JP2019180287A - 容器詰飲料の充填方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】風味を損なうことなく、容器詰飲料を充填する方法を提供すること。【解決手段】下記の工程(1)、(2)、(3)及び(4)を含む、容器詰飲料の充填方法。(1)次の成分(A)、(B)及び(C)(A)非重合体カテキン類:800〜1400質量ppm(B)テアフラビン、及び(C)α酸、イソα酸及びβ酸から選択される1種又は2種以上を、下記式(i);5.1≦X+11×Y≦8.5 (i)〔式(i)中、Xは飲料中の成分(B)の含有量(質量ppm)を示す。但し、飲料中の成分(B)の含有量は0.1〜4.7質量ppmである。Yは飲料中の成分(C)の含有量(質量ppm)を示す。但し、飲料中の成分(C)の含有量は0.01〜0.7質量ppmである。〕に示す関係を満たすように含有させて飲料を調製する工程、(2)飲料のpHを4.0〜7.5に調整する工程、(3)pH調整後の飲料をF0値が11.0〜15.5となる条件で殺菌する工程、(4)殺菌後の飲料を82℃以上でホットパック充填し密封する工程【選択図】なし

Description

本発明は、容器詰飲料の充填方法に関する。
容器詰飲料は、安定して保存するために加熱処理する必要がある。加熱処理された容器詰飲料の製造方法として、例えば、予め130〜145℃、2〜30秒加熱殺菌した烏龍茶飲料を90〜95℃に降温し、缶にホットパック充填し巻締した後、100〜109℃で1〜10分間更に殺菌する方法が知られている(特許文献1)。また、ホットパック充填後の加熱殺菌工程を省略し作業効率を改善した容器詰飲料の製造方法として、例えば、pH4.6以上、カテキン含有量を30mg%以上に制御した茶飲料を135℃、7.58秒の加熱殺菌と同等以上の殺菌値で加熱殺菌した後、60〜70℃の温度に維持する一方、容器の少なくとも内面を65〜100℃の熱水で加熱殺菌し洗浄し、予め充填・密封装置及びその周辺環境を65〜100℃の熱水で加熱殺菌し洗浄した外界と隔離した環境管理空間の中で該飲料を充填温度60〜70℃で該殺菌済み容器に充填し、密封後40℃以下の常温まで冷却する方法が提案されている(特許文献2)。
一方、茶葉に含まれるポリフェノールの1種である非重合体カテキン類は抗菌作用を有することが知られているが、非重合体カテキン類を含有する容器詰飲料でも腐敗の危険はある。例えば、バチルス・コアギュランス(Bacillus coagulans)は、バチルス属細菌の中でも増殖力が強く、カテキン耐性芽胞菌として知られている。そのため、高濃度の非重合体カテキン類を容器詰飲料へ含有させたとしても、微生物が生き残り、容器詰飲料の腐敗を引き起こす可能性がある。
そこで、安価かつ飲料の風味に影響を与えずに、非重合体カテキン類を含有する飲料における微生物の増殖を抑制する技術として、例えば、中性領域のpHを有する非重合体カテキン類含有飲料に紅茶抽出物を、非重合体カテキン類に対して一定の関係を満たすように含有させる方法が提案されている(特許文献3、4)。
一方、ホップは、その抽出物に抗菌作用があることが知られているが、ホップエキスを単独で、あるいはホップエキスと緑茶エキスとを併用して含有させたとしても、バチルス・コアギュランスよりも増殖力の弱いバルチス・サブチリス(Bacillus subtilis)に対してさえ増殖抑制効果として弱いものであることが報告されている(特許文献5)。
特開平1−202247号公報 特開2006−69624号公報 特開2015−146758号公報 特開2016−29932号公報 国際公開第2016/104238号
本発明の課題は、風味を損なうことなく、バチルス・コアギュランスの増殖を抑制可能な容器詰飲料の充填方法を提供することにある。
本発明者は、非重合体カテキン類を含有する容器詰飲料において、テアフラビンと、α酸、イソα酸及びβ酸から選択される1種又は2種以上とを、一定の関係を満たすように含有させ、所定のpHに制御された飲料を、特定条件下で殺菌した後、特定温度以上でホットパック充填し密封することにより、風味を損なうことなく、バチルス・コアギュランスの増殖を抑制できることを見出した。
すなわち、本発明は、下記の工程(1)、(2)、(3)及び(4)を含む、容器詰飲料の充填方法又は製造方法を提供するものである。
