JP5813276B2 - イミドジスルフリル化合物の調製方法 - Google Patents

イミドジスルフリル化合物の調製方法 Download PDF

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Description

本発明は、高温における連続反応によるイミドジスルフリル化合物の調製方法に関する。
以下の本文において、別段の記載がない限り、以下の意味が使用される:
CSI クロロスルホニルイソシアネート
CSOS クロロスルホン酸
ClSI ビス(クロロスルホニル)−イミド
FSI フルオロスルホニルイソシアネート
FSOS フルオロスルホン酸
FR 流量
RT 室温
イミドジスルフリル化合物は、多くの目的のために使用される。1つの例は、リチウムビス(フルオロスルホニル)イミドを調製するためのイミドジスルフリルクロリドの使用であり、リチウムビス(フルオロスルホニル)イミドはまた、自動車用バッテリーなどにおいて使用され得るリチウムイオンバッテリーなどにおける電解質として使用され、またタッチスクリーンにおける帯電防止剤として使用される。
DE1 159 410Bは、ハロスルホン酸と尿素との反応によるハロスルホニルイソシアネートの調製方法を開示している。反応は、好ましくは100から180℃の温度において行われる。具体的に開示されているのは、120から150℃の温度におけるクロロスルホニルイソシアネートの調製である。
DE1 143 495Bは、フルオロスルホン酸と尿素との反応によるイミド−ビス(スルフリル)フルオリドの調製方法を開示している。反応温度は記載されていないが、反応は室温において開始し、反応の過程で反応混合物が時々冷却されるようである。
CA710255Aは、クロロスルホン酸とトリクロロホスファゾ−スルフリルクロリドとの反応によるイミド−ビス(スルフリルクロリド)の調製方法を開示している。CA710255において開示されているような方法は、使用にかなりの費用がかかりおよび使用が環境的に不利であるリン化学反応を必要するという欠点を有する。
WO2009/123328A1は、バッチ法によるClSIの調製を開示しており、詳細は、本発明の実施例のセクションにおいて示される。
イミドビス(スルフリルハライド)、イミドビススルフリルハライドまたはビス(ハライドスルホニル)イミドとも称される、イミドジスルフリルハライドの調製のための本発明の反応式は、これは本発明の同様の化合物に対しても適用可能であるが、スキーム1に示され、
Figure 0005813276
XaおよびXbは、ハロゲンである。
出発化合物であるイソシアネートおよびスルホン酸ならびに生成物であるビスイミドはともに、毒性および腐食性である。XaおよびXbがClである場合、生成物は高温において非常に高い発熱分解を示し、生産に際し適正な安全対策を講じることが必要になる。反応熱deltaHは約100kJ/molであり、イミドスルフリルクロリドの分解開始はおよそ180℃であり、断熱温度上昇は400℃を大きく上回る温度に至る。CSIとFSOSとの反応およびFSIとCSOSとの反応は、同様の分解開始の温度を示す。
したがって、生産のバッチプロセスにおける反応温度は、爆発のリスクを回避するために150℃以下である。バッチプロセスの反応時間は、約8時間から24時間の範囲である。
一方、イソシアネートとスルホン酸は、高温においてのみ反応する。これらの状況および安全上の考慮事項により、これまでイミドジスルフリルハライドは、もっぱら小さいバッチで前述のように分解開始を大きく下回る温度において調製されており、前述の長い反応時間につながっている。
ドイツ特許第1 159 410号明細書 ドイツ特許第1 143 495号明細書 カナダ特許第710255号明細書 国際公開第2009/123328号
リン化学反応を必要とせず、短い反応時間および高収率を有し、生成物が高純度を示し、物質および反応の安全な取扱いを可能にし、さらには大規模でのイミドジスルフリルハライドの調製方法が必要であった。
予想外なことに、反応生成物であるイミドジスルフリルハライドの分解開始温度を超える温度において、ハロスルホニルイソシアネートをハロスルホン酸と反応させることが可能であり、所望のイミドジスルフリルハライドの予想された分解を伴わず、それらの収率は高い。この反応を安全に実行できることは予想外であった。これは、所望の短い反応時間を可能にする。
さらに、短い反応時間は、依然として高純度の生成物を伴い、すなわち、極めて高い温度において通常起こる分解または重合反応による変色を示さずに、実現され得る。
(発明の要旨)
本発明の主題は、式(I)
Figure 0005813276
の化合物の調製方法であって、3つの逐次ステップであるステップ(StepS1)、ステップ(StepS2)およびステップ(StepS3)を含み、
ステップ(StepS1)が、反応(ReacS1)を含み、
