JP2015132225A - 車両用エンジンの可変動弁装置 - Google Patents

車両用エンジンの可変動弁装置 Download PDF

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宏 大澤
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Abstract

【課題】複数のカムが形成されたカムキャリアをカム軸の軸方向に移動させてバルブの作動特性を変更する場合に、可変動弁装置の耐久性及び制御性を向上する。【解決手段】吸気カム軸6と一体回転し且つ軸方向に移動可能な吸気カムキャリア13の外周に、軸方向に隣り合う第1吸気カム11aと第2吸気カム11bを配置すると共に、外周を周回する溝部22の両側面の夫々に吸気カムキャリア13を軸方向に移動させるための山部25を形成する。吸気カム軸6と平行な軸周りに回転可能に配置された吸気カム制御軸26に、吸気カムアーム27を介して吸気カムピン28を取付ける。例えば吸気カムアーム27は吸気カムキャリア13の半径方向にのみ弾性変形可能な弾性体からなり、吸気カム制御軸26を回転させて吸気カムピン28が山部25の外周面に接触すると、吸気カムアーム27が撓んで吸気カムピン28が吸気カムキャリア13の半径方向に逃げる。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用エンジンの可変動弁装置に関し、特に複数のカムを切り替えて異なるバルブ作動特性を達成する車両用エンジンの可変動弁装置に好適なものである。
このような車両用エンジンの可変動弁装置としては、例えば下記特許文献1に記載されるものがある。この車両用エンジンの可変動弁装置は、カム軸と一体に回転するカムキャリアの外周にバルブ作動特性の異なる複数のカムを形成し、このカムキャリアをカム軸の軸方向に移動させてバルブを作動するカムの切り替えを行うものである。このカムキャリアを軸方向へ移動させるために、カムキャリアの外周に螺旋状のガイド溝を形成すると共に、そのガイド溝の半径方向側方に対向するようにして、カムキャリアの半径方向に往復運動可能な一対のピンを配置する。そして、アクチュエータによってそれらのピンをガイド溝に抜き差しすることによりカムキャリアを軸方向に移動する。
特許第5117475号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載される車両用エンジンの可変動弁装置では、螺旋状のガイド溝の回転タイミングに合わせてピンを抜き差しする必要があり、ピンの制御方法が複雑化するという問題がある。また、ピンの作動タイミングがずれると、ピンの先端がカムキャリアに過大な力で押し付けられ、可変動弁装置の耐久性が低下する問題がある。また、ピンをタイミングよく作動させるためには、1つのカムキャリアに対してアクチュエータが1つずつ必要であることから、多気筒エンジンの場合、可変動弁装置の構造が複雑化し、コストが高くなるという問題がある。
本発明は、上記のような問題点に着目してなされたものであり、複数のカムが形成されたカムキャリアをカム軸の軸方向に移動させてバルブの作動特性を変更する場合に、耐久性及び制御性に優れた車両用エンジンの可変動弁装置を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の態様は、複数のカムを切り替えて異なるバルブ作動特性を達成する車両用エンジンの可変動弁装置であって、カム軸を囲繞する円筒状に形成され、前記カム軸と一体回転すると共に前記カム軸の軸方向に移動可能なカムキャリアと、互いに異なるバルブ作動特性を有し、前記カムキャリアの軸方向に隣り合うように前記カムキャリアの外周に配置される複数のカムと、前記カムキャリアの軸方向に互いに離れた位置に配置され、前記カムキャリアの半径方向に移動可能な一対のピンと、前記カムキャリアの外周を周回するように形成され、前記カムキャリアの軸方向への開口位置が変化し、前記一対のピンの何れかが選択的に挿入されることで前記カムキャリアを軸方向に移動させてバルブを作動させる前記カムを切り替える溝部と、前記溝部の底面を挟んだ両側面の夫々に形成され、前記溝部側に突出すると共に頂部間に前記ピンが通過可能な空間を有する一対の山部と、前記カム軸の半径方向側方に配置され、前記カム軸と平行な軸周りに回転可能な制御軸と、前記一対のピンの1つが先端部に取付けられ、その先端部が前記カムキャリアの外周面に対向する状態で基端部が前記制御軸に取付けられた一対のアームと、前記制御軸と前記ピンとの間に配置され、前記制御軸の回転に伴って前記ピンのカムキャリア側端部が前記山部の外周面に接触した場合に前記カムキャリアの半径方向に弾性変形する弾性体とを備えたことを特徴とする。