(1)次の成分(A)、(B)及び(C)
(A)非重合体カテキン類:800〜1400質量ppm
(B)テアフラビン、及び
(C)α酸、イソα酸及びβ酸から選択される1種又は2種以上
を、下記式(i);
5.1≦X+11×Y≦8.5 (i)
〔式(i)中、
Xは飲料中の成分(B)の含有量(質量ppm)を示す。但し、飲料中の成分(B)の含有量は0.1〜4.7質量ppmである。
Yは飲料中の成分(C)の含有量(質量ppm)を示す。但し、飲料中の成分(C)の含有量は0.01〜0.7質量ppmである。〕
に示す関係を満たすように含有させて飲料を調製する工程、
(2)飲料のpHを4.0〜7.5に調整する工程、
(3)pH調整後の飲料をF0値が11.0〜15.5となる条件で殺菌する工程、
(4)殺菌後の飲料を82℃以上でホットパック充填し密封する工程
また、本発明は、次の成分(B)及び(C)
(B)テアフラビン、及び
(C)α酸、イソα酸及びβ酸から選択される1種又は2種以上
を有効成分とし、
飲食品に対して、成分(B)及び(C)を下記式(i);
5.1≦X+11×Y≦8.5 (i)
〔式(i)中、
Xは飲食品中の成分(B)の含有量(質量ppm)を示す。但し、飲食品中の成分(B)の含有量は0.1〜4.7質量ppmである。
Yは飲食品中の成分(C)の含有量(質量ppm)を示す。但し、飲食品中の成分(C)の含有量は0.01〜0.7質量ppmである。〕
に示す関係を満たすように含有させる、飲食品中のバチルス・コアギュランス増殖抑制剤を提供するものである。
本発明によれば、より過酷な充填条件を課すことなく、バチルス・コアギュランスの増殖を抑制可能で、風味を損なうことのない容器詰飲料の充填方法及び製造方法、並びに飲食品中のバチルス・コアギュランス増殖抑制剤を提供することができる。
〔容器詰飲料の充填方法又は製造方法〕
本発明の容器詰飲料の充填方法又は製造方法は、工程(1)、(2)、(3)及び(4)を含むものである。以下、各工程について詳細に説明する。
工程(1)
工程(1)は、成分(A)の非重合体カテキン類と、成分(B)のテアフラビンと、成分(C)のα酸、イソα酸及びβ酸から選択される1種又は2種以上とを、下記に示す含有量にて、下記の示す式(i)の関係を満たすように含有させて飲料を調製する工程である。なお、本発明においては、成分(A)、(B)及び(C)が最終的に飲料中に共存した状態にあればよく、配合順序は特に限定されない。
本明細書において成分(A)の「非重合体カテキン類」とは、カテキン、ガロカテキン、エピカテキン及びエピガロカテキン等の非ガレート体と、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキンガレート及びエピガロカテキンガレート等のガレート体を併せての総称である。本発明においては、上記8種の非重合体カテキン類のうち少なくとも1種を含有すればよい。なお、成分(A)は、配合成分に由来するものでも、新たに加えられたものでもよい。
成分(A)は、飲食品の分野において通常使用されているものであれば特に限定されず、例えば、化学合成品でも、成分(A)を豊富に含む植物の抽出物の形態で含有させることも可能であり、1種又は2種以上含有することができる。なお、植物抽出物は、成分(A)の純度を高めた精製物でも構わない。植物抽出物は、成分(A)が含まれていれば特に限定されないが、非重合体カテキン類の含量、風味の観点から、茶葉から抽出された茶抽出物が好ましい。
茶葉としては、例えば、Camellia属、例えば、C. sinensis var.sinensis(やぶきた種を含む)、C. sinensis var.assamica及びそれらの雑種から選択される茶葉(Camellia sinensis)が挙げられる。茶葉は、その加工方法により、不発酵茶、半発酵茶、発酵茶に分類されるが、これらのうちの1種又は2種以上を適宜選択して使用することができる。不発酵茶葉としては、例えば、煎茶、番茶、碾茶、釜入り茶、茎茶、棒茶、芽茶等の緑茶葉が挙げられ、火入れ加工が施されていてもよい。また、半発酵茶葉としては、例えば、鉄観音、色種、黄金桂、武夷岩茶等の烏龍茶葉が挙げられる。更に、発酵茶葉としては、ダージリン、アッサム、スリランカ等の紅茶葉が挙げられる。茶葉は1種又は2種以上を使用することができる。中でも、非重合体カテキン類の含量、風味の点から、不発酵茶葉が好ましく、緑茶、ほうじ茶が更に好ましい。
