JP2015214937A - 内燃機関の可変動弁装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】切換ピンをカム軸の軸線方向に固定して、カムキャリアをカム軸の軸線方向に安定して移動させることができる内燃機関の可変動弁装置を提供すること。
【解決手段】カム切換部5が、ハウジング52に収容され、切換ピン51の基部51aを保持してカム軸3の軸線方向に移動自在なピストン53を有し、ハウジング52が、切換ピン51のテーパ部51cに係止して、切換ピン51のカム軸3の軸線方向への移動範囲を規制する係止孔52E、52Fを有する。特に、本実施形態の可変動弁装置2は、カム切換部5が、ハウジング52の内部においてピストン53を挟んでカム軸3の軸線方向に配置され、それぞれオイルが出入りする油圧室54、55を備え、切換ピン51が、ピストン53のカム軸3の軸線方向一方側の始端位置Aとピストン53のカム軸3の軸線方向他方側の終端位置Bとにおいて、ピストン53の挿通孔53Aから突出して異なる位置に設けられた係止孔52E、52Fに係止する。
【選択図】図7

Description

本発明は、バルブ作動特性の互いに異なる複数個のカムを備えるカムキャリアをカム軸の軸線方向に移動させる内燃機関の可変動弁装置に関する。
従来、内燃機関の可変動弁装置としては、バルブ作動特性の異なる複数のカムを外周に備えるカムキャリアを、カム軸の軸線方向に移動させてバルブを作動させるカムを切換える可変動弁装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この可変動弁装置は、カム軸を取り囲むように円筒状に形成され、カム軸と一体に回転し、かつカム軸の軸線方向に移動自在なバルブの作動特性が異なる低速カムと高速カムと、軸線方向の端面に軸線方向に高低差を有する端部カム面が周回する形状に形成されているカムキャリアとを備えている。
また、可変動弁装置は、カムキャリアの軸線方向両側に、カム軸の軸線方向に沿って往復運動可能な一対のピストンを備えており、それぞれのピストンの先端部が端部カム面を押圧することにより、カムキャリアを軸線方向に移動させて低速カムと高速カムとを切換える。
特開2013−19307号公報
しかしながら、上記従来の可変動弁装置にあっては、ピストンの先端部が端部カム面を押圧することにより、カムキャリアを軸線方向に移動させるが、ピストンを軸線方向において固定する機構を備えていない。
このため、カム軸の軸線方向においてカムキャリアから切換ピンに大きな荷重が加わった場合に、ピストンをカム軸の軸線方向の一定の位置に固定することができない。したがって、カムキャリアをカム軸の軸線方向に安定して移動させることができないおそれがある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、切換ピンをカム軸の軸線方向に固定して、カムキャリアをカム軸の軸線方向に安定して移動させることができる内燃機関の可変動弁装置を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の態様は、シリンダヘッドに回転自在に軸支されたカム軸と、カム軸に対して同軸となるように設けられ、カム軸と一体に回転し、かつカム軸の軸線方向に移動自在であり、外周面にバルブの作動特性が異なるように形成された第1のカムおよび第2のカムが隣接して設置されたカムキャリアと、カムキャリアの外周面に形成され、カム軸の軸線方向に幅が変化するようにカム軸の軸線方向に対向する一対の側壁を有する凹形状部と、凹形状部に挿入される先端部を有し、カム軸の軸線方向に移動自在な切換ピンと、シリンダヘッドに設けられ、切換ピンをカム軸の軸線方向に移動させて切換ピンの先端部を一対の側壁に押し付けることにより、カムキャリアをカム軸の軸線方向に移動させてバルブを作動させる第1のカムおよび第2のカムを切換えるアクチュエータと備えた内燃機関の可変動弁装置であって、アクチュエータが、シリンダヘッドに取付けられたハウジングと、ハウジングに収容され、切換ピンの基部を保持してカム軸の軸線方向に移動自在な作動部とを含んで構成され、ハウジングが、切換ピンに係止して、切換ピンのカム軸の軸線方向への移動範囲を規制する規制部を有するものから構成されている。
本発明の第2の態様としては、作動部が、切換ピンの基部を摺動自在に挿通する挿通孔を有するピストンから構成され、規制部が、ハウジングに形成され、切換ピンの基部が挿通孔から突出したときに基部に係止する複数の係止孔から構成され、アクチュエータが、ハウジングの内部においてピストンを挟んでカム軸の軸線方向に配置され、それぞれオイルが出入りする第1の油圧室および第2の油圧室を備え、切換ピンは、カム軸の軸線方向における移動範囲の始端位置と終端位置とにおいて、ピストンの挿通孔から突出して異なる位置に設けられた係止孔に係止してもよい。
本発明の第3の態様としては、カムキャリアは、第1のカムによってバルブを作動させる第1の位置と、第2のカムによってバルブを作動させる第2の位置とに移動自在であり、互いに対向する一対の側壁のうち一方が、カムキャリアを第1の位置に移動させる第1の切換カムであり、一対の側壁のうちの他方が、カムキャリアを第2の位置に移動させる第2の切換カムから構成され、第1の切換カムおよび第2の切換カムが、カム軸の軸線方向に対して傾斜する傾斜部を有し、カムキャリアの周方向で第1の切換カムの少なくとも傾斜部に対応する位置に、第1の切換カムに沿って凹形状部の底面から隆起する第1の隆起部が形成されるとともに、カムキャリアの周方向で第2の切換カムの少なくとも傾斜部に対応する位置に、第2の切換カムに沿って凹形状部の底面から隆起する第2の隆起部が形成され、カムキャリアの回転に伴って切換ピンの先端面が第1の隆起部または第2の隆起部に押圧されることにより、始端位置と終端位置とにおいて切換ピンが係止孔に係止されてもよい。
本発明の第4の態様としては、第1のカムおよび第2のカムが、バルブに接触してバルブを閉じるベース円部と、ベース円部よりも半径方向外側に突出し、バルブに接触してバルブを開くノーズ部とを有し、第1の隆起部および第2の隆起部が、第1のカムおよび第2のカムのベース円部がバルブに接触した状態におけるカムキャリアの周方向の範囲に形成され、第1のカムおよび第2のカムのベース円部がバルブに接触した状態にあるときに、切換ピンの軸線方向における切換ピンと係止孔との係止長さが最大となり、第1のカムおよび第2のカムのノーズ部がバルブに接触した状態にあるときに、切換ピンが係止孔に非係止となるようにしてもよい。
