より好ましくは3.3〜3.8であり、更に好ましくは3.4〜3.8であり、更に好ましくは3.5〜3.8である、前記<1>〜<46>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<48>
麦芽エキスが、好ましくは非発酵麦芽エキスである、前記<1>〜<47>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<49>
好ましくは香料、ビタミン、ミネラル、酸化防止剤、各種エステル類、色素類、乳化剤、保存料、調味料、甘味料、果汁エキス、野菜エキス、花蜜エキス、及び品質安定剤から選ばれる1種又は2種以上の添加剤を更に含有する、前記<1>〜<48>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<50>
好ましくは麦芽エキス含有発酵飲料又は麦芽エキス含有非発酵飲料であり、より好ましくは麦芽エキス含有非発酵飲料である、前記<1>〜<49>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<51>
好ましくは容器詰麦芽エキス含有飲料である、前記<1>〜<50>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<52>
容器が、好ましくはポリエチレンテレフタレートを主成分とする成形容器(PETボトル)、金属缶、金属箔やプラスチックフィルムと複合された紙容器、又は瓶である、前記<51>記載の麦芽エキス含有飲料等。
<53>
加熱殺菌が、好ましくは適用されるべき法規(日本にあっては食品衛生法)に定められた条件に適合するものであり、更に好ましくはレトルト殺菌、高温短時間殺菌(HTST)、又は超高温殺菌(UHT)である、前記<1>〜<52>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
<54>
加熱殺菌が、好ましくは60〜130℃で0.1秒〜30分間、より好ましくは70〜125℃で1秒〜25分間、更に好ましくは75〜120℃で10秒〜20分間加熱殺菌し、無菌環境下で殺菌処理した容器に充填するアセプティック充填又はホットパック充填である、前記<1>〜<53>のいずれか一に記載の麦芽エキス含有飲料等。
1.プロリンの分析
アミノ酸自動分析法を用いた。具体的には以下のとおりである。
分析機器は、L8800A(日立製作所社製)を使用した。
反応装置部はニンヒドリン発色法を用いた。
反応装置部の構成は次の通りである。
カラム :4.6mmID×40mm アンモニアフィルタカラム
溶液 :ニンヒドリン試液ワコーアミノ酸自動装置用キット
分析機器の装置構成は次の通りである。
検出器 :UV440nm
カラム :4.6mmID×60mm 日立カスタムイオン交換樹脂
溶液 :MCI緩衝液L-8500PH-Kit
分析条件は次の通りである。
温度 :試料注入口及び反応装置部135℃、カラム57℃
流量 :反応装置部0.35mL/min、分析装置部0.4mL/min
試料をスルホサリチル酸に溶解し、塩酸にてpHを2.2に調整した。溶解濃度は、プロリンが0.1mg/100mL以下になるようにした。その溶液をディスクろ過し、試料溶液とした。試料溶液をアミノ酸自動分析計にて分析した。
2.アルコールの分析
(1)エタノールの分析
エタノールの分析は、次に示すガスクロマトグラフ法にしたがって行う。
分析機器は、GC-14B(島津製作所社製)を使用する。
分析機器の装置構成は次の通りである。
検出器 :FID
カラム :Gaskuropack55、80〜100mesh、φ3.2mm×3.1mm
分析条件は次の通りである。
温度 :試料注入口及び検出機250℃、カラム130℃
ガス圧力:ヘリウム(キャリアガス)140kPa、水素 60kPa、空気 50kPa
注入量 :2μL
以下の手順にて分析用試料を調製する。
検体5gを量りとり、これに水を加えて25mLに定容する。その溶液をディスクろ過し、試料溶液とする。調製した試料溶液をガスクロマトグラフ分析に供する。
(2)イソアミルアルコール(3−メチル−1−ブタノール)の分析
イソアミルアルコールの分析は、次に示すガスクロマトグラフ法にしたがって行う。
分析機器は、GC-2014(島津製作所社製)を使用する。
分析機器の装置構成は次の通りである。
検出器 :FID
