JP5786091B2 - 薄板ガラス材の分断装置 - Google Patents

薄板ガラス材の分断装置 Download PDF

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Description

本発明は、板状に成形された薄板ガラス材の幅方向端部を分断して所定寸法の薄板ガラスを得るための分断装置に関する。
従来、ディスプレイガラスや種々の電子機器におけるカバーガラス等に薄板ガラス(この明細書及び特許請求の範囲の書類中では、これらディスプレイガラス、カバーガラス等を総称して「薄板ガラス」という)が用いられている。
このような薄板ガラスの製造方法としては、一般的にフロート法とフュージョン法が採用されている。フロート法は、ガラス素地が溶融スズで満たされたフロートバスに供給され、この溶融スズの上に浮かんだ状態のガラス素地が板状に成形される。一方、フュージョン法は、ガラス素地がフュージョンパイプに供給され、このフュージョンパイプからオーバーフローしたガラス素地が下方へ引っ張られながら板状に成形される。このような製造方法で形成される薄板ガラス材としては、例えば、厚みが1mm以下の薄板に形成される。
そして、このような製造方法によって板状に成形された薄板ガラス材は、所定の長さ寸法に分断された後、両幅方向端部が分断されて所定の幅寸法の薄板ガラスとなる。なお、この明細書及び特許請求の範囲の書類中では、薄板ガラス材の搬送方向を「長さ方向」、その搬送方向と直交する方向を「幅方向」とする。
この種の先行技術として、フロート法によって製造される帯状の薄板ガラスに切筋線を付与し、その切筋線の内側を支持用ローラーで支持し、切筋線の外側を押し割りローラーで下方に押して薄板ガラスの耳部(幅方向端部)を切断する耳部切断装置において、耳部を押し割りローラーの外側で下方から支持する耳部支持ローラーを設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。
日本国 特開2009−102204号公報
しかしながら、上記したフロート法やフュージョン法によって形成される薄板ガラス材は、その幅方向端部(耳部)に厚みの安定しない部分(以下、「ビード部」という)が生じる。そのため、上記特許文献1に記載の発明では、この幅方向端部を支持用ローラーで下方から支持しながら上方から押し割りローラーで切断して除去している。
しかし、特許文献1に記載の装置は、薄板ガラス材を支持用ローラーと耳部支持用ローラーで下方から支持し、そのローラーの間を上方から1つの押し割りローラーで押して幅方向端部を剪断するように切断するものであるため、端縁を綺麗に切断するのは難しい。しかも、薄板ガラス材を搬送しながら上方から押して切断するので、幅方向端部が製品となる部分に接触して傷を付けるおそれがある。
また、引用文献1に記載の装置は、フロート法によって成形された薄板ガラスのように、薄板ガラス材を搬送しながら切断する場合には適用できるが、フュージョン法によって形成された薄板ガラス材のように、製造時に下方へ引っ張ることで下端部に大きなビード部(しずく状に固まった部分)が形成され、長さ方向が所定寸法に切断加工された薄板ガラス材の幅方向端部を所定位置で分断する場合には適用できない。
さらに、近年、より薄い板ガラスの要求があり、その薄い板ガラスの端部に形成されるビード部を安定して分断して、所定の大きさの薄板ガラスを得ることができる分断装置が要望されている。
そこで、本発明は、端部にビード部が形成された薄板ガラス材でも、そのビード部を含むガラス材端部を安定して分断して所定寸法の薄板ガラスを得ることができる分断装置を提供することを課題とする。
この課題を解決するために、本発明は、所定長さの薄板ガラス材を下方から支持して所定位置に配置する搬送機と、前記搬送機の所定位置に配置した薄板ガラス材の幅方向におけるガラス材端部を下方から支持した状態と幅方向外方に退避した状態とに変位可能な退避ローラーと、前記薄板ガラス材の幅方向端部において搬送方向に形成する分断ラインの内方位置及び外方位置で該薄板ガラス材を保持する保持機と、前記搬送機に配置した薄板ガラス材の分断ライン位置を下方から支持する切台と、前記切台に対向する位置で薄板ガラス材の上面に所定深さの分断ラインを形成するカッターを具備したスクライブ機と、前記スクライブ機のカッターを上方に退避させ、前記切台を支点に薄板ガラス材のガラス材端部を前記分断ラインで分断する分断機と、前記分断機で分断したガラス材端部を、前記退避ローラーを幅方向外方に退避させて下方へ排出する排出機と、を備えている。
