JP5816370B2 - ファイバレーザ加工機の出力制御方法及びファイバレーザ加工機 - Google Patents

ファイバレーザ加工機の出力制御方法及びファイバレーザ加工機 Download PDF

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Description

本発明は、ファイバレーザ加工機の出力制御方法及びファイバレーザ加工機に関する。
ファイバレーザ加工機は、レーザ光を生成する複数のファイバレーザモジュールを有するファイバレーザ発振器から生成されるレーザ光をレーザ加工ヘッドにより照射することでワークの切断等を行う装置である(例えば、特開2012−27241号公報(特許文献1))。
特開2012−27241号公報
従来のファイバレーザ加工機では、ファイバレーザ発振器の各ファイバレーザモジュールの劣化状態の差をなくすため、要求出力に対し、各ファイバレーザモジュールから発振するレーザ光の強度がほぼ一定となるように、即ち、各ファイバレーザモジュールから発振するレーザ光の出力がほぼ一定となるように制御していた。
例えば、500Wのファイバレーザモジュールを4台搭載した2000Wのファイバレーザ発振器であれば、1600Wの要求出力に対し、各ファイバレーザモジュールの出力が400Wとなるように発振させることで、1600Wの出力を得ていた。
ところで、レーザ加工機で鋼板を切断する場合、レーザビームの照射で溶融した金属をアシストガス(一般的には、酸素ガスを使用。)の噴流で吹き飛ばす必要がある。アシストガスで溶融物を吹き飛ばすためには、板厚に応じて必要な切断溝幅(カーフ幅)が決まっており、図10に示すように、板厚が厚くなるほど切断溝幅を広くする必要がある。必要な切断溝幅よりも狭い状態でアシストガスを吹き付けると、材料表面側(レーザビーム照射側)で溶融物が吹き上がってしまい、溶融物が裏側に流れることができず、良好な切断を行うことができない。特に厚板(例えば、板厚が9mm程度以上)を切断する場合には、切断溝幅を広くして、アシストガス圧力を低圧(アシストガス圧0.05〜0.1MPa程度)に設定することが必要である。
ここで、切断溝幅を決めるスポット径ωは、下記(1)式で表される。
ω=1.27・(λ・f/D)・M2 (1)
ただし、λはレーザの波長、fは集光レンズの焦点距離、Dは集光レンズへの入射ビーム径、M2はエムスクエア値(以下、M2値)と呼ばれるビーム品質を表す値である。
(1)式から明らかなように、M2値は、スポット径ωを決める指標となっている。従来のファイバレーザ加工機においては、常時、4台のファイバレーザモジュールを発振させているため、発振されるレーザ光のM2値は常に同じであった。即ち、M2値は常に同じ値を示すため、切断溝幅を決めるスポット径ωを変えるためには集光レンズの焦点距離fを変えるべく集光レンズを交換する必要があった。
従って、従来のファイバレーザ加工機においては、板厚、材料等に応じて切断溝幅を変えるためには、集光レンズの交換が必要であり、作業性の低下の原因となっていた。
具体的には、例えば板厚12mmのワークを切断する場合にはf=200mmの集光レンズを使用し、板厚3.2mmのワークを切断する場合にはf=125mmの集光レンズを使用していた。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、作業性を向上させることができるファイバレーザ加工機の出力制御方法及びファイバレーザ加工機を提供することにある。
その他の課題と新規な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう。
本発明者は、ファイバレーザ加工機の使用態様、ファイバレーザモジュールの劣化状態を精査したところ、20000時間(年間2000時間の稼動で約10年の使用に相当)におけるファイバレーザモジュールの劣化状態は、従来考えられていたほど大きくなく、加工するワークにほとんど影響を与えないことを見出し本発明に至ったものである。
本発明は、以下の態様を提供するものである。