カラム :DB-WAX、φ0.25mm×60m、膜厚0.25μm(J&W Scientific社製)
分析条件は次の通りである。
温度 :試料注入口及び検出機250℃、カラム50℃
ガス圧力:ヘリウム(キャリアガス)398.6kPa、水素 60kPa、空気 50kPa
注入量 :2μL
注入方法:スプリット(1:20)
以下の手順にて分析用試料を調製する。
検体5gを量りとり、これにテトラヒドロフランを加えて25mLに定容する。その溶液をディスクろ過し、試料溶液とする。調製した試料溶液をガスクロマトグラフ分析に供する。
(3)グリセリンの分析
グリセリンの分析は、次に示すガスクロマトグラフ法にしたがって行う。
分析機器は、GC-14A(島津製作所社製)を使用する。
分析機器の装置構成は次の通りである。
検出器 :FID
カラム :Chromosorb 101、ガラス管φ3mm×1m
分析条件は次の通りである。
温度 :試料注入口及び検出機250℃、カラム190℃
ガス流量:窒素50mL/min
ガス圧力:水素 0.6kg/cm2、空気 0.5kg/cm2
注入量 :2μL
以下の手順にて分析用試料を調製する。
検体5gを量りとり、これに内標準(トリメチレングリコール)20mgとメタノールを加えて10mLに定容する。それを試料溶液として、ガスクロマトグラフ分析に供する。
(4)1,2−プロパンジオールの分析
1,2−プロパンジオールの分析は、次に示すガスクロマトグラフ法にしたがって行う。
分析機器は、GC-17A(島津製作所社製)を使用する。
分析機器の装置構成は次の通りである。
検出器 :FID
カラム :DB-WAX、φ0.25mm×30m、膜厚0.25μm(J&W Scientific社製)
分析条件は次の通りである。
温度 :試料注入口及び検出機250℃
ガス圧力:ヘリウム(キャリアガス)150kPa
注入量 :1μL
注入方法:スプリットレス
以下の手順にて分析用試料を調製する。
検体5gを量りとり、これにテトラヒドロフランを加えて25mLに定容する。その溶液をディスクろ過し、試料溶液とする。調製した試料溶液をガスクロマトグラフ分析に供する。
(5)1−プロパノールの分析
1−プロパノールの分析は、次に示すガスクロマトグラフ法にしたがって行う。
分析機器は、GC-2014(島津製作所社製)を使用する。
分析機器の装置構成は次の通りである。
検出器 :FID
カラム :DB-WAX、φ0.25mm×60m、膜厚0.25μm(J&W Scientific社製)
分析条件は次の通りである。
温度 :試料注入口及び検出機250℃、カラム50℃
ガス圧力:ヘリウム(キャリアガス)398.6kPa、水素 60kPa、空気 50kPa
注入量 :2μL
注入方法:スプリット(1:20)
以下の手順にて分析用試料を調製する。
検体5gを量りとり、これにテトラヒドロフランを加えて25mLに定容する。その溶液をディスクろ過し、試料溶液とする。調製した試料溶液をガスクロマトグラフ分析に供する。
3.pH測定
検体約100mLを300mLのビーカーに量り取り、ビーカー内にスターラーピースを入れ、スターラーで20分間攪拌して炭酸ガスを取り除いた後、20℃に温度調整をして測定した。
4.炭酸ガスの分析
「最新・ソフトドリンクス(最新・ソフトドリンクス編集委員会、株式会社光琳、平成15年9月30日発行)」の第VI編 3−1−2ガス内圧力の検査に記載の方法を用いた。具体的には、以下のとおりである。
1)測定前に未開封の麦芽エキス含有飲料を恒温槽にて20℃程度(18〜22℃)まで温め、液温を均一にした。
2)1)の飲料を測定機にかけ、スニフト(スニフトバルブを開放し、大気圧までゲージを戻す)を行った。スニフト操作を行うことによりヘッドスペース中のエアーを抜いた。
3)次に激しく振動させゲージ圧が一定値を示したら、その値を読み、製品の温度を測定し、表(スニフト用ガスボリュームチャート)よりガスボリュームを求めた。
5.ポリフェノールの分析
標準液として没食子酸エチルを用い、酒石酸鉄法により、没食子酸の換算量として求めた(「緑茶ポリフェノール」飲食料品用機能性素材有効利用技術シリーズNo.10、社団法人菓子総合技術センター)。具体的には、試料5mL(適宜希釈)を酒石酸鉄標準溶液5mLで発色させ、リン酸緩衝液で25mLに定溶し、540nmで吸光度を測定し、没食子酸エチルによる検量線からポリフェノール量を求めた。