反応(ReacS1)が、式(II)の化合物と式(III)の化合物との反応であり、
Figure 0005813276
式中、
X1およびX2は、同一でありまたは異なり、互いに独立して、F、Cl、Br、、C1−6ペルフルオロアルキルおよびトリルからなる群から選択され、
n+は、H、Li、Na、K、Mg2+、Ca2+、Zn2+、Cu2+、Al3+、Ti3+、Fe2+、Fe3+、B3+
Figure 0005813276
、[N(R20)(R21)(R22)R23]および[P(R20)(R21)(R22)R23]からなる群から選択され、
R20、R21、R22およびR23は、同一でありまたは異なり、互いに独立して、H、C1−8アルキル、C5−6シクロアルキル、フェニル、ベンジル、ビニルおよびアリルからなる群から選択され、
nは、1、2または3であり、
反応(ReacS1)が、連続的に行われ、
ステップ(StepS1)において、式(II)の化合物および式(III)の化合物の混合物が、装置(DevS1)を通過し、装置(DevS1)が、連続的に作動する装置であり、装置(DevS1)において、式(II)の化合物および式(III)の化合物の混合物が、温度(TempS1)へと加熱され、温度(TempS1)が、180から300℃であり、ここで、反応(ReacS1)が起こり、結果として反応混合物を生じ、
ステップ(StepS2)において、装置(DevS1)からの反応混合物が、装置(DevS2)を通過し、装置(DevS2)が、反応混合物を冷却するための装置であり、
ステップ(StepS3)において、装置(DevS2)からの反応混合物が、装置(DevS3)を通過し、装置(DevS3)が、背圧調整のための装置であり、
反応混合物が、反応混合物に対する装置(DevS2)のまたは装置(DevS3)のまたは装置(DevS2)および装置(DevS3)の組合せの作用によって、温度(TempS2)へと冷却され、温度(TempS2)が、0から150℃である、
方法である。
好ましくは、本方法は、ステップ(StepS3)の後に行われるステップ(StepS4)をさらに含み、ステップ(StepS4)において、装置(DevS3)からの反応混合物は、装置(DevS4)を通過し、装置(DevS4)は、COを反応混合物から分離するための装置である。
好ましくは、X1およびX2は、同一であり、F、Cl、Br、C1−6ペルフルオロアルキルおよびトリルからなる群から選択され、
より好ましくは、X1およびX2は、同一であり、F、ClおよびC1−6ペルフルオロアルキルからなる群から選択され、
さらに好ましくは、X1およびX2は、同一であり、F、ClおよびCFからなる群から選択され、
特定的には、X1およびX2は、同一であり、ClまたはCFであり、
より特定的には、X1およびX2は、Clである。
好ましくは、
n+は、H、Li、Na、K
Figure 0005813276
、[N(R20)(R21)(R22)R23]からなる群から選択され、
R20、R21、R22およびR23は、同一でありまたは異なり、互いに独立して、H、C1−8アルキル、C5−6シクロアルキル、フェニル、ベンジル、ビニルおよびアリルからなる群から選択され、
より好ましくは、
n+は、H、Li、Na、K
Figure 0005813276
、[N(R20)(R21)(R22)R23]からなる群から選択され、
R20、R21、R22およびR23は、同一でありまたは異なり、互いに独立して、H、C1−8アルキル、C5−6シクロアルキル、フェニルおよびベンジルからなる群から選択され、
さらに好ましくは、
n+は、H、Li、Na、K
Figure 0005813276
、[N(R20)(R21)(R22)R23]からなる群から選択され、
R20、R21、R22およびR23は、同一でありまたは異なり、互いに独立して、H、C1−8アルキル、C5−6シクロアルキル、フェニルおよびベンジルからなる群から選択され、
特定的には、
n+は、H、Li、Na、K
Figure 0005813276
、[N(R20)(R21)(R22)R23]からなる群から選択され、
R20、R21、R22およびR23は、同一でありまたは異なり、互いに独立して、H、C1−8アルキル、C5−6シクロアルキル、フェニルおよびベンジルからなる群から選択され、
より特定的には、
n+は、H、Li、Na、Kおよび
Figure 0005813276
からなる群から選択され、
R20およびR21は、同一でありまたは異なり、互いに独立して、HおよびC1−8アルキルからなる群から選択され、
さらに特定的には、
n+は、H、Naおよび
Figure 0005813276
からなる群から選択され、
R20およびR21は、同一でありまたは異なり、互いに独立して、C1−8アルキルであり、
特定すると、
n+は、Hまたは
Figure 0005813276
であり、