本発明のある局面に従うファイバレーザ加工機の出力制御方法は、各々がレーザ光を生成する複数のファイバレーザモジュールを有するファイバレーザ発振器と、ファイバレーザ発振器から生成されるレーザ光を出射するレーザ加工ヘッドと、ワークとレーザ加工ヘッドとの間に設けられ、レーザ加工ヘッドからのレーザ光に従うスポット径によりワークに対して照射する所定の焦点距離の集光レンズと、を備えるファイバレーザ加工機の出力制御方法である。ワークに応じたスポット径となるように複数のファイバレーザモジュールの発振個数を調整することによりレーザ加工ヘッドからのビーム品質を調整する。
上記に記載の態様によれば、ファイバレーザモジュールの数を制御することで発振されるレーザ光のM2値を変えることができ、それによりスポット径ωを調整することができるので、従来必要であった集光レンズの交換回数を減らす、又は交換をなくすことができ、作業性を向上させることができる。
好ましくは、所定の板厚を有するワークを切断する際に発振するファイバレーザモジュールの数に対し、所定の板厚より薄い板厚を有するワークを切断する際に発振するファイバレーザモジュールの数を少なくする。
上記に記載の態様によれば、板厚が薄い場合には最大切断速度が得られる切断溝幅は狭くなるので、発振するファイバレーザモジュールの数を減らすことでスポット径を小さくすることができ、高精度な加工を行うことができる。
好ましくは、所定の速度で切断する際に発振するファイバレーザモジュールの数に対し、所定の速度よりも早い速度で切断する際に発振するファイバレーザモジュールの数を少なくする。
上記に記載の態様によれば、切断速度を早くしたい場合には発振するファイバレーザモジュールの数を減らすことで同一出力であってもスポット径を小さくすることでパワー密度を上げることができ、切断速度の高速化を実現できるとともに高精度な加工を行うことができる。
好ましくは、合計のレーザ指令出力が所定の出力以下では、発振するファイバレーザモジュールの数を制限する。
上記に記載の態様によれば、合計のレーザ指令出力が所定の出力以下では、発振するファイバレーザモジュールの数を制限することで、各ファイバレーザモジュールの出力が小さいことにより出力が不安定となるのを回避することができ、安定した加工を実現できる。
好ましくは、複数のファイバレーザモジュールの出力をそれぞれ異ならせる。
上記に記載の態様によれば、ファイバレーザモジュールの出力設定の自由度が向上する。
本発明のある局面に従うファイバレーザ加工機は、各々がレーザ光を生成する複数のファイバレーザモジュールを有するファイバレーザ発振器と、ファイバレーザ発振器から生成されるレーザ光を出射するレーザ加工ヘッドと、ワークとレーザ加工ヘッドとの間に設けられ、レーザ加工ヘッドからのレーザ光に従うスポット径によりワークに対して照射する所定の焦点距離の集光レンズと、複数のファイバレーザモジュールの発振個数に応じてレーザ加工ヘッドからのビーム品質を調整することが可能な制御装置とを備える。制御装置は、ワークに応じたスポット径となるように複数のファイバレーザモジュールの発振個数を調整する。
上記に記載の態様によれば、ファイバレーザモジュールの数を制御することで発振されるレーザ光のM2値を変えることができ、それによりスポット径ωを調整することができるので、従来必要であった集光レンズの交換回数を減らす、又は交換をなくすことができ、作業性を向上させることができる。
好ましくは、制御装置は、所定の板厚を有するワークを切断する際に発振するファイバレーザモジュールの数に対し、所定の板厚より薄い板厚を有するワークを切断する際に発振するファイバレーザモジュールの数を少なくする。
上記に記載の態様によれば、板厚が薄い場合には最大切断速度が得られる切断溝幅は狭くなるので、発振するファイバレーザモジュールの数を減らすことでスポット径を小さくすることができ、高精度な加工を行うことができる。
好ましくは、制御装置は、所定の速度で切断する際に発振するファイバレーザモジュールの数に対し、所定の速度よりも早い速度で切断する際に発振するファイバレーザモジュールの数を少なくする。
上記に記載の態様によれば、切断速度を早くしたい場合には発振するファイバレーザモジュールの数を減らすことで同一出力であってもスポット径を小さくすることでパワー密度を上げることができ、切断速度の高速化を実現できるとともに高精度な加工を行うことができる。
好ましくは、制御装置は、合計のレーザ指令出力が所定の出力以下では、発振するファイバレーザモジュールの数を制限する。
上記に記載の態様によれば、合計のレーザ指令出力が所定の出力以下では、発振するファイバレーザモジュールの数を制限することで、各ファイバレーザモジュールの出力が小さいことにより出力が不安定となるのを回避することができ、安定した加工を実現できる。
