JP5821498B2 - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バルブ作動特性の異なるカムを複数個配置してなるカムキャリアをカム軸の軸方向へ移動させる内燃機関の可変動弁装置に関する。
従来、内燃機関の可変動弁装置としては、バルブタイミング・リフト量を変化させるためのカムキャリアに形成された大小2種類のカムの側方外周に螺旋状の溝を形成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この可変動弁装置では、カムキャリアの半径方向から溝に操作部材の駆動ピンを抜き差しするように操作し、その操作に応じてカムキャリアをカム軸に対して軸方向に移動させてカムを切り替えている。
特開2004−108303号公報
しかしながら、上記可変動弁装置では、カムの側方外周面に螺旋状の溝を精度良く形成する必要があり、製造が困難であり製造コストが高くなるという問題点がある。
また、上記可変動弁装置では、カムキャリアの移動後、駆動ピンを速やかに螺旋状の溝から抜く必要がある。その理由は、螺旋状の溝から駆動ピンを速やかに抜かないと、駆動ピンが螺旋状の溝の終端部への出入りを繰り返して騒音が発生するとともに、駆動ピンに無理な力が作用して作動信頼性を低下させるからである。
さらに、上記可変動弁装置では、カム軸の回転数が高い場合に確実に駆動ピンを螺旋状の溝から抜くには、油圧式アクチュエータと比べて応答性に優れる電動アクチュエータを使用して信頼性を高める必要がある。このため、上記可変動弁装置では、駆動ピンを駆動するプランジャの駆動装置の構造が複雑化し、コスト上昇を招くとともに信頼性が低下する。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであって、バルブ作動特性の異なるカムを備えたカムキャリアを、往復駆動するプランジャによってカム軸の軸方向へ移動させる内燃機関の可変動弁装置について製造性を向上させるとともに構造を簡素化することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の態様は、カム軸を取り囲むように円筒状に形成され、このカム軸と一体に回転するとともにカム軸の軸方向へ移動可能であり、外周面に互いに共通のベース円部と互いに異なるノーズ部を備えた複数のカムが軸方向に隣接して配置され、軸方向の端面に軸方向に高低差を有する端部カム面が円環状に形成されているカムキャリアと、このカムキャリアの端面を横断する方向にプランジャを往復運動させ、ベース円部がバブル作動部材と接触しているときに、プランジャの周面と端部カム面が対向し、端部カム面の回転に伴いプランジャの周面からの反作用によりカムキャリアを軸方向へ移動させてバルブ作動部材と接触するカムを切り替える、シリンダヘッドに設けられたプランジャ往復駆動部と、を備え、プランジャに対し端部カム面とは反対側に当該プランジャの周面と接触するサポート部をシリンダヘッドに設けたことを特徴とする。
上記の態様としては、端部カム面が、回転方向に沿って、順次、プランジャの位置にかかわらずこのプランジャの周面とは接触しない非駆動領域と、プランジャの周面と接触した場合に上記非駆動領域からの高低差に応じてカムキャリアを移動させる駆動領域と、カムキャリアを最大限移動させる最大駆動領域と、を備え、ノーズ部がバルブ作動部材と接触するときにプランジャの周面が非駆動領域と対向し、ベース円部がバルブ作動部材と接触するときにプランジャの周面が駆動領域または最大駆動領域と接触する構成とすることができる。
上記の態様としては、バルブ作動部材に対するカムの接触部がノーズ部からベース円部に移動した後、直ちに駆動領域がプランジャの周面と接触することが好ましい。
上記の態様としては、シリンダヘッドが、カムキャリアに沿って延びる側壁と、この側壁と直交する方向へ延びるカムハウジングとを備え、上記側壁に上記プランジャ往復駆動部を内蔵し、上記カムハウジングに上記サポート部を設けることが好ましい。
上記の態様としては、プランジャ往復駆動部が、油圧によって上記プランジャを作動させる構成とすることができる。