抽出方法としては植物の種類に応じて適宜選択可能であり、公知の方法を採用することができるが、例えば、ニーダー抽出、攪拌抽出(バッチ抽出)、向流抽出(ドリップ抽出)、カラム抽出等が挙げられる。また、抽出条件は特に限定されず、抽出方法により適宜選択することができる。
飲料中の成分(A)の含有量は800〜1400質量ppmであるが、非重合体カテキン類の強化、生理効果の観点から、900質量ppm以上が好ましく、950質量ppm以上がより好ましく、1000質量ppm以上が更に好ましく、また風味の観点から、1300質量ppm以下が好ましく、1250質量ppm以下がより好ましく、1200質量ppm以下が更に好ましい。飲料中の成分(A)の含有量の範囲としては、好ましくは900〜1300質量ppmであり、より好ましくは950〜1250質量ppmであり、更に好ましくは1000〜1200質量ppmである。なお、成分(A)の含有量は、上記8種の非重合体カテキン類の合計量に基づいて定義される。また、成分(A)の含有量は、通常知られている測定法のうち測定試料の状況に適した分析法により測定することが可能であり、例えば、液体クロマトグラフィで分析することができる。具体的には、後掲の実施例に記載の方法が挙げられる。なお、測定の際には装置の検出域に適合させるため、試料を凍結乾燥したり、装置の分離能に適合させるため試料中の夾雑物を除去したりする等、必要に応じて適宜処理を施してもよい。
成分(B)のテアフラビンは、茶葉の発酵工程等における酸化酵素の働きによって、茶葉に含まれる非重合体カテキン類が酸化されることにより生成する成分であり、紅茶飲料や烏龍茶飲料に多く含むとされている。
成分(B)は、配合成分に由来するものでも、新たに加えられたものでもよく、飲食品の分野において通常使用されているものであれば特に限定されない。例えば、化学合成品でも、成分(B)を豊富に含む植物の抽出物の形態で含有させることも可能であり、、1種又は2種以上含有することができる。植物抽出物は、成分(B)の純度を高めた精製物でも構わない。植物抽出物としては、成分(B)が含まれていれば特に限定されないが、例えば、例えば、紅茶抽出物、烏龍茶抽出物が挙げられる。なお、抽出方法は、植物の種類に応じて前述した公知の方法を採用することが可能であり、また抽出条件は特に限定されず、抽出方法により適宜選択することができる。
飲料中の成分(B)の含有量は0.1〜4.7質量ppmであるが、細菌増殖抑制の観点から、0.2質量ppm以上が好ましく、0.3質量ppm以上がより好ましく、0.5質量ppm以上が更に好ましく、また風味の観点から、4.5質量ppm以下が好ましく、4.3質量ppm以下がより好ましく、4.2質量ppm以下が更に好ましい。飲料中の成分(B)の含有量の範囲としては、好ましくは0.2〜4.5質量ppmであり、より好ましくは0.3〜4.3質量ppmであり、更に好ましくは0.5〜4.2質量ppmである。なお、成分(B)の含有量は、通常知られている測定法のうち測定試料の状況に適した分析法により測定することが可能であり、例えば、液体クロマトグラフィで分析することができる。具体的には、後掲の実施例に記載の方法が挙げられる。なお、測定の際には装置の検出域に適合させるため、試料を凍結乾燥したり、装置の分離能に適合させるため試料中の夾雑物を除去したりする等、必要に応じて適宜処理を施してもよい。
成分(C)のα酸、イソα酸及びβ酸は、ホップに多く含まれるとされている。ここで、本明細書において「α酸」とは、フムロン、アドフムロン、コフムロン、ポストフムロン及びプレフムロンの総称であり、また「イソα酸」とは、イソフムロン、イソアドフムロン、イソコフムロン、イソポストフムロン及びイソプレフムロンの総称であり、更に「β酸」とは、ルプロン、アドルプロン及びコルプロンの総称である。
成分(C)としては、本発明の効果を享受しやすい点から、少なくともβ酸を含有することが好ましい。また、α酸、イソα酸及びβ酸の総量と、β酸の含有量との比率、即ちβ酸/(α酸+イソα酸+β酸)は、バチルス・コアギュランスの増殖抑制の観点から、0.90以上が好ましく、0.93以上がより好ましく、0.95以上が更に好ましい。なお、α酸、イソα酸及びβ酸の総量は、上記5種のα酸、上記5種のイソα酸及び上記3種のβ酸の合計量に基づいて定義され、β酸の含有量は上記3種のβ酸の合計量に基づいて定義される。