好ましくは、制御装置は、複数のファイバレーザモジュールの出力をそれぞれ異ならせるように制御する。
上記に記載の態様によれば、ファイバレーザモジュールの出力設定の自由度が向上する。
ファイバレーザ加工機の作業性を向上させることが可能である。
本発明の一実施形態に係るレーザ加工機の概略平面図である。 図1に示すレーザ加工機の概略側面図である。 図1に示すレーザ加工機の右側面側の斜視図である。 レーザ発振器の扉を開いてコンバイナテーブル及び融着テーブルを引き出した状態を示す斜視図である。 外部光学系を模式的に示した模式図である。 本実施形態に基づくファイバレーザ加工機10の機能ブロックを説明する図である。 ファイバレーザモジュールの個数とレーザ光のM2値との関係を説明する図である。 本発明の制御装置22におけるファイバレーザ発振器21の制御処理について説明するフロー図である。 同じ出力でレーザモジュールを単独で発振した場合と、複数で発振した場合の集光レンズへの入射ビームの出力分布を示すグラフである。 切断可能な切断溝幅(カーフ幅)と板厚との関係を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。
以下、本発明に係るファイバレーザ加工機の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1及び図2に示すように、ファイバレーザ加工機10(以下、レーザ加工機と呼ぶ。)は、加工機本体20と、加工機本体20に接続されるファイバレーザ発振器21(以下、レーザ発振器と呼ぶ。)及び制御装置22と、加工機本体20に接続して配設されるパレットチェンジャ23と、空気中の窒素ガスを分離するために使用されるブースターコンプレッサ24やエアコンプレッサ25、又は、酸素ガスボンベ26などを備えるアシストガス供給部27と、レーザ発振器21及びレーザ加工ヘッド40(以下、加工ヘッドと呼ぶ。)を冷却する冷却水を供給するチラーユニット28、及び加工時に発生する塵埃などを排除する集塵機29などを主に備える。
なお、本実施形態において、前方とは、加工機本体20とパレットチェンジャ23の並び方向(図1〜3のX方向)において加工機本体20寄りの方向を表わし、後方とは、該並び方向において、パレットチェンジャ23寄りの方向を表わす。また、左方及び右方は、該並び方向に直交する方向(図1、3のY方向)において、後方から前方を見たときの方向で表わされる。
加工機本体20の一部をなし、加工機本体20の外形を形成するキャビン30内には、パレット31を所定の方向であるキャビン30の長手方向(X方向)に駆動するパレット駆動機構32と、パレット31に搭載されたワークWを加工するためのレーザ光を照射する加工ヘッド40と、加工ヘッド40を駆動する加工ヘッド駆動機構49と、が収容されている。なお、図1の実線及び図2の点線で示す加工ヘッド40は、X方向で最も前方に位置した状態(パレット31の加工時設置位置)を表わし、図1及び図2の一点鎖線で示す加工ヘッド40は、X方向で最も後方に位置した状態を表わしている。
加工ヘッド40は、加工機本体20に設けられ、加工ヘッド駆動機構49によって、X方向、キャビン30の幅方向(Y方向)及びキャビン30の上下方向(Z方向)に移動可能である。図5も参照して、加工ヘッド40内には、プロセスファイバケーブル3の出射端から出射されたレーザ光を平行光線化するためのコリメータレンズ51と、平行光線化されたレーザ光を集光するための集光レンズ52と、が配置されている。
また、加工ヘッド40の周囲には、チラーユニット28から供給される冷却管及びアシストガス供給部27から窒素ガス、或いは酸素ガスのアシストガスを供給するガス供給管や、加工ヘッド40のレーザノズル近傍に向けて、窒素ガス、或いは酸素ガスのアシストガスを吹き付けるサイドノズルに接続されるガス供給管が設けられている。
加工ヘッド40は、レーザ発振器21を作動させると、レーザ光がプロセスファイバケーブル3を介してコリメータレンズ51で平行光線化され、更に平行光線化されたレーザ光が集光レンズ52に入射して集光し、レーザノズルからワークWの加工部に照射されてワークWを加工する。加工に際して、アシストガス供給部27から供給されるアシストガスは、レーザノズルやサイドノズルからワークWの加工部に向けて噴出して、加工時に生じた溶融した金属を吹き飛ばす。