R20およびR21は、同一でありまたは異なり、互いに独立して、C1−4アルキルであり、
より特定すると、
n+は、Hまたは
Figure 0005813276
であり、
R20およびR21は、同一でありまたは異なり、互いに独立して、メチル、エチルおよびn−ブチルからなる群から選択される。
n+がHである場合、式(III)の化合物は、標準様式で、すなわち式(IIIconv)の化合物としても示され得る。
Figure 0005813276
好ましくは、反応(ReacS1)は、管型反応器において行われる。装置(DevS1)を通過する間に、最初に供給された混合物は、反応によって反応混合物へと徐々に転化される。
好ましくは、装置(DevS1)は、チューブ、マイクロリアクター、シェルアンドチューブ式熱交換器、プレート式熱交換器およびその目的が混合物からの熱を交換することである任意の一般的な装置からなる群から選択され、
より好ましくは、チューブであり、
さらに好ましくは、コイルチューブである。
好ましくは、装置(DevS2)は、チューブ、マイクロリアクター、シェルアンドチューブ式熱交換器、プレート式熱交換器およびその目的が反応混合物からの熱を交換することである任意の一般的な装置からなる群から選択され、
より好ましくは、チューブであり、
さらに好ましくは、コイルチューブである。
特定的には、装置(DevS1)および装置(DevS2)は、コイルチューブである。
好ましくは、装置(DevS3)は、従来型の背圧調整装置である。
好ましくは、装置(DevS4)は、気体のCOを液体から分離することが可能な装置であり、この目的に好適な任意の公知の装置を、この目的のために使用でき、より好ましくは、装置(DevS4)は、カラムまたはサイクロンである。
装置(DevS1)における加熱は、任意の公知の手段によって行われてよく、好ましくは、電気加熱によってまたは流体熱媒体(heat carrier)による加熱によって行われる。
装置(DevS2)における冷却は、任意の公知の手段によって行われてよく、好ましくは、流体冷却媒体によって行われる。
反応の規模、ひいては本方法が行われる機器の規模によっては、反応混合物の冷却は、反応混合物に対する装置(DevS2)の作用によって、すなわち反応混合物が装置(DevS2)を通過する間に行われるだけでなく、さらに反応混合物に対する装置(DevS3)の作用によっても行われる、すなわち装置(DevS3)の通過も冷却に寄与する。これは特に、反応の規模が幾分小さい場合、たとえば本方法が実験室規模で行われる場合に当てはまり、一方、本方法が生産規模で行われる場合には、冷却は通常、装置(DevS2)を通過する間に主に行われる。
別の実施形態において、特に生産規模により、冷却は、装置(DevS3)に影響される膨張および圧力解放によっても達成され得る。
また、装置(DevS2)を通過する間の冷却と装置(DevS3)に影響される膨張による冷却との組合せも可能である。
好ましくは、装置(DevS1)における加熱および装置(DevS2)における冷却は、チューブインチューブ式装備(set up)の形態で、チューブインコンテナ式(tube−in−container)装備の形態で、シェルアンドチューブ式熱交換器、プレート式熱交換器またはその目的が混合物もしくは反応混合物からの熱を交換することである任意の一般的な装置の形態で実現され、
より好ましくは、装置(DevS1)における加熱および装置(DevS2)における冷却は、チューブインチューブ式装備の形態でまたはチューブインコンテナ式装備の形態で実現される。
反応(ReacS1)は、装置(DevS1)内の混合物を温度(TempS1)へと加熱することによって、装置(DevS1)において誘発される。
反応(ReacS1)は、装置(DevS2)においてクエンチされ、これは、装置(DevS2)内の反応混合物を温度(TempS2)へと冷却することによって行われる。
好ましくは、温度(TempS1)は、190から280℃であり、より好ましくは200から260℃であり、さらに好ましくは210から255℃であり、特定的には220から255℃である。
好ましくは、温度(TempS2)は、10から120℃であり、より好ましくは15から100℃であり、さらに好ましくは15から90℃であり、特定的には15から85℃であり、より特定的には20から85℃である。
純粋なClSIの融点は約35℃であり、したがって、可能な最低の温度(TempS2)の値は、反応の転化率によって左右され、その理由は、反応混合物中の残存する式(II)の化合物および残存する式(III)の化合物が、反応後の反応混合物の融点を当然低下させ、温度(TempS2)のより低い値を可能にするからである。
反応(ReacS1)は、圧力(PressS1)下で行われる。好ましくは、圧力(PressS1)は、10から1000バールであり、より好ましくは20から600バールであり、さらに好ましくは50から500バールであり、特定的には60から400バールであり、より特定的には65から300バールであり、さらに特定的には65から200バールであり、特に65から150バールである。