本発明の第2の態様は、前記アームを前記弾性体によって形成することが好ましい。
本発明の第3の態様は、前記アームを剛体によって形成し、前記アームの先端部に前記弾性体を介して前記ピンを前記カムキャリアの半径方向に移動可能に取付けることが好ましい。
本発明の第4の態様は、複数の気筒に配置されるカムキャリアを軸方向に移動させるための前記ピン及び前記アームを1つの制御軸に連結することが好ましい。
本発明の第5の態様は、前記カムキャリアの外周に配置された前記複数のカムのうちの1つが前記バルブを休止させるバルブ休止カムであることが好ましい。
本発明の第6の態様は、前記一対のアームは、前記一対のピンが互いに前記制御軸の回転方向に位相差を有するように前記制御軸に取付けられることが好ましい。
このように、前記の第1の態様によれば、複数のカムを切り替えて異なるバルブ作動特性を達成する場合に、カム軸と一体回転すると共にカム軸の軸方向に移動可能なカムキャリアを、カム軸を囲繞する円筒状に形成する。また、このカムキャリアの外周には、互いに異なるバルブ作動特性を有し且つカムキャリアの軸方向に隣り合うように複数のカムを配置する。また、カムキャリアの半径方向に移動可能な一対のピンを、カムキャリアの軸方向に互いに離れた位置に配置する。また、カムキャリアの外周には、カムキャリアの軸方向への開口位置が変化し且つ一対のピンの何れかが選択的に挿入されることでカムキャリアを軸方向に移動させてバルブ作動カムを切り替える溝部を、カムキャリアの外周を周回するように形成する。また、溝部の底面を挟んだ両側面の夫々には、溝部側に突出すると共に頂部間にピンが通過可能な空間を有する一対の山部を形成する。また、カム軸の半径方向側方には、カム軸と平行な軸周りに回転可能な制御軸を配置する。また、一対のアームの夫々の先端部に一対のピンの1つを取付け、その先端部がカムキャリアの外周面に対向する状態で、各アームの基端部を制御軸に取付ける。そして、制御軸の回転に伴ってピンのカムキャリア側端部が山部の外周面に接触した場合に、カムキャリアの半径方向に弾性変形する弾性体を制御軸とピンとの間に配置する。従って、ピンを溝部に挿入すれば、溝部の両側面の山部によってカムキャリアが軸方向に移動し、カムキャリアの移動が完了した後もピンを溝部から抜く必要がないため、ピンの制御性が向上する。また、制御軸の回転に伴ってピンのカムキャリア側端部が山部の外周面に接触すると、弾性体がカムキャリアの半径方向に弾性変形するので、ピンが山部の外周面に過大な力で押し付けられることがない。そのため、部品の摩耗発生を防止することができ、可変動弁装置の耐久性を向上することができる。そして、カムキャリアが回転してピンのカムキャリア側端部が山部の外周面を通過すると、弾性体の発生する弾性力でピンが溝部内に挿入される。更にカムキャリアが回転して、ピンの外周面が山部の傾斜面に接触するとカムキャリアが軸方向に移動される。従って、ピンをカムキャリアの半径方向に移動させるタイミングを詳細に制御する必要がなく、可変動弁装置の制御性を向上することができる。
また、前記の第2の態様によれば、アームを弾性体によって形成することによって、可変動弁装置の構造を簡素化することができる。
また、前記の第3の態様によれば、アームを剛体によって形成し、アームの先端部に弾性体を介してピンをカムキャリアの半径方向に移動可能に取付ける。そのため、アームを小型で軽量な形状としながらアーム自体の撓みを防止することができる。
また、前記の第4の態様によれば、本来、切替タイミングの異なる気筒に配置されるカムキャリアでも、弾性体によって切替タイミングのずれが吸収される。そのため、制御軸をカムキャリアの回転に同期して回転させる必要がなく、複数の気筒に配置されるカムキャリアを軸方向に移動させるためのピン及びアームを1つの制御軸に連結することができる。その結果、可変動弁装置の構造を簡素化することができると共に、制御性を向上することができる。
また、前記の第5の態様によれば、カムキャリアの外周に配置された複数のカムのうちの1つをバルブ休止カムとした。そのため、バルブを休止させる可変動弁装置の制御性を向上することができる。
また、前記の第6の態様によれば、一対のピンが互いに制御軸の回転方向に位相差を有するように一対のアームを制御軸に取付ける。そのため、制御軸を往復回転させることで、何れか一方のピンを選択的に溝部に抜き差しすることができる。