図3に示すように、キャビン30には、正面30Fに開閉扉であるガルウィング38が設けられ、正面30Fに対して反対側となる背面30Bには、横長スリット状に形成された搬入出口(不図示)が、パレットチェンジャ23に対応して設けられている。パレットチェンジャ23は、搬入出口が設けられたキャビン30の背面30Bに対向して配置され2台のパレット31を上下に2段配置することができる。大ロット製品の加工時には、ワークWを載置するパレット31をパレットチェンジャ23によって搬入出口を介して搬入出し、小ロット製品の加工時には、ガルウィング38からワークWを搬入出し、ロットの大きさに対応した搬入出作業を行うことができる。なお、符号75はユーザーを加工条件等を入力する操作盤であり、符号76はガルウィング38の開閉を制御するフートスイッチ、符号70は主としてパレットチェンジャ23の操作を行う操作盤である。
キャビン30の右側面30Rには、レーザ発振器21を収納する凹状の発振器収納部30aが略中央部に配置されている。この発振器収納部30aに配置されるレーザ発振器21は、図4に示すように、箱型の筐体80内に、レーザ光を生成する複数(本実施形態では、4つ)のファイバレーザモジュールLM1〜LM4が縦に積み重ねて収容され、その上方に、各ファイバレーザモジュールLM1〜LM4からの出力ケーブル82が接続されるコンバイナ83が収容されている。さらに、コンバイナ83の上方には、コンバイナ83とフィーディングファイバケーブル2で接続される融着ボックス84が収容されている。融着ボックス84内では、フィーディングファイバケーブル2が導入される側と反対側に、加工ヘッド40に繋がるプロセスファイバケーブル3が導入され、フィーディングファイバケーブル2とプロセスファイバケーブル3が融着されている。コンバイナ83及び融着ボックス84は、それぞれ筐体80から引き出し可能なコンバイナテーブル85及び融着テーブル86上に配置されている。このように、レーザ発振器21では、複数のファイバレーザモジュールLM1〜LM4の出力ケーブル82がコンバイナ83で束ねられて、フィーディングファイバケーブル2とプロセスファイバケーブル3でレーザ光が加工ヘッド40に導かれる。
レーザ発振器21に隣接して配置される制御装置22は、ファイバレーザ加工機10全体を制御する。
<機能ブロック図>
図6は、本実施形態に基づくファイバレーザ加工機10の機能ブロックを説明する図である。
図6に示されるように、ファイバレーザ加工機10は、主に加工機本体20と、ファイバレーザ発振器21と、制御装置22とを含む。
加工機本体20は、加工ヘッド40を含む。
ファイバレーザ発振器21は、複数のファイバレーザモジュールLM1〜LM4と、複数のファイバレーザモジュールLM1〜LM4にそれぞれ対応して設けられる出力制御部LMC1〜LMC4と、コンバイナ83と、融着ボックス84とを含む。
出力制御部LMC1〜LMC4は、制御装置22からの指示に従って対応するファイバレーザモジュールLM1〜LM4の出力を制御する。
コンバイナ83は、ファイバレーザモジュールLM1〜LM4で出力された複数のレーザ光を合波しフィーディングファイバケーブル2に出力する。
融着ボックス84では、フィーディングファイバケーブル2とプロセスファイバケーブル3とが融着されており、合波したレーザ光がプロセスファイバケーブル3を介して加工機本体20の加工ヘッド40に導かれる。
制御装置22は、レーザ発振器制御部46と、加工機制御部45とを含む。
加工機制御部45は、ユーザーからの操作盤75に対する加工するワークの板厚、材質、速度等の加工条件の入力を受け付けると、当該入力に基づいて加工機本体20を制御する。また、加工機制御部45は、当該入力に基づいて、最適なレーザ指令出力等の指令値をレーザ発振器制御部46に出力する。
レーザ発振器制御部46は、加工機制御部45からの指令値に基づいて各ファイバレーザモジュールLM1〜LM4の発振を制御することでレーザ発振器21から生成されるレーザ光の出力を制御するものである。
ここで、本発明の制御装置22は、従来の制御方法とは異なり、発振するファイバレーザモジュールLM1〜LM4の数を制御することができる。また、ファイバレーザモジュールLM1〜LM4間で出力差が生じるように制御することもできる。