この構成により、薄板ガラス材を搬送機の所定位置に配置した状態で、その幅方向のガラス材端部の分断位置を下方から切台で支持するとともに、退避ローラーで幅方向のガラス材端部を下方から支持し、切台に対向する薄板ガラス材の上面にスクライブ機のカッターで分断ラインを形成し、カッターを退避させて切台を支点にして薄板ガラス材の幅方向端部を分断ラインで下向きに分断すれば、長さ方向が所定寸法に切断加工された薄板ガラス材の端部に形成されたビード部を含むガラス材端部を下方へ分断して所定寸法の薄板ガラスを得ることができる。しかも、ガラス材端部を分断ラインで板厚保方向に曲げて分断するため、端縁を綺麗に分断することができる。その上、切台によって幅方向のガラス材端部を分断した後、退避ローラーを幅方向外方に退避させることにより、分断した両端部のビード部を含むガラス材端部を製品部分に接触させることなく下方へ排出することができる。
また、前記分断機は、前記スクライブ機のカッターを上方に退避させ、前記切台を突き上げて前記分断ラインで薄板ガラス材のガラス材端部を分断するように構成されていてもよい。
このように構成すれば、カッターを上方に退避させて切台を突き上げることで、この切台を支点にしてガラス材端部を下向きに分断することができる。
また、前記分断機は、前記スクライブ機のカッターを上方に退避させ、前記退避ローラーを幅方向外方に退避させながら分断ラインの外方位置で薄板ガラス材を保持する保持機を押し下げて前記分断ラインで薄板ガラス材のガラス材端部を分断するように構成されていてもよい。
このように構成すれば、カッターを上方に退避させて退避ローラーと幅方向外方位置の保持機で幅方向端部を押し下げることで、切台を支点にしてガラス材端部を下向きに分断することができる。
また、前記切台とカッターは、前記薄板ガラス材の幅方向に位置調整可能に構成されていてもよい。
このように構成すれば、薄板ガラス材の端部を分断する寸法を調整して、製品となる薄板ガラスの幅方向寸法を調整することができる。
また、前記切台は、上端部が円弧状に形成されて搬送方向に延び、頂部の長手方向に前記カッターの刃先厚みよりも幅が広い凹状部を有していてもよい。
このように構成すれば、カッターで薄板ガラス材に分断ラインを入れる時に、カッターは切台の凹状部に沿って薄板ガラス材に分断ラインを入れるので、分断ラインを入れるときにカッターの刃先で切台の上面を傷つけることがないようにできる。
また、前記薄板ガラス材を前記分断ラインの内方位置及び外方位置で下向きに押える押え部材を有し、前記押え部材は、前記切台から外方に離れた位置に配置した分断バーと、内方に離れた位置に配置した上面押え部材とを具備していてもよい。
このように構成すれば、薄板ガラス材に分断ラインを入れたカッターを退避させた後、切台で薄板ガラス材を押し上げれば、押え部材で下方に向けて押えられた薄板ガラス材を分断ラインで容易に分断することができる。
また、前記上面押え部材は、前記薄板ガラス材の長さ方向複数箇所を点で押える押え部を具備していてもよい。
このように構成すれば、薄板ガラス材の表面(「A面」ともいう)に接触する部分を複数の点として、製品となる薄板ガラスの表面が傷つくことを極力抑えることができる。
また、前記薄板ガラス材を前記分断ラインの内方位置及び外方位置で下向きに押える押え部材を有し、前記押え部材は、前記切台から外方に離れた位置に配置した分断バーと、内方に離れた位置に配置して薄板ガラス材を下方に吸引する吸引部材とを具備していてもよい。
このように構成すれば、薄板ガラス材の内方位置は下方から吸引部材で吸引して下向きに押えるので、薄板ガラス材の製品となる薄板ガラスの表面には全く触れることなく分断ラインで幅方向のガラス材端部を分断することができ、薄板ガラスの表面が傷つくことを全くなくすことができる。
また、所定長さの薄板ガラス材を下方から支持して所定位置に配置する搬送機と、前記搬送機の所定位置に配置した薄板ガラス材の幅方向におけるガラス材端部を下方から支持した状態と幅方向外方に退避した状態とに変位可能な退避ローラーと、前記薄板ガラス材の幅方向端部において搬送方向に形成する分断ラインの内方位置及び外方位置で該薄板ガラス材を保持する保持機と、前記搬送機に配置した薄板ガラス材の分断ライン位置を下方から支持する切台と、前記切台に対向する位置で薄板ガラス材の上面に所定深さの分断ラインを形成するカッターを具備したスクライブ機と、を備え、前記スクライブ機は、前記薄板ガラス材の搬送方向に少なくとも2台のカッターユニットを有し、前記2台のカッターユニットは、それぞれ前記薄板ガラス材に分断ラインを入れる範囲から退避する位置まで移動させることができるように構成されていてもよい。
このように構成すれば、1台のカッターユニットに備えられたカッターの点検・交換時に他のカッターユニットのカッターで分断ラインの加工作業を続けることができ、カッターの点検・交換時におけるスクライブ機の停止時間をなくすことができる。
本発明によれば、端部に大きなビード部が形成された薄板ガラス材であっても、そのビード部を含むガラス材端部を分断して所定寸法の薄板ガラスを得ることが安定して可能となる。