装置(DevS1)および装置(DevS2)内の圧力(PressS1)は、装置(DevS3)によって制御および保持される。
時間(TimeS1)は、混合物が装置(DevS1)において加熱におよび温度(TempS1)に曝露される時間である。時間(TimeS1)の間、反応(ReacS1)が起こる。したがって、時間(TimeS1)は、滞留時間であり、好ましくは装置(DevS1)における混合物の滞留時間である。
好ましくは、時間(TimeS1)は、0.5秒から4時間であり、より好ましくは1秒から2時間であり、さらに好ましくは1分から1時間であり、特定的には2分から30分であり、より特定的には2分から20分であり、さらに特定的には3分から17分である。
時間(TimeS2)は、反応混合物が温度(TempS2)へと冷却される時間である。冷却は、装置(DevS2)の作用によって、装置(DevS3)の作用によってまたは装置(DevS2)および装置(DevS3)の作用によって行われ得る。冷却は、反応をクエンチする。したがって、時間(TimeS2)は、滞留時間であり、好ましくは装置(DevS2)におけるおよび装置(DevS3)における反応混合物の滞留時間である。
好ましくは、時間(TimeS2)は、0.1秒から2時間であり、より好ましくは0.5秒から1時間であり、さらに好ましくは1秒から30分であり、特定的には10秒から30分であり、より特定すると25秒から25分であり、さらに特定的には1分から25分である。
好ましくは、時間(TimeS2)は、時間(TimeS1)の0.0001から0.5倍の時間であり、より好ましくは0.001から0.3倍である。
好ましくは、式(III)の化合物のモル量は、式(II)の化合物のモル量の0.5から1.5倍であり、より好ましくは0.75から1.25倍であり、さらに好ましくは0.85から1.15倍である。
式(II)の化合物および式(III)の化合物は、プレミックスされた混合物として装置(DevS1)に供給されてもよくまたは別々に装置(DevS1)に供給され装置(DevS1)において混合されてもよい。
装置(DevS1)の前または中において混合する目的のために、任意の好適な混合のための設備が使用されてよく、これらは従来技術において公知であり、一般的な分岐継手、たとえばTもしくはYピースまたは静的混合装置などである。
好ましくは、装置(DevS1)における温度(TempS1)への加熱は、式(II)の化合物および式(III)の化合物が装置(DevS1)において混合物として存在してから行われる。
式(II)の化合物および式(III)の化合物の供給は、別々にまたは混合物の形態で、装置(DevS0)によって行われる。
装置(DevS0)は、圧力に逆らって流体を運ぶために従来使用されている加圧装置、たとえばポンプである。式(II)の化合物および式(III)の化合物が別々に装置(DevS1)に供給される場合、好ましくは、装置(DevS0)は、各化合物に対しそれぞれの装置を有する。
好ましくは、装置(DevS1)および装置(DevS2)は、稼働中互いに常時流体接続されており、ともに圧力(PressS1)下にある。
好ましくは、装置(DevS0)は、装置(DevS3)に対して装置(DevS1)内および装置(DevS2)内の圧力(PressS1)を高める装置であり、これは、温度(TempS1)において反応(ReacS1)を実施するために必要である。
より好ましくは、式(II)の化合物および式(III)の化合物は、周囲圧力下および周囲温度において混合され、次いで装置(DevS1)に供給される。
装置(DevS1)および/または装置(DevS2)がチューブ、特にコイルチューブである場合、構造上の制限によりまたは密度の揺らぎなどにより、ホットスポットまたはコールドスポットが、これらを回避しようとする努力にもかかわらず生じる場合がある。したがって、記述される温度はいずれも、生じ得るホットまたはコールドスポットを考慮した平均温度であることが意図される。
装置(DevS3)として使用され得る従来型の背圧調整装置は、非継続的に作動する、すなわち、開閉することによって、それらは圧力を保持しながら生成物流を放出する。これは、当然ながら圧力の変動につながる。したがって、圧力(PressS1)は、平均圧力であることが意図される。
式(II)の化合物および式(III)の化合物の混合物ならびに反応混合物と接触しているすべての部分は、それぞれの条件下で化学薬品の侵食に対して耐性があるそれぞれの材料、すなわち、ステンレス鋼、ハステロイ、たとえばハステロイBまたはハステロイC、チタン、タンタル(tantalium)、炭化ケイ素、窒化ケイ素等から作製され、それらはまた、不動態化(passivize)されていてもよく、または化学薬品に対して不活性である材料、たとえばPTFEによってライニングされていてもよい。