本発明によれば、バルブ作動特性の異なるカムを備えたカムキャリアをカム軸の軸方向へ移動させる内燃機関の可変動弁装置の製造性を向上させるとともに信頼性を向上する効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の可変動弁装置を備えたシリンダヘッドの斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の可変動弁装置を備えたシリンダヘッドの断面図である。 図3は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の可変動弁装置の斜視図である。 図4は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の可変動弁装置の分解斜視図である。 図5は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の可変動弁装置におけるカム軸とカムキャリアとプランジャ往復駆動部とを示す斜視図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の可変動弁装置におけるカム軸を示す斜視図である。 図7は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の可変動弁装置におけるプランジャ往復駆動部を示す断面図である。 図8は図7の矢印A方向から見た図である。 図9−1は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の可変動弁装置において端部カム面の駆動領域が第1のプランジャの突出する位置に至る直前のタイミングでプランジャの周面が非駆動領域と対向するように突出した状態を示す正面図である。 図9−2は、図9−1の状態を示す平面図である。 図10−1は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の可変動弁装置において端部カム面が非駆動領域のタイミングで第1のプランジャが突出した後、第1のプランジャの周面に対して駆動領域が接触した後、最大駆動領域が接触してロッカアームに対してカムが切り替わった状態を示す正面図である。 図10−2は、図10−1の状態を示す平面図である。 図11−1は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の可変動弁装置において第1のプランジャの突出が遅れた場合を示し、端部カム面の最大駆動領域の側面(カムキャリアの周面)に第1のプランジャの先端部が当接してプランジャの突出が防止された状態を示す正面図である。 図11−2は、図11−1の状態を示す平面図である。 図12−1は、本発明の実施の形態に係る内燃機関の可変動弁装置において第1のプランジャの突出が早い場合を示し、カムキャリアが移動せずに端部カム面の非駆動領域に第1のプランジャの周面が対向している状態を示す正面図である。 図12−2は、図12−1の状態を示す平面図である。
以下に、本発明の実施の形態に係る内燃機関の可変動弁装置の詳細を図面に基づいて説明する。
(可変動弁装置の概略構成)
図1および図2に示すように、本発明の実施の形態に係る内燃機関の可変動弁装置2は、内燃機関のシリンダヘッド1に内蔵されている。なお、このシリンダヘッド1の全体構成は、通常のシリンダヘッドと略同様であり、図2に示すように、ヘッド本体1Aとヘッドカバー1Bとを備えている。
図3〜図5に示すように、可変動弁装置2は、カム軸3と、カムキャリア4と、カムキャリア4の両端側に配置されたプランジャ往復駆動部5と、を備え、吸気バルブ13のリフト状態を変化させるためにカムの切り替えを行うようになっている。また、図2に示すように、このシリンダヘッド1には、この他に、排気バルブ側のカム軸30や排気カム40などを備えている。
(カムハウジングおよび側壁)
ロアカムハウジング6とアッパカムハウジング7は、図示しない内燃機関の気筒と重ならない位置に配置され、図1および図2に示すようにヘッド本体1Aに架設されている。なお、これらロアカムハウジング6とアッパカムハウジング7は、ヘッドカバー1Bで覆われている。これらロアカムハウジング6とアッパカムハウジング7は、カムハウジング1Cを構成している。そして、シリンダヘッド1のヘッド本体1Aには、ロアカムハウジング6の端部同士を連結するように、カム軸3およびカムキャリア4に沿って延びる側壁6Aが設けられている。この側壁6Aの適所には、プランジャ往復駆動部5が設けられている。