このように上記の第1の態様によれば、アクチュエータが、ハウジングに収容され、切換ピンの基部を保持してカム軸の軸線方向に移動自在な作動部を有し、ハウジングが、切換ピンに係止して、切換ピンのカム軸の軸線方向への移動範囲を規制する規制部を有する。
これにより、切換ピンをカム軸の軸線方向に固定することができ、切換ピンの先端部をカムキャリアの凹形状部に接触させ、カムキャリアをカム軸の軸線方向に移動させることができる。
このとき、切換ピンがカムキャリアからカム軸の軸線方向に過大な荷重な受けた場合に、切換ピンがカム軸の軸線方向に移動することを防止できる。したがって、カムキャリアをカム軸の軸線方向に安定して移動させることができる。
上記の第2の態様によれば、アクチュエータが、ハウジングの内部においてピストンを挟んでカム軸の軸線方向に配置され、それぞれオイルが出入りする第1の油圧室および第2の油圧室を備え、切換ピンが、ピストンのカム軸の軸線方向一方側の始端位置とピストンのカム軸の軸線方向他方側の終端位置とにおいて、ピストンの挿通孔から突出して異なる位置に設けられた係止孔に係止する。
これにより、始端位置と終端位置とにおいて切換ピンを係止孔に係止させて、切換ピンをカム軸の軸線方向に固定することができる。このため、切換ピンがカムキャリアからカム軸の軸線方向に過大な荷重な受けた場合に、切換ピンが第1の油圧室または第2の油圧室の油圧に抗してカム軸の軸線方向に移動することを防止できる。したがって、カムキャリアをカム軸の軸線方向に安定して移動させることができる。
上記の第3の態様によれば、カムキャリアの周方向で第1の切換カムの少なくとも傾斜部に対応する位置に、第1の切換カムに沿って凹形状部の底面から隆起する第1の隆起部が形成されるとともに、カムキャリアの周方向で少なくとも第2の切換カムの傾斜部に対応する位置に、第2の切換カムに沿って凹形状部の底面から隆起する第2の隆起部が形成され、カムキャリアの回転に伴って切換ピンの先端面が第1の隆起部または第2の隆起部に押圧されることにより、始端位置と終端位置とにおいて切換ピンが係止孔に係止される。
これにより、切換ピンが始端位置または終端位置に移動した状態において、第1の切換カムの傾斜部または第2の切換カムの傾斜部が切換ピンの先端部に接触してカムキャリアが第1の位置または第2の位置に移動する。
このように切換ピンの先端部が第1の切換カムの傾斜部または第2の切換カムの傾斜部に接触するときには、カムキャリアの回転に伴って第1の隆起部または第2の隆起部に切換ピンの先端面が押圧されることにより、始端位置と終端位置とにおいて切換ピンの先端部を係止孔に係止することができる。このため、切換ピンをカム軸の軸線方向に固定することができ、カムキャリアをより効果的に安定させてカム軸の軸線方向に移動できる。
また、切換ピンの先端面が第1の隆起部または第2の隆起部に押圧されない場合には、切換ピンを係止孔に非係止にできるので、切換ピンをカム軸の軸線方向に移動させ、カムキャリアを第1の位置と第2の位置とに切換えることができる。
また、カムキャリアの移動範囲を規制するアクチュエータをカム軸の軸線方向に対向して設けることができるため、カムキャリアの移動範囲を規制する機構をカムキャリアに対してカム軸の軸線方向に両側に設けることを不要にできる。このため、カム軸の軸線方向に固定機構を設置するためのスペースを不要にできる。
上記の第4の態様によれば、第1のカムおよび第2のカムのベース円部がバルブに接触した状態におけるカムキャリアの周方向の範囲に第1の隆起部および第2の隆起部が形成され、第1のカムおよび第2のカムのベース円部がバルブに接触した状態にあるときに、切換ピンの軸線方向における切換ピンと係止孔との係止長さが最大となる。
これにより、第1のカムおよび第2のカムのベース円部がバルブに接触した状態にあるときに、切換ピンをカム軸の軸線方向に固定することができる。このため、切換ピンの先端部をカムキャリアの凹形状部に接触させ、カムキャリアをカム軸の軸線方向に確実に移動させることができる。
また、第1のカムおよび第2のカムのノーズ部がバルブに接触した状態にあるときに、切換ピンが係止孔に非係止となるので、第1の油圧室および第2の油圧室に供給される油圧を出し入れすることで、切換ピンをカム軸の軸線方向に移動させ、カムキャリアを第1の位置と第2の位置とに切換えることができる。
図1は、本発明の実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置を備えたシリンダヘッドの断面図である。 図2は、本発明の実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置の分解斜視図である。 図3は、本発明の実施形態に係るカムキャリアの外観斜視図である。 図4は、本発明の実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置におけるカムキャリアの上面図である。 図5は、本発明の実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置におけるカム軸、図4のV−V方向矢視断面図である。 図6は、本発明の実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置におけるカムキャリア、カム軸およびアクチュエータの正面断面図である。 図7は、本発明の実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置における油圧回路を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置において、カムキャリアが第1の位置(高速カムを選択した位置)に設置された状態を示す斜視図である。 図9は、本発明の実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置において、カムキャリアが第1の位置に設置された状態を示す正面図である。 図10は、本発明の実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置において、カムキャリアが第2の位置(低速カムを選択した位置)に向けて移動開始した状態を示す正面図である。 図11は、本発明の実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置において、図10に後続してカムキャリアが第2の位置に向けて移動する状態を示す正面図である。 図12は、本発明の実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置において、第2の位置に向けて移動するカムキャリアの隆起部が切換ピンを押圧する状態を示す正面図である。 図13は、本発明のその他の実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置において、カムキャリアが第2の位置(低速カムを選択した位置)に設置された状態を示す斜視図である。 図14は、本発明のその他の実施形態に係る内燃機関の可変動弁装置における第2のカムが休止カムである場合のカムキャリアの斜視図である。