図1は本発明の一実施形態に係る分断装置を示す正面図である。 図2は図1に示す分断装置の側面図である。 図3は図1に示すスクライブ機の正面図である。 図4は図3に示すスクライブ機におけるカッターユニットの正面図である。 図5は図1に示す切台の側面図である。 図6は図5に示す切台の上端部を示す拡大図である。 図7は図1に示す分断機と排出機の部分を示す側面図である。 図8は図7に示す排出機の平面図である。 図9は図8に示す排出機における退避ローラーの動作図である。 図10は図1に示す保持機の側面図である。 図11は薄板ガラス材と切台、スクライブ機、保持機、分断機及び排出機の位置関係を示す正面図である。 図12は図1,2に示す分断装置で薄板ガラス材を分断する流れを平面視で示す模式図である。 図13Aは図12に示す薄板ガラス材を分断する流れを正面視で示す模式図である。 図13Bは図13Aに続く薄板ガラス材を分断する流れを正面視で示す模式図である。 図13Cは図13Bに続く薄板ガラス材を分断する流れを正面視で示す模式図である。 図13Dは図13Cに続く薄板ガラス材を分断する流れを正面視で示す模式図である。 図14Aは図13Cに示す薄板ガラス材を分断する流れと異なる例の模式図である。 図14Bは図14Aに続く薄板ガラス材を分断する流れを正面視で示す模式図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は図2に示すI−I矢視の正面図を示し、図2は図1に示すII−II矢視の側面図を示している。また、以下の説明では、薄板ガラス材1の搬送方向Wを「前後方向」ともいう。
図1,2に示すように、この実施形態の分断装置10は、門型に形成されたメインフレーム11に各機器が配置されている。メインフレーム11の上下方向中間部に設けられた中間サブフレーム12には、薄板ガラス材1を搬送方向W(図2)に搬送して所定位置に配置する搬送機20が設けられている。この搬送機20には、幅方向に所定間隔で配置された複数本のベルトコンベヤ21が設けられている。これらのベルトコンベヤ21の上面が、薄板ガラス材1の搬送ラインP(「パスライン」ともいう)である。
また、搬送機20には、ベルトコンベヤ21の幅方向外方に切台30が設けられている。切台30は、ベルトコンベヤ21と所定距離を保って搬送方向Wに延びるように形成されている。この切台30は、後述するように上昇させることで、薄板ガラス材1の幅方向端部を分断ラインL(図12)で分断するようになっている。
そして、上記搬送機20の上方に、スクライブ機50が設けられている。このスクライブ機50は、薄板ガラス材1における両方のガラス材端部2に分断ラインLを形成するため、メインフレーム11に支持された上部サブフレーム13に2ユニットが並設されている。スクライブ機50には、下方に向けてカッター52が設けられたカッターユニット51が備えられている。このスクライブ機50に設けられたカッター52と上記切台30とは、鉛直方向に対向するように配置されており、切台30の中心とカッター52の中心とが同一線上に設けられている。
また、薄板ガラス材1の上方には、上記搬送機20によって所定位置に配置した薄板ガラス材1を保持する保持機70が設けられている。この保持機70は、上記搬送機20に設けられたベルトコンベヤ21のうちの、内方に位置するベルトコンベヤ21と鉛直方向に対向するように配置された上面押え部材71を有している。この上面押え部材71は、上記スクライブ機50に設けられている。なお、この上面押え部材71は、後述する図13に示すように、下方から吸引する吸引部材72によって薄板ガラス材1を保持するように構成してもよい。
さらに、上記搬送機20及びスクライブ機50の外方には、薄板ガラス材1の側方端部を下方から支持する退避ローラー81と、薄板ガラス材1の端部を上方から押えて保持する分断バー41とが設けられている。この分断バー41は、上方に設けられた駆動シリンダ42によって正確に上下動させられるようになっている。これら退避ローラー81と分断バー41は、鉛直方向に対向するように配置されている。この分断バー41は、薄板ガラス材1の幅方向端部を退避ローラー81とによって保持する構成でもあり、後述するように、切台30を突き上げて薄板ガラス材1を分断ラインLで分断するときに薄板ガラス材1の端部を保持する分断機40の構成でもある。
また、退避ローラー81は、軸を水平方向に向けた状態でローラー部材82が薄板ガラス材1の幅方向両端部の下面を支持するように配置されている。このローラー部材82による薄板ガラス材1の支持は、ビード部B(図12)の幅方向内方に設定される。
さらに、上記メインフレーム11の下部には、薄板ガラス材1から分断したガラス材端部2が排出される排出シュート87が設けられている。この排出シュート87は、メインフレーム11に設けられた下部サブフレーム14に支持されている。上記分断ラインLで分断されたガラス材端部2は、上記退避ローラー81を側方に退避させて排出シュート87に排出される。このガラス材端部2を下方に排出する構成が、排出機80である。排出シュート87に排出されたガラス材端部2は、他の機器によって搬出される(図示略)。