(バルブ作動部材)
図2〜図4に示すように、本実施の形態では、カムキャリア4の回転に伴いスイングするタイプのバルブ作動部材としてのロッカアーム11が用いられている。なお、本実施の形態では、カムキャリア4の後述する低速カム41または高速カム42がロッカアーム11を介してバルブ13をリフトさせる構成であるが、低速カム41または高速42が直接バルブ13をリフトさせる構成の場合にはバルブ13自身がバルブ作動部材となる。
ロッカアーム11は、一端部11C下面に形成された凹部(図示省略する)がピボット12Aの上に当接するように配置されている。すなわち、ロッカアーム11は、一端部11C側で揺動中心(支点)となるピボット12Aで支持されている。なお、ピボット12Aは円筒状のピボット支持部12に出没調整可能に設けられている。
ロッカアーム11の中央には、被押圧ローラ11Aがピン11Bで軸支されている。この被押圧ローラ11Aは、ロッカアーム11の上面から突出しており、カムキャリア4の低速カム41と高速カム42のいずれかが当接するようになっている。
ロッカアーム11の他端部側のアーム先端部11Dの下面は、吸気バルブ13の上端に当接するようになっている。なお、図示しないが、吸気バルブ13は、シリンダヘッド1側の図示しないバルブガイドで軸方向に進退可能に設けられ、バルブスプリング14により引き上げる方向(吸気ポートと燃焼室とを閉じる方向)に付勢されている。
(カム軸)
図1、図2および図5に示すように、カム軸3は、ヘッド本体1Aの上に配置された軸受け部となるロアカムハウジング6とアッパカムハウジング7とに回転自在に支持され、図示しないチェーンやベルト等により図示しないクランクシャフトと連動して回転するように図示しない連動部分を備えている。
カム軸3の回転数は、クランクシャフトの回転数の1/2となるように設定されている。本実施の形態において、このカム軸3は、図示しない内燃機関としてのエンジンの前後方向(図3および図4に矢印で示す方向)に沿って延びるように配置されている。
図4および図6に示すように、カム軸3は円柱形状であり、軸方向の中央部の外周面に軸方向に所定の幅寸法を持つスプライン外歯31が周回して形成されている。図6に示すように、スプライン外歯31の一部には、軸方向に沿って平坦な平坦部32が形成されている。この平坦部32の中央の2箇所には、カムキャリア4の位置決め用の凹部32A,32Bが所定距離隔てて軸方向に沿って形成されている。
(カムキャリア)
図4に示すように、カムキャリア4は、カム軸3を取り囲むように円筒状に形成されている。このカムキャリア4の内周面には、カム軸3のスプライン外歯31と噛み合うスプライン内歯45が形成されている。このため、カム軸3とカムキャリア4とは、一体に回転するとともに、カムキャリア4がカム軸3に対して軸方向へ移動可能となっている。
図3〜図5に示すように、カムキャリア4は、周面にバルブ作動特性の異なる、第1カムとしての低速カム41と、第2カムとしての高速カム42とが軸方向に並んで一体に設けられている。なお、低速カム41と高速カム42との一体構成体は、所定間隔を隔てて一対が配置されている。一対の低速カム41,41が選択される場合は、それぞれの低速カム41が、吸気バルブ13(ロッカアーム11)の上方に位置し、一対の高速カム42が選択される場合は、それぞれの高速カム42が、吸気バルブ13(ロッカアーム11)の上方に位置するように、低速カム41同士の間隔、高速カム42同士の間隔、および吸気バルブ13同士の間隔は、同一に設定されている。
図5に示すように、低速カム41は、基礎となるベース円部41Aと、ベース円部41Aよりも半径方向外側へ突出したノーズ部41Bとを備える。高速カム42は、基礎となる低速カム41のベース円部41Aと同じ半径のベース円部42Aと、ベース円部42Aより半径方向外側へ向けて低速カム41のノーズ部41Bよりも突出するように形成されたノーズ部42Bとを備える。図4に示すように、これら低速カム41と高速カム42は、軸方向に沿って隣接して配置されている。しかも、これらベース円部41A,42Aは、軸方向に面一に形成された共通の連続面である。
また、低速カム41と高速カム42のノーズ部41B,42Bは、ほぼ同位相となる方向に配置されている。これら低速カム41と高速カム42は、カム軸3に対する配置状態により、図示しないクランクシャフトの動作に伴って動作する吸気バルブ13のリフトタイミングが規定されるようになっている。