図1は、本発明の車両用エンジンの可変動弁装置の一実施形態を示すシリンダヘッド内部の断面図である。 図2は、図1のシリンダヘッド内部における一気筒分の動弁機構の展開図である。 図3は、図1の可変動弁装置を構成するカムキャリアの斜視図である。 図4は、図1の可変動弁装置を構成するカムキャリアの変形例の斜視図である。 図5は、図1の可変動弁装置を構成するカム軸の縦断面図である。 図6は、図1の一気筒分の可変動弁装置の平面図である。 図7は、図6のA−A断面図である。 図8は、図6のB−B断面図である。 図9は、図1の可変動弁装置の作用を説明するための平面図である。 図10は、図9のC−C断面図である。 図11は、図1の可変動弁装置の作用を説明するための平面図である。 図12は、図11のD−D断面図である。 図13は、図1の可変動弁装置の作用を説明するための平面図である。 図14は、図13のE−E断面図である。 図15は、図1の可変動弁装置の作用を説明するための平面図である。 図16は、図15のE−E断面図である。 図17は、図1の可変動弁装置の作用の説明図である。 図18は、図17の可変動弁装置の変形例を示す説明図である。
次に、本発明に係る車両用エンジンの可変動弁装置の一実施形態について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施形態のシリンダヘッド内部の断面図、図2は、図1のシリンダヘッド内部における一気筒分の動弁機構の展開図である。以下の説明では、シリンダヘッド本体に対するシリンダヘッドカバーの取付方向をエンジン上方、逆方向をエンジン下方と定義する。本実施形態の可変動弁装置1は、エンジン2のシリンダヘッド3に内蔵されている。このシリンダヘッド3の全体構成は、例えば通常の直列4気筒エンジンのシリンダヘッドのものと凡そ同様であり、例えば図1に示すように、図示しないシリンダブロックのエンジン上方に搭載されるシリンダヘッド本体4と、その上面を覆うシリンダヘッドカバー5を備えている。図2は、動弁機構として吸気カム軸及び吸気バルブを代表として示している。
シリンダヘッド本体4のエンジン上方には、吸気カム軸6及び排気カム軸7を回転自在に収納するカムハウジング8が設けられている。このカムハウジング8は、シリンダヘッド本体4のエンジン上方にロアカムハウジング9がシリンダヘッド本体4と一体に形成され、その上方に例えば気筒部分がくり抜かれたようなラダーフレーム状のアッパカムハウジング10を配置し、それらをシリンダヘッド本体4に固定して構成される。このロアカムハウジング9とアッパカムハウジング10の間に、軸を気筒列方向と平行に向けて吸気カム軸6及び排気カム軸7が回転自在に支持されている。吸気カム軸6及び排気カム軸7は、夫々、図示しないタイミングチェーンによってクランク軸に連結されており、クランク軸の1/2の速度で同期回転される。
本実施形態では、例えば図2に示すように、吸気カム軸6にのみ、可変動弁装置1が設けられている。排気カム軸7には、既存の4ストロークエンジンと同様に、排気カム12が一体に設けられている。一方、吸気カム軸6は、吸気カム11(図では11a、11b)が別体となっている。具体的に、吸気カム軸6は、カムが形成されていない、比較的真っ直ぐな円柱軸である。この吸気カム軸6の外周を囲繞するように、円筒状の吸気カムキャリア13が気筒毎に配置されている。そして、その吸気カムキャリア13に吸気カム11が形成されている。この吸気カムキャリア13は、吸気カム軸6とスプライン結合されている。従って、吸気カムキャリア13は吸気カム軸6と一体に回転し且つ吸気カム軸6の軸方向に移動可能である。なお、本実施形態では、各気筒毎に、吸気カム11が2つ、排気カム12が2つ、配置されている。
吸気カム11及び排気カム12のエンジン下方には、夫々、吸気ロッカアーム15及び排気ロッカアーム16が配置され、吸気カム11及び排気カム12は、夫々、吸気ロッカアーム15及び排気ロッカアーム16の中央部のローラに接触している。このうち、吸気ロッカアーム15の長手方向の一方の端部下方に吸気バルブ17が接触し、他方の端部下方に吸気ラッシュアジャスタ18が接触している。また、排気ロッカアーム16の長手方向の一方の端部下方に排気バルブ19が接触し、他方の端部下方に排気ラッシュアジャスタ20が接触している。また、吸気バルブ17及び排気バルブ19とシリンダヘッド本体4との間にはバルブスプリング21が介装されている。従って、吸気カム11及び排気カム12のカム山が、夫々、吸気ロッカアーム15及び排気ロッカアーム16をエンジン下方に押し下げると、それに伴って吸気バルブ17及び排気バルブ19がエンジン下方、即ち図示しない燃焼室側に押し下げられて所謂バルブが開く。