図7は、ファイバレーザモジュールの個数とレーザ光のM2値との関係を説明する図である。
図7に示されるようにそれぞれのファイバレーザモジュールLM1〜LM4のシングルモードのレーザ光のM2値は約1であり、4台のファイバレーザモジュールLM1〜LM4のマルチモードのレーザ光のM2値は約5である。4台のファイバレーザモジュールLM1〜LM4のうち2台又は3台を発振させた場合のマルチモードのレーザ光のM2値は約1〜約5の間の値となる。
例えば、500WのファイバレーザモジュールLM1〜LM4を4台搭載した2000Wのレーザ発振器の場合を例に本発明の制御方法と従来の制御方法の違いについて説明する。
従来の制御方法であれば、合計のレーザ指令出力が120W,600W,1200W,1800Wの場合、表1に示すように、全てのファイバレーザモジュールLM1〜LM4で同じ出力となるように、それぞれを30W,150W,300W,450Wのレーザ指令出力としていた。言い換えると、全てのファイバレーザモジュールLM1〜LM4を発振させたマルチモードでしか作動できず、レーザ光のM2値は約5で一定値であった。
Figure 0005816370
これに対し、本発明の制御方法は、例えば、合計のレーザ指令出力が所定の出力以下では、発振するファイバレーザモジュールLM1〜LM4の数を制限することができる。例えば、表2に示すように、合計のレーザ指令出力が50W〜500Wの場合、発振するファイバレーザモジュールLM1〜LM4の数を1つ、例えばファイバレーザモジュールLM1のみを発振させる。合計のレーザ指令出力が500W〜1000Wの場合、発振するファイバレーザモジュールLM1〜LM4の数を2つ、例えばファイバレーザモジュールLM1、LM2のみを発振させる。合計のレーザ指令出力が1000W〜1500Wの場合、発振するファイバレーザモジュールLM1〜LM4の数を3つ、例えばファイバレーザモジュールLM1〜LM3のみを発振させる。合計のレーザ指令出力が1500〜2000Wの場合、発振するファイバレーザモジュールLM1〜LM4の数を4つ、即ち、全部のファイバレーザモジュールLM1〜LM4を発振させる。このように、本発明の制御方法では、シングルモードでの作動とマルチモードでの作動が可能であり、さらにマルチモードでの作動においても発振するファイバレーザモジュールLM1〜LM4の数を制御することができる。
Figure 0005816370
なお、表2中、Yは発振を意味し、Nは停止を意味している。
表3は、本発明の制御方法における、合計のレーザ指令出力が120W,600W,1200W,1800Wの場合の出力設定の一例を示すものである。
Figure 0005816370
なお、表3中、Nは停止を意味している。
表3に示すレーザ指令出力は一例であり、発振するファイバレーザモジュールLM1〜LM4を変えてもよく、発振するファイバレーザモジュールLM1〜LM4間で出力を同じにしてもよく、また表3とは異なる数値になるように出力を振り分けてもよい。このように、発振するファイバレーザモジュールLM1〜LM4間で出力を異ならせることができるので、出力設定の自由度が向上する。
本発明の制御方法では、発振するファイバレーザモジュールLM1〜LM4の数を変えることで、M2値と呼ばれるビーム品質を変えることができ、それゆえスポット径ωを変えることができる。即ち、ファイバレーザモジュールLM1〜LM4のうち一台のみを発振させることでレーザ光のM2値は約1となり、4台のファイバレーザモジュールLM1〜LM4を発振させることでレーザ光のM2値は約5となり、4台のファイバレーザモジュールLM1〜LM4のうち2台又は3台を発振させることで、レーザ光のM2値は約1〜約5の間の値となる。従来の制御方法では、M2値は常に一定値であるためスポット径ωを変えるためには集光レンズを換える必要があったが、本発明の制御方法では、M2値を変えることでスポット径ωを変えることができるので、スポット径ωを変えるために集光レンズを換える作業を省略することができる。また、合計のレーザ指令出力が所定の出力以下で、発振するファイバレーザモジュールLM1〜LM4の数を制限することで、各ファイバレーザモジュールLM1〜LM4の出力が小さいことにより出力が不安定となるのを回避することができ、安定した加工を実現できる。
<フロー図>
上記処理を実現するフロー図について説明する。