図2に示すように、上記メインフレーム11は、側面視においても門型に形成されている。このメインフレーム11の搬送方向Wのほぼ中心位置に、上記搬送機20、スクライブ機50、分断機40、及び排出機80が設けられている。そして、この実施形態では、上記各スクライブ機50に、それぞれ2台のカッターユニット51が設けられている。この図では、薄板ガラス材1における片方のガラス材端部2に分断ラインLを形成する1ユニットを示している。
このカッターユニット51は、スクライブ機50に設けられたガイドレール61に沿って薄板ガラス材1の搬送方向Wに水平移動可能となっている。ガイドレール61は、搬送方向Wの上流側から下流側まで連続するように設けられたガイドユニット60の上下部に設けられている。上記カッターユニット51には、図3にて後述するように、ガイドレール61に沿って移動するガイド部材65が設けられている。このガイド部材65は、ガイドユニット60に設けられた駆動機66で駆動されるタイミングベルト67によって移動させられる。この駆動機66及びタイミングベルト67はガイドユニット60内で上下に並設されており、2台のカッターユニット51を個別に駆動できるようになっている。ガイドレール61とガイド部材65の組合わせとしては、例えば、LMガイド(Linear Motion Guide)が用いられる。
また、この実施形態では2台のカッターユニット51が設けられているため、上記ガイドレール61をメインフレーム11の上流側及び下流側から張り出すように延ばすことで、一方のカッターユニット51を使用しているときに他方のカッターユニット51を上流側又は下流側の張り出した部分に退避させることができるようになっている。図2では、カッターユニット51を左方に退避させ、カッター52を取り外した状態を表している。
これにより、一方のカッターユニット51によって分断ラインLを加工するときに、他方のカッターユニット51をガイドユニット60の上流側又は下流側の張り出し部分に退避させて、そのカッター52の交換等の作業ができる。従って、カッターユニット51による分断ラインLの形成作業を行いながら、消耗品であるカッター52を交換することなどが可能であり、作業休止時間をなくすことができるようになっている。
なお、ガイドユニット60を張り出す構成とせずとも、例えばガイドユニット60に併せてメインフレーム11の長さ方向寸法も伸ばすなど、カッターユニット51が実質的に退避できる構成であればよい。
図3に示すように、上記スクライブ機50が設けられた上部サブフレーム13には、上部に左右一対のスクライブ機50が設けられている。これらのスクライブ機50は、分断装置10の中心軸Cに対して、以下の構成により左右幅方向に位置調整可能になっている。つまり、上部サブフレーム13の上面には幅方向に延びるガイドレール62が設けられ、スクライブ機50の下部に設けられたガイド部材63が上記ガイドレール62に沿って幅方向に移動できるようになっている(例えば、LMガイド)。それぞれのスクライブ機50は、上部サブフレーム13に設けられた駆動シリンダ64によって同期して互いに幅方向逆向きに移動可能となっている。
また、上述したように、このスクライブ機50に設けられた上面押え部材71も一体的に幅方向に移動可能なので(図1)、スクライブ機50のカッター52と上面押え部材71は、幅方向の位置関係を等間隔に保った状態で位置調整可能となっている。
このように、スクライブ機50を幅方向に位置調整可能とすることで、後述するように搬送機20と切台30とを同時に幅方向に位置調整して、薄板ガラス材1のガラス材端部2を分断する寸法を調整できるようになっている。これにより、ガラス材端部2が分断されて、製品となる薄板ガラス5のサイズを、例えば、数百ミリの範囲で調整することができる。
図4に示すように、上記カッターユニット51は、ユニット枠54に支持された駆動シリンダ53と、この駆動シリンダ53から下方に延びるロッド55と、このロッド55の先端に設けられたカッター52とを有している。ロッド55は、ガイド部材56により正確に昇降するようになっており、駆動シリンダ53によってカッター52を正確に上下動させることができるようになっている。このカッター52の上下方向の位置制御としては、例えば、厚みが0.5mmの薄板ガラス材1の場合、一般的にはガラス厚の10%に相当する0.05mmの深さで分断ラインLを形成するため、上記駆動シリンダ53で正確な上下動制御が行われる。カッター52としては、例えば、ローラー刃を用いたガラスカッター等が用いられる。