本実施形態の吸気カムキャリア13の詳細を図3に示す。本実施形態では、吸気カムキャリア13の外周には、第1吸気カム11a及び第2吸気カム11bがバルブ作動特性、即ちカムプロファイルの異なる複数の吸気カム11として、吸気カムキャリア13の軸方向に隣り合うように形成されている。吸気ロッカアーム15には、第1吸気カム11a及び第2吸気カム11bの何れか一方が選択的に接触する。本実施形態では、例えば第1吸気カム11aに対して、第2吸気カム11bでは、吸気バルブ17のリフト量が相対的に小さい。このように隣り合うカムの異なるバルブ作動特性は、これ以外にも、所望する特性とすることができる。なお、図4に示すように、例えば第2吸気カム11bによる吸気バルブ17のリフト量を0、つまりバルブ休止カムとすることも可能である。そして、その場合、第2吸気カム11bが選択的に吸気ロッカアーム15に接触しているときに、該当する気筒への燃料噴射を停止すれば、排気バルブ19が開閉し、ピストンがシリンダボア内を往復するだけで、その気筒は所謂休止状態となり、選択的な気筒休止エンジンとすることも可能である。
なお、前述のように、吸気カムキャリア13には吸気カム軸6を差し込むための貫通穴が形成され、その内周に内歯スプラインが形成されている。そして、この内歯スプラインと軸方向に隣接して、貫通穴の内周を周回する断面半円弧状の半丸溝14が、軸方向に並べて2つ形成されている。2つの半丸溝14のピッチは、前記第1吸気カム11aと第2吸気カム11bの軸方向ピッチと同じにしてある。一方、吸気カム軸6には、吸気カムキャリア13の貫通穴内に差し込んだ状態で前記半丸溝14と対向する位置に有底の円穴33が形成されている(図5参照)。この円穴33には、スプリング35と前述の半丸溝14に収納可能なボール34とが収納され、そのボール34をスプリング35で半丸溝14に押し付けるように構成されている。これにより、吸気カムキャリア13を軸方向に移動させて第1吸気カム11a及び第2吸気カム11bの何れか一方を選択的に吸気ロッカアーム15に接触させたとき、何れか一方の半丸溝14にボール34が収納され、そのカムの選択状態を維持できるように構成されている。
図5は、図1の吸気カム軸6の縦断面図である。第1吸気カム11a及び第2吸気カム11bの何れか一方を選択的に吸気ロッカアーム15に接触させるためには、吸気カムキャリア13を当該吸気カムキャリア13の軸方向に移動する必要がある。そのため、吸気カムキャリア13の外周には、2つの吸気カム11と軸方向に隣接して、吸気カムキャリア13の外周を周回する溝部22が形成されている。この溝部22は、断面方形の比較的幅広の底面23を有するが、一カ所だけ、両側面24が溝部22内に突出して山部25が形成されている。そして、両山部25の頂部間には、後述するピンが通過できる空間29が形成されている。つまり、溝部22は、吸気カムキャリア13の軸方向に開口位置が変化する。この山部25は、後述するように溝部22内に差し込まれたピンが山部25に接触したとき、吸気カムキャリア13を軸方向に移動させるものである。そのため、吸気バルブ17が開閉動作しているときに吸気カムキャリア13が軸方向に移動しない箇所に山部25が形成されている。
前述した溝部22内に差し込まれるピンを、本実施形態では吸気カム制御軸26に取付けている。吸気カム制御軸26は、吸気カム軸6の半径方向側方、具体的にはカムハウジング8の車両左方側方に配置され、吸気カム軸6の軸方向と平行な軸周りに回転自在に支持されている。そして、吸気カム制御軸26には、当該吸気カム制御軸26自身の軸周りに回転させる図示しない電動モータなどの吸気カムアクチュエータが連結されている。本実施形態では、全ての気筒に共通する吸気カム制御軸26が用いられており、全ての気筒の全ての吸気カムキャリア13を1本の吸気カム制御軸26で軸方向に移動させる。なお、吸気カム制御軸26の数はこれに限定されるものではなく、例えば4気筒のうち、2気筒分ずつ、2本配置したり、或いは4気筒の全ての気筒毎に吸気カム制御軸26を配置したりしても差し支えない。但し、後述するように、本実施形態の可変動弁装置1では、行程がずれた異なる気筒であっても、1本の吸気カム制御軸26で、それらの気筒の吸気カムキャリア13をバルブ非動作時に軸方向に移動させることが可能である。そのため、吸気カム制御軸26の数が少ないほど、構成の面でもコストの面でも有利と考えられる。ちなみに、図2や後述する図6では、長尺な吸気カム制御軸26のうちの説明に必要部分だけを抜粋して表示している。