また、カムキャリア4の軸方向の端面には、軸方向に高低差を有する端部カム面43が周回して連続する円環状に形成されている。この端部カム面43には、カム軸と直交する方向に沿って後述するプランジャ51が対向するようになっている。カムキャリア4は、端部カム面43が、プランジャ51の周面を押圧する反作用によりカム軸方向に移動するようになっている。
図4および図5に示すように、端部カム面43は、軸方向にカム高さの低い非駆動領域43Aと、カム高さの高い最大駆動領域43Bと、非駆動領域43Aと最大駆動領域43Bとの間に、これら非駆動領域43Aと最大駆動領域43Bを結ぶ斜面状の駆動領域43C,43Dが形成されている。ここで、最大駆動領域43Bと非駆動領域43Aの軸方向の高低差は、低速カム41と高速カム42を切り替えるための軸方向の移動距離に等しい。なお、最大駆動領域43Bおよび駆動領域43C,43Dの位置は、プランジャ51およびロッカアーム11との配置関係に基づいて設定されている。
すなわち、本実施の形態では、低速カム41と高速カム42のノーズ部41B,42Bがロッカアーム11の被押圧ローラ11Aに接触するときには、プランジャ51が突出してもカムキャリア4を移動させないために、端部カム面43の非駆動領域43Aとプランジャ51の周面が対向するように設定されている。また、ロッカアーム11の被押圧ローラ11Aに対する、低速カム41と高速カム42の接触部が、ノーズ部41B,42Bからベース円部41A,42Aに移動したとき、プランジャ51が突出した場合に、プランジャ51の周面が非駆動領域43Aと対向し、その直後に駆動領域43Cが回転してプランジャ51の周面に接触するようになっている。そして、ロッカアーム11の被押圧ローラ11Aに対する、低速カム41と高速カム42の接触部が、ベース円部41A,42Aである間に、プランジャ51の周面を、最大駆動領域43Bと駆動領域43Dが通過してプランジャ51Aの周面からの反作用によりカムキャリア4を軸方向へ移動させるように設定されている。なお、カムキャリア4の両端面の端部カム面43とプランジャ51との位置関係も上記の位置関係と同様である。
図4に示すように、カムキャリア4の中間部44には、クリック移動部材を設けるための貫通孔44Aがカムキャリア4の半径方向に貫通して形成されている。この貫通孔44Aには、クリック移動部材としてのボール8と、このボール8をカムキャリア4の内周面から中心軸側へ向けて突出するように付勢するスプリング9と、貫通孔44Aを外側から塞いでスプリング9の外側端部を支持するプラグ10と、が設けられている。このボール8は、カムキャリア4がカム軸3に対して軸方向に移動したときに、カム軸3側に設けた凹部32A,32Bにクリック動作を伴って係合して位置決めを行うようになっている。
(プランジャ往復駆動部)
プランジャ往復駆動部5は、カム軸3の中心線と直交する方向に沿って往復動作するプランジャ51が突出したときにプランジャ51の周面が端部カム面43に対向可能となるように設定されている。上述のように、カムキャリア4は、端部カム面43が、プランジャ51の周面を押圧する反作用によりカム軸方向に移動してカムを切り替えるようになっている。なお、プランジャ51は、端部カム面43に対向する状態(最も突出する位置)と、端部カム面43に対向しない状態(最も引っ込んだ位置)との2点の間を往復するだけの操作が行われる。
図2、図7および図8に示すように、プランジャ往復駆動部5は、ロアカムハウジング6に対して直角をなす方向に延在された側壁6Aに内蔵されている。図2および図7に示すように、側壁6Aには、プランジャ51の先端が側壁6A内側(カム軸3の中心軸Cと直交する方向)へ向けて出没可能とするプランジャ摺動孔61が形成されている。このプランジャ51の基部は、プランジャ摺動孔61に連通する円柱形状の油圧室62内に軸方向へ摺動自在に収納されている。プランジャ51の基部はフランジ状に大径化されており、プランジャ摺動孔61から抜け出さないようになっている。
また、プランジャ51は、スプリング9により先端部が後退する(側壁6Aに没する)方向に向けて付勢されている。プランジャ51の基部と側壁6Aとの間に形成される油圧室62には、側壁6Aに形成されたオイル流入路63とオイル排出路64が連通している。これらオイル流入路63、オイル排出路64を介して、図示しないアクチュエータから例えばオイル等の流体の供給、排出が行われることにより、油圧室62の圧力を変化させてプランジャ51の進退動作を行っている。