式(I)の化合物は、装置(DevS4)から任意の後続の反応のためにさらなる精製なしに使用され得るが、さらに精製する場合、好ましくは、装置(DevS4)から得られた液相は、いかなる低沸点の残留物をも除去することによってさらに精製され、好ましくは、これは、フィルム蒸発器を使用することによって行われ、より好ましくはワイプトフィルム蒸発器(wiped film evaporator)を使用することによって行われる。
conv 転化率は、反応混合物中の反応後の重量%によるCSIの含量(CONT−CSI)を、標準物質に対するIR分光法によって測定することによって決定され、conv=[100−含量(CONT−CSI)](%)である。
FR 流量
nd 未決定
p1 圧力(PressS1)
t1 時間(TimeS1)
t2 時間(TimeS2)
T1 温度(TempS1)
T2 温度(TempS2)
[実施例1から14]
これらの実施例において、CSOSおよびCSIの等モルプレミックスを、装置(DevS1)に供給した。
これらの実施例は、以下を用いて実施された。
装置(DevS0):ISCO Teledyne製のピストンポンプ260D
装置(DevS1):ハステロイCからなる内容積VolS1を有する1/8インチコイルチューブ。加熱のために、コイルチューブインコンテナ式装備が使用された。加熱媒体は、従来型のオイルであった。
装置Dev(S2):ハステロイCからなる約1.5mLの内容積を有する1/8インチチューブ。冷却は、単にチューブを室温の部屋の空気と接触させることによって行われた。
装置(DevS3):Swagelok製のKPBシリーズの標準的な背圧調整器
装置(DevS4):COは、口の開いたガラスフラスコにおいて反応混合物から分離された
各実施例における得られたClSIは、無色から黄色の液体であった。
構造はIR分光法によって確認された:
IR(ATR、24回スキャン、ν(cm−1)):3205(m)、2758(w)、2652(w)、1727(w)、1416(s)、1318(m)、1273(w)、1206(m)、1167(s)、862(s)、567(s)、500(s)
Figure 0005813276
[実施例15から17]
これらの実施例においては、CSOSおよびCSIを、別々に装置(DevS1)に供給し、インライン静的混合装置によって装置(DevS1)において混合した。
これらの実施例は、以下を用いて実施された。
装置(DevS0):ISCO Teledyne製のピストンポンプ260D
装置(DevS1):ハステロイCからなる内容積VolS1を有する1/8インチコイルチューブ。加熱のために、コイルチューブインコンテナ式装備が使用された。加熱媒体は、従来型のオイルであった。
装置Dev(S2):ハステロイCからなる約1.5mLの内容積を有する1/8インチチューブ。冷却は、単にチューブを室温の部屋の空気と接触させることによって行われた。
装置(DevS3):Swagelok製のKPBシリーズの標準的な背圧調整器
装置(DevS4):COは、口の開いたガラスフラスコにおいて反応混合物から分離された
各実施例における得られたClSIは、無色から黄色の液体であった。
構造はIR分光法によって確認され、データは実施例1から14の説明において示される。
Figure 0005813276
[実施例18から21]
これらの実施例においては、CSOSおよびCSIの等モルプレミックスを、装置(DevS1)に供給した。
これらの実施例は、以下を用いて実施された。
装置(DevS0):ISCO Teledyne製のピストンポンプ260D
装置(DevS1):ハステロイCからなる約54mlの内容積を有する1/4インチコイルチューブ。加熱のために、コイルチューブインコンテナ式装備が使用された。加熱媒体は、従来型のオイルであった。
装置Dev(S2):ハステロイCからなる約15mLの内容積を有する1/8インチチューブ。冷却は、単にチューブを異なる温度レベルT2の水と接触させることによって行われた
装置(DevS3):Swagelok製のKPBシリーズの標準的な背圧調整器
装置(DevS4):COは、口の開いたガラスフラスコにおいて反応混合物から分離された
各実施例における得られたClSIは、無色から黄色の液体であった。
構造はIR分光法によって確認され、データは実施例1から14の説明において示される。
Figure 0005813276
[比較例]
分解が開始されるため、本発明の連続反応と比較して、バッチ反応を160℃より高い温度において行うことは許容されない。爆発のリスクが極めて高い。したがって、これらの安全上の制約により、150℃におけるバッチ反応のみが許容される。
120℃において3時間で等モル量のCSIをCSOSに加え、次いで混合物を3時間で150℃へと加熱し、150℃において7時間撹拌した。転化率は90%のみであった。