成分(C)は、配合成分に由来するものでも、新たに加えられたものでもよく、飲食品の分野において通常使用されているものであれば特に限定されない。例えば、化学合成品でも、成分(C)を豊富に含む植物の抽出物の形態で含有させることも可能であり、植物抽出物は成分(C)の純度を高めた精製物でも構わない。植物抽出物としては、成分(C)が含まれていれば特に限定されないが、例えば、ホップ抽出物が挙げられる。植物抽出物は、1種又は2種以上含有することができる。なお、抽出方法は、植物の種類に応じて前述した公知の方法を採用することが可能であり、また抽出条件は特に限定されず、抽出方法により適宜選択することができる。
飲料中の成分(C)の含有量は0.01〜0.7質量ppmであるが、バチルス・コアギュランスの増殖抑制の観点から、0.02質量ppm以上が好ましく、0.03質量ppm以上がより好ましく、0.04質量ppm以上が更に好ましく、また風味の観点から、0.5質量ppm以下が好ましく、0.3質量ppm以下がより好ましく、0.1質量ppm以下が更に好ましい。飲料中の成分(C)の含有量の範囲としては、好ましくは0.02〜0.5質量ppmであり、より好ましくは0.03〜0.3質量ppmであり、更に好ましくは0.04〜0.1質量ppmである。なお、成分(C)の含有量は、上記5種のα酸、上記5種のイソα酸及び上記3種のβ酸の合計量に基づいて定義される。また、成分(C)の含有量は、通常知られている測定法のうち測定試料の状況に適した分析法により測定することが可能であり、例えば、液体クロマトグラフィで分析することができる。具体的には、後掲の実施例に記載の方法が挙げられる。なお、測定の際には装置の検出域に適合させるため、試料を凍結乾燥したり、装置の分離能に適合させるため試料中の夾雑物を除去したりする等、必要に応じて適宜処理を施してもよい。
本発明においては、飲料中の成分(B)及び成分(C)の含有量が下記式(i)に示す関係を満たすことが重要である。このような態様とすることで、風味を損なうことなく、バチルス・コアギュランスの増殖を抑制することができる。
5.1 ≦X+11Y≦8.5 (i)
式(i)中、Xは、飲料中の成分(B)の含有量(質量ppm)を示し、Yは飲料中の成分(C)の含有量(質量ppm)を示す。なお、飲料中の成分(B)及び成分(C)の各含有量は、上記において説明したとおりである。
また、本発明においては、成分(A)と成分(B)とを、両者の質量比[(A)/(B)]が、好ましくは170以上、より好ましくは300以上であって、好ましくは14000以下、より好ましくは650以下、更に好ましくは500以下となるように含有させることが、バチルス・コアギュランスの増殖抑制、風味の観点から好適である。かかる質量比[(A)/(B)]の範囲としては、好ましくは170〜14000であり、より好ましくは300〜650であり、更に好ましくは300〜500である。
更に、本発明においては、成分(A)と成分(C)とを、両者の質量比[(A)/(C)]が、好ましくは1000以上、より好ましくは2000以上、更に好ましくは2500以上であって、好ましくは30000以下、より好ましくは7000以下、更に好ましくは6000以下となるように含有させることが、バチルス・コアギュランスの増殖抑制、風味の観点から好適である。かかる質量比[(A)/(C)]の範囲としては、好ましくは1000〜30000であり、より好ましくは2000〜7000であり、更に好ましくは2500〜6000である。
また、所望により、飲料中に、甘味料、香料、色素、ビタミン、ミネラル、酸化防止剤、苦渋味抑制剤、品質安定剤、泡安定剤、エステル、乳化剤、保存料、調味料、果汁、野菜汁、花蜜エキス、アミノ酸、植物油脂等の添加剤を1種又は2種以上を含有させてもよい。なお、添加剤を含有させる量は、本発明の目的を損なわない範囲内で適宜選択することができる。
工程(2)
工程(2)は、飲料のpHを特定範囲内に調整する工程である。