図6は、図1の一気筒分の可変動弁装置1の平面図、図7は、図6のA−A断面図、図8は、図6のB−B断面図である。前記溝部22内に差し込まれる吸気カムピン28は吸気カムアーム27の先端部に取付けられ、吸気カムアーム27の基端部が吸気カム制御軸26に取付けられている。本実施形態の吸気カムアーム27は、例えば金属製板バネなどの弾性体で構成され、例えば金属製板バネの幅方向を吸気カムキャリア13の軸方向と平行に設定し、当該金属製板バネの厚さ方向を吸気カムキャリア13の半径方向に設定している。そのため、金属製板バネなどの弾性体からなる吸気カムアーム27は吸気カムキャリア13の半径方向に(厳密には半径方向にのみ)弾性変形可能で、特に吸気カムキャリア13の軸方向、つまり吸気カムキャリア13の移動方向の剛性は高い。
本実施形態では、比較的細長い金属製板バネの長手方向中央部分を吸気カム制御軸26の外周面に沿うように湾曲させ、その両先端部に吸気カムピン28を取付けている。つまり、1つの吸気カムキャリア13当たり、2個一対の吸気カムピン28が配置されている。吸気カム制御軸26は自身の軸周りに回転可能であるから、吸気カムアーム27を介して吸気カム制御軸26に取付けられている一対の吸気カムピン28は、夫々、吸気カムキャリア13の半径方向に移動可能である。また、対をなす2個の吸気カムピン28及びそれを吸気カム制御軸26に取付ける2本(2枚)の吸気カムアーム27は、互いに吸気カム制御軸26の回転方向に位相差を有する状態で吸気カム制御軸26に取付けられている。換言すれば、2本(2枚)の吸気カムアーム27は、異なる取付角で吸気カム制御軸26に取付けられている。この2本(2枚)の吸気カムアーム27の位相差は、前述した吸気カムアクチュエータの回転角と同じであり、予め設定されている。この回転角は、例えば吸気カムアクチュエータを構成するステップモータのステップ数で規定したり、或いは吸気カムアクチュエータの回転軸の回転をノッチやピンで規制したりすることで達成される。更に、2個一対の吸気カムピン28は、吸気カムキャリア13の軸方向に予め設定されたピッチだけずらして吸気カム制御軸26に取付けられている。この2個の一対の吸気カムピン28の取付ピッチは、前記第1吸気カム11aと第2吸気カム11bの軸方向ピッチと同じにしてある。
次に、本実施形態の可変動弁装置1の作用について説明する。図9は、図6と同じ状態の可変動弁装置1の平面図、図10は、図9のC−C断面図であり、図8と同じ状態を示している。この状態では、図10の図示下側の吸気カムピン28が溝部22内に差し込まれており、図10の図示下側の吸気カムピン28が溝部22の空間29を通過するため、吸気カムキャリア13は図9の図示右側(車両後側)に移動され、その結果、第1吸気カム11aが吸気ロッカアーム15に接触している。また、この状態では、図3に示す図示左方(車両後方)の半丸溝14内にボール34がスプリング35によって押し込まれており、吸気カムキャリア13は容易には軸方向に移動しない。なお、吸気カム軸6及び吸気カムキャリア13は、図10で反時計回り方向に回転する。
図11は、この状態から吸気カム軸6及び吸気カムキャリア13が図10の反時計回り方向に回転したときに、吸気カム制御軸26を図10の反時計回り方向に回転させて、図10の図示上側の吸気カムピン28を溝部22内に差し込んだ状態を示し、図12は、図11のD−D断面を示す。吸気カム軸6及び吸気カムキャリア13は、図12で反時計回り方向に回転するので、この状態では、図12の図示上側の吸気カムピン28は溝部22の山部25間の空間29を通過しておらず、溝部22内における山部25のない幅広部分に差し込まれただけである。そのため、ボール34は図3に示す図示左方(車両後方)の半丸溝14内に押し込まれたままである。
図13は、この状態から更に吸気カム軸6及び吸気カムキャリア13が図12の反時計回り方向に回転して、図12の図示上側の吸気カムピン28が溝部22の山部25にさしかかった状態を示し、図14は、図13のE−E断面を示す。この状態では、図14の図示上側の吸気カムピン28が図13の図示左側(車両前側)の山部25の傾斜面に接触し、それに伴って吸気カムキャリア13が図示左方(車両前方)に移動し始める。ボール34は、図3に示す図示左方(車両後方)の半丸溝14から外れ、2つの半丸溝14の中間部分に移動し始める。なお、この吸気カムキャリア13の軸方向への移動は、前述したように、或いは図14からも明らかなように、第1吸気カム11aも第2吸気カム11bも吸気ロッカアーム15に接触しておらず、従って吸気バルブ17が開閉動作していないときに行われる。