したがって、90%の転化率に達するまでの合計反応時間は、13時間であった。色は黄色であった。
黄色より暗い色は、バッチプロセスにおけるすべての状況下で回避されなければならず、その理由は、それがかなりの量の分解の指標であり、これはまた爆発(explosure)が非常に近いことの指標であるからである。
WO2009/123328A1は、合成例2において、バッチ法によるClSIの調製を開示している。120℃において2時間でCSIをCSOSに加え、次いで混合物を150℃において6時間撹拌した。収率は65.6%であった。
[実施例22]
CSOSおよびCSIの等モルプレミックスを、装置(DevS1)に供給した。
この実施例は、以下を用いて実施された。
装置(DevS0):市販のピストンポンプ
装置(DevS1):ハステロイCからなる約1200mlの内容積を有する1/2インチコイルチューブ。加熱のために、ジャケット加熱が使用された。加熱媒体は、従来型のオイルであった。
装置Dev(S2):ハステロイCからなる約200mLの内容積を有する1/4インチチューブ。冷却のために、ジャケット冷却が使用された。冷却媒体は、従来型のオイルであった。
装置(DevS3):市販の標準的な背圧調整器が使用された。
装置(DevS4):COは、標準的な分離装置において分離された
得られたClSIは、無色から黄色の液体であった。
構造はIR分光法によって確認され、データは実施例1から14の説明において示されている。
Figure 0005813276
[実施例23]
トリフルオロ(triflouro)メタンスルホン酸およびCSIの等モルプレミックスを、装置(DevS1)に供給した。
この実施例は、以下を用いて実施された。
装置(DevS0):ISCO Teledyne製のピストンポンプ260D
装置(DevS1):ハステロイCからなる内容積VolS1を有する1/8インチコイルチューブ。加熱のために、ジャケット加熱装備が使用され、加熱媒体は、従来型のオイルであった。
装置Dev(S2):ハステロイCからなる約1.5mLの内容積を有する1/8インチチューブ。冷却は、単にチューブを室温の部屋の空気と接触させることによって行われた。
装置(DevS3):Swagelok製のKPBシリーズの標準的な背圧調整器
装置(DevS4):COは、口の開いたガラスフラスコにおいて反応混合物から分離された
得られた式(1)の化合物は、無色から黄色の液体であった。
Figure 0005813276
Figure 0005813276
構造はIRおよびNMR分光法によって確認された:
IR(ATR、24回スキャン、ν(cm−1)):3279(w)、1399(s)、1357(s);1176(s) 1149(s)、740(s)、611(s)、581(s)、510(s)、549(s)、476(s)。
NMR(CD3CN、400MHz、24℃、ref.1,4ジフルオロベンゼン)δ=−78.75ppm
さらに、反応による所望の生成物の生成は、DSC測定によって得られた生成熱および高レベル計算データの比較によって確認された。
Figure 0005813276
DSCは、0.4℃/分の加熱速度(heat rate)を用いて動的に測定された。
Turbomole:量子力学的計算は、TURBOMOLE V6.5(18161)プログラム、Ahlrichs、M.Baer、M.Haeser、H.HornおよびC.Koelmel、Electronic structure calculations on workstation computers:the program system TURBOMOLE、Chem.Phys.Lett.162:165(1989);ならびに
Gaussian:Gaussian 09、Revision D.01、M.J.Frisch、G.W.Trucks、H.B.Schlegel、G.E.Scuseria、M.A.Robb、J.R.Cheeseman、G.Scalmani、V.Barone、B.Mennucci、G.A.Petersson、H.Nakatsuji、M.Caricato、X.Li、H.P.Hratchian、A.F.Izmaylov、J.Bloino、G.Zheng、J.L.Sonnenberg、M.Hada、M.Ehara、K.Toyota、R.Fukuda、J.Hasegawa、M.Ishida、T.Nakajima、Y.Honda、O.Kitao、H.Nakai、T.Vreven、J.A.Montgomery、Jr.