飲料のpHは4.0〜7.5であるが、バチルス・コアギュランスの増殖抑制、風味の観点から、4.3以上が好ましく、4.8以上がより好ましく、5.2以上が更に好ましく、そして7.3以下が好ましく、7.2以下がより好ましく、7.0以下が更に好ましい。かかるpHの範囲としては、好ましくは4.3〜7.3、より好ましくは4.8〜7.2、更に好ましくは5.2〜7.0である。なお、pHは、20℃に温度調整しpHメータにより測定するものとする。なお、工程(1)で調製された飲料のpHが上記範囲内であって、所望のpHであれば、本工程を行うことなく、次工程である工程(3)を実施しても構わない。
pH調整には、pH調整剤を使用することができる。pH調整剤としては、例えば、酸、アルカリが挙げられ、食品衛生法により使用が認められているものであれば特に限定されない。酸としては、例えば、クエン酸、グルコン酸、コハク酸、酒石酸、乳酸、フマル酸、リンゴ酸、アジピン酸、リン酸、フィチン酸、酢酸等の有機酸;リン酸、塩酸等の無機酸等が挙げられ、塩の形態でも構わない。なお、塩としては、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属塩を挙げることができる。また、アルカリとしては、例えば、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属の水酸化物;炭酸ナトリウム、生石灰等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の炭酸塩;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素カルシウム等のアルカリ金属又はアルカリ土類金属の炭酸水素塩等が挙げられる。pH調整剤は、所望のpHとなるように、酸及びアルカリから選択される少なくとも1種を適宜選択することが可能であり、またpH調整剤の使用量は、その種類に応じて所望のpHになるように適宜決定することが可能である。
工程(3)
工程(3)は、pH調整後の飲料をF0値が特定範囲内となる条件で殺菌する工程である。ここで、本明細書において「F0値」とは、飲料を加熱殺菌した場合の加熱殺菌効果を評価する値で、基準温度(121.1℃)に規格化した場合の加熱時間(分)に相当する。F0値は、容器内温度に対する致死率(121.1℃で1)に、加熱時間(分)を乗じて算出される。致死率は致死率表(藤巻正生ら、「食品工業」、恒星社厚生閣、1985年、1049頁)から求めることができる。F0値を算出するには、一般的に用いられる面積計算法、公式法等を採用することができる(例えば谷川ら《缶詰製造学》頁220、恒星社厚生閣 参照)。本発明において、F0値を所定の値になるよう設定するには、例えば、予め得た致死率曲線から、適当な加熱温度・加熱時間を決定すればよい。
F0値は11.0〜15.5であるが、バチルス・コアギュランスの増殖抑制、風味の観点から、好ましくは11.0〜15.0であり、より好ましくは11.0〜14.0であり、更に好ましくは11.0〜13.5である。
殺菌処理は、公知の殺菌機を使用することができる。殺菌機としては、例えば、バッチ式殺菌機、連続式殺菌機等を挙げることができる。バッチ式殺菌機としては、例えば、レトルト釜が挙げられ、連続式殺菌機としては、例えば、チューブ式殺菌機、プレート式殺菌機、HTSTプレート式殺菌装置、UHT殺菌機等を挙げられる。殺菌方法としては、適用されるべき法規(例えば、日本にあっては食品衛生法)に定められた条件に適合する範囲内で特に限定されるものではない。例えば、レトルト殺菌法、高温短時間殺菌法(HTST法)、超高温殺菌法(UHT法)等を挙げることができる。
殺菌温度及び殺菌時間は、所望のF0値となるように適宜設定可能であるが、例えば、殺菌温度は、好ましくは123〜150℃であり、より好ましくは126〜141℃であり、更に好ましくは129〜140℃であり、また殺菌時間は、好ましくは10分以内であり、より好ましくは100秒から9分、更に好ましくは110秒から7分である。
工程(4)
工程(4)は、殺菌後の飲料を容器にホットパック充填し密封する工程である。ここで、本明細書において「ホットパック充填」とは、飲料を加熱して容器に充填する操作をいう。
本発明においては82℃以上でホットパック充填を行うが、風味を損なうことなく飲料を容器に充填する観点から、ホットパック充填温度は、好ましくは82〜89℃であり、より好ましくは83〜89℃であり、更に好ましくは84〜89℃であり、殊更に好ましくは85〜89℃である。