図15は、この状態から更に吸気カム軸6及び吸気カムキャリア13が図14の反時計回り方向に回転して、図14の図示上側の吸気カムピン28が溝部22の山部25間の空間29を通過しようとする状態を示し、図16は、図15のF−F断面を示す。この状態では、図16の図示上側の吸気カムピン28が溝部22の山部25に押されて吸気カムキャリア13が図示左側(車両前側)に移動され、その結果、第2吸気カム11bが吸気ロッカアーム15に接触する。また、この状態では、スプリング35によってボール34は図3に示す図示右方(車両前方)の半丸溝14内に押し込まれており、吸気カムキャリア13は容易には軸方向に移動しない。なお、この状態から第1吸気カム11aを吸気ロッカアーム15に接触させるには、例えば図16の図示下側の吸気カムピン28を溝部22内に差し込み、溝部22内の山部25によって吸気カムキャリア13を図15の図示右方(車両後方)に移動させ、図9、図10の状態に戻せばよい。
ところで、周知のように、本実施形態のような直列4気筒エンジンでは、気筒列方向の何れか一方側から第1気筒、第2気筒、第3気筒、第4気筒と定義したとき、一般的に第1気筒、第3気筒、第4気筒、第2気筒などの順に点火する。4サイクルエンジンでは、クランク軸が2回転することで4つの行程が終了するので、4つの気筒では、気筒毎に行程が180°ずつ互いにずれている。つまり、どのようなタイミングでも、何れかの気筒で吸気行程が行われている。本実施形態のように吸気カムキャリア13を軸方向に移動して吸気ロッカアーム15に接触する吸気カム11を切り替える場合、カムが作動しているとき、つまり吸気行程に切り替えることはできない。具体的には、前述のように、溝部22内の山部25を、吸気バルブ17の開閉動作に重ならない位置に設定してある。
そのため、複数の気筒(全気筒)分の吸気カム制御軸26を、1つの吸気カムアクチュエータで回転制御すると、何れかの気筒の吸気カムキャリア13の溝部22内で、吸気カムピン28が山部25の外周面に接触する。図17は、図示上側の吸気カムピン28が山部25の外周面に接触している状態を示す。このような場合、本実施形態では、溝部22内に突出する山部25の外周面に吸気カムピン28が接触しても、その吸気カムピン28を支持し且つ金属製板バネからなる吸気カムアーム27が吸気カムキャリア13の半径方向に撓み、吸気カムピン28が吸気カムキャリア13の半径方向に移動する(逃げる)。然る後、吸気カムキャリア13が図17の反時計回り方向に回転すれば、吸気カムピン28は溝部22の幅広部で吸気カムアーム27の弾性力によって溝部22内に差し込まれる。溝部22内に吸気カムピン28が差し込まれた後は、前述のように、吸気カムキャリア13の軸方向への移動が行われる。
図18は、本実施形態の車両用エンジンの可変動弁装置の変形例である。同図は、図17と同様に、図示上側の吸気カムピン28が溝部22内に突出する山部25の外周面に接触している状態を示している。本実施形態でも、吸気カムピン28は吸気カムアーム30の先端部に取付けられ、吸気カムアーム30の基端部が吸気カム制御軸26に取付けられている。本実施形態では、この吸気カムアーム30が剛体で構成される。この剛体からなる吸気カムアーム30の先端部に貫通穴31を形成し、この貫通穴31内に吸気カムピン28がスライド自在に挿入されている。そして、吸気カムアーム30の吸気カムキャリア13と反対側の面には、吸気カムピン28を吸気カムキャリア13側に押し付ける金属製板バネなどの弾性体32が取付けられている。この吸気カムピン28を押し付ける構成としては、例えば前述したボール34のプランジャ構造なども適用できる。従って、この変形例の可変動弁装置でも、溝部22内に突出する山部25の外周面に吸気カムピン28が接触すると、その吸気カムピン28を押し付け且つ金属製板バネからなる弾性体32が吸気カムキャリア13の半径方向に弾性変形し、吸気カムピン28が吸気カムキャリア13の半径方向に移動する(逃げる)。然る後、吸気カムキャリア13が図17の反時計回り方向に回転すれば、吸気カムピン28は溝部22の幅広部で弾性体32の弾性力によって溝部22内に差し込まれる。溝部22内に吸気カムピン28が差し込まれた後は、前述のように、吸気カムキャリア13の軸方向への移動が行われる。従って、この変形例の可変動弁装置でも、複数の気筒(全気筒)分の吸気カム制御軸26を、1つの吸気カムアクチュエータで回転制御することができる。