、J.E.Peralta、F.Ogliaro、M.Bearpark、J.J.Heyd、E.Brothers、K.N.Kudin、V.N.Staroverov、R.Kobayashi、J.Normand、K.Raghavachari、A.Rendell、J.C.Burant、S.S.Iyengar、J.Tomasi、M.Cossi、N.Rega、J.M.Millam、M.Klene、J.E.Knox、J.B.Cross、V.Bakken、C.Adamo、J.Jaramillo、R.Gomperts、R.E.Stratmann、O.Yazyev、A.J.Austin、R.Cammi、C.Pomelli、J.W.Ochterski、R.L.Martin、K.Morokuma、V.G.Zakrzewski、G.A.Voth、P.Salvador、J.J.Dannenberg、S.Dapprich、A.D.Daniels、O.Farkas、J.B.Foresman、J.V.Ortiz、J.CioslowskiおよびD.J.Fox、Gaussian、Inc.、Wallingford CT、2009;
によって、B3LYP 6−31G法を使用して行われた。
[実施例24および25]
フルオロ(flouro)スルホン酸およびCSIの等モルプレミックスを、装置(DevS1)に供給した。
これらの実施例は、以下を用いて実施された。
装置(DevS0):ISCO Teledyne製のピストンポンプ260D
装置(DevS1):ハステロイCからなる内容積VolS1を有する1/8インチコイルチューブ。加熱のために、ジャケット加熱装備が使用され、加熱媒体は、従来型のオイルであった。
装置Dev(S2):ハステロイCからなる約1.5mLの内容積を有する1/8インチチューブ。冷却は、単にチューブを室温の部屋の空気と接触させることによって行われた。
装置(DevS3):Swagelok製のKPBシリーズの標準的な背圧調整器
装置(DevS4):COは、口の開いたガラスフラスコにおいて反応混合物から分離された
得られた式(2)の化合物は、無色から黄色の液体であった。
Figure 0005813276
Figure 0005813276
構造はNMR分光法によって確認された:
NMR(CD3CN、400MHz、24℃、ref:ベンゼンスルホニルフルオリド)δ=57.24ppm
[応用例]
実施例1から22の純度および収率はいずれも、それぞれの得られた生成物を、ビス(フルオロスルホニル)−イミドを調製するための反応において基質として使用することによって、間接的に決定され得る。このような収率および純度の決定のための例として、以下に、実施例22に従い調製された生成物が、WO2009/123328A1の合成例19−1に準じてビス[ジ((フルオロスルホニル)イミド]亜鉛塩を調製するための基質としてどのように使用されたかが説明される。
500mlの反応容器に、179.3gのバレロニトリルおよび20.3gのClSI(0.093mol、実施例22に従い調製)を投入し、続いて撹拌した。反応容器中に、10.6g(0.10mol)の無水ZnFを加え、続いて室温(25℃)において3時間反応を実行した。ビス[ジ(フルオロスルホニル)イミド]亜鉛塩が、溶液として得られた(収率66.4%、19F−NMRによって決定され、ClSI(100%の含量に対する)に基づいて計算された。)。
本発明の実施例1から22に従い調製された生成物はいずれも、同様の純度を有し、同様の収率で得られた。
[実施例26]
1−n−ブチル−3−メチルイミダゾリウムトリフルオロメタンスルホネートおよびCSIの等モルプレミックスを、装置(DevS1)に供給した。
この実施例は、以下を用いて実施された。
装置(DevS0):ISCO Teledyne製のピストンポンプ260D
装置(DevS1):ハステロイCからなる内容積VolS1を有する1/8インチコイルチューブ。加熱のために、ジャケット加熱装備が使用され、加熱媒体は、従来型のオイルであった。
装置Dev(S2):ハステロイCからなる約1.5mLの内容積を有する1/8インチチューブ。冷却は、単にチューブを室温の部屋の空気と接触させることによって行われた。
装置(DevS3):Swagelok製のKPBシリーズの標準的な背圧調整器
装置(DevS4):COは、口の開いたガラスフラスコにおいて反応混合物から分離された
得られた式(1)の化合物は、黄色の液体であった。
Figure 0005813276
反応生成物について、以下の分析データが測定された。
IR(ATR、24回スキャン、ν(cm−1)):3122(w)、2966(w)、1573(w)、1404(w)、1353(w) 1256(s)、1224(m)、1156(s)、1029(s)、836(m)、746(m)、636(s)、622(s)、584(s) 574(s)
NMR(CD3CN、400MHz、24℃、ref.1,4ジフルオロベンゼン)δ=−79.28ppm

Claims (12)

  1. 式(I)
    Figure 0005813276
    の化合物の調製方法であって、3つの逐次ステップであるステップ(StepS1)、ステップ(StepS2)およびステップ(StepS3)を含み、