酒石酸鉄標準液の調製:硫酸第一鉄・7水和物100mg、酒石酸ナトリウム・カリウム(ロッシェル塩)500mgを蒸留水で100mLとした。
リン酸緩衝液の調製:1/15Mリン酸水素二ナトリウム溶液と、1/15Mリン酸二水素ナトリウム溶液を混合しpH7.5に調整した。
6.非重合体カテキン類の分析
試料溶液をフィルター(0.45μm)で濾過し、高速液体クロマトグラフ(型式SCL−10AVP、島津製作所製)を用い、オクタデシル基導入液体クロマトグラフ用パックドカラムL−カラムTM ODS(4.6mmφ×250mm:財団法人 化学物質評価研究機構製)を装着し、カラム温度35℃でグラジエント法により分析した。移動相A液は酢酸を0.1mol/L含有する蒸留水溶液、移動相B液は酢酸を0.1mol/L含有するアセトニトリル溶液とし、試料注入量は20μL、UV検出器波長は280nmの条件で行った。
濃度勾配条件(体積%)
時間 移動相A 移動相B
0分 97% 3%
5分 97% 3%
37分 80% 20%
43分 80% 20%
43.5分 0% 100%
48.5分 0% 100%
49分 97% 3%
62分 97% 3%
7.α酸及びイソα酸の分析
BCOJビール分析法 6.2.2α酸、β酸−HPLC法−に準じて分析した。
分析条件は以下の通りである。
分析用異動相;
C液 :メタノール/水/85質量%リン酸/10質量%水酸化テトラエチルアンモニウム=755mL/2255mL/17g/29.5g (pH3〜3.1)
D液 :メタノール
E液 :メタノール/水/10質量%水酸化テトラエチルアンモニウム/42.5質量%リン酸=465mL/135mL/17.7g/適量 (pH4.85)
検出 : 0−13分 254nm(イソα酸)、13.1−22分 326nm(α酸)
試料量: 10.0μL
流速 : 1.5mL/min
カラム温度: 50℃
移動相のタイムプログラム:
0-8min C液
8.01 min E液
8.02-23min グラジェント 0-50容量%D液、100-50容量%E液
23.01-28min 50容量%D液、50容量%E液
28.01 C液
8.官能評価
各麦芽エキス含有飲料を専門パネル5名が試飲し、口中における未熟な穀物様の不快な呈味、酸味について、プロリン0.001質量%でpH3.5の飲料の口中における未熟な穀物様の不快な呈味の評点を5(未熟な穀物様の不快な呈味が強い)、酸味の評点を5(酸味がかなり強い)とし、下記の基準にて評価し、その後協議により最終スコアを決定した。
口中における未熟な穀物様の不快な呈味の評価基準
評点5:口中における未熟な穀物様の不快な呈味が強い
4:口中における未熟な穀物様の不快な呈味がやや強い
3:口中における未熟な穀物様の不快な呈味がわずかにある
2:口中における未熟な穀物様の不快な呈味がほとんどない
1:口中における未熟な穀物様の不快な呈味がない
酸味の評価基準
評点5:酸味がかなり強い
4:酸味が強い
3:酸味がやや強い
2:酸味がほとんどない
1:酸味を感じない
製造例1
精製カテキン製剤の製造
緑茶抽出液の濃縮物(ポリフェノンHG、三井農林(株)製)200gを、25℃にて250r/min攪拌条件下の95質量%エタノール水溶液800g中に分散させ、酸性白土(ミズカエース#600、水澤化学社製)100gを投入後、約10分間攪拌を続けた。次に、2号ろ紙で濾過した後、濾液に活性炭16gを添加し、再び2号ろ紙で濾過した。次に0.2μmメンブランフィルターで再濾過した。次に、40℃、減圧下にて濾液からエタノールを留去し、イオン交換水で非重合体カテキン類濃度を調整して精製カテキン製剤を得た。当該製剤中の非重合体カテキン類濃度は14.8質量%であり、酒石酸鉄法により測定されるポリフェノール濃度は15.5質量%であった。
実施例1〜10及び比較例1〜2
表1に示す各成分を混合溶解し、酸味料で所定のpHに調整した。次に4℃に冷却した炭酸ガス容量比3.1の炭酸水及びイオン交換水で全量100質量部(炭酸ガスの容量比2.5となるように炭酸水及びイオン交換水で適宜調整)とし、耐熱耐圧性PETボトルに充填した(ポストミックス方式)。さらに65℃20分間加熱殺菌した。得られた麦芽エキス含有飲料の分析結果及び評価結果を表1に併せて示す。
Figure 0005834164
実施例11〜37