また、上記ユニット枠54は、スクライブ機50の本体に固定された固定部58に設けられた移動シリンダ57によって上下動可能に構成されている。ユニット枠54にはガイドレール59が設けられ、このガイドレール59が固定部58に沿って上下動するようになっている。移動シリンダ57によって、ユニット枠54とともにカッター52を上方へ大きく移動させることで、カッター52の点検、交換作業等のための空間が確保できるので、これらが作業性良く容易に行える。
このように、この実施形態のカッターユニット51によれば、上記駆動シリンダ53によってロッド55を伸長させることで、ロッド55の下端に設けられたカッター52を薄板ガラス材1に向けて正確に下降させることができる。
図5に示すように、上記搬送機20に設けられたベルトコンベヤ21には、サーボモータ等の駆動モータ22で駆動されるタイミングベルト23が使用されている。このベルトコンベヤ21は、図1に示すように狭い幅寸法のタイミングベルト23が使用されており、幅方向に4列が設けられている。このベルトコンベヤ21によれば、駆動モータ22の角度制御によって薄板ガラス材1を正確な位置に配置することができる。ベルトコンベヤ21は、支持フレーム24によって支持され、支持フレーム24は中間サブフレーム12に支持されている。
また、搬送機20の幅方向外方に設けられた上記切台30は、ベルトコンベヤ21と平行に搬送方向Wに延びるように設けられている。この切台30は、搬送方向前後位置の下部に連結されたロッド32と、このロッド32を鉛直方向にガイドするガイド部材33と、ロッド32の下端に連結されたL字状のリンク材34と、これらのリンク材34を連結する連結ロッド36とによって下方から支持されている。上記リンク材34は、中央部が支持軸35で支持されたL字状に形成されており、一方のリンク材34(図示する左側)には、支持軸35を回転させる駆動モータ37(例えば、サーボモータ)が設けられている。
従って、上記駆動モータ37を回転させれば、支持軸35を介して連結ロッド36で連結された前後位置のリンク材33,34が同期して動作し、搬送方向前後位置のロッド32を介して切台30の姿勢を保って上下動させることができる。この切台30を突き上げて薄板ガラス材1を分断ラインLで分断する構成も、分断機40の構成に含まれる。切台30は、搬送機20とともに支持フレーム24によって支持されており、支持フレーム24は中間サブフレーム12に支持されている。
また、搬送機20と切台30とは、中間サブフレーム12に設けられたガイドレール25に沿って、紙面直交方向である幅方向に一体的に移動できる。つまり、搬送機20と切台30とは、支持フレーム24の両側部にガイド部26が設けられ、これらのガイド部26とガイドレール25が係合していることにより位置調整可能となっている。中間サブフレーム12には、支持フレーム24を幅方向に移動させる駆動モータ27が設けられている。
このように、搬送機20と切台30とを幅方向に位置調整可能とすることで、上述したようにスクライブ機50を同時に幅方向に位置調整して、薄板ガラス材1のガラス材端部2を分断する寸法を調整できるようになっている。これにより、ガラス材端部2が分断されて製品となる薄板ガラス5のサイズを、例えば、数百ミリの範囲で調整することができる。
図6に示すように、上記切台30の上端部には、中央部分に所定深さの凹状部31が設けられている。この凹状部31は、切台30の搬送方向W(図5)に亘り連続して設けられている。凹状部31は、薄板ガラス材1の下面に接した状態で、薄板ガラス材1の上面に分断ラインLを形成するカッター52によって切台30の上端部が傷つくことを防ぐために設けられている。この凹状部31は、カッター52の刃先厚みよりも幅寸法が広く、カッター52による分断ラインLの形成時にカッター下方の薄板ガラス材1が切台30に接しない深さ寸法で形成されている。
図7に示すように、上記分断機40は、上部サブフレーム13に支持されている。上部サブフレーム13には、搬送機20のベルトコンベヤ21によって搬送される薄板ガラス材1の両端部を下方から支持する退避ローラー81(図1)と、この退避ローラー81によって支持される薄板ガラス材1を上方から押える分断バー41とが設けられている。
上記退避ローラー81は、薄板ガラス材1の搬送方向Wに所定間隔に複数配置され、図8で後述するように、ローラー部材82と支持軸85で構成されている。このローラー部材82を薄板ガラス材1の下面に接するように配置した図7の状態では、パスラインPはローラー部材82の上端に位置するようになっている。
また、上記分断バー41は、確実に薄板ガラス材1を保持できるように、薄板ガラス材1の搬送方向Wにおける最大長さよりも少し長く形成されている。この分断バー41は、駆動シリンダ42によって上下動させられる連結体44に設けられた複数個の支持部材45によって支持されている。連結体44は、ガイドロッド43によって水平に上下動させることが可能となっている。