プランジャ往復駆動部5においてプランジャ51を突出させるタイミングは、回転するカムキャリア4の端部カム面43の非駆動領域43Aがプランジャ51の周面と対向可能なときである。なお、プランジャ往復駆動部5において油圧系の不具合などで遅れることにより、非駆動領域43Aと対向しない領域でプランジャ51が突出した場合、プランジャ51の周面は端部カム面43に対向せずに、駆動領域43C,43Dまたは最大駆動領域43Bが位置するカムキャリア4の周面に当たって突出が阻止される。そして、カムキャリア4が回転して非駆動領域43Aがプランジャ51の先端の位置に至ったときに、プランジャ51の突出が許容されて非駆動領域43Aに対向するようにプランジャ51が突出して、カムキャリア4の移動が可能となる。
また、図1、図7および図8に示すように、本実施の形態では、プランジャ51が突出したときに、プランジャ51の周面に摺接するサポート部6Bがロアカムハウジング6に一体的に設けられている。図8に示すように、このサポート部6Bは、プランジャ51の周面と接触する凹曲面6B1が形成されている。
(可変動弁装置の作用・動作)
次に、本実施の形態に係る可変動弁装置2の低速カム41と高速カム42との間の切り替え動作について説明する。以下、説明の便宜からカムキャリア4を高速カム42から低速カム41に切り替えるための端部カム面43に対向するプランジャ51を第1のプランジャ51Aとし、このカムキャリア4の他方の端部カム面43に対向するプランジャ51を第2のプランジャ51Bとして説明する。
図9−1および図9−2は、可変動弁装置2を高速カム42から低速カム41へと切り替える場合であり、高速カム42のノーズ部42Bがロッカアーム11を通過した直後、すなわちカムリフト終了直後の状態を示している。このような切り替えを行う場合、第1のプランジャ51Aを突出させ、第2のプランジャ51Bを後退させた状態にしておく。図9−1および図9−2に示すタイミングでは、高速カム42のベース円部42Aとロッカアーム11の被押圧ローラ11Aとが接触し始めている。
その後、第1のプランジャ51の周面は、端部カム面43の駆動領域43Cに接触してプランジャ51の周面を押し始めるため、カムキャリア4はその反作用を受けてロッカアーム11に接触するカムが高速カム42から低速カム41になる方向へ移動を始める。そして、最大駆動領域43Bが第1のプランジャ51Aの周面に接触したときに、カムキャリア4を最大距離まで移動させて高速カム42から低速カム41への切り替えが終了する(図10−1および図10−2参照)。
このとき、低速カム41のベース円部41Aはベース円部42Aと面一に形成されているため、カムキャリア4は被押圧ローラ11Aに対して軸方向に沿って円滑に摺動して被押圧ローラ11Aに低速カム41のベース円部41Aが接触した状態となる。
このようにカムキャリア4がカム軸3に対して変位するときに、図4に示すように、カム軸3の凹部32Aに係合していたボール8が凹部32Aから外れて、凹部32Bへ移動して係合する。この結果、カムキャリア4は、カム軸3に対して低速カム41が選択された位置で固定される。
図11−1および図11−2は、図9−1および図9−2で示すタイミングよりも、第1のプランジャ51Aの突出動作が遅れて最大駆動領域43Bの側部(カムキャリア4の周面)に第1のプランジャ51Aの先端が当たった場合を示している。この時点では、第1のプランジャ51Aは突出する動作は阻止されているが、カムキャリア4の回転が進んで端部カム面43における非駆動領域43Aが第1のプランジャ51Aの先端位置に至ったときに、第1のプランジャ51Aは突出が許容されて突出する。その後、上記と同様に、図9(図9−1および図9−2)、図10(図10−1および図10−2)で示す工程を経て高速カム42から低速カム41への切り替えが行われる。