以下、本発明に係る内燃機関の可変動弁装置の実施形態について、図面を用いて説明する。
図1〜図14は、本発明に係る一実施形態の内燃機関の可変動弁装置を示す図である。
まず、構成を説明する。
(可変動弁装置の概略構成)
図1に示すように、内燃機関の可変動弁装置2は、シリンダヘッド1およびシリンダヘッド1に対向して設けられたヘッドカバー1Aに内蔵されている。なお、本実施形態のシリンダヘッド1は、ヘッドカバー1Aを含んで構成される。
図2に示すように、可変動弁装置2は、カム軸3と、カムキャリア4と、カムキャリア4の上方に設置されたカム切換部5とを備えており、吸気バルブ13のリフト状態を変化させるためにカムの切換えを行う。また、図1に示すように、シリンダヘッド1は、排気バルブ側のカム軸30や排気カム40等を備えている。
(ロッカアーム)
図1、図2において、本実施形態の可変動弁装置2は、カムキャリア4の回転に伴い揺動するタイプのロッカアーム11が用いられている。
このロッカアーム11は、アーム先端部11Cの下面に形成された凹部が、ハイドロリックラッシュアジャスタ(HLA)12のピボット12Aの上に当接するように設置されている。ロッカアーム11の中央には、被押圧ローラ11Aがピン11Bで軸支されている。
被押圧ローラ11Aは、ロッカアーム11の上面から突出しており、カムキャリア4の第1のカムを構成する高速カム41と第2のカムを構成する低速カム42とのいずれかに当接する。ここで、高速カム41は、本発明の第1のカムを構成し、低速カム42は、本発明の第2のカムを構成する。
ロッカアーム11の他端部側のアーム先端部11Dの下面は、吸気バルブ13の上端に当接する。なお、吸気バルブ13は、シリンダヘッド1に対して軸線方向に進退可能に設けられており、バルブスプリング14により引き上げる方向、すなわち、吸気バルブ13によって開閉される吸気ポート15と燃焼室16とを閉じる方向に付勢されている。
(カム軸)
図1において、カム軸3は、シリンダヘッド1の上部に設置された軸受部となるロアカムハウジング6とアッパカムハウジング7とに回転自在に支持されている。カム軸3は、図示しないチェーンやベルト等により図示しないクランクシャフトと連動して回転するように連動部分を備えている。
なお、ロアカムハウジング6とアッパカムハウジング7は、ヘッドカバー1Aで覆われてシリンダヘッド1内に内蔵されている。また、カム軸3の回転数は、クランクシャフトの回転数の1/2となるように設定されている。
本実施形態の可変動弁装置2において、カム軸3は、内燃機関の一部を構成するシリンダヘッド1を有する内燃機関の前後方向(図2の紙面上の左右方向)に沿って延びるように設置されている。
図2、図6において、吸気バルブ13は、2本1組で1つの燃焼室16毎に設けられており、本実施形態の内燃機関は、例えば、4気筒エンジンであれば、吸気バルブ13は、4組で8本設けられる。
図2に示すように、カム軸3における長さ方向の所定領域の外周面には、軸線方向に所定の幅寸法を持つスプライン外歯31が周回して形成されている。
図2、図6に示すように、カム軸3におけるスプライン外歯31が形成された領域の軸線方向に隣接する近傍の領域には位置決め機構32が設けられており、位置決め機構32は、カム軸3に対して半径方向に沿って凹むように形成された収納凹部33と、収納凹部33内に収納されるスプリング34と、収納凹部33内に収納されてカム軸3の表面から一部が突出するように設置されたボール35とを備えている。
図4に示すように、ボール35は、後述するカムキャリア4側に設けられた第1の位置決め用溝46と第2の位置決め用溝47とに係止される。
(カムキャリア)
図2、図5において、カムキャリア4は、カム軸3を取り囲むように円筒状に形成されており、カムキャリア4の内周面にはカム軸3のスプライン外歯31と噛み合うスプライン内歯45が形成されている。このため、カム軸3とカムキャリア4とは、一体に回転するとともに、カムキャリア4がカム軸3に対して軸線方向に移動自在となる。
また、カムキャリア4の内周面におけるスプライン内歯45が形成された領域に隣接する領域には第1の位置決め用溝46と第2の位置決め用溝47が周回するように形成されている。
これらの第1の位置決め用溝46および第2の位置決め用溝47は、カム軸3側に設けられた位置決め機構32のボール35が係止されることで、カムキャリア4を第1の位置と第2の位置との間をクリック動作により位置決めさせる。
カムキャリア4は、周面にバルブ作動特性の異なる、高速カム41および低速カム42が軸線方向に並んで一体に設けられている。なお、高速カム41と低速カム42との一体構成体は、所定間隔を隔てて一対が設置されている。
一対の高速カム41が選択される場合は、それぞれの高速カム41が、ロッカアーム11の上方に位置し、一対の低速カム42が選択される場合は、それぞれの低速カム42が、ロッカアーム11の上方に位置する。
すなわち、高速カム41同士の間隔、低速カム42同士の間隔、および吸気バルブ13同士の間隔は、同一に設定されている。そして、カムキャリア4は、高速カム41によって吸気バルブ13を作動させる第1の位置と、低速カム42によって吸気バルブ13を作動させる第2の位置とに移動自在である。
図3、図4に示すように、高速カム41は、基礎となるベース円部41Aと、ベース円部41Aよりも半径方向外側に突出したノーズ部41Bとを備える。低速カム42は、基礎となる高速カム41のベース円部41Aと同じ半径のベース円部42Aと、ベース円部42Aより半径方向外側に向けて高速カム41のノーズ部41Bよりも半径方向への突出寸法が低く形成されたノーズ部42Bとを備えている。