図8は、本発明の制御装置22におけるファイバレーザ発振器21の制御処理について説明するフロー図である。当該処理は、主に加工機制御部45において実行される。
図8を参照して、加工条件を取得する(ステップS1)。具体的には、加工機制御部45は、操作盤75に対する加工条件の入力を受け付けて当該加工条件情報を取得する。
次に、加工機制御部45は、取得した加工条件情報に基づいてファイバレーザ発振器21におけるレーザ指令出力Pを算出する(ステップS2)。
当該レーザ指令出力Pは、加工するワークの板厚、材質、速度等の加工条件等に従って所定の演算式に基づいて算出することが可能である。
そして、加工機制御部45は、レーザ指令出力Pが500以下であるか否かを判断する(ステップS3)。
ステップS3において、加工機制御部45は、レーザ指令出力Pが500以下であると判断した場合(ステップS3においてYES)には、ファイバレーザモジュールLM1に対してレーザ光を発振出力するように指令出力する(ステップS4)。
そして、加工機制御部45は、ファイバレーザモジュールLM1の出力指令値を算出して出力する(ステップS5)。
そして、処理を終了する(終了)。
ステップS3において、加工機制御部45は、レーザ指令出力Pが500以下でないと判断した場合(ステップS3においてNO)には、レーザ指令出力Pが1000以下であるか否かを判断する(ステップS6)。
ステップS6において、加工機制御部45は、レーザ指令出力Pが1000以下であると判断した場合(ステップS6においてYES)には、ファイバレーザモジュールLM1,LM2に対してレーザ光を発振出力するように指令出力する(ステップS7)。
そして、加工機制御部45は、ファイバレーザモジュールLM1,LM2の出力指令値を算出して出力する(ステップS8)。
そして、処理を終了する(終了)。
ステップS6において、加工機制御部45は、レーザ指令出力Pが1000以下でないと判断した場合(ステップS6においてNO)には、レーザ指令出力Pが1500以下であるか否かを判断する(ステップS9)。
ステップS9において、加工機制御部45は、レーザ指令出力Pが1500以下であると判断した場合(ステップS9においてYES)には、ファイバレーザモジュールLM1〜LM3に対してレーザ光を発振出力するように指令出力する(ステップS10)。
そして、加工機制御部45は、ファイバレーザモジュールLM1〜LM3の出力指令値を算出して出力する(ステップS11)。
そして、処理を終了する(終了)。
ステップS9において、加工機制御部45は、レーザ指令出力Pが1500以下でないと判断した場合(ステップS9においてNO)には、レーザ指令出力Pが2000以下であるか否かを判断する(ステップS12)。
ステップS12において、加工機制御部45は、レーザ指令出力Pが2000以下であると判断した場合(ステップS12においてYES)には、ファイバレーザモジュールLM1〜LM4に対してレーザ光を発振出力するように指令出力する(ステップS13)。
そして、加工機制御部45は、ファイバレーザモジュールLM1〜LM4の出力指令値を算出して出力する(ステップS14)。
そして、処理を終了する(終了)。
一方、ステップS12において、加工機制御部45は、レーザ指令出力Pが2000以下でないと判断した場合(ステップS12においてNO)には、出力制限値を超えるため処理を終了する(終了)。
当該処理により、例えば、合計のレーザ指令出力が所定の出力以下では、発振するファイバレーザモジュールLM1〜LM4の数を制限することが可能である。
図9は、同じ出力でレーザモジュールを単独で発振した場合と、複数で発振した場合の集光レンズへの入射ビームの出力分布を示すグラフである。
図9に示すように、レーザモジュールを単独で発振した場合にはビームはシングルモードになり、レーザモジュールを複数で発振した場合にはビームはマルチモードになることが分かる。
この性質を利用して、切断速度を早くしたい場合には発振するファイバレーザモジュールLM1〜LM4の数を減らすことで同一出力であってもスポット径を小さくすることでパワー密度を上げることができ、切断速度の高速化を実現できるとともに高精度な加工を行うことができる。従って、加工するワークの加工形状、例えば鋭角部分、曲線部分、直線部分等に応じて最適なM2値を選択することで最適な加工を行うことができる。また、図7で説明したように加工するワークWの板厚が薄い場合には最大切断速度が得られる切断溝幅は狭くなるので、発振するファイバレーザモジュールLM1〜LM4の数を減らしてスポット径ωを小さくすることで、従来に比べて、高精度な加工が可能になる。