また、容器としては、ホットパック充填が可能であれば、その形状及び材質は特に限定されないが、例えば、ポリエチレンテレフタレートを主成分とする成形容器(いわゆるPETボトル)、レトルトパウチ、金属缶、ビン等が挙げられる。
容器の密封は、容器の種類により適宜選択可能であるが、例えば、巻締め、熱シール等が挙げられる。
本発明の容器詰飲料は、茶飲料であっても、非茶系飲料であってもよい。茶飲料としては、例えば、緑茶飲料、ほうじ茶飲料、烏龍茶飲料、紅茶飲料が挙げられる。また、非茶飲料としては、例えば、果汁ジュース、野菜ジュース、スポーツ飲料、アイソトニック飲料、エンハンスドウォーター、ボトルドウォーター、ニアウォーター、コーヒー飲料、栄養ドリンク剤、美容ドリンク剤等の非アルコール飲料や、ビール、ワイン、清酒、梅酒、発泡酒、ウィスキー、ブランデー、焼酎、ラム、ジン、リキュール類等のアルコール飲料を挙げることができる。中でも、本発明の効果を享受しやすい点で、茶飲料が好ましく、緑茶飲料が更に好ましい。
〔バチルス・コアギュランス増殖抑制剤〕
本発明のバチルス・コアギュランス増殖抑制剤は、成分(B)及び(C)を有効成分とするものであり、飲食品に対して、成分(B)及び(C)を上記式(i)に示す関係を満たすように含有させるものである。
本発明においては、成分(B)と成分(C)とが最終的に飲食品中に共存した状態にあればよく、共存させるタイミングや配合順序は特に限定されない。なお、成分(B)及び(C)の具体的構成、並びに上記式(i)の具体的態様については、上記において説明したとおりである。
飲食品の形態は、経口摂取可能なものであれば特に限定されず、固形状でも、液状でもよい。飲食品としては、例えば、飲料(例えば、茶飲料、コーヒー、ココア、果汁飲料、炭酸飲料、野菜飲料、スポーツ飲料、乳飲料、アルコール飲料、清涼飲料、機能性飲料等)、サプリメント;ゼリー、チューイングガム、キャンディ、チョコレート、冷菓、スナック、ビスケット、パン、ケーキ等の菓子;チーズ等の乳製品;漬物、すり身、魚卵等の加工食品;粉末スープを含むスープ等を挙げることができる。中でも、飲料が好ましく、茶飲料がより好ましく、緑茶飲料が更に好ましい。また、飲料は、非重合体カテキン類を、好ましくは800〜1400質量ppm、より好ましくは900〜1300質量ppm、更に好ましくは950〜1250質量ppm、殊更に好ましくは1000〜1200質量ppm含有するものが好適である。
1.非重合体カテキン類の分析
純水で溶解希釈した試料を、高速液体クロマトグラフ(型式SCL−10AVP、島津製作所製)を用い、オクタデシル基導入液体クロマトグラフ用パックドカラム(L−カラムTM ODS、4.6mmφ×250mm:財団法人 化学物質評価研究機構製)を装着し、カラム温度35℃でグラジエント法により測定した。移動相A液は酢酸を0.1mol/L含有する蒸留水溶液、B液は酢酸を0.1mol/L含有するアセトニトリル溶液とし、流速は1mL/分、試料注入量は10μL、UV検出器波長は280nmの条件で行った。なお、グラジエント条件は以下の通りである。
濃度勾配条件(体積%)
時間 A液濃度 B液濃度
0分 97% 3%
5分 97% 3%
37分 80% 20%
43分 80% 20%
43.5分 0% 100%
48.5分 0% 100%
49分 97% 3%
60分 97% 3%
2.テアフラビンの分析
アセトンで溶解希釈した試料を、高速液体クロマトグラフ(型式Nexera、島津製作所製)を用い、オクタデシル基導入液体クロマトグラフ用パックドカラム(Cadenza CD−C18、4.6mmφ×250mm:Imtakt製)を装着し、カラム温度35℃でグラジエント法により測定した。移動相C液はリン酸を50mmol/L含有する蒸留水溶液、D液はアセトニトリル溶液とし、流速は0.8mL/分、試料注入量は10μL、UV検出器波長は455nmの条件で行った。なお、グラジエント条件は以下の通りである。
濃度勾配条件(体積%)
時間 C液濃度 D液濃度
0分 96% 4%
10分 96% 4%
54分 70% 30%
55分 0% 100%
60分 0% 100%
3.α酸、イソα酸及びβ酸の分析
BCOJビール分析法 6.2.2α酸、β酸−HPLC法−に準じて分析する。
分析条件は以下の通りである。
分析用異動相;