一般に、バルブのリフト中においてカムの切り替えを行おうとすると、機構に無理な荷重がかかり、騒音の原因となる。本実施の形態では、図12−1および図12−2に示すように、バルブ13をリフト中に、すなわち高速カム42のノーズ部42Bがロッカアーム11の被押圧ローラ11Aに接触しているときに、第1のプランジャ51Aが突出した状態であっても、第1のプランジャ51Aは押圧されることがない。すなわち、第1のプランジャ51Aの周面は、端部カム面43の非駆動領域43Aに対向しているだけであるため、カムキャリア4が移動することがない。したがって、カムが切り替えられることがなく、カムキャリア4などの摩耗や騒音の発生を防止できる。
以上、高速カム42から低速カム41へ切り替える場合について説明したが、逆に低速カム41から高速カム42へ切り替える場合は、第2のプランジャ51Bを所定のタイミングで突出させ、第1のプランジャ51Aは後退させた状態にしておけばよい。
本実施の形態では、カムキャリア4の軸方向の端面に円環状であり、かつ軸方向に高低差を有するように形成した端部カム面43を、プランジャ51の周面を接触させることでカムキャリア4を軸方向へ移動させることができる。したがって、本実施の形態に係る可変動弁装置2では、従来の可変動弁装置のように、カムキャリアの外周面に螺旋状に溝を形成し、その溝に駆動ピンを出し入れする構成に比較して、カムキャリア4の全長を短縮できるとともにカムキャリア4の加工が容易になり、可変動弁装置2の製造性を向上させることができる。
本実施の形態では、カムキャリア4の移動完了後、直ちにプランジャ51を端部カム面43から離れる位置へ移動させる必要がないためプランジャ51の作動速度を低くでき、プランジャ往復駆動部5を簡素化できる。
本実施の形態に係る可変動弁装置2では、プランジャ5を備えるプランジャ往復駆動部5を側壁6Aに内蔵しているため、取り付け部材などの部品点数を削減できる。
本実施の形態では、従来の可変動弁装置のように溝にピストン51の先端を出し入れする構成ではなく、端部カム面43に対向するように、プランジャ51をカム軸3の中心軸Cへ向けて往復動作させるだけでよいため、タイミングの制御を簡素化することができる。
本実施の形態では、被押圧ローラ11Aにベース円部41A,42Aが接触している場合にカムキャリア4を移動させて低速カム41と高速カム42との切り替えを行うため、カム切り替えを円滑に行うことができる。
本実施の形態では、ロッカアーム11などのバルブ作動部材に対するカムのベース円部41A,42Aが接触した後、直ちにカムキャリア4を軸方向へ移動させるため、カム軸3が高速回転する場合にもカムのベース円部41A,42Aがロッカアーム11などのバルブ側部材と接触している間に確実にカムキャリア4の移動を完了できる。
本実施の形態では、プランジャ51の周面がカムキャリア4側から押圧されたときにプランジャ51が傾く側にサポート部6Bが配置されているため、プランジャ51の軸線が傾くことを防止でき、プランジャ51の作動信頼性を向上できる。また、サポート部6Bをロアカムハウジング6に配置したため、可変動弁装置2の構造を簡素化して製造性を向上できる。
本実施の形態では、カムキャリア4を移動させた後、プランジャ51を即座に端部カム面43から離れた位置に移動させる必要がないため、応答速度の低い油圧を用いてプランジャ51を作動させることができる。このため、電動でプランジャ51を駆動するものと比べてプランジャ51の駆動装置を簡素化して可変動弁装置2の製造性を向上できる。
本実施の形態に係る可変動弁装置2によれば、カム軸3に対してカムキャリア4がクリック動作にて位置決めされるように、クリック移動部材としてのボール8、スプリング9などを用いているため、カムキャリア4を確実に位置決めすることができる。
(その他の実施の形態)
以上、実施の形態について説明したが、この実施の形態の開示の一部をなす論述および図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
例えば、上記の実施の形態では、プランジャ51がカム軸3の中心線と直交する方向(カムキャリア4の半径方向)に沿って往復動作するように設定したが、カム軸3の中心線と厳密に直交しなくても、プランジャ51の延在方向が端部カム面43の中心近傍を通るように配置させてもよい。すなわち、プランジャ51が端部カム面43を横断する方向に沿って往復動作させればよい。この場合も、端部カム面43の軸方向の高低差によりプランジャ51の周面に作用を及ぼすことが可能であり、反作用によりカムキャリア4を移動させることができる。