さらに、分断バー41の下面には、クッション材46が設けられている。クッション材46を設けることで、薄板ガラス材1の上面に接しても表面を傷つけないようにしている。クッション材46としては、樹脂材やゴム材などが用いられる。
また、上部サブフレーム13には、薄板ガラス材1の前縁が接するストッパ47が設けられている。このストッパ47は、位置決めの機能を有し、薄板ガラス材1の両幅方向端部において、上記分断バー41で分断されるガラス材端部2(図12)が当接する位置に設けられている。
図8に示すように、排出機80の上記退避ローラー81は、上部サブフレーム13に設けられた軸受83に支持された回転軸84に設けられている。回転軸84には、一側方に突出する複数本の支持軸85が設けられ、これらの支持軸85の先端部にローラー部材82がそれぞれ設けられている。回転軸84は、駆動モータ86によって回転可能に構成されている。
図9に示すように、上記退避ローラー81によれば、上記駆動モータ86で回転軸84を回転させることにより、ローラー部材82を薄板ガラス材1の下面に配置した支持状態と、薄板ガラス材1の下面から幅方向外方に退避させた退避状態とに変位角αで変位させることができる。変位角αとしては、後述するように、下方へ排出するガラス材端部2がローラー部材82に接触することがない角度に設定される。
図10に示すように、上記上面押え部材71は、上記スクライブ機50に設けられている。この上面押え部材71は、スクライブ機50のガイドユニット60から下方に延びる支持脚73の下端に設けられた駆動モータ74に上方から支持されている。駆動モータ74は、シリンダ等を用いてもよい。上面押え部材71は、上記駆動モータ74に前後部が支持された支持部材75と、この支持部材75から下方に向けて突出する複数個の接触部材76とを有している。接触部材76は、薄板ガラス材1の上面と小さな面積で接触する構成となっている。接触部材76を小さな面積で接触する構成とすることにより、薄板ガラス材1の上面に接触する構造物の面積を極力少なくしている。また、接触部材76の薄板ガラス材1と接する部分にはクッション材77が設けられている。クッション材77を設けることにより、薄板ガラス材1の上面に傷などが付かないようにしている。クッション材77としては、樹脂材やゴム材などが用いられる。
この上面押え部材71は、駆動モータ74を同期させて駆動することで、支持部材75が水平に上下動させられる。従って、駆動モータ74を駆動することで、支持部材75を介して全ての接触部材76を水平に昇降させることができる。
図11は、上記した切台30とスクライブ機50のカッター52と、搬送機20のベルトコンベヤ21と保持機70の上面押え部材71における接触部材76と、分断機40(図7)の分断バー41と排出機80(図8)の退避ローラー81におけるローラー部材82と、の位置関係を示している。図では、分断装置10の中心線Cから左方のみを示している。
図11に示すように、上記切台30とカッター52とが、パスラインPに対し鉛直方向に対向するように配置されている。また、同様に、上記搬送機20の内方のベルトコンベヤ21と保持機70の上面押え部材71における接触部材76とも、パスラインPに対し鉛直方向に対向するように配置されている。さらに、上記分断機40の分断バー41と退避ローラー81のローラー部材82とも、同様の位置関係にある。
そして、上述したように、上記カッター52と上面押え部材71と分断バー41とは、パスラインPに位置する薄板ガラス材1の上面に向けて下降、または上面から上方に向けて退避させることができるようになっている。また、上記切台30は、パスラインPから下方に退避させた状態、パスラインPの薄板ガラス材1の下面に接する状態、及びパスラインPから上方に向けて上昇させて薄板ガラス材1を分断ラインL(図12)で分断する状態とに変位させることができるようになっている。
次に、図12と図13A〜図13Dに基づいて、以上のように構成された分断装置10による薄板ガラス材1における幅方向のガラス材端部2を長さ方向に亘り分断する流れを説明する。
まず、図12に示すように、上流から長さ方向に所定寸法となるように切断加工された薄板ガラス材1が搬送されてくる。そして、この薄板ガラス材1に対し、幅方向両端部に分断ラインLが形成される。その後、その分断ラインLでビード部Bを含むガラス材端部2を長さ方向に亘って(一点鎖線で図示)分断することで所定の大きさの薄板ガラス5が得られる。以下、この薄板ガラス材1のガラス材端部2を分断する流れを説明する。
まず、図13Aに示すように、上流から搬送されてきた薄板ガラス材1が搬送機20のベルトコンベヤ21によって所定位置に配置される。
次に、図13Bに示すように、切台30が薄板ガラス材1の下面まで上昇させられる。また、上面押え部材71が下降させられてベルトコンベヤ21との間で薄板ガラス材1が保持されるとともに、分断バー41が下降させられて退避ローラー81との間で薄板ガラス材1が保持される。