    ステップ(StepS1)が、反応(ReacS1)を含み、
    反応(ReacS1)が、式(II)の化合物と式(III)の化合物との反応であり、
    Figure 0005813276
    式中、
    X1およびX2は、同一でありまたは異なり、互いに独立して、F、Cl、Br、、C1−6ペルフルオロアルキルおよびトリルからなる群から選択され、
    n+は、H、Li、Na、K、Mg2+、Ca2+、Zn2+、Cu2+、Al3+、Ti3+、Fe2+、Fe3+、B3+
    Figure 0005813276
    、[N(R20)(R21)(R22)R23]および[P(R20)(R21)(R22)R23]からなる群から選択され、
    R20、R21、R22およびR23は、同一でありまたは異なり、互いに独立して、H、C1−8アルキル、C5−6シクロアルキル、フェニル、ベンジル、ビニルおよびアリルからなる群から選択され、
    nは、1、2または3であり、
    反応(ReacS1)が、連続的に行われ、
    ステップ(StepS1)において、式(II)の化合物および式(III)の化合物の混合物が、装置(DevS1)を通過し、装置(DevS1)が、連続的に作動する装置であり、装置(DevS1)において、式(II)の化合物および式(III)の化合物の混合物が、温度(TempS1)へと加熱され、温度(TempS1)が、180から300℃であり、ここで、反応(ReacS1)が起こり、結果として反応混合物を生じ、
    ステップ(StepS2)において、装置(DevS1)からの反応混合物が、装置(DevS2)を通過し、装置(DevS2)が、反応混合物を冷却するための装置であり、
    ステップ(StepS3)において、装置(DevS2)からの反応混合物が、装置(DevS3)を通過し、装置(DevS3)が、背圧調整のための装置であり、
    反応混合物が、反応混合物に対する装置(DevS2)のまたは装置(DevS3)のまたは装置(DevS2)および装置(DevS3)の組合せの作用によって、温度(TempS2)へと冷却され、温度(TempS2)が、0から150℃である、
    方法。
  2. ステップ(StepS3)の後に行われるステップ(StepS4)をさらに含み、ステップ(StepS4)において、装置(DevS3)からの反応混合物が、装置(DevS4)を通過し、装置(DevS4)が、COを反応混合物から分離するための装置である、
    請求項1に記載の方法。
  3. X1およびX2が、同一であり、F、Cl、Br、C1−6ペルフルオロアルキルおよびトリルからなる群から選択される、
    請求項1または2に記載の方法。
  4. n+が、H、Li、Na、K
    Figure 0005813276
    、[N(R20)(R21)(R22)R23]からなる群から選択され、
    R20、R21、R22およびR23が、同一でありまたは異なり、互いに独立して、H、C1−8アルキル、C5−6シクロアルキル、フェニル、ベンジル、ビニルおよびアリルからなる群から選択される、
    請求項1から3のいずれか一項記載の方法。
  5. 装置(DevS1)が、チューブ、マイクロリアクター、シェルアンドチューブ式熱交換器またはプレート式熱交換器を含む、反応混合物から熱を交換することを目的とす装置である、
    請求項1から4のいずれか一項記載の方法。
  6. 装置(DevS2)が、チューブ、マイクロリアクター、シェルアンドチューブ式熱交換器またはプレート式熱交換器を含む、反応混合物から熱を交換することを目的とす装置である、
    請求項1から5のいずれか一項記載の方法。
  7. 温度(TempS1)が、190から280℃である、
    請求項1からいずれか一項記載の方法。
  8. 温度(TempS2)が、10から120℃である、
    請求項1からいずれか一項記載の方法。
  9. 反応(ReacS1)が圧力(PressS1)下で行われ、圧力(PressS1)が10から1000バールである、
    請求項1からいずれか一項記載の方法。
  10. 時間(TimeS1)が0.5秒から4時間であり、時間(TimeS1)が、混合物が装置(DevS1)において加熱におよび温度(TempS1)に曝露される時間である、
    請求項1からいずれか一項記載の方法。
  11. 時間(TimeS2)が、0.1秒から2時間であり、時間(TimeS2)が、反応混合物が温度(TempS2)へと冷却される時間である、
    請求項1から10いずれか一項記載の方法。
  12. 式(III)の化合物のモル量が、式(II)の化合物のモル量の0.5から1.5倍である、
    請求項1から11いずれか一項記載の方法。
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