・E液:メタノール/水/85質量%リン酸/10質量%水酸化テトラエチルアンモニウム=755mL/2255mL/17g/29.5g(pH3〜3.1)
・F液:メタノール
・G液:メタノール/水/10質量%水酸化テトラエチルアンモニウム/42.5質量%リン酸=465mL/135mL/17.7g/適量(pH4.85)
・検出:
0−13分 254nm(イソα酸)
13.1−22分 326nm(α酸)
22.1−30分 346nm(β酸)
・試料量 :10.0μL
・流速 :1.5mL/min
・カラム温度: 50℃
・移動相のタイムプログラム:
0−8min E液
8.01min G液
8.02−23min
グラジェント0−50容量%F液、100−50容量%G液
23.01−28min
50容量%F液、50容量%G液
28.01min E液
4.pHの測定
pHメータ(HORIBA コンパクトpHメータ、堀場製作所製)を用いて、20℃に温度調整をして測定した。
5.風味の評価
下記の「菌の増殖評価」前の容器詰飲料の風味について、専門パネル4名が飲用試験を行った。飲用試験では、各パネリストが標準品の風味と比較し、下記の評価基準とすることに合意したうえで、各容器詰飲料について実施した。その後専門パネル4名が協議により最終評点を決定した。なお、標準品として、成分(B)及び(C)を含有しない比較例1の容器詰飲料を用いた。
風味の評価基準
3:標準品の容器詰飲料と比べて、味、香りともに差異がない
2:標準品の容器詰飲料と比べて、味に差異はないが、香りが僅かに劣る
1:標準品の容器詰飲料と比べて、異味が感じられ、味、香りともに大きく劣る
6.菌の増殖評価
(1)菌体懸濁液の調製
菌としてバチルス・コアギュランス(NBRC12583、缶詰協会1108、DSM2311、DSM2312、DSM2314及びDSM2385)を用いた。
バチルス・コアギュランスは、上記6株の菌体をそれぞれSCD寒天培地で45℃において2日間培養し、培養した菌体を生理食塩水に105CFU/mL程度となるように懸濁し、混合した。
(2)抗菌試験
各実施例及び比較例で調製した容器詰飲料に、上記(1)で調製した菌体懸濁液を103CFU/mLとなるように接種し、45℃で14日間保存し、その間数日ごとに菌数を測定した。菌数の測定は、各容器詰飲料から内容物を一定量抜き取り、SCD寒天培地に塗抹して培養後、コロニー数を計測することによって実施した。保存期間中の最低菌数より1オーダー以上の菌数増加が認められた場合を増殖(+)、それ以外の場合を非増殖(−)と判断した。
製造例1
緑茶抽出物の製造
市販の緑茶抽出物の濃縮物であるポリフェノンG(三井農林社製)200gを、25℃にて攪拌条件下(250r/min)の95質量%エタノール水溶液800g中に分散させ、酸性白土(ミズカエース#600、水澤化学社製)100gを投入後、約10分間攪拌を続けた。次に、2号ろ紙で濾過した後、濾液に活性炭16gを添加し、再び2号ろ紙で濾過した。次に0.2μmメンブランフィルターで再濾過した。次に、40℃、減圧下にて濾液からエタノールを留去し、イオン交換水で非重合体カテキン類濃度を15質量%に調整して、緑茶抽出物を得た。得られた緑茶抽出物は、非重合体カテキン類の含有量が65質量%であった。また、テアフラビン並びに、α酸、イソα酸及びβ酸は未検出であった。
製造例2
緑茶抽出液の製造
茶葉1kgに対して30質量倍の熱水を加え、70℃で6分間撹拌抽出し、その後網で濾して、緑茶抽出液を得た。得られた緑茶抽出液は、非重合体カテキン類の含有量が0.108質量%であった。また、テアフラビン並びに、α酸、イソα酸及びβ酸は未検出であった。
実施例1〜8及び比較例1〜5
表1に示す各成分を配合して飲料を調製し、重炭酸ナトリウムでpH7.0に調整した後、F0値11.0の条件で加熱殺菌し、容量200mLのPETボトルに85℃にてホットパック充填し巻締めして容器詰緑茶飲料を製造した。得られた容器詰緑茶飲料の分析結果及び評価結果を表1に併せて示す。
Figure 2019180287
実施例9〜17及び比較例6〜10
表2に示す成分を用いたこと以外は、実施例1と同様の操作により容器詰緑茶飲料を調製した。得られた容器詰緑茶飲料について、実施例1と同様に分析及び評価を行った。その結果を表2に併せて示す。
Figure 2019180287
実施例18〜27及び比較例11〜15