このように本実施形態の車両用エンジンの可変動弁装置1では、第1吸気カム11aと第2吸気カム11bを切り替えて異なるバルブ作動特性を達成する場合に、吸気カム軸6と一体回転すると共に吸気カム軸6の軸方向に移動可能な吸気カムキャリア13を、吸気カム軸6を囲繞する円筒状に形成する。また、この吸気カムキャリア13の外周には、互いに異なるバルブ作動特性を有し且つ吸気カムキャリア13の軸方向に隣り合うように第1吸気カム11a及び第2吸気カム11bを配置する。また、吸気カムキャリア13の半径方向に移動可能な一対の吸気カムピン28を、吸気カムキャリア13の軸方向に互いに離れた位置に配置する。また、吸気カムキャリア13の外周には、吸気カムキャリア13の軸方向への開口位置が変化し且つ一対の吸気カムピン28の何れかが選択的に挿入されることで吸気カムキャリア13を軸方向に移動させて第1吸気カム11a及び第2吸気カム11bを切り替える溝部22を、吸気カムキャリア13の外周を周回するように形成する。また、溝部22の底面23を挟んだ両側面24の夫々には、溝部22側に突出すると共に頂部間に吸気カムピン28が通過可能な空間29を有する一対の山部25を形成する。また、吸気カム軸6の半径方向側方には、吸気カム軸6と平行な軸周りに回転可能な吸気カム制御軸26を配置する。また、一対の吸気カムアーム27の夫々の先端部に一対の吸気カムピン28の1つを取付け、その先端部が吸気カムキャリア13の外周面に対向する状態で、各吸気カムアーム27の基端部を吸気カム制御軸26に取付ける。そして、吸気カム制御軸26の回転に伴って吸気カムピン28の吸気カムキャリア13側端部が山部25の外周面に接触した場合に、吸気カムキャリア13の半径方向に弾性変形する吸気カムアーム27又は弾性体32を吸気カム制御軸26と吸気カムピン28との間に配置する。従って、吸気カムピン28を溝部22に挿入すれば、溝部22の両側面24の山部25によって吸気カムキャリア13が軸方向に移動し、吸気カムキャリア13の移動が完了した後も吸気カムピン28を溝部22から抜く必要がないため、吸気カムピン28の制御性が向上する。また、吸気カム制御軸26の回転に伴って吸気カムピン28の吸気カムキャリア13側端部が山部25の外周面に接触すると、吸気カムアーム27又は弾性体32が吸気カムキャリア13の半径方向に弾性変形するので、吸気カムピン28が山部25の外周面に過大な力で押し付けられることがない。そのため、部品の摩耗発生を防止することができ、可変動弁装置1の耐久性を向上することができる。そして、吸気カムキャリア13が回転して吸気カムピン28の吸気カムキャリア13側端部が山部25の外周面を通過すると、吸気カムアーム27又は弾性体32の発生する弾性力で吸気カムピン28が溝部22内に挿入される。更に吸気カムキャリア13が回転して、吸気カムピン28の外周面が山部25の傾斜面に接触すると吸気カムキャリア13が軸方向に移動される。従って、吸気カムピン28を吸気カムキャリア13の半径方向に移動させるタイミングを詳細に制御する必要がなく、可変動弁装置1の制御性を向上することができる。
また、吸気カムアーム27を弾性体によって形成することによって、可変動弁装置1の構造を簡素化することができる。
また、吸気カムアーム30を剛体によって形成し、吸気カムアーム30の先端部に弾性体32を介して吸気カムピン28を吸気カムキャリア13の半径方向に移動可能に取付ける。そのため、吸気カムアーム30を小型で軽量な形状としながら吸気カムアーム27自体の撓みを防止することができる。
また、本来、切替タイミングの異なる気筒に配置される吸気カムキャリア13でも、吸気カムアーム27又は弾性体32によって切替タイミングのずれが吸収される。そのため、吸気カム制御軸26を吸気カムキャリア13の回転に同期して回転させる必要がなく、複数の気筒に配置される吸気カムキャリア13を軸方向に移動させるための吸気カムピン28及び吸気カムアーム27又は吸気カムアーム30を1つの吸気カム制御軸26に連結することができる。その結果、可変動弁装置1の構造を簡素化することができると共に、制御性を向上することができる。
また、吸気カムキャリア13の外周に配置された第1吸気カム11a及び第2吸気カム11bのうちの第2吸気カム11bをバルブ休止カムとした。そのため、バルブを休止させる可変動弁装置1の制御性を向上することができる。