この図13Bでは、上述したように、上面押え部材71に代えて吸引部材72によって薄板ガラス材1をベルトコンベヤ21に向けて吸引することで保持する例も示している。上面押え部材71に代えて吸引部材72を設けた構成とすれば、製品となる薄板ガラス5の上面(A面)に構造物を接触させることなくガラス材端部2を分断することができ、A面の清潔度を保つことができる。
その状態で、スクライブ機50のカッター52が下降させられて薄板ガラス材1に接触させられる。そして、スクライブ機50でカッター52が搬送方向Wに送られ、薄板ガラス材1の上面に分断ラインLが形成される(図12)。
次に、図13Cに示すように、スクライブ機50のカッター52が上方に退避させられる。そして、切台30が突き上げられて、この切台30を支点にしてビード部を含むガラス材端部2が分断ラインLに沿って分断される。この分断時、薄板ガラス材1のガラス材端部2に大きなビード部B(図12)があったとしても、薄板ガラス材1の幅方向中央部分をベルトコンベヤ21と上面押え部材71とで上下方向から保持しているとともに、ガラス材端部2を退避ローラー81と分断バー41とで上下方向から保持しているため、分断ラインLに沿って安定した分断ができる。なお、カッター52の退避と、切台30の突き上げとは、少しの時間差でほぼ同時に行うようにすれば、迅速な作業を行うことができる。
その後、図13Dに示すように、退避ローラー81が外方に向けて回転させられて、ビード部を含むガラス材端部2が下方へ排出される。
図示しないが、その後、切台30が下降させられ、上面押え部材71及び分断バー41が上昇させられ、退避ローラー81が薄板ガラス材1を支持する状態に復帰させられる。そして、所定寸法にガラス材端部2が分断された薄板ガラス5が搬出されるとともに、次の薄板ガラス材1が搬入される。以下、上記動作が繰り返される。
以上のように、上記分断装置10によれば、フュージョン法によって形成された薄板ガラス材1のように、端部に大きなビード部が形成されていたとしても、そのビード部を含むガラス材端部を安定して分断することができるので、薄板ガラス材1を所望の大きさに分断する作業を安定して行うことが可能となる。
また、薄板ガラス材1に形成した分断ラインLを切台30で下方から上向きに突き上げることで、分断ラインLからガラス材端部2を幅方向外方に離すように分断し、その分断したガラス材端部2を下方へ排出しているので、製品となる薄板ガラス5の分断部を傷つけることがないように分断することができる。
図14A,図14Bに示す例は、上記図13C,図13Dと異なる流れでガラス材端部2を分断する例である。上記図13Aと図13Bは同様に行われるため、その説明は省略する。
この例では、図13Bに示すように、スクライブ機50で薄板ガラス材1の上面に分断ラインLを形成した後、図14Aに示すように、スクライブ機50のカッター52を上方に退避させた後、退避ローラー81を幅方向外方に退避させながら、この退避ローラー81との間で薄板ガラス材1の分断ライン外方を保持している分断バー41を押し下げる。
そして、図14Bに示すように、この分断バー41の押し下げにより、切台30を支点にしてビード部を含むガラス材端部2が分断ラインLに沿って分断される。この分断されたガラス材端部2は、下方へ排出される。
その後、上面押え部材71及び分断バー41が上昇させられ、退避ローラー81が薄板ガラス材1を支持する状態に復帰させられる。そして、所定寸法にガラス材端部2が分断された薄板ガラス5が搬出されるとともに、次の薄板ガラス材1が搬入される。以下、上記動作が繰り返される。
従って、この例でも、薄板ガラス材1のガラス材端部2に大きなビード部B(図12)があったとしても、薄板ガラス材1の幅方向中央部分をベルトコンベヤ21と上面押え部材71とで上下方向から保持した状態で、ガラス材端部2を切台30を支点にして分断するので、ガラス材端部2を分断ラインLに沿って安定して分断することができる。なお、カッター52の退避と、退避ローラー81の退避及び分断バー41の押し下げは、少しの時間差でほぼ同時に行うようにすれば、迅速な作業を行うことができる。
また、切台30を支点にして薄板ガラス材1に形成した分断ラインLに沿ってガラス材端部2を幅方向外方に離すように分断し、その分断したガラス材端部2を下方へ排出しているので、製品となる薄板ガラス5の分断部を傷つけることがないように分断することができる。
なお、上記実施形態では、薄板ガラス材1のガラス材端部2を分断する一例を説明したが、搬送機20及びスクライブ機50を幅方向に位置調整することで異なる幅寸法の薄板ガラス材1に対応することも可能であり、上記実施形態に限定されるものではない。
また、上記実施形態では、駆動機として駆動モータ(サーボモータ)を例に説明しているが、他の構成でも正確に位置制御できる構成であればよく、駆動機の構成は上記実施形態に限定されるものではない。