すなわち、本実施形態の高速カム41のノーズ部41Bのカム山は、低速カム42のノーズ部42Bのカム山よりも大きく形成されており、高速カム41のノーズ部41Bの突出寸法は、低速カム42のノーズ部42Bの突出寸法よりも大きい。
このため、高速カム41が吸気バルブ13を開放する場合には、低速カム42が吸気バルブ13を開放する場合に比べて吸気バルブ13の開放時間を長くでき、燃焼室16により多くの吸入空気を吸気できる。
したがって、カムキャリア4は、高速カム41が吸気バルブ13を開放する第1の位置に切換えられると、低速カム42が吸気バルブ13を開放する第2の位置に切換えられた場合に比べて、内燃機関の出力が増大するように吸気バルブ13の作動特性が変更される。
図3、図4に示すように、これら高速カム41および低速カム42は、軸線方向に沿って隣接して設置されており、ベース円部41A、42Aが軸線方向に面一に形成された連続面となっている。
また、高速カム41と低速カム42のノーズ部41B、42Bは、ほぼ同位相となる方向に設置されている。これら高速カム41と低速カム42は、カム軸3に対する設置状態により、図示しないクランクシャフトの動作に伴って動作する吸気バルブ13のリフトタイミングが規定される。
図2〜図4に示すように、カムキャリア4の外周面には、本発明の凹形状部を構成するガイド溝43が周回して連続するように形成されている。このガイド溝43において、互いに対向する一対の側壁のうち一方は、カムキャリア4を第1の位置に移動させる第1の切換カム43Aであり、一対の側壁のうちの他方は、カムキャリア4を第2の位置に移動させる第2の切換カム43Bである。
すなわち、第1の切換カム43Aおよび第2の切換カム43Bは、本発明の一対の側壁を構成するものであり、第1の切換カム43Aは、対向する一対の側壁のうち一方を構成し、第2の切換カム43Bは、対向する一対の側壁のうち他方を構成する。
図3、図4に示すように、ガイド溝43は、溝幅が最大となる最大溝幅部43Cと、溝幅が最小となる最小溝幅部43Dと、最大溝幅部43Cと最小溝幅部43Dとの間を連絡する傾斜部43Eとを備えている。
ここで、最大溝幅部43C、最小溝幅部43Dおよび傾斜部43Eは、第1の切換カム43Aおよび第2の切換カム43Bの対向面を含んだガイド溝43のカム軸3の軸線方向の幅を指す。
また、本実施形態の傾斜部43Eは、カム軸3の軸線方向に対して第1の切換カム43Aおよび第2の切換カム43Bの傾斜面を含んでおり、最大溝幅部43Cは、カム軸3の軸線方向と略直交する方向の第1の切換カム43Aおよび第2の切換カム43Bのフラット面を含む。
最小溝幅部43Dは、後述する切換ピン51の先端部51bが通過可能な溝幅である。最大溝幅部43Cは、最小溝幅部43Dを中心として溝幅方向の両外側に切換ピン51の先端部51bが通過可能な空間を有する溝幅に形成されている。
このように本実施形態のガイド溝43は、カム軸3の軸線方向に幅が変化するよう構成される。
図3、図4において、カムキャリア4には本発明の第1の隆起部を構成する隆起部43Fと、本発明の第2の隆起部を構成する隆起部43Gが形成されている。
図5において、隆起部43Gは、カムキャリア4の周方向で第2の切換カム43Bの傾斜部43Eに対応する位置に設けられており、傾斜部43Eに沿ってガイド溝43の底面43Hから隆起している。
また、隆起部43Fは、隆起部43Gにカム軸3の軸線方向において対称な形状に形成されている。すなわち、隆起部43Fは、カムキャリア4の周方向で第1の切換カム43Aの傾斜部43Eに対応する位置に設けられており、傾斜部43Eに沿ってガイド溝43の底面43Hから隆起している。ここで、隆起部43F、43Gは、少なくともカムキャリア4の周方向で第1の切換カム43Aおよび第2の切換カム43Bの傾斜部43Eに対応する位置に設けられていればよい。
(カム切換部)
図6、図7において、カム切換部5は、カム軸3の軸線方向に沿って延在してヘッドカバー1Aに取付けられたハウジング52(図1参照)と、ハウジング52の内部に設けられたピストン53とを備えている。
ピストン53は、挿通孔53Aを備えており、挿通孔53Aには切換ピン51の基部51aが移動自在に設けられる。すなわち、挿通孔53Aの軸線は、カム軸3の軸線方向と直交しており、切換ピン51は、カム軸3の軸線方向に移動自在となっている。なお、カム切換部5は、本発明のアクチュエータを構成し、ピストン53は、本発明の作動部を構成する。
また、切換ピン51は、ガイド溝43に挿入される先端部51bを有し、この先端部51bにおけるカム軸3の軸線方向両端部は、第1の切換カム43Aおよび第2の切換カム43Bに対向している。
このため、切換ピン51は、カム軸3の軸線方向に移動自在であり、第1の切換カム43Aおよび第2の切換カム43Bに接触自在である。
ハウジング52の内部には油圧室54、55が設けられており、油圧室54、55は、ピストン53を挟んでカム軸3の軸線方向に配置される。ここで、油圧室54は、本発明の第1の油圧室を構成し、油圧室55は、本発明の第2の油圧室を構成する。
ハウジング52には油孔52A、52B、52C、52Dが形成されており、油孔52A、52Bは、油圧室54、55の上部に位置し、油孔52C、52Dは、ピストン53の上部に位置する。
油圧室54にはコイルスプリング56が収容されており、コイルスプリング56は、ピストン53を油圧室55に向かって付勢している。このため、切換ピン51は、コイルスプリング56の付勢力が作用する状態において、第1の切換カム43Aに接触する。
図7において、カム切換部5は、油圧回路57を備えており、油圧回路57は、ヘッドカバー1Aに形成され、油孔52Aを通して油圧室54に連通するオイル通路58と、ヘッドカバー1Aに形成され、油孔52Bを通して油圧室55に連通するオイル通路59とを備えている。なお、ヘッドカバー1Aとオイル通路58、59との位置関係は、図示省略する。
オイル通路58は、オイルポンプ66の図示しないオイル通路に連通しており、オイル通路58にはオイルポンプ66からオイルが供給される。なお、オイルポンプ66は、クランクシャフトの回転によって駆動される機械式のオイルポンプから構成されてもよく、電動ポンプから構成されてもよい。
油圧回路57は、オイルコントロールバルブ(以下、単にOCVという)60を備えており、OCV60のオイル通路は、オイル通路58およびオイル通路59に連通している。OCV60は、スリーブ61の内部にスプール62が設けられた4ポートスプール弁から構成されており、4つのポート60a〜60dを備えている。