表2に示す各成分を混合溶解し、酸味料で所定のpHに調整した。次に4℃に冷却した炭酸ガス容量比3.1の炭酸水及びイオン交換水で全量100質量部(炭酸ガスの容量比2.0又は2.5となるように炭酸水及びイオン交換水で適宜調整)とし、耐熱耐圧性PETボトルに充填した(ポストミックス方式)。さらに65℃20分間加熱殺菌した。得られた麦芽エキス含有飲料の分析結果及び評価結果を、実施例1及び比較例1〜2の結果とともに表2に併せて示す。
Figure 0005834164
表1、2から、(A)プロリンと、特定量の(B)炭素数3〜7のアルコールを含有させ、(A)プロリンと(B)炭素数3〜7のアルコールとの質量比、及びpHを、それぞれ特定範囲内に制御した上で、成分(A)及び(B)が共存した状態で加熱殺菌することにより、口中における未熟な穀物様の不快な呈味が抑制され、かつ酸味の良好なエタノール低含有の麦芽エキス含有飲料が得られることが明らかとなった。

Claims (17)

  1. 次の成分(A)、(B)及び(G);
    (A)プロリン、
    (B)炭素数3〜7のアルコール 0.00005〜0.5質量%、及び
    (G)α酸及びイソα酸 0.000005〜0.00020質量%
    を含有し、
    成分(A)と成分(B)との質量比〔(B)/(A)〕が0.005〜2500であり、
    成分(B)と成分(G)との質量比〔(G)/(B)〕が0.000001〜0.0010であり、且つ、
    pH3〜4である、
    成分(A)及び(B)が共存した状態で加熱殺菌された、エタノール含有量が1質量%未満の麦芽エキス含有飲料。
  2. 成分(A)の含有量が0.00005〜0.15質量%である、請求項1記載の麦芽エキス含有飲料。
  3. 成分(A)が麦芽に由来するものである、請求項1又は2記載の麦芽エキス含有飲料。
  4. 成分(B)の含有量が0.0001〜0.5質量%である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の麦芽エキス含有飲料。
  5. 成分(B)が炭素数3〜7の1価の脂肪族アルコール、炭素数3の2価アルコール及び炭素数3の3価アルコールから選択される1種又は2種以上である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の麦芽エキス含有飲料。
  6. 成分(B)が1,2−プロパンジオール、3−メチル−1−ブタノール、イソプロパノール、1−プロパノール、1−ブタノール、2−メチル−1−ブタノール、1−ヘキサノール、3−メチル−ペンタノール、1−ヘプタノール、グリセリン及び1−ペンタノールから選択される1種又は2種以上である、請求項5記載の麦芽エキス含有飲料。
  7. 更に成分(C)として酸味料を含有する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の麦芽エキス含有飲料。
  8. 成分(C)がクエン酸、グルコン酸、アスコルビン酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、フマル酸、リンゴ酸、アジピン酸、リン酸、フィチン酸、酢酸及びそれらの塩から選択される1種又は2種以上である、請求項7記載の麦芽エキス含有飲料。
  9. 成分(C)の含有量が0.0005〜0.2質量%である、請求項7又は8記載の麦芽エキス含有飲料。
  10. 更に成分(D)として炭酸ガスを含有する、請求項1〜9のいずれか1項に記載の麦芽エキス含有飲料。
  11. (D)炭酸ガスの含有量がガス容量として1〜3(v/v)である、請求項10記載の麦芽エキス含有飲料。
  12. 更に成分(E)としてポリフェノールを含有する、請求項1〜11のいずれか1項に記載の麦芽エキス含有飲料。
  13. 成分(A)と成分(E)との質量比〔(E)/(A)〕が0.01〜350である、請求項12記載の麦芽エキス含有飲料。
  14. 成分(E)ポリフェノールが非重合体カテキン類である、請求項12又は13記載の麦芽エキス含有飲料。
  15. 非重合体カテキン類の含有量が0.0001〜0.5質量%である、請求項14記載の麦芽エキス含有飲料。
  16. (F)エタノール含有量が0.00質量%である、請求項1〜15のいずれか1項に記載の麦芽エキス含有飲料。
  17. 麦芽エキス含有非発酵飲料である、請求項1〜16のいずれか1項に記載の麦芽エキス含有飲料。
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