また、一対の吸気カムピン28が互いに吸気カム制御軸26の回転方向に位相差を有するように一対の吸気カムアーム27を吸気カム制御軸26に取付ける。そのため、吸気カム制御軸26を往復回転させることで、何れか一方の吸気カムピン28を選択的に溝部22に抜き差しすることができる。
なお、前記実施形態では、吸気系統の動弁機構にのみ本発明の可変動弁装置を適用したが、吸排気両系統に本発明の可変動弁装置を適用してもよい。
以上、本発明の実施形態を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられ得ることは明白である。全てのこのような修正及び等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 可変動弁装置
2 エンジン
3 シリンダヘッド
4 シリンダヘッド本体
5 シリンダヘッドカバー
6 吸気カム軸
7 排気カム軸
8 カムハウジング
9 ロアカムハウジング
10 アッパカムハウジング
11 吸気カム
11a 第1吸気カム
11b 第2吸気カム
12 排気カム
13 吸気カムキャリア
14 半丸溝
15 吸気ロッカアーム
16 排気ロッカアーム
17 吸気バルブ
18 吸気ラッシュアジャスタ
19 排気バルブ
20 排気ラッシュアジャスタ
21 バルブスプリング
22 溝部
23 底面
24 側面
25 山部
26 吸気カム制御軸
27 吸気カムアーム(弾性体)
28 吸気カムピン
29 空間
30 吸気カムアーム(剛体)
31 貫通穴
32 弾性体
33 円穴
34 ボール
35 スプリング

Claims (6)

  1. 複数のカムを切り替えて異なるバルブ作動特性を達成する車両用エンジンの可変動弁装置であって、
    カム軸を囲繞する円筒状に形成され、前記カム軸と一体回転すると共に前記カム軸の軸方向に移動可能なカムキャリアと、
    互いに異なるバルブ作動特性を有し、前記カムキャリアの軸方向に隣り合うように前記カムキャリアの外周に配置される複数のカムと、
    前記カムキャリアの軸方向に互いに離れた位置に配置され、前記カムキャリアの半径方向に移動可能な一対のピンと、
    前記カムキャリアの外周を周回するように形成され、前記カムキャリアの軸方向への開口位置が変化し、前記一対のピンの何れかが選択的に挿入されることで前記カムキャリアを軸方向に移動させてバルブを作動させる前記カムを切り替える溝部と、
    前記溝部の底面を挟んだ両側面の夫々に形成され、前記溝部側に突出すると共に頂部間に前記ピンが通過可能な空間を有する一対の山部と、
    前記カム軸の半径方向側方に配置され、前記カム軸と平行な軸周りに回転可能な制御軸と、
    前記一対のピンの1つが先端部に取付けられ、その先端部が前記カムキャリアの外周面に対向する状態で基端部が前記制御軸に取付けられた一対のアームと、
    前記制御軸と前記ピンとの間に配置され、前記制御軸の回転に伴って前記ピンのカムキャリア側端部が前記山部の外周面に接触した場合に前記カムキャリアの半径方向に弾性変形する弾性体と
    を備えたことを特徴とする車両用エンジンの可変動弁装置。
  2. 前記アームを前記弾性体によって形成したことを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの可変動弁装置。
  3. 前記アームを剛体によって形成し、
    前記アームの先端部に前記弾性体を介して前記ピンを前記カムキャリアの半径方向に移動可能に取付けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの可変動弁装置。
  4. 複数の気筒に配置されるカムキャリアを軸方向に移動させるための前記ピン及び前記アームを1つの制御軸に連結したことを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの可変動弁装置。
  5. 前記カムキャリアの外周に配置された前記複数のカムのうちの1つが前記バルブを休止させるバルブ休止カムであることを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの可変動弁装置。
  6. 前記一対のアームは、前記一対のピンが互いに前記制御軸の回転方向に位相差を有するように前記制御軸に取付けられることを特徴とする請求項1に記載の車両用エンジンの可変動弁装置。
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