スリーブ61の内部にはスプール62を挟んでコイルスプリング63および電磁ソレノイド64が設けられている。OCV60は、コイルスプリング63によってスプール62が付勢されると、スプール62が電磁ソレノイド64の方向に移動してポート60aとポート60dとが連通されるとともに、ポート60bとポート60cとが連通される。
これにより、オイル通路59から油孔52Bを通して油圧室55に高圧のオイルが導入され、ピストン53がコイルスプリング56の付勢力に抗して図7中、右方に移動する。このとき、オイル通路58が低圧となるため、ピストン53の右方への移動に伴って油圧室54のオイルが油孔52Aを通してオイル通路58に排出される。
一方、OCV60は、電磁ソレノイド64が励磁されると、コイルスプリング63の付勢力に抗してコイルスプリング63が圧縮される方向にスプール62を押圧する。このとき、スプール62がコイルスプリング63の圧縮方向に移動してポート60aとポート60cとが連通されるとともに、ポート60bとポート60dとが連通される。
これにより、オイル通路58から油孔52Aを通して油圧室54に高圧のオイルが導入され、ピストン53が図7中、左方に移動する。このとき、オイル通路59が低圧となるため、ピストン53の左方への移動に伴って油圧室55のオイルが油孔52Bを通してオイル通路59に排出される。
本実施形態の可変動弁装置2は、カム切換部5のピストン53をカム軸3の軸線方向に移動させることにより、切換ピン51をカム軸3の軸線方向に移動させて切換ピン51の先端部51bを第1の切換カム43Aまたは第2の切換カム43Bに押し付ける。
これにより、カムキャリア4をカム軸3の軸線方向に移動させて吸気バルブ13を作動させる高速カム41および低速カム42を切換える。
カム切換部5の油圧回路57は、ヘッドカバー1Aに形成され、油孔52C、52Dに連通するオイル通路67を有する。オイル通路67は、オイル通路59に連通しており、オイル通路67にはオイル通路59からドレインされるオイルが供給され、このオイルが油孔52C、52Dに供給される。
油孔52C、52Dの下部には係止孔52E、52Fが形成されており、この係止孔52E、52Fは、油孔52C、52Dからピストン53に向かって拡径されている。切換ピン51の上端にはテーパ部51cが形成されており、このテーパ部51cは、上方に向かうに従って縮径されている。ここで、本実施形態の切換ピン51において、テーパ部51cは、基部51aの一部を構成している。また、基部51aは、テーパ部51cが挿通孔53Aから上方に突出していない状態において、切換ピン51の軸線方向における挿通孔53Aの範囲内の切換ピン51の部位を指す。
係止孔52E、52Fにはピストン53の上端から突出する切換ピン51のテーパ部51cが係止されるようになっており、係止孔52E、52Fに切換ピン51のテーパ部51cが係止されると、切換ピン51のカム軸3の軸線方向への移動範囲が規制される。
また、係止孔52E、52Fの位置は、切換ピン51がカム軸3の軸線方向における移動範囲の始端位置(図8に示すようにピストン53が左方向に最大に移動した位置)Aと、終端位置(図13に示すようにピストン53が右方向に最大に移動した位置)Bとにおいて、ピストン53の挿通孔53Aから突出して切換ピン51のテーパ部51cが係止する位置となるようにハウジング52に形成される。
また、切換ピン51は、カムキャリア4の回転に伴って隆起部43F、43Gに先端面51dが押圧されることにより、始端位置Aと終端位置Bとにおいて、ピストン53の挿通孔53Aから突出してテーパ部51cが係止孔52E、52Fに係止する。
ここで、切換ピン51の先端面51dは、カムキャリア4に対向する切換ピン51の面である。また、切換ピン51の先端部51bは、先端面51dがガイド溝43に接触した状態において、先端面51dからガイド溝43の高さ、すなわち、第1の切換カム43Aおよび第2の切換カム43Bの高さまでの範囲であり、第1の切換カム43Aおよび第2の切換カム43Bに接触する部位である。なお、本実施形態の係止孔52E、52Fは、本発明の規制部を構成する。
また、隆起部43F、43Gは、高速カム41のベース円部41Aおよび低速カム42のベース円部42Aが吸気バルブ13に接触した状態におけるカムキャリア4の周方向の範囲に形成されている。
すなわち、隆起部43F、43Gは、傾斜部43Eに対応するカムキャリア4の周方向に形成されているため、高速カム41のベース円部41Aおよび低速カム42のベース円部42Aが吸気バルブ13に接触した状態にあるときに、隆起部43F、43Gによって押し上げられて係止孔52Eまたは係止孔52Fに係止する切換ピン51の軸線方向における切換ピン51との係止孔52E、52Fとの係止長さが最大となる。
また、最大溝幅部43Cに対応するカムキャリア4の周方向には隆起部43F、43Gが形成されていないので、高速カム41のノーズ部41Bおよび低速カム42のノーズ部42Bが吸気バルブ13に接触した状態にあるときには、切換ピン51は、係止孔52E、52Fに非係止となる。
図7において、オイル通路67およびオイル通路59にはドレイン通路68が連通しており、ドレイン通路68には油圧調整弁65が設けられている。油圧調整弁65は、ハウジング65Aの内部にオイル通路65aを有し、オイル通路65aにはボール65Bとコイルスプリング65Cとが設置される。コイルスプリング65Cは、ボール65Bをオイル通路59、68側に付勢することにより、弁座65bを閉止する。
油圧調整弁65は、油圧回路57内の油圧が一定油圧以上となると、コイルスプリング65Cの付勢力に抗してボール65Bが弁座65bから離隔する。これにより、オイル通路59、67からドレイン通路68にオイルをドレインする。
次に、作用を説明する。
以下、図7〜図13に基づいて本実施形態に係る可変動弁装置2の高速カム41と低速カム42への切換えの動作について説明する。図8〜図13において、矢印R方向がカム軸3の回転方向である。
(エンジン停止時)
エンジン停止時には、オイルポンプ66が駆動されないため、油圧室54および油圧室55の油圧が低圧となり、ピストン53がコイルスプリング56によって図7中、左方に付勢される。
このとき、切換ピン51がガイド溝43内において左方に移動してガイド溝43の第1の切換カム43Aに当接し、カムキャリア4を左方に移動させ、高速カム41のベース円部41Aとロッカアーム11の被押圧ローラ11Aとが接触する状態となる。したがって、エンジン始動開始後には高速カム41によって吸気バルブ13が開閉駆動される。