さらに、例えばケガキ加工(材料の表面に彫りこみをする)の場合、小出力で加工する必要がある。従来の制御方法のようにマルチモードで作動する場合、小出力で発振が安定せず高精度で加工することが難しいが、本発明の制御方法ではシングルモードで作動させることができるので小出力でも一つのレーザモジュールの出力はそれほど小さくないので、安定した加工を実現できる。
以下、本発明の効果について実施例と比較例を挙げて説明する。
本発明の2kWのレーザ加工機(実施例)と従来の2kWのレーザ加工機(比較例)で板厚12mmの軟鋼と、板厚1.6mmの軟鋼をレーザ切断する場合におけるそれぞれの設定について以下に示す。
(実施例)
(a)軟鋼 板厚12mm
レーザの波長:λ=1.06μm
ビーム品質:M2=5
集光レンズの焦点距離:f=200mm
入射ビーム径:D=15mm
スポット径:ω=90μm
出力:P=2000W
パワー密度:PD=(2000×4)/(90×90×π)=0.314W/μm2
切断速度:F=900mm/min
(b)軟鋼 板厚1.6mm
レーザの波長:λ=1.06μm
ビーム品質:M2=1.1
集光レンズの焦点距離:f=200mm
入射ビーム径:D=15mm
スポット径:ω=19.7μm
出力:P=500W
パワー密度:PD=(500×4)/(19.7×19.7×π)=1.64W/μm2
切断速度:F=8000mm/min
(比較例)
(a)軟鋼 板厚12mm
レーザの波長:λ=1.06μm
ビーム品質:M2=5
集光レンズの焦点距離:f=200mm
入射ビーム径:D=15mm
スポット径:ω=90μm
出力:P=2000W
パワー密度:PD=(2000×4)/(90×90×π)=0.314W/μm2
切断速度:F=900mm/min
(b)軟鋼 板厚1.6mm
レーザの波長:λ=1.06μm
ビーム品質:M2=5
集光レンズの焦点距離:f=125mm
入射ビーム径:D=15mm
スポット径:ω=56μm
出力:P=2000W
パワー密度:PD=(2000×4)/(56×56×π)=0.812W/μm2
切断速度:F=4000mm/min
従来の2kWのレーザ加工機を用いた比較例の設定では、集光レンズの焦点距離を変更して、薄板切断(1.6mm)と厚板切断(12mm)を切り替えていた。これに対し、本発明の2kWのレーザ加工機を用いた実施例の設定では、集光レンズの焦点距離を固定(ここでは、f=200mm)し、厚板切断(12mm)時には従来と同様に500W×4=2000Wで切断を行うが、薄板切断(1.6mm)時には500Wの単体モジュールで切断を行う。
これにより、薄板切断(1.6mm)時には、単体モジュールを使用するためビーム品質が良く、出力が500Wと従来よりも低いにもかかわらず、パワー密度PDが高くなり、結果として切断速度Fが速くなっている。従って、同じ板厚1.6mmのワークを切断する場合、出力Pが2000Wから500Wと1/4の低出力となり、発振器の消費電力も1/4となる。また、切断速度Fも4000mm/minから8000mm/minと2倍の速度で切断することが可能であり、切削時間は従来の1/2となる。従って、発振器の低出力の結果と合わせるとランニングコストは、従来の1/8となる。
以上説明したように、本発明の制御方法によれば、発振するファイバレーザモジュールLM1〜LM4の数を制御することにより、M2値と呼ばれるビーム品質を変えることができ、それゆえスポット径ωを変えることができる。それにより、従来必要であった集光レンズの交換回数を減らす、又は交換をなくすことができ、作業性を向上させることができる。また、発振器の低出力化、切断速度の高速化による切削時間の短縮、ランニングコストの低減が可能となる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、レーザ発振器21に含まれるファイバレーザモジュールの数は、4つに限定されるものではなく、少なくとも2以上であればよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、今回開示された実施形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