表3に示す成分を用いたこと以外は、実施例1と同様の操作により容器詰緑茶飲料を調製した。得られた容器詰緑茶飲料について、実施例1と同様に分析及び評価を行った。その結果を表3に併せて示す。
Figure 2019180287
表1〜3から、非重合体カテキン類を含有する飲料中に、テアフラビンと、α酸、イソα酸及びβ酸から選択される1種又は2種以上とを一定の関係を満たすように含有させ、所定のpHに制御された飲料を、特定条件下で殺菌した後、特定温度以上でホットパック充填し密封することにより、より過酷な充填条件を課すことなく、ホットパック充填であってもバチルス・コアギュランスの増殖を抑制でき、風味を損なうこともないことがわかる。

Claims (6)

  1. 下記の工程(1)、(2)、(3)及び(4)を含む、容器詰飲料の充填方法。
    (1)次の成分(A)、(B)及び(C)
    (A)非重合体カテキン類:800〜1400質量ppm
    (B)テアフラビン、及び
    (C)α酸、イソα酸及びβ酸から選択される1種又は2種以上
    を、下記式(i);
    5.1≦X+11×Y≦8.5 (i)
    〔式(i)中、
    Xは飲料中の成分(B)の含有量(質量ppm)を示す。但し、飲料中の成分(B)の含有量は0.1〜4.7質量ppmである。
    Yは飲料中の成分(C)の含有量(質量ppm)を示す。但し、飲料中の成分(C)の含有量は0.01〜0.7質量ppmである。〕
    に示す関係を満たすように含有させて飲料を調製する工程、
    (2)飲料のpHを4.0〜7.5に調整する工程、
    (3)pH調整後の飲料をF0値が11.0〜15.5となる条件で殺菌する工程、
    (4)殺菌後の飲料を82℃以上でホットパック充填し密封する工程
  2. 下記の工程(1)、(2)、(3)及び(4)を含む、容器詰飲料の製造方法。
    (1)次の成分(A)、(B)及び(C)
    (A)非重合体カテキン類:800〜1400質量ppm
    (B)テアフラビン、及び
    (C)α酸、イソα酸及びβ酸から選択される1種又は2種以上
    を、下記式(i);
    5.1≦X+11×Y≦8.5 (i)
    〔式(i)中、
    Xは飲料中の成分(B)の含有量(質量ppm)を示す。但し、飲料中の成分(B)の含有量は0.1〜4.7質量ppmである。
    Yは飲料中の成分(C)の含有量(質量ppm)を示す。但し、飲料中の成分(C)の含有量は0.01〜0.7質量ppmである。〕
    に示す関係を満たすように含有させて飲料を調製する工程、
    (2)飲料のpHを4.0〜7.5に調整する工程、
    (3)pH調整後の飲料をF0値が11.0〜15.5となる条件で殺菌する工程、
    (4)殺菌後の飲料を82℃以上でホットパック充填し密封する工程
  3. ホットパック充填温度が82〜89℃である、請求項1又は2記載の方法。
  4. 成分(A)と成分(B)を、両者の質量比[(A)/(B)]が170〜14000となるように含有させる、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 成分(A)と成分(C)を、両者の質量比[(A)/(C)]が1142〜140000となるように含有させる、請求項1〜4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 次の成分(B)及び(C)
    (B)テアフラビン、及び
    (C)α酸、イソα酸及びβ酸から選択される1種又は2種以上
    を有効成分とし、
    飲食品に対して、成分(B)及び(C)を下記式(i);
    5.1≦X+11×Y≦8.5 (i)
    〔式(i)中、
    Xは飲食品中の成分(B)の含有量(質量ppm)を示す。但し、飲食品中の成分(B)の含有量は0.1〜4.7質量ppmである。
    Yは飲食品中の成分(C)の含有量(質量ppm)を示す。但し、飲食品中の成分(C)の含有量は0.01〜0.7質量ppmである。〕
    に示す関係を満たすように含有させる、飲食品中のバチルス・コアギュランス増殖抑制剤。
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