(高速カム41による運転)
高速カム41による運転時には、OCV60の電磁ソレノイド64が励磁されると、コイルスプリング63の付勢力に抗してスプール62が押圧される。このとき、コイルスプリング63が圧縮される方向にスプール62が移動して、ポート60aとポート60cとが連通されるとともに、ポート60bとポート60dとが連通される。
これにより、オイル通路58から油孔52Aを通して油圧室54に高圧のオイルOが導入され、このオイルOとコイルスプリング56の付勢力とによってピストン53が図8中、左方に移動し、切換ピン51が図8中、左方に移動する。このとき、オイル通路59が低圧となるため、ピストン53の左方への移動に伴って油圧室55のオイルOが開口53bを通してオイル通路59に排出される。
カムキャリア4は、最大溝幅部43Cと最小溝幅部43Dとの間を連絡してカムキャリア4の回転方向に膨出する傾斜部43Eを備えているので、ピストン53が図8中、左方に移動すると、切換ピン51の先端部51bが第1の切換カム43Aの最大溝幅部43Cを通して傾斜部43Eに接触してカムキャリア4に軸線方向左方の力が作用する。
このため、カムキャリア4は、切換ピン51により第1の切換カム43Aが左方に押圧されることで第1の位置まで移動する。このとき、低速カム42のベース円部42Aおよび高速カム41のベース円部41Aがロッカアーム11の被押圧ローラ11Aに対して円滑に摺動して、被押圧ローラ11Aに高速カム41のベース円部41Aが接触した状態となる。
また、高速カム41が選択されてカムキャリア4が第1の位置にある場合において、低速カム42への切換えを行うまでの間は、切換ピン51の先端部51bは、ガイド溝43の最小溝幅部43Dを通過するような設置となっている。
また、カムキャリア4がカム軸3に対して移動するときに、カム軸3側のボール35が図6に示す第2の位置決め用溝47から外れて、第1の位置決め用溝46に移動して係合した状態となる。この結果、カムキャリア4は、カム軸3に対して高速カム41が選択された位置(第1の位置)で固定される。
このような設置により、切換ピン51の先端部51bが第1の切換カム43Aおよび第2の切換カム43Bに接触しないため、高速カム41の位置が保たれ、高速カム41が作動し続ける(図9参照)。
(低速カム42による運転)
高速カム41が選択されている状態から低速カム42が選択される状態(カムキャリア4を第2の位置)に切換える場合は、OCV60の電磁ソレノイド64の励磁を停止する。このとき、スプール62がコイルスプリング63に付勢されて電磁ソレノイド64の方向に移動する。このため、ポート60aとポート60dとが連通されるとともに、ポート60bとポート60cとが連通される。
これにより、オイル通路59から油孔52Bを通して油圧室55に高圧のオイルOが導入され、ピストン53がコイルスプリング63の付勢力に抗して図10中、右方に移動する。このとき、オイル通路58が低圧となるため、ピストン53の右方への移動に伴ってコイルスプリング63が圧縮されるとともに、油圧室54のオイルOが開口52Aを通してオイル通路58に排出される。
カムキャリア4は、最大溝幅部43Cと最小溝幅部43Dとの間を連絡してカムキャリア4の回転方向に膨出する傾斜部43Eを備えているので、ピストン53が右方に移動すると、切換ピン51の先端部51bが第2の切換カム43Bの最大溝幅部43Cを通して傾斜部43Eに接触してカムキャリア4に軸線方向右方の力が作用する(図11参照)。
また、オイルポンプ66から油圧室54に供給される油圧が過度に高圧となると、油圧室55からオイル通路59に排出される油圧を油圧調整弁65によってドレインすることができる。
これにより、切換ピン51の先端部51bが第2の切換カム43Bに接触するときに、切換ピン51と第2の切換カム43Bとの接触荷重を緩和できる。
また、カムキャリア4の周方向で第2の切換カム43Bの傾斜部43Eに対応する位置には隆起部43Gが設けられているため、切換ピン51の先端部51bが傾斜部43Eを押圧している状態において、図12に示すように、カムキャリア4の回転に伴って切換ピン51の先端面51dが隆起部43Gによって押し上げられる。
これにより、切換ピン51が上方に移動し、終端位置Bにおいて、切換ピン51のテーパ部51cが係止孔52Eに係止される。切換ピン51は、隆起部43Gによって押し上げられる間は、終端位置Bにおいて、テーパ部51cが係止孔52Eに係止された状態を維持して傾斜部43Eを押圧し続ける。これにより、カムキャリア4が第2の位置に向かって移動する。
そして、傾斜部43Eが切換ピン51を通過すると、切換ピン51が隆起部43Gによって押し上げられなくなるので、切換ピン51が下方に移動してテーパ部51cが係止孔52Eから外れる。
このとき、係止孔52Eにはオイル通路67から油孔52Cを通してオイルが供給されるため、切換ピン51を油圧によって円滑に下降することができ、切換ピン51がばたつくことを防止できる。
このようにカムキャリア4がカム軸3に対して移動するときに、カム軸3側のボール35が図4に示す第1の位置決め用溝46から外れて、第2の位置決め用溝47に移動して係合した状態となる。この結果、カムキャリア4は、カム軸3に対して低速カム42が選択された位置(第2の位置)で固定される。
すなわち、カムキャリア4が第1の位置から第2の位置に切換えられる場合には、カムキャリア4の回転により切換ピン51の先端部51bが、最初に最大溝幅部43Cに接触した後、傾斜部43Eに移動する。切換ピン51の先端部51bが傾斜部43Eに移動すると、隆起部43Gによって切換ピン51が押し上げられて切換ピン51のテーパ部51cが係止孔52Eに係止する。
そして、切換ピン51の先端部51bが傾斜部43Eに接触することでカムキャリア4が第2の位置に移動する。この後、切換ピン51の先端部51bが最小溝幅部43Dに到達すると、カムキャリア4の第1の位置への移動が完了する。
このように切換ピン51をカム軸3の軸線方向に移動させることにより、切換ピン51の先端部51bが最大溝幅部43Cから傾斜部43Eを通して最小溝幅部43Dに接触してカムキャリア4を第2の位置に移動させる。
また、低速カム42が選択されてカムキャリア4が第2の位置にある場合において、高速カム41への切換えを行うまでの間は、切換ピン51の先端部51bは、ガイド溝43の最小溝幅部43Dを通過するような設置となっている。このような設置により、切換ピン51の先端部51bが第1の切換カム43Aおよび第2の切換カム43Bに接触しないため、低速カム42の位置が保たれ、低速カム42が作動し続ける(図13参照)。