さらに、上記実施形態では、フュージョン法によって形成された薄板ガラス材1を主に説明したが、薄板ガラス材1の製法は特に限定されるものではない。
また、上記実施形態は一例を示しており、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。
本発明に係る薄板ガラスの分断装置は、フュージョン法のように薄板ガラス材を製造する時にできる大きなビード部を分断して所定の大きさの薄板ガラスとする場合に利用できる。
1 薄板ガラス材
2 ガラス材端部
5 薄板ガラス
10 分断装置
20 搬送機
21 ベルトコンベヤ
22 駆動モータ
23 タイミングベルト
30 切台
31 凹状部
40 分断機
41 分断バー
50 スクライブ機
51 カッターユニット
52 カッター
53 駆動シリンダ
70 保持機
71 上面押え部材
72 吸引部材
80 排出機
81 退避ローラー
82 ローラー部材
C 中心線
L 分断ライン
P 搬送ライン
W 搬送方向

Claims (9)

  1. 所定長さの薄板ガラス材を下方から支持して所定位置に配置する搬送機と、
    前記搬送機の所定位置に配置した薄板ガラス材の幅方向におけるガラス材端部を下方から支持した状態と幅方向外方に退避した状態とに変位可能な退避ローラーと、
    前記薄板ガラス材の幅方向端部において搬送方向に形成する分断ラインの内方位置及び外方位置で該薄板ガラス材を保持する保持機と、
    前記搬送機に配置した薄板ガラス材の分断ライン位置を下方から支持する切台と、
    前記切台に対向する位置で薄板ガラス材の上面に所定深さの分断ラインを形成するカッターを具備したスクライブ機と、
    前記スクライブ機のカッターを上方に退避させ、前記切台を支点に薄板ガラス材のガラス材端部を前記分断ラインで分断する分断機と、
    前記分断機で分断したガラス材端部を、前記退避ローラーを幅方向外方に退避させて下方へ排出する排出機と、
    を備えていることを特徴とする薄板ガラスの分断装置。
  2. 前記分断機は、前記スクライブ機のカッターを上方に退避させ、前記切台を突き上げて前記分断ラインで薄板ガラス材のガラス材端部を分断するように構成されている請求項1に記載の薄板ガラスの分断装置。
  3. 前記分断機は、前記スクライブ機のカッターを上方に退避させ、前記退避ローラーを幅方向外方に退避させながら分断ラインの外方位置で薄板ガラス材を保持する保持機を押し下げて前記分断ラインで薄板ガラス材のガラス材端部を分断するように構成されている請求項1に記載の薄板ガラスの分断装置。
  4. 前記切台とカッターとは、前記薄板ガラス材の幅方向に位置調整可能に構成されている請求項1〜3のいずれか1項に記載の薄板ガラスの分断装置。
  5. 前記切台は、上端部が円弧状に形成されて搬送方向に延び、頂部の長手方向に前記カッターの刃先厚みよりも幅が広い凹状部を有している請求項4に記載の薄板ガラスの分断装置。
  6. 前記薄板ガラス材を前記分断ラインの内方位置及び外方位置で下向きに押える押え部材を有し、
    前記押え部材は、前記切台から外方に離れた位置に配置した分断バーと、内方に離れた位置に配置した上面押え部材とを具備している請求項4に記載の薄板ガラスの分断装置。
  7. 前記上面押え部材は、前記薄板ガラス材の長さ方向複数箇所を点で押える押え部を具備している請求項6に記載の薄板ガラスの分断装置。
  8. 前記薄板ガラス材を前記分断ラインの内方位置及び外方位置で下向きに押える押え部材を有し、
    前記押え部材は、前記切台から外方に離れた位置に配置した分断バーと、内方に離れた位置に配置して薄板ガラス材を下方に吸引する吸引部材とを具備している請求項4に記載の薄板ガラスの分断装置。
  9. 所定長さの薄板ガラス材を下方から支持して所定位置に配置する搬送機と、
    前記搬送機の所定位置に配置した薄板ガラス材の幅方向におけるガラス材端部を下方から支持した状態と幅方向外方に退避した状態とに変位可能な退避ローラーと、
    前記薄板ガラス材の幅方向端部において搬送方向に形成する分断ラインの内方位置及び外方位置で該薄板ガラス材を保持する保持機と、
    前記搬送機に配置した薄板ガラス材の分断ライン位置を下方から支持する切台と、
    前記切台に対向する位置で薄板ガラス材の上面に所定深さの分断ラインを形成するカッターを具備したスクライブ機と、を備え、
    前記スクライブ機は、前記薄板ガラス材の搬送方向に少なくとも2台のカッターユニットを有し、
    前記2台のカッターユニットは、それぞれ前記薄板ガラス材に分断ラインを入れる範囲から退避する位置まで移動させることができるように構成されていることを特徴とする薄板ガラスの分断装置。
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