また、上記の実施の形態では、カムキャリア4の両端面の端部カム面43の最大駆動領域43Bをベース円部41A,42Aに対応する位置に配置し、非駆動領域43Aをノーズ部41B、42Bに対応する位置に配置したが、実質的には、ロッカアーム11の被押圧ローラ11Aにベース円部41A,42Aが接触するときに、プランジャ51の周面が対向する端部カム面43に駆動領域43Cと最大駆動領域43Bが配置され、被押圧ローラ11Aにノーズ部41B、42Bが接触するときに、プランジャ51の周面が対向する端部カム面43に非駆動領域43Aが配置され、駆動領域43C,43Dが最大駆動領域43Bと非駆動領域43Aとの間に配置された構成であればよい。したがって、本発明は、プランジャ51の配置位置に応じて端部カム面43を設けるものである。
1 シリンダヘッド
2 可変動弁装置
3 カム軸
4 カムキャリア
5 プランジャ往復駆動部
6 ロアカムハウジング
6A 側壁
6B サポート部
7 アッパカムハウジング
8 ボール(クリック移動部材)
9 スプリング
10 プラグ
11 ロッカアーム
11A 被押圧ローラ
13 吸気バルブ
31 スプライン外歯
32A,32B 凹部
41 低速カム
41A ベース円部
41B ノーズ部
42 高速カム
42A ベース円部
42B ノーズ部
43 端部カム面
43A 非駆動領域
43B 最大駆動領域
43C 駆動領域
43D 駆動領域
45 スプライン内歯
51 プランジャ
62 油圧室
63 オイル流入路
64 オイル排出路

Claims (5)

  1. カム軸を取り囲むように円筒状に形成され、前記カム軸と一体に回転するとともに前記カム軸の軸方向へ移動可能であり、外周面に互いに共通のベース円部と互いに異なるノーズ部を備えた複数のカムが軸方向に隣接して配置され、軸方向の端面に軸方向に高低差を有する端部カム面が円環状に形成されているカムキャリアと、
    前記カムキャリアの前記端面を横断する方向にプランジャを往復運動させ、前記ベース円部がバブル作動部材と接触しているときに、前記プランジャの周面と前記端部カム面が対向し、前記端部カム面の回転に伴い前記プランジャの周面からの反作用により前記カムキャリアを軸方向へ移動させて前記バルブ作動部材と接触する前記カムを切り替える、シリンダヘッドに設けられたプランジャ往復駆動部と、を備え
    前記プランジャに対し前記端部カム面とは反対側に当該プランジャの周面と接触するサポート部を前記シリンダヘッドに設けたことを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 前記端部カム面は、回転方向に沿って、順次、前記プランジャの位置にかかわらず当該プランジャの周面とは接触しない非駆動領域と、前記プランジャの周面と接触した場合に前記非駆動領域からの高低差に応じて前記カムキャリアを移動させる駆動領域と、前記カムキャリアを最大限移動させる最大駆動領域と、を備え、
    前記ノーズ部が前記バルブ作動部材と接触するときに前記プランジャの周面が前記非駆動領域と対向し、前記ベース円部が前記バルブ作動部材と接触するときに前記プランジャの周面が前記駆動領域または前記最大駆動領域と接触することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置。
  3. 前記バルブ作動部材に対する前記カムの接触部が前記ノーズ部から前記ベース円部に移動した後、直ちに前記駆動領域が前記プランジャの周面と接触するようにしたことを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の可変動弁装置。
  4. 前記シリンダヘッドは、前記カムキャリアに沿って延びる側壁と、該側壁と直交する方向へ延びるカムハウジングとを備え、前記側壁に前記プランジャ往復駆動部を内蔵し、前記カムハウジングに前記サポート部を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の内燃機関の可変動弁装置。
  5. 前記プランジャ往復駆動部は、油圧によって前記プランジャを作動させたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の内燃機関の可変動弁装置。
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