ここで、高速カム41による運転において、第2の位置から第1の位置に切換えられる場合には、切換ピン51の先端面51dが隆起部43Fに押し上げられて切換ピン51のテーパ部51cが係止孔52Fに係止される。
一方、カムキャリア4の周方向で第2の切換カム43Bの傾斜部43Eに対応する位置には隆起部43Gが設けられており、隆起部43Gの開始端43gは、滑らかな斜面でガイド溝43の底面43Hからの高さは最大となっていない。
これにより、隆起部43Gの開始端43gにおいて切換ピン51の押し上げが開始される状態では、テーパ部51cと係止孔52Eとは完全に係止せず、ある程度のクリアランスを有する。
このため、切換ピン51の先端部51bが最大溝幅部43Cから傾斜部43Eに接触するときに、切換ピン51が傾斜部43Eからカム軸3の軸線方向に接触荷重を受けた場合に、テーパ部51cと係止孔52Eとのクリアランスによって切換ピン51がカム軸3の軸線方向に逃げる。
これにより、切換ピン51と傾斜部43Eとの接触荷重を緩和することができ、切換ピン51と第2の切換カム43Bとを保護できる。
このように本実施形態の可変動弁装置2によれば、カム切換部5が、ハウジング52に収容され、切換ピン51の基部51aを保持してカム軸3の軸線方向に移動自在なピストン53を有し、ハウジング52が、切換ピン51のテーパ部51cに係止して、切換ピン51のカム軸3の軸線方向への移動範囲を規制する係止孔52E、52Fを有する。
特に、本実施形態の可変動弁装置2は、カム切換部5が、ハウジング52の内部においてピストン53を挟んでカム軸3の軸線方向に配置され、それぞれオイルが出入りする油圧室54、55を備えている。
さらに、切換ピン51が、ピストン53のカム軸3の軸線方向一方側の始端位置Aとピストン53のカム軸3の軸線方向他方側の終端位置Bとにおいて、ピストン53の挿通孔53Aから突出して異なる位置に設けられた係止孔52E、52Fに係止する。
これにより、始端位置Aと終端位置Bとにおいて切換ピン51を係止孔52E、52Fに係止させて、切換ピン51をカム軸3の軸線方向に固定することができる。このため、切換ピン51の先端部51bをカムキャリア4のガイド溝43に接触させ、カムキャリア4をカム軸3の軸線方向に移動させることができる。
このとき、切換ピン51がカムキャリア4からカム軸3の軸線方向に過大な荷重な受けた場合に、切換ピン51がカム軸3の軸線方向に移動することを防止できる。
具体的には、図11に示すように、切換ピン51の先端部51bが第2の切換カム43Bに接触するときに、油圧室55においてオイルポンプ66の油圧荷重F1がピストン53に作用し、カムキャリア4からの荷重F2が切換ピン51に作用する。油圧荷重F1と荷重F2とを比較すると、F1<F2となるため、切換ピン51がカムキャリア4によって図11中、左方に押し戻されるがおそれがある。
これに対して、本実施形態の可変動弁装置2は、切換ピン51をカム軸3の軸線方向に固定することができるため、切換ピン51がカムキャリア4からカム軸3の軸線方向に過大な荷重な受けた場合に、切換ピン51がカム軸3の軸線方向に移動することを防止できる。この結果、カムキャリア4をカム軸3の軸線方向に安定して移動させることができる。
また、本実施形態の可変動弁装置2によれば、カムキャリア4の周方向で第1の切換カム43Aの傾斜部43Eに対応する位置に、傾斜部43Eに沿ってガイド溝43の底面43Hから隆起する隆起部43Fを形成した。
これに加えて、カムキャリア4の周方向で第2の切換カム43Bの傾斜部43Eに対応する位置に、傾斜部43Eに沿ってガイド溝43の底面43Hから隆起する隆起部43Gを形成し、カムキャリア4の回転に伴って切換ピン51の先端面51dを隆起部43F、43Gで押圧することにより、始端位置Aと終端位置Bとにおいて切換ピン51のテーパ部51cを係止孔52E、52Fに係止した。
特に、本実施形態の可変動弁装置2は、高速カム41のノーズ部41Bおよび低速カム42のノーズ部42Bが吸気バルブ13に接触した状態にあるときに、切換ピン51を係止孔52E、52Fに非係止とした。
このため、油圧室54、55に供給される油圧を出し入れすることで、切換ピン51をカム軸3の軸線方向に移動させ、カムキャリア4を第1の位置と第2の位置とに切換えることができる。
これにより、油圧室54、55に供給される油圧を出し入れすることで、切換ピン51をカム軸3の軸線方向に移動させることができる。このため、切換ピン51が始端位置Aまたは終端位置Bに移動した状態において、第1の切換カム43Aの傾斜部43Eまたは第2の切換カム43Bの傾斜部43Eを切換ピン51の先端部51bに接触させて、カムキャリア4を第1の位置または第2の位置に移動させることができる。
このように切換ピン51の先端部51bが第1の切換カム43Aの傾斜部43Eまたは第2の切換カム43Bの傾斜部43Eに接触するときには、カムキャリア4の回転に伴って隆起部43F、43Bに切換ピン51の先端面51dを押圧することができる。
これにより、始端位置Aと終端位置Bとにおいて切換ピン51の先端部51bを係止孔52E、52Fに係止することができる。このため、切換ピン51をカム軸3の軸線方向に固定することができ、カムキャリア4をより効果的に安定させてカム軸3の軸線方向に移動できる。
また、切換ピン51の先端面51dが隆起部43F、43Gに押圧されない場合には、切換ピン51を係止孔52E、52Fに非係止にできるので、切換ピン51をカム軸3の軸線方向に移動させ、カムキャリア4を第1の位置と第2の位置とに切換えることができる。
また、カムキャリア4の移動範囲を規制するためのカム切換部5をカム軸3の軸線方向に対向して設けることができるため、カムキャリア4の移動範囲を規制する機構をカムキャリア4に対してカム軸3の軸線方向に両側に設けることを不要にできる。このため、カム軸3の軸線方向に固定機構を設置するためのスペースを不要にできる。
また、本実施形態の可変動弁装置2によれば、隆起部43F、43Gを、高速カム41のベース円部41Aおよび低速カム42のベース円部42Aが吸気バルブ13に接触した状態におけるカムキャリア4の周方向の範囲に形成し、高速カム41のベース円部41Aおよび低速カム42のベース円部42Aが吸気バルブ13に接触した状態にあるときに、切換ピン51の軸線方向における切換ピン51と係止孔52E、52Fとの係止長さを最大とした。