2 フィーディングファイバケーブル、3 プロセスファイバケーブル、10 ファイバレーザ加工機、20 加工機本体、21 ファイバレーザ発振器、22 制御装置、23 パレットチェンジャ、24 ブースターコンプレッサ、25 エアコンプレッサ、26 酸素ガスボンベ、27 アシストガス供給部、28 チラーユニット、29 集塵機、30 キャビン、30B 背面、30F 正面、30R 右側面、30a 発振器収納部、31 パレット、32 パレット駆動機構、38 ガルウィング、40 レーザ加工ヘッド、45 加工機制御部、46 レーザ発振器制御部、49 加工ヘッド駆動機構、51 コリメータレンズ、52 集光レンズ、70,75 操作盤、76 フートスイッチ、80 筺体、82 出力ケーブル、83 コンバイナ、84 融着ボックス、85 コンバイナテーブル、86 融着テーブル。

Claims (10)

  1. 各々がレーザ光を生成する複数のファイバレーザモジュールを有するファイバレーザ発振器と、前記ファイバレーザ発振器から生成されるレーザ光を出射するレーザ加工ヘッドと、ワークと前記レーザ加工ヘッドとの間に設けられ、前記レーザ加工ヘッドからのレーザ光に従うスポット径により前記ワークに対して照射する所定の焦点距離の集光レンズと、を備えたファイバレーザ加工機の出力制御方法であって、
    前記ワークに応じたスポット径となるように前記複数のファイバレーザモジュールの発振個数を調整することにより前記レーザ加工ヘッドからのビーム品質を調整する、ファイバレーザ加工機の出力制御方法。
  2. 所定の板厚を有するワークを切断する際に発振する前記ファイバレーザモジュールの数に対し、前記所定の板厚より薄い板厚を有するワークを切断する際に発振する前記ファイバレーザモジュールの数を少なくする、請求項1に記載のファイバレーザ加工機の出力制御方法。
  3. 所定の速度で切断する際に発振する前記ファイバレーザモジュールの数に対し、前記所定の速度よりも早い速度で切断する際に発振する前記ファイバレーザモジュールの数を少なくする、請求項1に記載のファイバレーザ加工機の出力制御方法。
  4. 合計のレーザ指令出力が所定の出力以下では、発振する前記ファイバレーザモジュールの数を制限する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のファイバレーザ加工機の出力制御方法。
  5. 前記複数のファイバレーザモジュールの出力をそれぞれ異ならせる、請求項1〜4のいずれか1項に記載のファイバレーザ加工機の出力制御方法。
  6. 各々がレーザ光を生成する複数のファイバレーザモジュールを有するファイバレーザ発振器と、
    前記ファイバレーザ発振器から生成されるレーザ光を出射するレーザ加工ヘッドと、
    ワークと前記レーザ加工ヘッドとの間に設けられ、前記レーザ加工ヘッドからのレーザ光に従うスポット径により前記ワークに対して照射する所定の焦点距離の集光レンズと、
    前記複数のファイバレーザモジュールの発振個数に応じて前記レーザ加工ヘッドからのビーム品質を調整することが可能な制御装置とを備え、
    前記制御装置は、前記ワークに応じたスポット径となるように前記複数のファイバレーザモジュールの発振個数を調整する、ファイバレーザ加工機。
  7. 前記制御装置は、所定の板厚を有するワークを切断する際に発振する前記ファイバレーザモジュールの数に対し、前記所定の板厚より薄い板厚を有するワークを切断する際に発振する前記ファイバレーザモジュールの数を少なくする、請求項6に記載のファイバレーザ加工機。
  8. 前記制御装置は、所定の速度で切断する際に発振する前記ファイバレーザモジュールの数に対し、前記所定の速度よりも早い速度で切断する際に発振する前記ファイバレーザモジュールの数を少なくする、請求項6に記載のファイバレーザ加工機。
  9. 前記制御装置は、合計のレーザ指令出力が所定の出力以下では、発振する前記ファイバレーザモジュールの数を制限する、請求項6〜8のいずれか1項に記載のファイバレーザ加工機。
  10. 前記制御装置は、前記複数のファイバレーザモジュールの出力をそれぞれ異ならせるように制御する、請求項6〜9のいずれか1項に記載のファイバレーザ加工機。
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