これにより、高速カム41のベース円部41Aおよび低速カム42のベース円部42Aが吸気バルブ13に接触した状態にあるときに、切換ピン51をカム軸3の軸線方向に固定することができる。このため、切換ピン51の先端部51bをカムキャリア4のガイド溝43に接触させ、カムキャリア4をカム軸3の軸線方向に確実に移動させることができる。
(その他の実施形態)
以上、実施形態について説明したが、この発明はこれに限定されるものではない。例えば、本実施形態では、本発明を、高速カム41と低速カム42の2段可変動弁装置に適用したが、図14に示すカムキャリア4Aのように、第2のカムをリフト量0となる周面を有する休止カム48とすれば、バルブ休止機能も実現することができる。このような構成とすれば、カム切換部5の構造を簡素化でき、吸気バルブ13を休止させることができる。
本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1…シリンダヘッド、1A…ヘッドカバー(シリンダヘッド)、2…可変動弁装置、3,30…カム軸、4,4A…カムキャリア、5…カム切換部(アクチュエータ)、13…吸気バルブ(バルブ)、41…高速カム(第1のカム)、41A,42A…ベース円部、41B,42B…ノーズ部、42…低速カム(第2のカム)、43…ガイド溝(凹形状部)、43A…第1の切換カム(一対の側壁のうちの一方)、43B…第2の切換カム(一対の側壁のうちの他方)、43E…傾斜部、43F,43G…隆起部、43H…底面、48…休止カム(第2のカム)、51…切換ピン、51a…基部、51b…先端部、51c…テーパ部(基部)、51d…先端面、52…ハウジング、52E,52F…係止孔(規制部)、53…ピストン(作動部)、53A…挿通孔、54…油圧室(第1の油圧室)、55…油圧室(第2の油圧室)、A…始端位置、B…終端位置

Claims (4)

  1. シリンダヘッドに回転自在に軸支されたカム軸と、
    前記カム軸に対して同軸となるように設けられ、前記カム軸と一体に回転し、かつ前記カム軸の軸線方向に移動自在であり、外周面にバルブの作動特性が異なるように形成された第1のカムおよび第2のカムが隣接して設置されたカムキャリアと、
    前記カムキャリアの外周面に形成され、前記カム軸の軸線方向に幅が変化するように前記カム軸の軸線方向に対向する一対の側壁を有する凹形状部と、
    前記凹形状部に挿入される先端部を有し、前記カム軸の軸線方向に移動自在な切換ピンと、
    前記シリンダヘッドに設けられ、前記切換ピンを前記カム軸の軸線方向に移動させて前記切換ピンの先端部を前記一対の側壁に押し付けることにより、前記カムキャリアを前記カム軸の軸線方向に移動させて前記バルブを作動させる前記第1のカムおよび前記第2のカムを切換えるアクチュエータと備えた内燃機関の可変動弁装置であって、
    前記アクチュエータが、前記シリンダヘッドに取付けられたハウジングと、前記ハウジングに収容され、前記切換ピンの基部を保持して前記カム軸の軸線方向に移動自在な作動部とを含んで構成され、
    前記ハウジングが、前記切換ピンに係止して、前記切換ピンの前記カム軸の軸線方向への移動範囲を規制する規制部を有することを特徴とする内燃機関の可変動弁装置。
  2. 前記作動部が、前記切換ピンの基部を摺動自在に挿通する挿通孔を有するピストンから構成され、
    前記規制部が、前記ハウジングに形成され、前記切換ピンの前記基部が前記挿通孔から突出したときに前記基部に係止する複数の係止孔から構成され、
    前記アクチュエータが、前記ハウジングの内部において前記ピストンを挟んで前記カム軸の軸線方向に配置され、それぞれオイルが出入りする第1の油圧室および第2の油圧室を備え、
    前記切換ピンは、カム軸の軸線方向における移動範囲の始端位置と終端位置とにおいて、前記ピストンの前記挿通孔から突出して異なる位置に設けられた前記係止孔に係止することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変動弁装置。
  3. 前記カムキャリアは、前記第1のカムによって前記バルブを作動させる第1の位置と、前記第2のカムによって前記バルブを作動させる第2の位置とに移動自在であり、
    互いに対向する一対の側壁のうち一方が、前記カムキャリアを前記第1の位置に移動させる第1の切換カムであり、前記一対の側壁のうちの他方が、前記カムキャリアを前記第2の位置に移動させる第2の切換カムから構成され、
    前記第1の切換カムおよび前記第2の切換カムが、前記カム軸の軸線方向に対して傾斜する傾斜部を有し、
    前記カムキャリアの周方向で前記第1の切換カムの少なくとも前記傾斜部に対応する位置に、前記第1の切換カムに沿って前記凹形状部の底面から隆起する第1の隆起部が形成されるとともに、前記カムキャリアの周方向で前記第2の切換カムの少なくとも前記傾斜部に対応する位置に、前記第2の切換カムに沿って前記凹形状部の底面から隆起する第2の隆起部が形成され、
    前記カムキャリアの回転に伴って前記切換ピンの先端面が前記第1の隆起部または前記第2の隆起部に押圧されることにより、前記始端位置と前記終端位置とにおいて前記切換ピンが前記係止孔に係止されることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の可変動弁装置。
  4. 前記第1のカムおよび前記第2のカムが、前記バルブに接触して前記バルブを閉じるベース円部と、前記ベース円部よりも半径方向外側に突出し、前記バルブに接触して前記バルブを開くノーズ部とを有し、
    前記第1の隆起部および前記第2の隆起部が、前記第1のカムおよび前記第2のカムの前記ベース円部が前記バルブに接触した状態における前記カムキャリアの周方向の範囲に形成され、
    前記第1のカムおよび前記第2のカムの前記ベース円部が前記バルブに接触した状態にあるときに、前記切換ピンの軸線方向における前記切換ピンと前記係止孔との係止長さが最大となり、前記第1のカムおよび前記第2のカムの前記ノーズ部が前記バルブに接触した状態にあるときに、前記切換ピンが前記係止孔に非係止となることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の可変動弁装置。
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